JP4116239B2 - 無線通信装置とそれを用いた画像形成装置管理システムおよび無線チャネルテスト方法 - Google Patents
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Description
【発明の属する技術分野】
この発明は、無線通信装置とそれを用いた画像形成装置管理システムおよび無線チャネルテスト方法に関する。
【0002】
【従来の技術】
画像形成装置管理システムとしては、不特定多数のユーザ(顧客)のオフィス等に設置された1台あるいは複数台の画像形成装置をデータ通信装置および公衆回線(電話回線)又は専用回線等の通信回線を利用して、サービスセンタ(販売,サービスの拠点)などに設置されている中央制御装置(ホストマシン)と接続可能にし、その中央制御装置により通信回線およびデータ通信装置を介して画像形成装置を遠隔管理するようにしたものが一般に知られている。
このような画像形成管理システムにおいては、中央制御装置に通信回線を介して接続され、画像形成装置との通信を制御するデータ通信装置と、その画像形成装置との間をコードレス化(無線化)する要求が多くなっている。
【0003】
これは、データ通信装置と画像形成装置との間を上述したように有線接続する場合、長距離にわたって通信線を施設しなければならなかったり、画像形成装置の位置を変更する度に、通信線の施設を張り替えなければならなかったりして、労力とコストがかかることや、通信線に足を引っかけて切断してしまい、遠隔管理機能に支障をきたしてしまったりすることが多いことなどによる。
このような画像形成装置管理システムにおいて、データ通信装置と画像形成装置との間を無線化する場合、データ通信装置に無線通信装置の無線親機(以下「無線親局」ともいう)を、画像形成装置に無線子機(以下「無線子局」ともいう)をそれぞれ有線接続あるいは内蔵する必要がある。
【0004】
ここで、無線設備標準規格RCR−STD17A等では、上述したような無線通信装置が無線送信を行う場合には、それに先立って送信しようとしている無線チャネルをキャリアセンスしてキャリアの有無をチェックし、一定レベルのキャリアが検出されたチャネルについては、送信を開始できないことになっている。これは、その無線チャンネルが他の無線通信装置において使用中の場合、その通信を妨害しないためである。
【0005】
【発明が解決しようとする課題】
しかしながら、このキャリアセンスによって検出されるのは、必ずしも他の無線通信装置の送信キャリアとは限らず、例えば無線通信装置の近くに同一周波数のノイズを発生するものがある場合、それをキャリアとして検出してしまうことが少なくない。
このようなノイズは定常的に発生していることが多く、よってその無線チャネルは他の無線通信装置が使用していないにもかかわらず、キャリア有りと判定され使用できないことが多い。また、周波数的な広がりをもったノイズの場合、何チャネルもの使用不可能なチャネルができる。
このようにして使用できない無線チャネルが多い環境では、無線送信の機会が失われることが多く、無線通信に障害を与えることになる。
【0006】
そこで、この障害について、特開平7−322338号公報では、無線チャネルが使用できるかどうかを表示する手段が提示されているが、無線チャネルを自動選択する無線通信装置では、無線チャネルの使用可/不可を表示することは意味を持たない。
また、特開平8−33022号公報では、使用不可となりやすいチャネルを選択対象から外す手段が提示されているが、前述の通り、ノイズが周波数的な広がりを持って定常的に発生している場合は、選択対象となるチャネル数が極端に少なくなり、無線送信の機会が失われる可能性が高くなることに変わりはない。
【0007】
また、無線親機が無線子機に通信チャネルを指定するような無線通信装置では、無線子機には通信チャネルの選択権がなく、無線子機にとって、ノイズの影響で使用できないチャネルを無線親機が指定した場合には、無線子機は送信を開始できず、通信が中断してしまう。つまり、上記障害を防止するためには、使用可能なチャネルを多く確保することが重要である。
【0008】
ところで、ノイズの場合、無線通信装置の設置位置やアンテナの向きを少し変更するだけでその影響を受けなくすることができ、特にプリンタバッファ用の無線通信装置,ガスメータ,OA機器(例えば画像形成装置)等の遠隔診断用の無線通信装置のように、無線通信装置の設置位置が半固定的な場合有用である。
また、遠隔診断用の無線通信装置では、遠隔地にいる無線通信装置の使用者は、実使用中の無線通信装置の通信動作を確認することはできないため、無線通信装置の設置の際に無線通信環境の良否を確認できることが好ましい。
【0009】
この発明は上記の問題点に鑑みてなされたものであり、上述した画像形成装置管理システムに使用する無線通信装置の無線親機と無線子機との無線通信を確実に行えるようにすることを目的とする。
【0010】
【課題を解決するための手段】
この発明は、上記の目的を達成するため、無線通信装置とそれを用いた画像形成装置管理システムおよび無線チャネルテスト方法を提供する。
請求項1〜35の発明はそれぞれ、中央制御装置に公衆回線等の通信回線を介して接続されるデータ通信装置と複写装置等の画像形成装置との間を無線化するために、データ通信装置に有線接続あるいは内蔵される無線親機および画像形成装置に有線接続あるいは内蔵される無線子機からなる無線通信装置において、以下に示すようにしたことを特徴とする。
【0011】
請求項1の発明による無線通信装置は、無線親機および無線子機にそれぞれ、使用する複数の無線チャネルの周波数について順次キャリアセンスを実施することにより、その各無線チャネル毎に空きチャネルであるか使用チャネルであるかを判定するチャネル判定手段と、該手段による判定結果から空きチャネル数又は使用チャネル数が所定数に達していると認識した場合に、その旨を示すチャネル情報を報知するチャネル情報報知手段とを設けたものである。
【0012】
請求項2の発明による無線通信装置は、無線親機および無線子機にそれぞれ、使用する複数の無線チャネルの周波数について順次キャリアセンスを実施することにより、その各無線チャネル毎に空きチャネルであるか使用チャネルであるかを判定するチャネル判定手段と、該手段による判定結果から得た空きチャネル数又は使用チャネル数を示すチャネル情報を報知するチャネル情報報知手段とを設けたものである。
【0013】
請求項3の発明による無線通信装置は、請求項1又は2の無線通信装置において、無線親機および無線子機のチャネル情報報知手段にそれぞれ、チャネル判定手段によって予め定めた周波数制御チャネルが使用チャネルであると判定された場合に、その旨を示すチャネル情報を報知する手段を備えたものである。
【0014】
請求項4の発明による無線通信装置は、請求項1〜3のいずれかの無線通信装置において、無線親機のチャネル判定手段に、その無線親機又はデータ通信装置に設けられたスイッチの操作によってテスト開始要求があった場合に、上記キャリアセンスを実施する手段を備え、無線子機のチャネル判定手段に、その無線子機又は画像形成装置に設けられたスイッチの操作によってテスト開始要求があった場合に、上記キャリアセンスを実施する手段を備えたものである。
【0015】
請求項5の発明による無線通信装置は、請求項4の無線通信装置において、無線親機のチャネル情報報知手段を、その無線親機の上記チャネル情報をその無線親機あるいはデータ通信装置の表示部又は音声出力部に報知させる手段とし、無線子機のチャネル情報報知手段を、その無線子機の上記チャネル情報をその無線子機あるいは画像形成装置の表示部又は音声出力部に報知させる手段としたものである。
【0016】
請求項6の発明による無線通信装置は、無線子機に、使用する複数の無線チャネルの周波数について順次キャリアセンスを実施することにより、その各無線チャネル毎に空きチャネルであるか使用チャネルであるかを判定するチャネル判定手段と、該手段による判定結果から空きチャネル数又は使用チャネル数が所定数に達していると認識した場合に、その旨を示すチャネル情報を無線親機へ無線送信するチャネル情報送信手段とを設け、無線親機に、使用する複数の無線チャネルの周波数について順次キャリアセンスを実施することにより、その各無線チャネル毎に空きチャネルであるか使用チャネルであるかを判定するチャネル判定手段と、該手段による判定結果から空きチャネル数又は使用チャネル数が所定数に達していると認識した場合に、その旨を示すチャネル情報を報知する第1のチャネル情報報知手段と、無線子機から上記チャネル情報を受信した場合に、そのチャネル情報を報知する第2のチャネル情報報知手段とを設けたものである。
【0017】
請求項7の発明による無線通信装置は、無線子機に、使用する複数の無線チャネルの周波数について順次キャリアセンスを実施することにより、その各無線チャネル毎に空きチャネルであるか使用チャネルであるかを判定するチャネル判定手段と、該手段による判定結果から得られる空きチャネル数又は使用チャネル数を示すチャネル情報を無線親機へ無線送信するチャネル情報送信手段とを設け、無線親機に、使用する複数の無線チャネルの周波数について順次キャリアセンスを実施することにより、その各無線チャネル毎に空きチャネルであるか使用チャネルであるかを判定するチャネル判定手段と、該手段による判定結果から得られる空きチャネル数又は使用チャネル数を示すチャネル情報を報知する第1のチャネル情報報知手段と、無線子機から上記チャネル情報を受信した場合に、そのチャネル情報を報知する第2のチャネル情報報知手段とを設けたものである。
【0018】
請求項8の発明による無線通信装置は、請求項6又は7の無線通信装置において、無線子機のチャネル情報送信手段に、その無線子機のチャネル判定手段によって予め定めた周波数制御チャネルが使用チャネルであると判定された場合に、その旨を示すチャネル情報を無線親機へ無線送信する手段を備え、無線親機の第1のチャネル情報報知手段に、その無線親機のチャネル判定手段によって予め定めた周波数制御チャネルが使用チャネルであると判定された場合に、その旨を示すチャネル情報を報知する手段を備えたものである。
【0019】
請求項9の発明による無線通信装置は、請求項6〜8のいずれかの無線通信装置において、無線親機に、その無線親機又はデータ通信装置に設けられたスイッチの操作によってテスト開始要求があった場合に、その要求を示すテスト開始要求信号を無線子機へ無線送信するテスト開始要求信号送信手段を設け、無線親機のチャネル判定手段に、その無線親機又はデータ通信装置に設けられたスイッチの操作によってテスト開始要求があった場合に、上記キャリアセンスを実施する手段を備え、無線子機のチャネル判定手段に、無線親機からテスト開始要求信号を受信した場合に、上記キャリアセンスを実施する手段を備えたものである。
【0020】
請求項10の発明による無線通信装置は、請求項6〜9のいずれかの無線通信装置において、無線親機の第1のチャネル情報報知手段を、その無線親機の上記チャネル情報をその無線親機あるいはデータ通信装置の表示部又は音声出力部に報知させる手段とし、無線親機の第2のチャネル情報報知手段を、無線子機の上記チャネル情報をその無線親機あるいはデータ通信装置の表示部又は音声出力部に報知させる手段としたものである。
【0021】
請求項11の発明による無線通信装置は、請求項6〜8のいずれかの無線通信装置において、無線親機に、中央制御装置から通信回線およびデータ通信装置を介してテスト開始要求を示すテスト開始要求信号を受信した場合に、そのテスト開始要求信号を無線子機へ無線送信するテスト開始要求信号送信手段を設け、無線親機のチャネル判定手段に、中央制御装置から通信回線およびデータ通信装置を介してテスト開始要求信号を受信した場合に、上記キャリアセンスを実施する手段を備え、無線子機のチャネル判定手段に、無線親機からテスト開始要求信号を受信した場合に、上記キャリアセンスを実施する手段を備えたものである。
【0022】
請求項12の発明による無線通信装置は、請求項6〜11のいずれかの無線通信装置において、無線親機に、その無線親機の上記チャネル情報をデータ通信装置によって中央制御装置へ送信させる手段と、無線子機の上記チャネル情報をデータ通信装置によって中央制御装置へ送信させる手段とを設けたものである。
請求項13の発明による無線通信装置は、請求項1〜12のいずれかの無線通信装置において、無線親機および無線子機のチャネル判定手段をそれぞれ、一つの無線チャネルについて複数回キャリアセンスを実施し、所定レベル以上のキャリアを所定回数検出した場合に、その無線チャネルが使用チャネルであると判定する手段としたものである。
【0023】
請求項14の発明による無線通信装置は、請求項1〜13のいずれかの無線通信装置において、無線親機および無線子機のチャネル判定手段がそれぞれ、空きチャネルであるか使用チャネルであるかを判定するためのキャリアセンスレベルとして、通常の送信動作を行う際に使用するキャリアセンスレベルより低い値を使用するものである。
【0024】
請求項15の発明による無線通信装置は、無線子機に、使用する複数の無線チャネルの周波数について順次キャリアセンスを実施することにより、その各無線チャネル毎に空きチャネルであるか使用チャネルであるかを判定するチャネル判定手段と、該手段による判定結果から得た空きチャネルを示すチャネル情報を無線親機へ無線送信するチャネル情報送信手段とを設け、無線親機に、使用する複数の無線チャネルの周波数について順次キャリアセンスを実施することにより、その各無線チャネル毎に空きチャネルであるか使用チャネルであるかを判定するチャネル判定手段と、該手段による判定結果から得た空きチャネルと上記無線子機から受信したチャネル情報が示す空きチャネルとを比較して無線親機と無線子機の両方に共通する空きチャネルを判別する空きチャネル判別手段と、該手段によって判別された空きチャネルを優先チャネルとして設定する優先チャネル設定手段とを設けたものである。
【0025】
請求項16の発明による無線通信装置は、無線子機に、使用する複数の無線チャネルの周波数について順次キャリアセンスを実施することにより、その各無線チャネル毎に空きチャネルであるか使用チャネルであるかを判定するチャネル判定手段と、該手段による判定結果から得た空きチャネルを示すチャネル情報を無線親機へ無線送信するチャネル情報送信手段とを設け、無線親機に、無線子機から受信するチャネル情報が示す空きチャネルの周波数と一致する無線チャネルの周波数についてキャリアセンスを実施することにより、その無線チャネルが空きチャネルであるか使用チャネルであるかを判定するチャネル判定手段と、該手段による判定結果から得た空きチャネルを優先チャネルとして設定する優先チャネル設定手段とを設けたものである。
【0026】
請求項17の発明による無線通信装置は、無線子機に、使用する複数の無線チャネルの周波数について順次キャリアセンスを実施することにより、その各無線チャネル毎に空きチャネルであるか使用チャネルであるかを判定するチャネル判定手段と、該手段による判定結果から得た空きチャネルを示すチャネル情報を無線親機へ無線送信するチャネル情報送信手段とを設け、無線親機に、使用する複数の無線チャネルの周波数について順次キャリアセンスを実施することにより、その各無線チャネル毎に空きチャネルであるか使用チャネルであるかを判定するチャネル判定手段と、該手段による判定結果から得た空きチャネルと無線子機から受信したチャネル情報が示す空きチャネルとを比較して無線親機と無線子機の両方に共通する空きチャネルを判別する空きチャネル判別手段と、該手段によって判別された空きチャネルの数が所定数に達していると認識した場合あるいは所定数に達していないと認識した場合に、その旨を示すチャネル情報を報知するチャネル情報報知手段とを設けたものである。
【0027】
請求項18の発明による無線通信装置は、無線子機に、使用する複数の無線チャネルの周波数について順次キャリアセンスを実施することにより、その各無線チャネル毎に空きチャネルであるか使用チャネルであるかを判定するチャネル判定手段と、該手段による判定結果から得られた空きチャネルを示すチャネル情報を上記無線親機へ無線送信するチャネル情報送信手段とを設け、無線親機に、無線子機から受信するチャネル情報が示す空きチャネルの周波数と一致する無線チャネルの周波数についてキャリアセンスを実施することにより、その無線チャネルが空きチャネルであるか使用チャネルであるかを判定するチャネル判定手段と、該手段による判定結果から得た空きチャネルの数が所定数に達していると認識した場合あるいは所定数に達していないと認識した場合に、その旨を示すチャネル情報を報知するチャネル情報報知手段とを設けたものである。
【0028】
請求項19の発明による無線通信装置は、無線子機に、使用する複数の無線チャネルの周波数について順次キャリアセンスを実施することにより、その各無線チャネル毎に空きチャネルであるか使用チャネルであるかを判定するチャネル判定手段と、該手段による判定結果から得た空きチャネルを示すチャネル情報を上記無線親機へ無線送信するチャネル情報送信手段とを設け、無線親機に、使用する複数の無線チャネルの周波数について順次キャリアセンスを実施することにより、その各無線チャネル毎に空きチャネルであるか使用チャネルであるかを判定するチャネル判定手段と、該手段による判定結果から得た空きチャネルと無線子機から受信したチャネル情報が示す空きチャネルとを比較して無線親機と無線子機の両方に共通する空きチャネルを判別する空きチャネル判別手段と、該手段によって判別された空きチャネルの数を示すチャネル情報を報知するチャネル情報報知手段とを設けたものである。
【0029】
請求項20の発明による無線通信装置は、無線子機に、使用する複数の無線チャネルの周波数について順次キャリアセンスを実施することにより、その各無線チャネル毎に空きチャネルであるか使用チャネルであるかを判定するチャネル判定手段と、該手段による判定結果から得た空きチャネルを示すチャネル情報を無線親機へ無線送信するチャネル情報送信手段とを設け、無線親機に、無線子機から受信するチャネル情報が示す空きチャネルの周波数と一致する無線チャネルの周波数についてキャリアセンスを実施することにより、その無線チャネルが空きチャネルであるか使用チャネルであるかを判定するチャネル判定手段と、該手段による判定結果から得た空きチャネルの数を示すチャネル情報を報知するチャネル情報報知手段とを設けたものである。
【0030】
請求項21の発明による無線通信装置は、請求項15,17,又は19の無線通信装置において、無線親機に、空きチャネル判別手段によって判別された空きチャネルに予め定めた周波数制御チャネルが含まれていないと認識した場合に、その旨を示すチャネル情報を報知する手段を設けたものである。
【0031】
請求項22の発明による無線通信装置は、請求項15〜21のいずれかの無線通信装置において、無線親機に、その無線親機又はデータ通信装置に設けられたスイッチの操作によってテスト開始要求があった場合に、その要求を示すテスト開始要求信号を無線子機へ無線送信するテスト開始要求信号送信手段を設け、無線親機のチャネル判定手段に、その無線親機又はデータ通信装置に設けられたスイッチの操作によってテスト開始要求があった場合に、上記キャリアセンスを実施する手段を備え、無線子機のチャネル判定手段に、無線親機からテスト開始要求信号を受信した場合に、上記キャリアセンスを実施する手段を備えたものである。
【0032】
請求項23の発明による無線通信装置は、請求項17〜21のいずれかの無線通信装置において、無線親機のチャネル情報報知手段を、上記チャネル情報をその無線親機あるいはデータ通信装置の表示部又は音声出力部に報知させる手段としたものである。
【0033】
請求項24の発明による無線通信装置は、請求項15〜21のいずれかの無線通信装置において、無線親機に、中央制御装置から通信回線およびデータ通信装置を介してテスト開始要求を示すテスト開始要求信号を受信した場合に、そのテスト開始要求信号を無線子機へ無線送信するテスト開始要求信号送信手段を設け、無線親機のチャネル判定手段に、中央制御装置から通信回線およびデータ通信装置を介してテスト開始要求信号を受信した場合に、上記キャリアセンスを実施する手段を備え、無線子機のチャネル判定手段に、無線親機からテスト開始要求信号を受信した場合に、上記キャリアセンスを実施する手段を備えたものである。
請求項25の発明による無線通信装置は、請求項17〜21のいずれかの無線通信装置において、無線親機に、上記チャネル情報をデータ通信装置によって中央制御装置へ送信させる手段を設けたものである。
【0034】
請求項26の発明による無線通信装置は、請求項15の無線通信装置において、無線子機として、それぞれ異なる画像形成装置に有線接続あるいは内蔵された複数の無線子機を有し、無線親機の空きチャネル判別手段を、各無線子機から順次チャネル情報を受信する毎に、無線親機のチャネル判定手段による判定結果から得た空きチャネルと上記受信したチャネル情報が示す空きチャネルとを比較して無線親機と無線子機の両方に共通する空きチャネルを判別する手段とし、無線親機の優先チャネル設定手段を、無線親機の空きチャネル判別手段によって判別された空きチャネルを無線子機別に優先チャネルとして設定する手段としたものである。
【0035】
請求項27の発明による無線通信装置は、請求項16の無線通信装置において、無線子機として、それぞれ異なる画像形成装置に有線接続あるいは内蔵された複数の無線子機を有し、無線親機のチャネル判定手段を、各無線子機から順次チャネル情報を受信する毎に、その受信したチャネル情報が示す空きチャネルの周波数と一致する無線チャネルの周波数についてキャリアセンスを実施することにより、その無線チャネルが空きチャネルであるか使用チャネルであるかを判定する手段とし、無線親機の優先チャネル設定手段を、無線親機のチャネル判定手段による判定結果から得た空きチャネルを無線子機別に優先チャネルとして設定する手段としたものである。
【0036】
請求項28の発明による無線通信装置は、請求項17の無線通信装置において、無線子機として、それぞれ異なる画像形成装置に有線接続あるいは内蔵された複数の無線子機を有し、無線親機の空きチャネル判別手段を、各無線子機から順次チャネル情報を受信する毎に、無線親機のチャネル判定手段による判定結果から得た空きチャネルと上記受信したチャネル情報が示す空きチャネルとを比較して無線親機と無線子機の両方に共通する空きチャネルを判別する手段とし、無線親機のチャネル情報報知手段を、無線親機の空きチャネル判別手段によって判別された空きチャネルの数が所定数に達していると認識した場合あるいは所定数に達していないと認識した場合に、その旨を示すチャネル情報を無線子機別に報知する手段としたものである。
【0037】
請求項29の発明による無線通信装置は、請求項18の無線通信装置において、無線子機として、それぞれ異なる画像形成装置に有線接続あるいは内蔵された複数の無線子機を有し、無線親機のチャネル判定手段を、各無線子機から順次チャネル情報を受信する毎に、その受信したチャネル情報が示す空きチャネルの周波数と一致する無線チャネルの周波数についてキャリアセンスを実施することにより、その無線チャネルが空きチャネルであるか使用チャネルであるかを判定する手段とし、無線親機の空きチャネル情報報知手段を、無線親機のチャネル判定手段による判定結果から得た空きチャネルの数が所定数に達していると認識した場合あるいは所定数に達していないと認識した場合に、その旨を示すチャネル情報を無線子機別に報知する手段としたものである。
【0038】
請求項30の発明による無線通信装置は、請求項19の無線通信装置において、無線子機として、それぞれ異なる画像形成装置に有線接続あるいは内蔵された複数の無線子機を有し、無線親機の空きチャネル判別手段を、各無線子機から順次チャネル情報を受信する毎に、無線親機のチャネル判定手段による判定結果から得た空きチャネルと上記受信したチャネル情報が示す空きチャネルとを比較して無線親機と無線子機の両方に共通する空きチャネルを判別する手段とし、無線親機のチャネル情報報知手段を、無線親機の空きチャネル判別手段によって判別された空きチャネルの数を示すチャネル情報を無線子機別に報知する手段としたものである。
【0039】
請求項31の発明による無線通信装置は、請求項20の無線通信装置において、無線子機として、それぞれ異なる画像形成装置に有線接続あるいは内蔵された複数の無線子機を有し、無線親機のチャネル判定手段を、各無線子機から順次チャネル情報を受信する毎に、その受信したチャネル情報が示す空きチャネルの周波数と一致する無線チャネルの周波数についてキャリアセンスを実施することにより、その無線チャネルが空きチャネルであるか使用チャネルであるかを判定する手段とし、無線親機のチャネル情報報知手段を、無線親機のチャネル判定手段による判定結果から得た空きチャネルの数を示すチャネル情報を無線子機別に報知する手段としたものである。
【0040】
請求項32の発明による無線通信装置は、請求項26〜31のいずれかの無線通信装置において、無線親機に、その無線親機又はデータ通信装置に設けられたスイッチの操作によってテスト開始要求があった場合に、その要求を示すテスト開始要求信号を各無線子機へ順次所定の間隔で無線送信するテスト開始要求信号送信手段を設け、無線親機のチャネル判定手段に、その無線親機又はデータ通信装置に設けられたスイッチの操作によってテスト開始要求があった場合に、上記キャリアセンスを実施する手段を備え、各無線子機のチャネル判定手段にそれぞれ、無線親機からテスト開始要求信号を受信した場合に、上記キャリアセンスを実施する手段を備えたものである。
【0041】
請求項33の発明による無線通信装置は、請求項26〜31のいずれか一項に記載の無線通信装置において、無線親機に、中央制御装置から通信回線およびデータ通信装置を介してテスト開始要求を示すテスト開始要求信号を受信した場合に、そのテスト開始要求信号を各無線子機へ順次所定の間隔で無線送信するテスト開始要求信号送信手段を設け、無線親機のチャネル判定手段に、中央制御装置から通信回線およびデータ通信装置を介してテスト開始要求信号を受信した場合に、上記キャリアセンスを実施する手段を備え、各無線子機のチャネル判定手段にそれぞれ、無線親機からテスト開始要求信号を受信した場合に、上記キャリアセンスを実施する手段を備えたものである。
【0042】
請求項34の発明による無線通信装置は、請求項26〜31のいずれかの無線通信装置において、無線親機に、その無線親機又はデータ通信装置に設けられたスイッチの操作によってテスト開始要求があった場合に、その要求を示すテスト開始要求信号を各無線子機へ一斉に無線送信するテスト開始要求信号送信手段を設け、無線親機のチャネル判定手段に、無線親機又はデータ通信装置に設けられたスイッチの操作によってテスト開始要求があった場合に、上記キャリアセンスを実施する手段を備え、各無線子機のチャネル判定手段にそれぞれ、無線親機からテスト開始要求信号を受信した場合に、上記キャリアセンスを実施する手段を備え、各無線子機のチャネル情報送信手段をそれぞれ、異なるタイミングでその無線子機の上記チャネル情報を無線親機へ無線送信する手段としたものである。
【0043】
請求項35の発明による無線通信装置は、請求項26〜31のいずれかの無線通信装置において、無線親機に、中央制御装置から通信回線およびデータ通信装置を介してテスト開始要求を示すテスト開始要求信号を受信した場合に、そのテスト開始要求信号を各無線子機へ一斉に無線送信するテスト開始要求信号送信手段を設け、無線親機のチャネル判定手段に、中央制御装置から通信回線およびデータ通信装置を介してテスト開始要求信号を受信した場合に、上記キャリアセンスを実施する手段を備え、各無線子機のチャネル判定手段にそれぞれ、無線親機からテスト開始要求信号を受信した場合に、上記キャリアセンスを実施する手段を備え、各無線子機のチャネル情報送信手段をそれぞれ、異なるタイミングで該無線子機のチャネル情報を無線親機へ無線送信する手段としたものである。
【0044】
請求項36〜47の発明はそれぞれ、中央制御装置に公衆回線等の通信回線を介して接続されるデータ通信装置と複写装置等の画像形成装置との間を無線化するために、データ通信装置に有線接続あるいは内蔵される無線親機および画像形成装置に有線接続あるいは内蔵される無線子機からなる無線通信装置における無線チャネルテスト方法において、以下に示すようにしたことを特徴とする。
【0045】
請求項36の発明による無線チャネルテスト方法は、無線通信装置の無線親機が、その無線親機又はデータ通信装置に設けられたスイッチの操作によってテスト開始要求があった場合に、そのテスト開始要求を示すテスト開始要求信号を無線子機へ無線送信し、無線子機が、無線親機からテスト開始要求信号を受信した場合に、使用する複数の無線チャネルの周波数について順次キャリアセンスを実施することにより、その各無線チャネル毎に空きチャネルであるか使用チャネルであるかを判定し、その判定結果から空きチャネル数又は使用チャネル数が所定数に達していると認識した場合に、その旨を示すチャネル情報を無線親機へ無線送信し、無線親機が、無線子機へテスト開始要求信号を無線送信する前又は後に、使用する複数の無線チャネルの周波数について順次キャリアセンスを実施することにより、その各無線チャネル毎に空きチャネルであるか使用チャネルであるかを判定し、その判定結果から空きチャネル数又は使用チャネル数が所定数に達していると認識した場合に、その旨を示すチャネル情報を自機又はデータ通信装置の表示部又は音声出力部に報知させると共に、無線子機からチャネル情報を受信した場合にも、そのチャネル情報を自機又はデータ通信装置の表示部又は音声出力部に報知させるものである。
【0046】
請求項37の発明による無線チャネルテスト方法は、無線通信装置の無線親機が、中央制御装置から通信回線およびデータ通信装置を介してテスト開始要求を示すテスト開始要求信号を受信した場合に、そのテスト開始要求信号を無線子機へ無線送信し、無線子機が、無線親機からテスト開始要求信号を受信した場合に、使用する複数の無線チャネルの周波数について順次キャリアセンスを実施することにより、その各無線チャネル毎に空きチャネルであるか使用チャネルであるかを判定し、その判定結果から空きチャネル数又は使用チャネル数が所定数に達していると認識した場合に、その旨を示すチャネル情報を無線親機へ無線送信し、無線親機が、無線子機へテスト開始要求信号を無線送信する前又は後に、使用する複数の無線チャネルの周波数について順次キャリアセンスを実施することにより、その各無線チャネル毎に空きチャネルであるか使用チャネルであるかを判定し、その判定結果から空きチャネル数又は使用チャネル数が所定数に達していると認識した場合に、その旨を示すチャネル情報をデータ通信装置によって中央制御装置へ送信させると共に、無線子機からチャネル情報を受信した場合にも、そのチャネル情報をデータ通信装置によって中央制御装置へ送信させるものである。
【0047】
請求項38の発明による無線チャネルテスト方法は、無線通信装置の無線親機が、その無線親機又はデータ通信装置に設けられたスイッチの操作によってテスト開始要求があった場合に、そのテスト開始要求を示すテスト開始要求信号を無線子機へ無線送信し、無線子機が、無線親機からテスト開始要求信号を受信した場合に、使用する複数の無線チャネルの周波数について順次キャリアセンスを実施することにより、その各無線チャネル毎に空きチャネルであるか使用チャネルであるかを判定し、その判定結果から得た空きチャネル数又は使用チャネル数を示すチャネル情報を無線親機へ無線送信し、無線親機が、無線子機へテスト開始要求信号を無線送信する前又は後に、使用する複数の無線チャネルの周波数について順次キャリアセンスを実施することにより、その各無線チャネル毎に空きチャネルであるか使用チャネルであるかを判定し、その判定結果から得た空きチャネル数又は使用チャネル数を示すチャネル情報および無線子機から受信したチャネル情報を自機又はデータ通信装置の表示部又は音声出力部に報知させるものである。
【0048】
請求項39の発明による無線チャネルテスト方法は、無線通信装置の無線親機が、中央制御装置から通信回線およびデータ通信装置を介してテスト開始要求を示すテスト開始要求信号を受信した場合に、そのテスト開始要求信号を無線子機へ無線送信し、無線子機が、無線親機からテスト開始要求信号を受信した場合に、使用する複数の無線チャネルの周波数について順次キャリアセンスを実施することにより、その各無線チャネル毎に空きチャネルであるか使用チャネルであるかを判定し、その判定結果から得た空きチャネル数又は使用チャネル数を示すチャネル情報を無線親機へ無線送信し、無線親機が、無線子機へテスト開始要求信号を無線送信する前又は後に、使用する複数の無線チャネルの周波数について順次キャリアセンスを実施することにより、その各無線チャネル毎に空きチャネルであるか使用チャネルであるかを判定し、その判定結果から得た空きチャネル数又は使用チャネル数を示すチャネル情報および無線子機から受信したチャネル情報をデータ通信装置によって中央制御装置へ送信させるものである。
【0049】
請求項40の発明による無線チャネルテスト方法は、無線通信装置の無線親機が、その無線親機又はデータ通信装置に設けられたスイッチの操作によってテスト開始要求があった場合に、そのテスト開始要求を示すテスト開始要求信号を無線子機へ無線送信し、無線子機が、無線親機からテスト開始要求信号を受信した場合に、使用する複数の無線チャネルの周波数について順次キャリアセンスを実施することにより、その各無線チャネル毎に空きチャネルであるか使用チャネルであるかを判定し、その判定結果から得た空きチャネルを示すチャネル情報を無線親機へ無線送信し、無線親機が、無線子機へテスト開始要求信号を無線送信する前又は後に、使用する複数の無線チャネルの周波数について順次キャリアセンスを実施することにより、その各無線チャネル毎に空きチャネルであるか使用チャネルであるかを判定し、その判定結果から得た空きチャネルと上記無線子機から受信したチャネル情報が示す空きチャネルとを比較して無線親機と無線子機の両方に共通する空きチャネルを判別し、その空きチャネルの数が所定数に達していると認識した場合あるいは所定数に達していないと認識した場合に、その旨を示すチャネル情報を自機又はデータ通信装置の表示部又は音声出力部に報知させるものである。
【0050】
請求項41の発明による無線チャネルテスト方法は、無線通信装置の無線親機が、中央制御装置から通信回線およびデータ通信装置を介してテスト開始要求を示すテスト開始要求信号を受信した場合に、そのテスト開始要求信号を無線子機へ無線送信し、無線子機が、無線親機からテスト開始要求信号を受信した場合に、使用する複数の無線チャネルの周波数について順次キャリアセンスを実施することにより、その各無線チャネル毎に空きチャネルであるか使用チャネルであるかを判定し、その判定結果から得た空きチャネルを示すチャネル情報を無線親機へ無線送信し、無線親機が、無線子機へテスト開始要求信号を無線送信する前又は後に、使用する複数の無線チャネルの周波数について順次キャリアセンスを実施することにより、その各無線チャネル毎に空きチャネルであるか使用チャネルであるかを判定し、その判定結果から得た空きチャネルと無線子機から受信したチャネル情報が示す空きチャネルとを比較して無線親機と無線子機の両方に共通する空きチャネルを判別し、その空きチャネルの数が所定数に達していると認識した場合あるいは所定数に達していないと認識した場合に、その旨を示すチャネル情報をデータ通信装置によって中央制御装置へ送信させるものである。
【0051】
請求項42の発明による無線チャネルテスト方法は、無線通信装置の無線親機が、その無線親機又はデータ通信装置に設けられたスイッチの操作によってテスト開始要求があった場合に、そのテスト開始要求を示すテスト開始要求信号を無線子機へ無線送信し、無線子機が、無線親機からテスト開始要求信号を受信した場合に、使用する複数の無線チャネルの周波数について順次キャリアセンスを実施することにより、その各無線チャネル毎に空きチャネルであるか使用チャネルであるかを判定し、その判定結果から得た空きチャネルを示すチャネル情報を無線親機へ無線送信し、無線親機が、無線子機からチャネル情報を受信した場合に、そのチャネル情報が示す空きチャネルの周波数と一致する無線チャネルの周波数についてキャリアセンスを実施することにより、その無線チャネルが空きチャネルであるか使用チャネルであるかを判定し、その判定結果から得た空きチャネルの数が所定数に達していると認識した場合あるいは所定数に達していないと認識した場合に、その旨を示すチャネル情報を自機又はデータ通信装置の表示部又は音声出力部に報知させるものである。
【0052】
請求項43の発明による無線チャネルテスト方法は、無線通信装置の無線親機が、中央制御装置から通信回線およびデータ通信装置を介してテスト開始要求を示すテスト開始要求信号を受信した場合に、そのテスト開始要求信号を無線子機へ無線送信し、無線子機が、無線親機からテスト開始要求信号を受信した場合に、使用する複数の無線チャネルの周波数について順次キャリアセンスを実施することにより、その各無線チャネル毎に空きチャネルであるか使用チャネルであるかを判定し、その判定結果から得た空きチャネルを示すチャネル情報を無線親機へ無線送信し、無線親機が、無線子機からチャネル情報を受信した場合に、そのチャネル情報が示す空きチャネルの周波数と一致する無線チャネルの周波数についてキャリアセンスを実施することにより、その無線チャネルが空きチャネルであるか使用チャネルであるかを判定し、その判定結果から得た空きチャネルの数が所定数に達していると認識した場合あるいは所定数に達していないと認識した場合に、その旨を示すチャネル情報をデータ通信装置によって中央制御装置へ送信させるものである。
【0053】
請求項44の発明による無線チャネルテスト方法は、無線通信装置の無線親機が、その無線親機又はデータ通信装置に設けられたスイッチの操作によってテスト開始要求があった場合に、そのテスト開始要求を示すテスト開始要求信号を無線子機へ無線送信し、無線子機が、無線親機からテスト開始要求信号を受信した場合に、使用する複数の無線チャネルの周波数について順次キャリアセンスを実施することにより、その各無線チャネル毎に空きチャネルであるか使用チャネルであるかを判定し、その判定結果から得た空きチャネルを示すチャネル情報を無線親機へ無線送信し、無線親機が、無線子機へテスト開始要求信号を無線送信する前又は後に、使用する複数の無線チャネルの周波数について順次キャリアセンスを実施することにより、その各無線チャネル毎に空きチャネルであるか使用チャネルであるかを判定し、その判定結果から得た空きチャネルと無線子機から受信したチャネル情報が示す空きチャネルとを比較して無線親機と無線子機の両方に共通する空きチャネルを判別し、その空きチャネルの数を示すチャネル情報を自機又はデータ通信装置の表示部又は音声出力部に報知させるものである。
【0054】
請求項45の発明による無線チャネルテスト方法は、無線通信装置の無線親機が、中央制御装置から通信回線およびデータ通信装置を介してテスト開始要求を示すテスト開始要求信号を受信した場合に、そのテスト開始要求信号を無線子機へ無線送信し、無線子機が、無線親機からテスト開始要求信号を受信した場合に、使用する複数の無線チャネルの周波数について順次キャリアセンスを実施することにより、その各無線チャネル毎に空きチャネルであるか使用チャネルであるかを判定し、その判定結果から得た空きチャネルを示すチャネル情報を無線親機へ無線送信し、無線親機が、無線子機へテスト開始要求信号を無線送信する前又は後に、使用する複数の無線チャネルの周波数について順次キャリアセンスを実施することにより、その各無線チャネル毎に空きチャネルであるか使用チャネルであるかを判定し、その判定結果から得た空きチャネルと無線子機から受信したチャネル情報が示す空きチャネルとを比較して無線親機と無線子機の両方に共通する空きチャネルを判別し、その空きチャネルの数を示すチャネル情報をデータ通信装置によって中央制御装置へ送信させるものである。
【0055】
請求項46の発明による無線チャネルテスト方法は、無線通信装置の無線親機が、その無線親機又はデータ通信装置に設けられたスイッチの操作によってテスト開始要求があった場合に、そのテスト開始要求を示すテスト開始要求信号を無線子機へ無線送信し、無線子機が、無線親機からテスト開始要求信号を受信した場合に、使用する複数の無線チャネルの周波数について順次キャリアセンスを実施することにより、その各無線チャネル毎に空きチャネルであるか使用チャネルであるかを判定し、その判定結果から得た空きチャネルを示すチャネル情報を無線親機へ無線送信し、無線親機が、無線子機からチャネル情報を受信した場合に、そのチャネル情報が示す空きチャネルの周波数と一致する無線チャネルの周波数についてキャリアセンスを実施することにより、その無線チャネルが空きチャネルであるか使用チャネルであるかを判定し、その判定結果から得た空きチャネルの数を示すチャネル情報を自機又は上記データ通信装置の表示部又は音声出力部に報知させるものである。
【0056】
請求項47の発明による無線チャネルテスト方法は、無線通信装置の無線親機が、中央制御装置から通信回線およびデータ通信装置を介してテスト開始要求を示すテスト開始要求信号を受信した場合に、そのテスト開始要求信号を無線子機へ無線送信し、無線子機が、無線親機からテスト開始要求信号を受信した場合に、使用する複数の無線チャネルの周波数について順次キャリアセンスを実施することにより、その各無線チャネル毎に空きチャネルであるか使用チャネルであるかを判定し、その判定結果から得た空きチャネルを示すチャネル情報を無線親機へ無線送信し、無線親機が、無線子機からチャネル情報を受信した場合に、そのチャネル情報が示す空きチャネルの周波数と一致する無線チャネルの周波数についてキャリアセンスを実施することにより、その無線チャネルが空きチャネルであるか使用チャネルであるかを判定し、その判定結果から得た空きチャネルの数を示すチャネル情報をデータ通信装置によって中央制御装置へ送信させるものである。
【0057】
請求項48〜65の発明はそれぞれ、複写装置等の画像形成装置と、その画像形成装置を管理する中央制御装置と、その中央制御装置に公衆回線等の通信回線を介して接続され、その中央制御装置と画像形成装置との通信を制御するデータ通信装置と、そのデータ通信装置と画像形成装置との間を無線化するために、そのデータ通信装置に有線接続あるいは内蔵される無線親機および画像形成装置に有線接続あるいは内蔵される無線子機からなる無線通信装置とを備えた画像形成装置管理システムにおいて、以下に示すようにしたことを特徴とする。
【0058】
請求項48の発明による画像形成装置管理システムは、無線通信装置の無線親機および無線子機にそれぞれ、使用する複数の無線チャネルの周波数について順次キャリアセンスを実施することにより、その各無線チャネル毎に空きチャネルであるか使用チャネルであるかを判定するチャネル判定手段と、該手段による判定結果から空きチャネル数又は使用チャネル数が所定数に達していると認識した場合に、その旨を示すチャネル情報を報知するチャネル情報報知手段とを設けたものである。
【0059】
請求項49の発明による画像形成装置管理システムは、無線通信装置の無線親機および無線子機にそれぞれ、使用する複数の無線チャネルの周波数について順次キャリアセンスを実施することにより、その各無線チャネル毎に空きチャネルであるか使用チャネルであるかを判定するチャネル判定手段と、該手段による判定結果から得た空きチャネル数又は使用チャネル数を示すチャネル情報を報知するチャネル情報報知手段とを設けたものである。
【0060】
請求項50の発明による画像形成装置管理システムは、請求項48又は49の画像形成装置管理システムにおいて、無線通信装置の無線親機および無線子機のチャネル情報報知手段にそれぞれ、チャネル判定手段によって予め定めた周波数制御チャネルが使用チャネルであると判定された場合に、その旨を示すチャネル情報を報知する手段を備えたものである。
【0061】
請求項51の発明による画像形成装置管理システムは、無線通信装置の無線子機に、使用する複数の無線チャネルの周波数について順次キャリアセンスを実施することにより、その各無線チャネル毎に空きチャネルであるか使用チャネルであるかを判定するチャネル判定手段と、該手段による判定結果から空きチャネル数又は使用チャネル数が所定数に達していると認識した場合に、その旨を示すチャネル情報を無線親機へ無線送信するチャネル情報送信手段とを設け、無線通信装置の無線親機に、使用する複数の無線チャネルの周波数について順次キャリアセンスを実施することにより、その各無線チャネル毎に空きチャネルであるか使用チャネルであるかを判定するチャネル判定手段と、該手段による判定結果から空きチャネル数又は使用チャネル数が所定数に達していると認識した場合に、その旨を示すチャネル情報を報知する第1のチャネル情報報知手段と、無線子機から上記チャネル情報を受信した場合に、そのチャネル情報を報知する第2のチャネル情報報知手段とを設けたものである。
【0062】
請求項52の発明による画像形成装置管理システムは、無線通信装置の無線子機に、使用する複数の無線チャネルの周波数について順次キャリアセンスを実施することにより、その各無線チャネル毎に空きチャネルであるか使用チャネルであるかを判定するチャネル判定手段と、該手段による判定結果から得られる空きチャネル数又は使用チャネル数を示すチャネル情報を無線親機へ無線送信するチャネル情報送信手段とを設け、無線通信装置の無線親機に、使用する複数の無線チャネルの周波数について順次キャリアセンスを実施することにより、その各無線チャネル毎に空きチャネルであるか使用チャネルであるかを判定するチャネル判定手段と、該手段による判定結果から得られる空きチャネル数又は使用チャネル数を示すチャネル情報を報知する第1のチャネル情報報知手段と、無線子機から上記チャネル情報を受信した場合に、そのチャネル情報を報知する第2のチャネル情報報知手段とを設けたものである。
【0063】
請求項53の発明による画像形成装置管理システムは、請求項51又は52の画像形成装置管理システムにおいて、無線通信装置の無線子機のチャネル情報送信手段に、その無線子機のチャネル判定手段によって予め定めた周波数制御チャネルが使用チャネルであると判定された場合に、その旨を示すチャネル情報を無線親機へ無線送信する手段を備え、無線通信装置の無線親機の第1のチャネル情報報知手段に、その無線親機のチャネル判定手段によって予め定めた周波数制御チャネルが使用チャネルであると判定された場合に、その旨を示すチャネル情報を報知する手段を備えたものである。
【0064】
請求項54の発明による画像形成装置管理システムは、無線通信装置の無線子機に、使用する複数の無線チャネルの周波数について順次キャリアセンスを実施することにより、その各無線チャネル毎に空きチャネルであるか使用チャネルであるかを判定するチャネル判定手段と、該手段による判定結果から得た空きチャネルを示すチャネル情報を無線親機へ無線送信するチャネル情報送信手段とを設け、無線通信装置の無線親機に、使用する複数の無線チャネルの周波数について順次キャリアセンスを実施することにより、その各無線チャネル毎に空きチャネルであるか使用チャネルであるかを判定するチャネル判定手段と、該手段による判定結果から得た空きチャネルと無線子機から受信したチャネル情報が示す空きチャネルとを比較して無線親機と無線子機の両方に共通する空きチャネルを判別する空きチャネル判別手段と、該手段によって判別された空きチャネルを優先チャネルとして設定する優先チャネル設定手段とを設けたものである。
【0065】
請求項55の発明による画像形成装置管理システムは、無線通信装置の無線子機に、使用する複数の無線チャネルの周波数について順次キャリアセンスを実施することにより、その各無線チャネル毎に空きチャネルであるか使用チャネルであるかを判定するチャネル判定手段と、該手段による判定結果から得た空きチャネルを示すチャネル情報を無線親機へ無線送信するチャネル情報送信手段とを設け、無線通信装置の無線親機に、無線子機からチャネル情報を受信した場合に、そのチャネル情報が示す空きチャネルの周波数と一致する無線チャネルの周波数についてキャリアセンスを実施することにより、その無線チャネルが空きチャネルであるか使用チャネルであるかを判定するチャネル判定手段と、該手段による判定結果から得た空きチャネルを優先チャネルとして設定する優先チャネル設定手段とを設けたものである。
【0066】
請求項56の発明による画像形成装置管理システムは、無線通信装置の無線子機に、使用する複数の無線チャネルの周波数について順次キャリアセンスを実施することにより、その各無線チャネル毎に空きチャネルであるか使用チャネルであるかを判定するチャネル判定手段と、該手段による判定結果から得た空きチャネルを示すチャネル情報を無線親機へ無線送信するチャネル情報送信手段とを設け、無線通信装置の無線親機に、使用する複数の無線チャネルの周波数について順次キャリアセンスを実施することにより、その各無線チャネル毎に空きチャネルであるか使用チャネルであるかを判定するチャネル判定手段と、該手段による判定結果から得た空きチャネルと無線子機から受信したチャネル情報が示す空きチャネルとを比較して無線親機と無線子機の両方に共通する空きチャネルを判別する空きチャネル判別手段と、該手段によって判別された空きチャネルの数が所定数に達していると認識した場合あるいは所定数に達していないと認識した場合に、その旨を示すチャネル情報を報知するチャネル情報報知手段とを設けたものである。
【0067】
請求項57の発明による画像形成装置管理システムは、無線通信装置の無線子機に、使用する複数の無線チャネルの周波数について順次キャリアセンスを実施することにより、その各無線チャネル毎に空きチャネルであるか使用チャネルであるかを判定するチャネル判定手段と、該手段による判定結果から得られた空きチャネルを示すチャネル情報を無線親機へ無線送信するチャネル情報送信手段とを設け、無線通信装置の無線親機に、無線子機からチャネル情報を受信した場合に、そのチャネル情報が示す空きチャネルの周波数と一致する無線チャネルの周波数についてキャリアセンスを実施することにより、その無線チャネルが空きチャネルであるか使用チャネルであるかを判定するチャネル判定手段と、該手段による判定結果から得た空きチャネルの数が所定数に達していると認識した場合あるいは所定数に達していないと認識した場合に、その旨を示すチャネル情報を報知するチャネル情報報知手段とを設けたものである。
【0068】
請求項58の発明による画像形成装置管理システムは、無線通信装置の無線子機に、使用する複数の無線チャネルの周波数について順次キャリアセンスを実施することにより、その各無線チャネル毎に空きチャネルであるか使用チャネルであるかを判定するチャネル判定手段と、該手段による判定結果から得た空きチャネルを示すチャネル情報を無線親機へ無線送信するチャネル情報送信手段とを設け、無線通信装置の無線親機に、使用する複数の無線チャネルの周波数について順次キャリアセンスを実施することにより、その各無線チャネル毎に空きチャネルであるか使用チャネルであるかを判定するチャネル判定手段と、該手段による判定結果から得た空きチャネルと無線子機から受信したチャネル情報が示す空きチャネルとを比較して無線親機と無線子機の両方に共通する空きチャネルを判別する空きチャネル判別手段と、該手段によって判別された空きチャネルの数を示すチャネル情報を報知するチャネル情報報知手段とを設けたものである。
【0069】
請求項59の発明による画像形成装置管理システムは、無線通信装置の無線子機に、使用する複数の無線チャネルの周波数について順次キャリアセンスを実施することにより、その各無線チャネル毎に空きチャネルであるか使用チャネルであるかを判定するチャネル判定手段と、該手段による判定結果から得た空きチャネルを示すチャネル情報を無線親機へ無線送信するチャネル情報送信手段とを設け、無線通信装置の無線親機に、無線子機からチャネル情報を受信した場合に、そのチャネル情報が示す空きチャネルの周波数と一致する無線チャネルの周波数についてキャリアセンスを実施することにより、その無線チャネルが空きチャネルであるか使用チャネルであるかを判定するチャネル判定手段と、該手段による判定結果から得た空きチャネルの数を示すチャネル情報を報知するチャネル情報報知手段とを設けたものである。
【0070】
請求項60の発明による画像形成装置管理システムは、請求項54の画像形成装置管理システムにおいて、無線通信装置の無線子機として、それぞれ異なる画像形成装置に有線接続あるいは内蔵された複数の無線子機を有し、無線通信装置の無線親機の空きチャネル判別手段を、各無線子機から順次チャネル情報を受信する毎に、無線親機のチャネル判定手段による判定結果から得た空きチャネルと上記受信したチャネル情報が示す空きチャネルとを比較して無線親機と無線子機の両方に共通する空きチャネルを判別する手段とし、無線通信装置の無線親機の優先チャネル設定手段を、その無線親機の空きチャネル判別手段によって判別された空きチャネルを無線子機別に優先チャネルとして設定する手段としたものである。
【0071】
請求項61の発明による画像形成装置管理システムは、請求項55の画像形成装置管理システムにおいて、無線通信装置の無線子機として、それぞれ異なる画像形成装置に有線接続あるいは内蔵された複数の無線子機を有し、無線通信装置の無線親機のチャネル判定手段を、各無線子機から順次チャネル情報を受信する毎に、その受信したチャネル情報が示す空きチャネルの周波数と一致する無線チャネルの周波数についてキャリアセンスを実施することにより、その無線チャネルが空きチャネルであるか使用チャネルであるかを判定する手段とし、無線通信装置の無線親機の優先チャネル設定手段を、無線親機のチャネル判定手段による判定結果から得た空きチャネルを無線子機別に優先チャネルとして設定する手段としたものである。
【0072】
請求項62の発明による画像形成装置管理システムは、請求項56の画像形成装置管理システムにおいて、無線通信装置の無線子機として、それぞれ異なる画像形成装置に有線接続あるいは内蔵された複数の無線子機を有し、無線通信装置の無線親機の空きチャネル判別手段を、各無線子機から順次チャネル情報を受信する毎に、その無線親機のチャネル判定手段による判定結果から得た空きチャネルと前記受信したチャネル情報が示す空きチャネルとを比較して無線親機と無線子機の両方に共通する空きチャネルを判別する手段とし、無線通信装置の無線親機のチャネル情報報知手段を、無線親機の空きチャネル判別手段によって判別された空きチャネルの数が所定数に達していると認識した場合あるいは所定数に達していないと認識した場合に、その旨を示すチャネル情報を無線子機別に報知する手段としたものである。
【0073】
請求項63の発明による画像形成装置管理システムは、請求項57の画像形成装置管理システムにおいて、無線通信装置の無線子機として、それぞれ異なる画像形成装置に有線接続あるいは内蔵された複数の無線子機を有し、無線通信装置の無線親機のチャネル判定手段を、各無線子機から順次チャネル情報を受信する毎に、その受信したチャネル情報が示す空きチャネルの周波数と一致する無線チャネルの周波数についてキャリアセンスを実施することにより、その無線チャネルが空きチャネルであるか使用チャネルであるかを判定する手段とし、無線通信装置の無線親機の空きチャネル情報報知手段が、無線親機のチャネル判定手段による判定結果から得た空きチャネルの数が所定数に達していると認識した場合あるいは該所定数に達していないと認識した場合に、その旨を示すチャネル情報を無線子機別に報知する手段としたものである。
【0074】
請求項64の発明による画像形成装置管理システムは、請求項58の画像形成装置管理システムにおいて、無線通信装置の無線子機として、それぞれ異なる画像形成装置に有線接続あるいは内蔵された複数の無線子機を有し、無線通信装置の無線親機の空きチャネル判別手段を、各無線子機から順次チャネル情報を受信する毎に、無線親機のチャネル判定手段による判定結果から得た空きチャネルと上記受信したチャネル情報が示す空きチャネルとを比較して無線親機と無線子機の両方に共通する空きチャネルを判別する手段とし、無線通信装置の無線親機のチャネル情報報知手段を、無線親機の空きチャネル判別手段によって判別された空きチャネルの数を示すチャネル情報を無線子機別に報知する手段としたものである。
【0075】
請求項65の発明による画像形成装置管理システムは、請求項59の画像形成装置管理システムにおいて、無線通信装置の無線子機として、それぞれ異なる画像形成装置に有線接続あるいは内蔵された複数の無線子機を有し、無線通信装置の無線親機のチャネル判定手段を、各無線子機から順次チャネル情報を受信する毎に、その受信したチャネル情報が示す空きチャネルの周波数と一致する無線チャネルの周波数についてキャリアセンスを実施することにより、その無線チャネルが空きチャネルであるか使用チャネルであるかを判定する手段とし、無線通信装置の無線親機のチャネル情報報知手段を、無線親機のチャネル判定手段による判定結果から得た空きチャネルの数を示すチャネル情報を無線子機別に報知する手段としたものである。
【0076】
【発明の実施の形態】
まず、この発明の実施形態を説明する前に、この発明の基礎となる画像形成装置管理システムを図面に基づいて具体的に説明する。
図2は、この発明の基礎となる画像形成装置管理システムの構成例を示すブロック図である。
この画像形成装置管理システムは、遠隔診断を前提とした5台の画像形成装置(複写装置等)1〜5と有線通信回線を介して接続されたデータ通信装置7と、データ通信装置7と公衆回線8(専用回線等の他の通信回線でもよい)を介して接続される中央制御装置6とを備え、中央制御装置6が、公衆回線8,データ通信装置7,および有線通信回線を介して各画像形成装置1〜5を集中的に遠隔管理できるようにしたものである。
【0077】
データ通信装置7は、公衆回線8に接続され、中央制御装置6からの指令信号を画像形成装置1〜5へ選択的に送信したり、逆に画像形成装置1〜5からの各種通報を公衆回線8を経由して中央制御装置6へ送信する。
このデータ通信装置7は、24時間通電を行なっていて、通常画像形成装置1〜5の電源がオフになっている夜間でも、中央制御装置6との通信を可能にしている。このデータ通信装置7と各画像形成装置1〜5とは、シリアル通信インタフェースRS−485(有線通信回線)によりマルチドロップ接続されていて、データ通信装置7からのポーリング,セレクティングにより各画像形成装置1〜5との通信を行なっている。
【0078】
図3は、各画像形成装置1〜5の制御部の構成例を示すブロック図である。
各画像形成装置1〜5の制御部はそれぞれ、CPU11,リアルタイムクロック回路12,ROM13,RAM14,不揮発性RAM15,入出力ポート16,およびシリアル通信制御ユニット17a,17b,17cからなるPPC(複写装置)コントローラと、パーソナルインタフェース(以下「インタフェース」を「I/F」ともいう)18と、システムバス19とを備えている。
CPU11は、ROM13内の制御プログラムによってこの制御部全体を統括的に制御する中央処理装置である。
リアルタイムクロック回路12は、時刻情報を発生するものであり、CPU11がそれを読み込むことによって現在の時刻を知ることができる。
【0079】
ROM13は、CPU11が使用する制御プログラムを含む各種固定データを格納している読み出し専用メモリである。
RAM14は、CPU11がデータ処理を行なう際に使用するワークメモリ等として使用する一時記憶用メモリである。
不揮発性RAM15は、後述する図5に示す操作表示部等からのモード指示の内容などを記憶するメモリであり、画像形成装置の電源がオフになっても記憶内容を保持するようになっている。
入出力ポート16は、画像形成装置内のモータ,ソレノイド,クラッチ等の出力負荷やセンサ・スイッチ類を接続している。
【0080】
シリアル通信制御ユニット17aは、操作表示部との信号のやりとりを行なっている。
シリアル通信制御ユニット17bは、図示しない原稿送り部との信号のやりとりを行なっている。
シリアル通信制御ユニット17cは、図示しない転写紙後処理部との信号のやりとりを行なっている。
パーソナルI/F18は、データ通信装置7との間の通信を司るインタフェース回路であり、CPU11のデータ通信装置7との通信処理のための負荷を軽減するために設けられている。もちろん、CPU11の処理能力が充分であれば、このパーソナルI/F18の機能をCPU11に取り込んでも差し支えない。
【0081】
このパーソナルI/F18の主な機能は、以下の(1)〜(4)に示す通りである。
(1)データ通信装置7からのポーリング,セレクティングの監視
(2)データ通信装置7への肯定応答,否定応答処理
(3)データ通信装置7との間の送受信データの正当性のチェック,パリティチェック,およびエラー発生時の再送要求処理
(4)データ通信装置7との間の送受信データのヘッダ処理
システムバス19はアドレスバス,コントロールバス,データバスからなるバスラインであり、CPU11,リアルタイムクロック回路12,ROM13,RAM14,不揮発性RAM15,入出力ポート16,シリアル通信制御ユニット17a,17b,17c,およびパーソナルI/F18を相互に接続する。
【0082】
図4は、図3のパーソナルI/F18の構成例を示すブロック図である。
このパーソナルI/F18は、CPU21,デュアルポートメモリ22,レジスタ23〜26,入力ポート27,シリアル通信制御ユニット28,ローカルバス29,およびデバイスコード設定スイッチ30によって構成されている。
CPU21は、中央処理装置,ROM,RAM,およびそれらを接続するバス等からなるワンチップのマイクロコンピュータであり、このパーソナルI/F18全体を統括的に制御する。
デュアルポートメモリ22は、CPU21と図3のCPU11の双方から読み書き可能であり、パーソナルI/F18とPPCコントローラ31との間でのテキストデータの授受に使用されるデータメモリである。
【0083】
なお、PPCコントローラ31は上述したCPU11,リアルタイムクロック回路12,ROM13,RAM14,不揮発性RAM15,入出力ポート16,およびシリアル通信制御ユニット17a,17b,17cによって構成される。レジスタ23〜26は、上記テキストデータの授受時に制御用として使用されるが、詳細な説明は省略する。
デバイスコード設定スイッチ30は、画像形成装置毎に固有のデバイスコード(識別番号)を設定するためのものであり、データ通信装置7からのポーリング,セレクティング時のデバイスコード識別用として使用される。
シリアル通信制御ユニット28は、データ通信装置7および/または他の画像形成装置のパーソナルI/F18と接続される。
【0084】
図5は、各画像形成装置1〜5の操作表示部の構成例を示すレイアウト図である。なお、この操作表示部は、各画像形成装置1〜5が複写装置の場合に対応するものである。
この操作表示部は、一般の制御部(例えば図3に示した各画像形成装置1〜5における制御部)と同様に、制御プログラムを格納したROM,その制御プログラムによって各種制御を実行するCPU,データを一時格納するRAM,電池によりバックアップされた不揮発性RAM,シリアル通信制御ユニット,および入出力ポート等を備えており、図3のシリアル通信制御ユニット17aとデータ授受を行なうが、その詳細は省略する。
【0085】
この操作表示部は、上述した制御部の他に、テンキー71,クリア/ストップキー72,プリントキー73,エンタキー74,割り込みキー75,予熱/モードクリアキー76,モード確認キー77,画面切り替えキー78,呼び出しキー79,登録キー80,ガイダンスキー81,表示用コントラストボリューム82,および文字表示部83を備えている。
テンキー71は、コピー(画像形成)枚数や倍率等の数値を入力するためのキーである。
クリア/ストップキー72は、置数(コピー枚数)をクリアしたり、コピー動作をストップさせたりするためのキーである。
プリントキー73は、プリント動作を含むコピー動作を実行開始させるためのキーである。
【0086】
エンタキー74は、ズーム倍率や綴じ代寸法用置数等の数値の指定を確定させるためのキーである。
割り込みキー75は、コピー中に割り込んで別の原稿をコピーする時などに使用するキーである。
予熱/モードクリアキー76は、設定した全てのコピーモードの内容を取り消したり、予熱を設定して節電状態にしたりするためのキーである。
モード確認キー77は、文字表示部83に選択的に表示される各コピーモードを一覧表示で確認するためのキーである。
画面切り替えキー78は、文字表示部83の表示形態を使用者の熟練度に応じて切り替えるためのキーである。
【0087】
呼び出しキー79は、ユーザプログラムを呼び出すためのキーである。
登録キー80は、ユーザプログラムを登録するためのキーである。
ガイダンスキー81は、文字表示部83にガイダンスメッセージ等を表示するためのキーである。
表示用コントラストボリューム82は、文字表示部83のコントラストを調整するためのものである。
文字表示部83は、液晶(LCD),蛍光表示管等のフルドット表示素子を用い、その上に多数のタッチセンサを内蔵(例えば8×8表示画素毎にある)した略透明なシート状のマトリックスタッチパネルを重ねており、電源投入により、例えば図6に示すような画像形成装置の状態(「コピーできます」「コピー中です」「転写紙がありません」等),コピー枚数,各種キーを示す通常のコピーモード画面を表示する。
【0088】
ここで、その画面上のキー(表示部)を押下(タッチ)することにより、給紙段(用紙サイズ),自動用紙(原稿サイズと設定倍率により最適な転写紙が収納されている給紙段が自動選択される),画像濃度(コピー濃度),自動濃度(原稿の濃度に応じて画像濃度が自動選択される),変倍率(等倍,縮小,拡大,用紙指定変倍,ズーム変倍,寸法変倍),両面モード,綴じ代モード,ソートモード等のコピー動作に関わる各種のコピーモードを任意に選択することができ、押下されたキーは白黒反転表示に切り替わる。
【0089】
図7は、図2のデータ通信装置7の一例を示すブロック構成図である。
このデータ通信装置7は、CPU41,ROM42,RAM43,不揮発性RAM44,リアルタイムクロック回路(以下「RTC」という)45,画像形成装置I/F46,網制御装置(以下「NCU」という)47,モデム48,およびLED表示部49からなる。
CPU41は、ROM42内の制御プログラムによって次のような制御を行なう。つまり、5台の画像形成装置1〜5を制御したり、公衆回線8経由で中央制御装置6に対する指令信号の送受信を制御したり、画像形成装置1〜5からの各種通報により、公衆回線8経由で中央制御装置6に対して発呼を行なったり、公衆回線8を画像形成装置1〜5側に接続するか、一般電話機(TEL)又はファクシミリ装置(FAX)側に接続するかの切り替え制御を行なうなど、このデータ通信装置7全体を統括的に制御する中央処理装置である。
【0090】
ROM42は、CPU41が使用する制御プログラムを含む各種固定データを格納している読み出し専用メモリである。
RAM43は、CPU41がデータ処理を行なう際に使用するワークメモリ等として使用する一時記憶用メモリである。
不揮発性RAM44は、中央制御装置6および複数の画像形成装置1〜5の一方から他方への送信データや、複数の画像形成装置1〜5の中から1台を特定するそれぞれのデバイスコードおよびIDコード,中央制御装置6の電話番号,回線接続が成功しなかった場合の再発呼回数(リトライ回数),再発呼間隔などを記憶するメモリであり、電池によってバックアップされている。
【0091】
RTC45は、時刻情報を発生するものであり、CPU41がそれを読み込むことによって現在の時刻を知ることができる。
画像形成装置I/F46は、画像形成装置1〜5との間のシリアル通信を司るインタフェース回路である。
NCU47は、データ通信装置7を公衆回線8に通信可能に接続するためのものであり、自動発着信機能を備えている。
モデム48は、送受信するデータを変復調する。
LED表示部49は、データ通信装置7の電源入力状態やデータ通信装置7が公衆回線8に通信可能に接続されていない時などに、その旨を知らせるためのものである。
【0092】
図8は、NCU47の構成例を示すブロック図である。
NCU47は、保護回路51,ループ電流検出回路52,リンギング検出回路53,ライン切替回路54,およびループ形成回路55等からなる。
保護回路51は、公衆回線8からのノイズから装置を保護するための回路である。
ループ電流検出回路52は、ループ形成回路55により形成される直流ループに流れる電流を検出するものであり、図示しない両方向性のフォトカプラ等からなる。
【0093】
リンギング検出回路53は、公衆回線8からのリンギングを検出するものである。
ライン切替回路54は、公衆回線8を図7のモデム48側に接続するか、外付けの一般電話機(TEL)又はファクシミリ装置(FAX)側に接続するかの切り替えを行なうものである。
ループ形成回路55は、オフフックして公衆回線8をつかんだ(公衆回線8のラインL1,L2を直流的に閉結した)際に直流ループを形成し、公衆回線8とモデム信号の送受信を行なう。
【0094】
次に、この画像形成装置管理システムの概略機能について説明する。
この画像形成装置管理システムの機能には、大きく分けて以下の(1)〜(3)に示す3種類の機能がある。
(1)中央制御装置6から画像形成装置1〜5への通信制御
(2)画像形成装置1〜5から中央制御装置6又はデータ通信装置7への通信制御
(3)データ通信装置7独自の制御
(1)の中央制御装置6から画像形成装置1〜5への通信制御には、例えば以下の(a)〜(c)に示すものがある。
【0095】
(a)特定の画像形成装置のトータル画像形成枚数(積算画像形成枚数),給紙段(給紙トレイ)毎の画像形成枚数,転写紙サイズ毎の画像形成枚数,ミスフィード回数,転写紙サイズ毎のミスフィード回数,転写紙搬送位置毎のミスフィード回数等の読み取りおよびリセット
(b)画像形成装置を構成する各ユニットの制御電圧,電流,抵抗,タイミング等の調整値の設定および読み取り
(c)(2)の通信制御による画像形成装置1〜5から中央制御装置6への通信制御に対する結果返送
これらの制御は、中央制御装置6からの指令信号を受信して、データ通信装置7から画像形成装置1〜5へのセレクティングによって行なう。セレクティングとは、接続されている5台の画像形成装置1〜5の中から1台を選択して通信する機能をさす。
【0096】
図9は、データ通信装置7におけるセレクティング動作の一例を示すフローチャートである。
各画像形成装置1〜5はそれぞれユニークな(特定の)デバイスコードを持っており、データ通信装置7は予め定められたセレクティング機能を示す特定コード(又はコードの組み合わせ)と選択すべき画像形成装置のデバイスコードとをシリアル通信インタフェースRS−485上に送出する。
各画像形成装置1〜5はそれぞれ、セレクティング機能を示す特定コード(又はコードの組み合わせ)により、次に続くデバイスコードと自己のデバイスコードとを比較し、両コードが一致した時に自分がセレクティングされたことを知る。
【0097】
ここで、セレクティングされた画像形成装置は、送出すべきデータがある場合には、予め定められた特定コード(又はコードの組み合わせ)によるビジー(busy)応答を出力する。
データ通信装置7は、このビジー応答を受けると、セレクティング動作を中断し、以下に述べるポーリング動作に移行する。
セレクティングされた画像形成装置は、送出すべきデータがない場合には、セレクティングに対応可能か否かを判断し、対応可能ならば予め定められた特定コード(又はコードの組み合わせ)による肯定応答を出力してデータ通信装置7との通信を実行する。
【0098】
対応不可能の場合は、予め定められた特定コード(又はコードの組み合わせ)による否定応答を出力してデータ通信装置7との通信を終了する。
また、データ通信装置7が出力したデバイスコードに対応する画像形成装置が電源OFFなどの理由で肯定応答も否定応答も出力できない場合には、データ通信装置7は予め定められた一定時間経過後にセレクティング動作を終了する。
【0099】
(2)の画像形成装置1〜5から中央制御装置6又はデータ通信装置7への通信制御には、例えば以下の(a)〜(e)に示すものがある。
(a)各画像形成装置1〜5はそれぞれ、画像形成動作が不可能となる故障等の異常が発生した場合に、その旨を示すデータ(通報要因)を即時にデータ通信装置7および公衆回線8を介して中央制御装置6へ通報する(緊急通報)。
(b)各画像形成装置1〜5はそれぞれ、使用者(顧客)による操作表示部上のキー操作により、画像形成モードからそれとは異なる使用者が必要な要求(修理依頼やサプライ補給依頼)を入力するための使用者要求入力モードに移行し、操作表示部の文字表示部83に使用者要求入力画面を表示させ、その画面上の所定キーの押下によって使用者が必要な要求が入力された場合に、その旨を示すデータを即時にデータ通信装置7および公衆回線8を介して中央制御装置6へ通報する(緊急通報)。
【0100】
(c)各画像形成装置1〜5はそれぞれ、積算画像形成枚数が予め設定された一定枚数(通報レベル値)に達した場合に、その旨を示すデータを即時にデータ通信装置7および公衆回線8を介して中央制御装置6へ通報する(緊急通報)。
(d)各画像形成装置1〜5はそれぞれ、予め設定された一定期間毎に積算画像形成枚数を示すデータをデータ通信装置7へ通報し、そのデータ通信装置7はその日(当日)の指定時刻(これは中央制御装置6により設定され、データ通信装置7に記憶しておく)にそれまでに受信したデータをまとめて公衆回線8を介して中央制御装置6へ通報する(非緊急通報)。この通信制御には、指定時刻に達する前にそれまでに受信したデータの通報回数が予め定められた回数に達した場合、その指定時刻を待たずに中央制御装置6への送信を行なう制御も含まれる。
【0101】
(e)各画像形成装置1〜5はそれぞれ、画像形成動作開始は可能であるが、交換部品の指定回数,指定時間への接近、センサの規格レベルへの到達など、予防保全を必要とする事象が発生した時にその旨を示すデータをデータ通信装置7へ通報し、そのデータ通信装置7はその日の指定時刻(これは中央制御装置6により設定され、データ通信装置7に記憶しておく)にそれまでに受信したデータをまとめて公衆回線8を介して中央制御装置6へ通報する(非緊急通報)。この通信制御には、指定時刻に達する前にそれまでに受信したデータの通報回数が予め定められた回数に達した場合、その指定時刻を待たずに中央制御装置6への送信を行なう制御も含まれる。
これらの通信制御は、データ通信装置7からのポーリング時に行なう。ポーリングとは、接続されている5台の画像形成装置1〜5を順番に指定し、その指定された画像形成装置からの通信要求の有無を確認する機能をさす。
【0102】
図10は、データ通信装置7におけるポーリング動作の一例を示すフローチャートである。
データ通信装置7は、予め定められたポーリング機能を示す特定コード(又はコードの組み合わせ)と選択すべき画像形成装置のデバイスコード(識別番号)とをシリアル通信インタフェースRS−485上に送出する。
各画像形成装置1〜5はそれぞれ、ポーリング機能を示す特定コード(又はコードの組み合わせ)により、次に続くデバイスコードと自己のデバイスコードとを比較し、両コードが一致した時に自分がポーリングされたことを知る。
【0103】
次に、ポーリングされた画像形成装置は、送出データ(データ通信装置7又は中央制御装置6に対する通信要求)があればデータ通信装置7との通信を開始し、通信要求がない時又は開始した通信が終了した時は予め定められた特定コード(又はコードの組み合わせ)による終了応答を出力してデータ通信装置7との通信を終了する。
データ通信装置7は、終了応答を受け取ると、次の画像形成装置へのポーリングに移行する。
また、データ通信装置7が出力するデバイスコードに対応する画像形成装置が、電源OFFなどの理由で通信を開始できなかったり、あるいは終了応答も出力できない場合、データ通信装置7は予め定められた一定時間経過後にポーリング動作を終了する。このポーリングは、セレクティングが発生しない限り、接続されている画像形成装置1〜5に対して順次繰り返される。
【0104】
(3)のデータ通信装置7独自の制御には、例えば以下の(a)(b)に示すものがある。
(a)トータルカウンタ値(積算画像形成枚数)の読み出し
(b)(2)の画像形成装置1〜5から中央制御装置6への通信制御に対する結果返送
トータルカウンタ値の読み出しの制御は、データ通信装置7から画像形成装置1〜5への1日1回定時(0時0分、但しこの時刻に画像形成装置の電源がOFFになっている場合は、この時刻以降に初めて電源がONになった時)のセレクティングによって行なう。
【0105】
データ通信装置7は、接続されている画像形成装置毎にトータルカウンタ用のメモリを2個(仮にこれらをそれぞれA,Bとする)用意してあり、上記1日1回のセレクティングによって読み取ったトータルカウンタ値をメモリAに書き込む。したがって、メモリAは毎日(但し例えば休日のように1日中画像形成装置の電源がON状態にならない場合はこの限りでない)前日の値が書き換えられることになる。
また、毎月1回予め決められた日時(これは中央制御装置6により設定され、データ通信装置7内の不揮発性RAM44に記憶される)にメモリAに記憶されているトータルカウンタ値をメモリBにコピーする。
データ通信装置7から中央制御装置6へはメモリBの内容が送られるが、その転送方法には以下の(a)(b)に示す2通りの方法がある。
【0106】
(a)中央制御装置6は、上記日時(メモリAの内容がメモリBにコピーされる日時)以降にデータ通信装置7のメモリBに記憶されたトータルカウンタ値を読みに行く。
(b)データ通信装置7は、上記日時以降に自発呼してメモリBに記憶されたトータルカウンタ値を公衆回線8を介して中央制御装置6へ送出する。なお、自発呼を行なう日時も中央制御装置6により設定され、データ通信装置7内の不揮発性RAM44に記憶される。
なお、データ通信装置7は、接続されている画像形成装置毎にメモリA,Bを組み合わせたメモリを複数組用意している。これは、例えば白黒コピー用,アプリケーションコピー用,カラーコピー用等の種々のトータルカウンタ値が考えられるためである。
【0107】
次に、この発明を実施する無線通信装置を用いた画像形成装置管理システムについて、図1および図11以降の各図面に基づいて具体的に説明する。
図1および図11はこの発明を実施する画像形成装置管理システムの異なる構成例を示すブロック図であり、前述した図2を含む各図面と一致する部分には同一符号を付してそれらの説明を省略する。
図1に示す画像形成装置管理システムでは、データ通信装置7と画像形成装置1との間の有線通信回線(有線部分)を無線化する無線通信装置を設けている。つまり、データ通信装置7と各画像形成装置1との間に無線通信装置を介挿している。
【0108】
そして、無線通信装置を、データ通信装置7に有線接続される(内蔵されてもよい)無線親局100と、画像形成装置1に有線接続される(内蔵されてもよい)無線子局101〜105とによって構成している。
ここで、画像形成装置1は、図3,図4,図7に示したように、データ通信装置7の画像形成装置I/F46と有線接続可能なシリアル通信制御ユニット28(シリアル通信インタフェースRS−485)を有するパーソナルI/F18を備えている。
そのため、データ通信装置7と各画像形成装置1との間への無線通信装置の介挿を容易にするために、無線親局100に、データ通信装置7の画像形成装置I/F46と有線接続可能なシリアル通信インタフェースRS−485を設けることは勿論、無線子局101に、シリアル通信制御ユニット28と同等のシリアル通信インタフェースRS−485を設けている。
【0109】
図11に示す画像形成装置管理システムでは、データ通信装置7と各画像形成装置1〜5との間の有線通信回線を無線化する無線装置を設けている。つまり、データ通信装置7と各画像形成装置1〜5との間に無線装置を介挿している。
そして、無線通信装置を、データ通信装置7に有線接続される(内蔵されてもよい)無線親局100と、各画像形成装置(被遠隔管理装置)1〜5にそれぞれ有線接続される(内蔵されてもよい)無線子局101〜105とによって構成している。
【0110】
ここで、各画像形成装置1〜5はそれぞれ、図3,図4,図7に示したように、データ通信装置7の画像形成装置I/F46と有線接続可能なシリアル通信制御ユニット28(シリアル通信インタフェースRS−485)を有するパーソナルI/F18を備えている。
そのため、データ通信装置7と各画像形成装置1〜5との間への無線通信装置の介挿を容易にするために、無線親局100に、データ通信装置7の画像形成装置I/F46と有線接続可能なシリアル通信インタフェースRS−485を設けることは勿論、各無線子局101〜105にそれぞれ、シリアル通信制御ユニット28と同等のシリアル通信インタフェースRS−485を設けている。
【0111】
図12は、図1および図11の無線親局100の構成例を示すブロック図である。
無線親局100は、アンテナ111,無線送信部112,無線受信部113,制御部114,RS485ドライバ(外部I/F部)115,不揮発性メモリ116,スイッチ部117,およびLED表示部118等からなる。
無線送信部112は、制御部114より入力される送信データを無線信号に変換してアンテナ111へ出力する。つまり、所定の周波数の信号を制御部114より入力される送信データにより変調し、無線信号としてアンテナ111へ出力する。
【0112】
無線受信部113は、アンテナ111より入力される無線信号を受信データに変換して制御部114へ出力する。つまり、アンテナ111より入力される無線信号の所定の周波数帯について復調し、受信データとして制御部114へ出力する。また、所定の周波数の強度を制御部114へ提供する。
制御部114は、無線送信部112,無線受信部113,RS485ドライバ115,不揮発性メモリ116,スイッチ部117,およびLED表示部118の制御を行う。
RS485ドライバ115は、シリアル通信インタフェースRS−485の制御を行う。つまり、データ通信装置7とのデータの送受信を制御する。
【0113】
不揮発性メモリ116は、無線装置の呼出名称,メーカコード,子局ID(対向局ID),管理テーブルなど、無線通信に必要な情報を記憶する。
ここで、呼出名称は、個々の無線局に固有に与えられる数字によるコードであり、製造時に書き込まれる。ここでは、そのコードを無線親局100の親局IDとして使用する。
メーカコードは、製造メーカ等を識別するためのコードであり、製造時などに書き込まれる。
【0114】
子局IDは、送信相手先である無線子局を識別するためのIDであり、製造時又は設置時などに予め書き込まれる。
管理テーブルは、対向局となる無線子局の子局識別番号と子局IDとを関連付けて記憶管理するものであり、予め不揮発性メモリ126に記憶(登録)されているものとする。
図14の(a)は図1に示した画像形成装置管理システムの場合の無線親局100の不揮発性メモリ116に記憶される管理テーブルを、同図の(b)は図11に示した画像形成装置管理システムの場合の無線親局100の不揮発性メモリ116に記憶される管理テーブルをそれぞれ示す図である。
【0115】
スイッチ部117は、後述するチャネルテスト動作の開始等、動作モードの設定などを行なう際に使用するスイッチにより構成される。
LED表示部118は、無線親局100の動作状態、つまり図11の無線子局101〜105(図1の無線子局101を含む)との通信状態や、チャネルテスト動作時の結果などを表示する。
なお、LED表示部118の代わりに、文字表示部等の他の表示部を備えたり、スピーカ等の音声出力部を設けたり、あるいは表示部と音声出力部の両方を備えるようにしてもよい。
【0116】
ここで、図1および図11に示した画像形成装置管理システムでは、この発明による無線親局100の各種機能(手段)に対応するプログラムを制御部114内のROMに予め記憶しておき、制御部114内のCPUがそのプログラムに従って動作すると共に、制御部114内のRAM,不揮発性メモリ116,およびLED表示部118等を使用することにより、上記各種の機能を実現することができる。
なお、無線親局100の機能をデータ通信装置7に内蔵することもできる。この場合、データ通信装置7のCPU41,ROM42等からなる制御部が無線親局100の制御部114の機能を、データ通信装置7のLED表示部49が無線親局100のLED表示部118の機能を、データ通信装置7の不揮発性RAM44が無線親局100の不揮発性メモリ116の機能をそれぞれ果すようにすればよい。
【0117】
図13は、図11の無線子局101〜105(図1の無線子局101を含む)の構成例を示すブロック図である。
無線子局101〜105はそれぞれ、無線親局100と同様に、アンテナ121,無線送信部122,無線受信部123,制御部124,RS485ドライバ125,不揮発性メモリ126,スイッチ部127,およびLED表示部128等からなる。
無線送信部122は、制御部124より入力される送信データを無線信号に変換してアンテナ121へ出力する。つまり、所定の周波数の信号を制御部124より入力される送信データにより変調し、無線信号としてアンテナ121へ出力する。
【0118】
無線受信部123は、アンテナ121より入力される無線信号を受信データに変換して制御部124へ出力する。つまり、アンテナ121より入力される無線信号の所定の周波数帯について復調し、受信データとして制御部124へ出力する。また、所定の周波数の強度を制御部124へ提供する。
制御部124は、無線送信部122,無線受信部123,RS485ドライバ125,不揮発性メモリ126,スイッチ部127,およびLED表示部128の制御を行う。
RS485ドライバ125は、シリアル通信インタフェースRS−485の制御を行う。つまり、画像形成装置1〜5とのデータの送受信を制御する。
【0119】
不揮発性メモリ126は、無線通信装置の呼出名称,メーカコード,親局ID(対向局ID)など、無線通信に必要な情報を記憶する。
ここで、呼出名称は、個々の無線局に固有に与えられる数字によるコードであり、製造時に書き込まれる。ここでは、そのコードを子局IDとして使用する。メーカコードは、製造メーカ等を識別するためのコードであり、製造時などに書き込まれる。
親局IDは、送信相手先である無線親局を識別するためのIDであり、製造時又は設置時などに予め書き込まれる。
【0120】
スイッチ部127は、後述するチャネルテスト動作の開始等、動作モードの設定などを行なう際に使用するスイッチにより構成される。
LED表示部128は、それを有する無線子局の動作状態、および無線親局100への送信結果や、チャネルテスト動作時の結果などを表示する。
なお、LED表示部128の代わりに、文字表示部等の他の表示部を備えたり、スピーカ等の音声出力部を設けたり、あるいは表示部と音声出力部の両方を備えるようにしてもよい。
【0121】
ここで、図1および図11に示した画像形成装置管理システムでは、この発明による無線子局101〜105の各種機能(手段)に対応するプログラムを制御部124内のROMに予め記憶しておき、制御部124内のCPUがそのプログラムに従って動作すると共に、制御部124内のRAM,不揮発性メモリ126,およびLED表示部128等を使用することにより、上記各種の機能を実現することができる。
なお、無線子局の機能を画像形成装置に内蔵することもできる。この場合、画像形成装置のCPU11,ROM13等からなる制御部が無線子局の制御部124の機能を、画像形成装置の操作表示部が無線子局のLED表示部128の機能を、画像形成装置の不揮発性RAM15が無線子局の不揮発性メモリ126の機能をそれぞれ果すようにすればよい。
【0122】
次に、図1に示した画像形成装置管理システムにおける無線親局100および無線子局101による無線通信回線接続動作を説明する。なお、図11に示した画像形成装置管理システムにおける無線親局100および無線子局101〜105による無線通信回線接続動作も同様なので、その説明を省略する。
無線親局100と無線子局101とが無線通信を行うためには、送信側の無線局(例えば無線親局100)が図15の動作を、受信側の無線局(例えば無線子局101)が図16の動作をそれぞれ行うことにより、無線通信回線を接続(形成)する必用がある。
【0123】
例えば、無線親局100は、データ通信装置7に有線接続されているI/Fライン(シリアル通信インタフェースRS−485)より順次入力されるデータを一時バッファリングしながら、ポーリングコマンド(ポーリング信号)またはセレクティングコマンド(セレクティング信号)に一致するデータ(所定の制御データ)を検出する処理を行ない、そのデータ(ポーリング/セレクティング)を検出した時に、図15に示す無線通信回線接続動作を開始する。
【0124】
図15は、送信側の無線局による無線通信回線接続動作の一例を示すフローチャートである。
送信側の無線局は、無線通信回線接続動作を開始すると、まず無線通信に使用する無線チャネル(以下「CH」と略称する)(RCR−STD17Aでは1〜9CHのいずれか)を選択し、その選択したCHをキャリアセンスする。
ここで、キャリアセンスとは、選択したCHについて、そのCHを他の装置が使用しているか使用していないかを調べることをいい、例えば、そのCHの周波数に無線受信部の受信周波数を同調させた場合にの無線電波の受信強度(入力レベル)を測定し、その受信強度が所定値(所定レベル)以上ある場合は、そのCHが使用中であると判断し、所定値より低い場合には空きCHであると判断する。
【0125】
選択したCHのキャリアセンスにより、そのCHが使用中であると判断した場合は、再びCH(但し前回と異なるCH)を選択し、その選択したCHをキャリアセンスする。
そして、今回選択したCHも使用中であると判断した場合には、再びCHの選択に戻って上述と同様の処理を繰り返し行ない、その処理を所定回数繰り返しても使用可能なCH(空きCH)を選択できなかった場合は、無線通信回線接続動作を終了する。
【0126】
選択したCHのキャリアセンスにより、そのCHが使用可能なCH(空きCH)であると判断した場合は、そのCH情報および不揮発性メモリから導き出した対向局ID(通信相手先のID)を無線接続制御情報に付加し、次に送受信CHである無線送信部の送信CH(送信周波数)および無線受信部の受信CH(受信周波数)を周波数制御CH(RCR−STD17Aの場合は10CH)にセットし、その周波数制御CHをキャリアセンスする。
ここで、無線設備標準規格RCR−STD17Aで定められているCH(無線チャネル)と周波数との関係を図17に示す。この中で、CH番号10(10CH)の2波が、周波数制御CHとして使用することが定められている。また、複信方式又は半複信方式のデータCHは、CH番号10の2波を除く同一CH番号の対波を使用する。
【0127】
周波数制御CHのキャリアセンスにより、周波数制御CHが使用中であると判断した場合は、所定時間待った後、再度周波数制御CHをキャリアセンスし、所定回数キャリアセンスしても周波数制御CHの空き状態を検出できなかった場合は、無線通信回線接続動作を終了する。
周波数制御CHのキャリアセンスにより、周波数制御CHの空きを確認できた場合は、その周波数制御CHが使用可能なため、上述した無線接続制御情報を含む無線通信回線接続要求情報を送信する。
ここで、送信側の無線局が送信する無線接続制御情報のデータフォーマットの一例を図18に示す。なお、図18のA局IDは送信側の無線局のIDを、B局IDは受信側の無線局(対向局)のIDをそれぞれ示す。
【0128】
送信側の無線局は、無線通信回線接続要求情報の送信後、送受信CHを先に捕捉(選択)したCH(空きCH)の周波数にセットして、受信側の無線局(B局)からの無線通信回線接続応答情報の受信を待つ。但し、所定時間待っても無線通信回線接続応答情報を受信できない場合は、無線通信回線接続動作を終了する。
所定時間内に、受信側の無線局から無線通信回線接続応答情報を受信した場合は、両無線局の(無線親局100と無線子局101との)無線通信回線の接続が完了したことになり、無線通信回線接続動作を終了する。
その後、送信側の無線局は、自局に有線接続されている外部装置(データ通信装置7又は画像形成装置1)から受信したデータを受信側の無線局へ無線送信する。
【0129】
一方、受信側の無線局は、通常、無線受信部の受信周波数(受信CH)を周波数制御CHの周波数に同調させておき、送信側の無線局から周波数制御CHで送信される無線接続制御情報を含む無線通信回線接続要求情報を監視し、無線通信回線接続要求情報を受信した時に、図16に示す無線通信回線接続動作を開始する。
【0130】
図16は、受信側の無線局による無線通信回線接続動作の一例を示すフローチャートである。
受信側の無線局は、無線通信回線接続動作を開始すると、まず受信した無線通信回線接続要求情報に含まれている無線接続制御情報中のメーカコード,対向局(B局)IDが自身の不揮発性メモリに記憶されているメーカコード,自局(B局)ID(呼出名称)と一致するか否かを調べ、一致していなければ今回の無線通信回線接続要求情報の受信を無効とし、無線通信回線接続動作を終了し、他の無線通信回線接続要求情報の受信待ちの状態に戻る。
【0131】
メーカコード,対向局IDが自身のものと一致した場合は、受信した無線通信回線接続要求情報に含まれている無線接続制御情報中のCH情報に基づいて、送受信CHをセット、つまり無線送信部の送信CHを指定された(送信側の無線局で先に捕捉された)CH(空きCH)の周波数にセットし、無線受信部の受信CHを指定されたCHの周波数にセットする。
その後、指定されたCHをキャリアセンスし、そのCHが使用可能なCHであると判断した場合に、無線通信回線接続応答情報を無線送信(返送)し、それによって両無線局の無線通信回線の接続が完了するため、無線通信回線接続動作を終了する。
【0132】
以上により、両無線局間で無線通信回線を形成し、この無線通信回線を介してそれぞれの無線局に接続されている外部装置同士のデータ通信が可能になる。
但し、送信側の無線局(A局)は、選択したCHをキャリアセンスする際、および周波数制御CHをキャリアセンスする際に、そのCHがノイズの影響のために使用不可(他の無線通信装置が使用中)と判断し、且つその状態が継続した場合には、無線通信回線接続動作を中止せざるを得なくなる。
【0133】
また、受信側の無線局(B局)は、指定された(送信側の無線局で先に捕捉された)CHをキャリアセンスする際に、そのCHがノイズの影響のために使用不可(他の無線通信装置が使用中)と判断した場合には、無線通信回線接続応答情報を返信できないため、送信側の無線局でタイムオーバとなり、やはり無線通信回線接続動作を中止せざるを得なくなり、各無線局にそれぞれ接続されている外部装置同士のデータ通信に障害を与えることになる。
そこで、そのような問題を解消するため、送信側の無線局又は受信側の無線局となる無線親局100および無線子局101(又は101〜105)が、以下に示すようなこの発明に係わる処理を実行する。
【0134】
以下、図1に示した画像形成装置管理システムに使用される無線通信装置を構成する無線親局100および無線子局101によるこの発明に係わるチャネルテスト動作、および図11に示した画像形成装置管理システムに使用される無線通信装置を構成する無線親局100および無線子局101〜105によるこの発明に係わるチャネルテスト動作について、図19以降のフローチャートも参照して具体的に説明する。
なお、無線親局100と無線子局101(又は無線子局101〜105)が無線通信を行うためには、前述したように、一方の無線局が図15に示した動作を、他方の無線局が図16に示した動作をそれぞれ行うことにより、無線通信回線を接続する必要があるが、以降の説明では、無線通信回線接続動作およびそれに伴う無線通信回線切断動作の説明を省略する。
【0135】
図19〜図35は、この発明によるチャネルテストを含む動作のそれぞれ異なる実施形態(各請求項に対応する)を示すフローチャートである。
〔第1実施形態:図19〕
図19は、無線親局100および無線子局101(又は無線子局101〜105)によるこの発明に係わる共通動作の第1例を示すフローチャートである。
無線親局100および無線子局101はそれぞれ、自局のスイッチ部上のスイッチの操作によってテスト開始要求があった場合に、図19の動作を開始し、まずチャネルテストを行う。
【0136】
すなわち、使用するCH(無線チャネル)の受信周波数(無線通信に使用するCHの受信周波数)を1CHから10CHに順次設定し、それぞれの場合についてキャリアセンスを実施して受信強度を測定する(各CHの周波数に無線受信部の受信周波数を同調させた場合にの無線電波の受信強度を測定する)ことにより、各CH毎に空きCHであるか使用CHであるかを判定する。
このとき、受信強度が所定値以上のCHを使用CHであると判定してカウンタC1によりカウントしてゆき、全てのCHについて受信強度の測定が終了することにより、チャネルテストが終了する。
【0137】
そして、チャネルテストの結果であるカウンタC1の値が所定値以上の場合に、空きCH数が所定数に達していない(使用CH数が所定数に達している)と認識して、その旨を示すCH情報(例えば空きCH不足)を自局に設けているLED表示部の所定LEDの点灯又は点滅によって報知させる。つまり、無線通信装置の設置環境が無線通信に適していないことを警告する。
操作者(サービスマン又はユーザ)は、その報知(警告)の有無によって空きCHが不足しているかどうかを判断でき、不足している場合は、無線通信装置の位置を変更したり、アンテナの方向を変更して、再度上述したチャネルテスト動作を実施させることにより、空きCH不足による通信障害の発生しない設置位置又はアンテナ方向を探索できる。
【0138】
なお、無線親局100および無線子局101がそれぞれ、カウンタC1の値が所定値に達していない場合に、空きCH数が所定数に達している(使用CH数が所定数に達していない)と認識して、その旨を示すCH情報を自局に設けているLED表示部の所定LEDの点灯又は点滅によって報知させることもできる。
操作者は、その報知の有無によっても、空きCHが不足しているかどうかを知ることができる。
【0139】
あるいは、無線親局100および無線子局101がそれぞれ、受信強度が所定値に達していないCHを空きCHであると判定してカウンタC1によりカウントしてゆき、全てのCHについて受信強度の測定が終了した後、カウンタC1の値が所定値以上の場合に、空きCH数が所定数に達していると認識し、その旨を示すCH情報を自局に設けているLED表示部の対応するLEDの点灯又は点滅によって報知したり、カウンタC1の値が所定値に達していない場合に、空きCH数が所定数に達していないと認識し、その旨を示すCH情報を自局に設けているLED表示部の所定LEDの点灯又は点滅によって報知させることもできる。
【0140】
このように、第1実施形態では、画像形成装置管理システムに使用される無線通信装置の無線親局100および無線子局101(又は無線子局101〜105)がそれぞれ、自局のスイッチ部上のスイッチの操作によってテスト開始要求があった場合に、使用する複数のCH(無線チャネル)の周波数について順次キャリアセンスを実施することにより、その各CH毎に空きCHであるか使用CHであるかを判定するチャネルテストを行い、その結果から空きCH数又は使用CH数が所定数に達していると認識した場合に、その旨を示すCH情報を自局に設けているLED表示部の所定LEDの点灯又は点滅によって報知させるので、それらの報知内容から操作者は実質的に使用できるCHが少ないことあるいは十分確保されていることを把握でき、無線通信装置の設置等の際に無線通信環境の良否を判断できる。したがって、無線通信装置の無線親局100と無線子局101との無線通信を確実に行わせることが可能になる。
【0141】
〔第2実施形態:図20〕
図20は無線親局100および無線子局101(又は無線子局101〜105)によるこの発明に係わる共通動作の第2例を示すフローチャートである。
無線親局100および無線子局101はそれぞれ、自局のスイッチ部上のスイッチの操作によってテスト開始要求があった場合に、図20の動作を開始し、図19によって説明した第1実施形態と同様のチャネルテストを行った後、そのチャネルテストの結果であるカウンタC1の値(使用CH数)を示すCH情報を自局に設けているLED表示部の所定LEDの点灯又は点滅によって報知させる。
【0142】
操作者は、その報知によって空きCHが不足しているかどうかを知ることができる。
ここで、無線通信に詳しくない人の場合、第1実施形態で示したような報知(空きCH不足表示等)の方が扱いやすいが、無線通信に精通した人であれば、使用CH数又は空きCH数の報知の方が扱いやすく、無線通信に適した無線通信装置の設置位置又はアンテナ方向を探索できる。
【0143】
なお、無線親局100および無線子局101がそれぞれ、受信強度が所定値に達していないCHを空きCHであると判定してカウンタC1によりカウントしてゆき、全てのCHについて受信強度の測定が終了した後、カウンタC1の値(空きCH数)を示すCH情報を自局に設けているLED表示部の所定LEDの点灯又は点滅によって報知させることもできる。
操作者は、その報知によっても空きCHが不足しているかどうかを知ることができる。
【0144】
このように、第2実施形態では、画像形成装置管理システムに使用される無線通信装置の無線親局100および無線子局101(又は無線子局101〜105)がそれぞれ、自局のスイッチ部上のスイッチの操作によってテスト開始要求があった場合に、第1実施形態と同様のチャネルテストを行い、その結果から得られる空きCH数又は使用CH数を示すCH情報を自局に設けているLED表示部の所定LEDの点灯又は点滅によって報知させるので、無線通信に精通した操作者であれば無線通信装置の設置等の際に無線通信環境の良否を的確に判断でき、無線通信装置の無線親局100と無線子局101との無線通信を確実に行わせることが可能になる。
【0145】
〔第3実施形態:図21〕
図21は無線親局100および無線子局101(又は無線子局101〜105)によるこの発明に係わる共通動作の第3例を示すフローチャートである。
無線親局100および無線子局101はそれぞれ、自局のスイッチ部上のスイッチ操作によってテスト開始要求があった場合に、図21の動作を開始するが、その動作は図19によって説明した第1実施形態と同様の動作に以下に示す動作を加えたものである。
【0146】
すなわち、予め定めた周波数制御CHである10CHのキャリアセンスを実施して受信強度を測定した場合に、10CHの受信強度が所定値以上あり、10CHが使用CHであると判定した場合には、空きCH数に係わらず、周波数制御CHが使用CHである(空きCHでない)旨を示すCH情報を自局に設けているLED表示部の所定LEDの点灯又は点滅によって報知させる。
ここで、一般的にCHを自動的に選択する無線通信装置(例えば無線親局に相当する)では、周波数制御CHが定められており、この周波数制御CH上でどのCHで通信するかを相手の無線通信装置(例えば無線子局に相当する)に伝えている。よって、この周波数制御CHがノイズの影響を受けている場合には、全く通信できなくなる。
【0147】
第3実施形態では、画像形成装置管理システムに使用される無線通信装置の無線親局100又は無線子局101がそれぞれ、第1実施形態と同様の動作に加え、周波数制御CHのキャリアセンスの実施により、そのCHが使用CHであると判定した場合に、その旨を示すCH情報を自局に設けているLED表示部の所定LEDの点灯又は点滅によって報知させる動作を行うので、操作者は無線通信装置の設置等の際に無線通信環境の良否をより的確に判断でき、無線通信装置の無線親局100と無線子局101との無線通信を確実に行わせることが可能になる。
【0148】
なお、無線親局100および無線子局101がそれぞれ、スイッチ部上のスイッチ操作によってテスト開始要求があった場合に、図20によって説明した動作(第2実施形態)と同様の動作に加え、周波数制御CHである10CHのキャリアセンスを実施して受信強度を測定したとき、10CHの受信強度が所定値以上あり、10CHが使用CHであると判定した場合に、その旨を示すCH情報を自局に設けているLED表示部の所定LEDの点灯又は点滅によって報知させることもできる。
それによって、無線通信に精通した操作者であれば無線通信装置の設置等の際に無線通信環境の良否をより的確に判断でき、無線通信装置の無線親局100と無線子局101との無線通信をより確実に行わせることが可能になる。
【0149】
〔第4実施形態:図22〕
図22は無線親局100および無線子局101(又は無線子局101〜105)によるこの発明に係わる共通動作の第4例を示すフローチャートである。
無線親局100および無線子局101はそれぞれ、スイッチ部上のスイッチ操作によってテスト開始要求があった場合に、図22の動作を開始するが、その動作は図21によって説明した第3実施形態の動作と若干異なるだけなので、その異なる部分のみを説明する。
【0150】
すなわち、使用CHをカウントするカウンタC1の他にカウンタC2を用意し、一つのCHについて予め設定された所定回数(複数回)だけキャリアセンスを繰り返し実施して受信強度を測定するチャネルテストを行い、受信強度が所定値以上のキャリアを所定回数検出した場合(所定レベル以上のキャリアを所定回数検出した場合)に、そのCHが使用CHであると判定してカウンタC1によりカウントアップする。
ここで、この画像形成装置管理システムで使用されている無線通信装置の無線親局100又は無線子局101が一つのCHについてキャリアセンスしたときに、たまたま無線通信装置を有する他の無線システムが通信中のため、受信強度が所定値以上のキャリアを検出してしまうことがある。また、ノイズによって、受信強度が所定値以上のキャリアを検出した場合でも、そのノイズが突発的に発生したものであって、定常的に発生しているものではない場合がある。
【0151】
第4実施形態では、画像形成装置管理システムに使用される無線通装置の無線親局100又は無線子局101がそれぞれ、第3実施形態と同様の動作のうち、使用する複数のCHの周波数についてキャリアセンスを実施する場合、一つのCHについて複数回キャリアセンスを実施して受信強度を測定し、受信強度が所定値以上のキャリアを所定回数検出した場合(所定レベル以上のキャリアを所定回数検出した場合)に、そのCHが使用CHであると判定することにより、より正確なチャネルテストを行えるため、操作者は無線通信装置の設置等の際に無線通信環境の良否を更に的確に判断でき、無線通信装置の無線親局100と無線子局101との無線通信を一層確実に行わせることが可能になる。
【0152】
なお、無線親局100又は無線子局101がそれぞれ、第1又は2実施形態のいずれかと同様の動作のうち、使用する複数のCHの周波数についてキャリアセンスを実施する場合、一つのCHについて複数回キャリアセンスを実施して受信強度を測定し、受信強度が所定値以上のキャリアを所定回数検出した場合に、そのCHが使用CHであると判定することもできる。
【0153】
〔第5実施形態:図23〕
図23は無線親局100および無線子局101(又は無線子局101〜105)によるこの発明に係わる共通動作の第5例を示すフローチャートである。
無線親局100および無線子局101はそれぞれ、スイッチ部上のスイッチ操作によってテスト開始要求があった場合に、図23の動作を開始するが、その動作は図22によって説明した第4実施形態の動作と若干異なるだけなので、その異なる部分のみを説明する。
【0154】
すなわち、図23の動作を開始すると、まずキャリアセンスレベルを通常の送信動作(図15,図16参照)を行う際に使用するレベルAに代えて、それより低いレベルBにセットする。つまり、順次設定するCHが空きCHであるか使用CHであるかを判定するためのキャリアセンスレベル(所定値)として、通常の送信動作を行う際に使用するレベルAより低いレベルBをセットし、このチャネルテスト動作を終了する直前にキャリアセンスレベルを元のレベルAに戻す。
【0155】
ここで、通常の送信動作を行う際に実施するCHのキャリアセンスは、他の無線システムによってそのCHが使用されているかどうかを確認するためのものであるため、比較的大きな無線電力を検出できるように設定されている。しかしながら、その際のキャリアセンスでは検出されないようなノイズが定常的に発生している場合、無線通信品質は極端に悪くなり、通信エラーをおこす可能性が高くなる。
【0156】
第5実施形態では、画像形成装置管理システムに使用される無線通信装置の無線親局100および無線子局101(又は無線子局101〜105)がそれぞれ、第4実施形態と略同様の動作を実行する際に、順次設定するCHが空きCHであるか使用CHであるかを判定するためのキャリアセンスレベルとして、通常の送信動作を行う際に使用するキャリアセンスレベルより低い値を使用することにより、より厳しくチャネルテストを行え、通常の無線通信を妨害するようなノイズを検出することができるため、操作者は無線通信装置の設置等の際に無線通信環境の良否を更に的確に判断でき、無線通信装置の無線親局100と無線子局101との無線通信をより一層確実に行わせることが可能になる。
【0157】
なお、無線親局100および無線子局101がそれぞれ、第1〜第3実施形態の動作をそれぞれ実行する際に、順次設定するCHが空きCHであるか使用CHであるかを判定するためのキャリアセンスレベルとして、通常の送信動作を行う際に使用するキャリアセンスレベルより低い値を使用するようにすることもできる。
【0158】
また、上述した第1〜第5実施形態では、無線親局100および無線子局101がそれぞれ、自局のスイッチ部上のスイッチの操作によってテスト開始要求があった場合に、チャネルテストを実行する(チャネルテストを含む共通動作を開始する)ようにしたが、以下の(A1)〜(A3)のいずれかに示すようにしてもよい。
(A1)無線親局100は、データ通信装置7のスイッチ(新たに追加する必要がある)の操作によってテスト開始要求があった場合に、チャネルテストを実行する。無線子局101は、画像形成装置1の表示操作部(図5)のキー(スイッチ)の操作によってテスト開始要求があった場合に、チャネルテストを実行する。
【0159】
(A2)無線親局100は、自局のスイッチ部117又はデータ通信装置7のスイッチの操作によってテスト開始要求があった場合に、テスト開始要求を示すテスト開始要求信号を無線子局101へ無線送信する。また、その前又は後に自局のチャネルテストを実行する。無線子局101は、無線親局100からテスト開始要求信号を受信した場合に、チャネルテストを実行する。
それによって、操作者が無線子局101側でチャネルテストを実行させるためのスイッチの操作を行う必要がなくなるため、その分だけ操作者の作業負担を軽減することができる。
【0160】
(A3)無線親局100は、中央制御装置6から公衆回線8およびデータ通信装置7を介してテスト開始要求信号を受信した場合に、テスト開始要求信号を無線子局101へ無線送信する。また、その前又は後に自局のチャネルテストを実行する。無線子局101は、無線親局100からテスト開始要求信号を受信した場合に、チャネルテストを実行する。
それによって、センタオペレータによる中央制御装置6上の遠隔操作で無線親局100および無線子局101にチャネルテストを実行させることができる。
【0161】
さらに、第1〜第5実施形態では、無線親局100および無線子局101がそれぞれ、自局のCH情報(空きCH数又は使用CH数が所定数に達している旨を示すCH情報,空きCH数又は使用CH数を示すCH情報,又は周波数制御CHが使用CHである旨又は空きCHでない旨を示すCH情報)を自局に設けているLED表示部の所定LEDの点灯又は点滅によって報知させるようにしたが、以下の(B1)〜(B4)のいずれかに示すようにしてもよい。
(B1)無線親局100は、自局のCH情報をデータ通信装置7に設けているLED表示部の所定LEDの点灯又は点滅によって報知させる。無線子局101は、自局のCH情報を画像形成装置1に設けている操作表示部の文字表示部83への文字表示によって報知させる。
【0162】
(B2)無線子局101は、自局のCH情報を無線親局100へ無線送信する。無線親局100は、自局のCH情報を自局に設けているLED表示部118の所定LEDの点灯又は点滅によって報知させると共に、無線子局101からCH情報を受信した場合に、そのCH情報をLED表示部118の所定LEDの点灯又は点滅によって報知させる。
それによって、操作者が無線親局101上でその無線親局101と無線子局101のCH情報の内容をまとめて認識し、無線通信装置の設置環境を把握することができ、その分だけ操作者の作業負担を軽減することができる。
【0163】
(B3)無線子局101は、自局のCH情報を無線親局100へ無線送信する。無線親局100は、自局のCH情報をデータ通信装置7に設けているLED表示部の所定LEDの点灯又は点滅によって報知させると共に、無線子局101からCH情報を受信した場合に、そのCH情報をデータ通信装置7に設けているLED表示部49の所定LEDの点灯又は点滅によって報知させる。
それによって、操作者がデータ通信装置7上で無線親局101と無線子局101のCH情報の内容をまとめて認識し、無線通信装置の設置環境を把握することができ、その分だけ操作者の作業負担を軽減することができる。
【0164】
(B4)無線子局101は、自局のCH情報を無線親局100へ無線送信する。無線親局100は、自局のCH情報をデータ通信装置7によって中央制御装置6へ送信させると共に、無線子局101からCH情報を受信した場合に、そのCH情報をデータ通信装置7によって中央制御装置6へ送信させる。
それによって、遠隔地の中央制御装置6で顧客の無線通信装置の無線親局101と無線子局101のCH情報の内容を認識し、その無線通信装置の設置環境を把握することができる。
【0165】
さらに、無線親局100が、(A2)に示したように、自局のスイッチ部117又はデータ通信装置7のスイッチの操作によってテスト開始要求があった場合に、テスト開始要求を示すテスト開始要求信号を無線子局101へ無線送信するようにした場合、(B2)又は(B3)に示したように、CH情報を自局に設けているLED表示部118又はデータ通信装置7に設けているLED表示部49の所定LEDの点灯又は点滅によって報知させるようにすることもできる。
さらにまた、無線親局100が、(A3)に示したように、中央制御装置6から公衆回線8およびデータ通信装置7を介してテスト開始要求信号を受信した場合に、テスト開始要求信号を無線子局101へ無線送信するようにした場合、(B4)に示したように、CH情報をデータ通信装置7によって中央制御装置6へ送信させるようにすることもできる。
【0166】
〔第6実施形態:図24,図25〕
図24は、無線親局100によるこの発明に係わる動作の第1例を示すフローチャートである。図25は、無線子局101(又は無線子局101〜105)によるこの発明に係わる動作の第1例を示すフローチャートである。
無線親局100は、自局のスイッチ部117上のスイッチの操作によってテスト開始要求があった場合に、図24の動作を開始し、まずチャネルテストを行う。
【0167】
すなわち、使用するCHの受信周波数を1CHから10CHに順次設定し、それぞれの場合についてキャリアセンスを実施して受信強度を測定することにより、各CH毎に空きCHであるか使用CHであるかを判定する。
このとき、受信強度が所定値以上のCHを使用CHであると判定してカウンタC1によりカウントしてゆき、また受信強度が所定値に達していないCHを空きCHとしてその空きCHを示すCH情報を内部メモリ(例えば制御部114内のRAM又は不揮発性メモリ116)に記憶してゆき、全てのCHについて受信強度の測定が終了することにより、チャネルテストが終了する。
【0168】
そして、チャネルテストの結果であるカウンタC1の値が所定値以上の場合に、空きCH数が所定数に達していない(使用CH数が所定数に達している)と認識して、その旨を示すCH情報を自局に設けているLED表示部の所定LEDの点灯又は点滅によって報知させる。カウンタC1の値が所定値に達していない場合には、空きCH数が所定数に達している(使用CH数が所定数に達していない)と認識し、無線子局101からのCH情報(空きCH情報)の受信を待つ。
【0169】
一方、無線子局101(又は各無線子局101〜105のいずれか)は、自局のスイッチ部127上のスイッチの操作によってテスト開始要求があった場合に、図25の動作を開始し、まずチャネルテストを行う。
すなわち、無線親局100と同様に、使用するCHの受信周波数を1CHから10CHに順次設定し、それぞれの場合についてキャリアセンスを実施して受信強度を測定することにより、各CH毎に空きCHであるか使用CHであるかを判定する。
【0170】
このとき、受信強度が所定値以上のCHを使用CHであると判定してカウンタC1によりカウントしてゆき、また受信強度が所定値に達していないCHを空きCHとしてその空きCHを示すCH情報を内部メモリ(例えば制御部124内のRAM又は不揮発性メモリ126)に記憶してゆき、全てのCHについて受信強度の測定が終了することにより、チャネルテストが終了する。
そして、チャネルテストの結果であるカウンタC1の値が所定値以上の場合に、空きCH数が所定数に達していないと認識して、その旨を示すCH情報を自局に設けているLED表示部の所定LEDの点灯又は点滅によって報知させる。カウンタC1の値が所定値に達していない場合には、空きCH数が所定数に達していると認識し、内部メモリに記憶した自局のCH情報(空きCH情報)を無線親局100へ無線送信する。
【0171】
無線親局100は、無線子局101からCH情報の受信すると、内部メモリに記憶した自局のCH情報が示す空きCHと無線子局101から受信したCH情報が示す空きCHとを比較して自局と無線子局101の両方に共通する空きCHを判別して、その共通空きCHを優先CHとして設定する(不揮発性メモリ117に記憶する)。
なお、この実施形態では、無線親局100および無線子局101がそれぞれ、自局のチャネルテストの結果であるカウンタC1の値が所定値以上の場合、空きCH数が所定数に達していないと認識し、その旨を示すCH情報を自局のLED表示部の所定LEDの点灯又は点滅によって報知させ、空きCHを示すCH情報の送信,受信は行わないようにしているが、上記CH情報の報知を行った後、上記CH情報の送信,受信を行うようにしても、勿論構わない。
【0172】
また、無線親局100が、カウンタC1の値が所定値に達していない場合に、空きCH数が所定数に達していると認識して、その旨を示すCH情報を自局に設けているLED表示部の所定LEDの点灯又は点滅によって報知させることもできる。
あるいは、無線親局100が、受信強度が所定値に達していないCHを空きCHであると判定してカウンタC1によりカウントしてゆき、全てのCHについて受信強度の測定が終了した後、カウンタC1の値が所定値以上の場合に、空きCH数が所定数に達していると認識し、その旨を示すCH情報を自局に設けているLED表示部の対応するLEDの点灯又は点滅によって報知したり、カウンタC1の値が所定値に達していない場合に、空きCH数が所定数に達していないと認識し、その旨を示すCH情報を自局に設けているLED表示部の所定LEDの点灯又は点滅によって報知させることもできる。
【0173】
ここで、無線親局が無線子局にCHを指定するような無線通信装置では、無線子局にはCHの選択権がなく、無線子局にとって、ノイズの影響で使用できないCHを無線親局が指定した場合は、無線子局は送信を開始できず、通信が中断してしまう。
【0174】
第6実施形態では、画像形成装置管理システムに使用される無線通信装置の無線子局101(又は各無線子局101〜105のいずれか)が、自局のスイッチ部127上のスイッチの操作によってテスト開始要求があった場合に、使用する複数のCHの周波数について順次キャリアセンスを実施することにより、その各CH毎に空きCHであるか使用CHであるかを判定するチャネルテストを行い、その結果から得た空きCHを示すCH情報を無線親局100へ無線送信し、無線親局100が、自局のスイッチ部117上のスイッチの操作によってテスト開始要求があった場合に、使用する複数のCHの周波数について順次キャリアセンスを実施することにより、その各CH毎に空きCHであるか使用CHであるかを判定するチャネルテストを行い、その結果から得た空きCHと無線子局101から受信したCH情報が示す空きCHとを比較して自局と無線子局101の両方に共通する空きCHを判別し(第6実施形態ではその各空きCHの数がそれぞれ所定値を超えるようにしているが、必らずしもそうする必要はない)、その空きCHを優先CHとして設定して、その優先CHを優先的に使用するようにしたので、無線子局101で使用できないCHをその無線子局101に指定することを回避でき、無線通信装置の無線親局100と無線子局101との無線通信を確実に行わせることが可能になる。
【0175】
〔第7実施形態:図26〕
図26は、無線親局100によるこの発明に係わる動作の第2例を示すフローチャートである。なお、この実施形態は、図11に示したように、複数の画像形成装置1〜5と、その各画像形成装置1〜5にそれぞれ無線子局101〜105が有線接続された(内蔵されていてもよい)無線通信装置とを備えた画像形成装置管理システムに対応するものである。また、各無線子局101〜105による動作は図25によって説明した第6実施形態の動作と同様なので、その説明を省略する。
【0176】
無線親局100は、スイッチ部117上のスイッチ操作によってテスト開始要求があった場合に、図26の動作を開始し、図24によって説明した第6実施形態と同様のチャネルテストを行った後、その結果であるカウンタC1の値が所定値に達していない場合、空きCH数が所定数に達している(使用CH数が所定数に達していない)と認識し、その後無後各無線子局101〜105のいずれかからCH情報(空きCH情報)を受信した場合に、そのCH情報は実際には図18に示したフォーマットの無線接続制御情報として構成されているので、その無線接続制御情報からCH情報の送信元の無線子局のID(A局ID)を読み出して取得する。
【0177】
次いで、内部メモリに記憶した自局のCH情報が示す空きCHといずれかの無線子局から受信したCH情報が示す空きCHとを比較して自局とその無線子局の両方に共通する空きCHを判別し、その共通空きCHを優先CHとして先に取得した無線子局のIDと対で設定する。
その後、再び無線子局からのCH情報の受信待機状態に戻り、いずれかの無線子局からCH情報を受信する毎に上述と同様の動作を繰り返し行い、スイッチ部117上のスイッチ操作によってテスト終了要求があった時に、図26の動作を終了する。
【0178】
このように、第7実施形態では、画像形成装置管理システムに使用される無線通信装置の無線子局101〜105がそれぞれ、自局のスイッチ部127上のスイッチの操作によってテスト開始要求があった場合に、第6実施形態と同様の動作(チャネルテストを含む)を行い、無線親局100が、自局のスイッチ部117上のスイッチの操作によってテスト開始要求があった場合に、第6実施形態と同様のチャネルテストを行い、各無線子局101〜105から順次CH情報を受信する毎に、上記チャネルテストの結果から得た空きCHとその受信したCH情報が示す空きCHとを比較して自局と無線子局の両方に共通する空きCHを判別し、その共通空きCHを無線子局別に優先CHとして設定するので、第6実施形態と同様の効果を得られる。
【0179】
また、共通空きCHを無線子局別に管理できるため、各無線子局101〜150のいずれかへの送信を行う際に対応する共通空きCHを優先して活用することができる。
さらに、無線通信装置が1台の無線親局100と複数台の無線子局101〜105とによって構成されている場合でも、各無線子局101〜105の1台1台について、いちいち操作者が無線親局100のスイッチ部117上でチャネルテストを実行させる操作を行う必要がなく、そのための煩わしさを解消できるため、操作者の作業負担を軽減することができる。
【0180】
〔第8実施形態:図27〕
図27は、無線親局100によるこの発明に係わる動作の第3例を示すフローチャートである。なお、無線子局101(又は各無線子局101〜105)による動作は図25によって説明した第6実施形態の動作と同様なので、その説明を省略する。
無線親局100は、スイッチ部117上のスイッチ操作によってテスト開始要求があった場合に、図27の動作を開始し、図24によって説明した第6実施形態と同様のチャネルテストを行う。
【0181】
そして、チャネルテストの結果であるカウンタC1の値が所定値に達していない場合、空きCH数が所定数に達していると認識し、その後無線子局101からCH情報を受信した場合に、内部メモリに記憶した自局のCH情報が示す空きCHと無線子局101(又は各無線子局101〜105のいずれか)から受信したCH情報が示す空きCHとを比較して自局とその無線子局の両方に共通する空き
チャネルを判別してその数を算出し、その共通空きCH数が所定値に達していないと認識した場合に、その旨を示すCH情報(例えば共通空きCH不足)を自局に設けているLED表示部の所定LEDの点灯又は点滅によって報知させる。
なお、共通空きCH数が所定数に達していると認識した場合に、その旨を示すCH情報を自局に設けているLED表示部の所定LEDの点灯又は点滅によって報知させることもできる。
【0182】
このように、第8実施形態では、画像形成装置管理システムに使用される無線通信装置の無線子局101(又は各無線子局101〜105のいずれか)が、自局のスイッチ部127上のスイッチの操作によってテスト開始要求があった場合に、第6実施形態と同様の動作を行い、無線親局100が、自局のスイッチ部117上のスイッチの操作によってテスト開始要求があった場合に、第6実施形態と同様のチャネルテストを行い、その結果から得た空きCHと無線子局101から受信したCH情報が示す空きCHとを比較して自局と無線子局101の両方に共通する空きCHを判別し、その共通空きCHの数が所定数に達していると認識した場合あるいは所定数に達していないと認識した場合に、その旨を示すCH情報を自局に設けているLED表示部の所定LEDの点灯又は点滅によって報知させるので、その報知内容から操作者は実質的に使用できるCHが少ないことあるいは十分確保されていることを把握でき、無線通信装置の設置等の際に無線通信環境の良否を判断できる。
【0183】
したがって、無線通信装置の無線親局100と無線子局101との無線通信を確実に行わせることが可能になる。
また、操作者が無線親局100上でその無線親局100と無線子局101の共通CH情報の内容を認識し、無線通信装置の設置環境を把握することができるので、その分だけ操作者の作業負担を軽減することができる。
【0184】
〔第9実施形態:図28〕
図28は、無線親局100によるこの発明に係わる動作の第4例を示すフローチャートである。なお、この実施形態は、図11に示したように、複数の画像形成装置1〜5と、その各画像形成装置1〜5にそれぞれ無線子局101〜105が有線接続された(内蔵されていてもよい)無線通信装置とを備えた画像形成装置管理システムに対応するものである。また、各無線子局101〜105による動作は図25によって説明した第6実施形態の動作と同様なので、その説明を省略する。
【0185】
無線親局100は、スイッチ部117上のスイッチ操作によってテスト開始要求があった場合に、図28の動作を開始し、図24によって説明した第6実施形態と同様のチャネルテストを行い、その結果であるカウンタC1の値が所定値に達していない場合、空きCH数が所定数に達していると認識し、その後各無線子局101〜105のいずれかからCH情報(空きCH情報)を受信した場合に、そのCH情報の送信元の無線子局のID(受信子局ID)を取得する。
【0186】
次いで、その取得したIDから無線子局の識別番号(子局識別番号)を検索した後、内部メモリに記憶した自局のCH情報が示す空きCHといずれかの無線子局から受信したCH情報が示す空きCHとを比較して自局とその無線子局の両方に共通する空きチャネルを判別してその数を算出し、その共通空きCH数が所定値に達していないと認識した場合に、その旨を示すCH情報(例えば共通空きCH不足)を自局に設けているLED表示部の先に検索した子局識別番号に対応するLEDの点灯又は点滅によって報知させる。
【0187】
その後、再び無線子局からのCH情報の受信待機状態に戻り、いずれかの無線子局からCH情報を受信する毎に上述と同様の動作を繰り返し行い、全ての無線子局101〜105からのCH情報の受信が終了した時、あるいはスイッチ部117上のスイッチ操作によってテスト終了要求があった時に、図28の動作を終了する。
なお、共通空きCH数が所定数に達していると認識した場合に、その旨を示すCH情報を自局に設けているLED表示部の所定LEDの点灯又は点滅によって報知させることもできる。
【0188】
このように、第9実施形態では、画像形成装置管理システムに使用される無線通信装置の無線子局101〜105がそれぞれ、自局のスイッチ部127上のスイッチの操作によってテスト開始要求があった場合に、第6実施形態と同様の動作を行い、無線親局100が、自局のスイッチ部117上のスイッチの操作によってテスト開始要求があった場合に、第6実施形態と同様のチャネルテストを行い、各無線子局101〜105から順次CH情報を受信する毎に、上記チャネルテストの結果から得た空きCHとその受信したCH情報が示す空きCHとを比較して自局と無線子局の両方に共通する空きCHを判別し、その共通空きCHの数が所定数に達していると認識した場合あるいは所定数に達していないと認識した場合に、その旨を示すCH情報を無線子局別に自局に設けているLED表示部の所定LEDの点灯又は点滅によって報知させるので、第8実施形態と同様の効果を得られる。
【0189】
また、無線通信装置が1台の無線親局100と複数台の無線子局101〜105とによって構成されている場合でも、各無線子局101〜105の1台1台について、いちいち操作者が無線親局100のスイッチ部117上でチャネルテストを実行させる操作を行う必要がなく、そのための煩わしさを解消できるため、操作者の作業負担を軽減することができる。
【0190】
〔第10実施形態:図29〕
図29は、無線親局100によるこの発明に係わる動作の第5例を示すフローチャートである。なお、無線子局101(又は各無線子局101〜105)による動作は図25によって説明した第6実施形態の動作と同様なので、その説明を省略する。
無線親局100は、スイッチ部117上のスイッチ操作によってテスト開始要求があった場合に、図29の動作を開始し、図24によって説明した第6実施形態と同様のチャネルテストを行う。
【0191】
そして、チャネルテストの結果であるカウンタC1の値が所定値に達していない場合、空きCH数が所定数に達していると認識し、その後無線子局101(又は各無線子局101〜105のいずれか)からCH情報を受信した場合に、内部メモリに記憶した自局のCH情報が示す空きCHと無線子局101から受信したCH情報が示す空きCHとを比較して自局とその無線子局の両方に共通する空きチャネルを判別してその数を算出し、その共通空きCH数を示すCH情報を自局に設けているLED表示部の所定LEDの点灯又は点滅によって報知させる。
【0192】
このように、第10実施形態では、画像形成装置管理システムに使用される無線通信装置の無線子局101(又は各無線子局101〜105のいずれか)が、自局のスイッチ部127上のスイッチの操作によってテスト開始要求があった場合に、第6実施形態と同様の動作を行い、無線親局100が、自局のスイッチ部117上のスイッチの操作によってテスト開始要求があった場合に、第6実施形態と同様のチャネルテストを行い、その結果から得た空きCHと無線子局101から受信したCH情報が示す空きCHとを比較して自局と無線子局101の両方に共通する空きCHを判別し、その共通空きCHの数を示すCH情報を自局に設けているLED表示部の所定LEDの点灯又は点滅によって報知させるので、その報知内容から無線通信に精通した操作者であれば正確に空きCH数を把握でき、無線通信装置の設置等の際に無線通信環境の良否を的確に判断できる。
【0193】
したがって、無線通信装置の無線親局100と無線子局101との無線通信を確実に行わせることが可能になる。
また、操作者が無線親局100上でその無線親局100と無線子局101の共通CH情報の内容を認識し、無線通信装置の設置環境を把握することができるので、その分だけ操作者の作業負担を軽減することができる。
【0194】
〔第11実施形態:図30〕
図30は、無線親局100によるこの発明に係わる動作の第6例を示すフローチャートである。なお、この実施形態は、図11に示したように、複数の画像形成装置1〜5と、その各画像形成装置1〜5にそれぞれ無線子局101〜105が有線接続された(内蔵されていてもよい)無線通信装置とを備えた画像形成装置管理システムに対応するものである。また、各無線子局101〜105による動作は図25によって説明した第6実施形態の動作と同様なので、その説明を省略する。
【0195】
無線親局100は、スイッチ部117上のスイッチ操作によってテスト開始要求があった場合に、図30の動作を開始し、図24によって説明した第6実施形態と同様のチャネルテストを行い、その結果であるカウンタC1の値が所定値に達した場合、空きCH数が所定数に達していると認識し、その後各無線子局101〜105のいずれかからCH情報(空きCH情報)を受信した場合に、そのCH情報の送信元の無線子局のID(受信子局ID)を取得し、そのIDから無線子局の識別番号(子局識別番号)を検索する。
【0196】
次いで、内部メモリに記憶した自局のCH情報が示す空きCHといずれかの無線子局から受信したCH情報が示す空きCHとを比較して自局とその無線子局の両方に共通する空きチャネルを判別してその数を算出し、その共通空きCH数を示すCH情報を自局に設けているLED表示部の先に検索した子局識別番号に対応するLEDの点灯又は点滅によって報知させる。
その後、再び無線子局からのCH情報の受信待機状態に戻り、いずれかの無線子局からCH情報を受信する毎に上述と同様の動作を繰り返し行い、全ての無線子局101〜105からのCH情報の受信が終了した時、あるいはスイッチ部117上のスイッチ操作によってテスト終了要求があった時に、図30の動作を終了する。
【0197】
このように、第11実施形態では、画像形成装置管理システムに使用される無線通信装置の無線子局101〜105がそれぞれ、自局のスイッチ部127上のスイッチの操作によってテスト開始要求があった場合に、第6実施形態と同様の動作を行い、無線親局100が、自局のスイッチ部117上のスイッチの操作によってテスト開始要求があった場合に、第6実施形態と同様のチャネルテストを行い、各無線子局101〜105から順次CH情報を受信する毎に、上記チャネルテストの結果から得た空きCHとその受信したCH情報が示す空きCHとを比較して自局と無線子局の両方に共通する空きCHを判別し、その共通空きCHの数を示すCH情報を無線子局別に自局に設けているLED表示部の所定LEDの点灯又は点滅によって報知させるので、第10実施形態と同様の効果を得られる。
【0198】
また、無線通信装置が1台の無線親局100と複数台の無線子局101〜105とによって構成されている場合でも、各無線子局101〜105の1台1台について、いちいち操作者が無線親局100のスイッチ部117上でチャネルテストを実行させる操作を行う必要がなく、そのための煩わしさを解消できるため、操作者の作業負担を軽減することができる。
【0199】
〔第12実施形態:図31〕
図31は、無線親局100によるこの発明に係わる動作の第7例を示すフローチャートである。なお、無線子局101(又は各無線子局101〜105)による動作は図25によって説明した第6実施形態の動作と同様なので、その説明を省略する。
無線親局100は、スイッチ部117上のスイッチ操作によってテスト開始要求があった場合に、図31の動作を開始し、図24によって説明した第6実施形態と同様のチャネルテストを行う。
【0200】
そして、チャネルテストの結果であるカウンタC1の値が所定値に達していない場合、空きCH数が所定数に達していると認識し、その後無線子局101(又は各無線子局101〜105のいずれか)からCH情報を受信した場合に、内部メモリに記憶した自局のCH情報が示す空きCHと無線子局101から受信したCH情報が示す空きCHとを比較して自局とその無線子局の両方に共通する空きチャネルを判別して、その共通空きCHを優先CHとして設定した後、その優先CH(共通空きCH)に周波数制御CHが含まれていないと認識した場合に、その旨を示すCH情報(例えば周波数制御CHNG)を自局に設けているLED表示部の所定LEDの点灯又は点滅によって報知させる。
【0201】
このように、第12実施形態では、画像形成装置管理システムに使用される無線通信装置の無線子局101(又は各無線子局101〜105のいずれか)が、自局のスイッチ部127上のスイッチの操作によってテスト開始要求があった場合に、第6実施形態と同様の動作を行い、無線親局100が、自局のスイッチ部117上のスイッチの操作によってテスト開始要求があった場合に、第6実施形態と同様の動作に加え、判別した共通空きCHに周波数制御CHが含まれていないと認識した場合に、その旨を示すCH情報を自局に設けているLED表示部の所定LEDの点灯又は点滅によって報知させるので、無線通信装置の無線親局100と無線子局101との無線通信をより確実に行わせることが可能になる。
【0202】
なお、無線親局100が、スイッチ部上のスイッチ操作によってテスト開始要求があった場合に、図26〜図30のいずれかによって説明した動作(第7〜第11実施形態のいずれか)と同様の動作に加え、判別した共通空きCHに周波数制御CHが含まれていないと認識した場合に、その旨を示すCH情報を自局に設けているLED表示部の所定LEDの点灯又は点滅によって報知させることもできる。
それによって、無線通信装置の無線親局100と無線子局101との無線通信をより確実に行わせることが可能になる。
【0203】
また、上述した第6〜第12実施形態では、無線親局100および無線子局101(又は無線子局101〜105)がそれぞれ、自局のスイッチ部上のスイッチの操作によってテスト開始要求があった場合に、チャネルテストを実行する(チャネルテストを含む共通動作を開始する)ようにしたが、上述した(A1)〜(A3)のいずれかに示すようにしてもよい。
さらに、第8〜第12実施形態では、無線親局100が、CH情報(共通空きCH数が所定数に達している旨を示すCH情報,共通空きCH数を示すCH情報,又は周波数制御CHが使用CHである旨又は空きCHでない旨を示すCH情報)を自局に設けているLED表示部の所定LEDの点灯又は点滅によって報知させるようにしたが、以下の(C1)(C2)のいずれかに示すようにしてもよい。
【0204】
(C1)無線親局100は、CH情報をデータ通信装置7に設けているLED表示部の所定LEDの点灯又は点滅によって報知させる。
(C2)無線親局100は、CH情報をデータ通信装置7によって中央制御装置6へ送信させる。
それによって、遠隔地の中央制御装置6で顧客の無線通信装置の無線親局101と無線子局101(又は無線子局101〜105)のCH情報の内容を認識し、その無線通信装置の設置環境を把握することができる。
【0205】
さらにまた、無線親局100は、(A2)に示したように、自局のスイッチ部117又はデータ通信装置7のスイッチの操作によってテスト開始要求があった場合に、テスト開始要求を示すテスト開始要求信号を無線子局101へ無線送信するようにした場合、CH情報を自局に設けているLED表示部118又はデータ通信装置7に設けているLED表示部49の所定LEDの点灯又は点滅によって報知させるようにすることもできる。
また、無線親局100が、(A3)に示したように、中央制御装置6から公衆回線8およびデータ通信装置7を介してテスト開始要求信号を受信した場合に、テスト開始要求信号を無線子局101へ無線送信するようにした場合、CH情報をデータ通信装置7によって中央制御装置6へ送信させるようにすることもできる。
【0206】
〔第13実施形態:図32〕
図32は、無線親局100によるこの発明に係わる動作の第8例を示すフローチャートである。なお、この実施形態は、図11に示したように、複数の画像形成装置1〜5と、その各画像形成装置1〜5にそれぞれ無線子局101〜105が有線接続された(内蔵されていてもよい)無線通信装置とを備えた画像形成装置管理システムに対応するものである。また、各無線子局101〜105による動作は図25によって説明した第6実施形態の動作と同様である。但し、その動作タイミングは異なる。
【0207】
無線親局100は、スイッチ部117上のスイッチ操作によってテスト開始要求があった場合に、図32の動作を開始し、図24によって説明した第6実施形態と同様のチャネルテストを行い、その結果であるカウンタC1の値が所定値に達していない場合、空きCH数が所定数に達していると認識し、不揮発性メモリ116に記憶されている各無線子局101〜105のIDのいずれか(最初は無線子局101のID)を読み込み、そのIDから判別した無線子局101へテスト開始要求信号を無線送信する。
このとき、テスト開始要求信号は、実際には図18に示したフォーマットの無線接続制御情報として構成されており、無線子局を指定するための子局ID(先に読み込んだ子局ID)および自局のID(親局ID)を入れる。
【0208】
無線子局101は、無線親局100からテスト開始要求信号を受信した場合に、つまりそのテスト開始要求信号中の子局IDおよび親局IDと不揮発性メモリ126に記憶されている自局のIDおよび親局IDとが一致した場合に、図24によって説明した第6実施形態と同様の動作を開始する。
無線親局100は、無線子局101へのテスト開始要求信号の送信に対して、予め設定された時間を経過する前あるいはスイッチ部117上のスイッチ操作によってテスト終了要求がなされる前に、無線子局101からCH情報(空きCH情報)を受信すると、内部メモリに記憶した自局のCH情報が示す空きCHと無線子局101から受信したCH情報が示す空きCHとを比較して自局と無線子局101の両方に共通する空きCHを判別し、その共通空きCHを優先CHとして先に読み込んだ無線子局101のIDと対で設定する。
【0209】
次に、まだ他の無線子局102〜105からのCH情報の受信を終了していないので、不揮発性メモリ116に記憶されている各無線子局101〜105のIDのうち、無線子局101のID以外のいずれか(今度は無線子局102のID)を読み込み、そのIDから判別した無線子局102へテスト開始要求信号を無線送信する。
無線子局102は、無線親局100からテスト開始要求信号を受信した場合、つまりそのテスト開始要求信号中の子局IDおよび親局IDと不揮発性メモリ126に記憶されている自局のIDおよび親局IDとが一致した場合に、図24によって説明した第6実施形態と同様の動作を開始する。
【0210】
無線親局100は、無線子局102へのテスト開始要求信号の送信に対して、その予め設定された時間を経過する前あるいはスイッチ部117上のスイッチ操作によってテスト終了要求がなされる前に、無線子局102からCH情報を受信すると、内部メモリに記憶した自局のCH情報が示す空きCHと無線子局102から受信したCH情報が示す空きCHとを比較して自局と無線子局102の両方に共通する空きCHを判別し、その共通空きCHを優先CHとして先に読み込んだ無線子局102のIDと対で設定する。
【0211】
以後、不揮発性メモリ116に記憶されている各無線子局101〜105のIDのうち、無線子局101,102のID以外のいずれかを順次読み込み、その度にIDから判別した無線子局へテスト開始要求信号を無線送信し(結果的に各無線子局へ順次所定の間隔で無線送信することになる)、各無線子局から順次CH情報を受信する毎に、上述と同様な判別および設定を行い、図32の動作を終了する。
もし、全ての無線子局101〜105からのCH情報の受信が終了する前に、スイッチ部117上のスイッチ操作によってテスト終了要求があった場合は、そのまま図32の動作を終了する。
【0212】
このように、第13実施形態では、画像形成装置管理システムに使用される無線通信装置の無線親局100が、自局のスイッチ部117上のスイッチの操作によってテスト開始要求があった場合に、第6実施形態と同様のチャネルテストを行った後、テスト開始要求信号を無線子局101〜105へ順次所定の間隔で無線送信し、各無線子局101〜105がそれぞれ、無線親局100からテスト開始要求信号を受信した場合に、第6実施形態と同様の動作(チャネルテストを含む)を行い、無線親局101が、各無線子局101〜105から順次CH情報を受信する毎に、自局の上記チャネルテストの結果から得た空きCHと無線子局から受信したCH情報が示す空きCHとを比較して自局とその無線子局の両方に共通する空きCHを判別し、その共通空きCHを優先CHとして設定するので、第6実施形態と同様の効果を得られる。
【0213】
また、共通空きCHを無線子局別に管理できるため、各無線子局101〜150のいずれかへの送信を行う際に対応する共通空きCHを優先して活用することができる。
さらに、無線通信装置が1台の無線親局100と複数台の無線子局101〜105とによって構成されている場合でも、各無線子局101〜105の1台1台について、いちいち操作者が無線親局100のスイッチ部117上でチャネルテストを実行させる操作を行う必要がなく、また各無線子局101〜105側でチャネルテストを実行させるためのスイッチの操作を行う必要もなくなり、それらの操作を行う際の煩わしさを解消できるため、操作者の作業負担を大幅に軽減することができる。
【0214】
なお、この実施形態では、無線親局100が、自局のスイッチ部117上のスイッチの操作によってテスト開始要求があった場合に、第6実施形態と同様のチャネルテストを行った後、テスト開始要求信号を無線子局101〜105へ順次所定の間隔で無線送信するようにしたが、その送信を行った後、第6実施形態と同様のチャネルテストを行うようにしても構わない。
【0215】
また、この実施形態では、無線親局100が、各無線子局101〜105から順次CH情報を受信する毎に、自局の上記チャネルテストの結果から得た空きCHと無線子局から受信したCH情報が示す空きCHとを比較して自局とその無線子局の両方に共通する空きCHを判別し、その共通空きCHを優先CHとして設定するようにしたが、その共通空きCHの数が所定数に達していると認識した場合あるいは所定数に達していないと認識した場合に、その旨を示すCH情報を無線子局別に自局に設けているLED表示部118の所定LEDの点灯又は点滅によって報知させるようにしたり、または上記共通空きCHの数を示すCH情報を無線子局別に自局に設けているLED表示部118の所定LEDの点灯又は点滅によって報知させるようにすることもできる。
【0216】
あるいは、共通空きCHの数が所定数に達していると認識した場合あるいは所定数に達していないと認識した場合に、その旨を示すCH情報を無線子局別にデータ通信装置7に設けているLED表示部49の所定LEDの点灯又は点滅によって報知させるようにしたり、または上記共通空きCHの数を示すCH情報を無線子局別にデータ通信装置7に設けているLED表示部49の所定LEDの点灯又は点滅によって報知させるようにすることもできる。
あるいはまた、共通空きCHの数が所定数に達していると認識した場合あるいは所定数に達していないと認識した場合に、その旨を示すCH情報を無線子局別にデータ通信装置7によって中央制御装置6へ送信させるようにしたり、または上記共通空きCHの数を示すCH情報を無線子局別にデータ通信装置7によって中央制御装置6へ送信させるようにすることもできる。
【0217】
〔第14実施形態:図33,図34〕
図33は、無線親局100によるこの発明に係わる動作の第9例を示すフローチャートである。図34は、無線子局101〜105によるこの発明に係わるチャネルテスト動作の第2例を示すフローチャートである。なお、この実施形態は、図11に示したように、複数の画像形成装置1〜5と、その各画像形成装置1〜5にそれぞれ無線子局101〜105が有線接続された(内蔵されていてもよい)無線通信装置とを備えた画像形成装置管理システムに対応するものである。
【0218】
無線親局100は、スイッチ部117上のスイッチ操作によってテスト開始要求があった場合に、図33のチャネルテスト動作を開始し、図24によって説明した第6実施形態と同様のチャネルテストを行い、カウンタC1の値が所定値に達していない場合、空きCH数が所定数に達していると認識し、各無線子局101〜105へテスト開始要求信号を一斉に無線送信する。
このとき、テスト開始要求信号に自局のID(親局ID)は入れるが、無線子局を指定するための子局IDを入れる必要はない。
【0219】
各無線子局101〜105はそれぞれ、無線親局100からテスト開始要求信号した場合、つまりそのテスト開始要求信号中の親局IDと不揮発性メモリ126に記憶されている親局IDとが一致した場合に、図34の動作を開始し、図25によって説明した第6実施形態の動作と同様のチャネルテストを行い、そのテストの結果であるカウンタC1の値が所定値に達していない場合は、空きCH数が所定数に達していると認識し、不揮発性メモリ126に記憶されている自局の識別番号に応じた遅延時間(無線子局毎に異なる)だけ待って、内部メモリに記憶した自局のCH情報(空きCH情報)を無線親局100へ無線送信する。
【0220】
無線親局100は、各無線子局101〜105へのテスト開始要求信号の一斉送信に対して、予め設定された時間を経過する前あるいはスイッチ部117上のスイッチ操作によってテスト終了要求がなされる前に、各無線子局101〜105のいずれかからCH情報を受信すると、そのCH情報の送信元の無線子局のIDを取得し、内部メモリに記憶した自局のCH情報が示す空きCHといずれかの無線子局から受信したCH情報が示す空きCHとを比較して自局とその無線子局の両方に共通する空きチャネルを判別し、その共通空きCHを優先CHとして先に取得した無線子局のIDと対で設定する。
【0221】
その後、再び無線子局からのCH情報の受信待機状態に戻り、予め設定された時間を経過する前あるいはスイッチ部117上のスイッチ操作によってテスト終了要求がなされる前であれば、いずれかの無線子局からCH情報を受信する毎に上述と同様な判別および設定を行い、図33の動作を終了する。
もし、全ての無線子局101〜105からのCH情報の受信が終了する前に、予め設定された時間を経過するか、スイッチ部117上のスイッチ操作によってテスト終了要求があった場合は、そのまま図33の動作を終了する。
【0222】
このように、第14実施形態では、画像形成装置管理システムに使用される無線通信装置の無線親局100が、自局のスイッチ部117上のスイッチの操作によってテスト開始要求があった場合に、第6実施形態と同様のチャネルテストを行った後、テスト開始要求信号を無線子局101〜105へ一斉に無線送信し、各無線子局101〜105がそれぞれ、無線親局100からテスト開始要求信号を受信した場合に、第6実施形態と同様のチャネルテストを行い、そのテストの結果から得た空きCHを示すCH情報を異なるタイミングで無線親局100へ無線送信し、無線親局100が、各無線子局101〜105から順次CH情報を受信する毎に、自局の上記チャネルテストの結果から得た空きCHと無線子局から受信したCH情報が示す空きCHとを比較して自局とその無線子局の両方に共通する空きCHを判別し、その共通空きCHを優先CHとして設定するので、第13実施形態と同様の効果を得ることができる。
【0223】
また、無線親局100が、子局IDで無線子局を指定せずにテスト開始要求信号を送信できるので、不揮発性メモリ117に子局IDを記憶(登録)しておく必要がなくなる。
なお、この実施形態では、無線親局100が、自局のスイッチ部117上のスイッチの操作によってテスト開始要求があった場合に、第6実施形態と同様のチャネルテストを行った後、テスト開始要求信号を無線子局101〜105へ一斉に無線送信するようにしたが、その送信を行った後、第6実施形態と同様のチャネルテストを行うようにしても構わない。
【0224】
また、この実施形態では、無線親局100が、各無線子局101〜105から順次CH情報を受信する毎に、自局の上記チャネルテストの結果から得た空きCHと無線子局から受信したCH情報が示す空きCHとを比較して自局とその無線子局の両方に共通する空きCHを判別し、その共通空きCHを優先CHとして設定するようにしたが、その共通空きCHの数が所定数に達していると認識した場合あるいは所定数に達していないと認識した場合に、その旨を示すCH情報を無線子局別に自局に設けているLED表示部118の所定LEDの点灯又は点滅によって報知させるようにしたり、または上記共通空きCHの数を示すCH情報を無線子局別に自局に設けているLED表示部118の所定LEDの点灯又は点滅によって報知させるようにすることもできる。
【0225】
あるいは、共通空きCHの数が所定数に達していると認識した場合あるいは所定数に達していないと認識した場合に、その旨を示すCH情報を無線子局別にデータ通信装置7に設けているLED表示部49の所定LEDの点灯又は点滅によって報知させるようにしたり、または上記共通空きCHの数を示すCH情報を無線子局別にデータ通信装置7に設けているLED表示部49の所定LEDの点灯又は点滅によって報知させるようにすることもできる。
あるいはまた、共通空きCHの数が所定数に達していると認識した場合あるいは所定数に達していないと認識した場合に、その旨を示すCH情報を無線子局別にデータ通信装置7によって中央制御装置6へ送信させるようにしたり、または上記共通空きCHの数を示すCH情報を無線子局別にデータ通信装置7によって中央制御装置6へ送信させるようにすることもできる。
【0226】
また、第13,第14実施形態では、無線親局100が、自局のスイッチ部117上のスイッチの操作によってテスト開始要求があった場合に、自局のチャネルテストを実行したり、無線子局101〜105へテスト開始要求信号を無線送信したが、以下の(D1)(D2)のいずれかに示すようにしてもよい。
(D1)無線親局100は、データ通信装置7のスイッチ(新たに追加する必要がある)の操作によってテスト開始要求があった場合に、自局のチャネルテストを実行したり、無線子局101〜105へテスト開始要求信号を無線送信する。(D2)無線親局100は、中央制御装置6から公衆回線8およびデータ通信装置7を介してテスト開始要求信号を受信した場合に、チャネルテストを実行したり、無線子局101〜105へテスト開始要求信号を無線送信する。
それによって、センタオペレータによる中央制御装置6上の遠隔操作で無線親局100および無線子局101〜105にチャネルテストを実行させることができる。
【0227】
さらに、無線親局100は、(D1)に示したように、データ通信装置7のスイッチ(新たに追加する必要がある)の操作によってテスト開始要求があった場合に、無線子局101〜105へテスト開始要求信号を無線送信するようにした場合、CH情報をデータ通信装置7に設けているLED表示部49の所定LEDの点灯又は点滅によって報知させるようにすることもできる。
さらにまた、無線親局100が、(D2)に示したように、中央制御装置6から公衆回線8およびデータ通信装置7を介してテスト開始要求信号を受信した場合に、テスト開始要求信号を無線子局101〜105へ無線送信するようにした場合、CH情報をデータ通信装置7によって中央制御装置6へ送信させるようにすることもできる。
【0228】
〔第15実施形態:図35〕
図35は、無線親局100によるこの発明に係わる動作の第10例を示すフローチャートである。なお、無線子局101(又は各無線子局101〜105)による動作は図25によって説明した第6実施形態の動作と同様なので、その説明を省略する。
無線親局100は、自局のスイッチ部117上のスイッチの操作によってテスト開始要求があった場合に、図35の動作を開始し、まず無線子局101(又は各無線子局101〜105のいずれか)からのCH情報(空きCH情報)の受信を待つ。
【0229】
そして、無線子局101からCH情報を受信すると、チャネルテストを行う。つまり、その受信したCH情報を内部メモリに記憶し、そのCH情報が示す空きCH(受信CH)の数が予め設定された所定値に達していないと認識した場合、その旨を示すCH情報を自局に設けているLED表示部118の所定LEDの点灯又は点滅によって報知させる。
また、受信したCH情報が示す空きCHの数が予め設定された所定値を超えていると認識した場合は、その各空きCHの受信周波数と一致するCHの受信周波数について順次キャリアセンスを実施して受信強度を測定することにより、その各CH毎に空きCHであるか使用CHであるかを判定する。
【0230】
このとき、受信強度が所定値以上のCHを使用CHであると判定してカウンタC1によりカウントしてゆき、また受信強度が所定値に達していないCHを空きCHとしてその空きCHを示すCH情報を内部メモリに記憶してゆき、受信したCH情報が示す全ての空きCHと一致するCHについて受信強度の測定が終了することにより、チャネルテストが終了する。
そして、チャネルテストの結果であるカウンタC1の値が所定値以上の場合に、空きCH数が所定数に達していないと認識して、その旨を示すCH情報を自局に設けているLED表示部の所定LEDの点灯又は点滅によって報知させる。カウンタC1の値が所定値に達していない場合には、空きCH数が所定数に達していると認識し、その空きCH(無線親局100と無線子局101の両方に共通する空きチャネル)を優先CHとして設定する(不揮発性メモリ117に記憶する)。
【0231】
このように、第15実施形態では、画像形成装置管理システムに使用される無線通信装置の無線子局101(又は各無線子局101〜105のいずれか)が、自局のスイッチ部127上のスイッチの操作によってテスト開始要求があった場合に、第6実施形態と同様の動作(チャネルテストを含む)を行い、チャネルテストの結果から得た空きCHを示すCH情報を無線親局100へ無線送信し、無線親局100が、自局のスイッチ部117上のスイッチの操作によってテスト開始要求があった場合に、無線子局101からのCH情報の受信を待って、そのCH情報が示す空きCHの周波数と一致するCHの周波数について順次キャリアセンスを実施することにより、その各CH毎に空きCHであるか使用CHであるかを判定するチャネルテストを行い、その結果から得た空きCHと無線子局101から受信したCH情報が示す空きCHとを比較して自局と無線子局101の両方に共通する空きCHを判別し、その空きCHを優先CHとして設定して、その優先CHを優先的に使用するようにしたので、無線子局101で使用できないCHをその無線子局101に指定することを回避でき、無線通信装置の無線親局100と無線子局101との無線通信を確実に行わせることが可能になる。
【0232】
ここで、図35によって説明した無線親局100による動作(第15実施形態)は、図24によって説明した動作(第6実施形態)の一部を変更したものである。
すなわち、第6実施形態では、無線親局100が、自局のスイッチ部117上のスイッチの操作によってテスト開始要求があった場合に、直ちにチャネルテストを開始し、使用する全てのCHの受信周波数について順次キャリアセンスを実施し、その後それによって得た空きCHと無線子局101から受信したCH情報が示す空きCHとを比較して無線親局100と無線子局101(又は各無線子局101〜105のいずれか)の両方に共通する空きCHを判別し、その共通空きCHを優先CHとして設定するようにしている。
【0233】
それに対して、第15実施形態では、無線親局100が、自局のスイッチ部117上のスイッチの操作によってテスト開始要求があった場合に、直ちにチャネルテストを開始せず、無線子局101(又は各無線子局101〜105のいずれか)からのCH情報(空きCHを示すもの)の受信を待って、チャネルテストを開始し、その受信したCH情報が示す空きCHの受信周波数と一致するCHの受信周波数について順次キャリアセンスを実施し、それによって得た空きCHは無線親局100と無線子局101の両方に共通する空きCHなので、そのまま優先CHとして設定するようにしている。
したがって、無線親局100による処理効率が向上する。
【0234】
なお、図26〜図33によってそれぞれ説明した無線親局100による動作(第7〜第14実施形態)も第15実施形態と同様に一部変更することができる。そこで、まず図26によって説明した無線親局100による動作(第7実施形態)を一部変更した動作について簡単に説明する。
【0235】
無線親局100は、自局のスイッチ部117上のスイッチの操作によってテスト開始要求があった場合に、無線子局101〜105のいずれかからのCH情報(空きCHを示すもの)の受信を待ち、各無線子局101〜105から順次CH情報を受信する毎に、第15実施形態と同様のチャネルテストを行い、そのチャネルテストの結果から得た空きCHを無線子局別に優先CHとして設定する。
このようにすれば、第7実施形態と同様の効果に加え、無線親局100による処理効率が向上するという効果も得られる。
【0236】
次に、図27によって説明した無線親局100による動作(第8実施形態)を一部変更した動作について簡単に説明する。
無線親局100は、自局のスイッチ部117上のスイッチの操作によってテスト開始要求があった場合に、無線子局101(又は無線子局101〜105のいずれか)からのCH情報の受信を待って、第15実施形態と同様のチャネルテストを行い、そのチャネルテストの結果から得た空きCHの数が所定数に達していると認識した場合あるいは所定数に達していないと認識した場合に、その旨を示すCH情報を自局に設けているLED表示部の所定LEDの点灯又は点滅によって報知させる。
このようにすれば、第8実施形態と同様の効果に加え、無線親局100による処理効率が向上するという効果も得られる。
【0237】
次に、図28によって説明した無線親局100による動作(第9実施形態)を一部変更した動作について簡単に説明する。
無線親局100は、自局のスイッチ部117上のスイッチの操作によってテスト開始要求があった場合に、無線子局101〜105のいずれかからのCH情報の受信を待ち、各無線子局101〜105から順次CH情報を受信する毎に、第15実施形態と同様のチャネルテストを行い、そのチャネルテストの結果から得た空きCHの数が所定数に達していると認識した場合あるいは所定数に達していないと認識した場合に、その旨を示すCH情報を無線子局別に自局に設けているLED表示部の所定LEDの点灯又は点滅によって報知させる。
このようにすれば、第9実施形態と同様の効果に加え、無線親局100による処理効率が向上するという効果も得られる。
【0238】
次に、図29によって説明した無線親局100による動作(第10実施形態)を一部変更した動作について簡単に説明する。
無線親局100は、自局のスイッチ部117上のスイッチの操作によってテスト開始要求があった場合に、無線子局101(又は無線子局101〜105のいずれか)からのCH情報の受信を待って、第15実施形態と同様のチャネルテストを行い、そのチャネルテストの結果から得た空きCHの数を示すCH情報を自局に設けているLED表示部の所定LEDの点灯又は点滅によって報知させる。このようにすれば、第10実施形態と同様の効果に加え、無線親局100による処理効率が向上するという効果も得られる。
【0239】
次に、図30によって説明した無線親局100による動作(第11実施形態)を一部変更した動作について簡単に説明する。
無線親局100は、自局のスイッチ部117上のスイッチの操作によってテスト開始要求があった場合に、無線子局101〜105のいずれかからのCH情報の受信を待ち、各無線子局101〜105から順次CH情報を受信する毎に、第15実施形態と同様のチャネルテストを行い、そのチャネルテストの結果から得た空きCHの数を示すCH情報を無線子局別に自局に設けているLED表示部の所定LEDの点灯又は点滅によって報知させる。
このようにすれば、第11実施形態と同様の効果に加え、無線親局100による処理効率が向上するという効果も得られる。
【0240】
次に、図31によって説明した無線親局100による動作(第12実施形態)を一部変更した動作について簡単に説明する。
無線親局100は、自局のスイッチ部117上のスイッチの操作によってテスト開始要求があった場合に、無線子局101(又は無線子局101〜105のいずれか)からのCH情報の受信を待って、第15実施形態と同様のチャネルテストを行い、そのチャネルテストの結果から得た空きCHを優先CHとして設定する。但し、その空きCHに周波数制御CHが含まれていないと認識した場合に、その旨を示すCH情報を自局に設けているLED表示部の所定LEDの点灯又は点滅によって報知させる。
このようにすれば、第12実施形態と同様の効果に加え、無線親局100による処理効率が向上するという効果も得られる。
【0241】
次に、図32によって説明した無線親局100による動作(第13実施形態)を一部変更した動作について簡単に説明する。
無線親局100は、自局のスイッチ部117上のスイッチの操作によってテスト開始要求があった場合に、テスト開始要求信号を無線子局101〜105へ順次所定の間隔で無線送信し、それに対して各無線子局101〜105から順次CH情報を受信する毎に、第15実施形態と同様のチャネルテストを行い、そのチャネルテストの結果から得た空きCHを無線子局別に優先CHとして設定する。このようにすれば、第13実施形態と同様の効果に加え、無線親局100による処理効率が向上するという効果も得られる。
【0242】
次に、図33によって説明した無線親局100による動作(第14実施形態)を一部変更した動作について簡単に説明する。
無線親局100は、自局のスイッチ部117上のスイッチの操作によってテスト開始要求があった場合に、テスト開始要求信号を無線子局101〜105へ一斉に無線送信し、それに対して各無線子局101〜105から順次CH情報を受信する毎に、第15実施形態と同様のチャネルテストを行い、そのチャネルテストの結果から得た空きCHを無線子局別に優先CHとして設定する。
このようにすれば、第14実施形態と同様の効果に加え、無線親局100による処理効率が向上するという効果も得られる。
【0243】
なお、各無線子局101〜105から順次CH情報を受信する毎に、第15実施形態と同様のチャネルテストを行い、そのチャネルテストの結果から得た空きCHの数が所定数に達していると認識した場合あるいは所定数に達していないと認識した場合に、その旨を示すCH情報を無線子局別に自局に設けているLED表示部の所定LEDの点灯又は点滅によって報知させるようにしたり、または上記空きCHの数を示すCH情報を無線子局別に自局に設けているLED表示部の所定LEDの点灯又は点滅によって報知させるようにすることもできる。
【0244】
また、無線親局100および無線子局101(又は各無線子局101〜105)がそれぞれ、第6実施形態以降の各実施形態の動作をそれぞれ実行する際に、順次設定するCHが空きCHであるか使用CHであるかを判定するためのキャリアセンスレベルとして、通常の送信動作を行う際に使用するキャリアセンスレベルより低い値を使用するようにすることもできる。
【0245】
さらに、無線親局100が、自局のスイッチ部117又はデータ通信装置7のスイッチの操作によってテスト開始要求があった場合に、テスト開始要求を示すテスト開始要求信号を無線子局101へ無線送信するようにした場合、CH情報を自局に設けているLED表示部118又はデータ通信装置7に設けているLED表示部49の所定LEDの点灯又は点滅によって報知させるようにすることもできる。
さらにまた、無線親局100が、中央制御装置6から公衆回線8およびデータ通信装置7を介してテスト開始要求信号を受信した場合に、テスト開始要求信号を無線子局101へ無線送信するようにした場合、CH情報をデータ通信装置7によって中央制御装置6へ送信させるようにすることもできる。
【0246】
また、前述した各実施形態では、無線親局100が、CH情報を自局のLED表示部118又はデータ通信装置7のLED表示部49に報知(表示)させたり、無線子局101(又は無線子局101〜105)が、CH情報を自局のLED表示部128又は画像形成装置の文字表示部83に報知させたりしたが、無線親局100,無線子局101(又は無線子局101〜105),データ通信装置7,又は画像形成装置が他の表示部を設けている場合は、それらの表示部にCH情報を報知させることもできる。
あるいは、無線親局100,無線子局101(又は無線子局101〜105),データ通信装置7,あるいは画像形成装置がスピーカ等の音声出力部を設けている場合は、それらの音声出力部にCH情報を報知(音声出力)させることもできる。
【0247】
【発明の効果】
以上説明してきたように、この発明の遠隔管理システムによれば、画像形成装置管理システムに使用する無線通信装置の無線親機と無線子機との無線通信を確実に行わせることが可能になる。
【図面の簡単な説明】
【図1】この発明を実施する画像形成装置管理システムの構成例を示すブロック図である。
【図2】この発明の基礎となる画像形成装置管理システムの構成例を示すブロック図である。
【図3】図2の画像形成装置1〜5の制御部の構成例を示すブロック図である。
【図4】図3のパーソナルI/F18の構成例を示すブロック図である。
【図5】図2の画像形成装置1〜5の操作表示部の構成例を示すレイアウト図である。
【図6】図5の文字表示部83に電源投入時に表示される通常のコピーモード画面の一例を示す図である。
【図7】図2のデータ通信装置7の一例を示すブロック構成図である。
【図8】図7のNCU47の構成例を示すブロック図である。
【図9】図7のデータ通信装置7におけるセレクティング動作の一例を示すフロー図である。
【図10】同じくポーリング動作の一例を示すフロー図である。
【図11】この発明を実施する画像形成装置管理システムの他の構成例を示すブロック図である。
【図12】図1,図11の無線親局100の構成例を示すブロック図である。
【図13】図1,図11の無線子局101〜105の構成例を示すブロック図である。
【図14】図1に示した画像形成装置管理システムの場合の無線親局100の不揮発性メモリに記憶される管理テーブルおよび図11に示した画像形成装置管理システムの場合の無線親局100の不揮発性メモリに記憶される管理テーブルをそれぞれ示す図である。
【図15】図1,図11無線親局100および無線子局101〜105がそれぞれデータ送信を行う場合の無線通信回線接続動作の一例を示すフロー図である。
【図16】図1,図11無線親局100および無線子局101〜105がそれぞれデータ受信を行う場合の無線通信回線接続動作の一例を示すフロー図である。
【図17】無線設備標準規格RCR−STD17Aで定められている無線チャネルと周波数との関係を示す図である。
【図18】図1,図11無線親局100および無線子局101〜105がそれぞれ送信する無線接続制御情報のデータフォーマットの一例を示す図である。
【図19】図1,図11の無線親局100および無線子局101〜105によるこの発明に係わる共通動作の第1例を示すフロー図である。
【図20】同じくこの発明に係わる共通動作の第2例を示すフロー図である。
【図21】同じくこの発明に係わる共通動作の第3例を示すフロー図である。
【図22】同じくこの発明に係わる共通動作の第4例を示すフロー図である。
【図23】同じくこの発明に係わる共通動作の第5例を示すフロー図である。
【図24】図1,図11の無線親局100によるこの発明に係わる動作の第1例を示すフロー図である。
【図25】図1,図11の無線子局101〜105によるこの発明に係わる動作の第1例を示すフロー図である。
【図26】図1,図11の無線親局100によるこの発明に係わる動作の第2例を示すフロー図である。
【図27】同じくこの発明に係わる動作の第3例を示すフロー図である。
【図28】同じくこの発明に係わる動作の第4例を示すフロー図である。
【図29】同じくこの発明に係わる動作の第5例を示すフロー図である。
【図30】同じくこの発明に係わる動作の第6例を示すフロー図である。
【図31】同じくこの発明に係わる動作の第7例を示すフロー図である。
【図32】同じくこの発明に係わる動作の第8例を示すフロー図である。
【図33】同じくこの発明に係わる動作の第9例を示すフロー図である。
【図34】図1,図11の無線子局101〜105によるこの発明に係わる動作の第2例を示すフロー図である。
【図35】図1,図11の無線親局100によるこの発明に係わるチャネルテスト動作の第10例を示すフロー図である。
【符号の説明】
1〜5:画像形成装置 6:中央制御装置
7:データ通信装置 8:公衆回線
11,21,41:CPU 13,42:ROM
14,43:RAM 15,44:不揮発性RAM
17a,17b,17c:シリアル通信制御ユニット
18:パーソナルI/F
30:デバイスコード設定スイッチ
31:PPCコントローラ 46:画像形成装置I/F
47:NCU 48:モデム
49,118,128:LED表示部
51:保護回路 52:ループ電流検出回路
53:リンギング検出回路 54:ライン切替回路
55:ループ形成回路 100:無線親局
101〜105:無線子局 111,121:アンテナ
112,122:無線送信部
113,123:無線受信部 114,124:制御部
115,125:RS485ドライバ
116,126:不揮発性メモリ
Claims (65)
- 中央制御装置に公衆回線等の通信回線を介して接続されるデータ通信装置と複写装置等の画像形成装置との間を無線化するために、該データ通信装置に有線接続あるいは内蔵される無線親機および前記画像形成装置に有線接続あるいは内蔵される無線子機からなる無線通信装置において、
前記無線親機および前記無線子機にそれぞれ、使用する複数の無線チャネルの周波数について順次キャリアセンスを実施することにより、その各無線チャネル毎に空きチャネルであるか使用チャネルであるかを判定するチャネル判定手段と、該手段による判定結果から空きチャネル数又は使用チャネル数が所定数に達していると認識した場合に、その旨を示すチャネル情報を報知するチャネル情報報知手段とを設けたことを特徴とする無線通信装置。 - 中央制御装置に公衆回線等の通信回線を介して接続されるデータ通信装置と複写装置等の画像形成装置との間を無線化するために、該データ通信装置に有線接続あるいは内蔵される無線親機および前記画像形成装置に有線接続あるいは内蔵される無線子機からなる無線通信装置において、
前記無線親機および前記無線子機にそれぞれ、使用する複数の無線チャネルの周波数について順次キャリアセンスを実施することにより、その各無線チャネル毎に空きチャネルであるか使用チャネルであるかを判定するチャネル判定手段と、該手段による判定結果から得た空きチャネル数又は使用チャネル数を示すチャネル情報を報知するチャネル情報報知手段とを設けたことを特徴とする無線通信装置。 - 請求項1又は2記載の無線通信装置において、
前記無線親機および前記無線子機のチャネル情報報知手段がそれぞれ、前記チャネル判定手段によって予め定めた周波数制御チャネルが使用チャネルであると判定された場合に、その旨を示すチャネル情報を報知する手段を有することを特徴とする無線通信装置。 - 請求項1乃至3のいずれか一項に記載の無線通信装置において、
前記無線親機のチャネル判定手段が、該無線親機又は前記データ通信装置に設けられたスイッチの操作によってテスト開始要求があった場合に、前記キャリアセンスを実施する手段を有し、
前記無線子機のチャネル判定手段が、該無線子機又は前記画像形成装置に設けられたスイッチの操作によってテスト開始要求があった場合に、前記キャリアセンスを実施する手段を有することを特徴とする無線通信装置。 - 請求項4記載の無線通信装置において、
前記無線親機のチャネル情報報知手段が、該無線親機の前記チャネル情報を該無線親機あるいは前記データ通信装置の表示部又は音声出力部に報知させる手段であり、
前記無線子機のチャネル情報報知手段が、該無線子機の前記チャネル情報を該無線子機あるいは前記画像形成装置の表示部又は音声出力部に報知させる手段であることを特徴とする無線通信装置。 - 中央制御装置に公衆回線等の通信回線を介して接続されるデータ通信装置と複写装置等の画像形成装置との間を無線化するために、該データ通信装置に有線接続あるいは内蔵される無線親機および前記画像形成装置に有線接続あるいは内蔵される無線子機からなる無線通信装置において、
前記無線子機に、使用する複数の無線チャネルの周波数について順次キャリアセンスを実施することにより、その各無線チャネル毎に空きチャネルであるか使用チャネルであるかを判定するチャネル判定手段と、該手段による判定結果から空きチャネル数又は使用チャネル数が所定数に達していると認識した場合に、その旨を示すチャネル情報を前記無線親機へ無線送信するチャネル情報送信手段とを設け、
前記無線親機に、使用する複数の無線チャネルの周波数について順次キャリアセンスを実施することにより、その各無線チャネル毎に空きチャネルであるか使用チャネルであるかを判定するチャネル判定手段と、該手段による判定結果から空きチャネル数又は使用チャネル数が所定数に達していると認識した場合に、その旨を示すチャネル情報を報知する第1のチャネル情報報知手段と、前記無線子機から前記チャネル情報を受信した場合に、そのチャネル情報を報知する第2のチャネル情報報知手段とを設けたことを特徴とする無線通信装置。 - 中央制御装置に公衆回線等の通信回線を介して接続されるデータ通信装置と複写装置等の画像形成装置との間を無線化するために、該データ通信装置に有線接続あるいは内蔵される無線親機および前記画像形成装置に有線接続あるいは内蔵される無線子機からなる無線通信装置において、
前記無線子機に、使用する複数の無線チャネルの周波数について順次キャリアセンスを実施することにより、その各無線チャネル毎に空きチャネルであるか使用チャネルであるかを判定するチャネル判定手段と、該手段による判定結果から得られる空きチャネル数又は使用チャネル数を示すチャネル情報を前記無線親機へ無線送信するチャネル情報送信手段とを設け、
前記無線親機に、使用する複数の無線チャネルの周波数について順次キャリアセンスを実施することにより、その各無線チャネル毎に空きチャネルであるか使用チャネルであるかを判定するチャネル判定手段と、該手段による判定結果から得られる空きチャネル数又は使用チャネル数を示すチャネル情報を報知する第1のチャネル情報報知手段と、前記無線子機から前記チャネル情報を受信した場合に、そのチャネル情報を報知する第2のチャネル情報報知手段とを設けたことを特徴とする無線通信装置。 - 請求項6又は7記載の無線通信装置において、
前記無線子機のチャネル情報送信手段が、該無線子機のチャネル判定手段によって予め定めた周波数制御チャネルが使用チャネルであると判定された場合に、その旨を示すチャネル情報を前記無線親機へ無線送信する手段を有し、
前記無線親機の第1のチャネル情報報知手段が、該無線親機のチャネル判定手段によって予め定めた周波数制御チャネルが使用チャネルであると判定された場合に、その旨を示すチャネル情報を報知する手段を有することを特徴とする無線通信装置。 - 請求項6乃至8のいずれか一項に記載の無線通信装置において、
前記無線親機に、該無線親機又は前記データ通信装置に設けられたスイッチの操作によってテスト開始要求があった場合に、該要求を示すテスト開始要求信号を前記無線子機へ無線送信するテスト開始要求信号送信手段を設け、
前記無線親機のチャネル判定手段が、該無線親機又は前記データ通信装置に設けられたスイッチの操作によってテスト開始要求があった場合に、前記キャリアセンスを実施する手段を有し、
前記無線子機のチャネル判定手段が、前記無線親機から前記テスト開始要求信号を受信した場合に、前記キャリアセンスを実施する手段を有することを特徴とする無線通信装置。 - 請求項6乃至9のいずれか一項に記載の無線通信装置において、
前記無線親機の第1のチャネル情報報知手段が、該無線親機の前記チャネル情報を該無線親機あるいは前記データ通信装置の表示部又は音声出力部に報知させる手段であり、
前記無線親機の第2のチャネル情報報知手段が、前記無線子機の前記チャネル情報を該無線親機あるいは前記データ通信装置の表示部又は音声出力部に報知させる手段であることを特徴とする無線通信装置。 - 請求項6乃至8のいずれか一項に記載の無線通信装置において、
前記無線親機に、前記中央制御装置から前記通信回線および前記データ通信装置を介してテスト開始要求を示すテスト開始要求信号を受信した場合に、該テスト開始要求信号を前記無線子機へ無線送信するテスト開始要求信号送信手段を設け、
前記無線親機のチャネル判定手段が、前記中央制御装置から前記通信回線および前記データ通信装置を介して前記テスト開始要求信号を受信した場合に、前記キャリアセンスを実施する手段を有し、
前記無線子機のチャネル判定手段が、前記無線親機から前記テスト開始要求信号を受信した場合に、前記キャリアセンスを実施する手段を有することを特徴とする無線通信装置。 - 請求項6乃至11のいずれか一項に記載の無線通信装置において、
前記無線親機に、該無線親機の前記チャネル情報を前記データ通信装置によって前記中央制御装置へ送信させる手段と、前記無線子機の前記チャネル情報を前記データ通信装置によって前記中央制御装置へ送信させる手段とを設けたことを特徴とする無線通信装置。 - 請求項1乃至12のいずれか一項に記載の無線通信装置において、
前記無線親機および前記無線子機のチャネル判定手段がそれぞれ、一つの無線チャネルについて複数回キャリアセンスを実施し、所定レベル以上のキャリアを所定回数検出した場合に、その無線チャネルが使用チャネルであると判定する手段であることを特徴とする無線通信装置。 - 請求項1乃至13のいずれか一項に記載の無線通信装置において、
前記無線親機および前記無線子機のチャネル判定手段がそれぞれ、空きチャネルであるか使用チャネルであるかを判定するためのキャリアセンスレベルとして、通常の送信動作を行う際に使用するキャリアセンスレベルより低い値を使用することを特徴とする無線通信装置。 - 中央制御装置に公衆回線等の通信回線を介して接続されるデータ通信装置と複写装置等の画像形成装置との間を無線化するために、該データ通信装置に有線接続あるいは内蔵される無線親機および前記画像形成装置に有線接続あるいは内蔵される無線子機からなる無線通信装置において、
前記無線子機に、使用する複数の無線チャネルの周波数について順次キャリアセンスを実施することにより、その各無線チャネル毎に空きチャネルであるか使用チャネルであるかを判定するチャネル判定手段と、該手段による判定結果から得た空きチャネルを示すチャネル情報を前記無線親機へ無線送信するチャネル情報送信手段とを設け、
前記無線親機に、使用する複数の無線チャネルの周波数について順次キャリアセンスを実施することにより、その各無線チャネル毎に空きチャネルであるか使用チャネルであるかを判定するチャネル判定手段と、該手段による判定結果から得た空きチャネルと前記無線子機から受信したチャネル情報が示す空きチャネルとを比較して無線親機と無線子機の両方に共通する空きチャネルを判別する空きチャネル判別手段と、該手段によって判別された空きチャネルを優先チャネルとして設定する優先チャネル設定手段とを設けたことを特徴とする無線通信装置。 - 中央制御装置に公衆回線等の通信回線を介して接続されるデータ通信装置と複写装置等の画像形成装置との間を無線化するために、該データ通信装置に有線接続あるいは内蔵される無線親機および前記画像形成装置に有線接続あるいは内蔵される無線子機からなる無線通信装置において、
前記無線子機に、使用する複数の無線チャネルの周波数について順次キャリアセンスを実施することにより、その各無線チャネル毎に空きチャネルであるか使用チャネルであるかを判定するチャネル判定手段と、該手段による判定結果から得た空きチャネルを示すチャネル情報を前記無線親機へ無線送信するチャネル情報送信手段とを設け、
前記無線親機に、前記無線子機から受信するチャネル情報が示す空きチャネルの周波数と一致する無線チャネルの周波数についてキャリアセンスを実施することにより、その無線チャネルが空きチャネルであるか使用チャネルであるかを判定するチャネル判定手段と、該手段による判定結果から得た空きチャネルを優先チャネルとして設定する優先チャネル設定手段とを設けたことを特徴とする無線通信装置。 - 中央制御装置に公衆回線等の通信回線を介して接続されるデータ通信装置と複写装置等の画像形成装置との間を無線化するために、該データ通信装置に有線接続あるいは内蔵される無線親機および前記画像形成装置に有線接続あるいは内蔵される無線子機からなる無線通信装置において、
前記無線子機に、使用する複数の無線チャネルの周波数について順次キャリアセンスを実施することにより、その各無線チャネル毎に空きチャネルであるか使用チャネルであるかを判定するチャネル判定手段と、該手段による判定結果から得た空きチャネルを示すチャネル情報を前記無線親機へ無線送信するチャネル情報送信手段とを設け、
前記無線親機に、使用する複数の無線チャネルの周波数について順次キャリアセンスを実施することにより、その各無線チャネル毎に空きチャネルであるか使用チャネルであるかを判定するチャネル判定手段と、該手段による判定結果から得た空きチャネルと前記無線子機から受信したチャネル情報が示す空きチャネルとを比較して無線親機と無線子機の両方に共通する空きチャネルを判別する空きチャネル判別手段と、該手段によって判別された空きチャネルの数が所定数に達していると認識した場合あるいは該所定数に達していないと認識した場合に、その旨を示すチャネル情報を報知するチャネル情報報知手段とを設けたことを特徴とする無線通信装置。 - 中央制御装置に公衆回線等の通信回線を介して接続されるデータ通信装置と複写装置等の画像形成装置との間を無線化するために、該データ通信装置に有線接続あるいは内蔵される無線親機および前記画像形成装置に有線接続あるいは内蔵される無線子機からなる無線通信装置において、
前記無線子機に、使用する複数の無線チャネルの周波数について順次キャリアセンスを実施することにより、その各無線チャネル毎に空きチャネルであるか使用チャネルであるかを判定するチャネル判定手段と、該手段による判定結果から得られた空きチャネルを示すチャネル情報を前記無線親機へ無線送信するチャネル情報送信手段とを設け、
前記無線親機に、前記無線子機から受信するチャネル情報が示す空きチャネルの周波数と一致する無線チャネルの周波数についてキャリアセンスを実施することにより、その無線チャネルが空きチャネルであるか使用チャネルであるかを判定するチャネル判定手段と、該手段による判定結果から得た空きチャネルの数が所定数に達していると認識した場合あるいは該所定数に達していないと認識した場合に、その旨を示すチャネル情報を報知するチャネル情報報知手段とを設けたことを特徴とする無線通信装置。 - 中央制御装置に公衆回線等の通信回線を介して接続されるデータ通信装置と複写装置等の画像形成装置との間を無線化するために、該データ通信装置に有線接続あるいは内蔵される無線親機および前記画像形成装置に有線接続あるいは内蔵される無線子機からなる無線通信装置において、
前記無線子機に、使用する複数の無線チャネルの周波数について順次キャリアセンスを実施することにより、その各無線チャネル毎に空きチャネルであるか使用チャネルであるかを判定するチャネル判定手段と、該手段による判定結果から得た空きチャネルを示すチャネル情報を前記無線親機へ無線送信するチャネル情報送信手段とを設け、
前記無線親機に、使用する複数の無線チャネルの周波数について順次キャリアセンスを実施することにより、その各無線チャネル毎に空きチャネルであるか使用チャネルであるかを判定するチャネル判定手段と、該手段による判定結果から得た空きチャネルと前記無線子機から受信したチャネル情報が示す空きチャネルとを比較して無線親機と無線子機の両方に共通する空きチャネルを判別する空きチャネル判別手段と、該手段によって判別された空きチャネルの数を示すチャネル情報を報知するチャネル情報報知手段とを設けたことを特徴とする無線通信装置。 - 中央制御装置に公衆回線等の通信回線を介して接続されるデータ通信装置と複写装置等の画像形成装置との間を無線化するために、該データ通信装置に有線接続あるいは内蔵される無線親機および前記画像形成装置に有線接続あるいは内蔵される無線子機からなる無線通信装置において、
前記無線子機に、使用する複数の無線チャネルの周波数について順次キャリアセンスを実施することにより、その各無線チャネル毎に空きチャネルであるか使用チャネルであるかを判定するチャネル判定手段と、該手段による判定結果から得た空きチャネルを示すチャネル情報を前記無線親機へ無線送信するチャネル情報送信手段とを設け、
前記無線親機に、前記無線子機から受信するチャネル情報が示す空きチャネルの周波数と一致する無線チャネルの周波数についてキャリアセンスを実施することにより、その無線チャネルが空きチャネルであるか使用チャネルであるかを判定するチャネル判定手段と、該手段による判定結果から得た空きチャネルの数を示すチャネル情報を報知するチャネル情報報知手段とを設けたことを特徴とする無線通信装置。 - 請求項15,17,又は19記載の無線通信装置において、
前記無線親機に、前記空きチャネル判別手段によって判別された空きチャネルに予め定めた周波数制御チャネルが含まれていないと認識した場合に、その旨を示すチャネル情報を報知する手段を設けたことを特徴とする無線通信装置。 - 請求項15乃至21のいずれか一項に記載の無線通信装置において、
前記無線親機に、該無線親機又は前記データ通信装置に設けられたスイッチの操作によってテスト開始要求があった場合に、該要求を示すテスト開始要求信号を前記無線子機へ無線送信するテスト開始要求信号送信手段を設け、
前記無線親機のチャネル判定手段が、該無線親機又は前記データ通信装置に設けられたスイッチの操作によってテスト開始要求があった場合に、前記キャリアセンスを実施する手段を有し、
前記無線子機のチャネル判定手段が、前記無線親機から前記テスト開始要求信号を受信した場合に、前記キャリアセンスを実施する手段を有することを特徴とする無線通信装置。 - 請求項17乃至21のいずれか一項に記載の無線通信装置において、
前記無線親機のチャネル情報報知手段が、前記チャネル情報を該無線親機あるいは前記データ通信装置の表示部又は音声出力部に報知させる手段であることを特徴とする無線通信装置。 - 請求項15乃至21のいずれか一項に記載の無線通信装置において、
前記無線親機に、前記中央制御装置から前記通信回線および前記データ通信装置を介してテスト開始要求を示すテスト開始要求信号を受信した場合に、該テスト開始要求信号を前記無線子機へ無線送信するテスト開始要求信号送信手段を設け、
前記無線親機のチャネル判定手段が、前記中央制御装置から前記通信回線および前記データ通信装置を介して前記テスト開始要求信号を受信した場合に、前記キャリアセンスを実施する手段を有し、
前記無線子機のチャネル判定手段が、前記無線親機から前記テスト開始要求信号を受信した場合に、前記キャリアセンスを実施する手段を有することを特徴とする無線通信装置。 - 請求項17乃至21のいずれか一項に記載の無線通信装置において、
前記無線親機に、前記チャネル情報を前記データ通信装置によって前記中央制御装置へ送信させる手段を設けたことを特徴とする無線通信装置。 - 請求項15記載の無線通信装置において、
前記無線子機として、それぞれ異なる画像形成装置に有線接続あるいは内蔵された複数の無線子機を有し、
前記無線親機の空きチャネル判別手段が、前記各無線子機から順次チャネル情報を受信する毎に、該無線親機のチャネル判定手段による判定結果から得た空きチャネルと前記受信したチャネル情報が示す空きチャネルとを比較して無線親機と無線子機の両方に共通する空きチャネルを判別する手段であり、
前記無線親機の優先チャネル設定手段が、該無線親機の前記空きチャネル判別手段によって判別された空きチャネルを無線子機別に優先チャネルとして設定する手段であることを特徴とする無線通信装置。 - 請求項16記載の無線通信装置において、
前記無線子機として、それぞれ異なる画像形成装置に有線接続あるいは内蔵された複数の無線子機を有し、
前記無線親機のチャネル判定手段が、前記各無線子機から順次チャネル情報を受信する毎に、その受信したチャネル情報が示す空きチャネルの周波数と一致する無線チャネルの周波数についてキャリアセンスを実施することにより、その無線チャネルが空きチャネルであるか使用チャネルであるかを判定する手段であり、
前記無線親機の優先チャネル設定手段が、該無線親機の前記チャネル判定手段による判定結果から得た空きチャネルを無線子機別に優先チャネルとして設定する手段であることを特徴とする無線通信装置。 - 請求項17記載の無線通信装置において、
前記無線子機として、それぞれ異なる画像形成装置に有線接続あるいは内蔵された複数の無線子機を有し、
前記無線親機の空きチャネル判別手段が、前記各無線子機から順次チャネル情報を受信する毎に、該無線親機の前記チャネル判定手段による判定結果から得た空きチャネルと前記受信したチャネル情報が示す空きチャネルとを比較して無線親機と無線子機の両方に共通する空きチャネルを判別する手段であり、
前記無線親機のチャネル情報報知手段が、該無線親機の空きチャネル判別手段によって判別された空きチャネルの数が所定数に達していると認識した場合あるいは該所定数に達していないと認識した場合に、その旨を示すチャネル情報を無線子機別に報知する手段であることを特徴とする無線通信装置。 - 請求項18記載の無線通信装置において、
前記無線子機として、それぞれ異なる画像形成装置に有線接続あるいは内蔵された複数の無線子機を有し、
前記無線親機のチャネル判定手段が、前記各無線子機から順次チャネル情報を受信する毎に、その受信したチャネル情報が示す空きチャネルの周波数と一致する無線チャネルの周波数についてキャリアセンスを実施することにより、その無線チャネルが空きチャネルであるか使用チャネルであるかを判定する手段であり、
前記無線親機の空きチャネル情報報知手段が、該無線親機のチャネル判定手段による判定結果から得た空きチャネルの数が所定数に達していると認識した場合あるいは該所定数に達していないと認識した場合に、その旨を示すチャネル情報を無線子機別に報知する手段であることを特徴とする無線通信装置。 - 請求項19記載の無線通信装置において、
前記無線子機として、それぞれ異なる画像形成装置に有線接続あるいは内蔵された複数の無線子機を有し、
前記無線親機の空きチャネル判別手段が、前記各無線子機から順次チャネル情報を受信する毎に、該無線親機の前記チャネル判定手段による判定結果から得た空きチャネルと前記受信したチャネル情報が示す空きチャネルとを比較して無線親機と無線子機の両方に共通する空きチャネルを判別する手段であり、
前記無線親機のチャネル情報報知手段が、該無線親機の空きチャネル判別手段によって判別された空きチャネルの数を示すチャネル情報を無線子機別に報知する手段であることを特徴とする無線通信装置。 - 請求項20記載の無線通信装置において、
前記無線子機として、それぞれ異なる画像形成装置に有線接続あるいは内蔵された複数の無線子機を有し、
前記無線親機のチャネル判定手段が、前記各無線子機から順次チャネル情報を受信する毎に、その受信したチャネル情報が示す空きチャネルの周波数と一致する無線チャネルの周波数についてキャリアセンスを実施することにより、その無線チャネルが空きチャネルであるか使用チャネルであるかを判定する手段であり、
前記無線親機のチャネル情報報知手段が、該無線親機のチャネル判定手段による判定結果から得た空きチャネルの数を示すチャネル情報を無線子機別に報知する手段であることを特徴とする無線通信装置。 - 請求項26乃至31のいずれか一項に記載の無線通信装置において、
前記無線親機に、該無線親機又は前記データ通信装置に設けられたスイッチの操作によってテスト開始要求があった場合に、該要求を示すテスト開始要求信号を前記各無線子機へ順次所定の間隔で無線送信するテスト開始要求信号送信手段を設け、
前記無線親機のチャネル判定手段が、該無線親機又は前記データ通信装置に設けられたスイッチの操作によってテスト開始要求があった場合に、前記キャリアセンスを実施する手段を有し、
前記各無線子機のチャネル判定手段がそれぞれ、前記無線親機から前記テスト開始要求信号を受信した場合に、前記キャリアセンスを実施する手段を有することを特徴とする無線通信装置。 - 請求項26乃至31のいずれか一項に記載の無線通信装置において、
前記無線親機に、前記中央制御装置から前記通信回線および前記データ通信装置を介してテスト開始要求を示すテスト開始要求信号を受信した場合に、該テスト開始要求信号を前記各無線子機へ順次所定の間隔で無線送信するテスト開始要求信号送信手段を設け、
前記無線親機のチャネル判定手段が、前記中央制御装置から前記通信回線および前記データ通信装置を介して前記テスト開始要求信号を受信した場合に、前記キャリアセンスを実施する手段を有し、
前記各無線子機のチャネル判定手段がそれぞれ、前記無線親機から前記テスト開始要求信号を受信した場合に、前記キャリアセンスを実施する手段を有することを特徴とする無線通信装置。 - 請求項26乃至31のいずれか一項に記載の無線通信装置において、
前記無線親機に、該無線親機又は前記データ通信装置に設けられたスイッチの操作によってテスト開始要求があった場合に、該要求を示すテスト開始要求信号を前記各無線子機へ一斉に無線送信するテスト開始要求信号送信手段を設け、
前記無線親機のチャネル判定手段が、該無線親機又は前記データ通信装置に設けられたスイッチの操作によってテスト開始要求があった場合に、前記キャリアセンスを実施する手段を有し、
前記各無線子機のチャネル判定手段がそれぞれ、前記無線親機から前記テスト開始要求信号を受信した場合に、前記キャリアセンスを実施する手段を有し、
前記各無線子機のチャネル情報送信手段がそれぞれ、異なるタイミングで該無線子機の前記チャネル情報を前記無線親機へ無線送信する手段であることを特徴とする無線通信装置。 - 請求項26乃至31のいずれか一項に記載の無線通信装置において、
前記無線親機に、前記中央制御装置から前記通信回線および前記データ通信装置を介してテスト開始要求を示すテスト開始要求信号を受信した場合に、該テスト開始要求信号を前記各無線子機へ一斉に無線送信するテスト開始要求信号送信手段を設け、
前記無線親機のチャネル判定手段が、前記中央制御装置から前記通信回線および前記データ通信装置を介して前記テスト開始要求信号を受信した場合に、前記キャリアセンスを実施する手段を有し、
前記各無線子機のチャネル判定手段がそれぞれ、前記無線親機から前記テスト開始要求信号を受信した場合に、前記キャリアセンスを実施する手段を有し、
前記各無線子機のチャネル情報送信手段がそれぞれ、異なるタイミングで該無線子機のチャネル情報を前記無線親機へ無線送信する手段であることを特徴とする無線通信装置。 - 中央制御装置に公衆回線等の通信回線を介して接続されるデータ通信装置と複写装置等の画像形成装置との間を無線化するために、該データ通信装置に有線接続あるいは内蔵される無線親機および前記画像形成装置に有線接続あるいは内蔵される無線子機からなる無線通信装置における無線チャネルテスト方法において、
前記無線親機が、該無線親機又は前記データ通信装置に設けられたスイッチの操作によってテスト開始要求があった場合に、そのテスト開始要求を示すテスト開始要求信号を前記無線子機へ無線送信し、
前記無線子機が、前記無線親機から前記テスト開始要求信号を受信した場合に、使用する複数の無線チャネルの周波数について順次キャリアセンスを実施することにより、その各無線チャネル毎に空きチャネルであるか使用チャネルであるかを判定し、その判定結果から空きチャネル数又は使用チャネル数が所定数に達していると認識した場合に、その旨を示すチャネル情報を前記無線親機へ無線送信し、
前記無線親機が、前記無線子機へ前記テスト開始要求信号を無線送信する前又は後に、使用する複数の無線チャネルの周波数について順次キャリアセンスを実施することにより、その各無線チャネル毎に空きチャネルであるか使用チャネルであるかを判定し、その判定結果から空きチャネル数又は使用チャネル数が所定数に達していると認識した場合に、その旨を示すチャネル情報を自機又は前記データ通信装置の表示部又は音声出力部に報知させると共に、前記無線子機からチャネル情報を受信した場合にも、そのチャネル情報を自機又は前記データ通信装置の表示部又は音声出力部に報知させることを特徴とする無線チャネルテスト方法。 - 中央制御装置に公衆回線等の通信回線を介して接続されるデータ通信装置と複写装置等の画像形成装置との間を無線化するために、該データ通信装置に有線接続あるいは内蔵される無線親機および前記画像形成装置に有線接続あるいは内蔵される無線子機からなる無線通信装置における無線チャネルテスト方法において、
前記無線親機が、前記中央制御装置から前記通信回線および前記データ通信装置を介してテスト開始要求を示すテスト開始要求信号を受信した場合に、そのテスト開始要求信号を前記無線子機へ無線送信し、
前記無線子機が、前記無線親機から前記テスト開始要求信号を受信した場合に、使用する複数の無線チャネルの周波数について順次キャリアセンスを実施することにより、その各無線チャネル毎に空きチャネルであるか使用チャネルであるかを判定し、その判定結果から空きチャネル数又は使用チャネル数が所定数に達していると認識した場合に、その旨を示すチャネル情報を前記無線親機へ無線送信し、
前記無線親機が、前記無線子機へ前記テスト開始要求信号を無線送信する前又は後に、使用する複数の無線チャネルの周波数について順次キャリアセンスを実施することにより、その各無線チャネル毎に空きチャネルであるか使用チャネルであるかを判定し、その判定結果から空きチャネル数又は使用チャネル数が所定数に達していると認識した場合に、その旨を示すチャネル情報を前記データ通信装置によって前記中央制御装置へ送信させると共に、前記無線子機からチャネル情報を受信した場合にも、そのチャネル情報を前記データ通信装置によって前記中央制御装置へ送信させることを特徴とする無線チャネルテスト方法。 - 中央制御装置に公衆回線等の通信回線を介して接続されるデータ通信装置と複写装置等の画像形成装置との間を無線化するために、該データ通信装置に有線接続あるいは内蔵される無線親機および前記画像形成装置に有線接続あるいは内蔵される無線子機からなる無線通信装置における無線チャネルテスト方法において、
前記無線親機が、該無線親機又は前記データ通信装置に設けられたスイッチの操作によってテスト開始要求があった場合に、そのテスト開始要求を示すテスト開始要求信号を前記無線子機へ無線送信し、
前記無線子機が、前記無線親機から前記テスト開始要求信号を受信した場合に、使用する複数の無線チャネルの周波数について順次キャリアセンスを実施することにより、その各無線チャネル毎に空きチャネルであるか使用チャネルであるかを判定し、その判定結果から得た空きチャネル数又は使用チャネル数を示すチャネル情報を前記無線親機へ無線送信し、
前記無線親機が、前記無線子機へ前記テスト開始要求信号を無線送信する前又は後に、使用する複数の無線チャネルの周波数について順次キャリアセンスを実施することにより、その各無線チャネル毎に空きチャネルであるか使用チャネルであるかを判定し、その判定結果から得た空きチャネル数又は使用チャネル数を示すチャネル情報および前記無線子機から受信したチャネル情報を自機又は前記データ通信装置の表示部又は音声出力部に報知させることを特徴とする無線チャネルテスト方法。 - 中央制御装置に公衆回線等の通信回線を介して接続されるデータ通信装置と複写装置等の画像形成装置との間を無線化するために、該データ通信装置に有線接続あるいは内蔵される無線親機および前記画像形成装置に有線接続あるいは内蔵される無線子機からなる無線通信装置における無線チャネルテスト方法において、
前記無線親機が、前記中央制御装置から前記通信回線および前記データ通信装置を介してテスト開始要求を示すテスト開始要求信号を受信した場合に、そのテスト開始要求信号を前記無線子機へ無線送信し、
前記無線子機が、前記無線親機から前記テスト開始要求信号を受信した場合に、使用する複数の無線チャネルの周波数について順次キャリアセンスを実施することにより、その各無線チャネル毎に空きチャネルであるか使用チャネルであるかを判定し、その判定結果から得た空きチャネル数又は使用チャネル数を示すチャネル情報を前記無線親機へ無線送信し、
前記無線親機が、前記無線子機へ前記テスト開始要求信号を無線送信する前又は後に、使用する複数の無線チャネルの周波数について順次キャリアセンスを実施することにより、その各無線チャネル毎に空きチャネルであるか使用チャネルであるかを判定し、その判定結果から得た空きチャネル数又は使用チャネル数を示すチャネル情報および前記無線子機から受信したチャネル情報を前記データ通信装置によって前記中央制御装置へ送信させることを特徴とする無線チャネルテスト方法。 - 中央制御装置に公衆回線等の通信回線を介して接続されるデータ通信装置と複写装置等の画像形成装置との間を無線化するために、該データ通信装置に有線接続あるいは内蔵される無線親機および前記画像形成装置に有線接続あるいは内蔵される無線子機からなる無線通信装置における無線チャネルテスト方法において、
前記無線親機が、該無線親機又は前記データ通信装置に設けられたスイッチの操作によってテスト開始要求があった場合に、そのテスト開始要求を示すテスト開始要求信号を前記無線子機へ無線送信し、
前記無線子機が、前記無線親機から前記テスト開始要求信号を受信した場合に、使用する複数の無線チャネルの周波数について順次キャリアセンスを実施することにより、その各無線チャネル毎に空きチャネルであるか使用チャネルであるかを判定し、その判定結果から得た空きチャネルを示すチャネル情報を前記無線親機へ無線送信し、
前記無線親機が、前記無線子機へ前記テスト開始要求信号を無線送信する前又は後に、使用する複数の無線チャネルの周波数について順次キャリアセンスを実施することにより、その各無線チャネル毎に空きチャネルであるか使用チャネルであるかを判定し、その判定結果から得た空きチャネルと前記無線子機から受信したチャネル情報が示す空きチャネルとを比較して無線親機と無線子機の両方に共通する空きチャネルを判別し、その空きチャネルの数が所定数に達していると認識した場合あるいは該所定数に達していないと認識した場合に、その旨を示すチャネル情報を自機又は前記データ通信装置の表示部又は音声出力部に報知させることを特徴とする無線チャネルテスト方法。 - 中央制御装置に公衆回線等の通信回線を介して接続されるデータ通信装置と複写装置等の画像形成装置との間を無線化するために、該データ通信装置に有線接続あるいは内蔵される無線親機および前記画像形成装置に有線接続あるいは内蔵される無線子機からなる無線通信装置における無線チャネルテスト方法において、
前記無線親機が、前記中央制御装置から前記通信回線および前記データ通信装置を介してテスト開始要求を示すテスト開始要求信号を受信した場合に、そのテスト開始要求信号を前記無線子機へ無線送信し、
前記無線子機が、前記無線親機から前記テスト開始要求信号を受信した場合に、使用する複数の無線チャネルの周波数について順次キャリアセンスを実施することにより、その各無線チャネル毎に空きチャネルであるか使用チャネルであるかを判定し、その判定結果から得た空きチャネルを示すチャネル情報を前記無線親機へ無線送信し、
前記無線親機が、前記無線子機へ前記テスト開始要求信号を無線送信する前又は後に、使用する複数の無線チャネルの周波数について順次キャリアセンスを実施することにより、その各無線チャネル毎に空きチャネルであるか使用チャネルであるかを判定し、その判定結果から得た空きチャネルと前記無線子機から受信したチャネル情報が示す空きチャネルとを比較して無線親機と無線子機の両方に共通する空きチャネルを判別し、その空きチャネルの数が所定数に達していると認識した場合あるいは該所定数に達していないと認識した場合に、その旨を示すチャネル情報を前記データ通信装置によって前記中央制御装置へ送信させることを特徴とする無線チャネルテスト方法。 - 中央制御装置に公衆回線等の通信回線を介して接続されるデータ通信装置と複写装置等の画像形成装置との間を無線化するために、該データ通信装置に有線接続あるいは内蔵される無線親機および前記画像形成装置に有線接続あるいは内蔵される無線子機からなる無線通信装置における無線チャネルテスト方法において、
前記無線親機が、該無線親機又は前記データ通信装置に設けられたスイッチの操作によってテスト開始要求があった場合に、そのテスト開始要求を示すテスト開始要求信号を前記無線子機へ無線送信し、
前記無線子機が、前記無線親機から前記テスト開始要求信号を受信した場合に、使用する複数の無線チャネルの周波数について順次キャリアセンスを実施することにより、その各無線チャネル毎に空きチャネルであるか使用チャネルであるかを判定し、その判定結果から得た空きチャネルを示すチャネル情報を前記無線親機へ無線送信し、
前記無線親機が、前記無線子機からチャネル情報を受信した場合に、そのチャネル情報が示す空きチャネルの周波数と一致する無線チャネルの周波数についてキャリアセンスを実施することにより、その無線チャネルが空きチャネルであるか使用チャネルであるかを判定し、その判定結果から得た空きチャネルの数が所定数に達していると認識した場合あるいは該所定数に達していないと認識した場合に、その旨を示すチャネル情報を自機又は前記データ通信装置の表示部又は音声出力部に報知させることを特徴とする無線チャネルテスト方法。 - 中央制御装置に公衆回線等の通信回線を介して接続されるデータ通信装置と複写装置等の画像形成装置との間を無線化するために、該データ通信装置に有線接続あるいは内蔵される無線親機および前記画像形成装置に有線接続あるいは内蔵される無線子機からなる無線通信装置における無線チャネルテスト方法において、
前記無線親機が、前記中央制御装置から前記通信回線および前記データ通信装置を介してテスト開始要求を示すテスト開始要求信号を受信した場合に、そのテスト開始要求信号を前記無線子機へ無線送信し、
前記無線子機が、前記無線親機から前記テスト開始要求信号を受信した場合に、使用する複数の無線チャネルの周波数について順次キャリアセンスを実施することにより、その各無線チャネル毎に空きチャネルであるか使用チャネルであるかを判定し、その判定結果から得た空きチャネルを示すチャネル情報を前記無線親機へ無線送信し、
前記無線親機が、前記無線子機からチャネル情報を受信した場合に、そのチャネル情報が示す空きチャネルの周波数と一致する無線チャネルの周波数についてキャリアセンスを実施することにより、その無線チャネルが空きチャネルであるか使用チャネルであるかを判定し、その判定結果から得た空きチャネルの数が所定数に達していると認識した場合あるいは該所定数に達していないと認識した場合に、その旨を示すチャネル情報を前記データ通信装置によって前記中央制御装置へ送信させることを特徴とする無線チャネルテスト方法。 - 中央制御装置に公衆回線等の通信回線を介して接続されるデータ通信装置と複写装置等の画像形成装置との間を無線化するために、該データ通信装置に有線接続あるいは内蔵される無線親機および前記画像形成装置に有線接続あるいは内蔵される無線子機からなる無線通信装置における無線チャネルテスト方法において、
前記無線親機が、該無線親機又は前記データ通信装置に設けられたスイッチの操作によってテスト開始要求があった場合に、そのテスト開始要求を示すテスト開始要求信号を前記無線子機へ無線送信し、
前記無線子機が、前記無線親機から前記テスト開始要求信号を受信した場合に、使用する複数の無線チャネルの周波数について順次キャリアセンスを実施することにより、その各無線チャネル毎に空きチャネルであるか使用チャネルであるかを判定し、その判定結果から得た空きチャネルを示すチャネル情報を前記無線親機へ無線送信し、
前記無線親機が、前記無線子機へ前記テスト開始要求信号を無線送信する前又は後に、使用する複数の無線チャネルの周波数について順次キャリアセンスを実施することにより、その各無線チャネル毎に空きチャネルであるか使用チャネルであるかを判定し、その判定結果から得た空きチャネルと前記無線子機から受信したチャネル情報が示す空きチャネルとを比較して無線親機と無線子機の両方に共通する空きチャネルを判別し、その空きチャネルの数を示すチャネル情報を自機又は前記データ通信装置の表示部又は音声出力部に報知させることを特徴とする無線チャネルテスト方法。 - 中央制御装置に公衆回線等の通信回線を介して接続されるデータ通信装置と複写装置等の画像形成装置との間を無線化するために、該データ通信装置に有線接続あるいは内蔵される無線親機および前記画像形成装置に有線接続あるいは内蔵される無線子機からなる無線通信装置における無線チャネルテスト方法において、
前記無線親機が、前記中央制御装置から前記通信回線および前記データ通信装置を介してテスト開始要求を示すテスト開始要求信号を受信した場合に、そのテスト開始要求信号を前記無線子機へ無線送信し、
前記無線子機が、前記無線親機から前記テスト開始要求信号を受信した場合に、使用する複数の無線チャネルの周波数について順次キャリアセンスを実施することにより、その各無線チャネル毎に空きチャネルであるか使用チャネルであるかを判定し、その判定結果から得た空きチャネルを示すチャネル情報を前記無線親機へ無線送信し、
前記無線親機が、前記無線子機へ前記テスト開始要求信号を無線送信する前又は後に、使用する複数の無線チャネルの周波数について順次キャリアセンスを実施することにより、その各無線チャネル毎に空きチャネルであるか使用チャネルであるかを判定し、その判定結果から得た空きチャネルと前記無線子機から受信したチャネル情報が示す空きチャネルとを比較して無線親機と無線子機の両方に共通する空きチャネルを判別し、その空きチャネルの数を示すチャネル情報を前記データ通信装置によって前記中央制御装置へ送信させることを特徴とする無線チャネルテスト方法。 - 中央制御装置に公衆回線等の通信回線を介して接続されるデータ通信装置と複写装置等の画像形成装置との間を無線化するために、該データ通信装置に有線接続あるいは内蔵される無線親機および前記画像形成装置に有線接続あるいは内蔵される無線子機からなる無線通信装置における無線チャネルテスト方法において、
前記無線親機が、該無線親機又は前記データ通信装置に設けられたスイッチの操作によってテスト開始要求があった場合に、そのテスト開始要求を示すテスト開始要求信号を前記無線子機へ無線送信し、
前記無線子機が、前記無線親機から前記テスト開始要求信号を受信した場合に、使用する複数の無線チャネルの周波数について順次キャリアセンスを実施することにより、その各無線チャネル毎に空きチャネルであるか使用チャネルであるかを判定し、その判定結果から得た空きチャネルを示すチャネル情報を前記無線親機へ無線送信し、
前記無線親機が、前記無線子機からチャネル情報を受信した場合に、そのチャネル情報が示す空きチャネルの周波数と一致する無線チャネルの周波数についてキャリアセンスを実施することにより、その無線チャネルが空きチャネルであるか使用チャネルであるかを判定し、その判定結果から得た空きチャネルの数を示すチャネル情報を自機又は前記データ通信装置の表示部又は音声出力部に報知させることを特徴とする無線チャネルテスト方法。 - 中央制御装置に公衆回線等の通信回線を介して接続されるデータ通信装置と複写装置等の画像形成装置との間を無線化するために、該データ通信装置に有線接続あるいは内蔵される無線親機および前記画像形成装置に有線接続あるいは内蔵される無線子機からなる無線通信装置における無線チャネルテスト方法において、
前記無線親機が、前記中央制御装置から前記通信回線および前記データ通信装置を介してテスト開始要求を示すテスト開始要求信号を受信した場合に、そのテスト開始要求信号を前記無線子機へ無線送信し、
前記無線子機が、前記無線親機から前記テスト開始要求信号を受信した場合に、使用する複数の無線チャネルの周波数について順次キャリアセンスを実施することにより、その各無線チャネル毎に空きチャネルであるか使用チャネルであるかを判定し、その判定結果から得た空きチャネルを示すチャネル情報を前記無線親機へ無線送信し、
前記無線親機が、前記無線子機からチャネル情報を受信した場合に、そのチャネル情報が示す空きチャネルの周波数と一致する無線チャネルの周波数についてキャリアセンスを実施することにより、その無線チャネルが空きチャネルであるか使用チャネルであるかを判定し、その判定結果から得た空きチャネルの数を示すチャネル情報を前記データ通信装置によって前記中央制御装置へ送信させることを特徴とする無線チャネルテスト方法。 - 複写装置等の画像形成装置と、該画像形成装置を管理する中央制御装置と、該中央制御装置に公衆回線等の通信回線を介して接続され、該中央制御装置と前記画像形成装置との通信を制御するデータ通信装置と、該データ通信装置と前記画像形成装置との間を無線化するために、該データ通信装置に有線接続あるいは内蔵される無線親機および前記画像形成装置に有線接続あるいは内蔵される無線子機からなる無線通信装置とを備えた画像形成装置管理システムにおいて、
前記無線通信装置の無線親機および無線子機にそれぞれ、使用する複数の無線チャネルの周波数について順次キャリアセンスを実施することにより、その各無線チャネル毎に空きチャネルであるか使用チャネルであるかを判定するチャネル判定手段と、該手段による判定結果から空きチャネル数又は使用チャネル数が所定数に達していると認識した場合に、その旨を示すチャネル情報を報知するチャネル情報報知手段とを設けたことを特徴とする画像形成装置管理システム。 - 複写装置等の画像形成装置と、該画像形成装置を管理する中央制御装置と、該中央制御装置に公衆回線等の通信回線を介して接続され、該中央制御装置と前記画像形成装置との通信を制御するデータ通信装置と、該データ通信装置と前記画像形成装置との間を無線化するために、該データ通信装置に有線接続あるいは内蔵される無線親機および前記画像形成装置に有線接続あるいは内蔵される無線子機からなる無線通信装置とを備えた画像形成装置管理システムにおいて、
前記無線通信装置の無線親機および無線子機にそれぞれ、使用する複数の無線チャネルの周波数について順次キャリアセンスを実施することにより、その各無線チャネル毎に空きチャネルであるか使用チャネルであるかを判定するチャネル判定手段と、該手段による判定結果から得た空きチャネル数又は使用チャネル数を示すチャネル情報を報知するチャネル情報報知手段とを設けたことを特徴とする画像形成装置管理システム。 - 請求項48又は49記載の画像形成装置管理システムにおいて、
前記無線通信装置の無線親機および無線子機のチャネル情報報知手段がそれぞれ、前記チャネル判定手段によって予め定めた周波数制御チャネルが使用チャネルであると判定された場合に、その旨を示すチャネル情報を報知する手段を有することを特徴とする画像形成装置管理システム。 - 複写装置等の画像形成装置と、該画像形成装置を管理する中央制御装置と、該中央制御装置に公衆回線等の通信回線を介して接続され、該中央制御装置と前記画像形成装置との通信を制御するデータ通信装置と、該データ通信装置と前記画像形成装置との間を無線化するために、該データ通信装置に有線接続あるいは内蔵される無線親機および前記画像形成装置に有線接続あるいは内蔵される無線子機からなる無線通信装置とを備えた画像形成装置管理システムにおいて、
前記無線通信装置の無線子機に、使用する複数の無線チャネルの周波数について順次キャリアセンスを実施することにより、その各無線チャネル毎に空きチャネルであるか使用チャネルであるかを判定するチャネル判定手段と、該手段による判定結果から空きチャネル数又は使用チャネル数が所定数に達していると認識した場合に、その旨を示すチャネル情報を前記無線親機へ無線送信するチャネル情報送信手段とを設け、
前記無線通信装置の無線親機に、使用する複数の無線チャネルの周波数について順次キャリアセンスを実施することにより、その各無線チャネル毎に空きチャネルであるか使用チャネルであるかを判定するチャネル判定手段と、該手段による判定結果から空きチャネル数又は使用チャネル数が所定数に達していると認識した場合に、その旨を示すチャネル情報を報知する第1のチャネル情報報知手段と、前記無線子機から前記チャネル情報を受信した場合に、そのチャネル情報を報知する第2のチャネル情報報知手段とを設けたことを特徴とする画像形成装置管理システム。 - 複写装置等の画像形成装置と、該画像形成装置を管理する中央制御装置と、該中央制御装置に公衆回線等の通信回線を介して接続され、該中央制御装置と前記画像形成装置との通信を制御するデータ通信装置と、該データ通信装置と前記画像形成装置との間を無線化するために、該データ通信装置に有線接続あるいは内蔵される無線親機および前記画像形成装置に有線接続あるいは内蔵される無線子機からなる無線通信装置とを備えた画像形成装置管理システムにおいて、
前記無線通信装置の無線子機に、使用する複数の無線チャネルの周波数について順次キャリアセンスを実施することにより、その各無線チャネル毎に空きチャネルであるか使用チャネルであるかを判定するチャネル判定手段と、該手段による判定結果から得られる空きチャネル数又は使用チャネル数を示すチャネル情報を前記無線親機へ無線送信するチャネル情報送信手段とを設け、
前記無線通信装置の無線親機に、使用する複数の無線チャネルの周波数について順次キャリアセンスを実施することにより、その各無線チャネル毎に空きチャネルであるか使用チャネルであるかを判定するチャネル判定手段と、該手段による判定結果から得られる空きチャネル数又は使用チャネル数を示すチャネル情報を報知する第1のチャネル情報報知手段と、前記無線子機から前記チャネル情報を受信した場合に、そのチャネル情報を報知する第2のチャネル情報報知手段とを設けたことを特徴とする画像形成装置管理システム。 - 請求項51又は52記載の画像形成装置管理システムにおいて、
前記無線通信装置の無線子機のチャネル情報送信手段が、該無線子機のチャネル判定手段によって予め定めた周波数制御チャネルが使用チャネルであると判定された場合に、その旨を示すチャネル情報を前記無線親機へ無線送信する手段を有し、
前記無線通信装置の無線親機の第1のチャネル情報報知手段が、該無線親機のチャネル判定手段によって予め定めた周波数制御チャネルが使用チャネルであると判定された場合に、その旨を示すチャネル情報を報知する手段を有することを特徴とする画像形成装置管理システム。 - 複写装置等の画像形成装置と、該画像形成装置を管理する中央制御装置と、該中央制御装置に公衆回線等の通信回線を介して接続され、該中央制御装置と前記画像形成装置との通信を制御するデータ通信装置と、該データ通信装置と前記画像形成装置との間を無線化するために、該データ通信装置に有線接続あるいは内蔵される無線親機および前記画像形成装置に有線接続あるいは内蔵される無線子機からなる無線通信装置とを備えた画像形成装置管理システムにおいて、
前記無線通信装置の無線子機に、使用する複数の無線チャネルの周波数について順次キャリアセンスを実施することにより、その各無線チャネル毎に空きチャネルであるか使用チャネルであるかを判定するチャネル判定手段と、該手段による判定結果から得た空きチャネルを示すチャネル情報を前記無線親機へ無線送信するチャネル情報送信手段とを設け、
前記無線通信装置の無線親機に、使用する複数の無線チャネルの周波数について順次キャリアセンスを実施することにより、その各無線チャネル毎に空きチャネルであるか使用チャネルであるかを判定するチャネル判定手段と、該手段による判定結果から得た空きチャネルと前記無線子機から受信したチャネル情報が示す空きチャネルとを比較して無線親機と無線子機の両方に共通する空きチャネルを判別する空きチャネル判別手段と、該手段によって判別された空きチャネルを優先チャネルとして設定する優先チャネル設定手段とを設けたことを特徴とする画像形成装置管理システム。 - 複写装置等の画像形成装置と、該画像形成装置を管理する中央制御装置と、該中央制御装置に公衆回線等の通信回線を介して接続され、該中央制御装置と前記画像形成装置との通信を制御するデータ通信装置と、該データ通信装置と前記画像形成装置との間を無線化するために、該データ通信装置に有線接続あるいは内蔵される無線親機および前記画像形成装置に有線接続あるいは内蔵される無線子機からなる無線通信装置とを備えた画像形成装置管理システムにおいて、
前記無線通信装置の無線子機に、使用する複数の無線チャネルの周波数について順次キャリアセンスを実施することにより、その各無線チャネル毎に空きチャネルであるか使用チャネルであるかを判定するチャネル判定手段と、該手段による判定結果から得た空きチャネルを示すチャネル情報を前記無線親機へ無線送信するチャネル情報送信手段とを設け、
前記無線通信装置の無線親機に、前記無線子機からチャネル情報を受信した場合に、そのチャネル情報が示す空きチャネルの周波数と一致する無線チャネルの周波数についてキャリアセンスを実施することにより、その無線チャネルが空きチャネルであるか使用チャネルであるかを判定するチャネル判定手段と、該手段による判定結果から得た空きチャネルを優先チャネルとして設定する優先チャネル設定手段とを設けたことを特徴とする画像形成装置管理システム。 - 複写装置等の画像形成装置と、該画像形成装置を管理する中央制御装置と、該中央制御装置に公衆回線等の通信回線を介して接続され、該中央制御装置と前記画像形成装置との通信を制御するデータ通信装置と、該データ通信装置と前記画像形成装置との間を無線化するために、該データ通信装置に有線接続あるいは内蔵される無線親機および前記画像形成装置に有線接続あるいは内蔵される無線子機からなる無線通信装置とを備えた画像形成装置管理システムにおいて、
前記無線通信装置の無線子機に、使用する複数の無線チャネルの周波数について順次キャリアセンスを実施することにより、その各無線チャネル毎に空きチャネルであるか使用チャネルであるかを判定するチャネル判定手段と、該手段による判定結果から得た空きチャネルを示すチャネル情報を前記無線親機へ無線送信するチャネル情報送信手段とを設け、
前記無線通信装置の無線親機に、使用する複数の無線チャネルの周波数について順次キャリアセンスを実施することにより、その各無線チャネル毎に空きチャネルであるか使用チャネルであるかを判定するチャネル判定手段と、該手段による判定結果から得た空きチャネルと前記無線子機から受信したチャネル情報が示す空きチャネルとを比較して無線親機と無線子機の両方に共通する空きチャネルを判別する空きチャネル判別手段と、該手段によって判別された空きチャネルの数が所定数に達していると認識した場合あるいは該所定数に達していないと認識した場合に、その旨を示すチャネル情報を報知するチャネル情報報知手段とを設けたことを特徴とする画像形成装置管理システム。 - 複写装置等の画像形成装置と、該画像形成装置を管理する中央制御装置と、該中央制御装置に公衆回線等の通信回線を介して接続され、該中央制御装置と前記画像形成装置との通信を制御するデータ通信装置と、該データ通信装置と前記画像形成装置との間を無線化するために、該データ通信装置に有線接続あるいは内蔵される無線親機および前記画像形成装置に有線接続あるいは内蔵される無線子機からなる無線通信装置とを備えた画像形成装置管理システムにおいて、
前記無線通信装置の無線子機に、使用する複数の無線チャネルの周波数について順次キャリアセンスを実施することにより、その各無線チャネル毎に空きチャネルであるか使用チャネルであるかを判定するチャネル判定手段と、該手段による判定結果から得られた空きチャネルを示すチャネル情報を前記無線親機へ無線送信するチャネル情報送信手段とを設け、
前記無線通信装置の無線親機に、前記無線子機からチャネル情報を受信した場合に、そのチャネル情報が示す空きチャネルの周波数と一致する無線チャネルの周波数についてキャリアセンスを実施することにより、その無線チャネルが空きチャネルであるか使用チャネルであるかを判定するチャネル判定手段と、該手段による判定結果から得た空きチャネルの数が所定数に達していると認識した場合あるいは該所定数に達していないと認識した場合に、その旨を示すチャネル情報を報知するチャネル情報報知手段とを設けたことを特徴とする画像形成装置管理システム。 - 複写装置等の画像形成装置と、該画像形成装置を管理する中央制御装置と、該中央制御装置に公衆回線等の通信回線を介して接続され、該中央制御装置と前記画像形成装置との通信を制御するデータ通信装置と、該データ通信装置と前記画像形成装置との間を無線化するために、該データ通信装置に有線接続あるいは内蔵される無線親機および前記画像形成装置に有線接続あるいは内蔵される無線子機からなる無線通信装置とを備えた画像形成装置管理システムにおいて、
前記無線通信装置の無線子機に、使用する複数の無線チャネルの周波数について順次キャリアセンスを実施することにより、その各無線チャネル毎に空きチャネルであるか使用チャネルであるかを判定するチャネル判定手段と、該手段による判定結果から得た空きチャネルを示すチャネル情報を前記無線親機へ無線送信するチャネル情報送信手段とを設け、
前記無線通信装置の無線親機に、使用する複数の無線チャネルの周波数について順次キャリアセンスを実施することにより、その各無線チャネル毎に空きチャネルであるか使用チャネルであるかを判定するチャネル判定手段と、該手段による判定結果から得た空きチャネルと前記無線子機から受信したチャネル情報が示す空きチャネルとを比較して無線親機と無線子機の両方に共通する空きチャネルを判別する空きチャネル判別手段と、該手段によって判別された空きチャネルの数を示すチャネル情報を報知するチャネル情報報知手段とを設けたことを特徴とする画像形成装置管理システム。 - 複写装置等の画像形成装置と、該画像形成装置を管理する中央制御装置と、該中央制御装置に公衆回線等の通信回線を介して接続され、該中央制御装置と前記画像形成装置との通信を制御するデータ通信装置と、該データ通信装置と前記画像形成装置との間を無線化するために、該データ通信装置に有線接続あるいは内蔵される無線親機および前記画像形成装置に有線接続あるいは内蔵される無線子機からなる無線通信装置とを備えた画像形成装置管理システムにおいて、
前記無線通信装置の無線子機に、使用する複数の無線チャネルの周波数について順次キャリアセンスを実施することにより、その各無線チャネル毎に空きチャネルであるか使用チャネルであるかを判定するチャネル判定手段と、該手段による判定結果から得た空きチャネルを示すチャネル情報を前記無線親機へ無線送信するチャネル情報送信手段とを設け、
前記無線通信装置の無線親機に、前記無線子機からチャネル情報を受信した場合に、そのチャネル情報が示す空きチャネルの周波数と一致する無線チャネルの周波数についてキャリアセンスを実施することにより、その無線チャネルが空きチャネルであるか使用チャネルであるかを判定するチャネル判定手段と、該手段による判定結果から得た空きチャネルの数を示すチャネル情報を報知するチャネル情報報知手段とを設けたことを特徴とする画像形成装置管理システム。 - 請求項54記載の画像形成装置管理システムにおいて、
前記無線通信装置の無線子機として、それぞれ異なる画像形成装置に有線接続あるいは内蔵された複数の無線子機を有し、
前記無線通信装置の無線親機の空きチャネル判別手段が、前記各無線子機から順次チャネル情報を受信する毎に、該無線親機のチャネル判定手段による判定結果から得た空きチャネルと前記受信したチャネル情報が示す空きチャネルとを比較して無線親機と無線子機の両方に共通する空きチャネルを判別する手段であり、
前記無線通信装置の無線親機の優先チャネル設定手段が、該無線親機の空きチャネル判別手段によって判別された空きチャネルを無線子機別に優先チャネルとして設定する手段であることを特徴とする画像形成装置管理システム。 - 請求項55記載の画像形成装置管理システムにおいて、
前記無線通信装置の無線子機として、それぞれ異なる画像形成装置に有線接続あるいは内蔵された複数の無線子機を有し、
前記無線通信装置の無線親機のチャネル判定手段が、前記各無線子機から順次チャネル情報を受信する毎に、その受信したチャネル情報が示す空きチャネルの周波数と一致する無線チャネルの周波数についてキャリアセンスを実施することにより、その無線チャネルが空きチャネルであるか使用チャネルであるかを判定する手段であり、
前記無線通信装置の無線親機の優先チャネル設定手段が、該無線親機のチャネル判定手段による判定結果から得た空きチャネルを無線子機別に優先チャネルとして設定する手段であることを特徴とする画像形成装置管理システム。 - 請求項56記載の画像形成装置管理システムにおいて、
前記無線通信装置の無線子機として、それぞれ異なる画像形成装置に有線接続あるいは内蔵された複数の無線子機を有し、
前記無線通信装置の無線親機の空きチャネル判別手段が、前記各無線子機から順次チャネル情報を受信する毎に、無線親機のチャネル判定手段による判定結果から得た空きチャネルと前記受信したチャネル情報が示す空きチャネルとを比較して無線親機と無線子機の両方に共通する空きチャネルを判別する手段であり、前記無線通信装置の無線親機のチャネル情報報知手段が、該無線親機の空きチャネル判別手段によって判別された空きチャネルの数が所定数に達していると認識した場合あるいは該所定数に達していないと認識した場合に、その旨を示すチャネル情報を無線子機別に報知する手段であることを特徴とする画像形成装置管理システム。 - 請求項57記載の画像形成装置管理システムにおいて、
前記無線通信装置の無線子機として、それぞれ異なる画像形成装置に有線接続あるいは内蔵された複数の無線子機を有し、
前記無線通信装置の無線親機のチャネル判定手段が、前記各無線子機から順次チャネル情報を受信する毎に、その受信したチャネル情報が示す空きチャネルの周波数と一致する無線チャネルの周波数についてキャリアセンスを実施することにより、その無線チャネルが空きチャネルであるか使用チャネルであるかを判定する手段であり、
前記無線通信装置の無線親機の空きチャネル情報報知手段が、該無線親機のチャネル判定手段による判定結果から得た空きチャネルの数が所定数に達していると認識した場合あるいは該所定数に達していないと認識した場合に、その旨を示すチャネル情報を無線子機別に報知する手段であることを特徴とする画像形成装置管理システム。 - 請求項58記載の画像形成装置管理システムにおいて、
前記無線通信装置の無線子機として、それぞれ異なる画像形成装置に有線接続あるいは内蔵された複数の無線子機を有し、
前記無線通信装置の無線親機の空きチャネル判別手段が、前記各無線子機から順次チャネル情報を受信する毎に、該無線親機のチャネル判定手段による判定結果から得た空きチャネルと前記受信したチャネル情報が示す空きチャネルとを比較して無線親機と無線子機の両方に共通する空きチャネルを判別する手段であり、
前記無線通信装置の無線親機のチャネル情報報知手段が、該無線親機の空きチャネル判別手段によって判別された空きチャネルの数を示すチャネル情報を無線子機別に報知する手段であることを特徴とする画像形成装置管理システム。 - 請求項59記載の画像形成装置管理システムにおいて、
前記無線通信装置の無線子機として、それぞれ異なる画像形成装置に有線接続あるいは内蔵された複数の無線子機を有し、
前記無線通信装置の無線親機のチャネル判定手段が、前記各無線子機から順次チャネル情報を受信する毎に、その受信したチャネル情報が示す空きチャネルの周波数と一致する無線チャネルの周波数についてキャリアセンスを実施することにより、その無線チャネルが空きチャネルであるか使用チャネルであるかを判定する手段であり、
前記無線通信装置の無線親機のチャネル情報報知手段が、該無線親機のチャネル判定手段による判定結果から得た空きチャネルの数を示すチャネル情報を無線子機別に報知する手段であることを特徴とする画像形成装置管理システム。
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