JP2598102B2 - コネクタ付ワイヤハ−ネス、および該ハ−ネスと電気接続箱の車体等への取付構造 - Google Patents

コネクタ付ワイヤハ−ネス、および該ハ−ネスと電気接続箱の車体等への取付構造

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JP2598102B2 JP63233657A JP23365788A JP2598102B2 JP 2598102 B2 JP2598102 B2 JP 2598102B2 JP 63233657 A JP63233657 A JP 63233657A JP 23365788 A JP23365788 A JP 23365788A JP 2598102 B2 JP2598102 B2 JP 2598102B2
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Description

【発明の詳細な説明】 〔産業上の利用分野〕 本発明は、自動車の電気配線において、ワイヤハーネ
スの端末のコネクタを電気接続箱に接続し、これを車体
等へ取付け固定するのが容易な形態をもつコネクタ付ワ
イヤハーネス、および該ハーネスと電気接続箱の車体等
への固定構造の改良に関する。
〔従来の技術〕
電気接続箱にワイヤハーネスの端末のコネクタを接続
し、これを車体へ取付け固定する構造として、従来第7
図に示すようなものがある。
これは、電気接続箱aと、これに接続されるワイヤハ
ーネスWの端末のコネクタbと、コネクタカバーcとに
それぞれボルト貫通孔dを設けておき、車体やパネル等
の被取次部Pに突設した締付けボルトeに順次コネクタ
カバーc、コネクタbおよび電気接続箱aを貫挿してナ
ットfで締付け、固定するものである。gおよびg′は
それぞれ位置決め枠を示し、枠gにはコネクタbに対す
る係止片hが設けられている。
〔発明が解決しようとする課題〕
従来における電気接続箱aの取付固定方法は、締付ボ
ルトeにコネクタカバーc、コネクタbおよび電気接続
箱aの順に貫挿してナットfで締付けるという比較的簡
単な作業ではあるが、三回の貫挿作業を要する。したが
って、自動車の適宜位置に複数の電気接続箱を分散して
配置する実際の組立ラインでは作業工数が多くなるほ
か、エンジンルームやインストルメントパネル内部のよ
うな狭い空間に取付けなければならないから盲作業を余
儀なくされ、組付に時間がかかる点が問題となってい
た。
本発明の課題は、ワイヤハーネスとその端末に装着さ
れるコネクタとの装着構造自体に改良を施して、電気接
続箱との接続が容易な形態をもつコネクタ付ワイヤハー
ネスを提供すると共に、該ハーネスと電気接続箱の車体
等への組付作業を簡単に行うことができる固定構造を提
供することにある。
〔課題を解決するための手段〕
前記の課題を達成するため、本発明のコネクタ付ワイ
ヤハーネスは、ワイヤハーネスの端末に装着されるコネ
クタのハウジングを該ワイヤハーネスの保護部材に弾性
支持部材を介して固定してなることを特徴とする。
また、上記コネクタ付ワイヤハーネスと電気接続箱の
車体等への固定構造は、ワイヤハーネスの端末に装着さ
れるコネクタのハウジングを該ワイヤハーネスの保護部
材に弾性支持部材を介して固定して成るコネクタ付ワイ
ヤハーネスと、前記コネクタに対するコネクタ受部を設
けた電気接続箱と、前記コネクタ付ワイヤハーネスを取
付ける車体やパネル等の被取付部とから成り、前記被取
付部は前記コネクタと近接して立接された締付ボルトを
有し、前記電気接続箱は前記締付ボルトに対するボルト
貫通孔を有し、 前記コネクタ付ワイヤハーネスは前記被取付部に配設
固定されると共に、前記被取付部の締付ボルトが前記電
気接続箱のボルト貫通孔に嵌挿されてナットで締付け固
定され、以て前記コネクタとコネクタ受部とが嵌合接続
されていることを特徴とする。
以下、上記構成を実施例を示す図面を参照して具体的
に説明する。
〔実施例〕
第1図において、1はフラット状に形成されたコネク
タ付成型ワイヤハーネスであって、2個の端末コネクタ
2が弾性支持部材3を介して一体に固定されている。4
は成型ワイヤハーネス1を配設した車体の壁面を示し、
壁面4には両コネクタ2,2間に位置して予め締付ボルト
5が立設されている。6は電気接続箱であって、端末コ
ネクタ2の嵌合相手であるコネクタ受部7を備えると共
に、前記締付けボルト5に対するボルト貫通孔8が設け
られている。9は壁面4に設けられた電気接続箱6の位
置決め枠であるが、省略する場合もある。10はコネクタ
付成型ワイヤハーネス1を壁面4などにねじ締め固定す
るための取付板である。なお、電気接続箱6は、ケース
内部にブスバーを主とする配線板を有し、ケース外部に
多数のヒューズ、リレーなどの必要な電気部品を搭載し
て構成されるが、これらは既知のものを使用できるの
で、説明を省略する。
第2図はコネクタ付成型ワイヤハーネス1の要部透視
図、第3図は端末コネクタ2の部分の縦断面図である。
コネクタ付成型ワイヤハーネス1は幹線部1Aおよびこ
れから分岐する支線部1B,1B′を構成する複数の電線12
群をフラット状に合成樹脂13で一体にモールドしたもの
であって、合成樹脂13が電線12の絶縁保護部材となって
いる。そして、各支線部1B,1B′の端末コネクタ2は、
電線12に圧着接続された雌端子14を収容するハウジング
15の底部に鍔部16を周設すると共に、鍔部16に対する嵌
着溝17を設けた弾性支持部材3を嵌着した状態で、該弾
性支持部材3の外周を前記合成樹脂13と一体にモールド
することにより固定されている。弾性支持部材3はポリ
ウレタンフォームのような軟質合成樹脂または合成ゴム
などの弾性体で製作する。
コネクタ付成型ワイヤハーネス1を製造するには、た
とえば第5図に示すように、成形型18に複数の電線12を
配設し、各電線端末の雌端子14をハウジング15に装着
し、鍔16に弾性支持部材3を嵌め、この端子を収容した
端末コネクタ2をチャック19に取付けて該コネクタ2の
位置決めを行った後、注入口20から成形型18内に樹脂13
を流し込み、一体に成形する。
以上のコネクタ付成型ワイヤハーネス1は、幹線部1A
および支線部1B,1B′の電線12群と端末コネクタ2とを
弾性支持部材3を介して全体を一体にモールドした例で
あるが、支線部1B,1B′の端部である端末コネクタ2の
周辺部のみをモールドしてもよい。また、弾性支持部材
3の外周を樹脂13で電線12等とともに一体にモールドす
る代りに、弾性支持部材3に対する嵌着口を残して電線
12群のみをモールドし、該嵌着口に弾性支持部材3およ
びハウジング15を自由に着脱できるようにしてもよい。
なお、電線12群のモールドはフラット状に限定されず、
車体等への配線形態に即した形状にすることができる。
〔作 用〕
本発明のコネクタ付成型ワイヤハーネス1は、その端
末コネクタ2が該ハーネスに弾性支持部材3を介して予
め固定されている。
従って、第1図に示すように、コネクタ付成型ワイヤ
ハーネス1を配設する車体の壁面4に締付けボルト5を
設けておくことにより、電気接続箱1をそのボルト貫通
孔8によって締付けボルト5に貫挿し、ナット11で締付
けるだけで、端末コネクタ2とコネクタ受部7の嵌合接
続及び電気接続箱1の車体等への取付を同時にしかも極
めて簡単に行うことができる。
端末コネクタ2は弾性支持部材3によって第2図の矢
線X,Yに示すように前後左右に移動可能であるから、電
気接続箱1のコネクタ受部7との芯ずれを吸収すること
ができる。
また、ナット11の締付けによって、コネクタ受部7の
嵌合側端面が第4図に示すように弾性支持部材3に圧接
するから、端末コネクタ2とコネクタ受部7間の防水シ
ールがなされ、従来における防水のためのコネクタカバ
ーcが不要となる。
〔他の実施例〕
第6図は本発明の他の実施例を示し、21は多数の電線
12から成るワイヤハーネス1′を収容保護する樋状のプ
ロテクタであり、該プロテクタ21にヒンジ22により開閉
自在に結合された蓋部23に、端末コネクタ2の弾性支持
部材3に対する嵌着口24を設け、該コネクタを着脱でき
るようにしたものである。25および26はそれぞれロック
爪とロック片である。
このように、端末コネクタ2をワイヤハーネス1′を
保護収容する樋状または筒状のプロテクタ21に弾性支持
部材3を介して固定しておくとともに、該コネクタに近
接して前記締付けボルト5を設けることにより、第1図
ないし第5図のコネクタ付成型ワイヤハーネス1の場合
と同様に電気接続箱6を取付けることができる。この場
合の締付ボルトはプロテクタ21またはこれを取付け固定
する車体等、いずれか所望の方に設ければよい。
〔発明の効果〕
以上説明したように、本発明のコネクタ付ワイヤハー
ネスは、その端末のコネクタが該ハーネスの保護部材に
対して弾性支持部材を介して固定されているので、該ハ
ーネスを車体等へ配設固定することにより該コネクタの
位置が定まる。
従って、ワイヤハーネス端末のコネクタと電気接続箱
との接続および電気接続箱の車体等への取付は上記位置
決めされた端末コネクタに対して一回の貫挿作業(締付
けボルトとボルト貫通孔)で足り、作業工数が少なく、
盲作業も容易に行うことができる。
また、端末のコネクタは弾性支持部材による可動機構
を有し、電気接続箱のコネクタ受部との芯ずれも自然に
吸収され、その弾性により防水シールも同時に達成さ
れ、防水カバーも使わずに済む。
このように、本発明のコネクタ付ワイヤハーネスおよ
び該ハーネスと電気接続箱の車体等への固定構造は、作
業性および作業工数の改善と部品点数の削減により、自
動車の組立ラインにおける生産性向上に寄与することが
期待される。
【図面の簡単な説明】
第1図は本発明のコネクタ付成型ワイヤハーネスとこれ
に接続される電気接続箱の車体等への固定構造を示す分
離した状態の斜視図、 第2図は第1図のコネクタ付成型ワイヤハーネス1の要
部の透視図、 第3図は第1図の端末コネクタ2の部分の縦断面図、 第4図は第1図の固定状態の要部断面図、 第5図は第1図のコネクタ付成型ワイヤハーネス1の製
造方法の一例を示す説明図、 第6図は本発明のコネクタ付ワイヤハーネスの他の実施
例を示す縦断面図、 第7図は従来の電気接続箱の固定構造を示す分離した状
態の斜視図である。 1……コネクタ付成型ワイヤハーネス、1′……コネク
タ付ワイヤハーネス、2……端末コネクタ、3……弾性
支持部材、4……壁面、5……締付けボルト、6……電
気接続箱、7……コネクタ受部、8……ボルト貫通孔、
12……電線、13……合成樹脂、14……雌端子、15……ハ
ウジング、16……鍔部、17……嵌着溝、21……プロテク
タ、24……嵌着口。

Claims (3)

    (57)【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】ワイヤハーネスの端末に装着されるコネク
    タのハウジングを該ワイヤハーネスの保護部材に弾性支
    持部材を介して固定してなることを特徴とするコネクタ
    付ワイヤハーネス。
  2. 【請求項2】ワイヤハーネスの保護部材が該ワイヤハー
    ネスを構成する複数の電線を一体にモールドする合性樹
    脂成型体であって、該合成樹脂成型体に前記弾性支持部
    材の外周部が一体にモールドされている請求項1のコネ
    クタ付ワイヤハーネス。
  3. 【請求項3】ワイヤハーネスの端末に装着されるコネク
    タのハウジングを該ワイヤハーネスの保護部材に弾性支
    持部材を介して固定して成るコネクタ付ワイヤハーネス
    と、前記コネクタに対するコネクタ受部を設けた電気接
    続箱と、前記コネクタ付ワイヤハーネスを取付ける車体
    やパネル等の被取付部とから成り、前記被取付部は前記
    コネクタと近接して立設された締付ボルトを有し、前記
    電気接続箱は前記締付ボルトに対するボルト貫通孔を有
    し、 前記コネクタ付ワイヤハーネスは前記被取付部に配設固
    定されると共に、前記被取付部の締付ボルトが前記電気
    接続箱のボルト貫通孔に嵌挿されてナットで締付け固定
    され、以て前記コネクタとコネクタ受部とが嵌合接続さ
    れていることを特徴とするコネクタ付ワイヤハーネスと
    電気接続箱の車体等への固定構造。
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Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2571482Y2 (ja) * 1991-12-10 1998-05-18 矢崎総業株式会社 電気接続箱への電子ユニットの結合構造
JP5721421B2 (ja) * 2010-12-20 2015-05-20 矢崎総業株式会社 ワイヤハーネス

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* Cited by examiner, † Cited by third party
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JPS57145284A (en) * 1981-03-02 1982-09-08 Mitsubishi Electric Corp Connector
JPS58107589U (ja) * 1982-01-18 1983-07-22 沖電気工業株式会社 フロ−テイング構造
JPS59101320U (ja) * 1982-12-27 1984-07-09 日野自動車株式会社 ワイヤハ−ネス

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