JPH103957A - 電気接続箱間の端子接続構造 - Google Patents
電気接続箱間の端子接続構造Info
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- JPH103957A JPH103957A JP8152320A JP15232096A JPH103957A JP H103957 A JPH103957 A JP H103957A JP 8152320 A JP8152320 A JP 8152320A JP 15232096 A JP15232096 A JP 15232096A JP H103957 A JPH103957 A JP H103957A
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- JP
- Japan
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- terminal
- bent
- male
- terminal portion
- electric connection
- Prior art date
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- Pending
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Landscapes
- Details Of Connecting Devices For Male And Female Coupling (AREA)
- Connection Or Junction Boxes (AREA)
Abstract
(57)【要約】
【課題】 電気接続箱同士を直接接続すると共に、夫々
の内部に収容したバスバーの一部に設けた端子部を直接
的に嵌合するものにおいて、端子に位置ずれがあって
も、確実に嵌合できるようにする。 【解決手段】 オス端子部18あるいはメス端子部15
のすくなくともいずれか一方は、ケースに収容固定して
いるバスバー本体から延在させると共にケースに固定し
ていない延在部18cの先端に形成しており、該延在部
にズレ吸収用の屈曲部18dを設け、該屈曲部の屈曲で
上記端子部を移動して、嵌合するオスーメス端子部のセ
ンタリングを行う構成としている。
の内部に収容したバスバーの一部に設けた端子部を直接
的に嵌合するものにおいて、端子に位置ずれがあって
も、確実に嵌合できるようにする。 【解決手段】 オス端子部18あるいはメス端子部15
のすくなくともいずれか一方は、ケースに収容固定して
いるバスバー本体から延在させると共にケースに固定し
ていない延在部18cの先端に形成しており、該延在部
にズレ吸収用の屈曲部18dを設け、該屈曲部の屈曲で
上記端子部を移動して、嵌合するオスーメス端子部のセ
ンタリングを行う構成としている。
Description
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は電気接続箱間の端子
接続構造に関し、詳しくは、自動車に搭載されるジャン
クションブロックに、リレーブロック、ヒュージブルリ
ンクブロックあるいは/およびヒューズブロック等を直
接結合すると共に、これらブロックのケース内に収容し
たバスバー同士を直接接続するものにおいて、これらバ
スバーに形成して互いに嵌合するオス端子部とメス端子
部とに位置ずれが発生していても、該位置ずれを吸収し
て嵌合できるようにするものである。
接続構造に関し、詳しくは、自動車に搭載されるジャン
クションブロックに、リレーブロック、ヒュージブルリ
ンクブロックあるいは/およびヒューズブロック等を直
接結合すると共に、これらブロックのケース内に収容し
たバスバー同士を直接接続するものにおいて、これらバ
スバーに形成して互いに嵌合するオス端子部とメス端子
部とに位置ずれが発生していても、該位置ずれを吸収し
て嵌合できるようにするものである。
【0002】
【従来の技術】通常、電気接続箱間の電気的接続は電線
を介して行われている。例えば、図6に示すように、ジ
ャンクションブロック1に収容したバスバーの端子(図
示せず)に、電線wの一端に接続したコネクタ2を接続
する一方、該電線wの他端に接続したコネクタ3にリレ
ーブロック4に収容したバスバーの端子(図示せず)を
接続しており、一方の電気接続箱の端子−コネクター電
線−コネクタ−他方の電気接続箱の端子という順序で接
続されている。
を介して行われている。例えば、図6に示すように、ジ
ャンクションブロック1に収容したバスバーの端子(図
示せず)に、電線wの一端に接続したコネクタ2を接続
する一方、該電線wの他端に接続したコネクタ3にリレ
ーブロック4に収容したバスバーの端子(図示せず)を
接続しており、一方の電気接続箱の端子−コネクター電
線−コネクタ−他方の電気接続箱の端子という順序で接
続されている。
【0003】上記のように電気接続箱相互の電気接続を
電線とコネクタを用いて接続すると、電線、端子、コネ
クタ等と部品点数が増大すると共に、電線に端子を接続
する工程、該端子をコネクタに挿入係止する工程、コネ
クタを電気接続箱に取り付ける工程等が必要となり手数
がかかると共にコスト高になる問題があった。さらに、
電線と端子が接続されると共に、端子同士が接続され、
接続点数が増加して抵抗が大となる。特に、電源回路は
大電流回路となるため、上記接続部での抵抗が大きくな
り、熱的問題が発生する等の問題もあった。
電線とコネクタを用いて接続すると、電線、端子、コネ
クタ等と部品点数が増大すると共に、電線に端子を接続
する工程、該端子をコネクタに挿入係止する工程、コネ
クタを電気接続箱に取り付ける工程等が必要となり手数
がかかると共にコスト高になる問題があった。さらに、
電線と端子が接続されると共に、端子同士が接続され、
接続点数が増加して抵抗が大となる。特に、電源回路は
大電流回路となるため、上記接続部での抵抗が大きくな
り、熱的問題が発生する等の問題もあった。
【0004】上記した問題に鑑みて、本出願人は先に特
開平8−33162号で開示しているように、電気接続
箱同士を直接接続すると共に、これら電気接続箱に収容
したバスバーに設けた端子部を直接嵌合して接続し、電
線およびコネクタを介さずに、電気接続箱間の電気的接
続を行うものを提供している。
開平8−33162号で開示しているように、電気接続
箱同士を直接接続すると共に、これら電気接続箱に収容
したバスバーに設けた端子部を直接嵌合して接続し、電
線およびコネクタを介さずに、電気接続箱間の電気的接
続を行うものを提供している。
【0005】即ち、図7および図8(A)(B)に示す
ように、ジャンクションブロック1’に収容したバスバ
ー5の一部にメス端子部5aを設ける一方、リレーブロ
ック4’のバスバー6の一部にオス端子部6aを設け、
オス端子部6aをメス端子部5aに設けた切欠5bに挿
入して接触させ、電気的接続を図って電源供給を行って
いる。
ように、ジャンクションブロック1’に収容したバスバ
ー5の一部にメス端子部5aを設ける一方、リレーブロ
ック4’のバスバー6の一部にオス端子部6aを設け、
オス端子部6aをメス端子部5aに設けた切欠5bに挿
入して接触させ、電気的接続を図って電源供給を行って
いる。
【0006】
【発明が解決しようとする課題】上記構成からなる電気
接続箱間の端子接続構造において、それぞれ電気接続箱
内の所定位置にバスバーが収容され、該バスバーの一部
に形成される端子部の位置は、嵌合する他方の端子部の
位置と対向するように配置されている。しかしながら、
これら端子位置に少しでも位置ずれが発生すると、これ
ら端子を収容した電気接続箱同士も嵌合するため、端子
同士を容易に嵌合できない。無理に嵌合すると、端子部
の変形、破損を招く恐れがあり、また、最悪の場合に
は、図9に示すように、オス端子部6aの片面6aー1
だけがメス端子部5aの片面5a−1に接触した状態で
嵌合し、接触不良を招く場合もある。
接続箱間の端子接続構造において、それぞれ電気接続箱
内の所定位置にバスバーが収容され、該バスバーの一部
に形成される端子部の位置は、嵌合する他方の端子部の
位置と対向するように配置されている。しかしながら、
これら端子位置に少しでも位置ずれが発生すると、これ
ら端子を収容した電気接続箱同士も嵌合するため、端子
同士を容易に嵌合できない。無理に嵌合すると、端子部
の変形、破損を招く恐れがあり、また、最悪の場合に
は、図9に示すように、オス端子部6aの片面6aー1
だけがメス端子部5aの片面5a−1に接触した状態で
嵌合し、接触不良を招く場合もある。
【0007】本発明は、上記のごとく、嵌合するオス端
子部とメス端子部とに位置ずれが発生していても、該ず
れを吸収してオス端子部とメス端子部とを無理なく確実
に嵌合できるようにすることを課題としている。
子部とメス端子部とに位置ずれが発生していても、該ず
れを吸収してオス端子部とメス端子部とを無理なく確実
に嵌合できるようにすることを課題としている。
【0008】
【課題を解決するための手段】上記課題を解決するた
め、本発明は、請求項1で、電気接続箱同士を直接的に
結合し、一方の電気接続箱に収容したバスバーにメス端
子部を設ける一方、他方の電気接続箱に収容したバスバ
ーにオス端子部を設け、これら端子部を雄端嵌合して電
気的に接続するもので、上記オス端子部あるいはメス端
子部のすくなくともいずれか一方は、上記ケースに収容
固定しているバスバー本体から延在させると共にケース
に固定していない延在部の先端に形成しており、該延在
部にズレ吸収用の屈曲部を設け、該屈曲部の屈曲で上記
端子部を移動して、嵌合するオスーメス端子部のセンタ
リングを行う構成としていることを特徴とする電気接続
箱間の端子接続構造を提供している。
め、本発明は、請求項1で、電気接続箱同士を直接的に
結合し、一方の電気接続箱に収容したバスバーにメス端
子部を設ける一方、他方の電気接続箱に収容したバスバ
ーにオス端子部を設け、これら端子部を雄端嵌合して電
気的に接続するもので、上記オス端子部あるいはメス端
子部のすくなくともいずれか一方は、上記ケースに収容
固定しているバスバー本体から延在させると共にケース
に固定していない延在部の先端に形成しており、該延在
部にズレ吸収用の屈曲部を設け、該屈曲部の屈曲で上記
端子部を移動して、嵌合するオスーメス端子部のセンタ
リングを行う構成としていることを特徴とする電気接続
箱間の端子接続構造を提供している。
【0009】上記のように電気接続箱内部に固定されて
いるバスバーから、ケースに固定されていない延在部を
設け、その先端に端子部を形成して、延在部に設けた屈
曲部の屈曲で端子部の位置を移動可能としているため、
取付誤差等により、オスーメス端子部に位置ずれが発生
していても、上記屈曲部の屈曲で位置ずれを吸収してセ
ンターを一致させるセンタリングが容易にでき、端子同
士を正確に嵌合できる。上記オス端子部は矩形状の平板
形状で、メス端子部はオス端子部が挿入して接触する切
欠を有する形状であり、上記オス端子部に直角方向に屈
折して連続する上記延在部を設け、該延在部に凹状に屈
曲させた上記ズレ吸収用の第1屈曲部を設け、該第1屈
曲部は、メス端子部の切欠方向に対して直交する方向に
屈曲してオス端子部の位置ずれを吸収し、メス端子部と
センタリングする構成としている。(請求項2) 上記のように、オス端子部は矩形状の平板形状として、
メス端子部よりも簡単な形状で且つ移動しやすいため、
該オス端子部に連続した延在部に屈曲部を設けて、オス
端子部をメス端子部に合わせるようにすることが、バス
バー加工上、およびセンタリング作用上で好ましい。ま
た、メス端子部の切欠位置が切欠方向(嵌合するオス端
子の広幅方向)と直交する方向にずれていると、オス端
子の挿入が出来ないため、上記屈曲部による屈曲でオス
端子がメス端子部の切欠方向と直交する方向に移動しえ
るようにしている。
いるバスバーから、ケースに固定されていない延在部を
設け、その先端に端子部を形成して、延在部に設けた屈
曲部の屈曲で端子部の位置を移動可能としているため、
取付誤差等により、オスーメス端子部に位置ずれが発生
していても、上記屈曲部の屈曲で位置ずれを吸収してセ
ンターを一致させるセンタリングが容易にでき、端子同
士を正確に嵌合できる。上記オス端子部は矩形状の平板
形状で、メス端子部はオス端子部が挿入して接触する切
欠を有する形状であり、上記オス端子部に直角方向に屈
折して連続する上記延在部を設け、該延在部に凹状に屈
曲させた上記ズレ吸収用の第1屈曲部を設け、該第1屈
曲部は、メス端子部の切欠方向に対して直交する方向に
屈曲してオス端子部の位置ずれを吸収し、メス端子部と
センタリングする構成としている。(請求項2) 上記のように、オス端子部は矩形状の平板形状として、
メス端子部よりも簡単な形状で且つ移動しやすいため、
該オス端子部に連続した延在部に屈曲部を設けて、オス
端子部をメス端子部に合わせるようにすることが、バス
バー加工上、およびセンタリング作用上で好ましい。ま
た、メス端子部の切欠位置が切欠方向(嵌合するオス端
子の広幅方向)と直交する方向にずれていると、オス端
子の挿入が出来ないため、上記屈曲部による屈曲でオス
端子がメス端子部の切欠方向と直交する方向に移動しえ
るようにしている。
【0010】さらに、上記オス端子部に連続する延在部
は、上記第1屈曲部を形成した部位より、さらに直角方
向に屈折させた部位を設け、該屈折した延在部に凹状に
屈曲させたズレ吸収用の第2屈曲部を設け、該第2屈曲
部は第1屈曲部に対して直交方向に屈曲して、縦横両方
(X−Y方向)でオスーメス端子部のセンタリングを行
う構成とすることが好ましい。(請求項3) 即ち、請求項2では、メス端子部の切欠方向と直交する
方向へオス端子を移動可能としているが、請求項3で
は、さらに、第2屈曲部を設けて、第1屈曲部と直交す
る方向へもオス端子の移動を出来るようにしており、こ
の場合、メス端子部が縦横の両方向でオス端子部と位置
ずれが生じていても、これを吸収してオスーメス端子部
を正確に嵌合できる。なお、メス端子部の切欠方向に位
置ずれが発生していても、オス端子の挿入は容易に行え
るため、必ずしもX−Yの両方への移動できるようにし
ておく必要はない。
は、上記第1屈曲部を形成した部位より、さらに直角方
向に屈折させた部位を設け、該屈折した延在部に凹状に
屈曲させたズレ吸収用の第2屈曲部を設け、該第2屈曲
部は第1屈曲部に対して直交方向に屈曲して、縦横両方
(X−Y方向)でオスーメス端子部のセンタリングを行
う構成とすることが好ましい。(請求項3) 即ち、請求項2では、メス端子部の切欠方向と直交する
方向へオス端子を移動可能としているが、請求項3で
は、さらに、第2屈曲部を設けて、第1屈曲部と直交す
る方向へもオス端子の移動を出来るようにしており、こ
の場合、メス端子部が縦横の両方向でオス端子部と位置
ずれが生じていても、これを吸収してオスーメス端子部
を正確に嵌合できる。なお、メス端子部の切欠方向に位
置ずれが発生していても、オス端子の挿入は容易に行え
るため、必ずしもX−Yの両方への移動できるようにし
ておく必要はない。
【0011】本発明は、特に、上記一方の電気接続箱が
ジャンクションブロックで、他方の電気接続箱がリレー
ブロックで、上記オスーメス端子部の接続で電源回路を
接続する場合に適用することが好ましい。(請求項4)
ジャンクションブロックで、他方の電気接続箱がリレー
ブロックで、上記オスーメス端子部の接続で電源回路を
接続する場合に適用することが好ましい。(請求項4)
【0012】
【発明の実施の形態】以下、本発明の実施形態を図面を
参照して説明する。
参照して説明する。
【0013】図1乃至図4は第1実施形態を示す。図
中、10はジャンクションブロック、11はリレーブロ
ックであり、図1に矢印で示すように、ジャンクション
ブロック10の右端に間隔をあけて並設した端子嵌合部
12に、リレーブロック11の左端に間隔をあけて並設
した端子嵌合部13を上方から嵌合させるようにしてい
る。
中、10はジャンクションブロック、11はリレーブロ
ックであり、図1に矢印で示すように、ジャンクション
ブロック10の右端に間隔をあけて並設した端子嵌合部
12に、リレーブロック11の左端に間隔をあけて並設
した端子嵌合部13を上方から嵌合させるようにしてい
る。
【0014】上記ジャンクションブロック10側の端子
嵌合部12は、ジャンクションブロック10のケース1
4の上壁より逆凹状に上方へ突設した端子収容壁14a
内にメス端子部15を収容し、該メス端子部15に形成
した切欠15aと対向する端子収容壁上面にオス端子挿
入用の開口14bを設けている。メス端子部15は、ケ
ース14内に収容固定しているバスバー15bの一部先
端に形成している。即ち、メス端子部15は水平方向の
バスバー15bの一部先端から上向き凹状に屈折させて
形成し、その上面から両側面にかけてオス端子挿入用の
上記切欠15aをX方向に設けている。
嵌合部12は、ジャンクションブロック10のケース1
4の上壁より逆凹状に上方へ突設した端子収容壁14a
内にメス端子部15を収容し、該メス端子部15に形成
した切欠15aと対向する端子収容壁上面にオス端子挿
入用の開口14bを設けている。メス端子部15は、ケ
ース14内に収容固定しているバスバー15bの一部先
端に形成している。即ち、メス端子部15は水平方向の
バスバー15bの一部先端から上向き凹状に屈折させて
形成し、その上面から両側面にかけてオス端子挿入用の
上記切欠15aをX方向に設けている。
【0015】一方、リレーブロック11側の端子嵌合部
13は、リレーブロック11のケース17の上壁より下
向きに形成した下面開口の端子収容壁17a内にオス端
子部18を収容している。該オス端子部18はケース1
7内に収容固定しているバスバー18bの一部より延在
させた水平方向の帯状の延在部18cの先端に、下向き
に屈折させて形成した矩形状平板部からなる。上記延在
部18cはケース17に固定しておらず、その中間部に
下向凹状に屈曲させた第1屈曲部18dを設けている。
該第1屈曲部18dの両側部18d−1と18d−2は
矢印Y方向へ傾動し、両側部18d−1と18d−2の
距離を広げることにより、先端のオス端子部13をX1
方向に、両側部18d−1と18d−2の距離を狭める
ことにより、先端のオス端子部をY方向に移動させるよ
うにしている。
13は、リレーブロック11のケース17の上壁より下
向きに形成した下面開口の端子収容壁17a内にオス端
子部18を収容している。該オス端子部18はケース1
7内に収容固定しているバスバー18bの一部より延在
させた水平方向の帯状の延在部18cの先端に、下向き
に屈折させて形成した矩形状平板部からなる。上記延在
部18cはケース17に固定しておらず、その中間部に
下向凹状に屈曲させた第1屈曲部18dを設けている。
該第1屈曲部18dの両側部18d−1と18d−2は
矢印Y方向へ傾動し、両側部18d−1と18d−2の
距離を広げることにより、先端のオス端子部13をX1
方向に、両側部18d−1と18d−2の距離を狭める
ことにより、先端のオス端子部をY方向に移動させるよ
うにしている。
【0016】上記リレーブロック11の端子収容壁17
aは図3に示すように、ジャンクションブロック10の
端子収容壁14aに上方から外嵌し、内部のオス端子部
18を開口14bを通してメス端子部15の切欠15a
に押し込んで嵌合し、電気的接続を図るようにしてい
る。上記オス端子部15とメス端子部18との接続によ
り大電流回路の電源回路が接続され、電源が供給される
ようにしている。
aは図3に示すように、ジャンクションブロック10の
端子収容壁14aに上方から外嵌し、内部のオス端子部
18を開口14bを通してメス端子部15の切欠15a
に押し込んで嵌合し、電気的接続を図るようにしてい
る。上記オス端子部15とメス端子部18との接続によ
り大電流回路の電源回路が接続され、電源が供給される
ようにしている。
【0017】さらに、ジャンクションブロック10の外
面と、リレーブロック11の外面には、それぞれ互いに
係止するロック部19、20を設け、上記端子収容壁1
4と17とを嵌合する時に、ロック部19と20も互い
に係止して、ジャンクションブロック10とリレーブロ
ック11のケース同士も接続されるようにしている。
面と、リレーブロック11の外面には、それぞれ互いに
係止するロック部19、20を設け、上記端子収容壁1
4と17とを嵌合する時に、ロック部19と20も互い
に係止して、ジャンクションブロック10とリレーブロ
ック11のケース同士も接続されるようにしている。
【0018】上記構造からなるジャンクションブロック
10とリレーブロック11とを接続する時、ジャンクシ
ョンブロック10に対してリレーブロック11を上方か
ら、その端子収容壁17を14に嵌合して、オス端子部
18を端子収容壁14の開口14bを通して、メス端子
部15の切欠15aに押し込む。その際、メス端子部1
5の取付位置に誤差が生じて、切欠15aの方向Xに対
して直交するY方向に位置ずれが発生していた場合、オ
ス端子部18は切欠15aに容易に挿入できない。しか
しながら、オス端子部18に連続した延在部18cに第
1屈曲部18dが設けられているため、図4(A)
(B)に示すように、第1屈曲部18dの両側部18d
−1、18d−2が傾いて、オス端子部18をY方向へ
移動し、位置ずれを吸収し、オス端子部18とメス端子
部15のセンターを一致させて、切欠15aにオス端子
部18の挿入を可能とする。その結果、オス端子部18
に変形或いは破損を発生させることなくメス端子部15
と確実に接続できる。
10とリレーブロック11とを接続する時、ジャンクシ
ョンブロック10に対してリレーブロック11を上方か
ら、その端子収容壁17を14に嵌合して、オス端子部
18を端子収容壁14の開口14bを通して、メス端子
部15の切欠15aに押し込む。その際、メス端子部1
5の取付位置に誤差が生じて、切欠15aの方向Xに対
して直交するY方向に位置ずれが発生していた場合、オ
ス端子部18は切欠15aに容易に挿入できない。しか
しながら、オス端子部18に連続した延在部18cに第
1屈曲部18dが設けられているため、図4(A)
(B)に示すように、第1屈曲部18dの両側部18d
−1、18d−2が傾いて、オス端子部18をY方向へ
移動し、位置ずれを吸収し、オス端子部18とメス端子
部15のセンターを一致させて、切欠15aにオス端子
部18の挿入を可能とする。その結果、オス端子部18
に変形或いは破損を発生させることなくメス端子部15
と確実に接続できる。
【0019】図5は第2実施形態を示し、図7および図
8に示す従来例と同様に、オス端子部18’をメス端子
部15’に横方向から嵌合するタイプとしているもので
ある。また、オス端子部18’に連続する延在部18
c’には第1実施形態と同様にX方向へ屈曲する第1屈
曲部18d’を設けていると共に、さらに、延在部18
c’より直角方向に屈折させた部位18f’を設け、該
屈折した部位18f’に凹状に屈曲させたズレ吸収用の
第2屈曲部18g’を設けている。該第2屈曲部18
g’は第1屈曲部18d’の屈曲方向Yに対して直交方
向のXに屈曲するようにしている。
8に示す従来例と同様に、オス端子部18’をメス端子
部15’に横方向から嵌合するタイプとしているもので
ある。また、オス端子部18’に連続する延在部18
c’には第1実施形態と同様にX方向へ屈曲する第1屈
曲部18d’を設けていると共に、さらに、延在部18
c’より直角方向に屈折させた部位18f’を設け、該
屈折した部位18f’に凹状に屈曲させたズレ吸収用の
第2屈曲部18g’を設けている。該第2屈曲部18
g’は第1屈曲部18d’の屈曲方向Yに対して直交方
向のXに屈曲するようにしている。
【0020】上記のようにオス端子部18’をY方向お
よびX方向の両方に移動可能としているため、メス端子
部15’の取付位置が、Y方向およびX方向のいずれか
一方、あるいは、両方に位置ずれが発生した場合にも、
ずれを吸収して、メス端子部15’の切欠15c’にオ
ス端子部18’を挿入できるようにセンタリングさせる
ことができる。
よびX方向の両方に移動可能としているため、メス端子
部15’の取付位置が、Y方向およびX方向のいずれか
一方、あるいは、両方に位置ずれが発生した場合にも、
ずれを吸収して、メス端子部15’の切欠15c’にオ
ス端子部18’を挿入できるようにセンタリングさせる
ことができる。
【0021】なお、上記第1実施形態および第2実施形
態では、いずれもオス端子部側に屈曲部を形成してメス
端子部に対して移動させてセンタリングできる構成とし
ているが、逆に、メス端子部側に屈曲部を設けて移動さ
せ、オス端子部側に対してセンタリングさせてもよい。
さらに、オス端子部およびメス端子部の両方に屈曲部を
設けて位置ずれを吸収できるようにしてもよい。
態では、いずれもオス端子部側に屈曲部を形成してメス
端子部に対して移動させてセンタリングできる構成とし
ているが、逆に、メス端子部側に屈曲部を設けて移動さ
せ、オス端子部側に対してセンタリングさせてもよい。
さらに、オス端子部およびメス端子部の両方に屈曲部を
設けて位置ずれを吸収できるようにしてもよい。
【0022】
【発明の効果】以上の説明より明らかなように、本発明
に係わる電気接続箱間の端子接続構造によれば、電気接
続箱のケース内部に収容固定したバスバーの一部に、ケ
ースに固定していない延在部を介してオス端子部あるい
は/およびメス端子部を設け、上記延在部に屈曲部を形
成しているため、互いに嵌合するオス端子部とメス端子
部とに位置ずれが発生していても、上記屈曲部が屈曲す
ることにより位置ずれを吸収でき、端子部に変形、破損
を発生させることなく確実に端子を嵌合して、電気的接
続を図ることができる。
に係わる電気接続箱間の端子接続構造によれば、電気接
続箱のケース内部に収容固定したバスバーの一部に、ケ
ースに固定していない延在部を介してオス端子部あるい
は/およびメス端子部を設け、上記延在部に屈曲部を形
成しているため、互いに嵌合するオス端子部とメス端子
部とに位置ずれが発生していても、上記屈曲部が屈曲す
ることにより位置ずれを吸収でき、端子部に変形、破損
を発生させることなく確実に端子を嵌合して、電気的接
続を図ることができる。
【0023】特に、メス端子部の切欠の方向と直交する
方向に位置ずれが発生していると、オス端子部の切欠へ
の挿入ができないため、上記屈曲部の屈曲方向を上記切
欠と直交する方向としておくと、嵌合ができなくなった
り、あるいは、オス端子部の片面のみがメス端子部と接
触して接触不良を起こすことが防止できる。
方向に位置ずれが発生していると、オス端子部の切欠へ
の挿入ができないため、上記屈曲部の屈曲方向を上記切
欠と直交する方向としておくと、嵌合ができなくなった
り、あるいは、オス端子部の片面のみがメス端子部と接
触して接触不良を起こすことが防止できる。
【0024】また、上記屈曲部を直交する方向に2カ所
設けて、屈曲して位置ずれを吸収できる方向をX,Yの
両方としておくと、いずれの方向に位置ずれが生じても
端子同士を容易に嵌合できる。
設けて、屈曲して位置ずれを吸収できる方向をX,Yの
両方としておくと、いずれの方向に位置ずれが生じても
端子同士を容易に嵌合できる。
【図1】 本発明の第1実施形態を示す分解斜視図であ
る。
る。
【図2】 第1実施形態のオス端子部とメス端子部とを
示す斜視図である。
示す斜視図である。
【図3】 上記オス端子部とメス端子部との嵌合動作を
示す断面図である。
示す断面図である。
【図4】 (A)(B)は位置ずれ吸収動作を示す断面
図である。
図である。
【図5】 第2実施形態のオス端子部とメス端子部とを
示す斜視図である。
示す斜視図である。
【図6】 従来例を示す斜視図である。
【図7】 他の従来例を示す断面図である。
【図8】 (A)(B)は図7の従来例のオス端子部と
メス端子部の斜視図である。
メス端子部の斜視図である。
【図9】 従来の問題点を示す斜視図である。
10 ジャンクションブロック 11 リレーブロック 12,13 端子嵌合部 14 ケース 14a 端子収容壁 15 メス端子部 15a 切欠 15b バスバー 17 ケース 17a 端子収容壁 18 オス端子部 18b バスバー 18c 延在部 18d 第1屈曲部 18g’ 第2屈曲部 X 切欠方向 Y 切欠直交方向
Claims (4)
- 【請求項1】 電気接続箱同士を直接的に結合し、一方
の電気接続箱に収容したバスバーにメス端子部を設ける
一方、他方の電気接続箱に収容したバスバーにオス端子
部を設け、これら端子部を雄端嵌合して電気的に接続す
るもので、 上記オス端子部あるいはメス端子部の少なくともいずれ
か一方は、上記ケースに収容固定しているバスバー本体
から延在させると共にケースに固定していない延在部の
先端に形成しており、該延在部にズレ吸収用の屈曲部を
設け、該屈曲部の屈曲で上記端子部を移動して、嵌合す
るオスーメス端子部のセンタリングを行う構成としてい
ることを特徴とする電気接続箱間の端子接続構造。 - 【請求項2】 上記オス端子部は矩形状の平板形状で、
メス端子部はオス端子部が挿入して接触する切欠を有す
る形状であり、上記オス端子部に直角方向に屈折して連
続する上記延在部を設け、該延在部に凹状に屈曲させた
上記ズレ吸収用の第1屈曲部を設け、該第1屈曲部は、
メス端子部の切欠方向に対して直交する方向に屈曲して
オス端子部の位置ずれを吸収し、メス端子部とセンタリ
ングする構成としている請求項1に記載の電気接続箱間
の端子接続構造。 - 【請求項3】 上記オス端子部に連続する延在部は、上
記第1屈曲部を形成した部位より、さらに直角方向に屈
折させた部位を設け、該屈折した延在部に凹状に屈曲さ
せたズレ吸収用の第2屈曲部を設け、該第2屈曲部は第
1屈曲部に対して直交方向に屈曲して、縦横両方でオス
ーメス端子部のセンタリングを行う構成としている請求
項2に記載の電気接続箱間の端子接続構造。 - 【請求項4】 上記一方の電気接続箱はジャンクション
ブロックで、他方の電気接続箱はリレーブロックで、上
記オスーメス端子部の接続で電源回路を接続している請
求項1乃至請求項3のいずれか1項に記載の電気接続箱
間の端子接続構造。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP8152320A JPH103957A (ja) | 1996-06-13 | 1996-06-13 | 電気接続箱間の端子接続構造 |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP8152320A JPH103957A (ja) | 1996-06-13 | 1996-06-13 | 電気接続箱間の端子接続構造 |
Publications (1)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JPH103957A true JPH103957A (ja) | 1998-01-06 |
Family
ID=15537957
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP8152320A Pending JPH103957A (ja) | 1996-06-13 | 1996-06-13 | 電気接続箱間の端子接続構造 |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JPH103957A (ja) |
Cited By (2)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
WO2007010710A1 (ja) * | 2005-07-15 | 2007-01-25 | Sumitomo Wiring Systems, Ltd. | 電気接続箱および電気接続箱の組立方法 |
JP2011034951A (ja) * | 2009-07-07 | 2011-02-17 | Yazaki Corp | コネクタユニット |
-
1996
- 1996-06-13 JP JP8152320A patent/JPH103957A/ja active Pending
Cited By (2)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
WO2007010710A1 (ja) * | 2005-07-15 | 2007-01-25 | Sumitomo Wiring Systems, Ltd. | 電気接続箱および電気接続箱の組立方法 |
JP2011034951A (ja) * | 2009-07-07 | 2011-02-17 | Yazaki Corp | コネクタユニット |
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Legal Events
Date | Code | Title | Description |
---|---|---|---|
A02 | Decision of refusal |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A02 Effective date: 20010130 |