JP3653246B2 - シートロールホルダー - Google Patents

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Description

【0001】
【発明の属する技術分野】
本発明は、ロール状に巻き取られたシート(以下、「シートロール」という。)を保持し、このシートロールから所要の長さのシートを引き出して切断するようにしたシートロールホルダーの改良に関するものである。
【0002】
【従来の技術】
この種のシートロールとしては、トイレットペーパーロール、台所用キッチンペーパーロールおよびアルミホイルロール、並びに食料品ラップ用プラスチックフィルムロール等がある。
そして、例えば、トイレットペーパーロールのホルダーとして現在広く普及しているものは、壁面等に固定する固定部および固定部に突設された一対の支持アームからなるホルダー本体と、トイレットペーパーの芯部分に通されると共に一対の支持アームの間に支持された支持軸と、ホルダー本体の上部に揺動可能に取り付けられたペーパー切取板とから構成されている。そして、使用時には、一方の手でぺーパーの端を摘んで所要の長さ引き出し、他方の手でペーパー切取板を押さえてロールの回転を止めた後、ペーパー切取板の先端でペーパーを切り取るようになっており、必ず両手が必要であった。
【0003】
このため、片手が不自由な人や、あるいは健常者であっても、手荷物がある場合や、衣服の一部を片手で保持しなければならない場合等、事情によって片手しか使えない場合には、非常に不便をきたしていた。
この不便を解消するため、これまでに、トイレットペーパーを片手で切り取り可能としたトイレットペーパーホルダーが多数提案されてきている。
【0004】
例えば、特開2000−279342号公報には、ベース部およびトイレットペーパーロールの芯部分に通されたロール保持軸を支持可能な一対のアーム部を有するホルダー本体と、トイレットペーパーロールの上部を覆うと共にベース部側の後端縁を中心に上下回動可能に軸支された紙切板とを備えたものからなり、紙切板の後端部に、ベース部とトイレットペーパーロールとの間をほぼ下方へのびるストッパーアーム部を設け、ストッパーアーム部にトイレットペーパーロールの回転を停止可能なストッパ部材を近接または離間可能に設けたトイレットペーパーホルダーが記載されている。そして、使用時、片方の手で、ペーパーの端部が下方へ所要量引き出され、紙切板先端に押しつけられる。このとき、引き出されたペーパーによって紙切板が持ち上げられ、それに伴ってストッパーアーム部が回動しロールに近接し、ストッパ部材がロールの回転を停止させる。こうして、片手でペーパーを切り取ることができる。
【0005】
しかしながら、特開2000−279342号公報に記載のトイレットペーパーホルダーは、現在普及しているものより複雑な構造を有しており、また、ストッパ部材は、ゴムやスポンジ等柔らかく摩擦係数の高い材料から形成されるので、使用頻度が高くなると、摩耗による交換を頻繁に行う必要がある。したがって、このトイレットペーパーホルダーは、コスト面およびメンテナンス面で、現在普及しているものより不利である。
【0006】
また、登録実用新案第3025314号公報には、壁面等に固定するための固定部および固定部に突設された一対の支持アームからなるホルダー本体と、トイレットペーパーホルダーの芯部分に通されると共に一対の支持アームの間に支持されたホルダー保持軸と、ホルダー本体の上部に後端縁のまわりに揺動可能に取り付けられたカバー本体と、カバー本体の先端部に蝶番状に連結されたカバー先端部とからなり、カバー本体とカバー先端部の連結部にペーパーを通過させるためのスキ間凹部が形成され、カバー先端部の後端部にはストッパーが、前端部には上向きのノコギリ刃が設けられたトイレットペーパーホルダーが記載されている。そして、使用時には、スキ間凹部から引き出されたペーパー部分の後端縁がカバー先端部のノコギリ刃に下向きに押しつけられる。それに伴って、カバー先端部は、カバー本体との連結軸のまわりに回動し、後端部が持ち上げられ、ストッパーが、ロールからノコギリ刃までのびるペーパー部分をカバー本体の裏面に押しつけ、それによって、ペーパー部分が切り取られる。
【0007】
しかしながら、登録実用新案第3025314号公報に記載のトイレットペーパーホルダーもまた、現在普及しているものより複雑な構造を有しており、また、ロール交換時に、ロールに通されたホルダー保持軸を一対の支持アームの間に嵌め込んだ後、ロールの引出端をスキ間凹部からカバー外側に出す操作が面倒である。したがって、このトイレットペーパーホルダーもまた、コスト面およびメンテナンス面で、現在普及しているものより不利である。
【0008】
トイレットペーパーホルダーは、駅構内、病院、公共施設および公園等の便所等、不特定多数の人が使用する便所に設置されるものでもあるので、できるだけ簡単な構造を有し、故障が少なく、また操作し易く、メンテナンスが簡単に行えるものであることが望ましい。また、コスト面においても、現在普及しているものと同程度のコストでまたはそれより低いコストで提供され得ることが望ましい。
【0009】
また、食料品ラップ用プラスチックフィルムロールのホルダーとして現在広く普及しているものは、片開き状に取り付けられた上蓋を備え、内部にプラスチックフィルムロールが収容された紙製の箱体からなるホルダー本体と、上蓋先端の辺縁に取り付けられたカッターとから構成されている。そして、使用時には、ホルダー本体を一方の手に持ち、ホルダー本体の上蓋を開けてホルダー本体内部に収容されたロールのフィルム引出端を他方の手で摘んで、フィルムを所要の長さ引き出し、ホルダー本体の上蓋を一方の手で閉じ、引き出したフィルム部分の後端を上蓋のカッターに押し当ててフィルム部分を切り取るようになっている。
このホルダーにおいては、ロールが回転自在に軸支されておらず、フィルムの引き出し時にロールを回転させることが容易ではない。特に、プラスチックフィルムロールの場合には、フィルムは互いに密着状態でロール状に巻き取られているので、ロールを回転させながらのフィルムの引き出しに手間がかかる。よって、片手操作で、所要量のフィルムを簡単に切り取ることはできなかった。
【0010】
【発明が解決しようとする課題】
したがって、本発明の課題は、簡単な構造を有し、低コストで製造可能で、メンテナンスが容易な、片手によってワンタッチでシートを切り取ることができるシートロールホルダーを提供することにある。
【0011】
【課題を解決するための手段】
上記課題を解決するため、第1の発明は、支持構造に固定するための固定部と、前記固定部に突設され、互いに間隔をあけて配置された一対の支持アームと、シートロールの芯部分に通され、前記一対の支持アームの間に水平に支持されたシートロール保持棒と、前記一対の支持アームの間に取り付けられ、前記シートロールの外周面の一部を覆うようにかつ水平な支軸のまわりに回動可能に配置された制動板兼シート切取板とを備え、前記一対の支持アームにはそれぞれ、前記ロール保持棒の端部の下側周面を支持する垂直上向きに開口したシートロール保持棒受け部が設けられ、前記支軸は、前記支持アームの先端であって、前記支持アームに支持されたシートロールの中心の位置より高い位置でかつ前記シートロールの中心から前記シートロールの満巻時の半径より大きい距離離れた位置に配置され、前記制動板兼シート切取板は、前記支軸に対して垂直な平面で切り取られた断面において上に凸となるように湾曲し、前記支軸から前記シートロールの巻き取り方向にのびる後側部分および前記支軸から前記シートロールの引き出し方向にのびる前側部分からなり、前記前側部分および前記後側部分が、異なる曲率を有する円弧状に湾曲しているとともに、前記前側部分の曲率は前記後側部分の曲率より大きくなっており、さらに、前記後側部分は、前記支軸から前記前側部分よりも長い距離のびていて、前記後側部分の下面の一部が常に前記シートロールの外周面に接触するようになっており、前記前側部分の前端縁にはシートを切り取るための歯が取り付けられ、前記シートロールから引き出されたシート部分の後端縁が切り取りのために前記制動板兼シート切取板の前側部分の歯に押し当てられたとき、前記制動板兼シート切取板は、前記支軸に関して前記前側部分が持ち上げられると同時に、前記後側部分の下面が前記シートロールの外周面に押しつけられるように回動し、前記シートロールの回転を制動するようになっていることを特徴とするシートロールホルダーを構成したものである。
【0012】
第1の発明の構成において、前記固定部を独立した2つの板状体から構成し、一方の板状体に前記一対の支持アームの一方を突設し、他方の板状体には前記一対の支持アームの他方を突設するようにしてもよい。
【0013】
また、上記課題を解決するため、第2の発明は、上端が開口した箱体からなり、内部にシートロールを収容するホルダー本体と、前記シートロールの芯部分に通され、前記ホルダー本体における一対の対向する側壁の間に水平に支持されたシートロール保持棒と、前記一対の対向する側壁のそれぞれの上端に突設された支柱部と、前記支柱部の間に取り付けられかつ水平な支軸のまわりに回動可能に配置された制動板兼シート切取板とを備え、前記一対の対向する側壁にはそれぞれ、前記シートロール保持棒の端部の下側周面を支持する垂直上向きに開口したシートロール保持棒受け部が設けられ、前記制動板兼シート切取板は、前記支軸に対して垂直な平面で切り取られた断面において上に凸となるように湾曲しており、前記支軸から前記シートロールの巻き取り方向にのびる後側部分および前記支軸から前記シートロールの引き出し方向にのびる前側部分からなり、前記前側部分および前記後側部分が、異なる曲率を有する円弧状に湾曲しているとともに、前記前側部分の曲率は前記後側部分の曲率より大きくなっており、さらに、前記後側部分は、前記支軸から前記前側部分よりも長い距離のびていて、前記後側部分の下面の一部が常に前記シートロールの外周面に接触するようになっており、前記前側部分の前端縁にはシートを切り取るための歯が取り付けられ、前記シートロールから引き出されたシート部分の後端縁が切り取りのために前記制動板兼シート切取板の前側部分の歯に押し当てられたとき、前記制動板兼シート切取板は、前記支軸に関して前記前側部分が持ち上げられると同時に、前記後側部分の下面が前記シートロールの外周面に押しつけられるように回動し、前記シートロールの回転を制動するようになっていることを特徴とするシートロールホルダーを構成したものである。
【0014】
第1および第2の発明の構成において、好ましくは、前記制動板兼シート切取板の前記前側部分の少なくとも一側部には、切り取り後に前記歯に残されたシートの引出端から前記ロールまでのびるシート部分を指で摘むための切欠が形成されている。
【0015】
【発明の実施の形態】
以下、添付図面を参照して本発明の好ましい実施例について説明する。図1および図2は、それぞれ、本発明の1実施例によるシートロールホルダーの斜視図および正面図である。図1および図2に示される実施例では、本発明によるシートロールホルダーは、トイレットペーパーホルダーとして構成されている。
【0016】
図1および図2に示されるように、本発明のトイレットペーパーホルダーは、(図示されない)壁面等の支持構造に固定するための平板状の固定部1と、固定部1に突設され、互いに間隔をあけて配置された一対の板状の支持アーム2a、2bと、トイレットペーパーロール3の芯部分に通され、一対の支持アーム2a、2bの間に水平に支持されたロール保持棒4と、一対の支持アーム2a、2bの間に取り付けられ、トイレットペーパーロール3の外周面の一部を覆うようにかつ水平な支軸5のまわりに回動可能に配置された制動板兼ペーパー切取板6とを備えている。
【0017】
一対の支持アーム2a、2bには、それぞれ、上端中間部に切欠が設けられており、これらの切欠は、ロール保持棒4の端部4a、4bの下側周面を支持する垂直上向きに開口したロール保持棒受け部7a、7bを形成している。
【0018】
支軸5は、制動板兼ペーパー切取板6の両側に設けられた下向き突起部8a、8bの穴および関係する支持アーム2a、2bの穴を貫通して配置された連結ピンからなっている。支軸5は、支持アーム2a、2bの先端部であって、支持アーム2a、2bに支持されたロール3の中心の位置より高い位置でかつロール3の中心からロール3半径より大きい距離離れた位置に配置される。
【0019】
制動板兼ペーパー切取板6は、支軸5に対して垂直な平面で切り取られた断面において上に凸となるように湾曲しており、支軸5からロール3の巻き取り方向にのびる後側部分6bおよび支軸5からロール3の引き出し方向にのびる前側部分6aからなっている。さらに、制動板兼ペーパー切取板6の後側部分6bは、支軸5から前側部分6aよりも長い距離のびていて、後側部分6bの下面の一部が常にロール3の外周面に接触するようになっている。この場合、制動板兼ペーパー切取板6は、支軸5に対して垂直な平面で切り取られた断面において、前側部分6aおよび後側部分6bが、異なる曲率を有する円弧状に湾曲しているとともに、前側部分6aの曲率が後側部分6bの曲率より大きくなっていること、そして、制動板兼ペーパー切取板6の後側部分6bは、前側部分6aの長さの1.5〜2倍の長さを有していることが好ましい。それによって、制動板兼ペーパー切取板6の後側部分6bの下面の一部が、ペーパーの使用によってロール3の径が小さくなっても、常に確実にロール3の外周面に接触することが保証されるとともに、よりスムーズな、ペーパーの引き出しおよび切り取り操作が可能となる。
【0020】
制動板兼ペーパー切取板6の前側部分6aの前端縁には、トイレットペーパーを切り取るための歯9が取り付けられている。歯9は厚紙製であり、使用者の指等が万一触れても当該指等が傷つけられないようになっている。また、歯9には、ペーパーの切り取り後、ホルダー側に残されるロール3の引出端がそれに食い込んで係止されるようになっている。
制動板兼ペーパー切取板6の前側部分6aの両側部には、切り取り後に歯9に残されたペーパーの引出端からロール3までのびるペーパー部分3bを指で摘むための切欠10a、10bが形成されている。
【0021】
こうして、本発明のトイレットペーパーホルダーの使用時には、制動板兼ペーパー切取板6の切欠10a、10bの一方から、片方の手の指で、歯9に残されたペーパーの引出端からロール3までのびるペーパー部分3bが摘まれ、ホルダーから所要の長さ引き出される。このとき、制動板兼ペーパー切取板6の後側部分6bの下面の一部がロール3の外周面に接触しているので、ロール3がその慣性により過度に回転することが防止され、ペーパーは途中で弛むことなく円滑に引き出される。また、ペーパー引き出しの際に、ホルダーに指を触れずに、ペーパーの引出端を摘んでペーパーを引き出し、切り取ることができるので、非常に衛生的である。
【0022】
そして、図3に示されるように、所要の長さ引き出されたペーパー部分3aの後端縁3cが切り取りのために制動板兼ペーパー切取板6の歯に押し当てられたとき、制動板兼ペーパー切取板6は、支軸5に関して前側部分6aが持ち上げられると同時に、後側部分6bの下面がロール3の外周面に押しつけられるように回動する。それによって、ロール3は回転を制動され、ペーパー部分3aは容易に切り取られる。
【0023】
図4は、図1のトイレットペーパーホルダーのロール装着時の状態を示した側面図である。図4に示されるように、ロールのホルダーへの装着時には、制動板兼ペーパー切取板6が、支軸5に関して後側部分6bを持ち上げる向きに回動せしめられる。それによって、支持アーム2a、2bの上方が大きく開口する。この状態で、ロールに通されたロール保持棒の両端を、一対の支持アーム2a、2bのロール保持棒受け部7a、7bに上から落とし込むだけで、ロールのホルダーへの装着を非常に簡単に行うことができる。
【0024】
このように、本発明のトイレットペーパーホルダーは、構造が非常に簡単であり、故障が少なく、現在普及しているものと同程度またはそれより低いコストで製造することができる。しかも、本発明のトイレットペーパーホルダーによれば、片手によってワンタッチでシートを切り取ることができ、また、ペーパーロールの交換も非常に簡単に行え、メンテナンスが容易である。
【0025】
図5は、図1のトイレットペーパーホルダーの変形例の斜視図である。この変形例は、図1のトイレットペーパーホルダーと、固定部の構造のみが相違している。したがって、図5中、図1と同じ構成要素には同一番号を付し、詳細な説明を省略する。図5の変形例では、固定部は独立した2つの板状体11a、11bから構成される。そして、一方の板状体11aに一方の支持アーム2aが突設され、他方の板状体11bには他方の支持アーム2bが突設される。
このように、固定部を独立した2つの板状体11a、11bから構成したことにより、トイレの壁面等に従来のトイレットペーパーホルダーが既に取り付けられている場合に、それを利用して本発明のトイレットペーパーホルダーを容易に後付けすることができ、壁面等に新たに穴を設けたりする必要がなくなる。この後付け作業は、次のようになされる。すなわち、既に取り付けられた従来のホルダーからロールおよびロール保持棒が取り外され、その(コ字状断面を有する)ホルダー本体の固定ネジが緩められる。そして、本発明のホルダーの板状固定部11a、11bが、壁面と従来のホルダーのホルダー本体との間に差し込まれた後、従来のホルダーのホルダー本体が再び壁面に固定ネジで固定される。このとき、本発明のホルダーは、その支持アームのペーパーロール保持棒受け部が、従来のホルダーの支持アーム上端より上方に位置するように取り付けられる。また、この場合、従来のホルダーのペーパー切取板はホルダー本体に取り付けられたままでもよいし、取り外されてもよい。
【0026】
図6は、本発明の別の実施例によるシートロールホルダーの斜視図である。この実施例では、シートロールホルダーは、食料品ラップ用プラスチックフィルムロールホルダーとして構成されている。図5に示されるように、本発明のシートロールホルダーは、上端が開口した箱体からなり、内部にプラスチックフィルムロール21を収容するホルダー本体20と、プラスチックフィルムロール21の芯部分に通され、ホルダー本体20における一対の対向する側壁20a、20bの間に水平に支持されたロール保持棒22と、一対の対向する側壁20a、20bのそれぞれの上端縁におけるロール21の引き出し方向側の端に突設された支柱部23a、23bと、支柱部23a、23bの間に取り付けられ、ホルダー本体20の上端開口を間隔をあけて覆うようにかつ水平な支軸24のまわりに回動可能に配置された制動板兼シート切取板25とを備えている。
【0027】
ホルダー本体20の一対の対向する側壁20a、20bにはそれぞれ、上端縁中間部に切欠が設けられ、ロール保持棒22の関係する端部の下側周面を支持する垂直上向きに開口したロール保持棒受け部26a、26bを形成している。
制動板兼シート切取板25は、支軸24に対して垂直な平面で切り取られた断面において上に凸となるように湾曲しており、支軸24からロール21の巻き取り方向にのびる後側部分25bおよび支軸24からロール21の引き出し方向にのびる前側部分25aからなっている。
さらに、制動板兼シート切取板25の後側部分25bは、支軸24から前側部分25aよりも長い距離のびていて、後側部分25bの下面の一部が常にロール21の外周面に接触するようになっている。この場合、制動板兼シート切取板25は、支軸24に対して垂直な平面で切り取られた断面において、前側部分25aおよび後側部分25bが、異なる曲率を有する円弧状に湾曲しているとともに、前側部分25aの曲率が後側部分25bの曲率より大きくなっていること、そして、制動板兼ペーパー切取板25の後側部分25bは、前側部分25aの長さの1.5〜2倍の長さを有していることが好ましい。
【0028】
支軸24は、制動板兼シート切取板25の両側に設けられた下向き突起部の穴および関係する支柱部23a、23bの穴を貫通して配置された連結ピンからなっている。
制動板兼シート切取板25の前側部分25aの前端縁にはシートを切り取るための歯27が取り付けられている。制動板兼シート切取板25の前側部分25aの両側部には、切り取り後に歯27に残されたシートの引出端からロール21までのびるシート部分を指で摘むための切欠28a、28bが形成されている。
【0029】
そして、ホルダーの使用時には、前述の実施例と同様、片方の手の指で、歯27に残されたシートの引出端からロール21までのびるシート部分が摘まれ、ホルダーから所要の長さ引き出される。そして、引き出されたシート部分の後端縁が切り取りのために制動板兼シート切取板25の歯27に押し当てられたとき、制動板兼シート切取板25は、24支軸に関して前側部分25aが持ち上げられると同時に、後側部分25bの下面がロール21の外周面に押しつけられるように回動し、ロール21の回転が制動され、それによって、シート部分が容易に切り取られる。
この実施例の場合にも、図1の実施例の場合と同様の効果が得られる。
【0030】
【発明の効果】
以上のように、本発明によれば、非常に簡単な構造を有し、低コストで製造することができ、メンテナンスが容易な、片手操作でワンタッチ式にシートを切り取ることができるシートロールホルダーを提供することができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の1実施例によるシートロールホルダーの斜視図である。
【図2】図1のシートロールホルダーの正面図である。
【図3】図1のシートロールホルダーの使用状態を示す側面図である。
【図4】図1のシートロールホルダーのロール装着時の状態を示す側面図である。
【図5】図1のシートロールホルダーの変形例の斜視図である。
【図6】本発明の別の実施例によるシートロールホルダーの斜視図である。
【符号の説明】
1 固定部
2a、2b 支持アーム
3 トイレットペーパーロール
3a、3b ペーパー部分
4 ロール保持棒
5 支軸
6 制動板兼ペーパー切取板
6a 前側部分
6b 後側部分
7a、7b ロール保持棒受け部
8a、8b 突起部
9 歯
10a、10b 切欠

Claims (5)

  1. 支持構造に固定するための固定部と、前記固定部に突設され、互いに間隔をあけて配置された一対の支持アームと、シートロールの芯部分に通され、前記一対の支持アームの間に水平に支持されたシートロール保持棒と、前記一対の支持アームの間に取り付けられ、前記シートロールの外周面の一部を覆うようにかつ水平な支軸のまわりに回動可能に配置された制動板兼シート切取板とを備え、前記一対の支持アームにはそれぞれ、前記ロール保持棒の端部の下側周面を支持する垂直上向きに開口したシートロール保持棒受け部が設けられ、前記支軸は、前記支持アームの先端であって、前記支持アームに支持されたシートロールの中心の位置より高い位置でかつ前記シートロールの中心から前記シートロールの満巻時の半径より大きい距離離れた位置に配置され、前記制動板兼シート切取板は、前記支軸に対して垂直な平面で切り取られた断面において上に凸となるように湾曲し、前記支軸から前記シートロールの巻き取り方向にのびる後側部分および前記支軸から前記シートロールの引き出し方向にのびる前側部分からなり、前記前側部分および前記後側部分が、異なる曲率を有する円弧状に湾曲しているとともに、前記前側部分の曲率は前記後側部分の曲率より大きくなっており、さらに、前記後側部分は、前記支軸から前記前側部分よりも長い距離のびていて、前記後側部分の下面の一部が常に前記シートロールの外周面に接触するようになっており、前記前側部分の前端縁にはシートを切り取るための歯が取り付けられ、前記シートロールから引き出されたシート部分の後端縁が切り取りのために前記制動板兼シート切取板の前側部分の歯に押し当てられたとき、前記制動板兼シート切取板は、前記支軸に関して前記前側部分が持ち上げられると同時に、前記後側部分の下面が前記シートロールの外周面に押しつけられるように回動し、前記シートロールの回転を制動するようになっていることを特徴とするシートロールホルダー。
  2. 前記固定部は独立した2つの板状体からなり、一方の板状体に前記一対の支持アームの一方が突設され、他方の板状体には前記一対の支持アームの他方が突設されていることを特徴とする請求項1に記載のシートロールホルダー。
  3. 上端が開口した箱体からなり、内部にシートロールを収容するホルダー本体と、前記シートロールの芯部分に通され、前記ホルダー本体における一対の対向する側壁の間に水平に支持されたシートロール保持棒と、前記一対の対向する側壁のそれぞれの上端に突設された支柱部と、前記支柱部の間に取り付けられかつ水平な支軸のまわりに回動可能に配置された制動板兼シート切取板とを備え、前記一対の対向する側壁にはそれぞれ、前記シートロール保持棒の端部の下側周面を支持する垂直上向きに開口したシートロール保持棒受け部が設けられ、前記制動板兼シート切取板は、前記支軸に対して垂直な平面で切り取られた断面において上に凸となるように湾曲しており、前記支軸から前記シートロールの巻き取り方向にのびる後側部分および前記支軸から前記シートロールの引き出し方向にのびる前側部分からなり、前記前側部分および前記後側部分が、異なる曲率を有する円弧状に湾曲しているとともに、前記前側部分の曲率は前記後側部分の曲率より大きくなっており、さらに、前記後側部分は、前記支軸から前記前側部分よりも長い距離のびていて、前記後側部分の下面の一部が常に前記シートロールの外周面に接触するようになっており、前記前側部分の前端縁にはシートを切り取るための歯が取り付けられ、前記シートロールから引き出されたシート部分の後端縁が切り取りのために前記制動板兼シート切取板の前側部分の歯に押し当てられたとき、前記制動板兼シート切取板は、前記支軸に関して前記前側部分が持ち上げられると同時に、前記後側部分の下面が前記シートロールの外周面に押しつけられるように回動し、前記シートロールの回転を制動するようになっていることを特徴とするシートロールホルダー。
  4. 前記制動板兼シート切取板は、前記支軸に対して垂直な平面で切り取られた断面において、前記後側部分の長さが、前記前側部分の長さの1.5〜2倍となるように形成されていることを特徴とする請求項1〜請求項3のいずれかに記載のシートロールホルダー。
  5. 前記制動板兼シート切取板の前記前側部分の少なくとも一側部には、切り取り後に前記歯に残されたシートの引出端から前記ロールまでのびるシート部分を指で 摘むための切欠が形成されていることを特徴とする請求項1〜請求項4のいずれかに記載のシートロールホルダー。
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