JPH082348A - 車両用ドアハーネス配索構造 - Google Patents
車両用ドアハーネス配索構造Info
- Publication number
- JPH082348A JPH082348A JP6144368A JP14436894A JPH082348A JP H082348 A JPH082348 A JP H082348A JP 6144368 A JP6144368 A JP 6144368A JP 14436894 A JP14436894 A JP 14436894A JP H082348 A JPH082348 A JP H082348A
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- JP
- Japan
- Prior art keywords
- door
- vehicle
- door harness
- waterproof sheet
- harness
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- Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
- Pending
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- Installation Of Indoor Wiring (AREA)
Abstract
(57)【要約】
【目的】 防水シート自体を薄くすることができ、材料
費の削減を図ることができると共に、軽量化を図ること
ができる車両用ドアハーネス配索構造を提供する。 【構成】 車両用ドアのドアパネルの車室内側に配設さ
れる樹脂製の防水シート14に、略同じ板厚で凹凸形状
を形成することにより嵌合溝14aを一体成形し、該嵌
合溝14aにドアハーネス13を嵌合させた。
費の削減を図ることができると共に、軽量化を図ること
ができる車両用ドアハーネス配索構造を提供する。 【構成】 車両用ドアのドアパネルの車室内側に配設さ
れる樹脂製の防水シート14に、略同じ板厚で凹凸形状
を形成することにより嵌合溝14aを一体成形し、該嵌
合溝14aにドアハーネス13を嵌合させた。
Description
【0001】
【産業上の利用分野】この発明は、車両用ドアにドアハ
ーネスを配索する構造、特に、防水シートを利用して配
索する構造に関するものである。
ーネスを配索する構造、特に、防水シートを利用して配
索する構造に関するものである。
【0002】
【従来の技術】従来からこの種のものとしては、例えば
実開平5ー46608号公報に記載の図4及び図5に示
すようなものがある。
実開平5ー46608号公報に記載の図4及び図5に示
すようなものがある。
【0003】図中符号1は自動車用ドアで、このドア1
のインナパネル2に、「防水シート」としての独立気泡
発泡プラスチックシート3が貼り付けられ、更に、この
シート3の車室内側にドアトリム4が取り付けられてい
る。
のインナパネル2に、「防水シート」としての独立気泡
発泡プラスチックシート3が貼り付けられ、更に、この
シート3の車室内側にドアトリム4が取り付けられてい
る。
【0004】この独立気泡発泡プラスチックシート3に
は、図5に示すように、複数の切込み3aが所定の位置
に形成され、これら切込み3aにドアハーネス5が嵌合
されることにより、ドアハーネス5が配索されるように
なっている。そして、このドアハーネス5の端末には、
複数のコネクタ6が取り付けられ、これらコネクタ6の
内の所定のコネクタ6が、自動車用ドア1内に配設され
た図示省略のパワーウインドモータ、ドアロックユニッ
ト、スピーカ等の電装品に接続され、他は、ドアトリム
4側に配設されたパワーウインドスイッチやドアロック
スイッチ等に接続されるようになっている。
は、図5に示すように、複数の切込み3aが所定の位置
に形成され、これら切込み3aにドアハーネス5が嵌合
されることにより、ドアハーネス5が配索されるように
なっている。そして、このドアハーネス5の端末には、
複数のコネクタ6が取り付けられ、これらコネクタ6の
内の所定のコネクタ6が、自動車用ドア1内に配設され
た図示省略のパワーウインドモータ、ドアロックユニッ
ト、スピーカ等の電装品に接続され、他は、ドアトリム
4側に配設されたパワーウインドスイッチやドアロック
スイッチ等に接続されるようになっている。
【0005】このように独立気泡発泡プラスチックシー
ト3の切込み3aに、ドアハーネス5を嵌合させること
により、ドアハーネス5の配索作業性を向上させるよう
にしている。
ト3の切込み3aに、ドアハーネス5を嵌合させること
により、ドアハーネス5の配索作業性を向上させるよう
にしている。
【0006】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら、このよ
うな従来のものにあっては、ドアハーネス5が嵌合され
る深さの切込み3aを形成するのに、独立気泡発泡プラ
スチックシート3の厚みを全体に渡ってある程度確保し
なければならないため、材料費が嵩むと共に、重量も増
加する、という問題がある。
うな従来のものにあっては、ドアハーネス5が嵌合され
る深さの切込み3aを形成するのに、独立気泡発泡プラ
スチックシート3の厚みを全体に渡ってある程度確保し
なければならないため、材料費が嵩むと共に、重量も増
加する、という問題がある。
【0007】そこで、この発明は、防水シート自体を薄
くすることができ、材料費の削減並びに軽量化を図るこ
とができる車両用ドアハーネス配索構造を提供すること
を課題としている。
くすることができ、材料費の削減並びに軽量化を図るこ
とができる車両用ドアハーネス配索構造を提供すること
を課題としている。
【0008】
【課題を解決するための手段】そこで、請求項1に記載
された発明は、車両用ドアのドアパネルの車室内側に配
設される樹脂製の防水シートに、略同じ板厚で凹凸形状
を形成することにより嵌合溝を一体成形し、該嵌合溝に
ドアハーネスを嵌合させた車両用ドアハーネス配索構造
としてことを特徴としている。
された発明は、車両用ドアのドアパネルの車室内側に配
設される樹脂製の防水シートに、略同じ板厚で凹凸形状
を形成することにより嵌合溝を一体成形し、該嵌合溝に
ドアハーネスを嵌合させた車両用ドアハーネス配索構造
としてことを特徴としている。
【0009】請求項2に記載された発明は、前記嵌合溝
は、真空成形により互いに隣接して複数本併設されて形
成されたことを特徴としている。
は、真空成形により互いに隣接して複数本併設されて形
成されたことを特徴としている。
【0010】
【作用】かかる発明によれば、この防水シートに略同じ
板厚で凹凸形状を形成することにより嵌合溝を一体成形
することにより、従来のような切込み3aを形成する場
合より、防水シート自体を薄くすることができるため、
材料費の削減を図ることができると共に、軽量化を図る
ことができる。
板厚で凹凸形状を形成することにより嵌合溝を一体成形
することにより、従来のような切込み3aを形成する場
合より、防水シート自体を薄くすることができるため、
材料費の削減を図ることができると共に、軽量化を図る
ことができる。
【0011】
【実施例】以下、この発明を実施例に基づいて説明す
る。
る。
【0012】図1乃至図3は、この発明の一実施例を示
すものである。
すものである。
【0013】まず構成を説明すると、図2中符号11は
自動車のドアで、このドア11のドアインナパネル12
には、ドアハーネス13が装着された防水シート14が
貼り付けられ、更に、この防水シート14の車室内側に
は図示していないがドアトリムが配設されている。
自動車のドアで、このドア11のドアインナパネル12
には、ドアハーネス13が装着された防水シート14が
貼り付けられ、更に、この防水シート14の車室内側に
は図示していないがドアトリムが配設されている。
【0014】詳しくは、防水シート14は、塩化ビニー
ル等の樹脂製で、略同じ板厚で凹凸形状を形成すること
により複数本の嵌合溝14aがドアハーネス13の配索
パターンに沿って一体成形されている(図1参照)。こ
の防水シート14は、真空成形により形成され、嵌合溝
14aは、ドアトリム側の面に形成されている。
ル等の樹脂製で、略同じ板厚で凹凸形状を形成すること
により複数本の嵌合溝14aがドアハーネス13の配索
パターンに沿って一体成形されている(図1参照)。こ
の防水シート14は、真空成形により形成され、嵌合溝
14aは、ドアトリム側の面に形成されている。
【0015】一方、ドアハーネス13は、嵌合溝14a
に嵌合される複数本の電線13aを有し、端末部にコネ
クタ18…22が設けられている(図2参照)。そし
て、防水シート14の、これらコネクタ18…22の
内、コネクタ18…20に対応した位置に、開口14b
…が形成されている。また、ドアハーネス13の集束部
13bは防水グロメット16に挿通され、この防水グロ
メット16は、インナパネル12のドアヒンジ側の側面
部12aに取り付けられるようになっている。具体的に
は、この防水グロメット16は、ゴム等の弾性体により
形成され、側面部12aに形成されたスリット12bに
図示省略の鈎状のクリップにて取り付けられるようにな
っている。そして、ドアハーネス13が図示省略の車体
側に導出されるようになっている。
に嵌合される複数本の電線13aを有し、端末部にコネ
クタ18…22が設けられている(図2参照)。そし
て、防水シート14の、これらコネクタ18…22の
内、コネクタ18…20に対応した位置に、開口14b
…が形成されている。また、ドアハーネス13の集束部
13bは防水グロメット16に挿通され、この防水グロ
メット16は、インナパネル12のドアヒンジ側の側面
部12aに取り付けられるようになっている。具体的に
は、この防水グロメット16は、ゴム等の弾性体により
形成され、側面部12aに形成されたスリット12bに
図示省略の鈎状のクリップにて取り付けられるようにな
っている。そして、ドアハーネス13が図示省略の車体
側に導出されるようになっている。
【0016】次に、ドアハーネス13の配索順序につい
て説明する。
て説明する。
【0017】予め、防水シート14の各嵌合溝14aに
ドアハーネス13の電線13aを嵌合させる。
ドアハーネス13の電線13aを嵌合させる。
【0018】その後、この防水シート14をインナパネ
ル12に貼付ける。そして、防水シート14の開口14
bを介してコネクタ18…20をドア11内に配設され
たウインドウレギュレータモータ等の電装品に接続す
る。次いで、他のコネクタ21,22をドアトリム15
のパワーウインドウスイッチ等に接続した後、ドアトリ
ム15を取り付ける。
ル12に貼付ける。そして、防水シート14の開口14
bを介してコネクタ18…20をドア11内に配設され
たウインドウレギュレータモータ等の電装品に接続す
る。次いで、他のコネクタ21,22をドアトリム15
のパワーウインドウスイッチ等に接続した後、ドアトリ
ム15を取り付ける。
【0019】このようにすれば、ドアハーネス13の配
設作業を簡単に行うことができる。
設作業を簡単に行うことができる。
【0020】また、この防水シート14に真空成形によ
り嵌合溝14aを形成することにより、従来のような切
込み3aを形成する場合より、防水シート14自体を薄
くすることができるため、材料費の削減を図ることがで
きると共に、軽量化を図ることができる。
り嵌合溝14aを形成することにより、従来のような切
込み3aを形成する場合より、防水シート14自体を薄
くすることができるため、材料費の削減を図ることがで
きると共に、軽量化を図ることができる。
【0021】なお、この発明の実施例を図面に基づいて
説明してきたが、具体的な構成は、この実施例に限られ
るものではなく、この発明の要旨を逸脱しない範囲の設
計変更等があっても、この発明に含まれる。例えば、上
記実施例では、防水シート14の車室内側に嵌合溝14
aを形成したが、これに限らず、車外側、つまりインナ
パネル12側に形成しても良いことは勿論である。
説明してきたが、具体的な構成は、この実施例に限られ
るものではなく、この発明の要旨を逸脱しない範囲の設
計変更等があっても、この発明に含まれる。例えば、上
記実施例では、防水シート14の車室内側に嵌合溝14
aを形成したが、これに限らず、車外側、つまりインナ
パネル12側に形成しても良いことは勿論である。
【0022】
【発明の効果】以上説明してきたように、この発明によ
れば、合成樹脂製の防水シートに略同じ板厚で凹凸形状
を形成することにより嵌合溝を一体成形することによ
り、従来のような切込み3aを形成する場合より、防水
シート自体を薄くすることができるため、材料費の削減
並びに軽量化を図ることができる、という実用上有益な
効果を発揮する。
れば、合成樹脂製の防水シートに略同じ板厚で凹凸形状
を形成することにより嵌合溝を一体成形することによ
り、従来のような切込み3aを形成する場合より、防水
シート自体を薄くすることができるため、材料費の削減
並びに軽量化を図ることができる、という実用上有益な
効果を発揮する。
【図1】この発明の一実施例を示す図2のA−A線に沿
う断面図である。
う断面図である。
【図2】同実施例を示すドア及び防水シートの分解斜視
図である。
図である。
【図3】同実施例を示す防水グロメット取付部分の分解
斜視図である。
斜視図である。
【図4】従来例を示す分解斜視図である。
【図5】同従来例を示す独立気泡発泡プラスチックシー
トの断面図である。
トの断面図である。
11 ドア 12 インナパネル 13 ドアハーネス 14 防水シート 14a 嵌合溝 15 ドアトリム
Claims (2)
- 【請求項1】 車両用ドアのドアパネルの車室内側に配
設される樹脂製の防水シートに、略同じ板厚で凹凸形状
を形成することにより嵌合溝を一体成形し、該嵌合溝に
ドアハーネスを嵌合させたことを特徴とする車両用ドア
ハーネス配索構造。 - 【請求項2】 前記嵌合溝は、真空成形により互いに隣
接して複数本併設されて形成されたことを特徴とする請
求項1記載の車両用ドアハーネス配索構造。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP6144368A JPH082348A (ja) | 1994-06-27 | 1994-06-27 | 車両用ドアハーネス配索構造 |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP6144368A JPH082348A (ja) | 1994-06-27 | 1994-06-27 | 車両用ドアハーネス配索構造 |
Publications (1)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JPH082348A true JPH082348A (ja) | 1996-01-09 |
Family
ID=15360496
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP6144368A Pending JPH082348A (ja) | 1994-06-27 | 1994-06-27 | 車両用ドアハーネス配索構造 |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JPH082348A (ja) |
Cited By (5)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JP2004224168A (ja) * | 2003-01-22 | 2004-08-12 | Yazaki Corp | 車両ドア用防水シート |
JP2007290684A (ja) * | 2006-03-31 | 2007-11-08 | Nissan Motor Co Ltd | シーリングスクリーン、ドア及びシーリングスクリーンの取付方法 |
JP2016081860A (ja) * | 2014-10-22 | 2016-05-16 | 株式会社オートネットワーク技術研究所 | ワイヤハーネス防水用シート、防水シート付きワイヤハーネスおよびワイヤハーネスの簡易防水構造 |
WO2019187334A1 (ja) * | 2018-03-30 | 2019-10-03 | 株式会社オートネットワーク技術研究所 | 配線部材一体型組込部品 |
JP2020128137A (ja) * | 2019-02-08 | 2020-08-27 | 株式会社オートネットワーク技術研究所 | ドア用配線モジュール及びドア用配線モジュールの製造方法 |
Citations (2)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JPS59114720U (ja) * | 1983-01-20 | 1984-08-02 | 日産自動車株式会社 | 自動車のドア用ワイヤ−ハ−ネス |
JPH0546608U (ja) * | 1991-11-28 | 1993-06-22 | 古河電気工業株式会社 | 自動車のドア用ワイヤーハーネス |
-
1994
- 1994-06-27 JP JP6144368A patent/JPH082348A/ja active Pending
Patent Citations (2)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JPS59114720U (ja) * | 1983-01-20 | 1984-08-02 | 日産自動車株式会社 | 自動車のドア用ワイヤ−ハ−ネス |
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Cited By (8)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
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US11451024B2 (en) | 2018-03-30 | 2022-09-20 | Autonetworks Technologies, Ltd. | Wiring member integrated built-in component |
JP2020128137A (ja) * | 2019-02-08 | 2020-08-27 | 株式会社オートネットワーク技術研究所 | ドア用配線モジュール及びドア用配線モジュールの製造方法 |
US12049177B2 (en) | 2019-02-08 | 2024-07-30 | Autonetworks Technologies, Ltd. | Door wiring module and method of manufacturing door wiring module |
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Legal Events
Date | Code | Title | Description |
---|---|---|---|
A977 | Report on retrieval |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A971007 Effective date: 20040329 |
|
A131 | Notification of reasons for refusal |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A131 Effective date: 20040406 |
|
A02 | Decision of refusal |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A02 Effective date: 20040907 |