JP2001333068A - 遠隔管理システム - Google Patents

遠隔管理システム

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JP2001333068A
JP2001333068A JP2000146899A JP2000146899A JP2001333068A JP 2001333068 A JP2001333068 A JP 2001333068A JP 2000146899 A JP2000146899 A JP 2000146899A JP 2000146899 A JP2000146899 A JP 2000146899A JP 2001333068 A JP2001333068 A JP 2001333068A
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JP2000146899A
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Akihiro Hamamichi
昭宏 濱道
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Ricoh Co Ltd
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Ricoh Co Ltd
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 被遠隔管理装置の設置時に、その識別情報と
無線装置の無線子局の識別情報を無線親局又はデータ通
信装置に正確且つ確実に登録可能にする。 【解決手段】 データ通信装置7と画像形成装置(被遠
隔管理装置)1〜5との間を無線化する無線装置の無線
親局100又はそれを内蔵しているデータ通信装置7
が、無線子局101〜105からそれぞれ画像形成装置
1〜5のデバイスコード(識別情報)および子局ID
(無線子局101〜105の識別情報)を受信したと
き、その各識別情報を関連付けて第2の管理テーブルに
記憶してその管理テーブルを更新した後、第2の管理テ
ーブルに記憶した情報が正しいかどうかを検査し、第2
の管理テーブルに記憶した情報が正しい(異常がない)
と認識した場合に、その情報を第1の管理テーブルに記
憶してその管理テーブルを更新する。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】この発明は、複写装置,プリ
ンタ,ファクシミリ装置等の画像形成装置などの被遠隔
管理装置と、この被遠隔管理装置を介してデータ通信す
るデータ通信装置と、このデータ通信装置と公衆回線を
介して接続される中央制御装置(遠隔管理装置)とを備
えた遠隔管理システムに関する。
【0002】
【従来の技術】例えば、画像形成装置の遠隔管理システ
ムとしては、不特定多数のユーザ(顧客)のオフィス等
に設置された1台あるいは複数台の画像形成装置(被遠
隔管理装置)を通信回線,データ通信装置,および公衆
回線(電話回線)を利用して、販売,サービスの拠点
(会社)などに設置されている中央制御装置(ホストマ
シン)と接続可能にしたものが一般に知られている。
【0003】このような遠隔管理システムにおいては、
オフィス等に設置されている複数の画像形成装置(被遠
隔管理装置)を中央制御装置が1つの公衆回線により遠
隔管理できるように、それを仲介するデータ通信装置
が、例えば図2に示すように複数の画像形成装置との通
信回線を設けることができるようにしている。
【0004】さらに、中央制御装置がそれぞれの画像形
成装置を個別に管理できるように、それぞれの画像形成
装置に識別番号(識別情報)を振り、この識別番号をデ
ータ通信装置に記憶させておくことにより、そのデータ
通信装置が通信すべき画像形成装置を選定できるように
している。識別番号の登録(記憶)は、それぞれの画像
形成装置を設置する際に実施するのが一般的である。
【0005】このような遠隔管理システムにおいて、画
像形成装置とデータ通信装置との間の通信回線を無線化
することは、配線を簡略化する上で有効である。ところ
で、特定小電力無線等の無線送受信装置(無線装置)で
は、定められた無線チャネルを有効に活用するために、
通信の度に使用されていないチャネル(空きチャネル)
を検索し、その空きチャネル上で無線通信を行なう周波
数自動選択方式を使用するのが一般的である。
【0006】例えば、無線設備の標準規格の1つである
RCR−STD17Aでは、チャネル番号1から10ま
での10種類の無線チャネルが定められており、このう
ちのチャネル番号10は、周波数制御チャネルと定めら
れている。したがって、この標準規格に準拠した無線装
置では、以下の(1)〜(3)に示すようにして無線通
信用チャネル(無線通信回線)を確保した後、情報(デ
ータ)を伝送するのが一般的である。
【0007】(1)無線装置の送信側装置は、まず、チ
ャネル番号1から9について空きチャネル(無線通信用
チャネル)を探して選択し、その選択した空きチャネル
の情報(チャネル情報)を含む無線通信回線接続要求情
報を周波数制御チャネルであるチャネル番号10で無線
送信し、その後選択した空きチャネルで無線通信回線接
続応答情報を受信するのを待つ。
【0008】(2)無線装置の受信側装置は、通常、チ
ャネル番号10で受信待機し、チャネル情報を含む無線
通信回線接続要求情報を受信したら、その情報に基づい
て送信側装置で選択された空きチャネルを認識し、その
空きチャネルで無線通信回線接続応答情報を返送(無線
送信)する。
【0009】(3)送信側装置は、選択した空きチャネ
ルで受信側装置からの無線通信回線接続応答情報を受信
したら、そのチャネルで情報の送信を開始する。なお、
上記方法においては、何れの無線装置も通信回線を確保
(形成)する際にチャネル番号10を使用するため、1
つの無線装置がチャネル番号10を占有してしまうと、
他の無線装置が通信回線を確保できなくなる。
【0010】このため、標準規格においては、チャネル
番号10を連続して使用できる時間を0.2秒に制限し
ている。また、その他のチャネル(チャネル番号)につ
いても、1つの無線装置が長時間占有しないように、連
続して使用できる時間を40秒に制限している。さら
に、受信側装置が無線通信回線接続要求情報を受信して
から無線通信回線接続応答情報を返送するまでの時間も
0.2秒以内と規定している。
【0011】さらにまた、コードレス電話装置のよう
に、1台の無線親局と複数台の無線子局があるとき、無
線親局は特定の1台の無線子局とだけ無線通信回線を形
成できるように、周波数制御チャネルで送信する無線通
信回線接続要求情報には、回線接続したい無線子局のI
D(識別情報)を付加するようにし、これを受信した無
線子局は、受信したIDと自分のIDとが一致するか否
かをチェック(調査)し、一致している場合にのみ無線
通信回線接続応答情報を返送するようにしている。
【0012】但し、そのためには、無線親局にそれぞれ
の無線子局のIDを予め記憶させておかなければなら
ず、また、無線親局が記憶している無線子局のIDと実
際に存在する無線子局のIDが一致しなければ、通信が
できないため、これらの無線親局と無線子局はセットで
製造,販売されるように管理しなければならない。
【0013】
【発明が解決しようとする課題】このような無線通信方
式を画像形成装置の遠隔管理システムに使用し、例えば
図1に示すようにデータ通信装置に無線装置の無線親局
を有線接続(又は内蔵)し、複数の画像形成装置にそれ
ぞれ無線装置の無線子局を有線接続(又は内蔵)する場
合、データ通信装置が画像形成装置へ遠隔管理用データ
を送信する場合には、まず、そのデータを送りたい画像
形成装置に有線接続されている無線子局と無線親局との
間で無線通信回線を形成しなければならない。
【0014】すなわち、無線親局が空きチャネル情報お
よび通信相手先の画像形成装置が有線接続されている無
線子局のIDを含む無線通信回線接続要求情報を無線子
局へ送信し、IDの一致する無線子局が無線通信回線接
続応答情報を返すという手順をふまなければならない。
【0015】よって、このような無線通信方式を用いた
画像形成装置遠隔管理システムにおいては、無線装置の
無線親局あるいはそれを有線接続しているデータ通信装
置が、画像形成装置の識別番号(デバイスコード)とそ
の画像形成装置に有線接続されている無線子局のID
(子局ID)を図14に示すようなテーブルの形にして
セットで記憶していなければならない。
【0016】無線装置のID登録手段としては、例えば
特開平11−27760号公報などに見られるように、
多くのものが提案されているが、特開平11−2776
0号公報に記載されたものでは、無線装置のIDの登録
しかできない。
【0017】そこで、無線装置の無線子局が、自局を有
線接続している画像形成装置の識別番号を取得して、そ
の識別番号および自局のIDを無線親局へ無線送信し、
その無線親局あるいはそれを有線接続しているデータ通
信装置が、上記無線子局から画像形成装置の識別番号お
よびその無線子局のIDを受信したとき、それらを関連
付けて管理テーブルに記憶(登録)することにより、通
信用管理テーブルを所有することができる。
【0018】しかしながら、画像形成装置を含む各装置
(少なくとも画像形成装置および無線装置の無線子局)
の設置時に、その設置者であるサービスマン(又はサー
ビスエンジニア等)が無線装置の無線親局あるいはそれ
を有線接続しているデータ通信装置の管理テーブルに画
像形成装置の識別番号およびその無線子局のIDを登録
するための操作(登録操作)を実施するが、その操作時
に画像形成装置の識別番号を誤って設定(入力)してし
まうと、誤った識別番号が無線親局あるいはそれを有線
接続しているデータ通信装置に登録されてしまう。
【0019】この発明は上記の問題点に鑑みてなされた
ものであり、上述したような遠隔管理システムにおい
て、被遠隔管理装置を含む各装置の設置時に、その被遠
隔管理装置の識別情報および無線装置の無線子局の識別
情報を無線親局あるいはそれを内蔵するデータ通信装置
に正確且つ確実に登録できるようにすることを目的とす
る。
【0020】
【課題を解決するための手段】この発明は、画像形成装
置等の被遠隔管理装置と、この被遠隔管理装置と通信回
線を介してデータ通信するデータ通信装置と、このデー
タ通信装置と公衆回線を介して接続される中央制御装置
とを備え、その中央制御装置が、上記公衆回線,上記デ
ータ通信装置,および上記通信回線を介して上記被遠隔
管理装置を遠隔管理する遠隔管理手段を有する遠隔管理
システムにおいて、上記の目的を達成するため、次のよ
うにしたことを特徴とする。
【0021】請求項1の発明は、上記データ通信装置と
上記被遠隔管理装置との間の通信回線を無線化する無線
装置を設け、その無線装置を、上記データ通信装置に有
線接続あるいは内蔵される無線親局と、上記被遠隔管理
装置に有線接続あるいは内蔵される無線子局とによって
構成し、上記無線装置の無線子局に、自局を有線接続あ
るいは内蔵している被遠隔管理装置の識別情報を取得す
る手段と、該手段によって取得した被遠隔管理装置の識
別情報および当該無線子局の識別情報を上記無線親局へ
無線送信する無線送信手段とを設け、上記無線装置の無
線親局あるいは該無線親局を内蔵しているデータ通信装
置に、上記無線子局と上記被遠隔管理装置との接続形態
を管理する第1の管理テーブルと、上記第1の管理テー
ブルによって通信先となる被遠隔管理装置に接続されて
いる無線子局の識別情報を判別する手段と、上記無線子
局から被遠隔管理装置の識別情報および該無線子局の識
別情報を受信したとき、その各識別情報を関連付けて第
2の管理テーブルに記憶して該管理テーブルを更新する
第2テーブル更新手段と、該手段によって上記第2の管
理テーブルに記憶された情報が正しいかどうかを検査す
る情報検査手段と、該手段による検査によって上記第2
の管理テーブルに記憶された情報が正しいと認識した場
合に、その情報を上記第1の管理テーブルに記憶して該
管理テーブルを更新する第1テーブル更新手段とを設け
たものである。
【0022】請求項2の発明は、請求項1の遠隔管理シ
ステムにおいて、上記第2テーブル更新手段に、上記無
線子局から被遠隔管理装置の識別情報および該無線子局
の識別情報を受信したとき、該無線子局の識別情報が上
記第2の管理テーブルに既に存在するかどうかをチェッ
クし、上記受信した無線子局の識別情報が上記第2の管
理テーブルに既に存在すると認識した場合に、該第2の
管理テーブルに該無線子局の識別情報と関連付けて記憶
された被遠隔管理装置の識別情報を上記受信した被遠隔
管理装置の識別情報に書き換える手段を備えたものであ
る。
【0023】請求項3の発明は、請求項1又は2の遠隔
管理システムにおいて、上記無線装置の無線親局あるい
は該無線親局を内蔵しているデータ通信装置に、上記第
2テーブル更新手段によって上記第2の管理テーブルに
記憶された被遠隔管理装置の識別情報を表示する手段を
設けたものである。
【0024】請求項4の発明は、請求項1〜3のいずれ
かの遠隔管理システムにおいて、上記無線装置の無線親
局あるいは該無線親局を内蔵しているデータ通信装置の
情報検査手段に、上記第2テーブル更新手段によって上
記第2の管理テーブルに記憶された被遠隔管理装置の識
別情報が重複するか否かを検査する手段を備え、上記無
線装置の無線親局あるいは該無線親局を内蔵しているデ
ータ通信装置に、上記情報検査手段による検査により、
上記第2の管理テーブルに記憶された被遠隔管理装置の
識別情報が重複すると認識した場合に、その旨を被遠隔
管理装置の識別情報の異常として表示する異常表示手段
を設けたものである。
【0025】請求項5の発明は、請求項1〜4のいずれ
かの遠隔管理システムにおいて、上記無線装置の無線親
局あるいは該無線親局を内蔵しているデータ通信装置の
情報検査手段に、上記第2テーブル更新手段によって上
記第2の管理テーブルに記憶された被遠隔管理装置の識
別情報が重複するか否かを検査する手段を備え、上記無
線装置の無線親局あるいは該無線親局を内蔵しているデ
ータ通信装置に、上記情報検査手段による検査により、
上記第2の管理テーブルに記憶された被遠隔管理装置の
識別情報が重複すると認識した場合に、その旨を示す情
報を該識別情報を送信した無線子局へ無線送信する手段
を設け、上記無線装置の無線子局あるいは該無線子局を
内蔵している被遠隔管理装置に、前記無線親局あるいは
該無線親局を有線接続あるいは内蔵しているデータ通信
装置から被遠隔管理装置の識別情報が重複している旨を
示す情報を受信したとき、その旨を被遠隔管理装置の識
別情報の異常として表示する異常表示手段を設けたもの
である。
【0026】請求項6の発明は、請求項1〜5のいずれ
の遠隔管理システムにおいて、上記無線装置の無線親局
あるいは該無線親局を内蔵しているデータ通信装置の情
報検査手段に、上記第2テーブル更新手段によって上記
第2の管理テーブルに記憶された被遠隔管理装置の識別
情報と上記第1の管理テーブルに記憶されている被遠隔
管理装置の識別情報とを比較し、上記第2の管理テーブ
ルで被遠隔管理装置の識別情報が不足しているか否かを
検査する手段を備え、上記無線装置の無線親局あるいは
該無線親局を内蔵しているデータ通信装置に、上記情報
検査手段による検査により、上記第2の管理テーブルで
被遠隔管理装置の識別情報が不足していると認識した場
合に、その旨を被遠隔管理装置の識別情報の異常として
表示する異常表示手段を設けたものである。
【0027】請求項7の発明は、請求項4〜6のいずれ
かの遠隔管理システムにおいて、上記無線装置の無線親
局あるいは該無線親局を内蔵しているデータ通信装置
に、上記第2テーブル更新手段による上記第2の管理テ
ーブルの更新により、該管理テーブルに記憶された被遠
隔管理装置の識別情報の異常が解消されたとき、上記異
常表示手段による該異常の表示を解除する手段を設けた
ものである。
【0028】請求項8の発明は、請求項1〜7のいずれ
かの遠隔管理システムにおいて、上記無線装置の無線親
局あるいは該無線親局を内蔵しているデータ通信装置の
情報検査手段に、上記第2テーブル更新手段によって上
記第2の管理テーブルに記憶された無線子局の識別情報
と上記第1の管理テーブルに記憶されている無線子局の
識別情報とを比較し、上記第2の管理テーブルで被遠隔
管理装置の識別情報が不足しているか否かを検査する手
段を備え、上記無線装置の無線親局あるいはそれを該無
線親局を内蔵しているデータ通信装置に、上記情報検査
手段による検査により、上記第2の管理テーブルで無線
子局の識別情報が不足していると認識した場合に、その
不足している識別情報の無線子局との無線通信回線を形
成し、該無線子局を有線接続あるいは被遠隔管理装置の
識別情報を取得する識別情報取得手段と、該手段によっ
て取得した被遠隔管理装置の識別情報を上記不足してい
る無線子局の識別情報と共に上記第2の管理テーブルに
記憶する手段を設けたものである。
【0029】請求項9の発明は、請求項1〜8のいずれ
かの遠隔管理システムにおいて、上記無線装置の無線親
局あるいは該無線親局を内蔵しているデータ通信装置の
情報検査手段に、上記第2テーブル更新手段によって上
記第2の管理テーブルに記憶された無線子局の識別情報
に重複等の明らかな矛盾があるかどうかを検査する手段
を備え、上記無線装置の無線親局あるいは該無線親局を
内蔵しているデータ通信装置に、上記情報検査手段によ
る検査により、上記第2の管理テーブルに記憶された無
線子局の識別情報に明らかな矛盾があると認識した場合
に、上記第1テーブル更新手段による上記第1の管理テ
ーブルの更新を禁止する手段を設けたものである。
【0030】請求項10の発明は、請求項8の遠隔管理
システムにおいて、上記無線装置の無線子局に、上記取
得した被遠隔管理装置の識別情報を記憶する記憶手段を
設け、上記無線装置の無線親局あるいは該無線親局を内
蔵しているデータ通信装置の識別情報取得手段を、上記
第2の管理テーブルで無線子局の識別情報が不足してい
ると認識した場合に、その不足している識別情報の無線
子局との無線通信回線を形成し、該無線子局を有線接続
あるいは内蔵している被遠隔管理装置の識別情報および
該無線子局の記憶手段に記憶されている被遠隔管理装置
の識別情報を取得する手段とし、上記無線装置の無線親
局あるいは該無線親局を内蔵しているデータ通信装置の
情報検査手段に、上記識別情報取得手段によって取得し
た各識別情報を比較して両者が一致するか否かを検査す
る手段を備え、上記無線装置の無線親局あるいは該無線
親局を内蔵しているデータ通信装置に、上記情報検査手
段による検査により、上記識別情報取得手段によって取
得した各識別情報が一致していないと認識した場合に、
その旨を異常として表示する手段を設けたものである。
【0031】請求項11の発明は、請求項1〜10のい
ずれかの遠隔管理システムにおいて、上記無線装置の無
線子局あるいは該無線子局を内蔵している被遠隔管理装
置に、上記無線送信手段による無線送信を所定回数繰り
返しても、上記無線親局あるいは該無線親局を有線接続
あるいは内蔵しているデータ通信装置から正常な応答情
報を受信しなかった場合に、その旨を表示する手段を設
けたものである。
【0032】請求項1の発明による遠隔管理システムで
は、無線装置の無線子局が、自局を有線接続あるいは内
蔵している被遠隔管理装置の識別情報を取得し、その識
別情報および自局の識別情報を無線親局へ無線送信し、
その無線親局あるいはそれを内蔵しているデータ通信装
置が、無線子局と被遠隔管理装置との接続形態を管理す
る第1の管理テーブルと、その管理テーブルによって通
信先となる被遠隔管理装置に接続されている無線子局の
識別情報を判別する手段とを設け、無線子局から被遠隔
管理装置の識別情報およびその無線子局の識別情報を受
信したとき、その各識別情報を関連付けて第2の管理テ
ーブルに記憶してその管理テーブルを更新した後、その
管理テーブルに記憶した情報が正しいかどうか(異常
か)を検査し、その検査によって第2の管理テーブルに
記憶した情報が正しいと認識した場合に、その情報を第
1の管理テーブルに記憶してその管理テーブルを更新す
る。
【0033】このように、無線装置の無線親局あるいは
それを内蔵しているデータ通信装置が、登録用の管理テ
ーブル(第1の管理テーブル)とは別に、一時的に無線
子局が無線送信する被遠隔管理装置の識別情報およびそ
の無線子局の識別情報を関連付けて記憶する第2の管理
テーブルを持ち、この第2の管理テーブルに記憶した情
報が正しいかどうかを検査した上でその情報を第1の管
理テーブルに記憶して登録するようにすることで、サー
ビスマンの操作ミスに対処できる。
【0034】すなわち、被遠隔管理装置を含む各装置の
設置時に、その被遠隔管理装置の識別情報および無線装
置の無線子局の識別情報(以下「子局ID」ともいう)
を無線親局あるいはそれを内蔵するデータ通信装置に正
確且つ確実に登録することが可能になり、また装置の設
定ミスを容易に認識することが可能になる。
【0035】ここで、例えば、複数台の無線子局の子局
IDと複数台の被遠隔管理装置(画像形成装置)の識別
情報とを無線親局に登録しようとしたとき、そのうちの
1台の被遠隔管理装置の識別情報を誤って設定してしま
った場合、第2の管理テーブルの内容をクリアして無線
親局への登録操作(以下「送信操作」ともいう)を最初
からやり直すのは、手間がかかる。
【0036】そこで、請求項2の発明による遠隔管理シ
ステムでは、請求項1の発明による遠隔管理システムに
おいて、無線装置の無線親局あるいはそれを内蔵してい
るデータ通信装置が、無線装置の無線子局から被遠隔管
理装置の識別情報およびその無線子局の識別情報を受信
したとき、その無線子局の識別情報が第2の管理テーブ
ルに既に存在するかどうかをチェックし、上記受信した
無線子局の識別情報が第2の管理テーブルに既に存在す
ると認識した場合に、第2の管理テーブルにその無線子
局の識別情報と関連付けて記憶した被遠隔管理装置の識
別情報を上記受信した被遠隔管理装置の識別情報に書き
換える。
【0037】したがって、サービスマンが、例えば設置
した複数台の被遠隔管理装置にそれぞれ有線接続あるい
は内蔵されている無線子局に、その各被遠隔管理装置の
識別情報および無線子局の識別情報をデータ通信装置に
有線接続あるいは内蔵されている無線親局へ無線送信さ
せて登録させるための操作(送信操作)を実施した後、
いずれかの被遠隔管理装置の識別情報を誤って設定して
しまったことに気づいたとき、その設定を修正した後、
その被遠隔管理装置に有線接続あるいは内蔵されている
無線子局に対してのみ上記送信操作を再実施するだけ
で、無線親局あるいはそれを内蔵しているデータ通信装
置の第2の管理テーブルにその無線子局の識別情報と関
連付けて記憶した被遠隔管理装置の識別情報を正しい識
別情報に修正することができる。
【0038】したがって、設置した全ての被遠隔管理装
置の識別情報を登録するための操作を最初からやり直す
必要がなくなり、そのための手間をかけずに済む。ま
た、設置した被遠隔管理装置の識別情報の設定ミスがな
い場合でも、同じ無線子局に対して上記送信操作を繰り
返し実施してしまうことが考えられるが、請求項2の発
明によれば、同じ無線子局から繰り返し送信された同一
の識別情報を全て記憶(重複して記憶)するという無駄
を回避することもできるため、請求項2の発明は非常に
有効である。
【0039】ここで、無線通信を利用した無線子局の子
局IDおよび被遠隔管理装置の識別情報の登録では、正
しく送受信できたかを確認するのが困難である。これを
確認するには、無線親局あるいはそれを内蔵しているデ
ータ通信装置が、受信した子局IDを表示するのが最も
分かりやすいが、子局IDは何桁にも及ぶ数値の場合が
多いので、その表示スペースが大きくなり、コストがか
かる。
【0040】また、サービスマンは、設置した被遠隔管
理装置の機能や構造についての知識はあっても、無線に
関しては詳しくないことが多い。よって、子局IDの表
示による通信結果の確認は、困難である。
【0041】そこで、請求項3の発明による遠隔管理シ
ステムでは、請求項1又は2の発明による遠隔管理シス
テムにおいて、無線装置の無線親局あるいは該無線親局
を内蔵しているデータ通信装置が、サービスマンにとっ
て認識しやすい第2の管理テーブルに記憶した被遠隔管
理装置の識別情報を表示する。それによって、サービス
マンは、無線子局から無線親局への通信結果を容易に確
認でき、表示のためのコストも少なくできる。
【0042】ここで、被遠隔管理装置の識別情報は、サ
ービスマンによって設定可能なため、例えば図30に示
すように、2台の画像形成装置(被遠隔管理装置)1,
2に同じ識別番号(識別情報)「1」を設定してしまう
ことがある。このように設定されると、データ通信装置
7や無線親局100は、識別番号「1」の画像形成装置
がどちらなのか判断できず、通信できなくなってしま
う。
【0043】さらに、データ通信装置7と画像形成装置
1,2との間が無線であるため、通信できないのが無線
通信の不具合であるのか、その他の理由によるものなの
かの判断がつきにくく、原因が、識別番号の重複設定で
あることに気づきにくい。
【0044】そこで、請求項4の発明による遠隔管理シ
ステムでは、請求項1〜3のいずれかの遠隔管理システ
ムにおいて、無線装置の無線親局あるいはそれを内蔵し
ているデータ通信装置が、第2の管理テーブルに記憶し
た被遠隔管理装置の識別情報が重複するか否かを検査
し、その被遠隔管理装置の識別情報が重複すると認識し
た場合に、その旨を被遠隔管理装置の識別情報の異常と
して表示する。それによって、サービスマンは、被遠隔
管理装置への識別情報の設定の誤りを認識することがで
き、早急な原因解明が可能となる。
【0045】ここで、例えば図30に示した遠隔管理シ
ステムにおいて、無線子局101が、自局の識別情報
(子局ID)および画像形成装置1の識別番号(識別情
報)「1」を無線親局100へ無線送信した後、無線子
局102が自局の識別情報(子局ID)および画像形成
装置2の識別番号(識別情報)「1」を無線親局100
へ無線送信すると、その時点で、無線親局100あるい
はデータ通信装置7は、識別番号の重複を検出して表示
することができる。
【0046】しかし、このとき、画像形成装置2の設置
者であるサービスマンは、無線子局102に対する送信
操作のために無線子局102の側にいるため、無線親局
100あるいはデータ通信装置7で上述した重複表示が
なされていても、そのことを認識することができない。
【0047】そこで、請求項5の発明による遠隔管理シ
ステムでは、請求項1〜4のいずれかの遠隔管理システ
ムにおいて、無線装置の無線親局あるいはそれを内蔵し
ているデータ通信装置が、第2の管理テーブルに記憶し
た被遠隔管理装置の識別情報が重複するか否かを検査
し、その被遠隔管理装置の識別情報が重複すると認識し
た場合に、その旨を示す情報をその識別情報を送信した
無線子局へ無線送信し、無線装置の無線子局あるいはそ
れを内蔵している被遠隔管理装置が、無線親局あるいは
それを内蔵しているデータ通信装置から被遠隔管理装置
の識別情報が重複している旨を示す情報を受信すると、
その旨を被遠隔管理装置の識別情報の異常として表示す
る。
【0048】それによって、被遠隔管理装置の識別情報
が重複している旨を無線子局の側にいるサービスマンに
知らせることができ、そのサービスマンは被遠隔管理装
置の識別情報の重複を容易に認識することができる。
【0049】ここで、例えば図31に示すように、既に
画像形成装置1,無線子局101,無線親局100,デ
ータ通信装置7が設置され、無線親局100の第1の管
理テーブルに画像形成装置1の識別番号および無線子局
101の子局IDが登録されているときに、画像形成装
置2および無線子局102を追加設置するときには、単
に画像形成装置2の識別番号および無線子局102の子
局IDを無線親局100へ無線送信して第1の管理テー
ブルに登録してしまうと、既設の画像形成装置1の識別
番号と無線子局101の子局IDの登録が消去されてし
まう。
【0050】そのため、画像形成装置1の識別番号およ
び無線子局101の子局IDを無線親局100へ再度送
信する必要があるが、画像形成装置2の設置者であるサ
ービスマンは、画像形成装置1および無線子局101の
存在に気がつかないことがあり、警告する必要がある。
【0051】そこで、請求項6の発明による遠隔管理シ
ステムでは、請求項1〜5のいずれの遠隔管理システム
において、無線装置の無線親局あるいはそれを内蔵して
いるデータ通信装置が、第2の管理テーブルに記憶した
被遠隔管理装置の識別情報と第1の管理テーブルに記憶
されている被遠隔管理装置の識別情報とを比較して、第
2の管理テーブルで被遠隔管理装置の識別情報が不足し
ているか否かを検査し、被遠隔管理装置の識別情報が不
足していると認識した場合に、その旨を被遠隔管理装置
の識別情報の異常として表示する。
【0052】それによって、被遠隔管理装置の設置者で
あるサービスマンは、無線親局あるいはそれを内蔵して
いるデータ通信装置への識別情報の再登録が必要な被遠
隔管理装置を容易に認識することができる。
【0053】請求項7の発明による遠隔管理システムで
は、請求項4〜6のいずれの遠隔管理システムにおい
て、無線装置の無線親局あるいは該無線親局を内蔵して
いるデータ通信装置が、第2の管理テーブルの更新によ
り、その管理テーブルに記憶した被遠隔管理装置の識別
情報の異常が解消されたとき、その異常の表示を解除す
るので、設置者は設置した被遠隔管理装置の識別情報を
設定するための操作のやり直しが正しくできたかどう
か、つまり設置した被遠隔管理装置の識別情報の設定ミ
スを修正できたかどうかを容易に認識することができ
る。
【0054】ここで、例えば図31に示したように、既
に画像形成装置1,無線子局101,無線親局100,
データ通信装置7が設置され、無線親局100に画像形
成装置1の識別番号および無線子局101の子局IDが
登録されているときに、画像形成装置2および無線子局
102を追加設置するときには、画像形成装置2の識別
番号および無線子局102の子局IDを無線親局100
へ無線送信する他に、画像形成装置1の識別番号および
無線子局101の子局IDも再度送信しなければならな
い。
【0055】これは、画像形成装置2の識別番号および
無線子局102の子局IDを送信しただけでは、画像形
成装置1および無線子局101が撤去されたのと同じ状
態になるためである。しかし、画像形成装置1の設置者
であるサービスマンにとっては、無線親局100への再
送信操作(画像形成装置1の識別番号および無線子局1
01の子局IDを無線親局100へ再度送信するための
操作)は忘れがちである。
【0056】そこで、請求項8の発明による遠隔管理シ
ステムでは、請求項1〜7のいずれかの遠隔管理システ
ムにおいて、無線装置の無線親局あるいはそれを内蔵し
ているデータ通信装置が、第2の管理テーブルに記憶し
た無線子局の識別情報と第1の管理テーブルに記憶され
ている無線子局の識別情報とを比較して、第2の管理テ
ーブルで無線子局の識別情報が不足しているか否かを検
査し、無線子局の識別情報が不足していると認識した場
合に、その不足している識別情報の無線子局との無線通
信回線を形成し、その無線子局を有線接続あるいは内蔵
している被遠隔管理装置の識別情報を取得し、その被遠
隔管理装置の識別情報を上記不足している無線子局の識
別情報と共に第2の管理テーブルに記憶する。
【0057】それによって、無線装置の無線親局あるい
はそれを内蔵しているデータ通信装置への再送信操作
(上述の例では画像形成装置1の設置者による無線親局
100への再送信操作)が必要なくなる。ここで、第2
の管理テーブルに関して、被遠隔管理装置の識別情報の
重複は、明らかな設定ミスである。
【0058】そこで、請求項9の発明による遠隔システ
ムでは、請求項1〜8のいずれかの遠隔管理システムに
おいて、無線装置の無線親局あるいは該無線親局を内蔵
しているデータ通信装置が、第2の管理テーブルに記憶
した無線子局の識別情報に重複等の明らかな矛盾がある
かどうかを検査し、明らかな矛盾があると認識した場合
に、第1の管理テーブルの更新を禁止する。
【0059】よって、第1の管理テーブルに誤った情報
が記憶(登録)されずに済む。ここで、請求項8の発明
による遠隔システムでは、無線装置の無線親局が被遠隔
管理装置の識別情報を取得しようとしたときに、その被
遠隔管理装置の電源がOFFになっていてその識別情報
を取得できないことが考えられ、それを異常として警告
する必要がある。
【0060】そこで、請求項10の発明による遠隔シス
テムでは、請求項8の遠隔管理システムにおいて、無線
装置の無線子局が、取得した被遠隔管理装置の識別情報
を記憶する記憶手段を設け、無線装置の無線親局あるい
はそれを内蔵しているデータ通信装置が、第2の管理テ
ーブルで無線子局の識別情報が不足していると認識した
場合に、その不足している識別情報の無線子局との無線
通信回線を形成し、その無線子局を有線接続あるいは内
蔵している被遠隔管理装置の識別情報およびその無線子
局の記憶手段に記憶されている被遠隔管理装置の識別情
報を取得し、その各識別情報を比較して両者が一致する
か否かを検査し、両者が一致していないと認識した場合
に、その旨を異常として表示する。
【0061】したがって、無線装置の無線親局あるいは
それを内蔵しているデータ通信装置が、被遠隔管理装置
の識別情報を取得しようとしたときに、その被遠隔管理
装置の電源がOFFになっていてその識別情報を取得で
きないような場合、上記のような異常表示を行なうこと
になり、被遠隔管理装置の識別情報の誤りの検査(チェ
ック)をより正確に行なうことができる。
【0062】ここで、無線子局から無線親局への被遠隔
管理装置の識別情報および無線子局の識別情報の無線送
信の際に、その送信結果(送信動作が正しく行なわれた
かどうか)を被遠隔管理装置の設置者であるサービスマ
ンが無線親局の側まで確認しに行くのはわずらわしい。
【0063】そこで、請求項11の発明による遠隔シス
テムでは、請求項1〜10のいずれかの遠隔管理システ
ムにおいて、無線装置の無線子局あるいはそれを内蔵し
ている被遠隔管理装置が、無線子局から無線親局への被
遠隔管理装置の識別情報および無線子局の識別情報の無
線送信を所定回数繰り返しても、無線親局あるいはそれ
を有線接続あるいは内蔵しているデータ通信装置から正
常な応答情報を受信しなかった場合に、その旨を表示す
る。
【0064】よって、無線子局から無線親局への被遠隔
管理装置の識別情報および無線子局の識別情報の無線送
信の際に、その送信結果を被遠隔管理装置の設置者であ
るサービスマンが無線親局の側に行かずに認識すること
ができる。
【0065】
【発明の実施の形態】まず、この発明の実施形態を説明
する前に、この発明の基礎となる遠隔管理システムを図
面に基づいて具体的に説明する。図2はこの発明の基礎
となる遠隔管理システムとしての画像形成装置管理シス
テムの構成例を示すブロック図であり、図30および図
31と対応する部分には同一符号を伏している。
【0066】この画像形成装置管理システムは、遠隔診
断を前提とした被遠隔管理装置としての5台の画像形成
装置(複写装置等)1〜5と有線通信回線を介して接続
されたデータ通信装置7と、データ通信装置7と公衆回
線8を介して接続される中央制御装置6とを備え、中央
制御装置6が、公衆回線8,データ通信装置7,および
有線通信回線を介して各画像形成装置1〜5を集中的に
遠隔管理できるようにしたものである。
【0067】データ通信装置7は、公衆回線8に接続さ
れ、中央制御装置6からの指令信号を画像形成装置1〜
5へ選択的に送信したり、逆に画像形成装置1〜5から
の各種通報を公衆回線8を経由して中央制御装置6へ送
信する。
【0068】このデータ通信装置7は、24時間通電を
行なっていて、通常画像形成装置1〜5の電源がオフに
なっている夜間でも、中央制御装置6との通信を可能に
している。このデータ通信装置7と各画像形成装置1〜
5とは、シリアル通信インタフェースRS−485(有
線通信回線)によりマルチドロップ接続されていて、デ
ータ通信装置7からのポーリング,セレクティングによ
り各画像形成装置1〜5との通信を行なっている。
【0069】図3は、各画像形成装置1〜5の制御部の
構成例を示すブロック図である。各画像形成装置1〜5
の制御部はそれぞれ、CPU11,リアルタイムクロッ
ク回路12,ROM13,RAM14,不揮発性RAM
15,入出力ポート16,およびシリアル通信制御ユニ
ット17a,17b,17cからなるPPC(複写装
置)コントローラと、パーソナルインタフェース(以下
「インタフェース」を「I/F」ともいう)18と、シ
ステムバス19とを備えている。
【0070】CPU11は、ROM13内の制御プログ
ラムによってこの制御部全体を統括的に制御する中央処
理装置である。リアルタイムクロック回路12は、時刻
情報を発生するものであり、CPU11がそれを読み込
むことによって現在の時刻を知ることができる。ROM
13は、CPU11が使用する制御プログラムを含む各
種固定データを格納している読み出し専用メモリであ
る。
【0071】RAM14は、CPU11がデータ処理を
行なう際に使用するワークメモリ等として使用する一時
記憶用メモリである。不揮発性RAM15は、後述する
図5に示す操作表示部等からのモード指示の内容などを
記憶するメモリであり、画像形成装置の電源がオフにな
っても記憶内容を保持するようになっている。入出力ポ
ート16は、画像形成装置内のモータ,ソレノイド,ク
ラッチ等の出力負荷やセンサ・スイッチ類を接続してい
る。
【0072】シリアル通信制御ユニット17aは、図5
に示す操作表示部との信号のやりとりを行なっている。
シリアル通信制御ユニット17bは、図示しない原稿送
り部との信号のやりとりを行なっている。シリアル通信
制御ユニット17cは、図示しない転写紙後処理部との
信号のやりとりを行なっている。
【0073】パーソナルI/F18は、データ通信装置
7との間の通信を司るインタフェース回路であり、CP
U11のデータ通信装置7との通信処理のための負荷を
軽減するために設けられている。もちろん、CPU11
の処理能力が充分であれば、このパーソナルI/F18
の機能をCPU11に取り込んでも差し支えない。この
パーソナルI/F18の主な機能は、以下の(1)〜
(4)に示す通りである。
【0074】(1)データ通信装置7からのポーリン
グ,セレクティングの監視 (2)データ通信装置7への肯定応答,否定応答処理 (3)データ通信装置7との間の送受信データの正当性
のチェック,パリティチェック,およびエラー発生時の
再送要求処理 (4)データ通信装置7との間の送受信データのヘッダ
処理
【0075】システムバス19はアドレスバス,コント
ロールバス,データバスからなるバスラインであり、C
PU11,リアルタイムクロック回路12,ROM1
3,RAM14,不揮発性RAM15,入出力ポート1
6,シリアル通信制御ユニット17a,17b,17
c,およびパーソナルI/F18を相互に接続する。
【0076】図4は、図3のパーソナルI/F18の構
成例を示すブロック図である。このパーソナルI/F1
8は、CPU21,デュアルポートメモリ22,レジス
タ23〜26,入力ポート27,シリアル通信制御ユニ
ット28,ローカルバス29,およびデバイスコード設
定スイッチ30によって構成されている。
【0077】CPU21は、中央処理装置,ROM,R
AM,およびそれらを接続するバス等からなるワンチッ
プのマイクロコンピュータであり、このパーソナルI/
F18全体を統括的に制御する。デュアルポートメモリ
22は、CPU21と図3のCPU11の双方から読み
書き可能であり、パーソナルI/F18とPPCコント
ローラ31との間でのテキストデータの授受に使用され
るデータメモリである。
【0078】なお、PPCコントローラ31は上述した
CPU11,リアルタイムクロック回路12,ROM1
3,RAM14,不揮発性RAM15,入出力ポート1
6,およびシリアル通信制御ユニット17a,17b,
17cによって構成される。レジスタ23〜26は、上
記テキストデータの授受時に制御用として使用される
が、詳細な説明は省略する。
【0079】デバイスコード設定スイッチ30は、画像
形成装置毎に固有のデバイスコード(識別番号)を設定
するためのものであり、データ通信装置7からのポーリ
ング,セレクティング時のデバイスコード識別用として
使用される。シリアル通信制御ユニット28は、データ
通信装置7および/または他の画像形成装置のパーソナ
ルI/F18と接続される。
【0080】図5は、各画像形成装置1〜5の操作表示
部の構成例を示すレイアウト図である。なお、この操作
表示部は、各画像形成装置1〜5が複写装置の場合に対
応するものである。
【0081】この操作表示部は、一般の制御部(例えば
図3に示した各画像形成装置1〜5における制御部)と
同様に、制御プログラムを格納したROM,その制御プ
ログラムによって各種制御を実行するCPU,データを
一時格納するRAM,電池によりバックアップされた不
揮発性RAM,シリアル通信制御ユニット,および入出
力ポート等を備えており、図3のシリアル通信制御ユニ
ット17aとデータ授受を行なうが、その詳細は省略す
る。
【0082】この操作表示部は、上述した制御部の他
に、テンキー71,クリア/ストップキー72,プリン
トキー73,エンタキー74,割り込みキー75,予熱
/モードクリアキー76,モード確認キー77,画面切
り替えキー78,呼び出しキー79,登録キー80,ガ
イダンスキー81,表示用コントラストボリューム8
2,および文字表示器83を備えている。
【0083】テンキー71は、コピー(画像形成)枚数
や倍率等の数値を入力するためのキーである。クリア/
ストップキー72は、置数(コピー枚数)をクリアした
り、コピー動作をストップさせたりするためのキーであ
る。プリントキー73は、プリント動作を含むコピー動
作を実行開始させるためのキーである。
【0084】エンタキー74は、ズーム倍率や綴じ代寸
法用置数等の数値の指定を確定させるためのキーであ
る。割り込みキー75は、コピー中に割り込んで別の原
稿をコピーする時などに使用するキーである。予熱/モ
ードクリアキー76は、設定した全てのコピーモードの
内容を取り消したり、予熱を設定して節電状態にしたり
するためのキーである。
【0085】モード確認キー77は、文字表示器83に
選択的に表示される各コピーモードを一覧表示で確認す
るためのキーである。画面切り替えキー78は、文字表
示器83の表示形態を使用者の熟練度に応じて切り替え
るためのキーである。呼び出しキー79は、ユーザプロ
グラムを呼び出すためのキーである。
【0086】登録キー80は、ユーザプログラムを登録
するためのキーである。ガイダンスキー81は、文字表
示器83にガイダンスメッセージ等を表示するためのキ
ーである。表示用コントラストボリューム82は、文字
表示器83のコントラストを調整するためのものであ
る。
【0087】文字表示器83は、液晶(LCD),蛍光
表示管等のフルドット表示素子を用い、その上に多数の
タッチセンサを内蔵(例えば8×8表示画素毎にある)
した略透明なシート状のマトリックスタッチパネルを重
ねており、電源投入により、例えば図6に示すような画
像形成装置の状態(「コピーできます」「コピー中で
す」「転写紙がありません」等),コピー枚数,各種キ
ーを示す通常のコピーモード画面を表示する。
【0088】ここで、その画面上のキー(表示部)を押
下(タッチ)することにより、給紙段(用紙サイズ),
自動用紙(原稿サイズと設定倍率により最適な転写紙が
収納されている給紙段が自動選択される),画像濃度
(コピー濃度),自動濃度(原稿の濃度に応じて画像濃
度が自動選択される),変倍率(等倍,縮小,拡大,用
紙指定変倍,ズーム変倍,寸法変倍),両面モード,綴
じ代モード,ソートモード等のコピー動作に関わる各種
のコピーモードを任意に選択することができ、押下され
たキーは白黒反転表示に切り替わる。
【0089】図7は、図2のデータ通信装置7の一例を
示すブロック構成図である。このデータ通信装置7は、
CPU41,ROM42,RAM43,不揮発性RAM
44,リアルタイムクロック回路(以下「RTC」とい
う)45,画像形成装置I/F46,網制御装置(以下
「NCU」という)47,モデム48,およびLED表
示部49からなる。
【0090】CPU41は、ROM42内の制御プログ
ラムによって次のような制御を行なう。つまり、5台の
画像形成装置1〜5を制御したり、公衆回線8経由で中
央制御装置6に対する指令信号の送受信を制御したり、
画像形成装置1〜5からの各種通報により、公衆回線8
経由で中央制御装置6に対して発呼を行なったり、公衆
回線8を画像形成装置1〜5側に接続するか、一般電話
機(TEL)又はファクシミリ装置(FAX)側に接続
するかの切り替え制御を行なうなど、このデータ通信装
置7全体を統括的に制御する中央処理装置である。
【0091】ROM42は、CPU41が使用する制御
プログラムを含む各種固定データを格納している読み出
し専用メモリである。RAM43は、CPU41がデー
タ処理を行なう際に使用するワークメモリ等として使用
する一時記憶用メモリである。
【0092】不揮発性RAM44は、中央制御装置6お
よび複数の画像形成装置1〜5の一方から他方への送信
データや、複数の画像形成装置1〜5の中から1台を特
定するそれぞれのデバイスコード(識別番号)およびI
Dコード,中央制御装置6の電話番号,回線接続が成功
しなかった場合の再発呼回数(リトライ回数),再発呼
間隔などを記憶するメモリであり、電池によってバック
アップされている。
【0093】RTC45は、時刻情報を発生するもので
あり、CPU41がそれを読み込むことによって現在の
時刻を知ることができる。画像形成装置I/F46は、
画像形成装置1〜5との間のシリアル通信を司るインタ
フェース回路である。NCU47は、データ通信装置7
を公衆回線8に通信可能に接続するためのものであり、
自動発着信機能を備えている。
【0094】モデム48は、送受信するデータを変復調
する。LED表示部49は、データ通信装置7の電源入
力状態やデータ通信装置7が公衆回線8に通信可能に接
続されていない時などに、その旨を知らせるためのもの
である。
【0095】図8は、NCU47の構成例を示すブロッ
ク図である。NCU47は、保護回路51,ループ電流
検出回路52,リンギング検出回路53,ライン切替回
路54,およびループ形成回路55等からなる。保護回
路51は、公衆回線8からのノイズから装置を保護する
ための回路である。
【0096】ループ電流検出回路52は、ループ形成回
路55により形成される直流ループに流れる電流を検出
するものであり、図示しない両方向性のフォトカプラ等
からなる。リンギング検出回路53は、公衆回線8から
のリンギングを検出するものである。
【0097】ライン切替回路54は、公衆回線8を図7
のモデム48側に接続するか、外付けの一般電話機(T
EL)又はファクシミリ装置(FAX)側に接続するか
の切り替えを行なうものである。ループ形成回路55
は、オフフックして公衆回線8をつかんだ(公衆回線8
のラインL1,L2を直流的に閉結した)際に直流ルー
プを形成し、公衆回線8とモデム信号の送受信を行な
う。
【0098】次に、この画像形成装置管理システムの概
略機能について説明する。この画像形成装置管理システ
ムの機能には、大きく分けて以下の(1)〜(3)に示
す3種類の機能がある。 (1)中央制御装置6から画像形成装置1〜5への通信
制御 (2)画像形成装置1〜5から中央制御装置6又はデー
タ通信装置7への通信制御 (3)データ通信装置7独自の制御
【0099】(1)の中央制御装置6から画像形成装置
1〜5への通信制御には、例えば以下の(a)〜(c)
に示すものがある。 (a)特定の画像形成装置のトータル画像形成枚数(積
算画像形成枚数),給紙段(給紙トレイ)毎の画像形成
枚数,転写紙サイズ毎の画像形成枚数,ミスフィード回
数,転写紙サイズ毎のミスフィード回数,転写紙搬送位
置毎のミスフィード回数等の読み取りおよびリセット
【0100】(b)画像形成装置を構成する各ユニット
の制御電圧,電流,抵抗,タイミング等の調整値の設定
および読み取り (c)(2)の通信制御による画像形成装置1〜5から
中央制御装置6への通信制御に対する結果返送
【0101】これらの制御は、中央制御装置6からの指
令信号を受信して、データ通信装置7から画像形成装置
1〜5へのセレクティングによって行なう。セレクティ
ングとは、接続されている5台の画像形成装置1〜5の
中から1台を選択して通信する機能をさす。
【0102】図9は、データ通信装置7におけるセレク
ティング動作の一例を示すフローチャートである。各画
像形成装置1〜5はそれぞれユニークな(特定の)デバ
イスコードを持っており、データ通信装置7は予め定め
られたセレクティング機能を示す特定コード(又はコー
ドの組み合わせ)と選択すべき画像形成装置のデバイス
コードとをシリアル通信インタフェースRS−485上
に送出する。
【0103】各画像形成装置1〜5はそれぞれ、セレク
ティング機能を示す特定コード(又はコードの組み合わ
せ)により、次に続くデバイスコードと自己のデバイス
コードとを比較し、両コードが一致した時に自分がセレ
クティングされたことを知る。ここで、セレクティング
された画像形成装置は、送出すべきデータがある場合に
は、予め定められた特定コード(又はコードの組み合わ
せ)によるビジー(busy)応答を出力する。
【0104】データ通信装置7は、このビジー応答を受
けると、セレクティング動作を中断し、以下に述べるポ
ーリング動作に移行する。セレクティングされた画像形
成装置は、送出すべきデータがない場合には、セレクテ
ィングに対応可能か否かを判断し、対応可能ならば予め
定められた特定コード(又はコードの組み合わせ)によ
る肯定応答を出力してデータ通信装置7との通信を実行
する。
【0105】対応不可能の場合は、予め定められた特定
コード(又はコードの組み合わせ)による否定応答を出
力してデータ通信装置7との通信を終了する。また、デ
ータ通信装置7が出力したデバイスコードに対応する画
像形成装置が電源OFFなどの理由で肯定応答も否定応
答も出力できない場合には、データ通信装置7は予め定
められた一定時間経過後にセレクティング動作を終了す
る。
【0106】(2)の画像形成装置1〜5から中央制御
装置6又はデータ通信装置7への通信制御には、例えば
以下の(a)〜(e)に示すものがある。 (a)各画像形成装置1〜5はそれぞれ、画像形成動作
が不可能となる故障等の異常が発生した場合に、その旨
を示すデータ(通報要因)を即時にデータ通信装置7お
よび公衆回線8を介して中央制御装置6へ通報する(緊
急通報)。
【0107】(b)各画像形成装置1〜5はそれぞれ、
使用者(顧客)による操作表示部上のキー操作により、
画像形成モードからそれとは異なる使用者が必要な要求
(修理依頼やサプライ補給依頼)を入力するための使用
者要求入力モードに移行し、操作表示部の文字表示器8
3に使用者要求入力画面が表示させ、その画面上の所定
キーの押下によって使用者が必要な要求が入力された場
合に、その旨を示すデータを即時にデータ通信装置7お
よび公衆回線8を介して中央制御装置6へ通報する(緊
急通報)。
【0108】(c)各画像形成装置1〜5はそれぞれ、
積算画像形成枚数が予め設定された一定枚数(通報レベ
ル値)に達した場合に、その旨を示すデータを即時にデ
ータ通信装置7および公衆回線8を介して中央制御装置
6へ通報する(緊急通報)。
【0109】(d)各画像形成装置1〜5はそれぞれ、
予め設定された一定期間毎に積算画像形成枚数を示すデ
ータをデータ通信装置7へ通報し、そのデータ通信装置
7はその日(当日)の指定時刻(これは中央制御装置6
により設定され、データ通信装置7に記憶しておく)に
それまでに受信したデータをまとめて公衆回線8を介し
て中央制御装置6へ通報する(非緊急通報)。この通信
制御には、指定時刻に達する前にそれまでに受信したデ
ータの通報回数が予め定められた回数に達した場合、そ
の指定時刻を待たずに中央制御装置6への送信を行なう
制御も含まれる。
【0110】(e)各画像形成装置1〜5はそれぞれ、
画像形成動作開始は可能であるが、交換部品の指定回
数,指定時間への接近、センサの規格レベルへの到達な
ど、予防保全を必要とする事象が発生した時にその旨を
示すデータをデータ通信装置7へ通報し、そのデータ通
信装置7はその日の指定時刻(これは中央制御装置6に
より設定され、データ通信装置7に記憶しておく)にそ
れまでに受信したデータをまとめて公衆回線8を介して
中央制御装置6へ通報する(非緊急通報)。この通信制
御には、指定時刻に達する前にそれまでに受信したデー
タの通報回数が予め定められた回数に達した場合、その
指定時刻を待たずに中央制御装置6への送信を行なう制
御も含まれる。
【0111】これらの通信制御は、データ通信装置7か
らのポーリング時に行なう。ポーリングとは、接続され
ている5台の画像形成装置1〜5を順番に指定し、その
指定された画像形成装置からの通信要求の有無を確認す
る機能をさす。図10は、データ通信装置7におけるポ
ーリング動作の一例を示すフローチャートである。
【0112】データ通信装置7は、予め定められたポー
リング機能を示す特定コード(又はコードの組み合わ
せ)と選択すべき画像形成装置のデバイスコード(識別
番号)とをシリアル通信インタフェースRS−485上
に送出する。各画像形成装置1〜5はそれぞれ、ポーリ
ング機能を示す特定コード(又はコードの組み合わせ)
により、次に続くデバイスコードと自己のデバイスコー
ドとを比較し、両コードが一致した時に自分がポーリン
グされたことを知る。
【0113】次に、ポーリングされた画像形成装置は、
送出データ(データ通信装置7又は中央制御装置6に対
する通信要求)があればデータ通信装置7との通信を開
始し、通信要求がない時又は開始した通信が終了した時
は予め定められた特定コード(又はコードの組み合わ
せ)による終了応答を出力してデータ通信装置7との通
信を終了する。データ通信装置7は、終了応答を受け取
ると、次の画像形成装置へのポーリングに移行する。
【0114】また、データ通信装置7が出力するデバイ
スコードに対応する画像形成装置が、電源OFFなどの
理由で通信を開始できなかったり、あるいは終了応答も
出力できない場合、データ通信装置7は予め定められた
一定時間経過後にポーリング動作を終了する。このポー
リングは、セレクティングが発生しない限り、接続され
ている画像形成装置1〜5に対して順次繰り返される。
【0115】(3)のデータ通信装置7独自の制御に
は、例えば以下の(a)(b)に示すものがある。 (a)トータルカウンタ値(積算画像形成枚数)の読み
出し (b)(2)の画像形成装置1〜5から中央制御装置6
への通信制御に対する結果返送
【0116】トータルカウンタ値の読み出しの制御は、
データ通信装置7から画像形成装置1〜5への1日1回
定時(0時0分、但しこの時刻に画像形成装置の電源が
OFFになっている場合は、この時刻以降に初めて電源
がONになった時)のセレクティングによって行なう。
【0117】データ通信装置7は、接続されている画像
形成装置毎にトータルカウンタ用のメモリを2個(仮に
これらをそれぞれA,Bとする)用意してあり、上記1
日1回のセレクティングによって読み取ったトータルカ
ウンタ値をメモリAに書き込む。したがって、メモリA
は毎日(但し例えば休日のように1日中画像形成装置の
電源がON状態にならない場合はこの限りでない)前日
の値が書き換えられることになる。
【0118】また、毎月1回予め決められた日時(これ
は中央制御装置6により設定され、データ通信装置7内
の不揮発性RAM44に記憶される)にメモリAに記憶
されているトータルカウンタ値をメモリBにコピーす
る。データ通信装置7から中央制御装置6へはメモリB
の内容が送られるが、その転送方法には以下の(a)
(b)に示す2通りの方法がある。
【0119】(a)中央制御装置6は、上記日時(メモ
リAの内容がメモリBにコピーされる日時)以降にデー
タ通信装置7のメモリBに記憶されたトータルカウンタ
値を読みに行く。 (b)データ通信装置7は、上記日時以降に自発呼して
メモリBに記憶されたトータルカウンタ値を公衆回線8
を介して中央制御装置6へ送出する。なお、自発呼を行
なう日時も中央制御装置6により設定され、データ通信
装置7内の不揮発性RAM44に記憶される。
【0120】なお、データ通信装置7は、接続されてい
る画像形成装置毎にメモリA,Bを組み合わせたメモリ
を複数組用意している。これは、例えば白黒コピー用,
アプリケーションコピー用,カラーコピー用等の種々の
トータルカウンタ値が考えられるためである。
【0121】次に、この発明を実施する画像形成装置管
理システムについて、図1および図11以降の各図面に
基づいて具体的に説明する。図1および図11はこの発
明を実施する画像形成装置管理システムの異なる構成例
を示すブロック図であり、前述した図2を含む各図面と
一致する部分には同一符号を付してそれらの説明を省略
する。
【0122】図1および図11に示す各画像形成装置管
理システムではそれぞれ、データ通信装置7と各画像形
成装置1〜5との間の有線通信回線(有線部分)を無線
化する無線装置を設けている。つまり、データ通信装置
7と各画像形成装置1〜5との間に無線装置を介挿して
いる。
【0123】そして、図1の画像形成装置管理システム
では、無線装置を、データ通信装置7に有線接続される
(内蔵されてもよい)無線親局100と、各画像形成装
置(被遠隔管理装置)1〜5にそれぞれ有線接続される
(内蔵されてもよい)無線子局101〜105とによっ
て構成している。
【0124】ここで、各画像形成装置1〜5はそれぞ
れ、図3,図4,図7に示したように、データ通信装置
7の画像形成装置I/F46と有線接続可能なシリアル
通信制御ユニット28(シリアル通信インタフェースR
S−485)を有するパーソナルI/F18を備えてい
る。
【0125】そのため、データ通信装置7と各画像形成
装置1〜5との間への無線装置の介挿を容易にするため
に、無線親局100に、データ通信装置7の画像形成装
置I/F46と有線接続可能なシリアル通信インタフェ
ースRS−485を設けることは勿論、各無線子局10
1〜105にそれぞれ、シリアル通信制御ユニット28
と同等のシリアル通信インタフェースRS−485を設
けている。
【0126】一方、図11の画像形成装置管理システム
では、無線装置を、データ通信装置7に有線接続される
(内蔵されてもよい)無線親局100と、画像形成装置
1,3にそれぞれ有線接続される(内蔵されてもよい)
無線子局101,103とによって構成している。
【0127】ここで、データ通信装置7と各画像形成装
置1〜5との間への無線装置の介挿を容易にするため
に、無線親局100に、データ通信装置7の画像形成装
置I/F46と有線接続可能なシリアル通信インタフェ
ースRS−485を設けるのは勿論、各無線子局10
1,103にそれぞれ、シリアル通信制御ユニット28
と同等のシリアル通信インタフェースRS−485を設
けている。
【0128】図12は、図1および図11の無線親局1
00の構成例を示すブロック図である。無線親局100
は、アンテナ111,無線送信部112,無線受信部1
13,制御部114,RS485ドライバ115,不揮
発性メモリ116,スイッチ部117,およびLED表
示部118等からなる。
【0129】無線送信部112は、制御部114より入
力される送信データを無線信号に変換してアンテナ11
1へ出力する。つまり、所定の周波数の信号を制御部1
14より入力される送信データにより変調し、無線信号
としてアンテナ111へ出力する。
【0130】無線受信部113は、アンテナ111より
入力される無線信号を受信データ(所定の制御データ)
に変換して制御部114へ出力する。つまり、アンテナ
111より入力される無線信号の所定の周波数帯につい
て復調し、受信データとして制御部114へ出力する。
また、所定の周波数の強度を制御部114へ提供する。
【0131】制御部114は、CPU,ROM,RAM
等によって構成され、無線送信部112,無線受信部1
13,RS485ドライバ115,不揮発性メモリ11
6,スイッチ部117,およびLED表示部118の制
御を行なう。
【0132】ここで、制御部114内のRAMがこの発
明による第2の管理テーブルのエリアを持ち、制御部1
14内のCPUは、後述する処理により、無線子局10
1〜105からそれぞれ入手(取得)した子局ID(識
別情報)および画像形成装置(被遠隔管理装置)のデバ
イスコード(識別番号)を関連付けて第2の管理テーブ
ルに一時的に記憶する。
【0133】RS485ドライバ115は、シリアル通
信インタフェースRS−485の制御を行なう。不揮発
性メモリ116は、無線装置の呼出名称,メーカコー
ド,この発明による第1の管理テーブルなど、無線通信
に必要な情報を記憶する。
【0134】ここで、呼出名称は、個々の無線局に固有
に与えられる数字によるコードであり、製造時に書き込
まれる。ここでは、そのコードを無線親局100の識別
情報である親局IDとして使用する。メーカコードは、
製造メーカ等を識別するためのコードであり、製造時な
どに書き込まれる。
【0135】第1の管理テーブルは、各無線子局101
〜105の子局IDと各画像形成装置1〜5のデバイス
コードとを対応付け(関連付け)て記憶管理する(各無
線子局101〜105と各画像形成装置1〜5との接続
形態を管理する)ものであり、制御部114内のCPU
が、送信の際に、データ通信装置7より提供されたデバ
イスコードに基づいて送信先となる画像形成装置に接続
されている無線子局を判別するのに使用する。
【0136】スイッチ部117は、動作モードの設定な
どを行なう際に使用するスイッチにより構成される。L
ED表示部118は、無線親局100の動作状態、およ
び図1の無線子局101〜105(又は図11の無線子
局101,103)からの受信結果などを表示する。
【0137】図14は図1に示した画像形成装置管理シ
ステムの場合の無線親局100の不揮発性メモリ116
に記憶される第1の管理テーブルの一例を、図15は図
11に示した画像形成装置管理システムの場合の無線親
局100の不揮発性メモリ116に記憶される第1の管
理テーブルの一例をそれぞれ示す図である。
【0138】ここで、図1および図11に示した画像形
成装置管理システムでは、この発明による無線親局10
0の各種機能(手段)に対応するプログラムを制御部1
14内のROMに予め記憶しておき、制御部114内の
CPUがそのプログラムに従って動作すると共に、制御
部114内のRAMおよび不揮発性メモリ116等を使
用することにより、上記各種の機能を実現することがで
きる。
【0139】なお、無線親局100の機能をデータ通信
装置7に内蔵することもできる。この場合、データ通信
装置7のCPU41,ROM42等からなる制御部が無
線親局100の制御部114の機能を、データ通信装置
7のLED表示部49が無線親局100のLED表示部
118の機能を、データ通信装置7の不揮発性RAM4
4が無線親局100の不揮発性メモリ116の機能を果
すようにすればよい。
【0140】図13は、図1の無線子局101〜105
(図11の無線子局101,103を含む)の構成例を
示すブロック図である。無線子局101〜105はそれ
ぞれ、無線親局100と同様に、アンテナ121,無線
送信部122,無線受信部123,制御部124,RS
485ドライバ125,不揮発性メモリ126,スイッ
チ部127,およびLED表示部128等からなる。
【0141】無線送信部122は、制御部124より入
力される送信データを無線信号に変換してアンテナ12
1へ出力する。つまり、所定の周波数の信号を制御部1
24より入力される送信データにより変調し、無線信号
としてアンテナ121へ出力する。
【0142】無線受信部123は、アンテナ121より
入力される無線信号を受信データ(所定の制御データ)
に変換して制御部124へ出力する。つまり、アンテナ
121より入力される無線信号の所定の周波数帯につい
て復調し、受信データとして制御部124へ出力する。
また、所定の周波数の強度を制御部124へ提供する。
【0143】制御部124は、CPU,ROM,RAM
等によって構成され、無線送信部122,無線受信部1
23,RS485ドライバ125,不揮発性メモリ12
6,スイッチ部127,およびLED表示部128の制
御を行なう。RS485ドライバ125は、シリアル通
信インタフェースRS−485の制御を行なう。
【0144】不揮発性メモリ126は、無線装置の呼出
名称,メーカコード,親局IDなど、無線通信に必要な
情報を記憶する。ここで、呼出名称は、個々の無線局に
固有に与えられる数字によるコードであり、製造時に書
き込まれる。ここでは、そのコードを無線子局の識別情
報である子局IDとして使用する。
【0145】メーカコードは、製造メーカ等を識別する
ためのコードであり、製造時などに書き込まれる。親局
IDとしては、無線子局の製造時あるいは設置時など
に、スイッチ部117の所定の操作により、通信すべき
相手(通信相手先)となる無線親局100の呼出名称
(親局ID)を予め入力し、不揮発性メモリ126に記
憶しておく。
【0146】なお、制御部124内のCPUは、これを
有する無線子局を有線接続している画像形成装置のデバ
イスコードを、後述する処理により、その画像形成装置
から取得し、そのデバイスコードを不揮発性メモリ12
6に記憶することもできる(請求項10に対応する)。
【0147】スイッチ部127は、これを有する無線子
局の動作モードの設定などを行なう際に使用するスイッ
チにより構成される。LED表示部128は、それを有
する無線子局の動作状態、および無線親局100への送
信結果などを表示する。
【0148】ここで、図1およひ図11に示した画像形
成装置管理システムでは、この発明による無線子局10
1〜105の各種機能(手段)に対応するプログラムを
制御部124内のROMに予め記憶しておき、制御部1
24内のCPUがそのプログラムに従って動作すると共
に、制御部124内のRAMおよび不揮発性メモリ12
6等を使用することにより、上記各種の機能を実現する
ことができる。
【0149】なお、無線子局の機能を画像形成装置に内
蔵することもできる。この場合、画像形成装置のCPU
11,ROM13等からなる制御部が無線子局の制御部
124の機能を、画像形成装置の操作表示部が無線子局
のLED表示部128の機能を、画像形成装置の不揮発
性RAM15が無線子局の不揮発性メモリ126の機能
を果すようにすればよい。
【0150】次に、図1に示した画像形成装置管理シス
テムにおける無線親局100および無線子局101〜1
05による無線通信回線接続動作を説明する。なお、図
11に示した画像形成装置管理システムにおける無線親
局100および無線子局101,103による無線通信
回線接続動作は、上記無線通信回線接続動作と略同様な
ので、説明を省略する。
【0151】無線親局100と無線子局101〜105
との無線通信は、通常、無線親局100から無線子局1
01〜105への無線通信回線接続要求情報の発信で始
められる。データ通信装置7と画像形成装置1〜5との
通信は、前述の通り、データ通信装置7が出力するポー
リングコマンド(ポーリング機能を示す特定コード又は
コマンドの組み合わせ)またはセレクティングコマンド
(セレクティング機能を示す特定コード又はコマンドの
組み合わせ)によって開始される。
【0152】無線親局100は、データ通信装置7に有
線接続されているI/Fライン(シリアル通信インタフ
ェースRS−485)より順次入力(受信)されるデー
タを一時バッファリングしながら、ポーリングコマンド
またはセレクティングコマンドに一致するデータ(所定
の制御データ)を検出する処理を行ない、そのデータ
(ポーリング/セレクティング)を検出した時に、その
データに含まれるデータの送信先(通信相手先)となる
画像形成装置のデバイスコード(識別番号)を検出す
る。
【0153】次に、検出したデバイスコードの画像形成
装置が有線接続されている無線子局の子局IDを不揮発
性メモリ116の第1の管理テーブルより導き出し、図
16に示す無線通信回線接続動作を開始する。そして、
その子局IDに基づいて無線子局への無線通信回線接続
要求情報を送信する。この無線通信回線接続要求情報に
対して無線子局から無線通信回線接続応答情報を受信し
たとき、バッファリングしておいたデータについての通
信を開始する。
【0154】図16は、無線親局100による無線通信
回線接続動作の一例を示すフローチャートである。無線
親局100は、無線通信回線接続動作を開始すると、ま
ず無線通信に使用するデータ通信CH(チャネル)(従
来の技術の項で説明したRCR−STD17Aでは1〜
9CHのいずれか)を選択し、その選択したデータ通信
CHをキャリアセンスする。
【0155】ここで、キャリアセンスとは、選択したデ
ータ通信CHについて、そのCHを他の装置が使用して
いるか使用していないかを調べることをいい、例えば、
そのCHの周波数に無線受信部113の受信周波数を同
調させたときの無線電波の入力強度を調べ、その強度が
所定のレベル以上ある時は、そのCHが使用中であると
判断し、所定のレベルより低いときは空きCHであると
判断する。
【0156】選択したデータ通信CHのキャリアセンス
により、そのデータ通信CHが使用中であると判断した
場合は、再びデータ通信CH(前回と異なるCH)を選
択し、その選択したデータ通信CHをキャリアセンスす
る。そして、今回選択したデータ通信CHも使用中であ
ると判断した場合には、再びデータ通信CHの選択に戻
って上述と同様の処理を繰り返し行ない、その処理を所
定回数繰り返しても使用可能なデータ通信CH(空きC
H)を選択できなかった場合は、無線通信回線接続動作
を終了する。
【0157】選択したデータ通信CHのキャリアセンス
により、そのデータ通信CHが使用可能なCH(空きC
H)であると判断した場合は、そのCH情報および不揮
発性メモリ116の第1の管理テーブルより導き出した
子局IDを無線接続制御情報に付加し、次に無線受信部
113の受信CH(受信周波数)を周波数制御CH(R
CR−STD17Aの場合は10CH)にセットし、そ
の周波数制御CHをキャリアセンスする。
【0158】周波数制御CHのキャリアセンスにより、
周波数制御CHが使用中であると判断した場合は、所定
時間待った後、再度周波数制御CHをキャリアセンス
し、所定回数キャリアセンスしても周波数制御CHの空
き状態を検出できなかった場合は、無線通信回線接続動
作を終了する。
【0159】周波数制御CHのキャリアセンスにより、
周波数制御CHの空きを確認できた場合は、無線送信部
112の送信周波数(送信CH)を周波数制御CHにセ
ットして、上述した無線接続制御情報(通信相手先とな
る画像形成装置に有線接続されている通信子局の子局I
Dが付加されている)を含む無線通信回線接続要求情報
を送信する。
【0160】ここで、無線親局100が送信する無線接
続制御情報のデータフォーマットの一例を図17に示
す。無線親局100は、無線通信回線接続要求情報の送
信後、無線受信部113の受信CHを先に捕捉(選択)
したデータ通信CH(空きCH)の周波数にセットし
て、各無線子局101〜105のいずれかからの無線通
信回線接続応答情報の受信を待つ。但し、所定時間待っ
ても無線通信回線接続応答情報を受信できない場合は、
無線通信回線接続動作を終了する。
【0161】所定時間内に、各無線子局101〜105
のいずれかからの無線通信回線接続応答情報を受信した
場合は、両者の(無線親局100と無線通信回線接続応
答情報を返送した無線子局との)無線通信回線の接続が
完了したことになり、無線通信回線接続動作を終了す
る。
【0162】その後、無線親局100は、無線送信部1
12の送信周波数(送信CH)を先に捕捉したデータ通
信CHの周波数にセットして、データ通信装置7から受
信し、バッファリングしておいたポーリングコマンドま
たはセレクティングコマンドを含むデータを送信する。
【0163】一方、各無線子局101〜105はそれぞ
れ、通常、無線受信部123の受信周波数(受信CH)
を周波数制御CHの周波数に同調させておき、無線親局
100から周波数制御CHで送信される無線接続制御情
報を含む無線通信回線接続要求情報を監視し、無線通信
回線接続要求情報を受信した時に、図18に示す無線通
信回線接続動作を開始する。
【0164】図18は、無線子局101〜105による
無線通信回線接続動作の一例を示すフローチャートであ
る。各無線子局101〜105はそれぞれ、無線通信回
線接続動作を開始すると、まず受信した無線通信回線接
続要求情報に含まれている無線接続制御情報中のメーカ
コード,子局IDが自身の不揮発性メモリ126に記憶
されているメーカコード,子局ID(呼出名称)と一致
するか否かを調べ、一致していなければ今回の無線通信
回線接続要求情報の受信を無効とし、無線通信回線接続
動作を終了し、他の無線通信回線接続要求情報の受信待
ちの状態に戻る。
【0165】メーカコード,子局IDが自身のものと一
致した場合は、受信した無線通信回線接続要求情報に含
まれている無線接続制御情報中のCH情報に基づいて、
送受信CHをセット、つまり無線送信部122の送信周
波数(送信CH)を指定された(無線親局100で先に
捕捉された)データ通信CH(空きCH)の周波数にセ
ットし、無線受信部123の受信周波数(受信CH)を
指定されたデータ通信CHの周波数にセットする。
【0166】その後、指定されたデータ通信CHをキャ
リアセンスし、そのデータ通信CHが使用可能なCHで
あると判断した場合に、無線通信回線接続応答情報を送
信(返送)し、それによって両者の(この無線子局と無
線親局100との)無線通信回線の接続が完了するた
め、無線通信回線接続動作を終了する。以上により、無
線親局100と通信相手先となる画像形成装置が有線接
続されている無線子局との間で無線通信回線を形成し、
この無線通信回線を介してデータ通信装置7と上記画像
形成装置との間で通信を実施することができる。
【0167】以下、この発明の実施形態(無線親局10
0が無線子局101〜105との無線通信回線を形成す
る際に使用する子局IDとデバイスコード(識別番号)
の管理テーブルの生成処理を含む処理)について説明す
る。
【0168】まず、第1実施形態(請求項1の発明に係
わる処理)について説明する。前述した通り、各画像形
成装置1〜5はそれぞれ、予め定められたセレクティン
グ機能を示す特定コード(又はコードの組み合わせ)、
つまりセレクィング信号により、次に続くデバイスコー
ドと自己のデバイスコードとを比較し、両コードが一致
した時に自分がセレクティングされたことを知る。
【0169】セレクティングされた画像形成装置は、送
出すべきデータがある場合には、予め定められた特定コ
ード(又はコードの組み合わせ)によるビジー(bus
y)応答を出力し、送出すべきデータがない場合には、
セレクティングに対応可能か否かを判断し、対応可能な
らば予め定められた特定コード(又はコードの組み合わ
せ)による肯定応答を出力し、対応不可能の場合は、予
め定められた特定コード(又はコードの組み合わせ)に
よる否定応答を出力する。
【0170】図19は、各無線子局101〜105によ
るデバイスコード取得処理の一例を示すフローチャート
である。各無線子局101〜105はそれぞれ、自局に
有線接続している画像形成装置に設定可能な複数の異な
るデバイスコードN(「1」〜「10」のような有限な
値)を1つずつ(最初は「1」)セレクティングコマン
ドに付加して順次シリアル通信インタフェースRS−4
85上に送出する(デバイスコードNの画像形成装置へ
セレクティングする)。
【0171】上記シリアル通信インタフェースRS−4
85を介して無線子局101〜105をそれぞれ有線接
続している画像形成装置は、セレクティングコマンドに
続く(付加された)デバイスコードNと自己のデバイス
コードとを比較照合し、両コードが一致している時は所
定の応答情報(ビジー応答,肯定応答,または否定応答
のいずれか)を出力し、一致していない時は所定の応答
情報を出力しない(無応答)。
【0172】無線子局101〜105はそれぞれ、出力
したセレクティングコマンドに対して所定の応答情報
(正常な応答情報)を受信すると、その応答情報を送信
した画像形成装置のデバイスコード、つまりそのセレク
ティングコマンドに付加した(含めた)デバイスコード
を不揮発性メモリ126に記憶(登録)し、それにより
自局を有線接続している画像形成装置のデバイスコード
を取得する。
【0173】なお、セレクティングコマンドに「1」か
ら「10」のデバイスコードを1つずつ付加して出力し
ても、つまりいずれのセレクティングコマンドに対して
も、所定の応答情報を受信しなかった場合には、その旨
をLED表示部128に表示するようにすることもでき
る。
【0174】図20は無線子局101〜105による子
局ID/デバイスコード送信動作の一例(請求項1の発
明に係わる処理)を、図21は無線親局100による無
線親局テーブル生成動作の一例(請求項1の発明に係わ
る処理)をそれぞれ示すフローチャートである。なお、
以下の説明では、無線局間の無線通信回線接続動作の詳
細は省略する。
【0175】各無線子局101〜105はそれぞれ、ス
イッチ部127の所定の操作により、子局ID/デバイ
スコード送信モードになると、まず自局を有線接続して
いる画像形成装置のデバイスコードを取得する。このデ
バイスコードの取得方法は、前述の通りである。
【0176】次に、不揮発性メモリ126に記憶されて
いる親局ID(無線親局100の識別情報)および子局
ID(自局の識別情報)を読み出し、この親局ID,子
局ID,および先に取得したデバイスコードを無線接続
制御情報に付加し、その無線接続制御情報を含む無線通
信回線接続要求情報を無線親局100へ送信する。ここ
で、各無線子局101〜105がそれぞれ送信する無線
接続制御情報のデータフォーマットの一例を図22に示
す。
【0177】そして、無線親局100へ送信した無線通
信回線接続要求情報に対して、所定時間内に無線親局1
00から無線通信回線接続応答情報を受信すると、送信
した無線通信回線接続要求情報(子局IDおよびデバイ
スコードを含む)が無線親局100で正常に受信された
と判断して、図20の処理を終了し、子局ID/デバイ
スコード送信モードを解除(終了)する。
【0178】無線親局100へ送信した無線通信回線接
続要求情報に対して、所定時間待っても、無線親局10
0から無線通信回線接続応答情報を受信できなかった場
合は、無線親局100が受信不可能な状態にあると判断
して、図20の処理を終了し、子局ID/デバイスコー
ド送信モードを解除する。
【0179】なお、この例では、子局IDおよびデバイ
スコードを無線通信回線接続要求情報と同時に送信する
(子局IDおよびデバイスコードが付加された無線接続
制御情報を含む無線通信回線接続要求情報を送信する)
ようにしたが、無線通信回線接続要求情報の送信により
無線通信回線が接続(形成)された後、その無線通信回
線上で送信するようにしてもよい。
【0180】一方、無線親局100は、スイッチ部11
7の所定の操作によって管理テーブル生成モードにな
り、この動作モードの間に、無線子局101〜105の
いずれかから無線接続制御情報を含む無線通信回線接続
要求情報を受信した場合は、その無線接続制御情報に付
加されている(含まれている)親局IDが自己(自局)
の親局ID(不揮発性メモリ116に記憶されている親
局ID)と一致するか否かをチェックする。
【0181】そして、受信した無線通信回線接続要求情
報中の無線接続制御情報に付加されている親局IDが自
己の親局IDと一致する場合は、無線通信回線接続応答
情報を返送すると共に、受信した無線通信回線接続要求
情報の無線接続制御情報に含まれている子局IDおよび
デバイスコードを読み取り、それらを関連付けて第2の
管理テーブル(制御部114内のRAMに予め確保され
ている)に記憶することにより、その管理テーブルを更
新する。
【0182】第2の管理テーブルを更新した後は、その
第2の管理テーブルの内容(記憶した情報)が正しいか
どうか(異常か)を検査し、その検査によって異常を検
出できず、第2の管理テーブルの内容が正しいと認識し
た場合はそのまま、異常を検出し、第2の管理テーブル
の内容に異常があると認識した場合はその旨をLED表
示部118によって表示した後、他の無線子局からの無
線通信回線接続要求情報の送信に備え、受信待機状態に
戻る。
【0183】受信した無線通信回線接続要求情報中の無
線接続制御情報に付加されている親局IDが自己の親局
IDと一致しない場合は、無線子局101〜105のい
ずれかからの無線通信回線接続要求情報の送信は自己へ
の送信ではないので、その受信を無効にして、受信待機
状態に戻る。
【0184】この例では、複数の無線子局101〜10
5があるため、それぞれの無線子局101〜105につ
いて、画像形成装置の設置者であるサービスマンが上述
した送信動作を行なわせるための操作(送信操作)を実
施する。それによって、無線親局100は、無線子局1
01〜105から順次送信される情報を順次受信して第
2の管理テーブルに記憶する毎に第2の管理テーブルの
内容を検査する。
【0185】全ての無線子局101〜105について、
サービマンが送信操作を終了し、第2の管理テーブルの
内容に矛盾がないことが確認できたならば、無線親局1
00のスイッチ部117の所定の操作(テーブル更新操
作)によって、第1の管理テーブルの内容を第2の管理
テーブルの内容に置き換えて(第2の管理テーブルに記
憶された情報を第1の管理テーブルに記憶して)第1の
管理テーブルを更新させ、管理テーブル生成モードを終
了させる。
【0186】但し、第2の管理テーブルの内容に異常が
あることが確認できたなどで、第1の管理テーブルを更
新したくない場合は、無線親局100のスイッチ部11
7の所定の操作(モード終了操作)により、第1の管理
テーブルを更新せずに管理テーブル生成モードを終了さ
せる。
【0187】次に、第2実施形態(請求項2〜9の発明
に係わる処理)について説明する。この第2実施形態で
は、第1実施形態と異なる部分のみを説明する。図23
および図24は無線親局100による無線親局テーブル
生成動作の他の例(請求項2〜9の発明に係わる処理)
を示すフローチャート、図25はそのテスト通信のサブ
ルーチンの一例を示すフローチャートである。
【0188】無線親局100は、受信した無線通信回線
接続要求情報中の無線接続制御情報に含まれている子局
IDおよびデバイスコードを読みとった後、その子局I
Dが第2の管理テーブルに既に存在するかどうかをチェ
ックし、既に存在すると認識した場合は、その子局ID
と関連付けて第2の管理テーブルに記憶されているデバ
イスコードを先に読み取った(今回受信した)デバイス
コードに書き換える(請求項2の発明に係わる処理)。
【0189】先に読み取った子局IDが第2の管理テー
ブルに存在しないと認識した場合は、先に読み取った子
局IDおよびデバイスコードを関連付けて第2の管理テ
ーブルに新規に記憶する(追加)することにより、その
管理テーブルを更新する。その後、第2の管理テーブル
に記憶されているデバイスコードをLED表示部118
に表示する(請求項3の発明に係わる処理)。
【0190】デバイスコードの表示方法としては、例え
ば、無線親局100が管理する画像形成装置の最大数が
5台だとすれば、LED表示部118に図26に示すよ
うな5個のLEDを設け、その個々のLEDをデバイス
コード「1」〜「5」にそれぞれ割り当て、第2の管理
テーブルに記憶されているデバイスコードをそれに対応
するLEDのみを点灯させることにより表示させる方法
があるが、その方法を用いることによってコストを削減
することができる。
【0191】デバイスコードの表示を行なった後は、第
2の管理テーブルに記憶されているデバイスコードが重
複する(同じデバイスコードが複数存在する)か否かを
検査し、重複すると認識した場合は、その旨を画像形成
装置の異常としてLED表示部118に表示する。例え
ば、LED表示部118に図26に示したような5個の
LEDを設けている場合は、重複するデバイスコードに
対応するLEDを点滅させる(請求項4の発明に係わる
処理)。
【0192】次いで、第2の管理テーブルに記憶されて
いるデバイスコードが重複する旨を示す情報(重複情
報)を含む無線通信回線接続応答情報を、そのデバイス
コードが付加されている無線接続制御情報を含む無線通
信回線接続要求情報を送信した無線子局へ返送(送信)
する(請求項5の発明に係わる処理)。
【0193】また、第2の管理テーブルに記憶されてい
るデバイスコードに重複がなく、いままで第2の管理テ
ーブルに記憶されているデバイスコードが重複する旨を
LED表示部118に表示していた場合は、第2の管理
テーブルに記憶されているデバイスコードの重複が解消
されたと判断し、その表示(重複表示)を解除(停止)
する(請求項7の発明に係わる処理)。また、その重複
表示の解除を要求する情報(表示解除要求情報)を含む
無線通信回線接続応答情報を返送する。
【0194】その後、第2の管理テーブルに記憶されて
いるデバイスコードと第1の管理テーブルに記憶されて
いるデバイスコードとを比較照合して、第2の管理テー
ブルでデバイスコードが不足しているか否かを検査し、
デバイスコードが不足していると認識した場合は、その
旨を画像形成装置の異常としてLED表示部118に表
示する。例えば、LED表示部118に図26に示した
ような5個のLEDを設けている場合は、不足している
デバイスコードに対応するLEDを重複表示とは周期を
変えて点滅させる(請求項6の発明に係わる処理)。
【0195】また、第2の管理テーブルではデバイスコ
ードに不足がなく、いままで第2の管理テーブルでデバ
イスコードが不足している旨をLED表示部118に表
示していた場合は、第2の管理テーブルにおけるデバイ
スコードの不足が解消されたと判断し、その表示(不足
表示)を解除する(請求項7の発明に係わる処理)。
【0196】以上により、第2の管理テーブル内の重複
しているデバイスコードと第1の管理テーブルに比べて
不足しているデバイスコードに対応するLEDが点滅表
示される。
【0197】一方、スイッチ部117の所定の操作によ
ってテーブル照合の要求(テーブル照合操作)があった
場合は、図25に示すように、第1の管理テーブルに記
憶されている子局IDと第2の管理テーブルに記憶され
ている子局IDとを比較照合して、第2の管理テーブル
で子局IDが不足している(未受信の無線子局がある)
か否かを検査し、子局IDが不足していると認識した場
合は、その子局IDの無線子局(未受信の無線子局)に
対して順次テスト通信を実施する。
【0198】テスト通信を実施する場合は、まず不足し
ている子局IDの無線子局との無線通信回線を形成し、
その子局IDの無線子局を有線接続している画像形成装
置からそのデバイスコードを取得する。この取得処理
は、前述した無線子局100におけるデバイスコード取
得処理を無線通信回線を介して無線親局100が実施す
ることによって行なうことが可能である。
【0199】次いで、不足する子局IDの無線子局を有
線接続している画像形成装置から取得したデバイスコー
ドをその子局IDと共に第2の管理テーブルに記憶する
(請求項8の発明に係わる処理)。
【0200】このとき、テスト通信(無線通信)の相手
先である無線子局から応答がなかった場合、その理由と
して、その無線子局が撤去されている場合とテスト通信
が正常に行なわれなかった場合とが考えられるが、前者
の場合は画像形成装置の設置者自身が認識でき、後者の
場合はデバイスコードの不足として表示されるため、認
識することができる。
【0201】以上により、新たに追加された無線子局お
よび画像形成装置の情報および既設の無線子局および画
像形成装置の情報の全てが無線親局100の第2の管理
テーブルに記憶され、これらの情報についてデバイスコ
ードの重複および第1の管理テーブルに対する不足を検
査することにより、最新の設置形態についての異常を正
しく判定することができる。
【0202】さらに、無線親局100は、依然として無
線親局テーブル生成モードにあるため、無線子局から上
述した情報を送信させる送信操作を実施すれば、その情
報を受信して第2の管理テーブルを更新し、再度検査を
実施する。すなわち、無線親局100の異常表示によ
り、異常を認識し、それを修正した後、上記送信操作を
実施すれば、無線親局100の第2の管理テーブルも修
正され、異常表示が解除される。よって、画像形成装置
の設置者であるサービスマンの過ちを容易に認識するこ
とができ、その過ちを容易に修正でき、その修正結果を
確認することもできる。
【0203】以上により、サービスマンによって無線親
局100の第2の管理テーブルの内容に異常がないこと
が確認できたならば、スイッチ部117の所定の操作
(テーブル更新操作)により、第2の管理テーブルに記
憶されているデバイスコードに重複(他の明らかな矛盾
でもよい)があるかどうかをチェックし、重複がないと
認識した場合は、第1の管理テーブルの内容を第2の管
理テーブルによって更新し(第2の管理テーブルに記憶
された情報を第1の管理テーブルに記憶し)、管理テー
ブル生成モードを終了する。
【0204】しかし、第2の管理テーブルに記憶されて
いるデバイスコードに重複があると認識した場合は、明
らかに設定ミスであるため、第1の管理テーブルを更新
しないようにその動作を禁止する(請求項9の発明に係
わる処理)。
【0205】図27は、各無線子局101〜105によ
る子局ID/デバイスコード送信動作の他の例(請求項
5の発明に係わる処理)を示すフローチャートである。
各無線子局101〜105はそれぞれ、スイッチ部12
7の所定の操作により、子局ID/デバイスコード送信
モードになると、図20と同様の処理により、親局I
D,子局ID,およびデバイスコードが付加された無線
接続制御情報を含む無線通信回線接続要求情報を無線親
局100へ送信する。
【0206】そして、無線親局100へ送信した無線通
信回線接続要求情報に対して、所定時間内に無線親局1
00から無線通信回線接続応答情報を受信すると、送信
した無線通信回線接続要求情報(子局IDおよびデバイ
スコードを含む)が無線親局100で正常に受信された
と判断し、受信した無線通信回線接続応答情報に重複情
報が含まれているかどうかを判断して、その無線通信回
線接続応答情報に重複情報が含まれていなければそのま
ま図27の処理を終了し、子局ID/デバイスコード送
信モードを解除する。
【0207】また、受信した無線通信回線接続応答情報
に重複情報が含まれている場合(重複情報を受信した場
合)は、無線親局100の第2の管理テーブルに記憶さ
れているデバイスコードが重複する旨(設定したデバイ
スコードが重複している旨)をデバイスコードの異常と
してLED表示部128に表示した(重複表示を行なっ
た)後、図27の処理を終了し、子局ID/デバイスコ
ード送信モードを解除する。
【0208】無線親局100へ送信した無線通信回線接
続要求情報に対して、所定時間待機しても無線親局10
0から無線通信回線接続応答情報を受信できなかった場
合は、そのまま図27の処理を終了し、子局ID/デバ
イスコード送信モードを解除する。
【0209】なお、受信した無線通信回線接続応答情報
に重複情報が含まれていない場合(重複情報を受信しな
かった場合)、その無線通信回線接続応答情報に表示解
除要求情報が含まれているかどうかを判断して、表示解
除要求情報が含まれている場合にはLED表示部128
の重複表示を解除した後、図27の処理を終了し、子局
ID/デバイスコード送信モードを解除するようにする
こともできる。
【0210】次に、第3実施形態(請求項10の発明に
係わる処理)について説明する。この第3実施形態で
は、第2実施形態と異なる部分のみを説明する。図28
は、図23のテスト通信のサブルーチンの他の例(請求
項10の発明に係わる処理)を示すフローチャートであ
る。
【0211】無線親局100は、図23および図24に
よって説明した処理と同様の処理を行なうが、スイッチ
部117の所定の操作によってテーブル照合の要求(テ
ーブル照合操作)があった場合は、図28に示すよう
に、第1の管理テーブルに記憶されている子局IDと第
2の管理テーブルに記憶されている子局IDとを比較照
合して、第2の管理テーブルで子局IDが不足している
(未受信の無線子局がある)か否かを検査する。
【0212】そして、第2の管理テーブルで子局IDが
不足していると認識した場合は、その子局IDの無線子
局(未受信の無線子局)に対して順次テスト通信を実施
し、その子局IDの無線子局からデバイスコードを取得
すると共に、その子局IDの無線子局を有線接続してい
る画像形成装置からそのデバイスコードを取得し、そ画
像形成装置から取得したデバイスコードをその子局ID
と共に第2の管理テーブルに記憶する。
【0213】次に、不足している子局IDの無線子局を
有線接続している画像形成装置から取得したデバイスコ
ードとその無線子局から取得したデバイスコードとを比
較照合して両者が一致するか否かをチェックし、両者が
一致していないと認識した場合は、その旨を異常として
LED表示部118に表示する。
【0214】次に、第4実施形態(請求項11の発明に
係わる処理)について説明する。この第4実施形態で
は、第1〜3の実施形態と異なる部分のみを説明する。
図29は、各無線子局101〜105による子局ID/
デバイスコード送信動作の更に他の例(請求項11の発
明に係わる処理)を示すフローチャートである。
【0215】各無線子局101〜105はそれぞれ、ス
イッチ部127の所定の操作により、子局ID/デバイ
スコード送信モードになると、図20と同様の処理によ
り、親局ID,子局ID,およびデバイスコードが付加
された無線接続制御情報を含む無線通信回線接続要求情
報を無線親局100へ送信する。
【0216】そして、無線親局100へ送信した無線通
信回線接続要求情報に対して、所定時間内に無線親局1
00から無線通信回線接続応答情報を受信すると、送信
した無線通信回線接続要求情報が無線親局100で正常
に受信されたと判断し、受信した無線通信回線接続応答
情報に重複情報が含まれているかどうかを判断して、そ
の無線通信回線接続応答情報に重複情報が含まれていな
ければそのまま図29の処理を終了し、子局ID/デバ
イスコード送信モードを解除する。
【0217】また、受信した無線通信回線接続応答情報
に重複情報が含まれている場合は、無線親局100の第
2の管理テーブルに記憶されているデバイスコードが重
複する旨をLED表示部128に表示した後、図29の
処理を終了し、子局ID/デバイスコード送信モードを
解除する。
【0218】無線親局100へ送信した無線通信回線接
続要求情報に対して、所定時間待機しても無線親局10
0から無線通信回線接続応答情報を受信できなかった場
合は、同じ無線通信回線接続要求情報を再び無線親局1
00へ送信するが、それを所定回数繰り返しても、無線
親局100から無線通信回線接続応答情報(正常な応答
情報)を受信できなかった場合は、その旨(NG)を表
示した後、図29の処理を終了し、子局ID/デバイス
コード送信モードを解除する。
【0219】なお、受信した無線通信回線接続応答情報
に重複情報が含まれていない場合、その無線通信回線接
続応答情報に表示解除要求情報が含まれているかどうか
を判断して、表示解除要求情報が含まれている場合には
LED表示部128の重複表示を解除した後、図29の
処理を終了し、子局ID/デバイスコード送信モードを
解除するようにすることもできる。
【0220】以上、この発明を画像形成装置(被遠隔管
理装置)を遠隔管理するための遠隔管理システム(画像
形成装置管理システム)に適用した実施形態について説
明したが、この発明はこれに限らず、複写装置の複写枚
数を部門別に管理するキーカード装置やガスメータ,電
力量メータ,自動販売機等の各種の被遠隔管理装置を遠
隔管理するための遠隔管理システムに適用可能である。
【0221】
【発明の効果】以上説明してきたように、請求項1の発
明の遠隔管理システムによれば、無線装置の無線親局あ
るいはそれを内蔵しているデータ通信装置が、登録用の
管理テーブルである第1の管理テーブルとは別に、一時
的に無線子局が無線送信する被遠隔管理装置の識別情報
およびその無線子局の識別情報を関連付けて記憶する第
2の管理テーブルを設け、この第2の管理テーブルに記
憶した情報が正しいかどうかを検査した上でその情報を
第1の管理テーブルに記憶して登録することにより、以
下に示すような効果を得ることができる。
【0222】すなわち、被遠隔管理装置を含む各装置の
設置時に、その被遠隔管理装置の識別情報および無線装
置の無線子局の識別情報(子局ID)を無線親局あるい
はそれを有線接続あるいは内蔵するデータ通信装置に正
確且つ確実に登録することが可能になり、しかも装置の
設定ミスを容易に認識することが可能になる。
【0223】請求項2の発明の遠隔管理システムによれ
ば、請求項1の発明と同様の効果に加え、被遠隔管理装
置へのその識別情報の登録(設定)や、無線装置の無線
子局から無線親局あるいはそれを内蔵しているデータ通
信装置への被遠隔管理装置の識別情報の送信操作に誤り
があった場合のやり直しが容易になるという効果も得る
ことができる。
【0224】請求項3の発明の遠隔管理システムによれ
ば、請求項1又は2の発明と同様の効果に加え、サービ
スマンにとって、無線装置の無線親局あるいはデータ通
信装置への無線子局の識別情報と被遠隔管理装置の識別
情報の登録結果の確認が容易になるという効果も得るこ
とができる。
【0225】請求項4の発明の遠隔管理システムによれ
ば、請求項1〜3のいずれかの発明と同様の効果に加
え、無線装置の無線親局あるいはそれを内蔵しているデ
ータ通信装置に被遠隔管理装置の識別情報が重複して登
録(記憶)された場合、その登録の誤り、つまり被遠隔
管理装置への識別情報の設定の誤りをサービスマンが認
識でき、早急な原因解明が可能になるという効果も得る
ことができる。
【0226】請求項5の発明の遠隔管理システムによれ
ば、請求項1〜4のいずれかの発明と同様の効果に加
え、無線親局あるいはそれを内蔵しているデータ通信装
置に被遠隔管理装置の識別情報が重複して登録された場
合、その登録の誤りをサービスマンが早期に認識でき、
より早急な原因解明が可能になるという効果を得ること
ができる。
【0227】請求項6の発明の遠隔管理システムによれ
ば、請求項1〜5のいずれかの発明と同様の効果に加
え、無線装置の無線親局あるいはそれを内蔵しているデ
ータ通信装置に登録すべき被遠隔管理装置の識別情報が
不足している場合、つまり無線親局あるいはそれを内蔵
しているデータ通信装置への識別情報の再登録が必要な
被遠隔管理装置が存在する場合、その被遠隔管理装置を
容易に認識することができる。
【0228】請求項7の発明の遠隔管理システムによれ
ば、請求項4〜6のいずれかの発明と同様の効果に加
え、サービスマンは設置した被遠隔管理装置の識別情報
を設定するための操作のやり直しが正しくできたかどう
かを容易に確認できるという効果を得ることができる。
【0229】請求項8の発明の遠隔管理システムによれ
ば、請求項1〜7のいずれかの発明と同様の効果に加
え、無線装置の無線親局あるいはそれを内蔵しているデ
ータ通信装置への再送信操作が不要になるという効果も
得ることができる。請求項9の発明の遠隔管理システム
によれば、請求項1〜8のいずれかの発明と同様の効果
に加え、無線装置の無線親局あるいはそれを内蔵してい
るデータ通信装置に誤った情報が登録されずに済む。
【0230】請求項10の発明の遠隔管理システムによ
れば、請求項8の発明と同様の効果に加え、無線装置の
無線親局あるいはそれを内蔵しているデータ通信装置
が、被遠隔管理装置の識別情報を取得しようとしたとき
に、その被遠隔管理装置の電源がOFFになっていてそ
の識別情報を取得できないような場合、対応する異常表
示によってサービスマンに知らせることができるため、
被遠隔管理装置の識別情報の誤りの検査をより正確に行
なえるという効果も得ることができる。
【0231】請求項11の発明の遠隔管理システムによ
れば、請求項1〜10のいずれかの発明と同様の効果に
加え、無線子局から無線親局への被遠隔管理装置の識別
情報および無線子局の識別情報の無線送信の際に、その
送信結果を被遠隔管理装置の設置者であるサービスマン
が無線親局の側に行かずに認識できるという効果も得る
ことができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】この発明を実施する画像形成装置管理システム
(遠隔管理システム)の構成例を示すブロック図であ
る。
【図2】この発明の基礎となる画像形成装置管理システ
ムの構成例を示すブロック図である。
【図3】図2の画像形成装置1〜5の制御部の構成例を
示すブロック図である。
【図4】図3のパーソナルI/F18の構成例を示すブ
ロック図である。
【図5】図2の画像形成装置1〜5の操作表示部の構成
例を示すレイアウト図である。
【図6】図5の文字表示器83に電源投入時に表示され
る画像形成モード画面の一例を示す図である。
【図7】図2のデータ通信装置7の一例を示すブロック
構成図である。
【図8】図7のNCU47の構成例を示すブロック図で
ある。
【図9】図7のデータ通信装置7におけるセレクティン
グ動作の一例を示すフロー図である。
【図10】同じくポーリング動作の一例を示すフロー図
である。
【図11】この発明を実施する画像形成装置管理システ
ムの他の構成例を示すブロック図である。
【図12】図1,図11の無線親局100の構成例を示
すブロック図である。
【図13】図1,図11の無線子局101〜105の構
成例を示すブロック図である。
【図14】図1に示した画像形成装置管理システムの場
合の無線親局100の第1の管理テーブルの一例を示す
図である。
【図15】同じく図11に示した画像形成装置管理シス
テムの場合の無線親局100の第1の管理テーブルの一
例を示す図である。
【図16】図12に示した無線親局100による無線通
信回線接続動作の一例を示すフロー図である。
【図17】図12に示した無線親局100から送信され
る無線接続制御情報のデータフォーマットの一例を示す
図である。
【図18】図13に示した無線子局101〜105によ
る無線通信回線接続動作の一例を示すフロー図である。
【図19】図13に示した無線子局101〜105によ
るデバイスコード取得処理の一例を示すフロー図であ
る。
【図20】図13に示した無線子局101〜105によ
る子局ID/デバイスコード送信動作の一例(請求項1
の発明に係わる処理)を示すフロー図である。
【図21】図12に示した無線親局100による無線親
局テーブル生成動作の一例(請求項1の発明に係わる処
理)を示すフロー図である。
【図22】図13に示した無線子局101〜105から
それぞれ送信される無線接続制御情報のデータフォーマ
ットの一例を示す図である。
【図23】図13に示した無線子局101〜105によ
る無線親局テーブル生成動作の他の例(請求項2〜9の
発明に係わる処理)を示すフロー図である。
【図24】その続きを示すフロー図である。
【図25】図23のテスト通信のサブルーチンの一例を
示すフロー図であ。
【図26】図12に示した無線親局100のLED表示
部118の一部の構成例を示すレイアウト図である。
【図27】図13に示した各無線子局101〜105に
よる子局ID/デバイスコード送信動作の他の例(請求
項5の発明に係わる処理)を示すフロー図である。
【図28】図23のテスト通信のサブルーチンの他の例
(請求項10の発明に係わる処理)を示すフロー図であ
る。
【図29】図13に示した各無線子局101〜105に
よる子局ID/デバイスコード送信動作の更に他の例
(請求項11の発明に係わる処理)を示すフロー図であ
る。
【図30】従来の画像形成装置管理システムにおけるデ
ータ通信装置と複数の画像形成装置との間を無線化した
場合の問題点を説明するための図である。
【図31】同じく他の問題点を説明するための図であ
る。
【符号の説明】
1〜5:画像形成装置 6:中央制御装置 7:データ通信装置 8:公衆回線 11,21,41:CPU 13,42:ROM 14,43:RAM 15,44:不揮発性RAM 17a,17b,17c:シリアル通信制御ユニット 18:パーソナルI/F 30:デバイスコード設定スイッチ 31:PPCコントローラ 46:画像形成装置I/F 47:NCU 48:モデム 49,118,128:LED表示部 51:保護回路 52:ループ電流検出回路 53:リンギング検出回路 54:ライン切替回路 55:ループ形成回路 100:無線親局 101〜105:無線子局 111,121:アンテナ 112,122:無線送信部 113,123:無線受信部 114,124:制御部 115,125:RS485ドライバ 116,126:不揮発性メモリ 117,127:スイッチ部
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (51)Int.Cl.7 識別記号 FI テーマコート゛(参考) G06F 13/00 301 H04M 11/00 301 5K030 357 H04Q 9/00 301B 5K033 H04L 12/24 311H 5K048 12/26 321E 5K101 H04M 11/00 301 H04L 11/00 310B H04Q 9/00 301 B41J 29/00 E 311 H04L 11/08 321 Fターム(参考) 2C061 AP03 AP04 HJ08 HK19 HQ01 HQ20 HV35 2H027 EJ08 EJ13 EJ15 5B021 AA01 BB04 EE02 5B083 AA05 BB06 CE01 DD02 DD10 EE07 EF06 EF12 GG08 5B089 GA01 GA04 HA11 JB15 KA12 KB06 KC15 MC11 5K030 GA11 HB06 HB08 HC01 HD09 JA10 KA04 MC09 MD09 5K033 AA05 BA08 DA01 DA06 DA17 DB12 DB14 DB20 EA07 EC01 EC02 EC03 5K048 AA01 BA01 CA03 DA02 DB01 DC01 EA11 EB01 EB02 EB03 EB12 FA05 FA07 GC02 HA01 HA02 HA05 HA07 HA13 HA21 5K101 KK01 KK12 LL01 LL03 LL12 MM04 MM05 MM07 NN03 NN04 NN06 NN18 NN25 NN34 PP03 SS07 TT06 UU16

Claims (11)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 画像形成装置等の被遠隔管理装置と、こ
    の被遠隔管理装置と通信回線を介してデータ通信するデ
    ータ通信装置と、このデータ通信装置と公衆回線を介し
    て接続される中央制御装置とを備え、前記中央制御装置
    が、前記公衆回線,前記データ通信装置,および前記通
    信回線を介して前記被遠隔管理装置を遠隔管理する遠隔
    管理手段を有する遠隔管理システムにおいて、 前記データ通信装置と前記被遠隔管理装置との間の通信
    回線を無線化する無線装置を設け、 前記無線装置が、前記データ通信装置に有線接続あるい
    は内蔵される無線親局と、前記被遠隔管理装置に有線接
    続あるいは内蔵される無線子局とからなり、 前記無線装置の無線子局に、自局を有線接続あるいは内
    蔵している被遠隔管理装置の識別情報を取得する手段
    と、該手段によって取得した被遠隔管理装置の識別情報
    および当該無線子局の識別情報を前記無線親局へ無線送
    信する無線送信手段とを設け、 前記無線装置の無線親局あるいは該無線親局を内蔵して
    いるデータ通信装置に、前記無線子局と前記被遠隔管理
    装置との接続形態を管理する第1の管理テーブルと、前
    記第1の管理テーブルによって通信先となる被遠隔管理
    装置に接続されている無線子局の識別情報を判別する手
    段と、前記無線子局から被遠隔管理装置の識別情報およ
    び該無線子局の識別情報を受信したとき、その各識別情
    報を関連付けて第2の管理テーブルに記憶して該管理テ
    ーブルを更新する第2テーブル更新手段と、該手段によ
    って前記第2の管理テーブルに記憶された情報が正しい
    かどうかを検査する情報検査手段と、該手段による検査
    によって上記第2の管理テーブルに記憶された情報が正
    しいと認識した場合に、該情報を前記第1の管理テーブ
    ルに記憶して該管理テーブルを更新する第1テーブル更
    新手段とを設けたことを特徴とする遠隔管理システム。
  2. 【請求項2】 請求項1記載の遠隔管理システムにおい
    て、 前記第2テーブル更新手段が、前記無線子局から被遠隔
    管理装置の識別情報および該無線子局の識別情報を受信
    したとき、該無線子局の識別情報が前記第2の管理テー
    ブルに既に存在するかどうかをチェックし、前記受信し
    た無線子局の識別情報が前記第2の管理テーブルに既に
    存在すると認識した場合に、該第2の管理テーブルに該
    無線子局の識別情報と関連付けて記憶された被遠隔管理
    装置の識別情報を前記受信した被遠隔管理装置の識別情
    報に書き換える手段を有することを特徴とする遠隔管理
    システム。
  3. 【請求項3】 請求項1又は2記載の遠隔管理システム
    において、 前記無線装置の無線親局あるいは該無線親局を内蔵して
    いるデータ通信装置に、前記第2テーブル更新手段によ
    って前記第2の管理テーブルに記憶された被遠隔管理装
    置の識別情報を表示する手段を設けたことを特徴とする
    遠隔管理システム。
  4. 【請求項4】 請求項1乃至3のいずれか一項に記載の
    遠隔管理システムにおいて、 前記無線装置の無線親局あるいは該無線親局を内蔵して
    いるデータ通信装置の情報検査手段が、前記第2テーブ
    ル更新手段によって前記第2の管理テーブルに記憶され
    た被遠隔管理装置の識別情報が重複するか否かを検査す
    る手段を有し、 前記無線装置の無線親局あるいは該無線親局を内蔵して
    いるデータ通信装置に、前記情報検査手段による検査に
    より、前記第2の管理テーブルに記憶された遠隔管理装
    置の識別情報が重複すると認識した場合に、その旨を被
    遠隔管理装置の識別情報の異常として表示する異常表示
    手段を設けたことを特徴とする遠隔管理システム。
  5. 【請求項5】 請求項1乃至4のいずれか一項に記載の
    遠隔管理システムにおいて、 前記無線装置の無線親局あるいは該無線親局を内蔵して
    いるデータ通信装置の情報検査手段が、前記第2テーブ
    ル更新手段によって前記第2の管理テーブルに記憶され
    た被遠隔管理装置の識別情報が重複するか否かを検査す
    る手段を有し、 前記無線装置の無線親局あるいは該無線親局を内蔵して
    いるデータ通信装置に、前記情報検査手段による検査に
    より、前記第2の管理テーブルに記憶された被遠隔管理
    装置の識別情報が重複すると認識した場合に、その旨を
    示す情報を該識別情報を送信した無線子局へ無線送信す
    る手段を設け、 前記無線装置の無線子局あるいは該無線子局を内蔵して
    いる被遠隔管理装置に、前記無線親局あるいは該無線親
    局を有線接続あるいは内蔵しているデータ通信装置から
    被遠隔管理装置の識別情報が重複している旨を示す情報
    を受信したとき、その旨を被遠隔管理装置の識別情報の
    異常として表示する異常表示手段を設けたことを特徴と
    する遠隔管理システム。
  6. 【請求項6】 請求項1乃至5のいずれか一項に記載の
    遠隔管理システムにおいて、 前記無線装置の無線親局あるいは該無線親局を内蔵して
    いるデータ通信装置の情報検査手段が、前記第2テーブ
    ル更新手段によって前記第2の管理テーブルに記憶され
    た被遠隔管理装置の識別情報と前記第1の管理テーブル
    に記憶されている被遠隔管理装置の識別情報とを比較
    し、前記第2の管理テーブルで被遠隔管理装置の識別情
    報が不足しているか否かを検査する手段を有し、 前記無線装置の無線親局あるいは該無線親局を内蔵して
    いるデータ通信装置に、前記情報検査手段による検査に
    より、前記第2の管理テーブルで被遠隔管理装置の識別
    情報が不足していると認識した場合に、その旨を被遠隔
    管理装置の識別情報の異常として表示する異常表示手段
    を設けたことを特徴とする遠隔管理システム。
  7. 【請求項7】 請求項4乃至6のいずれか一項に記載の
    遠隔管理システムにおいて、 前記無線装置の無線親局あるいは該無線親局を内蔵して
    いるデータ通信装置に、前記第2テーブル更新手段によ
    る前記第2の管理テーブルの更新により、該管理テーブ
    ルに記憶された被遠隔管理装置の識別情報の異常が解消
    されたとき、前記異常表示手段による該異常の表示を解
    除する手段を設けたことを特徴とする遠隔管理システ
    ム。
  8. 【請求項8】 請求項1乃至7のいずれか一項に記載の
    遠隔管理システムにおいて、 前記無線装置の無線親局あるいは該無線親局を内蔵して
    いるデータ通信装置の情報検査手段が、前記第2テーブ
    ル更新手段によって前記第2の管理テーブルに記憶され
    た無線子局の識別情報と前記第1の管理テーブルに記憶
    されている無線子局の識別情報とを比較し、前記第2の
    管理テーブルで被遠隔管理装置の識別情報が不足してい
    るか否かを検査する手段を有し、 前記無線装置の無線親局あるいは該無線親局を内蔵して
    いるデータ通信装置に、前記情報検査手段による検査に
    より、前記第2の管理テーブルで無線子局の識別情報が
    不足していると認識した場合に、その不足している識別
    情報の無線子局との無線通信回線を形成し、該無線子局
    を有線接続あるいは内蔵している被遠隔管理装置の識別
    情報を取得する識別情報取得手段と、該手段によって取
    得した被遠隔管理装置の識別情報を前記不足している無
    線子局の識別情報と共に前記第2の管理テーブルに記憶
    する手段を設けたことを特徴とする遠隔管理システム。
  9. 【請求項9】 請求項1乃至8のいずれか一項に記載の
    遠隔管理システムにおいて、 前記無線装置の無線親局あるいは該無線親局を内蔵して
    いるデータ通信装置の情報検査手段が、前記第2テーブ
    ル更新手段によって前記第2の管理テーブルに記憶され
    た無線子局の識別情報に重複等の明らかな矛盾があるか
    どうかを検査する手段を有し、 前記無線装置の無線親局あるいは該無線親局を内蔵して
    いるデータ通信装置に、前記情報検査手段による検査に
    より、前記第2の管理テーブルに記憶された無線子局の
    識別情報に明らかな矛盾があると認識した場合に、前記
    第1テーブル更新手段による前記第1の管理テーブルの
    更新を禁止する手段を設けたことを特徴とする遠隔管理
    システム。
  10. 【請求項10】 請求項8記載の遠隔管理システムにお
    いて、 前記無線装置の無線子局に、前記取得した被遠隔管理装
    置の識別情報を記憶する記憶手段を設け、 前記無線装置の無線親局あるいは該無線親局を内蔵して
    いるデータ通信装置の識別情報取得手段が、前記第2の
    管理テーブルで無線子局の識別情報が不足していると認
    識した場合に、その不足している識別情報の無線子局と
    の無線通信回線を形成し、該無線子局を有線接続あるい
    は内蔵している被遠隔管理装置の識別情報および該無線
    子局の記憶手段に記憶されている被遠隔管理装置の識別
    情報を取得する手段であり、 前記無線装置の無線親局あるいは該無線親局を内蔵して
    いるデータ通信装置の情報検査手段が、前記識別情報取
    得手段によって取得した各識別情報を比較して両者が一
    致するか否かを検査する手段を有し、 前記無線装置の無線親局あるいは該無線親局を内蔵して
    いるデータ通信装置に、前記情報検査手段による検査に
    より、前記識別情報取得手段によって取得した各識別情
    報が一致していないと認識した場合に、その旨を異常と
    して表示する手段を設けたことを特徴とする遠隔管理シ
    ステム。
  11. 【請求項11】 請求項1乃至10のいずれか一項に記
    載の遠隔管理システムにおいて、 前記無線装置の無線子局あるいは該無線子局を内蔵して
    いる被遠隔管理装置に、前記無線送信手段による無線送
    信を所定回数繰り返しても、前記無線親局あるいは該無
    線親局を有線接続あるいは内蔵しているデータ通信装置
    から正常な応答情報を受信しなかった場合に、その旨を
    表示する手段を設けたことを特徴とする遠隔管理システ
    ム。
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Cited By (3)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
US7124177B2 (en) 2000-11-17 2006-10-17 Fuji Xerox Co., Ltd. Network device management method, system and management equipment thereof
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