JP3050762B2 - コルゲートチューブの保持構造 - Google Patents
コルゲートチューブの保持構造Info
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Description
バー等の部材にコルゲートチューブを保持させるコルゲ
ートチューブの保持構造に関する。
る場合、他のワイヤハーネスとの干渉が予想される場所
や、雨や泥をかぶる場所等には、図8に示すようなコル
ゲートチューブ7にワイヤハーネスWを挿通し、ワイヤ
ハーネスWを被覆保護する方法が広く使用されている。
チューブ7を保持させる従来の構造としては、図7及び
図8に示すものが知られている。
バー1の底部1aには一側が開口する孔部3が形成さ
れ、孔部3の周縁には半円筒状のフランジ部5が突設さ
れている。図8に示すように、電気接続箱に配線される
ワイヤハーネスWはコルゲートチューブ7内に挿通さ
れ、コルゲートチューブ7は孔部3を挿通してアンダカ
バー1内に挿入されている。コルゲートチューブ7は、
テープ9の巻付けによってアンダカバー1のフランジ部
5に固定されている。
煩雑であり、特に、フランジ部5の近傍にアンダカバー
1の脚部15等が突設されていると、十分な作業空間を
確保することができず、巻付け作業が困難となるおそれ
があった。
及び図10に示すものが知られている(実開平2−12
2515号公報)。
面11aとアンダカバー1の側壁1bの上面との間に孔
部3を形成し、箱本体11の下面11aに、アンダカバ
ー1を箱本体11に装着した状態で孔部3内に突出する
舌片状の2枚の案内板13を設けたものである。
すものが知られている(実開平4−93421号公報参
照)。
24を介して開閉可能に連接したコルゲートチューブ用
接続具21において、半割り体23の内周面に、半割り
体23を閉じたときにコルゲートチューブ7(図8参
照)の外周溝部7aに係合する突条25を設けたもの
で、かかる突条25によって接続具21にコルゲートチ
ューブ7を保持させることができる。
適用し、2枚の案内板13を、孔部3に挿通されたコル
ゲートチューブ7(図8参照)の外周溝部7aに係合可
能な形状としておけば、アンダカバー1を箱本体11に
取付けることによって、特にテープ巻きを要することな
く、コルゲートチューブ7(図8参照)をアンダカバー
1に保持させることができる。
1に示す従来の構造にあっては、コルゲートチューブ7
の外径の大きさに対して、案内板13や突条25の寸法
形状が決まるため、コルゲートチューブ7の外径の大き
さが僅かに相違するだけで、異なった寸法形状を有する
案内板13や突条25を設ける必要があり、汎用性に欠
けるという不都合があった。
さの相違するコルゲートチューブの保持が可能なコルゲ
ートチューブの保持構造の提供を目的としている。
孔部を有する部材の該孔部に、コルゲートチューブの外
周溝部と係合する突条を設け、この突条を介して前記孔
部を挿通するコルゲートチューブを保持させるコルゲー
トチューブの保持構造において、前記孔部は、該孔部の
一側を区画する断面円弧状の固定側孔部と、該孔部の他
側を区画して該他側を開閉する断面円弧状の可動側孔部
とを有し、これら固定側孔部又は可動側孔部の一方に、
その内部に突出して該各孔部の内径を前記コルゲートチ
ューブの外径よりも狭め、前記コルゲートチューブの外
周を押潰す押圧部を設け、前記突条を、前記固定側孔部
又は可動側孔部の他方に前記押圧部と対向して設けたこ
とを特徴とする。
開くと孔部の他側が開いた状態となるので、開いた他側
から固定側孔部にコルゲートチューブを容易に挿入又は
取外すことができ、開いた他側から固定側孔部にコルゲ
ートチューブを挿入した状態で可動側孔部を閉じれば、
コルゲートチューブの外周は押圧部に押潰されるととも
に外周溝部が突条に係合し、コルゲートチューブが簡単
に保持される。特に、コルゲートチューブの外周が突条
と対向する押圧部によって押潰され、コルゲートチュー
ブが弾性変形を起こすので、コルゲートチューブの弾性
力が孔部に作用し、かかる弾性力によってコルゲートチ
ューブが部材に強固に保持される。
で、突条には強い弾性力が作用し、コルゲートチューブ
の外周溝部と突条との係合力が増大し、コルゲートチュ
ーブが一層強固に保持される。
づいて説明する。
ートチューブの保持構造を示す斜視図である。図2は図
1の全体図であり、(a)は平面図、(b)は正面図、
(c)は側面図を示している。図3はコルゲートチュー
ブ保持前の状態を示す斜視図であり、図4はコルゲート
チューブ保持後の状態を示す斜視図である。図5は作用
を説明する要部平面図であり、(a)はカバーを開いた
状態、(b)はコルゲートチューブを挿入した状態、
(c)は蓋部を閉めた状態を示している。図6は作用を
説明する要部側面図であり、(a)は図5(b)に対応
する側面図、(b)は図5(c)に対応する側面図を示
している。
バー1の底部1aには、アンダカバー1の側壁1bに近
接して、コルゲートチューブ7が挿通される孔部3が形
成されている。
aから斜め下方に突設された半円筒状のフランジ部5の
内面5aによって区画され、フランジ部5の内面5aは
固定側孔部を構成している。アンダカバー1の側壁1b
には、この側壁1bの一部を構成するとともに、孔部3
の他側を開閉する蓋部31が設けられてる。
介してアンダカバー1に接続され、他端には前記側壁1
bに突設された係止突起51に係合する可撓性のロック
爪35が設けられている。蓋部31を閉じた状態で前記
フランジ部5に対向する蓋部31の下部には、フランジ
部5に合せられて筒体状となるように外側に膨出形成さ
れた湾曲部37が設けられている(図6(b)参照)。
すなわち、湾曲部37の内面37aは、孔部3の他側を
区画し、可動側孔部を構成している。
が一体的に突設されている。押圧部39は、蓋部31を
閉じたときに孔部3の内部に突出した状態となり、孔部
3の内径をコルゲートチューブ7の外径よりも狭め、コ
ルゲートチューブ7の外周を押潰す。また、押圧部39
と対向するフランジ部5の下端には、コルゲートチュー
ブ7の外周溝部7aと係合する突条41,43が突設さ
れている。
保持させる場合、図5(a)に示すように、蓋部31を
開いて孔部3の他側を開き、図5(b)及び図6(a)
に示すように、開いた他側から孔部3内にコルゲートチ
ューブ7を挿入し、突条41,43にコルゲートチュー
ブ7の外周溝部7aを係合させ、図5(c)及び図6
(b)に示すように、蓋部31を閉じて係止突起51に
ロック爪35を係合させてロックする。
部3の内部に突出した状態となり、孔部3の内径をコル
ゲートチューブ7の外径よりも狭め、コルゲートチュー
ブ7の外周を押潰す。これにより、コルゲートチューブ
7が弾性変形を起こすので、コルゲートチューブ7の弾
性力が孔部3(フランジ部5の内面5a及び湾曲部37
の内面37a)に向かって作用し、かかる弾性力によっ
てコルゲートチューブ7が保持される。
は、蓋部31を開いて孔部3の他側を開き、開いた他側
からコルゲートチューブ7を外す。
挿通したコルゲートチューブ7の外周を押圧部39によ
って押潰して弾性変形させ、コルゲートチューブ7自身
の弾性力によってコルゲートチューブ7の保持を行うよ
うにしたので、外径の大きさが若干相違したコルゲート
チューブ7であっても、押圧部39によって外周を押し
潰すことができ、アンダカバー1に保持させることがで
きる。
された状態で、外周溝部7aが突条41,43に係合す
るので、コルゲートチューブ7を強固に保持させること
ができる。特に本実施例では、押圧部39と対向して突
条41,43を設けたので、突条41,43には強い弾
性力が作用し、コルゲートチューブ7の外周溝部7aと
突条41,43との係合力が増大し、コルゲートチュー
ブ7が一層強固に保持される。
閉自在としたので、開いた他側からフランジ部5の内面
5aにコルゲートチューブ7を容易に挿入又は取外すこ
とができる。そして、コルゲートチューブ7を挿入した
状態で蓋部31を閉めれば、コルゲートチューブ7の外
周は押圧部39に押潰されるとともに外周溝部7aが突
条41,43に係合するので、コルゲートチューブ7の
保持を簡単に行うことができる。
によらず保持させることができるので、テープ巻きの作
業スペースが不要となり、孔部3に近接して脚部15等
が設けられている場合であっても、容易かつ確実にコル
ゲートチューブ7の保持を行うことができる。
明によれば、部材の孔部の他側を開閉自在としたので、
開いた他側から固定側孔部にコルゲートチューブを容易
に挿入又は取外すことができ、開いた他側から固定側孔
部にコルゲートチューブを挿入した状態で可動側孔部を
閉じれば、コルゲートチューブの外周は押圧部に押潰さ
れるとともに外周溝部が突条に係合するので、コルゲー
トチューブを部材に簡単に保持させることができる。特
に、部材の孔部に挿通したコルゲートチューブの外周を
突条と対向する押圧部によって押潰して弾性変形させ、
コルゲートチューブ自身の弾性力によってコルゲートチ
ューブの保持を行うようにしたので、外径の大きさが若
干相違したコルゲートチューブであっても、押圧部によ
って外周を押し潰すことができ、コルゲートチューブを
部材に強固に保持させることができる。
で、突条には強い弾性力が作用し、コルゲートチューブ
の外周溝部と突条との係合力が増大し、コルゲートチュ
ーブを一層強固に保持させることができる。
ブの保持構造を示す斜視図である。
は正面図、(c)は側面図を示している。
である。
である。
バーを開いた状態、(b)はコルゲートチューブを挿入
した状態、(c)は蓋部を閉めた状態を示している。
5(b)に対応する側面図、(b)は図5(c)に対応
する側面図を示している。
Claims (1)
- 【請求項1】 孔部を有する部材の該孔部に、コルゲー
トチューブの外周溝部と係合する突条を設け、この突条
を介して前記孔部を挿通するコルゲートチューブを保持
させるコルゲートチューブの保持構造において、 前記孔部は、該孔部の一側を区画する断面円弧状の固定
側孔部と、該孔部の他側を区画して該他側を開閉する断
面円弧状の可動側孔部とを有し、これら固定側孔部又は
可動側孔部の一方に、その内部に突出して該各孔部の内
径を前記コルゲートチューブの外径よりも狭め、前記コ
ルゲートチューブの外周を押潰す押圧部を設け、前記突
条を、前記固定側孔部又は可動側孔部の他方に前記押圧
部と対向して設けたことを特徴とするコルゲートチュー
ブの保持構造。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP6273333A JP3050762B2 (ja) | 1994-11-08 | 1994-11-08 | コルゲートチューブの保持構造 |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP6273333A JP3050762B2 (ja) | 1994-11-08 | 1994-11-08 | コルゲートチューブの保持構造 |
Publications (2)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JPH08140241A JPH08140241A (ja) | 1996-05-31 |
JP3050762B2 true JP3050762B2 (ja) | 2000-06-12 |
Family
ID=17526432
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP6273333A Expired - Lifetime JP3050762B2 (ja) | 1994-11-08 | 1994-11-08 | コルゲートチューブの保持構造 |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JP3050762B2 (ja) |
Families Citing this family (7)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JP4990584B2 (ja) * | 2006-08-31 | 2012-08-01 | 矢崎総業株式会社 | 電気接続箱 |
JP5299219B2 (ja) * | 2009-10-28 | 2013-09-25 | 住友電装株式会社 | 電気接続箱 |
JP5299218B2 (ja) * | 2009-10-28 | 2013-09-25 | 住友電装株式会社 | 電気接続箱 |
JP5800567B2 (ja) * | 2011-05-13 | 2015-10-28 | 矢崎総業株式会社 | コルゲートチューブ保持構造 |
JP5659196B2 (ja) * | 2012-07-19 | 2015-01-28 | 住友電装株式会社 | 電気接続箱 |
JP6882048B2 (ja) * | 2017-04-25 | 2021-06-02 | 矢崎総業株式会社 | 電気接続箱及びワイヤハーネス |
FR3122150A1 (fr) * | 2021-04-21 | 2022-10-28 | Psa Automobiles Sa | Paroi à ouverture calant un conduit d’un système |
-
1994
- 1994-11-08 JP JP6273333A patent/JP3050762B2/ja not_active Expired - Lifetime
Also Published As
Publication number | Publication date |
---|---|
JPH08140241A (ja) | 1996-05-31 |
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