JP4020796B2 - 遠隔管理システム - Google Patents

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Description

【0001】
【発明の属する技術分野】
本発明は、無線を利用して遠隔地に設けられた画像形成装置等を遠隔診断する遠隔管理システムに関する。
【0002】
【従来の技術】
従来、例えば画像形成装置の遠隔管理システムにおいては、遠隔地に設置された複数の画像形成装置等の被遠隔管理装置を販売やサービス拠点(会社)等に設置されている中央制御装置(ホストマシン)から管理する遠隔管理システムが知られている。なお、以下の説明においては、被遠隔管理装置として画像形成装置を例に説明する。
【0003】
このような遠隔管理システムは、図24に示すように、遠隔管理される5台(台数は例示)の画像形成装置111(111a〜111e)、有線通信回線112を介して接続されたデータ通信装置113、該データ通信装置113と公衆回線116を介して接続された中央制御装置117とを備え、中央制御装置117が公衆回線116及びデータ通信装置113を介して各画像形成装置111を遠隔管理できるようになっている。
【0004】
そして、データ通信装置113からのポーリング、セレクティングにより各画像形成装置111と通信回線が開かれて、データ通信装置113は中央制御装置117からの指令信号を該当する画像形成装置111に選択的に送信したり、逆に各画像形成装置111からの各種情報を公衆回線116を経由して中央制御装置117に送信できるようになっている。
【0005】
このとき、特定の画像形成装置111との通信が行えるように、各被遠隔管理装置111にはデバイスコードが割振られ、このデバイスコードをデータ通信装置113が記憶しておくことによって、データ通信装置113が通信すべき被遠隔管理装置111を選定できるようにしている。
【0006】
このデバイスコードの登録は、それぞれの被遠隔管理装置111を設置する際に設定されるのが一般的である。
【0007】
このような遠隔管理システムにおいては、複数の被遠隔管理装置111とデータ通信装置113とは有線で接続されているため、接続ラインの敷設に多大のコストを要したりメンテナンスが大変であったりすることから、無線信装置を利用して通信することが考えられる。
【0008】
一般に、特定小電力無線、パーソナル無線、アマチュア無線等の無線装置では、定められた無線チャネルを有効に活用するために、通信の度に使用されていないチャネル(空きチャネル)を検出して、検出された空きチャネル上で無線通信を行うことが行われている。
【0009】
例えば、無線設備の標準規格の一つであるARIB STD−T67では、チャネル番号1から10までの10種類の無線チャネルが定められており、このうちチャネル番号10は、周波数制御チャネルと定められている。
【0010】
従って、この標準規格に準拠した無線装置は、次のようにして無線通信用チャネル(無線通信回線)を確保した後、情報を伝送するのが一般的である。
【0011】
先ず、送信側は、チャネル番号1から9について空きチャネルを探し、検出された空きチャネルの情報を含む接続要求情報を周波数制御チャネルであるチャネル番号10を用いて送信して、選択したチャネルで受信側からの応答を待つ。
【0012】
一方受信側は、チャネル番号10で受信待ちし、このチャンネルを介してチャネル情報を含む接続要求情報を受信すると、その情報に基づいて選択されたチャネルで接続応答を送る。
【0013】
そして、送信側は、選択したチャネルで受信側からの応答を受信すると、当該チャネルを用いて情報の送信が開始される。
【0014】
なお、このような方法においては、何れの無線装置も通信回線を確保する際にチャネル番号10を使用するため、一つの無線装置がチャネル番号10を占有してしまうと、他の無線装置が通信回線を確保できなくなる不都合が生じる。
【0015】
そこで、標準規格においては、チャネル番号10を連続して使用できる時間を0.2秒に制限している。
【0016】
また、その他のチャネルについても、一つの無線装置が長時間占有しないように、連続して使用できる時間を40秒に制限している。
【0017】
さらに、コードレス電話装置のように1台の親局と複数台の子局があるとき、親局は特定の1台の子局とだけ無線通信回線を形成できるように、周波数制御チャネルで送信する接続要求情報には、回線接続したい子局の識別番号を付加している。
【0018】
そして、子局は接続要求情報から子局識別番号を抽出し、その識別番号が自己の識別番号であるか否かを判断して(一致性を判断)、一致しているときにのみ接続応答を返すようにしている。
【0019】
このような方式では、親局は各子局の識別番号を予め記憶しておく必要があり、また親局の記憶している子局の識別番号と子局自身の識別番号とが食い違っていると、通信ができなくなるため、親局と子局とはセットで製造、販売されるように管理されている(特許文献1,特許文献2参照)。
【0020】
【特許文献1】
特開平10−262278号公報
【特許文献2】
特開平11−27760号公報
【0021】
【発明が解決しようとする課題】
しかしながら、このような無線通信方式により被遠隔管理装置111を遠隔管理する場合には、データ通信装置113側の無線親局と被遠隔管理装置111側の無線子局との間に無線通信回線を形成する必要があり、以下のような問題があった。
【0022】
即ち、無線子局と無線親局との間で無線通信回線を形成するためには、無線親局が空きチャネル情報及び、そのときの管理対象である被遠隔管理装置111に接続されている無線子局の子局識別番号を含んだ接続要求情報を各無線子局に出力し、該当する子局からの応答を待つ手順をふまなければならない。
【0023】
このため、データ通信装置113または無線親局が、被遠隔管理装置111のデバイスコード及び該被遠隔管理装置111に接続されている無線子局の子局識別番号とを対応させてセットで記憶しておく必要がある。例えば、無線親局に被遠隔管理装置111のデバイスコードと無線子局の子局識別番号とを記憶させて製品出荷するような場合、出荷後の保管や販売においては、これらに食い違いが発生しないように在庫管理等を行わなければならず、またその後の無線子局の増設はできなくなってしまう。
【0024】
また、被遠隔管理装置111を設置する際に、この被遠隔管理装置111のデバイスコードと無線子局の子局識別番号とを記憶させるようにした場合には、それを無線親局またはデータ通信装置113に書込等を行うための手段が必要になり、コストアップの要因となると共に、被遠隔管理装置111のデバイスコードと無線子局の子局識別番号との組み合わせを間違えないように登録するため複雑な操作を慎重に行わなければならない。
【0025】
また、無線通信を利用した子局識別番号やデバイスコードの登録では、正しく送受信できたかを確認するのが困難であり、これを確認するには、無線親局またはデータ通信装置113が、受信した子局識別番号を表示するのが最もわかりやすいが、子局識別番号は、何桁にも及ぶ数値の場合が多いので、その表示スペースが大きくなり、表示手段にコストがかかる問題がある。
【0026】
また、被遠隔管理装置111の設置者は、被遠隔管理装置111の機能や構造についての知識はあっても、無線に関しては詳しくないことが多く、子局識別番号の表示による通信結果の確認が困難であった。
【0027】
また、被遠隔管理装置111のデバイスコードは、設置者が設定可能のため、重複して設定してしまうことがあり、かかる場合には混信や通信不能の状態になってしまう問題が生じる。
【0028】
特に、無線を用いるため、混信や通信不能の原因が判断しずらく、原因がデバイスコードの重複設定であることに気付き難い問題がある。
【0029】
そこで、本発明は、無線子局が接続されている被遠隔管理装置のデバイスコードを取得して、この被遠隔管理装置のデバイスコードと無線子局の子局識別番号とを無線親局に送信し、無線親局やデータ通信装置が、これを記憶できるようにすることで、上記課題を解決した遠隔管理システムを提供することを目的とする。
【0030】
【課題を解決するための手段】
本発明は、複数の被遠隔管理装置と、該被遠隔管理装置と無線通信回線を介してデータ通信するデータ通信装置と、該データ通信装置と公衆回線を介して接続された中央制御装置とを備えて、前記複数の被遠隔管理装置の情報を前記中央制御装置で収集する遠隔管理システムにおいて、前記被遠隔管理装置に内蔵または有線接続されて、当該被遠隔管理装置に設定されているデバイスコードを取得するデバイスコード取得手段と、自端末に設定されている子局識別番号および前記デバイスコード取得手段が取得したデバイスコードを送信する送信手段を備えた複数の無線子局と、前記データ通信装置に内蔵または有線接続されて、前記無線子局と通信して前記デバイスコードおよび子局識別番号を取得する子局情報取得手段と、前記子局情報取得手段が取得した前記デバイスコードおよび子局識別番号を記憶する記憶手段を備えた無線親局を備え、前記複数の無線子局は、それぞれ子局識別番号/デバイスコード送信モードが設定されると、前記デバイスコード取得手段により接続されている前記被遠隔管理装置からデバイスコードを取得し、前記無線親局は、識別番号/デバイスコード受信モードが設定されると、送信先を特定せず、前記複数の無線子局に対して、識別番号送出要求を送信し、前記複数の無線子局は、前記無線親局より識別番号送出要求を受信すると、その受信時点から前記取得したデバイスコードの値に応じた時間を経過した後に、前記取得したデバイスコードおよび記憶している子局識別番号を前記無線親局へ送信し、前記無線親局は、それぞれの無線子局から子局識別番号/デバイスコードを取得すると、前記記憶手段に記憶している前記デバイスコードおよび子局識別番号を更新するようにしたものである。
【0031】
また、前記複数の無線子局は、前記無線親局より識別番号送出要求を受信すると、その受信時点から前記取得したデバイスコードの値に所定の時間を乗じて得た時間を経過した後に、前記取得したデバイスコードおよび記憶している子局識別番号を前記無線親局へ送信するようにしたものである。
【0032】
また、前記無線親局は、前記複数の無線子局に対して識別番号送出要求を送信してから、前記デバイスコードの最大値に所定時間を乗じて得た時間を経過した後には、識別番号/デバイスコード受信モードを解除して、通常動作へと移行するようにしたものである。
【0034】
【発明の実施の形態】
本発明の実施の形態を図を参照して説明する。図1は、被遠隔管理装置を無線システムを介して遠隔管理する遠隔管理システムの概略構成を示すシステムブロック図である。なお、以下の説明では被遠隔管理装置として画像形成装置を例に説明するが、これに限定されるものではなく複写装置等であっても良いことを予め付言する。
【0035】
本発明にかかる遠隔管理システム10は、遠隔管理される5台(台数は例示)の画像形成装置11(11a〜11e)、データ通信装置13、中央制御装置17とを備え、データ通信装置13は、公衆回線16により中央制御装置17と接続されて、データ通信装置13は24時間動作し、各画像形成装置11が停止しているような夜間等の場合であっても中央制御装置17と通信が行えるようになっている。
【0036】
また、データ通信装置13には無線親局62が、シリアル通信インタフェースRS−485等の有線通信回線61により接続され、画像形成装置11(11a〜11e)には無線子局63(63a〜63e)が、シリアル通信インタフェースRS−485等の有線通信回線64(64a〜64e)により接続されている。
【0037】
これによりデータ通信装置13と各画像形成装置11とは、無線親局62と複数の無線子局63(63a〜63e)により無線回線を開くことにより通信可能になっている。
【0038】
なお、図1では、各画像形成装置11に無線子局63が接続された構成であるが、本発明はこれに限定される物ではなく、例えば図2に示すように複数台(図2では2台)の画像形成装置11に無線子局63を1台接続する構成であってもよい。
【0039】
このような構成にするためには、少なくとも無線子局63に接続される画像形成装置が近くに存在していることが好ましい。例えば、会社の1フロアに画像形成装置が複数設置されているような場合には、このフロアで1台の無線子局63により遠隔管理されるようにする場合に有効である。
【0040】
これによりデータ通信装置13は、中央制御装置17からの指令信号を該当する画像形成装置11に選択的に送信したり、逆に各画像形成装置11からの各種情報を公衆回線16を経由して中央制御装置17に送信できるようになっている。
【0041】
図3は、このような画像形成装置11の概略構成を示すブロック図で、画像形成装置11は、制御部21、リアルタイムクロック回路22、ROM23、RAM24、不揮発性RAM25、入出力ポート26、シリアル通信制御ユニット27a〜27cからなる画像形成装置を構成する図示しない操作表示部、原稿送部、転写紙後処理部等をコントロールするためのコントローラ27と、パーソナルインタフェース28(以下「インタフェース」を「I/F」と略称する)、システムバス29等を備えている。
【0042】
制御部21は、ROM23内の制御プログラムに従って、全体を統括的に制御する中央処理装置である。
【0043】
リアルタイムクロック回路22は、時刻情報を発生するものであり、制御部21がそれを読込むことによって現在の時刻を知ることができる。
【0044】
ROM23は、制御部21が使用する制御プログラムを含む各種固定データを格納している読出専用メモリであり、RAM24は、制御部21がデータ処理を行う際に使用するワークメモリ等として使用する一時記憶用メモリである。
【0045】
不揮発性RAM25は、図示しない操作表示部等からのモード指示の内容などを記憶するメモリであり、装置の電源がオフになっても記憶内容を保持するようになっている。
【0046】
入出力ポート26は、画像形成装置内のモータ、ソレノイド、クラッチ等の図示しない出力負荷やセンサ・スポット類を接続できるようにするものである。
【0047】
コントローラ27におけるシリアル通信制御ユニット27a〜27cは、画像形成装置を構成する図しない操作表示部、原稿送部、転写紙後処理部との信号のやりとりを行っている。
【0048】
パーソナルI/F28は、データ通信装置13との間の通信を司るインターフェース回路であり、制御部21のデータ通信装置13との通信処理のための負荷を軽減するために設けられて、(1)データ通信装置13からのポーリング、セレクティングの監視の機能、(2)データ通信装置13への肯定応答、否定応答処理の機能、(3)データ通信装置13との間の送受信データの正当性のチェック、パリティチェック、およびエラー発生時の再送要求処理の機能、(4)データ通信装置13との間の送受信データのヘッダ処理の機能等の主要機能を備えている。
【0049】
なお、制御部21の処理能力が充分あれば、このパーソナルI/F28の機能を当該制御部21に取り込んでも差し支えない。
【0050】
システムバス29は、アドレスバス、コントロールバス、データバスからなるバスラインであり、制御部21、リアルタイムクロック回路22、ROM23、RAM24、不揮発性RAM25、入出力ポート26、コントローラ27、及びパーソナルI/F28を相互に接続するものである。
【0051】
図4は、図3のパーソナルI/F28の概略構成を示すブロック図で、このパーソナルI/F28は、パーソナルI/F用制御部30、デュアルポートメモリ31、レジスタ32(32a〜32d)、パーソナルI/F用入出力ポート33、パーソナルI/F用シリアル通信制御ユニット34、ローカルバス35、及びデバイスコード設定スイッチ36によって構成されている。
【0052】
なお、以下においては、パーソナルI/F用制御部30、パーソナルI/F用入出力ポート33、パーソナルI/F用シリアル通信制御ユニット34をそれぞれ、PIF制御部30、PIF入出力ポート33、PIFシリアル通信制御ユニット34と記載する。
【0053】
PIF制御部30は、中央処理装置(CPU),ROM,RAM及びそれらを接続するバス等からなるワンチップのマイクロコンピュータであり、このパーソナルI/F28全体を統括的に制御する。
【0054】
デュアルポートメモリ31は、PIF制御部30と制御部21の双方から読書き可能なメモリで、これらの間でのテキストデータの授受に使用される。
【0055】
レジスタ32(32a〜32d)は、テキストデータの授受時に制御用として使用されるものである。
【0056】
デバイスコード設定スイッチ36は、各画像形成装置11に固有のデバイスコードを設定するためのものであり、データ通信装置13からのポーリング、セレクティング時のデバイスコード識別用として使用される。
【0057】
PIFシリアル通信制御ユニット34は、無線子局63や他の画像形成装置11のパーソナルI/F28と接続されるものである。
【0058】
図5は、データ通信装置13の概略構成を示すブロック構成図で、このデータ通信装置13は、データ通信用制御部41、データ通信用RAM42、データ通信用ROM43、データ通信用リアルタイムクロック回路44、外部I/F45、データ通信用LED表示部46、データ通信用不揮発性RAM47、モデム48、網制御装置49からなる。
【0059】
なお、データ通信用制御部41、データ通信用RAM42、データ通信用ROM43、データ通信用LED表示部46、データ通信用不揮発性RAM47をそれぞれDT制御部41、DTRAM42、DTROM43、DTLED表示部46、DT不揮発性RAM47と記載し、データ通信用リアルタイムクロック回路44をRTC44、網制御装置49をNCU49と記載する。
【0060】
DT制御部41は、DTROM43の制御プログラムによって、このデータ通信装置13全体を統括的に制御する中央処理装置で、無線親局62を制御したり、公衆回線16経由で中央制御装置17に対する指令信号の送受信を制御したり、画像形成装置11からの各種通報により公衆回線16経由で中央制御装置17に対して発呼を行ったりの切替制御等を行う。
【0061】
DTROM43は、上述したようにDT制御部41が使用する制御プログラムを含む各種固定データを格納している読出し専用メモリであり、DTRAM42は、DT制御部41がデータ処理を行う際に使用するワークメモリ等として使用する一時記憶用メモリである。
【0062】
DT不揮発性RAM47は、中央制御装置17と複数の画像形成装置11との間で行われる送信データや複数の画像形成装置11の中から1台を特定するための当該画像形成装置11のデバイスコード及び無線子局の子局識別番号、中央制御装置17の電話番号、回線接続が成功しなかった場合の再発呼回数(リトライ回数)、再発呼間隔などを記憶するメモリであり、電池によってバックアップされている。
【0063】
RTC44は、時刻情報を発生するものであり、DT制御部41がそれを読込むことによって現在の時刻を知ることができる。
【0064】
外部I/F45は、無線親局62との間のシリアル通信を司るインタフェース回路であり、NCU49は、データ通信装置13を公衆回線16に通信可能に接続するためのものであり、自動発着信機能を備えている。
【0065】
モデム48は、送受信するデータを変復調するものであり、DTLED表示部46は、データ通信装置13の電源入力状態やデータ通信装置13が公衆回線16に通信可能に接続されていない時等にその旨を知らせるためのものである。
【0066】
NCU49は、図6に示すような構成で、保護回路51、ループ電流検出回路52、リンギング検出回路53、ライン切替回路54、及びループ形成回路55等からなる。
【0067】
保護回路51は、公衆回線16からのノイズから装置を保護するための回路であり、ループ形成回路55は、オフフックして公衆回線16のラインL1,L2を直流的に閉結して直流ループを形成して、公衆回線16とモデム信号の送受信が行えるようにするためのものである。
【0068】
ループ電流検出回路52は、ループ形成回路55により形成される直流ループに流れる電流を検出するものであり、図示しない両方向製のフォトカプラ等から形成されている。
【0069】
リンギング検出回路53は、公衆回線16からのリンギングを検出するものであり、ライン切替回路54は、公衆回線16を図5のモデム側に接続するか、外付けの一般電話機(TEL)又はファクシミリ装置(FAX)側に接続するかの切替を行うものである。
【0070】
図7は、無線親局62の構成例を示すブロック図であり、図8は無線子局63の構成例を示すブロック図である。
【0071】
無線親局62は、親アンテナ71a、親送信部72a、親受信部73a、親無線LED表示部74a、親無線制御部75a、親回線ドライバ76a、親無線不揮発性RAM77a、親スイッチ部78a等を有し、無線子局63は、子アンテナ71b、子送信部72b、子受信部73b、子無線LED表示部74b、子無線制御部75b、子回線ドライバ76b、子無線不揮発性RAM77b、子スイッチ部78b等を有している。
【0072】
そして、無線親局62の親アンテナ71a、親送信部72a、親受信部73a等の構成要素は、これに対応する無線子局63の子アンテナ71b、子送信部72b、子受信部73b等の構成要素と略同じ構成であるので、以下の説明では無線親局62を例に構成を説明し、その際に親送信部72等を単に送信部72のように「親」「a」を省略して記載する。
【0073】
送信部72は、所定の周波数の信号を、無線制御部75から入力した送信データにより変調して、これを無線信号としてアンテナ71へ出力する。
【0074】
受信部73は、アンテナ71で受信した無線信号を受信データ(所定の制御データ)に変換して無線制御部75に出力する。つまり、アンテナ71より入力する無線信号の所定の周波数帯について復調し、これを受信データとして無線制御部75に出力する。また、所定の周波数の強度を無線制御部75に提供する。
【0075】
無線制御部75は、送信部72、受信部73、回線ドライバ76、無線LED表示部74の制御を行い、回線ドライバ76は、有線通信回線64の制御を行う。
【0076】
無線LED表示部74は、無線親局62(無線子局63)の動作状態の表示や受信結果の表示に使用され、スイッチ部78は、動作モードの設定などに使用するスイッチにより構成されている。
【0077】
無線不揮発性RAM77は、無線装置の呼出名称、メーカーコード等の無線通信に必要な情報を記憶している。特に、無線親局62の親無線不揮発性RAM77aには、無線子局63(63a〜63e)と画像形成装置11の管理テーブルも記憶されている。
【0078】
なお、呼出名称とは、個々の無線局に固有に与えられる数字によるコードであり、製造時に書込まれる。本発明では、無線親局62に与えられたコードを親局識別番号とし、無線子局63に与えられたコードを子局識別番号とする。
【0079】
メーカーコードとは、製造メーカー等を識別するためのコードであり、製造時などに書込まれる。
【0080】
管理テーブルとは、無線子局63の子局識別番号と、この無線子局63に接続されている画像形成装置11のデバイスコードとを対応づけて管理するためのテーブルである。
【0081】
図9は、図1に示す各画像形成装置11にそれぞれ無線子局63が接続された場合の管理テーブルの例を示す図であり、図10は、図2に示す2つの画像形成装置11に無線子局63が接続された場合の管理テーブルの例を示している。
【0082】
なお、無線親局62の機能をデータ通信装置13に内蔵させて、この無線親局62の親無線制御部75aの機能をデータ通信装置13のDT制御部41で行い、無線親局62の親無線LED表示部74aの機能をデータ通信装置13のDTLED表示部46で行い、無線親局62の親無線不揮発性RAM77aの機能をデータ通信装置13のDT不揮発性RAM47で行うようにしても良い。
【0083】
同様に、無線子局63の機能を画像形成装置11に内蔵させて、この無線子局63の子無線制御部75bの機能を画像形成装置11の制御部21で行い、また子無線不揮発性RAM77bの機能を画像形成装置11の不揮発性RAM25で行い、さらに無線子局63の子無線LED表示部74bの機能を画像形成装置11の図示しない表示部で行うようにしてもよい。
【0084】
次に、この遠隔管理システム10の概略機能について説明する。この遠隔管理システム10の機能は、大きく分けて(1)中央制御装置17から画像形成装置11への通信制御する機能、(2)画像形成装置11から中央制御装置17又はデータ通信装置13への通信制御する機能、(3)データ通信装置13を独自に制御する機能がある。
【0085】
以下、これらについて説明する。(1)の機能としては、下記の(1−a)から(1−c)の機能がが例示できる。
【0086】
(1−a)の機能は、特定の画像形成装置のトータル画像形成枚数(積算画像形成枚数)、給紙段(給紙トレイ)毎の画像形成枚数、転写紙サイズ毎の画像形成枚数、ミスフィード回数、転写紙サイズ毎のミスフィード回数、転写紙搬送位置毎のミスフィード回数等の読取り及びリセットする機能である。
【0087】
(1−b)の機能は、画像形成装置を構成するユニットの制御電圧、電流、抵抗、タイミング等の調整値の設定及び読取る機能である。
【0088】
(1−c)の機能は、(2)の通信制御による画像形成装置11から中央制御装置17への通信制御に対する結果返送する機能である。
【0089】
これらの制御は、中央制御装置17からの指令信号を受信して、データ通信装置13から該当する画像形成装置11をセレクティングして行なわれる。ここで言う、セレクティングとは、接続されている複数の画像形成装置11の中から1台を選択して通信する機能をさしている。
【0090】
図11は、データ通信装置13におけるセレクティング動作の一例を示すフローチャートである。
【0091】
各画像形成装置11は、それぞれにユニークな特定のデバイスコードを持っており、データ通信装置13は予め定められたセレクティング機能を示す特定コード(又はこのコードの組み合わせ)と選択すべき画像形成装置11のデバイスコードとを無線親局62及び無線子局63を介して当該画像形成装置11に送出する。
【0092】
各画像形成装置11は、セレクティング機能を示す特定コードを受信し、これに続くデバイスコードと自己のデバイスコードとを比較し、両コードが一致したときに自分がセレクティングされたことを知る(ステップSA1)。
【0093】
ここで、セレクティングされた画像形成装置11は、送出すべきデータがある場合には、予め定められた特定コード(又はコードの組み合わせ;以下単に特定コードと記載する)によるビジー(busy)応答を出力する(ステップSA2)。
【0094】
データ通信装置13は、このビジー応答を受けるとセレクティング動作を中断し、ステップSA3に進みポーリング動作に移行して、画像形成装置11からの肯定応答又は否定応答の有無を判断する((ステップSA3,ステップSA4)。
【0095】
この肯定応答は、セレクティングされた画像形成装置11が、送出すべきデータがない場合にはセレクティングに応じることが可能な場合に、予め定められた特定コードを送信して、呼出しに応じる旨を知らせる信号で、この肯定応答をデータ通信装置13が受信して通信が実行される(ステップSA6,ステップSA7)。
【0096】
また、否定応答は、データ通信装置13からの呼出しに応じられない場合に、予め定められた特定コードを送信して、呼出しに応じることができない旨を知らせる信号で、この否定応答をデータ通信装置13が受信した場合には、データ通信装置13との通信が終了する。
【0097】
また、データ通信装置13が出力したデバイスコードに対応する画像形成装置11が、例えば電源OFFなどの理由で肯定応答も否定応答も出力できない場合には、データ通信装置13は予め定められた一定時間経過後にセレクティング動作を終了する(ステップSA5)。
【0098】
次に、(2)画像形成装置11から中央制御装置17又はデータ通信装置13への通信制御の機能について説明する。この機能として、下記の(2−a)〜(2−e)の機能が例示できる。
【0099】
(2−a)の機能は、画像形成装置11が、それぞれ画像形成動作が不可能となる故障等の異常が発生した場合に、その旨を示すデータ(通報要因)を即時にデータ通信装置13及び公衆回線16を介して中央制御装置17へ通報する(緊急通報)機能である。
【0100】
(2−b)の機能は、画像形成装置11が、それぞれ使用者(顧客)による操作表示部上のキー操作により、画像形成モードから使用者が必要な要求(修理依頼やサプライ補給依頼)を出力するための使用者要求入力モードに移行し、操作表示部の文字表示器に使用者要求入力画面が表示され、その画面上の所定のキーの押下によって使用者が必要な要求が入力された場合に、その旨を示すデータを即時にデータ通信装置13及び公衆回線16を介して中央制御装置17へ通報する(緊急通報)機能である。
【0101】
(2−c)の機能は、画像形成装置11が、それぞれ積算画像形成枚数が予め設定された一定枚数(通報レベル値)に達した場合に、その旨を示すデータを即時にデータ通信装置13及び公衆回線16を介して中央制御装置17へ通報する(緊急通報)機能である。
【0102】
(2−d)の機能は、画像形成装置11が、それぞれ積算画像形成枚数が予め設定された一定期間に到達したときにその旨を示すデータをデータ通信装置13へ通報し、データ通信装置13はその日(当日)の指定時刻(これは中央制御装置17より設定され、データ通信装置13に記憶しておく)にそれまでに受信したデータをまとめて公衆回線16を介して中央制御装置17へ通報する(非緊急通報)の機能である。
【0103】
なお、この通信制御には、指定時刻に達する前にそれまでに受信したデータの通報回数が予め定められた回数に達した場合、その指定時刻を待たずに中央制御装置17への送信を行う制御も含まれる。
【0104】
(2−e)の機能は、画像形成装置11が、それぞれ画像形成動作開始は可能であるが、交換部品の指定回数、指定時間への接近、センサの規格レベルへの到達など、予防保全を必要とする事象が発生したときにその旨を示すデータをデータ通信装置13へ通報し、そのデータ通信装置13はその日の指定時刻(これは中央制御装置17により設定され、データ通信装置13に記憶しておく)にそれまでに受信したデータをまとめて公衆回線16を介して中央制御装置17へ通報する(非緊急通報)機能である。
【0105】
なお、この通信制御には、指定時刻に達する前にそれまでに受信したデータの通報回数が予め定められた回数に達した場合、その指定時刻を待たずに中央制御装置17への送信を行う制御も含まれる。
【0106】
そして、これらの通信制御は、データ通信装置13からのポーリング時に行なわれる。ここで、ポーリングとは、接続されている各画像形成装置11を順番に指定し、その指定された画像形成装置11からの通信要求の有無を確認する機能をさす。
【0107】
このポーリング動作の一例を図12に示すフローチャートを参照して説明する。なお、図12は、画像形成装置11aでのポーリング処理を示しているが、他の画像形成装置11も同様のポーリング処理が順次行われる。
【0108】
先ず、データ通信装置13は、予め定められたポーリング機能を示す特定コードと選択すべき画像形成装置11のデバイスコードとを無線親局62、無線子局63を介して画像形成装置11に送る(ステップSB1)。
【0109】
そして、ポーリングした画像形成装置11から終了応答を受信したか否かを判断する(ステップSB2)。なお、ポーリング処理を開始した直後は、このような終了応答を受信することはないので、そのままステップSB3に進みテキスト受信が終了したか否かを判断する。
【0110】
画像形成装置11は、ポーリング機能を示す特定コードにより、次に続くデバイスコードと自己のデバイスコードとを比較し、これが一致したときに自分がポーリングされたことを知る。
【0111】
ポーリングされた画像形成装置11は、送出データ(データ通信装置13又は中央制御装置17に対する通信要求)があればデータ通信装置13との通信を開始し、通信要求がないとき又は開始した通信が終了したときは予め定められた特定コードによる終了応答を出力する(ステップSB3)。
【0112】
また、画像形成装置11の電源がOFF等の理由で通信が開始できなかったり、あるいは終了応答も出力できない場合もあり、この場合はデータ通信装置13は予め定められた一定時間経過後にポーリング動作を終了する(ステップSB4)。
【0113】
そして、これらステップSB3,ステップSB4の処理が終了すると終了応答信号をデータ通信装置13に送信し、当該データ通信装置13はこれを受けて当該画像形成装置11との通信を終了して、次の画像形成装置11にポーリングを行い上述した手順を繰返す。
【0114】
このポーリングは、セレクティングが発生しない限り、接続されている画像形成装置11に対して順次繰り返される。
【0115】
次に、(3)のデータ通信装置13独自の制御機能について説明する。この機能として、下記の(3−a)〜(3−b)の機能が例示できる。
【0116】
(3−a)の機能は、トータルカウンタ値(積算画像形成枚数)を読出す機能である。
【0117】
(3−b)の機能は、(2)の画像形成装置11から中央制御装置17への通信制御に対する結果を返送する機能である。
【0118】
トータルカウンタ値の読出し制御は、データ通信装置13から画像形成装置11への1日1回定時にセレクティングによって行う。この定時とは、例えば、0時0分等の所定時刻である。但し、この時刻に画像形成装置11の電源がOFFになっている場合は、この時刻以降に初めて電源がONになったときである。
【0119】
データ通信装置13は、接続されている画像形成装置11毎にトータルカウンタ用のメモリを2個用意してあり(このメモリをメモリA,メモリBとして説明する)、1日1回のセレクティングによって読取ったトータルカウンタ値をメモりAに書込む。
【0120】
従って、メモリAは毎日(但し、例えば休日のように1日中画像形成装置11の電源がON状態にならない場合はこの限りではない)前日の値が書き換えられることになる。
【0121】
また、毎月1回、予め決められた日時(これは中央制御装置17により設定され、データ通信装置13内のDT不揮発性RAM47に記憶される)にメモリAに記憶されているトータルカウンタ値をメモりBにコピーする。
【0122】
データ通信装置13から中央制御装置17へはメモリBの内容が送られるが、その転送方法には次の2通りの方法がある。
【0123】
1つの方法は、中央制御装置17は、上記日時(メモリAの内容がメモリBにコピーされる日時)以降にデータ通信装置13のメモリBに記憶されたトータルカウンタ値を読みに行く方法である。
【0124】
他の方法は、データ通信装置13は、上記日時以降に自発呼してメモリBに記憶されたトータルカウンタ値を公衆回線16を介して中央制御装置17へ送出する方法である。
【0125】
なお、自発呼を行う日時も中央制御装置17により設定され、データ通信装置13内のDT不揮発性RAM47に記憶される。
【0126】
また、データ通信装置13は、接続されている画像形成装置11毎にメモリA,Bを組み合わせたメモリを複数組用意している。これは、例えば白黒コピー用、アプリケーションコピー用、カラーコピー用等の種種のトータルカウンタ値が考えられるためである。
【0127】
次に、無線親局62と無線子局63との通信動作を、(1)無線親局62と無線子局63との無線通信回線接続動作(図13)、(2)無線子局の応答動作(図15)、(3)無線子局63が接続されている画像形成装置11のデバイスコードを取得する動作(図16)、(4)無線子局63が取得したデバイスコードを無線親局62が取得して管理テーブルを更新する動作(図17,図18)に分けて説明する。
【0128】
(1)無線親局62と無線子局63との無線通信回線接続動作は、図13に示す手順で行われ、概略はデータ通信装置13がポーリングまたはセレクティングを行い、これを受て無線親局62から無線子局63に無線通信回線接続要求が発信されて開始される。
【0129】
即ち、データ通信装置13はポーリングまたはセレクティングを行うと、無線親局62は有線通信回線61を介してデータ通信装置13からのデータを一時バッファリングしながら、当該データにポーリングコマンドまたはセレクティングコマンドが含まれているか否かを検出する(ステップSC1)。
【0130】
その結果、ポーリング/セレクティングを検出したときは、当該データに含まれる該データの送信先となる画像形成装置11のデバイスコードを検出する。
【0131】
次に、検出されたデバイスコードの画像形成装置11が接続されている無線子局63の子局識別番号を、親無線不揮発性RAM77aに記憶されている管理テーブルから抽出し、データ通信用チャネル(CH)(ARIB STD−T67では1〜9チャネル)の何れかのチャネルを選択しキャリアセンスして選択されたチャネルが利用可能か否かを判断する(ステップSC2〜ステップSC4)。
【0132】
なお、キャリアセンスとは、所定のチャネルについて、そのチャネルを他の装置が使用していないかを調べることをいい、例えば受信部73の受信周波数をそのチャネルの周波数に同調させたときの、無線電波の入力強度を調べ、その強度が所定のレベル以上ある時は、そのチャネルが使用中であると判断し、所定のレベルより低いときは空きチャネルであると判断することをいう。
【0133】
このキャリアセンスの結果、そのチャネルが使用中であると判断されたときは、他のチャネルについてキャリアセンスし、所定回数、キャリアセンスしても空きチャネルが見つからないときはステップSC1に戻る(ステップSC6)。
【0134】
一方、空きチャネルがであると判断されたときは、そのチャネル情報と管理テーブルから導き出した子局識別番号を無線接続制御情報に付加し(ステップSC6)、次に周波数制御チャネル(ARIB STD−T67の場合、10チャネル)をキャリアセンスして、この周波数制御チャネルが現在利用可能か否かを判断する(ステップSC7〜ステップSC9)。
【0135】
無線接続制御情報としては、図14に示すようなデータフォーマットを例示できる。この図14に示す無線接続制御情報は、ビット同期、フレーム同期、メーカコード、親局識別番号、子局識別番号、チャネル情報、パリティ等により構成されている。
【0136】
この結果、周波数制御チャネルが使用中のときは、所定時間待った後、再度周波数制御チャネルをキャリアセンスし、所定回数キャリアセンスしても周波数制御チャネルの空き状態を検出できなかったときは、ステップSC1に戻る(ステップSC10)。
【0137】
また、周波数制御チャネルの空きが確認されたら、送信部72の送信周波数を周波数制御チャネルにセットして、前述の無線接続制御情報を含む無線通信回線接続要求を送信する(ステップSC11,ステップSC12)。
【0138】
その後、無線親局62は、受信部73の受信周波数をデータ通信用チャネルの周波数にセットして無線子局63からの無線通信回線接続応答の受信を待つ(ステップSC13,ステップSC14)。
【0139】
このとき、所定時間待っても無線子局63からの応答が受信できないときは、ステップSC1に戻る(ステップSC15)。
【0140】
一方、所定時間内に、次に説明する手順により無線子局63からの無線通信回線接続応答が受信されたら(ステップSC14)、両者の間で無線通信回線が開通したことになり、無線親局62はバッファリングしてあったデータを送信する。
【0141】
次に、(2)無線子局の応答動作を図15を参照して説明する。無線子局63は、受信部73を周波数制御チャネルの周波数にセットしておき、周波数制御チャネルで送信される無線親局62からの無線通信回線接続要求を監視する(ステップSD1)。
【0142】
無線通信回線接続要求が受信されたときは、無線接続制御情報に含まれるメーカーコード及び子局識別番号が自己の子無線不揮発性RAM77bに記憶されているメーカーコード及び子局識別番号と一致しているかを調べる(ステップSD2,ステップSD3)。
【0143】
これにより、一致していないときは、その無線通信回線接続要求の受信を無効とし、ステップSD1に戻り無線通信回線接続要求の受信待ちの状態に戻る。
【0144】
一方、メーカーコード及び子局識別番号が自己のものと一致したときは、無線接続制御情報のチャネル情報(データ通信用チャネル)に基づいて、送受信チャネルをデータ通信用チャネルの周波数にセットすると共に(ステップSD4)、この指定チャネルが使用可能か否かを判断する(ステップSD5,ステップSD6)。
【0145】
指定されたデータ通信用チャネルが使用可能な場合には、無線通信回線接続応答を送信して、無線通信回線接続処理を終了する(ステップSD8)。
【0146】
次に、(3)無線子局が接続されている画像形成装置11のデバイスコードを取得する動作を図16を参照して説明する。
【0147】
画像形成装置11のデバイスコードの取得は、無線子局63が接続されている画像形成装置11に対して多数のコードを出力して、その内のどのコードに対応して画像形成装置が応答するかにより取得する。
【0148】
即ち、画像形成装置11は、セレクティング機能を示す特定コードにより、次に続くデバイスコードと自己のデバイスコードとを比較し、両コードが一致したときに自分がセレクティングされたことを知る。
【0149】
そこで、デバイスコードが例えば1から5のように有限な値の場合(図16では、この値をNで示している。このNを模擬コードと呼称する)、無線子局63は模擬コードNを1に設定して初期化し(ステップSE1)、当該模擬コードNをデバイスコードとしてセレクティングコマンドを有線通信回線64を介して画像形成装置11に送出する(ステップSE2)。
【0150】
画像形成装置は、この模擬コードNと自機に設定されているデバイスコードとを比較し、一致すると応答する。
【0151】
従って、無線子局63は応答のあった模擬コードNをデバイスコードとして記憶することで、自己に接続されている画像形成装置11のデバイスコードを取得することができる(ステップSE4)。
【0152】
一方、応答がない場合には、模擬コードNが所定値(図16ではN=10を例示している)に達していない場合には、当該模擬コードNの値を1増やし(ステップSE6)、ステップSE2に戻り同様の処理を繰返す。
【0153】
これにより無線子局63は、接続されている画像形成装置11のデバイスコードを知ることが可能になる。
【0154】
次に、(4)無線子局63が取得したデバイスコードを無線親局62が取得して管理テーブルを更新する動作を図17及び図18を参照して説明する。なお、図17は無線子局63の動作であり、図18は無線親局62の動作である。
【0155】
図17において無線子局63は、ユーザ等により子スイッチ部78bのスイッチ操作がなされて、子局識別番号/デバイスコード送信モードになると、先ず接続されている画像形成装置11のデバイスコードを取得して(ステップSF1)、受信待機状態となる(ステップSF2)。
【0156】
このデバイスコードの取得方法については、先に説明した手順(図16に示す手順)で行われる。また、このときの受信待機状態では、無線親局62の識別番号送出要求にのみ応答するように制限されている。
【0157】
この状態で無線親局62からの識別番号送出要求を受信すると、取得したデバイスコード(複数のデバイスコードを取得したときは、その中で最大のものに所定時間(T)を乗じた時間(T×N)だけ待機する(ステップSF3)。
【0158】
例えば、画像形成装置11が5台で、それぞれの画像形成装置11に1〜5のデバイスコードが割振られている状況で、上述したデバイスコードの所得を行った際に、取得されたデバイスコードの最大値が3であるような場合には、Tの3倍の時間を待機する。
【0159】
当該時間を待機した後、子局識別番号と画像形成装置11のデバイスコードを送信して(ステップSF4)、子局識別番号/デバイスコード送信モードを終了し、通常の受信待機モードに戻る。
【0160】
これにより、無線子局63から無線親局62に、画像形成装置11のデバイスコードと無線子局63の子局識別番号とを送信することができる。
【0161】
一方、無線親局62は、図18に示す手順に従い無線子局63から画像形成装置11のデバイスコードと無線子局63の子局識別番号とを取得して、管理テーブルを更新する。
【0162】
即ち、無線親局62は、ユーザ等によりスイッチ操作がなされて、識別番号/デバイスコード受信モードになると、送信先を特定せずに識別番号送出要求を送出する(ステップSG1)。
【0163】
これに応じて複数の無線子局63から所定時間(T×N)内に返送されてくる子局識別番号とデバイスコードを順次受け取り(ステップSG2)、この情報で管理テーブルを更新する(ステップSG3,ステップSG4)。
【0164】
そして、所定時間が経過すると(ステップSG2)、通信動作を終了して識別番号/デバイスコード受信モードから通常送信モードへ切り替わる。
【0165】
これにより、無線親局62の管理テーブルが自動的に更新することが可能になり、ユーザは複雑な操作を行うことが無くなる。
【0166】
ところで、無線親局62が管理テーブルの更新処理を終了して識別番号/デバイスコード受信モードから通常送信モードへ切り替わる際に、当該管理テーブルのデバイスコードを表示するようにしても良い。この場合のフローチャートを図22に示す。なお、図22は図18のステップSG2のYESの後にステップSG5の処理を追加したものである。
【0167】
図22における手順では、所定時間(T×N)が経過すると(ステップSG2)、例えば無線親局62が管理する画像形成装置11の最大数が5台だとすれば図23のように5個のLEDを使用して、個々のLEDをデバイスコードに対応させて、デバイスコードが管理テーブルに登録されている場合には該当するLEDを点灯させ、登録されていない場合は消灯させる(ステップSG5)。
【0168】
これにより、管理テーブルに登録されているデバイスコードが明確になり、新たに画像形成装置を設置するような場合にも、デバイスコードを重複して設定してしまう不都合が防止できるようになる。
【0169】
また、図18に示す手順では、ステップSG3で無線親局62が無線子局63からの情報(子局識別番号とデバイスコード情報)を受信するとステップSG4でその情報を管理テーブルに記憶する。
【0170】
このとき、図20に示すように、ステップSG3とステップSG4との間に、無線親局62が無線子局63から情報を受信したことを示す応答を返すようにしてもよい(ステップSG6)。
【0171】
また、画像形成装置11のデバイスコードが重複して割当てられてしまう場合があるので、かかる不都合を防止するために、図17に示すステップSF4の処理手順に加えて、図19に示すように所定時間後に再度子局識別番号とデバイスコードを無線子局63が無線親局62に返送するようにしても良い。
【0172】
図19は、図17に示すステップSF4の処理手順後に、無線子局63が無線親局62からの子局識別番号とデバイスコードとを受信したことを示す応答を待ち(ステップSF5)、これを受信した無線子局63は、他の無線子局63の全てが送信し終わるのに十分な時間(T×(M−N))待機し(ステップSF6)、さらにランダムな時間をおいて(ステップSF7)、再び子局識別番号とデバイスコード情報とを無線親局62に送信する。
【0173】
従って、もし、重複してデバイスコードが設定されていると、無線子局63は無線親局62からの受信応答に応じた再度子局識別番号とデバイスコード情報と送信することがないため、重複してデバイスコードが設定されていることがわかる。
【0174】
このとき図20に示すステップSG2のすべての情報の受信に十分な時間(T×N)が経過したあと、図21に示すようにデバイスコードが重複している場合にはエラー表示してそのことを知らせるようにしても良い。
【0175】
図21は、図20に示すステップSG2のすべての情報の受信に十分な時間(T×N)が経過したあと、デバイスコードが重複しているか否かを検出し(ステップSG7)、重複している場合にはエラー表示してそのことを知らせるようになっている(ステップSG8)。
【0176】
従って、デバイスコードが重複して設定されている場合でも、ユーザ等は容易にこのことを知ることができるようになる。
【0177】
【発明の効果】
以上説明したように、本発明に依れば、被遠隔管理装置の設置時に無線子局の子局識別番号識別番号と被遠隔管理装置のデバイスコードとを取得して無線親局に記憶するようにしたので、これらの管理が容易になり、例えば製造工程や販売行程での管理が容易に行うことができるようになる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の実施の形態の説明に適用される遠隔管理システムのブロック図である。
【図2】図1に代る構成の遠隔管理システムのブロック図である。
【図3】画像形成装置の概略構成を示すブロック図である。
【図4】図3の画像形成装置に用いられているパーソナルI/Fの概略構成を示すブロック図である。
【図5】データ通信装置の概略構成を示すブロック図である。
【図6】図5のデータ通信装置に用いられている網制御装置の概略構成を示すブロック図である。
【図7】無線親局の概略構成を示すブロック図である。
【図8】無線子局の概略構成を示すブロック図である。
【図9】図1の構成の場合に無線親局に記憶される管理テーブルの内容を示す図である。
【図10】図2の構成の場合に無線親局に記憶される管理テーブルの内容を示す図である。
【図11】データ通信装置におけるセレクティング動作のフローチャートである。
【図12】ポーリング動作のフローチャートである。
【図13】無線親局と無線子局との無線通信回線接続動作の手順を示すフローチャートである。
【図14】無線接続制御情報のデータフォーマットを例示した図である。
【図15】無線子局の応答動作を示すフローチャートである。
【図16】無線子局が接続されている画像形成装置のデバイスコードを取得する動作を示すフローチャートである。
【図17】無線子局が取得したデバイスコードを無線親局が取得して管理テーブルを更新する際の無線子局の動作を示すフローチャートである。
【図18】無線子局が取得したデバイスコードを無線親局が取得して管理テーブルを更新する際の無線親局の動作を示すフローチャートである。
【図19】図17に示すステップSF4の処理手順に加えて、無線子局が所定時間後に再度子局識別番号とデバイスコードを無線親局に返送する場合のフローチャートである。
【図20】無線親局が無線子局から情報を受信したことを示す応答を返すようにした場合のフローチャートである。
【図21】デバイスコードが重複している場合に、エラー表示させるようにした場合のフローチャートである。
【図22】登録されているデバイスコードを表示するようにした場合のフローチャートである。
【図23】登録されているデバイスコードを表示するようにした場合の状態を示す図である。
【図24】従来の技術の説明に適用される遠隔管理システムのブロック図である。
【符号の説明】
10 遠隔管理システム
11(11a〜11e) 画像形成装置
13 データ通信装置
16 公衆回線
17 中央制御装置
21 制御部
25 不揮発性RAM
28 パーソナルI/F
36 デバイスコード設定スイッチ
41 データ通信用制御部(DT制御部)
42 データ通信用RAM(DTRAM)
43 データ通信用ROM(DTROM)
44 データ通信用リアルタイムクロック回路
45 外部I/F
46 データ通信用LED表示部(DTLED表示部)
47 データ通信用不揮発性RAM(DT不揮発性RAM)
48 モデム
49 網制御装置(NCU)
51 保護回路
52 ループ電流検出回路
53 リンギング検出回路
54 ライン切替回路
55 ループ形成回路
61 有線通信回線
62 無線親局
63(63a〜63e) 無線子局
64(64a〜64e) 有線通信回線
71(71a,71b) アンテナ
72(72a,72b) 送信部
73(73a,73b) 受信部
74(74a,74b)無線LED表示部
75(75a,75b) 無線制御部
76(76a,76b) 回線ドライバ
77(77a,77b) 無線不揮発性RAM
78(78a,78b) スイッチ部

Claims (3)

  1. 複数の被遠隔管理装置と、該被遠隔管理装置と無線通信回線を介してデータ通信するデータ通信装置と、該データ通信装置と公衆回線を介して接続された中央制御装置とを備えて、前記複数の被遠隔管理装置の情報を前記中央制御装置で収集する遠隔管理システムにおいて、
    前記被遠隔管理装置に内蔵または有線接続されて、当該被遠隔管理装置に設定されているデバイスコードを取得するデバイスコード取得手段と、自端末に設定されている子局識別番号および前記デバイスコード取得手段が取得したデバイスコードを送信する送信手段を備えた複数の無線子局と、
    前記データ通信装置に内蔵または有線接続されて、前記無線子局と通信して前記デバイスコードおよび子局識別番号を取得する子局情報取得手段と、前記子局情報取得手段が取得した前記デバイスコードおよび子局識別番号を記憶する記憶手段を備えた無線親局を備え、
    前記複数の無線子局は、それぞれ子局識別番号/デバイスコード送信モードが設定されると、前記デバイスコード取得手段により接続されている前記被遠隔管理装置からデバイスコードを取得し、
    前記無線親局は、識別番号/デバイスコード受信モードが設定されると、送信先を特定せず、前記複数の無線子局に対して、識別番号送出要求を送信し、
    前記複数の無線子局は、前記無線親局より識別番号送出要求を受信すると、その受信時点から前記取得したデバイスコードの値に応じた時間を経過した後に、前記取得したデバイスコードおよび記憶している子局識別番号を前記無線親局へ送信し、
    前記無線親局は、それぞれの無線子局から子局識別番号/デバイスコードを取得すると、前記記憶手段に記憶している前記デバイスコードおよび子局識別番号を更新することを特徴とする遠隔管理システム。
  2. 前記複数の無線子局は、前記無線親局より識別番号送出要求を受信すると、その受信時点から前記取得したデバイスコードの値に所定の時間を乗じて得た時間を経過した後に、前記取得したデバイスコードおよび記憶している子局識別番号を前記無線親局へ送信することを特徴とする請求項1記載の遠隔管理システム。
  3. 前記無線親局は、前記複数の無線子局に対して識別番号送出要求を送信してから、前記デバイスコードの最大値に所定時間を乗じて得た時間を経過した後には、識別番号/デバイスコード受信モードを解除して、通常動作へと移行することを特徴とする請求項1または請求項2記載の遠隔管理システム。
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