JP2002185753A - 中央制御装置とそれを用いた画像形成装置管理システムおよび通信制御方法 - Google Patents

中央制御装置とそれを用いた画像形成装置管理システムおよび通信制御方法

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JP2002185753A
JP2002185753A JP2000380428A JP2000380428A JP2002185753A JP 2002185753 A JP2002185753 A JP 2002185753A JP 2000380428 A JP2000380428 A JP 2000380428A JP 2000380428 A JP2000380428 A JP 2000380428A JP 2002185753 A JP2002185753 A JP 2002185753A
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signal
communication
central control
transmission
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Inventor
Hidehiko Watanabe
秀彦 渡辺
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Ricoh Co Ltd
Original Assignee
Ricoh Co Ltd
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 中央制御装置が、顧客先でPBX又はボタン
電話装置を利用している場合でも、顧客先のデータ通信
装置に対してアクセスできるようにする。 【解決手段】 中央制御装置6が、データ通信装置7に
対する発信の際に、ファクシミリ装置(又はファクシミ
リ機能を有する他の外部機器でもよい)を呼び出すため
の呼び出し信号であるCNG信号を送出し、それに対し
て返信されてくる応答信号であるCED信号を検出した
場合に、CNG信号の送出を停止した後、中央制御装置
6からの通信であることを示す通信識別信号であるDT
MF信号を送出する。但し、DTMF信号の送出を行っ
てから所定時間内にCED信号を受信できなかった場合
に、データ通信装置7への通信を中止した後、データ通
信装置7への通信ができなかった旨を報知する。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】この発明は、中央制御装置と
それを用いた画像形成装置管理システムおよび通信制御
方法に関する。
【0002】
【従来の技術】画像形成装置管理システムとしては、不
特定多数の顧客(ユーザ)先に設置された1台あるいは
複数台の画像形成装置をデータ通信装置(通信アダプ
タ)および公衆回線(又は他の通信回線)を利用して、
サービスセンタ(販売,サービスの拠点)などに設置さ
れている中央制御装置と接続可能にし、その中央制御装
置により公衆回線およびデータ通信装置を介して画像形
成装置を遠隔管理するようにしたものが一般に知られて
いる。
【0003】このような画像形成装置管理システムで
は、データ通信装置が公衆回線にダイレクトに接続され
ている場合、中央制御装置が、顧客先のデータ通信装置
に対するアクセス(発信)の際に、顧客先の電話番号
(データ通信装置が接続されている回線の電話番号)を
ダイヤルして発呼し、最初から中央制御装置からの通信
であることを示す通信識別信号であるDTMF信号(I
Dトーン信号)を送出することにより、データ通信装置
へアクセスすることができる。
【0004】ところで、顧客先に画像形成装置を設置す
る場合、中央管理装置との通信を可能にするためにデー
タ通信装置も設置する必要があるが、その際従来はデー
タ通信装置と中央管理装置とを接続するために専用の回
線を用意する必要があり、通信コストが上昇するという
問題があった。そこで、近年、画像形成装置管理システ
ムとして、ユーザが所有しているファクシミリ機能を有
する外部機器(ファクシミリ装置等)又は電話装置等の
通信機能付き顧客機器(外部機器)用の回線を利用可能
にしたものもある。
【0005】このような画像形成装置管理システムで
は、遠隔管理対象の画像形成装置を設置する場合、公衆
回線と通信機能付き顧客機器としてのファクシミリ機能
を有する外部機器との間にデータ通信装置を設ける必要
があり、そのデータ通信装置には、遠隔管理対象の画像
形成装置を接続する画像形成装置接続部の他に、ファク
シミリ機能を有する外部機器を接続する外部機器接続部
を備える必要がある。そして、そのようなデータ通信装
置を用いた画像形成装置管理システムでは、中央制御装
置が、顧客先のデータ通信装置に対するアクセスの際
に、顧客先の電話番号をダイヤルして発呼し、その顧客
先のデータ通信装置に接続されているファクシミリ機能
を有する外部機器が公衆回線からの着信(呼び出し信号
の受信)によってオフフックして通信回線を捕捉する頃
に、DTMF信号を送出することにより、データ通信装
置へアクセスすることができる。
【0006】一方、顧客先では、1本の回線で複数の通
信機能付き顧客機器を利用したい場合、その回線と各通
信機能付き顧客機器との間に構内交換機(以下「PB
X」ともいう)又はボタン電話装置を介挿するようにし
ている。この場合、PBX又はボタン電話装置と通信機
能付き顧客機器との間の回線は内線となる。このような
環境の顧客先では、例えば外部のファクシミリ装置の発
呼により、PBX又はボタン電話装置に公衆回線からの
着信があると、そのPBX又はボタン電話装置が、オフ
フックして回線を捕捉し、その着信に対する応答後、所
定時間内に外部のファクシミリ装置から送出されるCN
G信号(ファクシミリ装置を呼び出すための呼び出し信
号)を検出した場合に、外部のファクシミリ装置からの
通信と判断し、ファクシミリ装置が接続されている内線
に接続し、そのファクシミリ装置に外部のファクシミリ
装置がデータを送出することができる。
【0007】そこで、このような環境の顧客先に、遠隔
管理対象の画像形成装置を設置する場合は、ファクシミ
リ機能を有する外部機器と内線との間にデータ通信装置
を設ける必要があり、そのデータ通信装置には、公衆回
線とPBX又はボタン電話装置を介して接続する回線接
続部や、遠隔管理対象の画像形成装置を接続する画像形
成装置接続部の他に、ファクシミリ機能を有する外部機
器を内線を介して接続する外部機器接続部を備える必要
がある。
【0008】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら、このよ
うな画像形成装置管理システムにおいては、以下に示す
ような問題がある。すなわち、顧客先のPBX又はボタ
ン電話装置は、公衆回線からの着信時に、一度オフフッ
クし、CNG信号を検出した場合に、ファクシミリ機能
を有する外部機器が接続されている内線に交換(接続)
するが、CNG信号を検出できなかった場合には、ファ
クシミリ機能を有する外部機器が接続されている内線に
交換することができない。したがって、従来の中央制御
装置は、PBX又はボタン電話装置を利用している顧客
先のデータ通信装置にアクセスしようとしても、アクセ
スすることができなかった。
【0009】この発明は上記の問題点に鑑みてなされた
ものであり、中央制御装置が、顧客先でPBX又はボタ
ン電話装置を利用している場合でも、顧客先のデータ通
信装置に対してアクセスできるようにすることを目的と
する。
【0010】
【課題を解決するための手段】この発明は、上記の目的
を達成するため、中央制御装置とそれを用いた画像形成
装置管理システムおよび通信制御方法を提供する。請求
項1の発明による中央制御装置は、公衆回線等の通信回
線と直接もしくは構内交換機又はボタン電話装置を介し
て接続する手段、遠隔管理対象となる複写装置等の画像
形成装置を接続する手段、およびファクシミリ機能を有
する外部機器を接続する手段を有するデータ通信装置と
上記通信回線を介して通信可能に接続し、画像形成装置
を遠隔管理する中央制御装置において、データ通信装置
に対する発信の際に、ファクシミリ機能を有する外部機
器を呼び出すための呼び出し信号を送出する呼び出し信
号送出手段を設けたものである。
【0011】請求項2の発明による中央制御装置は、請
求項1の中央制御装置において、上記呼び出し信号送出
手段による上記呼び出し信号の送出に対して返信されて
くる応答信号を検出する応答信号検出手段と、該手段に
よって上記応答信号が検出された場合に、上記呼び出し
信号送出手段による上記呼び出し信号の送出を停止する
送出停止手段とを設けたものである。請求項3の発明に
よる中央制御装置は、請求項1の中央制御装置におい
て、上記呼び出し信号送出手段による上記呼び出し信号
の送出に対して返信されてくる所定の応答信号を検出す
る応答信号検出手段と、該手段によって上記応答信号が
検出された場合に、当該中央制御装置からの通信である
ことを示す通信識別信号を送出する通信識別信号送出手
段とを設けたものである。
【0012】請求項4の発明による中央制御装置は、請
求項1の中央制御装置において、上記呼び出し信号送出
手段による上記呼び出し信号の送出に対して返信されて
くる所定の応答信号を検出する応答信号検出手段と、該
手段によって上記応答信号が検出された場合に、上記呼
び出し信号送出手段による上記呼び出し信号の送出を停
止する送出停止手段と、該手段によって上記呼び出し信
号の送出が停止された後、当該中央制御装置からの通信
であることを示す通信識別信号を送出する通信識別信号
送出手段とを設けたものである。請求項5の発明による
中央制御装置は、請求項3又は4の中央制御装置におい
て、上記通信識別信号送出手段によって上記通信識別信
号の送出が行われてから所定時間内に所定の応答信号を
受信できなかった場合に、上記データ通信装置への通信
を中止する手段を設けたものである。
【0013】請求項6の発明による中央制御装置は、請
求項5の中央制御装置において、上記通信識別信号送出
手段によって上記通信識別信号の送出が行われてから所
定時間内に所定の応答信号を受信できなかった場合に、
上記データ通信装置への通信ができなかった旨を報知す
る手段を設けたものである。請求項7の発明による中央
制御装置は、請求項1〜6のいずれかの中央制御装置に
おいて、上記データ通信装置に対する発信の際に、上記
呼び出し信号送出手段による上記呼び出し信号の送出が
必要が否かを判定する要否判定手段と、該手段によって
上記呼び出し信号の送出が必要と判定された場合にの
み、該送出を許可する手段とを設けたものである。
【0014】請求項8の発明による中央制御装置は、請
求項7の中央制御装置において、顧客毎に上記通信回線
とデータ通信装置との間の構内交換機又はボタン電話装
置の有無を示す顧客情報を格納する顧客情報格納手段を
設け、上記要否判定手段を、上記データ通信装置に対す
る発信の際に、上記顧客情報格納手段に格納されている
顧客情報に基づいて上記呼び出し信号送出手段による上
記呼び出し信号の送出が必要か否かを判定する手段とし
たものである。請求項9の発明による中央制御装置は、
請求項1〜8のいずれかの中央制御装置において、当該
中央制御装置を通信端末装置とモデム装置とによって構
成し、上記応答信号検出手段に、上記通信端末装置から
上記モデム装置に対するコマンドによって上記応答信号
の検出を制御する手段を備えたものである。
【0015】請求項10の発明による通信制御方法は、
公衆回線等の通信回線と直接もしくは構内交換機又はボ
タン電話装置を介して接続する手段、遠隔管理対象とな
る複写装置等の画像形成装置を接続する手段、およびフ
ァクシミリ機能を有する外部機器を接続する手段を有す
るデータ通信装置と上記通信回線を介して通信可能に接
続し、画像形成装置を遠隔管理する中央制御装置におけ
る通信制御方法において、中央制御装置が、データ通信
装置に対する発信の際に、ファクシミリ機能を有する外
部機器を呼び出すための呼び出し信号を送出し、その上
記呼び出し信号の送出に対して返信されてくる応答信号
を検出した場合に、上記呼び出し信号の送出を停止した
後、当該中央制御装置からの通信であることを示す通信
識別信号を送出するものである。
【0016】請求項11の発明による通信制御方法は、
請求項10の通信制御方法において、中央制御装置が、
上記通信識別信号の送出を行ってから所定時間内に所定
の応答信号を受信できなかった場合に、データ通信装置
への通信を中止するものである。請求項12の発明によ
る通信制御方法は、請求項10又は11の通信制御方法
において、中央制御装置が、上記通信識別信号の送出を
行ってから所定時間内に所定の応答信号を受信できなか
った場合に、データ通信装置への通信ができなかった旨
を報知するものである。請求項13の発明による通信制
御方法は、請求項10〜11のいずれかの通信制御方法
において、中央制御装置が、データ通信装置に対する発
信の際に、上記呼び出し信号の送出が必要が否かを判定
し、必要と判定した場合にのみ、該送出を許可するもの
である。
【0017】請求項14の発明による画像形成装置管理
システムは、中央制御装置によって公衆回線等の通信回
線およびデータ通信装置を介して複写装置等の画像形成
装置を遠隔管理する画像形成装置管理システムにおい
て、データ通信装置に、上記通信回線と直接もしくは構
内交換機又はボタン電話装置を介して接続する手段と、
画像形成装置を接続する手段と、異なるファクシミリ機
能を有する外部機器を接続する手段とを備え、中央制御
装置に、データ通信装置に対する発信の際に、ファクシ
ミリ機能を有する外部機器を呼び出すための呼び出し信
号を送出する呼び出し信号送出手段を設けたものであ
る。
【0018】請求項15の発明による画像形成装置管理
システムは、請求項14の画像形成装置管理システムに
おいて、中央制御装置に、上記呼び出し信号送出手段に
よる上記呼び出し信号の送出に対して返信されてくる応
答信号を検出する応答信号検出手段と、該手段によって
上記応答信号が検出された場合に、上記呼び出し信号送
出手段による上記呼び出し信号の送出を停止する送出停
止手段とを設けたものである。請求項16の発明による
画像形成装置管理システムは、請求項14の画像形成装
置管理システムにおいて、中央制御装置に、上記呼び出
し信号送出手段による上記呼び出し信号の送出に対して
返信されてくる所定の応答信号を検出する応答信号検出
手段と、該手段によって上記応答信号が検出された場合
に、当該中央制御装置からの通信であることを示す通信
識別信号を送出する通信識別信号送出手段とを設けたも
のである。
【0019】請求項17の発明による画像形成装置管理
システムは、請求項14の画像形成装置管理システムに
おいて、中央制御装置に、上記呼び出し信号送出手段に
よる上記呼び出し信号の送出に対して返信されてくる応
答信号を検出する応答信号検出手段と、該手段によって
上記応答信号が検出された場合に、上記呼び出し信号送
出手段による上記呼び出し信号の送出を停止する送出停
止手段と、該手段によって上記呼び出し信号の送出が停
止された後、当該中央制御装置からの通信であることを
示す通信識別信号を送出する通信識別信号送出手段とを
設けたものである。
【0020】請求項18の発明による画像形成装置管理
システムは、請求項16又は17の画像形成装置管理シ
ステムにおいて、中央制御装置に、上記通信識別信号送
出手段によって上記通信識別信号の送出が行われてから
所定時間内に所定の応答信号を受信できなかった場合
に、データ通信装置への通信を中止する手段を設けたも
のである。請求項19の発明による画像形成装置管理シ
ステムは、請求項18の画像形成装置管理システムにお
いて、中央制御装置に、上記通信識別信号送出手段によ
って上記通信識別信号の送出が行われてから所定時間内
に所定の応答信号を受信できなかった場合に、データ通
信装置への通信ができなかった旨を報知する手段を設け
たものである。
【0021】請求項20の発明による画像形成装置管理
システムは、請求項14〜19のいずれかの画像形成装
置管理システムにおいて、中央制御装置に、データ通信
装置に対する発信の際に、上記呼び出し信号送出手段に
よる上記呼び出し信号の送出が必要か否かを判定する要
否判定手段と、該手段により上記呼び出し信号の送出が
必要と判定された場合にのみ、該送出を許可する手段と
を設けたものである。請求項21の発明による画像形成
装置管理システムは、請求項20の画像形成装置管理シ
ステムにおいて、中央制御装置に、顧客毎に上記通信回
線とデータ通信装置との間の構内交換機又はボタン電話
装置の有無を示す顧客情報を格納する顧客情報格納手段
を設け、中央制御装置の要否判定手段を、データ通信装
置に対する発信の際に、上記顧客情報格納手段に格納さ
れている顧客情報に基づいて上記呼び出し信号送出手段
による上記呼び出し信号の送出が必要か否かを判定する
手段としたものである。
【0022】
【発明の実施の形態】以下、この発明の実施形態を図面
に基づいて具体的に説明する。図2は、この発明の基礎
となる画像形成装置管理システムの構成例を示すブロッ
ク図である。この画像形成装置管理システムは、遠隔管
理(遠隔診断)を前提とした複数台の画像形成装置(複
写装置等)1〜5と接続されたデータ通信装置7と、そ
のデータ通信装置7と通信回線(例えば公衆回線)8を
介して接続される中央制御装置6とを備え、中央制御装
置6が、通信回線8,データ通信装置7,および通信回
線を介して各画像形成装置1〜5を集中的に遠隔管理で
きるようにしたものである。
【0023】データ通信装置7は、通信回線8に接続さ
れ、中央制御装置6からの指令信号を画像形成装置1〜
5へ選択的に送信したり、逆に画像形成装置1〜5から
の各種通報を通信回線8を経由して中央制御装置6へ送
信する。このデータ通信装置7は、24時間通電を行っ
ていて、通常画像形成装置1〜5の電源がオフになって
いる夜間でも、中央制御装置6との通信を可能にしてい
る。このデータ通信装置7と各画像形成装置1〜5と
は、シリアル通信インタフェースRS−485(通信回
線)によりマルチドロップ接続されていて、データ通信
装置7からのポーリング,セレクティングにより各画像
形成装置1〜5との通信を行っている。
【0024】図3は、図2の各画像形成装置1〜5の制
御部の構成例を示すブロック図である。各画像形成装置
1〜5の制御部はそれぞれ、CPU11,リアルタイム
クロック回路12,ROM13,RAM14,不揮発性
RAM15,入出力ポート16,およびシリアル通信制
御ユニット17a,17b,17cからなるPPC(複
写装置)コントローラと、パーソナルインタフェース
(以下「インタフェース」を「I/F」ともいう)18
と、システムバス19とを備えている。
【0025】CPU11は、ROM13内の制御プログ
ラムによってこの制御部全体を統括的に制御する中央処
理装置である。リアルタイムクロック回路12は、時刻
情報を発生するものであり、CPU11がそれを読み込
むことによって現在の時刻を知ることができる。ROM
13は、CPU11が使用する制御プログラムを含む各
種固定データを格納している読み出し専用メモリであ
る。RAM14は、CPU11がデータ処理を行う際に
使用するワークメモリ等として使用する一時記憶用メモ
リである。不揮発性RAM15は、後述する図5に示す
操作表示部等からのモード指示の内容などを記憶するメ
モリであり、画像形成装置の電源がオフになっても記憶
内容を保持するようになっている。
【0026】入出力ポート16は、画像形成装置内のモ
ータ,ソレノイド,クラッチ等の出力負荷やセンサ・ス
イッチ類を接続している。シリアル通信制御ユニット1
7aは、操作表示部との信号のやりとりを行っている。
シリアル通信制御ユニット17bは、図示しない原稿送
り部との信号のやりとりを行っている。シリアル通信制
御ユニット17cは、図示しない転写紙後処理部との信
号のやりとりを行っている。
【0027】パーソナルI/F18は、データ通信装置
7との間の通信を司るインタフェース回路であり、CP
U11のデータ通信装置7との通信処理のための負荷を
軽減するために設けられている。もちろん、CPU11
の処理能力が充分であれば、このパーソナルI/F18
の機能をCPU11に取り込んでも差し支えない。この
パーソナルI/F18の主な機能は、以下の(1)〜
(4)に示す通りである。 (1)データ通信装置7からのポーリング,セレクティ
ングの監視 (2)データ通信装置7への肯定応答,否定応答処理 (3)データ通信装置7との間の送受信データの正当性
のチェック,パリティチェック,およびエラー発生時の
再送要求処理 (4)データ通信装置7との間の送受信データのヘッダ
処理
【0028】システムバス19はアドレスバス,コント
ロールバス,データバスからなるバスラインであり、C
PU11,リアルタイムクロック回路12,ROM1
3,RAM14,不揮発性RAM15,入出力ポート1
6,シリアル通信制御ユニット17a,17b,17
c,およびパーソナルI/F18を相互に接続する。
【0029】図4は、図3のパーソナルI/F18の構
成例を示すブロック図である。このパーソナルI/F1
8は、CPU21,デュアルポートメモリ22,レジス
タ23〜26,入力ポート27,シリアル通信制御ユニ
ット28,ローカルバス29,およびディバイスコード
設定スイッチ30によって構成されている。CPU21
は、中央処理装置,ROM,RAM,およびそれらを接
続するバス等からなるワンチップのマイクロコンピュー
タであり、このパーソナルI/F18全体を統括的に制
御する。デュアルポートメモリ22は、CPU21と図
3のCPU11の双方から読み書き可能であり、パーソ
ナルI/F18とPPCコントローラ31との間でのテ
キストデータの授受に使用されるデータメモリである。
【0030】なお、PPCコントローラ31は上述した
CPU11,リアルタイムクロック回路12,ROM1
3,RAM14,不揮発性RAM15,入出力ポート1
6,およびシリアル通信制御ユニット17a,17b,
17cによって構成される。レジスタ23〜26は、上
記テキストデータの授受時に制御用として使用される
が、詳細な説明は省略する。ディバイスコード設定スイ
ッチ30は、画像形成装置毎に固有のディバイスコード
(識別番号)を設定するためのものであり、データ通信
装置7からのポーリング,セレクティング時のディバイ
スコード識別用として使用される。シリアル通信制御ユ
ニット28は、データ通信装置7および/または他の画
像形成装置のパーソナルI/F18と接続される。
【0031】図5は、各画像形成装置1〜5の操作表示
部の構成例を示すレイアウト図である。なお、この操作
表示部は、各画像形成装置1〜5が複写装置の場合に対
応するものである。この操作表示部は、一般の制御部
(例えば図3に示した各画像形成装置1〜5における制
御部)と同様に、制御プログラムを格納したROM,そ
の制御プログラムによって各種制御を実行するCPU,
データを一時格納するRAM,電源がオフになっても記
憶内容を保持する不揮発性RAM,シリアル通信制御ユ
ニット,および入出力ポート等を備えており、図3のシ
リアル通信制御ユニット17aとデータ授受を行うが、
その詳細は省略する。
【0032】この操作表示部は、上述した制御部の他
に、テンキー71,クリア/ストップキー72,プリン
トキー73,エンタキー74,割り込みキー75,予熱
/モードクリアキー76,モード確認キー77,画面切
り替えキー78,呼び出しキー79,登録キー80,ガ
イダンスキー81,表示用コントラストボリューム8
2,および文字表示器83を備えている。テンキー71
は、コピー(画像形成)枚数や倍率等の数値を入力する
ためのキーである。クリア/ストップキー72は、置数
(コピー枚数)をクリアしたり、コピー動作をストップ
させたりするためのキーである。
【0033】プリントキー73は、プリント動作を含む
コピー動作を実行開始させるためのキーである。エンタ
キー74は、ズーム倍率や綴じ代寸法用置数等の数値の
指定を確定させるためのキーである。割り込みキー75
は、コピー中に割り込んで別の原稿をコピーする時など
に使用するキーである。予熱/モードクリアキー76
は、設定した全てのコピーモードの内容を取り消した
り、予熱を設定して節電状態にしたりするためのキーで
ある。モード確認キー77は、文字表示器83に選択的
に表示される各コピーモードを一覧表示で確認するため
のキーである。
【0034】画面切り替えキー78は、文字表示器83
の表示形態を使用者の熟練度に応じて切り替えるための
キーである。呼び出しキー79は、ユーザプログラムを
呼び出すためのキーである。登録キー80は、ユーザプ
ログラムを登録するためのキーである。ガイダンスキー
81は、文字表示器83にガイダンスメッセージ等を表
示するためのキーである。表示用コントラストボリュー
ム82は、文字表示器83のコントラストを調整するた
めのものである。
【0035】文字表示器83は、液晶(LCD),蛍光
表示管等のフルドット表示素子を用い、その上に多数の
タッチセンサを内蔵(例えば8×8表示画素毎にある)
した略透明なシート状のマトリックスタッチパネルを重
ねており、電源投入により、例えば図6に示すような画
像形成装置の状態(「コピーできます」「コピー中で
す」「転写紙がありません」等),コピー枚数,各種キ
ーを示す通常のコピーモード画面を表示する。
【0036】ここで、その画面上のキー(表示部)を押
下(タッチ)することにより、給紙段(用紙サイズ),
自動用紙(原稿サイズと設定倍率により最適な転写紙が
収納されている給紙段が自動選択される),画像濃度
(コピー濃度),自動濃度(原稿の濃度に応じて画像濃
度が自動選択される),変倍率(等倍,縮小,拡大,用
紙指定変倍,ズーム変倍,寸法変倍),両面モード,綴
じ代モード,ソートモード等のコピー動作に関わる各種
のコピーモードを任意に選択することができ、押下され
たキーは白黒反転表示に切り替わる。
【0037】図7は、図2のデータ通信装置7の構成例
を示すブロック図である。このデータ通信装置7は、C
PU41,RAM42,ROM43,リアルタイムクロ
ック回路(RTC)44,画像形成装置I/F45,網
制御装置(以下「NCU」という)46,およびモデム
47によって構成されている。
【0038】CPU41は、ROM42内の制御プログ
ラムによって次のような制御を行う。つまり、複数台の
画像形成装置1〜5を制御したり、通信回線8経由で中
央制御装置6に対する指令信号の送受信を制御したり、
画像形成装置1〜5からの各種通報により、通信回線8
経由で中央制御装置6に対して発呼を行ったり、通信回
線8を画像形成装置1〜5側に接続するか、一般電話器
(TEL)又はファクシミリ装置(FAX)側に接続す
るかの切り替え制御を行うなど、このデータ通信装置7
全体を統括的に制御する中央処理装置である。
【0039】RAM42は、CPU41がデータ処理を
行う際に使用するワークメモリ、中央制御装置6および
複数台の画像形成装置1〜5の一方から他方への送信デ
ータや、複数台の画像形成装置1〜5の中から1台を特
定するそれぞれのディバイスコード(識別番号)および
IDコード,中央制御装置6の電話番号,回線接続が成
功しなかった場合の再発呼回数(リトライ回数),再発
呼間隔などを記憶するメモリであり、電源がオフになっ
ても記憶内容を保持するようになっている。ROM43
は、CPU41が使用する制御プログラムを含む各種固
定データを格納している読み出し専用メモリである。
【0040】リアルタイムクロック回路44は、時刻情
報を発生するものであり、CPU41がそれを読み込む
ことによって現在の時刻を知ることができる。画像形成
装置I/F45は、画像形成装置接続手段であり、遠隔
管理対象となる各画像形成装置1〜5と接続する。NC
U46は、回線接続手段(自動発着信機能を含む)およ
び外部機器接続手段からなり、通信回線8と接続した
り、ファクシミリ装置(FAX)又は一般電話器と接続
する。モデム47は、中央制御装置6へデータを送信す
るとき、そのデータを通信回線8に流せる形に変調す
る。また、中央制御装置6から送られてくる変調された
データを受信したとき、そのデータを復調する。
【0041】モデム47とCPU41とは、送信データ
(TX),受信データ(RX)のデータ線、および送信
可能信号(CTS),送信要求信号(RTS),データ
セットレディ信号(DSR),キャリア検出信号(DC
D)の信号線によって接続されており、モデム47はC
PU41からの送信要求信号(RTS)およびキャリア
検出信号(DCD)に従って制御する。また、NCU4
6とモデム47とは、受信データ(RXA)および送信
データ(TXA)の信号線によって接続されている。受
信データ(RXA)は中央制御装置6のモデムにより変
調されたアナログ信号、送信データ(TXA)はモデム
47によって変調されたアナログ信号である。
【0042】図8は、図7のNCU46の構成例を示す
ブロック図である。NCU46は、保護回路51,ルー
プ電流検出回路52,リンギング検出回路53,ライン
切替回路54,ループ形成回路55,ハイインピダンス
トランス56,およびDTMF検出回路57等によって
構成されている。保護回路51は、通信回線8からのノ
イズから装置を保護するための回路である。ループ電流
検出回路52は、ループ形成回路55により形成される
直流ループに流れる電流(ループ直流)を検出するもの
であり、図示しない両方向性のフォトカプラ等からな
る。リンギング検出回路53は、通信回線8からのリン
ギングを検出するものである。
【0043】ライン切替回路54は、通信回線8を図7
のモデム47側に接続するか、外付けの一般電話器(T
EL)又はファクシミリ装置(FAX)側に接続するか
の切り替えを行うものである。ループ形成回路55は、
オフフックして回線をつかんだ(通信回線8中の顧客が
所有する1回線を構成するラインL1,L2を直流的に
閉結した)際に直流ループを形成し、通信回線8との間
でモデム信号の送受信を行うものである。ハイインピダ
ンストランス56は、中央制御装置6から送られてくる
DTMF信号をDTMF検出回路57が検出(受信)す
るために、そのDTMF信号を抽出するものである。D
TMF検出回路57は、ハイインピダンストランス56
によって抽出されたDTMF信号を検出し、CPU41
へ出力するものである。
【0044】ここで、ループ形成回路55によって回線
が補足されている場合、またはラインL1,L2に接続
されている一般電話器(TEL)又はファクシミリ装置
(FAX)によってループ回線が補足されている場合の
いずれにおいても、DTMF検出回路57によってDT
MF信号を検出できるように、そのDTMF検出回路5
7とループ電流検出回路52との間にハイインピダンス
トランス56を設けている。
【0045】次に、この画像形成装置管理システムの概
略機能について説明する。この画像形成装置管理システ
ムの機能には、大きく分けて以下の(1)〜(3)に示
す3種類の機能がある。 (1)中央制御装置6から画像形成装置1〜5への通信
制御 (2)画像形成装置1〜5から中央制御装置6又はデー
タ通信装置7への通信制御 (3)データ通信装置7独自の制御 (1)の中央制御装置6から画像形成装置1〜5への通
信制御には、例えば以下の(a)〜(c)に示すものが
ある。
【0046】(a)特定の画像形成装置のトータル画像
形成枚数(積算画像形成枚数),給紙段(給紙トレイ)
毎の画像形成枚数,転写紙サイズ毎の画像形成枚数,ミ
スフィード回数,転写紙サイズ毎のミスフィード回数,
転写紙搬送位置毎のミスフィード回数等のカウンタ情報
の読み取りおよびリセット (b)画像形成装置を構成する各ユニットの制御電圧,
電流,抵抗,タイミング等の調整値の設定および読み取
り (c)(2)の通信制御による画像形成装置1〜5から
中央制御装置6への通信制御に対する結果(テキスト)
返送 これらの制御は、中央制御装置6からの指令信号を受信
して、データ通信装置7から画像形成装置1〜5へのセ
レクティングによって行う。セレクティングとは、接続
されている5台の画像形成装置1〜5の中から1台を選
択して通信する機能をさす。
【0047】図9は、データ通信装置7におけるセレク
ティング動作の一例を示すフローチャートである。各画
像形成装置1〜5はそれぞれ、ユニークな(特定の)デ
ィバイスコードを持っており、データ通信装置7は、予
め定められたセレクティング機能を示す特定コード(又
はコードの組み合わせ)であるセレクティング信号(S
A信号)と選択すべき画像形成装置のディバイスコード
とをシリアル通信インタフェースRS−485上に送出
する。
【0048】各画像形成装置1〜5はそれぞれ、セレク
ティング信号により、次に続くディバイスコードと自己
のディバイスコードとを比較し、両コードが一致した時
に自分がセレクティングされたことを知る。ここで、セ
レクティングされた画像形成装置は、送出すべきデータ
がある場合には、予め定められた特定コード(又はコー
ドの組み合わせ)によるビジー(Busy)応答を出力
する。データ通信装置7は、このビジー応答を受ける
と、セレクティング動作を中断し、以下に述べるポーリ
ング動作に移行する。
【0049】セレクティングされた画像形成装置は、送
出すべきデータがない場合には、セレクティングに対応
可能か否かを判断し、対応可能ならば予め定められた特
定コード(又はコードの組み合わせ)による肯定応答を
出力してデータ通信装置7との通信を実行する。対応不
可能の場合は、予め定められた特定コード(又はコード
の組み合わせ)による否定応答を出力してデータ通信装
置7との通信を終了する。また、データ通信装置7が出
力したディバイスコードに対応する画像形成装置が電源
オフなどの理由で肯定応答も否定応答も出力できない場
合には、データ通信装置7は予め定められた一定時間経
過後にセレクティング動作を終了する。
【0050】(2)の画像形成装置1〜5から中央制御
装置6又はデータ通信装置7への通信制御には、例えば
以下の(a)〜(e)に示すものがある。 (a)各画像形成装置1〜5はそれぞれ、画像形成動作
が不可能となる異常(故障)が発生した場合、その旨を
示す情報(緊急コール情報)を即時にデータ通信装置7
および通信回線8を介して中央制御装置6へ通報する
(緊急通報)。 (b)各画像形成装置1〜5はそれぞれ、使用者(顧
客)による操作表示部上のキー操作により、画像形成モ
ードからそれとは異なる使用者が必要な要求(修理依頼
やサプライ補給依頼)を入力するための使用者要求入力
モードに移行して、操作表示部の文字表示器83に使用
者要求入力画面を表示し、その画面上の所定キーの押下
によって使用者が必要な要求が入力された時に、その要
求情報(緊急コール情報)を即時にデータ通信装置7お
よび通信回線8を介して中央制御装置6へ通報する(緊
急通報)。
【0051】(c)各画像形成装置1〜5はそれぞれ、
積算画像形成枚数が予め設定された一定枚数(契約枚
数)に達する毎に、積算画像形成枚数または転写紙の発
注情報等の情報(緊急コール情報)を即時にデータ通信
装置7および通信回線8を介して中央制御装置6へ通報
する(緊急通報)。 (d)各画像形成装置1〜5はそれぞれ予め設定された
一定期間毎に積算画像形成枚数を示す情報をデータ通信
装置7へ通報し、そのデータ通信装置7はその日(当
日)の指定時刻(これは中央制御装置6により設定さ
れ、データ通信装置7内のRAM42に記憶しておく)
にそれまでに受信した情報をまとめて通信回線8を介し
て中央制御装置6へ通報する(非緊急通報)。この通信
制御には、指定時刻に達する前にそれまでに受信した情
報の通報回数が予め定められた回数に達した場合、その
指定時刻を待たずに中央制御装置6への送信を行う制御
も含まれる。
【0052】(e)各画像形成装置1〜5はそれぞれ、
画像形成動作開始は可能であるが、交換部品の指定回
数,指定時間への接近,センサの規格レベルへの到達な
ど、予防保全を必要とする事象が発生した場合にその旨
を示す情報をデータ通信装置7へ通報し、そのデータ通
信装置7はその日の指定時刻(これは中央制御装置6に
より設定され、データ通信装置7内のRAM42に記憶
しておく)にそれまでに受信した情報をまとめて通信回
線8を介して中央制御装置6へ通報する(非緊急通
報)。この通信制御には、指定時刻に達する前にそれま
でに受信した情報の通報回数が予め定められた回数に達
した場合、その指定時刻を待たずに中央制御装置6への
送信を行う制御も含まれる。これらの通信制御は、デー
タ通信装置7からのポーリング時に行う。ポーリングと
は、接続されている5台の画像形成装置1〜5を順番に
指定し、その指定された画像形成装置からの通信要求の
有無を確認する機能をさす。
【0053】図10は、データ通信装置7におけるポー
リング動作の一例を示すフローチャートである。データ
通信装置7は、予め定められたポーリング機能を示す特
定コード(又はコードの組み合わせ)であるポーリング
信号(PA信号)と選択すべき画像形成装置のディバイ
スコードとをシリアル通信インタフェースRS−485
上に送出する。各画像形成装置1〜5はそれぞれ、ポー
リング信号により、次に続くディバイスコードと自己の
ディバイスコードとを比較し、両コードが一致した時に
自分がポーリングされたことを知る。
【0054】次に、ポーリングされた画像形成装置は、
送出データ(データ通信装置7又は中央制御装置6に対
する通信要求)があればデータ通信装置7との通信を開
始し、通信要求がない時又は開始した通信が終了した時
は予め定められた特定コード(又はコードの組み合わ
せ)による終了応答を出力してデータ通信装置7との通
信を終了する。データ通信装置7は、終了応答を受け取
ると、次の画像形成装置へのポーリングに移行する。
【0055】また、データ通信装置7が出力するディバ
イスコードに対応する画像形成装置が、電源オフなどの
理由で通信を開始できなかったり、あるいは終了応答も
出力できない場合、データ通信装置7は予め定められた
一定時間経過後にポーリング動作を終了する。このポー
リングは、セレクティングが発生しない限り、接続され
ている各画像形成装置1〜5に対して順次繰り返され
る。
【0056】(3)のデータ通信装置7独自の制御に
は、例えば以下の(a)(b)に示すものがある。 (a)トータルカウンタ値の読み出し (b)(2)の通信制御による画像形成装置1〜5から
データ通信装置7への通信の結果返送 トータルカウンタ値の読み出しの制御は、データ通信装
置7から画像形成装置1〜5への1日1回定時(0時0
分、但しこの時刻に画像形成装置の電源がオフになって
いる場合は、この時刻以降に初めて電源がオンになった
時)のセレクティングによって行う。
【0057】データ通信装置7は、トータルカウンタ用
のメモリをRAM42に2個(仮にこれらをそれぞれ
A,Bとする)用意してあり、上記1日1回のセレクテ
ィングによって読み取ったトータルカウンタ値をメモリ
Aに書き込む。したがって、メモリAは毎日(但し例え
ば休日のように1日中画像形成装置の電源がオン状態に
ならない場合はこの限りでない)前日の値が書き換えら
れることになる。また、毎月1回予め決められた日時
(これは中央制御装置6により設定され、データ通信装
置7内のRAM42に記憶される)にメモリAに記憶さ
れているトータルカウンタ値をメモリBにコピーする。
データ通信装置7から中央制御装置6へはメモリBの内
容が送られるが、その転送方法には以下の(a)(b)
に示す2通りの方法がある。
【0058】(a)中央制御装置6は、上記日時(メモ
リAの内容がメモリBにコピーされる日時)以降にデー
タ通信装置7のメモリBに記憶されたトータルカウンタ
値を読みにいく。つまり、データ通信装置7へアクセス
(発呼して対応する読み取り指令を送信)し、そのデー
タ通信装置7から送信されるメモリBの内容(各画像形
成装置1〜5のトータルカウンタ値)を取得する。 (b)データ通信装置7は、上記日時以降に自発呼して
メモリBに記憶されたトータルカウンタ値を通信回線8
を介して中央制御装置6へ送出する。なお、自発呼を行
う日時も中央制御装置6により設定され、データ通信装
置7内のRAM42に記憶される。なお、データ通信装
置7は、メモリA,Bを組み合わせたメモリを複数組用
意している。これは、例えば白黒コピー用,アプリケー
ションコピー用,カラーコピー用等の種々のトータルカ
ウンタ値が考えられるためである。
【0059】図11は、中央制御装置6とデータ通信装
置7との間で授受されるテキストデータの構成例を示す
図である。図11において、通番は1回の送信の中での
通信ブロック番号であり、最初のブロックは「01」で
始め、以降1ずつ増加させて「99」の次は「00」と
する。IDコードは、データ通信装置7およびそのデー
タ通信装置7に接続された5台の画像形成装置1〜5か
ら1台の画像形成装置を特定する目的を持っている。識
別コードは、通信目的の種類を示すコード(処理コー
ド)にテキストデータの発信元,受信先を付加したもの
である。処理コードは、表1のように決められている。
【0060】
【表1】
【0061】情報レコードは情報コード,データ部桁
数,及びデータ部よりなり、表2のように決められてい
る。IDコードと識別コードとの間、識別コードと情報
レコードとの間、情報レコードと情報レコードとの間に
は、それぞれセミコロン(;)によるセパレータが挿入
される。
【0062】
【表2】
【0063】図12は、データ通信装置7と画像形成装
置1〜5のパーソナルI/F18との間で授受されるテ
キストデータの構成例を示す図である。ディバイスコー
ドは、前述のように各画像形成装置1〜5毎にディバイ
スコード設定スイッチ30(図4参照)によってそれぞ
れ固有に設定され、図11のIDコードとの関連は画像
形成装置を初めてデータ通信装置7に接続したインスト
ール時にその画像形成装置から読み込んでデータ通信装
置7内のRAM42に記憶され、以降テキストデータの
送出方向により適宜変換される。処理コードは前述した
ように通信目的の種類を示すコードであり、図11の識
別コードからテキストデータの発信元,受信先を削除し
たものである。これも、テキストデータの送出方向によ
り、データ通信装置7によって適宜付加,削除される。
【0064】図13は画像形成装置1〜5のパーソナル
I/F18とPPCコントローラ31(図4参照)との
間で授受されるテキストデータの構成例を示す図であ
り、図12に示したデータ通信装置7とパーソナルI/
F18との間で授受されるテキストデータからヘッダ,
ディバイスコード,およびパリティ部分を取り除いたも
のである。
【0065】図14は、中央制御装置6の概略構成例を
示すブロック図である。中央制御装置6は、モデム装置
101と通信端末装置102とによって構成されてい
る。通信端末装置102は、装置本体103およびディ
スプレイ104を備えている。装置本体103は、制御
プログラムを格納したROM,その制御プログラムによ
って各種制御を実行するCPU,およびデータの読み書
きが可能なRAM等からなるマイクロコンピュータを用
いた制御部の他に、ハードディスク105を設けてい
る。
【0066】この通信端末装置102は、モデム装置1
01とRS232C等のシリアルインタフェースによっ
て接続されており、モデム装置101および通信回線8
を介してデータ通信装置7と通信可能に接続し、そのデ
ータ通信装置7との間でデータ通信を行う。ディスプレ
イ104は、データ通信装置7から受信したデータを含
む各種データを表示する。ハードディスク105は、顧
客先の電話番号(顧客先のデータ通信装置7が接続され
ている回線の電話番号)やデータ通信装置7から受信し
たデータ等の各種データを保存する。
【0067】図15は、図14のモデム装置101の構
成例を示すブロック図である。このモデム装置101
は、保護回路61,ループ電流検出回路62,リンギン
グ検出回路63,極性反転検出回路64,ループ形成回
路65,モデム66,CPU67,ROM68,RAM
69,およびRS232Cドライバ/レシーバ70によ
って構成されている。保護回路61は、通信回線8から
のサージなどから回路を守るための回路である。ループ
電流検出回路62は、ループ形成回路65により形成さ
れる直流ループに流れる電流(直流電流)を検出するも
のである。
【0068】リンギング検出回路63は、通信回線8か
らの呼び出し信号(リンギング)を検出するものであ
る。極性反転検出回路64は、通信回線8の極性の反転
を検出するものである。ループ形成回路65は、オフフ
ックして回線を閉結した際に直流ループを形成し、通信
回線8との間で通信信号(モデム信号)の送受信を行う
ものである。モデム66は、通信回線8を介してデータ
通信装置7との間で送受信するデータを変復調するもの
である。
【0069】CPU67は、ROM68内の制御プログ
ラムによってモデム装置101全体を統括的に制御する
ものである。ROM68は、CPU67が使用する制御
プログラムを含む各種固定データを格納している読み出
し専用メモリである。RAM69は、データを一時保存
するメモリである。RS232Cドライバ/レシーバ7
0は、通信端末装置102との間でデータのやりとりを
行うものである。
【0070】次に、データ通信装置7が中央制御装置6
からの着信を認識する手順を説明する。データ通信装置
7では、NCU46のライン切替回路54が、通信回線
(公衆回線)8のラインL1,L2(1回線)を一般電
話器又はファクシミリ装置との接続に切り替えている。
通常、ラインL1,L2にはファクシミリ装置が接続さ
れているので、ここではラインL1,L2にファクシミ
リ装置が接続されているときの動作について説明する。
【0071】中央制御装置6は、データ通信装置7へア
クセスする場合、まずデータ通信装置7が接続されてい
る回線(顧客先)の電話番号をダイヤルする。それによ
って、通信回線8からデータ通信装置7へ呼び出し信号
が送出される。データ通信装置7では、通信回線8のラ
インL1,L2がNCU46のライン切替回路54を介
してファクシミリ装置に接続されているので、そのファ
クシミリ装置が通信回線8からの呼び出し信号を受け、
回線を捕捉する(ラインL1,L2を直流的に閉結す
る)。データ通信装置7のループ電流検出回路52は、
ファクシミリ装置が回線を補足することによってループ
電流を検出し、その旨を示す信号(ループ電流検出信
号)をCPU41へ出力する。
【0072】CPU41は、ループ電流検出信号が入力
されると、ファクシミリ装置がオフフックして回線を補
足したことを認識し、モデム47に対してDTMF受信
モードに移行すべく対応するコマンドを送信する。モデ
ム47は、そのコマンドを受信すると、DTMF受信モ
ードに移行し、DTMF信号の受信が可能になる。中央
制御装置6は、データ通信装置7が接続されている回線
の電話番号をダイヤルした後、そのデータ通信装置7が
オフフックした頃に、中央制御装置6からの通信である
ことを示すDTMF信号を送出する。ここで、DTMF
信号(IDトーン信号ともい4)は、例えば「123
4」の文字列を示す信号である。
【0073】データ通信装置7は、DTMF受信モード
になっているので、中央制御装置6から送られてくるD
TMF信号を受信(検出)し、その受信結果から「12
34」の文字列を認識できた場合、中央制御装置6から
の通信であると判断し、ライン切替回路54によって回
線をファクシミリ装置からループ形成回路55への接続
に切り替え、更にDTMF信号が所定時間(一定時間)
検出できなくなったところで、CPU41がモデム47
にデータ通信モードへ移行するように対応するコマンド
を送出する。モデム47は、そのコマンドを受けると、
回線にアンサトーン信号を送出し、通信状態となる。
【0074】一方、一般のファクシミリ装置からの着信
の場合は、モデム47がDTMF受信モード中に、DT
MF信号が検出されることがないので、ライン切替回路
54は上述の切り替えを行わず、回線をファクシミリ装
置に接続したままとするので、通常のファクシミリ通信
が可能となる。
【0075】次に、この発明を実施する画像形成装置管
理システムについて、図1および図16以降の各図面も
参照して具体的に説明する。図1はこの発明を実施する
画像形成装置管理システムの構成例を示すブロック図で
あり、図2を含む各図面と一致する部分には同一符号を
付してそれらの説明を省略する。図1に示す画像形成装
置管理システムでは、通信回線8とデータ通信装置7と
の間にPBX(ボタン電話装置でもよい)9を介挿して
いる。
【0076】図16は、PBX9およびその周辺装置の
構成例を示すブロック図である。PBX9は、回線I/
F111,回線交換部112,および内線I/F113
からなる。回線I/F111は、通信回線(公衆回線)
8と接続する。回線交換部112は、通信回線8側と内
線側とを接続交換する。内線I/F113は、複数の内
線をそれぞれ介して図1に示した複数台の画像形成装置
1〜5,電話器121,122,ファクシミリ装置13
1,132などと接続する。なお、実際には、複数台の
画像形成装置1〜5およびファクシミリ装置131はデ
ータ通信装置7を介してそれぞれ対応する内線に接続さ
れる。
【0077】このPBX9は、通信回線8から着信があ
ると、回線を補足し、CNG信号(呼び出し信号)を検
出する処理を行う。着信に対する応答後、所定時間内に
CNG信号が検出されなければファクシミリ装置(ファ
クシミリ機能を有する外部機器であれば何でもよい)以
外からの通信と判断し、予め決められた電話器が接続さ
れている内線に通信回線8を接続する。着信に対する応
答後、所定時間内にCNG信号を検出した場合は、ファ
クシミリ装置からの通信と判断し、ファクシミリ装置1
31が接続されている内線に接続する。
【0078】ここで、この発明を実施する画像形成装置
管理システムでは、この発明による各種の機能(手段お
よび方法)に対応する制御プログラムを中央制御装置6
を構成するモデム装置101内のROM68および通信
端末装置102の装置本体103内の図示しないROM
(又はハードディスク105)に予め記憶しておき、モ
デム装置101内のCPU67および装置本体103内
の図示しないCPUが上記制御プログラムに従って動作
すると共に、通信端末装置102のディスプレイ104
等を使用することにより、上記各種の機能を実現するこ
とができる。
【0079】以下、中央制御装置6による顧客先のPB
X9に接続されているデータ通信装置7に対する通信制
御(各請求項に対応する実施形態)について、図17お
よび図18も参照して説明する。
【0080】〔第1実施形態:図17,図18〕図17
は、中央制御装置6と顧客先との間の通信手順の一例を
示す説明図である。図18および図19は、中央制御装
置6における通信制御の一例を示すフローチャートであ
る。中央制御装置6では、通信端末装置102がモデム
装置101とRS232Cインタフェースを経由して接
続し、ATコマンドを用いてモデム装置101とコマン
ドのやりとりを行う。
【0081】中央制御装置6の通信端末装置102の装
置本体103は、例えば顧客先の画像形成装置のトータ
ルカウンタ値等のデータを取得するため、その画像形成
装置が接続されているデータ通信装置7に対する発信要
求があると、モデム装置101に対してダイヤル送出コ
マンド、例えばATDコマンド「ATD03−1234
−5678;」を送出する。ATDコマンドの最後
の「;」はまだコマンドモードが続くことを意味する。
モデム装置101は、通信端末装置102からダイヤル
送出コマンド(ATDコマンド)を受信すると、通信端
末装置102へ「OK」レスポンスを返送するととも
に、オフフックして通信回線8上に顧客先の電話番号
(例えば「03−1234−5678」)を示すダイヤ
ル信号を送出する。
【0082】通信端末装置102の装置本体103は、
モデム装置101へのダイヤル送出コマンドの送出に対
して返送されてくる「OK」レスポンスを受信すると、
モデム装置101へファクシミリ装置の応答信号である
CED信号(所定の応答信号)を受信(検出)するため
のCED信号受信モードに移行させるために、CED受
信コマンドを送出する。このコマンドは、例えば「AT
&C1」とする。モデム装置101は、通信回線8上へ
のダイヤル信号の送出後、通信回線8の極性反転を検出
すると、通信回線8上にCNG信号を送出し、通信端末
装置102からのCED受信コマンドの受信によってC
ED受信モードに移行し、通信端末装置102へ「O
K」レスポンスを返送する。
【0083】一方、顧客先のPBX9では、通信回線8
からの着信を検出し、応答する。また、応答とともにC
NG信号を受信するためのCNG受信モードに移行し、
中央制御装置6から送出されるCNG信号を受信する
と、ファクシミリ装置からの通信と判断し、ファクシミ
リ装置131が接続されている内線5を呼び出し、その
ファクシミリ装置131からデータ通信装置7を介して
応答があると、通信回線8に内線5を接続する。ファク
シミリ装置131は、応答後、CED信号をデータ通信
装置7およびPBX9を介して通信回線8上に送出す
る。
【0084】ここで、一般のPBXでは、複数の内線に
それぞれファクシミリ装置が接続されている場合、外部
のファクシミリ装置の発呼により、通信回線から着信が
あったとき、予め設定された優先順位の最も高いファク
シミリ装置が接続されている内線を呼び出し、そのファ
クシミリ装置から応答があると、通信回線8にその内線
を接続するが、そのファクシミリ装置から応答がない
と、異常と判断し、次に優先順位の高いファクシミリ装
置が接続されている内線を呼び出し、以後同様の処理を
行う。
【0085】そこで、PBX9では、ファクシミリ装置
131が接続されている内線5の優先順位をファクシミ
リ装置132が接続されている内線6の優先順位よりも
高く設定している。したがって、外部のファクシミリ装
置又は中央制御装置6の発呼により、通信回線8から着
信があったとき、まずファクシミリ装置131が接続さ
れている内線5を呼び出し、そのファクシミリ装置13
1から応答があると、通信回線8に内線5を接続する
が、ファクシミリ装置131から応答がないと、ファク
シミリ装置132が接続されている内線6を呼び出すこ
とになる。
【0086】中央制御装置6のモデム装置101は、通
信回線8上へのCNG信号の送出に対して返信されてく
るCED信号を受信すると、CNG信号の送出を停止す
ると共に、通信端末装置102に対して文字列「CE
D」を示す信号を送る。通信端末装置102の装置本体
103は、モデム装置101へのCED受信コマンドの
送出後、「OK」レスポンスを受信し、更に「CED」
を示す信号を受信すると、顧客先のファクシミリ装置が
応答したことを認識し、モデム装置101へCED受信
モードを終了させるためにCED受信終了コマンドを送
る。このコマンドは、例えば「AT&C0」とする。
【0087】モデム装置101は、CED受信終了コマ
ンドを受信すると、CED受信モードを終了して通常の
コマンドモードに移行し、通信端末装置102へ「O
K」レスポンスを返送する。通信端末装置102の装置
本体103は、モデム装置101へのCED受信終了コ
マンドの送出に対して返送されてくる「OK」レスポン
スを受信すると、中央制御装置6からの通信であること
(この例では「1234」)を示す通信識別信号である
DTMF信号(IDトーン)を通信回線8上に送出させ
るために、モデム装置101へコマンド「ATDT12
3412341234」を送る。モデム装置101は、
そのコマンドを受信すると、通信端末装置102へ「O
K」レスポンスを返送し、通信回線8上に「12341
2341234」を示すDTMF信号(DTMFトー
ン)を送出した後、図示しないタイマをリセット・スタ
ートする。
【0088】データ通信装置7では、ファクシミリ装置
131のオフフックを検出してDTMF受信モードに移
行しており、中央制御装置6から送られてくる「123
4…」を示すDTMF信号を受信すると、中央制御装置
からの通信(着信)であることを認識し、ライン切替回
路54によって回線をファクシミリ装置131からルー
プ形成回路55への接続に切り替え、モデム47によっ
てアンサトーン信号(所定の応答信号)を送出させ、デ
ータ通信モードへ移行する。このとき、DTMF信号が
所定時間受信できなくなったところで、CPU41がモ
デム47にデータ通信モードへ移行させるために対応す
るコマンドを送出する。
【0089】中央制御装置6のモデム装置101は、通
信回線8上へDTMF信号を送出してからタイマによる
計測時間が所定時間を経過する前にアンサトーン信号
(所定の応答信号)を受信した場合は、ネゴシエーショ
ンを行い、通信端末装置102へ「OK」レスポンスを
返送した後、接続信号(CONNECT)を送出し、顧
客先のデータ通信装置7とデータ通信を行い、その通信
が終了した時点でタイマを停止すると共に、顧客先のP
BX9との回線を切断し、通信制御の動作を終了する。
【0090】また、通信回線8上へDTMF信号を送出
してからタイマによる計測時間が所定時間を経過する前
にアンサトーン信号(所定の応答信号)を受信できなか
った場合(タイムアウトした場合)は、顧客先のファク
シミリ装置131で異常が発生し、通信回線8が他のフ
ァクシミリ装置132が接続されている内線6への接続
に切り替わっている可能性があるため、顧客先のデータ
通信装置7との通信ができないと判断して、そのデータ
通信装置7への通信を中止を示す通信中止信号を通信端
末装置102へ送出し、更にタイマを停止すると共に顧
客先のPBX9との回線を切断し、通信制御の動作を終
了する。
【0091】通信端末装置102の装置本体103は、
モデム装置101へのコマンド「ATDT123412
341234」の送出に対して返送されてくる「OK」
レスポンスを受信した後、接続信号(CONNECT)
を受信した場合にはデータ通信モードに移行するが、通
信中止信号を受信した場合にはデータ通信装置7への通
信ができなかった旨をディスプレイ104への表示によ
って報知し、通信制御の動作をそのまま終了する。な
お、スピーカを備えている場合は、データ通信装置7へ
の通信ができなかった旨をスピーカによる音声出力によ
って報知することもできる。
【0092】このように、第1実施形態によれば、中央
制御装置6が、データ通信装置7に対する発信の際に、
ファクシミリ装置(又はファクシミリ機能を有する他の
外部機器でもよい)を呼び出すための呼び出し信号であ
るCNG信号を送出することにより、顧客先でPBX9
(ボタン電話装置でもよい)を利用している場合でも、
顧客先のデータ通信装置7に対してアクセスすることが
でき、データ通信装置7との間でデータ通信を行うこと
ができる。また、中央制御装置6が、CNG信号の送出
に対して返信されてくる応答信号であるCED信号を検
出した場合に、CNG信号の送出を停止することによ
り、CNG信号が送出しっぱなしになることを回避でき
るため、通信効率を向上させることができる。
【0093】さらに、中央制御装置6が、CED信号を
検出した場合に、中央制御装置6からの通信であること
を示す通信識別信号であるDTMF信号を送出すること
により、顧客先のファクシミリ装置がオフフックしたこ
とを認識し、データ通信装置7がDTMF信号を検出開
始可能なタイミングでそのDTMF信号を送出できるた
め、DTMF信号を短時間送出するだけで、データ通信
装置7がDTMF信号を検出することが可能になる。し
たがって、システム全体の通信時間を短縮でき、システ
ムの使用効率を向上させることができる。さらにまた、
中央制御装置6が、DTMF信号の送出を行ってから所
定時間内にCED信号を受信できなかった場合に、デー
タ通信装置7への通信を中止することにより、より通信
効率を向上させることができる。
【0094】また、中央制御装置6が、DTMF信号の
送出を行ってから所定時間内にCED信号を受信できな
かった場合に、データ通信装置7への通信ができなかっ
た旨を報知することにより、中央制御装置6側のオペレ
ータ(以下「センタオペレータ」という)は直ちにサー
ビスマンを手配できるため、サービスマンによる障害復
旧を早めることができる。さらに、中央制御装置6で
は、通信端末装置102からモデム装置101に対する
コマンドによってCED信号の検出を制御することによ
り、CED信号の検出を容易に行うことができる。
【0095】〔第2実施形態:図19〕図20は、中央
制御装置6における通信制御の他の例を示すフローチャ
ートである。なお、その通信制御の続きは、図19に示
したものと同様である。また、中央制御装置6と顧客先
との間の通信手順も、図17と略同様である。中央制御
装置6の通信端末装置102の装置本体103は、顧客
先の画像形成装置が接続されているデータ通信装置7に
対する発信要求があると、第1実施形態と同様に、モデ
ム装置101に対してダイヤル送出コマンド(ATDコ
マンド)を送出する。
【0096】モデム装置101は、通信端末装置102
からダイヤル送出コマンドを受信すると、通信端末装置
102へ「OK」レスポンスを返送するとともに、オフ
フックして通信回線8上に顧客先の電話番号を示すダイ
ヤル信号を送出する。通信端末装置102の装置本体1
03は、モデム装置101へのダイヤル送出コマンドの
送出に対して返送されてくる「OK」レスポンスを受信
すると、CNG信号の送出が必要か否かを判定する。そ
して、通信相手となる顧客先にPBXが設置されている
場合に、CNG信号の送出が必要と判定し、その判定の
場合にのみCNG信号の送出を許可して、モデム装置1
01へCED受信コマンドを送出し、以後第1実施形態
と同様の制御を継続する。
【0097】ここで、通信相手となる顧客先にPBXが
設置されているかどうかを知る必要があるため、顧客毎
に通信回線8とデータ通信装置との間のPBXの設置の
有無を示す顧客情報を図14のハードディスク105に
予め格納しておく。通信相手となる顧客先にPBXが設
置されていない場合には、CNG信号の送出が不要と判
定し、その旨をモデム装置101に通知した後、中央制
御装置6からの通信であることを示すDTMF信号(I
Dトーン)を通信回線8上に送出させるために、モデム
装置101へコマンド「ATDT1234123412
34」を送り、以後第1実施形態と同様の制御を行う。
この場合、図17の破線で囲んで示す部分の通信手順が
なくなる。
【0098】モデム装置101は、通信端末装置102
からダイヤル送出コマンド(ATDコマンド)を受信す
ると、通信端末装置102へ「OK」レスポンスを返送
するとともに、オフフックして通信回線8上に顧客先の
電話番号を示すダイヤル信号を送出し、通信回線8の極
性反転を検出すると、通信端末装置102からCNG信
号の送出が不要である旨の通知を受けたか否かをチェッ
クして、その通知を受けなかった場合には通信回線8上
にCNG信号を送出し、以後第1実施形態と同様の通信
制御を継続するが、CNG信号の送出が不要である旨の
通知を受けた場合には通信端末装置102からコマンド
「ATDT123412341234」を受信すると、
通信端末装置102へ「OK」レスポンスを返送し、通
信回線8上に「123412341234」を示すDT
MF信号(DTMFトーン)を送出し、以後第1実施形
態と同様の制御を行う。
【0099】このように、第2実施形態によれば、中央
制御装置6が、顧客先のデータ通信装置に対する発信の
際に、CNG信号の送出が必要か否かを判定し、通信相
手となる顧客先にPBXが設置されているため、CNG
信号の送出が必要と判定した場合にのみその送出を許可
して、第1実施形態と同様の通信制御を行うことによ
り、第1実施形態と同様の効果に加え、PBXが設置さ
れていない顧客先のデータ通信装置とも確実にデータ通
信を行えるという効果も得ることができる。
【0100】また、顧客毎に通信回線8とデータ通信装
置との間のPBXの設置の有無を示す顧客情報を図14
のハードディスク105に予め格納しておき、その顧客
情報に基づいてCNG信号の送出が必要か否かを判定す
ることにより、通信相手となる顧客先にPBXが設置さ
れている場合にはCNG信号の送出が必要と判定し、通
信相手となる顧客先にPBXが設置されていない場合に
はCNG信号の送出が不要と判定するため、その後は顧
客先のPBXの有無に対応する通信制御を行うことによ
り、顧客先のPBXの有無に関係なく、その顧客先のデ
ータ通信装置との間で確実にデータ通信を行うことがで
きる。
【0101】
【発明の効果】以上説明してきたように、この発明によ
れば、顧客先でPBX又はボタン電話装置を利用してい
る場合でも、その顧客先のデータ通信装置に対してアク
セスすることができ、そのデータ通信装置との間でデー
タ通信を行うことができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】この発明を実施する画像形成装置管理システム
の構成例を示すブロック図である。
【図2】この発明の基礎となる画像形成装置管理システ
ムの構成例を示すブロック図である。
【図3】図2の画像形成装置1〜5の制御部の構成例を
示すブロック図である。
【図4】図3のパーソナルI/F18の構成例を示すブ
ロック図である。
【図5】図2の画像形成装置1〜5の操作表示部の構成
例を示すレイアウト図である。
【図6】図5の文字表示器83に電源投入時に表示され
る画像形成モード画面の一例を示す図である。
【図7】図2のデータ通信装置7の構成例を示すブロッ
ク図である。
【図8】図7のNCU46の構成例を示すブロック図で
ある。
【図9】図7のデータ通信装置7におけるセレクティン
グ動作の一例を示すフロー図である。
【図10】同じくポーリング動作の一例を示すフロー図
である。
【図11】図2の中央制御装置6とデータ通信装置7と
の間で授受されるテキストデータの構成例を示す図であ
る。
【図12】図2のデータ通信装置7と画像形成装置1〜
5のパーソナルI/Fとの間で授受されるテキストデー
タの構成例を示す図である。
【図13】図2の画像形成装置1〜5のパーソナルI/
FとPPCコントローラとの間で授受されるテキストデ
ータの構成例を示す図である。
【図14】図2の中央制御装置6の概略構成例を示すブ
ロック図である。
【図15】図14のモデム装置101の構成例を示すブ
ロック図である。
【図16】図1のPBX9およびその周辺装置の構成例
をブロック図である。
【図17】図1の中央制御装置6と顧客先との間の通信
手順の一例を示す説明図である。
【図18】図1の中央制御装置6における通信制御の一
例を示すフロー図である。
【図19】その続きを示すフロー図である。
【図20】図1の中央制御装置6における通信制御の他
の例を示すフロー図である。
【符号の説明】
1〜5:画像形成装置 6:中央制御装置 7:データ通信装置 8:通信回線 9:PBX(構内交換機) 41,67:CPU 43,68:ROM 42,69:RAM 45:画像形成装置I/F 46:NCU 47,66:モデム 48:アナログスイッチ 51,61:保護回路 52,62:ループ電流検出回路 53,63:リンギング検出回路 54:ライン切替回路 55,65:ループ形成回路 56:ハイインピダンストランス 57:DTMF検出回路 64:極性反転検出回路 70:RS232Cドライバ/レシーバ 101:モデム装置 102:通信端末装置 103:装置本体 104:ディスプレイ 105:ハードディスク

Claims (21)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 公衆回線等の通信回線と直接もしくは構
    内交換機又はボタン電話装置を介して接続する手段、遠
    隔管理対象となる複写装置等の画像形成装置を接続する
    手段、およびファクシミリ機能を有する外部機器を接続
    する手段を有するデータ通信装置と前記通信回線を介し
    て通信可能に接続し、前記画像形成装置を遠隔管理する
    中央制御装置において、 前記データ通信装置に対する発信の際に、前記ファクシ
    ミリ機能を有する外部機器を呼び出すための呼び出し信
    号を送出する呼び出し信号送出手段を設けたことを特徴
    とする中央制御装置。
  2. 【請求項2】 請求項1記載の中央制御装置において、 前記呼び出し信号送出手段による前記呼び出し信号の送
    出に対して返信されてくる応答信号を検出する応答信号
    検出手段と、該手段によって前記応答信号が検出された
    場合に、前記呼び出し信号送出手段による前記呼び出し
    信号の送出を停止する送出停止手段とを設けたことを特
    徴とする中央制御装置。
  3. 【請求項3】 請求項1記載の中央制御装置において、 前記呼び出し信号送出手段による前記呼び出し信号の送
    出に対して返信されてくる所定の応答信号を検出する応
    答信号検出手段と、該手段によって前記応答信号が検出
    された場合に、当該中央制御装置からの通信であること
    を示す通信識別信号を送出する通信識別信号送出手段と
    を設けたことを特徴とする中央制御装置。
  4. 【請求項4】 請求項1記載の中央制御装置において、 前記呼び出し信号送出手段による前記呼び出し信号の送
    出に対して返信されてくる所定の応答信号を検出する応
    答信号検出手段と、該手段によって前記応答信号が検出
    された場合に、前記呼び出し信号送出手段による前記呼
    び出し信号の送出を停止する送出停止手段と、該手段に
    よって前記呼び出し信号の送出が停止された後、当該中
    央制御装置からの通信であることを示す通信識別信号を
    送出する通信識別信号送出手段とを設けたことを特徴と
    する中央制御装置。
  5. 【請求項5】 請求項3又は4記載の中央制御装置にお
    いて、 前記通信識別信号送出手段によって前記通信識別信号の
    送出が行われてから所定時間内に所定の応答信号を受信
    できなかった場合に、前記データ通信装置への通信を中
    止する手段を設けたことを特徴とする中央制御装置。
  6. 【請求項6】 請求項5記載の中央制御装置において、 前記通信識別信号送出手段によって前記通信識別信号の
    送出が行われてから所定時間内に所定の応答信号を受信
    できなかった場合に、前記データ通信装置への通信がで
    きなかった旨を報知する手段を設けたことを特徴とする
    中央制御装置。
  7. 【請求項7】 請求項1乃至6のいずれか一項に記載の
    中央制御装置において、 前記データ通信装置に対する発信の際に、前記呼び出し
    信号送出手段による前記呼び出し信号の送出が必要が否
    かを判定する要否判定手段と、該手段によって前記呼び
    出し信号の送出が必要と判定された場合にのみ、該送出
    を許可する手段とを設けたことを特徴とする中央制御装
    置。
  8. 【請求項8】 請求項7記載の中央制御装置において、 顧客毎に前記通信回線と前記データ通信装置との間の構
    内交換機又はボタン電話装置の有無を示す顧客情報を格
    納する顧客情報格納手段を設け、 前記要否判定手段が、前記データ通信装置に対する発信
    の際に、前記顧客情報格納手段に格納されている顧客情
    報に基づいて前記呼び出し信号送出手段による前記呼び
    出し信号の送出が必要か否かを判定する手段であること
    を特徴とする中央制御装置。
  9. 【請求項9】 請求項1乃至8のいずれか一項に記載の
    中央制御装置において、 当該中央制御装置が、通信端末装置とモデム装置とから
    なり、 前記応答信号検出手段が、前記通信端末装置から前記モ
    デム装置に対するコマンドによって前記応答信号の検出
    を制御する手段を有することを特徴とする中央制御装
    置。
  10. 【請求項10】 公衆回線等の通信回線と直接もしくは
    構内交換機又はボタン電話装置を介して接続する手段、
    遠隔管理対象となる複写装置等の画像形成装置を接続す
    る手段、およびファクシミリ機能を有する外部機器を接
    続する手段を有するデータ通信装置と前記通信回線を介
    して通信可能に接続し、前記画像形成装置を遠隔管理す
    る中央制御装置における通信制御方法において、 前記中央制御装置が、前記データ通信装置に対する発信
    の際に、前記ファクシミリ機能を有する外部機器を呼び
    出すための呼び出し信号を送出し、その前記呼び出し信
    号の送出に対して返信されてくる応答信号を検出した場
    合に、前記呼び出し信号の送出を停止した後、当該中央
    制御装置からの通信であることを示す通信識別信号を送
    出することを特徴とする通信制御方法。
  11. 【請求項11】 請求項10記載の通信制御方法におい
    て、 前記中央制御装置が、前記通信識別信号の送出を行って
    から所定時間内に所定の応答信号を受信できなかった場
    合に、前記データ通信装置への通信を中止することを特
    徴とする通信制御方法。
  12. 【請求項12】 請求項10又は11記載の通信制御方
    法において、 前記中央制御装置が、前記通信識別信号の送出を行って
    から所定時間内に所定の応答信号を受信できなかった場
    合に、前記データ通信装置への通信ができなかった旨を
    報知することを特徴とする通信制御方法。
  13. 【請求項13】 請求項10乃至11のいずれか一項に
    記載の通信制御方法において、 前記中央制御装置が、前記データ通信装置に対する発信
    の際に、前記呼び出し信号の送出が必要が否かを判定
    し、必要と判定した場合にのみ、該送出を許可すること
    を特徴とする通信制御方法。
  14. 【請求項14】 中央制御装置によって公衆回線等の通
    信回線およびデータ通信装置を介して複写装置等の画像
    形成装置を遠隔管理する画像形成装置管理システムにお
    いて、 前記データ通信装置が、前記通信回線と直接もしくは構
    内交換機又はボタン電話装置を介して接続する手段と、
    前記画像形成装置を接続する手段と、ファクシミリ機能
    を有する外部機器を接続する手段とを有し、 前記中央制御装置に、前記データ通信装置に対する発信
    の際に、前記ファクシミリ機能を有する外部機器を呼び
    出すための呼び出し信号を送出する呼び出し信号送出手
    段を設けたことを特徴とする画像形成装置管理システ
    ム。
  15. 【請求項15】 請求項14記載の画像形成装置管理シ
    ステムにおいて、 前記中央制御装置に、前記呼び出し信号送出手段による
    前記呼び出し信号の送出に対して返信されてくる応答信
    号を検出する応答信号検出手段と、該手段によって前記
    応答信号が検出された場合に、前記呼び出し信号送出手
    段による前記呼び出し信号の送出を停止する送出停止手
    段とを設けたことを特徴とする画像形成装置管理システ
    ム。
  16. 【請求項16】 請求項14記載の画像形成装置管理シ
    ステムにおいて、 前記中央制御装置に、前記呼び出し信号送出手段による
    前記呼び出し信号の送出に対して返信されてくる所定の
    応答信号を検出する応答信号検出手段と、該手段によっ
    て前記応答信号が検出された場合に、当該中央制御装置
    からの通信であることを示す通信識別信号を送出する通
    信識別信号送出手段とを設けたことを特徴とする画像形
    成装置管理システム。
  17. 【請求項17】 請求項14記載の画像形成装置管理シ
    ステムにおいて、 前記中央制御装置に、前記呼び出し信号送出手段による
    前記呼び出し信号の送出に対して返信されてくる応答信
    号を検出する応答信号検出手段と、該手段によって前記
    応答信号が検出された場合に、前記呼び出し信号送出手
    段による前記呼び出し信号の送出を停止する送出停止手
    段と、該手段によって前記呼び出し信号の送出が停止さ
    れた後、当該中央制御装置からの通信であることを示す
    通信識別信号を送出する通信識別信号送出手段とを設け
    たことを特徴とする画像形成装置管理システム。
  18. 【請求項18】 請求項16又は17記載の画像形成装
    置管理システムにおいて、 前記中央制御装置に、前記通信識別信号送出手段によっ
    て前記通信識別信号の送出が行われてから所定時間内に
    所定の応答信号を受信できなかった場合に、前記データ
    通信装置への通信を中止する手段を設けたことを特徴と
    する画像形成装置管理システム。
  19. 【請求項19】 請求項18記載の画像形成装置管理シ
    ステムにおいて、 前記中央制御装置に、前記通信識別信号送出手段によっ
    て前記通信識別信号の送出が行われてから所定時間内に
    所定の応答信号を受信できなかった場合に、前記データ
    通信装置への通信ができなかった旨を報知する手段を設
    けたことを特徴とする画像形成装置管理システム。
  20. 【請求項20】 請求項14乃至19のいずれか一項に
    記載の画像形成装置管理システムにおいて、 前記中央制御装置に、前記データ通信装置に対する発信
    の際に、前記呼び出し信号送出手段による前記呼び出し
    信号の送出が必要か否かを判定する要否判定手段と、該
    手段によって前記呼び出し信号の送出が必要と判定され
    た場合にのみ、該送出を許可する手段とを設けたことを
    特徴とする画像形成装置管理システム。
  21. 【請求項21】 請求項20記載の画像形成装置管理シ
    ステムにおいて、 前記中央制御装置に、顧客毎に前記通信回線と前記デー
    タ通信装置との間の構内交換機又はボタン電話装置の有
    無を示す顧客情報を格納する顧客情報格納手段を設け、 前記中央制御装置の要否判定手段が、前記データ通信装
    置に対する発信の際に、前記顧客情報格納手段に格納さ
    れている顧客情報に基づいて前記呼び出し信号送出手段
    による前記呼び出し信号の送出が必要か否かを判定する
    手段であることを特徴とする画像形成装置管理システ
    ム。
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Cited By (1)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
US8184784B2 (en) 2006-05-24 2012-05-22 Ricoh Company, Ltd. Method and device for data communication

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