JP4244326B2 - 板状ワークの吸着ハンドおよび該吸着ハンドを用いた板状ワークの移載方法 - Google Patents

板状ワークの吸着ハンドおよび該吸着ハンドを用いた板状ワークの移載方法 Download PDF

Info

Publication number
JP4244326B2
JP4244326B2 JP2004073712A JP2004073712A JP4244326B2 JP 4244326 B2 JP4244326 B2 JP 4244326B2 JP 2004073712 A JP2004073712 A JP 2004073712A JP 2004073712 A JP2004073712 A JP 2004073712A JP 4244326 B2 JP4244326 B2 JP 4244326B2
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
suction
plate
workpiece
sensor
hand
Prior art date
Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
Expired - Fee Related
Application number
JP2004073712A
Other languages
English (en)
Other versions
JP2005262325A (ja
Inventor
武志 森
孝史 後根
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Central Glass Co Ltd
Original Assignee
Central Glass Co Ltd
Priority date (The priority date is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the date listed.)
Filing date
Publication date
Application filed by Central Glass Co Ltd filed Critical Central Glass Co Ltd
Priority to JP2004073712A priority Critical patent/JP4244326B2/ja
Priority to EP04011111A priority patent/EP1577235A3/en
Priority to US10/876,655 priority patent/US7645111B2/en
Publication of JP2005262325A publication Critical patent/JP2005262325A/ja
Application granted granted Critical
Publication of JP4244326B2 publication Critical patent/JP4244326B2/ja
Anticipated expiration legal-status Critical
Expired - Fee Related legal-status Critical Current

Links

Classifications

    • BPERFORMING OPERATIONS; TRANSPORTING
    • B65CONVEYING; PACKING; STORING; HANDLING THIN OR FILAMENTARY MATERIAL
    • B65GTRANSPORT OR STORAGE DEVICES, e.g. CONVEYORS FOR LOADING OR TIPPING, SHOP CONVEYOR SYSTEMS OR PNEUMATIC TUBE CONVEYORS
    • B65G49/00Conveying systems characterised by their application for specified purposes not otherwise provided for
    • B65G49/05Conveying systems characterised by their application for specified purposes not otherwise provided for for fragile or damageable materials or articles
    • B65G49/06Conveying systems characterised by their application for specified purposes not otherwise provided for for fragile or damageable materials or articles for fragile sheets, e.g. glass
    • B65G49/068Stacking or destacking devices; Means for preventing damage to stacked sheets, e.g. spaces
    • BPERFORMING OPERATIONS; TRANSPORTING
    • B65CONVEYING; PACKING; STORING; HANDLING THIN OR FILAMENTARY MATERIAL
    • B65GTRANSPORT OR STORAGE DEVICES, e.g. CONVEYORS FOR LOADING OR TIPPING, SHOP CONVEYOR SYSTEMS OR PNEUMATIC TUBE CONVEYORS
    • B65G49/00Conveying systems characterised by their application for specified purposes not otherwise provided for
    • B65G49/05Conveying systems characterised by their application for specified purposes not otherwise provided for for fragile or damageable materials or articles
    • B65G49/06Conveying systems characterised by their application for specified purposes not otherwise provided for for fragile or damageable materials or articles for fragile sheets, e.g. glass
    • B65G49/061Lifting, gripping, or carrying means, for one or more sheets forming independent means of transport, e.g. suction cups, transport frames
    • BPERFORMING OPERATIONS; TRANSPORTING
    • B65CONVEYING; PACKING; STORING; HANDLING THIN OR FILAMENTARY MATERIAL
    • B65GTRANSPORT OR STORAGE DEVICES, e.g. CONVEYORS FOR LOADING OR TIPPING, SHOP CONVEYOR SYSTEMS OR PNEUMATIC TUBE CONVEYORS
    • B65G49/00Conveying systems characterised by their application for specified purposes not otherwise provided for
    • B65G49/05Conveying systems characterised by their application for specified purposes not otherwise provided for for fragile or damageable materials or articles
    • B65G49/06Conveying systems characterised by their application for specified purposes not otherwise provided for for fragile or damageable materials or articles for fragile sheets, e.g. glass
    • B65G49/067Sheet handling, means, e.g. manipulators, devices for turning or tilting sheet glass
    • BPERFORMING OPERATIONS; TRANSPORTING
    • B65CONVEYING; PACKING; STORING; HANDLING THIN OR FILAMENTARY MATERIAL
    • B65GTRANSPORT OR STORAGE DEVICES, e.g. CONVEYORS FOR LOADING OR TIPPING, SHOP CONVEYOR SYSTEMS OR PNEUMATIC TUBE CONVEYORS
    • B65G2249/00Aspects relating to conveying systems for the manufacture of fragile sheets
    • B65G2249/04Arrangements of vacuum systems or suction cups
    • BPERFORMING OPERATIONS; TRANSPORTING
    • B65CONVEYING; PACKING; STORING; HANDLING THIN OR FILAMENTARY MATERIAL
    • B65GTRANSPORT OR STORAGE DEVICES, e.g. CONVEYORS FOR LOADING OR TIPPING, SHOP CONVEYOR SYSTEMS OR PNEUMATIC TUBE CONVEYORS
    • B65G2249/00Aspects relating to conveying systems for the manufacture of fragile sheets
    • B65G2249/04Arrangements of vacuum systems or suction cups
    • B65G2249/045Details of suction cups suction cups

Landscapes

  • Manipulator (AREA)
  • Specific Conveyance Elements (AREA)
  • Sheets, Magazines, And Separation Thereof (AREA)

Description

本発明は、パレット上に縦姿勢で積載された複数枚のガラス板やパネル等の板状ワークを、吸着パッドにより吸着して最前列から1枚ずつ自動的に取出し移載するロボット等の吸着ハンドと該吸着ハンドを用いた移載方法に関する。
従来、パレット上に縦姿勢で積載された複数枚のガラス板やパネル等の板状ワークを、その最前列より1枚ずつ吸着パッド等で吸着して取り出し、別の場所に移載する方法や装置は、数多く知られている。
図5に示すように、前記パレット上に縦姿勢で板状ワークを1枚ずつ積載していくと、板状ワークの下端部の各板状ワーク間に僅かながら隙間ができ、板状ワークの積込み枚数の増加につれて積載された板状ワークの積込み角度、すなわち傾斜角度が徐々に変化し、積込み開始時と積込み終了時とでは該傾斜角度の差が大きくならざるを得ない。
このような積み込み角度が僅かずつ異なった複数の板状ワークをパレット上より最前列から1枚ずつ取出す装置においては、吸着パッドの吸着面と板状ワークの吸着面とが面平行でなくても吸着可能な首振り自在な吸着パッドが広く使われていた。
しかし、このような首振り自在な吸着パッドを用いると、吸着ハンドを板状ワークに強く押し付けることによって吸着パッドの首振り部分を旋回させて板状ワークに馴染むようにして圧迫させるために、前列と後列の板状ワークの面同士を押し付けあうことになったり、吸着した板状ワークを持ち上げるときに板状ワークの形状によっては板状ワークのエッジが後列の2枚目の板状ワーク面に接触してキズを発生させてしまったりする恐れがある。
特に、板状ワーク面にプリント等の印刷部を施してある場合、プリント部が熱焼成前であると後列の2枚目の板状ワーク面そのものに運良く直接キズがつかなかったとしても、プリント面に持ち上げた板状ワークのエッジが接触することによってキズをつけてしまう恐れが多分にあった。
このため、縦姿勢で積層したことによって積み込み角度、すなわち傾斜角度が僅かずつ異なってしまった板状ワークをパレット上より最前列から1枚ずつ取出す装置において、前記首振りパッドを用いない方法として、板状ワークを吸着させる時に吸着パッド群の吸着面全体と板状ワークの吸着される面とが面平行となるような各種の吸着ハンドの角度調整(以下、「吸着ハンドの角度ずれの補正」という)方法、および装置が開発されている。
例えば、本出願人による開発例として、実開平5−82941号公報には、パレットに立て掛けて積層するガラス板の近傍に動作制御機能を備えたアームとその先端に動作制御機能を備えたフレームを設け、該フレームに位置決め用の近接センサーと複数の吸着パットを装着し、該吸着パットで前記ガラス板を支持して移載せしめるガラス板の移載装置において、前記近接センサーを三角点状に分散して配設したことを特徴とするガラス板の移載装置が開示されている(特許文献1)。
あるいは、特開平2−43143号公報には、パレットに立て掛けて積層するガラス板の吸着ハンドとして、ロボットアーム(Ra)に取付けられるハンドベース(20)と、このハンドベース(20)上で離間配置される二系統の吸着部材(31、32)と、二系統の吸着部材(31、32)を夫々独立して進退駆動すると共に所定の停止信号に基づいて適宜位置で停止させる二系統の駆動ロック手段(41、42)とを備えた板材吸着ハンドが開示されている(特許文献2)。
実開平5−82941号公報 特開平2−43143号公報
前記特許文献1の考案は、ガラス板を吸着パッドで吸着する直前の位置で一旦停止させ、近接センサー等を用いた3個の位置検出手段によってガラス板と吸着パッド間の距離を測定し、吸着ハンドの上下左右の位置、角度ずれの補正を行なった後にガラス板を吸着させる方式である為、ガラス板を吸着する直前の段階での角度ずれの補正処理に時間を要し、ガラス板の移載に時間がかかるという問題点があった。
また、前記特許文献2の発明においては、ハンドベース上の上下左右に計4個配置された吸着パッドの上側の2個と下側の2個の吸着パッド群のそれぞれがサーボモータにより前後にスライド移動できる構造の吸着ハンドであり、ガラス板等の板材を吸着直前の位置でハンドを停止後、上下各々の吸着パッド群をワークに接触するまで前進後にロックすることでハンドの角度ずれの補正を行なう方式であるためガラス板の移載に時間がかかるだけでなく、ハンドの上下方向の角度ずれにしか対応できないという問題点があった。
本発明は、上記問題点の解決を図る、すなわちパレット上に縦姿勢で積載した複数の板状ワークを、その最前列から吸着ハンドで1枚ずつ吸着させて取出す場合に、後列2枚目の板状ワーク面に取出した板状ワークのエッジによる接触キズを発生させること無く、板状ワークを吸着によって取出し始めてから移載完了するまでの時間を短時間にできる吸着ハンドの角度ずれ補正手段を提供することを目的とするものである。
すなわち、本発明は、(1)パレット(2)上に縦姿勢で積載され、縦姿勢で積層したことによって積み込み角度が僅かずつ異なってしまった複数枚の板状ワーク(1)を、最前列より、吸着パッド(11)により吸着して1枚ずつ自動的に取出して移載するロボット(3)の吸着ハンド(10)において、
該吸着ハンド(10)は、
板状ワーク(1)の面側で、該面に面平行となるように設けた取付プレート部(10a)を有し、
取付プレート部(10a)には、上下方向に見て少なくとも2個、左右方向に見て少なくとも2個となるように吸着パッド(11)を設け、
それぞれの吸着パッド(11)の各中心部に固着した吸引管部(12)を遊挿するスライドガイド(13)を固着し、各吸引管部(12)の先端にドグ(15)を固着すると共に、
吸着パッド(11)とスライドガイド(13)間にバネ(14)を設けて吸着パッド(11)の吸着面と取付プレート(10a)面との間隔を伸縮自在に、かつ吸引管部(12)を突出入自在とし、
板状ワーク(1)の面に吸着ハンド(10)を押し付けた時に吸引管部(12)の突入によるドグ(15)の接近又は接触を検出する第1のセンサー(16)と第2のセンサー(17)を吸着パッド(11)側から第1のセンサー(16)、第2のセンサー(17)の順に並設して取付プレート(10a)に取付部材(18)で取付けてドグ(15)の端部近傍の基準位置に設け、
該基準位置は、板状ワーク(1)の被吸着面と全吸着パッド(11)の吸着面とが面平行の状態で、板状ワーク(1)に吸着ハンド(10)を押し付けた時に、第1のセンサー(16)のすべてがドグ(15)の端部を検出してスイッチオンとなり、同時に第2のセンサー(17)のすべてがドグ(15)の端部から僅かに外れてスイッチオフとなるような状態となり、所定の吸着圧力が得られる位置であり、
さらに、
第1のセンサー(16)及び第2のセンサー(17)のオンオフ情報に基づいて検出したそれぞれの吸着パッドの取付プレート(10a)からの突出入位置に基づいて吸着ハンドの角度ずれを検出して角度ずれの補正を行うコントローラ
を備えたことを特徴とするロボットの吸着ハンドである。
あるいは、本発明は、(2)パレット上に縦姿勢で積載され、縦姿勢で積層したことによって積み込み角度が僅かずつ異なってしまった複数枚の板状ワークを、最前列より、吸着パッドにより吸着して1枚ずつ自動的に取出し移載する方法において、上記(1)の吸着ハンドを用い、前記吸着パッドを板状ワーク面に押し付け、第1のセンサーのいずれかがオンとなっても、他の第1のセンサーはオフのままの状態で吸引開始させたときに、各吸着パッド内の空気が板状ワークを吸着できる圧力に到達しない場合には、各吸着パッドに設けたドグによってオンオフする第1のセンサーと第2のセンサーのオンオフ情報にもとづき、すべての吸着パッドが板状ワークを吸着可能な圧力に到達するまで、ロボットの吸着ハンドの角度ずれを設定したピッチ分の角度ずつ繰り返し補正し、すべての吸着パッドが板状ワークを吸着可能な圧力に到達した時点で板状ワークの移載を行なう動作をコントローラにより行うことを特徴とする移載方法である。
あるいはまた、本発明は、(3)パレット上に縦姿勢で積載され、縦姿勢で積層したことによって積み込み角度が僅かずつ異なってしまった複数枚の板状ワークを、最前列より、吸着パッドにより吸着して1枚ずつ自動的に取出し移載する方法において、上記(1)の吸着ハンドを用い、前記吸着パッドを板状ワーク面に押し付け、各吸着パッド内の圧力が板状ワークを吸着できる圧力に到達した場合には第1のセンサーと第2のセンサーのオンオフ情報によって吸着ハンドの角度ずれを補正することなく、吸着した板状ワークを所定位置に移載し、すべての吸着パッドが板状ワークを吸着可能な圧力に到達した時点の第1のセンサーと第2のセンサーのオンオフ情報に基づき、吸着した板状ワークの移載後の吸着ハンドの戻り時間中に予め設定したピッチ分の角度だけ吸着ハンドの角度ずれを補正する動作をコントローラにより行うことを徴とする移載方法である。
あるいはまた、本発明は、(4)上記(1)または(2)の移載方法において、吸着パッドを板状ワーク面に押し付け、各吸着パッドの第1のセンサー、第2のセンサーがともにオンの場合、該吸着パッドを板状ワークに押し込み過ぎということで、該吸着パッドを板状ワークから離れる方向に、第1のセンサー、第2のセンサーがともにオフの場合、該吸着パッドの板状ワークへの押し込みが足りないということで、該吸着パッドを板状ワークに近づく方向に、吸着ハンドの位置、および角度の調整をコントローラにより行うことを特徴とする移載方法である。
本発明の吸着ハンドによれば、パレット上に縦姿勢で積載された複数枚の板状ワークを、吸着パッドにより吸着して最前列から1枚ずつ自動的に取出す場合に、複数の板状ワークの下端部間の隙間の累積による板状ワークの傾斜角度の僅かなずれの累積によって起きる吸着不良を移載前の吸引中の吸着ハンドの角度ずれの補正により防止することができ、吸着ハンドの角度ずれによる吸着不良がない。また、吸着できる圧力に到達するまでの余分な時間を短縮するための吸着ハンドの角度ずれの補正を、吸着中の板状ワークの移載完了後の吸着ハンドの戻り動作中に行なうようにすることもできるので、次の板状ワークの吸着時には、吸着ハンドの角度ずれが許容範囲内で納まり、板状ワークの吸着直前の吸着ハンドの角度ずれの補正処理が不要となって、板状ワークの移載時間のロスがなく短時間にて移載を行なうことができる。
もちろん、板状ワークの被吸着面と複数の吸着パッド群の吸着面全体との面平行からの角度ずれが大きくて、板状ワークの吸着に必要な圧力に達せず、吸着不良となる場合には、移載より先に板状ワークを吸着可能な角度になるように、後述するセンサー情報に基づいて吸着ハンドの角度ずれの補正等の制御によって、吸着ハンドの大きな角度ずれの補正を行えば良いので、全吸着パッドによって板状ワークを吸着させることも可能である。
さらに、本発明はパレット上から板状ワークを取出す時に板状ワークを吸着パッドで確実に吸着できるまでに要する時間的ロスを最小限とするために、吸着パッドの吸着面が板状ワーク面の傾斜角度に近い角度となるような一定ピッチ分の角度補正を行ない、短時間で吸着を完了させるものである。
尚、本発明の吸着ハンドの吸着パッドの取付けプレートに吸着パッドを上下左右に3個以上設ければ、吸着ハンドの上下方向の角度ずれだけでなく左右方向の角度ずれがあっても角度ずれの補正をすることができる。
図5に示すように、本発明の吸着ハンド10は、パレット2上に縦姿勢で積載された複数枚の板状ワーク1、1・・の最前列の板状ワーク1を、複数個の吸着パッド11、11・・により吸着して最前列から1枚ずつ自動的に取出し、所定場所に移載するロボット3の吸着ハンド10であり、図5に示されるような上下左右前後方向、及び各方向に旋回移動自在な多関節ロボット3の多関節アーム4の先端に設けたものである。
また、図1に示すように、該吸着ハンド10は、吸着する板状ワーク1の面側で板状ワーク1の面に面平行となるように設けた取付プレート部10aを有し、取付プレート部10aに設けた穿孔部内に筒状のスライドガイド13を嵌着させ、該スライドガイド13を介して中心軸が取付プレート部10aの面に対して垂直方向となるように複数個の吸着パッド11を設ける。
該吸着パッド11は、先端にリップを有するゴム製の吸着部11aと、その中心部より吸引したエアを図示しない真空装置側に送出する吸引管部12からなる。前記吸引管部12をスライドガイド13内に遊挿し、スライドガイド13とゴム製の吸着部11a間にバネ14を設けて吸着パッド11の吸着面と前記取付プレート10a面との間隔を伸縮自在とし、かつ吸引管部12を突出入自在とする。スライドガイド13内を挿通した各吸引管部12の先端にはドグ(センサーによって検出される機械、装置側の部分であり、操作体、ドッグとも呼ばれる。)15を固着し、吸引管部12がスライドガイド13から抜け落ちないようにすると共に、吸着パッド11の伸縮状態、すなわち、取り付けプレート面10aからの突出入位置を検出するために用いる。
前記吸着パッド11の吸引管部12は、前記バネ14の伸縮によって取付プレート部10aに固着したスライドガイド13内を突出入自在に移動できる。
さらに取付プレート10aのロボットアーム4側の方向に第1のセンサー16と第2のセンサー17の2つのセンサーを対にして、各吸着パッド11の吸引管部12に固着したドグ15の先端部を検出できるような位置近傍に隣接して並設して取付プレート10aに取付部材18で取付ける。該一対のセンサー16、17は、各吸着パッド11の伸縮状態(取付プレート10aからの突出入位置)によって、オン、オフとなる。
前記第1のセンサー16と第2のセンサー17の2つのセンサーは、吸着パッド11を板状ワーク(1)の面に押し付けた時に移動するドグの接近又は接触を検出するように2つのセンサーを隣接、かつ吸着パッド11側から第1のセンサー16、第2のセンサー17の順に並設してドグの端部近傍に設ける。
また、前記第1のセンサー16と第2のセンサー17の2つのセンサーは、ドグ15を近接又は接触によって検出した時オン、離れて検出していない時はオフとなる。
尚、第1のセンサー16、第2のセンサー17は、近接センサーを用いたが、ドグ15の端部を検出できるものであれば、光電式センサー、接触式のリミットスイッチ等いずれでも良い。
本発明の吸着ハンド10に吸着パッド11を図2(a)に示したように、取付プレート10aに、正面図で見て、少なくとも上下左右に合計3個、すなわち上下方向に見て少なくとも2個、左右方向に見て少なくとも2個となるように設ければ、吸着ハンド10の上下方向の角度ずれだけでなく左右方向の角度ずれがあっても吸着ハンドの角度ずれの補正をすることができる。
次いで、本発明の吸着ハンド10の角度ずれを補正し、その姿勢を板状ワーク1の被吸着面の傾斜に追従させる方法について、以下に記載する。
前記第1のセンサー16、16、・・と第2のセンサー17、17、・・は、基準位置に設け、板状ワーク1の被吸着面と全吸着パッド11、11・・の吸着面とが面平行の状態で、板状ワーク1に吸着ハンド10を押し付けた時に、前記第1のセンサー16のすべてが前記各ドグ15の端部を検出してスイッチオンとなり、同時に前記第2のセンサー17のすべてが各ドグ15の端部から僅かに外れてスイッチオフとなるような状態を基準位置とし、この面平行の状態で板状ワーク1を吸着すれば所定の吸着圧力が得られる。
このような吸着ハンド10を用いてパレット2上の最前列の板状ワーク1を吸着して移載する場合には、吸着不良を起こさないようにするために吸着ハンド10を板状ワーク1の面が取り付けプレート10aの面に面平行となるように押し当てるのが良い。
吸着ハンド10の角度ずれの有無については、最前列の板状ワーク1の面に吸着ハンドを押し付けた時の第1のセンサー16、および第2のセンサー17のオン、オフ情報により判断する。
まず、パレット上の1枚目の板状ワークを取出す場合、吸着ハンド10を最前列の板状ワーク1に接近させ、吸引管部12の突入により第1のセンサー16のいずれかがオンとなるまで吸着ハンド10を板状ワーク1に押しつけていけばよい。
第1のセンサー16、16・・のすべてがオン、第2のセンサー17、17・・のすべてがオフとなる位置まで吸着ハンド10を板状ワーク1の面に押し込められれば、吸着パッド11は前記基準位置となり理想的であるが、吸着ハンド10の角度ずれがあれば通常、第1のセンサー16のいずれかがオンとなっても、他の第1のセンサー16はオフのままとなるケースが多い。
第一の態様
この状態で吸引開始させたときに、各吸着パッド11、11・・内の空気が板状ワーク1を吸着できる圧力に到達しない場合には、各吸着パッド11、11・・の押付けによって変化するドグ15の位置を検出する第1のセンサー16と第2のセンサー17のオンオフ情報を見ながら図示しないコントローラによって、吸着ハンド10の角度ずれを修正変更して吸着ハンド10を板状ワーク1に押し付け、各吸着パッド11、11・・内の空気が板状ワーク1を吸着できる圧力に到達しているかどうかをチェックする。
すなわち、いずれかの吸着パッド11、11・・の吸着圧力が所定の圧力(板状ワークを吸引し、支持できる圧力)に達していない場合には、各吸着パッドに対応する第1のセンサー16、第2のセンサー17のオン、オフ情報によって吸着ハンド10の角度ずれを補正する。
第二の態様
また、吸着パッド11を板状ワーク1に押し付けたときに、各吸着パッド11内の圧力が板状ワーク1を吸着できる圧力に到達した場合には、各吸着パッドに対応する第1のセンサー16、第2のセンサー17のオンオフ情報によって吸着ハンド10の角度ずれを補正することなく、吸着ハンド10の角度ずれの有無に関わらず吸着ハンド10の位置座標情報、角度情報等を図示しないコントローラに送信し、次いで吸着した板状ワーク1を所定位置に移載する。
以上第一の態様、第二の態様のいずれの場合も、前記図示しないコントローラは、第1のセンサー16、第2のセンサー17のオンオフ情報によって吸着ハンド10がどの方向に角度ずれを起こしたかを把握して、吸着ハンド10の角度ずれが減少し改善できる方向に吸着ハンド10の位置、角度を補正する。
すなわち、各吸着パッド11の第1のセンサー16、第2のセンサー17がともにオンの場合、該吸着パッドを板状ワークに押し込み過ぎということで、コントローラは、その吸着パッドを板状ワークの板厚分を加味し板状ワークから離れる方向に吸着ハンド10の位置、および角度の調整をする。
また、各吸着パッド11の第1のセンサー16、第2のセンサー17がともにオフの場合、該吸着パッド11の板状ワークへ1の押し込みが足りないということで、コントローラは、その吸着パッド11が板状ワークの板厚分を加味し板状ワーク1に近づく方向に吸着ハンド10の位置、および角度の調整をする。
さらに、各吸着パッドの第1のセンサー16がオン、第2のセンサー17がオフの場合、該吸着パッド11の板状ワーク1への押し込み量が良好ということで、コントローラは、その吸着パッドの角度を保持し、板厚分の位置を調整する。
この場合、各吸着パッド10の各第1のセンサー16、第2のセンサー17のオンオフ情報だけで吸着ハンドの角度ずれをすべて解消するような補正を行なうことはできず、設定した一定ピッチ分の角度だけ改善する位置、角度の補正とするが、現時点において板状ワーク1の吸着が可能な状態であるので、吸着ハンドの角度ずれをすべて解消するような補正を行なう必要はない。
すなわち、前記吸着ハンド10の角度ずれを検出しても吸着パッド11によって板状ワーク1を吸着できれば良いため、板状ワーク1の面と吸着パッド群11、11、・・からなる吸着面との角度が完全に面平行となる基準状態になるまで角度ずれを補正する必要はなく、予め設定した一定ピッチ分の角度だけ補正し、現時点の角度ずれ状態より一定ピッチ分だけ角度ずれ量が減少して、面平行に近づくように改善するだけで良く、角度ずれ量は、次回以降に取出す板状ワーク1の移載の度に少しずつ補正される。
前記吸着ハンド10の角度ずれが起きた場合には、角度ずれを補正するタイミングは、板状ワーク1の移載時間を最小限とする為に、先に板状ワーク1を移載し、移載後の吸着ハンド10が次の板状ワーク1を吸着するための戻り動作中に吸着ハンド11の姿勢を角度ずれ補正後の姿勢にする。
このように、各吸着パッド11が板状ワーク1を吸引して吸着できる圧力に達した場合は、第1のセンサー16、第2のセンサー17のオンオフ状態に関わらず、まず板状ワーク1を所定位置に移載させ、移載完了後の吸着ハンド10が次の板状ワークを吸着するために戻り動作中に同時に吸着ハンドの角度ずれの補正を行なうようにしたので、吸着ハンドの角度ずれを補正する時間は実質ゼロとなり、移載タクトの大幅短縮が図れる。
2枚目以降も繰り返して同様に移載を行う。
通常、1枚目の板状ワーク1を吸着する場合には、板状ワーク1を吸着できるまで吸着ハンドの角度ずれの補正動作を繰り返すが、2枚目以降の板状ワーク1を吸着する時には前回の吸着時に吸着することができているわけであるから、角度ずれはあっても吸着できるケースがほとんどである。1枚目の吸着時に角度ずれの補正がされているので、2枚目以降の板状ワーク1の吸着時からは角度ずれ量は僅かとなるはずであるが、板状ワーク1の移載完了後の吸着ハンド10の戻り動作時には次の板状ワーク1のための吸着ハンド10の角度ずれが補正される。
吸着ハンド10の角度ずれがあっても最前列の板状ワーク1を吸着できた場合には、次に取出す板状ワーク1についても吸着できるケースがほとんどで、角度ずれの補正をしなくてもすむが、補正をせずに放置しておくと角度ずれが累積して吸着できなくなる事態が生じる。このため、板状ワーク1を1枚移載完了するごとに、板状ワーク1枚と下端の隙間分を合わせたピッチに相当する角度だけ角度ずれの補正を行なうのが良い。
各吸着パッド11の吸着部は吸着面の周囲に肉薄のリップ部を有したニトリルゴム、シリコーンゴム、バイトンゴム、ウレタンゴム等からなる板状ワーク吸着用の吸着パッドを用いる。
また、図5に示すようにパレット2上に載置された複数枚の板状ワーク1の最前列側の1枚目の板状ワーク1を取出す場合、移載スピードと、移載効率を上げる為に、予めロボットに対してティーチングによって、板状ワークの形状、寸法、板厚、積載枚数などによって、最前列の板状ワークの積載角度、位置等の座標データを記憶させておき、最前列の板状ワークに対する吸着ハンドの位置および概略姿勢を設定記憶しておくと良い。
また、図5に示すように、パレット2上に積載された複数枚の板状ワーク1、1・・より、1枚目の板状ワーク1を取出す時に、ロボット3の図示しないコントローラに登録済みのティーチング情報等に基づいて、吸着ハンド10の吸着パッド11を板状ワーク1に接近させ、さらに複数の各吸着パッド11、11・・を板状ワーク1に押し当てた時に、各吸着パッド11の吸引管部12の先端に設けたドグ15がロボット3のアーム4側に押し上げられて移動し、第1のセンサー16、第2のセンサー17のオン、オフにより吸着ハンド10の角度ずれの有無を検出できる。
次に、本発明の吸着ハンドの使用方法について説明する。
まず、図5に示したようなパレット1上に縦姿勢で積載された複数枚のガラス板1、1・・等の最前列の板状ワーク1より1枚ずつ取出し移載する場合を例として示す。
本実施例では、図2(a)に示すように、正面図で見て上部側に2個の吸着パッド11、11、下部側に1個の吸着パッド11の計3個の吸着パッド11、11・・を有した吸着ハンド10を用い、通常、図2(b)に示すように、積層した板状ワークに吸着パッドを押し当てていない状態において、各吸着パッド11の吸引管部12に設けたバネ14が復元した状態で吸着パッド11を前方に突き出した状態であるので、ドグ15は吸着ハンド10の取付けプレート10a寄りに位置し、第1のセンサー16、第2のセンサー17はいずれもドグ15の端部から外れた位置となるオフの状態である。
まず、図3に示すようにパレット上に縦姿勢で積載された最前列の傾斜した板状ワーク1に対し吸着ハンド10を押し付けた時、板状ワーク1の傾斜よりも取付けプレート10aの面の傾斜が小さく、吸着ハンド10が角度ずれを起こした状態であると下方側の吸着パッド11はロボットアーム4側に押し込まれ、バネ14は圧縮された状態となり、吸着パッド11の先端のリップ部11aは肉薄のゴム製であるため板状ワーク1の面に押し当てられて馴染むように変形する。
この状態で図示しない真空源によって吸着パッド11、11・・を吸引すると、板状ワーク1の面と吸着パッド群11、11・・からなる吸着面とが吸着ハンド10の角度ずれにより面平行でなくても、吸着パッド11、11・・内の圧力が板状ワーク1を吸着支持できる圧力に達している場合には、角度ずれ量は微量であり板状ワーク1を持ち上げた時に板状ワーク1のエッジによって別の板状ワーク面にキズを発生させる恐れもないため、角度ずれの補正よりも先に直ちにこの吸着中の板状ワーク1を所定の位置に移載する。
図4に示すように、板状ワーク1を吸着して持ち上げた移載途中の段階では、バネ14の復元力と吸着パッド11の先端部のリップ部11aの変形の復元力によって吸着パッド11の吸着面に平行面となるように板状ワーク1の姿勢が変化するが、吸着ハンド10の角度ずれが問題となるのは板状ワーク1を吸着しようとした時に角度ずれによって板状ワーク1を吸着できる圧力に到達せず吸着できない場合であるので、吸着し、持ち上げた板状ワーク1については、姿勢が変化したとしても問題とはならない。
よって、板状ワーク1を吸着できる圧力に達した場合には、吸着できた板状ワーク1の移載を優先し、板状ワーク1を吸着できる圧力に達していない場合には、吸着できる圧力に達するまで前記したように第1のセンサー16、第2のセンサー17の2つのセンサーのオンオフ情報によって吸着ハンド10の角度ずれを修正すれば良い。
吸着ハンド10の姿勢は、次以降に吸着する板状ワーク1をより吸着しやすい角度とする為に、前回吸着した板状ワーク1の移載が終わった後で、前回吸着時に吸着圧力が所定の圧力に達した時の第1のセンサー16、第2のセンサー17のオン、オフ情報に基づいて、吸着ハンド10の角度ずれを設定したピッチ分の角度ずつ補正する。
角度ずれの該ピッチ分の補正角度は、板状ワーク1の板厚、高さ、下端部の平均的な隙間等により異なるが、例えば1°程度の角度を該ピッチ分として補正をする。
以上、好適な実施例について述べたが、本発明はこれに限定されるものではなく種々の応用が考えられる。
板状ワーク1としては、強化、半強化、未強化のガラス板、合成樹脂板、鋼板、パネル材等の何れでも良い。
板状ワークとしては、必ずしもフラットな板でなく、緩やかに湾曲した曲げアールの大きな板状のものに対しても応用できる。
吸着ハンド10に設ける吸着パッド11、11・・の個数は、通常板状ワークの重量によって決定するが、吸着ハンド10の上下方向の角度ずれ、および左右方向の角度ずれを検出するためには、少なくとも3個の吸着パッドを図2(a)に示す正面図で、上下方向に見て少なくとも2個、左右方向に見て少なくとも2個となるように分散して配設するのが望ましい。
本発明の吸着ハンドの斜視図。 (a)、(b)は、それぞれ本発明の吸着ハンドの正面図及び側面図。 吸着ハンドの角度ずれがある場合の本発明の吸着ハンドの動作を説明する側面図。 本発明の吸着ハンドによって板状ワークの移載動作の移載途中を説明する側面図。 吸着ハンドの角度ずれがない場合の本発明の吸着ハンドを備えたロボットによる板状ワークの移載装置の側面図。
符号の説明
1 板状ワーク
2 パレット
3 ロボット
4 アーム
10 吸着ハンド
10a 取付プレート
11 吸着パッド
11a リップ部
12 吸引管部
13 スライドガイド
14 バネ
15 ドグ
16 第1のセンサー
17 第2のセンサー
18 取付部材

Claims (4)

  1. パレット(2)上に縦姿勢で積載され、縦姿勢で積層したことによって積み込み角度が僅かずつ異なってしまった複数枚の板状ワーク(1)を、最前列より、吸着パッド(11)により吸着して1枚ずつ自動的に取出して移載するロボット(3)の吸着ハンド(10)において、
    該吸着ハンド(10)は、
    板状ワーク(1)の面側で、該面に面平行となるように設けた取付プレート部(10a)を有し、
    取付プレート部(10a)には、上下方向に見て少なくとも2個、左右方向に見て少なくとも2個となるように吸着パッド(11)を設け、
    それぞれの吸着パッド(11)の各中心部に固着した吸引管部(12)を遊挿するスライドガイド(13)を固着し、各吸引管部(12)の先端にドグ(15)を固着すると共に、
    吸着パッド(11)とスライドガイド(13)間にバネ(14)を設けて吸着パッド(11)の吸着面と取付プレート(10a)面との間隔を伸縮自在に、かつ吸引管部(12)を突出入自在とし、
    板状ワーク(1)の面に吸着ハンド(10)を押し付けた時に吸引管部(12)の突入によるドグ(15)の接近又は接触を検出する第1のセンサー(16)と第2のセンサー(17)を吸着パッド(11)側から第1のセンサー(16)、第2のセンサー(17)の順に並設して取付プレート(10a)に取付部材(18)で取付けてドグ(15)の端部近傍の基準位置に設け、
    該基準位置は、板状ワーク(1)の被吸着面と全吸着パッド(11)の吸着面とが面平行の状態で、板状ワーク(1)に吸着ハンド(10)を押し付けた時に、第1のセンサー(16)のすべてがドグ(15)の端部を検出してスイッチオンとなり、同時に第2のセンサー(17)のすべてがドグ(15)の端部から僅かに外れてスイッチオフとなるような状態となり、所定の吸着圧力が得られる位置であり、
    さらに、
    第1のセンサー(16)及び第2のセンサー(17)のオンオフ情報に基づいて検出したそれぞれの吸着パッドの取付プレート(10a)からの突出入位置に基づいて吸着ハンドの角度ずれを検出して角度ずれの補正を行うコントローラ
    を備えたことを特徴とするロボットの吸着ハンド。
  2. パレット上に縦姿勢で積載され、縦姿勢で積層したことによって積み込み角度が僅かずつ異なってしまった複数枚の板状ワークを、最前列より、吸着パッドにより吸着して1枚ずつ自動的に取出し移載する方法において、
    請求項1記載の吸着ハンドを用い、
    前記吸着パッドを板状ワーク面に押し付け、第1のセンサーのいずれかがオンとなっても、他の第1のセンサーはオフのままの状態で吸引開始させたときに、各吸着パッド内の空気が板状ワークを吸着できる圧力に到達しない場合には、
    各吸着パッドに設けたドグによってオンオフする第1のセンサーと第2のセンサーのオンオフ情報にもとづき、すべての吸着パッドが板状ワークを吸着可能な圧力に到達するまで、ロボットの吸着ハンドの角度ずれを設定したピッチ分の角度ずつ繰り返し補正し、すべての吸着パッドが板状ワークを吸着可能な圧力に到達した時点で板状ワークの移載を行なう動作をコントローラにより行うことを特徴とする移載方法。
  3. パレット上に縦姿勢で積載され、縦姿勢で積層したことによって積み込み角度が僅かずつ異なってしまった複数枚の板状ワークを、最前列より、吸着パッドにより吸着して1枚ずつ自動的に取出し移載する方法において、
    請求項1記載の吸着ハンドを用い
    前記吸着パッドを板状ワーク面に押し付け、
    各吸着パッド内の圧力が板状ワークを吸着できる圧力に到達した場合には
    第1のセンサーと第2のセンサーのオンオフ情報によって吸着ハンドの角度ずれを補正することなく、吸着した板状ワークを所定位置に移載し、
    すべての吸着パッドが板状ワークを吸着可能な圧力に到達した時点の第1のセンサーと第2のセンサーのオンオフ情報に基づき、吸着した板状ワークの移載後の吸着ハンドの戻り時間中に予め設定したピッチ分の角度だけ吸着ハンドの角度ずれを補正する動作をコントローラにより行うことを特徴とする移載方法。
  4. 請求項1または2記載の移載方法において、
    吸着パッドを板状ワーク面に押し付け、
    各吸着パッドの第1のセンサー、第2のセンサーがともにオンの場合、該吸着パッドを板状ワークに押し込み過ぎということで、該吸着パッドを板状ワークから離れる方向に、第1のセンサー、第2のセンサーがともにオフの場合、該吸着パッドの板状ワークへの押し込みが足りないということで、該吸着パッドを板状ワークに近づく方向に、吸着ハンドの位置、および角度の調整をコントローラにより行うことを特徴とする移載方法。
JP2004073712A 2002-11-05 2004-03-16 板状ワークの吸着ハンドおよび該吸着ハンドを用いた板状ワークの移載方法 Expired - Fee Related JP4244326B2 (ja)

Priority Applications (3)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP2004073712A JP4244326B2 (ja) 2004-03-16 2004-03-16 板状ワークの吸着ハンドおよび該吸着ハンドを用いた板状ワークの移載方法
EP04011111A EP1577235A3 (en) 2004-03-16 2004-05-11 Method and apparatus for transferring glass sheets to predetermined positions
US10/876,655 US7645111B2 (en) 2002-11-05 2004-06-28 System for putting glass plates to target positions

Applications Claiming Priority (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP2004073712A JP4244326B2 (ja) 2004-03-16 2004-03-16 板状ワークの吸着ハンドおよび該吸着ハンドを用いた板状ワークの移載方法

Publications (2)

Publication Number Publication Date
JP2005262325A JP2005262325A (ja) 2005-09-29
JP4244326B2 true JP4244326B2 (ja) 2009-03-25

Family

ID=34836504

Family Applications (1)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP2004073712A Expired - Fee Related JP4244326B2 (ja) 2002-11-05 2004-03-16 板状ワークの吸着ハンドおよび該吸着ハンドを用いた板状ワークの移載方法

Country Status (2)

Country Link
EP (1) EP1577235A3 (ja)
JP (1) JP4244326B2 (ja)

Families Citing this family (28)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
US9067744B2 (en) 2011-10-17 2015-06-30 Kabushiki Kaisha Yaskawa Denki Robot system, robot, and sorted article manufacturing method
JP5510841B2 (ja) * 2011-12-22 2014-06-04 株式会社安川電機 ロボットシステム及び仕分け済み物品の製造方法
CN102490934B (zh) * 2011-11-30 2015-01-21 颐中(青岛)烟草机械有限公司 自动上箱坯装置
ITTO20120149A1 (it) * 2012-02-21 2012-05-22 Forvet S R L Isola automatica per la produzione di forme di vetro piano monolitico mediante incisione e troncaggio di una lastra intera o parte di essa, e relativo procedimento di produzione.
JP2013252568A (ja) * 2012-06-05 2013-12-19 Yachiyo Industry Co Ltd ワーク取出し装置
KR101606850B1 (ko) * 2014-09-05 2016-03-28 주식회사 삼우이엔지 공용성을 갖는 진공 흡착형 패널 고정장치
JP2016174116A (ja) * 2015-03-18 2016-09-29 株式会社島津製作所 基板移載システム及び基板移載方法
KR101814457B1 (ko) * 2017-01-13 2018-01-05 주식회사 스마트로봇 수중파괴 및 탈출장치
JP6876476B2 (ja) 2017-03-17 2021-05-26 株式会社東芝 保持機構、移載装置及びハンドリングロボットシステム
WO2018209611A1 (zh) * 2017-05-17 2018-11-22 深圳市柔宇科技有限公司 更换装置
CN108861584A (zh) * 2018-08-01 2018-11-23 王�华 一种用于玻璃片、陶瓷片、塑胶片以及金属片的转移设备
CN108860372B (zh) * 2018-08-08 2024-01-05 昆山斯比得自动化设备有限公司 玻璃组装流水线
CN109911621B (zh) * 2019-03-04 2024-04-09 广东拓斯达科技股份有限公司 叠片机
JP7261643B2 (ja) * 2019-03-29 2023-04-20 株式会社フジタ ボードをピックアップする装置及びボードのピックアップ方法
EP3970926A4 (en) * 2019-05-13 2022-07-06 OMRON Corporation ORDERED
DE102019112867A1 (de) * 2019-05-16 2020-11-19 Homag Automation Gmbh Robotergreifer, Industrieroboter, Handhabungssystem und Verfahren zur Entnahme plattenförmiger Werkstücke von einem Stapel
CN110076467B (zh) * 2019-06-12 2024-03-26 上海华美电梯装饰有限公司 一种用于电梯座椅钢板抓取的机械手上下料系统
KR102198206B1 (ko) * 2019-06-17 2021-01-04 심명순 시트 픽업 장치
US12005572B2 (en) 2020-02-20 2024-06-11 Mujin, Inc. Robotic system with gripping mechanism
CN111185343A (zh) * 2020-02-25 2020-05-22 东莞市周翔塑胶科技有限公司 一种防雾镜片自动化加工系统及其加工方法
US20230182936A1 (en) * 2020-03-18 2023-06-15 Bobst Mex Sa Grasping system and method for inserting separation sheets in a receptacle
CN112340456B (zh) * 2020-11-10 2022-02-22 彩虹(合肥)液晶玻璃有限公司 一种玻璃基板间隔纸分离装置
CN112591477B (zh) * 2020-11-11 2021-11-30 东风汽车集团有限公司 一种差厚板料垛拆垛方法
CN114538096B (zh) * 2020-11-19 2023-09-22 洛阳兰迪玻璃机器股份有限公司 一种玻璃上片单元的玻璃布片方法
CN113335589B (zh) * 2021-05-10 2022-07-29 山西光兴光电科技有限公司 A型架位置校正检测装置以及玻璃包装系统
CN113695162B (zh) * 2021-07-29 2022-12-02 蚌埠高华电子股份有限公司 一种液晶玻璃基板自动点胶一体化设备及控制方法
CN114030894B (zh) * 2021-12-21 2023-05-26 苏州迈为科技股份有限公司 一种调整玻璃角度和位置的方法及装置
CN116062476B (zh) * 2023-03-31 2023-06-23 成都思越智能装备股份有限公司 一种机械手取玻璃片自动校正取片的方法及取片装置

Family Cites Families (14)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
GB1137555A (en) * 1965-10-22 1968-12-27 Pilkington Brothers Ltd Improvements in or relating to the transporting of sheet materials
DE3328818C1 (de) * 1983-08-10 1984-09-06 Rudolf 8854 Bäumenheim Grenzebach Verfahren und Vorrichtung zum Zentrieren von zwei aufeinanderliegenden Glasscheiben
JP2662992B2 (ja) * 1988-08-04 1997-10-15 旭硝子株式会社 板材吸着ハンド及びこれを用いた採板移載装置
AT399867B (de) * 1990-01-11 1995-08-25 Lisec Peter Anlage zur herstellung von isolierglasscheiben
JP2563683Y2 (ja) 1992-04-15 1998-02-25 セントラル硝子株式会社 ガラス板の移載装置
JP2695105B2 (ja) * 1993-02-26 1997-12-24 セントラル硝子株式会社 異形ガラスの位置決め装置
JP2738493B2 (ja) 1993-08-26 1998-04-08 セントラル硝子株式会社 ガラス板の移載装置
IT1261257B (it) * 1993-09-10 1996-05-09 Bottero Spa Unita' per la realizzazione di prodotti in vetro a sviluppo piano.
JPH07315570A (ja) 1994-05-31 1995-12-05 Central Glass Co Ltd ブロッキングしたガラス板を解除する分離装置
JP3175007B2 (ja) 1997-07-22 2001-06-11 株式会社シギヤ精機製作所 板ガラス入込み装置
JP2000296435A (ja) 1999-04-12 2000-10-24 Central Glass Co Ltd 異形ガラスの位置決め方法および装置
JP3955937B2 (ja) * 2000-06-12 2007-08-08 東レエンジニアリング株式会社 基板の冷却方法およびその装置
JP4222849B2 (ja) * 2003-02-03 2009-02-12 セントラル硝子株式会社 曲げ炉内へのガラス板の自動投入システム
US7645111B2 (en) * 2002-11-05 2010-01-12 Central Glass Company, Limited System for putting glass plates to target positions

Also Published As

Publication number Publication date
JP2005262325A (ja) 2005-09-29
EP1577235A3 (en) 2006-08-23
EP1577235A2 (en) 2005-09-21

Similar Documents

Publication Publication Date Title
JP4244326B2 (ja) 板状ワークの吸着ハンドおよび該吸着ハンドを用いた板状ワークの移載方法
US7645111B2 (en) System for putting glass plates to target positions
JP4222906B2 (ja) 湾曲ガラス板の積載方法および装置
JP2007000940A (ja) ガラス板のパレットへの積載方法および装置
CN109562975B (zh) 玻璃板的制造方法以及玻璃板制造装置
JP2001179672A (ja) ロボットハンド
JP5913845B2 (ja) 板状部材の搬送装置および搬送方法
JP4222849B2 (ja) 曲げ炉内へのガラス板の自動投入システム
JP6330437B2 (ja) ローダ装置、板材搬送方法、及び板材加工システム
JP5827046B2 (ja) 板状部材の支持装置および支持方法、ならびに板状部材の搬送装置
JP4201287B2 (ja) 板材の分離装置
JP2563683Y2 (ja) ガラス板の移載装置
US20190283980A1 (en) Transferring system and method of operating the same
JP2004155607A (ja) ガラス板の位置決め方法および装置
KR102059567B1 (ko) 기판 반송 장치
JPH10129832A (ja) カード状ワークの吸着反転昇降装置及び該装置を備えるカード状ワークの反転移送装置
KR101167076B1 (ko) 기판 이송장치
JP7095948B2 (ja) テーラードブランクの取り出し方法
CN110790046B (zh) 薄膜取出装置以及柔性印刷电路板的制造方法
JP2020021896A (ja) 搬送ロボットおよび搬送システム
JP2008207888A (ja) ワーク積載方法
JP3010868B2 (ja) 薄板供給装置
JP2024072311A (ja) 印刷機及び版移動装置
JP2024072375A (ja) 印刷機
JP3927798B2 (ja) 移載装置

Legal Events

Date Code Title Description
RD01 Notification of change of attorney

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A7421

Effective date: 20060424

A621 Written request for application examination

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A621

Effective date: 20061208

A977 Report on retrieval

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A971007

Effective date: 20071225

A131 Notification of reasons for refusal

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A131

Effective date: 20080108

A521 Written amendment

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A523

Effective date: 20080305

A131 Notification of reasons for refusal

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A131

Effective date: 20080603

A521 Written amendment

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A523

Effective date: 20080623

TRDD Decision of grant or rejection written
A01 Written decision to grant a patent or to grant a registration (utility model)

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A01

Effective date: 20081224

A01 Written decision to grant a patent or to grant a registration (utility model)

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A01

A61 First payment of annual fees (during grant procedure)

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A61

Effective date: 20081226

R150 Certificate of patent or registration of utility model

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R150

FPAY Renewal fee payment (event date is renewal date of database)

Free format text: PAYMENT UNTIL: 20120116

Year of fee payment: 3

FPAY Renewal fee payment (event date is renewal date of database)

Free format text: PAYMENT UNTIL: 20120116

Year of fee payment: 3

FPAY Renewal fee payment (event date is renewal date of database)

Free format text: PAYMENT UNTIL: 20120116

Year of fee payment: 3

FPAY Renewal fee payment (event date is renewal date of database)

Free format text: PAYMENT UNTIL: 20120116

Year of fee payment: 3

FPAY Renewal fee payment (event date is renewal date of database)

Free format text: PAYMENT UNTIL: 20130116

Year of fee payment: 4

FPAY Renewal fee payment (event date is renewal date of database)

Free format text: PAYMENT UNTIL: 20130116

Year of fee payment: 4

FPAY Renewal fee payment (event date is renewal date of database)

Free format text: PAYMENT UNTIL: 20130116

Year of fee payment: 4

FPAY Renewal fee payment (event date is renewal date of database)

Free format text: PAYMENT UNTIL: 20140116

Year of fee payment: 5

R250 Receipt of annual fees

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R250

R250 Receipt of annual fees

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R250

R250 Receipt of annual fees

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R250

R250 Receipt of annual fees

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R250

LAPS Cancellation because of no payment of annual fees