JP4150147B2 - ペーパホルダ - Google Patents

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Description

【0001】
【発明が属する技術分野】
本発明はホルダ本体にリモコンが一体化されたペーパホルダに関する。このペーパホルダは例えば住居等のトイレ室に設けて好適である。
【0002】
【従来の技術】
例えば、トイレ室では、図9に示すように、シャワートイレ等の電気制御可能な便器装置92が設けられているとともに、この便器装置92の周辺の壁面91にその便器装置92を作動可能なリモコン96、ペーパーホルダ94、棚93、タオル掛け95等が設けられ得る。ここで、リモコン96は、壁面91に固定される図示しないリモコンホルダにより着脱可能になされることが一般的である。この場合、便器装置92を使用する者が腕や手を棚93の上面93aに乗せる場合もあり得ることから、そのような棚93は比較的低い位置に設けられることが一般的である。一方、その使用者にとっての視認性及び操作性向上の観点から、その棚93の上面93aより上方に操作面96aを位置させるべくリモコン96を設けることが一般的である。また、リモコン96は一面及び他面が周面より広い薄板状をなし、その一面を操作面96aとしている。
【0003】
こうして、このトイレ室では、その使用者によりリモコン96の操作面96aが触手可能になるとともに、ペーパーホルダ94もその者により触手可能となる。
【0004】
【発明が解決しようとする課題】
しかし、上記のようにすると、ペーパーホルダ94とリモコン96とを別々に壁面91に取り付けなければならないため、施工性が悪いとともに、美観が損なわれるという欠点がある。
【0005】
このようなことは、トイレ室に限らずキッチン、リビングルーム等においても起こり得る。
【0006】
本発明は、上記従来の実情に鑑みてなされたものであって、トイレ室等の優れた施工性及び美観の発揮を可能としつつ、煩雑化を有効に防止できるペーパーホルダを提供することを解決すべき課題としている。
【0007】
【課題を解決するための手段】
本発明のペーパホルダは、壁面に取り付けられ、ロールペーパを回動可能に保持するホルダ本体と、該ホルダ本体に設けられ、該ロールペーパを切り取り可能な紙切板と、該ホルダ本体の上方に一体化され、電気機器を作動可能なリモコンとを有するペーパホルダにおいて、
前記リモコンは、面及び面が周面より広い薄板状をなし、該周面の前記壁面に対して最も遠くなる前面及び該上面が前記電気機器を作動させ得る操作面とされ、該操作面である該上面を露出するように前記ホルダ本体から離反せずに前方に突出可能であり、該操作面である該周面の前面は、該リモコンが前記ホルダ本体に装着された状態では、前記壁面に対して傾斜されていることを特徴とする。
【0008】
本発明のペーパホルダでは、ホルダ本体には電気機器を作動可能なリモコンが一体化されているため、ペーパーホルダとリモコンとを同時に壁面に取り付けることができる。そのため、トイレ室等の優れた施工性及び美観の発揮を可能としつつ、煩雑化を有効に防止できる。
【0009】
ホルダ本体としては、水平に保持される芯部材を有する一般的なものの他、そのような芯部材を有さず、略半円筒状の形成されたドラム型のものを採用することができる。これらホルダ本体の上方にリモコンが一体化されている。なお、紙切板は、ホルダ本体に軸心回りに揺動可能に設けられ得る他、ホルダ本体に固定されて設けられ得る。
【0010】
また、リモコンは、ホルダ本体から離反せずに突出可能に設けられている。これにより、リモコンが前方に突出して使用者に近づくため、リモコンの操作性をより確保することができる。
【0011】
さらに、リモコンはホルダ本体から着脱可能に設けることもできる。これにより、使用者はリモコンをホルダ本体から取り外して自由な姿勢で操作できる。また、ホルダ本体から外したリモコンを再びホルダ本体に取り付けることにより、リモコンの紛失も回避できる。
【0012】
リモコンは電気機器に信号を送出する発信部を有し、ホルダ本体は該発信部を露出させる開口を有することができる。こうであれば、リモコンをホルダ本体に取り付けた場合には、ホルダ本体に設けられた開口により発信部を露出することができるため、リモコンから電気機器に信号を確実に送出することができる。
【0013】
リモコンは、面及び面が周面より広い薄板状をなし、周の壁面に対して最も遠くなる前面及び上面が電気機器を作動させ得る操作面とされているものであり、ホルダ本体に装着された状態では、操作面を壁面に対して傾斜させている。こうであれば、壁面に対してその操作面が最も遠くなるようにホルダ本体に装着することにより、操作面が使用者に近い位置にあることとなり、使用者にとっての操作が容易である。また、リモコンがホルダ本体に装着された状態で操作面が壁面に対して傾斜しているため、使用者がリモコンの操作面を最も見易く、かつ操作し易くなる。
【0014】
本発明のペーパホルダは、住居等において比較的狭い空間であるトイレ室において効果が大きい。特に、電気機器をシャワートイレ等の便器装置とし、リモコンがその便器装置を作動するものである場合に効果が大きい。これらにより、狭いトイレ室内での視認性及び操作性を確実に確保することができるとともに、トイレ室の煩雑化を有効に防止することができる。
【0015】
本発明のペーパホルダにおいては、便器装置から送出されたその機能又は使用者の健康状態を示す情報を表示することもできる。こうであれば、便器装置の機能を表示することにより、快適な使用環境を作り出すことができる。また、使用者の健康状態を表示することにより、簡易に健康管理を行うことができる。
【0016】
なお、ペーパホルダのリモコンの上面を物品が載置可能な載置面とすることができる。リモコンの操作面をその周面に位置させることとすれば、リモコンの上面にリモコンの優れた操作性確保のためのスペースが不要となり、上面に自由に物品を載置できる。このため、トイレ室等の煩雑化を有効に防止することができる。
【0017】
【発明の実施の形態】
以下、本発明を具体化した実施形態1及び2を図面を参照しつつ説明する。
参考形態1)
図1に示すように、参考形態1のトイレットペーパホルダ3は住居において比較的狭い空間であるトイレ室で使用されている。つまり、このトイレ室では、シャワートイレ一体型の便器装置2が設けられているとともに、この便器装置2の周辺の壁面1にトイレットペーパホルダ3が設けられている。
【0018】
このトイレットペーパホルダ3は、図2にも示すように、2個のトイレットペーパRを軸心回りに回動可能に支承するホルダ本体3aと各トイレットペーパRを切り取り可能な紙切板3bとを有する。ホルダ本体3aの上部には便器装置2を作動可能なリモコン4が一体化されている。このトイレットペーパホルダ3は、便器装置2の使用者が腕や手をリモコン4の上面4bに乗せる場合もあり得ることから、比較的低い位置に設けられている。こうして、リモコン4の一面である水平な上面4bには物品を載置可能である。
【0019】
リモコン4は、上面4b及び他面である下面が周面より広い薄板状をなしており、リモコン4の周面の一面を操作面aとしている。この操作面4aは使用者に対面すべく鉛直に対して下り勾配をなして傾斜している。この操作面4aには主操作ボタンスイッチ4e及び副操作ボタンスイッチ4fが水平方向で一列をなして配置されている。ここで、主操作ボタンスイッチ4eは洗浄スイッチ等の使用頻度の高いスイッチであり、副操作ボタンスイッチ4fは温度設定スイッチ等の使用頻度の低いスイッチである。さらに、下面の操作面4a側の一端と、この一端とは逆側で操作面4aに隣接する側面の操作面4a側とには、便器装置2にリモコン4への入力信号を発信するとともに、便器装置2の機能又は使用者の健康状態に係る出力信号がリモコン4へ受信される発光・受光部4i(一方のみ図示)が設けられている。そして、操作面4aには、発光・受光部4iで受信された便器装置2の機能又は使用者の健康状態を示す情報を表示する表示器4hが配置されている。
【0020】
以上のように構成されたトイレットペーパホルダ3では、ホルダ本体3aに便器装置2を作動可能なリモコン4が一体化されているため、これらを同時に壁面1に取り付けることができる。そのため、トイレ室の優れた施工性及び美観の発揮を可能としつつ、煩雑化を有効に防止できる。
【0021】
また、このトイレットペーパホルダ3では、リモコン4の操作面4aが壁面1に対して最も遠くなるように取付けているため、操作面4aが便器装置2の使用者に近い位置にあることとなり、使用者にとっての操作が容易である。特に、このリモコン4は、操作面4aが鉛直に対して下り勾配で傾斜しているため、使用者がリモコン4の操作面4aを最も見易く、操作しやすい。
【0022】
さらに、このトイレットペーパホルダ3では、リモコン4の水平な上面4bに予備のトイレットペーパ等の物品を載置可能であるため、そのトイレ室の煩雑化を有効に防止することができる。
【0023】
また、このトイレットペーパホルダ3では、リモコン4の操作面4aに主操作ボタンスイッチ4e及び副操作ボタンスイッチ4fを長手方向に配列しているため、それらボタンスイッチ4e、4f自体を小さくしたり、煩雑に配置しなくてもよいことから、誤操作を防止できる。
【0024】
さらに、このトイレットペーパホルダ3では、リモコン4の操作面4aに配置された表示器4hにより便座の温度、温水の温度等の便器装置2の機能を表示できるため、快適な使用環境を作り出すことができる。さらに、この表示器4hにより体重、体脂肪等の使用者の健康状態を表示できるため、簡易に健康管理を行うことができる。
【0025】
(実施形態
図3に示すように、実施形態のトイレットペーパホルダ5も、2個のトイレットペーパRを軸心回りに回動可能に支承するホルダ本体5aと各トイレットペーパRを切り取り可能な紙切板5bとを有する。ホルダ本体5aの上部にはリモコンホルダ7が固定されている。リモコンホルダ7にはホルダ面7dが横長で凹設され、このホルダ面7d内に便器装置2を作動可能なリモコン6が収納されている。このトイレットペーパホルダ5も、便器装置2の使用者が腕や手をリモコンホルダ7の一面である上面7bに乗せる場合もあり得ることから、比較的低い位置に設けられている。こうして、リモコンホルダ7の水平な上面7bには物品を載置可能である。
【0026】
また、リモコン6の操作面6aは使用者に対面すべく鉛直に対して下り勾配をなして傾斜している。そして、操作面6aには主操作ボタンスイッチ6e及び表示器6hが水平方向で一列をなして配置されている。
【0027】
さらに、リモコン6の操作面6aを押すことによりリモコン6が前方に突出すべく、リモコンホルダ7とリモコン6との間には図示しない公知のプッシュロックオープン機構が設けられている。そして、リモコン6が前方に突出することにより露出したリモコン6の上面6bには、副操作ボタンスイッチ6fが配置されている。
【0028】
さらに、リモコン6には発光・受光部6gが設けられ、リモコンホルダ7には発光・受光部6gを露出させる開口7cが設けられている。他の構成は参考形態1と同様である。
【0029】
このトイレットペーパホルダ5では、リモコン6の操作面6aがプッシュロックオープン機構により前方に突出して使用者に近づくため、リモコン6の操作性をより確保することができる。また、主操作ボタンスイッチ6eを操作面aに配置し、副操作ボタンスイッチ6fを上面6bに配置していることから、これによってもリモコン6の操作性をより確保することができる。すなわち、リモコン6がリモコンホルダ7内に収納されている場合、使用頻度の低い副操作スイッチ6fはリモコンホルダ7の中に収納され、使用頻度の高い主操作ボタンスイッチ6eのみ操作可能となるため、誤動作を防止できるからである。
【0030】
また、リモコンホルダ7には発信部6gを露出させる開口7cが設けられているため、発信部6gを露出することができ、リモコン6から便器装置2に信号を確実に送出することができる。
【0031】
さらに、このトイレットペーパホルダ5においても、リモコンホルダ7の水平な上面7bに予備のトイレットペーパ等の物品を載置可能であるため、トイレ室の煩雑化を有効に防止することができる。他の作用及び効果は上記実施形態1と同様である。
【0032】
なお、このトイレットペーパホルダ5では、電池を収納する開口をリモコン6の上面6に設けることもできる。これにより、開口の蓋としてリモコンホルダ7を代用することができるため、製造コストの低廉化を実現できる。
【0033】
(実施形態
図4に示すように、実施形態のトイレットペーパホルダ8も、2個のトイレットペーパRを軸心回りに回動可能に支承するホルダ本体8aと各トイレットペーパRを切り取り可能な紙切板8bとを有する。ホルダ本体8aの上部にはリモコンホルダ10が固定されている。このリモコンホルダ10もホルダ面10dが横長で凹設され、ホルダ面10d内にリモコン9が着脱可能に収納されている。他の構成は上記実施形態と同様である。
【0034】
このトイレットペーパホルダ8では、リモコン9をリモコンホルダ10から着脱できるため、使用者はリモコン9をリモコンホルダ10から取り外して自由な姿勢で操作できる。また、リモコンホルダ10から外したリモコン9を再びリモコンホルダ10に取り付けることにより、リモコン9の紛失も回避できる。他の作用及び効果は上記実施形態と同様である。
【0035】
参考形態
図5に示すように、参考形態のトイレットペーパホルダ11は、1個のトイレットペーパRを軸心回りに回動可能に支承するホルダ本体11aとトイレットペーパRを切り取り可能な紙切板11bとを有する。ホルダ本体11aにはホルダ面11dが縦長に凹設され、このホルダ面11d内にリモコン12が着脱可能に収納されている。
【0036】
また、リモコン12の操作面12aは、ホルダ面11dに収納されている状態では、使用者に対面すべく壁面1に対して傾斜している。そして、操作面12aには主操作ボタンスイッチ12e及び表示器12hが垂直方向で二列をなして配置されている。さらに、リモコン12をホルダ面11dから取り外すことにより露出したリモコン12の上面12bには、副操作ボタンスイッチ12fが配置されている。
【0037】
さらに、リモコン12には発光・受光部12gが設けられ、ホルダ本体11aには発光・受光部12gを露出させる開口11cが設けられている。他の構成は参考形態1と同様である。
【0038】
このトイレットペーパホルダ11では、ホルダ本体11a内にホルダ面11dが縦長で凹設されているため、ホルダ本体11aの上部が簡易となり、製造コストの低廉化を実現できる。他の作用及び効果は上記実施形態3と同様である。
【0039】
参考形態
図6に示すように、参考形態のトイレットペーパホルダ13も、1個のトイレットペーパRを軸心回りに回動可能に支承するホルダ本体13aとトイレットペーパRを切り取り可能な紙切板13bとを有する。ホルダ本体13aの上部にはリモコン14が固定されている。
【0040】
リモコン14の操作面14a上には主操作ボタンスイッチ14e、副操作ボタンスイッチ14f及び表示器14hが水平方向で三列をなして配置されている。他の構成は参考形態1と同様である。
【0041】
以上のように構成されたトイレットペーパホルダ13においても、参考形態1と同様の作用及び効果を奏することができる。
【0042】
また、図7に示すように、リモコン14は、操作面14aを垂直にして、ホルダ本体13aの側面に設けることもできる。この場合においても、同様の作用及び効が得られる。
【0043】
(実施形態6)
実施形態6のトイレットペーパホルダ15は、出願人が先に提案した特願平11−287410号記載のものを用いている。このトイレットペーパホルダ15は、図8に示すように、ホルダ本体15aと、ホルダ本体15aに対して軸15dを介して開閉できるドラム15eを有する。ドラム15eは、内部にトイレットペーパRを収納できるように略半円筒状に形成され、外周面には水平方向に延びる操作つまみ15fが突出して形成されている。
【0044】
また、ホルダ本体15aの上端には、略水平方向に延在する紙切板15bが固定されている。この紙切板15bの前部は下方へ湾曲し、その前端には紙切刃15cが固定されている。そして、ホルダ本体15aの上部にリモコン16が一体化されている。
【0045】
リモコン16の上方に位置する操作面16aには主操作ボタンスイッチ16e、副操作ボタンスイッチ16f及び表示器16hが水平方向で三列をなして配置されている。他の構成は参考形態1と同様である。
【0046】
以上のように構成されたトイレットペーパホルダ15においても、参考形態1と同様の作用及び効果を奏することができる。
【0047】
なお、このトイレットペーパホルダ15では、操作つまみ15fを下方へ移動させてドラム15eを開けた状態で、前方よりドラム15e内にトイレットペーパRを収納し、しかる後に操作つまみ15fを上方へ移動させてドラム15eを閉じる。これにより、芯無し又は芯有りの何れのトイレットペーパRをも回動可能に保持することができる。このとき、紙切板15bを揺動させて持ち上げなくてもよいため、リモコン16と紙切板15bとの間に空間を設ける必要がない。そのため、トイレットペーパホルダ15全体をコンパクトにすることができ、さらにトイレ室等の煩雑化を有効に防止できる。
【図面の簡単な説明】
【図1】参考形態1のペーパホルダに係るトイレ室の斜視図である。
【図2】参考形態1のペーパホルダの斜視図である。
【図3】実施形態のペーパホルダの斜視図である。
【図4】実施形態のペーパホルダの斜視図である。
【図5】参考形態のペーパホルダの斜視図である。
【図6】参考形態のペーパホルダの斜視図である。
【図7】変形参考形態のペーパホルダの斜視図である。
【図8】参考形態のペーパホルダの斜視図である。
【図9】従来のトイレ室の側面図である。

Claims (2)

  1. 壁面に取り付けられ、ロールペーパを回動可能に保持するホルダ本体と、該ホルダ本体に設けられ、該ロールペーパを切り取り可能な紙切板と、該ホルダ本体の上方に一体化され、電気機器を作動可能なリモコンとを有するペーパホルダにおいて、
    前記リモコンは、面及び面が周面より広い薄板状をなし、該周面の前記壁面に対して最も遠くなる前面及び該上面が前記電気機器を作動させ得る操作面とされ、該操作面である該上面を露出するように前記ホルダ本体から離反せずに前方に突出可能であり、該操作面である該周面の前面は、該リモコンが前記ホルダ本体に装着された状態では、前記壁面に対して傾斜されていることを特徴とするペーパホルダ。
  2. リモコンはホルダ本体から着脱可能であることを特徴とする請求項1記載のペーパホルダ。
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