JP2001344159A - 遠隔管理システムおよびそれに使用するデータ通信装置と通信エラー通報方法 - Google Patents

遠隔管理システムおよびそれに使用するデータ通信装置と通信エラー通報方法

Info

Publication number
JP2001344159A
JP2001344159A JP2000291156A JP2000291156A JP2001344159A JP 2001344159 A JP2001344159 A JP 2001344159A JP 2000291156 A JP2000291156 A JP 2000291156A JP 2000291156 A JP2000291156 A JP 2000291156A JP 2001344159 A JP2001344159 A JP 2001344159A
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
communication
error
information
communication error
data
Prior art date
Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
Pending
Application number
JP2000291156A
Other languages
English (en)
Inventor
Akihiro Hamamichi
昭宏 濱道
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Ricoh Co Ltd
Original Assignee
Ricoh Co Ltd
Priority date (The priority date is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the date listed.)
Filing date
Publication date
Application filed by Ricoh Co Ltd filed Critical Ricoh Co Ltd
Priority to JP2000291156A priority Critical patent/JP2001344159A/ja
Publication of JP2001344159A publication Critical patent/JP2001344159A/ja
Pending legal-status Critical Current

Links

Landscapes

  • Small-Scale Networks (AREA)
  • Selective Calling Equipment (AREA)
  • Mobile Radio Communication Systems (AREA)
  • Telephonic Communication Services (AREA)
  • Computer And Data Communications (AREA)

Abstract

(57)【要約】 【課題】 データ通信装置と被遠隔管理装置との間で発
生した通信エラーを遠隔地の中央制御装置側で正常に判
断できるようにする。 【解決手段】 画像形成装置(被遠隔管理装置)1〜5
のいずれかへの通信開始要求(セレクティング信号又は
ポーリング信号)に対する応答が確認されてから通信終
了応答または通信終了送信までの間に発生した通信エラ
ーを検出した場合にのみ(画像形成装置の電源がOFF
になっていることによる無応答と判断できる場合を除
く)、その通信エラーの情報を中央制御装置6へ通報す
る。このとき、検出した通信エラーの情報に、そのエラ
ーの種別を示す情報を付加したり、そのエラー発生時の
データログを示す情報を付加したり、そのエラー発生時
刻又は時間帯を示す情報を付加したりする。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】この発明は、中央制御装置
(遠隔管理装置)によって公衆回線等の通信回線および
データ通信装置を介して画像形成装置等の被遠隔管理装
置を遠隔管理するビジネス用の遠隔管理システムおよび
それに使用するデータ通信装置と通信エラー通報方法に
関する。
【0002】
【従来の技術】例えば、画像形成装置の遠隔管理システ
ムとしては、不特定多数のユーザ(顧客)のオフィス等
に設置された1台あるいは複数台の画像形成装置をデー
タ通信装置および公衆回線(電話回線)を利用して、販
売,サービスの拠点(サービスセンタ)などに設置され
ている中央制御装置(ホストマシン)と接続可能にした
ものが一般に知られている。
【0003】このような遠隔管理システムにおいては、
オフィス等に設置されている複数の画像形成装置を中央
制御装置が1つの公衆回線により遠隔管理できるよう
に、それを仲介するデータ通信装置が、例えば図1に示
すように複数の画像形成装置との通信回線を設けること
ができるようにしている。
【0004】ところで、遠隔管理システムにおいては、
中央制御装置側で遠隔地にあるデータ通信装置と被遠隔
管理装置(画像形成装置)との間の通信が正常に行なわ
れているかどうかを認識することは重要な要素である。
【0005】
【発明が解決しようとする課題】データ通信装置と被遠
隔管理装置との通信におけるエラーには、データ中断,
データエラー(パリティエラー等),無応答などがある
が、被遠隔管理装置が複写装置のように常に電源が投入
されているとは限らない装置の場合、データ通信装置か
らの通信開始要求に対する応答が無いことがある(複写
装置の電源がOFFのとき)。
【0006】データ通信装置からの通信開始要求に対す
る応答が無い場合、通信上は無応答による異常終了とな
るが、通信動作としては異常(通信エラー)ではない。
ところが、従来、データ通信装置は、通信開始要求に対
する応答が無い場合でも、通信エラー(通信異常)の情
報を中央制御装置へ通報していたため、中央制御装置側
のオペレータやサービスマンに無駄な作業を行なわせる
ことがあった。
【0007】この発明は上記の問題点に鑑みてなされた
ものであり、データ通信装置と被遠隔管理装置との間で
発生した通信エラーを遠隔地の中央制御装置側で正常に
判断できるようにして、中央制御装置側のオペレータや
サービスマンの作業負担を軽減することを目的とする。
【0008】
【課題を解決するための手段】この発明は、上記の目的
を達成するため、中央管理装置により公衆回線等の通信
回線を介して画像形成装置等の被遠隔管理装置を遠隔管
理するビジネス用の遠隔管理システムおよびそれに使用
するデータ通信装置と通信エラー通報方法を提供する。
【0009】請求項1の発明による遠隔管理システム
は、中央制御装置によって公衆回線等の通信回線および
データ通信装置を介して画像形成装置等の被遠隔管理装
置を遠隔管理するビジネス用の画像形成装置管理システ
ムであって、次のようにしたことを特徴とする。
【0010】すなわち、データ通信装置に、被遠隔管理
装置との間で通信エラーが発生したとき、該通信エラー
を検出する通信エラー検出手段と、該手段によって検出
された通信エラーの情報を通信回線を介して中央制御装
置へ通報する通信エラー通報手段と、通信エラー検出手
段によって検出された通信エラーが、被遠隔管理装置へ
の通信開始要求に対する応答(肯定応答)が確認されて
から通信終了応答または通信終了送信までの間に発生し
た通信エラーの場合にのみ、該通信エラーの情報を通信
エラー通報手段によって通報させる通報制御手段とを設
けたものである。
【0011】請求項2の発明による遠隔管理システム
は、請求項1の遠隔管理システムにおいて、データ通信
装置に、通信エラー通報手段によって通報すべき通信エ
ラーの情報に該エラーの種別を示す情報を付加する手段
を設けたものである。請求項3の発明による遠隔管理シ
ステムは、請求項1の遠隔管理システムにおいて、デー
タ通信装置に、通信エラー通報手段によって通報すべき
通信エラーの情報に該エラー発生時のデータログを示す
情報を付加する手段を設けたものである。
【0012】請求項4の発明による遠隔管理システム
は、請求項1の遠隔管理システムにおいて、データ通信
装置に、通信エラー通報手段によって通報すべき通信エ
ラーの情報に該エラー発生時刻又は時間帯を示す情報を
付加する手段を設けたものである。
【0013】請求項5の発明による遠隔管理システム
は、請求項1の遠隔管理システムにおいて、データ通信
装置に、被遠隔管理装置への通信開始要求に対して応答
がなかった場合に、被遠隔管理装置へ通信開始要求を複
数回出力し、その間に応答がなかった場合に、被遠隔管
理装置の電源がオフになっていると判断する手段を設け
たものである。
【0014】請求項6の発明による遠隔管理システム
は、請求項1の遠隔管理システムにおいて、データ通信
装置と被遠隔管理装置との間の通信回線を無線化する無
線装置を設け、無線装置を、データ通信装置に有線で接
続されるかあるいは内蔵される無線親局と、被遠隔管理
装置に有線で接続されるかあるいは内蔵される無線子局
とによって構成し、データ通信装置に、被遠隔管理装置
への通信開始要求を発してから、該通信開始要求が上記
無線親局および上記無線子局を介して被遠隔管理装置に
送信されるまでの間に通信エラー検出手段によって検出
された通信エラーの発生頻度をエラー種別に算出するエ
ラー発生頻度算出手段を設け、通報制御手段に、エラー
発生頻度算出手段によって算出されたいずれかの通信エ
ラーの発生頻度が予め設定された所定頻度を超えたと
き、該通信エラーの情報を通信エラー通報手段によって
通報させる手段を備えたものである。
【0015】請求項7の発明による遠隔管理システム
は、請求項6の遠隔管理システムにおいて、データ通信
装置に、通信エラー通報手段によって通報すべき通信エ
ラーの情報に該エラーの種別を示す情報を付加する手段
を設けたものである。請求項8の発明は、請求項6の遠
隔管理システムにおいて、データ通信装置に、通信エラ
ー通報手段によって通報すべき通信エラーの情報に該エ
ラー発生時のデータログを示す情報を付加する手段を設
けたものである。
【0016】請求項9の発明による遠隔管理システム
は、請求項6の遠隔管理システムにおいて、データ通信
装置に、通信エラー通報手段によって通報すべき通信エ
ラーの情報に該エラー発生時刻又は時間帯を示す情報を
付加する手段を設けたものである。
【0017】請求項10の発明による遠隔管理システム
は、請求項6の遠隔管理システムにおいて、データ通信
装置に、通信エラー通報手段によって通報すべき通信エ
ラーの情報のうち、エラー発生頻度算出手段によって算
出された発生頻度が上記所定頻度を超えた通信エラーの
情報に該エラー検出時の通信用周波数帯域の受信強度を
示す情報を付加する手段を設けたものである。
【0018】請求項11の発明による遠隔管理システム
は、請求項1〜10のいずれかの遠隔管理システムにお
いて、データ通信装置の通報制御手段が、通信エラー通
報手段による中央制御装置への通報を即時に行なわせる
ようにしたものである。
【0019】請求項12の発明による遠隔管理システム
は、請求項1〜10のいずれかの遠隔管理システムにお
いて、データ通信装置に、通信エラー通報手段によって
通報すべき通信エラーの情報をエラー種別にエラー発生
履歴情報として記録する記録手段を設け、通報制御手段
が、記録手段によって記録されたいずれかの通信エラー
の情報が示す該通信エラーの発生数が予め設定された所
定数に達したとき、該通信エラーの情報を通信エラー通
報手段によって中央制御装置へ通報させるようにしたも
のである。
【0020】請求項13の発明による遠隔管理システム
は、請求項1〜10のいずれかの遠隔管理システムにお
いて、データ通信装置に、通信エラー通報手段によって
通報すべき通信エラーの情報をエラー種別にエラー発生
履歴情報として記録する記録手段を設け、通報制御手段
が、所定の時刻になったとき、記録手段に記録された通
信エラーの情報を通信エラー通報手段によって中央制御
装置へ通報させるようにしたものである。
【0021】請求項14の発明による遠隔管理システム
は、請求項1〜10のいずれかの遠隔管理システムにお
いて、データ通信装置の通報制御手段が、中央制御装置
からの要求により、通信エラー通報手段による該中央制
御装置への通報を行なわせるようにしたものである。
【0022】請求項15の発明によるデータ通信装置
は、中央制御装置と公衆回線等の通信回線を介して接続
され、該中央制御装置と画像形成装置等の被遠隔管理装
置との通信を制御するデータ通信装置であって、被遠隔
管理装置との間で通信エラーが発生したとき、その通信
エラーを検出する通信エラー検出手段と、該手段によっ
て検出された通信エラーの情報を通信回線を介して中央
制御装置へ通報する通信エラー通報手段と、通信エラー
検出手段によって検出された通信エラーが、被遠隔管理
装置への通信開始要求に対する応答が確認されてから通
信終了応答または通信終了送信までの間に発生した通信
エラーの場合にのみ、該通信エラーの情報を通信エラー
通報手段によって通報させる通報制御手段とを設けたも
のである。
【0023】請求項16の発明によるデータ通信装置
は、請求項15のデータ通信装置において、通信エラー
通報手段によって通報すべき通信エラーの情報に該エラ
ーの種別を示す情報を付加する手段を設けたものであ
る。請求項17の発明によるデータ通信装置は、請求項
15のデータ通信装置において、通信エラー通報手段に
よって通報すべき通信エラーの情報に該エラー発生時の
データログを示す情報を付加する手段を設けたものであ
る。
【0024】請求項18の発明によるデータ通信装置
は、請求項15のデータ通信装置において、通信エラー
通報手段によって通報すべき通信エラーの情報に該エラ
ー発生時刻又は時間帯を示す情報を付加する手段を設け
たものである。
【0025】請求項19の発明によるデータ通信装置
は、請求項15のデータ通信装置において、被遠隔管理
装置への通信開始要求に対して応答がなかった場合に、
被遠隔管理装置へ通信開始要求を複数回出力し、その間
に応答がなかった場合に、被遠隔管理装置の電源がオフ
になっていると判断する手段を設けたものである。
【0026】請求項20の発明によるデータ通信装置
は、請求項15〜19のいずれかのデータ通信装置にお
いて、通報制御手段が、通信エラー通報手段による中央
制御装置への通報を即時に行なわせるようにしたもので
ある。
【0027】請求項21の発明によるデータ通信装置
は、請求項15〜19のいずれかのデータ通信装置にお
いて、通信エラー通報手段によって通報すべき通信エラ
ーの情報をエラー種別にエラー発生履歴情報として記録
する記録手段を設け、通報制御手段が、記録手段によっ
て記録されたいずれかの通信エラーの情報が示す該通信
エラーの発生数が予め設定された所定数に達したとき、
該通信エラーの情報を通信エラー通報手段によって中央
制御装置へ通報させるようにしたものである。
【0028】請求項22の発明によるデータ通信装置
は、請求項15〜19のいずれかのデータ通信装置にお
いて、通信エラー通報手段によって通報すべき通信エラ
ーの情報をエラー種別にエラー発生履歴情報として記録
する記録手段を設け、通報制御手段が、所定の時刻にな
ったとき、記録手段に記録された通信エラーの情報を通
信エラー通報手段によって中央制御装置へ通報させるよ
うにしたものである。
【0029】請求項23の発明によるデータ通信装置
は、請求項15〜19のいずれかのデータ通信装置にお
いて、通報制御手段が、中央制御装置からの要求によ
り、通信エラー通報手段による該中央制御装置への通報
を行なわせるようにしたものである。
【0030】請求項24の発明による通信エラー通報方
法は、中央制御装置によって公衆回線等の通信回線およ
びデータ通信装置を介して画像形成装置等の被遠隔管理
装置を遠隔管理するビジネス用の遠隔管理システムにお
ける通信エラー通報方法であって、データ通信装置が、
被遠隔管理装置への通信開始要求に対する応答を確認し
てから通信終了応答または通信終了送信までの間に通信
エラーが発生したとき、該通信エラーの情報を通信回線
を介して中央制御装置へ通報するものである。
【0031】請求項25の発明による通信エラー通報方
法は、請求項24の通信エラー通報方法において、デー
タ通信装置が、中央制御装置に通信エラーの情報を通報
する際に、その通信エラーの種別を示す情報も通報する
ものである。請求項26の発明による通信エラー通報方
法は、請求項24の通信エラー通報方法において、デー
タ通信装置が、中央制御装置に通信エラーの情報を通報
する際に、そのエラー発生時のデータログを示す情報も
通報するものである。
【0032】請求項27の発明による通信エラー通報方
法は、請求項24の通信エラー通報方法において、デー
タ通信装置が、中央制御装置に通信エラーの情報を通報
する際に、そのエラー発生時刻又は時間帯を示す情報も
通報するものである。
【0033】
【発明の実施の形態】以下、この発明の実施形態を図面
に基づいて具体的に説明する。図1は、この発明の一実
施形態である遠隔管理システムとしての画像形成装置管
理システムの構成例を示すブロック図である。
【0034】この画像形成装置管理システムは、遠隔診
断を前提とした被遠隔管理装置としての5台の画像形成
装置(複写装置等)1〜5と有線通信回線を介して接続
されたデータ通信装置7と、データ通信装置7と公衆回
線8(専用回線等の他の通信回線でもよい)を介して接
続される中央制御装置6とを備え、中央制御装置6が、
公衆回線8,データ通信装置7,および有線通信回線を
介して各画像形成装置1〜5を集中的に遠隔管理できる
ようにしたものである。
【0035】データ通信装置7は、中央制御装置6から
公衆回線8を経由して送られてくる指令信号を画像形成
装置1〜5へ選択的に送信したり、逆に画像形成装置1
〜5からそれぞれ送られてくる通報情報を公衆回線8を
経由して中央制御装置6へ送信する。
【0036】このデータ通信装置7は、24時間通電を
行なっていて、通常画像形成装置1〜5の電源がオフに
なっている夜間でも、中央制御装置6との通信を可能に
している。このデータ通信装置7と各画像形成装置1〜
5とは、シリアル通信インタフェースRS−485(有
線通信回線)によりマルチドロップ接続されていて、デ
ータ通信装置7からのポーリング,セレクティングによ
り各画像形成装置1〜5との通信を行なっている。
【0037】図2は、各画像形成装置1〜5の制御部の
構成例を示すブロック図である。各画像形成装置1〜5
の制御部はそれぞれ、CPU11,リアルタイムクロッ
ク回路12,ROM13,RAM14,不揮発性RAM
15,入出力ポート16,およびシリアル通信制御ユニ
ット17a,17b,17cからなるPPC(複写装
置)コントローラと、パーソナルインタフェース(以下
「インタフェース」を「I/F」ともいう)18と、シ
ステムバス19とを備えている。
【0038】CPU11は、ROM13内の制御プログ
ラムによってこの制御部全体を統括的に制御する中央処
理装置である。リアルタイムクロック回路12は、時刻
情報を発生するものであり、CPU11がそれを読み込
むことによって現在の時刻を知ることができる。ROM
13は、CPU11が使用する制御プログラムを含む各
種固定データを格納している読み出し専用メモリであ
る。
【0039】RAM14は、CPU11がデータ処理を
行なう際に使用するワークメモリ等として使用する一時
記憶用メモリである。不揮発性RAM15は、後述する
図4に示す操作表示部等からのモード指示の内容などを
記憶するメモリであり、画像形成装置の電源がオフにな
っても記憶内容を保持するようになっている。入出力ポ
ート16は、画像形成装置内のモータ,ソレノイド,ク
ラッチ等の出力負荷やセンサ・スイッチ類を接続してい
る。
【0040】シリアル通信制御ユニット17aは、操作
表示部との信号のやりとりを行なっている。シリアル通
信制御ユニット17bは、図示しない原稿送り部との信
号のやりとりを行なっている。シリアル通信制御ユニッ
ト17cは、図示しない転写紙後処理部との信号のやり
とりを行なっている。
【0041】パーソナルI/F18は、データ通信装置
7との間の通信を司るインタフェース回路であり、CP
U11のデータ通信装置7との通信処理のための負荷を
軽減するために設けられている。もちろん、CPU11
の処理能力が充分であれば、このパーソナルI/F18
の機能をCPU11に取り込んでも差し支えない。この
パーソナルI/F18の主な機能は、以下の(1)〜
(4)に示す通りである。
【0042】(1)データ通信装置7からのポーリン
グ,セレクティングの監視 (2)データ通信装置7への肯定応答,否定応答処理 (3)データ通信装置7との間の送受信データの正当性
のチェック,パリティチェック,およびエラー発生時の
再送要求処理 (4)データ通信装置7との間の送受信データのヘッダ
処理
【0043】システムバス19はアドレスバス,コント
ロールバス,データバスからなるバスラインであり、C
PU11,リアルタイムクロック回路12,ROM1
3,RAM14,不揮発性RAM15,入出力ポート1
6,シリアル通信制御ユニット17a,17b,17
c,およびパーソナルI/F18を相互に接続する。
【0044】図3は、図2のパーソナルI/F18の構
成例を示すブロック図である。このパーソナルI/F1
8は、CPU21,デュアルポートメモリ22,レジス
タ23〜26,入力ポート27,シリアル通信制御ユニ
ット28,ローカルバス29,およびデバイスコード設
定スイッチ30によって構成されている。
【0045】CPU21は、中央処理装置,ROM,R
AM,およびそれらを接続するバス等からなるワンチッ
プのマイクロコンピュータであり、このパーソナルI/
F18全体を統括的に制御する。デュアルポートメモリ
22は、CPU21と図2のCPU11の双方から読み
書き可能であり、パーソナルI/F18とPPCコント
ローラ31との間でのテキストデータの授受に使用され
るデータメモリである。
【0046】なお、PPCコントローラ31は上述した
CPU11,リアルタイムクロック回路12,ROM1
3,RAM14,不揮発性RAM15,入出力ポート1
6,およびシリアル通信制御ユニット17a,17b,
17cによって構成される。レジスタ23〜26は、上
記テキストデータの授受時に制御用として使用される
が、詳細な説明は省略する。
【0047】デバイスコード設定スイッチ30は、画像
形成装置毎に固有のデバイスコード(識別番号)を設定
するためのものであり、データ通信装置7からのポーリ
ング,セレクティング時のデバイスコード識別用として
使用される。シリアル通信制御ユニット28は、データ
通信装置7および/または他の画像形成装置のパーソナ
ルI/F18と接続される。
【0048】図4は、各画像形成装置1〜5の操作表示
部の構成例を示すレイアウト図である。なお、この操作
表示部は、各画像形成装置1〜5が複写装置の場合に対
応するものである。
【0049】この操作表示部は、一般の制御部(例えば
図2に示した各画像形成装置1〜5における制御部)と
同様に、制御プログラムを格納したROM,その制御プ
ログラムによって各種制御を実行するCPU,データを
一時格納するRAM,電池によりバックアップされた不
揮発性RAM,シリアル通信制御ユニット,および入出
力ポート等を備えており、図2のシリアル通信制御ユニ
ット17aとデータ授受を行なうが、その詳細は省略す
る。
【0050】この操作表示部は、上述した制御部の他
に、テンキー71,クリア/ストップキー72,プリン
トキー73,エンタキー74,割り込みキー75,予熱
/モードクリアキー76,モード確認キー77,画面切
り替えキー78,呼び出しキー79,登録キー80,ガ
イダンスキー81,表示用コントラストボリューム8
2,および文字表示器83を備えている。
【0051】テンキー71は、コピー(画像形成)枚数
や倍率等の数値を入力するためのキーである。クリア/
ストップキー72は、置数(コピー枚数)をクリアした
り、コピー動作をストップさせたりするためのキーであ
る。プリントキー73は、プリント動作を含むコピー動
作を実行開始させるためのキーである。
【0052】エンタキー74は、ズーム倍率や綴じ代寸
法用置数等の数値の指定を確定させるためのキーであ
る。割り込みキー75は、コピー中に割り込んで別の原
稿をコピーする時などに使用するキーである。予熱/モ
ードクリアキー76は、設定した全てのコピーモードの
内容を取り消したり、予熱を設定して節電状態にしたり
するためのキーである。
【0053】モード確認キー77は、文字表示器83に
選択的に表示される各コピーモードを一覧表示で確認す
るためのキーである。画面切り替えキー78は、文字表
示器83の表示形態を使用者の熟練度に応じて切り替え
るためのキーである。呼び出しキー79は、ユーザプロ
グラムを呼び出すためのキーである。
【0054】登録キー80は、ユーザプログラムを登録
するためのキーである。ガイダンスキー81は、文字表
示器83にガイダンスメッセージ等を表示するためのキ
ーである。表示用コントラストボリューム82は、文字
表示器83のコントラストを調整するためのものであ
る。
【0055】文字表示器83は、液晶(LCD),蛍光
表示管等のフルドット表示素子を用い、その上に多数の
タッチセンサを内蔵(例えば8×8表示画素毎にある)
した略透明なシート状のマトリックスタッチパネルを重
ねており、電源投入により、例えば図5に示すような画
像形成装置の状態(「コピーできます」「コピー中で
す」「転写紙がありません」等),コピー枚数,各種キ
ーを示す通常のコピーモード画面を表示する。
【0056】ここで、その画面上のキー(表示部)を押
下(タッチ)することにより、給紙段(用紙サイズ),
自動用紙(原稿サイズと設定倍率により最適な転写紙が
収納されている給紙段が自動選択される),画像濃度
(コピー濃度),自動濃度(原稿の濃度に応じて画像濃
度が自動選択される),変倍率(等倍,縮小,拡大,用
紙指定変倍,ズーム変倍,寸法変倍),両面モード,綴
じ代モード,ソートモード等のコピー動作に関わる各種
のコピーモードを任意に選択することができ、押下され
たキーは白黒反転表示に切り替わる。
【0057】図6は、図1のデータ通信装置7の一例を
示すブロック構成図である。このデータ通信装置7は、
CPU41,ROM42,RAM43,不揮発性RAM
44,リアルタイムクロック回路(以下「RTC」とい
う)45,画像形成装置I/F46,網制御装置(以下
「NCU」という)47,モデム48,およびLED表
示部49からなる。
【0058】CPU41は、ROM42内の制御プログ
ラムによって次のような制御を行なう。つまり、5台の
画像形成装置1〜5を制御したり、公衆回線8経由で中
央制御装置6に対する指令信号の送受信を制御したり、
画像形成装置1〜5からの各種通報により、公衆回線8
経由で中央制御装置6に対して発呼を行なったり、公衆
回線8を画像形成装置1〜5側に接続するか、一般電話
機(TEL)又はファクシミリ装置(FAX)側に接続
するかの切り替え制御を行なうなど、このデータ通信装
置7全体を統括的に制御する中央処理装置である。
【0059】ROM42は、CPU41が使用する制御
プログラムを含む各種固定データを格納している読み出
し専用メモリである。RAM43は、CPU41がデー
タ処理を行なう際に使用するワークメモリ等として使用
する一時記憶用メモリである。
【0060】不揮発性RAM44は、中央制御装置6お
よび複数の画像形成装置1〜5の一方から他方への送信
データや、複数の画像形成装置1〜5の中から1台を特
定するそれぞれのデバイスコード(識別番号)およびI
Dコード,中央制御装置6の電話番号,回線接続が成功
しなかった場合の再発呼回数(リトライ回数),再発呼
間隔などを記憶するメモリであり、電池によってバック
アップされている。
【0061】RTC45は、時刻情報を発生するもので
あり、CPU41がそれを読み込むことによって現在の
時刻を知ることができる。画像形成装置I/F46は、
画像形成装置1〜5との間のシリアル通信を司るインタ
フェース回路である。NCU47は、データ通信装置7
を公衆回線8に通信可能に接続するためのものであり、
自動発着信機能を備えている。
【0062】モデム48は、送受信するデータを変復調
する。LED表示部49は、データ通信装置7の電源入
力状態やデータ通信装置7が公衆回線8に通信可能に接
続されていない時などに、その旨を知らせるためのもの
である。
【0063】図7は、NCU47の構成例を示すブロッ
ク図である。NCU47は、保護回路51,ループ電流
検出回路52,リンギング検出回路53,ライン切替回
路54,およびループ形成回路55等からなる。保護回
路51は、公衆回線8からのノイズから装置を保護する
ための回路である。
【0064】ループ電流検出回路52は、ループ形成回
路55により形成される直流ループに流れる電流を検出
するものであり、図示しない両方向性のフォトカプラ等
からなる。リンギング検出回路53は、公衆回線8から
のリンギングを検出するものである。
【0065】ライン切替回路54は、公衆回線8を図7
のモデム48側に接続するか、外付けの一般電話機(T
EL)又はファクシミリ装置(FAX)側に接続するか
の切り替えを行なうものである。ループ形成回路55
は、オフフックして公衆回線8をつかんだ(公衆回線8
のラインL1,L2を直流的に閉結した)際に直流ルー
プを形成し、公衆回線8とモデム信号の送受信を行な
う。
【0066】ここで、この実施形態の画像形成装置管理
システムでは、データ通信装置7が、請求項1〜5,1
1〜27の発明による各種の機能(手段又は方法)に対
応するプログラムを図6のROM42に予め記憶してお
き、CPU41がそのプログラムに従って動作すること
により、上記各種の機能を実現することができる。
【0067】次に、この画像形成装置管理システムの概
略機能について説明する。この画像形成装置管理システ
ムの機能には、大きく分けて以下の(1)〜(3)に示
す3種類の機能がある。 (1)中央制御装置6から画像形成装置1〜5への通信
制御 (2)画像形成装置1〜5から中央制御装置6又はデー
タ通信装置7への通信制御 (3)データ通信装置7独自の制御
【0068】(1)の中央制御装置6から画像形成装置
1〜5への通信制御には、例えば以下の(a)〜(c)
に示すものがある。 (a)特定の画像形成装置のトータル画像形成枚数(積
算画像形成枚数),給紙段(給紙トレイ)毎の画像形成
枚数,転写紙サイズ毎の画像形成枚数,ミスフィード回
数,転写紙サイズ毎のミスフィード回数,転写紙搬送位
置毎のミスフィード回数等のカウンタ情報の読み取りお
よびリセット
【0069】(b)画像形成装置を構成する各ユニット
の制御電圧,電流,抵抗,タイミング等の調整値の設定
および読み取り (c)(2)の通信制御による画像形成装置1〜5から
中央制御装置6への通信制御に対する結果(テキスト)
返送
【0070】これらの制御は、中央制御装置6からの指
令信号を受信して、データ通信装置7から画像形成装置
1〜5へのセレクティングによって行なう。セレクティ
ングとは、接続されている5台の画像形成装置1〜5の
中から1台を選択して通信する機能をさす。
【0071】図8および図9は、データ通信装置7にお
けるセレクティング動作の一例を示すフローチャートで
ある。各画像形成装置1〜5はそれぞれユニークな(特
定の)デバイスコードを持っており、データ通信装置7
は、いずれか(特定)の画像形成装置に対してセレクテ
ィング要求(通信開始要求)が発生すると、予め定めら
れたセレクティング要求を示す特定コード(又はコード
の組み合わせ)であるセレクティング信号と選択すべき
画像形成装置のデバイスコードとをシリアル通信インタ
フェースRS−485上に送出する。
【0072】各画像形成装置1〜5はそれぞれ、セレク
ティング信号により、次に続くデバイスコードと自己の
デバイスコードとを比較し、両コードが一致した時に自
分がセレクティング(選択)されたことを知る。ここ
で、セレクティングされた画像形成装置は、送出すべき
テキスト(データ)がある場合には、予め定められた特
定コード(又はコードの組み合わせ)によるビジー(b
usy)応答を出力する。
【0073】送出すべきデータがない場合には、セレク
ティングに対応可能か否かを判断し、対応可能ならば予
め定められた特定コード(又はコードの組み合わせ)に
よる肯定応答を出力し、対応不可能ならば予め定められ
た特定コード(又はコードの組み合わせ)による否定応
答(通信エラーの情報)を出力する。
【0074】データ通信装置7は、セレクティングされ
た画像形成装置からビジー(Busy)応答あるいは否
定応答を受けると、その画像形成装置へ正常終了信号を
送信してセレクティング動作を中断し、以下に述べるポ
ーリング動作に移行するが、肯定応答を受けた(通信開
始要求に対する応答を確認した)場合は、セレクティン
グされた画像形成装置との通信を開始する。この例で
は、その画像形成装置へのテキスト(各種調整値等のデ
ータ)送信を開始する。
【0075】そして、通常は、セレクティングされた画
像形成装置へテキストを送信(設定)する度にその画像
形成装置から肯定応答を受け、その画像形成装置へ送信
すべきテキストがなくなり、テキスト送信が終了する
と、その画像形成装置へ正常終了(通信終了)信号を送
信して、セレクティング動作を中断し、以下に述べるポ
ーリング動作に移行する。
【0076】なお、テキスト送信ではなく、セレクティ
ングされた画像形成装置からテキスト(カウンタ情報や
各種調整値等のデータ)を読み取る(送ってもらう)場
合は、その画像形成装置から通信終了応答を受けた時点
で、送信終了と判断し、セレクティング動作を中断す
る。
【0077】セレクティングされた画像形成装置から肯
定応答を受けてから正常終了信号を送信する(又は通信
終了応答を受ける)までの間、つまりその画像形成装置
へのテキスト送信中に、その画像形成装置から否定応答
を受ける(通信エラーを検出する)と、セレクティング
された画像形成装置へ上記テキストを再送する処理を繰
り返し、その再送回数が予め設定された所定回数に達す
る(送信エラーが発生する)と、送信エラー(通信エラ
ー)を検出してその情報をRAM43に記憶(セット)
する。
【0078】このとき、検出した送信エラーの情報に対
して、少なくとも以下の(A1)〜(C1)のいずれか
に示す処理(任意に組み合わせてもよい)を行なう。
【0079】(A1)検出した送信エラーの情報にその
エラーの種別を示す情報を付加する。この処理により、
中央制御装置6に送信エラーの情報を通報する際には、
そのエラーの種別を示す情報も通報することになる。
【0080】(B1)検出した送信エラーの情報にその
エラー発生時のデータ(テキスト)ログを示す情報を付
加する。この処理により、中央制御装置6に送信エラー
の情報を通報する際には、そのエラー発生時のデータ
(テキスト)ログを示す情報も通報することになる。
【0081】(C1)検出した送信エラーの情報にその
エラー発生時刻又は時間帯を示す情報を付加する。この
処理により、中央制御装置6に送信エラーの情報を通報
する際には、そのエラー発生時刻又は時間帯を示す情報
も通報することになる。
【0082】セレクティングされた画像形成装置から肯
定応答を受けてテキスト送信を行なった後、その画像形
成装置から肯定応答および否定応答のいずれも受けるこ
となく、予め設定された所定時間が経過(タイムアウ
ト)すると、セレクティングされた画像形成装置に対し
て応答要求信号を送信し、以後上述と同様の処理を行な
うが、応答要求信号の送信を予め設定された所定回数行
なってもタイムアウトする場合は(タイムアウトエラー
が発生すると)、タイムアウトエラー(通信エラー)を
検出してその情報をRAM43に記憶する。
【0083】このとき、検出したタイムアウトエラーの
情報に対して、少なくとも以下の(A2)〜(C2)の
いずれかに示す処理(任意に組み合わせてもよい)を行
なう。
【0084】(A2)検出したタイムアウトエラーの情
報にそのエラーの種別を示す情報を付加する。この処理
により、中央制御装置6にタイムアウトエラーの情報を
通報する際には、そのエラーの種別を示す情報も通報す
ることになる。
【0085】(B2)検出したタイムアウトエラーの情
報にそのエラー発生時のデータ(テキスト)ログを示す
情報を付加する。この処理により、中央制御装置6にタ
イムアウトエラーの情報を通報する際には、そのエラー
発生時のデータ(テキスト)ログを示す情報も通報する
ことになる。
【0086】(C2)検出したタイムアウトエラーの情
報にそのエラー発生時刻又は時間帯を示す情報を付加す
る。この処理により、中央制御装置6にタイムアウトエ
ラーの情報を通報する際には、そのエラー発生時刻又は
時間帯を示す情報も通報することになる。
【0087】通信エラーである送信エラー又はタイムア
ウトエラーの情報をRAM43に記憶(セット)した後
は、セレクティングされた画像形成装置へ異常終了信号
を送信し、RAM43に記憶した送信エラー又はタイム
アウトエラーの情報を即時に中央制御装置6へ通報した
後、セレクティング動作を中断し、ポーリング動作に移
行する。
【0088】なお、検出した通信エラー(送信エラー又
はタイムアウトエラー)の情報を即時に中央制御装置6
へ通報せずに、少なくとも以下の(A3)〜(D3)の
いずれかに示す処理(任意に組み合わせてもよい)を行
なうこともできる。これらの処理については、後で詳細
に説明する。
【0089】(A3)検出した通信エラーの情報をエラ
ー種別にエラー発生履歴情報として不揮発性RAM44
に記憶(記録)し、その不揮発性RAM44に記憶した
いずれかの通信エラーの情報が示すその通信エラーの発
生数が予め設定された所定数に達したとき、その通信エ
ラーの情報を中央制御装置6へ通報する。このとき、上
記所定数は、中央制御装置6からの指令信号によって設
定することができる。
【0090】(B3)検出した通信エラーの情報をエラ
ー種別にエラー発生履歴情報として不揮発性RAM44
に記憶し、所定の時刻になったとき、その不揮発性RA
M44に記憶した通信エラーの情報を中央制御装置6へ
通報する。上記所定の時刻は、中央制御装置6からの指
令信号によって設定することができる。
【0091】(C3)検出した通信エラーの情報をエラ
ー種別にエラー発生履歴情報として不揮発性RAM44
に記憶し、中央制御装置6からの要求により、その不揮
発性RAM44に記憶した通信エラーの情報を中央制御
装置6へ通報する。 (D3)中央制御装置6からの要求により、検出した
(RAM43に記憶した)通信エラーの情報を中央制御
装置6へ通報する。
【0092】一方、デバイスコードに対応する画像形成
装置からセレクティング信号(通信開始要求)に対して
応答がなかった場合に、その画像形成装置へセレクティ
ング信号を複数回(タイムアウトするまで)出力し、そ
の間に応答がなかった場合に、その画像形成装置の電源
がオフ(OFF)になっていると判断し、その画像形成
装置へ異常終了信号を送信した後、セレクティング動作
を中断し、ポーリング動作に移行する。
【0093】(2)の画像形成装置1〜5から中央制御
装置6又はデータ通信装置7への通信制御には、例えば
以下の(a)〜(e)に示すものがある。 (a)各画像形成装置1〜5はそれぞれ、画像形成動作
が不可能となる故障等の異常が発生した場合に、その旨
を示すデータ(通報要因)を即時にデータ通信装置7お
よび公衆回線8を介して中央制御装置6へ通報する(緊
急通報)。
【0094】(b)各画像形成装置1〜5はそれぞれ、
使用者(顧客)による操作表示部上のキー操作により、
画像形成モードからそれとは異なる使用者が必要な要求
(修理依頼やサプライ補給依頼)を入力するための使用
者要求入力モードに移行し、操作表示部の文字表示器8
3に使用者要求入力画面が表示され、その画面上の所定
キーの押下によって使用者が必要な要求が入力された場
合に、その旨を示すデータを即時にデータ通信装置7お
よび公衆回線8を介して中央制御装置6へ通報する(緊
急通報)。
【0095】(c)各画像形成装置1〜5はそれぞれ、
積算画像形成枚数が予め設定された一定枚数(通報レベ
ル値)に達した場合に、その旨を示すデータを即時にデ
ータ通信装置7および公衆回線8を介して中央制御装置
6へ通報する(緊急通報)。
【0096】(d)各画像形成装置1〜5はそれぞれ、
予め設定された一定期間毎に積算画像形成枚数を示すデ
ータをデータ通信装置7へ通報し、そのデータ通信装置
7はその日(当日)の指定時刻(これは中央制御装置6
により設定され、データ通信装置7に記憶しておく)に
それまでに受信したデータをまとめて公衆回線8を介し
て中央制御装置6へ通報する(非緊急通報)。この通信
制御には、指定時刻に達する前にそれまでに受信したデ
ータの通報回数が予め定められた回数に達した場合、そ
の指定時刻を待たずに中央制御装置6への送信を行なう
制御も含まれる。
【0097】(e)各画像形成装置1〜5はそれぞれ、
画像形成動作開始は可能であるが、交換部品の指定回
数,指定時間への接近、センサの規格レベルへの到達な
ど、予防保全を必要とする事象が発生した時にその旨を
示すデータをデータ通信装置7へ通報し、そのデータ通
信装置7はその日の指定時刻(これは中央制御装置6に
より設定され、データ通信装置7に記憶しておく)にそ
れまでに受信したデータをまとめて公衆回線8を介して
中央制御装置6へ通報する(非緊急通報)。この通信制
御には、指定時刻に達する前にそれまでに受信したデー
タの通報回数が予め定められた回数に達した場合、その
指定時刻を待たずに中央制御装置6への送信を行なう制
御も含まれる。
【0098】これらの通信制御は、データ通信装置7か
らのポーリング時に行なう。ポーリングとは、接続され
ている5台の画像形成装置1〜5を順番に指定し、その
指定された画像形成装置からの通信要求の有無を確認す
る機能をさす。図10および図11は、データ通信装置
7におけるポーリング動作の一例を示すフローチャート
である。
【0099】データ通信装置7は、ポーリング要求(通
信開始要求)が発生すると、予め定められたポーリング
要求を示す特定コード(又はコードの組み合わせ)であ
るポーリング信号と選択すべき画像形成装置のデバイス
コードとをシリアル通信インタフェースRS−485上
に送出する。各画像形成装置1〜5はそれぞれ、ポーリ
ング信号により、次に続くデバイスコードと自己のデバ
イスコードとを比較し、両コードが一致した時に自分が
ポーリング(選択)されたことを知る。
【0100】次に、ポーリングされた画像形成装置は、
送出すべきテキストがあればデータ通信装置7との通信
を開始する。この例では、そのテキストをデータ通信装
置7へ送信する。データ通信装置7は、ポーリングされ
た画像形成装置から送られてくるテキストを受信する
が、その受信状況とその受信したテキスト(データ)の
エラーの有無をチェックする。
【0101】そして、テキスト受信が中断することな
く、しかもその受信したテキストからエラーを検出しな
かった場合は、受信応答信号をポーリングされた画像形
成装置へ送信し、それに対してその画像形成装置から再
びテキストが送られてくると、上述と同様のチェックに
戻り、以後上述と同様の処理を繰り返し、ポーリングさ
れた画像形成装置から終了応答を受け取った時に、次の
画像形成装置へのポーリングに移行する。
【0102】ポーリングされた画像形成装置から送られ
てくるテキストの受信が中断した場合は、その画像形成
装置へテキストの再送を要求する再送要求信号を送信す
るが、その再送回数が予め設定された所定回数に達する
(中断エラーが発生する)と、中断エラー(通信エラ
ー)を検出してその情報をRAM43に記憶する。
【0103】このとき、検出した中断エラーの情報に対
して、少なくとも以下の(A4)〜(C4)のいずれか
に示す処理(任意に組み合わせてもよい)を行なう。
【0104】(A4)検出した中断エラーの情報にその
エラーの種別を示す情報を付加する。この処理により、
中央制御装置6に中断エラーの情報を通報する際には、
そのエラーの種別を示す情報も通報することになる。
【0105】(B4)検出した中断エラーの情報にその
エラー発生時のデータ(テキスト)ログを示す情報を付
加する。この処理により、中央制御装置6に中断エラー
の情報を通報する際には、そのエラー発生時のデータ
(テキスト)ログを示す情報も通報することになる。
【0106】(C4)検出した中断エラーの情報にその
エラー発生時刻又は時間帯を示す情報を付加する。この
処理により、中央制御装置6に中断エラーの情報を通報
する際には、そのエラー発生時刻又は時間帯を示す情報
も通報することになる。
【0107】ポーリングされた画像形成装置から送られ
てくるテキストからエラーを検出した場合も、その画像
形成装置へテキストの再送を要求する再送要求信号を送
信するが、その再送回数が予め設定された所定回数に達
する(受信データエラーが発生する)と、受信データエ
ラー(通信エラー)を検出してその情報をRAM43に
記憶する。
【0108】このとき、検出した受信データエラーの情
報に対して、少なくとも以下の(A5)〜(C5)のい
ずれかに示す処理(任意に組み合わせてもよい)を行な
う。
【0109】(A5)検出した受信データエラーの情報
にそのエラーの種別を示す情報を付加する。この処理に
より、中央制御装置6に受信データエラーの情報を通報
する際には、そのエラーの種別を示す情報も通報するこ
とになる。
【0110】(B5)検出した受信データエラーの情報
にそのエラー発生時のデータ(テキスト)ログを示す情
報を付加する。この処理により、中央制御装置6に受信
データエラーの情報を通報する際には、そのエラー発生
時のデータ(テキスト)ログを示す情報も通報すること
になる。
【0111】(C5)検出した受信データエラーの情報
にそのエラー発生時刻又は時間帯を示す情報を付加す
る。この処理により、中央制御装置6に受信データエラ
ーの情報を通報する際には、そのエラー発生時刻又は時
間帯を示す情報も通報することになる。
【0112】ポーリングされた画像形成装置からテキス
トを受信し、受信応答信号をその画像形成装置へ送信し
た後、その画像形成装置から終了応答を受けることな
く、予め設定された所定時間が経過(タイムアウト)す
る(タイムアウトエラーが発生する)と、タイムアウト
エラー(通信エラー)を検出してその情報をRAM43
に記憶する。このとき、検出したタイムアウトエラーの
情報に対して、少なくとも上述した(A2)〜(C2)
のいずれかに示す処理(任意に組み合わせてもよい)を
行なう。
【0113】通信エラーである中断エラー,受信データ
エラー,又はタイムアウトエラーの情報をRAM43に
記憶(セット)した後は、次にポーリングされた画像形
成装置へ異常終了信号を送信し、RAM43に記憶した
中断エラー,受信データエラー,又はタイムアウトエラ
ーの情報を即時に中央制御装置6へ通報した後、次の画
像形成装置へのポーリングに移行する。
【0114】なお、検出した通信エラー(中断エラー,
受信データエラー,又はタイムアウトエラー)の情報を
即時に中央制御装置6へ通報せずに、少なくとも以下の
(A6)〜(D6)のいずれかに示す処理(任意に組み
合わせてもよい)を行なうこともできる。これらの処理
については、後で詳細に説明する。
【0115】(A6)検出した通信エラーの情報をエラ
ー種別にエラー発生履歴情報として不揮発性RAM44
に記憶(記録)し、その不揮発性RAM44に記憶した
いずれかの通信エラーの情報が示すその通信エラーの発
生数が予め設定された所定数に達したとき、その通信エ
ラーの情報を中央制御装置6へ通報する。上記所定数
は、中央制御装置6からの指令信号によって設定するこ
とができる。
【0116】(B6)検出した通信エラーの情報をエラ
ー種別にエラー発生履歴情報として不揮発性RAM44
に記憶し、所定の時刻になったとき、その不揮発性RA
M44に記憶した通信エラーの情報を中央制御装置6へ
通報する。上記所定の時刻は、中央制御装置6からの指
令信号によって設定することができる。
【0117】(C6)検出した通信エラーの情報をエラ
ー種別にエラー発生履歴情報として不揮発性RAM44
に記憶し、中央制御装置6からの要求により、その不揮
発性RAM44に記憶した通信エラーの情報を中央制御
装置6へ通報する。 (D6)中央制御装置6からの要求により、検出した
(RAM43に記憶した)通信エラーの情報を中央制御
装置6へ通報する。
【0118】一方、デバイスコードに対応する画像形成
装置からポーリング信号(通信開始要求)に対して応答
がなかった場合に、その画像形成装置へポーリング信号
を複数回(タイムアウトするまで)出力し、その間に応
答がなかった場合に、その画像形成装置の電源がOFF
になっていると判断し、その画像形成装置へ異常終了信
号を送信した後、次の画像形成装置へのポーリングに移
行する。このポーリング動作は、セレクティング要求が
発生しない限り、接続されている画像形成装置1〜5に
対して順次繰り返される。
【0119】(3)のデータ通信装置7独自の制御に
は、例えば以下の(a)(b)に示すものがある。 (a)トータルカウンタ値(積算画像形成枚数)の読み
出し (b)(2)の画像形成装置1〜5から中央制御装置6
への通信制御に対する結果返送
【0120】トータルカウンタ値の読み出しの制御は、
データ通信装置7から画像形成装置1〜5への1日1回
定時(0時0分、但しこの時刻に画像形成装置の電源が
OFFになっている場合は、この時刻以降に初めて電源
がONになった時)のセレクティングによって行なう。
【0121】データ通信装置7は、接続されている画像
形成装置毎にトータルカウンタ用のメモリを2個(仮に
これらをそれぞれA,Bとする)用意してあり、上記1
日1回のセレクティングによって読み取ったトータルカ
ウンタ値をメモリAに書き込む。したがって、メモリA
は毎日(但し例えば休日のように1日中画像形成装置の
電源がON状態にならない場合はこの限りでない)前日
の値が書き換えられることになる。
【0122】また、毎月1回予め決められた日時(これ
は中央制御装置6により設定され、データ通信装置7内
の不揮発性RAM44に記憶される)にメモリAに記憶
されているトータルカウンタ値をメモリBにコピーす
る。データ通信装置7から中央制御装置6へはメモリB
の内容が送られるが、その転送方法には以下の(a)
(b)に示す2通りの方法がある。
【0123】(a)中央制御装置6は、上記日時(メモ
リAの内容がメモリBにコピーされる日時)以降にデー
タ通信装置7のメモリBに記憶されたトータルカウンタ
値を読みに行く。 (b)データ通信装置7は、上記日時以降に自発呼して
メモリBに記憶されたトータルカウンタ値を公衆回線8
を介して中央制御装置6へ送出する。なお、自発呼を行
なう日時も中央制御装置6により設定され、データ通信
装置7内の不揮発性RAM44に記憶される。
【0124】なお、データ通信装置7は、接続されてい
る画像形成装置毎にメモリA,Bを組み合わせたメモリ
を複数組用意している。これは、例えば白黒コピー用,
アプリケーションコピー用,カラーコピー用等の種々の
トータルカウンタ値が考えられるためである。
【0125】図12および図13は、データ通信装置7
におけるセレクティング動作の他の例を示すフローチャ
ートである。データ通信装置7は、いずれかの画像形成
装置に対してセレクティング要求(通信開始要求)が発
生すると、予め定められたセレクティング要求を示す特
定コード(又はコードの組み合わせ)であるセレクティ
ング信号と選択すべき画像形成装置のデバイスコードと
をシリアル通信インタフェースRS−485上に送出す
る。
【0126】その後、セレクティングされた画像形成装
置からビジー(Busy)応答あるいは否定応答を受け
ると、その画像形成装置へ正常終了信号を送信してセレ
クティング動作(セレクティング処理)を終了(中断)
し、ポーリング動作に移行するが、肯定応答を受けた
(通信開始要求に対する応答を確認した)場合は、セレ
クティングされた画像形成装置との通信を開始する。こ
の例では、その画像形成装置へのテキスト送信を開始す
る。
【0127】そして、通常は、セレクティングされた画
像形成装置へテキストを送信(設定)する度にその画像
形成装置から肯定応答を受け、その画像形成装置へ送信
すべきテキストがなくなり、テキスト送信が終了する
と、その画像形成装置へ正常終了(通信終了)信号を送
信して、セレクティング動作を終了し、ポーリング動作
に移行する。
【0128】なお、テキスト送信ではなく、セレクティ
ングされた画像形成装置からテキストを読み取る(送っ
てもらう)場合は、その画像形成装置から通信終了応答
を受けた時点で、送信終了と判断し、セレクティング動
作を終了する。
【0129】セレクティングされた画像形成装置から肯
定応答を受けてから正常終了信号を送信する(又は通信
終了応答を受ける)までの間、つまりその画像形成装置
へのテキスト送信中に、その画像形成装置から否定応答
を受ける(通信エラーを検出する)と、セレクティング
された画像形成装置へ上記テキストを再送する処理を繰
り返し、その再送回数が予め設定された所定回数に達す
る(送信エラーが発生する)と、次の処理を行なう。
【0130】すなわち、送信エラーを検出してその発生
数をカウント(+1)し、そのカウント値を示す情報
(送信エラーの情報)をエラー発生履歴情報として不揮
発性RAM44に記憶保存した後、そのカウント値が予
め設定された所定数(設定値)に達したか否かを判断
し、所定数に達した場合に送信エラーフラグをセットす
る。このとき、検出した送信エラーの情報に対して少な
くとも前述した(A1)〜(C1)のいずれかに示す処
理(任意に組み合わせてもよい)を行なう。
【0131】セレクティングされた画像形成装置から肯
定応答を受けてテキスト送信を行なった後、その画像形
成装置から肯定応答および否定応答のいずれも受けるこ
となく、予め設定された所定時間が経過(タイムアウ
ト)すると、セレクティングされた画像形成装置に対し
て応答要求信号を送信し、以後上述と同様の処理を行な
うが、応答要求信号の送信を予め設定された所定回数行
なってもタイムアウトする場合は(応答タイムアウトエ
ラーが発生すると)、以下の処理を行なう。
【0132】すなわち、応答タイムアウトエラーを検出
してその発生数をカウント(+1)し、そのカウント値
を示す情報(応答タイムアウトエラーの情報)をエラー
発生履歴情報として不揮発性RAM44に記憶保存した
後、そのカウント値が予め設定された所定数(設定値)
に達したか否かを判断し、所定数に達した場合に応答タ
イムアウトエラーフラグをセットする。このとき、検出
した応答タイムアウトエラー(タイムアウトエラー)の
情報に対して、少なくとも前述した(A2)〜(C2)
のいずれかに示す処理(任意に組み合わせてもよい)を
行なう。
【0133】エラーフラグである送信エラーフラグ又は
応答タイムアウトエラーフラグをセットした後は、セレ
クティングされた画像形成装置へ異常終了信号を送信
し、セレクティング動作を終了した後、不揮発性RAM
44に保存した送信エラーの情報又は応答タイムアウト
エラーの情報を中央制御装置6へ通報し、セレクティン
グ動作を終了してポーリング動作に移行する。
【0134】一方、デバイスコードに対応する画像形成
装置からセレクティング信号(通信開始要求)に対して
応答がなかった場合に、その画像形成装置へセレクティ
ング信号を複数回(タイムアウトするまで)出力し、そ
の間に応答がなかった場合に、その画像形成装置の電源
がオフ(OFF)になっていると判断し、その画像形成
装置へ異常終了信号を送信した後、セレクティング動作
を終了し、ポーリング動作に移行する。
【0135】図14〜図16は、データ通信装置7にお
けるポーリング動作の他の例を示すフローチャートであ
る。データ通信装置7は、ポーリング要求(通信開始要
求)が発生すると、予め定められたポーリング要求を示
す特定コード(又はコードの組み合わせ)であるポーリ
ング信号と選択すべき画像形成装置のデバイスコードと
をシリアル通信インタフェースRS−485上に送出す
る。その後、ポーリングされた画像形成装置から送られ
てくるテキストを受信するが、その受信状況とその受信
したテキストのエラーの有無をチェックする。
【0136】そして、テキスト受信が中断することな
く、しかもその受信したテキストからエラーを検出しな
かった場合は、受信応答信号をポーリングされた画像形
成装置へ送信し、それに対してその画像形成装置から再
びテキストが送られてくると、上述と同様のチェックに
戻り、以後上述と同様の処理を繰り返し、ポーリングさ
れた画像形成装置から終了応答を受け取った時に、ポー
リング動作(ポーリング処理)を終了し、エラーフラグ
(受信中断エラーフラグ,受信データエラーフラグ,受
信タイムアウトエラーフラグのいずれか)がセットされ
ていなければ、次の画像形成装置へのポーリングに移行
する。
【0137】ポーリングされた画像形成装置から送られ
てくるテキストの受信が中断した場合は、その画像形成
装置へテキストの再送を要求する再送要求信号を送信す
るが、その再送回数が予め設定された所定回数に達する
(受信中断エラーが発生する)と、受信中断エラーを検
出してその発生数をカウント(+1)し、そのカウント
値を示す情報(受信中断エラーの情報)をエラー発生履
歴情報として不揮発性RAM44に記憶保存する。
【0138】その後、上記カウント値が予め設定された
所定数(設定値)に達したか否かを判断し、所定数に達
した場合に受信中断エラーフラグをセットする。このと
き、検出した受信中断エラー(中断エラー)の情報に対
して、少なくとも前述した(A4)〜(C4)のいずれ
かに示す処理(任意に組み合わせてもよい)を行なう。
【0139】ポーリングされた画像形成装置から送られ
てくるテキストからエラーを検出した場合も、その画像
形成装置へテキストの再送を要求する再送要求信号を送
信するが、その再送回数が予め設定された所定回数に達
する(受信データエラーが発生する)と、受信データエ
ラーを検出してその発生数をカウント(+1)し、その
カウント値を示す情報(受信データエラーの情報)をエ
ラー発生履歴情報として不揮発性RAM44に記憶保存
する。
【0140】その後、そのカウント値が予め設定された
所定数(設定値)に達したか否かを判断し、所定数に達
した場合に受信データエラーフラグをセットする。この
とき、検出した受信データエラーの情報に対して、少な
くとも前述した(A5)〜(C5)のいずれかに示す処
理(任意に組み合わせてもよい)を行なう。
【0141】ポーリングされた画像形成装置からテキス
トを受信し、受信応答信号をその画像形成装置へ送信し
た後、その画像形成装置から終了応答を受けることな
く、予め設定された所定時間が経過(タイムアウト)す
る(受信タイムアウトエラーが発生する)と、受信タイ
ムアウトエラーを検出してその発生数をカウント(+
1)し、そのカウント値を示す情報(受信タイムアウト
エラーの情報)をエラー発生履歴情報として不揮発性R
AM44に記憶保存する。
【0142】その後、そのカウント値が予め設定された
所定数(設定値)に達したか否かを判断し、所定数に達
した場合に受信タイムアウトエラーフラグをセットす
る。このとき、検出した受信タイムアウトエラーの情報
に対して、少なくとも前述した(A2)〜(C2)のい
ずれかに示す処理(任意に組み合わせてもよい)を行な
う。
【0143】エラーフラグである受信中断エラーフラ
グ,受信データエラーフラグ,又は受信タイムアウトエ
ラーフラグをセットした後は、次にポーリングされた画
像形成装置へ異常終了信号を送信し、ポーリング動作を
終了した後、不揮発性RAM44に保存した受信中断エ
ラーの情報,受信データエラーの情報,又は受信タイム
アウトエラーの情報を中央制御装置6へ通報し、次の画
像形成装置へのポーリングに移行する。
【0144】一方、デバイスコードに対応する画像形成
装置からポーリング信号(通信開始要求)に対して応答
がなかった場合に、その画像形成装置へポーリング信号
を複数回(タイムアウトするまで)出力し、その間に応
答がなかった場合に、その画像形成装置の電源がOFF
になっていると判断し、その画像形成装置へ異常終了信
号を送信した後、次の画像形成装置へのポーリングに移
行する。このポーリング動作は、セレクティング要求が
発生しない限り、接続されている画像形成装置1〜5に
対して順次繰り返される。
【0145】図17および図18は、データ通信装置7
におけるセレクティング動作の更に他の例を示すフロー
チャートである。データ通信装置7は、いずれかの画像
形成装置に対してセレクティング要求(通信開始要求)
が発生すると、予め定められたセレクティング要求を示
す特定コード(又はコードの組み合わせ)であるセレク
ティング信号と選択すべき画像形成装置のデバイスコー
ドとをシリアル通信インタフェースRS−485上に送
出する。
【0146】その後、セレクティングされた画像形成装
置からビジー(Busy)応答あるいは否定応答を受け
ると、その画像形成装置へ正常終了信号を送信してセレ
クティング動作を終了し、予め設定された通報時刻(所
定の時刻)を経過していなければポーリング動作に移行
するが、肯定応答を受けた(通信開始要求に対する応答
を確認した)場合は、セレクティングされた画像形成装
置との通信を開始する。この例では、その画像形成装置
へのテキスト送信を開始する。
【0147】そして、通常は、セレクティングされた画
像形成装置へテキストを送信(設定)する度にその画像
形成装置から肯定応答を受け、その画像形成装置へ送信
すべきテキストがなくなり、テキスト送信が終了する
と、その画像形成装置へ正常終了(通信終了)信号を送
信して、セレクティング動作を終了し、予め設定された
通報時刻を経過していなければそのまま、その通報時刻
を経過していれば後述する通報処理を行なった後、ポー
リング動作に移行する。
【0148】なお、テキスト送信ではなく、セレクティ
ングされた画像形成装置からテキストを読み取る(送っ
てもらう)場合は、その画像形成装置から通信終了応答
を受けた時点で、送信終了と判断し、セレクティング動
作を終了する。
【0149】セレクティングされた画像形成装置から肯
定応答を受けてから正常終了信号を送信する(又は通信
終了応答を受ける)までの間、つまりその画像形成装置
へのテキスト送信中に、その画像形成装置から否定応答
を受ける(通信エラーを検出する)と、セレクティング
された画像形成装置へ上記テキストを再送する処理を繰
り返す。
【0150】そして、その再送回数が予め設定された所
定回数に達する(送信エラーが発生する)と、送信エラ
ーを検出してその情報をエラー発生履歴情報として不揮
発性RAM44に記憶保存する。このとき、検出した送
信エラーの情報に対して、少なくとも前述した(A1)
〜(C1)のいずれかに示す処理(任意に組み合わせて
もよい)を行なう。
【0151】セレクティングされた画像形成装置から肯
定応答を受けてテキスト送信を行なった後、その画像形
成装置から肯定応答および否定応答のいずれも受けるこ
となく、予め設定された所定時間が経過(タイムアウ
ト)すると、セレクティングされた画像形成装置に対し
て応答要求信号を送信し、以後上述と同様の処理を行な
う。
【0152】そして、応答要求信号の送信を予め設定さ
れた所定回数行なってもタイムアウトする場合は(応答
タイムアウトエラーが発生すると)、応答タイムアウト
エラーを検出してその情報をエラー発生履歴情報として
不揮発性RAM44に記憶保存する。このとき、検出し
た応答タイムアウトエラー(タイムアウトエラー)の情
報に対して、少なくとも前述した(A2)〜(C2)の
いずれかに示す処理(任意に組み合わせてもよい)を行
なう。
【0153】送信エラーの情報又は応答タイムアウトエ
ラーの情報をエラー発生履歴情報として不揮発性RAM
44に保存した後は、セレクティングされた画像形成装
置へ異常終了信号を送信し、セレクティング動作を終了
した後、予め設定された通報時刻を経過していれば不揮
発性RAM44にいままで保存した全エラー発生履歴情
報を中央制御装置6へ通報し、セレクティング動作を終
了してポーリング動作に移行する。
【0154】一方、デバイスコードに対応する画像形成
装置からセレクティング信号(通信開始要求)に対して
応答がなかった場合に、その画像形成装置へセレクティ
ング信号を複数回(タイムアウトするまで)出力し、そ
の間に応答がなかった場合に、その画像形成装置の電源
がオフ(OFF)になっていると判断し、その画像形成
装置へ異常終了信号を送信した後、セレクティング動作
を終了し、予め設定された通報時刻を経過していなけれ
ばそのまま、その通報時刻を経過していれば上述した通
報処理を行なった後、ポーリング動作に移行する。
【0155】図19〜図21は、データ通信装置7にお
けるポーリング動作の更に他の例を示すフローチャート
である。データ通信装置7は、ポーリング要求(通信開
始要求)が発生すると、予め定められたポーリング要求
を示す特定コード(又はコードの組み合わせ)であるポ
ーリング信号と選択すべき画像形成装置のデバイスコー
ドとをシリアル通信インタフェースRS−485上に送
出する。その後、ポーリングされた画像形成装置から送
られてくるテキストを受信するが、その受信状況とその
受信したテキストのエラーの有無をチェックする。
【0156】そして、テキスト受信が中断することな
く、しかもその受信したテキストからエラーを検出しな
かった場合は、受信応答信号をポーリングされた画像形
成装置へ送信し、それに対してその画像形成装置から再
びテキストが送られてくると、上述と同様のチェックに
戻り、以後上述と同様の処理を繰り返し、ポーリングさ
れた画像形成装置から終了応答を受け取った時に、ポー
リング動作を終了し、予め設定された通報時刻を経過し
ていなければそのまま、その通報時刻を経過していれば
後述する通報処理を行なった後、次の画像形成装置への
ポーリングに移行する。
【0157】ポーリングされた画像形成装置から送られ
てくるテキストの受信が中断した場合は、その画像形成
装置へテキストの再送を要求する再送要求信号を送信す
るが、その再送回数が予め設定された所定回数に達する
(受信中断エラーが発生する)と、受信中断エラーを検
出してその情報をエラー発生履歴情報として不揮発性R
AM44に記憶保存する。このとき、検出した受信中断
エラー(中断エラー)の情報に対して、少なくとも前述
した(A4)〜(C4)のいずれかに示す処理(任意に
組み合わせてもよい)を行なう。
【0158】ポーリングされた画像形成装置から送られ
てくるテキストからエラーを検出した場合も、その画像
形成装置へテキストの再送を要求する再送要求信号を送
信するが、その再送回数が予め設定された所定回数に達
する(受信データエラーが発生する)と、受信データエ
ラーを検出してその情報をエラー発生履歴情報として不
揮発性RAM44に記憶保存する。このとき、検出した
受信データエラーの情報に対して、少なくとも前述した
(A5)〜(C5)のいずれかに示す処理(任意に組み
合わせてもよい)を行なう。
【0159】ポーリングされた画像形成装置からテキス
トを受信し、受信応答信号をその画像形成装置へ送信し
た後、その画像形成装置から終了応答を受けることな
く、予め設定された所定時間が経過(タイムアウト)す
る(受信タイムアウトエラーが発生する)と、受信タイ
ムアウトエラーを検出してその情報をエラー発生履歴情
報として不揮発性RAM44に記憶保存する。このと
き、検出した受信タイムアウトエラーの情報に対して、
少なくとも前述した(A2)〜(C2)のいずれかに示
す処理(任意に組み合わせてもよい)を行なう。
【0160】受信中断エラーの情報,受信データエラー
の情報,又は受信タイムアウトエラーの情報をエラー発
生履歴情報として不揮発性RAM44に保存した後は、
次にポーリングされた画像形成装置へ異常終了信号を送
信し、ポーリング動作を終了した後、予め設定された通
報時刻を経過していれば不揮発性RAM44にいままで
保存した全エラー発生履歴情報を中央制御装置6へ通報
し、次の画像形成装置へのポーリングに移行する。
【0161】一方、デバイスコードに対応する画像形成
装置からポーリング信号(通信開始要求)に対して応答
がなかった場合に、その画像形成装置へポーリング信号
を複数回(タイムアウトするまで)出力し、その間に応
答がなかった場合に、その画像形成装置の電源がOFF
になっていると判断し、その画像形成装置へ異常終了信
号を送信した後、次の画像形成装置へのポーリングに移
行する。このポーリング動作は、セレクティング要求が
発生しない限り、接続されている画像形成装置1〜5に
対して順次繰り返される。
【0162】図22は、データ通信装置7における送信
要求受信処理に一例を示すフローチャートである。デー
タ通信装置7は、中央制御装置6からエラー発生履歴情
報の送信要求があったとき、不揮発性RAM44内の全
エラー発生履歴情報を収集し、それを中央制御装置6へ
通報する。
【0163】この実施形態の画像形成装置管理システム
に使用するデータ通信装置7の処理をまとめると、以下
の(1)〜(10)に示すようになり、種々の効果を得
ることができる。
【0164】(1)いずれかの画像形成装置への通信開
始要求(セレクティング信号又はポーリング信号)に対
する応答が確認されてから通信終了応答または通信終了
送信までの間に発生した通信エラーを検出した場合にの
み(上記画像形成装置の電源がOFFになっていること
による無応答と判断できる場合を除く)、その通信エラ
ーを中央制御装置6へ通報することにより、データ通信
装置7と画像形成装置との間で発生した通信エラーを中
央制御装置6が遠隔地で正常に判断することができるた
め、中央制御装置6側のオペレータやサービスマンの作
業負担を軽減することができる。
【0165】(2)検出した通信エラー(送信エラー,
中断エラー,受信データエラー,タイムアウトエラー)
の情報にそのエラーの種別を示す情報を付加し、中央制
御装置6に通信エラーの情報を通報する際には、そのエ
ラーの種別を示す情報も通報することにより、中央制御
装置6がデータ通信装置7といずれかの画像形成装置と
の間で発生した通信エラーを正確に判断することができ
る。
【0166】(3)検出した通信エラーの情報にそのエ
ラー発生時のデータログを示す情報を付加し、中央制御
装置6に通信エラーの情報を通報する際には、そのエラ
ー発生時のデータログを示す情報も通報することによ
り、中央制御装置6がデータ通信装置7といずれかの画
像形成装置との間で発生した通信エラーがどのようなデ
ータの送/受信中のエラーかを判断することができる。
【0167】(4)検出した通信エラーの情報にそのエ
ラー発生時刻又は時間帯を示す情報を付加し、中央制御
装置6に通信エラーの情報を通報する際には、そのエラ
ー発生時刻又は時間帯を示す情報も通報することによ
り、中央制御装置6がデータ通信装置7と画像形成装置
との間での通信エラーの発生頻度,発生時間間隔,又は
通信エラーが発生しやすい時間帯を判定することができ
る。
【0168】(5)いずれかの画像形成装置からの通信
開始要求に対して応答がなかった場合に、その画像形成
装置へ通信開始要求を複数回出力し、その間に応答がな
かった場合に、その画像形成装置の電源がOFFになっ
ていると判断することにより、次のような効果を得るこ
とができる。
【0169】例えば、データ通信装置7と各画像形成装
置1〜5との間に後述するような無線装置を仲介させた
場合、そのデータ通信装置に有線で接続されるかあるい
は内蔵される無線親局と通信開始要求先の画像形成装置
に有線接続あるいは内蔵される無線子局との間の無線通
信回線の接続に失敗すると、その画像形成装置の電源の
ON/OFFに関わらず、無応答となってしまうため、
その場合にデータ通信装置が上記画像形成装置に通信開
始要求を複数回出力することにより、判断違いを防止で
きる。つまり、上記画像形成装置との通信エラーが発生
したか、上記画像形成装置の電源がOFFになっている
かを確実に判断することが可能になる。
【0170】(6)検出した通信エラーの情報を中央制
御装置6へ即時に通報することにより、いずれかの画像
形成装置とデータ通信装置との間で通信エラーが発生し
ていることを中央制御装置6が即時に知ることができる
(図8〜図11)。
【0171】(7)検出した通信エラーの情報をエラー
種別にエラー発生履歴情報として不揮発性RAM44に
記憶し、その不揮発性RAM44に記憶したいずれかの
通信エラーの情報が示すその通信エラーの発生数が予め
設定された所定数に達したとき、その通信エラーの情報
を中央制御装置6へ通報することにより、通報回数を削
減でき、通信コストおよび中央制御装置6側のオペレー
タ(センタオペレータ)の作業工数を抑えることができ
る(図12〜図16)。
【0172】(8)検出した通信エラーの情報をエラー
種別にエラー発生履歴情報として不揮発性RAM44に
記憶し、所定の時刻になったとき、その不揮発性RAM
44に記憶した通信エラーの情報を中央制御装置6へ通
報することにより、通報時刻をコントロールでき、例え
ば通信コストの安い時間帯に通報させることが可能にな
る(図17〜図21)。
【0173】(9)検出した通信エラーの情報をエラー
種別にエラー発生履歴情報として不揮発性RAM44に
記憶し、中央制御装置6からの要求により、その不揮発
性RAM44に記憶した通信エラーの情報を中央制御装
置6へ通報することにより、中央制御装置6側で遠隔管
理上の不具合が発生したときに、原因解明の一助になる
(図22)。 (10)中央制御装置6からの要求により、検出した通
信エラーの情報を中央制御装置6へ通報することによっ
て、(9)と同様な効果を得られる。
【0174】図23および図24はこの発明の他の実施
形態である画像形成装置管理システムの異なる構成例を
示すブロック図であり、前述した図1を含む各図面と一
致する部分には同一符号を付してそれらの説明を省略す
る。
【0175】図23および図24に示す各画像形成装置
管理システムではそれぞれ、データ通信装置7と各画像
形成装置1〜5との間の有線通信回線(有線部分)を無
線化する無線装置を設けている。つまり、データ通信装
置7と各画像形成装置1〜5との間に無線装置を介挿し
ている。
【0176】そして、図23の画像形成装置管理システ
ムでは、無線装置を、データ通信装置7に有線で接続さ
れる(内蔵されてもよい)無線親局100と、各画像形
成装置(被遠隔管理装置)1〜5にそれぞれ有線で接続
される(内蔵されてもよい)無線子局101〜105と
によって構成している。
【0177】ここで、各画像形成装置1〜5はそれぞ
れ、図2,図3,図6に示したように、データ通信装置
7の画像形成装置I/F46と有線接続可能なシリアル
通信制御ユニット28(シリアル通信インタフェースR
S−485)を有するパーソナルI/F18を備えてい
る。
【0178】そのため、データ通信装置7と各画像形成
装置1〜5との間への無線装置の介挿を容易にするため
に、無線親局100に、データ通信装置7の画像形成装
置I/F46と有線接続可能なシリアル通信インタフェ
ースRS−485を設けることは勿論、各無線子局10
1〜105にそれぞれ、シリアル通信制御ユニット28
と同等のシリアル通信インタフェースRS−485を設
けている。
【0179】一方、図24の画像形成装置管理システム
では、無線装置を、データ通信装置7に有線で接続され
る(内蔵されてもよい)無線親局100と、画像形成装
置1,3にそれぞれ有線で接続される(内蔵されてもよ
い)無線子局101,103とによって構成している。
【0180】ここで、データ通信装置7と各画像形成装
置1〜5との間への無線装置の介挿を容易にするため
に、無線親局100に、データ通信装置7の画像形成装
置I/F46と有線で接続可能なシリアル通信インタフ
ェースRS−485を設けるのは勿論、各無線子局10
1,103にそれぞれ、シリアル通信制御ユニット28
と同等のシリアル通信インタフェースRS−485を設
けている。
【0181】図25は、図23および図24の無線親局
100の構成例を示すブロック図である。無線親局10
0は、アンテナ111,無線送信部112,無線受信部
113,制御部114,RS485ドライバ115,不
揮発性メモリ116,スイッチ部117,およびLED
表示部118等からなる。
【0182】無線送信部112は、制御部114より入
力される送信データを無線信号に変換してアンテナ11
1へ出力する。つまり、所定の周波数の信号を制御部1
14より入力される送信データにより変調し、無線信号
としてアンテナ111へ出力する。
【0183】無線受信部113は、アンテナ111より
入力される無線信号を受信データに変換して制御部11
4へ出力する。つまり、アンテナ111より入力される
無線信号の所定の周波数帯について復調し、受信データ
として制御部114へ出力する。また、所定の周波数の
強度を制御部114へ提供する。
【0184】制御部114は、無線送信部112,無線
受信部113,RS485ドライバ115,不揮発性メ
モリ116,スイッチ部117,およびLED表示部1
18の制御を行なう。RS485ドライバ115は、シ
リアル通信インタフェースRS−485の制御を行な
う。
【0185】不揮発性メモリ116は、無線装置の呼出
名称,メーカコードや、無線通信用管理テーブル(以下
単に「管理テーブル」という)など、無線通信に必要な
情報を記憶する。ここで、呼出名称は、個々の無線局に
固有に与えられる数字によるコードであり、製造時に書
き込まれる。この例では、そのコードを無線親局100
の識別情報である親局IDとして使用する。
【0186】メーカコードは、製造メーカ等を識別する
ためのコードであり、製造時などに書き込まれる。管理
テーブルは、各無線子局101〜105の子局IDと各
画像形成装置1〜5のデバイスコード(識別番号)とを
対応付け(関連付け)て記憶管理するものであり、これ
らの子局IDとデバイスコードは、図示しない処理によ
って各無線子局101〜105より取得する。
【0187】スイッチ部117は、動作モードの設定な
どを行なう際に使用するスイッチにより構成される。L
ED表示部118は、無線親局100の動作状態、およ
び図23の無線子局101〜105(又は図24の無線
子局101,103)からの受信結果などを表示する。
【0188】図27は図23に示した画像形成装置管理
システムの場合の無線親局100の不揮発性メモリ11
6に記憶される管理テーブルの一例を、図28は図24
に示した画像形成装置管理システムの場合の無線親局1
00の不揮発性メモリ116に記憶される管理テーブル
の一例をそれぞれ示す図である。
【0189】なお、無線親局100の機能をデータ通信
装置7に内蔵することもできる。この場合、データ通信
装置7のCPU41,ROM42等からなる制御部が無
線親局100の制御部114の機能を、データ通信装置
7のLED表示部49が無線親局100のLED表示部
118の機能を、データ通信装置7の不揮発性RAM4
4が無線親局100の不揮発性メモリ116の機能を果
すようにすればよい。
【0190】図26は、図23の無線子局101〜10
5(図24の無線子局101,103を含む)の構成例
を示すブロック図である。無線子局101〜105はそ
れぞれ、無線親局100と同様に、アンテナ121,無
線送信部122,無線受信部123,制御部124,R
S485ドライバ125,不揮発性メモリ126,スイ
ッチ部127,およびLED表示部128等からなる。
【0191】無線送信部122は、制御部124より入
力される送信データを無線信号に変換してアンテナ12
1へ出力する。つまり、所定の周波数の信号を制御部1
24より入力される送信データにより変調し、無線信号
としてアンテナ121へ出力する。
【0192】無線受信部123は、アンテナ121より
入力される無線信号を受信データに変換して制御部12
4へ出力する。つまり、アンテナ121より入力される
無線信号の所定の周波数帯について復調し、受信データ
として制御部124へ出力する。また、所定の周波数の
強度を制御部124へ提供する。
【0193】制御部124は、無線送信部122,無線
受信部123,RS485ドライバ125,不揮発性メ
モリ126,スイッチ部127,およびLED表示部1
28の制御を行なう。RS485ドライバ125は、シ
リアル通信インタフェースRS−485の制御を行な
う。
【0194】不揮発性メモリ126は、無線装置の呼出
名称,メーカコード,親局IDなど、無線通信に必要な
情報を記憶する。ここで、呼出名称は、個々の無線局に
固有に与えられる数字によるコードであり、製造時に書
き込まれる。この例では、そのコードを無線子局の識別
情報である子局IDとして使用する。
【0195】メーカコードは、製造メーカ等を識別する
ためのコードであり、製造時などに書き込まれる。親局
IDとしては、無線子局の製造時あるいは設置時など
に、スイッチ部117の所定の操作により、通信すべき
相手(通信相手先)となる無線親局100の呼出名称
(親局ID)を予め入力し、不揮発性メモリ126に記
憶しておく。
【0196】スイッチ部127は、これを有する無線子
局の動作モードの設定などを行なう際に使用するスイッ
チにより構成される。LED表示部128は、それを有
する無線子局の動作状態、および無線親局100への送
信結果などを表示する。
【0197】なお、無線子局の機能を画像形成装置に内
蔵することもできる。この場合、画像形成装置のCPU
11,ROM13等からなる制御部が無線子局の制御部
124の機能を、画像形成装置の操作表示部が無線子局
のLED表示部128の機能を、画像形成装置の不揮発
性RAM15が無線子局の不揮発性メモリ126の機能
を果すようにすればよい。
【0198】ここで、この実施形態の画像形成装置管理
システムでは、データ通信装置7が、請求項1〜27の
発明による各種の機能(手段)に対応するプログラムを
図6のROM42に予め記憶しておき、CPU41がそ
のプログラムに従って動作することにより、上記各種の
機能を実現することができる。
【0199】次に、図23の画像形成装置管理システム
におけるデータ通信装置7,無線親局100,無線子局
101〜105による処理動作を説明する。なお、図2
4の画像形成装置管理システムにおけるデータ通信装置
7,無線親局100,無線子局101,103による処
理動作も略同様なので、説明を省略する。
【0200】データ通信装置7と画像形成装置1〜5と
の通信は、前述の通り、セレクティング要求(通信開始
要求)あるいはポーリング要求(通信開始要求)の発生
により、データ通信装置7が出力するポーリング信号ま
たはセレクティング信号によって開始される。
【0201】無線親局100は、データ通信装置7に有
線で接続されているI/Fライン(シリアル通信インタ
フェースRS−485)より順次入力(受信)されるデ
ータを一時バッファリングしながら、ポーリング信号ま
たはセレクティング信号に一致するデータ(所定の制御
データ)を検出する処理を行ない、そのデータ(ポーリ
ング/セレクティング)を検出した時に、そのデータに
含まれるデータの送信先(通信相手先)となる画像形成
装置のデバイスコード(識別番号)を検出する。
【0202】次に、検出したデバイスコードの画像形成
装置が有線で接続されている無線子局の子局IDを不揮
発性メモリ116の管理テーブルより導き出し、図29
および図30に示す無線通信回線接続動作を開始する。
そして、その子局IDに基づいて無線子局への無線通信
回線接続要求情報を送信する。この無線通信回線接続要
求情報に対して、無線子局から無線通信回線接続応答情
報を受信したときにバッファリングしておいたデータに
ついての通信を開始する。
【0203】図29および図30は、図23のデータ通
信装置7および無線親局100による通信開始要求処理
(セレクティング動作,ポーリング動作)の一部である
無線通信回線接続動作の一例を示すフローチャートであ
る。なお、この動作は、実際にはデータ通信装置7およ
び無線親局100が分担して行なう。つまり、少なくと
も通信エラーに係わる処理はデータ通信装置7が行な
い、それ以外の実際の無線通信回線接続動作の部分は無
線親局100が行なう。
【0204】データ通信装置7および無線親局100
は、図29,図30の処理動作の開始により、まず無線
通信に使用する通信CH(チャネル)(例えばRCR−
STD17Aでは1〜9CHのいずれか)を選択し、そ
の選択した通信CHをキャリアセンスする。
【0205】ここで、キャリアセンスとは、使用したい
CH(ここでは選択した通信CH)について、その通信
CHを他の装置が使用しているか使用していないかを調
べることをいう。そこで、その通信CHの周波数に無線
受信部113の受信周波数を同調させたときの無線電波
の入力強度を調べ(選択した通信CHの受信強度を測定
する)、その強度が所定のレベル以上ある時は、そのC
Hが使用中であると判断し、所定のレベルより低いとき
は空きCHであると判断する。
【0206】選択した通信CHのキャリアセンスによ
り、その通信CHが使用中であると判断した場合は(C
H選択エラーが発生すると)、CH選択エラーを検出し
てその発生数をカウント(+1)し、再び通信CH(前
回と異なるCH)を選択し、その選択した通信CHをキ
ャリアセンスする。
【0207】そして、今回選択した通信CHも使用中で
あると判断した場合には、CH選択エラーを検出してそ
の発生数をカウント(検出)し、再び通信CHの選択に
戻って上述と同様の処理を繰り返し行ない(1通信あた
りのCH選択エラーの発生頻度を算出する処理を含
む)、その処理(カウント)を予め設定された所定回数
繰り返しても使用可能なデータ通信CH(空きCH)を
選択できなかった場合(1通信あたりのCH選択エラー
の発生頻度が予め設定された所定頻度を超えた場合)
に、検出したCH選択エラー(通報すべき通信エラー)
の情報をRAM43に記憶(セット)する。
【0208】このとき、検出したCH選択エラーの情報
に対して、少なくとも以下の(A11)〜(D11)の
いずれかに示す処理(任意に組み合わせてもよい)を行
なう。 (A11)検出したCH選択エラーの情報にそのエラー
の種別を示す情報を付加する。この処理により、中央制
御装置6にCH選択エラーの情報を通報する際には、そ
のエラーの種別を示す情報も通報することになる。
【0209】(B11)検出したCH選択エラーの情報
にそのエラー発生時のデータ(テキスト)ログを示す情
報を付加する。この処理により、中央制御装置6にCH
選択エラーの情報を通報する際には、そのエラー発生時
のデータ(テキスト)ログを示す情報も通報することに
なる。
【0210】(C11)検出したCH選択エラーの情報
にそのエラー発生時刻又は時間帯を示す情報を付加す
る。この処理により、中央制御装置6にCH選択エラー
の情報を通報する際には、そのエラー発生時刻又は時間
帯を示す情報も通報することになる。
【0211】(D11)検出したCH選択エラーの情報
にそのエラー検出時の通信用周波数帯域の受信強度(選
択した通信CHの受信強度)を付加する。この処理によ
り、中央制御装置6にCH選択エラーの情報を通報する
際には、そのエラー検出時の通信用周波数帯域の受信強
度を示す情報も通報することになる。
【0212】検出したCH選択エラーの情報をRAM4
3に記憶した後は、そのCH選択エラーの情報を即時に
中央制御装置6へ通報して、図29および図30の処理
を終了した後、この処理(無線通信回線接続動作)がセ
レクティング動作の一部であればそれを中断してポーリ
ング動作に移行し、ポーリング動作の一部であれば次の
画像形成装置へのポーリングに移行する。
【0213】選択した通信CHのキャリアセンスによ
り、その通信CHが使用可能なCH(空きCH)である
と判断した場合は、そのCH情報および不揮発性メモリ
116の管理テーブルより導き出した子局ID(対向局
ID)等を無線接続制御情報に付加し、次に送受信CH
(無線送信部112の送信CHおよび無線受信部113
の受信CH)を周波数制御CH(RCR−STD17A
の場合は10CH)にセットし、その周波数制御CHを
キャリアセンスする。
【0214】このとき、周波数制御CHの周波数に無線
受信部113の受信周波数を同調させたときの無線電波
の入力強度を調べ(周波数制御CHの受信強度を測定す
る)、その強度が所定のレベル以上ある時は、そのCH
が使用中であると判断し、所定のレベルより低いときは
空きCHであると判断する。
【0215】周波数制御CHのキャリアセンスにより、
周波数制御CHが使用中であると判断した場合、つまり
周波数制御CHの空き状態を検出できなかった場合は
(制御CHエラーが発生すると)、制御CHエラーを検
出してその発生数をカウント(+1)し、再び周波数制
御CHをキャリアセンスする。
【0216】そして、今回も周波数制御CHが使用中で
あり、周波数制御CHの空き状態を検出できなかった場
合は、制御CHエラーを検出してその発生数をカウント
し、周波数制御CHのキャリアセンスに戻って上述と同
様の処理を繰り返し行ない(1通信あたりの制御CHエ
ラーの発生頻度を算出する処理を含む)、その処理(カ
ウント)を予め設定された所定回数繰り返しても周波数
制御CHの空き状態を検出できなかった場合(1通信あ
たりの制御CHエラーの発生頻度が予め設定された所定
頻度を超えた場合)は、検出した制御CHエラー(通信
エラー)の情報をRAM43に記憶(セット)する。
【0217】このとき、検出した制御CHエラーの情報
に対して、少なくとも以下の(A12)〜(D12)の
いずれかに示す処理(任意に組み合わせてもよい)を行
なう。 (A12)検出した制御CHエラーの情報にそのエラー
の種別を示す情報を付加する。この処理により、中央制
御装置6に制御CHエラーの情報を通報する際には、そ
のエラーの種別を示す情報も通報することになる。
【0218】(B12)検出した制御CHエラーの情報
にそのエラー発生時のデータ(テキスト)ログを示す情
報を付加する。この処理により、中央制御装置6に制御
CHエラーの情報を通報する際には、そのエラー発生時
のデータ(テキスト)ログを示す情報も通報することに
なる。
【0219】(C12)検出した制御CHエラーの情報
にそのエラー発生時刻又は時間帯を示す情報を付加す
る。この処理により、中央制御装置6に制御CHエラー
の情報を通報する際には、そのエラー発生時刻又は時間
帯を示す情報も通報することになる。
【0220】(D12)検出した制御CHエラーの情報
にそのエラー検出時の通信用周波数帯域の受信強度(周
波数制御CHの受信強度)を付加する。この処理によ
り、中央制御装置6に制御CHエラーの情報を通報する
際には、そのエラー検出時の通信用周波数帯域の受信強
度を示す情報も通報することになる。
【0221】検出した制御CHエラーの情報をRAM4
3に記憶した後は、その制御CHエラーの情報を即時に
中央制御装置6へ通報して、図29および図30の処理
を終了した後、この処理(無線通信回線接続動作)がセ
レクティング動作の一部であればそれを中断してポーリ
ング動作に移行し、ポーリング動作の一部であれば次の
画像形成装置へのポーリングに移行する。
【0222】周波数制御CHの空き状態を検出できない
まま、予め設定された所定時間を経過(タイムアウト)
した場合は、図29および図30の処理を終了した後、
この処理がセレクティング動作の一部であればそれを中
断してポーリング動作に移行し、ポーリング動作の一部
であれば次の画像形成装置へのポーリングに移行する。
【0223】周波数制御CHのキャリアセンスにより、
周波数制御CHの空きを確認できた場合は、上述した無
線接続制御情報(通信相手先となる画像形成装置に有線
接続されている通信子局の子局IDが付加されている)
を含む無線通信回線接続要求情報を送信する。
【0224】ここで、無線親局100が送信する無線接
続制御情報のデータフォーマットの一例を図31に示
す。無線通信回線接続要求情報の送信後、送受信CHを
先に捕捉(選択)した通信CH(空きCH)にセットし
て、各無線子局101〜105のいずれかからの無線通
信回線接続応答の受信を待つ。
【0225】そして、予め設定された所定時間を経過
(タイムアウト)する前に、各無線子局101〜105
のいずれかからの無線通信回線接続応答を受信した場合
は、両者の(無線親局100と無線通信回線接続応答を
返送した無線子局との)無線通信回線の接続が完了した
ことになり、図29および図30の処理を終了し、この
処理がセレクティング動作の一部であれば前述した図8
および図9に示した処理を、ポーリング動作の一部であ
れば前述した図10および図11に示した処理をそれぞ
れ行なう。
【0226】予め設定された所定時間を経過(タイムア
ウト)しても無線通信回線接続応答を受信できなかった
場合は(回線接続エラーが発生すると)、回線接続エラ
ーを検出してその発生数をカウントした後、図29の先
頭に戻って上述と同様の処理を繰り返し行ない(1通信
あたりの回線接続エラーの発生頻度を算出する処理を含
む)、その処理(カウント)を予め設定された所定回数
繰り返しても無線通信回線接続応答を受信できなかった
場合(1通信あたりの回線接続エラーの発生頻度が予め
設定された所定頻度を超えた場合)は、検出した回線接
続エラー(通信エラー)の情報をRAM43に記憶す
る。
【0227】このとき、検出した回線接続エラーの情報
に対して、少なくとも以下の(A13)〜(C13)の
いずれかに示す処理(任意に組み合わせてもよい)を行
なう。 (A13)検出した回線接続エラーの情報にそのエラー
の種別を示す情報を付加する。この処理により、中央制
御装置6に回線接続エラーの情報を通報する際には、そ
のエラーの種別を示す情報も通報することになる。
【0228】(B13)検出した回線接続エラーの情報
にそのエラー発生時のデータ(テキスト)ログを示す情
報を付加する。この処理により、中央制御装置6に回線
接続エラーの情報を通報する際には、そのエラー発生時
のデータ(テキスト)ログを示す情報も通報することに
なる。
【0229】(C13)検出した回線接続エラーの情報
にそのエラー発生時刻又は時間帯を示す情報を付加す
る。この処理により、中央制御装置6に回線接続エラー
の情報を通報する際には、そのエラー発生時刻又は時間
帯を示す情報も通報することになる。
【0230】検出した回線接続エラーの情報をRAM4
3に記憶した後は、その回線接続エラーの情報を即時に
中央制御装置6へ通報して、図29および図30の処理
を終了した後、この処理がセレクティング動作の一部で
あればそれを中断してポーリング動作に移行し、ポーリ
ング動作の一部であれば次の画像形成装置へのポーリン
グに移行する。
【0231】回線接続エラーの発生数のカウントを所定
回数分行なう前に、予め設定された所定時間を経過(タ
イムアウト)した場合、あるいは上述した処理を予め設
定されたリトライ回数分行なった場合は、図29および
図30の処理を終了した後、この処理がセレクティング
動作の一部であればそれを中断してポーリング動作に移
行し、ポーリング動作の一部であれば次の画像形成装置
へのポーリングに移行する。
【0232】なお、検出した通信エラー(CH選択エラ
ー,制御CHエラー,又は回線接続エラー)の情報を即
時に中央制御装置6へ通報せずに、少なくとも以下の
(A14)〜(D14)のいずれかに示す処理(任意に
組み合わせてもよい)を行なうこともできる。これらの
処理については、後で詳細に説明する。
【0233】(A14)検出した通信エラーの情報をエ
ラー種別にエラー発生履歴情報として不揮発性RAM4
4に記憶(記録)し、その不揮発性RAM44に記憶し
たいずれかの通信エラーの情報が示すその通信エラーの
発生数が予め設定された所定数に達したとき、その通信
エラーの情報を中央制御装置6へ通報する。上記所定数
は、中央制御装置6からの指令信号によって設定するこ
とができる。
【0234】(B14)検出した通信エラーの情報をエ
ラー種別にエラー発生履歴情報として不揮発性RAM4
4に記憶し、所定の時刻になったとき、その不揮発性R
AM44に記憶した通信エラーの情報を中央制御装置6
へ通報する。上記所定の時刻は、中央制御装置6からの
指令信号によって設定することができる。
【0235】(C14)検出した通信エラーの情報をエ
ラー種別にエラー発生履歴情報として不揮発性RAM4
4に記憶し、中央制御装置6からの要求により、その不
揮発性RAM44に記憶した通信エラーの情報を中央制
御装置6へ通報する。なお、この通報処理は図22によ
って説明した通報処理と同様である。(D14)中央制
御装置6からの要求により、検出した通信エラーの情報
を中央制御装置6へ通報する。
【0236】一方、各無線子局101〜105はそれぞ
れ、通常、無線受信部123の受信周波数(受信CH)
を周波数制御CHの周波数に同調させておき、無線親局
100から周波数制御CHで送信される無線接続制御情
報を含む無線通信回線接続要求情報を監視し、無線通信
回線接続要求情報を受信した時に、図32に示す無線通
信回線接続動作を開始する。
【0237】図32は、無線子局101〜105による
無線通信回線接続動作の一例を示すフローチャートであ
る。各無線子局101〜105はそれぞれ、無線通信回
線接続動作を開始すると、まず受信した無線通信回線接
続要求情報に含まれている無線接続制御情報中のメーカ
コード,子局ID(呼出名称)が自身の不揮発性メモリ
126に記憶されているメーカコード,子局IDと一致
するか否かを調べ、一致していなければ今回の無線通信
回線接続要求情報の受信を無効とし、無線通信回線接続
動作を終了し、他の無線通信回線接続要求情報の受信待
ちの状態に戻る。
【0238】メーカコード,子局IDが自身のものと一
致した場合は、受信した無線通信回線接続要求情報に含
まれている無線接続制御情報中のCH情報に基づいて、
送受信CHをセット、つまり無線送信部122の送信周
波数(送信CH)を指定された(無線親局100で先に
捕捉された)データ通信CH(空きCH)の周波数にセ
ットし、無線受信部123の受信周波数(受信CH)を
指定されたデータ通信CHの周波数にセットする。
【0239】その後、指定されたデータ通信CHをキャ
リアセンスし、そのデータ通信CHが使用可能なCHで
あると判断した場合に、無線通信回線接続応答を送信
(返送)し、それによって両者の(この無線子局と無線
親局100との)無線通信回線の接続が完了するため、
無線通信回線接続動作を終了する。以上により、無線親
局100と通信相手先となる画像形成装置が有線で接続
されている無線子局との間で無線通信回線を形成し、こ
の無線通信回線を介してデータ通信装置7と上記画像形
成装置との間で通信を実施することができる。
【0240】図33および図34は、図23のデータ通
信装置7および無線親局100による通信開始要求処理
(セレクティング動作,ポーリング動作)の一部である
無線通信回線接続動作の他の例を示すフローチャートで
ある。なお、この動作は、実際にはデータ通信装置7お
よび無線親局100が分担して行なう。つまり、少なく
とも通信エラーに係わる処理はデータ通信装置7が行な
い、それ以外の実際の無線通信回線接続動作の部分は無
線親局100が行なう。
【0241】データ通信装置7および無線親局100
は、図33,図34の処理動作の開始により、まず無線
通信に使用する通信CH(チャネル)(例えばRCR−
STD17Aでは1〜9CHのいずれか)を選択し、そ
の選択した通信CHをキャリアセンスする。
【0242】選択した通信CHのキャリアセンスによ
り、その通信CHが使用中であると判断した場合は(C
H選択エラーが発生すると)、CH選択エラーを検出し
てその発生数をカウント(+1)し、そのカウント値を
示す情報(CH選択エラーの情報)をエラー発生履歴情
報として不揮発性RAM44に記憶保存する。このと
き、検出したCH選択エラーの情報に対して、少なくと
も前述した(A11)〜(D11)のいずれかに示す処
理(任意に組み合わせてもよい)を行なう。
【0243】次いで、不揮発性RAM44に保存したC
H選択エラーの情報が示すカウント値が予め設定された
所定数(設定値)に達したか否かを判断し、所定数に達
していなければ再び通信CH(前回と異なるCH)を選
択し、その選択した通信CHをキャリアセンスする。
【0244】そして、今回選択した通信CHも使用中で
あると判断した場合には、CH選択エラーを検出してそ
の発生数をカウント(検出)し、そのカウント値を示す
情報(CH選択エラーの情報)をエラー発生履歴情報と
して不揮発性RAM44に記憶保存し、以後上述と同様
の処理を行なうが、不揮発性RAM44に保存したCH
選択エラーの情報が示すカウント値が予め設定された所
定数に達しても使用可能な通信CH(空きCH)を選択
できなかった場合には、CH選択エラーフラグをセット
する。
【0245】選択した通信CHのキャリアセンスによ
り、その通信CHが使用可能なCH(空きCH)である
と判断した場合は、そのCH情報および不揮発性メモリ
116の管理テーブルより導き出した子局ID(対向局
ID)等を無線接続制御情報に付加し、次に送受信CH
(無線送信部112の送信CHおよび無線受信部113
の受信CH)を周波数制御CH(RCR−STD17A
の場合は10CH)にセットし、その周波数制御CHを
キャリアセンスする。
【0246】このとき、周波数制御CHの周波数に無線
受信部113の受信周波数を同調させたときの無線電波
の入力強度を調べ(周波数制御CHの受信強度を測定す
る)、その強度が所定のレベル以上ある時は、そのCH
が使用中であると判断し、所定のレベルより低いときは
空きCHであると判断する。
【0247】周波数制御CHのキャリアセンスにより、
周波数制御CHが使用中であると判断した場合、つまり
周波数制御CHの空き状態を検出できなかった場合は
(制御CHエラーが発生すると)、制御CHエラーを検
出してその発生数をカウント(+1)し、そのカウント
値を示す情報(制御CHエラーの情報)をエラー発生履
歴情報として不揮発性RAM44に記憶保存する。
【0248】このとき、検出した制御CHエラーの情報
に対して、少なくとも前述した(A12)〜(D12)
のいずれかに示す処理(任意に組み合わせてもよい)を
行なう。次いで、不揮発性RAM44に保存した制御C
Hエラーの情報が示すカウント値が予め設定された所定
数(設定値)に達したか否かを判断し、所定数に達して
いなければ再び周波数制御CHをキャリアセンスする。
【0249】そして、今回も周波数制御CHが使用中で
あり、周波数制御CHの空き状態を検出できなかった場
合は、制御CHエラーを検出してその発生数をカウント
し、そのカウント値を示す情報(制御CHエラーの情
報)をエラー発生履歴情報として不揮発性RAM44に
記憶保存し、以後上述と同様の処理を行なうが、不揮発
性RAM44に保存した制御CHエラーの情報が示すカ
ウント値が予め設定された所定数に達しても使用可能な
周波数制御CH(空きCH)を検出できなかった場合に
は、制御CHエラーフラグをセットする。
【0250】周波数制御CHの空き状態を検出できない
まま、予め設定された所定時間を経過(タイムアウト)
した場合は、図33および図34の処理を終了した後、
この処理がセレクティング動作の一部であれば、図12
に示すように、無線送受信処理を停止(セレクティング
動作を終了)した後、エラーフラグ(CH選択エラー又
は制御CHエラーフラグ)がセットされている場合に
は、不揮発性RAM44に保存したCH選択エラーの情
報又は制御CHエラーの情報を中央制御装置6へ通報
し、ポーリング動作に移行する。
【0251】図33および図34の処理がポーリング動
作の一部であれば、図14に示すように、無線送受信処
理を停止(ポーリング動作を終了)した後、エラーフラ
グ(CH選択エラーフラグ又は制御CHエラーフラグ)
がセットされている場合には、不揮発性RAM44に保
存したCH選択エラーの情報又は制御CHエラーの情報
を中央制御装置6へ通報し、次の画像形成装置へのポー
リングに移行する。
【0252】周波数制御CHのキャリアセンスにより、
周波数制御CHの空きを確認できた場合は、上述した無
線接続制御情報(通信相手先となる画像形成装置に有線
接続されている通信子局の子局IDが付加されている)
を含む無線通信回線接続要求情報を送信する。無線通信
回線接続要求情報の送信後、送受信CHを先に捕捉(選
択)した通信CH(空きCH)にセットして、各無線子
局101〜105のいずれかからの無線通信回線接続応
答の受信を待つ。
【0253】そして、予め設定された所定時間を経過
(タイムアウト)する前に、各無線子局101〜105
のいずれかからの無線通信回線接続応答を受信した場合
は、両者の(無線親局100と無線通信回線接続応答を
返送した無線子局との)無線通信回線の接続が完了した
ことになり、図33および図34の処理を終了し、この
処理がセレクティング動作の一部であれば前述した図1
2および図13に示した処理を、ポーリング動作の一部
であれば前述した図14〜図16に示した処理をそれぞ
れ行なう。
【0254】予め設定された所定時間を経過(タイムア
ウト)しても無線通信回線接続応答を受信できなかった
場合は(回線接続エラーが発生すると)、回線接続エラ
ーを検出してその発生数をカウント(+1)し、そのカ
ウント値を示す情報(回線接続エラーの情報)をエラー
発生履歴情報として不揮発性RAM44に記憶保存す
る。このとき、検出した回線接続エラーの情報に対し
て、少なくとも前述した(A13)〜(C13)のいず
れかに示す処理(任意に組み合わせてもよい)を行な
う。
【0255】次に、不揮発性RAM44に保存した回線
接続エラーの情報が示すカウント値が予め設定された所
定数(設定値)に達したか否かを判断し、所定数に達し
ていなければそのまま、所定数に達していれば回線接続
エラーフラグをセットし、図33および図34の処理を
終了した後、この処理がセレクティング動作の一部であ
れば、図12に示したように、無線送受信処理を停止し
た後、エラーフラグ(回線接続エラーフラグ)がセット
されていれば、不揮発性RAM44に保存した回線接続
エラーの情報を中央制御装置6へ通報し、ポーリング動
作に移行する。
【0256】また、図33および図34の処理がポーリ
ング動作の一部であれば、図14に示したように、無線
送受信処理を停止した後、エラーフラグ(回線接続エラ
ーフラグ)がセットされている場合には、不揮発性RA
M44に保存した回線接続エラーの情報を中央制御装置
6へ通報し、次の画像形成装置へのポーリングに移行す
る。
【0257】上述した処理を予め設定されたリトライ回
数分行なった場合は、図33および図34の処理を終了
した後、この処理がセレクティング動作の一部であれ
ば、図12に示したように、無線送受信処理を停止した
後、エラーフラグ(回線接続エラーフラグ)がセットさ
れていれば、不揮発性RAM44に保存した回線接続エ
ラーの情報を中央制御装置6へ通報し、ポーリング動作
に移行する。
【0258】また、図33および図34の処理がポーリ
ング動作の一部であれば、図14に示したように、無線
送受信処理を停止した後、エラーフラグ(回線接続エラ
ーフラグ)がセットされている場合には、不揮発性RA
M44に保存した回線接続エラーの情報を中央制御装置
6へ通報し、次の画像形成装置へのポーリングに移行す
る。
【0259】図35および図36は、図23のデータ通
信装置7および無線親局100による通信開始要求処理
(セレクティング動作,ポーリング動作)の一部である
無線通信回線接続動作の更に他の例を示すフローチャー
トである。なお、この動作も、実際にはデータ通信装置
7および無線親局100が分担して行なう。
【0260】データ通信装置7および無線親局100
は、図35,図36の処理動作の開始により、まず無線
通信に使用する通信CH(チャネル)(例えばRCR−
STD17Aでは1〜9CHのいずれか)を選択し、そ
の選択した通信CHをキャリアセンスする。
【0261】選択した通信CHのキャリアセンスによ
り、その通信CHが使用中であると判断した場合は(C
H選択エラーが発生すると)、CH選択エラーを検出し
てその情報をエラー発生履歴情報として不揮発性RAM
44に記憶保存する。このとき、検出したCH選択エラ
ーの情報に対して、少なくとも前述した(A11)〜
(D11)のいずれかに示す処理(任意に組み合わせて
もよい)を行なう。
【0262】次いで、再び通信CH(前回と異なるC
H)を選択して、その選択した通信CHをキャリアセン
スし、今回選択した通信CHも使用中であると判断した
場合には、CH選択エラーを検出してその情報をエラー
発生履歴情報として不揮発性RAM44に記憶保存し、
以後上述と同様の処理を行なうが、使用可能な通信CH
(空きCH)を選択できないまま、予め設定された所定
時間を経過(タイムアウト)した場合は、図35および
図36の処理を終了した後、次の処理を行なう。
【0263】すなわち、図35および図36の処理がセ
レクティング動作の一部であれば、図17に示すよう
に、無線送受信処理を停止(セレクティング動作を終
了)した後、予め設定された通報時刻(所定の時刻)を
経過していなければそのまま、その通報時刻を経過して
いれば不揮発性RAM44にいままで保存した全エラー
発生履歴情報を中央制御装置6へ通報した後、ポーリン
グ動作に移行する。
【0264】また、図35および図36の処理がポーリ
ング動作の一部であれば、図19に示すように、無線送
受信処理を停止(ポーリング動作を終了)した後、予め
設定された通報時刻を経過していなければそのまま、そ
の通報時刻を経過していれば不揮発性RAM44にいま
まで保存した全エラー発生履歴情報を中央制御装置6へ
通報した後、ポーリング動作に移行する。
【0265】選択した通信CHのキャリアセンスによ
り、その通信CHが使用可能なCH(空きCH)である
と判断した場合は、そのCH情報および不揮発性メモリ
116の管理テーブルより導き出した子局ID(対向局
ID)等を無線接続制御情報に付加し、次に送受信CH
(無線送信部112の送信CHおよび無線受信部113
の受信CH)を周波数制御CH(RCR−STD17A
の場合は10CH)にセットし、その周波数制御CHを
キャリアセンスする。
【0266】このとき、周波数制御CHの周波数に無線
受信部113の受信周波数を同調させたときの無線電波
の入力強度を調べ(周波数制御CHの受信強度を測定す
る)、その強度が所定のレベル以上ある時は、そのCH
が使用中であると判断し、所定のレベルより低いときは
空きCHであると判断する。
【0267】周波数制御CHのキャリアセンスにより、
周波数制御CHが使用中であると判断した場合、つまり
周波数制御CHの空き状態を検出できなかった場合は
(制御CHエラーが発生すると)、制御CHエラーを検
出してその情報をエラー発生履歴情報として不揮発性R
AM44に記憶保存する。このとき、検出した制御CH
エラーの情報に対して、少なくとも前述した(A12)
〜(D12)のいずれかに示す処理(任意に組み合わせ
てもよい)を行なう。
【0268】次いで、再び周波数制御CHをキャリアセ
ンスし、今回も周波数制御CHが使用中であり、周波数
制御CHの空き状態を検出できなかった場合は、制御C
Hエラーを検出してその情報をエラー発生履歴情報とし
て不揮発性RAM44に記憶保存し、以後上述と同様の
処理を行なうが、周波数制御CHの空き状態を検出でき
ないまま、予め設定された所定時間を経過(タイムアウ
ト)した場合は、図35および図36の処理を終了した
後、前述と同様の処理を行なう。
【0269】周波数制御CHのキャリアセンスにより、
周波数制御CHの空きを確認できた場合は、上述した無
線接続制御情報(通信相手先となる画像形成装置に有線
接続されている通信子局の子局IDが付加されている)
を含む無線通信回線接続要求情報を送信する。無線通信
回線接続要求情報の送信後、送受信CHを先に捕捉(選
択)した通信CH(空きCH)にセットして、各無線子
局101〜105のいずれかからの無線通信回線接続応
答の受信を待つ。
【0270】そして、予め設定された所定時間を経過
(タイムアウト)する前に、各無線子局101〜105
のいずれかからの無線通信回線接続応答を受信した場合
は、両者の(無線親局100と無線通信回線接続応答を
返送した無線子局との)無線通信回線の接続が完了した
ことになり、図35および図36の処理を終了し、この
処理がセレクティング動作の一部であれば前述した図1
7および図18に示した処理を、ポーリング動作の一部
であれば前述した図19〜図21に示した処理をそれぞ
れ行なう。
【0271】予め設定された所定時間を経過(タイムア
ウト)しても無線通信回線接続応答を受信できなかった
場合は(回線接続エラーが発生すると)、回線接続エラ
ーを検出してその情報をエラー発生履歴情報として不揮
発性RAM44に記憶保存する。このとき、検出した回
線接続エラーの情報に対して、少なくとも前述した(A
13)〜(C13)のいずれかに示す処理(任意に組み
合わせてもよい)を行なう。上述した処理を予め設定さ
れたリトライ回数分行なった場合は、図35および図3
6の処理を終了した後、前述と同様の処理を行なう。
【0272】この実施形態の画像形成装置管理システム
に使用するデータ通信装置7の処理のうち、無線通信回
線接続動作に係わる部分をまとめると、以下の(1)〜
(10)に示すようになり、種々の効果を得ることがで
きる。なお、無線通信回線接続動作に係わらない部分お
よびそれによる効果は、前述した実施形態と同様なの
で、ここでは説明を省略する。
【0273】(1)いずれかの画像形成装置への通信開
始要求(セレクティング信号又はポーリング信号)を発
してから、該通信開始要求が無線親局100および無線
子局101〜105のいずれかを介して上記画像形成装
置に送信されるまでの間に検出した1通信あたりの通信
エラーの発生頻度をエラー種別に算出し(単位時間あた
りの通信エラーの発生頻度をエラー種別に算出すること
もできる)、そのいずれかの通信エラーの発生頻度が予
め設定された所定頻度を超えたとき、その通信エラーを
中央制御装置6へ通報することにより、次のような効果
を得ることができる。
【0274】通常、データ通信装置は、無線装置を使用
していずれかの画像形成装置と通信を行なう場合、無線
通信回線を捕捉しなければならない。しかし、無線通信
回線の捕捉に失敗したときは、通信開始要求を発信でき
ないため、当然、それに対する応答はない。
【0275】システム自体は、通信開始要求に対する無
応答を許容するようになっているため、このような通信
エラー(通信異常)も、必ずしも動作異常として判定す
る必要はないが、その頻度が多い場合は無線通信に不適
な環境であることを示しており、遠隔管理に支障をきた
す。よって、上記通信エラーの発生頻度が予め設定され
た所定頻度を超えたとき、その通信エラーを中央制御装
置6へ通報することにより、上述した不具合を未然に防
止することが可能になる。
【0276】(2)検出した無線通信回線接続動作に係
わる通信エラー(CH選択エラー,制御CHエラー,回
線接続エラー)の情報にそのエラーの種別を示す情報を
付加し、中央制御装置6に無線通信回線接続動作に係わ
る通信エラーの情報を通報する際には、そのエラーの種
別を示す情報も通報することにより、中央制御装置6が
データ通信装置7といずれかの画像形成装置との間で発
生した無線通信回線接続動作に係わるエラーを正確に判
断することができる。
【0277】(3)検出した無線通信回線接続動作に係
わる送信エラーにそのエラー発生時のデータログを示す
情報を付加し、中央制御装置6に無線通信回線接続動作
に係わる通信エラーの情報を通報する際には、そのエラ
ー発生時のデータログを示す情報も通報することによ
り、中央制御装置6がデータ通信装置7といずれかの画
像形成装置との間で発生した無線通信回線接続動作に係
わる通信エラーがどのようなデータの送/受信中のエラ
ーかを判断することができる。
【0278】(4)検出した無線通信回線接続動作に係
わる送信エラーに該エラー発生時刻又は時間帯を示す情
報を付加し、中央制御装置6に通信エラーの情報を通報
する際には、そのエラー発生時刻又は時間帯を示す情報
も通報することにより、中央制御装置6がデータ通信装
置7と画像形成装置との間での無線通信回線接続動作に
係わる通信エラーの発生頻度,発生時間間隔,又は通信
エラーが発生しやすい時間帯を判定することができる。
【0279】(5)検出した無線通信回線接続動作に係
わる通信エラー(但しCH選択エラー,制御CHエラ
ー)にそのエラー検出時の通信用周波数帯域の受信強度
(ノイズ量)を付加し、中央制御装置6に無線通信回線
接続動作に係わる通信エラーの情報を通報する際には、
そのエラー検出時の通信用周波数帯域の受信強度を示す
情報も通報することにより、次のような効果を得られ
る。
【0280】無線において、無線通信回線捕捉に失敗す
る原因として、その通信回線の周波数帯域を常時、他の
無線装置が使用していたり、付近で同一周波数帯域のノ
イズが発生していたりすることが考えられる。よって、
捕捉に失敗した通信回線の周波数での受信強度を示す情
報を通報することにより、遠隔地の中制御装置6におい
て、無線装置の周囲の無線環境を知ることができる。
【0281】(6)検出した無線通信回線接続動作に係
わる通信エラー(CH選択エラー,制御CHエラー,又
は回線接続エラー)の情報を中央制御装置6へ即時に通
報することにより、いずれかの画像形成装置とデータ通
信装置との間で上記通信エラーが発生していることを中
央制御装置6が即時に知ることができる(図29,図3
0)。
【0282】(7)検出した無線通信回線接続動作に係
わる通信エラーの情報をエラー種別にエラー発生履歴情
報として不揮発性RAM44に記憶し、その不揮発性R
AM44に記憶したいずれかの通信エラーの情報が示す
その通信エラーの発生数が予め設定された所定数に達し
たとき、その通信エラーの情報を中央制御装置6へ通報
することにより、通報回数を削減でき、通信コストおよ
びセンタオペレータの作業工数を抑えることができる
(図33,図34,図12,図14)。
【0283】(8)検出した無線通信回線接続動作に係
わる通信エラーの情報をエラー種別にエラー発生履歴情
報情報として不揮発性RAM44に記憶し、所定の時刻
になったとき、その不揮発性RAM44に記憶した通信
エラーの情報を中央制御装置6へ通報することにより、
通報時刻をコントロールでき、例えば通信コストの安い
時間帯に通報させることが可能になる(図35,図3
6,図17,図19)。
【0284】(9)検出した無線通信回線接続動作に係
わる通信エラーの情報をエラー種別にエラー発生履歴情
報として不揮発性RAM44に記憶し、中央制御装置6
からの要求により、その不揮発性RAM44に記憶した
通信エラーの情報を中央制御装置6へ通報することによ
り、中央制御装置6側で遠隔管理上の不具合が発生した
ときに、原因解明の一助になる(図22)。
【0285】(10)中央制御装置6からの要求によ
り、検出した無線通信回線接続動作に係わる通信エラー
の情報を中央制御装置6へ通報することによって、
(9)と同様な効果を得られる。
【0286】以上、この発明を画像形成装置(被遠隔管
理装置)を遠隔管理するための遠隔管理システム(画像
形成装置管理システム)およびそれに使用するデータ通
信装置と通信エラー通報方法に適用した実施形態につい
て説明したが、この発明はこれに限らず、複写装置の複
写枚数を部門別に管理するキーカード装置やガスメー
タ,電力量メータ,自動販売機等の各種の被遠隔管理装
置を遠隔管理するための遠隔管理システムおよびそれに
使用するデータ通信装置と通信エラー通報方法に適用可
能である。
【0287】
【発明の効果】以上説明してきたように、この発明の遠
隔管理システムによれば、データ通信装置と被遠隔管理
装置との間で発生した通信エラーを遠隔地の中央制御装
置側で正常に判断することができ、中央制御装置側のオ
ペレータやサービスマンの作業負担を軽減することがで
きる。
【図面の簡単な説明】
【図1】この発明の一実施形態である画像形成装置管理
システム(遠隔管理システム)の構成例を示すブロック
図である。
【図2】図1の画像形成装置1〜5の制御部の構成例を
示すブロック図である。
【図3】図2のパーソナルI/F18の構成例を示すブ
ロック図である。
【図4】図1の画像形成装置1〜5の操作表示部の構成
例を示すレイアウト図である。
【図5】図4の文字表示器83に電源投入時に表示され
る画像形成モード画面の一例を示す図である。
【図6】図1のデータ通信装置7の一例を示すブロック
構成図である。
【図7】図6のNCU47の構成例を示すブロック図で
ある。
【図8】図6のデータ通信装置7におけるセレクティン
グ動作の一例を示すフロー図である。
【図9】その続きを示すフロー図である。
【図10】図6のデータ通信装置7におけるポーリング
動作の一例を示すフロー図である。
【図11】その続きを示すフロー図である。
【図12】図6のデータ通信装置7におけるセレクティ
ング動作の他の例を示すフロー図である。
【図13】その続きを示すフロー図である。
【図14】図6のデータ通信装置7におけるポーリング
動作の他の例を示すフロー図である。
【図15】その続きを示すフロー図である。
【図16】その続きを示すフロー図である。
【図17】図6のデータ通信装置7におけるセレクティ
ング動作の更に他の例を示すフロー図である。
【図18】その続きを示すフロー図である。
【図19】図6のデータ通信装置7におけるポーリング
動作の他の例を示すフロー図である。
【図20】その続きを示すフロー図である。
【図21】その続きを示すフロー図である。
【図22】図6のデータ通信装置7における送信要求受
信処理に一例を示すフロー図である。
【図23】この発明の他の実施形態である画像形成装置
管理システムの構成例を示すブロック図である。
【図24】同じく他の構成例を示すブロック図である。
【図25】図23,図24の無線親局100の構成例を
示すブロック図である。
【図26】図23,図24の無線子局101〜105の
構成例を示すブロック図である。
【図27】この発明の他の実施形態における図23の画
像形成装置管理システムの場合の無線親局100の不揮
発性メモリに記憶される管理テーブルの一例を示す図で
ある。
【図28】同じく図24の画像形成装置管理システムの
場合の無線親局100の不揮発性メモリに記憶される管
理テーブルの一例を示す図である。
【図29】図23のデータ通信装置7および無線親局1
00による通信開始要求処理(セレクティング動作,ポ
ーリング動作)の一部である無線通信回線接続動作の一
例を示すフロー図である。
【図30】その続きを示すフロー図である。
【図31】図12に示した無線親局100から送信され
る無線接続制御情報のデータフォーマットの一例を示す
図である。
【図32】図12に示した無線子局101〜105によ
る無線通信回線接続動作の一例を示すフロー図である。
【図33】図23のデータ通信装置7および無線親局1
00による通信開始要求処理の一部である無線通信回線
接続動作の他の例を示すフロー図である。
【図34】その続きを示すフロー図である。
【図35】図23のデータ通信装置7および無線親局1
00による通信開始要求処理の一部である無線通信回線
接続動作の更に他の例を示すフロー図である。
【図36】その続きを示すフロー図である。
【符号の説明】
1〜5:画像形成装置 6:中央制御装置 7:データ通信装置 8:公衆回線 11,21,41:CPU 13,42:ROM 14,43:RAM 15,44:不揮発性RAM 17a,17b,17c:シリアル通信制御ユニット 18:パーソナルI/F 30:デバイスコード設定スイッチ 31:PPCコントローラ 46:画像形成装置I/F 47:NCU 48:モデム 49,118,128:LED表示部 51:保護回路 52:ループ電流検出回路 53:リンギング検出回路 54:ライン切替回路 55:ループ形成回路 100:無線親局 101〜105:無線子局 111,121:アンテナ 112,122:無線送信部 113,123:無線受信部 114,124:制御部 115,125:RS485ドライバ 116,126:不揮発性メモリ
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (51)Int.Cl.7 識別記号 FI テーマコート゛(参考) H04Q 9/00 301 H04Q 9/00 311W 311 321E 321 H04L 11/00 310Z Fターム(参考) 5B021 AA01 AA19 EE02 NN22 5B089 GA11 GA13 GB02 HA01 HA11 HA16 JA35 JB17 KA13 KC28 KC29 KG02 MC03 MD01 MD06 MD08 ME08 5K033 AA06 BA02 BA08 BA13 CA01 DA01 DA17 DB12 DB16 EA03 EA04 5K048 AA06 BA21 CA03 DA02 DB01 DC01 DC04 DC07 EB02 EB03 EB08 EB11 EB15 GB05 HA01 HA02 HA24 5K101 KK13 LL01

Claims (27)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 中央制御装置によって公衆回線等の通信
    回線およびデータ通信装置を介して画像形成装置等の被
    遠隔管理装置を遠隔管理するビジネス用の遠隔管理シス
    テムであって、 前記データ通信装置に、前記被遠隔管理装置との間で通
    信エラーが発生したとき、該通信エラーを検出する通信
    エラー検出手段と、該手段によって検出された通信エラ
    ーの情報を通信回線を介して前記中央制御装置へ通報す
    る通信エラー通報手段と、前記通信エラー検出手段によ
    って検出された通信エラーが、前記被遠隔管理装置への
    通信開始要求に対する応答が確認されてから通信終了応
    答または通信終了送信までの間に発生した通信エラーの
    場合にのみ、該通信エラーの情報を前記通信エラー通報
    手段によって通報させる通報制御手段とを設けたことを
    特徴とする遠隔管理システム。
  2. 【請求項2】 請求項1記載の遠隔管理システムにおい
    て、 前記データ通信装置に、前記通信エラー通報手段によっ
    て通報すべき通信エラーの情報に該エラーの種別を示す
    情報を付加する手段を設けたことを特徴とする遠隔管理
    システム。
  3. 【請求項3】 請求項1記載の遠隔管理システムにおい
    て、 前記データ通信装置に、前記通信エラー通報手段によっ
    て通報すべき通信エラーの情報に該エラー発生時のデー
    タログを示す情報を付加する手段を設けたことを特徴と
    する遠隔管理システム。
  4. 【請求項4】 請求項1記載の遠隔管理システムにおい
    て、 前記データ通信装置に、前記通信エラー通報手段によっ
    て通報すべき通信エラーの情報に該エラー発生時刻又は
    時間帯を示す情報を付加する手段を設けたことを特徴と
    する遠隔管理システム。
  5. 【請求項5】 請求項1記載の遠隔管理システムにおい
    て、 前記データ通信装置に、前記被遠隔管理装置への通信開
    始要求に対して応答がなかった場合に、前記被遠隔管理
    装置へ通信開始要求を複数回出力し、その間に応答がな
    かった場合に、前記被遠隔管理装置の電源がオフになっ
    ていると判断する手段を設けたことを特徴とする遠隔管
    理システム。
  6. 【請求項6】 請求項1記載の遠隔管理システムにおい
    て、 前記データ通信装置と前記被遠隔管理装置との間の通信
    回線を無線化する無線装置を設け、 前記無線装置が、前記データ通信装置に有線で接続され
    るかあるいは内蔵される無線親局と、前記被遠隔管理装
    置に有線で接続されるかあるいは内蔵される無線子局と
    からなり、 前記データ通信装置に、前記被遠隔管理装置への通信開
    始要求を発してから、該通信開始要求が前記無線親局お
    よび前記無線子局を介して前記被遠隔管理装置に送信さ
    れるまでの間に前記通信エラー検出手段によって検出さ
    れた通信エラーの発生頻度をエラー種別に算出するエラ
    ー発生頻度算出手段を設け、 前記通報制御手段が、前記エラー発生頻度算出手段によ
    って算出されたいずれかの通信エラーの発生頻度が予め
    設定された所定頻度を超えたとき、該通信エラーの情報
    を前記通信エラー通報手段によって通報させる手段を有
    することを特徴とする遠隔管理システム。
  7. 【請求項7】 請求項6記載の遠隔管理システムにおい
    て、 前記データ通信装置に、前記通信エラー通報手段によっ
    て通報すべき通信エラーの情報に該エラーの種別を示す
    情報を付加する手段を設けたことを特徴とする遠隔管理
    システム。
  8. 【請求項8】 請求項6記載の遠隔管理システムにおい
    て、 前記データ通信装置に、前記通信エラー通報手段によっ
    て通報すべき通信エラーの情報に該エラー発生時のデー
    タログを示す情報を付加する手段を設けたことを特徴と
    する遠隔管理システム。
  9. 【請求項9】 請求項6記載の遠隔管理システムにおい
    て、 前記データ通信装置に、前記通信エラー通報手段によっ
    て通報すべき通信エラーの情報に該エラー発生時刻又は
    時間帯を示す情報を付加する手段を設けたことを特徴と
    する遠隔管理システム。
  10. 【請求項10】 請求項6記載の遠隔管理システムにお
    いて、 前記データ通信装置に、前記通信エラー通報手段によっ
    て通報すべき通信エラーの情報のうち、前記エラー発生
    頻度算出手段によって算出された発生頻度が前記所定頻
    度を超えた通信エラーの情報に該エラー検出時の通信用
    周波数帯域の受信強度を示す情報を付加する手段を設け
    たことを特徴とする遠隔管理システム。
  11. 【請求項11】 前記データ通信装置の通報制御手段
    が、前記通信エラー通報手段による前記中央制御装置へ
    の通報を即時に行なわせるようにしたことを特徴とする
    請求項1乃至10のいずれか一項に記載の遠隔管理シス
    テム。
  12. 【請求項12】 請求項1乃至10のいずれか一項に記
    載の遠隔管理システムにおいて、 前記データ通信装置に、前記通信エラー通報手段によっ
    て通報すべき通信エラーの情報をエラー種別にエラー発
    生履歴情報として記録する記録手段を設け、 前記通報制御手段が、前記記録手段によって記録された
    いずれかの通信エラーの情報が示す該通信エラーの発生
    数が予め設定された所定数に達したとき、該通信エラー
    の情報を前記通信エラー通報手段によって前記中央制御
    装置へ通報させるようにしたことを特徴とする遠隔管理
    システム。
  13. 【請求項13】 請求項1乃至10のいずれか一項に記
    載の遠隔管理システムにおいて、 前記データ通信装置に、前記通信エラー通報手段によっ
    て通報すべき通信エラーの情報をエラー種別にエラー発
    生履歴情報として記録する記録手段を設け、 前記通報制御手段が、所定の時刻になったとき、前記記
    録手段に記録された通信エラーの情報を前記通信エラー
    通報手段によって前記中央制御装置へ通報させるように
    したことを特徴とする遠隔管理システム。
  14. 【請求項14】 前記データ通信装置の通報制御手段
    が、前記中央制御装置からの要求により、前記通信エラ
    ー通報手段による該中央制御装置への通報を行なわせる
    ようにしたことを特徴とする請求項1乃至10のいずれ
    か一項に記載の遠隔管理システム。
  15. 【請求項15】 中央制御装置と公衆回線等の通信回線
    を介して接続され、該中央制御装置と画像形成装置等の
    被遠隔管理装置との通信を制御するデータ通信装置であ
    って、 前記被遠隔管理装置との間で通信エラーが発生したと
    き、その通信エラーを検出する通信エラー検出手段と、
    該手段によって検出された通信エラーの情報を通信回線
    を介して前記中央制御装置へ通報する通信エラー通報手
    段と、前記通信エラー検出手段によって検出された通信
    エラーが、前記被遠隔管理装置への通信開始要求に対す
    る応答が確認されてから通信終了応答または通信終了送
    信までの間に発生した通信エラーの場合にのみ、該通信
    エラーの情報を前記通信エラー通報手段によって通報さ
    せる通報制御手段とを設けたことを特徴とするデータ通
    信装置。
  16. 【請求項16】 請求項15記載のデータ通信装置にお
    いて、 前記通信エラー通報手段によって通報すべき通信エラー
    の情報に該エラーの種別を示す情報を付加する手段を設
    けたことを特徴とするデータ通信装置。
  17. 【請求項17】 請求項15記載のデータ通信装置にお
    いて、 前記通信エラー通報手段によって通報すべき通信エラー
    の情報に該エラー発生時のデータログを示す情報を付加
    する手段を設けたことを特徴とするデータ通信装置。
  18. 【請求項18】 請求項15記載のデータ通信装置にお
    いて、 前記通信エラー通報手段によって通報すべき通信エラー
    の情報に該エラー発生時刻又は時間帯を示す情報を付加
    する手段を設けたことを特徴とするデータ通信装置。
  19. 【請求項19】 請求項15記載のデータ通信装置にお
    いて、 前記被遠隔管理装置への通信開始要求に対して応答がな
    かった場合に、前記被遠隔管理装置へ通信開始要求を複
    数回出力し、その間に応答がなかった場合に、前記被遠
    隔管理装置の電源がオフになっていると判断する手段を
    設けたことを特徴とするデータ通信装置。
  20. 【請求項20】 前記通報制御手段が、前記通信エラー
    通報手段による前記中央制御装置への通報を即時に行な
    わせるようにしたことを特徴とする請求項15乃至19
    のいずれか一項に記載のデータ通信装置。
  21. 【請求項21】 請求項15乃至19のいずれか一項に
    記載のデータ通信装置において、 前記通信エラー通報手段によって通報すべき通信エラー
    の情報をエラー種別にエラー発生履歴情報として記録す
    る記録手段を設け、 前記通報制御手段が、前記記録手段によって記録された
    いずれかの通信エラーの情報が示す該通信エラーの発生
    数が予め設定された所定数に達したとき、該通信エラー
    の情報を前記通信エラー通報手段によって前記中央制御
    装置へ通報させるようにしたことを特徴とするデータ通
    信装置。
  22. 【請求項22】 請求項15乃至19のいずれか一項に
    記載のデータ通信装置において、 前記通信エラー通報手段によって通報すべき通信エラー
    の情報をエラー種別にエラー発生履歴情報として記録す
    る記録手段を設け、 前記通報制御手段が、所定の時刻になったとき、前記記
    録手段に記録された通信エラーの情報を前記通信エラー
    通報手段によって前記中央制御装置へ通報させるように
    したことを特徴とするデータ通信装置。
  23. 【請求項23】 前記通報制御手段が、前記中央制御装
    置からの要求により、前記通信エラー通報手段による該
    中央制御装置への通報を行なわせるようにしたことを特
    徴とする請求項15乃至19のいずれか一項に記載のデ
    ータ通信装置。
  24. 【請求項24】 中央制御装置によって公衆回線等の通
    信回線およびデータ通信装置を介して画像形成装置等の
    被遠隔管理装置を遠隔管理するビジネス用の遠隔管理シ
    ステムにおける通信エラー通報方法であって、 前記データ通信装置が、前記被遠隔管理装置への通信開
    始要求に対する応答を確認してから通信終了応答または
    通信終了送信までの間に通信エラーが発生したとき、該
    通信エラーの情報を通信回線を介して前記中央制御装置
    へ通報することを特徴とする通信エラー通報方法。
  25. 【請求項25】 請求項24記載の通信エラー通報方法
    において、 前記データ通信装置が、前記中央制御装置に通信エラー
    の情報を通報する際に、その通信エラーの種別を示す情
    報も通報することを特徴とする通信エラー通報方法。
  26. 【請求項26】 請求項24記載の通信エラー通報方法
    において、 前記データ通信装置が、前記中央制御装置に通信エラー
    の情報を通報する際に、そのエラー発生時のデータログ
    を示す情報も通報することを特徴とする通信エラー通報
    方法。
  27. 【請求項27】 請求項24記載の通信エラー通報方法
    において、 前記データ通信装置が、前記中央制御装置に通信エラー
    の情報を通報する際に、そのエラー発生時刻又は時間帯
    を示す情報も通報することを特徴とする通信エラー通報
    方法。
JP2000291156A 2000-03-31 2000-09-25 遠隔管理システムおよびそれに使用するデータ通信装置と通信エラー通報方法 Pending JP2001344159A (ja)

Priority Applications (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP2000291156A JP2001344159A (ja) 2000-03-31 2000-09-25 遠隔管理システムおよびそれに使用するデータ通信装置と通信エラー通報方法

Applications Claiming Priority (3)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP2000098975 2000-03-31
JP2000-98975 2000-03-31
JP2000291156A JP2001344159A (ja) 2000-03-31 2000-09-25 遠隔管理システムおよびそれに使用するデータ通信装置と通信エラー通報方法

Publications (1)

Publication Number Publication Date
JP2001344159A true JP2001344159A (ja) 2001-12-14

Family

ID=26589223

Family Applications (1)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP2000291156A Pending JP2001344159A (ja) 2000-03-31 2000-09-25 遠隔管理システムおよびそれに使用するデータ通信装置と通信エラー通報方法

Country Status (1)

Country Link
JP (1) JP2001344159A (ja)

Cited By (6)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2011113229A (ja) * 2009-11-25 2011-06-09 Ricoh Co Ltd 状態判別装置及びこれを用いた状態管理システム
JP2011227770A (ja) * 2010-04-21 2011-11-10 Fujitsu Ltd 通信確認装置、通信確認方法及びプログラム
JP2015011367A (ja) * 2013-06-26 2015-01-19 三菱電機インフォメーションシステムズ株式会社 携帯情報端末、携帯情報端末セット、プログラムおよびコンピュータシステム
JP2018113630A (ja) * 2017-01-13 2018-07-19 富士ゼロックス株式会社 中継装置、エラー情報管理システムおよびプログラム
CN111586251A (zh) * 2019-02-18 2020-08-25 京瓷办公信息系统株式会社 图像形成系统﹑其控制方法及计算机可读记录介质
JP2020136853A (ja) * 2019-02-18 2020-08-31 京セラドキュメントソリューションズ株式会社 画像形成システム

Cited By (10)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2011113229A (ja) * 2009-11-25 2011-06-09 Ricoh Co Ltd 状態判別装置及びこれを用いた状態管理システム
JP2011227770A (ja) * 2010-04-21 2011-11-10 Fujitsu Ltd 通信確認装置、通信確認方法及びプログラム
JP2015011367A (ja) * 2013-06-26 2015-01-19 三菱電機インフォメーションシステムズ株式会社 携帯情報端末、携帯情報端末セット、プログラムおよびコンピュータシステム
JP2018113630A (ja) * 2017-01-13 2018-07-19 富士ゼロックス株式会社 中継装置、エラー情報管理システムおよびプログラム
CN111586251A (zh) * 2019-02-18 2020-08-25 京瓷办公信息系统株式会社 图像形成系统﹑其控制方法及计算机可读记录介质
JP2020136853A (ja) * 2019-02-18 2020-08-31 京セラドキュメントソリューションズ株式会社 画像形成システム
EP3712771A1 (en) * 2019-02-18 2020-09-23 KYOCERA Document Solutions Inc. Image forming system, control method thereof, and program
US11307813B2 (en) 2019-02-18 2022-04-19 Kyocera Document Solutions Inc. Recovery control device in image forming system, control method thereof, and non-transitory recording medium
JP7281037B2 (ja) 2019-02-18 2023-05-25 京セラドキュメントソリューションズ株式会社 画像形成システム
CN111586251B (zh) * 2019-02-18 2024-05-03 京瓷办公信息系统株式会社 图像形成系统﹑其控制方法及计算机可读记录介质

Similar Documents

Publication Publication Date Title
US20060256381A1 (en) Data communication apparatus, image forming apparatus management system using the data communication apparatus and counter information transmission method therefor
JP3566037B2 (ja) 画像形成装置管理システム
JP2000214733A (ja) 画像形成装置管理システム
JP2001344159A (ja) 遠隔管理システムおよびそれに使用するデータ通信装置と通信エラー通報方法
JPH10257212A (ja) 画像形成装置管理システム
US7154620B1 (en) Image forming device management system and method
US6956934B2 (en) Management system and method, and data processing apparatus
JP3913949B2 (ja) 遠隔管理システム
JP4011274B2 (ja) 画像形成装置管理システムとそれに使用する通信コントロール装置および識別情報管理方法
JP4116239B2 (ja) 無線通信装置とそれを用いた画像形成装置管理システムおよび無線チャネルテスト方法
JP2001333068A (ja) 遠隔管理システム
JP2000332929A (ja) 画像形成装置管理システム
JP3597359B2 (ja) 画像形成装置管理システムとそのデータ通信装置における異常通報方法
JP2001306427A (ja) 遠隔管理システム
JP2003283738A (ja) 画像形成装置遠隔管理用データ通信装置および画像形成装置遠隔管理システム
JP2000216942A (ja) 画像形成装置管理システム
JP3548676B2 (ja) 画像形成装置管理システム
JP2001022231A (ja) 画像形成装置管理システム
JP3523990B2 (ja) 画像形成装置管理システム
JP2000267516A (ja) 画像形成装置管理システム
JP3595417B2 (ja) 画像形成装置管理システムとその画像形成装置およびモード選択方法
JPH11187186A (ja) 画像形成装置管理システム
JP2001007943A (ja) 画像形成装置管理システム
JP2004289430A (ja) 遠隔管理システム
JP2002185753A (ja) 中央制御装置とそれを用いた画像形成装置管理システムおよび通信制御方法

Legal Events

Date Code Title Description
A621 Written request for application examination

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A621

Effective date: 20040825

A977 Report on retrieval

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A971007

Effective date: 20061214

A131 Notification of reasons for refusal

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A131

Effective date: 20061226

A521 Written amendment

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A523

Effective date: 20070222

A02 Decision of refusal

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A02

Effective date: 20070605