JP2020021896A - 搬送ロボットおよび搬送システム - Google Patents

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【課題】トレイが複数段に積み重なった状態で配置されるトレイ配置部からトレイを1枚ずつ搬送することが可能な搬送ロボットを提供する。【解決手段】この搬送ロボットは、トレイ把持部55と、トレイ把持部55を昇降可能に保持する保持部材56と、フローティング機構57を介して保持部材56を揺動可能に保持する保持部材58と、保持部材56に対してトレイ把持部55を昇降させる昇降機構60と、第1トレイ3Aと第2トレイ3Bとの間に入り込む爪部92aと、分離位置92Aと退避位置92Bとの間で爪部92aを移動させる爪移動機構93とを備えている。この搬送ロボットは、トレイ把持部55が第1トレイ3Aを把持し、爪移動機構93が退避位置92Bにある爪部92aを分離位置92Aに移動させた後に、昇降機構60が保持部材56に対してトレイ把持部55を上昇させてから、トレイ配置部から第1トレイ3Aを搬送する。【選択図】図7

Description

本発明は、液晶パネル等の表示パネルを収容可能なトレイを搬送する搬送ロボットに関する。また、本発明は、かかる搬送ロボットを備える搬送システムに関する。
従来、小型の液晶パネルを搬送する搬送システムが知られている(たとえば、特許文献1参照)。特許文献1に記載の搬送システムは、液晶パネルを収容可能なトレイを搬送するコンベヤと、トレイが載置されるトレイステージと、コンベヤとトレイステージとの間でトレイを搬送する第1搬送ロボットと、トレイステージに載置されたトレイから液晶パネルを搬出する第2搬送ロボットとを備えている。第1搬送ロボットは、いわゆる3軸直交ロボットであり、トレイを把持するトレイ把持部を備えている。第2搬送ロボットは、いわゆるパラレルリンクロボットであり、液晶パネルを把持するパネル把持部を備えている。
特許文献1に記載の搬送システムは、トレイを搬送するコンベヤとして、供給側のコンベヤと排出側のコンベヤとを備えるとともに、2個のトレイステージを備えている。供給側のコンベヤと排出側のコンベヤとは左右方向で隣接配置され、2個のトレイステージは、左右方向で隣接配置されている。第1搬送ロボットは、供給側のコンベヤからトレイステージにトレイを1枚ずつ搬送するとともに、トレイステージから排出側のコンベヤにトレイを1枚ずつ搬送する。
特許文献1に記載の搬送システムでは、コンベヤは、複数段に積み重なったトレイを前後方向へ直線的に搬送する。また、コンベヤは、前後方向で分割された複数の分割コンベヤによって構成されている。供給側のコンベヤを構成する分割コンベヤのうちの最も後ろ側に配置される分割コンベヤは、コンベヤ上のトレイの段数を検知するための段数検知機構を備えている。特許文献1に記載の搬送システムでは、段数検知機構の検知結果に基づいて第1搬送ロボットが動作して、供給側のコンベヤからトレイステージにトレイを1枚ずつ搬送する。
特開2018−6518号公報
特許文献1に記載の搬送システムでは、供給側のコンベヤ上で上下方向で接触する2枚のトレイのうちの一方のトレイが他方のトレイに食い込んで、供給側のコンベヤからトレイステージに、2枚以上のトレイが重なった状態で搬送されると、トレイステージに載置されたトレイから第2搬送ロボットが液晶パネルを搬出できなくなったり、トレイステージに載置されたトレイに収容される液晶パネルと第2搬送ロボットのパネル把持部とが衝突して液晶パネルが破損したりする等の様々な問題が発生するおそれがある。
そこで、本発明の課題は、表示パネルを収容可能なトレイが複数段に積み重なった状態で配置されるトレイ配置部からトレイを1枚ずつ搬送することが可能な搬送ロボットを提供することにある。また、本発明の課題は、かかる搬送ロボットを備える搬送システムを提供することにある。
上記の課題を解決するため、本発明の搬送ロボットは、表示パネルを収容可能なトレイが複数段に積み重なった状態で配置されるトレイ配置部からトレイを1枚ずつ搬送する搬送ロボットであって、トレイを上側から吸着して把持するトレイ把持部と、トレイ把持部を昇降可能に保持する第1保持部材と、フローティング機構を介して第1保持部材を揺動可能に保持する第2保持部材と、第2保持部材が固定される固定部材と、第1保持部材に対してトレイ把持部を昇降させる昇降機構と、固定部材を移動させる移動機構と、トレイ配置部で複数段に積み重なるトレイのうちの最上段に配置されるトレイである第1トレイとトレイ配置部で複数段に積み重なるトレイのうちの上から2番目に配置されるトレイである第2トレイとを分離するためのトレイ分離機構とを備え、トレイ分離機構は、第1トレイと第2トレイとの間に入り込む爪部と、第1トレイと第2トレイとの間に爪部が入り込む分離位置と第1トレイと第2トレイとの間から爪部が外れる退避位置との間で爪部を移動させる爪移動機構とを備えるとともに、第1保持部材に取り付けられ、トレイ把持部が第1トレイを把持するとともに、爪移動機構が退避位置にある爪部を分離位置に移動させた後に、昇降機構が第1保持部材に対してトレイ把持部を上昇させてから、移動機構が固定部材を移動させて、トレイ配置部から第1トレイを搬送することを特徴とする。
本発明の搬送ロボットでは、トレイ把持部が第1トレイを把持するとともに、爪移動機構が退避位置にある爪部を分離位置に移動させた後に、昇降機構が第1保持部材に対してトレイ把持部を上昇させてから、トレイ配置部から第1トレイを搬送している。すなわち、本発明では、第1トレイと第2トレイとの間に爪部が入り込んでいる状態で、爪部が取り付けられた第1保持部材に対して、第1トレイを把持するトレイ把持部を上昇させた後、トレイ配置部から第1トレイを搬送している。
そのため、本発明では、第1トレイと第2トレイとの間に入り込んでいる爪部が取り付けられた第1保持部材に対して、第1トレイを把持するトレイ把持部を上昇させることで、第1トレイと第2トレイとの間に入り込んでいる爪部によって第1トレイと第2トレイとを分離した後に、トレイ配置部から第1トレイを搬送することが可能になる。したがって、本発明では、トレイが複数段に積み重なった状態で配置されるトレイ配置部からトレイを1枚ずつ搬送することが可能になる。
また、本発明では、第1保持部材がフローティング機構を介して第2保持部材に揺動可能に保持されているため、第1トレイが水平方向に対して傾いていても、第1保持部材に保持されるトレイ把持部を第1トレイに追従させて傾けることが可能になる。したがって、本発明では、第1トレイが水平方向に対して傾いていても、トレイ把持部によって第1トレイを確実に把持することが可能になり、その結果、トレイが複数段に積み重なった状態で配置されるトレイ配置部からトレイを1枚ずつ搬送することが可能になる。
本発明において、水平方向の一方向を第1方向とし、上下方向と第1方向とに直交する方向を第2方向とすると、フローティング機構は、第1方向を揺動の軸方向とする揺動可能に第2保持部材に保持される第1揺動部材と、第2方向を揺動の軸方向とする揺動可能に第1揺動部材に保持されるとともに第1保持部材が固定される第2揺動部材とを備えていることが好ましい。このように構成すると、第1トレイが水平方向に対して傾いていても、トレイ把持部を第1トレイに追従させて傾けやすくなる。
本発明において、搬送ロボットは、第1揺動部材を揺動可能に保持する第3保持部材と固定部材に固定されるとともに第3保持部材を昇降可能に保持する第4保持部材とを有する第2保持部材と、第4保持部材に対して第3保持部材を下側へ付勢するための付勢部材と、第4保持部材に対する第3保持部材の上下方向の相対位置を検知するための検知機構とを備え、移動機構は、固定部材を上下方向および水平方向に移動させるとともに、トレイ把持部が第1トレイを把持するときに、検知機構の検知結果に基づいて固定部材を停止させることが好ましい。
このように構成すると、トレイ把持部が過剰な力で第1トレイの上面に接触するのを防止することが可能になる。また、このように構成すると、トレイ把持部が第1トレイの上面に接触して第1トレイを把持するときに、検知機構の検知結果に基づいて、第1保持部材に保持される爪部を第1トレイと第2トレイとの間に高い確率で入れ込むことが可能となる位置で第1保持部材を停止させることが可能になる。したがって、第1トレイと第2トレイとを確実に分離することが可能になり、その結果、トレイ配置部から確実にトレイを1枚ずつ搬送することが可能になる。
本発明において、搬送ロボットは、第4保持部材に対する第3保持部材の下側への移動範囲を規制するためのストッパ部材を備え、ストッパ部材は、第1保持部材および第4保持部材のいずれか一方に固定され、第1保持部材および第4保持部材のいずれか他方に接触可能となっていることが好ましい。このように構成すると、水平方向に対して傾いている第1トレイをトレイ把持部が把持して上昇したときに、付勢部材およびストッパ部材を利用して、トレイ把持部に把持された第1トレイを水平方向と略平行にすることが可能になるとともに、第1トレイが水平方向と略平行になっている状態を維持することが可能になる。したがって、トレイ配置部から搬送されるトレイの状態を安定させることが可能になる。
本発明の搬送ロボットは、トレイ配置部を備える搬送システムに用いることができる。この搬送システムでは、たとえば、トレイ配置部は、複数段に積み重なった状態のトレイの一端面が当接可能なガイド部材を備え、搬送ロボットは、トレイの他端面を押して複数段に積み重なった状態のトレイの一端面をガイド部材に押し付けるための押付機構を備えている。
この搬送システムでは、トレイが複数段に積み重なった状態で配置されるトレイ配置部からトレイを1枚ずつ搬送することが可能になる。また、この搬送システムでは、搬送ロボットがトレイ分離機構を備えているため、トレイ配置部にトレイ分離機構を設ける必要がなくなる。さらに、この搬送システムでは、搬送ロボットが、トレイの他端面を押して複数段に積み重なった状態のトレイの一端面をトレイ配置部のガイド部材に押し付けるための押付機構を備えているため、トレイ把持部が第1トレイを把持する前に、トレイ配置部で複数段に積み重なっているトレイを位置決めすることが可能になる。また、トレイ把持部が第1トレイを把持する前に、トレイ配置部で複数段に積み重なっているトレイが水平方向と略平行になるようにトレイの水平方向に対する傾きを補正することが可能になる。したがって、第1トレイの、トレイ把持部に把持される位置のずれを抑制することが可能になる。
以上のように、本発明では、表示パネルを収容可能なトレイが複数段に積み重なった状態で配置されるトレイ配置部からトレイを1枚ずつ搬送することが可能になる。
本発明の実施の形態にかかる搬送システムの側面図である。 図1のE−E方向から搬送システムを示す平面図である。 図1に示す分割コンベヤのガイド部材の構成を説明するための平面図である。 図1に示すハンドの平面図である。 図4に示すハンドの側面図である。 図5に示すハンドがトレイを把持するときの状態を説明するための側面図である。 図4に示すハンドの正面図である。 図5に示すフローティング機構の構成を説明するための平面図である。 図2に示すトレイ配置部から搬送ロボットがトレイを搬送するときの動作を説明するための図である。 図1に示す搬送ロボットの効果を説明するための側面図である。
以下、図面を参照しながら、本発明の実施の形態を説明する。
(搬送システムの全体構成)
図1は、本発明の実施の形態にかかる搬送システム1の側面図である。図2は、図1のE−E方向から搬送システム1を示す平面図である。図3は、図1に示す分割コンベヤ20のガイド部材28の構成を説明するための平面図である。
本形態の搬送システム1は、携帯機器等で使用される小型の液晶ディスプレイの製造ラインに組み込まれて使用される。搬送システム1は、表示パネルである液晶パネル2を搬送して、液晶パネル2に対して所定の処理を行う処理装置15(図2参照)に液晶パネル2を供給する。液晶パネル2は、長方形の平板状に形成されている。
搬送システム1は、液晶パネル2を収容可能なトレイ3を搬送する2個のコンベヤ4、5を備えている。トレイ3は、略長方形の平板状に形成されている。トレイ3の上面には、液晶パネル2が収容される凹部が形成されている。また、トレイ3は、樹脂で形成されている。トレイ3には、たとえば、複数枚の液晶パネル2が互いに重なっていない状態で収容されている。コンベヤ4、5は、複数段に積み重なったトレイ3(段積みされたトレイ3)を水平方向へ直線的に搬送する。
以下の説明では、コンベヤ4、5によるトレイ3の搬送方向(図1等のX方向)を「前後方向」とし、上下方向(鉛直方向)と前後方向とに直交する方向(図1等のY方向)を「左右方向」とする。また、前後方向の一方側である図1等のX1方向側を「前」側とし、その反対側である図1等のX2方向側を「後(後ろ)側」とする。本形態では、搬送システム1の後ろ側に処理装置15が配置されている。
また、搬送システム1は、トレイ3が載置される2個のトレイステージ6、7と、コンベヤ4、5とトレイステージ6、7との間でトレイ3を搬送する搬送ロボットとしてのロボット8と、トレイステージ6、7に載置されたトレイ3から液晶パネル2を搬出するロボット9と、ロボット9から液晶パネル2を受け取って処理装置15に供給する供給ユニット10とを備えている。トレイステージ6、7は、コンベヤ4、5よりも後ろ側に配置されている。供給ユニット10は、トレイステージ6、7よりも後ろ側に配置されている。
また、搬送システム1は、コンベヤ4、5とトレイステージ6、7とロボット8と供給ユニット10とが設置される本体フレーム11と、ロボット9が設置される本体フレーム12とを備えている。本体フレーム11は、前後方向に細長く、かつ、高さが低い扁平な直方体状に形成されている。本体フレーム11の上面には、コンベヤ4、5とトレイステージ6、7とロボット8と供給ユニット10とが設置されている。本体フレーム12は、略門型に形成された門型フレームであり、前後方向から見たときに、本体フレーム11の後端側部分を跨ぐように設置されている。
コンベヤ4、5は、複数のローラを備えるローラコンベヤである。コンベヤ4とコンベヤ5とは、左右方向で隣接配置されている。コンベヤ4は、段積みされたトレイ3を後ろ側へ向かって搬送し、コンベヤ5は、段積みされたトレイ3を前側に向かって搬送する。コンベヤ4で搬送されるトレイ3には、複数枚の液晶パネル2が収容されている。一方、コンベヤ5で搬送されるトレイ3には、液晶パネル2は収容されておらず、コンベヤ5で搬送されるトレイ3は空トレイとなっている。なお、コンベヤ4、5は、ベルトコンベヤ等であっても良い。
コンベヤ4は、前後方向で分割された複数の分割コンベヤ16〜20によって構成されている。たとえば、コンベヤ4は、5個の分割コンベヤ16〜20によって構成されている。分割コンベヤ16〜20は、前側から後ろ側に向かってこの順番で配置されている。同様に、コンベヤ5は、前後方向で分割された5個の分割コンベヤ21〜25によって構成されている。分割コンベヤ21〜25は、前側から後ろ側に向かってこの順番で配置されている。分割コンベヤ16〜25は、個別に駆動可能となっている。
分割コンベヤ16には、仮置き用の棚(図示省略)から作業者によって運ばれてきた段積み状態のトレイ3が載置される。分割コンベヤ16に載置された段積み状態のトレイ3は、コンベヤ4によって後ろ側へ搬送される。分割コンベヤ20まで搬送された段積み状態のトレイ3は、後述のようにロボット8によって段ばらしされる。また、分割コンベヤ25には、後述のようにロボット8によって空のトレイ3が段積みされる。所定の段数までトレイ3が段積みされると、段積み状態のトレイ3は、コンベヤ5によって前側に搬送される。分割コンベヤ21まで搬送された段積み状態のトレイ3は、作業者によって空トレイ用の棚まで運ばれる。
分割コンベヤ20は、複数段に積み重なった状態のトレイ3を水平方向で位置決めするためのガイド部材28を備えている(図3参照)。ガイド部材28は、分割コンベヤ20の後端部に配置されるとともに、左右の両端側の2箇所に配置されている。ガイド部材28は、段積み状態のトレイ3を左右方向で位置決めするための第1ガイド部28aと、段積み状態のトレイ3を前後方向で位置決めするための第2ガイド部28bとから構成されており、上下方向から見たときのガイド部材28の形状は、L形状となっている。第2ガイド部28bには、段積み状態のトレイ3の一端面(具体的には、後端面)が当接可能になっている。本形態の分割コンベヤ20は、液晶パネル2を収容可能なトレイ3が複数段に積み重なった状態で配置されるトレイ配置部である。
トレイステージ6、7には、1枚のトレイ3が載置される。トレイステージ6とトレイステージ7とは、左右方向において所定の間隔をあけた状態で配置されている。トレイステージ6は、左右方向においてコンベヤ4と略同じ位置に配置され、トレイステージ7は、左右方向においてコンベヤ5と略同じ位置に配置されている。また、トレイステージ6は、分割コンベヤ20のすぐ後ろに配置され、トレイステージ7は、分割コンベヤ25のすぐ後ろに配置されている。トレイステージ6、7の上面は、上下方向に直交する平面となっている。
ロボット8は、いわゆる3軸直交ロボットである。ロボット8は、門型に形成される本体フレーム35と、本体フレーム35に対して左右方向へのスライドが可能となるように本体フレーム35に保持される可動フレーム36と、可動フレーム36に対して前後方向へスライドが可能となるように可動フレーム36に保持される可動フレーム37と、可動フレーム37に対して上下方向へのスライドが可能となるように可動フレーム37に保持される可動フレーム38と、可動フレーム38に取り付けられるハンド39とを備えている。また、ロボット8は、可動フレーム36を左右方向へスライドさせる駆動機構と、可動フレーム37を前後方向へスライドさせる駆動機構と、可動フレーム38を上下方向へスライドさせる駆動機構とを備えている。
本体フレーム35は、左右方向において、分割コンベヤ19、24の後端側部分および分割コンベヤ20、25の前端側部分を跨ぐように設置されている。本体フレーム35は、本体フレーム11の上面から立ち上がるように本体フレーム11の上面に固定されている。可動フレーム36は、本体フレーム35の上面側に取り付けられ、可動フレーム37は、可動フレーム36の右側に取り付けられ、可動フレーム38は、可動フレーム37の後端側に取り付けられている。ハンド39は、可動フレーム38の下端に取り付けられている。ロボット8がトレイ3を搬送するときには、ハンド39がトレイ3を真空吸着する。ハンド39の具体的な構成については後述する。
ロボット8は、コンベヤ4からトレイステージ6、7にトレイ3を1枚ずつ搬送するとともに、トレイステージ6、7からコンベヤ5にトレイ3を1枚ずつ搬送する。具体的には、ロボット8は、分割コンベヤ20まで搬送された段積み状態のトレイ3をトレイステージ6またはトレイステージ7に1枚ずつ搬送して、分割コンベヤ20上の段積み状態のトレイ3を段ばらしする。また、ロボット8は、空になった1枚のトレイ3をトレイステージ6またはトレイステージ7から分割コンベヤ25に搬送して、分割コンベヤ25上で積み重なるトレイ3の段数が所定の段数になるまで分割コンベヤ25にトレイ3を段積みする。
ロボット9は、いわゆるパラレルリンクロボットである。ロボット9は、本体部45と、本体部45に連結される3本のレバー46と、3本のレバー46のそれぞれに連結される3個のアーム部47と、3個のアーム部47に連結されるヘッドユニット48と、ヘッドユニット48に取り付けられるパネル把持部49とを備えている。本体部45は、本体フレーム12の上面部12aに固定されており、ロボット9は、上面部12aにぶら下がるように上面部12aに設置されている。また、本体部45は、トレイステージ6、7の上方に配置されるとともに、ロボット8の本体フレーム35よりも後ろ側に配置されている。
3本のレバー46は、本体部45の外周側へ略等角度ピッチで略放射状に伸びるように本体部45に連結されている。すなわち、3本のレバー46は、本体部45の外周側へ略120°ピッチで略放射状に伸びるように本体部45に連結されている。また、3本のレバー46の基端側は、本体部45に回動可能に連結されている。本体部45とレバー46との連結部には、レバー46を回動させるモータ50が配置されている。本形態のロボット9は、3本のレバー46のそれぞれを回動させる3個のモータ50を備えている。
アーム部47の基端側は、レバー46の先端側に回動可能に連結されている。具体的には、アーム部47は、互いに平行な直線状の2本のアーム52を備えており、2本のアーム52のそれぞれの基端側がレバー46の先端側に回動可能に連結されている。ヘッドユニット48は、3個のアーム部47の先端側に回動可能に連結されている。パネル把持部49は、ヘッドユニット48の下端に取り付けられている。パネル把持部49は、液晶パネル2を真空吸着する複数の吸着部を備えており、この吸着部によって液晶パネル2の上面を吸着することで液晶パネル2を把持する。また、ヘッドユニット48の上端には、上下方向を回転の軸方向としてパネル把持部49を回転させるモータが取り付けられている。
ロボット9では、3個のモータ50を個別に駆動することで、所定のエリア内において、上下方向、左右方向および前後方向の任意の位置へ、かつ、ヘッドユニット48が一定の姿勢を保ったままの状態で(具体的には、パネル把持部49が下側を向いたままの状態で)、ヘッドユニット48を移動させることが可能になっている。ロボット9は、トレイステージ6に載置されたトレイ3またはトレイステージ7に載置されたトレイ3から液晶パネル2を1枚ずつ搬出する。具体的には、ロボット9は、トレイステージ6、7に載置されたトレイ3が空になるまでトレイ3から液晶パネル2を1枚ずつ搬出して、供給ユニット10に搬入する。
供給ユニット10は、液晶パネル2の、表示領域から外れた箇所に記録される検査データ等のデータを読み取るデータ読取装置と、データ読取装置で液晶パネル2のデータが読み取られる前に液晶パネル2の位置合わせをするアライメント装置と、データ読取装置でデータが読み取られた後の液晶パネル2を処理装置15へ搬送するロボットとを備えている。供給ユニット10は、ロボット9から液晶パネル2を受け取って処理装置15に供給する。
(ハンドの構成)
図4は、図1に示すハンド39の平面図である。図5は、図4に示すハンド39の側面図である。図6は、図5に示すハンド39がトレイ3を把持するときの状態を説明するための側面図である。図7は、図4に示すハンド39の正面図である。図8は、図5に示すフローティング機構57の構成を説明するための平面図である。
ハンド39は、トレイ3を上側から吸着して把持するトレイ把持部55と、トレイ把持部55を昇降可能に保持する第1保持部材としての保持部材56と、フローティング機構57を介して保持部材56を揺動可能に保持する第2保持部材としての保持部材58とを備えている。保持部材58は、可動フレーム38の下端に固定されている。本形態の可動フレーム38は、保持部材58が固定される固定部材である。また、本形態では、可動フレーム36、37と、可動フレーム36を左右方向へスライドさせる駆動機構と、可動フレーム37を前後方向へスライドさせる駆動機構と、可動フレーム38を上下方向へスライドさせる駆動機構とによって、固定部材である可動フレーム38を上下方向および水平方向へ移動させる移動機構59(図1、図2参照)が構成されている。
また、ハンド39は、保持部材56に対してトレイ把持部55を昇降させる昇降機構60と、分割コンベヤ20上で複数段に積み重なった状態のトレイ3の後端面をガイド部材28に押し付ける(具体的には、第2ガイド部28bに押し付ける)ための押付機構61とを備えている。また、分割コンベヤ20で複数段に積み重なるトレイ3のうちの最上段に配置されるトレイ3を「第1トレイ3A」とし、分割コンベヤ20で複数段に積み重なるトレイ3のうちの上から2番目に配置されるトレイ3を「第2トレイ3B」とすると、ハンド39は、第1トレイ3Aと第2トレイ3Bとを分離するためのトレイ分離機構62を備えている。
トレイ把持部55は、トレイ3を吸着する複数の吸着部64と、複数の吸着部64を保持するフレーム65とを備えている。上下方向から見たときのフレーム65の形状は、たとえば、略正方形の枠状に形成されている。吸着部64は、たとえば、略正方形の枠状に形成されるフレーム65の四隅に取り付けられている。吸着部64には、所定の配管を介して真空ポンプ(図示省略)が接続されている。吸着部64の下端部は、トレイ3の上面に接触してトレイ3を真空吸着する吸着パッド66となっている。吸着パッド66は、フレーム65よりも下側に配置されている。また、吸着パッド66は、フレーム65に対して昇降可能となっている(図5、図6参照)。吸着パッド66は、圧縮コイルバネ等の付勢部材によって下側に向かって付勢されている。
フローティング機構57は、前後方向を揺動の軸方向とする揺動が可能となるように保持部材58に保持される第1揺動部材としての揺動部材68と、左右方向を揺動の軸方向とする揺動が可能となるように揺動部材68に保持されるとともに保持部材56が固定される第2揺動部材としての揺動部材69とを備えている。本形態の前後方向(X方向)は、水平方向の一方向である第1方向となっており、左右方向(Y方向)は、上下方向と第1方向とに直交する第2方向となっている。
図8に示すように、保持部材58の下端部には、2本の固定軸70が固定されている。2本の固定軸70のそれぞれは、保持部材58の下端部から前後方向の両側に突出している。揺動部材68は、保持部材58の下端部の外周面を囲む略正方形の枠状に形成されている。揺動部材68は、2本の固定軸70に揺動可能に支持されている。揺動部材68には、2本の固定軸71が固定されている。2本の固定軸71のそれぞれは、揺動部材68から左右方向の両側に突出している。揺動部材69は、揺動部材68の外周面を囲む略正方形の枠状に形成されている。揺動部材69は、2本の固定軸71に揺動可能に支持されている。
保持部材56は、揺動部材69が固定される平板状の平板部材72と、平板部材72から立ち上がる扁平な直方体状の2個のブロック部材73とを備えている。平板部材72は、平板部材72の厚さ方向と上下方向とが略一致するように配置されている。平板部材72は、略正方形の枠状に形成される基部72aと、基部72aの前端側から左右方向の一方側へ伸びる突出部72bと、基部72aの後端側から左右方向の他方側へ伸びる突出部72bとから構成されている。
揺動部材69は、基部72aの下面に固定されている。上下方向から見たときに、揺動部材68の外周面は、基部72aに囲まれている。ブロック部材73は、基部72aの上面に固定されており、基部72aの上面から上側に向かって立ち上がっている。2個のブロック部材73のそれぞれは、基部72aの前後方向の両端部に固定されている。また、ブロック部材73は、左右方向における基部72aの中心位置に固定されている。
保持部材58は、保持部材58の下端部を構成するブロック状のブロック部材75と、保持部材58の上端部を構成するブロック状のブロック部材76とを備えている。固定軸70は、ブロック部材75に固定されており、ブロック部材75は、揺動部材68を揺動可能に保持している。ブロック部材76は、可動フレーム38の下端に固定されている。本形態のブロック部材75は、第3保持部材であり、ブロック部材76は、第4保持部材である。
ブロック部材76は、ブロック部材75を昇降可能に保持している。ハンド39は、ブロック部材76に対してブロック部材75を下側へ付勢するための付勢部材77と、ブロック部材76に対するブロック部材75の上下方向の相対位置を検知するための検知機構78と、ブロック部材76に対するブロック部材75の下側への移動範囲を規制するためのストッパ部材79とを備えている。本形態の付勢部材77は、圧縮コイルバネである。したがって、以下では、付勢部材77を「圧縮コイルバネ77」と表記する。
ブロック部材75の上面には、ブロック部材76に対してブロック部材75を上下方向へ案内するためのガイド軸80が固定されている。ガイド軸80は、ブロック部材75の上面の、左右の両端側の2箇所に固定されている。ガイド軸80は、ブロック部材75の上面から上側に向かって立ち上がっている。ガイド軸80は、ブロック部材76に固定されるガイドブッシュ81に挿通されている。ガイド軸80の上端には、ガイドブッシュ81からのガイド軸80の抜けを防止する抜止め部材82が固定されている。抜止め部材82は、ガイドブッシュ81の上側に配置されている。圧縮コイルバネ77には、ガイド軸80が挿通されている。圧縮コイルバネ77の上端は、ガイドブッシュ81の下端に当接し、圧縮コイルバネ77の下端は、ブロック部材75の上面に当接している。
ストッパ部材79は、保持部材56に固定されている。具体的には、ストッパ部材79は、平板状の固定部材83を介してブロック部材73の上端面に固定されている。すなわち、ブロック部材73の上端面に固定部材83が固定され、ストッパ部材79は、固定部材83に固定されている。ストッパ部材79は、固定部材83から下側に向かって伸びる棒状の部材である。ストッパ部材79の上端部には、オネジが形成されており、ストッパ部材79の上端部は、ナットによって固定部材83に固定されている。本形態では、2個の固定部材83のそれぞれに2本のストッパ部材79が左右方向に間隔をあけた状態で固定されている。また、ストッパ部材79は、ブロック部材73よりも前後方向の内側に配置されている。なお、図7等では、ストッパ部材79の図示を省略している。
ストッパ部材79の下端面は、ブロック部材76の一部を構成する当接板84の上面に当接可能となっている。すなわち、ストッパ部材79は、ブロック部材76に当接可能となっている。ストッパ部材79の下端面が当接板84の上面に当接すると、ブロック部材76に対するブロック部材75の下側への移動範囲が規制される。より具体的には、ストッパ部材79の下端面が当接板84の上面に当接すると、ブロック部材76に対するブロック部材75、フローティング機構57(揺動部材68、69)、保持部材56(平板部材72、ブロック部材73)、昇降機構60およびトレイ把持部55の下側への移動範囲が規制される。なお、4本のストッパ部材79のそれぞれが当接板84に当接しているときには、トレイ把持部55が水平方向と平行になっている。
検知機構78は、ブロック部材76に固定されるセンサ86と、ブロック部材75の上面に固定される検知部材87とを備えている。センサ86は、たとえば、発光素子と受光素子とを備える光学式センサである。圧縮コイルバネ77の付勢力によって、ブロック部材76に対してブロック部材75が下降してストッパ部材79の下端面が当接板84の上面に当接しているときには、検知部材87の上端は、センサ86よりも下側に配置されており、検知部材87は、センサ86に検知されていない。一方、圧縮コイルバネ77の付勢力に抗して、ブロック部材76に対してブロック部材75が所定位置まで上昇すると、検知部材87の上端部がセンサ86によって検知される。なお、センサ86は、近接センサ等の光学式センサ以外のセンサであっても良い。また、図4、図7等では、検知機構78の図示を省略している。
昇降機構60は、エアシリンダである。具体的には、昇降機構60は、デュアルロッドタイプのエアシリンダである。したがって、以下の説明では、昇降機構60を「エアシリンダ60」と表記する。本形態では、2個のエアシリンダ60が設置されている。エアシリンダ60の本体部60aは、ブロック部材73に固定されている。具体的には、本体部60aは、ブロック部材73の前後方向の外側面に固定されている。エアシリンダ60は、エアシリンダ60のロッド60bが下側へ突出するように配置されている。ロッド60bの下端部には、トレイ把持部55のフレーム65が固定されている。
押付機構61は、エアシリンダ88と、エアシリンダ88のロッド88bの先端に固定される押付部材89とを備えている。エアシリンダ88は、デュアルロッドタイプのエアシリンダである。エアシリンダ88の本体部88aは、トレイ把持部55のフレーム65の前端に固定部材90を介して固定されている。エアシリンダ88は、ロッド88bが後ろ側へ突出するように配置されている。押付部材89は、前後方向に直交する平板状に形成されている。押付部材89は、第1トレイ3Aの前端面に接触可能となっている。なお、図7では、押付機構61の図示を省略している。
分割コンベヤ20に載置される段積み状態のトレイ3に対してハンド39が所定位置まで下降した状態でロッド88bが突出すると、図6に示すように、押付部材89が第1トレイ3Aの前端面に接触して第1トレイ3Aの前端面を押し、段積み状態のトレイ3の後端面をガイド部材28の第2ガイド部28bに押し付ける。すなわち、押付機構61は、第1トレイ3Aの前端面を押し、段積み状態のトレイ3の後端面をガイド部材28の第2ガイド部28bに押し付ける。
トレイ分離機構62は、第1トレイ3Aと第2トレイ3Bとの間に入り込む爪部92aを有する爪部材92と、爪部材92を移動させる(すなわち、爪部92aを移動させる)爪移動機構93とを備えている。爪移動機構93は、エアシリンダである。具体的には、爪移動機構93は、デュアルロッドタイプのエアシリンダである。したがって、以下の説明では、爪移動機構93を「エアシリンダ93」と表記する。エアシリンダ93の本体部93aは、平板部材72の2個の突出部72bのそれぞれの上面に固定されており、2個のエアシリンダ93が設置されている。
2個のエアシリンダ93は、エアシリンダ93のロッド93bが左右方向の外側へ突出するように配置されている。右側に配置される突出部72bに固定される本体部93aの右端と右側に配置される突出部72bの右端とは略一致し、左側に配置される突出部72bに固定される本体部93aの左端と左側に配置される突出部72bの左端とは略一致している。
爪部材92は、エアシリンダ93のロッド93bの先端部に固定される固定部92bと上述の爪部92aとから構成されている。固定部92bは、長方形の平板状に形成されており、固定部92bの厚さ方向と左右方向とが一致するように配置されている。固定部92bは、ロッド93bの先端部から下側に向かって伸びている。爪部92aは、長方形の平板状に形成されており、爪部92aの厚さ方向と上下方向とが一致するように配置されている。爪部92aは、固定部92bの下端から左右方向の内側に向かって伸びている。
トレイ3には、トレイ3の外周側に広がる環状(枠状)の鍔部3aが形成されている。爪部92aは、第1トレイ3Aの鍔部3aと第2トレイ3Bの鍔部3aとの間に入り込む。エアシリンダ93は、第1トレイ3Aと第2トレイ3Bとの間(具体的には、第1トレイ3Aの鍔部3aと第2トレイ3Bの鍔部3aとの間)に爪部92aが入り込む分離位置92A(図7の二点鎖線で示す位置)と、第1トレイ3Aと第2トレイ3Bとの間から爪部92aが外れる退避位置92B(図7の実線で示す位置)との間で爪部92aを移動させる。上述のように、エアシリンダ93の本体部93aは、平板部材72に固定されている。また、爪部材92の固定部92bは、エアシリンダ93のロッド93bの先端部に固定されている。すなわち、トレイ分離機構62は、保持部材56に取り付けられている。
(搬送ロボットによるトレイの搬送動作)
図9は、図2に示す分割コンベヤ20からロボット8がトレイ3を搬送するときの動作を説明するための図である。
段積み状態のトレイ3が分割コンベヤ20まで搬送されると、ロボット8が分割コンベヤ20からトレイステージ6、7にトレイ3を1枚ずつ搬送する。分割コンベヤ20からトレイ3が搬送されるときには、まず、分割コンベヤ20に載置される段積み状態のトレイ3の上側にハンド39が移動するとともに、段積み状態のトレイ3の上側に移動したハンド39が下降する。
このときには、エアシリンダ60のロッド60bは、下側に突出し、エアシリンダ88のロッド88bは、本体部88a側に引っ込んでいる。また、このときには、エアシリンダ93のロッド93bは、左右方向の外側に向かって突出しており、爪部92aは、退避位置92Bに配置されている。さらに、このときには、圧縮コイルバネ77の付勢力によって、ブロック部材76に対してブロック部材75が下降してストッパ部材79の下端面が当接板84の上面に当接している。
分割コンベヤ20に載置される段積み状態のトレイ3の上側に配置されるハンド39が下降していくと、吸着パッド66の下面(吸着面)が第1トレイ3Aの上面に接触する。その後、さらにハンド39が下降していくと、吸着パッド66が停止した状態でフレーム65、保持部材56、フローティング機構57およびブロック部材75が所定距離下降した後、停止し、その後、さらにハンド39が下降していくと、検知部材87がセンサ86に検知される(図6参照)。検知部材87がセンサ86に検知されると、ハンド39が停止する。また、ハンド39が停止すると、トレイ把持部55の吸着部64が第1トレイ3Aを真空吸着して把持する。すなわち、トレイ把持部55が第1トレイ3Aを把持するときには、移動機構59は、検知機構78の検知結果に基づいて、ハンド39が固定される可動フレーム38を停止させる。
本形態では、検知部材87がセンサ86に検知されてハンド39が停止したときに、押付部材89は、上下方向において、第1トレイ3Aの前端面に接触可能な位置に配置されている(図6参照)。検知部材87がセンサ86に検知されてハンド39が停止すると、トレイ把持部55の吸着部64が第1トレイ3Aを吸着して把持する前に、エアシリンダ88のロッド88bが後ろ側に突出する。
ロッド88bが後ろ側に突出すると、押付部材89が第1トレイ3Aの前端面に接触して第1トレイ3Aの前端面を押し、段積み状態のトレイ3の後端面をガイド部材28の第2ガイド部28bに押し付ける。段積み状態のトレイ3の後端面が第2ガイド部28bに押し付けられた状態で、吸着部64が第1トレイ3Aを吸着して把持すると、ロッド88bが本体部88a側に引っ込む。なお、ロッド88bが本体部88a側に引っ込んだ後に、吸着部64が第1トレイ3Aを吸着して把持しても良い。
また、本形態では、検知部材87がセンサ86に検知されてハンド39が停止したときに、爪部92aは、上下方向において、第1トレイ3Aの鍔部3aと第2トレイ3Bの鍔部3aとの間に配置されている(図6、図7参照)。検知部材87がセンサ86に検知されてハンド39が停止すると、エアシリンダ93のロッド93bは、本体部93a側に引っ込んで、退避位置92Bにある爪部92aが分離位置92Aに移動する。すなわち、検知部材87がセンサ86に検知されてハンド39が停止すると、エアシリンダ93は、退避位置92Bにある爪部92aを分離位置92Aに移動させる。
なお、エアシリンダ93は、トレイ把持部55の吸着部64が第1トレイ3Aを吸着して把持する前に、退避位置92Bにある爪部92aを分離位置92Aに移動させても良いし、吸着部64が第1トレイ3Aを吸着して把持した後に、退避位置92Bにある爪部92aを分離位置92Aに移動させても良い。
その後、可動フレーム38が停止している状態でエアシリンダ60のロッド60bが本体部60a側に引っ込んで、保持部材56に対してトレイ把持部55のフレーム65を上昇させる(図9参照)。すなわち、可動フレーム38が停止している状態でエアシリンダ60が保持部材56に対してトレイ把持部55を上昇させる。具体的には、エアシリンダ60は、分離位置92Aにある爪部92aによって第1トレイ3Aと第2トレイ3Bとが確実に分離される位置まで保持部材56に対してトレイ把持部55を上昇させて、第1トレイ3Aを持ち上げる。
すなわち、仮に第1トレイ3Aと一緒に第2トレイ3Bが持ち上がったとしても、鍔部3aの上面が爪部92aに接触する第2トレイ3Bが第1トレイ3Aから分離される位置までエアシリンダ60がトレイ把持部55を上昇させて、第1トレイ3Aを持ち上げる(図9の二点鎖線参照)。なお、保持部材56に対してフレーム65が所定距離上昇するまでは、吸着パッド66は停止しており、保持部材56に対してフレーム65が所定距離上昇すると、その後、保持部材56に対してトレイ把持部55の全体が上昇して、第1トレイ3Aが持ち上がる。
その後、移動機構59が可動フレーム38と一緒にハンド39を上昇させるとともに前後左右方向に移動させて、分割コンベヤ20からトレイステージ6、7に第1トレイ3Aを搬送する。このように、本形態では、トレイ把持部55が第1トレイ3Aを把持するとともに、エアシリンダ93が退避位置92Bにある爪部92aを分離位置92Aに移動させた後に、エアシリンダ60が保持部材56に対してトレイ把持部55を上昇させてから、移動機構59が可動フレーム38を移動させて、分割コンベヤ20からトレイステージ6、7に第1トレイ3Aを搬送する。
(本形態の主な効果)
以上説明したように、本形態では、トレイ把持部55が第1トレイ3Aを把持するとともに、エアシリンダ93が退避位置92Bにある爪部92aを分離位置92Aに移動させた後に、分離位置92Aにある爪部92aによって第1トレイ3Aと第2トレイ3Bとが分離される位置まで保持部材56に対してトレイ把持部55を上昇させて、第1トレイ3Aを持ち上げている。また、本形態では、その後、移動機構59が可動フレーム38を移動させて、分割コンベヤ20からトレイステージ6、7に第1トレイ3Aを搬送している。すなわち、本形態では、第1トレイ3Aと第2トレイ3Bとを分離してから、分割コンベヤ20から第1トレイ3Aを搬送している。そのため、本形態では、トレイ3が複数段に積み重なった状態で配置される分割コンベヤ20からトレイ3を1枚ずつ搬送することが可能になる。
また、本形態では、ブロック部材75の上面に固定される検知部材87がブロック部材76に固定されるセンサ86に検知されてハンド39が停止したときに、爪部92aは、上下方向において、第1トレイ3Aの鍔部3aと第2トレイ3Bの鍔部3aとの間に配置されている。そのため、本形態では、爪部92aを第1トレイ3Aと第2トレイ3Bとの間に高い確率で入れ込むことが可能となる。したがって、本形態では、第1トレイ3Aと第2トレイ3Bとを確実に分離することが可能になり、その結果、分割コンベヤ20から確実にトレイ3を1枚ずつ搬送することが可能になる。
本形態では、保持部材56がフローティング機構57を介して保持部材58に揺動可能に保持されている。そのため、本形態では、図10に示すように、第1トレイ3Aが水平方向に対して傾いていても、保持部材56に保持されるトレイ把持部55を第1トレイ3Aに追従させて傾けることが可能になる。したがって、本形態では、第1トレイ3Aが水平方向に対して傾いていても、トレイ把持部55によって第1トレイ3Aを確実に把持することが可能になり、その結果、トレイ3が複数段に積み重なった状態で配置される分割コンベヤ20からトレイ3を1枚ずつ搬送することが可能になる。
また、本形態では、フローティング機構57は、前後方向を揺動の軸方向とする揺動が可能となるように保持部材58に保持される揺動部材68と、左右方向を揺動の軸方向とする揺動が可能となるように揺動部材68に保持される揺動部材69とを備えているため、第1トレイ3Aが水平方向に対して傾いていても、トレイ把持部55を第1トレイ3Aに追従させて傾けやすくなる。
本形態では、圧縮コイルバネ77の付勢力によってストッパ部材79の下端面が当接板84の上面に当接すると、ブロック部材76に対するブロック部材75、フローティング機構57および保持部材56等の下側への移動範囲が規制されており、4本のストッパ部材79のそれぞれが当接板84に当接しているときには、トレイ把持部55が水平方向と平行になっている。
そのため、本形態では、水平方向に対して傾いている第1トレイ3Aをトレイ把持部55が把持して上昇したときに、圧縮コイルバネ77およびストッパ部材79を利用して、トレイ把持部55に把持された第1トレイ3Aを水平方向と略平行にすることが可能になるとともに、第1トレイ3Aが水平方向と略平行になっている状態を維持することが可能になる(図5参照)。したがって、本形態では、分割コンベヤ20から搬送されるトレイ3の状態を安定させることが可能になる。
本形態では、トレイ把持部55の吸着部64が第1トレイ3Aを吸着して把持する前に、押付部材89が第1トレイ3Aの前端面に接触して第1トレイ3Aの前端面を押し、段積み状態のトレイ3の後端面をガイド部材28の第2ガイド部28bに押し付けている。そのため、本形態では、トレイ把持部55が第1トレイ3Aを把持する前に、分割コンベヤ20で複数段に積み重なっているトレイ3を位置決めすることが可能になる。また、本形態では、トレイ把持部55が第1トレイ3Aを把持する前に、分割コンベヤ20で複数段に積み重なっているトレイ3が水平方向と略平行になるようにトレイ3の水平方向に対する傾きを補正することが可能になる。したがって、本形態では、第1トレイ3Aの、吸着部64に吸着される位置のずれを抑制することが可能になる。
(他の実施の形態)
上述した形態は、本発明の好適な形態の一例ではあるが、これに限定されるものではなく本発明の要旨を変更しない範囲において種々変形実施が可能である。
上述した形態では、保持部材58は、前後方向および左右方向を揺動の軸方向とする揺動が可能となるように、フローティング機構57を介して保持部材56を保持しているが、保持部材58は、フローティング機構を介して、前後方向のみを揺動の軸方向とする揺動が可能となるように保持部材56を保持していても良いし、左右方向のみを揺動の軸方向とする揺動が可能となるように保持部材56を保持していても良い。
すなわち、フローティング機構は、前後方向を揺動の軸方向とする揺動が可能となるように保持部材58に保持されるとともに保持部材56が固定される揺動部材を備えていても良いし、左右方向を揺動の軸方向とする揺動が可能となるように保持部材58に保持されるとともに保持部材56が固定される揺動部材を備えていても良い。また、保持部材58は、前後方向または左右方向を揺動の軸方向とする揺動が可能となるように保持部材56を直接、保持していても良い。
また、保持部材58は、フローティング機構を介して、前後方向および左右方向に加えて一方向または多方向を揺動の軸方向とする揺動が可能となるように保持部材56を保持していても良い。また、上述した形態において、ハンド39は、押付機構61を備えていなくても良い。この場合には、たとえば、分割コンベヤ20が、複数段に積み重なった状態のトレイ3の後端面をガイド部材28に押し付けるための押付機構を備えている。
上述した形態において、保持部材58は、揺動部材68を揺動可能に保持するとともに可動フレーム38の下端に固定される1個のブロック部材によって構成されていても良い。この場合には、検知機構78が不要になる。また、この場合には、爪部92aが上下方向において第1トレイ3Aの鍔部3aと第2トレイ3Bの鍔部3aとの間に配置される位置でハンド39が停止するように、移動機構59を制御すれば良い。ただし、上述した形態のように、検知機構78での検知結果に基づいて、爪部92aが上下方向において第1トレイ3Aの鍔部3aと第2トレイ3Bの鍔部3aとの間に配置される位置でハンド39を停止させる方がロボット8の制御が容易になる。
上述した形態において、搬送システム1は、分割コンベヤ20に載置されるトレイ3を昇降させるための昇降機構を備えていても良い。この場合には、ロボット8は、たとえば、可動フレーム38と、可動フレーム38を上下方向へスライドさせる駆動機構とを備えてない。すなわち、この場合には、ロボット8は、たとえば、ハンド39を左右方向および前後方向へ移動させることが可能な2軸直交ロボットである。この場合には、保持部材58は、可動フレーム37に固定されている。この場合の可動フレーム37は、保持部材58が固定される固定部材である。また、この場合には、分割コンベヤ20からトレイ3が搬送されるときに、分割コンベヤ20に載置される段積み状態のトレイ3がハンド39に向かって上昇する。
上述した形態では、トレイ3の搬送機能を有する分割コンベヤ20が、複数段に積み重なるトレイ3が配置されるトレイ配置部となっているが、トレイ3の搬送機能を備えていない載置台が、トレイ3が複数段に積み重なった状態で配置されるトレイ配置部となっていても良い。また、上述した形態では、コンベヤ4、5は、複数の分割コンベヤによって構成されているが、コンベヤ4、5は、一体型のコンベヤであっても良い。この場合のコンベヤ4は、液晶パネル2を収容可能なトレイ3が複数段に積み重なった状態で配置されるトレイ配置部となっている。
上述した形態において、搬送システム1は、処理装置15から排出される液晶パネル2を搬送しても良い。この場合には、コンベヤ4で搬送されるトレイ3は空トレイとなっており、コンベヤ5で搬送されるトレイ3に、複数枚の液晶パネル2が収容されている。また、上述した形態において、搬送システム1は、液晶パネル2を搬送して処理装置15に液晶パネル2を供給するとともに、処理装置15から排出される液晶パネル2を搬送しても良い。
上述した形態において、ストッパ部材79は、ブロック部材76に固定されるとともに、保持部材56に当接可能となっていても良い。また、上述した形態において、搬送システム1が備えるトレイステージの数は、1個であっても良いし、3個以上であっても良い。また、上述した形態において、搬送システム1が備えるコンベヤの数は、1個であっても良いし、3個以上であっても良い。
上述した形態において、ロボット8は、パラレルリンクロボットであっても良いし、垂直多関節ロボットであっても良いし、水平多関節ロボットであっても良い。また、上述した形態において、ロボット9は、垂直多関節ロボットであっても良いし、水平多関節ロボットであっても良い。また、上述した形態では、搬送システム1で搬送される表示パネルは、液晶パネル2であるが、搬送システム1で搬送される表示パネルは、液晶パネル2以外の表示パネルであっても良い。たとえば、搬送システム1で搬送される表示パネルは、有機ELパネルであっても良い。
1 搬送システム
2 液晶パネル(表示パネル)
3 トレイ
3A 第1トレイ
3B 第2トレイ
8 ロボット(搬送ロボット)
20 分割コンベヤ(トレイ配置部)
28 ガイド部材
38 可動フレーム(固定部材)
55 トレイ把持部
56 保持部材(第1保持部材)
57 フローティング機構
58 保持部材(第2保持部材)
59 移動機構
60 エアシリンダ(昇降機構)
61 押付機構
62 トレイ分離機構
68 揺動部材(第1揺動部材)
69 揺動部材(第2揺動部材)
75 ブロック部材(第3保持部材)
76 ブロック部材(第4保持部材)
77 圧縮コイルバネ(付勢部材)
78 検知機構
79 ストッパ部材
92A 分離位置
92B 退避位置
92a 爪部
93 エアシリンダ(爪移動機構)
X 第1方向
Y 第2方向

Claims (5)

  1. 表示パネルを収容可能なトレイが複数段に積み重なった状態で配置されるトレイ配置部から前記トレイを1枚ずつ搬送する搬送ロボットであって、
    前記トレイを上側から吸着して把持するトレイ把持部と、前記トレイ把持部を昇降可能に保持する第1保持部材と、フローティング機構を介して前記第1保持部材を揺動可能に保持する第2保持部材と、前記第2保持部材が固定される固定部材と、前記第1保持部材に対して前記トレイ把持部を昇降させる昇降機構と、前記固定部材を移動させる移動機構と、前記トレイ配置部で複数段に積み重なる前記トレイのうちの最上段に配置される前記トレイである第1トレイと前記トレイ配置部で複数段に積み重なる前記トレイのうちの上から2番目に配置される前記トレイである第2トレイとを分離するためのトレイ分離機構とを備え、
    前記トレイ分離機構は、前記第1トレイと前記第2トレイとの間に入り込む爪部と、前記第1トレイと前記第2トレイとの間に前記爪部が入り込む分離位置と前記第1トレイと前記第2トレイとの間から前記爪部が外れる退避位置との間で前記爪部を移動させる爪移動機構とを備えるとともに、前記第1保持部材に取り付けられ、
    前記トレイ把持部が前記第1トレイを把持するとともに、前記爪移動機構が前記退避位置にある前記爪部を前記分離位置に移動させた後に、前記昇降機構が前記第1保持部材に対して前記トレイ把持部を上昇させてから、前記移動機構が前記固定部材を移動させて、前記トレイ配置部から前記第1トレイを搬送することを特徴とする搬送ロボット。
  2. 水平方向の一方向を第1方向とし、上下方向と第1方向とに直交する方向を第2方向とすると、前記フローティング機構は、第1方向を揺動の軸方向とする揺動可能に前記第2保持部材に保持される第1揺動部材と、第2方向を揺動の軸方向とする揺動可能に前記第1揺動部材に保持されるとともに前記第1保持部材が固定される第2揺動部材とを備えることを特徴とする請求項1記載の搬送ロボット。
  3. 前記第1揺動部材を揺動可能に保持する第3保持部材と前記固定部材に固定されるとともに前記第3保持部材を昇降可能に保持する第4保持部材とを有する前記第2保持部材と、前記第4保持部材に対して前記第3保持部材を下側へ付勢するための付勢部材と、前記第4保持部材に対する前記第3保持部材の上下方向の相対位置を検知するための検知機構とを備え、
    前記移動機構は、前記固定部材を上下方向および水平方向に移動させるとともに、前記トレイ把持部が前記第1トレイを把持するときに、前記検知機構の検知結果に基づいて前記固定部材を停止させることを特徴とする請求項2記載の搬送ロボット。
  4. 前記第4保持部材に対する前記第3保持部材の下側への移動範囲を規制するためのストッパ部材を備え、
    前記ストッパ部材は、前記第1保持部材および前記第4保持部材のいずれか一方に固定され、前記第1保持部材および前記第4保持部材のいずれか他方に接触可能となっていることを特徴とする請求項3記載の搬送ロボット。
  5. 請求項1から4のいずれかに記載の搬送ロボットと、前記トレイ配置部とを備え、
    前記トレイ配置部は、複数段に積み重なった状態の前記トレイの一端面が当接可能なガイド部材を備え、
    前記搬送ロボットは、前記トレイの他端面を押して複数段に積み重なった状態の前記トレイの一端面を前記ガイド部材に押し付けるための押付機構を備えることを特徴とする搬送システム。
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