JP6211822B2 - 電力供給回路 - Google Patents
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Description
前記電力供給能力切替回路(例えば、図1の発振回路21および分周回路22)は、前記負荷制御信号が、前記負荷への電力供給量がしきい値以上であることを示す負荷制御信号であるとき、周波数が第1の周波数である第1のクロック信号を前記電力供給能力切替用のクロック信号として出力し、前記負荷制御信号が、前記負荷への電力供給量が前記しきい値未満であることを表す負荷制御信号であるとき、周波数が前記第1の周波数よりも低い第2の周波数である第2のクロック信号を前記電力供給能力切替用のクロック信号として出力するようになっていてよい。
前記電力供給能力切替回路(例えば、図11のクロック制御回路71)は、第3のクロック信号を生成する発振回路(例えば、図12の発振回路21)と、前記第3のクロック信号を異なる分周比で分周して、周波数の異なる複数のクロック信号を生成する分周器(例えば、図12の分周器74)と、前記分周期で生成された複数のクロック信号のうち、前記負荷制御信号に応じた周波数のクロック信号を、前記電力供給能力切替用のクロック信号として選択する選択部(例えば、図12の選択スイッチ75)と、を備え、前記選択部は、前記負荷制御信号が、前記負荷への電力供給量がより小さいことを示す負荷制御信号であるときほど、周波数がより小さいクロック信号を選択するようになっていてよい。
前記昇圧回路は、前記電力供給能力切替用のクロック信号に応じて前記入力電力の電圧を昇圧するチャージポンプ回路(例えば、図1のチャージポンプ23)であってよい。
まず、第1実施形態を説明する。
(第1実施形態)
図1は、本発明の電力供給回路を適用した直流電源装置1の一例を示す概略構成図である。
図1に示す直流電源装置1は、モータドライバであって、モータ駆動回路(Motor Driver)2と、電力供給回路3と、を備える。
ハイサイドMOSトランジスタM1およびローサイドMOSトランジスタM2の接続部には、モータ駆動信号を出力する出力端子Toutが接続される。この出力端子Toutに負荷としてのモータが接続される。なお、図1は、負荷として単相モータを備えた場合を表している。
デコード/レベルシフト回路11は、制御入力端子Tinから、モータの回転量に応じたパルス幅あるいはパルス数のモータ制御信号を入力し、このモータ制御信号に対して、デコードおよびレベルシフト、さらにバッファ処理を行って、各MOSトランジスタM1、M2を制御するためのトランジスタ制御信号を生成し、生成したトランジスタ制御信号を、プリドライバ12および13に出力する。
発振回路21はクロック信号を生成し、これを分周回路22に出力する。
分周回路22は、発振回路21からのクロック信号と、デコード/レベルシフト回路11からプリドライバ12に供給されるハイサイドMOSトランジスタM1用のトランジスタ制御信号と、を入力し、プリドライバ12へのトランジスタ制御信号に基づき、モータに大電力を供給する駆動パターンであるか否かを判定し、判定結果に応じて比較的高い第1の周波数または第1の周波数よりも周波数の低い第2の周波数の何れかにクロック信号を分周し、これをチャージポンプ用のクロック信号(以下、チャージポンプクロック信号(charge pump clock)という。)として、チャージポンプ23に出力する。
クロック生成部23aは、分周回路22からチャージポンプクロック信号を入力し、入力したチャージポンプクロック信号から4つのノンオーバーラップ信号を生成する。チャージポンプ回路23bは、クロック生成部23aで生成したノンオーバーラップ信号に基づき、電源端子Tvmの端子電圧(すなわち入力電圧)VM、および電源端子Tvcの端子電圧(すなわち入力電圧)VCを昇圧して昇圧電圧VGを生成する。
クロック生成部23aは、図2に示すように、2つのNAND回路31および32を備える。NAND回路31は、分周回路22からのチャージポンプクロック信号と、イネーブル信号と、後述のクロック信号CKN′とを入力し、これらの論理和を演算してその反転信号を出力する。NAND回路32は、分周回路22からのチャージポンプクロック信号をインバータ33で反転した反転出力と、イネーブル信号と、後述のクロック信号CK′と、を入力し、これらの論理和を演算しその反転信号を出力する。
なお、クロック生成部23aの構成は、図2の構成に限るものではなく、図3に示すように、分周回路22から出力されるクロック信号から、4種類のノンオーバーラップ信号CK、CK′、CKN、CKN′を生成することができればどのような回路であってもよい。
チャージポンプ回路23bは、図4に示すように、電源端子Tvgおよび電源端子Tvc間に直列に接続されたPチャネル型MOSトランジスタからなるMOSトランジスタM11およびM12と、電源端子Tvmおよび接地端子Tpgnd間に直列に接続されたPチャネル型MOSトランジスタからなるM13およびNチャネル型MOSトランジスタからなるMOSトランジスタM14と、MOSトランジスタM11およびM12の接続点CHとMOSトランジスタM13およびM14の接続点CLとの間に接続された容量Cqと、電源端子Tvgと電源端子Tvmとの間に接続された容量Cvgと、を備える。
チャージポンプ回路23bでは、図4に示すように、MOSトランジスタM12およびM14をオン状態、MOSトランジスタM11およびM13をオフ状態とすることによって、電源端子Tvc、MOSトランジスタM12、容量Cq、MOSトランジスタM14、接地端子Tpgndからなる経路L1が形成され、容量Cqへの充電が行われる。
このような構成において、電源端子Tvgの電圧VGはプリドライバ12に電源電圧として与えられ、プリドライバ12を介して、ゲート駆動電圧としてハイサイドMOSトランジスタM1のゲート端子に供給される。そのため、チャージポンプ23で昇圧された比較的高い電圧でハイサイドMOSトランジスタM1は駆動されることになり、その結果、ハイサイドMOSトランジスタM1のオン抵抗が小さくなる。このオン抵抗を小さくすることで、ハイサイドMOSトランジスタM1における電力損失を低減している。なお、ローサイドMOSトランジスタM2はもともと低い電圧で駆動されており、デコード/レベルシフト回路11から入力されるトランジスタ制御信号と同等レベルの電圧を、ゲート駆動電圧として用いればよい。また、本実施形態では、クロック信号CK′がMOSトランジスタM13のゲートに直接入力されているが、レベルシフタを介して入力してもよい。レベルシフタを介することで、比較的耐圧の低いMOSトランジスタで構成することができる。
分周回路22は、発振回路21のクロック信号を比較的高い周波数の信号(fast clock)に分周する第1分周器(Divider1)41および、第1分周器41よりもより低い周波数の信号(slow clock)に分周する第2分周器(Divider2)42と、第1分周器41および第2分周器42のいずれかの出力を選択してチャージポンプ23にチャージポンプクロック信号として供給する選択スイッチ43と、デコード/レベルシフト回路11からプリドライバ12へのトランジスタ制御信号を入力し、入力したトランジスタ制御信号に対して、デコードおよびレベルシフト処理を行い、ハイサイドMOSトランジスタM1を駆動するためのトランジスタ制御信号が、モータに大きな電力を供給する駆動パターンであるか否かを判断するドライブパターンデコーダ(Drive pattern decoder)44と、タイマ(Timer)45と、を備える。
タイマ45は、経過時間をカウントし、一定時間が経過したときHIGHレベルの信号を出力する。また、ドライブパターンデコーダ44の出力信号をtimer clear信号として用いる。つまり、ドライブパターンデコーダ44の出力信号がHIGHレベルのときに、タイマ45はリセットされる。すなわち、タイマ45は、例えばドライブパターンデコーダ44の出力信号がLOWレベルである期間をカウントし、LOWレベルである期間が予め設定したタイマ45の上限値に達したとき、HIGHレベルの信号を出力する。
図7は、図1の直流電源装置1の各部の信号を表したタイミングチャートであって、(a)はモータの回転量に応じたパルス信号からなるモータ制御信号、(b)はイネーブル信号、(c)は電源端子Tvgの電圧VG、(d)は出力端子Toutから出力されるモータ駆動信号、(e)はタイマ45から出力されるクロック制御信号、(f)はチャージポンプ23に供給されるクロック信号の周波数レベルである。
モータ駆動回路2では、デコード/レベルシフト回路11において、モータ制御信号をデコードし、レベルシフトおよびバッファ処理を行って、プリドライバ12および13へのドライバ制御信号を生成し出力する。
このように、直流電源装置1では、直流電源装置1を駆動状態とするときにイネーブル信号をオン、比駆動状態とするときにイネーブル信号をオフとしている。そして、このイネーブル信号に応じてチャージポンプ23を駆動/非駆動とするのではなく、イネーブル信号がオンのときにチャージポンプクロック信号に応じてチャージポンプ23を駆動するようにしており、つまり、モータを駆動するか否かに関係なく、イネーブル信号がオンのときにはチャージポンプクロック信号に応じてチャージポンプ23を駆動するようにしている。そして、このとき、モータ駆動回路2のハイサイドMOSトランジスタM1を駆動するためのトランジスタ制御信号のパターンから、モータに大電力を供給する必要があるときには、チャージポンプクロック信号の周波数を高くしてチャージポンプ23の昇圧能力、すなわち電圧供給能力を高くすることにより十分に昇圧を行い、逆に、モータに大電力を供給する必要がないときには、チャージポンプクロック信号の周波数を低下させ、チャージポンプ23の昇圧能力、すなわち電圧供給能力を低くすることにより最低限の供給能力としている。
また、モータを駆動するか否かに関係なくチャージポンプ23を駆動状態とし、モータを駆動するか否かに応じて、チャージポンプクロック信号の周波数を切り替えることでモータ非駆動時の消費電力の抑制を図っている。したがって、特に、駆動および非駆動が頻繁に繰り返されるモータなどに電圧供給を行う直流電源装置1に適用すれば、非駆動時には消費電力の抑制が図れ、かつ駆動時には速やかに十分な電圧供給を行うことができ、効果的である。例えば、デジタルカメラのレンズの調整を行うためのモータ、電動アシスト自転車のモータなど、断続的に駆動されるモータに好適である。また、駆動時には速やかに十分な電圧供給を行うことができ、駆動時の速やかな電圧供給と、非駆動時の消費電力の低減とを両立させることができる。よって、特に、電池で駆動するモータなどの場合には、使い勝手を向上させることができるとともに、電池の寿命を伸ばすことができ好適である。
図8に示すように、従来の直流電源装置1においては、上位装置では、モータを駆動するときにイネーブル信号をHIGHレベルとして出力するとともにモータ制御信号を出力しており、時点t11でモータ制御信号がLOWレベルとなり時点t12でイネーブル信号がLOWレベルとなると、この時点で、チャージポンプ23を停止させている。そのため、容量Cvgにおいて放電が生じることにより電源端子Tvgの電圧VGは時点t12から徐々に減少することになる。
・BR>@また、ドライブパターンデコーダ44では、デコード/レベルシフト回路11からプリドライバ12へのトランジスタ制御信号に基づいて、モータに大きな電力を供給するパターンであるか否かを判断する場合について説明したが、これに限るものではない。例えば、制御入力端子Tinに入力されるモータ制御信号、あるいは、ハイサイドMOSトランジスタM1に供給されるゲート電圧に基づき、モータに大きな電力を供給するパターンであるか否かを判断するようにしてもよく、要は、モータに大きな電力を供給すべき状況であるか否かを判定することができれば、どの信号に基づいてパターンを判断するようにしてもよい。
(第2実施形態)
図9は、第2実施形態における電力供給回路を含む直流電源装置1の一例を示す概略構成図である。
図9に示す直流電源装置1は、図1に示す直流電源装置1と同様に、モータドライバであって、モータ駆動回路2と、電力供給回路5と、を備える。モータ駆動回路2は上記第1実施形態におけるモータ駆動回路2と同一であるのでその詳細な説明は省略する。
第1発振回路51は比較的周波数の高い、高周波数クロック信号を生成する。第2発振回路52は、第1発振回路51よりも周波数の低い低周波クロック信号を生成する。
クロック選択回路53は、ドライブパターンデコーダ(Drive pattern decoder)61と、タイマ(Timer)62と、選択スイッチ63と、を備える。
ドライブパターンデコーダ61およびタイマ62は、上記第1実施形態におけるドライブパターンデコーダ44および45と同一の機能構成を有する。
なお、上記実施形態においては、負荷として単相のモータを適用した場合について説明したが、多相のモータを適用することも可能であり、この場合には、各相に対応してモータ駆動回路2を設ければよく、その場合には、各相に対応するモータ駆動回路2に対して、1つの電力供給回路3から昇圧電圧VGを供給する構成にしてもよく、あるいは、モータ駆動回路2毎に電力供給回路3を設け、それぞれ対応する電力供給回路3からモータ駆動回路2に対して昇圧電圧VGを供給する構成としてもよい。
また、上記実施形態においては、ハイサイドMOSトランジスタM1とローサイドMOSトランジスタM2とを備えたモータ駆動回路2を用いた場合について説明したが、必ずしもローサイドMOSトランジスタM2を備える必要はなく、ローサイドMOSトランジスタM2を有していないモータ駆動回路であっても適用することができる。
この場合、モータを駆動するときには、発振回路21及び分周回路22がチャージポンプ23の電力供給能力を大きくし、モータを駆動しないときには、発振回路21及び分周回路22がチャージポンプ23の電力供給能力を小さくする。
(第3実施形態)
図11は、第3実施形態における電力供給回路を含む直流電源装置1の一例を示す概略構成図である。
図11に示す直流電源装置1は、図1に示す直流電源装置1と同様にモータドライバであって、モータ駆動回路2と、電力供給回路6と、を備える。モータ駆動回路2は上記第1実施形態におけるモータ駆動回路2と同一であるのでその詳細な説明は省略する。
第3実施形態における電力供給回路6は、クロック制御回路(Adaptive clock Control)71と、チャージポンプ(Charge pump)23と、を備え、クロック制御回路71、チャージポンプ23は、図示しない上位装置からイネーブル信号を入力し、イネーブル信号が、モータの駆動を表すイネーブル信号であるとき動作し、チャージポンプ23はチャージポンプクロック信号に応じて昇圧動作を行う。
クロック制御回路71は、ハイサイドMOSトランジスタM1を駆動するプリドライバ12に対するデコード/レベルシフト回路11からのトランジスタ制御信号を入力する。そして、プリドライバ12へのトランジスタ制御信号がモータに大きな電力を供給するパターンであるときには、周波数のより高い高周波クロック信号をチャージポンプ23に出力する。一方、プリドライバ12へのトランジスタ制御信号がモータに大きな電力を供給するパターンでないときには、周波数のより低い低周波クロックをチャージポンプ23に出力する。
クロック制御回路71は、発振回路21と、ドライブパターンデコーダ(Drive pattern decoder)44と、タイマ(Timer)72と、デコーダ73と、分周器74と、選択スイッチ75と、を備える。
分周器74は、分周比の異なる複数の分周器(Divider1〜Divider(N+1))を備え、各分周器(Divider1〜Divider(N+1))は、発振回路21で生成されるクロック信号をそれぞれ所定の分周比で分周し、クロック信号clock1〜clock(N+1)として出力する。
デコーダ73はタイマ72からのカウント信号の大きさを判定し、タイマ72のカウント信号の大きさに応じたクロック切り替え信号(ck control)を出力する。
(a)はモータの回転量に応じたパルス信号からなるモータ制御信号、(b)はイネーブル信号、(c)は電源端子Tvgの電圧VG、(d)は出力端子Toutから出力されるモータ駆動信号、(e)はチャージポンプ23に供給されるクロック信号の周波数レベルである。
さらに、第3実施形態においては、カウント信号の大きさに応じて複数のクロック信号を切り替えて使用するため、モータを駆動する駆動パターンに応じて、消費電力をより細かく制御でき、その結果、電力供給回路の消費電力のさらなる低減を図ることができる。
また、上記第3実施形態においては、ハイサイドMOSトランジスタM1とローサイドMOSトランジスタM2とを備えたモータ駆動回路2を用いた場合について説明したが、必ずしもローサイドMOSトランジスタM2を備える必要はなく、ローサイドMOSトランジスタM2を有していないモータ駆動回路であっても適用することができる。
クロック制御回路71は、発振回路21と、ドライブパターンデコーダ(Drive pattern decoder)44と、タイマ(Timer)72と、デコーダ73aと、分周器76と、を備える。
分周器(Divider)76は、デコーダ73aからの分周比切替信号(divider control)に応じて分周比を切り替えて、発振回路21で生成されるクロック信号を分周する。具体的には、分周器76は、タイマ72のカウント信号が小さいときには周波数がより高い分周比の高周波クロック信号を出力し、タイマ72のカウント信号が大きくなるにしたがって周波数がより低い分周比の低周波クロック信号を出力する。
なお、発振回路21、ドライブパターンデコーダ44、タイマ72は、図11に示す各部と同一の機能を有する。
図16にタイマ72のカウント信号(Timer)と分周器76で設定される分周比、つまりチャージポンプクロック信号を生成するための分周比との関係を示す。図中のT1〜TNはT1<T2<T3……<TNを満足する任意の時間に設定され、分周器76の分周比は、x1<x2<……<x(n+1)を満足する任意の値に設定される。そして、図16に示す対応にしたがって、カウント信号の大きさに応じた分周比を選択することで、タイマ72のカウント信号すなわち経過時間が大きくなるにしたがってより大きな分周比が選択され、その結果、タイマ72のカウント信号が大きくなるほど分周器76から周波数がより低い低周波クロック信号が出力され、これがチャージポンプクロック信号として出力されることになる。
図17は、クロック制御回路71の他の一例を示す概略構成図である。
図17に示すクロック制御回路71は、電圧制御発振回路(VCO)82と、ドライブパターン周波数計測器(Hi−seide Drive frequency detector)81と、を備える。
ドライブパターン周波数計測器81はハイサイドMOSトランジスタM1を駆動するためのトランジスタ制御信号が、モータに大きな電力を供給する駆動パターンであるときほど、すなわち、トランジスタ制御信号の周波数が大きいときほど、電圧制御発振回路82の周波数がより高い高周波クロック信号となるVCO制御信号を出力する。
ドライブパターン周波数計測器81は、駆動開始判断デコーダ(Drive start decorder)81aと、タイマ(Timer)81bと、ラッチ回路(Latch)81cと、最大値選択回路(MAX)81dと、周波数変換部(Frequency Conversion)81eと、デコーダ(Decorder)81fと、を備える。
タイマ81bは、ドランジスタ制御信号の周期を計測するものであって、デジタル回路で実現する場合には、時間をカウントするタイマとなる。すなわち、タイマ81bは、駆動開始判断デコーダ81aの出力を、Timer clear信号として入力し、Timer clear信号を入力する毎に、タイマ値をリセットし、再度、カウントを開始する。タイマ81bの出力であるTimer data信号は、ラッチ回路81c及び最大値選択回路81に入力される。
最大値選択回路81dは、タイマ81bからのTimer data信号と、ラッチ回路81cからのラッチ出力とを入力し、Timer data信号とラッチ出力とのうち大きい方を周期信号(Period)として出力する。
図20は、クロック制御回路71の他の一例を示す概略構成図である。
クロック制御回路71は、可変周波数発振器(OSC)84と、ドライブパターン周波数計測器(Hi−side Drive frequency detector)83と、を備える。
ドライブパターン周波数計測器83は、図17に示すドライブパターン周波数計測器81と同一の機能構成を有し、ハイサイドMOSトランジスタM1を駆動するためのトランジスタ制御信号が、モータに大きな電力を供給する駆動パターンであるときほど、すなわちトランジスタ制御信号の周波数が大きいときほど可変周波数発振器84の周波数がより高い高周波クロック信号となる周波数制御信号を出力し、トランジスタ制御信号の周波数が小さいときほど可変周波数発振器84の周波数がより低い低周波クロック信号となる周波数制御信号を出力する。
2 モータ駆動回路
3、5 電力供給回路
11 デコード/レベルシフト回路
12、13 プリドライバ
21 発振回路
22 分周回路
23 チャージポンプ
41 第1分周器
42 第2分周器
43 選択スイッチ
44 ドライブパターンデコーダ
45 タイマ
51 第1発振回路
52 第2発振回路
53 クロック選択回路
54 チャージポンプ
61 ドライブパターンデコーダ
62 タイマ
63 選択スイッチ
71 クロック制御回路
72 タイマ
73 デコーダ
74 分周器
75 選択スイッチ
76 分周器
81 ドライブパターン周波数計測器
82 電圧制御発振回路
83 ドライブパターン周波数計測器
84 可変周波数発振器
Claims (9)
- 入力される負荷制御信号に応じてトランジスタを制御することにより負荷を駆動する負荷駆動回路に対して、電力供給を行う電力供給回路であって、
入力電力の電圧を昇圧し、前記電圧が昇圧された後の電力を前記トランジスタ駆動用の電力として供給する昇圧回路と、前記負荷制御信号に応じて前記昇圧回路の電力供給能力を切り替える電力供給能力切替回路と、を備え、
前記昇圧回路は、前記負荷制御信号に応じて電力供給能力が可変であり、
前記電力供給能力切替回路は、前記負荷制御信号が、前記負荷への電力供給量がより小さいことを示す負荷制御信号であるときほど前記電力供給能力がより低くなるように、前記電力供給能力を切り替えることを特徴とする電力供給回路。 - 前記電力供給能力切替回路は、前記負荷制御信号に応じた周波数を有する電力供給能力切替用のクロック信号を出力し、
前記負荷制御信号が、前記負荷への電力供給量がより小さいことを示す負荷制御信号であるときほど、前記電力供給能力切替用のクロック信号の周波数はより小さいことを特徴とする請求項1に記載の電力供給回路。 - 前記電力供給能力切替回路は、
前記負荷制御信号が、前記負荷への電力供給量がしきい値以上であることを示す負荷制御信号であるとき、周波数が第1の周波数である第1のクロック信号を前記電力供給能力切替用のクロック信号として出力し、
前記負荷制御信号が、前記負荷への電力供給量が前記しきい値未満であることを表す負荷制御信号であるとき、周波数が前記第1の周波数よりも低い第2の周波数である第2のクロック信号を前記電力供給能力切替用のクロック信号として出力することを特徴とする請求項1に記載の電力供給回路。 - 前記電力供給能力切替回路は、
第3のクロック信号を生成する発振回路と、
前記第3のクロック信号の周波数を、前記第1の周波数および前記第2の周波数に周波数変換して前記第1のクロック信号および前記第2のクロック信号を生成する周波数変換回路と、を備え、
前記周波数変換回路は、前記負荷制御信号が、前記電力供給量が前記しきい値以上であることを示す負荷制御信号であるとき前記第1のクロック信号を生成し、前記負荷制御信号が、前記電力供給量が前記しきい値未満であることを表す負荷制御信号であるとき前記第2のクロック信号を生成することを特徴とする請求項3に記載の電力供給回路。 - 前記電力供給能力切替回路は、
前記第1のクロック信号を生成する第1の発振回路と、
前記第2のクロック信号を生成する第2の発振回路と、
前記負荷制御信号が、前記電力供給量が前記しきい値以上であることを示す負荷制御信号であるとき前記第1の発振回路を選択して前記第1のクロック信号を出力し、前記電力供給量が前記しきい値未満であることを表す制御信号であるとき前記第2の発振回路を選択して前記第2のクロック信号を出力する選択回路と、
を備えることを特徴とする請求項3に記載の電力供給回路。 - 前記しきい値は、零であることを特徴とする請求項3から請求項5のいずれか1項に記載の電力供給回路。
- 前記電力供給能力切替回路は、
第3のクロック信号を生成する発振回路と、
前記第3のクロック信号を異なる分周比で分周して、周波数の異なる複数のクロック信号を生成する分周器と、
前記分周器で生成された複数のクロック信号のうち、前記負荷制御信号に応じた周波数のクロック信号を、前記電力供給能力切替用のクロック信号として選択する選択部と、を備え、
前記選択部は、前記負荷制御信号が、前記負荷への電力供給量がより小さいことを示す負荷制御信号であるときほど、周波数がより小さいクロック信号を選択することを特徴とする請求項2に記載の電力供給回路。 - 前記電力供給能力切替回路は、
第3のクロック信号を生成する発振回路と、
前記第3のクロック信号を分周して前記電力供給能力切替用のクロック信号を生成する分周器と、を備え、
前記分周器は、前記負荷制御信号が、前記負荷への電力供給量がより小さいことを示す負荷制御信号であるときほど、周波数がより低くなる分周比に切り替えることを特徴とする請求項2に記載の電力供給回路。 - 前記昇圧回路は、前記電力供給能力切替用のクロック信号に応じて前記入力電力の電圧を昇圧するチャージポンプ回路であることを特徴とする請求項2から請求項8のいずれか1項に記載の電力供給回路。
Priority Applications (2)
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