JP2001306427A - 遠隔管理システム - Google Patents

遠隔管理システム

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JP2001306427A
JP2001306427A JP2000120635A JP2000120635A JP2001306427A JP 2001306427 A JP2001306427 A JP 2001306427A JP 2000120635 A JP2000120635 A JP 2000120635A JP 2000120635 A JP2000120635 A JP 2000120635A JP 2001306427 A JP2001306427 A JP 2001306427A
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JP2000120635A
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English (en)
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Hiroyuki Abe
浩之 阿部
Hidehiko Watanabe
秀彦 渡辺
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Ricoh Co Ltd
Original Assignee
Ricoh Co Ltd
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 データ通信装置と被遠隔管理装置との通信異
常に関する処理や作業を経済的且つ効率的に行なえるよ
うにする。 【解決手段】 データ通信装置7は、各画像形成装置1
〜5のいずれかとの間で通信異常が発生すると、その通
信異常を検出する。そして、その検出した通信異常の発
生回数を種類別にカウントし、そのカウントした通信異
常の種類別の発生回数を通信相手の画像形成装置固有の
IDと共に通信異常情報として不揮発性RAMに記憶す
る。また、定期的にあるいは中央制御装置6からの要求
により、不揮発性RAM内の通信異常情報を中央制御装
置6へ送信する。また、不揮発性RAM内の通信異常情
報中の各通信異常の発生回数のいずれかが所定回数に達
した時に、その通信異常の発生回数を含む通信異常情報
を中央制御装置6へ送信する。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】この発明は、中央制御装置
(遠隔管理装置)によって公衆回線およびデータ通信装
置を介して画像形成装置等の被遠隔管理装置を遠隔管理
するビジネス用の画像形成装置管理システムに関する。
【0002】
【従来の技術】例えば、画像形成装置の遠隔管理システ
ムとしては、不特定多数のユーザ(顧客)のオフィス等
に設置された1台あるいは複数台の画像形成装置をデー
タ通信装置および公衆回線(電話回線)を利用して、販
売,サービスの拠点(サービスセンタ)などに設置され
ている中央制御装置(ホストマシン)と接続可能にした
ものが一般に知られている。
【0003】ところで、遠隔管理システムにおいては、
中央制御装置側で遠隔地にあるデータ通信装置と被遠隔
管理装置(画像形成装置)との間の通信が正常に行なわ
れているかどうかを認識することは重要な要素である。
そこで、従来の遠隔管理システムのデータ通信装置で
は、被遠隔管理装置との間で通信異常が発生すると、そ
の通信異常を検出し、その内容を中央制御装置に通知す
るようにしている。
【0004】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら、従来の
遠隔管理システムでは、通信異常の通知に関して以下の
(1)〜(4)に示すような問題があった。
【0005】(1)データ通信装置が、被遠隔管理装置
との通信異常を検出する毎にその異常内容を中央制御装
置に通知していたため、通信異常が頻発するような場合
には、中央制御装置への発呼回数が増える。そのため、
通信コストが上昇し、中央制御装置側の処理負担が増大
する。
【0006】(2)データ通信装置が、検出した通信異
常が偶発的なものなど本来通知してもあまり意味のない
ものであっても、その異常内容を中央制御装置に通知し
ていたため、中央制御装置への発呼回数が増える。その
ため、通信コストが上昇し、中央制御装置側の処理負担
が増大する。
【0007】(3)中央制御装置では、データ通信装置
と被遠隔管理装置との通信異常の発生傾向を調べる場合
は、その通信異常の内容通知(コール)の着信時刻等に
基づいて分析する必要があったため、作業の効率が悪か
った。
【0008】(4)データ通信装置が、被遠隔管理装置
との通信異常を検出する毎にその異常内容を中央制御装
置に通知するが、一度異常内容を中央制御装置に通知し
てそこでその異常内容が把握された後でも、通信異常が
解消されない限りその異常内容を何度も中央制御装置に
通知するため、中央制御装置への発呼回数が増える。そ
のため、通信コストが上昇し、中央制御装置の処理負担
が増大する。
【0009】この発明は上記の問題点に鑑みてなされた
ものであり、遠隔管理システムにおいて、データ通信装
置と被遠隔管理装置との通信異常に関する処理や作業を
経済的且つ効率的に行なえるようにすることを目的とす
る。
【0010】
【課題を解決するための手段】この発明は、上記の目的
を達成するため、中央制御装置によって公衆回線および
データ通信装置を介して画像形成装置等の被遠隔管理装
置を遠隔管理するビジネス用の遠隔管理システムであっ
て、次のようにしたことを特徴とする。
【0011】請求項1の発明による遠隔管理システム
は、データ通信装置に、被遠隔管理装置との間で通信異
常が発生したとき、該通信異常を検出する通信異常検出
手段と、該手段によって検出された通信異常の発生回数
を種類別にカウントして記憶するカウント記憶手段と、
該手段に記憶された通信異常の種類別の発生回数を定期
的に中央制御装置へ通知する通信異常通知手段とを設け
たものである。
【0012】請求項2の発明による遠隔管理システム
は、請求項1の遠隔管理システムにおいて、データ通信
装置の通信異常通知手段に、カウント記憶手段に記憶さ
れた通信異常の種類別の発生回数がそれぞれ予め決めら
れた期間内に所定回数に達したとき、該通信異常の発生
回数を中央制御装置へ通知する手段を備えたものであ
る。
【0013】請求項3の発明による遠隔管理システム
は、請求項1又は2の遠隔管理システムにおいて、デー
タ通信装置に、通信異常の種類別に通信異常通知手段に
よる通知の許可/禁止を設定する手段を設けたものであ
る。
【0014】請求項4の発明による遠隔管理システム
は、請求項1〜3のいずれかの遠隔管理システムにおい
て、データ通信装置の通信異常通知手段に、中央制御装
置からの要求により、カウント記憶手段に記憶された通
信異常の種類別の発生回数を中央制御装置へ通知する手
段を備えたものである。
【0015】請求項5の発明による遠隔管理システム
は、データ通信装置に、被遠隔管理装置との間で通信異
常が発生したとき、該通信異常を検出する通信異常検出
手段と、該手段によって検出された通信異常の発生回数
を種類別にカウントして記憶するカウント記憶手段と、
通信異常検出手段によって検出された通信異常の種類別
の発生回数がそれぞれ予め決められた回数に達するまで
該通信異常の発生日時を記憶する異常発生日時記憶手段
と、カウント記憶手段に記憶された通信異常の種類別の
発生回数および異常発生日時記憶手段に記憶された通信
異常の種類別の発生日時を定期的に中央制御装置へ通知
する通信異常通知手段とを設けたものである。
【0016】請求項6の発明による遠隔管理システム
は、請求項5の遠隔管理システムにおいて、データ通信
装置の通信異常通知手段に、カウント記憶手段に記憶さ
れた通信異常の種類別の発生回数がそれぞれ予め決めら
れた期間内に所定回数に達したとき、該通信異常の発生
回数および異常発生日時記憶手段に記憶された該通信異
常の発生日時を中央制御装置へ通知する手段を備えたも
のである。
【0017】請求項7の発明による遠隔管理システム
は、請求項5又は6の遠隔管理システムにおいて、デー
タ通信装置に、通信異常の種類別に通信異常通知手段に
よる通知の許可/禁止を設定する手段を設けたものであ
る。
【0018】請求項8の発明による遠隔管理システム
は、請求項5〜7のいずれかの遠隔管理システムにおい
て、データ通信装置の通信異常通知手段に、中央制御装
置からの要求により、カウント記憶手段に記憶された通
信異常の種類別の発生回数および異常発生日時記憶手段
に記憶された通信異常の種類別の発生日時を中央制御装
置へ通知する手段を備えたものである。
【0019】
【発明の実施の形態】以下、この発明の実施形態を図面
に基づいて具体的に説明する。図1は、この発明の一実
施形態である遠隔管理システムとしての画像形成装置管
理システムの構成例を示すブロック図である。
【0020】この画像形成装置管理システムは、遠隔診
断を前提とした被遠隔管理装置としての5台の画像形成
装置(複写装置等)1〜5と通信回線を介して接続され
たデータ通信装置7と、データ通信装置7と公衆回線8
を介して接続する中央制御装置6とを備え、中央制御装
置6が、公衆回線8,データ通信装置7,および通信回
線を介して各画像形成装置1〜5を集中的に遠隔管理で
きるようにしたものである。
【0021】データ通信装置7は、公衆回線8に接続さ
れ、中央制御装置6からの指令信号を画像形成装置1〜
5へ選択的に送信したり、逆に画像形成装置1〜5から
の各種通報を公衆回線8を経由して中央制御装置6へ送
信する。
【0022】このデータ通信装置7は、24時間通電を
行なっていて、通常画像形成装置1〜5の電源がオフに
なっている夜間でも、中央制御装置6との通信を可能に
している。このデータ通信装置7と各画像形成装置1〜
5とは、シリアル通信インタフェースRS−485(通
信回線)によりマルチドロップ接続されていて、データ
通信装置7からのポーリング,セレクティングにより各
画像形成装置1〜5との通信を行なっている。
【0023】図2は、各画像形成装置1〜5の制御部の
構成例を示すブロック図である。各画像形成装置1〜5
の制御部はそれぞれ、CPU11,リアルタイムクロッ
ク回路12,ROM13,RAM14,不揮発性RAM
15,入出力ポート16,およびシリアル通信制御ユニ
ット17a,17b,17cからなるPPC(複写装
置)コントローラと、パーソナルインタフェース(以下
「インタフェース」を「I/F」ともいう)18と、シ
ステムバス19とを備えている。
【0024】CPU11は、ROM13内の制御プログ
ラムによってこの制御部全体を統括的に制御する中央処
理装置である。リアルタイムクロック回路12は、時刻
情報を発生するものであり、CPU11がそれを読み込
むことによって現在の時刻を知ることができる。ROM
13は、CPU11が使用する制御プログラムを含む各
種固定データを格納している読み出し専用メモリであ
る。
【0025】RAM14は、CPU11がデータ処理を
行なう際に使用するワークメモリ等として使用する一時
記憶用メモリである。不揮発性RAM15は、後述する
図4に示す操作表示部等からのモード指示の内容などを
記憶するメモリであり、画像形成装置の電源がオフにな
っても記憶内容を保持するようになっている。入出力ポ
ート16は、画像形成装置内のモータ,ソレノイド,ク
ラッチ等の出力負荷やセンサ・スイッチ類を接続してい
る。
【0026】シリアル通信制御ユニット17aは、操作
表示部との信号のやりとりを行なっている。シリアル通
信制御ユニット17bは、図示しない原稿送り部との信
号のやりとりを行なっている。シリアル通信制御ユニッ
ト17cは、図示しない転写紙後処理部との信号のやり
とりを行なっている。
【0027】パーソナルI/F18は、データ通信装置
7との間の通信を司るインタフェース回路であり、CP
U11のデータ通信装置7との通信処理のための負荷を
軽減するために設けられている。もちろん、CPU11
の処理能力が充分であれば、このパーソナルI/F18
の機能をCPU11に取り込んでも差し支えない。この
パーソナルI/F18の主な機能は、以下の(1)〜
(4)に示す通りである。
【0028】(1)データ通信装置7からのポーリン
グ,セレクティングの監視 (2)データ通信装置7への肯定応答,否定応答処理 (3)データ通信装置7との間の送受信データの正当性
のチェック,パリティチェック,およびエラー発生時の
再送要求処理 (4)データ通信装置7との間の送受信データのヘッダ
処理
【0029】システムバス19はアドレスバス,コント
ロールバス,データバスからなるバスラインであり、C
PU11,リアルタイムクロック回路12,ROM1
3,RAM14,不揮発性RAM15,入出力ポート1
6,シリアル通信制御ユニット17a,17b,17
c,およびパーソナルI/F18を相互に接続する。
【0030】図3は、図2のパーソナルI/F18の構
成例を示すブロック図である。このパーソナルI/F1
8は、CPU21,デュアルポートメモリ22,レジス
タ23〜26,入力ポート27,シリアル通信制御ユニ
ット28,ローカルバス29,およびデバイスコード設
定スイッチ30によって構成されている。
【0031】CPU21は、中央処理装置,ROM,R
AM,およびそれらを接続するバス等からなるワンチッ
プのマイクロコンピュータであり、このパーソナルI/
F18全体を統括的に制御する。デュアルポートメモリ
22は、CPU21と図2のCPU11の双方から読み
書き可能であり、パーソナルI/F18とPPCコント
ローラ31との間でのテキストデータの授受に使用され
るデータメモリである。
【0032】なお、PPCコントローラ31は上述した
CPU11,リアルタイムクロック回路12,ROM1
3,RAM14,不揮発性RAM15,入出力ポート1
6,およびシリアル通信制御ユニット17a,17b,
17cによって構成される。レジスタ23〜26は、上
記テキストデータの授受時に制御用として使用される
が、詳細な説明は省略する。
【0033】デバイスコード設定スイッチ30は、画像
形成装置毎に固有のデバイスコード(識別番号)を設定
するためのものであり、データ通信装置7からのポーリ
ング,セレクティング時のデバイスコード識別用として
使用される。シリアル通信制御ユニット28は、データ
通信装置7および/または他の画像形成装置のパーソナ
ルI/F18と接続される。
【0034】図4は、各画像形成装置1〜5の操作表示
部の構成例を示すレイアウト図である。なお、この操作
表示部は、各画像形成装置1〜5が複写装置の場合に対
応するものである。
【0035】この操作表示部は、一般の制御部(例えば
図2に示した各画像形成装置1〜5における制御部)と
同様に、制御プログラムを格納したROM,その制御プ
ログラムによって各種制御を実行するCPU,データを
一時格納するRAM,電源がオフになっても記憶内容を
保持する不揮発性RAM,シリアル通信制御ユニット,
および入出力ポート等を備えており、図2のシリアル通
信制御ユニット17aとデータ授受を行なうが、その詳
細は省略する。
【0036】この操作表示部は、上述した制御部の他
に、テンキー71,クリア/ストップキー72,プリン
トキー73,エンタキー74,割り込みキー75,予熱
/モードクリアキー76,モード確認キー77,画面切
り替えキー78,呼び出しキー79,登録キー80,ガ
イダンスキー81,表示用コントラストボリューム8
2,および文字表示器83を備えている。
【0037】テンキー71は、コピー(画像形成)枚数
や倍率等の数値を入力するためのキーである。クリア/
ストップキー72は、置数(コピー枚数)をクリアした
り、コピー動作をストップさせたりするためのキーであ
る。プリントキー73は、プリント動作を含むコピー動
作を実行開始させるためのキーである。
【0038】エンタキー74は、ズーム倍率や綴じ代寸
法用置数等の数値の指定を確定させるためのキーであ
る。割り込みキー75は、コピー中に割り込んで別の原
稿をコピーする時などに使用するキーである。予熱/モ
ードクリアキー76は、設定した全てのコピーモードの
内容を取り消したり、予熱を設定して節電状態にしたり
するためのキーである。
【0039】モード確認キー77は、文字表示器83に
選択的に表示される各コピーモードを一覧表示で確認す
るためのキーである。画面切り替えキー78は、文字表
示器83の表示形態を使用者の熟練度に応じて切り替え
るためのキーである。呼び出しキー79は、ユーザプロ
グラムを呼び出すためのキーである。
【0040】登録キー80は、ユーザプログラムを登録
するためのキーである。ガイダンスキー81は、文字表
示器83にガイダンスメッセージ等を表示するためのキ
ーである。表示用コントラストボリューム82は、文字
表示器83のコントラストを調整するためのものであ
る。
【0041】文字表示器83は、液晶(LCD),蛍光
表示管等のフルドット表示素子を用い、その上に多数の
タッチセンサを内蔵(例えば8×8表示画素毎にある)
した略透明なシート状のマトリックスタッチパネルを重
ねており、電源投入により、例えば図5に示すような画
像形成装置の状態(「コピーできます」「コピー中で
す」「転写紙がありません」等),コピー枚数,各種キ
ーを示す通常のコピーモード画面を表示する。
【0042】ここで、その画面上のキー(表示部)を押
下(タッチ)することにより、給紙段(用紙サイズ),
自動用紙(原稿サイズと設定倍率により最適な転写紙が
収納されている給紙段が自動選択される),画像濃度
(コピー濃度),自動濃度(原稿の濃度に応じて画像濃
度が自動選択される),変倍率(等倍,縮小,拡大,用
紙指定変倍,ズーム変倍,寸法変倍),両面モード,綴
じ代モード,ソートモード等のコピー動作に関わる各種
のコピーモードを任意に選択することができ、押下され
たキーは白黒反転表示に切り替わる。
【0043】図6は、図1のデータ通信装置7の一例を
示すブロック構成図である。このデータ通信装置7は、
CPU41,ROM42,RAM43,不揮発性RAM
44,リアルクロック回路(以下「RTC」という)4
5,画像形成装置I/F46,網制御装置(以下「NC
U」という)47,モデム48,およびLED表示部4
9からなる。
【0044】CPU41は、ROM42内の制御プログ
ラムによって次のような制御を行なう。つまり、5台の
画像形成装置1〜5を制御したり、公衆回線8経由で中
央制御装置6に対する指令信号の送受信を制御したり、
画像形成装置1〜5からの各種通報により、公衆回線8
経由で中央制御装置6に対して発呼を行なったり、公衆
回線8を画像形成装置1〜5側に接続するか、一般電話
機(TEL)又はファクシミリ装置(FAX)側に接続
するかの切り替え制御を行なうなど、このデータ通信装
置7全体を統括的に制御する中央処理装置である。
【0045】ROM42は、CPU41が使用する制御
プログラムを含む各種固定データを格納している読み出
し専用メモリである。RAM43は、CPU41がデー
タ処理を行なう際に使用するワークメモリ等として使用
する一時記憶用メモリである。
【0046】不揮発性RAM44は、中央制御装置6お
よび複数の画像形成装置1〜5の一方から他方への送信
データや、複数の画像形成装置1〜5の中から1台を特
定するそれぞれのデバイスコード(識別番号)およびI
Dコード,中央制御装置6の電話番号,回線接続が成功
しなかった場合の再発呼回数(リトライ回数),再発呼
間隔などを記憶するメモリであり、電源がオフになって
も記憶内容を保持するようになっている。
【0047】RTC45は、時刻情報を発生するもので
あり、CPU41がそれを読み込むことによって現在の
時刻を知ることができる。画像形成装置I/F46は、
画像形成装置1〜5との間のシリアル通信を司るインタ
フェース回路である。NCU47は、データ通信装置7
を公衆回線8に通信可能に接続するためのものであり、
自動発着信機能を備えている。
【0048】モデム48は、送受信するデータを変復調
する。LED表示部49は、データ通信装置7の電源入
力状態やデータ通信装置7が公衆回線8に通信可能に接
続されていない時などに、その旨を知らせるためのもの
である。
【0049】図7は、NCU47の構成例を示すブロッ
ク図である。NCU47は、保護回路51,ループ電流
検出回路52,リンギング検出回路53,ライン切替回
路54,およびループ形成回路55等からなる。保護回
路51は、公衆回線8からのノイズから装置を保護する
ための回路である。
【0050】ループ電流検出回路52は、ループ形成回
路55により形成される直流ループに流れる電流を検出
するものであり、図示しない両方向性のフォトカプラ等
からなる。リンギング検出回路53は、公衆回線8から
のリンギングを検出するものである。
【0051】ライン切替回路54は、公衆回線8を図7
のモデム48側に接続するか、外付けの一般電話機(T
EL)又はファクシミリ装置(FAX)側に接続するか
の切り替えを行なうものである。ループ形成回路55
は、オフフックして公衆回線8をつかんだ(公衆回線8
のラインL1,L2を直流的に閉結した)際に直流ルー
プを形成し、公衆回線8とモデム信号の送受信を行な
う。
【0052】ここで、この実施形態の画像形成装置管理
システムでは、この発明による各種の機能(手段)に対
応する制御プログラムを図6に示したデータ通信装置7
のROM42に予め記憶しておき、CPU41がそのプ
ログラムに従って動作すると共に、RAM43,不揮発
性RAM44,画像形成装置I/F46等を使用するこ
とにより、上記各種の機能を実現することができる。
【0053】次に、この画像形成装置管理システムの概
略機能について説明する。この画像形成装置管理システ
ムの機能には、大きく分けて以下の(1)〜(3)に示
す3種類の機能がある。 (1)中央制御装置6から画像形成装置1〜5への通信
制御 (2)画像形成装置1〜5から中央制御装置6又はデー
タ通信装置7への通信制御 (3)データ通信装置7独自の制御
【0054】(1)の中央制御装置6から画像形成装置
1〜5への通信制御には、例えば以下の(a)〜(c)
に示すものがある。 (a)特定の画像形成装置のトータル画像形成枚数(積
算画像形成枚数),給紙段(給紙トレイ)毎の画像形成
枚数,転写紙サイズ毎の画像形成枚数,ミスフィード回
数,転写紙サイズ毎のミスフィード回数,転写紙搬送位
置毎のミスフィード回数等のカウンタ情報の読み取りお
よびリセット
【0055】(b)画像形成装置を構成する各ユニット
の制御電圧,電流,抵抗,タイミング等の調整値の設定
および読み取り (c)(2)の通信制御による画像形成装置1〜5から
中央制御装置6への通信制御に対する結果(テキスト)
返送
【0056】これらの制御は、中央制御装置6からの指
令信号を受信して、データ通信装置7から画像形成装置
1〜5へのセレクティングによって行なう。セレクティ
ングとは、接続されている5台の画像形成装置1〜5の
中から1台を選択して通信する機能をさす。
【0057】図8は、データ通信装置7におけるセレク
ティング動作の一例を示すフローチャートである。各画
像形成装置1〜5はそれぞれ、ユニークな(特定の)デ
バイスコードを持っており、データ通信装置7は、予め
定められたセレクティング機能を示す特定コード(又は
コードの組み合わせ)であるセレクティング信号(SA
信号)と選択すべき画像形成装置のデバイスコードとを
シリアル通信インタフェースRS−485上に送出す
る。
【0058】各画像形成装置1〜5はそれぞれ、セレク
ティング信号により、次に続くデバイスコードと自己の
デバイスコードとを比較し、両コードが一致した時に自
分がセレクティングされたことを知る。ここで、セレク
ティングされた画像形成装置は、送出すべきデータがあ
る場合には、予め定められた特定コード(又はコードの
組み合わせ)によるビジー(Busy)応答を出力す
る。
【0059】データ通信装置7は、このビジー応答を受
けると、セレクティング動作を中断し、以下に述べるポ
ーリング動作に移行する。セレクティングされた画像形
成装置は、送出すべきデータがない場合には、セレクテ
ィングに対応可能か否かを判断し、対応可能ならば予め
定められた特定コード(又はコードの組み合わせ)によ
る肯定応答を出力してデータ通信装置7との通信を実行
する。
【0060】対応不可能の場合は、予め定められた特定
コード(又はコードの組み合わせ)による否定応答を出
力してデータ通信装置7との通信を終了する。また、デ
ータ通信装置7が出力したデバイスコードに対応する画
像形成装置が電源オフなどの理由で肯定応答も否定応答
も出力できない場合には、データ通信装置7は予め定め
られた一定時間経過後にセレクティング動作を終了す
る。
【0061】(2)の画像形成装置1〜5から中央制御
装置6又はデータ通信装置7への通信制御には、例えば
以下の(a)〜(e)に示すものがある。 (a)各画像形成装置1〜5はそれぞれ、画像形成動作
が不可能となる異常(故障)が発生した場合、その旨を
示す情報(緊急コール情報)を即時にデータ通信装置7
および公衆回線8を介して中央制御装置6へ通報する
(緊急通報)。
【0062】(b)各画像形成装置1〜5はそれぞれ、
使用者(顧客)による操作表示部上のキー操作により、
画像形成モードからそれとは異なる使用者が必要な要求
(修理依頼やサプライ補給依頼)を入力するための使用
者要求入力モードに移行して、操作表示部の文字表示器
83に使用者要求入力画面を表示し、その画面上の所定
キーの押下によって使用者が必要な要求が入力された時
に、その要求情報(緊急コール情報)を即時にデータ通
信装置7および公衆回線8を介して中央制御装置6へ通
報する(緊急通報)。
【0063】(c)各画像形成装置1〜5はそれぞれ、
積算画像形成枚数が予め設定された一定枚数(契約枚
数)に達する毎に、積算画像形成枚数または転写紙の発
注情報等の情報(緊急コール情報)を即時にデータ通信
装置7および公衆回線8を介して中央制御装置6へ通報
する(緊急通報)。
【0064】(d)各画像形成装置1〜5はそれぞれ予
め設定された一定期間毎に積算画像形成枚数を示す情報
をデータ通信装置7へ通報し、そのデータ通信装置7は
その日(当日)の指定時刻(これは中央制御装置6によ
り設定され、データ通信装置7内の不揮発性RAM44
に記憶しておく)にそれまでに受信した情報をまとめて
公衆回線8を介して中央制御装置6へ通報する(非緊急
通報)。この通信制御には、指定時刻に達する前にそれ
までに受信した情報の通報回数が予め定められた回数に
達した場合、その指定時刻を待たずに中央制御装置6へ
の送信を行なう制御も含まれる。
【0065】(e)各画像形成装置1〜5はそれぞれ、
画像形成動作開始は可能であるが、交換部品の指定回
数,指定時間への接近,センサの規格レベルへの到達な
ど、予防保全を必要とする事象が発生した場合にその旨
を示す情報をデータ通信装置7へ通報し、そのデータ通
信装置7はその日の指定時刻(これは中央制御装置6に
より設定され、データ通信装置7内の不揮発性RAM4
4に記憶しておく)にそれまでに受信した情報をまとめ
て公衆回線8を介して中央制御装置6へ通報する(非緊
急通報)。この通信制御には、指定時刻に達する前にそ
れまでに受信した情報の通報回数が予め定められた回数
に達した場合、その指定時刻を待たずに中央制御装置6
への送信を行なう制御も含まれる。
【0066】これらの通信制御は、データ通信装置7か
らのポーリング時に行なう。ポーリングとは、接続され
ている5台の画像形成装置1〜5を順番に指定し、その
指定された画像形成装置からの通信要求の有無を確認す
る機能をさす。図9は、データ通信装置7におけるポー
リング動作の一例を示すフローチャートである。
【0067】データ通信装置7は、予め定められたポー
リング機能を示す特定コード(又はコードの組み合わ
せ)であるポーリング信号(PA信号)と選択すべき画
像形成装置のデバイスコードとをシリアル通信インタフ
ェースRS−485上に送出する。各画像形成装置1〜
5はそれぞれ、ポーリング信号により、次に続くデバイ
スコードと自己のデバイスコードとを比較し、両コード
が一致した時に自分がポーリングされたことを知る。
【0068】次に、ポーリングされた画像形成装置は、
送出データ(データ通信装置7又は中央制御装置6に対
する通信要求)があればデータ通信装置7との通信を開
始し、通信要求がない時又は開始した通信が終了した時
は予め定められた特定コード(又はコードの組み合わ
せ)による終了応答を出力してデータ通信装置7との通
信を終了する。データ通信装置7は、終了応答を受け取
ると、次の画像形成装置へのポーリングに移行する。
【0069】また、データ通信装置7が出力するデバイ
スコードに対応する画像形成装置が、電源オフなどの理
由で通信を開始できなかったり、あるいは終了応答も出
力できない場合、データ通信装置7は予め定められた一
定時間経過後にポーリング動作を終了する。このポーリ
ングは、セレクティングが発生しない限り、接続されて
いる各画像形成装置1〜5に対して順次繰り返される。
【0070】(3)のデータ通信装置7独自の制御に
は、例えば以下の(a)(b)に示すものがある。 (a)トータルカウンタ値の読み出し (b)(2)の通信制御による画像形成装置1〜5から
データ通信装置7への通信の結果返送
【0071】トータルカウンタ値の読み出しの制御は、
データ通信装置7から画像形成装置1〜5への1日1回
定時(0時0分、但しこの時刻に画像形成装置の電源が
オフになっている場合は、この時刻以降に初めて電源が
オンになった時)のセレクティングによって行なう。
【0072】データ通信装置7は、トータルカウンタ用
のメモリを不揮発性RAM44に2個(仮にこれらをそ
れぞれA,Bとする)用意してあり、上記1日1回のセ
レクティングによって読み取ったトータルカウンタ値を
メモリAに書き込む。したがって、メモリAは毎日(但
し例えば休日のように1日中画像形成装置の電源がオン
状態にならない場合はこの限りでない)前日の値が書き
換えられることになる。
【0073】また、毎月1回予め決められた日時(これ
は中央制御装置6により設定され、データ通信装置7内
の不揮発性RAM44に記憶される)にメモリAに記憶
されているトータルカウンタ値をメモリBにコピーす
る。データ通信装置7から中央制御装置6へはメモリB
の内容が送られるが、その転送方法には以下の(a)
(b)に示す2通りの方法がある。
【0074】(a)中央制御装置6は、上記日時(メモ
リAの内容がメモリBにコピーされる日時)以降にデー
タ通信装置7のメモリBに記憶されたトータルカウンタ
値を読みにいく。つまり、データ通信装置7へアクセス
(発呼して対応する読み取り指令を送信)し、そのデー
タ通信装置7から送信されるメモリBの内容(各画像形
成装置1〜5のトータルカウンタ値)を取得する。
【0075】(b)データ通信装置7は、上記日時以降
に自発呼してメモリBに記憶されたトータルカウンタ値
を公衆回線8を介して中央制御装置6へ送出する。な
お、自発呼を行なう日時も中央制御装置6により設定さ
れ、データ通信装置7内の不揮発性RAM44に記憶さ
れる。
【0076】なお、データ通信装置7は、メモリA,B
を組み合わせたメモリを複数組用意している。これは、
例えば白黒コピー用,アプリケーションコピー用,カラ
ーコピー用等の種々のトータルカウンタ値が考えられる
ためである。
【0077】図10は、中央制御装置6とデータ通信装
置7との間で授受されるテキストデータの構成例を示す
図である。図10において、通番は1回の送信の中での
通信ブロック番号であり、最初のブロックは「01」で
始め、以降1ずつ増加させて「99」の次は「00」と
する。
【0078】IDコードは、データ通信装置7およびそ
のデータ通信装置7に接続された5台の画像形成装置1
〜5から1台の画像形成装置を特定する目的を持ってい
る。識別コードは、通信目的の種類を示すコード(処理
コード)にテキストデータの発信元,受信先を付加した
ものである。処理コードは、表1のように決められてい
る。
【0079】
【表1】
【0080】情報レコードは情報コード,データ部桁
数,及びデータ部よりなり、表2のように決められてい
る。IDコードと識別コードとの間、識別コードと情報
レコードとの間、情報レコードと情報レコードとの間に
は、それぞれセミコロン(;)によるセパレータが挿入
される。
【0081】
【表2】
【0082】図11は、データ通信装置7と画像形成装
置1〜5のパーソナルI/F18との間で授受されるテ
キストデータの構成例を示す図である。デバイスコード
は、前述のように各画像形成装置1〜5毎にデバイスコ
ード設定スイッチ30(図3参照)によってそれぞれ固
有に設定され、図10のIDコードとの関連は画像形成
装置を初めてデータ通信装置7に接続したインストール
時にその画像形成装置から読み込んでデータ通信装置7
内の不揮発性RAM44に記憶され、以降テキストデー
タの送出方向により適宜変換される。
【0083】処理コードは前述したように通信目的の種
類を示すコードであり、図10の識別コードからテキス
トデータの発信元,受信元を削除したものである。これ
も、テキストデータの送出方向により、データ通信装置
7によって適宜付加,削除される。
【0084】図12は画像形成装置1〜5のパーソナル
I/F18とPPCコントローラ31(図3参照)との
間で授受されるテキストデータの構成例を示す図であ
り、図11に示したデータ通信装置7とパーソナルI/
F18との間で授受されるテキストデータからヘッダ,
デバイスコード,及びパリティ部分を取り除いたもので
ある。
【0085】図13は、データ通信装置7による緊急コ
ール受信処理(緊急コール情報の受信処理)の一例を示
すフローチャートである。データ通信装置7は、画像形
成装置1〜5のいずれかで緊急コールが発生し、その緊
急コールを受信すると、図13に示す処理を開始し、ま
ずステップS1で回線を閉結(公衆回線8をモデム48
に切り替え接続)する処理を行なう。
【0086】次に、ステップS2で公衆回線8がモデム
48に接続されたか否かを判断し、公衆回線8がモデム
48に接続されなかった場合は、ステップS10でその
旨を示す情報を緊急コールが発生した画像形成装置へ送
信する(NGを報告する)が、公衆回線8がモデム48
に接続された場合は、ステップS3で中央制御装置6へ
発呼し、ステップS4で中央制御装置6との通信回線が
ビジーかどうかを判断する。
【0087】そして、中央制御装置6との通信回線がビ
ジーでなかった場合は、ステップS5で中央制御装置6
との通信を開始して先に受け取った緊急コールを中央制
御装置6へ通知(通報)した後、ステップS6で中央制
御装置6との通信が正常に終了したか否かを判断し、そ
の通信が正常に終了した場合には、ステップS7でその
旨を示す情報を緊急コールが発生した画像形成装置へ送
信する(OKを報告する)。
【0088】一方、中央制御装置6との通信回線がビジ
ーだった場合、あるいは中央制御装置6との通信が正常
に終了できなかった場合は、ステップS8で中央制御装
置6への発呼処理の回数が予め定められたリトライ回数
に達したか否か、あるいは中央制御装置6への発呼処理
を開始してから経過した時間が予め定めた所定時間を経
過(タイムアウト)したか否かを判断する。
【0089】そして、中央制御装置6への発呼処理の回
数がリトライ回数に達していない場合、あるいは中央制
御装置6への発呼処理を開始してから経過した時間が所
定時間を経過していない場合は、ステップS2に戻って
上述と同様の処理を繰り返し、中央制御装置6への発呼
処理の回数がリトライ回数に達した場合、あるいは中央
制御装置6への発呼処理を開始してから経過した時間が
所定時間を経過した場合に、ステップS9でその旨を示
す情報を緊急コールが発生した画像形成装置へ送信する
(NGを報告する)。
【0090】以下、この画像形成装置管理システムにお
けるこの発明に係わる処理動作について、図14以降の
各図面も参照して具体的に説明する。図14は、データ
通信装置7で検出する異常の内容と異常種別グループと
の関係(異常種別分類)の一例を示す図である。
【0091】図15は、データ通信装置7で検出された
異常の内容を示す情報の記憶フォーマット(異常検出リ
スト)の一例を示す図である。図16は、データ通信装
置7で検出された異常の内容を示す情報を中央制御装置
6に送信(通知)するタイミングを判断するために使用
する情報(送信データ制御情報1)を格納したテーブル
の一例を示す図である。
【0092】図17は、データ通信装置7で検出された
異常の内容を示す情報を中央制御装置6に送信するか否
かを判断するために使用する情報(送信データ制御情報
2)を格納したテーブルの一例を示す図である。
【0093】図18は、データ通信装置7が検出した異
常の内容を示す情報を中央制御装置6へ送信する時に使
用するフォーマットの一例を示しており、図10に示し
た中央制御装置6とデータ通信装置7との間で授受され
るテキストデータ中のテキストデータのフィールドに格
納される。図19は、データ通信装置7による通信異常
処理の一例を示すフローチャートである。
【0094】図20は、データ通信装置7による通信異
常処理の他の例を示すフローチャートである。図21
は、データ通信装置7による通信異常通知処理の一例を
示すフローチャートである。
【0095】図22は、データ通信装置7による通信異
常通知処理の他の例を示すフローチャートである。図2
3は、データ通信装置7による通信異常通知処理の更に
他の例を示すフローチャートである。
【0096】ここで、通信異常とは、各画像形成装置1
〜5とデータ通信装置7との間のインタフェースで発生
する物理的要素および論理的要素による通信異常のこと
であり、例えば図8に示したセレクティング処理および
図9に示したポーリング処理においてはタイムアウトお
よび異常応答、図11に示したデータ通信装置7と画像
形成装置1〜5のパーソナルI/F18との間で授受さ
れるテキストデータの通信フォーマットにおいては通信
フォーマットの誤りおよびLRCの誤り等がある。
【0097】通信異常検出手段としてのデータ通信装置
7内のCPU41(又は画像形成装置I/F46に組み
込まれた異常検出回路)は、予め取り決められた通信プ
ロトコルに基づいた異常検出,通信フォーマット異常検
出,通信回線の断線等を検出するための手段を使用した
通信異常検出をそれぞれ行なうことができる。データ通
信装置7内のCPU41が検出できる通信異常は、予め
図14に示す異常種別分類のように決められている。
【0098】〔第1の実施形態〕まず、第1の実施形態
(請求項1に対応する実施形態)の場合のデータ通信装
置7による処理について説明する。
【0099】データ通信装置7内のCPU41は、各画
像形成装置1〜5のいずれかとの間で通信異常が発生
し、その通信異常を検出すると、図19に示す処理を開
始し、まずステップS11で検出した通信異常の発生
(検出)回数を種類別にカウント(+1)し、ステップ
S12でそのカウントした通信異常の種類別の発生回数
を図15の異常検出リストに示すようなフォーマット
(但し第1の実施形態の場合は通信異常の発生時刻は含
まない)で通信相手の画像形成装置固有のID(デバイ
スコード)と共に通信異常情報として不揮発性RAM4
4に記憶する。
【0100】また、データ通信装置7内のCPU41
は、定期的に不揮発性RAM44内の通信異常情報を図
18に示すようなフォーマットに変換し、自発呼して中
央制御装置6へ送信(通知)する。具体的には、定期的
に通信異常情報の送信要求が発生し、それによって図2
1に示す処理を開始する。
【0101】そしてまず、ステップS31で回線を閉結
する処理を行ない、ステップS32で公衆回線8がモデ
ム48に接続されたか否かを判断し、公衆回線8がモデ
ム48に接続された場合に、ステップS33で中央制御
装置6へ発呼し、ステップS34で中央制御装置6との
通信回線がビジーかどうかを判断して、中央制御装置6
との通信回線がビジーでなかった場合に、次の処理を行
なう。
【0102】すなわち、ステップS35で中央制御装置
6との通信を開始し、不揮発性RAM44内の通信異常
情報を図18に示したようなフォーマットに変換し、中
央制御装置6へ送信した後、ステップS36で中央制御
装置6との通信が正常に終了したか否かを判断し、その
通信が正常に終了した場合には、ステップS37で送信
した通信異常情報(図15の異常検出リストに示す通信
異常情報)のうちの通信異常の種類別の発生回数(異常
発生回数)を消去する。
【0103】中央制御装置6との通信回線がビジーだっ
た場合、あるいは中央制御装置6との通信が正常に終了
できなかった場合は、ステップS38で中央制御装置6
への発呼処理の回数が予め定められたリトライ回数に達
したか否か、あるいは中央制御装置6への発呼処理を開
始してから経過した時間が予め定めた所定時間を経過し
たか否かを判断する。
【0104】そして、中央制御装置6への発呼処理の回
数がリトライ回数に達していない場合、あるいは中央制
御装置6への発呼処理を開始してから経過した時間が所
定時間を経過していない場合は、ステップS32に戻っ
て上述と同様の処理を繰り返し、中央制御装置6への発
呼処理の回数がリトライ回数に達した場合、あるいは中
央制御装置6への発呼処理を開始してから経過した時間
が所定時間を経過した場合に、そのまま図21の処理を
終了する。
【0105】ここで、上記定期的にとは、予め決められ
た複数もしくは単一の送信(通知)タイミングを決め、
前回の送信後から次の送信する期間内で発生した通信異
常情報をまとめて送信することを示しており、送信タイ
ミングとは例えば、毎週,毎月等のように決められた日
をさす。ここで述べた決められた日とは、ある設定値
(決められた日)から何日前,何日後とか、土日を除く
日のようなものも含んでいる。
【0106】このように、データ通信装置7が、各画像
形成装置1〜5のいずれかとの間で通信異常が発生した
とき、その通信異常を検出してその通信異常の発生回数
を種類別にカウントして通信異常情報として記憶し、そ
の記憶した通信異常情報を定期的に中央制御装置6へ送
信することにより、各画像形成装置1〜5との通信異常
に関する処理や作業を経済的且つ効率的に行なうことが
できる。
【0107】すなわち、通信異常情報をある期間まとめ
て中央制御装置6へ送信することににより、通信回数が
減り、通信コストを軽減することができる。また、重要
なイベントに先立って通信異常情報を中央制御装置6へ
送信することにより、予め接続状況と状態が分かり、重
要イベント前に問題解決が可能になる。
【0108】〔第2の実施形態〕次いで、第2の実施形
態(請求項2に対応する実施形態)の場合のデータ通信
装置7による処理について説明する。データ通信装置7
内のCPU41は、図19,図21によって説明した第
1の実施形態の場合の処理と同様の処理に加え、次の処
理を行なう。
【0109】すなわち、不揮発性RAM44に記憶した
通信異常情報中の通信異常の種類別の発生回数と予め不
揮発性RAM44に図16に示すような送信データ制御
情報1として記憶されている送信条件の異常回数(予め
決められた所定回数)とをそれぞれ比較し、不揮発性R
AM44に記憶した通信異常情報中のいずれかの通信異
常の発生回数が送信条件の異常回数に達した場合に、通
信異常情報の送信要求の発生により、図22に示す処理
を開始し、図21によって説明した第1の実施形態の処
理と略同様の処理を行なう。
【0110】但し、ステップS44(図21のステップ
S34と同じ)で中央制御装置6との通信回線がビジー
でないと判断された場合に、ステップS45で中央制御
装置6との通信を開始し、不揮発性RAM44内の通信
異常情報のうち、送信条件の異常回数に達した通信異常
の発生回数を含む通信異常情報を図18に示したような
フォーマットに変換し、中央制御装置6へ送信する。
【0111】また、ステップS46(図21のステップ
S36と同じ)で中央制御装置6との通信が正常に終了
したと判断された場合に、ステップS47で送信済みフ
ラグをセットする。
【0112】ここで、送信済みフラグをセットすること
により、決められた期間内での同一種類の異常情報の送
信を1回のみに制限することができる。同一種類の異常
とは、異常種別グループ毎にまとめて異常回数として処
理可能なことも含んでいる。なお、通報した通信異常情
報のうちの通信異常の種類別の発生回数(異常発生回
数)は、定期的に通信異常情報を中央制御装置6へ送信
したタイミングで消去する(図21参照)。
【0113】このように、データ通信装置7が、カウン
トした通信異常の種類別の発生回数がそれぞれ予め決め
られた期間内に所定回数に達したとき、その通信異常の
発生回数を含む通信異常情報を中央制御装置6へ送信す
ることにより、情報量を縮小でき、通信コストを軽減す
ることができる。
【0114】また、単発でたまたま発生した異常は無視
して、連続して通信異常が発生すれば通信異常情報を送
信することになり、中央制御装置6には回復不可能な緊
急度が高い通信異常情報が集まることになるので、通信
異常情報の解析に費やす時間が減り、運用の効率化を図
ることができる。
【0115】〔第3の実施形態〕次いで、第3の実施形
態(請求項3に対応する実施形態)の場合のデータ通信
装置7による処理について説明する。
【0116】データ通信装置7のCPU41は、中央制
御装置6からの指令信号により、通信異常の種類別に不
揮発性RAM44に記憶した通信異常情報(各画像形成
装置1〜5との間で発生した通信異常の情報)の中央制
御装置6への送信の許可/禁止を図17に示すようなソ
フトウェアスイッチのON(送信する)/OFF(送信
しない)によって設定する。
【0117】また、各画像形成装置1〜5のいずれかと
の間で通信異常が発生し、その通信異常を検出した時
に、図19によって説明した第1の実施形態の場合の処
理と同様の処理を行なう。さらに、定期的に図21によ
って説明した第1の実施形態の場合の処理と略同様の処
理を行なう。
【0118】但し、ステップS35で中央制御装置6と
の通信を開始し、不揮発性RAM44内の通信異常情報
のうち、送信が許可された通信異常情報(通信異常の種
類別の発生回数を含む)のみを図18に示したようなフ
ォーマットに変換し、中央制御装置6へ送信する。
【0119】なお、不揮発性RAM44に記憶した通信
異常情報中の通信異常の種類別の発生回数と予め不揮発
性RAM44に図16に示したような送信データ制御情
報1として記憶されている送信条件の異常回数とをそれ
ぞれ比較し、不揮発性RAM44に記憶した通信異常情
報中のいずれかの通信異常の発生回数が送信条件の異常
回数に達した場合に、通信異常情報の送信要求の発生に
より、図22によって説明した第2の実施形態の場合の
処理と略同様の処理を開始することもできる。
【0120】但し、ステップS45でソフトウェアスイ
ッチのON(送信する)/OFF(送信しない)をチェ
ックすることにより、不揮発性RAM44内の通信異常
情報(通信異常の種類別の発生回数を含む)のうち、送
信が許可された通信異常情報を判定した後、中央制御装
置6との通信を開始し、送信が許可された通信異常情報
のみを図18に示したようなフォーマットに変換し、中
央制御装置6へ送信する。
【0121】ここで、ソフトウェアスイッチのON/O
FFをチェックするのは、各々の異常種別(通信異常の
種別)および異常種別グループであり(図17参照)、
異常種別グループでソフトウェアスイッチがOFFにな
っている(送信の禁止が設定されている)場合は、個々
の異常種別でソフトウェアスイッチがONになっている
(送信の許可が設定されている)場合でも、該当する通
信異常情報の送信は行なわれない。
【0122】このように、データ通信装置7が、通信異
常の種類別に中央制御装置6への送信の許可/禁止を設
定することにより、通信異常情報の送信量を縮小でき、
通信コストを軽減することができる。また、不必要な情
報が中央制御装置6に送られないので、通信異常情報の
解析に費やす時間が減り、運用の効率化を図ることがで
きる。
【0123】〔第4の実施形態〕次いで、第4の実施形
態(請求項4に対応する実施形態)の場合のデータ通信
装置7による処理について説明する。データ通信装置7
のCPU41は、前述した第1〜第3の実施形態の場合
のいずれかの処理と同様の処理を行なう。
【0124】また、中央制御装置6からの異常情報送信
要求により、不揮発性RAM44内の通信異常情報(通
信異常の種類別の発生回数を含む)を図18に示したよ
うなフォーマットに変換し、中央制御装置6へ送信する
(図21参照)。ここで、この場合の通信異常情報の取
り扱いは、システム上、許容範囲の異常としてとらえ、
異常通信の傾向を解析する時に必要になってくる。
【0125】このように、データ通信装置7が、中央制
御装置6からの異常情報送信要求により、不揮発性RA
M44内の通信異常情報(又はソフトウェアスイッチに
より送信が許可された通信異常情報のみ)を中央制御装
置6へ送信するようにすれば、中央制御装置6が、必要
に応じて不揮発性RAM44内の通信異常情報を取得
し、通信異常の解析に使用することができる。
【0126】なお、中央制御装置6が、異常情報送信要
求に送信範囲を指定する情報を付加するようにすれば、
データ通信装置7に対して通信異常の種類別に中央制御
装置6への送信の許可/禁止を設定させ、送信を禁止さ
せた通信異常情報を必要に応じて取得し、通信異常の解
析に使用することもできる。
【0127】〔第5の実施形態〕次いで、第5の実施形
態(請求項5に対応する実施形態)の場合のデータ通信
装置7による処理について説明する。データ通信装置7
のCPU41は、各画像形成装置1〜5のいずれかとの
間で通信異常が発生し、その通信異常を検出すると、図
20に示す処理を開始する。
【0128】そしてまず、ステップS21で検出した通
信異常の発生回数を種類別にカウント(+1)し、ステ
ップS22でそのカウントした通信異常の種類別の発生
回数および発生時刻を図15の異常検出リストに示した
ようなフォーマットで通信相手の画像形成装置固有のI
Dと共に通信異常情報として不揮発性RAM44に記憶
する。
【0129】また、データ通信装置7内のCPU41
は、定期的に通信異常情報の送信要求の発生により、図
23に示す処理を開始し、図21によって説明した第1
の実施形態の場合の処理と略同様の処理を行なう。
【0130】但し、ステップS56(図21のステップ
S36と同じ)で中央制御装置6との通信が正常に終了
したと判断された場合に、ステップS57で(定期的に
通信異常情報を中央制御装置6へ送信したタイミング
で)、送信した通信異常情報(図15の異常検出リスト
に示す通信異常情報)のうちの通信異常の種類別の発生
回数(異常発生回数)および発生時刻を消去する。
【0131】ここで、送信する通信異常情報は、通信異
常の種類別の発生時刻を含んでおり、不揮発性RAM4
4の記憶容量の制限により、異常発生回数分記憶できな
いことが想定されるため、予め不揮発性RAM44に記
憶できる通信異常の1種類当りの発生時刻の個数に対応
する発生回数を決めておく必要がある。
【0132】この例では、各通信異常の発生回数を5回
として決めており(図15参照)、いずれかの通信異常
の発生回数が5回を超えた場合は、その発生回数のカウ
ントは行なうが、その発生時刻は記憶しない。記憶しな
いということは、ある期間内で発生した最初の5件以内
の通信異常情報を保持している。
【0133】このように、データ通信装置7が、各画像
形成装置1〜5のいずれかとの間で通信異常が発生した
とき、その通信異常を検出してその通信異常の発生回数
を種類別にカウントして発生時刻と共に通信異常情報と
して記憶し(但し上記通信異常の発生回数が予め決めら
れた回数に達するまでその通信異常の発生日時を記憶す
る)、その記憶した通信異常情報を定期的に中央制御装
置6へ送信することにより、第1の実施形態と同様の効
果を得ることができる。
【0134】また、決められた期間内の通信異常の発生
回数と限られた連続した通信異常の発生時刻ではある
が、分析することにより傾向が分かり、通信異常の解析
に非常に有効である。
【0135】〔第6の実施形態〕次いで、第6の実施形
態(請求項6に対応する実施形態)の場合のデータ通信
装置7による処理について説明する。データ通信装置7
内のCPU41は、図20および図23によって説明し
た第5の実施形態の場合の処理と同様の処理に加え、次
の処理を行なう。
【0136】すなわち、不揮発性RAM44に記憶した
通信異常情報中の通信異常の種類別の発生回数と予め不
揮発性RAM44に図16に示したような送信データ制
御情報1として記憶されている送信条件の異常回数(予
め決められた所定回数)とをそれぞれ比較し、不揮発性
RAM44に記憶した通信異常情報中のいずれかの通信
異常の発生回数が送信条件の異常回数に達した場合に、
通信異常情報の送信要求の発生により、図22によって
説明した第2の実施形態の処理と略同様の処理を開始す
る。
【0137】但し、ステップS44で中央制御装置6と
の通信回線がビジーでないと判断された場合に、ステッ
プS45で中央制御装置6との通信を開始し、不揮発性
RAM44内の通信異常情報のうち、送信条件の異常回
数に達した通信異常の発生回数および発生時刻を含む通
信異常情報を図18に示したようなフォーマットに変換
し、中央制御装置6へ送信する。
【0138】このように、データ通信装置7が、カウン
トした通信異常の種類別の発生回数がそれぞれ予め決め
られた期間内に所定回数に達したとき、その通信異常の
発生回数および発生時刻を含む通信異常情報を中央制御
装置6へ送信することにより、情報量を縮小でき、通信
コストを軽減することができる。
【0139】また、単発でたまたま発生した異常は無視
して、連続して通信異常が発生すれば通信異常情報を送
信することになり、中央制御装置6には回復不可能な緊
急度が高い通信異常情報が集まることになるので、通信
異常情報の解析に費やす時間が大幅に減り、運用の効率
化を図ることができる。
【0140】〔第7の実施形態〕次いで、第7の実施形
態(請求項7に対応する実施形態)の場合のデータ通信
装置7による処理について説明する。
【0141】データ通信装置7のCPU41は、中央制
御装置6からの指令信号により、通信異常の種類別に不
揮発性RAM44に記憶した通信異常情報(通信異常の
発生回数および発生時刻を含む)の中央制御装置6への
送信の許可/禁止を図17に示したようなソフトウェア
スイッチのON(送信する)/OFF(送信しない)に
よって設定する。
【0142】また、各画像形成装置1〜5のいずれかと
の間で通信異常が発生し、その通信異常を検出した時
に、図20によって説明した第5の実施形態の場合の処
理と同様の処理を行なう。さらに、定期的に図23によ
って説明した第5の実施形態の場合の処理と略同様の処
理を行なう。
【0143】但し、ステップS55で中央制御装置6と
の通信を開始し、不揮発性RAM44内の通信異常情報
のうち、送信が許可された通信異常情報(通信異常の種
類別の発生回数および発生時刻を含む)のみを図18に
示したようなフォーマットに変換し、中央制御装置6へ
送信する。
【0144】なお、不揮発性RAM44に記憶した通信
異常情報中の通信異常の種類別の発生回数と予め不揮発
性RAM44に図16に示したような送信データ制御情
報1として記憶されている送信条件の異常回数とをそれ
ぞれ比較し、不揮発性RAM44に記憶した通信異常情
報中のいずれかの通信異常の発生回数が送信条件の異常
回数に達した場合に、通信異常情報の送信要求の発生に
より、図22によって説明した第2の実施形態の場合と
略同様の処理を開始することもできる。
【0145】但し、ステップS45でソフトウェアスイ
ッチのON(送信する)/OFF(送信しない)をチェ
ックすることにより、不揮発性RAM44内の通信異常
情報(通信異常の種類別の発生回数および発生時刻を含
む)のうち、送信が許可された通信異常情報を判定した
後、中央制御装置6との通信を開始し、送信が許可され
た通信異常情報のみを図18に示したようなフォーマッ
トに変換し、中央制御装置6へ送信する。
【0146】このように、データ通信装置7が、通信異
常の種類別に中央制御装置6への送信の許可/禁止を設
定することにより、通信異常情報の送信量を縮小でき、
通信コストを軽減することができる。また、不必要な情
報が中央制御装置6に送られないので、通信異常情報の
解析に費やす時間が減り、運用の効率化を図ることがで
きる。
【0147】〔第8の実施形態〕次いで、第8の実施形
態(請求項8に対応する実施形態)の場合のデータ通信
装置7による処理について説明する。データ通信装置7
のCPU41は、前述した第5〜第7の実施形態の場合
のいずれかの処理と同様の処理を行なう。
【0148】また、中央制御装置6からの異常情報送信
要求により、不揮発性RAM44内の通信異常情報(通
信異常の種類別の発生回数および発生時刻を含む)を図
18に示したようなフォーマットに変換し、中央制御装
置6へ送信する(図23参照)。
【0149】このように、データ通信装置7が、中央制
御装置6からの異常情報送信要求により、不揮発性RA
M44内の通信異常情報(又はソフトウェアスイッチに
より送信が許可された通信異常情報のみ)を中央制御装
置6へ送信するようにすれば、中央制御装置6が、必要
に応じて不揮発性RAM44内の通信異常情報を取得
し、通信異常の解析に使用することができる。
【0150】なお、中央制御装置6が、異常情報送信要
求に送信範囲を指定する情報を付加するようにすれば、
データ通信装置7に対して通信異常の種類別に中央制御
装置6への送信の許可/禁止を設定させ、送信を禁止さ
せた通信異常情報を必要に応じて取得し、通信異常の解
析に使用することもできる。
【0151】以上、この発明を画像形成装置(被遠隔管
理装置)を遠隔管理するための遠隔管理システム(画像
形成装置管理システム)に適用した実施形態について説
明したが、この発明はこれに限らず、複写装置の複写枚
数を部門別に管理するキーカード装置やガスメータ,電
力量メータ,自動販売機等の各種の被遠隔管理装置を遠
隔管理するための遠隔管理システムに適用可能である。
【0152】
【発明の効果】以上説明してきたように、この発明の遠
隔管理システムによれば、データ通信装置と被遠隔管理
装置との通信異常に関する処理や作業を経済的且つ効率
的に行なうことができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】この発明の一実施形態である画像形成装置管理
システム(遠隔管理システム)の構成例を示すブロック
図である。
【図2】図1の画像形成装置1〜5の制御部の構成例を
示すブロック図である。
【図3】図2のパーソナルI/F18の構成例を示すブ
ロック図である。
【図4】図1の画像形成装置1〜5の操作表示部の構成
例を示すレイアウト図である。
【図5】図4の文字表示器83に電源投入時に表示され
る画像形成モード画面の一例を示す図である。
【図6】図1のデータ通信装置7の一例を示すブロック
構成図である。
【図7】図6のNCU47の構成例を示すブロック図で
ある。
【図8】図6のデータ通信装置7におけるセレクティン
グ動作の一例を示すフロー図である。
【図9】同じくポーリング動作の一例を示すフロー図で
ある。
【図10】図1の中央制御装置6とデータ通信装置7と
の間で授受されるテキストデータの構成例を示す図であ
る。
【図11】図1のデータ通信装置7と画像形成装置1〜
5のパーソナルI/Fとの間で授受されるテキストデー
タの構成例を示す図である。
【図12】図1の画像形成装置1〜5のパーソナルI/
FとPPCコントローラとの間で授受されるテキストデ
ータの構成例を示す図である。
【図13】図6に示したデータ通信装置7による緊急コ
ール受信処理の一例を示すフロー図である。
【図14】図6に示したデータ通信装置7で検出する異
常の内容と異常種別グループとの関係の一例を示す図で
ある。
【図15】図6に示したデータ通信装置7で検出された
異常の内容を示す情報の記憶フォーマットの一例を示す
図である。
【図16】図6に示したデータ通信装置7で検出された
異常の内容を示す情報を中央制御装置6に送信タイミン
グを判断するために使用する情報を格納したテーブルの
一例を示す図である。
【図17】図6に示したデータ通信装置7で検出された
異常の内容を示す情報を中央制御装置6に送信するか否
かを判断するために使用する情報を格納したテーブルの
一例を示す図である。
【図18】図6に示したデータ通信装置7が検出した異
常の内容を示す情報を中央制御装置6へ送信する時に使
用するフォーマットの一例を示す図である。
【図19】図6に示したデータ通信装置7による通信異
常処理の一例を示すフロー図である。
【図20】同じく通信異常処理の他の例を示すフロー図
である。
【図21】同じく通信異常通知処理の一例を示すフロー
図である。
【図22】同じく通信異常通知処理の他の例を示すフロ
ー図である。
【図23】同じく通信異常通知処理の更に他の例を示す
フロー図である。
【符号の説明】
1〜5:画像形成装置 6:中央制御装置 7:データ通信装置 8:公衆回線 11,21,41:CPU 13,42:ROM 14,43:RAM 15,44:不揮発性RAM 17a,17b,17c:シリアル通信制御ユニット 18:パーソナルI/F 30:デバイスコード設定スイッチ 31:PPCコントローラ 46:画像形成装置I/F 47:NCU 48:モデム 49:LED表示部 51:保護回路 52:ループ電流検出回路 53:リンギング検出回路 54:ライン切替回路 55:ループ形成回路
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (51)Int.Cl.7 識別記号 FI テーマコート゛(参考) H04Q 9/00 341 H04Q 9/00 341A Fターム(参考) 5B089 GA11 GA16 JA35 JB17 KB04 MC01 5K048 BA21 DA05 DC07 EB08 EB13 5K101 KK13 KK14 NN22 RR11 VV03

Claims (8)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 中央制御装置によって公衆回線およびデ
    ータ通信装置を介して画像形成装置等の被遠隔管理装置
    を遠隔管理するビジネス用の遠隔管理システムであっ
    て、 前記データ通信装置に、前記被遠隔管理装置との間で通
    信異常が発生したとき、該通信異常を検出する通信異常
    検出手段と、該手段によって検出された通信異常の発生
    回数を種類別にカウントして記憶するカウント記憶手段
    と、該手段に記憶された通信異常の種類別の発生回数を
    定期的に前記中央制御装置へ通知する通信異常通知手段
    とを設けたことを特徴とする遠隔管理システム。
  2. 【請求項2】 請求項1記載の遠隔管理システムにおい
    て、 前記通信異常通知手段が、前記カウント記憶手段に記憶
    された通信異常の種類別の発生回数がそれぞれ予め決め
    られた期間内に所定回数に達したとき、該通信異常の発
    生回数を前記中央制御装置へ通知する手段を有すること
    を特徴とする遠隔管理システム。
  3. 【請求項3】 請求項1又は2記載の遠隔管理システム
    において、 前記データ通信装置に、通信異常の種類別に前記通信異
    常通知手段による通知の許可/禁止を設定する手段を設
    けたことを特徴とする遠隔管理システム。
  4. 【請求項4】 請求項1乃至3のいずれか一項に記載の
    遠隔管理システムにおいて、 前記通信異常通知手段が、前記中央制御装置からの要求
    により、前記カウント記憶手段に記憶された通信異常の
    種類別の発生回数を前記中央制御装置へ通知する手段を
    有することを特徴とする遠隔管理システム。
  5. 【請求項5】 中央制御装置によって公衆回線およびデ
    ータ通信装置を介して画像形成装置等の被遠隔管理装置
    を遠隔管理するビジネス用の遠隔管理システムであっ
    て、 前記データ通信装置に、前記被遠隔管理装置との間で通
    信異常が発生したとき、該通信異常を検出する通信異常
    検出手段と、該手段によって検出された通信異常の発生
    回数を種類別にカウントして記憶するカウント記憶手段
    と、前記通信異常検出手段によって検出された通信異常
    の種類別の発生回数がそれぞれ予め決められた回数に達
    するまで該通信異常の発生日時を記憶する異常発生日時
    記憶手段と、前記カウント記憶手段に記憶された通信異
    常の種類別の発生回数および前記異常発生日時記憶手段
    に記憶された通信異常の種類別の発生日時を定期的に前
    記中央制御装置へ通知する通信異常通知手段とを設けた
    ことを特徴とする遠隔管理システム。
  6. 【請求項6】 請求項5記載の遠隔管理システムにおい
    て、 前記通信異常通知手段が、前記カウント記憶手段に記憶
    された通信異常の種類別の発生回数がそれぞれ予め決め
    られた期間内に所定回数に達したとき、該通信異常の発
    生回数および前記異常発生日時記憶手段に記憶された該
    通信異常の発生日時を前記中央制御装置へ通知する手段
    を有することを特徴とする遠隔管理システム。
  7. 【請求項7】 請求項5又は6記載の遠隔管理システム
    において、 前記データ通信装置に、通信異常の種類別に前記通信異
    常通知手段による通知の許可/禁止を設定する手段を設
    けたことを特徴とする遠隔管理システム。
  8. 【請求項8】 請求項5乃至7のいずれか一項に記載の
    遠隔管理システムにおいて、 前記通信異常通知手段が、前記中央制御装置からの要求
    により、前記カウント記憶手段に記憶された通信異常の
    種類別の発生回数および前記異常発生日時記憶手段に記
    憶された通信異常の種類別の発生日時を前記中央制御装
    置へ通知する手段を有することを特徴とする遠隔管理シ
    ステム。
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* Cited by examiner, † Cited by third party
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JP2020021285A (ja) * 2018-07-31 2020-02-06 株式会社リコー 情報処理装置、情報処理方法、およびプログラム
CN114449018A (zh) * 2022-04-08 2022-05-06 安徽南瑞中天电力电子有限公司 一种电力采集终端的日志文件自动上传方法、系统

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