JP3494919B2 - 電気接続箱 - Google Patents

電気接続箱

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JP3494919B2
JP3494919B2 JP13315599A JP13315599A JP3494919B2 JP 3494919 B2 JP3494919 B2 JP 3494919B2 JP 13315599 A JP13315599 A JP 13315599A JP 13315599 A JP13315599 A JP 13315599A JP 3494919 B2 JP3494919 B2 JP 3494919B2
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Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、自動車等の車輌の
配線に使用される電気接続箱に関する。
【0002】
【従来の技術】この種の電気接続箱として、図3,図4
に示す自動車のエンジンルーム内に設置されるものが知
られている。この電気接続箱1は、発熱部品としてのリ
レー5やヒューズ6等を装着した合成樹脂製のケース本
体2と、このケース本体2の部品装着側である上側に装
着自在にされた合成樹脂製の上部ケース3と、ケース本
体2の電線引出側である下側に装着自在にされた合成樹
脂製の下部ケース4とから構成されている。
【0003】リレー5やヒューズ6等の部品類には、所
定の回路を形成するための入出力用の複数の電線7を接
続してある。また、下部ケース4内には非防水タイプの
コネクタ8を取り付けてある。このコネクタ8に接続さ
れた複数の電線9と上記リレー5やヒューズ6等の部品
類に接続された複数の電線7は共に下部ケース4に形成
された電線引出口4aより外へ引き出されている。
【0004】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら、前記従
来の電気接続箱1では、エンジンルーム内の設置場所の
スペースの関係からその大きさが制限されており、この
制約の中で電装品の増加に伴ってリレー5やヒューズ6
等の発熱部品が増えると、ケース本体2内の温度が上昇
し易かった。特に、下部ケース4側にコネクタ8が取り
付けられているため、ケ−ス本体2と上部ケース3との
間に十分な放熱用のスペースを取ることができず、リレ
ー5のコイル部やヒューズ6の可溶部より発生する熱が
ケース本体2と上部ケース3との間の狭い放熱用のスペ
ースにこもって該ケース本体2内の温度が上昇し、リレ
ー5やヒューズ6の機能を損ねたり、ケース本体2や
上,下部ケース3,4が熱により変形等を引き起こした
りする要因となっていた。
【0005】また、下部ケース4内に取り付けられるコ
ネクタ8は低コスト化を図るために非防水タイプ(開放
タイプ)のものを使用しているため、ケース本体2と上
部ケース3との隙間及び下部ケース4の電線引出口4a
等からの水の浸入によりコネクタ8に水がかかる虞があ
り、コネクタ8の防水性が劣った。さらに、ケース本体
2の電線引出側である下側の下部ケース4内にコネクタ
8が取り付けられているため、車輌取り付け時に上記コ
ネクタ8の取り付け(接続)や取り外し作業が煩雑にな
った。
【0006】尚、上部ケースにヒートパイプを取り付け
て発熱部品の熱を放熱する電気接続箱が実開平3−97
318号公報及び実開平5−55720号公報等に開示
されているが、ヒートパイプ等の別部品が必要不可欠な
ため、自動車のエンジンルーム内での配置が難しく、ま
た、部品点数が多くなってコスト高であった。
【0007】そこで、本発明は、前記した課題を解決す
べくなされたものであり、発熱部品によるケース本体内
の温度上昇を抑制することができると共に、コネクタの
取り付け作業性及び防水性の向上をも図ることができる
電気接続箱を提供することを目的とする。
【0008】
【課題を解決するための手段】請求項1の発明は、発熱
部品を装着したケース本体と、このケース本体の部品装
着側に装着自在にされた一方のケースと、前記ケース本
体の電線引出側に装着自在にされた他方のケースとから
り、前記一方のケースにコネクタを取り付け、このコ
ネクタに接続された複数の電線を前記他方のケースの電
線引出口より外へ前記発熱部品に接続された複数の電線
と共に引き出し自在に配索した電気接続箱であって、前
ケース本体に対して前記一方のケースをヒンジ部を介
して開閉自在に支持し、かつ前記一方のケースの内面側
に前記コネクタを取り付けたことを特徴とする。
【0009】
【0010】
【0011】この電気接続箱では、ヒンジ部を介して一
方のケースを開けた状態でコネクタの取り付け作業等が
可能となり、作業性の向上が図られる。
【0012】 請求項の発明は、請求項1記載の電気
接続箱であって、前記コネクタに接続された複数の電線
を、前記一方のケースの内面及び前記ケース本体の内面
に沿って接触するように配索したことを特徴とする。
【0013】 この電気接続箱では、ケース本体内の
コネクタに接続された複数の電線及び発熱部品に接続
された複数の電線を伝わって他方のケースの電線引出口
より外へ抜ける。これにより、ケース本体内の温度の上
昇が確実に抑制される。また、ケース本体と一方のケー
スの隙間から浸入した水がコネクタに接続された複数の
電線及び発熱部品に接続された複数の電線を伝わって他
方のケースの電線引出口より外へ抜ける。これにより、
コネクタの防水性の向上が図られる。
【0014】
【発明の実施の形態】以下、本発明の一実施形態を図面
に基づいて説明する。
【0015】図1は本発明の一実施形態の電気接続箱を
示す斜視図、図2は同電気接続箱の断面図である。
【0016】図1,図2に示すように、電気接続箱10
は、発熱部品としてのリレー14やヒューズ15等を装
着した合成樹脂製のケース本体11と、このケース本体
11の部品装着側である上側に装着自在にされた合成樹
脂製の上部ケース(一方のケース)12と、ケース本体
11の電線引出側である下側に装着自在にされた合成樹
脂製の下部ケース(他方のケース)13とから構成され
ている。
【0017】ケース本体11は略矩形状のベース部(部
品装着部)11aを境として上下側が開口された箱形に
なっていて、該ベース部11aにリレー14やヒューズ
15等の部品類を着脱自在に装着してある。このリレー
14やヒューズ15等の部品類には所定の回路を形成す
るための入出力用の複数の電線16を接続してある。こ
の複数の電線16は下部ケース13に形成された電線引
出口13aより外へ引き出されている。
【0018】上部ケース12は下側が開口した箱形にな
っていて、ケース本体11に対してヒンジ部12aを介
して開閉自在に支持してある。また、上部ケース12の
内面(裏面)12bには一対の非防水タイプのコネクタ
17,17を着脱自在に取り付けてある。この各コネク
タ17に接続された複数の電線18は上部ケース12の
天壁及び一側壁の内面12b,12b′及びケース本体
11の一側壁の内面11bに沿って接触するように配索
してあり、上記リレー14やヒューズ15等の部品類に
接続された複数の電線16と共に下部ケース13の電線
引出口13aより外へ引き出されている。
【0019】下部ケース13は上側が開口した箱形にな
っていて、その周囲の形状はケース本体11及び上部ケ
ース12と略同形になっている。尚、ケース本体11と
上部ケース12の装着状態は、ケース本体11の他側壁
の外面に一体形成された台形状の係止部11cと上部ケ
ース12の他側壁に一体突出形成されたコ字状の係合部
12cによりロックされるようになっている。また、ケ
ース本体11と下部ケース13の装着状態は、ケース本
体11の両側壁に一体突出形成されたコ字状の各係合部
11dと下部ケース13の両側壁の外面に一体突出形成
された台形状の各係止部13dによりロックされるよう
になっている。さらに、図2に示すように、各電線1
6,18はテープにより束ねられてワイヤハーネスWを
構成している。
【0020】 以上実施形態の電気接続箱10の場合も
従来と同様に自動車のエンジンルーム内の設置場所のス
ペースの関係からその大きさが制限されるが、コネクタ
17を下部ケース13ではなく上部ケース12に取り付
けることにより、ケース本体11と下部ケース13との
間のスペースを狭くすることができ、ケース本体11と
上部ケース12との間の放熱用のスペースを可及的に広
く取ることができる。これにより、電装品の増加に伴っ
てリレー14やヒューズ15等の発熱部品が増えてもケ
−ス本体11と上部ケース12との間に十分な放熱用の
スペースを取ることができ、ケ−ス本体11と上部ケー
ス12との間の熱のこもりが減少して該ケース本体11
と上部ケース12内の温度上昇を効率よく抑制すること
ができる。
【0021】また、ケ−ス本体11と上部ケース12と
の間で発生する熱がコネクタ17に接続された複数の電
線18を伝わって逃げる構造、即ち、コネクタ17に接
続された複数の電線18が上部ケース12の天壁及び一
側壁の内面12b,12b′及びケース本体11の一側
壁の内面11bに沿って接触するように配索してあるた
め、上部ケース12の天壁及び一側壁及びケース本体1
1の一側壁が放熱板となってケース本体11内の温度を
下げることができる。その結果、上部ケース12内の熱
のこもりが減少し、リレー14やヒューズ15の機能を
常に維持することができ、また、ケース本体11や上,
下部ケース12,13の熱による変形等を確実に防止す
ることができる。
【0022】さらに、上部ケース12の裏側に取り付け
られるコネクタ17は低コスト化を図るために非防水タ
イプ(開放タイプ)のものを使用しているが、ケース本
体11と上部ケース12との隙間からの水の浸入も下部
ケース13の電線引出口13aから外に抜けるため、コ
ネクタ17に水がかかる虞がなく、コネクタ7の防水性
を向上させることができる。また、ケース本体11の部
品装着側である上側の上部ケース12の裏側にコネクタ
17が取り付けられるようになっているため、ヒンジ1
2aを介して上部ケース12を開けた状態でコネクタ1
7の取り付け(接続)や取り外しが可能となり、車輌取
り付け時の作業性を向上させることができる。
【0023】尚、前記実施形態によれば、自動車のエン
ジンルーム内に設置される電気接続箱について説明した
が、設置場所は自動車のエンジンルームに限られるもの
でないことは勿論である。
【0024】
【0025】
【発明の効果】以上説明したように、 請求項の発明に
よれば、ケース本体に対して一方のケースをヒンジ部を
介して開閉自在に支持し、かつ一方のケースの内面側に
コネクタを取り付けたので、ヒンジ部を介して一方のケ
ースを開けた状態でコネクタの取り付け作業等が可能と
なり、作業性の向上を図ることができる。
【0026】 請求項の発明によれば、コネクタに接
続された複数の電線を、一方のケースの内面及びケース
本体の内面に沿って接触するように配索したことによ
り、ケース本体内の熱及びケース本体と一方のケースの
隙間から浸入した水がコネクタに接続された複数の電線
及び発熱部品に接続された複数の電線を伝わって他方の
ケースの電線引出口より外へ抜けるため、ケース本体内
の温度の上昇を確実に抑制することができると共に、コ
ネクタの防水性の向上を図ることができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の一実施形態の電気接続箱を示す斜視図
である。
【図2】上記電気接続箱の断面図である。
【図3】従来の電気接続箱の斜視図である。
【図4】上記従来の電気接続箱の断面図である。
【符号の説明】
10 電気接続箱 11 ケース本体 11b 内面 12 上部ケース(一方のケース) 12a ヒンジ部 12b,12b′ 内面 13 下部ケース(他方のケース) 13a 電線引出口 14 リレー(発熱部品) 15 ヒューズ(発熱部品) 16 電線 17 コネクタ 18 電線
フロントページの続き (56)参考文献 特開 平9−93757(JP,A) 特開2000−37017(JP,A) 特開2000−59953(JP,A) 実開 平6−62724(JP,U) 実開 平4−88317(JP,U) (58)調査した分野(Int.Cl.7,DB名) H02G 3/16

Claims (2)

    (57)【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 発熱部品を装着したケース本体と、この
    ケース本体の部品装着側に装着自在にされた一方のケー
    スと、前記ケース本体の電線引出側に装着自在にされた
    他方のケースとから成り、前記一方のケースにコネクタ
    を取り付け、このコネクタに接続された複数の電線を前
    記他方のケースの電線引出口より外へ前記発熱部品に接
    続された複数の電線と共に引き出し自在に配索した電気
    接続箱であって、 前記ケース本体に対して前記一方のケースをヒンジ部を
    介して開閉自在に支持し、かつ前記一方のケースの内面
    側に前記コネクタを取り付けたことを特徴とする電気接
    続箱。
  2. 【請求項2】 請求項1記載の電気接続箱であって、 前記コネクタに接続された複数の電線を、前記一方のケ
    ースの内面及び前記ケース本体の内面に沿って接触する
    ように配索したことを特徴とする電気接続箱。
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