JP4189426B2 - センサ装置、及びこれを用いた携帯通信端末及び電子機器 - Google Patents

センサ装置、及びこれを用いた携帯通信端末及び電子機器 Download PDF

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Description

本発明は、センサ装置、及びこれを用いた携帯通信端末及び電子機器に関する。
近年、物体の近接を検出するセンサとして、静電容量検出型の近接センサが提案されている(例えば、特許文献1参照)。この静電容量検出型センサでは、非接触で物体の近接を検出することが可能である。
しかしながら、従来の静電容量検出型センサ(特許文献1参照)は、基本的に全ての物体の近接を検出するものである。そのため、特定の検出対象を検出することは困難である。例えば、蓋やドアの開閉を検出する場合には、蓋やドアの近接のみを検出すべきであるが、蓋やドア以外の物体の近接も検出されてしまう。
このように、従来の静電容量検出型センサでは、特定の検出対象のみを確実に検出することが困難であった。
国際公開第2004/059343号公報
本発明は、特定の検出対象の近接を確実に検出することが可能なセンサ装置、及びこれを用いた携帯通信端末及び電子機器を提供することを目的としている。
本発明の第1の視点に係るセンサ装置は、第1の部材と第2の部材との位置関係を検出するセンサ装置であって、前記第1の部材の表面に設けられ、電荷を保持する第1の電荷保持電極と、前記第1の部材の表面に設けられ、前記第1の電荷保持電極に保持された電荷とは異なった電荷を保持する第2の電荷保持電極と、前記第2の部材の表面に設けられ、前記位置関係の変動に伴って前記第1の電荷保持電極が近接したときに、前記第1の電荷保持電極に保持された電荷に応じた電荷が誘起される第1の電荷誘起電極と、前記第2の部材の表面に設けられ、前記位置関係の変動に伴って前記第2の電荷保持電極が近接したときに、前記第2の電荷保持電極に保持された電荷に応じた電荷が誘起される第2の電荷誘起電極と、前記第1の電荷誘起電極に誘起された電荷と前記第2の電荷誘起電極に誘起された電荷との差分が一定値よりも大きいときに差分検出信号を生じる差分検出部と、を備える。
本発明の第2の視点に係るセンサ装置は、第1の基板と第2の基板との位置関係を検出するセンサ装置であって、電荷を保持する第1の電荷保持電極と、この第1の電荷保持電極に保持された電荷とは異なった電荷を保持する第2の電荷保持電極と、を表面に備えた第1の基板と、前記位置関係の変動に伴って前記第1の電荷保持電極が近接したときに前記第1の電荷保持電極に保持された電荷に応じた電荷が誘起される第1の電荷誘起電極と、前記位置関係の変動に伴って前記第2の電荷保持電極が近接したときに前記第2の電荷保持電極に保持された電荷に応じた電荷が誘起される第2の電荷誘起電極と、を表面に備えた第2の基板と、前記第1の電荷誘起電極に誘起された電荷と前記第2の電荷誘起電極に誘起された電荷との差分が一定値よりも大きいときに差分検出信号を生じる差分検出部と、備える。
本発明の第3の視点に係るセンサ装置は、第1の部材と第2の部材との位置関係を検出するセンサ装置であって、前記第1の部材の表面に設けられ、第1の周波数を有する交流信号が印加される第1の電極と、前記第2の部材の表面に設けられ、第2の周波数を有する交流信号が印加される第2の電極と、前記位置関係の変動に伴って前記第1の電極に前記第2の電極が近接したときに、前記第1の周波数と前記第2の周波数との差に対応したうなり周波数成分を検出するうなり検出部と、を備える。
本発明の第4の視点に係るセンサ装置は、第1の基板と第2の基板との位置関係を検出するセンサ装置であって、第1の周波数を有する交流信号が印加される第1の電極を表面に備えた第1の基板と、第2の周波数を有する交流信号が印加される第2の電極を表面に備えた第2の基板と、前記位置関係の変動に伴って前記第1の電極に前記第2の電極が近接したときに、前記第1の周波数と前記第2の周波数との差に対応したうなり周波数成分を検出するうなり検出部と、を備える。
本発明の第5の視点に係る電子機器は、相互に相対的に可動な第1及び第2の部材と、前記第1の部材の表面に設けられ、電荷を保持する第1の電荷保持電極と、前記第1の部材の表面に設けられ、前記第1の電荷保持電極に保持された電荷とは異なった電荷を保持する第2の電荷保持電極と、前記第2の部材の表面に設けられ、前記第1の部材と前記第2の部材との位置関係の変動に伴って前記第1の電荷保持電極が近接したときに、前記第1の電荷保持電極に保持された電荷に応じた電荷が誘起される第1の電荷誘起電極と、前記第2の部材の表面に設けられ、前記位置関係の変動に伴って前記第2の電荷保持電極が近接したときに、前記第2の電荷保持電極に保持された電荷に応じた電荷が誘起される第2の電荷誘起電極と、前記第1の電荷誘起電極に誘起された電荷と前記第2の電荷誘起電極に誘起された電荷との差分が一定値よりも大きいときに差分検出信号を生じる差分検出部と、を備える。
本発明によれば、特定の検出対象の近接を確実に検出することが可能となる。
以下、本発明の実施形態を図面を参照して説明する。
図1は、本発明の実施形態に係るセンサ装置の概略構成を模式的に示した図である。図1に示したセンサ装置は、第1の部材10と第2の部材20の開閉状態を検出するものである。
第1の部材10の表面には、第1の電荷保持電極11及び第2の電荷保持電極12が、互いに隣接して設けられている。電荷保持電極11及び電荷保持電極12には、互いに異なった電荷が保持される。例えば、電荷保持電極11に保持された電荷と電荷保持電極12に保持された電荷とは、極性が互いに異なっている。或いは、電荷保持電極11に保持された電荷と電荷保持電極12に保持された電荷とは、絶対値が互いに異なっていてもよい。電荷保持電極11及び12には電荷供給部として電源30が接続されており、電源30から電荷保持電極11及び12に電荷が供給される。
第2の部材10の表面には、第1の電荷誘起電極21及び第2の電荷誘起電極22が、互いに隣接して設けられている。部材10及び20が閉状態のときには、電荷保持電極11と電荷誘起電極21とが対向し、電荷保持電極12と電荷誘起電極22とが対向する。したがって、部材10及び20が開状態から閉状態になると、電荷保持電極11と電荷誘起電極21とが互いに近接し、電荷保持電極12と電荷誘起電極22とが互いに近接する。その結果、電荷誘起電極21には電荷保持電極11に保持された電荷に応じた電荷が誘起される。また、電荷誘起電極22には電荷保持電極12に保持された電荷に応じた電荷が誘起される。したがって、電荷誘起電極21と電荷誘起電極22には、互いに異なった電荷が誘起される。
電荷誘起電極21及び22には、差分検出部40が接続されている。電荷誘起電極21に誘起された電荷と電荷誘起電極22に誘起された電荷との差分が一定値よりも大きいときには、差分検出部40から差分検出信号が生じる。すなわち、部材10及び20が閉状態のときには、電荷誘起電極21及び電荷誘起電極22に互いに異なった電荷が誘起されるため、誘起された電荷の差分が一定値よりも大きくなる。その結果、差分検出部40から差分検出信号を出力される。一方、部材10及び20が開状態のときには、電荷誘起電極21は電荷保持電極11の影響を受けない。同様に、電荷誘起電極22は電荷保持電極12の影響を受けない。そのため、電荷誘起電極21及び22には電荷が誘起されない。したがって、差分検出部40からは差分検出信号は出力されない。
以上のように、本実施形態では、電荷保持電極11及び電荷保持電極12に互いに異なった電荷が保持されている。したがって、部材10及び20を閉状態にしたときに、電荷誘起電極21及び電荷誘起電極22に互いに異なった電荷を誘起することができる。すなわち、部材10と部材20との位置関係の変動に伴って、電荷保持電極11と電荷誘起電極21とが近接し、電荷保持電極12と電荷誘起電極22とが近接したときに、電荷誘起電極21及び電荷誘起電極22に互いに異なった電荷を誘起することができる。したがって、誘起された電荷の差分を検出することにより、部材10及び20の開閉状態を確実に検出することができる。
また、電荷誘起電極21及び22に電荷保持電極11及び12以外の物体が近接した場合には、電荷誘起電極21及び電荷誘起電極22には同等の電荷が誘起される。そのため、電荷誘起電極21に誘起された電荷と電荷誘起電極22に誘起された電荷との間には差分は生じない。したがって、電荷誘起電極21及び22への電荷保持電極11及び12の近接のみを確実に検出することができる。
また、電荷保持電極11及び電荷保持電極12を同一平面上に配置することができ、電荷誘起電極21及び電荷誘起電極22を同一平面上に配置することができる。したがって、電極の配置領域を増大させることなく、開閉状態を確実に検出することができる。
したがって、本実施形態によれば、コンパクトな構成で、特定の検出対象の近接のみを確実に検出することが可能となる。
図2は、本実施形態に係るセンサ装置の回路構成の概略を示した図である。
図2に示すように、電荷誘起電極21及び22は差動増幅器41に接続されている。部材10及び20が開状態のときには、差動増幅器41に入力する差分はゼロ(或いは殆どゼロ)であるため、差動増幅器41から出力される差分信号はゼロ(或いは殆どゼロ)である。一方、部材10及び20が閉状態のときには、差動増幅器41に入力する差分は一定値よりも大きくなるため、差動増幅器41からは大きな差分信号が出力される。
差動増幅器41から出力された差分信号は、コンパレータ42の一方の入力端子に入力する。コンパレータ42の他方の入力端子には、リファレンス電圧Vrefが入力している。したがって、差動増幅器41から出力された差分信号の値がリファレンス電圧Vrefよりも大きければ、コンパレータ42からは差分検出信号が出力される。逆に、差動増幅器41から出力された差分信号の値がリファレンス電圧Vrefよりも小さければ、コンパレータ42からは差分検出信号は出力されない。
したがって、部材10及び20が開状態から閉状態に移行し、コンパレータ42に入力する差分信号の値がリファレンス電圧Vrefよりも大きくなると、コンパレータ42からは差分検出信号が出力され、部材10及び20が閉状態になったことを検出することができる。
なお、部材10及び20が閉状態のときの電荷保持電極11及び12と電荷誘起電極21及び22との距離は、センサを適用する機器に応じて変動する。また、電荷誘起電極21及び22に誘起される電荷は、電荷保持電極11及び12と電荷誘起電極21及び22との距離に応じて変動する。したがって、センサを適用する機器に応じた最適な検出ができるように、電荷保持電極11及び12に保持される電荷を可変にできるようにすることが望ましい。具体的には、電源30を可変電圧電源とすることが望ましい。このように、電荷保持電極11及び12に保持される電荷を可変にすることで、的確な感度調整を行うことができ、検出精度を向上させることができる。
また、的確な感度調整を行うという観点から、差動増幅器41のゲインを可変にできるようにしてもよい。さらに、リファレンス電圧Vrefを可変にできるようにしてもよい。
また、検出感度を高める観点から、電荷誘起電極21と差動増幅器41との間並びに電荷誘起電極22と差動増幅器41との間に増幅回路を設けてもよい。
また、図2に示した例では、電荷保持電極11及び12の一方に正電源を接続し他方に負電源を接続しているが、電荷保持電極11及び12の一方に正電源を接続し他方を接地するようにしてもよい。この場合、電荷保持電極11及び12の一方には正電荷が与えられ、他方に与えられる電荷はゼロとなる。したがって、電荷保持電極11に保持される電荷と電荷保持電極12に保持される電荷とは絶対値が互いに異なることとなり、的確に差分を検出することができる。携帯電話等の負電源を用いない機器に対しては、このような電源構成を採用することが可能である。
なお、コンパレータ42は必ずしも設ける必要はない。すでに述べたように、部材10及び20が開状態のときには、差動増幅器41から出力される差分信号はゼロ(或いは殆どゼロ)である。この状態を論理値"0"として扱う。一方、部材10及び20が閉状態のときには、差動増幅器41からは大きな差分信号が出力される。したがって、この大きな差分信号を論理値"1"の差分検出信号として用いることができる。
図3〜図6は、本実施形態のセンサ装置を携帯通信端末に適用したときの構成例を示した図である。携帯通信端末としては携帯電話を想定している。
図3〜図6において、部材10は携帯電話の上側部材に対応し、部材20は携帯電話の下側部材に対応する。電荷保持電極配置領域100に電荷保持電極11及び12が配置され、電荷誘起電極配置領域200に電荷誘起電極21及び22が配置されている。また、部材10及び部材20には、通信機能部が設けられている。
図3は、開閉式の携帯電話を示している。部材10及び20が矢印の方向に移動し、電荷保持電極配置領域100と電荷誘起電極配置領域200とが近接したときに、部材10及び20の閉状態が検出される。
図4は、スライド式の携帯電話を示している。部材10及び20が矢印の方向に移動し、電荷保持電極配置領域100と電荷誘起電極配置領域200とが近接したときに、部材10及び20の閉状態が検出される。
図5は、回転式の携帯電話を示している。部材10及び20が矢印の方向に回転し、電荷保持電極配置領域100と電荷誘起電極配置領域200とが近接したときに、部材10及び20の閉状態が検出される。
図6は、回転式の携帯電話を示している。部材10及び20が矢印の方向に回転し、電荷保持電極配置領域100と電荷誘起電極配置領域200とが近接したときに、部材10及び20の回転状態が検出される。
なお、図1等に示した例では、2つの電荷保持電極11及び12と2つの電荷誘起電極21及び22とによってセンサを構成したが、図7に示すように、3つ以上の電荷保持電極と3つ以上の電荷誘起電極とによってセンサを構成してもよい。以下、具体的な例について示す。
図8及び図9は、図1に示した検出ユニット(第1の電荷保持電極11、第2の電荷保持電極12、第1の電荷誘起電極21、第2の電荷誘起電極22及び差分検出部40)を複数設けた例である。図8は主として電極配置を示した図であり、図9は主として回路構成を示した図である。
図8及び図9に示すように、電荷保持電極11a、電荷保持電極12a、電荷誘起電極21a、電荷誘起電極22a及び差分検出部40aによって1つの検出ユニットが構成され、電荷保持電極11b、電荷保持電極12b、電荷誘起電極21b、電荷誘起電極22b及び差分検出部40bによって他の1つの検出ユニットが構成される。差分検出部40a及び差分検出部40bは出力信号生成部50に接続されている。以下、出力信号生成部50の例について説明する。
第1の例では、出力信号生成部50は、差分検出部の全てで差分検出信号が生じたときに出力信号を生成する。すなわち、出力信号生成部50は、AND回路として機能する。図8及び図9に示した例では、差分検出部40a及び40bの両方で差分検出信号が生じたときに出力信号が生成される。このような構成を採用することにより、誤動作を防止することが可能であり、検出対象の近接を確実に検出することが可能となる。
第2の例では、出力信号生成部50は、差分検出部の少なくとも1つで差分検出信号が生じたときに出力信号を生成する。すなわち、出力信号生成部50は、OR回路として機能する。図8及び図9に示した例では、差分検出部40a及び40bの少なくとも一方で差分検出信号が生じたときに出力信号が生成される。このような構成を採用することにより、1つの検出ユニットで正常な検出動作ができない場合でも、他の検出ユニットで正常な検出動作ができれば、センサ全体として正常な検出動作を確保することができる。したがって、検出対象の近接を確実に検出することが可能となる。
図10及び図11も、図1に示した検出ユニット(第1の電荷保持電極11、第2の電荷保持電極12、第1の電荷誘起電極21、第2の電荷誘起電極22及び差分検出部40)を複数設けた例である。図10は主として電極配置を示した図であり、図11は主として回路構成を示した図である。
図10及び図11に示すように、電荷保持電極11、電荷保持電極12a、電荷誘起電極21、電荷誘起電極22a及び差分検出部40aによって1つの検出ユニットが構成され、電荷保持電極11、電荷保持電極12b、電荷誘起電極21、電荷誘起電極22b及び差分検出部40bによって他の1つの検出ユニットが構成される。差分検出部40a及び差分検出部40bは出力信号生成部50に接続されている。出力信号生成部50については、すでに図8及び図9で説明した例と同様である。すなわち、出力信号生成部50は、AND回路或いはOR回路として機能させることができ、図8及び図9で説明した例と同様の効果を得ることができる。
図12は、本実施形態に係るセンサ装置の回路構成の変更例を示した図である。本変更例では、電源30を交流電源とし、差動増幅器41とコンパレータ42との間に積分型ローパスフィルタ44を設けている。このような構成を用いることにより、ノイズ成分を効果的に除去することができ、検出対象の近接を確実に検出することが可能となる。
また、電荷保持電極11及び12にはエレクトレット膜を用いるようにしてもよい。エレクトレットとは高分子に静電荷が恒久的についた物であり、普通はプラス電荷とマイナス電荷の両方を持ち、全体としては中性である。エレクトレットにはフィルムエレクトレットと不織布エレクトレットがある。フィルムエレクトレットは、高分子フィルムの片面にプラス電荷を、裏面にマイナス電荷を帯電させた物である。高分子としては、PP(ポリプロピレン)、PTFE(ポリテトラフルオロエチレン)、FEP(4フッ化エチレン−6フッ化ポリプロピレン共重合体)が挙げられ、フィルムにコロナ放電をすることにより作られる。不織布エレクトレットは、不織布に、−数十kV位の電圧でのコロナ放電をすることにより、繊維をプラス及びマイナスに帯電させたもので、全体としては中性である。これらのエレクトレット膜に予め電荷を保持させておくことにより、電荷保持電極11及び12に電荷を供給するための電源30を省略することができ、センサ装置の小型化や省電力化をはかることができる。
次に、本実施形態に係るセンサ装置の具体的な構成例について説明する。
図13は、第1の構成例を模式的に示した図である。本例では、電荷誘起電極21及び22と、ICで構成された回路部62とを同一の基板61上に配置している。すなわち、電荷誘起電極21及び22と回路部62は、同一平面上に設けられている。回路部62内には、差分検出部41やコンパレータ42(図2参照)等の各種の回路が含まれている。電荷誘起電極21及び22と回路部62とはワイヤー63によって接続されている。このように、電荷誘起電極21及び22と回路部62とを同一の基板61上に配置する(同一平面上に設ける)ことにより、コンパクトな実装を行うことができる。なお、回路部62は必要に応じて別の基板に設けることも可能である。また、図13では、電荷誘起電極21及び22の実装について述べたが、電荷保持電極11及び12についても、同様の実装を行うことが可能である。すなわち、電荷保持電極11及び12とICで構成された回路部とを同一の基板上に配置することが可能である。これらの基板が上述した部材10及び20に搭載されて、電荷保持電極11、12や電荷誘起電極21、22が部材10、20の表面に設けられることとなる。
図14は、第2の構成例を模式的に示した図である。本例では、電荷誘起電極21及び22は、ICで構成された回路部71の少なくとも一部を覆うように配置されている。回路部71内には、差分検出部41やコンパレータ42(図2参照)等の各種の回路が含まれている。電荷誘起電極21及び22と回路部71とはワイヤー72によって接続されている。また、回路部71及びワイヤー72は、モールド樹脂73によって覆われている。このように、電荷誘起電極21及び22が回路部71の少なくとも一部を覆うように配置されているため、実装面積を低減することができ、コンパクトな実装を行うことができる。また、電荷保持電極11及び12についても、図14に示すように、同様の実装を行うことが可能である。すなわち、電荷保持電極11及び12と回路部74とはワイヤー75によって接続されており、回路部74及びワイヤー75はモールド樹脂76によって覆われている。
なお、図14に示した例では、モールド樹脂73のパッケージの外側に電荷保持電極11及び12並びに電荷誘起電極21及び22を設けるようにしたが、パッケージ内に電荷保持電極11及び12並びに電荷誘起電極21及び22を設けるようにしてもよい。このような構成を採用することで、よりコンパクトな実装を行うことができる。
図15は、第3の構成例を模式的に示した図である。本例も、電荷誘起電極84が回路部82の少なくとも一部を覆うように配置されている。具体的には、基板81上に回路部82を配置し、回路部82をモールド樹脂83で覆っている。モールド樹脂83上には、電荷誘起電極84がメッキ法によって形成されている(実際には、複数の電荷誘起電極84が形成されている)。モールド樹脂83には穴が形成されており、この穴を通して電荷誘起電極84と回路部82のパッド85が電気的に接続されている。本実施形態でも、電荷誘起電極84が回路部82の少なくとも一部を覆うように配置されているため、実装面積を低減することができ、コンパクトな実装を行うことができる。なお、ここでは電荷誘起電極について述べたが、電荷保持電極についても同様の実装を行うことが可能である。
図16は、第4の構成例を模式的に示した図である。本例も、電荷誘起電極94が回路部92の少なくとも一部を覆うように配置されている。具体的には、半導体基板(例えばシリコン基板)91上に、通常の集積回路形成技術によって回路部92が形成され、回路部92を絶縁膜93で覆っている。絶縁膜93上には、電荷誘起電極94が形成されている(実際には、複数の電荷誘起電極94が形成されている)。絶縁膜93にはヴィアホールが形成されており、ヴィアホール内に形成された導電部95によって、電荷誘起電極94と回路部92とが電気的に接続されている。本実施形態でも、電荷誘起電極94が回路部92の少なくとも一部を覆うように配置されているため、実装面積を低減することができ、コンパクトな実装を行うことができる。なお、ここでは電荷誘起電極について述べたが、電荷保持電極についても同様の実装を行うことが可能である。
なお、以上説明した実施形態では、センサ装置を携帯電話等の携帯通信端末の開閉検出に適用する場合を説明したが、本センサ装置は、携帯通信端末の他に、パーソナルコンピュータ、冷蔵庫、オーブンレンジ、ドア等の電子機器の開閉検出に適用することも可能である。
図17及び図18は、本実施形態のセンサ装置を角度検出センサとして用いた場合の例を示した図である。図17は断面図であり、図18(a)及び図18(b)は平面図である。
図17及び図18(a)に示すように、電荷保持電極11及び電荷保持電極12からなる複数の保持電極ペアが、第1の部材10の一端から他端に向かって配置されている。同様に、図17及び図18(b)に示すように、電荷誘起電極21及び電荷誘起電極22からなる複数の誘起電極ペアが第2の部材20の一端から他端に向かって配置されている。また、第1の部材10の一端と第2の部材20の一端とが接続されている。そして、第1の部材10と第2の部材20との接続点Pを回転中心として、第1の部材10と第2の部材20とが矢印の方向に相対的に回転可能である。
図17及び図18からわかるように、部材10と部材20とのなす角度θが小さくなるにしたがって、オン状態(近接検出状態)となる誘起電極ペア(21、22)の数が増加する。したがって、各誘起電極ペア(21、22)のオン/オフ状態と角度θとの関係を予め求めておけば、各誘起電極ペア(21、22)のオン/オフ状態から角度θを測定することが可能である。したがって、保持電極ペア(11、12)及び誘起電極ペア(21、22)の個数を増やせば、アナログ的に角度θを測定することができ、簡単な構成で角度検出装置を構成することが可能である。
図19は、本発明の実施形態に係るセンサ装置の他の構成を示した図である。
図19に示したセンサ装置も、第1の部材(例えば、図1、図3〜図6等に示した部材10に対応)と第2の部材(例えば、図1、図3〜図6等に示した部材20に対応)との位置関係(開閉状態等)を検出するものである。
第1の部材の表面には第1の電極311が設けられ、第2の部材の表面には第2の電極312が設けられている。第1の電極311には、第1の交流信号発生部321から、第1の周波数f1を有する交流信号が印加される。第2の電極312には、第2の交流信号発生部322から、第2の周波数f2を有する交流信号が印加される。第1の周波数f1と第2の周波数f2との差は、周波数f1及びf2に比べて十分に小さい。RIは入力抵抗であり、RGは浮遊抵抗である。
第1及び第2の部材が閉状態になると、第1の電極311と第2の電極312とが互いに近接する。その結果、第1の周波数f1と第2の周波数f2との差に対応したうなりが発生し、うなり周波数成分はうなり検出部340によって検出される。うなり検出部340は、LPF(ロウパスフィルタ)341及びコンパレータ342によって構成されている。すなわち、LPF341によってうなり周波数成分が抽出され、LPF341で抽出されたうなり周波数成分の値がリファレンス電圧値よりも大きければ、コンパレータ342からうなり検出信号が出力される。
以上のように、本実施形態では、第1の部材と第2の部材との位置関係の変動に伴って第1の電極311と第2の電極312とが近接したときに、うなりが発生する。したがって、うなり検出部340によってうなり周波数成分を検出することで、第1の部材と第2の部材との位置関係(開閉状態等)を確実に検出することができる。
また、第1の周波数f1と第2の周波数f2との差に対応したうなり周波数成分を検出するため、第1の電極311と第2の電極312との近接のみを確実に検出することができる。したがって、コンパクトな構成で、特定の検出対象の近接のみを確実に検出することが可能となる。
以上、本発明の実施形態を説明したが、本発明は上記実施形態に限定されるものではなく、その趣旨を逸脱しない範囲内において種々変形して実施することが可能である。さらに、上記実施形態には種々の段階の発明が含まれており、開示された構成要件を適宜組み合わせることによって種々の発明が抽出され得る。例えば、開示された構成要件からいくつかの構成要件が削除されても、所定の効果が得られるものであれば発明として抽出され得る。
本発明の実施形態に係るセンサ装置の概略構成を模式的に示した図である。 本発明の実施形態に係るセンサ装置の回路構成の概略を示した図である。 本発明の実施形態に係るセンサ装置を携帯通信端末に適用したときの構成例を示した図である。 本発明の実施形態に係るセンサ装置を携帯通信端末に適用したときの構成例を示した図である。 本発明の実施形態に係るセンサ装置を携帯通信端末に適用したときの構成例を示した図である。 本発明の実施形態に係るセンサ装置を携帯通信端末に適用したときの構成例を示した図である。 本発明の実施形態に係り、複数の電極を配置した状態を示した図である。 本発明の実施形態に係るセンサ装置の電極配置の変更例を示した図である。 図8のセンサ装置に適用する回路の構成例を示した図である。 本発明の実施形態に係るセンサ装置の電極配置の変更例を示した図である。 図10のセンサ装置に適用する回路の構成例を示した図である。 本発明の実施形態に係るセンサ装置の回路構成の変更例を示した図である。 本発明の実施形態に係るセンサ装置の具体的な構成例を模式的に示した図である。 本発明の実施形態に係るセンサ装置の具体的な構成例を模式的に示した図である。 本発明の実施形態に係るセンサ装置の具体的な構成例を模式的に示した図である。 本発明の実施形態に係るセンサ装置の具体的な構成例を模式的に示した図である。 本発明の実施形態に係るセンサ装置を角度検出センサとして用いた場合の例を示した断面図である。 本発明の実施形態に係るセンサ装置を角度検出センサとして用いた場合の例を示した平面図である。 本発明の実施形態に係るセンサ装置の他の構成を示した図である。
符号の説明
10…第1の部材 11、12…電荷保持電極
20…第2の部材 21、22…電荷誘起電極
30…電源 40…差分検出部
41…差動増幅器 42…コンパレータ 44…ローパスフィルタ
50…出力信号生成部 61…基板
62…回路部 63…ワイヤー
71…回路部 72…ワイヤー 73…モールド樹脂
74…回路部 75…ワイヤー 76…モールド樹脂
81…基板 82…回路部 83…モールド樹脂
84…電荷誘起電極 85…パッド
91…半導体基板 92…回路部 93…絶縁膜93
94…電荷誘起電極 95…導電部
100…電荷保持電極配置領域 200…電荷誘起電極配置領域
311…第1の電極 312…第2の電極
321…第1の交流信号発生部 322…第2の交流信号発生部
340…うなり検出部 341…LPF 342…コンパレータ

Claims (19)

  1. 第1の部材と第2の部材との位置関係を検出するセンサ装置であって、
    前記第1の部材の表面に設けられ、電荷を保持する第1の電荷保持電極と、
    前記第1の部材の表面に設けられ、前記第1の電荷保持電極に保持された電荷とは異なった電荷を保持する第2の電荷保持電極と、
    前記第2の部材の表面に設けられ、前記位置関係の変動に伴って前記第1の電荷保持電極が近接したときに、前記第1の電荷保持電極に保持された電荷に応じた電荷が誘起される第1の電荷誘起電極と、
    前記第2の部材の表面に設けられ、前記位置関係の変動に伴って前記第2の電荷保持電極が近接したときに、前記第2の電荷保持電極に保持された電荷に応じた電荷が誘起される第2の電荷誘起電極と、
    前記第1の電荷誘起電極に誘起された電荷と前記第2の電荷誘起電極に誘起された電荷との差分が一定値よりも大きいときに差分検出信号を生じる差分検出部と、
    を備えたことを特徴とするセンサ装置。
  2. 第1の基板と第2の基板との位置関係を検出するセンサ装置であって、
    電荷を保持する第1の電荷保持電極と、この第1の電荷保持電極に保持された電荷とは異なった電荷を保持する第2の電荷保持電極と、を表面に備えた第1の基板と、
    前記位置関係の変動に伴って前記第1の電荷保持電極が近接したときに前記第1の電荷保持電極に保持された電荷に応じた電荷が誘起される第1の電荷誘起電極と、前記位置関係の変動に伴って前記第2の電荷保持電極が近接したときに前記第2の電荷保持電極に保持された電荷に応じた電荷が誘起される第2の電荷誘起電極と、を表面に備えた第2の基板と、
    前記第1の電荷誘起電極に誘起された電荷と前記第2の電荷誘起電極に誘起された電荷との差分が一定値よりも大きいときに差分検出信号を生じる差分検出部と、
    備えたことを特徴とするセンサ装置。
  3. 前記差分検出部は前記第2の基板に設けられた
    ことを特徴とする請求項2に記載のセンサ装置。
  4. 前記第1の電荷保持電極に保持される電荷と前記第2の電荷保持電極に保持される電荷とは極性が互いに異なる
    ことを特徴とする請求項1乃至3のいずれかに記載のセンサ装置。
  5. 前記第1の電荷保持電極に保持される電荷と前記第2の電荷保持電極に保持される電荷とは絶対値が互いに異なる
    ことを特徴とする請求項1乃至3のいずれかに記載のセンサ装置。
  6. 前記第1の電荷保持電極、前記第2の電荷保持電極、前記第1の電荷誘起電極、前記第2の電荷誘起電極及び前記差分検出部を含んだ検出ユニットを複数備えた
    ことを特徴とする請求項1乃至5のいずれかに記載のセンサ装置。
  7. 前記検出ユニットそれぞれに含まれる差分検出部の全てで差分検出信号が生じたときに出力信号を生成する出力信号生成部をさらに備えた
    ことを特徴とする請求項6に記載のセンサ装置。
  8. 前記検出ユニットそれぞれに含まれる差分検出部の少なくとも1つで差分検出信号が生じたときに出力信号を生成する出力信号生成部をさらに備えた
    ことを特徴とする請求項6に記載のセンサ装置。
  9. 前記第1の電荷保持電極に保持される電荷及び前記第2の電荷保持電極に保持される電荷は可変である
    ことを特徴とする請求項1乃至8のいずれかに記載のセンサ装置。
  10. 前記第1の電荷保持電極及び前記第2の電荷保持電極に電荷を供給する電荷供給部をさらに備えた
    ことを特徴とする請求項1乃至9のいずれかに記載のセンサ装置。
  11. 前記第1の電荷保持電極及び前記第2の電荷保持電極はエレクトレットで形成されている
    ことを特徴とする請求項1乃至8のいずれかに記載のセンサ装置。
  12. 前記差分検出部を含んだ回路部、前記第1の電荷誘起電極及び前記第2の電荷誘起電極は、同一平面上に設けられている
    ことを特徴とする請求項1乃至11のいずれかに記載のセンサ装置。
  13. 前記第1の電荷誘起電極及び前記第2の電荷誘起電極は、前記差分検出部を含んだ回路部の少なくとも一部を覆う
    ことを特徴とする請求項1乃至11のいずれかに記載のセンサ装置。
  14. 前記第1の電荷保持電極及び前記第2の電荷保持電極からなる複数の保持電極ペアが前記第1の部材の一端から他端に向かって配置され、
    前記第1の電荷誘起電極及び前記第2の電荷誘起電極からなる複数の誘起電極ペアが前記第2の部材の一端から他端に向かって配置され、
    前記第1の部材の一端と前記第2の部材の一端とが接続されている
    ことを特徴とする請求項1に記載のセンサ装置。
  15. 第1の部材と第2の部材との位置関係を検出するセンサ装置であって、
    前記第1の部材の表面に設けられ、第1の周波数を有する交流信号が印加される第1の電極と、
    前記第2の部材の表面に設けられ、第2の周波数を有する交流信号が印加される第2の電極と、
    前記位置関係の変動に伴って前記第1の電極に前記第2の電極が近接したときに、前記第1の周波数と前記第2の周波数との差に対応したうなり周波数成分を検出するうなり検出部と、
    を備えたことを特徴とするセンサ装置。
  16. 第1の基板と第2の基板との位置関係を検出するセンサ装置であって、
    第1の周波数を有する交流信号が印加される第1の電極を表面に備えた第1の基板と、
    第2の周波数を有する交流信号が印加される第2の電極を表面に備えた第2の基板と、
    前記位置関係の変動に伴って前記第1の電極に前記第2の電極が近接したときに、前記第1の周波数と前記第2の周波数との差に対応したうなり周波数成分を検出するうなり検出部と、
    を備えたことを特徴とするセンサ装置。
  17. 請求項1乃至16のいずれかに記載のセンサ装置を備えた
    ことを特徴とする携帯通信端末。
  18. 請求項1乃至16のいずれかに記載のセンサ装置を備えた
    ことを特徴とする電子機器。
  19. 相互に相対的に可動な第1及び第2の部材と、
    前記第1の部材の表面に設けられ、電荷を保持する第1の電荷保持電極と、
    前記第1の部材の表面に設けられ、前記第1の電荷保持電極に保持された電荷とは異なった電荷を保持する第2の電荷保持電極と、
    前記第2の部材の表面に設けられ、前記第1の部材と前記第2の部材との位置関係の変動に伴って前記第1の電荷保持電極が近接したときに、前記第1の電荷保持電極に保持された電荷に応じた電荷が誘起される第1の電荷誘起電極と、
    前記第2の部材の表面に設けられ、前記位置関係の変動に伴って前記第2の電荷保持電極が近接したときに、前記第2の電荷保持電極に保持された電荷に応じた電荷が誘起される第2の電荷誘起電極と、
    前記第1の電荷誘起電極に誘起された電荷と前記第2の電荷誘起電極に誘起された電荷との差分が一定値よりも大きいときに差分検出信号を生じる差分検出部と、
    を備えたことを特徴とする電子機器。
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