JP2000216942A - 画像形成装置管理システム - Google Patents

画像形成装置管理システム

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JP2000216942A
JP2000216942A JP11014827A JP1482799A JP2000216942A JP 2000216942 A JP2000216942 A JP 2000216942A JP 11014827 A JP11014827 A JP 11014827A JP 1482799 A JP1482799 A JP 1482799A JP 2000216942 A JP2000216942 A JP 2000216942A
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image forming
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data communication
forming apparatus
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JP11014827A
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Akihiro Hamamichi
昭宏 濱道
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Ricoh Co Ltd
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Ricoh Co Ltd
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 画像形成装置管理システムにおいて、データ
通信装置や画像形成装置の置き換えなしに有線部分の無
線化を可能にする。 【解決手段】 データ通信装置7と画像形成装置1との
間の通信回線(有線部分)を無線化する無線装置100
を、データ通信装置7と画像形成装置1との間に設け
(介挿し)、その無線装置100のデータ通信装置7に
有線接続された無線親局(無線親機)101が、データ
通信装置7から出力されるデータを監視し、所定の制御
データを検出した時に無線通信動作を開始する。また、
無線装置100の画像形成装置1に有線接続された無線
子局(無線子機)102が、無線親局101からの所定
の制御データを受信した時に無線通信動作を開始する。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】この発明は、複写機,プリン
タ,ファクシミリ装置等の画像形成装置と通信回線を介
して接続されたデータ通信装置と、そのデータ通信装置
と公衆回線を介して接続された中央制御装置とを備えた
画像形成装置管理システムに関する。
【0002】
【従来の技術】このような画像形成装置管理システムと
しては、不特定多数のユーザ(顧客)のオフィス等に設
置された画像形成装置(遠隔診断を前提としている複写
装置等)を通信回線,データ通信装置,および公衆回線
(電話回線)を利用して、販売,サービスの拠点(会
社)などに設置されている中央制御装置(ホストマシ
ン)と接続可能にしたものが一般に知られている。
【0003】このような画像形成装置管理システムは、
遠隔地に設置されている複数の画像形成装置を中央制御
装置によって遠隔管理することにより、その各画像形成
装置の使用状況を集計したり、その管理情報を画像形成
装置の保守(メンテナンス)等に利用したりしている。
使用状況の内容としてはコピー枚数等があり、保守の内
容としては画像形成装置の自己診断による中央制御装置
への自動発呼や、中央制御装置側からのアクセスによる
画像形成装置の各部調整等がある。
【0004】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら、このよ
うな画像形成装置管理システムでは、従来、公衆回線と
データ通信装置とを、データ通信装置と画像形成装置と
をそれぞれ所定のインタフェースケーブル(有線通信回
線)で接続していたため、以下の(1)〜(4)に示す
ような欠点があった。
【0005】(1)中央制御装置が公衆回線から遠く離
れた位置にある画像形成装置を遠隔管理する場合、公衆
回線とデータ通信装置とを接続するインタフェースケー
ブル(以下「接続ケーブル」ともいう)、あるいはデー
タ通信装置と画像形成装置とを接続するインタフェース
ケーブルのいずれかを長く引き回さなければならず、場
合によっては特殊工事を要する。
【0006】(2)画像形成装置の台数を増やせば増や
すほど接続ケーブルの本数が増し、布線が複雑になって
工事費も増大する。 (3)画像形成装置の移動や増設のたびに接続ケーブル
の布線の変更や新設を要する。 (4)接続ケーブルを足に引っかけて破損させる恐れが
あり、保守管理が困難である。
【0007】そこで、これらの欠点を解消するため、例
えば特開平5−347669号公報等に見られるよう
に、電話局(公衆回線)とOA機器管理通信アダプタ
(データ通信装置)との間を無線化したものが提案され
ているが、上記(2)の欠点を解消することはできな
い。また、例えば特開昭56−27161号公報あるい
は特開平4−53972号公報等に記載された技術を利
用することにより、画像形成装置とデータ通信装置との
間を無線化することも考えられる。
【0008】しかし、例えば無線設備の標準規格RCR
−STD17Aでは、無線の送信時間は40秒以内と定
められており、更に無線通信回線の設定に先立って、キ
ャリアセンスし、他の無線局が同一の周波数の電波を使
用していないかを確認しなければならないように定めら
れている。これは、定められた周波数資源を多くの無線
局で共有するために重要なことである。よって、データ
を無線送信するときは、データを送信する装置、つまり
データ通信装置または画像形成装置が無線送信の制御機
能を備えなければならなかった。
【0009】したがって、例えば、一度有線接続で設置
されたデータ通信装置を無線接続に変更しようとしたと
き、データ通信装置や画像形成装置ごと置き換えなけれ
ばならず、また複数の画像形成装置を遠隔管理する場
合、そのいくつかを有線接続にし、残りを無線接続にし
ようとしたとき、有線接続用のデータ通信装置と画像形
成装置および無線接続用のデータ通信装置と画像形成装
置の両方を用意する必要があり、経費がかかる上、公衆
回線も2本必要になる。
【0010】この発明は上記の問題点に鑑みてなされた
ものであり、画像形成装置管理システムにおいて、デー
タ通信装置や画像形成装置の置き換えなしに有線部分の
無線化を可能にすることを目的とする。
【0011】
【課題を解決するための手段】この発明は、複写機等の
画像形成装置と通信回線を介して接続されたデータ通信
装置と、データ通信装置と公衆回線を介して接続された
中央制御装置とを備え、中央制御装置が、公衆回線,デ
ータ通信装置,および通信回線を介して画像形成装置を
遠隔管理する遠隔管理手段を有する画像形成装置管理シ
ステムにおいて、上記の目的を達成するため、次のよう
にしたことを特徴とする。
【0012】請求項1の発明は、データ通信装置と画像
形成装置との間の通信回線を無線化する無線装置を設
け、その無線装置を、データ通信装置に有線接続され、
そのデータ通信装置から出力されるデータを監視し、所
定の制御データを検出した時に無線通信動作を開始する
無線親局と、画像形成装置に有線接続され、無線親局か
らの所定の制御データを受信した時に無線通信動作を開
始する無線子局とによって構成したものである。
【0013】請求項2の発明は、請求項1の画像形成装
置管理システムにおいて、無線装置の無線親局に、無線
通信動作を開始する際に、上記所定の制御データに予め
設定された無線グループ識別情報を付加する手段を備
え、無線装置の無線子局を、無線親局からの所定の制御
データを受信した時に、そのデータに付加された無線グ
ループ識別情報と予め設定された無線グループ識別情報
とを照合し、両識別情報が一致した場合に無線通信動作
を開始する手段としたものである。
【0014】請求項3の発明は、請求項1の画像形成装
置管理システムにおいて、無線装置の無線親局に、デー
タ通信装置から出力されるデータから上記所定の制御デ
ータの宛先となる画像形成装置の識別番号を認識し、無
線通信動作を開始する際に上記所定の制御データに上記
認識した識別番号を付加する手段を備え、無線装置の無
線子局を、無線親局からの所定の制御データを受信した
時に、そのデータに付加された識別情報と予め設定され
た識別情報とを照合し、両識別情報が一致した場合に無
線通信動作を開始する手段としたものである。
【0015】
【発明の実施の形態】まず、この発明の実施形態を説明
する前に、この発明に関する公知の画像形成装置管理シ
ステムを図面に基づいて具体的に説明する。図2は、こ
の発明に関する公知の画像形成装置管理システムの構成
例を示すブロック図である。
【0016】この画像形成装置管理システムは、遠隔診
断を前提とした5台の画像形成装置(複写装置等)1〜
5と有線通信回線を介して接続されたデータ通信装置7
と、データ通信装置7と公衆回線8を介して接続された
中央制御装置6とを備え、中央制御装置6が、公衆回線
8,およびデータ通信装置7等を介して各画像形成装置
1〜5を集中的に遠隔管理できるようにしたものであ
る。
【0017】データ通信装置7は、公衆回線8に接続さ
れ、中央制御装置6からの指令信号を画像形成装置1〜
5へ選択的に送信したり、逆に画像形成装置1〜5から
の各種通報を公衆回線8を経由して中央制御装置6へ送
信する。
【0018】このデータ通信装置7は、24時間通電を
行なっていて、通常画像形成装置1〜5の電源がオフに
なっている夜間でも、中央制御装置6との通信を可能に
している。このデータ通信装置7と各画像形成装置1〜
5とは、シリアル通信インタフェースRS−485(有
線通信回線)によりマルチドロップ接続されていて、デ
ータ通信装置7からのポーリング,セレクティングによ
り各画像形成装置1〜5との通信を行なっている。
【0019】図3は、画像形成装置1〜5の制御部の構
成例を示すブロック図である。各画像形成装置1〜5の
制御部は、それぞれCPU11,リアルタイムクロック
回路12,ROM13,RAM14,不揮発性RAM1
5,入出力ポート16,及びシリアル通信制御ユニット
17a,17b,17cからなるPPC(画像形成装
置)コントローラと、パーソナルインタフェース(以下
「インタフェース」を「I/F」と略称する)18と、
システムバス19とを備えている。
【0020】CPU11は、ROM13内の制御プログ
ラムによってこの制御部全体を統括的に制御する中央処
理装置である。リアルタイムクロック回路12は、時刻
情報を発生するものであり、CPU11がそれを読み込
むことによって現在の時刻を知ることができる。ROM
13は、CPU11が使用する制御プログラムを含む各
種固定データを格納している読み出し専用メモリであ
る。
【0021】RAM14は、CPU11がデータ処理を
行なう際に使用するワークメモリ等として使用する一時
記憶用メモリである。不揮発性RAM15は、後述する
操作表示部(図5)等からのモード指示の内容などを記
憶するメモリであり、電池によってバックアップされて
いる。入出力ポート16は、画像形成装置内のモータ,
ソレノイド,クラッチ等の出力負荷やセンサ・スイッチ
類を接続している。
【0022】シリアル通信制御ユニット17aは、図示
しない操作表示部との信号のやりとりを行なっている。
シリアル通信制御ユニット17bは、図示しない原稿送
り部との信号のやりとりを行なっている。シリアル通信
制御ユニット17cは、図示しない転写紙後処理部との
信号のやりとりを行なっている。
【0023】パーソナルI/F18は、データ通信装置
7との間の通信を司るインタフェース回路であり、CP
U11のデータ通信装置7との通信処理のための負荷を
軽減するために設けられている。もちろん、CPU11
の処理能力が充分であれば、このパーソナルI/F18
の機能をCPU11に取り込んでも差し支えない。この
パーソナルI/F18の主な機能は、以下の(1)〜
(4)に示す通りである。
【0024】(1)データ通信装置7からのポーリン
グ,セレクティングの監視 (2)データ通信装置7への肯定応答,否定応答処理 (3)データ通信装置7との間の送受信データの正当性
のチェック,パリティチェック,及びエラー発生時の再
送要求処理 (4)データ通信装置7との間の送受信データのヘッダ
処理
【0025】システムバス19はアドレスバス,コント
ロールバス,データバスからなるバスラインであり、C
PU11,リアルタイムクロック回路12,ROM1
3,RAM14,不揮発性RAM15,入出力ポート1
6,シリアル通信制御ユニット17a,17b,17
c,及びパーソナルI/F18を相互に接続する。
【0026】図4は、図3のパーソナルI/F18の構
成例を示すブロック図である。このパーソナルI/F1
8は、CPU21,デュアルポートメモリ22,レジス
タ23〜26,入力ポート27,シリアル通信制御ユニ
ット28,ローカルバス29,及びディバイスコード設
定スイッチ30によって構成されている。
【0027】CPU21は、中央処理装置,ROM,R
AM,及びそれらを接続するバス等からなるワンチップ
のマイクロコンピュータであり、このパーソナルI/F
18全体を統括的に制御する。デュアルポートメモリ2
2は、CPU21と図3のCPU11の双方から読み書
き可能であり、パーソナルI/F18とPPCコントロ
ーラ31との間でのテキストデータの授受に使用される
データメモリである。
【0028】なお、PPCコントローラ31は上述した
CPU11,リアルタイムクロック回路12,ROM1
3,RAM14,不揮発性RAM15,入出力ポート1
6,及びシリアル通信制御ユニット17a,17b,1
7cによって構成される。レジスタ23〜26は、上記
テキストデータの授受時に制御用として使用されるが、
詳細な説明は省略する。
【0029】ディバイスコード設定スイッチ30は、画
像形成装置毎に固有のディバイスコードを設定するため
のものであり、データ通信装置7からのポーリング,セ
レクティング時のディバイスコード識別用として使用さ
れる。シリアル通信制御ユニット28は、データ通信装
置7および/または他の画像形成装置のパーソナルI/
F18と接続される。
【0030】図5は、各画像形成装置1〜5の操作表示
部の構成例を示すレイアウト図である。なお、この操作
表示部は、各画像形成装置1〜5が複写装置の場合に対
応するものである。
【0031】この操作表示部は、一般の制御部(例えば
図3に示した各画像形成装置1〜5における制御部)と
同様に、制御プログラムを格納したROM,その制御プ
ログラムによって各種制御を実行するCPU,データを
一時格納するRAM,電池によりバックアップされた不
揮発性RAM,シリアル通信制御ユニット,及び入出力
ポート等を備えており、図3のシリアル通信制御ユニッ
ト17aとデータ授受を行なうが、その詳細は省略す
る。
【0032】この操作表示部は、上述した制御部の他
に、テンキー71,クリア/ストップキー72,プリン
トキー73,エンタキー74,割り込みキー75,予熱
/モードクリアキー76,モード確認キー77,画面切
り替えキー78,呼び出しキー79,登録キー80,ガ
イダンスキー81,表示用コントラストボリューム8
2,及び文字表示器83を備えている。
【0033】テンキー71は、コピー(画像形成)枚数
や倍率等の数値を入力するためのキーである。クリア/
ストップキー72は、置数(コピー枚数)をクリアした
り、コピー動作をストップさせたりするためのキーであ
る。プリントキー73は、プリント動作を含むコピー動
作を実行開始させるためのキーである。
【0034】エンタキー74は、ズーム倍率や綴じ代寸
法用置数等の数値の指定を確定させるためのキーであ
る。割り込みキー75は、コピー中に割り込んで別の原
稿をコピーする時などに使用するキーである。予熱/モ
ードクリアキー76は、設定した全てのコピーモードの
内容を取り消したり、予熱を設定して節電状態にしたり
するためのキーである。
【0035】モード確認キー77は、文字表示器83に
選択的に表示される各コピーモードを一覧表示で確認す
るためのキーである。画面切り替えキー78は、文字表
示器83の表示形態を使用者の熟練度に応じて切り替え
るためのキーである。呼び出しキー79は、ユーザプロ
グラムを呼び出すためのキーである。
【0036】登録キー80は、ユーザプログラムを登録
するためのキーである。ガイダンスキー81は、文字表
示器83にガイダンスメッセージ等を表示するためのキ
ーである。表示用コントラストボリューム82は、文字
表示器83のコントラストを調整するためのものであ
る。
【0037】文字表示器83は、液晶(LCD),蛍光
表示管等のフルドット表示素子を用い、その上に多数の
タッチセンサを内蔵(例えば8×8表示画素毎にある)
した略透明なシート状のマトリックスタッチパネルを重
ねており、電源投入により、例えば図6に示すような画
像形成装置の状態(「コピーできます」「コピー中で
す」「転写紙がありません」等),コピー枚数,各種キ
ーを示す通常のコピーモード画面を表示する。
【0038】ここで、その画面上のキー(表示部)を押
下(タッチ)することにより、給紙段(用紙サイズ),
自動用紙(原稿サイズと設定倍率により最適な転写紙が
収納されている給紙段が自動選択される),画像濃度
(コピー濃度),自動濃度(原稿の濃度に応じて画像濃
度が自動選択される),変倍率(等倍,縮小,拡大,用
紙指定変倍,ズーム変倍,寸法変倍),両面モード,綴
じ代モード,ソートモード等のコピー動作に関わる各種
のコピーモードを任意に選択することができ、押下され
たキーは白黒反転表示に切り替わる。
【0039】図7は、図2のデータ通信装置7の一例を
示すブロック構成図である。このデータ通信装置7は、
CPU41,ROM42,RAM43,不揮発性RAM
44,リアルクロック回路(以下「RTC」という)4
5,画像形成装置I/F46,網制御装置(以下「NC
U」という)47,モデム48,及びLED表示部49
からなる。
【0040】CPU41は、ROM42内の制御プログ
ラムによって次のような制御を行なう。つまり、5台の
画像形成装置1〜5を制御したり、公衆回線8経由で中
央制御装置6に対する指令信号の送受信を制御したり、
画像形成装置1〜5からの各種通報により、公衆回線8
経由で中央制御装置6に対して発呼を行なったり、公衆
回線8を画像形成装置1〜5側に接続するか、一般電話
機(TEL)又はファクシミリ装置(FAX)側に接続
するかの切り替え制御を行なうなど、このデータ通信装
置7全体を統括的に制御する中央処理装置である。
【0041】ROM42は、CPU41が使用する制御
プログラムを含む各種固定データを格納している読み出
し専用メモリである。RAM43は、CPU41がデー
タ処理を行なう際に使用するワークメモリ等として使用
する一時記憶用メモリである。
【0042】不揮発性RAM44は、中央制御装置6及
び複数の画像形成装置1〜5の一方から他方への送信デ
ータや、複数の画像形成装置1〜5の中から1台を特定
するそれぞれのディバイスコード及びIDコード,中央
制御装置6の電話番号,回線接続が成功しなかった場合
の再発呼回数(リトライ回数),再発呼間隔などを記憶
するメモリであり、電池によってバックアップされてい
る。
【0043】RTC45は、時刻情報を発生するもので
あり、CPU41がそれを読み込むことによって現在の
時刻を知ることができる。画像形成装置I/F46は、
画像形成装置1〜5との間のシリアル通信を司るインタ
フェース回路である。
【0044】NCU47は、データ通信装置7を公衆回
線8に通信可能に接続するためのものであり、自動発着
信機能を備えている。モデム48は、送受信するデータ
を変復調する。LED表示部49は、データ通信装置7
が公衆回線8に通信可能に接続されていない時にその旨
を知らせるためのものである。
【0045】図8は、NCU47の構成例を示すブロッ
ク図である。NCU47は、保護回路51,ループ電流
検出回路52,リンギング検出回路53,ライン切替回
路54,及びループ形成回路55等からなる。保護回路
51は、公衆回線8からのノイズから装置を保護するた
めの回路である。
【0046】ループ電流検出回路52は、ループ形成回
路55により形成される直流ループに流れる電流を検出
するものであり、図示しない両方向性のフォトカプラ等
からなる。リンギング検出回路53は、公衆回線8から
のリンギングを検出するものである。
【0047】ライン切替回路54は、公衆回線8を図7
のモデム48側に接続するか、外付けの一般電話機(T
EL)又はファクシミリ装置(FAX)側に接続するか
の切り替えを行なうものである。ループ形成回路55
は、オフフックして公衆回線8をつかんだ(公衆回線8
のラインL1,L2を直流的に閉結した)際に直流ルー
プを形成し、公衆回線8とモデム信号の送受信を行な
う。
【0048】次に、この画像形成装置管理システムの概
略機能について説明する。この画像形成装置管理システ
ムの機能には、大きく分けて以下の(1)〜(3)に示
す3種類の機能がある。 (1)中央制御装置6から画像形成装置1〜5への通信
制御 (2)画像形成装置1〜5から中央制御装置6又はデー
タ通信装置7への通信制御 (3)データ通信装置7独自の制御
【0049】(1)の中央制御装置6から画像形成装置
1〜5への通信制御には、例えば以下の(a)〜(c)
に示すものがある。 (a)特定の画像形成装置のトータル画像形成枚数(積
算画像形成枚数),給紙段(給紙トレイ)毎の画像形成
枚数,転写紙サイズ毎の画像形成枚数,ミスフィード回
数,転写紙サイズ毎のミスフィード回数,転写紙搬送位
置毎のミスフィード回数等の読み取り及びリセット
【0050】(b)画像形成装置を構成する各ユニット
の制御電圧,電流,抵抗,タイミング等の調整値の設定
及び読み取り (c)(2)の通信制御による画像形成装置1〜5から
中央制御装置6への通信制御に対する結果返送
【0051】これらの制御は、中央制御装置6からの指
令信号を受信して、データ通信装置7から画像形成装置
1〜5へのセレクティングによって行なう。セレクティ
ングとは、接続されている5台の画像形成装置1〜5の
中から1台を選択して通信する機能をさす。
【0052】図9は、データ通信装置7におけるセレク
ティング動作の一例を示すフローチャートである。各画
像形成装置1〜5はそれぞれユニークな(特定の)ディ
バイスコードを持っており、データ通信装置7は予め定
められたセレクティング機能を示す特定コード(又はコ
ードの組み合わせ)と選択すべき画像形成装置のディバ
イスコードとをシリアル通信インタフェースRS−48
5上に送出する。
【0053】各画像形成装置1〜5は、セレクティング
機能を示す特定コード(又はコードの組み合わせ)によ
り、次に続くディバイスコードと自己のディバイスコー
ドとを比較し、両コードが一致した時に自分がセレクテ
ィングされたことを知る。ここで、セレクティングされ
た画像形成装置は、送出すべきデータがある場合には、
予め定められた特定コード(又はコードの組み合わせ)
によるビジー(Busy)応答を出力する。
【0054】データ通信装置7は、このビジー応答を受
けると、セレクティング動作を中断し、以下に述べるポ
ーリング動作に移行する。セレクティングされた画像形
成装置は、送出すべきデータがない場合には、セレクテ
ィングに対応可能か否かを判断し、対応可能ならば予め
定められた特定コード(又はコードの組み合わせ)によ
る肯定応答を出力してデータ通信装置7との通信を実行
する。
【0055】対応不可能の場合は、予め定められた特定
コード(又はコードの組み合わせ)による否定応答を出
力してデータ通信装置7との通信を終了する。また、デ
ータ通信装置7が出力したディバイスコードに対応する
画像形成装置が電源OFFなどの理由で肯定応答も否定
応答も出力できない場合には、データ通信装置7は予め
定められた一定時間経過後にセレクティング動作を終了
する。
【0056】(2)の画像形成装置1〜5から中央制御
装置6又はデータ通信装置7への通信制御には、例えば
以下の(a)〜(e)に示すものがある。 (a)画像形成装置1〜5はそれぞれ、画像形成動作が
不可能となる故障等の異常が発生した場合に、その旨を
示すデータ(通報要因)を即時にデータ通信装置7及び
公衆回線8を介して中央制御装置6へ通報する(緊急通
報)。
【0057】(b)画像形成装置1〜5はそれぞれ、使
用者(顧客)による操作表示部上のキー操作により、画
像形成モードからそれとは異なる使用者が必要な要求
(修理依頼やサプライ補給依頼)を入力するための使用
者要求入力モードに移行し、操作表示部の文字表示器8
3に使用者要求入力画面が表示され、その画面上の所定
キーの押下によって使用者が必要な要求が入力された場
合に、その旨を示すデータを即時にデータ通信装置7及
び公衆回線8を介して中央制御装置6へ通報する(緊急
通報)。
【0058】(c)画像形成装置1〜5はそれぞれ、積
算画像形成枚数が予め設定された一定枚数(通報レベル
値)に達した場合に、その旨を示すデータを即時にデー
タ通信装置7及び公衆回線8を介して中央制御装置6へ
通報する(緊急通報)。
【0059】(d)画像形成装置1〜5はそれぞれ、積
算画像形成枚数が予め設定された一定期間に到達した時
にその旨を示すデータをデータ通信装置7へ通報し、そ
のデータ通信装置7はその日(当日)の指定時刻(これ
は中央制御装置6により設定され、データ通信装置7に
記憶しておく)にそれまでに受信したデータをまとめて
公衆回線8を介して中央制御装置6へ通報する(非緊急
通報)。この通信制御には、指定時刻に達する前にそれ
までに受信したデータの通報回数が予め定められた回数
に達した場合、その指定時刻を待たずに中央制御装置6
への送信を行なう制御も含まれる。
【0060】(e)画像形成装置1〜5はそれぞれ、画
像形成動作開始は可能であるが、交換部品の指定回数,
指定時間への接近、センサの規格レベルへの到達など、
予防保全を必要とする事象が発生した時にその旨を示す
データをデータ通信装置7へ通報し、そのデータ通信装
置7はその日の指定時刻(これは中央制御装置6により
設定され、データ通信装置7に記憶しておく)にそれま
でに受信したデータをまとめて公衆回線8を介して中央
制御装置6へ通報する(非緊急通報)。この通信制御に
は、指定時刻に達する前にそれまでに受信したデータの
通報回数が予め定められた回数に達した場合、その指定
時刻を待たずに中央制御装置6への送信を行なう制御も
含まれる。
【0061】これらの通信制御は、データ通信装置7か
らのポーリング時に行なう。ポーリングとは、接続され
ている5台の画像形成装置1〜5を順番に指定し、その
指定された画像形成装置からの通信要求の有無を確認す
る機能をさす。図10は、データ通信装置7におけるポ
ーリング動作の一例を示すフローチャートである。
【0062】データ通信装置7は、予め定められたポー
リング機能を示す特定コード(又はコードの組み合わ
せ)と選択すべき画像形成装置のディバイスコードとを
シリアル通信インタフェースRS−485上に送出す
る。各画像形成装置1〜5は、ポーリング機能を示す特
定コード(又はコードの組み合わせ)により、次に続く
ディバイスコードと自己のディバイスコードとを比較
し、両コードが一致した時に自分がポーリングされたこ
とを知る。
【0063】次に、ポーリングされた画像形成装置は、
送出データ(データ通信装置7又は中央制御装置6に対
する通信要求)があればデータ通信装置7との通信を開
始し、通信要求がない時又は開始した通信が終了した時
は予め定められた特定コード(又はコードの組み合わ
せ)による終了応答を出力してデータ通信装置7との通
信を終了する。データ通信装置7は、終了応答を受け取
ると、次の画像形成装置へのポーリングに移行する。
【0064】また、データ通信装置7が出力するディバ
イスコードに対応する画像形成装置が、電源OFFなど
の理由で通信を開始できなかったり、あるいは終了応答
も出力できない場合、データ通信装置7は予め定められ
た一定時間経過後にポーリング動作を終了する。このポ
ーリングは、セレクティングが発生しない限り、接続さ
れている画像形成装置1〜5に対して順次繰り返され
る。
【0065】(3)のデータ通信装置7独自の制御に
は、例えば以下の(a)(b)に示すものがある。 (a)トータルカウンタ値(積算画像形成枚数)の読み
出し (b)(2)の画像形成装置1〜5から中央制御装置6
への通信制御に対する結果返送
【0066】トータルカウンタ値の読み出しの制御は、
データ通信装置7から画像形成装置1〜5への1日1回
定時(0時0分、但しこの時刻に画像形成装置の電源が
OFFになっている場合は、この時刻以降に初めて電源
がONになった時)のセレクティングによって行なう。
【0067】データ通信装置7は、接続されている画像
形成装置毎にトータルカウンタ用のメモリを2個(仮に
これらをそれぞれA,Bとする)用意してあり、上記1
日1回のセレクティングによって読み取ったトータルカ
ウンタ値をメモリAに書き込む。したがって、メモリA
は毎日(但し例えば休日のように1日中画像形成装置の
電源がON状態にならない場合はこの限りでない)前日
の値が書き換えられることになる。
【0068】また、毎月1回予め決められた日時(これ
は中央制御装置6により設定され、データ通信装置7内
の不揮発性RAM44に記憶される)にメモリAに記憶
されているトータルカウンタ値をメモリBにコピーす
る。データ通信装置7から中央制御装置6へはメモリB
の内容が送られるが、その転送方法には以下の(a)(b)
に示す2通りの方法がある。
【0069】(a)中央制御装置6は、上記日時(メモ
リAの内容がメモリBにコピーされる日時)以降にデー
タ通信装置7のメモリBに記憶されたトータルカウンタ
値を読みに行く。 (b)データ通信装置7は、上記日時以降に自発呼して
メモリBに記憶されたトータルカウンタ値を公衆回線8
を介して中央制御装置6へ送出する。なお、自発呼を行
なう日時も中央制御装置6により設定され、データ通信
装置7内の不揮発性RAM44に記憶される。
【0070】なお、データ通信装置7は、接続されてい
る画像形成装置毎にメモリA,Bを組み合わせたメモリ
を複数組用意している。これは、例えば白黒コピー用,
アプリケーションコピー用,カラーコピー用等の種々の
トータルカウンタ値が考えられるためである。
【0071】以下、この発明の各実施形態を図1〜図1
1以降の各図面に基づいて具体的に説明する。図1は請
求項1の発明の一実施形態(第1実施形態)である画像
形成装置管理システムの構成例を示すブロック図であ
り、前述した図2を含む各図面と一致する部分には同一
符号を付してそれらの説明を省略する。
【0072】第1実施形態では、データ通信装置7と画
像形成装置1との間の有線通信回線(有線部分)を無線
化する無線装置100を設けている。つまり、データ通
信装置7と画像形成装置1との間に無線装置100を介
挿している。
【0073】この無線装置100は、データ通信装置7
に有線接続され、そのデータ通信装置7から出力される
データを監視し、所定の制御データを検出した時に無線
通信動作を開始する無線親機(以下「無線親局」ともい
う)101と、画像形成装置1に有線接続され、無線親
機101からの所定の制御データを受信した時に無線通
信動作を開始する無線子機(以下「無線子局」ともい
う)102とからなる。
【0074】図11は、無線親機101の構成例を示す
ブロック図である。なお、無線子機102も図11と同
様の構成なので、その図示および説明を省略する。無線
親機101は、アンテナ201,無線送信部202,無
線受信部203,制御部204,RS485ドライバ2
05,および不揮発性メモリ206等からなる。
【0075】無線送信部202は、制御部204より入
力される送信データ(所定の制御データ)を無線信号に
変換してアンテナ201へ出力する。つまり、所定の周
波数の信号を制御部204より入力される送信データに
より変調し、無線信号としてアンテナ201へ出力す
る。
【0076】無線受信部203は、アンテナ201より
入力される無線信号を受信データ(所定の制御データ)
に変換して制御部204へ出力する。つまり、アンテナ
201より入力される無線信号の所定の周波数帯につい
て復調し、受信データとして制御部204へ出力する。
また、所定の周波数の強度を制御部204へ提供する。
【0077】制御部204は、無線送信部202,無線
受信部203,およびRS485ドライバ205の制御
を行なう。RS485ドライバ205は、シリアル通信
インタフェースRS−485の制御を行なう。不揮発性
メモリ206は、無線装置100の呼出名称,メーカコ
ードなど、無線通信に必要な情報を記憶する。
【0078】次に、無線装置100の通信開始動作を説
明する。図12は無線装置100の無線親局101の通
信開始動作の一例を示すフローチャート、図13は無線
装置100の無線子局102の通信開始動作の一例を示
すフローチャートである。データ通信装置7と画像形成
装置1との通信は、前述の通りデータ通信装置7が出力
するポーリングまたはセレクティングコマンドによって
開始される。
【0079】無線装置100の無線親局101は、I/
Fライン(シリアル通信インタフェースRS−485)
より順次入力(受信)されるデータを一時バッファリン
グしながら、ポーリングコマンドまたはセレクティング
コマンドに一致するデータ(所定の制御データ)を検出
する処理を行ない、そのデータ(ポーリング/セレクテ
ィング)を検出した時に無線通信に使用するデータ通信
CH(チャネル)を選択する。
【0080】次に、その選択したデータ通信CHをキャ
リアセンスして、そのデータ通信CHが使用可能(他の
無線局が使用していない)かどうかを判断(確認)し、
使用可能でなければ(他の無線局が使用中であれば)再
びデータ通信CH(前回と異なるCH)を選択し、その
選択したデータ通信CHをキャリアセンスして、そのデ
ータ通信CHが使用可能かどうかを判断する。
【0081】そして、今回選択したデータ通信CHも使
用可能でない場合には、再びデータ通信CHの選択に戻
り、使用可能なデータ通信CH(空きCH)を選択する
まで上述と同様の処理および判断を繰り返し行ない、使
用可能なデータ通信CHを選択した後、そのCH情報を
制御データにセット(付加)し、制御CHを捕捉(制御
CHにセット)し、その制御CHでその制御データ(C
H制御データ)を無線子局102へ送信する。
【0082】このとき、実際にはCH制御データを無線
信号に変換して送信する。また、制御CHを捕捉する場
合、制御CHもキャリアセンスし、空いている(使用可
能)かどうかをチェックして、空いていなければ空くま
で待つ必要がある。CH制御データを送信した後は、選
択したデータ通信CHを捕捉(選択したデータ通信CH
にセット)し、無線子局102からの応答を待つ。
【0083】一方、無線装置100の無線子局102
は、制御CHで受信待機し、CH制御データを受信した
時に、そのCH制御データが示すデータ通信CHを捕捉
(そのデータ通信CHにセット)し、その捕捉したデー
タ通信CHをキャリアセンスして、そのデータ通信CH
が使用可能かどうかを判断し、使用可能であれば制御デ
ータ受信応答を返し、通信準備ができたことを無線親局
101へ通知した後、無線通信動作を開始する。
【0084】無線親局101は、無線子局102からの
応答が確認できたならば、無線通信動作を開始し、バッ
ファリングしていたポーリングコマンドまたはセレクテ
ィングコマンド以降のデータを無線子局102へ送信す
る。以上により、データ通信装置7と画像形成装置1と
の間に無線通信回線が形成(設定)され、データ通信装
置7と画像形成装置1との通信が無線装置100の無線
親局101および無線子局102を仲介して実行され
る。
【0085】図14は、請求項1の発明の他の実施形態
(第2実施形態)である画像形成装置管理システムの構
成例を示すブロック図であり、図1,図2を含む各図面
と一致する部分には同一符号を付してそれらの説明を省
略する。第2実施形態では、画像形成装置1,2間のマ
ルチドロップ接続部に無線装置100を介挿している
が、その動作は上述した第1実施形態と同様である。
【0086】図15は、請求項2の発明の一実施形態
(第3実施形態)である画像形成装置管理システムの構
成例を示すブロック図であり、図1,図2を含む各図面
と一致する部分には同一符号を付してそれらの説明を省
略する。第3実施形態では、データ通信装置7と同様の
機能を有するデータ通信装置7′を追加すると共に、一
方のデータ通信装置7と画像形成装置1との間に無線装
置110を、もう一方のデータ通信装置7′と画像形成
装置2との間に無線装置120をそれぞれ介挿してい
る。
【0087】図16は無線装置110の無線親局111
および無線装置120の無線親局121の通信開始動作
の一例を示すフローチャート、図17は無線装置110
の無線子局112および無線装置120の無線子局12
2の通信開始動作の一例を示すフローチャートである。
【0088】無線装置110は、図1の無線装置100
と構成および動作が若干異なる。つまり、無線親局11
1および無線子局112にそれぞれ無線グループID
(無線グループ識別情報)設定用のディップスイッチを
備え、このディップスイッチの操作により、無線親局1
11と無線子局112を無線グループ1(無線グループ
ID)に予め設定しておくことにより、無線親局111
が、無線通信動作を開始する際に、送信すべき所定の制
御データにその無線グループIDを付加(セット)す
る。
【0089】無線装置110の無線子局112は、無線
親局111からの所定の制御データを受信した時に、そ
の制御データに付加された無線グループIDと予め設定
された無線グループID(無線グループ1)とを照合
し、両無線グループIDが一致した場合に制御データ受
信応答を無線親局111へ返すなどの処理を行ない、無
線通信動作を開始する。
【0090】無線装置120も、図1の無線装置100
と構成および動作が若干異なる。つまり、無線親局12
1および無線子局122にそれぞれ無線グループID設
定用のディップスイッチを備え、このディップスイッチ
の操作により、無線親局121と無線子局122を無線
グループ2(グループID)に予め設定しておくことに
より、無線通信動作を開始する際に、送信すべき所定の
制御データにそのグループIDを付加する。
【0091】無線装置120の無線子局122は、無線
親局121からの所定の制御データを受信した時に、そ
の制御データに付加された無線グループIDと予め設定
された無線グループID(無線グループ2)とを照合
し、両無線グループIDが一致した場合に制御データ受
信応答を無線親局121へ返すなどの処理を行ない、無
線通信動作を開始する。
【0092】ここで、図1の無線装置100と同等の機
能を持つ無線装置が同一の無線通信可能なエリア(無線
到達エリア)内に複数設置されると、1つの無線親局が
無線通信動作を開始すると、複数の無線子局が無線通信
動作を開始してしまう。しかし、第2実施形態では、そ
のような問題を解消し、同じ機能を持つ無線装置11
0,120を同一の無線到達エリア内に設置できる。
【0093】図18は、請求項3の発明の一実施形態
(第4実施形態)である画像形成装置管理システムの構
成例を示すブロック図であり、図1,図2を含む各図面
と一致する部分には同一符号を付してそれらの説明を省
略する。第4実施形態では、データ通信装置7と各画像
形成装置1〜5との間に無線装置130を介挿してい
る。
【0094】図19は無線装置130の各無線子局13
2〜136のディバイスコード(ディバイスアドレス)
登録処理の一例を示すフローチャート、図20は無線装
置130の無線親局131の通信開始動作の一例を示す
フローチャート、図21は無線装置130の各無線子局
132〜136の通信開始動作の一例を示すフローチャ
ートである。
【0095】無線装置130は、図15の無線装置11
0,120と動作が若干異なる。すなわち、無線装置1
30の無線子局132〜136はそれぞれ、図19に示
すように、ディバイスコード(識別情報)「0」の画像
形成装置(この例では画像形成装置1)からディバイス
コード「M(最大値)」の画像形成装置(この例では画
像形成装置5)まで順番にセレクティングコマンドを送
信する。
【0096】そして、応答のあった画像形成装置のディ
バイスコードを不揮発性メモリに記憶して登録する。こ
れにより、無線子局132〜136はそれぞれ、有線接
続されている画像形成装置と同じディバイスコードを所
有することになる。
【0097】一方、無線親局131は、ポーリングコマ
ンドまたはセレクティングコマンドに一致するデータ
(所定の制御データ)を検出すると、その制御データか
らその制御データの送信先(宛先)となる画像形成装置
のディバイスコードを抽出(認識)し、無線通信動作を
開始する際に予め設定された無線グループID(省略し
てもよい)と先に抽出したディバイスコードを所定の制
御データに付加(セット)する。
【0098】無線装置130の無線子局132〜136
はそれぞれ、無線親局131からの所定の制御データを
受信した時に、その制御データに付加された無線グルー
プIDと予め設定された無線グループIDとを照合し
(省略してもよい)、両無線グループIDが一致した場
合に上記制御データに付加されたディバイスコードと予
め設定(不揮発性メモリに登録)されたディバイスコー
ドとを照合し、両ディバイスコードが一致した場合に制
御データ受信応答を返すなどの処理を行ない、無線通信
動作を開始する。
【0099】ここで、一般的に特定小電力方式の無線通
信では、無線通信回線の設定に先立ち、送信側の無線局
(無線親局)と受信側の無線局(無線子局)の双方でキ
ャリアセンスし、他の無線局が同一の周波数の電波を使
用していないかを確認しなければならない。
【0100】そのため、図12,図13に示したよう
に、まず無線親局がキャリアセンスすることによって使
用可能なデータ通信CH(空きCH)を選択し、そのC
H情報を所定の制御データにのせて制御CH(これもキ
ャリアセンスする必要がある)で発信(送信)し、受信
局(無線子局)に対して選択したデータ通信CHを通知
し、そのCHを捕捉する。
【0101】一方、無線子局は、制御CHで受信待機
し、送信局からの制御データを受信したら、その制御デ
ータが示す(指定された)データ通信CHを捕捉し、そ
のデータ通信CHをキャリアセンスして、そのデータ通
信CHが使用可能であれば、制御データ受信応答を返
し、通信準備ができたことを無線親局へ通知する。無線
親局は、無線子局からの応答が確認できたならば、捕捉
したデータ通信CHを使用する。
【0102】ところで、1台の無線親局が複数の無線子
局と通信可能な構成(図18に示すような構成)にした
場合、無線親局が所定の制御データを送信すると、複数
の無線子局が指定されてデータ通信CHのキャリアセン
スを実施し、応答してしまうため、無線通信回線の設定
ができなくなる。しかし、第4実施形態では、そのよう
な問題を解消し、1台の無線親局131が複数の無線子
局132〜136とそれぞれ確実に通信することができ
る。
【0103】
【発明の効果】以上説明してきたように、この発明の画
像形成装置管理システムによれば、データ通信装置と画
像形成装置との間の通信回線を無線化する無線装置を設
け、無線装置のデータ通信装置に有線接続された無線親
局が、そのデータ通信装置から出力されるデータを監視
し、所定の制御データを検出した時に無線通信動作を開
始し、無線装置の画像形成装置に有線接続された無線子
局が、無線親局からの所定の制御データを受信した時に
無線通信動作を開始することにより、データ通信装置と
画像形成装置との間で無線通信回線が設定されるため、
データ通信装置と画像形成装置との通信が無線装置の無
線親局および無線子局を仲介して行なわれることにな
る。したがって、データ通信装置や画像形成装置の置き
換えなしに有線部分の無線化が可能になる。
【0104】また、請求項2,3以降の各発明によれ
ば、上記と同様の効果に加え、次のような効果を得るこ
ともできる請求項3の発明によれば、無線装置の無線親
局が、無線通信動作を開始する際に、上記所定の制御デ
ータに予め設定された無線グループ識別情報を付加し、
無線装置の無線子局が、無線親局からの所定の制御デー
タを受信した時に、そのデータに付加された無線グルー
プ識別情報と予め設定された無線グループ識別情報とを
照合し、両識別情報が一致した場合に無線通信動作を開
始するので、そのような処理を行なう無線装置であれ
ば、同一の無線到達エリア内に複数設置することができ
る。
【0105】請求項3の発明によれば、無線装置の無線
親局が、データ通信装置から出力されるデータから上記
所定の制御データの宛先となる画像形成装置の識別番号
を認識し、無線通信動作を開始する際に上記所定の制御
データに上記認識した識別番号を付加し、無線装置の無
線子局が、無線親局からの所定の制御データを受信した
時に、そのデータに付加された識別情報と予め設定され
た識別情報とを照合し、両識別情報が一致した場合に無
線通信動作を開始するので、そのような処理を行なう無
線子局であれば1つの無線装置に複数備えることがで
き、1台の無線親局が複数の無線子局とそれぞれ確実に
通信することができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】請求項1の発明の一実施形態である画像形成装
置管理システムの構成例を示すブロック図である。
【図2】この発明に関する公知の画像形成装置管理シス
テムの構成例を示すブロック図である。
【図3】図2の画像形成装置1〜5の制御部の構成例を
示すブロック図である。
【図4】図3のパーソナルI/F18の構成例を示すブ
ロック図である。
【図5】図2の画像形成装置1〜5の操作表示部の構成
例を示すレイアウト図である。
【図6】図5の文字表示器83に電源投入時に表示され
る画像形成モード画面の一例を示す図である。
【図7】図2のデータ通信装置7の一例を示すブロック
構成図である。
【図8】図7のNCU47の構成例を示すブロック図で
ある。
【図9】図7のデータ通信装置7におけるセレクティン
グ動作の一例を示すフロー図である。
【図10】同じくポーリング動作の一例を示すフロー図
である。
【図11】図1の無線親機101の構成例を示すブロッ
ク図である。
【図12】図1の無線親機101の通信開始動作の一例
を示すフロー図である。
【図13】図1の無線子機102の通信開始動作の一例
を示すフロー図である。
【図14】請求項1の発明の他の実施形態である画像形
成装置管理システムの構成例を示すブロック図である。
【図15】請求項2の発明の一実施形態である画像形成
装置管理システムの構成例を示すブロック図である。
【図16】図15の各無線親機111,121の通信開
始動作の一例を示すフロー図である。
【図17】図15の各無線子機112,122の通信開
始動作の一例を示すフロー図である。
【図18】請求項3の発明の一実施形態である画像形成
装置管理システムの構成例を示すブロック図である
【図19】図18の各無線子機132〜136のディバ
イスコード登録処理一例を示すフロー図である。
【図20】図18の無線親機131の通信開始動作の一
例を示すフロー図である。
【図21】図18の各無線子機132〜136の通信開
始動作の一例を示すフロー図である。
【符号の説明】
1〜5:画像形成装置 6:中央制御装置 7,7′:データ通信装置 8:公衆回線 11,21,41:CPU 13,42:ROM 14,43:RAM 15,44:不揮発性RAM 17a,17b,17c:シリアル通信制御ユニット 18:パーソナルI/F 31:PPCコントローラ 47:NCU 48:モデム 49:LED表示部 51:保護回路 52:ループ電流検出回路 53:リンギング検出回路 54:ライン切替回路 55:ループ形成回路 100,110,120,130:無線装置 101,111,121,131:無線親機 102,112,122,132〜136:無線子機 201:アンテナ 202:無線送信部 203:無線受信部 204:制御部 205:RS485ドライバ 206:不揮発性メモリ

Claims (3)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 複写機等の画像形成装置と通信回線を介
    して接続されたデータ通信装置と、該データ通信装置と
    公衆回線を介して接続された中央制御装置とを備え、前
    記中央制御装置が、前記公衆回線,前記データ通信装
    置,および前記通信回線を介して前記画像形成装置を遠
    隔管理する遠隔管理手段を有する画像形成装置管理シス
    テムにおいて、 前記データ通信装置と前記画像形成装置との間の通信回
    線を無線化する無線装置を設け、 前記無線装置が、前記データ通信装置に有線接続され、
    該データ通信装置から出力されるデータを監視し、所定
    の制御データを検出した時に無線通信動作を開始する無
    線親局と、前記画像形成装置に有線接続され、前記無線
    親局からの前記所定の制御データを受信した時に無線通
    信動作を開始する無線子局とからなることを特徴とする
    画像形成装置管理システム。
  2. 【請求項2】 前記無線装置の無線親局が、無線通信動
    作を開始する際に、前記所定の制御データに予め設定さ
    れた無線グループ識別情報を付加する手段を有し、 前記無線装置の無線子局が、前記無線親局からの前記所
    定の制御データを受信した時に、該データに付加された
    無線グループ識別情報と予め設定された無線グループ識
    別情報とを照合し、両識別情報が一致した場合に無線通
    信動作を開始する手段であることを特徴とする請求項1
    記載の画像形成装置管理システム。
  3. 【請求項3】 前記無線装置の無線親局が、前記データ
    通信装置から出力されるデータから前記所定の制御デー
    タの宛先となる画像形成装置の識別番号を認識し、無線
    通信動作を開始する際に前記所定の制御データに前記認
    識した識別番号を付加する手段を有し、 前記無線装置の無線子局が、前記無線親局からの前記所
    定の制御データを受信した時に、該データに付加された
    識別情報と予め設定された識別情報とを照合し、両識別
    情報が一致した場合に無線通信動作を開始する手段であ
    ることを特徴とする請求項1記載の画像形成装置管理シ
    ステム。
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