JP4176705B2 - Pll回路 - Google Patents

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Description

本発明は、例えば無線LANシステムのような頻繁にON/OFFを繰り返すシステムを、高速化・低消費電力化するために用いられるPLL回路に関するものである。
携帯電話や無線LANシステムの機器等においては、その発振部の高周波を発生させるためにPLL回路が使われているが、このPLL回路部分での消費電力は大きい。このような機器においては、消費電力を削減する必要があるため、送信や受信などの必要な時のみPLL回路を動作させている。即ち、PLL回路ではON/OFFが頻繁に行われている。従来、携帯電話や無線LANシステムの機器等において、その消費電力を低減する方法として、一般的に送信または受信していない間(いわゆる待機時間)に、PLL回路の電源をOFFすることが行われている。
ところが、PLL回路は、当該PLL回路が備えている電圧制御発振器(VCO)に対して、基準信号と発振信号の間の位相差をなくすように、発振制御電圧をフィードバックループによって変化させて、目的の発振周波数に近づけてゆく構成である。このため、PLL回路には、電源がONとなってから周波数が安定するまでに時間を要するという問題がある。
従来の無線LANシステムの送受信機ブロックにおける、パケットデータ受信時の消費電力の時間推移を図9に示す。同図中の901〜904は何れも、送受信機ブロックの消費電力レベルを示しており、901はパケットデータ受信時、902はパケットデータ受信に対しての応答となるACK信号送信時、903、904はこの順に、待機時間に電源OFFしない場合、OFFする場合の消費電力レベルを示している。同図に示すとおり、待機時間に電源OFFすることにより、電源OFFしない場合に比べて斜線で示す部分に相当する送受信機ブロックの消費電力を下げることができる。
IEEE802.11b規格において、例えば、データ転送レートを512kbps、パケット周期を20m秒とした場合、図9において斜線を用いて示した部分の時間、すなわち待機時間は18.7m秒程度となり、当該待機時間がパケット周期全体に占める比率は約94%にもなる。このため、この待機時間に、送受信機ブロックの電源をOFFして消費電力を低くすることは、無線LANシステムの消費電力低減のために大きな効果がある。また、データ転送レートを1.4Mbps、パケット周期を8m秒とした場合、待機時間は6.5m秒程度となり、パケット周期全体に占める待機時間の比率は約81%となる。このように、データ転送レートが高くなるにしたがって待機時間は短くなるものの、依然としてパケット周期全体に占める比率は高いから、待機時間に電源をOFFすることは無線LANシステムの消費電力を低減するために効果がある。
また、無線LANシステムの電源をOFF状態からONする場合、PLL回路の周波数が安定した後に行う必要がある。すなわち、無線LANシステムが信号の受信を開始する前に、PLL回路の周波数が安定していなければならない。ここで、PLL回路の周波数が安定するまでに要するプルイン時間は、通常1−10m秒程度である。したがって、図9中に両矢印905で示すように、無線LANシステムが信号の受信を開始する1−10m秒程度前に、無線LANシステムの電源をONしなくてはならない。このため、パケットデータ受信とその次のパケットデータ受信との間に、無線LANシステムの電源をOFF状態にできる時間は、両矢印905で示したPLL回路の周波数安定化に要するプルイン時間の分だけ短くなる。
上述のようにデータ転送レートが高くなるにしたがって待機時間は短くなる一方、PLL回路の周波数安定化に要するプルイン時間は変わらない。このため、データ転送レートが高くなるにしたがって、このPLL回路の周波数安定化に要するプルイン時間が、PLL回路の低消費電力化の妨げとなってくる。よって、PLL回路の低消費電力化には、周波数安定化に要するプルイン時間を短縮する事が重要である。
図5に、従来の一般的なPLL回路のブロック図を示す。同図に示すPLL回路における電圧制御発振器501は、発振制御電圧入力端子502から入力された電圧値に従い、特定の周波数foで発振し、電圧制御発振器出力端子503から発振(信号)を出力する。この発振の出力は、バッファアンプ504を通じてシステムの内部回路へ分配されると共に、プリスケーラ505に直接入力される。そして、プリスケーラ505の出力端子506から、分周信号が位相比較器507に出力される。
位相比較器507には、前記分周信号に加えて、水晶発振器等で構成される基準発振器508からの基準信号が入力される。位相比較器507は、分周信号と基準信号との2入力信号の位相差に基づいた位相差信号により、チャージポンプ509を駆動するものである。チャージポンプ509と電圧制御発振器501との間には、ローパスフィルタで構成されるループフィルタ510が設けられており、このループフィルタ510により、チャージポンプからの出力信号が平滑・ノイズ除去されて、電圧制御発振器501に出力される。
図5に示す従来のPLL回路では、上述したようにして、電圧制御発振器501からの前記発振出力が電圧制御発振器501にフィードバックされるループを形成している。プリスケーラ505の分周信号と基準発振器508の基準信号との位相差がなくなるまで、上述したフィードバックが行われて、PLL回路の周波数を安定させ、最終的にはPLL回路が所定の周波数で発振することとなる。
従来の技術では、このように、PLL回路の発振が安定した時における発振制御電圧を記憶しておき、ONとなってから直ちに、当該記憶していた発振制御電圧になる様に、電圧設定手段を用いて強制的に発振制御電圧を設定することがなされている。
PLL回路のプルイン時間短縮のために提案されている従来技術について、図6〜図8に基づいて以下に説明する。図6〜図8に示すPLL回路を構成する部分のうち、図5に示したものと同じ機能を奏する部分には同符号を付して、説明を省略することとする。
第1の従来例として、特許文献1に記載のPLL回路の構成を示すブロック図を図6に示す。同図に示すように、特許文献1に記載のPLL回路は、プルイン時間を短くするためのリードオンリーメモリー(ROM)612を備えている。当該リードオンリーメモリー612には、PLL回路内の電圧制御発振器501の発振周波数に対する発振制御電圧値のテーブルを記録している。そして、電圧制御発振器501を所定の周波数で発振させるために必要な電圧値を、デジタル・アナログ変換器(D/A変換器)613より発生させて、PLL回路の電源OFF状態時に、あらかじめループフィルタ510の容量511に充電(プリチャージ)しておく。これにより、電源ON時に、電圧制御発振器501の発振周波数を所望の周波数に近づけておくことができるから、PLLループにて安定した周波数となるまでの時間を短縮することが可能となる。
第2の従来例として、特許文献2に記載されているPLL回路の構成を示すブロック図を図7に示す。同図に示すように、特許文献2のPLL回路は、チャージポンプ509とループフィルタ510との間にループスイッチ712が挿入された形態である。このループスイッチ712は、PLL回路のOFF時にループフィルタ510内の容量511に蓄積された電荷を保持して、PLL回路の動作時における制御電圧を容量511に維持するものである。このように、第2の従来例では、PLL回路のOFF時においてはループスイッチ712により動作時における制御電圧が維持されるから、電源がONされたときに電圧制御発振器501の発振周波数を直ちに所望の周波数に近づけることができる。これにより、PLL回路において、PLLループにて安定した周波数となるまでの時間を短縮することが可能となる。
第3の従来例として、特許文献3に記載されているPLL回路の構成を示すブロック図を図8に示す。同図に示すように、特許文献3のPLL回路では、前記特許文献2の考え方をさらに進めて、PLL回路の動作時におけるループフィルタ510の電圧値をアナログ的にメモリ(記憶)しておく電圧自動制御装置813を備えている。そして、この電圧自動制御装置813への入力は、スイッチ814を介してループフィルタ出力部502に接続されており、電圧自動制御装置813からの出力は、電圧制御発振器501に接続されている。したがって、電源OFFの状態からPLL回路を再度ONにする時に、電圧自動制御装置813にメモリされている電圧値を出力することにより、電圧制御発振器501の発振周波数を直ちに所望の周波数に近づけておくことができる。これにより、特許文献3に記載されているPLL回路は、PLLループにて安定した周波数となるまでの時間を短縮するものである。
特開平1−305724号公報(1989年12月11日公開) 特開平8−125527号公報(1996年5月17日公開) 特開2002−252561号公報(2002年9月6日公開)
しかしながら、上述した第1〜第3の従来例の構成はそれぞれ、以下に示すような問題を生じる。
第1の従来例は、電源投入時及びチャンネル変更時にループフィルタへ電位を注入する構成であるから、電源をOFF/ONするたびにループフィルタの容量を再度プリチャージする必要がある。このため、特に頻繁に電源をON/OFFするシステムにおいて、この構成を採用すると低消費電力化の妨げになるという問題がある。
また、第2の従来例は、チャージポンプとループフィルタとの間に設けたループスイッチを制御することにより、PLL回路がOFF状態の時に、ループフィルタ内の容量の電荷を保持する構成であって、容量に電荷を供給するものではない。このため、電圧制御発振器の制御端子につながるバラクターダイオード等からの電荷リークによって、ループフィルタの電圧が低下する。この結果、再度PLL回路がONした場合、ループフィルタから出力される電圧が動作時における制御電圧よりも低くなるから、PLL回路がONとなったの時の初期の周波数がずれて、プルイン時間短縮の効果が薄れるという問題がある。
また、第3の従来例は、電圧発生回路による電流供給回路を別途装備する必要があるから、ICのチップサイズの増加や消費電力の増加につながるという問題がある。
本発明は、上述した従来の問題点に鑑みてなされたものであり、その目的は、簡易な構成により、例えば無線LANシステムのような頻繁にON/OFFを繰り返すシステムを高速化・低消費電力化することができるPLL回路を実現することにある。
本発明は、前記の課題を解決するために、発振制御電圧信号により発振周波数を変化させる電圧制御発振器と、前記電圧制御発振器からの発振周波数を分周して分周信号を出力するプリスケーラと、基準信号を発振する基準信号発振器と、前記分周信号と前記基準信号との位相差を検出し、検出結果に基づいて位相差信号を出力する位相比較器と、前記位相比較器の位相差信号に応じた電流を出力するチャージポンプと、前記チャージポンプからの出力電流を平滑化し、発振制御電圧信号として前記電圧制御発振器に出力するループフィルタとを備えたPLL回路において、前記チャージポンプは、前記電圧制御発振器が発振していない状態において、前記ループフィルタの電圧を制御するものであることを特徴としている。
上記の構成により、PLL回路の電源がOFFの状態、すなわち電圧制御発振器が発振していない状態において、チャージポンプによって、PLL回路が所定の周波数で発振するPLL安定動作状態時における発振電圧にループフィルタの電圧を維持することができる。本発明のPLL回路のチャージポンプは、前記電圧制御発振器が発振していない状態において、ループフィルタの電圧が所定の発振電圧から変化した場合、チャージポンプからループフィルタへ電流を供給すること、又はループフィルタからチャージポンプへ電流を排出することにより、ループフィルタの電圧を制御する。これにより、PLL回路が電源OFFの状態(電圧制御発振器が発振していない状態)から、再度、PLL回路の電源がONした場合(電圧制御発振器の発振を開始した場合)、PLL回路のプルインまでに要する時間(プルイン時間)を短縮し、PLL回路の高速化・低消費電力化を実現することができる。
ここで、前記電圧制御発振器が発振していない状態において、前記チャージポンプから前記ループフィルタに補給される電流は、ループフィルタからのリーク電流を補充するものであり、その値が非常に小さい。このため、ループフィルタの充電のために消費される電力は非常に小さいものであって、PLL回路の消費電力の増大に影響する程度のものではない。なお、ループフィルタの電圧保持手段としては例えば容量が挙げられる。
また、本発明のPLL回路のチャージポンプ及びループフィルタは、常時、動作状態となっているから、ループフィルタの電圧を電圧制御発振器が発振している状態における発振電圧に維持することができる。このように、本発明のPLL回路では、ループフィルタを動作させた状態でループフィルタの電圧を制御するものであるから、ループフィルタをPLL回路から切り離すためのループスイッチを設ける必要がない。さらに、ループフィルタへの電流の供給、及びループフィルタからの電流の排出を、PLL回路内のチャージポンプをそのまま利用して行うものである。このため、本発明のPLL回路は、回路の構成を複雑化することなく、高速化及び低消費電力化を実現することができる。なお、本発明において、PLL回路の電源がONの状態とは、所定の周波数であるか否かに関わらず、前記電圧制御発振器が発振している状態のことをいう。
本発明のPLL回路は、前記ループフィルタの制御電圧値を記憶する電圧値記憶回路と、前記電圧制御発振器が発振していない状態における前記ループフィルタからの出力電圧値と、前記制御電圧値とを比較し、比較結果信号を出力するコンパレータとをさらに備えており、前記チャージポンプは、前記電圧制御発振器が発振していない状態において、前記コンパレータから出力された前記比較結果信号に基づいて、前記ループフィルタの電圧を制御するものであってもよい。
上記の構成により、電圧制御発振器が発振していない状態において、ループフィルタからの出力電圧と電圧値記憶回路の制御電圧値との比較結果に基づいて、チャージポンプにより、ループフィルタの電圧を制御することができる。これにより、PLL回路の構成を複雑化することなく、PLL回路の高速化、及び低消費電力化を実現することができる。
PLL回路を前記のように構成する場合、前記チャージポンプは、前記出力電圧値と前記制御電圧値とが異なる場合、前記ループフィルタに対して電流を供給すること、又は前記ループフィルタから電流を吸収することにより、ループフィルタの前記出力電圧値を前記制御電圧値に近づけるものとすればよい。これにより、チャージポンプによるループフィルタの制御によって、ループフィルタの電圧値(出力電圧値)を制御電圧値に近づけることができる。また、この場合、電圧制御発振器が発振していない状態であるPLL回路の電源OFF時においても、ループフィルタの電圧は制御電圧値に維持されているから、前記ループフィルタは、PLL回路の電源ONの直前の電源OFF状態におけるループフィルタの電圧を、PLL回路の電源ONの時に、前記電圧制御発振器に供給することにより、PLL回路のプルイン時間を短縮することができる。
前記制御電圧値としては、例えば、前記電圧制御発振器が所定の周波数で発振している状態において、電圧値記憶回路が前記ループフィルタから取得した電圧値を用いることができる。
また、前記コンパレータは、2つの出力端子を備えており、前記ループフィルタからの出力電圧値が、前記制御電圧値よりも大きい場合と小さい場合とで、異なる出力端子から比較結果信号を出力するものとして構成されたものであってもよい。
また、前記電圧値記憶回路は、スイッチと容量とを備えており、前記スイッチは前記ループフィルタの出力と前記容量との間に設けられており、前記容量は、前記電圧制御発振器が所定の周波数で発振しているときに、前記スイッチをONすることにより蓄積される電荷にて制御電圧値を記憶し、前記スイッチをOFFする事により、前記制御電圧値を保持するものであってもよい。
これにより、PLL回路がONの状態であって、前記電圧制御発振器が所定の周波数で発振している時における前記ループフィルタの出力電圧値(制御電圧値)を、前記スイッチをONすることにより、前記電圧値記憶回路の容量に蓄積することができる。また、前記スイッチをOFFする事により、当該蓄積した制御電圧値を前記容量に保持することができる。例えば、前記ループフィルタが、容量を備えたローパスフィルタにより構成されたものである場合、当該ループフィルタの容量と前記電圧値記憶回路の容量とを等価な位置に設けることとすればよい。
前記電圧値記憶回路は、A/D変換器とD/A変換器とメモリとを備えており、前記電圧制御発振器が所定の周波数で発振しているときのループフィルタの制御電圧値を前記A/D変換器によりデジタル変換した情報を前記メモリに記憶し、前記電圧制御発振器が発振していないときに、前記メモリに記憶されている情報を前記D/A変換器より制御電圧値に変換し、当該制御電圧値を前記コンパレータに出力するものとしてもよい。
上記の構成によれば、前記電圧制御発振器が所定の周波数で発振しているときのループフィルタの出力電圧値(制御電圧値)を、デジタル変換した情報として、前記メモリに、長い時間、正確に維持することができる。これにより、コンパレータの比較結果信号を正確なものとすることができるから、チャージポンプは、前記ループフィルタの電圧のより精密に制御することが可能となる。
本発明のPLL回路は、前記コンパレータからの比較結果信号と前記位相比較器からの位相差信号とを、選択的にチャージポンプに出力するマルチプレクサをさらに備えていてもよい。
上記の構成によれば、マルチプレクサによって、コンパレータからの比較結果信号と、位相比較器からの位相差信号とを選択的にチャージポンプに出力することができる。したがって、比較結果信号と位相差信号とを、別々に直接チャージポンプに出力する場合よりも、チャージポンプ内部のスイッチの数を少なくすることができるから、チャージポンプの構成をより簡単なものとすることができる。
本発明に係るPLL回路は、電圧制御発振器が発振していない状態において、ループフィルタの電圧をチャージポンプにより制御する構成であるから、頻繁にON/OFFするシステムで使用されるPLL回路において、より短いプルイン時間で動作させ、PLL回路の高速化、及び低消費電力化を実現することができる。
本発明の実施例について、以下に具体的に説明する。
図1は本発明の一実施形態であるPLL回路の構成を説明するブロック図である。同図に示すように、本実施形態のPLL回路は、電圧制御発振器101、発振制御電圧入力端子102、バッファアンプ104、プリスケーラ105、位相比較器107、基準発振器(基準信号発信機)108、チャージポンプ109、ループフィルタ110、電圧値記憶回路113、及びコンパレータ114を備えて構成されている。
電圧制御発振器101は、発振制御電圧入力端子102、及び出力端子103を備えおり、ループフィルタ110から出力され発振制御電圧入力端子102に入力された発振制御電圧信号に従い、特定の周波数foで発振した発振出力を出力端子101から出力するものである。この発振出力は、バッファアンプ104を通じて、図1のPLL回路を備えたシステム内部の回路へ分配されると共に、出力端子103に接続されているプリスケーラ105にも直接出力される。
プリスケーラ105は、その出力端子106が位相比較器107に接続されており、前記発振出力に応じて分周信号を位相比較器107へと出力するものである。位相比較器107には、プリスケーラ105からの分周信号に加えて、さらに水晶発振器等で構成される基準発振器108からの基準信号が入力される。そして、位相比較器107は、これら2入力信号(分周信号と基準信号)の位相差を検出し、検出結果に基づいた位相差信号をチャージポンプ109に出力する。
チャージポンプ109は、前記基準発振器108からの位相差信号に基づいて駆動される。チャージポンプ109の出力に接続されているループフィルタ110は、様々な構成により実現することができる。ループフィルタ110は、少なくともコンデンサと抵抗とを備えて構成されており、チャージポンプ109から電荷を供給されたり、チャージポンプ109により電荷を引き抜かれたりされるようになっている。その結果として、このチャージポンプ109で得られた電圧がPLL回路では重要であり、電圧制御発振器101の周波数を決める発振制御電圧となる。ループフィルタ110は、例えば、ローパスフィルタで構成することができる。このループフィルタ110によりチャージポンプ109からの出力を平滑・ノイズ除去したものを、発振制御電圧信号として電圧制御発振器101に出力する。
ここで、高周波で用いられるPLL回路においては、例えば、基準信号の周波数は数MHz程度であり、発振信号の周波数は数GHz程度である。このように、発振信号は、基準信号よりも1000倍程度大きい場合が通常である。つまり、PLL回路では、電圧制御発振器101により発振させた信号を、プリスケーラ105によって分周してから、基準発振器108からの基準信号との間の位相差をなくすよう制御が行われている。
上記の構成により、本実施の形態のPLL回路は、電圧制御発振器101の出力端子103から出力された発振信号が、プリスケーラ105、位相比較器107、チャージポンプ109、及びループフィルタ110を介して、電圧制御発振器101にフィードバックされるループを形成している。このフィードバックは、プリスケーラ105の分周信号と基準発振器108の基準信号の位相差がなくなるまで行われ、最終的にPLL回路の周波数を安定させて、所定の周波数で発振させることができる。
図1に示したPLL回路において消費電力が大きなブロックは、電圧制御発振器101、バッファアンプ104、及びプリスケーラ105である。特に、発振周波数が3〜5GHz以上の高速PLL回路では、前記ブロックの消費電力が非常に大きくなる。したがって、PLL回路の電源をOFFしている待機時間においては、前記ブロックの電源をOFFする(電源を切る)。
本実施の形態のPLL回路は、ループフィルタ110の出力部に接続された電圧値記憶回路113を装備している。当該電圧値記憶回路113は、ループフィルタ110の電圧値を記憶するためのものである。また、本実施の形態のPLL回路は、その入力部がループフィルタ110及び電圧値記憶回路113に接続されたコンパレータ114を備えている。具体的には、当該コンパレータ114の第1の入力端子114Aには電圧値記憶回路113が接続されており、コンパレータ114の第2の入力端子114Bには、ループフィルタ110からの出力が直接接続されている。
また、前記コンパレータ114は、第1出力115及び第2出力116を備えており、これらは何れもチャージポンプ109に接続されている。第1の入力端子114Aに入力された電圧よりも第2の入力端子114Bに入力された電圧の方が低い場合には、第1出力115から制御信号を出力する一方、第1の入力端子114Aに入力された電圧よりも第2の入力端子114Bに入力された電圧の方が高い場合には、第2出力116から制御信号を出力するように、コンパレータ114は構成されている。この第1出力115及び第2出力116からの出力は、比較結果信号(電流制御信号)としてチャージポンプ109に入力される。
電源がONされておりPLL回路が通常動作している場合、当該通常動作においてループフィルタ110から電圧制御発振器101に出力される電圧の値を、電圧値記憶回路113に記憶する。この場合、コンパレータ114からチャージポンプ109への比較結果信号の出力はなされない。一方、電源がOFFされており、PLL回路が通常動作していない場合、コンパレータ114は、第1の入力端子114Aへ入力された電圧値記憶回路113からの制御電圧値と、第2の入力端子114Bへ入力されたループフィルタ110からの出力電圧値とを比較する。そして、第1出力115又は第2出力116から、ループフィルタ110の電圧が元の値すなわち制御電圧値を保つように、コンパレータ114からチャージポンプ109を制御するための比較結果信号を出力する。チャージポンプ109は、当該比較結果信号に基づいて、ループフィルタ110に対する電流の供給、もしくはループフィルタ110からの電流の排出を行う。
以上のとおり、本実施の形態のPLL回路は、チャージポンプとループフィルタとが常に動作状態となっている点において、従来の技術と異なっている。すなわち、従来のPLL回路においては、チャージポンプとループフィルタの動作状態が、通常動作モード(ON)と待機モード(OFF)との間で切り替わる様になっており、ON時における電圧制御発振器の周波数を決定するものである。これに対し、本実施の形態のPLL回路は、ループフィルタの制御電圧値を記憶する電圧値記憶回路を備えており、待機モード(OFF)時に於いても、ループフィルタから出力される出力電圧値と電圧値記憶回路に記憶された制御電圧値とをコンパレータにより常時比較するものである。
そして、これら2つの電圧値の間にずれが生じた場合、当該ずれに基づいて、コンパレータからチャージポンプへの比較結果信号の出力を行う。そして、チャージポンプは、コンパレータからの出力に応じて、ループフィルタに対する電流の供給や排出を行っている。
このように、本実施形態のPLL回路は、PLL回路内のチャージポンプが常時動作しており(ON時もOFF時も)、OFF時のループフィルタの電圧値を調整するための電流の供給限及び/又は排出源として、チャージポンプが機能することができる。これにより、ON時の安定電圧値(制御電圧値)になるように、ループフィルタの電圧を常時一定に保つことができる。したがって、次にPLL回路全体がONした場合に、PLL回路を直ちに元の周波数にて発振させ、PLL回路の発振が安定するまでの時間(プルイン時間)を短くする事ができる。
よって、本実施形態のPLL回路は、PLL回路の発振が安定するまでの時間(プルイン時間)を従来技術の構成よりも短くすること(高速化)ができる。これにより、必要な時だけ短時間で動作することが可能となるので、PLL回路の動作上の無駄が少なくなり、低消費電力化を実現することができる。さらに、本実施形態のPLL回路では、ループフィルタへの電流の供給/排出電源として、PLL回路内のチャージポンプを用いているので、簡単な構成により回路を実現することもできる。
なお、前記プルイン時間は、電源ONから発振周波数が安定するまでの時間であるという点において、ロックイン時間と同様である。より正確には、プルイン時間は、PLL回路がその制御ができる周波数付近に電圧制御発振器によって周波数を引き込むまでの時間であり、ロックイン時間は、プルイン時間によって周波数がPLLで制御可能な値近辺になった後で、電圧制御発振器が目的の周波数になるまでの時間である。このように、プルイン時間とロックイン時間とは、周波数が目的の値に安定する間での発振制御電圧の調整において、ちょうど、粗調整と微調整とに相当するものである。
本発明は、以下に記すPLL回路として構成することもできる。
制御電圧によりその発振周波数を変化させる事のできる電圧制御発振器と、前記電圧制御発振器から出力される発振信号を分周するプリスケーラと、前記電圧制御発振器の周波数の基準となる基準発振器と、前記プリスケーラから分周信号と前記基準発振器からの信号の位相差を検出する位相比較器と、前記位相比較器の出力に応じて、電流を発生するチャージポンプと、容量と抵抗値からなる前記チャージポンプの電流出力を平滑化し前記電圧制御発振器に制御電圧値として出力するローパスフィルタにより形成されたループフィルタからなるPLL回路において、前記ループフィルタの電圧値を記憶する電圧値記憶回路と、前記ループフィルタの出力電圧と前記電圧値記憶回路に記憶された電圧値と比較するコンパレータと、コンパレータの出力値に応じて前記チャージポンプの電流出力制御信号を生成する回路を具備し、PLL回路の電源がOFFされている時に前記ループフィルタの出力電圧と前記電圧値記憶回路に記憶された電圧値と比較し、前記電圧値記憶回路に記憶された電圧値より前記ループフィルタの電圧が低下もしくは上昇した場合、前記チャージポンプから電流供給もしくは吸収し、前記ループフィルタの出力電圧をもとの電圧に戻すことにより、電源ON時に電源OFF時直前の電圧を前記ループフィルタから前記電圧制御発振器に供給する事により、PLL回路のプルイン時間を短縮する第1のPLL回路。
前記第1のPLL回路は、当該PLL回路における前記電圧値記憶回路がスイッチと容量にて構成され、チャージポンプにはコンパレータからの電流出力制御信号により電流の供給もしくは吸収する電流源制御回路を具備し、前記ループフィルタの出力電圧を当該容量に蓄積される電荷にて電圧値を記憶し、PLL回路の電源がOFFされている時に当該スイッチをOFFする事によりその電圧値を当該容量に保持し、当該容量の保持している電圧値と前記ループフィルタの出力電圧と前記コンパレータにて比較し、当該電圧値記憶回路に記憶された電圧値より前記ループフィルタの電圧が低下もしくは上昇した場合、前記チャージポンプから電流供給もしくは排出され、前記ループフィルタの出力電圧をもとの電圧に戻すことにより、電源ON時に電源OFF時直前の電圧を前記ループフィルタから前記電圧制御発振器に供給する事により、PLL回路のプルイン時間を短縮する構成であってもよい。
前記第1のPLL回路は、電圧値記憶回路がA/D変換器とD/A変換器とメモリから構成され、チャージポンプにはコンパレータからの電流出力制御信号により電流の供給もしくは吸収する電流源ON/OFF回路を具備し、前記ループフィルタの出力電圧を当該A/D変換器によりデジタル変換した情報をメモリに蓄積することにて電圧値を記憶し、PLL回路の電源がOFFされている時にD/A変換器よりメモリに蓄積された情報から電圧に変換し、当該電圧を前記ループフィルタの出力電圧と前記コンパレータにて比較し、当該電圧値記憶回路に記憶された電圧値より前記ループフィルタの電圧が低下もしくは上昇した場合、前記チャージポンプから電流供給もしくは排出され、前記ループフィルタの出力電圧をもとの電圧に戻すことにより、電源ON時に電源OFF時直前の電圧を前記ループフィルタから前記電圧制御発振器に供給する事により、PLL回路のプルイン時間を短縮する構成であってもよい。
前記第1のPLL回路は、前記コンパレータからの電流制御信号と前記位相比較器からの電流制御信号をマルチプレクサにて統合し、チャージポンプへの電流制御信号を共有する事により前記チャージポンプの電流制御回路を一組にし、通常のチャージポンプ回路を変更することなく前記第1のPLL回路の機能を実現する事を可能とするものであってもよい。
以下に、実施例により、本発明をさらに詳細に説明するが、本発明はこれら実施例により何ら限定されるものではない。なお、以下の実施例においては、前記実施の形態において説明した部材と機能が同じものについては、同じ部材番号を付して説明を省略することとする。
図2は、本発明の第1の実施例であるPLL回路の構成を示すブロック図である。同図に示すように、本実施例のPLL回路は、電圧値記憶回路213として、スイッチ213Aと容量213Bとからなる回路を用いている。この容量213Bは、ループフィルタ210の容量211と等価の位置に入っているため、PLL動作時はループフィルタ210の一部を成している。
PLL回路が通常動作モード(ON)であるか待機モード(OFF)であるかによって、チャージポンプ209へ入力する信号を、位相差信号と比較結果信号との何れとするか制御する。このため、位相比較器107の位相差信号の出力、及びコンパレータ114の比較結果信号の出力には、AND回路217・218・219・220を装備している。また、本実施例のPLL回路は、チャージポンプ209の構成として、電流供給用電流源であるソース電源221、電流排出用電流源であるシンク電源222、位相比較器107からの信号によりON/OFFするスイッチ223・224、及びコンパレータ114からの信号によりON/OFFするスイッチ225・226からなっている。通常は、これらスイッチ223〜226はOFFしているから、チャージポンプ209の出力インピーダンスは高インピーダンスとなり、チャージポンプ209を経由しての電流のリークはほとんど生じない。
まず、電源がONされ、第1の実施例のPLL回路が通常動作している場合について説明する。この時の動作モードは“通常動作モード”として、図2中のIDLE=Lとする。この時、電圧値記憶回路213のスイッチ213AはONしており、ループフィルタ210の出力電圧(制御電圧値)と同じ電圧となるように容量213Bに電荷が蓄積される。また、コンパレータ114の出力部のAND回路219・220はL出力となり、位相比較器107から出力された位相差信号が、チャージポンプ209の制御スイッチ223・224に入力される。この場合、本実施例のPLL回路は通常のPLL回路動作を行う。
次に電源がOFFされ、第1の実施例のPLL回路が待機モードとなった場合について説明する。動作モードは“待機モード”として、図2中のIDLE=Hとする。この時、電圧値記憶回路213のスイッチ213AはOFFし、容量213Bは動作時のループフィルタ210の出力電圧(制御電圧値)を保持する。また、位相比較器107の出力部のAND回路219・220はL出力となり、コンパレータ214から出力された比較結果信号が、チャージポンプの制御スイッチ225・226に入力される。
ここで、もしループフィルタ210の出力電圧値が、電圧値記憶回路213の容量213Bの電位(制御電圧値)より下がった場合、コンパレータ114の第1出力115から制御信号(比較結果信号)を出力してチャージポンプ209のスイッチ225をONし、コンパレータ114への2つの入力電圧値の差がなくなるように、チャージポンプ209からループフィルタ210に電流を供給する。また逆に、ループフィルタ210の出力電圧が、容量213Bの電位より上がった場合、コンパレータ114の第2出力116から制御信号(比較結果信号)を出力してチャージポンプ209のスイッチ226をONし、コンパレータ114へ2つの入力電圧値の差がなるように、ループフィルタ210からチャージポンプ209へと電流を排出する。
このようにして、PLL動作OFF時に、ループフィルタ210の電圧が一定値を保つようにすることにより、再度PLL動作がONとなった場合に、直ちに電圧制御発振器101の発振周波数をPLL動作OFF前の値にして、PLLのプルイン時間を短縮することができる。
図3は、本発明の第2の実施例であるPLL回路の構成を説明するブロック図である。同図に示すように、本実施例は、電圧値記憶回路313において、上述した第1の実施例と異なっている。なお、この電圧値記憶回路313以外の構成は、第1の実施例と同様である。
本実施例の電圧値記憶回路313は、A/D変換器327、D/A変換器328、及びメモリ329を備えている。A/D変換器327は、ループフィルタ210及びメモリ329に接続されており、ループフィルタ210から入力されたアナログ信号をデジタル信号に変換してメモリ329に出力し、当該出力をメモリ329が記憶する。また、D/A変換器328は、メモリ329及びコンパレータ114に接続されており、メモリ329に記憶されているデジタル信号をアナログ信号に変換し、コンパレータ114に出力する。
電圧値記憶回路313の動作は、実施の形態において説明した部分については、電圧値記憶回路113(図1参照)と同様である。本実施例の電圧値記憶回路313は、第1の実施例に比して、検出されたループフィルタ210の電圧値を、より正確に長い間維持することができるという長所を持つ。
また、電圧値記憶回路313を構成する、A/D変換器327、及びD/A変換器328は何れも、8ビット程度あれば十分であること、及び高速性は必要でないことから、電圧値記憶回路313の回路規模は大きなものとならない。また、電圧値記憶回路313としては、消費電力が数mW程度の回路を採用することが可能であるから、電圧値記憶回路313を用いることは、PLL回路全体のチップサイズ、消費電力を増加させるものではない。
図4は、本発明の第3の実施例であるPLL回路の構成のうち、チャージポンプ周辺部分の構成を示すブロック図である。同図に示すように、本実施例では、位相比較器の出力信号とコンパレータの出力信号とをマルチプレクサで統合させる事により、チャージポンプ内の電流制御スイッチ数を、第1及び第2の実施例よりも削減している。本実施例のPLL回路は、内部の電流制御スイッチ数が実施例1、2よりも少ないチャージポンプを備えている点、及び位相比較器の出力信号とコンパレータの出力信号とをマルチプレクサで統合させている点において、実施例1及び2とは異なっている。なお、これら相違する点以外については、本実施例においても、実施例1又は2において説明した構成を採用することができる。
本実施のPLL回路の備えるチャージポンプ409は、電流供給用電流源であるソース電源421、電流排出用電流源であるシンク電源422、及び位相比較器407またはコンパレータ414からの信号によりON/OFFするスイッチ423・424を備えて構成されている。位相比較器107の2つの出力、及びコンパレータ114の2つの出力は何れも、2つの出力の各1つずつが、2つのマルチプレクサ425・426の入力に接続されている。そして、当該マルチプレクサ425・426の出力端子427・428はこの順に、チャージポンプ409のスイッチ423・424に接続されている。
本実施例のPLL回路は、図4中のIDLE=Lとした“通常動作モード”において、マルチプレクサ425・426のスイッチが、位相比較器107からの信号側に接続され、IDLE=Hとした“待機モード”において、マルチプレクサ425・426のスイッチが、コンパレータ114からの信号側に接続される構成としている。これにより、上述した第1及び第2の実施例のチャージポンプ209(図2、図3参照)の4個に対し、本実施例のチャージポンプ409は、スイッチの数を2個とすることができる。
このように、本実施例のPLLでは、ループフィルタの電圧を維持するためのチャージポンプ内の回路構成を簡略化することができるから、チャージポンプの出力電流の動作モードによるバラツキを減らすことが可能となる。
本発明は上述した実施形態及び実施例に限定されるものではなく、請求項に示した範囲で種々の変更が可能であり、異なる実施形態にそれぞれ開示された技術的手段を適宜組み合わせて得られる実施形態についても本発明の技術的範囲に含まれる。
本発明のPLL回路は、携帯電話や無線LAN機器等における発振部の高周波を発生させるために用いることができる。特に、これら頻繁にON/OFFを繰り返すシステムの高速化・低消費電力化のために有用である。
本発明の一実施形態であるPLL回路の構成を示すブロック図である。 本発明の第1の実施例であるPLL回路の構成を示すブロック図である。 本発明の第2の実施例であるPLL回路の構成を示すブロック図である。 本発明の第3の実施例であるPLL回路のうち、チャージポンプ周辺の構成を示すブロック図である。 従来のPLL回路の基本構成を示すブロック図である。 第1の従来技術例であるPLL回路の構成を示すブロック図である。 第2の従来技術例であるPLL回路の構成を示すブロック図である。 第3の従来技術例であるPLL回路の構成を示すブロック図である。 無線LANシステムの送受信機ブロックにおけるパケットデータ受信時の消費電力の時間推移を示す図である。
符号の説明
101 電圧制御発振器
102 発振制御電圧入力端子
103 電圧制御発振器出力端子
104 バッファアンプ
105 プリスケーラ
106 プリスケーラの出力端子
107 位相比較器
108 基準発振器(基準信号発信器)
109 チャージポンプ
110 ループフィルタ
111 ループフィルタ内容量
113 電圧値記憶回路
114 コンパレータ
115 コンパレータの第1の出力
116 コンパレータの第2の出力
210 ループフィルタ
211 ループフィルタ内容量
213 電圧値記憶回路
213A スイッチ
213B 容量
217,218,219,220 AND回路
221 ソース電源
222 シンク電源
223,224 スイッチ
225,226 スイッチ
313 電圧値記憶回路
327 A/D変換器
328 D/A変換器
329 メモリ
409 チャージポンプ
421 ソース電源
422 シンク電源
423,424 スイッチ
425,426 マルチプレクサ
427,428 出力端子
501 電圧制御発振器
502 発振制御電圧入力端子
503 電圧制御発振器出力端子
504 バッファアンプ
505 プリスケーラ
506 出力端子
507 位相比較器
508 基準発振器
509 チャージポンプ
510 ループフィルタ
511 ループフィルタ内容量
612 リードオンリーメモリー(ROM)
613 デジタル・アナログ変換器(D/A変換器)
712 ループスイッチ
813 電圧自動制御装置
814 スイッチ
901 パケットデータ受信時の消費電力レベル
902 ACK信号送信時の消費電力レベル
903 待機時間に電源OFFしない場合の消費電力レベル
904 待機時間に電源OFFする場合の消費電力レベル
905 PLL安定化に要する受信開始前の電源ON期間

Claims (6)

  1. 発振制御電圧信号により発振周波数を変化させる電圧制御発振器と、前記電圧制御発振器からの発振周波数を分周して分周信号を出力するプリスケーラと、基準信号を発振する基準信号発振器と、前記分周信号と前記基準信号との位相差を検出し、検出結果に基づいて位相差信号を出力する位相比較器と、前記位相比較器の位相差信号に応じた電流を出力するチャージポンプと、前記チャージポンプからの出力電流を平滑化し、発振制御電圧信号として前記電圧制御発振器に出力するループフィルタとを備えたPLL回路において、
    前記チャージポンプは、前記電圧制御発振器が発振していない状態において、前記発振制御電圧信号を制御し、
    前記電圧制御発振器が所定の周波数で発振している状態において、前記ループフィルタから取得した、前記発振制御電圧信号の電圧値を、制御電圧値として記憶する電圧値記憶回路と、
    前記電圧制御発振器が発振していない状態における前記ループフィルタからの出力電圧値と、前記制御電圧値とを比較し、比較結果信号を出力するコンパレータとをさらに備えており、
    前記チャージポンプは、前記電圧制御発振器が発振していない状態において、前記コンパレータから出力された前記比較結果信号に基づいて、前記発振制御電圧信号を制御するものであり、
    前記チャージポンプは、前記出力電圧値と前記制御電圧値とが異なる場合、前記ループフィルタに対して電流を供給すること、又は前記ループフィルタから電流を吸収することにより、ループフィルタの前記出力電圧値を前記制御電圧値に近づけるものであることを特徴とするPLL回路。
  2. 前記ループフィルタは、PLL回路の電源ONの直前の電源OFF状態における、前記発振制御電圧信号を、PLL回路の電源ONの時に、前記電圧制御発振器に供給するものであることを特徴とする請求項1に記載のPLL回路。
  3. 前記コンパレータは、2つの出力端子を備えており、前記ループフィルタからの出力電圧値が、前記制御電圧値よりも大きい場合と小さい場合とで、異なる出力端子から比較結果信号を出力するものであることを特徴とする請求項1に記載のPLL回路。
  4. 前記電圧値記憶回路は、スイッチと容量とを備えており、
    前記スイッチは、前記ループフィルタの出力と前記容量との間に設けられており、
    前記容量は、前記電圧制御発振器が所定の周波数で発振しているときに、前記スイッチをONすることにより蓄積される電荷にて制御電圧値を記憶し、前記スイッチをOFFする事により前記制御電圧値を保持するものであることを特徴とする請求項1に記載のPLL回路。
  5. 前記電圧値記憶回路は、A/D変換器とD/A変換器とメモリとを備えており、前記電圧制御発振器が所定の周波数で発振しているときのループフィルタの制御電圧値を前記A/D変換器によりデジタル変換した情報を前記メモリに記憶し、
    前記電圧制御発振器が発振していないときに、前記メモリに記憶されている情報を前記D/A変換器より制御電圧値に変換し、当該制御電圧値を前記コンパレータに出力するものであることを特徴とする請求項1に記載のPLL回路。
  6. 前記コンパレータからの前記比較結果信号と前記位相比較器からの前記位相差信号とを、選択的にチャージポンプに出力するマルチプレクサをさらに備えていることを特徴とする請求項又はに記載のPLL回路。
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