JP2005168218A - 電気接続箱 - Google Patents

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智洋 池田
Yasutaka Miyazaki
泰孝 宮崎
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Abstract

【課題】電気部品を装着するアッパカバーが、走行中などに振動により、電気部品とともに振動することを防止できる電気接続箱を提供する。
【解決手段】電気接続箱1はアッパカバー2とロアカバー3とミドルカバー4と印刷配線板5と配線盤6とシールド板7と第1の固定部31と第2の固定部32を備えている。アッパカバー2にはリレー17が装着される。アッパカバー2とロアカバー3とはミドルカバー4を介して互いに取り付けられる。印刷配線板5とシールド板7はロアカバー3とミドルカバー4との間に収容される。配線盤6はアッパカバー2とミドルカバー4との間に収容される。第1の固定部31はアッパカバー2とミドルカバー4の外縁部を互いに固定する。第2の固定部32はアッパカバー2とミドルカバー4の中央部を互いに固定する。
【選択図】図3

Description

本発明は、リレーやヒューズなどの電気部品を装着する電気接続箱に関する。
従来、例えば、電気自動車(ハイブリッド車を含む)には、バッテリとインバータなどを相互に電気的に接続するために、従来から種々の電気接続箱が搭載されてきた。前述した電気接続箱は、ヒューズ、リレー、バスバなどを有して、ジャンクションブロック、ヒューズブロック、リレーボックスなととも呼ばれる。本明細書では、これらを総称して、電気接続箱と呼ぶ。
前述した電気接続箱は、アッパカバーと、このアッパカバーに取り付けられるロアカバーと、前記アッパカバーとロアカバーと間に収容される回路部としての配線盤などを備えている。回路部とは、コネクタなどを介してバッテリとインバータなどの電子機器を相互に電気的に接続するものを示している。
アッパカバーには、ヒューズやリレーなどの電気部品が装着される。このため、アッパカバーには、前述した電気部品の端子と、配線盤とを接続するための中継端子が取り付けられている。ロアカバーには、ワイヤハーネスのコネクタと嵌合するコネクタが取り付けられている。アッパカバーとロアカバーとは、互いに取り付けられると、箱状を形成する。
アッパカバーとロアカバーには、互いに固定するための係止爪と、係止受け片とが設けられている。係止爪は、アッパカバーとロアカバーのうち一方に設けられている。係止爪は、前記一方の外縁部に設けられている。係止受け片は、アッパカバーとロアカバーのうち他方に設けられている。係止受け片は、前記他方の外縁部に設けられている。このため、係止爪と係止受け片とは、アッパカバーとロアカバーの外縁部に設けられている。前述した係止爪と係止受け片とは、互いに係止して、前述したアッパカバーとロアカバーとを互いに固定するようになっている。
配線盤は、前述したように互いに取り付けられたアッパカバーとロアカバーとの間に収容されている。配線盤は、前述したロアカバーに取り付けられたコネクタの端子と、前述したアッパカバーに取り付けられた電気部品の端子と、を予め定められるパターンにしたがって、電気的に接続する。
前述した電気接続箱は、ロアカバーにコネクタを取り付け、アッパカバーに中継端子を取り付け、配線盤を収容して、係止爪と係止受けとを互いに係止させる。こうして、アッパカバーとロアカバーとを取り付ける。そして、アッパカバーに前述した電気部品を取り付ける。こうして、前述した電気接続箱が組み立てられる。
前述した電気接続箱は、前述したハイブリット車などの電動機の駆動力により走行する自動車に搭載されると、前記配線盤内を流れる電力が大きくなる。この場合、電気部品としてのリレー内を流れる電力も大きくなり、リレー自体が大型化する。このとき、前述した自動車の走行中の振動により、大型化したリレーが振動すると、前述した従来の電気接続箱では、外縁部でアッパカバーとロアカバーとを固定しているため、リレーがアッパカバーの中央部とともに振動することが考えられる。このように、リレーがアッパカバーとともに振動すると、該振動によって、アッパカバーとロアカバーとの間隔が拡がる方向にアッパカバーなどが変形することが考えられる。
アッパカバーとロアカバーとの間隔が拡がる方向にアッパカバーなどが変形すると、配線盤に曲げ応力などが作用することが考えられる。この場合、例えば、電気的な接続が不安定になって、回路部としての配線盤は、コネクタの端子と電気部品の端子とを確実に所望のパターンにしたがって電気的に接続できなくなる虞があった。
さらに、アッパカバーがリレーとともに振動すると、最悪の場合、アッパカバーなどが破損することも考えられる。
したがって、本発明の目的は、電気部品を装着するアッパカバーが、走行中などに振動により、電気部品とともに振動することを防止できる電気接続箱を提供することにある。
前記課題を解決し目的を達成するために、請求項1に記載の本発明の電気接続箱は、電気部品が装着されるアッパカバーと、前記アッパカバーに重ねられる重ねカバーとを備えた電気接続箱において、前記重ねカバーの外縁部と前記アッパカバーの外縁部とを互いに固定する第1の固定部と、前記重ねカバーの中央部と前記アッパカバーの中央部とを互いに固定する第2の固定部と、を備えたことを特徴としている。
請求項2に記載の本発明の電気接続箱は、請求項1に記載の電気接続箱において、前記アッパカバーは、前記電気部品が装着される装着部を設けた壁を備え、前記重ねカバーは、前記壁と間隔をあけて配される第2の壁を備え、前記第2の固定部は、前記第2の壁から前記壁に向かって延びた係止部と、前記壁から第2の壁に向かって延びているとともに前記係止部が係止する係止受け部と、を備えたことを特徴としている。
請求項3に記載の本発明の電気接続箱は、請求項2に記載の電気接続箱において、前記第2の固定部は、前記壁に設けられた装着部と、前記第2の壁との間に配されていることを特徴としている。
請求項1に記載の本発明の電気接続箱によれば、第2の固定部がアッパカバーと重ねカバーの中央部を互いに固定する。このため、電気接続箱が搭載される自動車の走行中などの振動により、電気部品が振動しようとしても、第2の固定部でアッパカバーが重ねカバーに固定されるので、アッパカバーが電気部品とともに振動することを防止できる。
請求項2に記載の本発明の電気接続箱によれば、第2の固定部が、係止部とこの係止部が係止する係止受け部とを備えている。係止部を係止受け部に係止させることにより、第2の固定部で、アッパカバーと重ねカバーとを互いに固定できる。
請求項3に記載の本発明の電気接続箱によれば、第2の固定部が、アッパカバーの装着部と第2の壁との間に配されている。これにより、電気部品が上方に位置するように電気接続箱を位置付けると、第2の固定部が、電気部品の下方に位置する。
また、第2の固定部がアッパカバーの装着部と第2の壁との間に配されているので、第2の固定部が、アッパカバーの電気部品が装着される装着部をロアカバーに固定することとなる。
以上説明したように請求項1に記載の本発明は、第2の固定部でアッパカバーが重ねカバーに固定されるので、アッパカバーが電気部品とともに振動することを防止できる。このため、走行中などの振動により、アッパカバーと重ねカバーとが離れる方向にアッパカバーなどが変形することを防止でき、アッパカバーと重ねカバーの間に収容された回路部に曲げ応力などが作用することを防止できる。したがって、アッパカバーと重ねカバーの間に収容された回路部の電気的な信頼性を確保できるとともに、アッパカバーなどが破損することを防止できる。
請求項2に記載の本発明は、係止部を係止受け部に係止させることにより、第2の固定部で、アッパカバーと重ねカバーとを互いに固定できる。このため、容易に、第2の固定部で、アッパカバーと重ねカバーとを固定でき、電気接続箱を容易に組み立てることができる。
請求項3に記載の本発明は、電気部品が上方に位置するように電気接続箱を位置付けると、第2の固定部が電気部品の下方に位置する。このため、第2の固定部とカバーとの間の隙間などから、カバー内に水などの液体が浸入することを防止できる。
また、第2の固定部が、アッパカバーの電気部品が装着される装着部をロアカバーに固定するので、電気部品とともにアッパカバーがより振動しにくくなる。したがって、アッパカバーと重ねカバー内に収容された回路部の信頼性を確保でき、アッパカバーの破損を防止できる。
以下、本発明の第1の実施形態にかかる電気接続箱1を、図1ないし図7に基づいて説明する。図1に示す電気接続箱1は、自動車としてのハイブリット車(電動機とエンジンとの双方で走行可能な自動車)に搭載されて、該ハイブリット車の車体を構成するパネルなどに取り付けられる。
電気接続箱1は、図1及び図2に示すように、アッパカバー2と、ロアカバー3と、ミドルカバー4と、回路部としての印刷配線板5(図2に示す)と、回路部としての配線盤6(図2に示す)と、シールド板7(図2に示す)と、サービスプラグ8(図1に示す)と、第1の固定部31と、第2の固定部32(図3に示す)とを備えている。
アッパカバー2は、絶縁性の合成樹脂からなり、下方が開口した箱状のカバー本体10と、このカバー本体10に設けられた複数の装着部11と、カバー本体10に設けられた複数のコネクタ12a,12bと、サービスプラグ装着部13と、端子台14を備えている。
カバー本体10は、平板状の壁15と、この壁15の外縁から立設した複数の周壁16とを一体に備えている。装着部11は、図示例では、4つ設けられている。装着部11は、カバー本体10の壁15に設けられている。装着部11のうち2つは、電気部品としてのリレー17を装着する。リレー17は、比較的大型なものとなっている。他の2つの装着部11は、ヒューズ18を装着する。このため、電気接続箱1は、電気部品としてのリレー17とヒューズ18とをそれぞれ2つ備えている。
コネクタ12a,12bは、図示例では、少なくとも2つ設けられている。コネクタ12a,12bは、カバー本体10の壁15に設けられている。これらのコネクタ12a,12bは、前述したハイブリット車の電池と接続するために用いられる。サービスプラグ装着部13は、カバー本体10の壁15に設けられている。サービスプラグ装着部13には、サービスプラグ8が装着される。
端子台14は、カバー本体10の壁15に設けられている。端子台14とは、後述の端子台23a,23b,23cと同様に、配線盤6の後述のバスバ28の端末部をボルトやナットで相手側の端子(図示せず)に接続するためのものである。端子台14は、ハイブリット車に搭載されるインバータからのシールド電線の編組などが取り付けられる。
ロアカバー3は、絶縁性の合成樹脂からなり、平板状のカバー本体19と、このカバー本体19に立設した支柱20と、を一体に備えている。ロアカバー3は、カバー本体19がアッパカバー2の壁15と平行でかつ間隔をあけた状態で、周壁16の壁15から離れた側の縁側に配される。このため、アッパカバー2とロアカバー3とは、互いに取り付けられると、箱状となり、内側に空間を形成する。ロアカバー3は、ミドルカバー4に取り付けられる。ミドルカバー4は、アッパカバー2に取り付けられる。ロアカバー3は、ミドルカバー4を介して、アッパカバー2に取り付けられる。
支柱20は、カバー本体19から壁15に向かって延びている。即ち、支柱20は、ロアカバー3からアッパカバー2に向かって延びている。支柱20は、カバー本体19と壁15とが相対する方向に沿って、アッパカバー2の2つのリレー17間に位置する箇所K(図3に示す)と相対する。支柱20は、シールド板7と当接する。支柱20は、シールド板7と当接することで、該シールド板7とミドルカバー4と配線盤6を介して、アッパカバー2の壁15(特に前述した箇所K)が、ロアカバー3のカバー本体19に近づくことを規制する。
ミドルカバー4は、絶縁性の合成樹脂からなり、下方が開口した箱状のカバー本体21と、このカバー本体21に設けられた複数のコネクタ22a,22b,22c,22dと、カバー本体21に設けられた複数の端子台23a,23b,23cとを備えている。カバー本体21は、平板状の第2の壁24と、この第2の壁24の外縁から立設した複数の第2の周壁25とを一体に備えている。
ミドルカバー4は、第2の壁24が壁15とカバー本体19と間隔をあけて平行でかつこれらの壁15とカバー本体19との間に配され、第2の周壁25が周壁16と重ねられて、前記アッパカバー2とロアカバー3との間に配される。即ち、壁15と第2の壁24とは、互いに間隔をあけかつ平行に配される。さらに、ミドルカバー4は、アッパカバー2とロアカバー3に取り付けられる。このため、アッパカバー2とロアカバー3との間の空間は、ミドルカバー4により2つに仕切られる。
複数のコネクタ22a,22b,22c,22dは、カバー本体21の第2の周壁25に設けられている。複数のコネクタ22a,22b,22c,22dのうち一つのコネクタ22aは、前述したリレー17を駆動するための(励磁側)の回路に接続される。他の2つのコネクタ22b,22cは、AC100Vに変換する回路に接続される。これらのコネクタ22b,22cからの電力は、AC100Vに変換されて、前述したハイブリット車の乗員室内に設置されるAC100V用のコンセント(レセプタクル、ソケットともいう)に供給される。さらに、他の1つのコネクタ22dは、サービスプラグ8が前述したサービスプラグ装着部13に装着されているか否かを検知するインタロック回路と接続する。
端子台23a,23b,23cは、図示例では、3つ設けられている。2つの端子台23a,23bは、ハイブリット車に搭載されるインバータと接続する。他の1つの端子台23cは、ハイブリット車に搭載されるDC/DCコンバータ(以下、単にDC/DCと記す)と接続する。
前述した構成のロアカバー3とミドルカバー4は、本明細書に記した重ねカバーをなしている。本明細書でいう重ねカバーとは、アッパカバー2に重ねられるカバー全てをいい、本実施形態では、ロアカバー3とミドルカバー4を示している。
印刷配線板5は、図3に示すように、ロアカバー3とミドルカバー4との間の空間即ちロアカバー3とアッパカバー2との間に収容されている。印刷配線板5は、カバー本体19と壁15,24と平行に、ロアカバー3のカバー本体19上に重ねられている。印刷配線板5は、絶縁性の基板26と、この基板26の表面上に形成された図示しない導体パターンと、基板26に実装された図示しない電子部品と、基板26に実装された複数のコネクタ27a,27b,27cを備えている。基板26は、ロアカバー3のカバー本体19上に重ねられている。
導体パターンは、銅などの導電性の金属からなり基板の表面に貼り付けられている。コネクタ27a,27b,27cは、アッパカバー2、ロアカバー3及びミドルカバー4の外側に露出する状態で、基板26に取り付けられている。コネクタ27a,27b,27cの端子は、前述した導体パターンと電気的に接続している。一つのコネクタ27aは、ハイブリット車に搭載される電子機器全体の制御をつかさどるECU(Electronic Control Unit)と接続する。他の一つのコネクタ27bは、前述した電池を構成する複数のセルそれぞれの温度を検出する検出手段としてのサーミスタと接続する。他の一つのコネクタ27cは、各セルを加熱するヒータ及び各セルを冷却する冷却ファンなどと接続している。なお、セルは、それぞれ、化学エネルギを電気エネルギに変換可能でかつ電気エネルギを化学エネルギに変換可能である。複数のセルが直列に接続して、前述したハイブリット車の電池を構成する。
前述した構成によれば、回路部としての印刷配線板5は、ECUからの命令通りに、サーミスタが検出した温度情報に基づいて、前述したヒータや冷却ファンなどを制御して、前述した電池の各セルを所定の温度範囲内に保つようになっている。
配線盤6は、図3に示すように、ミドルカバー4とアッパカバー2との間の空間即ちロアカバー3とアッパカバー2との間に収容されている。配線盤6は、一対のバスバ28と、一つの絶縁基板29とを備えている。配線盤6は、一対のバスバ28間に絶縁基板29を位置付けて、これらのバスバ28及び絶縁基板29が互いに重ねられて構成されている。即ち、配線盤6は、バスバ28と絶縁基板29とが交互に重ねられて構成されている。
配線盤6は、絶縁基板29がカバー本体19と壁15,24と平行に、ミドルカバー4の第2の壁24上に重ねられている。さらに、配線盤6には、アッパカバー2の壁15が重なる。バスバ28は、黄銅などの導電性の板金などからなる。バスバ28は、中継端子30(図2に示す)を介して装着部11に装着されるリレー17と電気的に接続される。また、バスバ28は、装着部11に装着されるヒューズ18とも電気的に接続される。さらに、バスバ28は、サービスプラグ装着部13及びコネクタ12a,12b,22a,22b,22c,22dの端子と一体となるなどして、これらの装着部13及びコネクタ12a,12b,22a,22b,22c,22dと電気的に接続しているとともに、端末が端子台23a,23b,23cに設置されている。
前述した構成によれば、回路部としての配線盤6は、装着部11、コネクタ12a,12b,22a,22b,22c,22d及び端子台23a,23b,23cを介して、リレー17、ヒューズ18、電池、インバータ、サービスプラグ13、DC/DC、AC100Vに変換する回路、インタロック回路及びリレー17を駆動するための回路を予め定められるパターンにしたがって相互に電気的に接続する。このため、回路部としての配線盤6は、回路部としての印刷配線板5と電気的に独立している。
シールド板7は、導電性の板金からなる。シールド板7は、図3に示すように、ロアカバー3とミドルカバー4との間の空間即ちロアカバー3とアッパカバー2との間に収容されている。シールド板7は、回路部としての印刷配線板5の導体パターンと間隔をあけて配されて、該印刷配線板5の回路パターンと電気的に絶縁した状態で(電気的に接続しないで)前記回路パターンを覆う。このため、シールド板7は、前述した回路部としての配線盤6のバスバ28などを流れるインバータなどからの高電圧の電力が印刷配線板5の回路パターンに浸入することを防止する。
また、シールド板7は、印刷配線板5の回路パターンに浸入しようとした電力(電気的なノイズ)を、車体を構成するパネルなどに逃がすようになっている。さらに、シールド板7には、前述した支柱20が当接するとともに、ミドルカバー4の第2の壁24が重なる。
サービスプラグ8は、サービスプラグ装着部13に装着される。サービスプラグ8は、サービスプラグ装着部13に装着されると、配線盤6の回路を前述した所定のパターンにしたがって接続する。サービスプラグ8は、サービスプラグ装着部13から取り外されると、配線盤6の回路を遮断する。サービスプラグ8は、作業者がメンテナンス等でインバータ側の回路を電気接続箱1に断続する際に、感電防止のために電気接続箱1内の回路を遮断させるためのものである。
第1の固定部31は、アッパカバー2の周壁16と、ミドルカバー4の第2の周壁25とを固定する。周壁16は、本明細書に記したアッパカバー2の外縁部をなしており、壁15は、本明細書に記したアッパカバー2の中央部をなしている。本明細書に記したアッパカバー2の外縁部とは、周壁16と壁15の外縁とからなる。要するに、本明細書に記したアッパカバー2の外縁部とは、アッパカバー2の外縁と該外縁の近傍に位置する箇所のことである。本明細書に記したアッパカバー2の中央部とは、アッパカバー2の外縁部を除く部分全体を示している。要するに、本明細書では、アッパカバー2の外縁部を除く部分全体を、アッパカバー2の中央部と示す。
第2の周壁25は、本明細書に記した重ねカバーとしてのミドルカバー4の外縁部をなしており、第2の壁24は、本明細書に記した重ねカバーとしてのミドルカバー4の中央部をなしている。本明細書に記した重ねカバーとしてのミドルカバー4の外縁部とは、第2の周壁25と第2の壁24の外縁とからなる。要するに、本明細書に記した重ねカバーとしてのミドルカバー4の外縁部とは、重ねカバーとしてのミドルカバー4の外縁と該外縁の近傍に位置する箇所のことである。本明細書に記した重ねカバーとしてのミドルカバー4の中央部とは、重ねカバーとしてのミドルカバー4の外縁部を除く部分全体を示している。要するに、本明細書では、重ねカバーとしてのミドルカバー4の外縁部を除く部分全体を、アッパカバー2の中央部と示す。
即ち、第1の固定部31は、アッパカバー2の外縁部と、重ねカバーとしてのミドルカバー4の外縁部とを固定する。第1の固定部31は、アッパカバー2及びミドルカバー4即ち電気接続箱1の外縁部に複数設けられている。図示例では、第1の固定部31は、3つ設けられている。第1の固定部31は、図1ないし図3に示すように、周壁16と一体に形成された係止片33と、第2の周壁25に一体に形成された係止突起34とを備えている。
係止片33は、互いに平行な一対のアーム35と、これらのアーム35を互いに連結する連結アーム36とを備えて、輪(コ字)状に形成されている。アーム35は、周壁16に連なり、アッパカバー2からミドルカバー4即ちロアカバー3に向かって直線状に延びている。アーム35は、連結アーム36が周壁16及び第2の周壁25から接離するように、弾性変形可能になっている。連結アーム36は、アーム35のアッパカバー2から離れた側の端部即ちミドルカバー4及びロアカバー3寄りの端部を互いに連結している。係止突起34は、第2の周壁25の外面からミドルカバー4即ち電気接続箱1の外側に向かって突出している。
前述した構成の第1の固定部31は、周壁16,25が互いに重なりかつ壁15,24が互いに平行になるようにアッパカバー2とミドルカバー4とが、互いに重ねられると、係止突起34に係止片33の連結アーム36が接触する。そして、壁15,24が互いに近づく方向に、アッパカバー2とミドルカバー4とを近づけると、連結アーム36が周壁16,25から離れる方向即ち電気接続箱1の外側に向かう方向に、アーム35が弾性変形する。連結アーム36が、係止突起34を乗り越えると、アーム35の弾性復元力により、連結アーム36が周壁16,25に近づいて、係止片33が係止突起34に係止する。こうして、第1の固定部31は、アッパカバー2の外縁部と、ミドルカバー4の外縁部とを互いに固定する。
第2の固定部32は、アッパカバー2の壁15と、ミドルカバー4の第2の壁24とを互いに固定する。即ち、第2の固定部32は、アッパカバー2の中央部と、ミドルカバー4の中央部とを互いに固定する。第2の固定部32は、アッパカバー2及びミドルカバー4の中央部に一つ設けられている。第2の固定部32が、アッパカバー2の壁15の装着部11の裏側に設けられている。このため、第2の固定部32は、装着部11と第2の壁24との間に配されている。
第2の固定部32は、図3ないし図7に示すように、第2の壁24即ちミドルカバー4から壁15即ちアッパカバー2に向かって延びた係止部としての係止爪37と、壁15即ちアッパカバー2から第2の壁24即ちミドルカバー4に向かって延びた係止受け部としての係止受け片38とを備えている。
係止爪37は、ミドルカバー4の第2の壁24と一体に形成されており、該第2の壁24から立設している。係止爪37は、立設部39と、爪部40とを一体に備えている。立設部39は、柱状に形成されており、第2の壁24から立設している。爪部40は、立設部39の第2の壁24から離れた側即ち壁15寄りの端部に設けられている。爪部40は、立設部39に端部から壁15,24と平行に延びている。
係止受け片38は、アッパカバー2の壁15と一体に形成されており、該壁15から立設している。係止受け片38は、互いに平行な一対のアーム41と、これらのアーム41を互いに連結する連結アーム42とを備えて、輪(コ字)状に形成されている。アーム41は、壁15に連なり、アッパカバー2からミドルカバー4即ちロアカバー3に向かって直線状に延びている。
アーム41は、連結アーム42が壁15,24と平行に移動するように、弾性変形可能になっている。連結アーム42は、アーム41のアッパカバー2の壁15から離れた側の端部即ちミドルカバー4及びロアカバー3寄りの端部を互いに連結している。また、前述した係止受け片38のアーム41は、アッパカバー2を成形する際に用いられる金型の構成などにより、壁15に設けられた孔43の内縁部から立設している。即ち、壁15の一対のアーム41間に貫通した孔43が設けられている。
前述した構成の第2の固定部32は、周壁16,25が互いに重なりかつ壁15,24が互いに平行になるようにアッパカバー2とミドルカバー4とが配される。すると、図4及び図5に示すように、壁15,24が互いに相対する方向(壁15,24に直交する方向)に沿って、係止受け片38と係止爪37とが間隔をあけて配される。アッパカバー2とミドルカバー4とを互いに近づけると、係止爪37の爪部40に係止受け片38の連結アーム42が接触する。
そして、壁15,24が互いに近づく方向に、アッパカバー2とミドルカバー4とを更に近づけると、図6に示すように、爪部40に連結アーム42が押圧されて、連結アーム42が壁15,24と平行に移動するように、主にアーム41などが弾性変形する。さらに、アッパカバー2とミドルカバー4とを近づけて、連結アーム42が爪部40を乗り越えると、図7に示すように、アーム41の弾性復元力により、連結アーム42が立設部39に近づいて、係止爪37が係止受け片38に係止する。こうして、第2の固定部32は、アッパカバー2の中央部と、ミドルカバー4の中央部とを互いに固定する。
前述した構成の電気接続箱1は、以下のように組み立てられる。まず、印刷配線板5にコネクタ27a,27b,27cを取り付ける。そして、印刷配線板5をロアカバー3に取り付ける。そして、ロアカバー3にミドルカバー4を更に取り付け、ミドルカバー4に一方のバスバ28と絶縁基板29と他方のバスバ28を順に重ねる。そして、バスバ28に中継端子30を取り付けて、壁15,24が互いに平行になるように、ミドルカバー4にアッパカバー2を重ねる。そして、これらのアッパカバー2とミドルカバー4とを互いに近づける。
すると、前述したように、第1の固定部31の係止突起34と係止片33とが互いに係止するとともに、第2の固定部32の係止爪37と係止受け片38とが互いに係止する。第1の固定部31が、アッパカバー2の外縁部とミドルカバー4の外縁部とを固定し、第2の固定部32が、アッパカバー2の中央部とミドルカバー4の中央部とを固定して、ミドルカバー4とロアカバー3にアッパカバー2を取り付ける。アッパカバー2の装着部11にヒューズ18とリレー17を取り付ける。
このとき、比較的大型なリレー17を装着部11に取り付けるので、リレー17の端子を中継端子30に接続する際に、リレー17をアッパカバー2に向けて強い力で圧入(押圧)する。作業員が、リレー17に体重をかけるなどして、装着部11に装着しようとすると、例えば、図3中の矢印F1,F2に沿って、強い力がアッパカバー2に作用する。このとき、支柱20がロアカバー3からアッパカバー2に向かって延びているとともに、シールド板7に当接しているので、前述した矢印F1,F2に沿った力を支柱20が支えることとなる。
このため、支柱20は、リレー17を装着する際に、アッパカバー2の壁15がロアカバー3のカバー本体19に(必要以上に)近づくことを防止する。このため、支柱20は、アッパカバー2が破損することを防止する。
こうして、組み立てられた電気接続箱1は、印刷配線板5が前述したコネクタ27a,27b,27cなどを介してECU、サーミスタ、ヒータや冷却ファンなどと接続する。配線盤6がリレー17、ヒューズ18、電池、インバータ、サービスプラグ8、DC/DC、AC100Vに変換する回路、インタロック回路及びリレー17を駆動するためのの回路と接続する。こうして、電気接続箱1は、ハイブリット車に搭載される。このとき、勿論、シールド板7は、車体を構成するパネルと電気的に接続する。
本実施形態によれば、第2の固定部32がアッパカバー2と重ねカバーとしてのミドルカバー4の中央部を相互に固定する。このため、電気接続箱1が搭載される自動車の走行中などの振動により、電気部品としてのリレー17が振動しようとしても、第2の固定部32でアッパカバー2がミドルカバー4に固定されるので、アッパカバー2がリレー17とともに振動することを防止できる。
このため、走行中などの振動により、アッパカバー2とミドルカバー4とが離れる方向にアッパカバー2などが変形することを防止でき、アッパカバー2とミドルカバー4の間に収容された配線盤6に曲げ応力などが作用することを防止できる。したがって、アッパカバー2とミドルカバー4の間に収容された配線盤6の電気的な信頼性を確保できるとともに、アッパカバー2などが破損することを防止できる。
また、第2の固定部32が、係止爪37とこの係止爪37が係止する係止受け片38とを備えている。このため、アッパカバー2とミドルカバー4とを互いに重ねて、これらを近づけて、係止爪37を係止受け片38に係止させることにより、第2の固定部32で、アッパカバー2とミドルカバー4とを互いに固定できる。このため、容易に、第2の固定部32で、アッパカバー2とミドルカバー4とを固定でき、電気接続箱1を容易に組み立てることができる。
さらに、第2の固定部32が、アッパカバー2の装着部11と第2の壁24との間に配されている。これにより、リレー17が上方に位置するように電気接続箱1を位置付けると、第2の固定部32が、リレー17の下方に位置する。このため、第2の固定部32とアッパカバー2との間の隙間としての前述した孔43などからカバー2,3,4内に水などの液体が浸入することを防止できる。
また、第2の固定部32がアッパカバー2の装着部11と第2の壁24との間に配されているので、第2の固定部32が、アッパカバー2のリレー17が装着される装着部11をロアカバー3に固定することとなる。このため、リレー17とともにアッパカバー2がより振動しにくくなる。したがって、アッパカバー2とミドルカバー4内に収容された配線盤6の信頼性を確保でき、アッパカバー2の破損を防止できる。
ロアカバー3からアッパカバー2に向かって延びた支柱20が、リレー17をアッパカバー2に装着する際に、シールド板7と当接する。このため、支柱20は、シールド板7、ミドルカバー4及び配線盤6を介して、アッパカバー2と当接する。これにより、支柱20は、アッパカバー2がロアカバー3に近づくことを防止する。
このため、リレー17をアッパカバー2に装着する際に、該アッパカバー2とロアカバー3との間に空間が狭くなる方向にアッパカバー2が変形することを防止できる。このように、リレー17をアッパカバー2に装着する際に、該アッパカバー2とロアカバー3とが必要以上に近づくことを防止できる。したがって、リレー17を装着する際に、アッパカバー2とロアカバー3との双方が破損することを防止できる。また、アッパカバー2とロアカバー3内に収容された回路部としての印刷配線板5にアッパカバー2が当接することを防止でき、印刷配線板5の電気的な信頼性を確保できる。
支柱20が2つのリレー17間に配されている。このため、支柱20は、アッパカバー2の2つのリレー17間に位置する箇所Kがロアカバー3に近づくことを防止する。このため、支柱20は、前述した2つのリレー17がアッパカバー2に装着される際に、アッパカバー2とロアカバー3との間に空間が狭くなる方向にアッパカバー2が変形することを防止できる。したがって、アッパカバー2とロアカバー3との双方が破損することを防止でき、印刷配線板5の電気的な信頼性が低下することを防止できる。
アッパカバー2とロアカバー3との間に印刷配線板5にくわえ、配線盤6を収容している。このため、電気接続箱1は、複数の回路系統に用いることができる。
次に、本発明の第2の実施形態にかかる電気接続箱1を、図8ないし図12に基づいて説明する。なお、前述した第1の実施形態と同一部分には、同一符号を付して説明を省略する。
本実施形態の第2の固定部32は、図8に示すように、係止爪37を立設部39のみから構成し、係止受け片38の連結アーム42に前記立設部39を通すことのできる孔44を設けている。そして、孔44内に立設部39を通し、この立設部39のアッパカバー2の壁15寄り即ちミドルカバー4から離れた側の端部に加熱された金属棒45などを押し付けて、該端部を一旦溶融させて、ミドルカバー4の第2の壁24に向けて押し付ける。前記端部を、立設部39の外周方向に突出させて、立設部39即ち係止爪37が係止受け片38から抜けでないようにする。このように、前記係止爪37の立設部39の端部を熱圧着することで、第2の固定部32は、アッパカバー2の中央部とミドルカバー4の中央部とを固定する。
本実施形態で、アッパカバー2をミドルカバー4に取り付ける場合には、まず、周壁16,25が互いに重なりかつ壁15,24が互いに平行になるようにアッパカバー2とミドルカバー4とを重ねる。そして、図9及び図10に示すように、壁15,24が互いに相対する方向(壁15,24に直交する方向)に沿って、係止受け片38と係止爪37とを間隔をあけて配す。その後、アッパカバー2とミドルカバー4とを互いに近づける。
すると、図11に示すように、連結アーム42の孔44内に係止爪37の立設部39が侵入する。その後、加熱した金属棒45を、係止爪37の立設部39に押し付ける。すると、図12に示すように、係止爪37の立設部39の端部が、一旦溶融して、立設部39の外周方向に拡がる。その後、金属棒45を、係止爪37の立設部39の端部から離す。こうして、第2の固定部32は、アッパカバー2の中央部と、ミドルカバー4の中央部とを互いに固定する。
本実施形態によれば、前述した第1の実施形態と同様に、第2の固定部32がアッパカバー2と重ねカバーとしてのミドルカバー4の中央部を相互に固定する。このため、電気接続箱1が搭載される自動車の走行中などの振動により、電気部品としてのリレー17が振動しようとしても、アッパカバー2がリレー17とともに振動することを防止できる。
このため、走行中などの振動により、アッパカバー2とミドルカバー4とが離れる方向にアッパカバー2などが変形することを防止でき、アッパカバー2とミドルカバー4の間に収容された配線盤6に曲げ応力などが作用することを防止できる。したがって、アッパカバー2とミドルカバー4の間に収容された配線盤6の電気的な信頼性を確保できるとともに、アッパカバー2などが破損することを防止できる。
さらに、リレー17が上方に位置するように電気接続箱1を配置すると、第2の固定部32が、リレー17の下方に位置するので、前記孔43を通してカバー2,3,4内に水などの液体が浸入することを防止できる。
また、本実施形態では、図13に示すように、第2の固定部32は、連結アーム42と係止爪37の立設部39に互いに連通するねじ孔46を設けても良い。第2の固定部32は、該ねじ孔46にねじ47などを螺合させることで、アッパカバー2の中央部とミドルカバー4の中央部とを互いに固定しても良い。
前述した実施形態では、第1の固定部31と第2の固定部32は、アッパカバー2とミドルカバー4とを互いに固定している。しかしながら、本発明では、第1の固定部31と第2の固定部32は、アッパカバー2とロアカバー3とを互いに固定しても良い。要するに、本発明では、第1の固定部31と第2の固定部32は、リレー17などの電気部品が装着されるアッパカバー2と、実施形態でいうロアカバー3やミドルカバー4などの前記アッパカバー2に重ねられる少なくとも一つの重ねカバーのうち少なくとも一つと、を互いに固定すれば良い。
前述した実施形態では、係止爪37をミドルカバー4に設け、係止受け片38をアッパカバー2に設けている。しかしながら、本発明では、係止爪37をアッパカバー2に設け、係止受け片38をロアカバー3やミドルカバー4に設けても良い。この場合、係止爪37は係止受け部をなし、係止受け片38は係止部をなしている。
また、前述した実施形態では、係止爪37をミドルカバー4に一体に設け、係止受け片38をアッパカバー2に一体に設けている。しかしながら、本発明では、係止爪37と係止受け片38を、カバー2,3,4と別体に設けても良い。
前述した実施形態では、支柱20はシールド板7に当接している。しかしながら、本発明では、支柱20を、アッパカバー2に直接当接させても良い。また、本発明では、支柱20を、アッパカバー2に一体に形成して、該アッパカバー2からロアカバー3に向かって延ばしても良い。さらに、本発明では、支柱20を、アッパカバー2とロアカバー3との双方に設けても良い。
前述した実施形態では、支柱20を一つ設けている。しかしながら、本発明では、支柱20を複数設けても良い。また、支柱20を、アッパカバー2とロアカバー3との双方と別体にしても良い。
また、前述した実施形態では、電気部品としてのリレー17を2つ装着する場合を示している。しかしながら、本発明では、電気部品としてのリレー17を1つ装着しても良く、電気部品としてのリレー17を3つ以上装着しても良い。この場合、支柱20,34を、3つ以上の電気部品としてのリレー17間に設けて、支柱20,34は、アッパカバー2の3つ以上の電気部品としてのリレー17間の箇所Kがロアカバー3に近づくのを規制するのが望ましい。
前述した実施形態では、回路部としての印刷配線板5と、回路部としての配線盤6とは、互いに電気的に独立している。しかしながら、本発明では、回路部としての印刷配線板5と、回路部としての配線盤6とは、互いに電気的に接続しても良い。
前述した実施形態では、回路部として印刷配線板5と配線盤6を用いている。しかしながら、本発明は、回路部を種々の構成としても良い。要するに、回路部とは、コネクタ12a,12b,22a,22b,22c,22d,27a,27b,27cなどを介して、他の電子機器と電気的に接続するものであれば良い。
なお、前述した実施形態は本発明の代表的な形態を示したに過ぎず、本発明は、実施形態に限定されるものではない。即ち、本発明の骨子を逸脱しない範囲で種々変形して実施することができる。
本発明の第1の実施形態に係る電気接続箱の斜視図である。 図1に示された電気接続箱の分解斜視図である。 図1中のIII−III線に沿った一部を断面で示す説明図である。 図1に示された電気接続箱の第2の固定部を示す斜視図である。 図4中のV−V線に沿う断面図である。 図5に示された係止爪と係止受け片とを互いに近づけた状態を示す断面図である。 図6に示された係止爪と係止受け片とを互いに係止させた状態を示す断面図である。 本発明の第2の実施形態に係る電気接続箱の一部を断面で示す説明図である。 図8に示された電気接続箱の第2の固定部を示す斜視図である。 図9中のX−X線に沿う断面図である。 図10に示された連結アームの孔内に係止爪の立設部39を通した状態を示す断面図である。 図11に示された係止爪の立設部39の端部に加熱された金属棒を押し付けた状態を示す断面図である。 図8に示された電気接続箱の変形例の一部を断面で示す説明図である。
符号の説明
1 電気接続箱
2 アッパカバー
3 ロアカバー(重ねカバー)
4 ミドルカバー(重ねカバー)
15 壁(中央部)
16 周壁(外縁部)
17 リレー(電気部品)
18 ヒューズ(電気部品)
24 第2の壁(中央部)
25 第2の周壁(外縁部)
31 第1の固定部
32 第2の固定部
37 係止爪(係止部、係止受け部)
38 係止受け片(係止受け部、係止部)

Claims (3)

  1. 電気部品が装着されるアッパカバーと、前記アッパカバーに重ねられる重ねカバーとを備えた電気接続箱において、
    前記重ねカバーの外縁部と前記アッパカバーの外縁部とを互いに固定する第1の固定部と、
    前記重ねカバーの中央部と前記アッパカバーの中央部とを互いに固定する第2の固定部と、
    を備えたことを特徴とする電気接続箱。
  2. 前記アッパカバーは、前記電気部品が装着される装着部を設けた壁を備え、
    前記重ねカバーは、前記壁と間隔をあけて配される第2の壁を備え、
    前記第2の固定部は、前記第2の壁から前記壁に向かって延びた係止部と、前記壁から第2の壁に向かって延びているとともに前記係止部が係止する係止受け部と、を備えたことを特徴とする請求項1記載の電気接続箱。
  3. 前記第2の固定部は、前記壁に設けられた装着部と、前記第2の壁との間に配されていることを特徴とする請求項2記載の電気接続箱。
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* Cited by examiner, † Cited by third party
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JP2010095151A (ja) * 2008-10-16 2010-04-30 Honda Motor Co Ltd タイヤ空気圧検出装置
CN103378571A (zh) * 2012-04-23 2013-10-30 矢崎总业株式会社 电气接线箱
JP2013226018A (ja) * 2012-04-23 2013-10-31 Yazaki Corp 電気接続箱
JP2016223542A (ja) * 2015-05-29 2016-12-28 株式会社ミツバ カバーの密封構造、および、その密封構造を備えたコントローラ

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