JP2005312254A - 電気接続箱 - Google Patents

電気接続箱 Download PDF

Info

Publication number
JP2005312254A
JP2005312254A JP2004129336A JP2004129336A JP2005312254A JP 2005312254 A JP2005312254 A JP 2005312254A JP 2004129336 A JP2004129336 A JP 2004129336A JP 2004129336 A JP2004129336 A JP 2004129336A JP 2005312254 A JP2005312254 A JP 2005312254A
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
harness
connector
main body
box
side connector
Prior art date
Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
Pending
Application number
JP2004129336A
Other languages
English (en)
Inventor
Hiroyuki Sawara
弘之 佐原
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Yazaki Corp
Original Assignee
Yazaki Corp
Priority date (The priority date is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the date listed.)
Filing date
Publication date
Application filed by Yazaki Corp filed Critical Yazaki Corp
Priority to JP2004129336A priority Critical patent/JP2005312254A/ja
Publication of JP2005312254A publication Critical patent/JP2005312254A/ja
Pending legal-status Critical Current

Links

Images

Abstract

【課題】ボックス本体の周囲にコネクタ接続用の作業スペースを設けなくても、本体側コネクタにハーネス側コネクタを容易にコネクタ接続することができる電気接続箱を提供する。
【解決手段】ボックス本体12の内側に、リレー、ヒューズ等の電気部品で構成された内部回路に接続された本体側コネクタ27,30が固定され、本体側コネクタ27,30にメインハーネス41a,41b末端のハーネス側コネクタ42,44が接続されるジャンクションボックスにおいて、ボックス本体12の前壁13にハーネス導入口14が形成され、本体側コネクタ27,30が、そのコネクタ嵌合部28a,31aをハーネス導入口14に臨ませて着脱自在に固定され、ハーネス側コネクタ42の係止爪45aと係合するコネクタ嵌合部28aの係止孔28bをハーネス導入口14の外側に露出させた。
【選択図】図1

Description

本発明は、例えば自動車等に適用され、接続箱本体内の本体側コネクタにワイヤハーネス末端のハーネス側コネクタをコネクタ接続させることにより、計器類等の電装品にバッテリからの電源を供給するジャンクションボックスやリレーボックスなどの電気接続箱に関するものである。
自動車等の車両内部には、複数本のワイヤハーネスが配索されており、各ワイヤハーネス末端のハーネス側コネクタは、電気接続箱、各種スイッチ、負荷などのコネクタに接続されたり、ワイヤハーネス同士を相互接続するために他方のワイヤハーネスのハーネス側コネクタに接続されたりしている。
図5は、この種の電気接続箱に関する従来の一例を示すものである。この従来例は、リレーボックス50に関するものであり、開口部を有するケース51と、複数のリレーが装着され、ケース51に収容されるボックス本体52と、開口部を塞ぐカバー54とから構成されている。
ボックス本体52の上側には、電源供給用のハーネス側コネクタ57とコネクタ接続される本体側コネクタ53が設けられている。本体側コネクタ53の近傍であってボックス本体52のコーナ部分には、ハーネス側コネクタ57に接続された電線55を通すための電線挿通部52aが形成されている。ケース51の側面51aには、電線挿通部52aに対向する位置で電線55をケース51内に導入するための電線導入口51bが形成されている。ボックス本体52の下側からは、リレー等の電気部品で構成される内部回路に接続された電線56が引き出され、電線56はケース51とボックス本体52の隙間を通ってケース51の図示しない電線導出口から導出されるようになっている。
リレーボックス50は、ボックス本体52をケース51内に収容し、バッテリに接続された電線55を電線導入口51bからケース51内に導入するとともにボックス本体52の電線挿通部52aに挿通させ、電線55をUターン状に折り曲げながら本体側コネクタ53にハーネス側コネクタ57を接続させ、ケース51の開口部にカバー54を宛って組み立てられるようになっている。
他の従来例として、図6に示される電気接続箱60が知られている。この従来例は、ボックス本体61の内部回路に接続されずにカバー62内を挿通される各ワイヤハーネス65,67の各コネクタ70,71を簡易に固定することができるものである。ボックス本体61の内部回路には、バッテリ等に接続されたワイヤハーネス65,67の幹線65a,67aがコネクタ66,68,69を介して接続されるようになっている。カバー62内において、各ワイヤハーネス65,67から分岐された各分岐線65b,67bは、相互にコネクタ接続されるようになっている。
各コネクタ70,71の固定手段は、カバー62の底面に立設された4本のロックアーム63で構成されている。ロックアーム63の先端側には係止爪63aが設けられ、ロックアーム63の根本側には係止段部63bが設けられ、係止爪63aと係止段部63bとの間で各コネクタ70,71ががたつきなく簡易に固定されるようになっている。
また、他の従来例として、ワイヤハーネス同士を相互接続させるコネクタが収納されるコネクタ収納箱がある。コネクタ収納箱は、多数のコネクタを収納することができるものであり、開口部を有する箱本体と、開口部を塞ぐカバーと、コネクタを保持する枠状のコネクタ保持体とからなっている。カバーはパッキンを介して箱本体に密着した状態で取り付けられ、また箱本体の側壁に形成された配線導入口にはグロメット及びインナーが装着されるようになっているため、コネクタ収納箱に外から水が入らず、コネクタの防水性が向上されるようになっている。
実開昭63−90920号公報(第2−4頁、第2図) 特開平8−289439号公報(第2,3頁)
しかしながら、上記従来例では、解決すべき以下の問題点がある。従来の第1例では、
Uターンさせた電線55がカバー54に干渉することを防止するため、ボックス本体52とカバー54との間隔tを十分に開ける必要があって、リレーボックス50が嵩高化・大型化するという問題があった。電線径が細ければ、比較的自由にUターン状に曲げることができるが、電線径が太ければ自由に曲げることができず、リレーボックス50の組立作業性が必ずしも良いものではないという問題もあった。
本体側コネクタ53をボックス本体52の側面に設けて、電線55をUターン状に曲げることなく側面方向からコネクタ接続させることも考えられるが、本体側コネクタ53がケース51内の奥側に引っ込んでいる場合は、本体側コネクタ53が外部から見えづらくなり接続作業性が悪くなるという問題があった。しかも、自動車のエンジンルーム等は、自動車部品が密集しているため空きスペースが狭く、コネクタ接続用の作業スペースを設けることも困難であった。
また、コネクタ接続を自動車生産ラインの車両組立工程内で行った後、ケース51にカバー54を取り付けてリレーボックス50の組み立てを行わなければならないため、外部で組み立てられたリレーボックスを車両組立工程においてそのまま取り付けることができず、リレーボックス50の組み立てに時間を要し、自動車の生産性を十分に高めることができないという問題もあった。
従来の第2例は、ワイヤハーネス65,67の屈曲性を気に掛けることなく、各ワイヤハーネス65,67の分岐線65b,67bを真っ直ぐにして側面方向からコネクタ接続させたものであるが、この場合も、従来の第1例と同様にして、車両組立工程において分岐線65b,67b同士のコネクタ接続を行った後、ボックス本体61にカバー62を取り付けなければならず、自動車の生産性を高めることができないという問題があった。また、各コネクタ70,71の固定手段であるロックアーム63は、カバー62内の中央部分に位置しているため、上記同様にコネクタ接続の作業性が良いものではないという問題があった。
従来の第3例も同様にして、コネクタ保持体がコネクタ収納箱の中央部分に固定されるとともに、各コネクタの嵌合部がコネクタ収納箱の奥側に位置するため、コネクタの取り付け/取り外しを容易に行うことができないという問題があった。
本発明は、上記した点に鑑み、自動車生産ラインの車両組立工程におけるコネクタ接続の作業性及びメンテナンス作業性を向上することができ、またコネクタの防水を図ることができる電気接続箱を提供することを目的とする。
上記目的を達成するために、請求項1記載の発明は、接続箱本体の内側に、内部回路に接続された本体側コネクタが固定され、該本体側コネクタにワイヤハーネス末端のハーネス側コネクタが接続される電気接続箱において、前記接続箱本体の壁部に開口部が形成され、前記本体側コネクタが、該本体側コネクタのコネクタ嵌合部を該開口部に臨ませて固定されたことを特徴とする。
上記構成によれば、接続箱本体の本体側コネクタに、エンジンルームのバッテリ等に接続されたワイヤハーネス末端のハーネス側コネクタをコネクタ接続させることで、接続箱本体に電源が供給される。本体側コネクタが、ハーネス側コネクタに対するコネクタ嵌合部を開口部に臨ませているから、自動車部品が密集するエンジンルーム等の作業スペースの狭い場所であっても、コネクタや端子をこじったりすることなくコネクタ嵌合部にハーネス側コネクタを容易に嵌合させることができる。
また、請求項2記載の発明は、請求項1記載の電気接続箱において、前記本体側コネクタに、前記開口部の外側に露出した係止部が設けられ、前記ハーネス側コネクタに該係止部に係合する係合部が設けられたことを特徴とする。
上記構成によれば、本体側コネクタの係止部が露わになるため、係止解除用治具棒等で係止部や係合部をこじって損傷させることが回避される。また、コネクタの係止状態を簡単に解除することができる。
また、請求項3記載の発明は、請求項1又は2記載の電気接続箱において、前記接続箱本体の内壁面に取付ブラケットが設けられ、前記本体側コネクタに該取付ブラケットに係合する係合部が設けられたことを特徴とする。
上記構成によれば、接続箱本体の内壁面に、本体側コネクタをワンタッチで着脱自在に固定することができる。
また、請求項4記載の発明は、請求項1〜3のいずれか1項に記載の電気接続箱において、前記開口部が、前記接続箱本体の側方から前記ワイヤハーネスが導出されるハーネス導入口であることを特徴とする。
上記構成によれば、ボックス本体からアッパカバー又はロアカバーを外さなくても本体側コネクタにハーネス側コネクタを接続することができる。
また、請求項5記載の発明は、請求項1〜4のいずれか1項に記載の電気接続箱において、前記開口部に、前記ハーネス側コネクタを覆うサブカバーが着脱自在に設けられたことを特徴とする。
上記構成によれば、接続箱本体内に開口部から水や塵埃が浸入することを防止することできる。
以上の如く、請求項1記載の発明によれば、本体側コネクタの嵌合部が開口部に臨んでいるから、コネクタ接続のための作業スペースが狭い場合であっても、本体側コネクタをこじったりすることなくコネクタ接続することができる。したがって、電気接続箱に対するワイヤハーネスの接続を行い易くなり、接続作業性を向上することができ、しかも車両組立工程における自動車の生産性を向上することができる。
また、請求項2記載の発明によれば、本体側コネクタの係止部が開口部の外側に露出しているから、係止解除用治具棒等で係止部や係合部をこじって損傷させることが回避されるとともに、コネクタの係止状態が簡単に解除され、メンテナンス作業性が向上する。
また、請求項3記載の発明によれば、本体側コネクタの係合部を取付ブラケットに係合させることで、接続箱本体の内壁面に、本体側コネクタをワンタッチで着脱自在に固定することができる。したがって、電気接続箱の組み立てを容易に行うことができる。
また、請求項4記載の発明によれば、ボックス本体からアッパカバー又はロアカバーを外さなくても本体側コネクタにハーネス側コネクタを接続することができる。したがって、車両組立工程における電気接続箱の組み立てに要する時間が不要となり、自動車の生産性を高めることができる。
また、請求項5記載の発明によれば、開口部にサブカバーが装着されることで、接続箱本体内に外から水が浸入することが防止される。したがって、コネクタの防水を図ることができ、コネクタ接続の信頼性を向上することができる。
以下に本発明の実施の形態の具体例を図面を用いて説明する。図1〜図4は、本発明に係る電気接続箱の一実施形態を示すものである。
電気接続箱は、リレーボックスやヒューズボックスやジャンクションボックス等であり、リレーやヒューズや回路体としてのバスバー等の電気部品を有している。電気接続箱は、例えばエンジンルームのバッテリと電装品との間に配置され、電気部品から構成される内部回路に車両内に配索されるワイヤハーネスが接続されることにより、バッテリ等からの電源が供給されるようになっている。
本実施形態の電気接続箱は、リレーの他に大電流用のヒュージブルリンクを備えたジャンクションボックス10であり(図2)、エンジンルームのバッテリに接続されたワイヤハーネス40の分岐線であるサブハーネス41cが板端子46を介して図示しないヒュージブルリンクにボルト締めされ、ワイヤハーネス40の幹線である2本のメインハーネス41a,41bがボックス本体(接続箱本体)12内の本体側コネクタ27,30にコネクタ接続されるようになっている。なお、電気接続箱が、ヒューズボックスやリレーボックスである場合も略同様である。
本実施形態に係るジャンクションボックス10は、ボックス本体12の側方からメインハーネス41a,41bを接続させるものであって、ボックス本体12の周囲にコネクタ接続用の作業スペースを設けなくても、本体側コネクタ27,30にハーネス側コネクタ42,44を容易にコネクタ接続させることができるものであり、ボックス本体12の内側に、リレー、ヒューズ等の電気部品で構成された内部回路に接続された本体側コネクタ27,30が固定され、本体側コネクタ27,30にメインハーネス41a,41b末端のハーネス側コネクタ42,44が接続されるジャンクションボックスにおいて、ボックス本体12の前壁(壁部)13にハーネス導入口(開口部)14が形成され、本体側コネクタ27,30が、そのコネクタ嵌合部28a,31aをハーネス導入口14に臨ませて着脱自在に固定され、ハーネス側コネクタ42の係止爪(係合部)と係合するコネクタ嵌合部28aの係止孔(係止部)28bをハーネス導入口14の外側に露出させたことを特徴とするものである。また、ハーネス導入口14に、本体側コネクタ27,30を覆うフロントカバー(サブカバー)35が着脱自在に設けられたことを有効とするものである。
以下に、本実施形態のジャンクションボックス10の主要構成部分及びその作用について詳細に説明する。
ジャックションボックス10は、バッテリからの電源の供給を受けつつ、ECU(Electronic Control Unit)からの制御信号を受信して、アクチュエータ類や計器類などの電装品を制御するためのユニット化された中継装置であり、自動車のエンジンルームの狭いスペースで、車体パネルに締結ボルトやねじ等の締結部材を用いて固着されるものである。
図2に示すように、ジャンクションボックス10は、ボックス本体12と、フロントカバー35と、アッパカバー36と、ロアカバー37とから構成されており、合成樹脂材料を構成材料として射出成形されたものである。
ボックス本体12は、略矩形箱状をなし、成形性・耐熱性に優れるポリプロピレン等の合成樹脂材料から射出成形されたものであり、内部は複数の隔壁18により複数の部品収容室19に仕切られている(図4)。各部品収容室19には、リレーが集合化されたリレーブロック(不図示)や、ヒューズ及びヒュージブルリンクが集合化されたヒューズブロック(不図示)等が収容されるようになっている。リレーブロックやヒューズブロックは、隔壁18の係止部20aや、側壁25内面や後壁23内面に設けられた係止部20b,20cなどにより係止固定されるようになっている。
ボックス本体12の上部及び下部は開口形成されており、前・後壁13,23と両側壁25,25とから外壁が形成されている。前側のL字状に凹んだ壁部22(図4)には、ジャンクションボックス10をエンジン室の車体パネルに固定するための取付部22aが設けられている。
ここで、本明細書の説明の都合上、前後方向x、左右方向(幅方向)y、上下方向(高さ方向)zを以下のように定めることとする。前後方向xとはボックス本体12の長手方向をいうものとし(図1,2)、前をフロントカバー35の位置する側と定める。左右方向yとはボックス本体12の短手方向をいうものとする。上下方向zとはボックス本体12の深さ方向をいうものとし、上をアッパカバー36の位置する側、下をロアカバー37の位置する側と定める。
ボックス本体12の前壁13は、幅寸法がボックス本体12の幅寸法の略1/2に形成されており、上下方向zに長い矩形状をなしている(図1)。前壁13は、略中間部より下側の部分が略矩形状に開口形成され、その開口はバッテリに接続された2本のメインハーネス41a,41bが導入されるハーネス導入口14となっている。
ハーネス導入口14には、メインハーネス41a,41b末端の2つのハーネス側コネクタ42,44が接続される2つの本体側コネクタ27,30がハーネス導入口14に臨むように固定されている。ハーネス側コネクタ42,44及び本体側コネクタ27,30は、合成樹脂材料を構成材料として射出成形されたものであり、通常用いられるものである。すなわち、ハーネス側コネクタ42,44は、雄型コネクタハウジング43,45の端子収容室に図示しない雌端子が収容されたいわゆる雄型コネクタであり、本体側コネクタ27,30は、雌型コネクタハウジング28,31の嵌合空間内に図示しない雄端子を突出させたいわゆる雌型コネクタである。
ハーネス側コネクタ42,44の後側からは、雌端子の電線接続部に接続されたメインハーネス41a,41bが引き出されている。横向きになっている雄型コネクタハウジング43,45の上壁には、本体側コネクタ27,30の係止孔28b(係止孔は両コネクタに設けられているが、一方の本体側コネクタ27についてのみ図示する)に係合する係止爪45a(係止爪は両コネクタ42,44に設けられているが、一方のハーネス側コネクタ44についてのみ図示する)が突設されている。両コネクタ27,30,43,45が嵌合され、係止孔28bに係止爪45aが係合することで、両コネクタ27,30,43,45が係止され、コネクタ嵌合状態が維持されるようになっている。
内部回路に接続された図示しない電線と接続されている2つの本体側コネクタ27,30は、背中を互いに向かい合わせるようにして配置され、雌型コネクタハウジング28,31の上壁に形成された図示しない係合部をボックス本体12の側壁25内面(内壁面)に突設された取付ブラケット32,33に係合させることにより着脱自在に固定されている。取付ブラケット32,33は、ハーネス導入口14側に設けられているため、内側に嵌合空間を有するコネクタ嵌合部28a,31aはハーネス導入口14に臨み、かつハーネス導入口14から僅かに突出するようになっている。
コネクタ嵌合部28a,31aの上壁には、ハーネス側コネクタ42,44の係止爪45aに対する係止孔28bが形成されていて、大きい方の本体側コネクタ27の係止孔28bはハーネス導入口14の外側に露出している。このため、本体側コネクタ27とハーネス側コネクタ42をコネクタ接続させると、ハーネス側コネクタ42の係止爪がハーネス導入口14の外側に出て、係止解除用冶具等を用いて両コネクタ27,42の係止状態を簡単に外すことができるようになっている。なお、小さい方の本体側コネクタ30の図示しない係止孔は、ハーネス導入口14の内側にあるが、大きい方の本体側コネクタ27と同様にしてハーネス導入口14の外側に露出させることもできる。
ハーネス導入口14は、後述するフロントカバー35(図2)で覆われ、本体側コネクタ27,30及びハーネス側コネクタ42,44の防水が図られるようになっている。フロントカバー35は、図示しないヒンジ部を有していて、ボックス本体12に回動自在に装着されるようになっている。このため、ヒンジ部を支点としてフロントカバー35を開方向に回動させることで、ハーネス導入口14が開放され、本体側コネクタ27,30とハーネス側コネクタ42,44とが容易にコネクタ接続されるようになっている。
前壁13に対向する後壁23には、リレーやヒューズ等の電気部品に接続された内部電線を外部へ導出させる図示しないハーネス導出口が設けられている。ハーネス導出口には図示しないグロメットが装着され、ボックス本体12内への外部からの水の浸入が防止されている。
前壁13及び後壁23に直交する両側壁25,25(図2,4)には、アッパカバー36の係合部36bに対する係止部26aや、ロアカバー37の係合部37aに対する係止部26bが複数設けられている。ボックス本体12の上下の開口からリレーブロックやヒューズブロックが収容された後に、アッパカバー36及びロアカバー37により上下の開口が覆われることで、ボックス本体12内に水や塵埃等の浸入が防止されている。
フロントカバー35は、ハーネス導入口14を覆う前側のカバーである。フロントカバー35の係止手段については、他の出願で提案予定であるため、本明細書での詳細な説明は省略するが、上側部分35bには回動支点としての図示しないヒンジ部が設けられ、下側部分35aにはロアカバー37に対する図示しない係止部が設けられている。
アッパカバー36は、ボックス本体12の上側開口部15を覆い、縁壁36aに設けられた係合部36bをボックス本体12の側壁25に設けられた係止部26aに係合させることで、ボックス本体12に装着されるようになっている。アッパカバー36により、ボックス本体12内の図示しないリレーやヒューズなどの電気部品の防水が図られるようになっている。
ロアカバー37は、ボックス本体12の下側開口部16を覆う下側のカバーであり、アッパカバー36に比べて深底で、ボックス本体12の下側から引き出された電線の重みに耐え得るように形成されている。ロアカバー37は、上向きに突出する係合部37aをボックス本体12の係止部26bに係合させることにより装着されるようになっている。ボックス本体12の前壁13より前方に突出するロアカバー37の前側部分37bは、ワイヤハーネス40の導入をガイドする部分として機能している。また、前側部分37bは、フロントカバー35の下側部分35aと互いに係合されるようになっている。
このように本実施の形態によれば、ハーネス側コネクタ42,44に対する本体側コネクタ27,30のコネクタ嵌合部28a,31aが、ボックス本体12のハーネス導入口14に臨んでいるから、本体側コネクタ27,30をこじったりすることなくコネクタ接続することができ、接続作業性を向上することができる。本体側コネクタ27の係止孔28bがハーネス導入口14の外側に露出しているから、盲作業によって係止孔28bをこじって損傷させることが回避される。また、両コネクタ27,42の係止状態を簡単に解除することができ、メンテナンス作業性を向上することができる。
なお、本発明は上記実施形態に限定されるものではなく、以下のように変形して実施することもできる。
(1)本体側コネクタ27,30を設ける位置は任意であり、本体側コネクタ27,30をジャンクションボックス10の前壁に開口形成されたハーネス導入口14に臨むように固定する代わりに、後壁23や側壁25に開口部を形成し、これらの開口部に臨むように固定することも可能である。ジャンクションボックス10が被水しない場所に配置される場合には、ハーネス導入口14を覆うフロントカバー35を不要とすることができる。フロントカバー35を不要とすることで、本体側コネクタ27,30とハーネス側コネクタ42,44とを接続させる際にカバー35を開ける手間が省かれ、コネクタ接続をより容易に行うことが可能となる。
本発明に係る電気接続箱の一実施形態を示す斜視図である。 図1に示す電気接続箱の分解図である。 図2に示すボックス本体の正面図である。 図2に示すボックス本体の底面図である。 従来の電気接続箱の一例を示す断面図である。 従来の電気接続箱の他の一例を示す断面図である。
符号の説明
10 ジャンクションボックス(電気接続箱)
12 ボックス本体(接続箱本体)
13 前壁(壁部)
14 ハーネス導入口(開口部)
27,30 本体側コネクタ
28a,31a コネクタ嵌合部
32,33 取付ブラケット
35 フロントカバー(サブカバー)
40 ワイヤハーネス
42,44 ハーネス側コネクタ
45a 係止爪(係合部)

Claims (5)

  1. 接続箱本体の内側に、内部回路に接続された本体側コネクタが固定され、該本体側コネクタにワイヤハーネス末端のハーネス側コネクタが接続される電気接続箱において、
    前記接続箱本体の壁部に開口部が形成され、前記本体側コネクタが、該本体側コネクタのコネクタ嵌合部を該開口部に臨ませて固定されたことを特徴とする電気接続箱。
  2. 前記本体側コネクタに、前記開口部の外側に露出した係止部が設けられ、前記ハーネス側コネクタに該係止部に係合する係合部が設けられたことを特徴とする請求項1記載の電気接続箱。
  3. 前記接続箱本体の内壁面に取付ブラケットが設けられ、前記本体側コネクタに該取付ブラケットに係合する係合部が設けられたことを特徴とする請求項1又は2記載の電気接続箱。
  4. 前記開口部が、前記接続箱本体の側方から前記ワイヤハーネスが導出されるハーネス導入口であることを特徴とする請求項1〜3のいずれか1項に記載の電気接続箱。
  5. 前記開口部に、前記固定側コネクタを覆うサブカバーが着脱自在に設けられたことを特徴とする請求項1〜4のいずれか1項に記載の電気接続箱。
JP2004129336A 2004-04-26 2004-04-26 電気接続箱 Pending JP2005312254A (ja)

Priority Applications (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP2004129336A JP2005312254A (ja) 2004-04-26 2004-04-26 電気接続箱

Applications Claiming Priority (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP2004129336A JP2005312254A (ja) 2004-04-26 2004-04-26 電気接続箱

Publications (1)

Publication Number Publication Date
JP2005312254A true JP2005312254A (ja) 2005-11-04

Family

ID=35440378

Family Applications (1)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP2004129336A Pending JP2005312254A (ja) 2004-04-26 2004-04-26 電気接続箱

Country Status (1)

Country Link
JP (1) JP2005312254A (ja)

Cited By (3)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2008092774A (ja) * 2006-10-05 2008-04-17 Sumitomo Wiring Syst Ltd 電気接続箱
WO2018225470A1 (ja) * 2017-06-05 2018-12-13 株式会社オートネットワーク技術研究所 リレーユニット
JP2020127262A (ja) * 2019-02-01 2020-08-20 矢崎総業株式会社 電気接続箱

Cited By (8)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2008092774A (ja) * 2006-10-05 2008-04-17 Sumitomo Wiring Syst Ltd 電気接続箱
JP4605136B2 (ja) * 2006-10-05 2011-01-05 住友電装株式会社 電気接続箱
WO2018225470A1 (ja) * 2017-06-05 2018-12-13 株式会社オートネットワーク技術研究所 リレーユニット
JP2018206601A (ja) * 2017-06-05 2018-12-27 株式会社オートネットワーク技術研究所 リレーユニット
CN110709958A (zh) * 2017-06-05 2020-01-17 株式会社自动网络技术研究所 继电器组
CN110709958B (zh) * 2017-06-05 2021-12-14 株式会社自动网络技术研究所 继电器组
US11361924B2 (en) 2017-06-05 2022-06-14 Autonetworks Technologies, Ltd. Relay unit
JP2020127262A (ja) * 2019-02-01 2020-08-20 矢崎総業株式会社 電気接続箱

Similar Documents

Publication Publication Date Title
JP6652541B2 (ja) 電気接続箱
JP5068054B2 (ja) 電気接続箱の取付構造
JP2003324824A (ja) Ecu集中収容箱とワイヤハーネス側コネクタの接続構造
JPH1028311A (ja) 自動車用電気接続箱
JP2009171763A (ja) 電気接続箱
KR100297916B1 (ko) 차량 배터리용 커플러장치
JP2005312254A (ja) 電気接続箱
JP4914746B2 (ja) 電気接続箱のハーネス付設構造
JP3334621B2 (ja) 電気接続箱及び導出具
JP4588655B2 (ja) 電気接続箱
JP2007312493A (ja) 電気接続箱
JP2003219538A (ja) 電気接続箱とその取付構造
KR20120018843A (ko) 자동차용 정션박스
JPH1189052A (ja) 電気接続箱
JP4133098B2 (ja) 電気接続箱
JP3933998B2 (ja) 電気接続箱
JP7261130B2 (ja) ワイヤーハーネス接続用モジュールおよび電装システム
JP3454470B2 (ja) 電気接続箱
JP3981235B2 (ja) 電気接続箱
JP2957063B2 (ja) 電気接続箱
JP3936444B2 (ja) 電気接続箱
JP4238185B2 (ja) 防水コネクタ
JP4856517B2 (ja) 電力分配装置
JP2004215418A (ja) リレーボックス
JP2598102B2 (ja) コネクタ付ワイヤハ−ネス、および該ハ−ネスと電気接続箱の車体等への取付構造

Legal Events

Date Code Title Description
A621 Written request for application examination

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A621

Effective date: 20060904

A977 Report on retrieval

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A971007

Effective date: 20080325

A131 Notification of reasons for refusal

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A131

Effective date: 20080422

A02 Decision of refusal

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A02

Effective date: 20080812