JP4273484B2 - クランプ装置 - Google Patents

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    • B25HAND TOOLS; PORTABLE POWER-DRIVEN TOOLS; MANIPULATORS
    • B25BTOOLS OR BENCH DEVICES NOT OTHERWISE PROVIDED FOR, FOR FASTENING, CONNECTING, DISENGAGING OR HOLDING
    • B25B5/00Clamps
    • B25B5/06Arrangements for positively actuating jaws

Description

【0001】
【発明の属する技術分野】
本発明は、ワークを加工等のためにクランプするクランプ装置に関するものである。
【0002】
【従来の技術】
自動車産業の自動組立ライン等においては、ワークを加工のためにクランプするクランプ装置が多用されおり、そのようなクランプ装置としては、例えば、以下の特許文献1、特許文献2及び特許文献3等に記載されたものが既に知られている。
これらのクランプ装置においては、駆動源とクランプアームとの間に、駆動源からの駆動力をクランプアームに伝達するトグルリンク機構を介在させることにより、クランプアームを回動させて予め設定された所定のクランプ位置まで移動させ、その後、クランプのための大きなクランプ力を発生させるようになっている。
【0003】
ところで、上記クランプ装置においては、ワークの大きさに合わせてクランプ装置を調整して、クランプアームによるワークのクランプ位置、即ちクランプアームに上記クランプ力を発生させる位置を予め設定しておかなければならず、また、途中でワークの大きさが変化した場合には、それに対して即時に対応することができないため、クランプ装置を一旦停止させて、クランプ位置を設定し直す必要性がある。更に、上記トグルリンク機構等の各構成部品が、動作の繰り返しによって摩耗した場合においても、上記クランプ位置がずれてワークを正確にクランプすることができなくなるため、定期的にクランプ装置を調整し直してクランプ位置を再設定する必要性がある。
このように、従来から知られているクランプ装置においては、クランプアームによってワークをクランプ位置で正確にクランプさせるために、上述のような煩雑なクランプ位置の設定作業が必要とされ、作業効率が低下してしまうという問題があった。
【0004】
【特許文献1】
特開2001−105332号公報
【特許文献2】
特開2001−310225号公報
【特許文献3】
特開2001−009741号公報
【0005】
【発明が解決しようとする課題】
本発明の技術的課題は、上記問題を解消し、ワークの大きさや、各構成部品の摩耗等に応じて、煩雑なクランプ位置の設定作業を行う必要性が無く、作業効率をより向上させることが可能なクランプ装置を提供することにある。
【0006】
【課題を解決するための手段】
上記課題を解決するため、本発明に係るクランプ装置は、ボディ上で回動可能に支持されたクランプアームを回動させて、該クランプアームにクランプ力を付与することにより、対向するクランプ部材との間にワークをクランプするクランプ装置であって、ボディ上の軸線廻りに回転駆動されるウォームと、クランプアームの回動軸に周設されて、該ウォームに噛合されたウォームホイールと、クランプ部材に支持されたワークに対するクランプアームの当接に応じて作動し、該当接により回転が停止されたウォームに対して上記軸線方向の軸力を付与するクランプ力付与機構とを備えて成り、上記ウォームの回転駆動によりクランプアームを回動させると共に、上記クランプ力付与機構によりウォームに対して付与される上記軸力を、ウォームホイールにその接線方向の押圧力として作用させて、クランプアームに上記クランプ力を付与するように構成され、上記ウォームが、上記軸線上において、初期位置とクランプ力伝達位置との間で往復動可能に設けられ、支持バネにより該初期位置方向に弾発されて支持されており、クランプアームのクランプ動作に伴うウォームホイールからの反力により、上記支持バネに抗して上記初期位置からクランプ力伝達位置へと変移したウォームに対して、上記クランプ力付与機構が上記初期位置方向の軸力を付与するように構成されている、ことを特徴とするものである。
【0008】
このように、記本発明に係るクランプ装置によれば、回動されたクランプアームのワークに対する当接に感応してクランプ力付与機構が作動し、該クランプアームの当接によって回転が停止されたウォームにその軸線方向の軸力を負荷して、該軸力をウォームホイールにその接線方向の押圧力、即ちクランプアームの回動軸廻りのトルクとして作用させることにより、クランプアームに、ワークを押圧するクランプ部材方向の力であるクランプ力を付与するように構成したため、ワークの大きさや構成部品の摩耗等に応じた煩雑なクランプ位置の設定作業を要すること無く、ワークをクランプアームによって正確にクランプすることが可能となり、作業効率をより向上させることができる。
【0009】
なお、上記クランプ装置においては、上記クランプ力付与機構が上記軸線上に配置されたバネ材を含み、該バネ材のバネ力を上記軸力としてウォームに対して付与するように構成されていることが好ましい。
【0010】
また、上記本発明に係るクランプ装置の好ましい実施態様においては、上記ボディ上で上記軸線廻りには回転自在に、かつ該軸線方向には摺動可能に支持された駆動シャフトと、該駆動シャフトに対して上記軸線廻りの駆動力及び該軸線方向の駆動力を付与するための駆動源と、該駆動源と駆動シャフトとの間に介在され、駆動シャフトに伝達する該駆動源からの駆動力を、上記クランプアームのワークに対する当接に応じて、上記軸線廻りの駆動力から該軸線方向の駆動力に切り替える駆動力切替機構とを備え、上記駆動シャフトには、上記ウォームが上記軸線方向には摺動可能に、かつ該軸線廻りには固定的に外嵌されていると共に、上記軸線方向の駆動力によりウォームを押圧して、該ウォームに対して上記軸力を付与するための係合部が周設されており、クランプアームの回動時には、駆動力切替機構が、駆動シャフトに上記軸線廻りの駆動力を伝達することにより、該駆動シャフトをウォームと共に回転駆動させ、上記クランプアームのワークに対する当接に応じて、上記駆動源と上記駆動シャフトと上記駆動力切替機構とを含む駆動系が上記クランプ力付与機構を形成し、該駆動力切替機構が上記クランプアームの当接により回転が停止された駆動シャフトに上記軸線方向の駆動力を伝達することにより、上記駆動シャフトの係合部がウォームに対して上記軸力を付与するように構成されている。
【0011】
具体的には、上記駆動力切替機構が、該駆動シャフトに固定的に周設されて端面に第1摩擦面が形成されて成るフランジ部と、外周には上記駆動源からの駆動力が伝達される歯車が形成され、端面には第1摩擦面に対して接離させる第2摩擦面が形成されて成る歯車ナットとから構成され、該歯車ナットが、第2摩擦面を第1摩擦面に対向させて駆動シャフトに螺合されていると共に、上記ボディ上で上記軸線廻りに回転自在に支持されており、クランプアームの回動時には、駆動力切替機構が、駆動シャフトの第1摩擦面と歯車ナットの第2摩擦面とを互いに当接させて、駆動シャフトに上記軸線廻りの駆動力を伝達し、上記クランプアームのワークに対する当接に応じて、駆動力切替機構が、該クランプアームの当接により回転が停止された駆動シャフトを上記歯車ナットでネジ送りして、該駆動シャフトに上記軸線方向の駆動力を伝達することにより、第1摩擦面が第2摩擦面から離間されると共に、上記駆動シャフトの係合部がウォームに対して上記軸力を付与するように構成されている。
【0012】
この場合に、上記クランプ力付与機構が、上記軸線上におけるウォームと駆動シャフトの係合部との間に配置されて、該駆動シャフトに伝達される上記軸線方向の駆動力により圧縮されるバネ材を含んでおり、その圧縮されたバネ材のバネ力を上記軸力として、ウォームに対して付与するように構成されていることが好ましい。
なお、上記駆動源としては、電動モータを用いるのが適切である。
【0013】
更に、上記本発明に係るクランプ装置の好ましい他の実施態様においては、上記ウォームを回転駆動させるためのアーム回動用駆動源と、該アーム回動用駆動源とは別体に上記クランプ力付与機構に設けられた、該クランプ力付与機構を作動させるためのクランプ力発生用駆動源と、上記クランプアームのワークに対する当接を検出して、上記クランプ力発生用駆動源を動作させるための信号を出力する当接センサとを備えており、該当接センサからの出力信号によって上記クランプ力発生用駆動源を動作させて上記クランプ力付与機構を作動させることにより、クランプアームに上記クランプ力を付与するように構成されている。
【0014】
具体的には、上記ボディ上で上記軸線廻りには回転自在に、かつ該軸線方向には摺動可能に支持され、上記アーム回動用駆動源に連結された駆動シャフトに対して、上記ウォームが固定的に周設され、上記クランプ力付与機構が、上記クランプ力発生用駆動源と、上記軸線上に配置されたバネ材と、該クランプ力発生用駆動源の動作により上記軸線方向に往復動するプランジャと、上記バネ材の中心を貫通して、一端が該プランジャに固定されていると共に、他端に上記バネ材の一端を当接させる軸頭部が形成された摺動軸と、上記バネ材の他端を当接させて上記摺動軸を上記軸線方向に摺動可能に支持するバネ受けとを含んで、上記プランジャの往復動によりバネ材を軸頭部とバネ受けとの間で伸縮させるようになっており、上記当接センサからの出力信号による上記クランプ力発生用駆動源の動作によって、上記軸頭部が、該軸頭部とバネ受けとの間で圧縮されたバネ材のバネ力で、駆動シャフトを上記軸線方向に押圧することにより、該バネ力が上記軸力としてウォームに対して付与れるように構成されている。
【0015】
また、上記他の実施態様においては、上記アーム回動用駆動源が電動モータであり、上記クランプ力発生用駆動源が電磁吸着力を利用した電磁力駆動装置であることが適切であり、更に、上記ウォームが、上記軸線上において、初期位置とクランプ力伝達位置との間で往復動可能に設けられ、支持バネにより該初期位置方向に弾発されて支持されており、上記当接センサが、上記クランプアームのワークに対する当接に伴ってウォームホイールからウォームに伝達される反力により、該ウォームが上記支持バネに抗して上記クランプ力伝達位置へと変移したことを検知するものであるとより適切である。
【0016】
なお、本発明に係るクランプ装置ににおいては、上記バネ材が皿バネであり、該皿バネにおける「撓み−バネ力」の特性曲線が、撓みの変化に対してバネ力が略一定となる領域を有し、この領域内のバネ力を上記軸力として、上記ウォームに対して付与するように構成されていると好ましい。
このバネ力が略一定となる領域において皿バネのバネ力を利用することにより、例えばクランプ力の付加によりワークWが多少変形するような場合であっても、クランプアームに対して安定したクランプ力を付与することが可能となる。
【0017】
【発明の実施の形態】
図1〜図8は、本発明に係るクランプ装置の2つの実施例を示している。
そこで、まず本発明に係る実施例を概略的に説明すると、図1に示すように、このクランプ装置1A(1B)は、ボディ2a(2b)上で回動可能に支持されたクランプアーム11(51)を回動させて、該クランプアーム11(51)にクランプ力を付与することにより、該クランプアーム11(51)とボディ2a(2b)に固定された対向するクランプ部材3a(3b)との間にワークWをクランプするものである。
そして、該ボディ2a(2b)内には、駆動源としての電動モータ40(80)と、該電動モータ40(80)に連結されてボディ2a(2b)上の軸線l1(l2)廻りに回転駆動されるウォーム21(61)と、上記クランプアーム11(51)の回動軸12(52)に固定的に周設され、上記ウォーム21(61)に噛合されたウォームホイール13(53)と、上記クランプアーム11(51)のワークWに対する当接に感応して作動し、該クランプアーム11(51)の当接により回転が停止されたウォーム21(61)に対して、上記軸線l1(l2)方向の力、即ち軸力を負荷するクランプ力付与機構とを備えている。
【0018】
ここで、上記クランプアーム11(51)は、ボディ2a(2b)に回動可能に支持された回動軸12(52)、具体的には該回動軸12(52)の外端に形成された角軸部14(54)に対して着脱可能に装着されており、上記ウォームホイール13(53)及び回動軸12(52)と共に回動し、必要に応じて交換できるようになっている。
そして、上記電動モータ40(80)でウォーム21(61)を回転駆動させることにより、駆動力がウォーム21(61)とウォームホイール13(53)との噛合を介してクランプアーム11(51)に伝達されて、該クランプアーム11(51)が、完全に開いた状態のホームポジション(図3(図6)参照)から上記クランプ部材3a(3b)側へと回動される。
その後、該クランプアーム11(51)がクランプ部材3a(3b)によって支持されたワークWに当接すると、その当接に感応して上記クランプ力付与機構が作動し、該クランプアーム11(51)の当接により回転が停止されたウォーム21(61)に対して上記軸力が負荷される。そうすると、該軸力が、ウォーム21(61)に噛合されて同じく回転が停止された上記ウォームホイール13(53)に対して、その接線方向の押圧力、即ち上記回動軸12(52)廻りのトルクとして作用する。その結果、クランプアーム11(51)に上記クランプ力、即ち上記クランプ部材3a(3b)によって支持されたワークWを押圧する該クランプ部材3a(3b)方向の力を付与するようになっている。
【0019】
具体的には、上記ウォーム21(61)は、上記軸線l1(l2)上において、クランプアーム11(51)が上記ホームポジションに在る時に位置する初期位置(図3(図6)参照)と、クランプアーム11(51)に上記クランプ力を付与する時に位置するクランプ力伝達位置(図5(図8)参照)との間で往復動可能に設けられている。また、該ウォーム21(61)は支持バネ26(66)により上記初期位置方向に弾発されて支持されている。
そうすることで、該ウォーム21(61)は、上記電動モータ40(80)によって回転駆動されながら、クランプアーム11(51)のクランプ動作(クランプ部材3a(3b)側への回動やワークWに対する当接)に伴いウォームホイール13(53)から伝達される反力により、上記支持バネ26(66)に抗して上記初期位置からクランプ力伝達位置へと変移し、該クランプ力伝達位置において上記クランプ力付与機構により該初期位置方向(上記反力とは逆方向)の軸力が負荷されるようになっている。
なお、上記クランプ力付与機構は、上記軸線l1(l2)上に配設されたバネ材としての皿バネ22(74)を含んでおり、該クランプ力付与機構の作動により、圧縮された該皿バネ22(74)のバネ力が、上記軸力としてウォーム21(61)に対して負荷される。また、上記支持バネ26(66)は、上記クランプアーム11(51)のクランプ動作に伴って上記ウォームホイール13(53)からウォーム21(61)に伝達される反力により、圧縮される程度の弾性係数を有しており、皿バネであることが好ましい。
【0020】
ここで、上記皿バネ22(74)は、図9(a)に示すように、「撓み−バネ力」の特性曲線の中に、撓みの変化に対してバネ力が略一定のまま変化しない領域Aを有していることが望ましく、この領域A内においてバネ力を上記軸力として上記ウォーム21(61)に対して負荷させることにより、上記クランプ力を、ワークWに厚さの違いやクランプ力の付加による変形が多少あったとしても、ほぼ一定に保つことができる。なお、上記特性曲線は、例えば図5(b)に示すように、皿バネ100を支持板101,102で挟んで荷重をかけた場合のもので、上記領域Aは、皿バネ100の有効高さhと板厚tとの比がh/t=1.4前後のときに得られることが実験で確かめられている。また、一般的に皿バネは、上記のような条件で形成した場合だけに限らず、並列・直列など、複数の皿バネを組み合わせることによっても荷重特性を広範囲に調整できるものであり、そのため、撓みに拘わらず荷重一定の条件を適宜選択することができる。
【0021】
なお、本実施例では、クランプアーム11(51)のみを回動させ、クランプ部材3a(3b)をボディ2a(2b)に固定しているが、このクランプ部材3a(3b)も同様に回動させるか、又は直線的に駆動させるように構成することも可能である。
【0022】
次に、図2〜図5を用いて本発明に係るクランプ装置の第1実施例について具体的に説明する。なお、上記実施例の概略において説明した事項については、重複を避けるため、ここでは詳しい説明を省略する。
クランプ装置1Aは、駆動源としての電動モータ40と、ボディ2a上で回動可能に支持された回動軸12に、クランプアーム11が装着されると共に、ウォームホイール13が周設されて成るアーム部10と、該ウォームホイール13に噛合された上記ウォーム21を有して上記電動モータ40に連結され、該電導モータ40の駆動力をウォーム21とウォームホイル13との噛合を介して上記アーム部10に伝達するアーム駆動機構20とから構成されており、電動モータ40の駆動力によって、上記クランプアーム11を回動させると共に該クランプアームに11にクランプ力を付与することにより、ボディ2aに固定された対向するクランプ部材3aとの間にワークWをクランプするようになっている。
【0023】
上記アーム駆動機構20は、上記ウォーム21の他に、ボディ2a上で上記軸線l1廻りには回転自在に、かつ該軸線l1方向には摺動可能に支持されて、上記ウォーム21が外嵌された駆動シャフト23と、上記電動モータ40に接続された減速歯車機構35と、該減速歯車機構35と駆動シャフト23との間に介在され、上記駆動シャフト23に電動モータ40の駆動力を、切り替えにより上記軸線l1廻りの駆動力又は該軸線l1方向の駆動力として伝達する駆動力切替機構30とから構成されている。
上記駆動シャフト23には、上記ウォーム21が、滑りキー21aにより上記軸線l1方向には摺動可能に、かつ上記軸線l1廻りには固定的に外嵌されていると共に、上記駆動力切替機構30によって伝達される上記軸線l1方向の駆動力により上記ウォーム21を押圧して、該ウォーム21対して上記軸力を負荷するための係合部23aが周設されている。
また、上記駆動力切替機構30は、駆動シャフト23に伝達する電動モータ40からの駆動力を、上記クランプアーム11のワークWに対する当接に感応して、上記軸線l1廻りの駆動力から上記軸線l1方向の駆動力に切り替える機能を有している。
【0024】
そして、クランプアーム11の回動時には、図4に示すように、駆動力切替手段30が、駆動シャフト23に上記軸線l1廻りの駆動力を伝達して、該駆動シャフト23をウォーム21と共に回転駆動させる。その後、図5に示すように、クランプ部材3aによって支持されたワークWに対して上記クランプアーム11が当接すると、該クランプアーム11の停止に伴って上記ウォーム21、ウォームホイール13及び駆動シャフト23の回転も停止される。またそれと同時に、そのクランプアーム11の当接に感応して上記駆動力切替機構30が切り替わることにより、上記電動モータ40と駆動力切替機構30と回転が停止された駆動シャフト23とを含む駆動系が上記クランプ力付与機構を形成し、該駆動シャフト23に上記軸線l1方向の駆動力が伝達される。そうすると、駆動シャフト23に周設された上記係合部23aが、同じく回転が停止された上記ウォーム21を軸線l1方向に押圧し、該ウォーム21に対して上記軸力を負荷する。その結果、該ウォーム21に噛合された上記ウォームホイール13に接線方向の押圧力が作用して、上記ワークWに当接したクランプアーム11にクランプ力が付与される。
【0025】
更に具体的に説明すると、図2(a)に示すように、上記駆動力切替機構30及び上記係合部23aは、駆動シャフト23におけるウォーム21を挟んだ両側にそれぞれ配設され、該ウォーム21及び係合部23aは、ボディ2aに形成された中空部27内に収容されている。そして、該中空部27内において、上記駆動シャフト23の係合部23aとウォーム21の一端面との間には、上記クランプ力付与機構を形成するバネ材としての上記皿バネ22、及び該皿バネ22よりも弾性係数の小さい上記支持バネ26が、該支持バネ26をウォーム21側にして直列的に配置され、一方、ウォーム21の他端面とボディ2aとの間には、中空部27の内面に固定された転がり軸受24aが配置されており、上記ウォーム21が上記支持バネ26により弾発されて上記転がり軸受24aに当接している。更に、上記駆動シャフト23は、上記中空部27の両端に配設されたすべり軸受25a,25bにより、ボディ2a上で軸線l1廻りには回転自在に、かつ該軸線l1方向には摺動可能に支持されている。
なお、上記支持バネ26は、クランプアーム11の上記クランプ動作に伴ってウォームホイール13からウォーム21に伝達される反力により、圧縮される程度の弾性係数を有しており、皿バネであることが好ましい。
【0026】
そして、上記ウォーム21は、上記駆動シャフト23と共に回転駆動されながら、上記クランプアーム11のクランプ動作に伴う反力により、上記支持バネ26に抗して該駆動シャフト23上を摺動し、上記転がり軸受24aに当接した初期位置(図3参照)から、上記支持バネ26を圧縮しながら、駆動シャフト23によって上記クランプ力伝達位置(図5参照)へと軸線l1方向に変移するようになっている。
一方、駆動シャフト23は、クランプアーム11の回動時には、図3,図4に示すようなアーム回動位置に在って、上記駆動力切替手段30により軸線l1廻りの駆動力が伝達される。その後、該クランプアーム11がワークWに対して当接すると、それ感応して駆動力切替機構30が切り替わり、上記係合部23aをウォーム21に接近させる方向(上記反力とは逆方向)に作用する上記軸線l1方向の駆動力を駆動シャフト23に伝達することにより、該駆動シャフト23が、上記係合部23aによってウォーム21との間で上記皿バネ22を圧縮しながら、上記アーム回動位置から図5に示すクランプ力付与位置へと変移する。そうすることにより、該駆動シャフト23が、上記クランプ力伝達位置へと変移したウォーム21を圧縮された皿バネ22のバネ力で上記初期位置方向(上記反力とは逆方向)に押圧し、該バネ力を上記軸力として該ウォーム21に対して負荷するようになっている。
このように、駆動シャフト23が、ボディ2aに摺動可能に支持されて、軸線l1上において上記アーム回動位置とクランプ力付与位置との間で往復動する一方で、ウォーム21は、上記駆動シャフト23に摺動可能に外嵌されて、同じく軸線l1上において上記初期位置とクランプ力伝達位置との間で往復動するようになっている。
【0027】
上記駆動力切替機構30は、駆動シャフト23に摩擦リング31を固定的に外嵌することにより該駆動シャフト23に周設された、ウォーム21側の端面に第1摩擦面31bを備えて成るフランジ部31aと、上記減速歯車機構35に噛合されて上記電動モータ40からの駆動力が伝達される歯車32aが外周に形成されていると共に、上記第1摩擦面31bに対して接離させる第2摩擦面32bが端面に形成されて成る歯車ナット32とから構成されている。
ここで、該歯車ナット32は小ウォームホイールであり、上記第1摩擦面31bに第2摩擦面32bを対向させて、上記駆動シャフト23にボールネジや滑りネジ等のネジ32cにより螺合されていると共に、第2摩擦面32bとは反対側の他端面側に配設されたボール軸受24bによって、ボディ2a上に回転自在に支持されている。
なお、上記フランジ部31aは、駆動シャフトと一体に形成されていても良い。
【0028】
即ち、クランプアーム11の回動時には、駆動力切替機構30が、上記アーム回動位置に在る駆動シャフト23の第1摩擦面31bと歯車ナット32の第2摩擦面32bとを互いに当接させて、駆動シャフト23に上記軸線l1廻りの駆動力を伝達することにより、駆動シャフト23をアーム回動位置において歯車ナット32と共に回転駆動させるようになっている。
そして、回動された該クランプアーム11がワークWに当接すると、該当接によりウォーム21及び駆動シャフト23の回転が停止される一方で、上記歯車ナット32は電動モータ40によって回転し続けるため、該歯車ナット32が、ネジ送りによって駆動シャフト23に上記反力とは逆方向に作用する上記軸線l1方向の駆動力を伝達することにより、該駆動シャフト23が、第1摩擦面31bを第2摩擦面32bから離間させると同時に上記皿バネ22を圧縮しながら、上記アーム回動位置からクランプ力付与位置へと駆動されるようになっている。
【0029】
また、上記減速歯車機構35は、図2(b)に示すように、上記電動モータ40と駆動力切替機構30との間に介在され、上記電動モータ40の駆動力を増幅して上記駆動シャフト23に伝達するためのもので、電動モータ40におけるモータ軸41の駆動歯車42に噛合された歯車36と、小ウォームホイールである上記歯車ナット37に噛合された小ウォーム38と、これら歯車36及び小ウォーム38をボディ2a上で回転自在に支持する歯車軸37とによって構成されている。
なお、ボディ2aには、クランプアーム11が、ワークWのクランプを解除すると共に、クランプ部材3aから離れる方向に回動されて、上記ホームポジションに戻った際に、該クランプアーム11に当接してそれを緩衝的に停止させるためのショックアブソーバ15が設けられている。
【0030】
次に、上記クランプ装置1Aの動作を図3〜図5に基づいて詳細に説明する。まず、図3に示すように、クランプアーム11が完全に開いたホームポジションに在る時には、ウォーム21が上記初期位置において上記支持バネ26に弾発されて転がり軸受24aに当接していると共に、駆動シャフト23が上記アーム回動位置にあって、該駆動シャフト23に周設された上記フランジ部31aの第1摩擦面31bが、該駆動シャフト23に螺合されてボディ2aに回転自在に支持された歯車ナット32の第2摩擦面32bに当接している。
【0031】
そして、電動モータ40を起動して正回転させると、図4に示すように、上記駆動シャフト23の第1摩擦面31bと上記歯車ナット32の第2摩擦面32bとの当接により、該電動モータ40の駆動力が駆動シャフト23に軸線l1廻りの駆動力として伝達され、該駆動シャフト23と共に上記ウォーム21及び該ウォーム21に噛合されたウォームホイール13が回転駆動されて、クランプアーム11が上記ホームポジションからクランプ部材3a側へと回動する。その時、上記ウォーム21は、クランプアーム11の回動に伴ってウォームホイール13から伝達される反力により、上記転がり軸受24aから離間して上記駆動シャフト23上を支持バネ26を圧縮しながら上記初期位置からクランプ力伝達位置へと変移していく。
【0032】
その後、図5に示すように、クランプアーム11がクランプ部材3aに支持されたワークWに当接すると、その当接により、ウォームホイール13、ウォーム21及び駆動シャフト23の回転が停止される。その時、上記ウォーム21は支持バネ26を完全に圧縮してクランプ力伝達位置に至っている。そうすると、回転が停止された駆動シャフト23が、電動モータ40の駆動力により回転し続ける歯車ナット32によって、上記反力とは逆方向にネジ送りされる。即ち、上記電動モータ40の駆動力が該駆動シャフト23に上記反力とは逆方向に作用する軸線方向の駆動力として伝達されて、駆動シャフト23が、上記第1摩擦面31bを第2摩擦面32bから離間させると共に、上記皿バネ22を上記係合部23aとウォーム21の端面との間で圧縮しながら、上記アーム回動位置からクランプ力付与位置へと変移する。その結果、該駆動シャフト23が、圧縮された皿バネ22のバネ力によって、上記クランプ力伝達位置に変位したウォーム21を上記反力とは逆の上記初期位置方向に押圧し、該バネ力を上記軸力としてウォーム21に対して負荷することにより、上記ウォームホイール13に接線方向の押圧力が作用して、上記クランプアーム11にクランプ力が付与される。なお、クランプアーム11にクランプ力が付与された後は、上記電動モータ40を停止させるのが好ましい。
【0033】
更に、ワークWのクランプを解除する場合には、電動モータ40を逆回転させて、上記クランプ時とは逆の行程を辿らせることにより、クランプアーム11がクランプ力を解除されると共にクランプ部材3aから離れる方向に逆回動されて上記ホームポジションに戻される。一方、上記ウォーム21及び駆動シャフト23もそれと同時に上記初期位置及びアーム回動位置にそれぞれ戻される。
このように、本発明の第1実施例に係るクランプ装置1Aによれば、クランプアーム11がワークWに当接したことを検出するためのセンサを用いることなく、一つの電動モータ40により、クランプアーム11を回動させると共に、該クランプアーム11にクランプ力を付与することができるため、ワークWの大きさや、各構成部品の摩耗等に応じて、煩雑なクランプ位置の設定作業を行う必要性が無く、作業効率をより向上させることが可能なクランプ装置を低コストにて提供することができる。
【0034】
次に、図6〜図8を用いて本発明に係るクランプ装置の第2実施例について具体的に説明する。なお、上記実施例の概略及び第1実施例において説明した事項については、重複を避けるため、ここでは詳しい説明を省略する。
クランプ装置1Bは、ボディ2b上で回動可能に支持された回動軸52に、クランプアーム51が装着されると共に、ウォームホイール53が周設されて成るアーム部50と、ボディ2b上の軸線l2廻りに回転自在に支持されて上記ウォームホイール53に噛合されたウォーム61、及び該ウォーム61に連結された電動モータ(アーム回動用駆動源)80を備えて成るアーム回動機構60と、上記電動モータ80とは別体のクランプ力発生用駆動源75を備え、該クランプ力発生用駆動源75の動作によりウォーム61に対して上記軸線l2方向の軸力を負荷するクランプ力付与機構70と、上記クランプアーム51のワークWに対する当接を検出して、上記クランプ力発生用駆動源75を動作させるための信号を出力する当接センサ65とから構成されている。
【0035】
そして、上記アーム回動機構60における電動モータ80の駆動力が、上記ウォーム61とウォームホイール53との噛合を介してアーム部50に伝達されることにより、上記クランプアーム51が回動され、その後、当接センサ65がその回動されたクランプアーム51のワークWに対する当接を検出すると、クランプ力付与機構70がクランプ力発生用駆動源75の動作によって作動することにより、上記軸力がウォーム61に負荷され、その結果、該軸力が、上記クランプアーム51のワークWに対する当接により回転が停止されたウォーム61とウォームホイール53との噛合を介してアーム部50に伝達されて、該クランプアーム51にクランプ力を付与するようになっている。
【0036】
上記アーム回動機構60は、上記ウォーム61及び電動モータ80の他に、該ウォーム61が固定的に周設されて、ボディ3b上で軸線l2方向には回転自在に、かつ該軸線l2方向には摺動可能に支持された駆動シャフト63と、上記電動モータ80に接続されて、該電動モータ80の駆動力を駆動シャフト63に軸線l2廻りの駆動力として伝達するための減速歯車機構90とから構成されている。そして、上記ウォーム61が駆動シャフト63と共に、上記軸線l2上において、上記初期位置(図6参照)とクランプ力伝達位置(図8参照)との間で一体的に往復動するようになっている。
【0037】
即ち、クランプアーム51の回動時には、図7に示すように、上記アーム回動機構60において、電動モータ80の駆動力が減速歯車機構90を介して駆動シャフト63に伝達されて、該駆動シャフト63がウォーム61と共に軸線l2廻りに回転駆動される。そして、図8に示すように、クランプ部材3bによって支持されたワークWに対して上記クランプアーム51が当接すると、上述のように当接センサ65がそれを検出してクランプ力発生用駆動源75を動作させることにより、クランプ力付与機構70が作動されるが、一方その時、ウォーム61及び駆動シャフト63は、クランプアームの51クランプ動作に伴うウォームホイール53からの反力により上記初期位置からクランプ力伝達位置へと変移している。そこで、該クランプ力伝達位置に変移して上記クランプアーム51の当接により回転が停止されたウォーム61及び駆動シャフト63に対して、上記クランプ力付与機構70が上記初期位置方向(上記反力とは逆方向)の上記軸力を負荷する。その結果、該軸力がウォーム61に噛合された上記ウォームホイール53に接線方向の押圧力として作用し、上記ワークWに当接したクランプアーム51に上記クランプ力が付与される。
なおここでは、上記ウォーム61が、上記駆動シャフト63に対して、キー61a等により上記軸線l2廻り及び該軸線l2方向に固定的に外嵌されているが、ウォーム61と駆動シャフト63とを一体的に成形しても良い。
【0038】
更に具体的に説明すると、上記駆動シャフト63は、周設されたウォーム61を挟んだ両側において、ボディ2b上の第1フレーム85及び第2フレーム86にそれぞれ設けられたすべり軸受64a,64bにより、軸線l2廻りには回転自在に、かつ該軸線l2方向には摺動可能に支持されている。
また、ウォーム61の一端面と第2フレーム86におけるそれに対向する面との間には、支持バネ66が駆動シャフト63を貫通させて設けられており、ウォーム61及び駆動シャフト63を上記初期位置方向に弾発して支持している。
ここで、上記支持バネ66は、クランプアーム51のクランプ部材3b側への回動に伴いウォームホイール53からウォーム61に伝達される反力によっては圧縮されないが、クランプアーム51のワークWに対する当接に伴う反力によって圧縮される程度の弾性係数を有しおり、皿バネであることが好ましい。
【0039】
即ち、クランプアーム51のクランプ部材3b側への回動時には、図7に示すように、上記支持バネ66が、クランプアーム51の回動に伴いウォーム61に伝達される反力に抗して、該ウォーム61を上記初期位置方向に弾発して支持することにより、該ウォーム61が概ね該初期位置に保持される。そしてその後、回動されたクランプアーム51がワークWに対して当接すると、図8に示すように、その当接に伴いウォーム51に伝達される反力により、該ウォーム51が、上記支持バネ66のバネ力に抗して該支持バネを圧縮しながら、上記クランプ力伝達位置へと駆動シャフト63と共に変移するようになっている。
【0040】
また、上記第2フレーム86には、上記当接センサ65としての近接センサが、上記ウォーム61における支持バネ66が配設された一端面に対向させて設けられている。該当接センサ65は、上記クランプアーム51のワークWに対する当接に伴う反力により、ウォーム61が、駆動シャフト63と共に上記クランプ力伝達位置へと変移して、上記第2フレーム86に近接したことを検知することにより、上記クランプアーム51がワークWに対して当接したことを検出して、上記クランプ力発生用駆動源75を動作させるための信号と、上記電動モータ80を停止させるための信号とを出力する。
【0041】
更に、上記クランプ力付与機構70は、上記クランプ力発生用駆動源75の他に、駆動シャフト63の上記第2フレーム86によって支持されている側(上記クランプ力伝達位置側)における軸線l2の延長線上に配置されたバネ材としての皿バネ74と、上記クランプ力発生用駆動源75の動作によって該軸線l2方向に往復動されるプランジャ71と、皿バネ74の中心を貫通して、一端が該プランジャ71に固定されていると共に、他端に該皿バネ74の一端を当接させる軸頭部73aが形成されて成る摺動軸73と、該摺動軸73をボディ2b上において軸線l2方向に摺動可能に支持すると共に、上記皿バネ74の他端を当接させるバネ受け72とを備えている。
即ち、上記皿バネ74は軸頭部73aとバネ受け72との間に挟持され、そして、プランジャ71の往復動に伴って、摺動軸73の軸頭部73aが駆動シャフト63の端面に対して進退動すると共に、上記皿バネ74が軸頭部73aとバネ受け72との間で伸縮するようになっている。
また、上記クランプ力発生用駆動源75は、電磁吸着力を利用した電磁力駆動装置、具体的には、U字形のヨーク77にコイル76を巻いて構成されたソレノイド75であり、上記コイル76に通電することにより発生する電磁吸着力よって上記プランジャ71がヨーク77に吸着されるように構成されている。なお、プランジャ71における少なくともヨーク77に吸引される部分は強磁性材料で形成されている。
【0042】
そして、本第2実施例のクランプ装置1Bにおいては、クランプアーム51の上記ホームポジションからクランプ部材3b側への回動時には、上記ソレノイド75のコイル76に通電して、プランジャ71をヨーク77に吸着させることにより、上記摺動軸73の軸頭部73aを駆動シャフト63の端面から後退させると共に、上記皿バネ74を圧縮してバネ力を蓄積する(図7参照)。その後、上記クランプアーム51のワークWに対する当接に伴う反力により、上記ウォーム61及び駆動シャフト63が上記クランプ力伝達位置に変移して、該駆動シャフト63の端面が上記軸頭部73aに対して当接又は近接すると、上記当接センサ65により上記コイル76の通電が断たれてヨーク77によるプランジャ71の吸着が解除されることによって、上記摺動軸73の軸頭部73aが、圧縮された上記皿バネ74のバネ力で、上記駆動シャフト63の端面を上記初期一方向(上記反力とは逆方向)に押圧して、該バネ力が上記軸力としてウォーム61に対して負荷されるようになっている(図8参照)。
【0043】
上記減速歯車機構90は、上記第1フレーム85に支持された上記電動モータ80の駆動力を増幅して上記駆動シャフト63に伝達するためのもので、電動モータ80におけるモータ軸81の駆動歯車82に噛合された第1歯車91と、駆動シャフト63に周設された軸歯車62に噛合された第2歯車92と、ボディ2bと第1フレーム85との間に架け渡され、上記第1歯車91及び第2歯車92を回転自在に支持する歯車軸93とによって構成されている。なお、上記歯車62,75,76,78,82のうち、少なくとも駆動シャフト63に周設された軸歯車62及びそれに噛合する第2歯車92は平歯車であることが望ましい。
【0044】
次に、上記クランプ装置1Bの動作を図6〜図8に基づいて詳細に説明する。まず、図6に示すように、上記電動モータ80が停止されると共に、上記ソレノイド90の通電が絶たれて、クランプアーム51が上記ホームポジションに在る状態の時には、ウォーム61及び駆動シャフト63が上記初期位置に在る一方で、摺動軸73が皿バネ74によって駆動シャフト63方向に弾発されて、プランジャ71が上記バネ受け72に当接していると共に、摺動軸73の軸頭部73aが上記駆動シャフト63の端面に当接又は近接している。
【0045】
そして、図7に示すように、クランプアーム51を上記ホームポジションからクランプ部材3b側へと回動させる時には、電動モータ80を起動して正回転させ、該電動モータ80の駆動力を減速歯車機構90を介して、ウォーム61が周設された駆動シャフト63に軸線l2廻りの駆動力として伝達することにより、該ウォーム61に噛合された上記ウォームホイール53を回転駆動させる。また同時に、ソレノイド75に通電してヨーク77にプランジャ71を吸着させることにより、摺動軸73の軸頭部73aが、駆動シャフト63の端面から後退して離間し、上記バネ受け72との間に狭持した皿バネ74を圧縮してバネ力を蓄積させる。なお、この時、クランプアーム51の回動に伴い、ウォームホイール53からウォーム61に反力が伝達されるが、ウォーム61は、支持バネ66によって該反力に抗する方向に弾発されて支持されていることから、ほぼ上記初期位置に保持されている。
【0046】
更に、図8に示すように、回動されたクランプアーム51がクランプ部材3bに支持されたワークWに当接すると、その当接によりウォームホイール53の回転が停止して、ウォーム61に上記当接に伴う反力が伝達される。そして、ウォーム51が、上記電動モータ80により回転駆動されなが、該反力により支持バネ66のバネ力に抗して該支持バネ66を圧縮し、上記クランプ力伝達位置へと駆動シャフト63と共に変移して停止する。
その時、上記クランプ力伝達位置に在る駆動シャフト63の端面は、上記皿バネ74を圧縮している摺動軸73の軸頭部73aに当接又は近接している。すると、上記ウォーム61の端面が上記第2フレーム86に近接したこと、即ちウォーム61及び駆動シャフト63がクランプ力伝達位置に変移したことを上記当接センサ65が検知して、上記上記ソレノイド75への通電を断つと共に、電動モータ80を停止させるようになっている。
そして、ソレノイド75への通電が断たれると、ヨーク77によるプランジャ71の吸着が解除されるため、上記バネ受け72と軸頭部73aとの間で圧縮された皿バネ74のバネ力により、該軸頭部73aが上記駆動シャフト63の端面を上記初期位置方向(上記反力とは逆方向)に押圧する。その結果、該バネ力が、駆動シャフト及びウォームに上記軸力として負荷されると共に、該ウォーム61に噛合された上記ウォームホイール53に接線方向の押圧力として作用することにより、上記ワークWに当接したクランプアーム51に上記クランプ力が付与される。
【0047】
ワークWのクランプを解除する場合には、電動モータ80を起動して逆回転させることにより、クランプアーム51が、クランプ力を解除されると共に、クランプ部材3bから離れる方向に逆回動されて上記ホームポジションに戻される。一方、上記ウォーム61もそれと同時に上記初期位置に戻される。
このように、本発明の第2実施例に係るクランプ装置1Bによれば、クランプアーム11のワークWに対する当接を当接センサによって検出することにより、クランプ力付与機構を作動させて、クランプアーム11にクランプ力を付与することができるため、ワークWの大きさや、各構成部品の摩耗等に応じて、煩雑なクランプ位置の設定作業を行う必要性が無く、作業効率をより向上させることが可能なクランプ装置を提供することができる。
【0048】
【発明の効果】
以上に詳述したように、上記本発明に係るクランプ装置によれば、回動されたクランプアームのワークに対する当接に感応してクランプ力付与機構が作動し、該クランプアームの当接によって回転が停止されたウォームにその軸線方向の軸力を負荷して、該軸力をウォームホイールにその接線方向の押圧力、即ちクランプアームの回動軸廻りのトルクを作用させることにより、クランプアームに、ワークを押圧するクランプ部材方向の力であるクランプ力を付与するように構成したため、ワークの大きさや構成部品の摩耗等に応じた煩雑なクランプ位置の設定作業を要すること無く、ワークをクランプアームによって正確にクランプすることが可能となり、作業効率をより向上させることができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明に係るクランプ装置の実施例を示す外観図である。
【図2】(a)及び(b)は、本発明に係るクランプ装置の第1実施例を示すクランプアームの駆動系の断面図である。
【図3】第1実施例においてクランプアームが回動前のホームポジションにある状態を示す作用説明図である。
【図4】第1実施例においてクランプアームが回動している状態を示す作用説明図である。
【図5】第1実施例においてクランプアームがワークに当接してクランプ力が付与されている状態を示す作用説明図である。
【図6】本発明に係るクランプ装置の第2実施例を示し、クランプアームが回動前のホームポジションにある状態を示す断面図である。
【図7】第2実施例においてクランプアームが回動している状態を示す断面図である。
【図8】第2実施例においてクランプアームがワークに当接してクランプ力が付与されている状態を示す断面図である。
【図9】(a)はクランプ力付与機構に用いる皿バネの特性を示す線図であり、(b)はその特性を示す皿バネの構成例を示す断面図である。
【符号の説明】
1A,1B クランプ装置
2a,2b ボディ
3a,3b クランプ部材
11,51 クランプアーム
12,52 回動軸
13,53 ウォームホイール
21,61 ウォーム
22,74 皿バネ(バネ材)
23,63 駆動シャフト
26,66 支持バネ
30 駆動力切替機構
31a フランジ部
31b 第1摩擦面
32 歯車ナット
32a 歯車
32b 第2摩擦面
40 電動モータ(駆動源)
65 当接センサ
70 クランプ力付与機構
71 プランジャ
72 バネ受け
73 摺動軸
73a 軸頭部
75 ソレノイド(クランプ力発生用駆動源)
80 電動モータ(アーム回動用駆動源)
W ワーク
l1,l2 軸線

Claims (11)

  1. ボディ上で回動可能に支持されたクランプアームを回動させて、該クランプアームにクランプ力を付与することにより、対向するクランプ部材との間にワークをクランプするクランプ装置であって、
    ボディ上の軸線廻りに回転駆動されるウォームと、
    クランプアームの回動軸に周設されて、該ウォームに噛合されたウォームホイールと、
    クランプ部材に支持されたワークに対するクランプアームの当接に応じて作動し、該当接により回転が停止されたウォームに対して上記軸線方向の軸力を付与するクランプ力付与機構とを備えて成り、
    上記ウォームの回転駆動によりクランプアームを回動させると共に、上記クランプ力付与機構によりウォームに対して付与される上記軸力を、ウォームホイールにその接線方向の押圧力として作用させて、クランプアームに上記クランプ力を付与するように構成され、
    上記ウォームが、上記軸線上において、初期位置とクランプ力伝達位置との間で往復動可能に設けられ、支持バネにより該初期位置方向に弾発されて支持されており、
    クランプアームのクランプ動作に伴うウォームホイールからの反力により、上記支持バネに抗して上記初期位置からクランプ力伝達位置へと変移したウォームに対して、上記クランプ力付与機構が上記初期位置方向の軸力を付与するように構成されている、
    ことを特徴とするクランプ装置。
  2. 上記クランプ力付与機構が上記軸線上に配置されたバネ材を含み、該バネ材のバネ力を上記軸力としてウォームに対して付与するように構成されている、
    ことを特徴とする請求項1に記載のクランプ装置。
  3. 上記ボディ上で上記軸線廻りには回転自在に、かつ該軸線方向には摺動可能に支持された駆動シャフトと、
    該駆動シャフトに対して上記軸線廻りの駆動力及び該軸線方向の駆動力を付与するための駆動源と、
    該駆動源と駆動シャフトとの間に介在され、駆動シャフトに伝達する該駆動源からの駆動力を、上記クランプアームのワークに対する当接に応じて、上記軸線廻りの駆動力から該軸線方向の駆動力に切り替える駆動力切替機構とを備え、
    上記駆動シャフトには、上記ウォームが上記軸線方向には摺動可能に、かつ該軸線廻りには固定的に外嵌されていると共に、上記軸線方向の駆動力によりウォームを押圧して、該ウォームに対して上記軸力を付与するための係合部が周設されており、
    クランプアームの回動時には、駆動力切替機構が、駆動シャフトに上記軸線廻りの駆動力を伝達することにより、該駆動シャフトをウォームと共に回転駆動させ、
    上記クランプアームのワークに対する当接に応じて、上記駆動源と上記駆動シャフトと上記駆動力切替機構とを含む駆動系が上記クランプ力付与機構を形成し、該駆動力切替機構が上記クランプアームの当接により回転が停止された駆動シャフトに上記軸線方向の駆動力を伝達することにより、上記駆動シャフトの係合部がウォームに対して上記軸力を付与するように構成されている、
    ことを特徴とする請求項1に記載のクランプ装置。
  4. 上記駆動力切替機構が、上記駆動シャフトに固定的に周設されて端面に第1摩擦面が形成されて成るフランジ部と、外周には上記駆動源からの駆動力が伝達される歯車が形成され、端面には第1摩擦面に対して接離させる第2摩擦面が形成されて成る歯車ナットとから構成され、
    該歯車ナットが、第2摩擦面を第1摩擦面に対向させて駆動シャフトに螺合されていると共に、上記ボディ上で上記軸線廻りに回転自在に支持されており、
    クランプアームの回動時には、駆動力切替機構が、駆動シャフトの第1摩擦面と歯車ナットの第2摩擦面とを互いに当接させて、駆動シャフトに上記軸線廻りの駆動力を伝達し、
    上記クランプアームのワークに対する当接に応じて、駆動力切替機構が、該クランプアームの当接により回転が停止された駆動シャフトを上記歯車ナットでネジ送りして、該駆動シャフトに上記軸線方向の駆動力を伝達することにより、第1摩擦面が第2摩擦面から離間されると共に、上記駆動シャフトの係合部がウォームに対して上記軸力を付与するように構成されている、
    ことを特徴とする請求項3に記載のクランプ装置
  5. 上記クランプ力付与機構が、上記軸線上におけるウォームと駆動シャフトの係合部との間に配置されて、該駆動シャフトに伝達される上記軸線方向の駆動力により圧縮されるバネ材を含んでおり、
    その圧縮されたバネ材のバネ力を上記軸力として、ウォームに対して付与するように構成されている、
    ことを特徴とする請求項3又は請求項4に記載のクランプ装置。
  6. 上記駆動源が電動モータである、
    ことを特徴とする請求項3〜5の何れかに記載のクランプ装置。
  7. 上記ウォームを回転駆動させるためのアーム回動用駆動源と、
    該アーム回動用駆動源とは別体に上記クランプ力付与機構に設けられた、該クランプ力付与機構を作動させるためのクランプ力発生用駆動源と、
    上記クランプアームのワークに対する当接を検出して、上記クランプ力発生用駆動源を動作させるための信号を出力する当接センサとを備えており、
    該当接センサからの出力信号によって上記クランプ力発生用駆動源を動作させて上記クランプ力付与機構を作動させることにより、クランプアームに上記クランプ力を付与するように構成されている、
    ことを特徴とする請求項1に記載のクランプ装置。
  8. 上記ボディ上で上記軸線廻りには回転自在に、かつ該軸線方向には摺動可能に支持され、上記アーム回動用駆動源に連結された駆動シャフトに対して、上記ウォームが固定的に周設され、
    上記クランプ力付与機構が、上記クランプ力発生用駆動源と、上記軸線上に配置されたバネ材と、該クランプ力発生用駆動源の動作により上記軸線方向に往復動するプランジャと、上記バネ材の中心を貫通して、一端が該プランジャに固定されていると共に、他端に上記バネ材の一端を当接させる軸頭部が形成された摺動軸と、上記バネ材の他端を当接させて上記摺動軸を上記軸線方向に摺動可能に支持するバネ受けとを含んで、上記プランジャの往復動によりバネ材を軸頭部とバネ受けとの間で伸縮させるようになっており、
    上記当接センサからの出力信号による上記クランプ力発生用駆動源の動作によって、上記軸頭部が、該軸頭部とバネ受けとの間で圧縮されたバネ材のバネ力で、駆動シャフトを上記軸線方向に押圧することにより、該バネ力が上記軸力としてウォームに対して付与されるように構成されている、
    ことを特徴とする請求項7に記載のクランプ装置。
  9. 上記アーム回動用駆動源が電動モータであり、上記クランプ力発生用駆動源が電磁吸着力を利用した電磁力駆動装置である、
    ことを特徴とする請求項7又は請求項8に記載のクランプ装置。
  10. 上記ウォームが、上記軸線上において、初期位置とクランプ力伝達位置との間で往復動 可能に設けられ、支持バネにより該初期位置方向に弾発されて支持されており、
    上記当接センサが、上記クランプアームのワークに対する当接に伴ってウォームホイールからウォームに伝達される反力により、該ウォームが上記支持バネに抗して上記クランプ力伝達位置へと変移したことを検知するものである、
    ことを特徴とする請求項7〜9の何れかに記載のクランプ装置。
  11. 上記バネ材が皿バネであり、
    該皿バネにおける「撓み−バネ力」の特性曲線が、撓みの変化に対してバネ力が略一定となる領域を有し、この領域内のバネ力を上記軸力として、上記ウォームに対して付与するように構成されている、
    ことを特徴とする請求項2,5,8の何れかに記載のクランプ装置。
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