JP4153402B2 - 紡績機械の繊維集束装置用吸込みダクト - Google Patents

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Description

本発明は、多数の紡出箇所にわたって延びるパイプ形状の基体と、個々の紡出箇所に配置され、2つのクリップ状の自由脚を備えたC字状のプロフィールに基づいて基体取り外し可能に取り付けることのできる取り付け部材を備え、基体は各紡出箇所に側部境界壁縁によって包囲された吸込み開口部を有しており、かつ個々の取り付け部材はそれぞれ関連する吸込み開口部を覆い、かつ取り付け部材自体はその自由脚の1つに集束すべき繊維材料のための空気を透過する移送バンドを案内するのに適した滑り面を有しており、その滑り面は吸込みスロットを有している、紡績機械の繊維集束装置用吸込みダクトに関するものである。
本発明は、さらに、この種の吸込みダクトに使用するための交換可能な取り付け部材に関する。
紡績機械のドラフト装置の出口ローラペアに直接続いて、引き伸ばされた繊維構造物に紡績旋回が与えられると、出口ローラペアの出口クランプ(ニップ)ラインに、いわゆる紡績三角形が生じる。従ってそれによって、所定幅を有する引き伸ばされた繊維構造物がドラフト装置を後にして、比較的小さい直径の糸に撚り合わされる。紡績三角形は、端縁繊維を有しており、それらは撚られた糸にきちんと結合されず、従って紡出された糸の強度にわずかしか寄与せず、あるいはまったく寄与しない。従って比較的初期の頃に、ドラフト装置のドラフトゾーンの後段にいわゆる集結ゾーンを配置するように移行しており、その集結ゾーンは繊維集束装置の構成部分であって、それ自体流出側においてクリップ箇所により画成される。その後に初めて糸に撚りが与えられる。集結ゾーン内で繊維が収束され、あるいは集結され、それによって繊維構造物は最後のクランプゾーンを去るときには、危惧された紡績三角形がほぼ消滅しているような細さになっている。その場合に紡出された糸は、より均一で、よりしっかりとしており、かつ繊維バリが少ない。
集結ゾーンを有する繊維集束装置は、通常、多数の紡出箇所にわたって延びる吸込みダクトを備えた吸込み装置を有しており、その吸込み装置によって集結ゾーン内にそれぞれ吸込み空気流が生成され、その吸込み空気流は繊維構造物の集結をもたらし、あるいはそれを支援する。この種の吸込みダクトは、紡出箇所毎に吸込みダクトの紡出箇所に関係する吸込み開口部を覆う取り付け部材を有しており、個々の取り付け部材は滑り面によってそれぞれ吸込みスロットを介して空気を透過する移送バンドを案内する。
冒頭で挙げた種類の吸込みダクトは、従来技術のDE10036786A1によって知られている。その吸込みダクトは、パイプ形状の基体と、紡出箇所毎に取り付けられた取り付け部材とからなり、その取り付け部材のために摩耗に強いスチールバンドが設けられており、そのスチールバンドが摩耗の危険のある箇所において基体を覆っている。摩耗に強いスチールバンドは、付勢されてクランプされた、C字形状のプロフィールを有するばねであって、そのばねは基体に密に添接し、かつ基体の吸込み開口部を誤った空気に対してシールして、圧縮された吸込み空気が取り付け部材の吸込みスロットを通ってのみ流れるようにしている。この取り付け部材によって、何らかの補助工具なしの容易な交換が可能になる。
しかし、弾性的に付勢された、取り付け部材として作用するスチールバンドは、それぞれの誤った空気が防止されるほどぴったりと基体上に載置されないことが、明らかにされている。さらに、基体を中心とするC字状のプロフィールの巻付き角度は、付勢に基づく、より確実な固定が可能であるように、大きくしなければならない。
本発明の課題は、上述した欠点を回避し、それぞれの補助工具なしで容易に交換可能に取り付けることができ、かつ過剰な巻付き角度なしで基体に密着する吸込みダクト並びに取り付け部材を提供することである。
この課題は、取り付け部材が、滑り面を有するその自由脚に、周囲に巡らされた側部溝を有しており、その溝によって取り付け部材が吸込み開口部に引出し状に取り付け可能であって、溝の底は境界壁縁に対応づけられた対向面を形成することによって、解決される。
基体は、引出し形状に形成されていることによって、その吸込み開口部の両側で、別のシール部材を必要とすることなしに、外側からも内側からも密着して覆われる。摩耗対策として形成されている取り付け部材は、個々の紡出箇所において基体に簡単に取り付けられて、特に取り付け部材が一体的な射出成形部品としてプラスチックから形成されている場合に、C字形状のプロフィールによって保持される。様々な形状の吸込みスロットが形成されるので、それぞれ紡出すべき繊維材料に応じて適切な取り付け部材を選択することができる。さらに、それぞれの移送バンドに適合した様々な表面構造が可能である。基体の吸込み開口部自体は、過度に複雑なバリ取りを必要としない。というのは、フライス加工端縁は移送バンドとも、紡出すべき繊維材料とも接触しないからである。
好ましくは、取り付け部材は、繊維材料の走行方向に取り付けられ、吸込み開口部はそのためにそれぞれ繊維材料の走行方向に対して横方向に配置されたスロット形状の挿入開口部に連通している。吸込み開口部自体は、その挿入開口部とは逆の端部の領域に、互いに対して平行に延びる側部境界壁縁を有しており、その境界壁縁に取り付け部材の対応する対向面がさらに密着して添接する。吸込み開口部の側部境界壁縁は、挿入開口部へ向かって導入斜面を有することができ、それによって取り付け部材の容易な取付けが可能となる。さらに、吸込み開口部の挿入開口部とは逆の端部をそれが側部境界壁縁を端部境界壁縁と垂直に結合するように、形成することができる。従ってここでも取り付け部材の対向面は、境界壁縁に添接する。
取り付け部材をさらに良く固定するために、境界壁縁に切欠きを形成することができ、その切欠きに関連する対向面の係止カムが対応づけられている。従って取り付け部材をC字状のプロフィールに基づいてクランプするだけでなく、対応する切欠き内の係止カムによる固定も行われ、それによってある種のクリップ結合が生じる。
好ましい形態においては、取り付け部材は、そのC字状プロフィールによってそれぞれの挿入開口部を覆い、かつこの領域において、基体の対応する半径よりも小さい方向変換半径を有している。従って先行するドラフト装置ローラペアに対する吸込みダクトの間隔が短縮され、それによって引き出された繊維構造物は付属の滑り面上へより良好に案内される。
さらに、挿入開口部の領域において、滑り面の両側に、移送バンドを案内する境界壁面を付設することができる。移送バンドのこのガイドは、側方の隆起部として容易に射出で一体形成され、場合によっては他の移送バンドガイドを不要とする。
取り付け部材に基づいて、個々の滑り面の輪郭は、取り付け部材されない基体の付属の表面よりも幾分隆起している。このことは、発明の好ましい形態においては、滑り面を繊維材料の走行方向にだんだんと細くなるように形成して、狭隘領域において対応する移送バンドよりもわずかに幅狭になるようにすることを、可能にしている。従って移送バンドを側方で取り付け部材を少し越えて突出させ、かつ集結ゾーンを画成するクランプローラ自体をさらに、移送バンドよりもわずかに幅広く形成することが可能となり、クランプローラが取り付け部材または基体の表面と接触することはない。
上述した吸込みダクト用に使用するための交換可能な取り付け部材も保護範囲に含まれるものとし、その取り付け部材は、滑り面を有する自由脚に、周囲に巡らされた溝が設けられており、その溝の底に、取り付け部材を吸込みダクトに取り付けた場合に、そこに形成されている吸込み開口部の境界壁縁を対応づけることができることを、特徴としている。
発明の他の利点と特徴は、実施例についての以下の説明から明らかにされる。
図1に基づく斜視図は、紡績機械、特にリング精紡機の繊維集束装置用吸込みダクト1の一部を示している。この種の吸込みダクトは1は、多数の紡出箇所にわたって延びており、その紡出箇所のうちの2つだけが、符号2、3で示唆されている。吸込みダクト1は、パイプ形状の基体4を有しており、運転時にはその上に取り付け部材5がかぶせられ、図1にはその取り付け部材のうちの1つだけが取り付けられている。この取り付け部材5は、好ましくは一体的な射出成形部品として形成することができる。
個々の取り付け部材5は、C字状のプロフィールを有しており、従ってクリップ形状の2つの自由脚6、7を有しており、取り付け部材はその自由脚によって断面が卵形の基体4上にかぶせられて、クランプされる。基体4は、各紡出箇所2、3にフライス加工された、凹凸のある吸込み開口部8を有しており、吸込み開口部8の寸法は、繊維材料を束ねるために必要であるよりも、ずっと幅広である。各吸込み開口部8は、2つの側部境界壁縁9、10、後端部境界壁縁11および前端部境界壁縁12によって包囲されている。個々の取り付け部材5は、運転時に個々の吸込み開口部8を覆い、かつそれ自体は外側輪郭に、後述する移送バンドのための滑り面13を有している。各滑り面13内に、細長い吸込みスロット14が形成されており、その吸込みスロットは繊維材料の集結をもたらし、あるいは支援する。
後述するように、個々の取り付け部材5は、吸込み開口部8上に引出し状に、図1の表示においては下から上へ、かぶせることができる。
図2及び図3には、紡績機械、好ましくはリング精紡機の、紡出箇所2、3…毎に設けられている、繊維集束装置が概略的に図示されている。紡績機械は、紡出箇所2、3…毎に、部分的にだけ示されているドラフト装置15を有しており、そのドラフト装置のうち出口ローラペア16と先行するエプロンペア17のみが図示されている。
出口ローラペア16は、機械長手方向に回転する、駆動されるアンダーシリンダとして形成されたアンダーローラ18を有しており、そのアンダーローラには紡出箇所2、3…毎に押圧ローラ19が付設されている。アンダーローラ18と押圧ローラ19は、一緒になって出口クランプライン20を形成し、その出口クランプラインがドラフト装置15のドラフトゾーンを終了させる。ドラフト装置15には、移送方向Aにスライバまたは粗糸の形状の繊維材料21が供給されて、ドラフト装置15内で公知のように所望の繊度まで引き伸ばされる。ドラフト装置15の出口ローラペア16に続いて集結ゾーン22が設けられており、その集結ゾーン内で、引き伸ばされてはいるが、まだ撚りのかかっていない繊維構造物23が収束され、あるいは集結される。そのために設けられている繊維集束装置は、空気を透過する移送バンド24を有しており、その移送バンドが繊維構造物23を集結ゾーン22を通して移送する。移送バンド24は、好ましくはプラスチック糸からなる薄い、細かいメッシュの織物バンドとして形成されている。
集結ゾーン22の出口側端部は、クランプ箇所25によって定められており、そのクランプ箇所は同時に旋回防止として用いられるので、集結ゾーン22内の繊維構造物23は回転がかからないままである。クランプ箇所25に連続して、糸26が生じ、その糸は供給方向Bにおいて図示されていない旋回機構、たとえばリングスピンドルへ供給されて、その際に撚りを受ける。
繊維集束装置は、さらに、すでに述べた吸込みダクト1を備えた吸込み装置を有しており、その吸込みダクトは多数の、たとえば8つの紡出箇所2、3…にわたって延びており、かつ負圧接続部27を介して図示されていない負圧源に接続されているので、吸込みダクト1は駆動時には全体として負圧下にある。吸込みダクト1には、紡出箇所2、3…毎に、それぞれ集結ゾーン22へ向けられた吸込み開口部8が設けられている。
各個々の吸込み開口部8は、交換可能な取り付け部材5によって覆われており、その取り付け部材の外側は部分的に滑り面13として形成されており、その滑り面はその上を滑り移動する移送バンド24を案内する。各取り付け部材5の滑り面13内には、ほぼ移送方向Aに延びる、窓状にすべての側を包囲された吸込みスロット14が配置されており、その吸込みスロットは空気を透過する移送バンド24によって覆われており、かつほぼクランプ箇所25まで延びている。図3から明らかなように、吸込みスロット14は、移送バンド24の移動方向に対してやや斜めに配置されている。
クランプ箇所25において必要な旋回停止をもたらすために、クランプローラ28が設けられており、そのクランプローラは移送バンド24を駆動し、かつ繊維構造物23を移送バンド24に、そして同時に移送バンド24を取り付け部材5の滑り面13に対して所定の押圧力で押圧する。クランプローラ28自体は、その駆動を歯付きベルト29または他のトランスミッション手段を介してドラフト装置15の押圧ローラ19から得る。
それぞれの移送バンド24は、吸込みスロット14とは逆の側において、滑り面13を去って、そこでテンション装置30によって案内される。
移動される移送バンド24がそこで固定の構成部分上を滑り移動する、個々の滑り面13において、移送バンド24にも吸込みダクト1にも所定の摩耗が生じることは、理解できる。移送バンド24の摩耗は、問題はない。というのは、移送バンドは大量の個数で安価に形成することができ、かつ容易に交換できるからである。それに対してもっと問題になるのは、吸込みダクト1における摩耗であって、それは、滑り面13が基体4にではなく、紡出箇所2、3…に対応づけられた取り付け部材5に設けられていることによって克服される。これら取り付け部材5は、容易に交換可能かつ同様に安価に形成できるようにすべきであるが、圧縮する吸込み空気が吸込みスロット14のみを通して流入するように、基体4の吸込み開口部8も誤った空気に対してシールしなければならない。
今まで説明してきた図1から図3に図4、図5、図6および図7を加えて、以下で個々の取り付け部材5と付属の吸込み開口部8の構造を詳細に説明する。
個々の取り付け部材5は、滑り面13を含む自由脚6に三側部を巡る溝31を有しており、取り付け部材5はその溝によって引出し状に吸込み開口部8上へ取り付けることができる。側部の溝31は、関連する吸込み開口部8の境界壁縁9、10、11に、取り付け部材5の対応づけられた対向面32ができるだけ接して対向するような、深さである。この対向面32と、基体4の表面が取り付け部材5によって外側からも内側からも密着して覆われる、という事実によって、初めから誤った空気の流入が阻止されている。吸込み空気は、吸込みスロット14を通ってだけ流入することができ、それが効率を著しく向上させる。
すでに説明したように、取り付け部材5は繊維材料21の走行方向A、Bに吸込み開口部8上へかぶせるように取り付けることができ、そのために吸込み開口部8は、それぞれ走行方向A、Bに対して横方向に配置されたスロット形状の挿入開口部33へ連通している。この挿入開口部33は、この箇所に存在している、取り付け部材5のC字状プロフィールの方向変換部によって覆われる。吸込み開口部8の、挿入開口部33とは反対側の端部34の領域に、互いに対して平行に延びる、側部境界壁縁9、10が設けられている。従ってこの領域において、対向面32は側部境界壁縁9、10に極めて密接している。挿入開口部33へ向かって側部境界壁縁9、10に導入斜面35、36が設けられており、それら導入斜面は基体4上に取り付け部材5を容易にかぶせて取り付けることを可能にする。吸込み開口部8は、挿入開口部33とは反対側の端部34に、画成端縁を有しており、その画成端縁は終端縁11として形成され、かつ側部境界壁縁9、10を垂直に結合している。従って、ここでも対向側面32は、端部境界壁縁11に密接する。
C字状のプロフィールの他に取り付け部材5をさらに良く基体4上に固定するために、さらに、側部境界壁縁9、10に切欠き37、38が形成され、その切欠き内へ取り付け部材5の関連する対向面32の係止カム39、40が嵌入するようにして、ある種のクリップ結合が設けられている。従って、取り付け部材5が不用意に基体4からずれることは、起こり得ない。
特に図7から明らかなように、挿入開口部33の領域において基体4の半径41は、取り付け部材5における方向変換半径42よりも大きい。それによって、取り付け部材5ないしその方向変換半径42を出口ローラペア16のくさび間隙内へ極めて密着して導入することが可能となり、これについては図2も参照。このことは、繊維構造物23がドラフト装置15の出口クランプライン20から滑り面13へ移行するためにも、効果的である。
取り付け部材5は、好ましくは一体的な射出成形部品として形成されているので、挿入開口部33の領域において滑り面13にさらに側部境界壁面43、44を付設し、それによって駆動時に移送バンド24が側方で案内されるようにするのに困難はない。
特に図3から明らかなように、滑り面13は繊維材料21の走行方向A、Bに、狭窄領域45において対応する移送バンド24よりもわずかに細くなるように、だんだんと幅狭になるように形成されている。それによってクランプローラ28が移送バンド24よりもわずかに幅広であることが達成され、それは図6から明らかにされる。それにもかかわらず、クランプローラ28が吸込みダクト1の固定の面と接触する危険はない。
図8に示す拡大された斜視図には、個々の取り付け部材5が下側から示されている。C字プロフィールのための2つの自由脚6、7が認識され、(その場合に)自由脚6は吸込みスロット14を備えた滑り面13を有している。さらに図には、周囲に巡らされた溝31の一部と、それによって形成される、基体4の吸込み開口部8の上述した境界壁縁9、10、11のための対向面32が示されている。対向面32には、係止カム40が形成されている。図8の左側には、移送バンド24のための小さい方向変換半径42と、移送バンド24を案内するための側部境界面が見られる。なお、図8に示す表示では、図3の狭隘領域45は図示されていない。
図から明らかなように、取り付け部材5に設けられた、一周する側方の溝31によって2つの内面46と47が形成され、その間隔は基体4の壁厚に適合されており、それによって取り付け部材5は、吸込み開口部8の領域において基体4の表面に、内側からも外側からも密着することができる。挿入開口部33の領域において、吸込み開口部8はC字状のプロフィールの湾曲48によって密着して覆われる。
図1は、多数の紡出箇所にわたって延びる吸込みダクトをやや拡大したオリジナル寸法で示す斜視図であって、それら紡出箇所のうち2つだけが示唆されており、基体の一方の吸込み開口部は取り付け部材を装備しておらず、隣接する吸込み開口部は、本発明に従って吸込みスロットを備えた取り付け部材によって覆われている。 図2は、紡績機械の繊維集束装置を部分的に切断して示す側面図である。 図3は、図2の矢印IIIの方向に見た図であって、幾つかの構成部分、特にローラは、見やすくするために省かれている。 図4は、図3の切断面IV−IVに沿って吸込みダクトの壁をやや拡大して示す断面図である。 図5は、図3の切断面V−Vに沿った、図4と同様の断面図である。 図6は、図3の切断面VI−VIに沿った、図4および5と同様の断面図である。 図7は、図2の一部を著しく拡大して、吸込みスロットの領域を示している。 図8は、取り付け部材を下側から拡大して示す斜視図である。
符号の説明
1…吸込みダクト
4…基体
5…取り付け部材
8…吸込み開口部
9、10、11…境界壁縁
13…滑り面
14…吸込みスロット
24…移送バンド
32…対向面

Claims (13)

  1. 複数の紡出箇所にわたって延びるパイプ形状の基体と、個々の紡出箇所に配置され、2つのクリップ状の自由脚を備えたC字状のプロフィールに基づいて基体に取り外し可能に取りつけられた取り付け部材とを有し、基体は各紡出箇所に側部境界壁縁によって包囲された吸込み開口部を有しており、かつ個々の取り付け部材はそれぞれ関連する吸込み開口部を覆い、かつ取り付け部材自体はその自由脚の1つに集束すべき繊維材料のための空気を透過する移送バンドを案内するのに適した滑り面を有しており、前記滑り面は吸込みスロットを有している、紡績機械の繊維集束装置用吸込みダクトにおいて、
    段差部が前記取り付け部材(5)の前記自由脚(6)の下面に形成されており、
    前記自由脚(6)の前記下面に対して平行に開口する溝(31)が前記自由脚(6)の前記下面と前記段差部の頂面との間に形成されており、前記溝(31)は前記自由脚(6)の二つの側部と後端部とに沿って延びており、
    前記溝によって取り付け部材(5)は吸込み開口部(8)に引出し状に取り付けることができ、
    前記溝(31)の底は前記吸込み開口部(8)の二つの側部境界壁縁(9、10)と一つの後端部境界壁縁(11)とに対応づけられた対向面(32)を形成することを特徴とする、紡績機械の繊維集束装置用吸込みダクト。
  2. 取り付け部材は、繊維材料(21)の走行方向(A、B)に取り付け可能であって、そのために吸込み開口部(8)はそれぞれ繊維材料(21)の走行方向(A、B)に対して横方向に配置された挿入開口部(33)と連通していることを特徴とする請求項1に記載の吸込みダクト。
  3. 吸込み開口部(8)は、挿入開口部(33)とは反対側の端部(34)に互いに対して平行に延びる側部境界壁縁(9、10)を有していることを特徴とする請求項2に記載の吸込みダクト。
  4. 側部境界壁縁(9、10)は、挿入開口部(33)へ向かって導入斜面(35、36)を有していることを特徴とする請求項3に記載の吸込みダクト。
  5. 吸込み開口部(8)の挿入開口部(33)とは逆の端部(34)は、側部境界壁縁(9、10)を結合するそれらの境界壁縁に対して垂直に配置された端部境界壁縁(11)として形成されていることを特徴とする請求項3または4に記載の吸込みダクト。
  6. 側部境界壁縁(9、10)に切欠き(37、38)が形成されており、前記切欠きに関連する対向側面(32)に係止カム(39、40)が対応づけられていることを特徴とする請求項3から5のいずれか1項に記載の吸込みダクト。
  7. 取り付け部材(5)は、そのC字状プロフィールによってそれぞれ挿入開口部(33)を覆っており、該挿入開口部(33)の領域における前記基体(4)の半径(41)は、前記挿入開口部(33)の領域における前記取り付け部材(5)の半径(42)よりも大きいようにしたことを特徴とする請求項2から6のいずれか1項に記載の吸込みダクト。
  8. 取り付け部材(5)は、一体的な射出成形部品として形成されていることを特徴とする請求項1から7のいずれか1項に記載の吸込みダクト。
  9. 挿入開口部(33)の領域において、移送バンド(24)を案内するために滑り面(13)と一体的な側部境界面(43、44)が滑り面(13)に付設されていることを特徴とする請求項8に記載の吸込みダクト。
  10. 2つのクリップ形状の自由脚を備えたC字状プロフィールと、
    一方の自由脚に配置された、集束すべき繊維材料のための移送バンドを案内するための滑り面と、
    滑り面内に配置されている吸込みスロットと、を有する、紡績機械の繊維集束装置用吸込みダクトに使用するための、交換可能な取り付け部材において、
    段差部が前記取り付け部材(5)の前記自由脚(6)の下面に形成されており、
    前記自由脚(6)の前記下面に対して平行に開口する溝(31)が前記自由脚(6)の前記下面と前記段差部の頂面との間に形成されており、前記溝(31)は前記自由脚(6)の二つの側部と後端部とに沿って延びており、
    前記取り付け部材(5)を吸込み開口部(8)に取り付けた場合に、前記溝(31)の底は前記吸込み開口部(8)の二つの側部境界壁縁(9、10)と一つの後端部境界壁縁(11)とに対応づけられた対向面(32)を形成することを特徴とする交換可能な取り付け部材。
  11. 溝底に、係止カム(39、40)が形成されていることを特徴とする請求項10に記載の取り付け部材。
  12. 滑り面(13)に、移送バンド(24)を案内するための側部境界面(43、44)が付設されていることを特徴とする請求項10または11に記載の取り付け部材。
  13. 取り付け部材が、一体的な射出成形部品として形成されていることを特徴とする請求項10から12のいずれか1項に記載の取り付け部材。
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