JP2004289430A - 遠隔管理システム - Google Patents

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Akihiro Hamamichi
昭宏 浜道
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Abstract

【課題】公衆回線を利用した、複写機・コピー機等の遠隔管理装置、遠隔診断装置を提供する。
【解決手段】画像形成機能を有する1台または複数台の被遠隔管理装置(画像形成装置群11)と、被遠隔管理装置と無線通信回線を介してデータ通信するデータ通信装置12と、データ通信装置12に公衆回線13を介して接続された中央制御装置14と、データ通信装置12に内蔵されまたは接続された無線親局101と、前記被遠隔管理装置に内蔵されまたは接続された無線子局2とからなり、無線親局101と無線子局2とはそれぞれの通信用IDを交換しそれぞれ記憶する通信機器セットと備えたことを特徴とする。
【選択図】 図12

Description

【0001】
【発明の属する技術分野】
本発明は、公衆回線を利用して複写機・コピー機等の被遠隔管理装置の遠隔利用を行うことができる遠隔管理システムに関する。
【0002】
【従来の技術】
従来、複写機・コピー機等の遠隔管理・診断に適用される装置として、特許文献1等の技術が公知である。
【0003】
【特許文献1】
特開平04−68959
【0004】
【発明が解決しようとする課題】
従来の特定小電力無線等の無線装置では、異なる無線システム間で直接的な通信がなされないように、それぞれ無線システム固有のIDを設定し、無線システムをグループ分けしている。たとえば、コードレスホンでは、同一メーカのコードレスホンが近くに設置されていても、一方のコードレスホンの子機が、他のコードレスホンの親機と接続しないように、それぞれのシステムでは異なるIDが割り当てられる。
【0005】
そのために、上記の無線装置では、同一のIDを設定してある親機と子機をセットで販売するのが一般的である。ところで、複写装置等の遠隔管理システムでは、中央制御装置と電話回線で接続されがデータ通信装置により、複数の被遠隔管理装置をコードレスで制御する要求も多くなっている。
【0006】
コードレス化は、データ通信装置と複写装置の間を有線接続する場合、長距離にわたって通信線を施設しなければならず、また複写装置の位置の変更の都度、通信線を張り替えなければならず、これらに労力とコストがかかること、また通信線に足を引っかけて回線を切断し、遠隔管理機能に支障を来たす場合が多いこと等による。
【0007】
このような遠隔管理システムにおいて、データ通信装置に無線親局を、被遠隔管理装置に無線子局を接続する場合、無線親局に対する無線子局の数は一定でなく、1:1の場合があったり、1:5の場合があったりする。
【0008】
図1は、無線型の公知の画像形成装置管理システム8の構成例を示すブロック図である。この画像形成装置管理システム8は、遠隔診断を前提とし、無線子局8021が接続された画像形成装置(複写装置等)811と、無線親局801が接続されたデータ通信装置82と公衆回線83を介して接続された中央制御装置84とを備えている。中央制御装置84が、公衆回線83およびデータ通信装置82等を介して画像形成装置811を集中的に遠隔管理できるようにしたものである。
【0009】
図2は、無線型の公知の画像形成装置管理システム8の構成例を示すブロック図である。この画像形成装置管理システム8は、遠隔診断を前提とし、無線子局8021〜8025が接続された画像形成装置(複写装置等)811〜815と、無線親局801が接続されたデータ通信装置82と公衆回線83を介して接続された中央制御装置84とを備え、中央制御装置84が、公衆回線83およびデータ通信装置82等を介して各画像形成装置811〜815を集中的に遠隔管理できるようにしたものである。
【0010】
また、図3に示すようにユーザーの都合で被遠隔管理装置が追加されることによって無線子局が追加されることも少なくない。図3では、図1の画像形成装置管理システム8における画像形成装置811に新たに、無線子局8022が接続された画像形成装置812を追加した場合を示している。
【0011】
よって、この場合、無線親局801と無線子局8021〜8025をセットで販売することは難しい。したがってこのようなシステムにおいては、無線親局801または無線子局8021〜8025を設置する際に、それぞれが共通のIDになるように設定できることが望ましい。これに対処する手段としては、製造時にあらかじめ無線親局801に固有のIDを設定しておき、無線子局8021〜8025の設置の際に無線親局801のIDを読み取って、無線子局8021〜8025に登録する方法が考えられるが、そのためのツールを用意しなければならなかった。
【0012】
特定の小電力無線等の無線送受信装置では、定められた無線チャネルを有効に活用するために、通信のたびに使用されていないチャネル(空きチャネル)を検索して、検出された空きチャネル上で無線通信を行う周波数自動選択方式を使用するのが一般的である。
【0013】
たとえば、無線設備の標準規格の一つであるRCR−STD17Aでは、チャネル番号1から10までの10種類の無線チャネルが定められており、このうちのチャネル番号10は、周波数制御チャネルと定められている。
【0014】
従って、この標準規格に準拠した無線装置は、次のようにして無線通信用チャネル(無線通信回線)を確保した後、情報を伝送するのが一般的である。
【0015】
(1)送信側装置は、まず、チャネル番号1から9について空きチャネルを探し、検出された空きチャネルの情報を含む接続要求情報を周波数制御チャネルであるチャネル番号10で送信し、その後、選択したチャネルで応答を受信するのを待つ。
【0016】
(2)受信側装置は、通常、チャネル番号10で受信待機し、チャネル情報を含む接続要求情報が受信されたら、その情報に基づいて、選択されたチャネルで接続応答を返す。
【0017】
(3)送信側装置は、選択したチャネルで受信側装置からの応答を受信したら、そのチャネルで情報の送信を開始する。
【0018】
なお、上記方法においては、何れの無線装置も通信回線を確保する際にチャネル番号10を使用するため、一つの無線装置がチャネル番号10を占有してしまうと、他の無線装置が通信回線を確保できなくなる。このため、標準規格においては、チャネル番号10を連続して使用できる時間を0.2秒に制限している。また、その他のチャネルについても、一つの無線装置が長時間占有しないように、連続して使用できる時間を40秒に制限している。また、受信側装置が接続要求を受信してから応答を返すまでの時間も0.2秒以内と規定している。
【0019】
さらに、コードレス電話装置のように1台の無線親局801と複数台の無線子局(図2では8021〜8025)があるとき、無線親局801は特定の1台の無線子局とだけ無線通信回線を形成できるように、周波数制御チャネルで送信する接続要求情報には、回線接続したい無線子局のIDを付加するようにし、これを受信した無線子局8021〜8025は、受信したIDと自己のIDが一致するかを調査し、一致しているときにのみ接続応答を返すようにしている。ただし、そのためには、無線親局801にはそれぞれの無線子局8021〜8025のIDをあらかじめ記憶させておかなければならず、また、無線親局801の記憶している無線子局8021〜8025のIDと、無線子局自身のIDとが異なっていると、通信ができないため、これらの無線親局と無線子局はセットで製造、販売されるように管理しなければならない。
【0020】
このような無線通信方式を前記した画像形成装置の遠隔管理システムに使用し、たとえば図2のようにデータ通信装置811〜815に無線親局801を接続し、画像形成装置それぞれに無線子局8021〜8025を接続する場合、データ通信装置が画像形成装置へ遠隔管理用データを送信するときには、まず、データを送りたい画像形成装置に接続されている無線子局8021〜8025と無線親局801の間で無線通信回線を形成しなければならない。
【0021】
すなわち、無線親局801が空きチャネル情報と、通信相手先の画像形成装置が接続されている無線子局8021〜8025のIDを含む接続要求情報を当該無線子局に出力し、IDの一致する無線子局8021〜8025が接続応答を返すという手順をふまなければならない。よって、このような無線システムにおいては、データ通信装置または無線親局801が、画像形成装置の識別番号とその画像形成装置に接続されている無線子局8021〜8025のIDを図4のようなテーブルの形にして記憶していなければならない。
【0022】
本発明の目的は、公衆回線を利用した、複写機・コピー機等の遠隔管理装置、遠隔診断装置を提供することにある。
【0023】
【課題を解決するための手段】
本発明の遠隔管理システムは、画像形成機能を有する1台または複数台の被遠隔管理装置と、前記被遠隔管理装置と無線通信回線を介してデータ通信するデータ通信装置と、前記データ通信装置に公衆回線を介して接続された中央制御装置と、前記データ通信装置に内蔵されまたは接続された無線親局と、前記被遠隔管理装置に内蔵されまたは接続された無線子局とからなり、前記無線親局と前記無線子局とはそれぞれの通信用IDを交換しそれぞれ記憶する通信機器セットとを備えたことを特徴とする。
【0024】
本発明の遠隔管理システムでは、前記無線親局は、記憶している無線子局の通信用IDをもとに無線子局との間で通信回線を形成し、当該無線子局に接続されている前記被遠隔管理装置の識別番号を取得して、当該識別番号を当該無線子局の通信用IDと関連性を持たせて記憶することができる。
【0025】
また、本発明の遠隔管理システムでは、前記無線親局は、前記無線子局は通常の通信により被遠隔管理装置の識別番号を取得することができる。これにより、無線子局に通常の通信方式とは異なる、特別の通信手段を追加する必要がなくなる。
【0026】
さらに、本発明の遠隔管理システムでは、前記中央制御装置は、前記被遠隔管理装置から装置状態情報を取得して遠隔診断を行うことができる。
【0027】
本発明では、前記無線親局は、前記無線子局は通常の通信により被遠隔管理装置の識別番号を取得することができる。
【0028】
【発明の実施の形態】
以下に本発明を画像形成装置管理システムに応用したときの実施例を示す。まず、この発明の実施形態を説明する前に、この発明に関する公知の画像形成装置管理システムを図面に基づいて具体的に説明する。
【0029】
図5は、有線型の公知の画像形成装置管理システム8の構成例を示すブロック図である。この画像形成装置管理システム8は、遠隔診断を前提とした5台の画像形成装置(複写装置等)811〜815と、有線通信回線を介して接続されたデータ通信装置82と公衆回線83を介して接続された中央制御装置84とを備え、中央制御装置84が、公衆回線83およびデータ通信装置82等を介して各画像形成装置811〜815を集中的に遠隔管理できるようにしたものである。
【0030】
データ通信装置82は、公衆回83線に接続され、中央制御装置84からの指令信号を画像形成装置811〜815に選択的に送信したり、逆に画像形成装置811〜815からの各種通報を公衆回線83を経由して中央制御装置84に送信する。このデータ通信装置82は、24時間通電を行っていて、通常画像形成装置811〜815の電源がオフになっている夜間でも、中央制御装置84との通信を可能にしている。このデータ通信装置82と各画像形成装置811〜815とは、シリアル通信インタフェースRS−485(有線通信回線)によりマルチドロップ接続されていて、データ通信装置82からのポーリング、セレクティングにより各画像形成装置811〜815との通信を行っている。
【0031】
図6は、画像形成装置811〜815の制御部の構成例を示すブロック図である。各画像形成装置811〜815の制御部(同一符号9で示す)は、それぞれCPU901、リアルタイムクロック回路902、ROM903、RAM904、不揮発性RAM905、入出力ポート906、シリアル通信制御ユニット9071〜9073からなる複写装置(画像形成装置)コントローラ907と、パーソナルインタフェース(以下「インタフェース」を「I/F」と略称する)908と、システムバス909とを備えている。
【0032】
CPU901は、ROM903内の制御プログラムによってこの制御部全体を統括的に制御する中央処理装置である。リアルタイムクロック回路902は時刻情報を発生するものであり、CPU901がそれを読み込むことによって現在の時刻を知ることができる。ROM903は、CPU901が使用する制御プログラムを含む各種固定データを格納している読み出し専用メモリである。RAM904は、CPU901がデータ処理を行う際に使用するワークメモリ等として使用する一時記憶用メモリである。不揮発性RAM905は、図示しない操作表示部等からのモード指示の内容などを記憶するメモリであり、装置の電源がオフになっても記憶内容を保持するようになっている。入出力ポート906は、画像形成装置内のモータ、ソレノイド、クラッチ等の出力負荷やセンサ・スポット類を接続している。
【0033】
シリアル通信制御ユニット9071〜9073は、図示しない操作表示部、原稿送り部、転写紙後処理部との信号のやりとりを行っている。パーソナルI/F908は、データ通信装置82との間の通信を司るインタフェース回路であり、CPU901とデータ通信装置82との通信処理のための負荷を軽減するために設けられている。もちろん、CPU901の処理能力が充分あれば、このパーソナルI/F908の機能をCPU901に取り込んでも差し支えない。
【0034】
このパーソナルI/F908の主な機能は、以下の(1)〜(4)に示すとおりである。
【0035】
(1)データ通信装置からのポーリング、セレクティングの監視。
【0036】
(2)データ通信装置への肯定応答、否定応答処理。
【0037】
(3)データ通信装置との間の送受信データの正当性のチェック、パリティチェック、およびエラー発生時の再送要求処理。
【0038】
(4)データ通信装置との間の送受信データのヘッダ処理システムバスは、アドレスバス、コントロールバス、データバスからなるバスラインであり、CPU901、リアルタイムクロック回路902、ROM903、RAM904、不揮発性RAM905、入出力ポート906、シリアル通信制御ユニット9071〜9073、およびパーソナルI/F908を相互に接続する。
【0039】
図7は、図6のパーソナルI/F908の構成例を示すブロック図である。このパーソナルI/F908は、CPU9081、デュアルポートメモリ9082、レジスタ群9083、入力ポート9084、シリアル通信制御ユニット9085、ローカルバス9086、およびデバイスコード設定スイッチ9087によって構成されている。
【0040】
CPU9081は、中央処理装置、ROM、RAMおよびこれらを接続するバス等からなるワンチップのマイクロコンピュータであり、このパーソナルI/F908全体を統括的に制御する。
【0041】
デュアルポートメモリ9082は、CPU9081と図6のCPU901の双方から読み書き可能であり、パーソナルI/F908と複写装置コントローラ907との間でのテキストデータの授受に使用されるデータメモリである。なお、複写装置コントローラは上述したCPU901、リアルタイムクロック回路902、ROM903、RAM904、不揮発性RAM905、入出力ポート906、およびシリアル通信制御ユニット907によって構成される。
【0042】
レジスタ群9083の各レジスタは、上記テキストデータの授受時に制御用として使用されるが、詳細な説明は省略する。デバイスコード設定スイッチ9087は、画像形成装置毎に固有のデバイスコード(識別番号)を設定するためのものであり、データ通信装置82からのポーリング、セレクティング時のデバイスコード識別用として使用される。
【0043】
シリアル通信制御ユニット9071〜9073は、データ通信装置82および/または他の画像形成装置のパーソナルI/Fと接続される。
【0044】
図8は、図5のデータ通信装置(有線)82の一例を示すブロック構成図である。このデータ通信装置82は、CPU821、ROM822、RAM823、不揮発性RAM824、リアルタイムクロック回路825、画像形成装置I/F826、網制御装置(以下「NCU」という)827、モデム828、およびLED表示部829からなる。
【0045】
CPU821は、ROM822の制御プログラムによって次のような制御を行う。つまり、5台の画像形成装置811〜815を制御したり、公衆回線83経由で中央制御装置に対する指令信号の送受信を制御したり、画像形成装置811〜815からの各種通報により、公衆回線83経由で中央制御装置84に対して発呼を行ったり、公衆回線83を画像形成装置811〜815側に接続するか、一般電話機(TEL)またはファクシミリ装置(FAX)側に接続するかの切替制御を行うなど、このデータ通信装置82全体を統括的に制御する中央処理装置である。
【0046】
ROM822は、CPU821が使用する制御プログラムを含む各種固定データを格納している読み出し専用メモリである。RAM823は、CPU821がデータ処理を行う際に使用するワークメモリ等として使用する一時記憶用メモリである。
【0047】
不揮発性RAM824は、中央制御装置821および複数の画像形成装置811〜815の一方から他方への送信データや、複数の画像形成装置811〜815の中から1台を特定するそれぞれのデバイスコード(識別番号)およびIDコード、中央制御装置821の電話番号、回線接続が成功しなかった場合の再発呼回数(リトライ回数)、再発呼間隔などを記憶するメモリであり、電池によってバックアップされている。
【0048】
リアルタイムクロック回路825は、時刻情報を発生するものであり、CPU821がそれを読み込むことによって現在の時刻を知ることができる。
【0049】
画像形成装置I/F826は、画像形成装置811〜815との間のシリアル通信を司るインタフェース回路である。
【0050】
NCU827は、データ通信装置82を公衆回線83に通信可能に接続するためのものであり、自動発着信機能を備えている。モデム828は、送受信するデータを変復調する。LED表示部829は、データ通信装置83の電源入力状態やデータ通信装置が公衆回線83に通信可能に接続されていない時等にその旨を知らせるためのものである。
【0051】
図9は、NCU827の構成例を示すプロック図である。NCU827は、保護回路8271、ループ電流検出回路8272、リンギング検出回路8273、ライン切替回路8274およびループ形成回路8275等からなる。保護回路8271は、公衆回線83からのノイズから装置を保護するための回路である。
【0052】
ループ電流検出回路8272は、ループ形成回路8275により形成される直流ループに流れる電流を検出するものであり、図示しない両方向製のフォトカプラ等からなる。
【0053】
リンギング検出回路8273は、公衆回線83からのリンギングを検出するものである。ライン切替回路8274は、公衆回線83を図8のモデム828側に接続するか、外付けの一般電話機(TEL)またはファクシミリ装置(FAX)側に接続するかの切替を行うものである。
【0054】
ループ形成回路8272は、オフフックして公衆回線83をつかんだ(公衆回線のラインL1,L2を直流的に閉結した)際に直流ループを形成し、公衆回線83とモデム828信号の送受信を行う。
【0055】
次に、画像形成装置管理システムの概略機能について説明する。この画像形成装置管理システム8の機能には、大きく分けて以下の(1)〜(3)に示す3種類の機能がある。
【0056】
(1)中央制御装置から画像形成装置811〜815への通信制御
【0057】
(2)画像形成装置811〜815から中央制御装置82またはデータ通信装置84への通信制御
【0058】
(3)データ通信装置82独自の制御
【0059】
上記の(1)の中央制御装置から画像形成装置811〜815への通信制御には、たとえば以下の(a)〜(c)に示すものがある。
【0060】
(a)特定の画像形成装置(811〜815)のトータル画像形成枚数(積算画像形成枚数)、給紙段(給紙トレイ)毎の画像形成枚数、転写紙サイズ毎の画像形成枚数、ミスフィード回数、転写紙サイズ毎のミスフィード回数、転写紙搬送位置毎のミスフィード回数等の読みとり及びリセット
【0061】
(b)画像形成装置811〜815を構成するユニットの制御電圧、電流、抵抗、タイミング等の調整値の設定及び読み取り
【0062】
(c)(2)の通信制御による画像形成装置811〜815から中央制御装置84への通信制御に対する結果返送これらの制御は、中央制御装置84からの指令信号を受信して、データ通信装置から画像形成装置811〜815へのセレクティングによって行う。セレクティングとは、接続されている5台の画像形成装置811〜815の中から1台を選択して通信する機能をさす。
【0063】
図10は、データ通信装置82におけるセレクティング動作の一例を示すフローチャート(S101〜S108)である。
【0064】
各画像形成装置811〜815はそれぞれユニークな(特定の)デバイスコード(識別番号)を持っており、データ通信装置82は予め定められたセレクティング機能を示す特定コード(またはコードの組み合わせ)と選択すべき画像形成装置811〜815のデバイスコードとをシリアル通信インタフェースRS−485等に送出する。各画像形成装置811〜815は、セレクティング機能を示す特定コード(またはコードの組み合わせ)により、次に続くデバイスコードと自己のデバイスコードとを比較し、両コードが一致したときに自分がセレクティングされたことを知る(S101)。ここで、セレクティングされた画像形成装置811〜815は、送出すべきデータがある場合には、予め定められた特定コード(またはコードの組み合わせ)によるビジー(busy)応答を出力する。
【0065】
データ通信装置は、このビジー応答を受けると(S102)、セレクティング動作を中断し、以下に述べるポーリング動作に移行する(S108)。セレクティングされた画像形成装置811〜815は、送出すべきデータがない場合には、セレクティングに対応可能か否かを判断し、対応可能ならば予め定められた特定コード(またはコードの組み合わせ)による肯定応答を出力して(S103)データ通信装置82との通信を実行する(S104)。対応不可能の場合は、予め定められた特定コード(またはコードの組み合わせ)による否定応答を出力してデータ通信装置82との通信を終了する(S105,S108)。また、データ通信装置82が出力したデバイスコードに対応する画像形成装置811〜815が電源OFFなどの理由で肯定応答も否定応答も出力できない場合には、データ通信装置82は予め定められた一定時間経過後にセレクティング動作を終了する(S106,S107,S108)。
【0066】
(2)の画像形成装置811〜815から中央制御装置84またはデータ通信装置82への通信制御には、たとえば以下の(a)〜(e)に示すものがある。
【0067】
(a)画像形成装置811〜815はそれぞれ、画像形成動作が不可能となる故障等の異常が発生した場合に、その旨を示すデータ(通報要因)を即時にデータ通信装置82および公衆回線83を介して中央制御装置84に通報する(緊急通報)。
【0068】
(b)画像形成装置811〜815はそれぞれ、使用者(顧客)による操作表示部上のキー操作により、画像形成モードから、それとは異なる使用者が必要な要求(修理依頼やサプライ補給依頼)を出力するための使用者要求入力モードに移行し、操作表示部の文字表示器に使用者要求入力画面が表示され、その画面上の所定のキーの押下によって使用者が必要な要求が入力された場合に、その旨を示すデータを即時にデータ通信装置82および公衆回線83を介して中央制御装置84に通報する(緊急通報)。
【0069】
(c)画像形成装置811〜815はそれぞれ、積算画像形成枚数が予め設定された一定枚数(通報レベル値)に達した場合に、その旨を示すデータを即時にデータ通信装置82および公衆回線83を介して中央制御装置84に通報する(緊急通報)。
【0070】
(d)画像形成装置811〜815はそれぞれ、積算画像形成枚数が予め設定された一定期間に到達したときにその旨を示すデータをデータ通信装置84に通報し、データ通信装置82はその日(当日)の指定時刻(これは中央制御装置84より設定され、データ通信装置82に記憶しておく)にそれまでに受信したデータをまとめて公衆回線83を介して中央制御装置84に通報する(非緊急通報)。この通信制御には、指定時刻に達する前にそれまでに受信したデータの通報回数が予め定められた回数に達した場合、その指定時刻を待たずに中央制御装置84への送信を行う制御も含まれる。
【0071】
(e)画像形成装置811〜815はそれぞれ、画像形成動作開始は可能であるが、交換部品の指定回数、指定時間への接近、センサの規格レベルへの到達など、予防保全を必要とする事象が発生したときにその旨を示すデータをデータ通信装置82に通報し、そのデータ通信装置82はその日の指定時刻(これは、中央制御装置84により設定され、データ通信装置82に記憶しておく)にそれまでに受信したデータをまとめて公衆回線83を介して中央制御装置84に通報する(非緊急通報)。この通信制御には、指定時刻に達する前にそれまでに受信したデータの通報回数が予め定められた回数に達した場合、その指定時刻を待たずに中央制御装置84への送信を行う制御も含まれる。これらの通信制御は、データ通信装置83からのポーリング時に行う。ポーリングとは、接続されている5台の画像形成装置811〜815を順番に指定し、その指定された画像形成装置からの通信要求の有無を確認する機能をさす。
【0072】
図11は、データ通信装置82におけるポーリング動作の一例を示すフローチャートである(S201〜S203)。データ通信装置82は、予め定められたポーリング機能を示す特定コード(またはコードの組み合わせ)と選択すべき画像形成装置(811〜815)のデバイスコード(識別番号)とをシリアル通信インタフェースRS−485上に送出する。各画像形成装置811〜815は、ポーリング機能を示す特定コード(またはコードの組み合わせ)により、次に続くデバイスコードと自己のデバイスコードとを比較し、両コードが一致したときに自分がポーリングされたことを知る。
【0073】
次に、ポーリングされた画像形成装置811〜815は、送出データ(データ通信装置82または中央制御装置84に対する通信要求)があればデータ通信装置83との通信を開始し(S202)、通信要求がないときまたは開始した通信が終了したときは予め定められた特定コード(またはコードの組み合わせ)による終了応答を出力してデータ通信装置82との通信を終了する。データ通信装置82は、終了応答を受けると、次の画像形成装置(811〜815)へのポーリングに移行する(S203)。また、データ通信装置82が出力するデバイスコードに対応する画像形成装置(811〜815)が、電源OFFなどの理由で通信を開始できなかったり、あるいは終了応答も出力できなかったりした場合、データ通信装置811〜815は予め定められた一定時間経過後にポーリング動作を終了する。このポーリングは、セレクティングが発生しない限り、接続されている画像形成装置811〜815に対して順次繰り返される。
【0074】
(3)のデータ通信装置独自の制御には、たとえば以下の(a),(b)に示すものがある。
【0075】
(a)トータルカウンタ値(積算画像形成枚数)の読み出し。
【0076】
(b)(2)の画像形成装置811〜815から中央制御装置84への通信制御に対する結果返送トータルカウンタ値の読み出し制御は、データ通信装置82から画像形成装置811〜815への1日1回定時(0時0分、ただしこの時刻に画像形成装置811〜815の電源がOFFになっている場合は、この時刻以降に初めて電源がONになったとき)のセレクティングによって行う。データ通信装置82は、接続されている画像形成装置811〜815毎にトータルカウンタ用のメモリを2個(仮にこれらをそれぞれA,Bとする)用意してあり、上記1日1回のセレクティングによって読み取ったトータルカウンタ値をメモリAに書き込む。したがって、メモリAは毎日(ただしたとえば休日のように1日中画像形成装置811〜815の電源がON状態にならない場合はこの限りではない)前日の値が書き換えられることになる。また、毎月1回、予め決められた日時(これは中央制御装置により設定され、データ通信装置82内の不揮発性RAM824に記憶される)にメモリAに記憶されているトータルカウンタ値をメモリBにコピーする。
【0077】
データ通信装置82から中央制御装置84へはメモリBの内容が送られるが、その転送方法には以下の(a)(b)に示す2通りの方法がある。
【0078】
(a)中央制御装置84は、上記日時(メモリAの内容がメモリBにコピーされる日時)以降にデータ通信装置82のメモリBに記憶されたトータルカウンタ値を読みに行く。
【0079】
(b)データ通信装置82は、上記日時以降に自発呼してメモリBに記憶されたトータルカウンタ値を公衆回線を介して中央制御装置84に送出する。
【0080】
なお、自発呼を行う日時も中央制御装置84により設定され、データ通信装置82内の不揮発性RAM824に記憶される。データ通信装置82は、接続されている画像形成装置811〜815毎にメモリA,Bを組み合わせたメモリを複数組用意している。これは、たとえば白黒コピー用、アプリケーションコピー用、カラーコピー用等の種種のトータルカウンタ値が考えられるためである。
【0081】
以下、本発明の遠隔管理システムについて説明する。図12および図13は、本発明の一実施形態である遠隔管理システム1として構成される画像形成装置管理システムの構成例を示すブロック図である。
【0082】
図12の遠隔管理システム1は、図5のデータ通信装置と各画像形成装置の間の有線部分を無線親局と複数の無線子局を使って無線化したものであり、無線親局101は、シリアル通信I/F、RS485でデータ通信装置12の画像形成装置I/Fに接続され、無線子局1021〜1025(無線子局群:102)は、同じくシリアル通信I/F、RS485で画像形成装置のパーソナルI/F上のシリアル通信制御ユニットに接続されている。
【0083】
この遠隔管理システム1は、遠隔診断を前提とし、無線子局1021〜1025が接続された複写装置等の画像形成装置111〜115(画像形成装置群:11)と、無線親局101が接続されたデータ通信装置12と公衆回線13を介して接続された中央制御装置14とを備え、中央制御装置14が、公衆回線13およびデータ通信装置12等を介して画像形成装置111〜115を集中的に遠隔管理できるようにしたものである。
【0084】
図13は、画像形成装置の個数よりも、無線子局の個数が少ない場合の例を示す図である。図13では、画像形成装置は符号111〜115で示す5個であり、無線子局は符号1021,1022で示す2個である。
【0085】
図14は、無線親局101の構成例を示すブロック図である。無線親局101は、アンテナ1011、無線送信部1012、無線受信部1013、制御部1014、RS485ドライバ1015、LED表示部1016、スイッチ部1017および不揮発性メモリ1018等からなる。
【0086】
無線送信部1012は、制御部1014から入力される送信データを無線信号に変換してアンテナ1011に出力する。つまり、所定の周波数の信号を制御部より入力される送信データにより変調し、無線信号としてアンテナ1011に出力する。無線受信部1013は、アンテナ1011から入力される無線信号を受信データ(所定の制御データ)に変換して制御部1014に出力する。つまり、アンテナ1011から入力される無線信号の所定の周波数帯について復調し、受信データとして制御部1014に出力する。また、所定の周波数の強度を制御部1014に提供する。制御部1014は、CPU、ROM、RAM等で構成され、無線送信部1012、無線受信部1013、RS485ドライバ1015、LED表示部1016の制御を行う。
【0087】
また、制御部1014のRAMは、管理テーブルのエリアを持ち、後述する手段によって、無線子局1021〜1025から入手した無線子局IDおよび画像形成装置111〜115のデバイスコード(識別番号)を一時的に記憶する。RS485ドライバ1015は、シリアル通信I/F、RS−485の制御を行う。LED表示部1016は無線親局101の動作状態、および無線子局1021〜1025からの受信結果の表示に使用する。
【0088】
スイッチ部1017は、動作モードの設定などに使用するスイッチにより構成される。不揮発性メモリ1018は、無線装置の呼出名称、メーカコード、管理テーブルなど、無線通信に必要な情報を記憶する。呼出名称とは、個々の無線局に固有に与えられる数字によるコードであり、製造時に書き込まれる。本実施例では、これを無線親局IDとして使用する。メーカコードは、製造メーカ等を識別するためのコードであり、製造時などに書き込まれる。管理テーブルは、無線子局の無線子局IDと画像形成装置のデバイスコード(識別番号)を対応づけて管理するものであり、送信の際にはデータ通信装置より提供されたデバイスコード(識別番号)に基づいて送信先の無線子局を判別するのに使用する。
【0089】
図15(A)は、図12の実施形態の時の無線親局101の管理テーブルの例、図15(B)は、図13の実施形態の無線親局101の管理テーブルの例である。なお、無線親局機能をデータ通信装置12に内蔵して、無線親局制御部機能をデータ通信装置12の制御部1014で、無線親局表示部機能をデータ通信装置12の表示部で、無線親局不揮発性メモリ機能をデータ通信装置の不揮発性メモリでまかなうことも可能である。
【0090】
図16は、本発明の遠隔管理システムの無線子局2(無線子局1021〜1025)の構成例を示すブロック図である。無線子局2は、アンテナ21、無線送信部22、無線受信部23、制御部24、RS485ドライバ25、LED表示部26、スイッチ部27および不揮発性メモリ28等からなる。無線送信部22は、制御部24から入力される送信データを無線信号に変換してアンテナ21に出力する。つまり、所定の周波数の信号を制御部24から入力される送信データにより変調し、無線信号としてアンテナ21に出力する。無線受信部23は、アンテナ21から入力された無線信号を受信データ(所定の制御データ)に変換して制御部24に出力する。つまり、アンテナ21から入力された無線信号の所定の周波数帯について復調し、受信データとして制御部24に出力する。また、所定の周波数の強度を制御部24に提供する。
【0091】
制御部24は、CPU、ROM、RAM等で構成され、無線送信部22、無線受信部23、RS485ドライバ25、およびLED表示部26の制御を行う。RS485ドライバ25は、シリアル通信I/F、RS−485の制御を行う。LED表示部26は無線子局2の動作状態、および無線親局101への送信結果の表示に使用する。スイッチ部27は、動作モードの設定などに使用するスイッチにより構成される。不揮発性メモリ28は、無線装置の呼出名称、メーカコード、無線親局IDなど、無線通信に必要な情報を記憶する。呼出名称は、個々の無線局に固有に与えられる数字によるコードであり、製造時に書き込まれる。本実施例では、これを無線子局IDとして使用する。メーカコードは、製造メーカ等を識別するためのコードであり、製造時などに書き込まれる。無線親局IDは、通信すべき相手となる無線親局の呼出名称(無線親局ID)を製造時、または設置時などに予め入力しておく。
【0092】
また、本発明では、画像形成装置から取得したデバイスコード(識別番号)を、この不揮発性メモリに記憶する。なお、無線子局機能を画像形成装置111〜115に内蔵して、上記無線子局制御部機能を画像形成装置の制御部1014で、無線子局不揮発性メモリ機能を画像形成装置111〜115の不揮発性メモリで、無線子局表示部機能を画像形成装置の表示部でまかなうことも可能である。
【0093】
次に、無線親局101と無線子局2の通信動作について説明する。無線親局101と無線子局2の無線通信は、通常、無線親局101から無線子局2への無線通信回線接続要求の発信で始められる。データ通信装置12と画像形成装置111〜115との通信は、前述の通りデータ通信装置12が出力するポーリングまたはセレクティングによって開始される。従って、無線親局101はデータ通信装置12に接続されているI/Fライン(シリアル通信I/F、RS−485)より順次入力されるデータを一時バッファリングしながら、ポーリングコマンドまたはセレクティングコマンドに一致するデータを検出する処理を行い、そのデータ(ポーリング/セレクティング)を検出したときに、そのデータに含まれる、データの送信先となる画像形成装置111〜115のデバイスコード(識別番号)を検出する。次に、検出されたデバイスコード(識別番号)の画像形成装置111〜115が接続されている無線子局2の無線子局IDを、不揮発性メモリの管理テーブルより導きだし、その無線子局IDを基に無線子局への無線通信回線接続要求を出力する。この無線通信回線接続要求に対する無線子局2からの応答があったときにバッファリングしておいたデータについての通信を開始する。
【0094】
図17は無線親局101の無線通信回線接続動作の一例を示すフローチャートである(S301〜S317)。無線親局101は、接続動作後(S301)、ポーリング/セレクティング検出されると(S302)、データ通信用CH(チャネル)(RCR−STD17Aでは1〜9CH)の何れかのCHについてキャリアセンスする(SS303,S304)。キャリアセンスとは、所定のCHについて、そのCHを他の装置が使用していないかを調べることをいい、たとえば、無線受信部1013の受信周波数をそのCHの周波数に同調させたときの、無線電波の入力強度を調べ、その強度が所定のレベル以上ある時は、そのCHが使用中であると判断し、所定のレベルより低いときは空きCHであると判断する。キャリアセンスの結果、そのCHが使用中であると判断されたときは、他のCHについてキャリアセンスし、所定回数、キャリアセンスしても空きCHが見つからないときは、無線通信回線接続動作を終了する(S305,S306)。キャリアセンスの結果、そのCHが空きCHであると判断されたときは、そのCH情報と管理テーブルから導き出した無線子局IDを無線接続制御情報に付加し、次に周波数制御CH(RCR−STD17Aの場合、10CH)をキャリアセンスする(S3109)。周波数制御CHのキャリアセンスの結果、周波数制御CHが使用中の時は、所定時間待った後、再度周波数制御CHをキャリアセンスし(S311)、所定回数キャリアセンスしても周波数制御CHの空き状態を検出できなかったときは、無線通信回線接続動作を終了する。
【0095】
キャリアセンスの結果、周波数制御CHの空きが確認されたら、無線送信部1013の送信周波数を周波数制御CHにセットして(S312)、前述の無線接続制御情報を含む無線通信回線接続要求を送信する(S313)。図18に、無線親局101が送信する無線接続制御情報のデータフォーマットの一例を示す。その後、無線親局101は、無線受信部1014を先に捕捉した空きCHの周波数にセットして(S314)無線子局2からの無線通信回線接続応答の受信を待つ。ただし、所定時間待っても応答が受信できないときは(S315)、無線通信回線接続動作を終了する(S316)。所定時間内に、無線子局2からの無線通信回線接続応答が受信されたら、両者の無線通信回線が接続されたことになり(S317)、無線親局101は、無線送信部1013の送信周波数を先に捕捉したCHの周波数にセットして、データ通信装置12から受信し、バッファリングしてあったポーリングまたはセレクティングを含むデータを送信する。
【0096】
図19は無線子局2の無線通信回線接続動作の一例を示すフローチャートである(S401〜S409)。無線子局2は、接続動作に際しては(S401)、通常、無線受信部24を周波数制御CHの周波数に同調させておき、周波数制御CHで送信される無線通信回線接続要求を監視する(S402)。無線通信回線接続要求が受信されたときは、無線接続制御情報のメーカコード、無線子局IDが自己の不揮発性メモリ28に記憶されているメーカコード、無線子局ID(呼出名称)と一致しているかを調べ(S403)、一致していないときは、その無線通信回線接続要求の受信を無効とし、無線通信回線接続要求の受信待ちの状態に戻る。無線子局IDが自己のものと一致したときは、無線接続制御情報のCH情報に基づいて、送受信CHをセット(すなわち送信部の送信周波数を先のCHの周波数にセット、無線受信部24の受信周波数を先のCHの周波数にセット)して無線通信回線接続応答を送信する(S404〜S409)。以上により、無線親局と無線子局の無線通信回線が形成され、この通信回線を介してデータ通信装置12と画像形成装置111〜115の通信を実行する。
【0097】
無線親局101は、無線子局2との無線通信回線を形成する際に使用する無線子局IDとデバイスコード(識別番号)の管理テーブルを作成する。
【0098】
図20は、無線親局101の動作の一例を示すフローチャートであり(S501〜S506)、図21は無線子局2の動作の一例を示すフローチャートである(S601〜S608)。なお、以下の説明では、無線局間の無線通信回線接続動作の詳細は省略する。
【0099】
まず、無線親局101と無線子局2を接続し、それぞれをID送受信モードにする(S601)。次に、無線子局2をスイッチ操作することにより無線子局IDを送出させる。この無線子局IDを無線親局が受信すると、無線親局101は受信した無線子局IDを記憶した後(S504,S505)、自身の所有する無線親局IDを送信する。無線子局2はこの送信を受信し、受信した無線親局IDを記憶する。ただし、無線子局2は、無線子局ID送出後(S506)、所定の時間を経過しても、無線親局101からの無線親局IDを含む応答を受信できないときは、ID送受信動作を停止し(S503)、モード終了操作か、再びID送受信操作が実施されるのを待機する。
【0100】
本発明のデバイスコード取得モードでの処理を図22のフローチャートに示し(S701〜S710)、本発明の通常モードでの処理を図23のフローチャートに示す(S801〜S808)。無線親局101は、記憶している無線子局IDを無線接続制御情報に付して、無線接続要求を送信し、該当する無線子局2から応答があったならば、デバイスコード送信要求を送信し、デバイスコードを取得した後、その無線子局IDと対応させた形で記憶する。
【0101】
無線子局2は、自身が記憶している無線親局ID、無線子局IDに一致する無線接続制御情報を受信したならば、次の受信情報を監視し、その情報が、デバイスコード要求であれば、接続されている画像形成装置のデバイスコードを取得して、無線親局101に返送する。デバイスコード要求でない場合は、通常の通信動作をする。
【0102】
本発明のデバイスコード取得モードでの他の処理を、図24のフローチャートに示す(S901〜S911)。前述の通り、画像形成装置111〜115は、セレクティング機能を示す特定コード(またはコードの組み合わせ)により、次に続くデバイスコードと自己のデバイスコードとを比較し、両コードが一致したときに自分がセレクティングされたことを知る。ここで、セレクティングされた画像形成装置111〜115は、送出すべきデータがある場合には、予め定められた特定コード(またはコードの組み合わせ)によるビジー(busy)応答を出力し、送出すべきデータがない場合には、セレクティングに対応可能か否かを判断し、対応可能ならば予め定められた特定コード(またはコードの組み合わせ)による肯定応答を出力し、対応不可能の場合は、予め定められた特定コード(またはコードの組み合わせ)による否定応答を出力する。
【0103】
デバイスコードがたとえば1から10のように、有限な値の場合、無線親局は、順次1から10のデバイスコードとセレクティングコマンドを無線子局2を介してシリアル通信インタフェースRS−485に送出し、同じく無線子局を介して応答のあったデバイスコードを記憶することで、無線子局2に接続されている画像形成装置111〜115のデバイスコードを取得できる。図25に、無線親局101が送信する無線接続制御情報のデータフォーマットを示す。
【0104】
本実施形態では、遠隔管理システムの例として画像形成装置の遠隔管理システムを取り上げたが、他の装置の遠隔管理システム(たとえば複写装置の複写枚数を部門別に管理するキーカード装置やガスメーター、電力量メーター、自動販売機等の遠隔管理システム)でも応用可能である。
【0105】
【発明の効果】
装置の設置時に無線親局と無線子局のそれぞれのID情報を取得できる。また、容易に被遠隔管理装置の識別番号を無線親局(またはデータ通信装置)に登録でき、装置の設定ミスを容易に認識できる。
【図面の簡単な説明】
【図1】無線親局に対する無線子局の数が1:1である、従来の遠隔管理システムを示す図である。
【図2】無線親局に対する無線子局の数が1:5である、従来の遠隔管理システムを示す図である。
【図3】ユーザーの都合で被遠隔管理装置が追加される例を示す図である。
【図4】画像形成装置の識別番号とその画像形成装置に接続されている無線子局のIDのテーブルを示す図である。
【図5】有線型の公知の画像形成装置管理システムの構成例を示すブロック図である。
【図6】画像形成装置の制御部の構成例を示すブロック図である。
【図7】図6のパーソナルI/Fの構成例を示すブロック図である。
【図8】図5のデータ通信装置(有線)の一例を示すブロック構成図である。
【図9】
【図10】図8のデータ通信装置におけるNCUの構成例を示すブロック図である。
【図11】データ通信装置におけるポーリング動作の一例を示すフローチャートである。
【図12】本発明の遠隔管理システムを示すブロック図である。
【図13】画像形成装置よりも、無線子局の個数が少ない遠隔管理システムを示すブロック図である。
【図14】図12の画像形成装置の無線親局の構成例を示すブロック図である。
【図15】(A)は、図12の実施形態の時の無線親局101の管理テーブルの例、(B)は、図13の実施形態の無線親局101の管理テーブルの例を示す図である。
【図16】本発明の遠隔管理システムの無線子局の構成例を示すブロック図である。
【図17】無線親局の無線通信回線接続動作の一例を示すフローチャートである。
【図18】無線親局が送信する無線接続制御情報のデータフォーマットの一例を示す図である。
【図19】無線子局の無線通信回線接続動作の一例を示すフローチャートである。
【図20】ID送受信モードでの処理例を示すフローチャートである。
【図21】ID送受信モードでの他の処理例を示すフローチャートである。
【図22】デバイスコード取得モードでの処理例を示すフローチャートである。
【図23】通常モードでの処理例を示すフローチャートである。
【図24】デバイスコード取得モードでの処理例を示すフローチャートである。
【図25】無線親局101が送信する無線接続制御情報のデータフォーマットを示す図である。
【符号の説明】
1 遠隔管理システム
2 無線子局
11 画像形成装置群
12 データ通信装置
13 公衆回線
14 中央制御装置
21 アンテナ
22 無線送信部
23 無線受信部
24 制御部
25 RS485ドライバ
26 LED表示部
27 スイッチ部
28 不揮発性メモリ
101 無線親局
102 無線子局群
111〜115 画像形成装置
1011 アンテナ
1012 無線送信部
1013 無線受信部
1014 制御部
1015 RS485ドライバ
1016 LED表示部
1017 スイッチ部
1018 不揮発性メモリ
1021〜1025 無線子局

Claims (4)

  1. 画像形成機能を有する1台または複数台の被遠隔管理装置と、
    前記被遠隔管理装置と無線通信回線を介してデータ通信するデータ通信装置と、
    前記データ通信装置に公衆回線を介して接続された中央制御装置と、
    前記データ通信装置に内蔵されまたは接続された無線親局と、前記被遠隔管理装置に内蔵されまたは接続された無線子局とからなり、前記無線親局と前記無線子局とはそれぞれの通信用IDを交換しそれぞれ記憶する通信機器セットと、
    を備えたことを特徴とする遠隔管理システム。
  2. 前記無線親局は、記憶している無線子局の通信用IDをもとに無線子局との間で通信回線を形成し、当該無線子局に接続されている前記被遠隔管理装置の識別番号を取得して、当該識別番号を当該無線子局の通信用IDと関連性を持たせて記憶することを特徴とする遠隔管理システム。
  3. 前記無線親局は、前記無線子局は通常の通信により被遠隔管理装置の識別番号を取得することを特徴とする請求項2に記載の遠隔管理システム。
  4. 前記中央制御装置は、前記被遠隔管理装置から装置状態情報を取得して遠隔診断を行うことを特徴とする請求項1から3の何れかに記載の遠隔管理システム。
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