JP4164157B2 - 糸切り装置を備えたミシン - Google Patents
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Description
【発明が属する技術分野】
本発明は、穿刺板の下方において水平面内で回転する釜と、カッターエッジを形成した糸捕捉体およびカッターエッジと協働するカッター並びに下糸を締め付ける糸クランプを備える糸切り装置とを備えたミシンに関するものである。
【0002】
【従来の技術】
ドイツ特許第2325609号公報は、水平面内で回転する釜を備えたミシン用の糸切り装置に関する。釜軸の側方には、釜軸に平行な軸に糸捕捉体が固定されている。糸捕捉体は、穿刺板と釜のボビンケースの間で移動可能なアームを有している。アームの自由端には分離指と、下糸用の捕捉フックと、上糸用の捕捉肩とが形成されている。これらの捕捉要素はほぼ鉛直面内に設けられている。捕捉肩の端部領域にはカッターエッジが形成されている。さらにこの糸切り装置は、カッターエッジと協働するように穿刺板の穿刺穴に対して間隔を持って固定されているカッターを有している。糸分離過程および糸捕捉過程の間、糸捕捉体の前記捕捉要素は、ボビンケースの側面と半径方向に突出し上方へ延びているボビンケース制止指とのあいだの中間空間内を移動する。ボビンケース制止指は、穿刺板の下面に設けられている二つの制止カムの間に係合する。
【0003】
この種の糸切り装置は20年以上にわたって使用され、それ相当の評価を得ている。縫い糸の切断が確実であり、それぞれの糸備蓄部に結合されている糸端は十分長いものが生じるので、縫製過程を開始するための確実な糸結び目が保証されている。縫製物に残っている糸端の長さは通常少なくとも15−17mmである。大抵の場合この程度の長さで問題ないが、この長さの糸端が支障になるような縫製製品もある。たとえばクッションの製造および自動車のシートの製造の場合、縫い目間隔は10mmであるのが通常である。このような場合には、長さが15−17mmの糸端は完成製品から5−7mm突出してしまい、排除しなければならず、即ち突出した糸端を手で切断する必要がある。
【0004】
ドイツ特許第1941681号公報により提案された、水平面内で回転する釜を備えたミシン用の糸切り装置では、上糸と下糸は縫製物の比較的すぐ下で切断される。この目的のため、それぞれ円環切片状に形成された糸捕捉体および糸転向体と、これらの間に配置された同様に円環切片状に形成されるカッターとが互いに同軸に配置され、釜に対して偏心して延びている担持板の案内溝内で移動可能に受容されている。糸捕捉体はリンク伝動装置によりホームポジションから捕捉位置へ移動し、その際糸捕捉体は上糸輪の中へ侵入し、逆鉤により下糸を捕捉する。糸捕捉体は逆転位置へ達した後、そのホームポジションへ復帰移動する。その際上糸および下糸の縫製物側の部分は、カッターと共に糸捕捉体に対して逆方向へ移動する糸転向体により糸捕捉体の溝の中へ押され、その際下糸は定置の糸クランプの中へ挿入される。カッターと糸捕捉体の溝の端部に形成されたカッターエッジとは穿刺穴の領域で衝突し、上糸と下糸とを切断する。この場合縫製物側糸端は特に短くなる。その際上糸と下糸とを申し分なく把持できるように、釜のボビンケースにおける下糸の糸案内は、水平面内で回転する通常の釜の場合に比べて、ボビンケースの制止指付近で下糸が非常に急傾斜に延びるように行われる。
【0005】
この糸切り装置を用いると縫製物側の糸端を特に短くさせることができ、縫い目を排除する必要がなく、したがって工業用ミシンとしての要求を満たすものであるが、この公知の糸切り装置は実際にその価値を認められていない。これは釜を変更しなければならず、そのためこの糸切り装置に標準的な釜を使用できないからである。しかしこの糸切り装置が不評に終わった主な理由は、糸を把持するために糸捕捉体のほかにさらに、糸捕捉体とは逆方向に移動可能な糸転向体を必要とすること、互いに相対的に移動可能な三つの円環切片体から成る装置が、研削ペーストのような潤滑剤と相俟って作用し、したがって場合によっては部品に不具合を生じさせるような縫製に伴う塵埃にたいして抵抗力がほとんどないことである。
【0006】
【発明が解決しようとする課題】
本発明の課題は、糸切り装置を備えたミシンにおいて、糸切り装置を簡潔に構成させて縫製物側に特に短い糸端を生じさせるようなミシンを提供することである。
【0007】
【課題を解決するための手段】
本発明は、上記課題を解決するため、糸切り装置が、釜回転軸線に対して平行に且つ間隔を持って配置される支持ピン上に設けられる糸捕捉体であって、下糸用の捕捉要素と、上糸輪用の捕捉要素と、カッターエッジとを備えた前記糸捕捉体と、糸捕捉体の支持ピンに回動可能に支持されるカッターと、糸捕捉体の支持ピンに回動可能に支持される糸クランプと、糸捕捉体およびカッターならびに糸クランプ用の駆動装置とを有し、糸捕捉体が静止位置と運動逆転位置と中間位置との間で移動可能であり、カッターと糸クランプとが静止位置と切断位置または受容位置との間で移動可能であること、カッターと糸クランプとが共通の担持体に配置されていること、糸捕捉体に、担持体と協働する止め部材が固定され、担持体に、トルクを発生させるばねが付設され、担持体の回動経路内に突出し、カッターまたは糸クランプの切断位置または受容位置を確定させる定置の止め部材が設けられていることを特徴とするものである。
【0009】
【発明の効果】
本発明によれば、カッターだけではなく、下糸用の糸クランプも静止位置から穿刺穴付近の切断位置または受容位置へ移動し、糸を分断した後糸クランプがその静止位置へ復帰運動している間に糸クランプにより下糸がさらに釜から引き出される構成なので、水平面内を回転する標準的な釜を備えたミシンにおいて、糸捕捉体と協働する糸転向体を使用せずに、縫製物側の糸端を特に短くさせることが可能なばかりでなく、次の縫い目の最初のステッチ形成を正常に行うために十分な長さの糸端を形成させることができる。
【0010】
また、糸捕捉体に、担持体と協働する止め部材が固定され、担持体に、トルクを発生させるばねが付設され、担持体の回動経路内に突出し、カッターまたは糸クランプの切断位置または受容位置を確定させる定置の止め部材が設けられているので、カッターと糸クランプとを運動させるために固有の別個の駆動装置を設ける必要がなく、しかも糸捕捉体の運動とカッター及び糸クランプの運動とを時間的に連続的に同調させることができる。
【0011】
さらに、本発明によるミシンによれば、糸捕捉体の支持ピンにカッターも配置され、糸クランプまたはその担持体が回動可能に配置される。これにより糸切り装置を非常にコンパクトに省スペースに構成することができる。
【0012】
カッターと糸クランプとが共通の担持体に配置される構成に加えて、請求項2に記載の構成によれば、、糸クランプが、ただ1つの板ばねと、これと協働する糸捕捉体の一部分とから形成されているので、糸切り装置の構成を簡潔にすることができる。
【0014】
請求項4に記載の構成によれば、本発明による糸切り装置はカムのない穿刺板と結合させて使用され、即ち下面の穿刺穴領域が完全に平坦な穿刺板と結合させて使用されるので、即ち糸捕捉体とカッターの運動軌道を穿刺穴に密接させることができ、したがってこれによってさらに短い糸端が得られる。
【0015】
本発明による糸切り装置は、簡単な布送り装置及び針貫通穴としての穿刺穴を備えた穿刺板を有するミシンに適用できるばかりでなく、他の搬送態様のミシンにも適用することができる。たとえば送り車とローラ押さえと針による搬送態様が組み合わされ、穿刺板の貫通穴が長穴として形成されているミシンとか、布送りと針による搬送が組み合わされ、穿刺穴が穿刺板ではなく布送りに形成されているようなミシンがそれである。
【0016】
【発明の実施形態】
次に、本発明の実施形態を添付の図面を用いて詳細に説明する。
本発明による糸切り装置は、ドイツ特許第2325609号公報から知られているミシンに対応するようなミシンに組み込まれている。したがってミシンは上下動し糸を案内する針1と、図示していない天秤(前記ドイツ特許第2325609号公報から知られているミシンでは天秤8に対応している)と、水平面内で回転する本縫い釜2を有している)。釜2は穿刺板3の下方に配置され、穿刺板3は針1を貫通させるための穿刺穴4を有している。
【0017】
釜2は、公知の態様で、釜軸5に固定され釜先端7を形成したている外釜6と、外釜6内に支持されている内釜8とを有している。内釜8内には、公知の態様で、図示していないボビンに下糸Gが設けられている。下糸Gは内釜8の上面において該内釜8から突出している。内釜8は、図1で一点鎖線で示した保持カム9、10と、それらの間に配置されているばね棒11とにより回転を阻止されている。この回転阻止部は、ドイツ特許第3446547号公報に開示されている回転阻止部に対応している。この回転阻止部を使用するため、穿刺板3下面の穿刺穴4の領域において完全に平らであるようないわゆるカムなし穿刺板3が使用される。
【0018】
釜軸5の側方には、該釜軸5に平行な支持ピン20上に糸捕捉体21が配置されている。糸捕捉体21は釜2と穿刺板3の間に延びているアーム22を有している。アーム22の自由端には斜め下方に向けられる分離指23が配置され、分離指23に対して間隔を持って下糸G用の第1の捕捉フック24が配置され、この第1の捕捉フック24に対して間隔を持って上糸輪用の第2の捕捉フック25が配置されている。第1の捕捉フック24は外面方向に開口した溝26を有している。第2の捕捉フック25には、鉛直面内に延びているカッターエッジ27が形成されている。
【0019】
糸捕捉体21のアーム22は担持体28にねじ止めされている。担持体28は支持ピン20に配置されている。担持体28は、ドイツ特許第2325609号公報から知られている駆動装置に対応する駆動装置29に連結されている。駆動装置29は二つの電磁石30、31を有し、その引張り棒32,33はダブルレバー34に係合している。ダブルレバー34は連結棒35を介して担持体28の第1のアーム36に結合されている。担持体28の第2のアーム37には、調整可能な止めねじ38が配置されている。
【0020】
さらに支持ピン20には双腕のレバー39が回転可能に配置されている。双腕のレバー39は担持アーム40と止めアーム41とを有している。担持アーム40には保持板42と円弧状に延びている板ばね43とが固定されている。保持板42の自由端にはカッター44が位置調整可能に固定され、カッター44の刃先45は鉛直方向に延びている。糸捕捉体21とレバー39が図1および図3に図示した位置にあるとき、板ばね43の自由端と、この自由端を覆うように水平方向に延びているアーム22の一部分46とは、下糸Gの糸クランプ47を形成する。
【0021】
止めアーム41の回動経路内には止め部材48が配置されている。止め部材48は、位置固定されているがこの場合には位置調整可能な担持板49の構成要素である。止めアーム41の端部には引張りばね50の一端が係合し、引張りばね50の他端は担持板49の延長部51に固定されている。担持体28が糸捕捉体21と共に図1に図示した静止位置にあるとき、引張りばね50はレバー39の止めアーム41を止めねじ38で接触保持する。
作用
縫い目の終端部において、針1が下部位置にある状態でミシンを停止させる。次にミシンを短時間駆動し、この駆動中に釜は完全に1回転し、針1は上方へ移動する。
【0022】
針1の先端が穿刺板3の上方にある場合、両電磁石31、32が付勢されて、その引張り棒32、33が走出する。これにより担持体28はこれに固定されている糸捕捉体21と共に図1に図示した静止位置から反時計方向に回動して図2の運動逆転位置に達する。担持体28が回動している間、引張りばね50は止めアーム41をまず止めねじ38に当接させ、その結果レバー39が担持体28に同期して一緒に回動する。レバー39のこの同期回動は、止めアーム41が定置の止め部材48に衝突してレバー39がさらに回動するのを阻止するまで行われる。
【0023】
位置調整可能な止め部材48により確定される回動位置にレバー39があるとき、カッター44は比較的密に穿刺穴4に当てがわれる切断位置にあり、糸クランプ47の一部分としての板ばね43はその受容位置にある。
【0024】
糸捕捉体21がさらに反時計方向に回動運動を続行する間に、捕捉フック24と25はその斜めに延びている背面により、穿刺穴4に対して斜めに上昇している下糸Gを越える。糸捕捉体21が運動を逆転した後、下糸Gは図4に示すように分離指23と捕捉フック24の間に位置している。
【0025】
糸捕捉体21が運動を逆転した直後に、両電磁石30、31の一方が切換えられて、その引張り棒32または33が元の位置へ復帰する。その結果糸捕捉体21は、図6に図示した中間位置へ回動する。分離指23は、時計方向に行われるこの最初の回動段階において、針1および図示していない糸備蓄部に通じている上糸輪の糸脚NVの下を通って、内釜8を取り囲んでいる上糸輪の中へ移動する。その際捕捉フック24は下糸Gを捕捉し、糸捕捉体21がさらに回動運動を行う間に下糸Gを釜2の備蓄部から引き出す。下糸Gは内釜8から出てアーム22の下方および後部捕捉フック25の後方を通過して前部捕捉フック24に達し、そこから溝26の内側を通って穿刺穴4の方向へ延びる。糸捕捉体21が回動運動を行っている間にアーム22の部分46は板ばね43の前端領域に侵入し、その際アーム22の下方にある下糸Gの一部分を、前記部分46と板ばね43との協働により形成される糸クランプ47内へ移動させる。
【0026】
糸捕捉体21の中間位置において、該糸捕捉体21のカッターエッジ27はカッター44の刃先45からわずかな間隔を持っている。この場合アーム22の端面に密接しているカッター44により、下糸Gは前部捕捉フック24からカッターエッジ45までほぼ水平方向に延び、そこから穿刺穴4に対してほぼ垂直に上昇する。
【0027】
糸捕捉体21は、上糸輪が完全に内釜8の周りにめぐらされるばかりでなく、天秤により糸捕捉体21に接するまで引き上げられる間、中間位置に留まっている。この場合上糸は、針1から来てアーム22上方の備蓄側糸輪脚NVとしてアーム22の前部幅狭面まで延び、そこから前部捕捉フック24の後方を通って後部捕捉フック25に達し、そのカッターエッジ27から縫製物側糸輪脚NNとして穿刺穴4へ延びる。
【0028】
その後他の電磁石31または30も切換えられ、これにより糸捕捉体21は同様に時計方向に行われる第2の回動段階においてその静止位置へ移動する。
第2の回動段階が開始された直後、糸捕捉体21のカッターエッジ27はこの時点でもまだ切断位置に留まっているカッター44の刃先45に衝突し、これにより下糸と上糸が分断される。下糸と上糸が分断された直後、担持体28の止めねじ38がレバー39の止めアーム41に衝突し、止めアーム41をこの時点から糸捕捉体21に同期して静止位置へ回動させる。担持体28とレバー39が一緒に回動している間、糸クランプ47はさらに下糸Gを釜2の備蓄部から引出す。このようにして次の縫い目の最初のステッチ形成を正常に行うために十分な長さの下糸端が形成され、また確実に締め付け保持される。
【0029】
縫製物側の糸端を短くするため、まず第1に、カッター44は穿刺穴4から離間した静止位置から穿刺穴4に隣接する切断位置へ移動可能である。カムのない穿刺板3を使用することも縫製物側の糸端を短くするために貢献している。なぜなら、このようにカムのない穿刺板3を使用することにより、通常のカムを設けた穿刺板の場合に比べて糸捕捉体21およびカッター44の運動軌道が、したがって切断位置が穿刺板4に非常に接近しているからである。
【0030】
糸切断の際に効果的なカッター44の保持力は引張りばね50により提供される。特に、分断に対し非常に大きな抵抗をしめす切断しにくい糸を処理する場合には、レバー39に電磁石或いは圧縮空気シリンダを付設するのが合目的である。電磁石の引張り棒或いは圧縮空気シリンダのピストン棒はレバー39に係合し、この場合電磁石或いは圧縮空気シリンダは、糸切断の際にだけ保持力をレバー39に作用させ、よってカッター44に作用させ、その直後遮断或いは脱気されるように制御される。
【図面の簡単な説明】
【図1】糸捕捉体とカッターと糸クランプとが静止位置にある時の糸切り装置の平面図である。
【図2】糸捕捉体が運動逆転位置にあり、カッターが切断位置にあり、糸クランプが受容位置にある時の糸切り装置の平面図である。
【図3】糸切断時点における糸切り装置の平面図である。
【図4】釜と運動逆転位置にある糸捕捉体の側面図である。
【図5】図2の線V−Vによる断面図で、糸捕捉体が運動逆転位置と切断位置の間の位置にある時の断面図である。
【図6】糸の切断直前の糸捕捉体の側面図である。
【図7】糸切断後の糸捕捉体と糸クランプの側面図である。
【符号の説明】
1 針
2 釜
3 穿刺板
4 穿刺穴
20 支持ピン
21 糸捕捉体
24 第1の捕捉フック
25 第2の捕捉フック
27 カッターエッジ
38 止め部材
39 担持体
43 板ばね
44 カッター
47 糸クランプ
48 止め部材
Claims (4)
- a)針(1)を担持する針棒と、
b)上糸用の天秤と、
c)針(1)を貫通させるための穿刺穴(4)を備えた穿刺板(3)と、
d)水平面内で回転する本縫いステッチ用釜(2)と、
e)糸切り装置と、
を有しているミシンにおいて、
糸切り装置が、
釜回転軸線に対して平行に且つ間隔を持って配置される支持ピン(20)上に設けられる糸捕捉体(21)であって、下糸用の捕捉要素(24)と、上糸輪用の捕捉要素(25)と、カッターエッジ(27)とを備えた前記糸捕捉体(21)と、
糸捕捉体(21)の支持ピン(20)に回動可能に支持されるカッター(44)と、
糸捕捉体(21)の支持ピン(20)に回動可能に支持される糸クランプ(47)と、
糸捕捉体(21)およびカッター(44)ならびに糸クランプ(47)用の駆動装置(29,50)と、
を有し、
糸捕捉体(21)が静止位置と運動逆転位置と中間位置との間で移動可能であり、カッター(44)と糸クランプ(47)とが静止位置と切断位置または受容位置との間で移動可能であること、
カッター(44)と糸クランプ(47)とが共通の担持体(39)に配置されていること、
糸捕捉体(21)に、担持体(39)と協働する止め部材(38)が固定され、担持体(39)に、トルクを発生させるばね(50)が付設され、担持体(39)の回動経路内に突出し、カッター(44)または糸クランプ(47)の切断位置または受容位置を確定させる定置の止め部材(48)が設けられていること、
を特徴とするミシン。 - 糸クランプ(47)が、担持体(39)に固定される板ばね(43)と、水平方向に延び、板ばね(43)と協働する糸捕捉体(21)の一部分とから形成されていることを特徴とする、請求項1に記載のミシン。
- 糸捕捉体(21)の止め部材(38)と定置の止め部材(48)とが位置調整可能であることを特徴とする、請求項1または2に記載のミシン。
- 糸切り装置がカムのない穿刺板(3)と結合させて使用されることを特徴とする、請求項1から3までのいずれか一つに記載のミシン。
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