JP5299218B2 - 電気接続箱 - Google Patents
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Description
本発明は、自動車に搭載される電気接続箱に関し、特に、ワイヤハーネスの取出口が周壁部分に設けられた電気接続箱に関するものである。
従来から、自動車の配線には、内部に電気回路を備えたヒューズボックス等の電気接続箱が用いられている。このような電気接続箱では、電気回路への異物の接触や雨水の侵入を防止するために、一般に、電気回路が設けられた箱本体に対してアッパカバーとロアカバーが上下から組み付けられている。
そして、内部の電気回路への入出力線(ワイヤハーネス)が、カバーの内部から外部に取り出されて配線されている。また、入出力線は、それを伝っての水のカバー内への侵入を防止する必要があると共に、その取出孔を通じての直接の水の侵入を防止する必要がある。そこで、特開平8−140241号公報(特許文献1)に記載されているように、ロアカバーの周壁の最下部に設けた取出孔を通じて、入出力線が斜め下方に向かって外部へ取り出されている。
ところで、入出力線は、電気接続箱内部の電気回路に設けられた複数の接続端子に対して、コネクタ嵌合やボルト締付等によって接続される。それ故、箱本体にロアカバーを装着した後に、ロアカバーの取出孔に外部から入出力線を挿通して電気回路に接続することは極めて困難であり、予め箱本体の電気回路に入出力線を接続した後で、箱本体にロアカバーを装着する。このロアカバーの装着作業を実現するために、前記特許文献1にも記載されているように、ロアカバーの周壁には、最下部の取出孔から開口縁部に至るまで深さ方向に延びる挿入窓が形成されており、その挿入窓から入出力線が取出孔に導き入れられる。一方、挿入窓を開けたままにしておくと、そこから異物や雨水がロアカバー内に侵入するおそれがあることから、蓋体が装着される。この蓋体は、特許文献1に記載のように、一般に、挿入窓の一方の端縁部に対して屈曲可能なヒンジ部で一体的に連結された開閉蓋として形成され、挿入窓の他方の端縁部に対してロック爪によって係止されて閉状態に保持されるようになっている。
ところが、このような従来構造の開閉蓋では、ロック爪による閉状態への保持力を充分に確保しようとすると、ロック爪を係止させたり解除させたりする作業に大きな力が必要となり、作業者の労力負担が大きく、作業に時間もかかるという問題があった。特に、ロアカバーの深さ寸法が大きい場合には、挿入窓が長くなるのに伴って開閉蓋も大きくなることから、ロック爪による閉状態への保持力も大きく必要となって、一層大きな問題となる。
なお、開閉蓋のロック爪の係止作業に際しての労力負担等の問題を軽減するために、ロック爪を開閉蓋の高さ方向で部分的に形成することも考えられる。しかし、それではロック爪の係止力が不十分となって開閉蓋が部分的に開くおそれがあり、例えば開閉蓋の下端部分が入出力線から及ぼされる外力で開いて防水性が低下したり、開閉蓋の上端部分が閉まり切らずにアッパカバーの装着に支障がでたりするおそれがある。
本発明は、上述の事情を背景に為されたものであって、その解決課題は、ロアカバーの挿入窓に対する開閉蓋のロック及び解除の作業を容易に且つ速やかに行うことができると共に、開閉蓋のロック状態下で挿入窓を安定して閉塞することができる、新規な構造の電気接続箱を提供することにある。
本発明の第一の態様は、ワイヤハーネスが装着される電気接続箱本体に対してロアカバーが装着されており、該ロアカバーの底側に設けられた取出孔から前記ワイヤハーネスが外部に取り出されるようになっていると共に、前記ロアカバーの周壁の開口側端部から前記取出孔まで延びる挿入窓が形成されて、該挿入窓から前記ワイヤハーネスが前記取出孔に導き入れられるようになっている一方、前記挿入窓を開閉可能に覆う蓋体が設けられた電気接続箱において、前記ロアカバーにおける前記挿入窓の幅方向一方の端縁部に対して屈曲可能なヒンジ部で一体的に連結形成されると共に、前記挿入窓の幅方向他方の端縁部に対して係止されることで閉状態に保持されて、前記挿入窓における前記取出孔側部分を覆うヒンジ蓋部と、前記電気接続箱本体に形成され、前記挿入窓において前記ヒンジ蓋部で覆われない前記ロアカバーの開口側部分を覆う蓋壁部とによって、前記蓋体が構成されていることを、特徴とする。
第一の態様によれば、ロアカバーに設けられた挿入窓を覆う蓋体を、ロアカバー側と電気接続箱本体側との分割構造としている。そして、挿入窓において取出孔に近接する部分を覆うヒンジ蓋部は、ロアカバーを電気接続箱本体に組み付けて、電気接続箱本体から延び出したワイヤハーネスを取出孔から取り出して位置決めした後に、最後に閉状態とすることができる。それ故、ワイヤハーネスの配線や位置決めの作業が阻害されることなく容易に行える。しかも、このヒンジ蓋部は、挿入窓の全長を覆うものでなく、取出孔側部分だけを覆うものであることから、ロック爪などの挿入窓端縁部に対する係止部をたとえ全長に亘って設けても、係止部の着脱に必要な力を抑えることができて、蓋開閉の良好な作業性が達成される。
一方、挿入窓においてロアカバーの開口側部分を覆う蓋壁部は、電気接続箱本体に形成されていることから、電気接続箱本体にロアカバーを装着するのに伴って、挿入窓が蓋壁部によって覆われる。しかも、この蓋壁部は、電気接続箱本体に固設されているから、不必要に開いて挿入窓が開放されてしまうことがなく、挿入窓の閉状態が安定して保たれる。
本発明の第二の態様は、第一の態様に記載のものにおいて、前記ロアカバーにおける前記挿入窓の幅方向両側の端縁部と、前記挿入窓を覆う前記電気接続箱本体の前記蓋壁部の幅方向両側の端縁部との、一方には端縁部に沿って延びる嵌合溝が形成されていると共に、他方には該嵌合溝に嵌まり込む嵌合部が形成されており、前記電気接続箱本体への前記ロアカバーの組み付けに伴って、該ロアカバーの前記挿入窓の開口側端部から前記電気接続箱本体の前記蓋壁部が入り込み、前記嵌合溝への前記嵌合部の嵌合作用で、前記蓋壁部の幅方向両側が前記ロアカバーの前記挿入窓の幅方向両側の端縁部によって保持されているようにしたものである。
第二の態様によれば、嵌合部が嵌合溝に嵌り込んでいるので、蓋壁部による挿入窓の閉塞性を高めることが出来る。また、嵌合部と嵌合溝の嵌り合いを利用することで、蓋体の外部から電気接続箱内部への雨水等の侵入経路が複雑となり、より効果的に雨水の侵入を防止できる。
本発明の第三の態様は、第一又は第二の態様に記載のものにおいて、前記ヒンジ蓋部の外表面が、前記蓋壁部の外表面に比して、鉛直方向で同一面よりも外方に突出しないようにしたものである。
第三の態様によれば、ヒンジ蓋部の外表面を蓋壁部の外表面に比して面一或いは内方に控えた面とすることで、蓋壁部の外表面を伝って流下した雨水等が、蓋壁部の下端とヒンジ蓋部の上端との隙間から電気接続箱内に侵入するのを防止することが出来ると共に、雨水等がヒンジ蓋部の表面から速やかに下方に流下されるようにできる。
本発明では、ロアカバーに設けられた挿入窓を覆う蓋体が、ロアカバー側と電気接続箱本体側との分割構造になっている。これにより、ロアカバーの挿入窓に対するヒンジ蓋部のロック及び解除の作業を容易に且つ速やかに行うことが出来ると共に、ヒンジ蓋部のロック状態下で挿入窓を安定して閉塞することが出来る。
以下、本発明の実施形態について、図面を参照しつつ説明する。
図1には、本発明の一実施形態としての電気接続箱10が示されている。電気接続箱10は、電気接続箱本体12に対して、アッパーカバー14とロアカバー16が上下から組み付けられた構造とされている。なお、以下の説明において、上下方向とは、原則として、図1中の上下方向をいう。
より詳細には、電気接続箱本体12は、図2にも示されているように、図示しないヒューズが装着されるヒューズ装着部18や、図示しないリレーが装着されるリレー装着部20を備えており、全体として矩形ブロック形状を呈している。
電気接続箱本体12には、ヒューズやリレーと接続された内部回路を構成するバスバー22が装着されている。このバスバー22には、後述するボルト端子60が挿通されるボルト装着孔24が形成されている。
また、電気接続箱本体12には、ワイヤハーネス26(図5参照)が装着される。ワイヤハーネス26は、電気接続箱本体12の内部回路に対して、図示しないランプ類・モータ類等の車両電装品を電気的に接続するものであり、コネクタ嵌合等によって電気接続箱本体12に装着される。
電気接続箱本体12の外周面には、外方へ突出する蓋壁部28が一体的に設けられている。蓋壁部28は、略一定の矩形断面形状で電気接続箱本体12の高さ方向の全長に亘ってストレートに延びるように形成されており、全体として矩形平板形状を呈している。
蓋壁部28の幅方向両側の端縁部30,30には、それぞれ、嵌合溝32が形成されている。嵌合溝32は、蓋壁部28の幅方向端面に開口して略一定の矩形断面で蓋壁部28の延出方向(電気接続箱本体12の高さ方向)の全長に亘ってストレートに延びている。
アッパーカバー14は、周壁の上側開口が上底壁で覆蓋された構造とされており、全体として下側へ開口する逆向きの浅底箱体形状を呈している。
ロアカバー16は、図3にも示されているように、底壁34と周壁36を備えており、全体として上側へ開口する深底の箱体形状を呈している。
底壁34には、厚さ方向に貫通する取出孔38が設けられている。取出孔38は、底壁34の長手方向(図3中の左右方向)において、一方(図3中の左側)の端部に開口して略一定の幅寸法でもって他方(図3中の右側)の側へ延び出した略半円形状とされている。また、底壁34に形成された取出孔38の円弧状縁部38aには、下方に向かって半円筒状に延び出すハーネス保持部39が一体的に設けられている。
周壁36には、その開口側端部37から取出孔38にまで亘って挿入窓40が形成されている。即ち、挿入窓40は、取出孔38の開口部と略同じ幅寸法でもって周壁36の高さ方向の全長に亘ってストレートに延びており、取出孔38と挿入窓40が連続して形成されている。
挿入窓40における取出孔38側部分(図1中下側部分)には、ヒンジ蓋部48が設けられている。ヒンジ蓋部48は、全体として矩形平板形状を呈しており、その幅寸法は挿入窓40の開口幅よりも大きくされている一方、その高さ寸法は挿入窓40の高さ寸法の半分よりも小さくされている。
ヒンジ蓋部48の幅方向一端は、屈曲可能なヒンジ部50を介して、周壁36における挿入窓40の幅方向一方の端縁部42に一体形成されている。これにより、ヒンジ蓋部48がヒンジ部50によって回動可能な状態で周壁36に連結されている。
ヒンジ蓋部48の幅方向他端には、ヒンジ蓋部48が閉じる方向へ突出する差込片54が設けられている。差込片54は、ヒンジ蓋部48の高さ方向略全長に亘って設けられており、全体として薄肉の矩形平板形状を呈している。
差込片54の突出端側には、ヒンジ蓋部48の幅方向内方に向かって突出するロック爪56が設けられている。ロック爪56は、略一定の三角断面でヒンジ蓋部48の高さ方向中間部分にストレートに延びており、ヒンジ蓋部48の高さ寸法の半分よりも大きな高さ寸法を有している。
ヒンジ蓋部48の下端には、ヒンジ蓋部48が挿入窓40を閉鎖する方向へ突出する押込片58が設けられており、この押込片58には、円弧状の切欠が形成されている。
また、挿入窓40の幅方向他方の端縁部52には、ヒンジ蓋部48の差込片54と対応する部位において、ロック用凹溝44が形成されている。ロック用凹溝44は、周壁36の外周面に開口して略一定の矩形断面で周壁36の高さ方向中間部分から下端に亘ってストレートに延びている。ロック用凹溝44において溝幅方向で対向する一対の側面の一方には、ロック用凹溝44の溝方向の全長に亘ってロック片46が突設されている。
一方、挿入窓40の幅方向両側の端縁部42,52は、ヒンジ蓋部48が設けられていない部分(図1中上側部分)において、それぞれ略一定の板厚寸法で立設されている。そして、各端縁部42,52の上側部分の厚さ寸法は、電気接続箱本体12に設けられた蓋壁部28の嵌合溝32に嵌合可能な厚さ寸法とされている。
また、周壁36の外周面には、ボルト端子60が複数設けられている。これら複数のボルト端子60は、それぞれ、ロアカバー16の開口方向へ突出している。
上述の如きロアカバー16に対して、図4及び図5に示されているように、電気接続箱本体12が収容状態で組み付けられる。電気接続箱本体12がロアカバー16に組み付けられる際、蓋壁部28が、挿入窓40に対して、ロアカバー16の開口側端部37から入り込むようになっている。蓋壁部28が挿入窓40に入り込んだ状態では、挿入窓40の幅方向両側の端縁部42,52は、蓋壁部28に設けられた嵌合溝32,32に嵌り込んでいる。即ち、挿入窓40の幅方向両側の端縁部42,52によって、嵌合部が構成されている。
そして、このように挿入窓40の幅方向両側の端縁部42,52が蓋壁部28に設けられた嵌合溝32,32に嵌り込むことにより、挿入窓40の幅方向両側の端縁部42,52が蓋壁部28の幅方向両側の端縁部30,30によって保持されている。その結果、挿入窓40の上側部分が蓋壁部28で覆われる。
また、電気接続箱本体12がロアカバー16に組み付けられる際、ヒンジ蓋部48は開けられている。電気接続箱本体12に装着されているワイヤハーネス26は、挿入窓40から取出孔38に導き入れられた後、取出孔38からロアカバー16の外側へ取り出される。
ワイヤハーネス26が取出孔38からロアカバー16の外部に取り出された状態で、ヒンジ蓋部48を閉じる。その際、差込片54若しくはロック用凹溝44の一方の側壁(ロック片46が突設している側壁)が弾性変形することにより、ロック爪56がロック片46を乗り越えてロック用凹溝44内に収容される。これにより、ロック爪56がロック片46に係止されて、ヒンジ蓋部48が閉状態に保持される。その結果、挿入窓40において蓋壁部28で覆われていない下側部分がヒンジ蓋部48で覆われる。即ち、蓋壁部28とヒンジ蓋部48によって、挿入窓40を開閉可能に覆う蓋体が構成されている。
ヒンジ蓋部48が閉じられた状態で、ヒンジ蓋部48の外表面62と蓋壁部28の外表面64は、ロアカバー16の周壁36からの高さ位置が同じとされており、それによって、ヒンジ蓋部48の外表面62と蓋壁部28の外表面64が面一とされている。なお、ヒンジ蓋部48の外表面62の周壁36からの高さ位置が、蓋壁部28の外表面64の周壁36からの高さ位置より低くなっており、ヒンジ蓋部48の外表面62が蓋壁部28の外表面64よりも内側に位置していても良いが、防水性の観点からは、ヒンジ蓋部48の外表面62と蓋壁部28の外表面64の境界に形成される段差は小さいほうが良く、ヒンジ蓋部48の外表面62と蓋壁部28の外表面64が面一とされていることが最も好ましい。
ヒンジ蓋部48に設けられた押込片58は、ヒンジ蓋部48が閉じられた状態で、取出孔38内に位置している。これにより、電気接続箱本体12に装着されたワイヤハーネス26が、押込片58で押え付けられて、取出孔38内に保持されるようになっている。なお、ワイヤハーネス26にコルゲートチューブを外挿装着し、このコルゲートチューブを押込片58で押え付けるようにしても良い。
また、電気接続箱本体12にロアカバー16が装着された状態で、ロアカバー16に設けられたボルト端子60は、バスバー22に形成されたボルト装着孔24に挿通されている。そして、電線の一端に圧着された接続端子がボルト端子60に装着されるようになっている。
このように電気接続箱本体12が装着されたロアカバー16に対して、上側開口を覆蓋するように、アッパーカバー14が組み付けられる。これにより、電気接続箱10が形成される。
上述の如き電気接続箱10においては、挿入窓40を覆蓋する蓋体が蓋壁部28とヒンジ蓋部48に分割して設けられている。従って、必要とされるヒンジ蓋部48の全体の大きさを小さくすることができて、ロック爪56をロック片46に係止させたり解除させたりする作業に必要な力が小さくて済む。これにより、ヒンジ蓋部48の開閉作業を容易に且つ速やかに行うことが出来る。
それ故、ロック爪56とロック片46をヒンジ蓋部48の高さ方向中間部分において、ヒンジ蓋部48の高さ寸法の半分以上の長さに亘って形成しても、ヒンジ蓋部48の開閉作業が困難となることはなく、ロック爪56とロック片46によるヒンジ蓋部48の閉状態への保持力を十分に確保することが出来る。従って、ワイヤハーネス26から及ぼされる外力でヒンジ蓋部48が開いてしまう等の不具合を回避することが可能となって、挿入窓40の下側部分の閉塞状態を安定して保つことが出来る。
加えて、挿入窓40の上側部分を覆う蓋壁部28が電気接続箱本体12に一体的に設けられているので、蓋壁部28がワイヤハーネス26に押されて不必要に開いて挿入窓40の上側部分が開放されてしまうことがない。これにより、挿入窓40の上側部分の閉状態を安定して保つことが可能となる。
従って、ヒンジ蓋部48および蓋壁部28によって、挿入窓40を安定して閉塞することが出来、その結果、電気接続箱10の防水性を確保することが可能となる。
また、蓋壁部28が挿入窓40の上側部分を覆っている状態では、挿入窓40の幅方向両側の端縁部42,52が蓋壁部28に設けられた嵌合溝32,32に嵌り込んでいるので、雨水等の電気接続箱10内への侵入経路を複雑にすることが出来る。その結果、電気接続箱10の防水性の更なる向上を図ることが可能となる。
また、ヒンジ蓋部48の外表面62の周壁36からの高さ位置が、蓋壁部28の外表面62の周壁36からの高さ位置と同じになっている。これにより、蓋壁部28の外表面64を流下する雨水等が蓋壁部28の下端とヒンジ蓋部48の上端の間に形成された隙間から電気接続箱10内に進入することを効果的に防止することが出来る。その結果、雨水等を蓋壁部28の外表面64からヒンジ蓋部48の外表面62へ速やかに流下させることが可能となる。
また、挿入窓40の幅方向両側の端縁部42,52が蓋壁部28に設けられた嵌合溝32,32に嵌り込んでいるから、挿入窓40の上端部分において、蓋体(蓋壁部28とヒンジ蓋部48)が開くことがない。これにより、電気接続箱本体12が収容状態で組み付けられたロアカバー16に対してアッパーカバー14を組み付ける際に、アッパーカバー14がロアカバー16に引っ掛かる等の不具合を回避することが出来る。
また、ロアカバー16の深さ寸法が大きく、それに伴って、挿入窓40の長さ寸法(上下方向の寸法)も大きくなっていることから、挿入窓40によって自由端とされた幅方向両側の端縁部42,52がロアカバー16の内側又は外側へ倒れ込み易くなっている。この点、上述の如く挿入窓40の幅方向両側の端縁部42,52が蓋壁部28に設けられた嵌合溝32,32に嵌り込むことにより、挿入窓40の幅方向両側の端縁部42,52を拘束して倒れ込み等を矯正することが出来ることから、ヒンジ蓋部48の開閉操作が容易となると共に、ヒンジ蓋部48を閉じた状態に安定して保持できる。
以上、本発明の実施形態について詳述したが、本発明はその具体的な記載によって限定されない。例えば、取出孔はロアカバーの周壁の下側部分に設けられていても良い。即ち、本発明において、取出孔が設けられるロアカバーの底側とは、ロアカバーの底壁と周壁の下側部分の何れも含む。
挿入窓の幅方向両側の端縁部に嵌合溝を形成すると共に、蓋壁部の幅方向両側の端縁部に嵌合部を設けるようにしても良い。
10:電気接続箱,12:電気接続箱本体,16:ロアカバー,26:ワイヤハーネス,28:蓋壁部,30:端縁部,32:嵌合溝,34:底壁,36:周壁,37:開口側端部, 38:取出孔,40:挿入窓,42:端縁部,48:ヒンジ蓋部,50:ヒンジ部,52:端縁部,62:外表面,64:外表面
Claims (3)
- ワイヤハーネスが装着される電気接続箱本体に対してロアカバーが装着されており、該ロアカバーの底側に設けられた取出孔から前記ワイヤハーネスが外部に取り出されるようになっていると共に、前記ロアカバーの周壁の開口側端部から前記取出孔まで延びる挿入窓が形成されて、該挿入窓から前記ワイヤハーネスが前記取出孔に導き入れられるようになっている一方、前記挿入窓を開閉可能に覆う蓋体が設けられた電気接続箱において、
前記ロアカバーにおける前記挿入窓の幅方向一方の端縁部に対して屈曲可能なヒンジ部で一体的に連結形成されると共に、前記挿入窓の幅方向他方の端縁部に対して係止されることで閉状態に保持されて、前記挿入窓における前記取出孔側部分を覆うヒンジ蓋部と、前記電気接続箱本体に形成され、前記挿入窓において前記ヒンジ蓋部で覆われない前記ロアカバーの開口側部分を覆う蓋壁部とによって、前記蓋体が構成されていることを特徴とする電気接続箱。 - 前記ロアカバーにおける前記挿入窓の幅方向両側の端縁部と、前記挿入窓を覆う前記電気接続箱本体の前記蓋壁部の幅方向両側の端縁部との、一方には端縁部に沿って延びる嵌合溝が形成されていると共に、他方には該嵌合溝に嵌まり込む嵌合部が形成されており、前記電気接続箱本体への前記ロアカバーの組み付けに伴って、該ロアカバーの前記挿入窓の開口側端部から前記電気接続箱本体の前記蓋壁部が入り込み、前記嵌合溝への前記嵌合部の嵌合作用で、前記蓋壁部の幅方向両側が前記ロアカバーの前記挿入窓の幅方向両側の端縁部によって保持されている請求項1に記載の電気接続箱。
- 前記ヒンジ蓋部の外表面が、前記蓋壁部の外表面に比して、鉛直方向で同一面よりも外方に突出しないようにされている請求項1又は2に記載の電気接続箱。
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