JP4263684B2 - スライド用給電装置 - Google Patents

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Description

本発明は、自動車のスライドドアやスライドシート等のロングスライド式のスライド構造体に対応して、ケース内に略U字状に折り返して配索した長いワイヤハーネスの曲がり等を確実に防止するスライド用給電装置に関するものである。
図15は従来の給電装置の一形態を示すものである(特許文献1参照)。
この給電装置61は自動車のスライドドアに搭載されるものであり、フラットワイヤハーネス62を略U字状に屈曲させて収容する長尺のケース63と、フラットワイヤハーネス62の外面に設けられた可撓性の補強板64と、フラットワイヤハーネス62の移動端側に設けられたスライダ65と、スライダ65を摺動自在に係合させるレール部66とを備えている。
補強板64は薄い鋼材で形成され、ケース63の磁化された壁部67に吸着してフラットワイヤハーネス62の垂れ下がりを防止する。フラットワイヤハーネス62の移動端はスライダ65において車両ボディ側に続くワイヤハーネス68にコネクタ接続され、固定端はスライドドア側のワイヤハーネス69に接続されている。
スライドドアの開閉に伴ってスライダ65がレール部66を進退し、フラットワイヤハーネス62は略U字状に屈曲したままスライダ65と一体に進退して、スライドドアの開閉ストロークを吸収する。これにより、車両ボディ側からスライドドアの各補機に電源や電気信号が常時供給される。
特開平11−342807号公報(図2)
しかしながら、上記従来の給電装置61にあっては、ワイヤハーネスとしてフラットワイヤハーネス62を使用しているために、回路数や供給電流に制限があり、また、補強板64に鋼材を使用し、ケース63の壁部67を磁化させて補強板64を磁着させるといった複雑な構造によってコスト高になるという問題があった。
そこで、フラットワイヤハーネス62ではなく通常の断面円形や長円形のワイヤハーネスを用いてその剛性によってワイヤハーネスの垂れ下がりを防止する給電装置(図示せず)が提案された。
しかしながら、この給電装置にあっては、スライドストロークが短い場合はよいが、図16〜図18に示す自動車のロングスライドドアやロングスライドシートに適用する給電装置71のようにスライドストロークが長い場合においては、スライドドアやスライドシートといったスライド構造体の移動に伴って、図17の如くワイヤハーネス72が移動途中で垂れ下がったり曲がったりして、それ以上スライドさせようとしても図18の如くワイヤハーネス72が幾重にも折れ曲がって、それ以上のスライド操作を行うことができなくなってしまうという懸念があった。図16で符号73はスライダ、74はケースをそれぞれ示している。
本発明は、上記した点に鑑み、ロングスライドドアやロングスライドシート等のスライド構造体の移動時にワイヤハーネスの垂れ下がりや曲がり等を起こすことがなく、スムーズで確実なスライド操作を可能とするスライド用給電装置を提供することを目的とする。
上記目的を達成するために、本発明の請求項1に係るスライド用給電装置は、ワイヤハーネスを略U字状に折り返して収容する長形のケースと、該ワイヤハーネスの移動端側を保持して該ケースにロングスライド自在に係合したスライダと、該ケースの一方側で該ワイヤハーネスの折り返し部に摺接自在に係合した円弧状ないし円形状の部分と、該ケースの他方側に向けて該円弧状ないし円形状の部分と該スライダとの間で長く突出して該ワイヤハーネスの内側面を支持する支持板本体と、該円弧状ないし円形状の部分と該支持板本体とを連結する連結部とを有するハーネス支持部材とを備えることを特徴とする。
上記構成により、ワイヤハーネスがケース内で略U字状に折り返され、ワイヤハーネスの折り返し部にハーネス支持部材の一部が摺接自在に係合し、ワイヤハーネスの内側面にハーネス支持部材の支持板本体が接し、スライダと一体にワイヤハーネスが移動し、ワイヤハーネスと一体的にスライダの移動方向にスライダの半分の距離でハーネス支持部材が移動する。スライダの移動に際してワイヤハーネスが支持板本体で面接触ないし線接触又は複数の点接触で安定に支持されることで、ワイヤハーネスの垂れ下がりや曲がりが防止され、スライダが引っ掛かり等なくスムーズに移動する。ワイヤハーネスはスライダに続く往部と折り返し部に続く復部とで構成される。
請求項2に係るスライド用給電装置は、請求項1記載のスライド用給電装置において、前記支持板本体が前記ケースにスライド自在に係合したことを特徴とする。
上記構成により、支持板本体がケースに沿って安定に位置決めされつつスムーズに進退する。例えば支持板の両側端をケースのガイド部であるスリット孔や溝にスライド自在に係合させる。
請求項3に係るスライド用給電装置は、請求項1記載のスライド用給電装置において、前記ケースの短辺側の壁部寄りにガイド部が設けられ、該ガイド部に前記ハーネス支持部材のスライド係合部がスライド自在に係合したことを特徴とする。
上記構成により、ケースが例えば厚さ方向に押圧される外力を受けたり、ケースの長辺側の壁部が内向きに反り変形した場合等において、ガイド部やスライド係合部がケースの短辺側の壁部寄り(短辺側の壁部又は短辺側の壁部の近傍)に設けられているから、ガイド部やスライド係合部が外力や反り等の影響を受けず、ガイド部とスライド係合部とのスライド動作が低い摩擦力でスムーズに行われる。
請求項4に係るスライド用給電装置は、請求項1記載のスライド用給電装置において、前記ケースの短辺側の壁部寄りにおいて前記ハーネス支持部材にスライド部が設けられ、該スライド部が該ケースの内壁面に摺接自在であることを特徴とする。
上記構成により、ケースが例えば厚さ方向に押圧される外力を受けたり、ケースの長辺側の壁部が内向きに反り変形した場合等において、ハーネス支持部材のスライド部がケースの短辺側の壁部寄りに配置されているから、スライド部が外力や反り等の影響を受けず、スライド部とケースの内壁面との摺動が低い摩擦力でスムーズに行われる。
請求項5に係るスライド用給電装置は、請求項1〜4の何れかに記載のスライド用給電装置において、前記折り返し部に摺接自在に係合する部分が一対のガイド板であることを特徴とする。
上記構成により、スライダの移動に伴って一対のガイド板の間でワイヤハーネスの折り返し部がスムーズに摺接しつつ片方のガイド板をスライダの移動方向に押圧し、ハーネス支持部材をスライダの移動方向にスライダの半分の移動距離で移動させる。
請求項6に係るスライド用給電装置は、請求項1〜4の何れかに記載のスライド用給電装置において、前記折り返し部に摺接自在に係合する部分がプーリと対向する小ローラとであることを特徴とする。
上記構成により、スライダの移動に伴ってプーリと小ローラとの間でワイヤハーネスの折り返し部がスムーズに摺接しつつプーリ又は小ローラをスライダの移動方向に押圧し、ハーネス支持部材をスライダの移動方向にスライダの半分の移動距離で移動させる。小ローラは複数であっても一つであってもよい。
請求項7に係るスライド用給電装置は、請求項1〜4の何れかに記載のスライド用給電装置において、前記折り返し部に摺接自在に係合する部分がプーリと対向するガイド板とであることを特徴とする。
上記構成により、スライダの移動に伴ってプーリとガイド板との間でワイヤハーネスの折り返し部がスムーズに摺接しつつプーリ又はガイド板をスライダの移動方向に押圧し、ハーネス支持部材をスライダの移動方向にスライダの半分の移動距離で移動させる。
請求項8に係るスライド用給電装置は、請求項1〜7の何れかに記載のスライド用給電装置において、前記支持板本体と前記スライダとの間に引張弾性部材が配設されたことを特徴とする。
上記構成により、スライダの移動に伴って引張弾性部材が引っ張られて伸長しつつ、ハーネス支持部材をスライダの移動方向に弾性的に付勢し、ワイヤハーネスの折り返し部をハーネス支持部材の摺接自在に係合した部分がスライダの移動方向に押圧し、スライダと摺接自在に係合した部分との間でワイヤハーネスが弛みなくピンと張った状態に維持される。
請求項9に係るスライド用給電装置は、請求項1〜8の何れかに記載のスライド用給電装置において、前記ワイヤハーネスの外周を網チューブで覆って、該網チューブを前記支持板本体に点接触又は線接触させることを特徴とする。
上記構成により、スライダの進退動作に伴って合成樹脂製の網チューブがハーネス支持部材の支持板本体やガイド板等に点接触ないし線接触といった小さな接触面積による小さな摩擦抵抗でスムーズに摺接する。ワイヤハーネスの保護チューブとして複数本の電線の上に網チューブを単独で被せて用いてもよく、あるいは他のコルゲートチューブ等の上に網チューブを被せて用いてもよい。
請求項10に係るスライド用給電装置は、請求項1〜9の何れかに記載のスライド用給電装置において、前記ケースが幅狭部と幅広部とで構成され、前記折り返し部に摺接自在に係合する部分が該幅広部内に位置し、前記支持板本体が該幅狭部内に進入可能であることを特徴とする。
上記構成により、ケースの幅狭部内に支持板本体がワイヤハーネスと共に進入し、幅狭部内でワイヤハーネスを安定に支持し、幅狭部内でのワイヤハーネスの曲がりが確実に防止される。幅狭部においては支持板本体の他に幅狭部の内壁面でワイヤハーネスを大きな曲がりなく支持可能となる。この幅狭部と幅広部とでケースの全長が拡大され、ロングスライドに容易に対応可能となる。
請求項1記載の発明によれば、ハーネス支持部材の支持板本体がワイヤハーネスに長い距離で接触してワイヤハーネスの垂れ下がりや曲がりを確実に防止するから、スライダのロングスライドに伴ってケース内でワイヤハーネスが座屈することがなく、スムーズなロングスライド操作が可能となり、ロングスライド式のスライド構造体への常時給電の信頼性が向上する。
請求項2記載の発明によれば、支持板本体の傾きや位置ずれが防止され、支持板本体によるワイヤハーネスの支持が確実に行われ、請求項1記載の発明の効果が促進される。
請求項3記載の発明によれば、ケースが潰れ方向の外力や変形を受けた場合でも、ハーネス支持部材のスライド動作が引っ掛かり等なくスムーズに行われ、請求項1記載の発明の効果が促進されると共に、スライダの操作力すなわちスライド構造体の操作力が低く確保される。
請求項4記載の発明によれば、ケースが潰れ方向の外力や変形を受けた場合でも、ハーネス支持部材のスライド動作が引っ掛かり等なくスムーズに行われ、請求項1記載の発明の効果が促進されると共に、スライダの操作力すなわちスライド構造体の操作力が低く確保される。
請求項5記載の発明によれば、スライダの移動に伴ってハーネス支持部材を矯正的に且つスムーズに移動させることができ、スライダのスライド動作がスムーズ化される。
請求項6記載の発明によれば、スライダの移動に伴ってワイヤハーネスの折り返し部との摺動抵抗が低減されて、ハーネス支持部材が矯正的に且つ一層スムーズに移動され、スライダのスライド動作が一層スムーズ化される。
請求項7記載の発明によれば、スライダの移動に伴ってワイヤハーネスの折り返し部との摺動抵抗が低減されて、ハーネス支持部材が矯正的に且つ一層スムーズに移動され、スライダのスライド動作が一層スムーズ化される。
請求項8記載の発明によれば、引張弾性部材がハーネス支持部材をスライダ移動方向に付勢してワイヤハーネスを弛み等なくピンと張った状態に維持するから、ワイヤハーネスの垂れ下がりや曲がりが一層確実に防止され、請求項1記載の発明の効果が一層促進される。
請求項9記載の発明によれば、網チューブによって支持板本体との摩擦抵抗が減ってワイヤハーネスの伸縮が一層スムーズに行われ、操作性の向上と請求項1記載の発明の効果の促進がなされる。
請求項10記載の発明によれば、支持板本体又は支持板本体とケースの内壁面とでワイヤハーネスを支える幅狭部を加えることで、ケースの全長が拡大され、ロングスライド化に容易に対応可能となる。
図1〜図3は、本発明に係るスライド用給電装置の第一の実施形態を示すものである。
このスライド用給電装置1は、長尺のケース(符号2で代用)と、ケース内に略U字ないしJ字状に屈曲して配索される断面円形又は長円形のワイヤハーネス3と、ワイヤハーネス3の一端側(移動端)を保持してケースに沿って長手方向にスライド自在に設けられたスライダ6と、ワイヤハーネス3の屈曲部(折り返し部)3bに摺接自在に係合しつつワイヤハーネス3を面接触ないし線接触で支持してケースに沿ってスライド自在なハーネス支持部材4とを備えたものである。
ケースは合成樹脂製又は金属製のケース本体2とカバー(図示せず)とで構成され、これらは前半の幅狭部2aと、中間の段差部8を介して続く後半の幅広部2bとを備えている。カバー(図示せず)はケース本体2の正面側の開口を覆う板状のものであり、ケース本体2とカバーとは係止突起と係合凹部等の係止手段やボルトとナット等の締付手段等で相互に固定される。
ケース本体2はベース壁9と、ベース壁9の周囲に立ち上げられた周壁としての各壁部10〜14とで構成され、ベース壁9は前半の幅狭部と後半の幅広部を有し、ベース壁9とカバー(図示せず)との幅狭部の中間部から幅広部の後端側にかけて、ハーネス支持部材4の支持板本体7の両側端をスライド自在に係合させるガイド部17としての長溝又は長孔が設けられている。ガイド部17は幅狭部2aの下半側から幅広部2bの上部側にかけて真直に位置している。
図1でケース本体2の上側の壁部10に、スライダ6をスライド自在に案内するガイド部18としてのスリット状の長孔が設けられ、ガイド部18にスライダ6の高さ方向中間の溝部19がスライド自在に係合し、スライダ6の上半部はケース本体2の外部に露出し、下半部はケース本体2の幅狭部2a内に位置している。スライダ6にワイヤハーネス3の移動端側のハーネス部分20が略L字状に屈曲して貫通され、ハーネス部分20の先端に接続用のコネクタ21が設けられている。なお、本明細書における上下前後等の方向は説明の便宜上のものであり、必ずしも給電装置1の実使用方向と一致するものではない。
ケース本体2の幅狭部2aは段差部8に続く下側の壁部11と前端壁13とベース壁と上側の壁部10を有し、ケース本体2の幅広部2bは下側の壁部12と段差側の前端壁(符号8で代用)と後端壁14(図2)とベース壁9と上側の壁部10とを有し、ベース壁9と上側の壁部10は共に幅狭部2aと幅広部2bとにおいて同一平面で延長されている。
図1のスライダ6の前進端位置でワイヤハーネス3はスライダ6からケース本体2の幅狭部2aの前端側から幅広部2bの前端側にかけて上側の壁部10の内面に沿って配索されつつ、ハーネス支持部材4で曲がりなく面接触ないし線接触で安定に支持され、幅広部2bの前端寄りで略U字状に屈曲して下側の壁部12に沿って配索されつつ段差側の壁部8の開口22から外部に導出されている。
ハーネス支持部材4は図1で水平な長方形ないし帯板状の支持板本体7と、支持板本体7の後端部の一側端において垂直に直交して続く連結板33と、連結板33の後端部の内面に突設された前後一対の対向する円弧状のガイド板34,35とで構成されるものである。
支持板本体7の上側面(外側面)にワイヤハーネス3の上側部分(往部)3aの下側面(内側面)が面接触ないし長手方向の線接触で支持され、一対のガイド板34,35の間にワイヤハーネス3の屈曲部3bが挟まれるように摺接自在に係合し、ワイヤハーネス3の屈曲部3bと一体的にハーネス支持部材4が同方向に移動自在となっている。連結板33はケース本体2のベース壁9の内面に摺接してハーネス支持部材4の姿勢を安定させる。
ワイヤハーネス3は外周に合成樹脂製の既存のコルゲートチューブ26(図12参照)を有し、コルゲートチューブ26は凸条26aと凹溝26bとを交互に有して良好な屈曲性を発揮する。コルゲートチューブ26はスライダ6からケース本体2の開口22までの範囲で設けられている。コルゲートチューブ26の内側に複数本の絶縁被覆電線が収容されてワイヤハーネス3が構成されている。
ワイヤハーネス3が断面円形のコルゲートチューブ26を有する場合、コルゲートチューブ26はハーネス支持部材4の支持板本体7に長手方向の線接触で安定に支持される。断面長円形のコルゲートチューブの場合は支持板本体7に面接触で安定に支持される。コルゲートチューブ26を用いずに複数本の電線をテープ巻きで束ねてワイヤハーネスを構成した場合、ワイヤハーネスは線接触ないし面接触で支持板本体7に安定に支持される。
図1のスライダ6の前進端位置において、ワイヤハーネス3の上側部分(往部)3aの後半部にハーネス支持部材4の支持板本体7が位置して、ワイヤハーネス3の上側部分3aを垂れ下がりや曲がりなく安定に支持している。ワイヤハーネス3の上側部分3aの前半部はハーネス支持部材4で直接支持されないが、スライダ6とハーネス支持部材4の前端7aとの間で両持ち支持されることで、垂れ下がりや曲がりが防止される。
たとえワイヤハーネス3の上側部分3aが垂れ下がりや曲がりを生じてもケース本体2の幅狭部2aの下側の壁部11でワイヤハーネス3が大きな垂れ下がり等なく支持されるから、何ら問題はない。従ってケース本体2の幅狭部2aの長さを所望の長さに延長することができ、どのような長さのスライド量にも対応することができる。
図1の状態からスライドドアやスライドシートといったスライド構造体(図示せず)をスライドさせるに伴って、図2の如く、スライダ6が後方に移動し、スライダ6と一体にワイヤハーネス3の上側部分3aが後方に移動してケース本体2の幅広部2b内に繰り出され、ワイヤハーネス3と一体にハーネス支持部材4が後方に移動して、幅広部内でワイヤハーネス3の上側部分3aを面接触ないし線接触で安定に支持する。ハーネス支持部材4の一対のガイド板34,35の間をワイヤハーネス3の屈曲部(折り返し部)3bが摺動しつつ、屈曲部3bと一体的にガイド板34,35が後方に移動し、ガイド板34,35と一体に支持板本体7がワイヤハーネス3を支持しつつ同方向に移動する。
図2の如くスライダ6がケース本体2の段差部8の手前近傍に位置した時点で、ワイヤハーネス3の上側部分3aの長さがほぼ最大となり、最も垂れ下がりや曲がりを起こしやすい状態となるが、支持板本体7の前端7aがほぼ段差部8上に位置し、支持板本体7の後端7bはワイヤハーネス3の屈曲部3bの近傍に位置して(この位置はスライド中で常に一定である)、支持板本体7がケース本体7の幅広部内でワイヤハーネス3の上側部分3aをほぼ全長に渡って安定に支持する。これにより、ワイヤハーネス3の垂れ下がりや曲がり等が確実に防止され、スライダ6のスライド動作が引っ掛かり等なくスムーズに行われる。
スライダ6が図2の状態から図3の如く後退端位置まで移動することで、ワイヤハーネス3の上側部分3aは最も短縮されて、垂れ下がり等の発生はなくなり、ワイヤハーネス3の下側部分(復部)3cがケース本体2の下側の壁部12に沿って長く延長される。ワイヤハーネス3の下側部分3cは固定側の部分であるので、曲がり等を起こすことはない。ハーネス支持部材4の支持板本体7はケース本体2の幅広部内でスライダ6の前方に突出して位置し、ガイド板35がワイヤハーネス3の屈曲部3bと共にケース本体2の後端壁14に近接して位置する。
図3の状態からスライダ6を逆向きに(前方に)移動させることで、ワイヤハーネス3の上側部分3aの長さが増して、図2の中間位置でハーネス支持部材4がワイヤハーネス3の上側部分3aをほぼ全長に渡って支持して垂れ下がりや曲がりを防止し、図1の如くスライダ6が引っ掛かりなく前進端にスムーズに移動する。
スライダ6の移動距離に対してワイヤハーネス3の屈曲部3bの移動距離すなわちハーネス支持部材4の移動距離はその半分であり、スライダ6やワイヤハーネス3の屈曲部3bの位置は一次関数的(正比例で)に変化する。これに対し、ケース本体2の幅広部2b内でのワイヤハーネス3の上側部分3aの中央位置すなわち最も垂れ下がりや曲がりを起こしやすい部分の位置は二次関数的に変化する。従って、ケース本体2の幅広部2b内でハーネス支持部材4がワイヤハーネス3の上側部分3aをほぼ全長に渡って支持することで、ワイヤハーネス3の垂れ下がりや曲がりが確実に阻止される。
なお、ワイヤハーネス3の上側部分3aの垂れ下がりは図1〜図3の如く給電装置1を縦置きに使用した場合に生じ、ワイヤハーネス3の上側部分(往部)3aの曲がりは給電装置1を横置きにした場合に生じるものであり、曲がりは広い意味で垂れ下がりをも含む概念である。
図1,図3の状態はスライドドアやスライドシート等のスライド構造体(図示せず)を前進端又は後退端までスライドさせた状態である。給電装置1を例えばスライドドアに縦置きに搭載した場合、スライダ6から導出された可動側のハーネス部分20が渡り空間を経て車両ボディ側に配索され、ケース本体2から導出された固定側のハーネス部分23はコネクタ24でスライドドアのワイヤハーネスや補機に接続される。図1は車両左側のスライドドアの全閉状態となり、図2はスライド途中の状態、図3はスライドドアの全開状態となる。
また、給電装置1をスライドシートに適用した場合、例えば給電装置1を縦置きに車両ボディのフロアパネルに搭載し、スライダ6から導出された可動側のハーネス部分20がスライドシート側のワイヤハーネスや補機に接続され、ケース本体2から導出された固定側のハーネス部分23が車両ボディの電源側等のワイヤハーネスに接続される。図1の状態はスライドシートの前端(又は後端)位置におけるものであり、図2はスライドシートのスライド途中、図3はスライドシートの後端(又は前端)位置におけるものである。
給電装置1を車両ボディに横置きに搭載する場合、スライダ6から導出されたハーネス部分20はケースの厚さ方向(上向き)に屈曲してスライドシートに配線される。これらの使用形態は後述の各実施形態においても同様である。
なお、上記第一の実施形態において、スライダ6に対するガイド部18としての長孔や長溝をケース本体2の上側の壁部10ではなくベース壁9とカバーとに設け、スライダ6にガイド部に係合する突起やリブ等を設け、カバー側又はベース壁9に設けた長形の開口又はケース本体の上側の壁部10に設けた長形の開口(長孔)からハーネス部分20を外部に導出させることも可能である。これは後述する各実施形態においても同様である。また、ハーネス支持部材4の前後一対のガイド板34,35に代えて、円弧状のガイド溝を有するガイドブロックを用いることも可能である。
図4〜図6はスライド用給電装置の第二の実施形態を示すものである。
このスライド用給電装置31は、上記第一の実施形態におけるハーネス支持部材4のガイド板34,35(図1)とワイヤハーネス3との摺動抵抗を低減させるべく、ワイヤハーネス3の屈曲部(折り返し部)3bに沿ってプーリ37を配置すると共に、プーリ37に対向して複数の小ローラ38を回動自在に設けたことを特徴とするものである。上記第一の実施形態と同様の構成部分には同じ符号を付して詳細な説明を省略する。
このスライド用給電装置31は、ケース本体2とカバー(図示せず)とで成る長尺のケースと、ケース内に略U字ないしJ字状に屈曲して配索される断面円形又は長円形のワイヤハーネス3と、ワイヤハーネス3の一端側(移動端)を保持してケースに沿って長手方向にスライド自在に設けられたスライダ6と、ワイヤハーネス3の屈曲部3bの内面にプーリ37、外面に複数の小ローラ38をそれぞれ摺動自在に配置し、支持板本体7でワイヤハーネス3を面接触ないし線接触で支持してケースに沿ってスライド自在なハーネス支持部材36とを備えたものである。
このハーネス支持部材36は、図4で水平な長方形ないし帯板状の支持板本体7と、支持板本体7の後端部の一側端において垂直に直交して続く連結板33と、連結板33の後端側に回動自在に軸支されて円弧状に配置された複数の小ローラ38と、小ローラ38に対向して連結板33の中間部に回動自在に軸支されたプーリ(大ローラ)37とで構成されるものである。プーリ37と小ローラ38とはそれぞれ中心軸37a,38aで連結板33に支持されている。プーリ37と小ローラ38とはそれぞれワイヤハーネス3の外径と同程度の幅の外周面を有している。
プーリ37と複数の小ローラ38との間にワイヤハーネス3の屈曲部3bが挟まれるように摺動自在に係合し、ワイヤハーネス3の上側部分(往部)3aは支持板本体7の上面に沿ってスライダ6まで延び、ワイヤハーネス3の下側部分3cはケース本体2の下側の壁部12に沿って段差部8の開口22まで延びている。
図4のスライダ6の前進端位置で、プーリ37はケース本体2の幅広部2b内で段差部8に近接して位置し、図5のスライダ6の中間ストローク位置で、プーリ37はケース本体2の幅広部2bの長手方向ほぼ中央に位置し、支持板本体7がワイヤハーネス3の上側部分3aをほぼ全長に渡って支持し、図6のスライダ6の後退端位置で、小ローラ38がケース本体2の後端壁14に近接し、プーリ37は小ローラ38の手前でワイヤハーネス3の屈曲部3bを摺動自在に支持する。
図4から図5に至る間や図6から図5に至る間において、スライダ6の移動に伴ってワイヤハーネス3がスライダ6と一体に移動し、ワイヤハーネス3の移動に伴ってプーリ37と小ローラ38が同方向に回転しつつワイヤハーネス3の屈曲部3bの内外面との摺動抵抗を低減させ、プーリ37や小ローラ38と一体に支持板本体7がワイヤハーネス3を安定に支持しつつ同方向に移動する。
図1で、符号18はスライダ6に対するガイド部としてのスリット孔、17は支持板本体7の側端を係合させるガイド部としての長孔又は長溝をそれぞれ示している。
なお、上記第二の実施形態で、プーリ37に代えて複数の小ローラを円弧状に配置することも可能である。また、ワイヤハーネス3の屈曲部3bの内側にプーリ37、外側に第一の実施形態の円弧状のガイド板35(図1)を一枚配置したり、屈曲部3bの外側に複数の小ローラ38、内側に円弧状のガイド板34(図1)を一枚配置することも可能である。また、ガイド板34,35に代えて円弧状のガイド溝を成す半円状のガイドブロック(図示せず)を用いることも可能である。また、プーリ37の軸支構造はプーリ37の両側面において一対の連結部で連結板33にプーリ37を軸支させることも可能である。また、小ローラ38の数は四つに限らず、ワイヤハーネス3の屈曲部3bの上下に計二つ対称に配置したり、屈曲部3bの中央に一つ配置することも可能である。
図7〜図9は、本発明に係るスライド用給電装置の第三の実施形態を示すものである。上記各実施形態と同様の構成部分には同じ符号を付して詳細な説明を省略する。
このスライド用給電装置41は、ケース本体2とカバー(図示せず)とで成る長尺のケースと、ケース内に略U字ないしJ字状に屈曲して配索される断面円形又は長円形のワイヤハーネス3と、ワイヤハーネス3の一端側(移動端)を保持してケースに沿って長手方向にスライド自在に設けられたスライダ6と、ワイヤハーネス3の屈曲部(折り返し部)3bの内面にプーリ37、外面にガイド板35をそれぞれ摺接自在に配置し、支持板本体7でワイヤハーネス3を面接触ないし線接触で支持してケースに沿ってスライド自在なハーネス支持部材42と、支持板本体7とスライダ6とを連結する引張コイルばね(引張弾性部材)44とを備えたものである。
プーリ37とガイド板35とは、前例同様にワイヤハーネス3の屈曲部3bを摺接自在に係合させて、ワイヤハーネス3と一体にハーネス支持部材42を進退自在とする。引張コイルばね44は、スライダ6の移動に伴ってハーネス支持部材42をスライダ6の移動方向に付勢して、ハーネス支持部材42とワイヤハーネス3の移動を正確に行わせる。
図7の如く、プーリ37は左右一組の垂直な連結板33と略L字状の連結片45とで中心軸37aを回動自在に支持され、連結板33と連結片45とは水平な支持板本体7の後端部の両側端に直交して続き、支持板本体7は前記実施形態よりも帯板状に前方に長く延長されて、ケース本体2の幅狭部2aの前端壁13に前端を近接させている。連結板33の後端側の内面に円弧状のガイド板35が突設されている。支持板本体7と連結板33と連結片45とプーリ37とガイド板35とでハーネス支持部材42が構成されている。
支持板本体7の前端上面とスライダ6の下半部6aとにそれぞれブラケット46,47が立設され、両ブラケット46,47に引張コイルばね44の両端のフック部が引っ掛けられて、図7のスライダ6の前進端位置で引張コイルばね44はほぼ自由長(若干引っ張られた状態)となっている。
図7で、符号18はスライダ6に対するガイド部としてのスリット孔、17は支持板本体7に対するガイド部としての長溝ないし長孔、22はハーネス固定側の開口、8,11〜14はケース本体2の周壁である各壁部をそれぞれ示している。
図7のスライダ6の前進端位置でプーリ37はケース本体2の幅広部2bの前端側に位置し、ハーネス支持部材42の支持板本体7はプーリ37からケース本体2の幅狭部2aの前端側にかけて位置し、スライダ6は支持板本体7の前半部上に位置し、支持板本体7の前半の上面に沿って引張ばね44が位置し、ワイヤハーネス3の上側部分(往部)3aはケース本体2の幅狭部内で長く延ばされて、全長に渡って支持板本体7の上面で安定に支持されている。
図7の状態からスライダ6が後方に移動することで、図8の如く引張コイルばね44が伸長しつつ、スライダ6とハーネス支持部材42の前端7aとの間の距離(間隔)が拡大する。スライド6と一体的に(半分の移動距離で)ワイヤハーネス3の上側部分3aが後方に移動し、スライダ6がケース本体2の段差部8の近傍に位置した時点でプーリ37はケース本体2の幅広部2bのほぼ中央に位置する。
引張コイルばね44の縮まろうとする復元力でスライダ6に対してプーリ37を含むハーネス支持部材42が後方すなわちスライダ6の移動方向に弾性的に付勢され、プーリ37がワイヤハーネス3の屈曲部3bを前方に押圧する。これにより、ワイヤハーネス3の上側部分3aがスライダ6とプーリ37との間で曲がりなくピンと張った状態に支持され、ワイヤハーネス3の垂れ下がりや曲がりが確実に阻止される。ワイヤハーネス3の上側部分3aは支持板本体7の後半部の上面で面接触ないし線接触で確実に支持される。これらの相乗作用でスライダ6のスライド動作が引っ掛かり等なくスムーズに行われる。
図8の状態からさらにスライダ6が後方に移動し、図9の如く後退端に位置した時点で、プーリ37はケース本体2の後端壁14に近接し、支持板本体7はケース本体2の幅広部2bから幅狭部2aの後半側まで延び、引張コイルばね44は最大に伸ばされてプーリ37を強く後方へ付勢し、プーリ37からケース本体2の下側の壁部12に沿うワイヤハーネス3の下側部分(復部)3cを弛みなく真直に張った状態に支持する。なお、スライダ6から外部に導出するハーネス部分20は、移動に際して各電線に引張力が作用しないように剛性のプロテクタ等で覆われていることが好ましい。
図9の状態からスライダ6が前方へ移動することで、ワイヤハーネス3の上側部分(往部)3aが除々に延長され、引張コイルばね44の全長が除々に短縮されつつプーリ37が後方に弾性付勢されてワイヤハーネス3の上側部分3aを後方に押圧してピンと張った状態で除々に延長させる。そして図8のスライダ6の中間位置状態から図7の前進端位置へスムーズに移動する。
なお、上記第三の実施形態において、プーリ37に代えて第一の実施形態(図1)の円弧状のガイド板34(図1)を用いたり、図7の後方のガイド板35に代えて第二の実施形態の複数の小ローラ38(図4)を設けることも可能である。また、引張コイルばね44に代えてゴム紐等の弾性部材を用いることも可能である。
また、上記各実施形態において、ケースの前半の幅狭部2aを幅広部として後半の幅広部2bと同一面で連続させることも可能である。この場合、ハーネス導出開口22はケースの下壁の途中や前端壁に設けられる。また、ストローク量を少し短くしてもよい場合は、ケースの幅狭部2aを削除し、幅広部2bのみで構成させることも可能である。この場合もロングスライド用として適用可能である。
また、上記各実施形態においては、ハーネス支持部材4の水平な支持板本体7を図10(図2のA−A断面図)の如く、ケース本体2とカバー5とで成るケースCのベース壁9やカバー壁15の各ガイド溝(ガイド部)17にスライド自在に係合させたが、例えば図11に示すスライド用給電装置51の如く、ケースC’の幅広部2bにおける短辺側の壁部である上側の壁部10’や下側の壁部12側に設けたガイドレール(ガイド部)50,52にハーネス支持部材4’の上端部や下端部をスライド自在に係合させる構造とすることも可能である。図11の給電装置51のスライド構造以外の構成は上記各実施形態の給電装置1,31,41におけると同様である。
図10の構造においては、水平な支持板本体7の側端7cとガイド溝17の底面との間の隙間寸法Lをある程度確保する必要があり、万一、ケースCが外側から厚さ方向(矢印T方向)に強く押圧された(潰された)場合に、支持板本体7とガイド溝17との摺動抵抗が高まり、ハーネス支持部材4のスムーズなスライド動作ができなくなる心配があるが、図11のスライド構造によれば、たとえケースC’が厚さ方向に強く押圧される外力を受けた場合でも、ケースC’の上側の壁部10’や下側の壁部12といった短辺側の壁部は外力による撓みが極めて少ないから、外力に影響されずにハーネス支持部材4’のスムーズなスライド操作が可能となる。
図10において、符号33は垂直な連結板、34はガイド板、10は上側の壁部、12は下側の壁部、18はスライダ6を係合させる長孔、3はワイヤハーネス、3aはワイヤハーネスの上側部分、3cはワイヤハーネスの下側部分をそれぞれ示している。
図11の実施形態は図10に対応したほぼ同じ位置における構造を示しており、ケース本体2’の上側の壁部10’から断面略L字状のガイドレール50が垂下形成され、ガイドレール50は垂直な基部48と水平な先端部49とで成り、基部48はケース本体2’のベース壁9’と平行に位置し、先端部49はベース壁9’に向けて上側の壁部10’と平行に位置し、上側の壁部10’と先端部49との間にガイド溝17’が構成されている。基部48は上側の壁部10’の長孔18(スライダ6に対するガイド部)に隣接し、先端部49は長孔18とそれに隣接するカバー5’寄りの上側の壁部10とに同一平面で位置している。
図11の実施形態を示す斜視図は図示を省略しているが、例えば図2を用いて説明すると、ガイドレール50,52はケースC’の幅広部2bの長手方向に沿って幅広部2bのほぼ全長に渡って真直に形成されている。
図11のハーネス支持部材4’は帯状の水平な支持板本体7’と、支持板本体7’の後端部側に直交して上下両方向に一体に続く垂直な連結板33’とを備え、連結板33’はケース本体2’のベース壁9’の内面のほぼ上端から下端までの高さでベース壁9’に沿って平行に位置し、連結板33’の高さ方向中間部に支持板本体7’が直交し、連結板33’の上端に内向きに直交してレール状の水平なスライド係合部53が一体に設けられ、スライド係合部53はケース本体2’のガイドレール50にスライド自在に係合している。
連結板33’の下端にも水平なスライド係合部54が設けられ、下端のスライド係合部54に対してカバー5’の下端部にガイドレール(ガイド部)52が設けられている。下端のスライド係合部54は例えば図2の後側のガイド板35と一体に形成されて剛性(曲がり難さ)を付与されている。下側のガイドレール52はカバー5’の内面から上下一対平行に突設され、一対のガイドレール52の間に水平方向のガイド溝55が構成されている。
なお、下側のガイドレール52をカバー5’ではなくケース本体2’に設けることも可能である。この場合、カバー側ではなくベース壁9’側にガイドレール52とスライド係合部54を設けることも可能である。また、上側のガイドレール50とスライド係合部53のみを設け、下側のガイドレール52とスライド係合部54は廃除することも可能である。また、下側のガイドレール52を廃除し、下側の水平なリブ状のスライド係合部54をスライド部としてカバー5’の垂直なカバー壁15の内面に摺接自在とすることも可能である。これらガイドレール50,52やスライド係合部53,54の形状は必要に応じて適宜変更可能である。
何れの場合も、ケースC’の撓み易い高さ方向中間部(長辺側の壁部9’,15の中間部)ではなく、ケースC’の短辺側の壁部10’又は短辺側の壁部12寄りにガイドレール50,52やスライド係合部53,54を配設したことで、外力等によってケースC’が潰れ方向に押圧された状態でも、ハーネス支持部材4’のスムーズなスライド動作が可能となる。
図11で、符号3はワイヤハーネス、3aはワイヤハーネスの上側部分、3cは同じく下側部分、34は前側のガイド板をそれぞれ示している。図2の実施形態と同様の構成部分には同じ符号又は同じ符号にダッシュを付して詳細な説明を省略している。図11の実施形態は図2に限らず、図4や図7の実施形態にも適用可能である。
図12は、図11のガイドレール50,52を廃除して、ハーネス支持部材4”にリブ状ないし板状のスライド部82〜86を設けた構造のスライド用給電装置81を示すものである。
図12の給電装置81において、ケース本体2”の上側の壁部10はカバー5”の上側の壁部10と同一水平面に位置し、両壁部10の間に長孔18が位置している。ハーネス支持部材4”は上下方向に長い垂直な連結板33”と、連結板33”に直交する水平な支持板本体7’とを備え、連結板33”はケースC”の下側の壁部12と上側の壁部10との間隔よりも若干短く形成され、連結板33”の上端部及び下端部が断面円弧状のスライド部82,83となり、且つ上下端の各スライド部82,83の近傍で連結板33”の垂直な外側面にリブ状のスライド部84,85が側方に向けて突出形成され、スライド部84,85は断面半円状ないし円弧状を呈している。各スライド部82〜85はケース長手方向にリブ状ないし板状に延びている。
上下端のスライド部82,83と側端のスライド部84,85とは直交する方向に突出し、且つ円弧状の滑らかな先端面でケース本体2”の上下の短辺側の壁部10,12の内面やベース壁(基板部)9の内面にスムーズに線接触で摺接自在である。
ハーネス支持部材4”の連結板33”とは反対側の下端において、図11のスライド係合部54と同様な形状のスライド部86が水平に突出形成され、スライド部86の先端は断面円弧状の滑らかな面となっており、スライド部86の先端面はカバー5”の垂直なカバー壁(基板部)15の内面に若干の隙間を存して位置し、カバー壁15に線接触でスムーズに摺接自在である。
なお、上記各スライド部82〜86をリブ状や板状ではなく突起状とすることも可能である。突起状のスライド部(図示せず)は複数並列に形成可能である。また、上下端のスライド部82,83を板状のままとし、一側及び/又は他側のスライド係合部84,85,86を突起状としてもよい。
何れの場合においても、ハーネス支持部材4”の各スライド部82〜86がケースC”の上下端の角部近傍に配置されているから、たとえケースC”のベース壁9やカバー壁15に厚さ方向(潰し方向)の外力が作用した場合でも、何らその影響を受けることなく、ハーネス支持部材4”がスムーズに摺動可能である。
図12で符号3はワイヤハーネス、3aはワイヤハーネスの上側部分、3cは下側部分、34はガイド板をそれぞれ示している。図12の実施形態は図10に対応したほぼ同じ位置における断面構造であり、図12の給電装置81のスライド構造以外の構成は上記各実施形態の給電装置1,31,41におけると同様である。図12の実施形態は図2に限らず、図4や図7の実施形態にも適用可能である。
上記各実施形態においては、ワイヤハーネス3の電線部分57を覆う保護チューブとして合成樹脂製のコルゲートチューブ26を用いており、図13に示す如く、コルゲートチューブ26とハーネス支持部材4の支持板本体7との接触はコルゲートチューブ26の凸条26aの外周面による面接触となっている。
しかしながら、保護チューブ26の面接触によってワイヤハーネス3と支持板本体7やガイド板34,35(図1)との摺動抵抗(摩擦)が増加することは否めず、この対応策として、図14の如く、保護チューブとして合成樹脂製の網チューブ(編組チューブ)56を用い、網チューブ56の表面側の網の目部分56aと支持板本体7との点接触ないし線接触により接触面積を低減させ、それにより摺動抵抗を減らして、ハーネス支持部材4とワイヤハーネス3との低摩擦でスムーズな摺接を行わせることができる。保護チューブ56の点接触又は線接触により、スライダ6(図1)の移動操作力が低減され、スライドドア等の操作力が低減される。
網チューブ56は既存の製品であり、合成樹脂製の繊維が網の目状に織られて、あるいは網の目状に一体化され、複数の網の目部分の頂部56aが支持板本体7の表面に点接触又は線接触で接触する。網チューブ56はコルゲートチューブ26に較べて柔軟性や屈曲性に富んでいる。コルゲートチューブ26に較べると剛性が低く、例えば外部との干渉の心配がある部位には不向きであるが、ケースC内であれば十分に使用可能である。
図14においては保護チューブとして網チューブ56のみを使用しているが、例えば図13のコルゲートチューブ26の上に網チューブ56を被せて使用することも可能である。この場合、ワイヤハーネスのほぼ全長に渡ってコルゲートチューブ26を併設してもよく、あるいは、ケースCから外部に導出される部分側においてコルゲートチューブ26を併設してもよい。何れの場合にも網チューブ56の低摩擦摺動によって操作性の向上や摺動摩耗の低減が図られる。これらの保護チューブの構造は図1の実施形態に限らず、図4,図7,図11の各実施形態においても適用可能である。
本発明に係るスライド用給電装置の第一の実施形態を示すスライダ前進端位置の斜視図である。 同じくスライド用給電装置を示すスライダ中間位置の斜視図である。 同じくスライド用給電装置を示すスライダ後退端位置の斜視図である。 本発明に係るスライド用給電装置の第二の実施形態を示すスライダ前進端位置の斜視図である。 同じくスライド用給電装置を示すスライダ中間位置の斜視図である。 同じくスライド用給電装置を示すスライダ後退端位置の斜視図である。 本発明に係るスライド用給電装置の第三の実施形態を示すスライダ前進端位置の斜視図である。 同じくスライド用給電装置を示すスライダ中間位置の斜視図である。 同じくスライド用給電装置を示すスライダ後退端位置の斜視図である。 給電装置内のハーネス支持部材とケースのスライド構造の一実施形態を示す図2のA−A断面図である。 ハーネス支持部材とケースのスライド構造の他の実施形態を示す縦断面図である。 ハーネス支持部材とケースのスライド構造のその他の実施形態を示す縦断面図である。 ワイヤハーネスとハーネス支持部材の接触形態の一例を示す縦断面図である。 ワイヤハーネスとハーネス支持部材の接触形態の他の例を示す縦断面図である。 従来の給電装置の一形態を示す断面図である。 従来のスライド用給電装置を示す斜視図である。 従来のスライド用給電装置の問題点の一過程を示す斜視図である。 従来のスライド用給電装置の問題点を示す斜視図である。
符号の説明
1,31,41,51,81 スライド用給電装置
2,2’,2” ケース本体
2a 幅狭部
2b 幅広部
3 ワイヤハーネス
3b 屈曲部(折り返し部)
4,4’,4”,36,42 ハーネス支持部材
6 スライダ
7,7’ 支持板本体
34,35 ガイド板
37 プーリ
38 小ローラ
44 引張コイルばね(引張弾性部材
50,52 ガイドレール(ガイド部)
53,54 スライド係合部
56 網チューブ
82〜86 スライド部
C,C’,C” ケース

Claims (10)

  1. ワイヤハーネスを略U字状に折り返して収容する長形のケースと、該ワイヤハーネスの移動端側を保持して該ケースにロングスライド自在に係合したスライダと、
    該ケースの一方側で該ワイヤハーネスの折り返し部に摺接自在に係合した円弧状ないし円形状の部分と、該ケースの他方側に向けて該円弧状ないし円形状の部分と該スライダとの間で長く突出して該ワイヤハーネスの内側面を支持する支持板本体と、該円弧状ないし円形状の部分と該支持板本体とを連結する連結部とを有するハーネス支持部材とを備えることを特徴とするスライド用給電装置。
  2. 前記支持板本体が前記ケースにスライド自在に係合したことを特徴とする請求項1記載のスライド用給電装置。
  3. 前記ケースの短辺側の壁部寄りにガイド部が設けられ、該ガイド部に前記ハーネス支持部材のスライド係合部がスライド自在に係合したことを特徴とする請求項1記載のスライド用給電装置。
  4. 前記ケースの短辺側の壁部寄りにおいて前記ハーネス支持部材にスライド部が設けられ、該スライド部が該ケースの内壁面に摺接自在であることを特徴とする請求項1記載のスライド用給電装置。
  5. 前記折り返し部に摺接自在に係合する部分が一対のガイド板であることを特徴とする請求項1〜4の何れかに記載のスライド用給電装置。
  6. 前記折り返し部に摺接自在に係合する部分がプーリと対向する小ローラとであることを特徴とする請求項1〜4の何れかに記載のスライド用給電装置。
  7. 前記折り返し部に摺接自在に係合する部分がプーリと対向するガイド板とであることを特徴とする請求項1〜4の何れかに記載のスライド用給電装置。
  8. 前記支持板本体と前記スライダとの間に引張弾性部材が配設されたことを特徴とする請求項1〜7の何れかに記載のスライド用給電装置。
  9. 前記ワイヤハーネスの外周を網チューブで覆って、該網チューブを前記支持板本体に点接触又は線接触させることを特徴とする請求項1〜8の何れかに記載のスライド用給電装置。
  10. 前記ケースが幅狭部と幅広部とで構成され、前記折り返し部に摺接自在に係合する部分が該幅広部内に位置し、前記支持板本体が該幅狭部内に進入可能であることを特徴とする請求項1〜9の何れかに記載のスライド用給電装置。
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