JP3847528B2 - 遠隔管理システム - Google Patents

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Description

【0001】
【発明の属する技術分野】
この発明は、中央制御装置(遠隔管理装置)によって公衆回線およびデータ通信装置を介して画像形成装置等の被遠隔管理装置を遠隔管理するビジネス用の画像形成装置管理システムに関する。
【0002】
【従来の技術】
例えば、画像形成装置の遠隔管理システムとしては、不特定多数のユーザ(顧客)のオフィス等に設置された1台あるいは複数台の画像形成装置をデータ通信装置および公衆回線(電話回線)を利用して、販売,サービスの拠点(サービスセンタ)などに設置されている中央制御装置(ホストマシン)と接続可能にしたものが一般に知られている。
【0003】
このような画像形成装置管理システムでは、画像形成装置が画像形成動作に応じて画像形成枚数をカウンタによって積算し、その積算画像形成枚数を示す情報(カウンタ情報)や、ROMのバージョンを示す情報および定着ユニット内の定着ローラの表面温度(定着温度)等のログ情報など、画像形成装置の各種情報を、データ通信装置が定時の発呼あるいは中央管理装置からの要求等により、サービスセンタの中央制御装置へ通報(送信)するようにしている。
【0004】
ところで、このような画像形成装置管理システムに使用するデータ通信装置として、自身に接続されている回線の種別が変更になった場合、その変更後の回線の種別を自動的に判別し、その判別した回線の種別に対応する選択信号で発呼(発信)し、中央制御装置との通信を可能にする機能を備えたものがある。
ここで、回線は、プッシュボタン(以下「PB」と略称する)回線とダイヤルパレス(以下「DP」と略称する)回線の2種類に分けることができる。また、選択信号はPB信号とDP信号の2種類に分けることができ、そのいずれにも発呼先(相手先)電話番号が含まれる。
【0005】
【発明が解決しようとする課題】
しかしながら、データ通信装置が、自身に接続されている回線の種別が変更になり、その変更後の回線の種別に対応する選択信号で発呼することにより、中央制御装置との通信を可能にすることができても、中央制御装置に記憶されているデータ通信装置の回線の種別はそのデータ通信装置に実際に接続されている回線の種別と異なるため、中央制御装置側ではデータ通信装置の環境を正しく把握できず、データ通信装置に各種パラメータを再設定するための作業等のデータ通信装置に対する各種作業(データ通信装置および中央制御装置による処理や人手による作業)を効率よく行なうことができない。
【0006】
また、データ通信装置が、自身に接続されている回線が外線直通回線からPBX(構内交換機)内線経由の回線に変更になった場合、自身に記憶されている発信先電話番号には外線発信番号(外線選択信号)が付加されていないため、発呼ができなくなり、中央制御装置との通信ができない。
そのため、データ通信装置に記憶されている発信先電話番号に外線発信番号を付加して書き換えを行なうための人手による作業を行なう必要があり、その分だけ人手による作業負担が増える。
【0007】
この発明は上記の点に鑑みてなされたものであり、遠隔管理システムにおいて、データ通信装置に対する作業効率を向上させることを目的とする。すなわち、データ通信装置の環境の変化(回線種別の変更等)に関係なく、データ通信装置に対する各種作業を効率よく行なえるようにすることを目的とする。
【0008】
【課題を解決するための手段】
この発明は、上記の目的を達成するため、中央制御装置によって公衆回線およびデータ通信装置を介して画像形成装置等の被遠隔管理装置を遠隔管理するビジネス用の遠隔管理システムであって、次のようにしたことを特徴とする。
【0009】
請求項1の発明による遠隔管理システムは、データ通信装置に、該装置に接続されている回線の種別を記憶する回線種別記憶手段と、中央制御装置に対する発呼時に使用する選択信号に含まれる発呼先電話番号を記憶する発呼先電話番号記憶手段と、回線種別記憶手段に記憶されている回線の種別に対応する選択信号で発呼する第1の発呼手段と、該手段による発呼によって中央制御装置との通信が可能にならなかった場合に、回線種別記憶手段に記憶されている回線の種別を変更して書き換えを行なう回線種別変更手段と、該手段によって変更された回線の種別に対応する選択信号で発呼する第2の発呼手段と、該手段による発呼によって中央制御装置との通信が可能になった場合に、当該データ通信装置に接続されている回線の種別が変更になった旨を中央制御装置へ通知する回線種別変更通知手段とを設けたものである。
【0010】
請求項2の発明は、データ通信装置に、該装置に接続されている回線の種別を記憶する回線種別記憶手段と、中央制御装置に対する発呼時に使用する選択信号に含まれる発呼先電話番号を記憶する発呼先電話番号記憶手段と、回線種別記憶手段に記憶されている回線の種別に対応する選択信号で発呼する第1の発呼手段と、該手段による発呼によって中央制御装置との通信が可能にならなかった場合に、回線種別記憶手段に記憶されている回線の種別とは異なる種別に対応する選択信号で発呼する第2の発呼手段と、該手段による発呼によって中央制御装置との通信が可能になった場合に、回線種別記憶手段に記憶されている回線の種別を変更して書き換えを行なう回線種別変更手段と、第2の発呼手段による発呼によって中央制御装置との通信が可能になった場合に、当該データ通信装置に接続されている回線の種別が変更になった旨を中央制御装置へ通知する回線種別変更通知手段とを設けたものである。
【0011】
請求項3の発明は、データ通信装置に、該装置に接続されている回線の種別を記憶する回線種別記憶手段と、中央制御装置に対する発呼時に使用する選択信号に含まれる発呼先電話番号を記憶する発呼先電話番号記憶手段と、回線種別記憶手段に記憶されている回線の種別に対応する選択信号で発呼する第1の発呼手段と、該手段による発呼によって中央制御装置との通信が可能にならなかった場合に、回線種別記憶手段に記憶されている回線の種別に対応する選択信号の発呼先電話番号に外線発信番号を付加して発呼する第2の発呼手段と、第2の発呼手段による発呼によって中央制御装置との通信が可能になった場合に、発呼先電話番号に外線発信番号を付加した旨を中央制御装置へ通知する手段とを設けたものである。
【0013】
請求項の発明は、請求項の遠隔管理システムにおいて、データ通信装置に、第2の発呼手段による発呼によって中央制御装置との通信が可能になった場合に、発呼先電話番号記憶手段に記憶されている発呼先電話番号に外線発信番号を付加して書き換えを行なう手段を設けたものである。
【0015】
請求項の発明は、請求項1〜のいずれかの遠隔管理システムにおいて、データ通信装置の第1の発呼手段を、中央制御装置からの要求により、回線種別記憶手段に記憶されている回線の種別に対応する選択信号で発呼する手段としたものである。
【0016】
【発明の実施の形態】
以下、この発明の実施形態を図面に基づいて具体的に説明する。
図1は、この発明の一実施形態である遠隔管理システムとしての画像形成装置管理システムの構成例を示すブロック図である。
【0017】
この画像形成装置管理システムは、遠隔診断を前提とした被遠隔管理装置としての5台の画像形成装置(複写装置等)1〜5と通信回線を介して接続されたデータ通信装置7と、データ通信装置7と公衆回線8を介して接続される中央制御装置6とを備え、中央制御装置6が、公衆回線8,データ通信装置7,および通信回線を介して各画像形成装置1〜5を集中的に遠隔管理できるようにしたものである。
【0018】
データ通信装置7は、公衆回線8に接続され、中央制御装置6からの指令信号を画像形成装置1〜5へ選択的に送信したり、逆に画像形成装置1〜5からの各種通報を公衆回線8を経由して中央制御装置6へ送信する。
【0019】
このデータ通信装置7は、24時間通電を行なっていて、通常画像形成装置1〜5の電源がオフになっている夜間でも、中央制御装置6との通信を可能にしている。このデータ通信装置7と各画像形成装置1〜5とは、シリアル通信インタフェースRS−485(通信回線)によりマルチドロップ接続されていて、データ通信装置7からのポーリング,セレクティングにより各画像形成装置1〜5との通信を行なっている。
【0020】
図2は、各画像形成装置1〜5の制御部の構成例を示すブロック図である。
各画像形成装置1〜5の制御部はそれぞれ、CPU11,リアルタイムクロック回路12,ROM13,RAM14,不揮発性RAM15,入出力ポート16,およびシリアル通信制御ユニット17a,17b,17cからなるPPC(複写装置)コントローラと、パーソナルインタフェース(以下「インタフェース」を「I/F」ともいう)18と、システムバス19とを備えている。
【0021】
CPU11は、ROM13内の制御プログラムによってこの制御部全体を統括的に制御する中央処理装置である。
リアルタイムクロック回路12は、時刻情報を発生するものであり、CPU11がそれを読み込むことによって現在の時刻を知ることができる。
ROM13は、CPU11が使用する制御プログラムを含む各種固定データを格納している読み出し専用メモリである。
【0022】
RAM14は、CPU11がデータ処理を行なう際に使用するワークメモリ等として使用する一時記憶用メモリである。
不揮発性RAM15は、後述する図4に示す操作表示部等からのモード指示の内容などを記憶するメモリであり、画像形成装置の電源がオフになっても記憶内容を保持するようになっている。
入出力ポート16は、画像形成装置内のモータ,ソレノイド,クラッチ等の出力負荷やセンサ・スイッチ類を接続している。
【0023】
シリアル通信制御ユニット17aは、操作表示部との信号のやりとりを行なっている。
シリアル通信制御ユニット17bは、図示しない原稿送り部との信号のやりとりを行なっている。
シリアル通信制御ユニット17cは、図示しない転写紙後処理部との信号のやりとりを行なっている。
【0024】
パーソナルI/F18は、データ通信装置7との間の通信を司るインタフェース回路であり、CPU11のデータ通信装置7との通信処理のための負荷を軽減するために設けられている。もちろん、CPU11の処理能力が充分であれば、このパーソナルI/F18の機能をCPU11に取り込んでも差し支えない。
このパーソナルI/F18の主な機能は、以下の(1)〜(4)に示す通りである。
【0025】
(1)データ通信装置7からのポーリング,セレクティングの監視
(2)データ通信装置7への肯定応答,否定応答処理
(3)データ通信装置7との間の送受信データの正当性のチェック,パリティチェック,およびエラー発生時の再送要求処理
(4)データ通信装置7との間の送受信データのヘッダ処理
【0026】
システムバス19はアドレスバス,コントロールバス,データバスからなるバスラインであり、CPU11,リアルタイムクロック回路12,ROM13,RAM14,不揮発性RAM15,入出力ポート16,シリアル通信制御ユニット17a,17b,17c,およびパーソナルI/F18を相互に接続する。
【0027】
図3は、図2のパーソナルI/F18の構成例を示すブロック図である。
このパーソナルI/F18は、CPU21,デュアルポートメモリ22,レジスタ23〜26,入力ポート27,シリアル通信制御ユニット28,ローカルバス29,およびデバイスコード設定スイッチ30によって構成されている。
【0028】
CPU21は、中央処理装置,ROM,RAM,およびそれらを接続するバス等からなるワンチップのマイクロコンピュータであり、このパーソナルI/F18全体を統括的に制御する。
デュアルポートメモリ22は、CPU21と図2のCPU11の双方から読み書き可能であり、パーソナルI/F18とPPCコントローラ31との間でのテキストデータの授受に使用されるデータメモリである。
【0029】
なお、PPCコントローラ31は上述したCPU11,リアルタイムクロック回路12,ROM13,RAM14,不揮発性RAM15,入出力ポート16,およびシリアル通信制御ユニット17a,17b,17cによって構成される。レジスタ23〜26は、上記テキストデータの授受時に制御用として使用されるが、詳細な説明は省略する。
【0030】
デバイスコード設定スイッチ30は、画像形成装置毎に固有のデバイスコード(識別番号)を設定するためのものであり、データ通信装置7からのポーリング,セレクティング時のデバイスコード識別用として使用される。
シリアル通信制御ユニット28は、データ通信装置7および/または他の画像形成装置のパーソナルI/F18と接続される。
【0031】
図4は、各画像形成装置1〜5の操作表示部の構成例を示すレイアウト図である。なお、この操作表示部は、各画像形成装置1〜5が複写装置の場合に対応するものである。
【0032】
この操作表示部は、一般の制御部(例えば図2に示した各画像形成装置1〜5における制御部)と同様に、制御プログラムを格納したROM,その制御プログラムによって各種制御を実行するCPU,データを一時格納するRAM,電源がオフになっても記憶内容を保持する不揮発性RAM,シリアル通信制御ユニット,および入出力ポート等を備えており、図2のシリアル通信制御ユニット17aとデータ授受を行なうが、その詳細は省略する。
【0033】
この操作表示部は、上述した制御部の他に、テンキー71,クリア/ストップキー72,プリントキー73,エンタキー74,割り込みキー75,予熱/モードクリアキー76,モード確認キー77,画面切り替えキー78,呼び出しキー79,登録キー80,ガイダンスキー81,表示用コントラストボリューム82,および文字表示器83を備えている。
【0034】
テンキー71は、コピー(画像形成)枚数や倍率等の数値を入力するためのキーである。
クリア/ストップキー72は、置数(コピー枚数)をクリアしたり、コピー動作をストップさせたりするためのキーである。
プリントキー73は、プリント動作を含むコピー動作を実行開始させるためのキーである。
【0035】
エンタキー74は、ズーム倍率や綴じ代寸法用置数等の数値の指定を確定させるためのキーである。
割り込みキー75は、コピー中に割り込んで別の原稿をコピーする時などに使用するキーである。
予熱/モードクリアキー76は、設定した全てのコピーモードの内容を取り消したり、予熱を設定して節電状態にしたりするためのキーである。
【0036】
モード確認キー77は、文字表示器83に選択的に表示される各コピーモードを一覧表示で確認するためのキーである。
画面切り替えキー78は、文字表示器83の表示形態を使用者の熟練度に応じて切り替えるためのキーである。
呼び出しキー79は、ユーザプログラムを呼び出すためのキーである。
【0037】
登録キー80は、ユーザプログラムを登録するためのキーである。
ガイダンスキー81は、文字表示器83にガイダンスメッセージ等を表示するためのキーである。
表示用コントラストボリューム82は、文字表示器83のコントラストを調整するためのものである。
【0038】
文字表示器83は、液晶(LCD),蛍光表示管等のフルドット表示素子を用い、その上に多数のタッチセンサを内蔵(例えば8×8表示画素毎にある)した略透明なシート状のマトリックスタッチパネルを重ねており、電源投入により、例えば図5に示すような画像形成装置の状態(「コピーできます」「コピー中です」「転写紙がありません」等),コピー枚数,各種キーを示す通常のコピーモード画面を表示する。
【0039】
ここで、その画面上のキー(表示部)を押下(タッチ)することにより、給紙段(用紙サイズ),自動用紙(原稿サイズと設定倍率により最適な転写紙が収納されている給紙段が自動選択される),画像濃度(コピー濃度),自動濃度(原稿の濃度に応じて画像濃度が自動選択される),変倍率(等倍,縮小,拡大,用紙指定変倍,ズーム変倍,寸法変倍),両面モード,綴じ代モード,ソートモード等のコピー動作に関わる各種のコピーモードを任意に選択することができ、押下されたキーは白黒反転表示に切り替わる。
【0040】
図6は、図1のデータ通信装置7の一例を示すブロック構成図である。
このデータ通信装置7は、CPU41,ROM42,RAM43,不揮発性RAM44,リアルタイムクロック回路(以下「RTC」という)45,画像形成装置I/F46,網制御装置(以下「NCU」という)47,モデム48,およびLED表示部49からなる。
【0041】
CPU41は、ROM42内の制御プログラムによって次のような制御を行なう。つまり、5台の画像形成装置1〜5を制御したり、公衆回線8経由で中央制御装置6に対する指令信号の送受信を制御したり、画像形成装置1〜5からの各種通報により、公衆回線8経由で中央制御装置6に対して発呼を行なったり、公衆回線8を画像形成装置1〜5側に接続するか、一般電話機(TEL)又はファクシミリ装置(FAX)側に接続するかの切り替え制御を行なうなど、このデータ通信装置7全体を統括的に制御する中央処理装置である。
【0042】
ROM42は、CPU41が使用する制御プログラムを含む各種固定データを格納している読み出し専用メモリである。
RAM43は、CPU41がデータ処理を行なう際に使用するワークメモリ等として使用する一時記憶用メモリである。
【0043】
不揮発性RAM44は、中央制御装置6および複数の画像形成装置1〜5の一方から他方への送信データや、複数の画像形成装置1〜5の中から1台を特定するそれぞれのデバイスコード(識別番号)およびIDコード,中央制御装置6の電話番号,回線接続が成功しなかった場合の再発呼回数(リトライ回数),再発呼間隔などを記憶するメモリであり、電源がオフになっても記憶内容を保持するようになっている。
【0044】
RTC45は、時刻情報を発生するものであり、CPU41がそれを読み込むことによって現在の時刻を知ることができる。
画像形成装置I/F46は、画像形成装置1〜5との間のシリアル通信を司るインタフェース回路である。
NCU47は、データ通信装置7を公衆回線8に通信可能に接続するためのものであり、自動発着信機能を備えている。
【0045】
モデム48は、送受信するデータを変復調する。
LED表示部49は、データ通信装置7の電源入力状態やデータ通信装置7が公衆回線8に通信可能に接続されていない時などに、その旨を知らせるためのものである。
【0046】
図7は、NCU47の構成例を示すブロック図である。
NCU47は、保護回路51,ループ電流検出回路52,リンギング検出回路53,ライン切替回路54,およびループ形成回路55等からなる。
保護回路51は、公衆回線8からのノイズから装置を保護するための回路である。
【0047】
ループ電流検出回路52は、ループ形成回路55により形成される直流ループに流れる電流を検出するものであり、図示しない両方向性のフォトカプラ等からなる。
リンギング検出回路53は、公衆回線8からのリンギングを検出するものである。
【0048】
ライン切替回路54は、公衆回線8を図7のモデム48側に接続するか、外付けの一般電話機(TEL)又はファクシミリ装置(FAX)側に接続するかの切り替えを行なうものである。
ループ形成回路55は、オフフックして公衆回線8をつかんだ(公衆回線8のラインL1,L2を直流的に閉結した)際に直流ループを形成し、公衆回線8とモデム信号の送受信を行なう。
【0049】
図8は、モデム48の構成例を示すブロック図である。
モデム48は、アナログフロントエンド61,変復調部62,コールプログレストーン検出(受信)部63,およびバスインタフェイス64等からなる。
アナログフロントエンド61は、NCU47と接続されており、2線/4線変換,アンプ,帯域濾過フィルタなどの機能を有する。
【0050】
変復調部62は、アナログフロントエンド61からのアナログ受信信号Rxをデジタル信号に復調(変換)し、バスインタフェイス64に渡す。また、バスインタフェイス64からのデジタル信号をアナログ送信信号Txに変調(変換)し、アナログフロントエンド61に渡す。
【0051】
コールプログレストーン検出部63は、アナログフロントエンド61から出力されるアナログ受信信号Rxを監視することにより、発信音,話中音,呼び出し音などのコールプログレストーンを検出し、バスインタフェイス64を介して図6のCPU41に伝える。
【0052】
ここで、この実施形態の画像形成装置管理システムでは、この発明による各種の機能(手段)に対応する制御プログラムを図6に示したデータ通信装置7のROM42に予め記憶しておき、CPU41がそのプログラムに従って動作すると共に、RAM43,不揮発性RAM44,RTC45,画像形成装置I/F46,NCU47,モデム48を使用することにより、上記各種の機能を実現することができる。
【0053】
次に、この画像形成装置管理システムの概略機能について説明する。
この画像形成装置管理システムの機能には、大きく分けて以下の(1)〜(3)に示す3種類の機能がある。
(1)中央制御装置6から画像形成装置1〜5への通信制御
(2)画像形成装置1〜5から中央制御装置6又はデータ通信装置7への通信制御
(3)データ通信装置7独自の制御
【0054】
(1)の中央制御装置6から画像形成装置1〜5への通信制御には、例えば以下の(a)〜(c)に示すものがある。
(a)特定の画像形成装置のトータル画像形成枚数(積算画像形成枚数),給紙段(給紙トレイ)毎の画像形成枚数,転写紙サイズ毎の画像形成枚数,ミスフィード回数,転写紙サイズ毎のミスフィード回数,転写紙搬送位置毎のミスフィード回数等のカウンタ情報の読み取りおよびリセット
【0055】
(b)画像形成装置を構成する各ユニットの制御電圧,電流,抵抗,タイミング等の調整値の設定および読み取り
(c)(2)の通信制御による画像形成装置1〜5から中央制御装置6への通信制御に対する結果(テキスト)返送
【0056】
これらの制御は、中央制御装置6からの指令信号を受信して、データ通信装置7から画像形成装置1〜5へのセレクティングによって行なう。セレクティングとは、接続されている5台の画像形成装置1〜5の中から1台を選択して通信する機能をさす。
【0057】
図9は、データ通信装置7におけるセレクティング動作の一例を示すフローチャートである。
各画像形成装置1〜5はそれぞれ、ユニークな(特定の)デバイスコードを持っており、データ通信装置7は、予め定められたセレクティング機能を示す特定コード(又はコードの組み合わせ)であるセレクティング信号(SA信号)と選択すべき画像形成装置のデバイスコードとをシリアル通信インタフェースRS−485上に送出する。
【0058】
各画像形成装置1〜5はそれぞれ、セレクティング信号により、次に続くデバイスコードと自己のデバイスコードとを比較し、両コードが一致した時に自分がセレクティングされたことを知る。
ここで、セレクティングされた画像形成装置は、送出すべきデータがある場合には、予め定められた特定コード(又はコードの組み合わせ)によるビジー(Busy)応答を出力する。
【0059】
データ通信装置7は、このビジー応答を受けると、セレクティング動作を中断し、以下に述べるポーリング動作に移行する。
セレクティングされた画像形成装置は、送出すべきデータがない場合には、セレクティングに対応可能か否かを判断し、対応可能ならば予め定められた特定コード(又はコードの組み合わせ)による肯定応答を出力してデータ通信装置7との通信を実行する。
【0060】
対応不可能の場合は、予め定められた特定コード(又はコードの組み合わせ)による否定応答を出力してデータ通信装置7との通信を終了する。
また、データ通信装置7が出力したデバイスコードに対応する画像形成装置が電源オフなどの理由で肯定応答も否定応答も出力できない場合には、データ通信装置7は予め定められた一定時間経過後にセレクティング動作を終了する。
【0061】
(2)の画像形成装置1〜5から中央制御装置6又はデータ通信装置7への通信制御には、例えば以下の(a)〜(e)に示すものがある。
(a)各画像形成装置1〜5はそれぞれ、画像形成動作が不可能となる異常(故障)が発生した場合、その旨を示す情報(緊急コール情報)を即時にデータ通信装置7および公衆回線8を介して中央制御装置6へ通報する(緊急通報)。
【0062】
(b)各画像形成装置1〜5はそれぞれ、使用者(顧客)による操作表示部上のキー操作により、画像形成モードからそれとは異なる使用者が必要な要求(修理依頼やサプライ補給依頼)を入力するための使用者要求入力モードに移行して、操作表示部の文字表示器83に使用者要求入力画面を表示し、その画面上の所定キーの押下によって使用者が必要な要求が入力された時に、その要求情報(緊急コール情報)を即時にデータ通信装置7および公衆回線8を介して中央制御装置6へ通報する(緊急通報)。
【0063】
(c)各画像形成装置1〜5はそれぞれ、積算画像形成枚数が予め設定された一定枚数(契約枚数)に達する毎に、積算画像形成枚数または転写紙の発注情報等の情報(緊急コール情報)を即時にデータ通信装置7および公衆回線8を介して中央制御装置6へ通報する(緊急通報)。
【0064】
(d)各画像形成装置1〜5はそれぞれ予め設定された一定期間毎に積算画像形成枚数を示す情報をデータ通信装置7へ通報し、そのデータ通信装置7はその日(当日)の指定時刻(これは中央制御装置6により設定され、データ通信装置7内の不揮発性RAM44に記憶しておく)にそれまでに受信した情報をまとめて公衆回線8を介して中央制御装置6へ通報する(非緊急通報)。この通信制御には、指定時刻に達する前にそれまでに受信した情報の通報回数が予め定められた回数に達した場合、その指定時刻を待たずに中央制御装置6への送信を行なう制御も含まれる。
【0065】
(e)各画像形成装置1〜5はそれぞれ、画像形成動作開始は可能であるが、交換部品の指定回数,指定時間への接近,センサの規格レベルへの到達など、予防保全を必要とする事象が発生した場合にその旨を示す情報をデータ通信装置7へ通報し、そのデータ通信装置7はその日の指定時刻(これは中央制御装置6により設定され、データ通信装置7内の不揮発性RAM44に記憶しておく)にそれまでに受信した情報をまとめて公衆回線8を介して中央制御装置6へ通報する(非緊急通報)。この通信制御には、指定時刻に達する前にそれまでに受信した情報の通報回数が予め定められた回数に達した場合、その指定時刻を待たずに中央制御装置6への送信を行なう制御も含まれる。
【0066】
これらの通信制御は、データ通信装置7からのポーリング時に行なう。ポーリングとは、接続されている5台の画像形成装置1〜5を順番に指定し、その指定された画像形成装置からの通信要求の有無を確認する機能をさす。
図10は、データ通信装置7におけるポーリング動作の一例を示すフローチャートである。
【0067】
データ通信装置7は、予め定められたポーリング機能を示す特定コード(又はコードの組み合わせ)であるポーリング信号(PA信号)と選択すべき画像形成装置のデバイスコードとをシリアル通信インタフェースRS−485上に送出する。
各画像形成装置1〜5はそれぞれ、ポーリング信号により、次に続くデバイスコードと自己のデバイスコードとを比較し、両コードが一致した時に自分がポーリングされたことを知る。
【0068】
次に、ポーリングされた画像形成装置は、送出データ(データ通信装置7又は中央制御装置6に対する通信要求)があればデータ通信装置7との通信を開始し、通信要求がない時又は開始した通信が終了した時は予め定められた特定コード(又はコードの組み合わせ)による終了応答を出力してデータ通信装置7との通信を終了する。
データ通信装置7は、終了応答を受け取ると、次の画像形成装置へのポーリングに移行する。
【0069】
また、データ通信装置7が出力するデバイスコードに対応する画像形成装置が、電源オフなどの理由で通信を開始できなかったり、あるいは終了応答も出力できない場合、データ通信装置7は予め定められた一定時間経過後にポーリング動作を終了する。このポーリングは、セレクティングが発生しない限り、接続されている各画像形成装置1〜5に対して順次繰り返される。
【0070】
(3)のデータ通信装置7独自の制御には、例えば以下の(a)(b)に示すものがある。
(a)トータルカウンタ値の読み出し
(b)(2)の通信制御による画像形成装置1〜5からデータ通信装置7への通信の結果返送
【0071】
トータルカウンタ値の読み出しの制御は、データ通信装置7から画像形成装置1〜5への1日1回定時(0時0分、但しこの時刻に画像形成装置の電源がオフになっている場合は、この時刻以降に初めて電源がオンになった時)のセレクティングによって行なう。
【0072】
データ通信装置7は、トータルカウンタ用のメモリを不揮発性RAM44に2個(仮にこれらをそれぞれA,Bとする)用意してあり、上記1日1回のセレクティングによって読み取ったトータルカウンタ値をメモリAに書き込む。したがって、メモリAは毎日(但し例えば休日のように1日中画像形成装置の電源がオン状態にならない場合はこの限りでない)前日の値が書き換えられることになる。
【0073】
また、毎月1回予め決められた日時(これは中央制御装置6により設定され、データ通信装置7内の不揮発性RAM44に記憶される)にメモリAに記憶されているトータルカウンタ値をメモリBにコピーする。
データ通信装置7から中央制御装置6へはメモリBの内容が送られるが、その転送方法には以下の(a)(b)に示す2通りの方法がある。
【0074】
(a)中央制御装置6は、上記日時(メモリAの内容がメモリBにコピーされる日時)以降にデータ通信装置7のメモリBに記憶されたトータルカウンタ値を読みにいく。つまり、データ通信装置7へアクセス(発呼して対応する読み取り指令を送信)し、そのデータ通信装置7から送信されるメモリBの内容(各画像形成装置1〜5のトータルカウンタ値)を取得する。
【0075】
(b)データ通信装置7は、上記日時以降に自発呼してメモリBに記憶されたトータルカウンタ値を公衆回線8を介して中央制御装置6へ送出する。なお、自発呼を行なう日時も中央制御装置6により設定され、データ通信装置7内の不揮発性RAM44に記憶される。
【0076】
なお、データ通信装置7は、メモリA,Bを組み合わせたメモリを複数組用意している。これは、例えば白黒コピー用,アプリケーションコピー用,カラーコピー用等の種々のトータルカウンタ値が考えられるためである。
【0077】
図11は、中央制御装置6とデータ通信装置7との間で授受されるテキストデータの構成例を示す図である。
図11において、通番は1回の送信の中での通信ブロック番号であり、最初のブロックは「01」で始め、以降1ずつ増加させて「99」の次は「00」とする。
【0078】
IDコードは、データ通信装置7およびそのデータ通信装置7に接続された5台の画像形成装置1〜5から1台の画像形成装置を特定する目的を持っている。識別コードは、通信目的の種類を示すコード(処理コード)にテキストデータの発信元,受信先を付加したものである。処理コードは、表1のように決められている。
【0079】
【表1】
Figure 0003847528
【0080】
情報レコードは情報コード,データ部桁数,及びデータ部よりなり、表2のように決められている。
IDコードと識別コードとの間、識別コードと情報レコードとの間、情報レコードと情報レコードとの間には、それぞれセミコロン(;)によるセパレータが挿入される。
【0081】
【表2】
Figure 0003847528
【0082】
図12は、データ通信装置7と画像形成装置1〜5のパーソナルI/F18との間で授受されるテキストデータの構成例を示す図である。
デバイスコードは、前述のように各画像形成装置1〜5毎にデバイスコード設定スイッチ30(図3参照)によってそれぞれ固有に設定され、図11のIDコードとの関連は画像形成装置を初めてデータ通信装置7に接続したインストール時にその画像形成装置から読み込んでデータ通信装置7内の不揮発性RAM44に記憶され、以降テキストデータの送出方向により適宜変換される。
【0083】
処理コードは前述したように通信目的の種類を示すコードであり、図11の識別コードからテキストデータの発信元,受信先を削除したものである。これも、テキストデータの送出方向により、データ通信装置7によって適宜付加,削除される。
【0084】
図13は画像形成装置1〜5のパーソナルI/F18とPPCコントローラ31(図3参照)との間で授受されるテキストデータの構成例を示す図であり、図12に示したデータ通信装置7とパーソナルI/F18との間で授受されるテキストデータからヘッダ,デバイスコード,およびパリティ部分を取り除いたものである。
【0085】
図14は、中央制御装置6の概略構成例を示すブロック図である。
中央制御装置6は、モデム101,通信端末102,ディスプレイ103,およびハードディスク104等からなる。
モデム101は、公衆回線8を介してデータ通信装置7との通信を司るものであり、送受信するデータを変復調する。
【0086】
通信端末102は、データ通信装置7に対するデータ(情報)の送受信およびデータの加工を司る。
ディスプレイ103は、データ通信装置7から受信したデータを含む各種データを表示する。
ハードディスク104は、データ通信装置7の電話番号やデータ通信装置7から受信したデータ等の各種データを保存する。
【0087】
以下、データ通信装置7によるこの発明に係わる処理について、図15〜図19を参照して具体的に説明する。
図15〜図19は、データ通信装置7のCPU41による請求項2〜の発明に係わる接続回線チェック処理の一例を示すフローチャートである。
【0088】
データ通信装置7の不揮発性RAM44には、画像形成装置1〜5から通報指令を受けた時に画像形成装置1〜5からの情報(緊急コール)を中央制御装置6ヘ通報(通知)したり、定時(予め設定された通報時刻)に達した時に画像形成装置1〜5からの情報を中央制御装置6へ通報したりするための発呼先電話番号が記憶されている。また、データ通信装置7に接続されている回線(電話回線)の種別(DP回線又はPB回線の種別)も記憶されている。
【0089】
データ通信装置7のCPU41は、画像形成装置1〜5から通報指令を受けた時あるいは定時に図15〜図19に示す接続回線チェック処理を開始し、まず回線を補足して中央制御装置6に対して対応する選択信号で発呼する(ステップS1)。
このとき、NCU47が、不揮発性RAM44に記憶されている回線の種別に対応する(適合する)選択信号(不揮発性RAM44に記憶されている発呼先電話番号を含むDP信号又はPB信号)を送出する。
【0090】
選択信号がDP信号の場合は、ループ形成回路55により、直流ループを決められたメーク率で断続することにより、DP信号を生成して送出する。選択信号がPB信号の場合は、モデム48のDTMF送出機能を利用し、公衆回線8に対しPB信号を送出する。
【0091】
ここで、例えばデータ通信装置7が元々DP回線に接続されている場合を考える。
この場合、データ通信装置7のCPU41は、DP回線に接続されていることが予め設定されている(不揮発性RAM44にDP回線を示す情報が記憶されている)ので、DP信号で発呼すると、中央制御装置6に接続される(データ通信装置7に接続されている回線と中央制御装置6に接続されている回線とが接続される)ため、中央制御装置6との通信が可能になり、その通信(画像形成装置1〜5からの情報を中央制御装置6へ通報する処理)を正常に終了することができる。
【0092】
しかし、データ通信装置7が設置されているユーザ(顧客)先の都合などで、データ通信装置7に接続されている回線の種別がDP回線からPB回線に変更された場合、データ通信装置7は、不揮発性RAM44に記憶されている回線の種別(DP回線)に対応する選択信号であるDP信号で発呼しても、中央制御装置6に接続されず、中央制御装置6との通信は可能にならない。
【0093】
また、データ通信装置7は、今までは公衆回線8に直接接続されていたが、PBX内線に接続されるようになった場合は、選択信号の発呼先電話番号に外線発信番号(通常は「0」)を付加しないと、発呼先に正しく接続されない。
そこで、この実施形態の画像形成装置管理システムでは、データ通信装置7は、上述したタイミング(通報処理開始タイミング)で発呼し、通信相手である中央制御装置6からの応答の有無をチェックする(ステップS1,S2)。
【0094】
そして、中央制御装置6から応答がなかった場合、つまり中央制御装置6との通信が可能にならなかった(通信エラーとなった)場合は、図8のコールプログレストーン検出部63によるビジートーンの検出の有無をチェックする(ステップS2,S3)。
【0095】
そして、ビジートーンを検出できた場合は、相手先が話中であるために中央制御装置6に接続できなかったと判断して再発呼を試み、規定回数再発呼しても中央制御装置6に接続されなかった(再発呼回数終了した)場合、通信エラー(再発呼回数タイムアウト)として接続回線チェック処理を終了する(ステップS1〜S3,S12,S13)。
【0096】
ビジートーンを検出できなかった場合は、選択信号が公衆回線8の交換機に正しく認識されていない可能性がある。
そこで、一旦オンフックして3秒後に再びオフフックし、コールプログレストーン検出部63によるダイヤルトーンの検出の有無をチェックする(ステップS4,5)。
【0097】
そして、ダイヤルトーンを検出できた場合は、データ通信装置7が公衆回線8に直接接続されていると判断できるので、不揮発性RAM44に記憶されている回線の種別とは異なる種別に対応する選択信号で「1」をダイヤルする(ステップS6)。例えば、不揮発性RAM44に記憶されている回線の種別がDP回線であれば、PB信号で「1」をダイヤルする。つまり、「1」を示すPB信号で発呼する。
【0098】
その後、コールプログレストーン検出部63によるダイヤルトーンの検出の有無をチェックし、ダイヤルトーンを検出できなかった場合、公衆回線8の交換機が「1」のダイヤルを受け付けたと判断できるので、一旦オンフックし、3秒後に不揮発性RAM44に記憶されている回線の種別とは異なる種別に対応する選択信号(発呼先電話番号を含む)で発呼する(ステップS7,S8)。
【0099】
その後、通信相手である中央制御装置6からの応答の有無をチェックし、中央制御装置6から応答があった場合、つまり中央制御装置6との通信が可能になった場合は、その通信が終了した後、不揮発性RAM44に記憶されている回線(PB回線/DP回線)の種別を変更して書き換えを行ない、データ通信装置7に接続されている回線の種別が変更になった旨を図11に示したテキストフォーマットで中央制御装置6へ通知する(ステップS9〜S11)。
【0100】
不揮発性RAM44に記憶されている回線の種別とは異なる種別に対応する選択信号で「1」をダイヤルした後、ダイヤルトーンを検出した場合(ステップS6,7)、あるいは不揮発性RAM44に記憶されている回線の種別とは異なる種別に対応する選択信号(発呼先電話番号を含む)で発呼したにも係わらず、中央制御装置6から応答がなかった場合(ステップS8,S9)は、不揮発性RAM44に記憶されている回線の種別(選択信号の種別)が間違っているために通信できないという理由以外の原因が考えられるので、エラーとして接続回線チェック処理を終了する。
【0101】
この場合、中央制御装置6との通信が可能にならなかった旨を該当する画像形成装置(中央制御装置6へ通報しようとした情報を有する画像形成装置)に通知して、その操作表示部の文字表示器83上に「通信回線が異常のため、センタ(中央制御装置6が設置されているサービスセンタ)との通信ができません」などのメッセージを表示させる。
【0102】
オフフックでダイヤルトーンを検出できなかった場合(ステップS4,S5)、データ通信装置7はPBX内線に接続されている可能性がある。
そこで、不揮発性RAM44に記憶されている発呼先電話番号が「0(外線発信番号)」で始まるかどうかをチェックする(ステップS14)。
【0103】
ここで、外線発信番号は日本では「0」が一般的であるが、この外線発信番号は国によって異なる場合があるので、データ通信装置7の不揮発性RAM44に予め記憶しておき、外線発信番号が「0」以外の環境では、例えば「8」などを記憶しておき、その場合は「8」を外線発信番号として使用する。
【0104】
不揮発性RAM44に記憶されている発呼先電話番号が「0」で始まる場合は、PBX内線に接続されていることが考えられるので、不揮発性RAM44に記憶されている回線の種別とは異なる種別に対応する選択信号で「0」をダイヤルした後、コールプログレストーン検出部63によるダイヤルトーンの検出の有無をチェックする(ステップS15,S16)。
【0105】
そして、ダイヤルトーンを検出できた場合、PBX内線の選択信号の種別(PB/DP)が変更になったと判断し、オンフック後、不揮発性RAM44に記憶されている回線の種別とは異なる種別に対応する選択信号(発呼先電話番号を含む)で発呼し、通信相手である中央制御装置6からの応答の有無をチェックする(ステップS17,S18)。
【0106】
そして、中央制御装置6から応答があった場合、つまり中央制御装置6との通信が可能になった場合は、その通信が終了した後、不揮発性RAM44に記憶されている回線(PB回線/DP回線)の種別を変更して書き換えを行ない、データ通信装置7に接続されている回線の種別が変更になった旨を図11に示したテキストフォーマットで中央制御装置6へ通知する(ステップS19〜S20)。
【0107】
不揮発性RAM44に記憶されている回線の種別とは異なる種別に対応する選択信号で「0」をダイヤルした後、ダイヤルトーンを検出できなかった場合(ステップS15,S16)、あるいは不揮発性RAM44に記憶されている回線の種別とは異なる種別に対応する選択信号(発呼先電話番号を含む)で発呼したにも係わらず、中央制御装置6から応答がなかった場合(ステップS17,S18)は、不揮発性RAM44に記憶されている回線の種別(選択信号の種別)が間違っているために通信できないという理由以外の原因が考えられるので、エラーとして接続回線チェック処理を終了する。
【0108】
この場合、中央制御装置6との通信が可能にならなかった旨を該当する画像形成装置(中央制御装置6へ通報しようとした情報を有する画像形成装置)に通知して、その操作表示部の文字表示器83上に「通信回線が異常のため、センタとの通信ができません」などのメッセージを表示させる。
【0109】
不揮発性RAM44に記憶されている発呼先電話番号が「0」で始まらない場合(ステップS14)も、データ通信装置7がPBX内線に接続されている可能性があるので、「0」をダイヤルして、コールプログレストーン検出部63によるダイヤルトーンの検出の有無をチェックする(ステップS21,S22)。
【0110】
そして、ダイヤルトーンを検出できた場合、データ通信装置7がPBX内線に接続されていると判断できるので、オンフック後、不揮発性RAM44に記憶されている回線の種別に対応する選択信号の発呼先電話番号に外線発信番号である「0」を付加してダイヤル(発呼)する(ステップS23)。
【0111】
その後、通信相手である中央制御装置6からの応答の有無をチェックし、中央制御装置6から応答があった場合、つまり中央制御装置6との通信が可能になった場合は、その通信が終了した後、不揮発性RAM44に記憶されている発呼先電話番号に「0」を付加して書き換えを行ない、発呼先電話番号に「0」が付加された旨を図11に示したテキストフォーマットで中央制御装置6へ通知する(ステップS24〜S26)。
【0112】
不揮発性RAM44に記憶されている回線の種別に対応する選択信号の発呼先電話番号に「0」を付加して発呼したにも係わらず、中央制御装置6から応答がなかった場合(ステップS23,S24)は、データ通信装置7がPBX内線に接続されているために通信できないという理由以外の原因が考えられるので、エラーとして接続回線チェック処理を終了する。
【0113】
この場合、中央制御装置6との通信が可能にならなかった旨を該当する画像形成装置(中央制御装置6へ通報しようとした情報を有する画像形成装置)に通知して、その操作表示部の文字表示器83上に「通信回線が異常のため、センタとの通信ができません」などのメッセージを表示させる。
【0114】
「0」をダイヤルした後、ダイヤルトーンを検出できなかった場合(ステップS22)は、PBXがデータ通信装置7のダイヤルを認識できなかった可能性があるので、オンフック後、不揮発性RAM44に記憶されている回線の種別とは異なる種別に対応する選択信号で「0」をダイヤルした後、コールプログレストーン検出部63によるダイヤルトーンの検出の有無をチェックする(ステップS27,S28)。
【0115】
そして、ダイヤルトーンを検出できた場合、オンフック後、不揮発性RAM44に記憶されている回線の種別とは異なる種別に対応する選択信号の発呼先電話番号に「0」を付加してダイヤル(発呼)した後、通信相手である中央制御装置6からの応答の有無をチェックし(ステップS29,S30)、中央制御装置6から応答があった場合、つまり中央制御装置6との通信が可能になった場合は、その通信が終了した後、次の処理を行なう。
【0116】
すなわち、不揮発性RAM44に記憶されている回線(PB回線/DP回線)の種別を変更して書き換えを行なうと共に、不揮発性RAM44に記憶されている発呼先電話番号に「0」を付加して書き換えを行ない、データ通信装置7に接続されている回線の種別が変更になった旨および発呼先電話番号に「0」が付加された旨を図11に示したテキストフォーマットで中央制御装置6へ通知する(ステップS31,S32)。
【0117】
不揮発性RAM44に記憶されている回線の種別とは異なる種別に対応する選択信号で「0」をダイヤルした後、ダイヤルトーンを検出できなかった場合(ステップS27,S28)、あるいは不揮発性RAM44に記憶されている回線の種別とは異なる種別に対応する選択信号の発呼先電話番号に「0」を付加してダイヤル(発呼)したにも係わらず、中央制御装置6から応答がなかった場合(ステップS29,S30)は、不揮発性RAM44に記憶されている回線の種別(選択信号の種別)が間違っていることとデータ通信装置7がPBX内線に接続されていること以外の理由で回線が接続できない(通信ができない)ことが考えられるので、エラーとして接続回線チェック処理を終了する。
【0118】
この場合、中央制御装置6との通信が可能にならなかった旨を該当する画像形成装置(中央制御装置6へ通報しようとした情報を有する画像形成装置)に通知して、その操作表示部の文字表示器83上に「通信回線が異常のため、センタとの通信ができません」などのメッセージを表示させる。
【0119】
このように、データ通信装置7のCPU41が(1)〜(5)に示すような処理を行ない、種々の効果を得ることができる。
(1)不揮発性RAM44に記憶されている回線の種別に対応する選択信号(発呼先電話番号を含む)で発呼し、その回線の種別と自身に接続されている回線の種別が異なるために中央制御装置6との通信が可能にならなかった場合に、不揮発性RAM44に記憶されている回線の種別とは異なる種別に対応する選択信号(発呼先電話番号を含む)で発呼し、中央制御装置6との通信が可能になった場合に、不揮発性RAM44に記憶されている回線の種別を変更して書き換えを行なうと共に、自身に接続されている回線の種別が変更になった旨を中央制御装置6へ通知する(請求項2に対応する)。
【0120】
よって、中央制御装置6の通信端末102は、ハードディスク104に記憶されているデータ通信装置7の回線種別を変更して書き換えを行なえるため、データ通信装置7に接続されている回線種別を常に把握することができる。
【0121】
(2)不揮発性RAM44に記憶されている回線の種別に対応する選択信号(発呼先電話番号を含む)で発呼し、自身に接続されている回線が外線直通回線からPBX(構内交換機)内線経由の回線に変更になったために中央制御装置6との通信が可能にならなかった場合に、不揮発性RAM44に記憶されている回線の種別に対応する選択信号の発呼先電話番号に外線発信番号を付加して発呼する(請求項3に対応する)。
【0122】
よって、PBXが入ったことで中央制御装置6との通信が不可能になることがなくなる。また、データ通信装置7の不揮発性RAM44に記憶されている発信先電話番号に外線発信番号を付加して書き換えを行なうための人手による作業を行なう必要がなくなり、その分だけ人手による作業負担が軽減される。
【0123】
(3)不揮発性RAM44に記憶されている回線の種別に対応する選択信号の発呼先電話番号に外線発信番号を付加して発呼することにより中央制御装置6との通信が可能になった場合に、発呼先電話番号に外線発信番号を付加した旨を中央制御装置6へ通知する(請求項に対応する)。
【0124】
よって、中央制御装置6の通信端末102は、ハードディスク104に記憶されているデータ通信装置7の発呼先電話番号を変更(外線発信番号を付加)して書き換えを行なえるため、データ通信装置7に記憶されている発呼先電話番号を常に把握することができる。
【0125】
(4)データ通信装置7が設置されている国(地域)に対応する外線発信番号を不揮発性RAM44に記憶しておくことにより、(2)の処理時にはその外線発信番号を発呼先電話番号に付加すればよいため、データ通信装置7がグローバルに使用可能になる。
【0126】
(5)不揮発性RAM44に記憶されている回線の種別に対応する選択信号の発呼先電話番号に外線発信番号を付加して発呼することにより中央制御装置6との通信が可能になった場合に、不揮発性RAM44に記憶されている発呼先電話番号に外線発信番号を付加して書き換えを行なう(請求項に対応する)。
よって、それ以降は、書き換え(更新)後の正しい発呼先電話番号を使用して発呼できるので、データ通信装置7の処理効率が向上する。
【0127】
(6)不揮発性RAM44に記憶されている回線の種別とは異なる種別に対応する選択信号で発呼しても、あるいは不揮発性RAM44に記憶されている回線の種別に対応する選択信号の発呼先電話番号に外線発信番号を付加して発呼しても、中央制御装置6との通信が可能にならなかった場合に、該当する画像形成装置へ通知して操作表示部上に表示させるので、ユーザは回線の不具合に早急に気がつく。
【0128】
したがって、データ通信装置7に各種パラメータを再設定するための作業等のデータ通信装置7に対する各種作業を効率よく行なうことができる。
なお、データ通信装置7のCPU41は、(1)に示した処理の代えて、次の処理を行なうこともできる。
【0129】
すなわち、不揮発性RAM44に記憶されている回線の種別に対応する選択信号(発呼先電話番号を含む)で発呼し、その回線の種別と自身に接続されている回線の種別が異なるために中央制御装置6との通信が可能にならなかった場合に、不揮発性RAM44に記憶されている回線の種別を変更して書き換えを行ない、その変更した回線の種別に対応する選択信号(発呼先電話番号を含む)で発呼し、中央制御装置6との通信が可能になった場合に、データ通信装置7に接続されている回線の種別が変更になった旨を中央制御装置6へ通知する(請求項1に対応する)。
【0130】
また、データ通信装置7は、図15〜図19によって説明した接続回線チェック処理(請求項2〜の発明に係わる処理)を通常の通報処理開始時に実施するようにしたが、中央制御装置6からの要求によって実施することもできる(請求項に対応する)。
【0131】
すなわち、図11に示したテキストフォーマットによって中央制御装置6から接続回線チェックコマンドを受信したとき、回線を一旦切って、接続回線チェック処理を実施し、最終的にエラーであった場合以外は、不揮発性RAM44に記憶されている回線(PB回線/DP回線)の種別を変更して書き換えを行ない、データ通信装置7に接続されている回線の種別が変更になった旨を中央制御装置6へ通知したり、あるいは不揮発性RAM44に記憶されている発呼先電話番号に「0」を付加して書き換えを行ない、発呼先電話番号に外線発信番号が付加された旨を中央制御装置6へ通知したりする。
【0132】
ここで、中央制御装置6の通信端末102は、データ通信装置7にアクセスできるのに、そのデータ通信装置7から定時になっても画像形成装置の情報が送られてこなくなった場合、その原因がデータ通信装置7に接続されている回線の種別が変更になったり、その回線が外線直通回線からPBX経由の回線に変更になったことなどであると判断することができる。
【0133】
このような場合、データ通信装置7に記憶されている回線の種別を変更したり、発呼先電話番号に外線発信番号を付加したりする場合、いちいち、データ通信装置7に対してそれらの設定作業を行なうことなく、中央制御装置6上での操作により接続回線チェックコマンドを発行させるだけで、データ通信装置7に接続回線チェック処理を実施させることができるので、データ通信装置に対する各種作業を更に効率よく行なうことができる。
【0134】
以上、この発明を画像形成装置(被遠隔管理装置)を遠隔管理するための遠隔管理システム(画像形成装置管理システム)に適用した実施形態について説明したが、この発明はこれに限らず、複写装置の複写枚数を部門別に管理するキーカード装置やガスメータ,電力量メータ,自動販売機等の各種の被遠隔管理装置を遠隔管理するための遠隔管理システムに適用可能である。
【0135】
【発明の効果】
以上説明してきたように、この発明の遠隔管理システムによれば、データ通信装置の環境の変化(回線種別の変更等)に関係なく、データ通信装置に対する各種作業を効率よく行なうことが可能になる。
【0136】
すなわち、請求項1の発明の遠隔管理システムによれば、データ通信装置が、自身に記憶されている回線の種別に対応する選択信号で発呼し、中央制御装置との通信が可能にならなかった場合に、自身に記憶されている回線の種別を変更して書き換えを行ない、その変更した回線の種別に対応する選択信号で発呼し、中央制御装置との通信が可能になった場合に、自身に接続されている回線の種別が変更になった旨を中央制御装置へ通知することにより、中央制御装置では自身に記憶されているデータ通信装置の回線種別を変更して書き換えを行なえるため、データ通信装置に接続されている回線種別を常に把握することができ、それによってデータ通信装置に対する各種作業を効率よく行なうことができる。
【0137】
請求項2の発明の遠隔管理システムによれば、データ通信装置が、自身に記憶されている回線の種別に対応する選択信号で発呼し、中央制御装置との通信が可能にならなかった場合に、自身に記憶されている回線の種別とは異なる種別に対応する選択信号で発呼し、中央制御装置との通信が可能になった場合に、自身に記憶されている回線の種別を変更して書き換えを行なうと共に、データ通信装置に接続されている回線の種別が変更になった旨を中央制御装置6へ通知することにより、請求項1の発明と同様の効果を得ることができる。また、中央制御装置との通信が可能になった場合に、自身に記憶されている回線の種別を変更して書き換えを行なうので、中央制御装置との通信を確実に行なうことができる。
【0138】
請求項3の発明の遠隔管理システムによれば、データ通信装置が、自身に記憶されている回線の種別に対応する選択信号で発呼し、中央制御装置との通信が可能にならなかった場合に、自身に記憶されている回線の種別に対応する選択信号の発呼先電話番号に外線発信番号を付加して発呼するので、PBXが入ったことで中央制御装置との通信が不可能になることがなくなる。また、自身に記憶されている発信先電話番号に外線発信番号を付加して書き換えを行なうための人手による作業を行なう必要がなくなり、その分だけ人手による作業負担が軽減される。したがって、PBXの有無(環境の変化)に関係なく、データ通信装置に対する各種作業を効率よく行なうことができる。
【0139】
さらに、自身に記憶されている回線の種別に対応する選択信号の発呼先電話番号に外線発信番号を付加して発呼することにより中央制御装置との通信が可能になった場合に、発呼先電話番号に外線発信番号を付加した旨を中央制御装置へ通知することにより、中央制御装置では自身に記憶されているデータ通信装置の発呼先電話番号を変更(外線発信番号を付加)して書き換えを行なえるため、データ通信装置に記憶されている発呼先電話番号を常に把握することができる。よって、データ通信装置に対する各種作業をより効率よく行なうことができる。
【0141】
請求項の発明の遠隔管理システムによれば、データ通信装置が、請求項の発明による処理に加え、自身に記憶されている回線の種別に対応する選択信号の発呼先電話番号に外線発信番号を付加して発呼することにより中央制御装置との通信が可能になった場合に、自身に記憶されている発呼先電話番号に外線発信番号を付加して書き換えを行なうので、それ以降は、書き換え後の正しい発呼先電話番号を使用して発呼できるので、データ通信装置7の処理効率が向上する。よって、データ通信装置に対する各種作業を更に効率よく行なうことができる。
【0143】
請求項の発明の遠隔管理システムによれば、データ通信装置が、請求項1〜のいずれかの発明による処理の最初の発呼を中央制御装置からの要求によって行なうので、データ通信装置に対する各種作業を更に効率よく行なうことができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】この発明の一実施形態である画像形成装置管理システム(遠隔管理システム)の構成例を示すブロック図である。
【図2】図1の画像形成装置1〜5の制御部の構成例を示すブロック図である。
【図3】図2のパーソナルI/F18の構成例を示すブロック図である。
【図4】図1の画像形成装置1〜5の操作表示部の構成例を示すレイアウト図である。
【図5】図4の文字表示器83に電源投入時に表示される画像形成モード画面の一例を示す図である。
【図6】図1のデータ通信装置7の一例を示すブロック構成図である。
【図7】図6のNCU47の構成例を示すブロック図である。
【図8】図6のモデム48の構成例を示すブロック図である。
【図9】図6のデータ通信装置7におけるセレクティング動作の一例を示すフロー図である。
【図10】同じくポーリング動作の一例を示すフロー図である。
【図11】図1の中央制御装置6とデータ通信装置7との間で授受されるテキストデータの構成例を示す図である。
【図12】図1のデータ通信装置7と画像形成装置1〜5のパーソナルI/Fとの間で授受されるテキストデータの構成例を示す図である。
【図13】図1の画像形成装置1〜5のパーソナルI/FとPPCコントローラとの間で授受されるテキストデータの構成例を示す図である。
【図14】図1の中央制御装置6の概略構成例を示すブロック図である。
【図15】 図6のデータ通信装置7による請求項2〜の発明に係わる接続回線チェック処理の一例を示すフロー図である。
【図16】その続きを示すフロー図である。
【図17】その続きを示すフロー図である。
【図18】その続きを示すフロー図である。
【図19】その続きを示すフロー図である。
【符号の説明】
1〜5:画像形成装置 6:中央制御装置
7:データ通信装置 8:公衆回線
11,21,41:CPU 13,42:ROM
14,43:RAM 15,44:不揮発性RAM
17a,17b,17c:シリアル通信制御ユニット
18:パーソナルI/F
30:デバイスコード設定スイッチ
31:PPCコントローラ 46:画像形成装置I/F
47:NCU 48,101:モデム
49:LED表示部 51:保護回路
52:ループ電流検出回路 53:リンギング検出回路
54:ライン切替回路 55:ループ形成回路
61:アナログフロントエンド 62:変復調部
63:コールプログレストーン検出部
64:バスインタフェイス 102:通信端末
103:ディスプレイ 104:ハードディスク

Claims (5)

  1. 中央制御装置によって公衆回線およびデータ通信装置を介して画像形成装置等の被遠隔管理装置を遠隔管理するビジネス用の遠隔管理システムであって、
    前記データ通信装置に、該装置に接続されている回線の種別を記憶する回線種別記憶手段と、前記中央制御装置に対する発呼時に使用する選択信号に含まれる発呼先電話番号を記憶する発呼先電話番号記憶手段と、前記回線種別記憶手段に記憶されている回線の種別に対応する選択信号で発呼する第1の発呼手段と、該手段による発呼によって前記中央制御装置との通信が可能にならなかった場合に、前記回線種別記憶手段に記憶されている回線の種別を変更して書き換えを行なう回線種別変更手段と、該手段によって変更された回線の種別に対応する選択信号で発呼する第2の発呼手段と、該手段による発呼によって前記中央制御装置との通信が可能になった場合に、当該データ通信装置に接続されている回線の種別が変更になった旨を前記中央制御装置へ通知する回線種別変更通知手段とを設けたことを特徴とする遠隔管理システム。
  2. 中央制御装置によって公衆回線およびデータ通信装置を介して画像形成装置等の被遠隔管理装置を遠隔管理するビジネス用の遠隔管理システムであって、
    前記データ通信装置に、該装置に接続されている回線の種別を記憶する回線種別記憶手段と、前記中央制御装置に対する発呼時に使用する選択信号に含まれる発呼先電話番号を記憶する発呼先電話番号記憶手段と、前記回線種別記憶手段に記憶されている回線の種別に対応する選択信号で発呼する第1の発呼手段と、該手段による発呼によって前記中央制御装置との通信が可能にならなかった場合に、前記回線種別記憶手段に記憶されている回線の種別とは異なる種別に対応する選択信号で発呼する第2の発呼手段と、該手段による発呼によって前記中央制御装置との通信が可能になった場合に、前記回線種別記憶手段に記憶されている回線の種別を変更して書き換えを行なう回線種別変更手段と、前記第2の発呼手段による発呼によって前記中央制御装置との通信が可能になった場合に、当該データ通信装置に接続されている回線の種別が変更になった旨を前記中央制御装置へ通知する回線種別変更通知手段とを設けたことを特徴とする遠隔管理システム。
  3. 中央制御装置によって公衆回線およびデータ通信装置を介して画像形成装置等の被遠隔管理装置を遠隔管理するビジネス用の遠隔管理システムであって、
    前記データ通信装置に、該装置に接続されている回線の種別を記憶する回線種別記憶手段と、前記中央制御装置に対する発呼時に使用する選択信号に含まれる発呼先電話番号を記憶する発呼先電話番号記憶手段と、前記回線種別記憶手段に記憶されている回線の種別に対応する選択信号で発呼する第1の発呼手段と、該手段による発呼によって前記中央制御装置との通信が可能にならなかった場合に、前記回線種別記憶手段に記憶されている回線の種別に対応する選択信号の発呼先電話番号に外線発信番号を付加して発呼する第2の発呼手段と、前記第2の発呼手段による発呼によって前記中央制御装置との通信が可能になった場合に、発呼先電話番号に外線発信番号を付加した旨を前記中央制御装置へ通知する手段とを設けたことを特徴とする遠隔管理システム。
  4. 請求項記載の遠隔管理システムにおいて、
    前記データ通信装置に、前記第2の発呼手段による発呼によって前記中央制御装置との通信が可能になった場合に、前記発呼先電話番号記憶手段に記憶されている発呼先電話番号に外線発信番号を付加して書き換えを行なう手段を設けたことを特徴とする遠隔管理システム。
  5. 請求項1乃至のいずれか一項に記載の遠隔管理システムにおいて、
    前記データ通信装置の第1の発呼手段が、前記中央制御装置からの要求により、前記回線種別記憶手段に記憶されている回線の種別に対応する選択信号で発呼する手段であることを特徴とする遠隔管理システム。
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