JP4086133B2 - 無線装置の歪補償方法及び歪補償装置 - Google Patents

無線装置の歪補償方法及び歪補償装置 Download PDF

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Description

技術分野
本発明は無線装置の歪補償方法及び歪補償装置に係り、特に、無線装置における送信電力増幅器の非線形歪を抑え、隣接チャネル漏洩電力を低減する歪補償方法及び歪補償装置に関する。
背景技術
近年周波数資源が逼迫し、無線通信に於いてディジタル化による高能率伝送が多く用いられるようになってきた。無線通信に多値振幅変調方式を適用する場合、送信側特に電力増幅器の増幅特性を直線化して非線型歪を抑え、隣接チャネル漏洩電力を低減する技術が重要であり、また線型性に劣る増幅器を使用し電力効率の向上を図る場合はそれによる歪発生を補償する技術が必須である。
図22は従来の無線機における送信装置の一例を示すブロック図であり、送信信号発生装置1はシリアルのディジタルデータ列を送出し、シリアル/パラレル変換器(S/P変換器)2はディジタルデータ列を1ビットづつ交互に振り分けて同相成分信号(I信号:In−phase component)と直交成分信号(Q信号:Quadrature component)の2系列に変換する。DA変換器3はI信号、Q信号のそれぞれをアナログのベースバンド信号に変換して直交変調器4に入力する。直交変調器4は入力されたI信号、Q信号(送信ベースバンド信号)にそれぞれ基準搬送波とこれを90°移相した信号を乗算し、乗算結果を加算することにより直交変換を行って出力する。周波数変換器5は直交変調信号と局部発振信号をミキシングして周波数変換し、送信電力増幅器6は周波数変換器5から出力された搬送波を電力増幅して空中線(アンテナ)7より空中に放射する。
かかる送信装置において、送信電力増幅器の入出力特性(歪関数f(p))は図23(a)の点線で示すように非直線性になる。この非直線特性により非線形歪が発生し、送信周波数f周辺の周波数スペクトラムは図23(b)の点線に示すようにサイドローブが持ち上がり、隣接チャネルに漏洩し、隣接妨害を生じる。このため、フィードバック系の歪補償技術としてカルテジアンループ方式、ポーラーループ方式等が提案され、電力増幅器の歪抑圧を行っている。
図24はDSPを用いたディジタル非線形歪補償機能を備えた送信装置のブロック図である。送信信号発生装置1から送出されるディジタルデータ群(変調信号)は、S/P変換器2においてI信号、Q信号の2系列に変換されてDSPで構成される歪補償部8に入力される。歪補償部8は機能的に図25に示すように、変調信号のパワーレベル0〜1023に応じた歪補償係数h(pi)(i=0〜1023)を記憶する歪補償係数記憶部8a、変調信号レベルに応じた歪補償係数h(pi)を用いて該変調信号に歪補償処理(プリディストーション)をほどこすプリディストーション8b、変調信号と後述する直交検波器で復調された復調信号を比較し、その差が零となるように歪補償係数h(pi)を演算、更新する歪補償係数演算部8cを備えている。
歪補償部8は変調信号のレベルに応じた歪補償係数h(pi)を用いて該変調信号にプリディストーション処理を施し、DA変換器3に入力する。DA変換器3は入力されたI信号とQ信号をアナログのベースバンド信号に変換して直交変調器4に入力する。直交変調器4は入力されたI信号、Q信号にそれぞれ基準搬送波とこれを90°移相した信号を乗算し、乗算結果を加算することにより直交変換を行って出力する。周波数変換器5は直交変調信号と局部発振信号をミキシングして周波数変換し、送信電力増幅器6は周波数変換器5から出力された搬送波信号を電力増幅して空中線(アンテナ)7より空中に放射する。送信信号の一部は方向性結合器9を介して周波数変換器10に入力され、ここで周波数変換されて直交検波器11に入力される。直交検波器11は入力信号にそれぞれ基準搬送波とこれを90°移相した信号を乗算して直交検波を行い、送信側におけるベースバンドのI、Q信号を再現してAD変換器12に入力する。AD変換器12は入力されたI,Q信号をディジタルに変換して歪補償部8に入力する。歪補償部8はLMS(Least Mean Square)アルゴリズムを用いた適応信号処理により変調信号と直交検波器で復調された復調信号を比較し、その差が零となるように歪補償係数h(pi)を演算、更新する。ついで、次の送信すべき変調信号に更新した歪補償係数を用いてプリディストーション処理を施して出力する。以後、上記動作を繰り返すことにより、送信電力増幅器6の非線形歪を抑えて隣接チャネル漏洩電力を低減する。
図26は適応LMSによる歪補償処理の説明図である。15aは変調信号(入力ベースバンド信号)x(t)に歪補償係数hn−1(p)を乗算する乗算器(図25のプリディストーション部8bに対応)、15bは歪関数f(p)を有する送信電力増幅器、15cは送信電力増幅器からの出力信号y(t)を帰還する帰還系、15dは変調信号x(t)のパワーp(=x(t))を演算する演算部(振幅−電力変換部)、15eは変調信号x(t)の各パワーに応じた歪補償係数を記憶する歪補償係数記憶部(図25の歪補償係数記憶部8aに対応)であり、変調信号x(t)のパワーpに応じた歪補償係数hn−1(p)を出力すると共に、LMSアルゴリズムにより求まる歪補償係数h(p)で歪補償係数hn−1(p)を更新する。
15fは共役複素信号出力部、15gは変調信号x(t)と帰還復調信号y(t)の差e(t)を出力する減算器、15hはe(t)とu(t)の乗算を行う乗算器、15iはhn−1(p)とy(t)の乗算を行う乗算器、15jはステップサイズパラメータμを乗算する乗算器、15kはhn−1(p)とμe(t)u(t)を加算する加算器、15m,15n、15pは遅延部であり、変調信号x(t)が入力してから帰還復調信号y(t)が減算器15gに入力するまでの遅延時間を入力信号に付加する。15f、15h〜15jは回転演算部16を構成する。u(t)は歪を受けた信号である。上記構成により、以下に示す演算が行われる。
Figure 0004086133
ただし、x,y,f,h,u,eは複素数、*は共役複素数である。上記演算処理を行うことにより、変調信号x(t)と帰還復調信号y(t)の差e(t)が最小となるように歪補償係数h(p)が更新され、最終的に最適の歪補償係数値に収束し、送信電力増幅器の歪が補償される。
図27はx(t)=I(t)+jQ(t)として表現した送信装置の全体の構成図であり、図24、図26と同一部分には同一符号を付している。
以上のように、ディジタル非線形歪補償方式は、変調信号により直交変調して得られる搬送波を帰還検波し、変調信号(送信ベースバンド信号)と帰還信号(帰還ベースバンド信号)の振幅をディジタル変換して比較し、比較結果に基づいて歪補償係数をリアルタイムに更新するという原理である。
ところで、実際の送信電力増幅器は、図28の周波数スペクトラムFS1で示すように、中心周波数fに対して正負の周波数領域で異なる不要幅射電力を発生する現象がある(周波数非対称性歪)。また、周波数非対称性歪はデバイスの個体差により異なっている。かかる現象は、送信電力増幅器の歪関数が入力電力の瞬時値pだけでなく過去の入力電力値にも依存するためである。
従来の歪補償処理(プリディストーション)では、歪関数f(p)が入力電力の瞬時値pのみに依存するものであるとして歪補償係数の更新を行うものであった。このため、従来の歪補償処理(プリディストーション)を施した場合における周波数スペクトラムFS2は図28に示すようになり、歪の抑圧効果は得られるが、十分な歪抑圧効果を得られない問題があった。
以上より、本発明の目的は、周波数非対称性歪を補償でき、十分な歪抑圧効果を発揮できるようにすることである。
又、本発明の目的は、デバイスが持つ個体差によるリ歪補償効果のばらつきをなくすことである。
発明の開示
本発明によれば、送信電力増幅器の歪を補正するための歪補償係数をメモリに記憶し、現在の送信信号と過去の送信信号に応じた歪補償係数をメモリから読み出し、該歪補償係数を用いて送信信号に歪補償処理を施し、歪補償処理を施された送信信号を送信電力増幅器で増幅して送信し、歪補償前の送信信号と送信増幅器の出力信号に基づいて前記歪補償係数を更新する。このように、送信電力増幅器の歪補償係数を現在及び過去の送信信号の関数として求め、該歪補償係数を用いて補償することにより、周波数非対称性歪を十分抑圧し、デバイスが持つ個体差による歪補償効果のばらつきをなくすことができる。
この場合、現在の送信信号と過去に送信した複数の信号に対応する1つの歪補償係数をメモリから読み出して歪補償処理を実行する。
又、現在の送信信号と前回送信した信号に対応する歪補償係数をメモリから読み出して歪補償処理を実行する。
又、現在の送信信号と現在及び前回送信した信号の差分に対応する歪補償係数をメモリから読み出して歪補償処理を実行する。
又、現在の送信信号の瞬時値と包絡線微分値に対応する歪補償係数をメモリから読み出して歪補償処理を実行する。
又、現在の送信信号の電力値と過去に送信した信号の電力値に対応する歪補償係数をメモリから読み出して歪補償処理を実行する。
又、現在の送信信号の振幅値と過去に送信した信号の振幅値に対応する歪補償係数をメモリから読み出して歪補償処理を実行する。
発明を実施するための最良の形態
(A)本発明の基本構成
図1は本発明の基本構成図であり、21は送信信号発生装置、22は送信電力増幅器の歪を補正する歪補償係数を記憶する歪補償係数テーブル(RAMなどのメモリ)、23は現在の送信信号値と過去の1以上の送信信号値を記憶する遅延器DLCを備え、これら信号値に基づいて歪補償係数テーブル(RAM)のアドレス信号を出力するアドレス発生部、24は現在の送信信号値と過去の1以上の送信信号値に応じた歪補償係数を用いて送信信号に歪補償処理を施して送信電力増幅器に入力する歪補償付与部、25は歪補償係数を更新して歪補償係数テーブル22に記憶する歪補償係数更新部、26は送信信号を変調する変調部、27は送信電力増幅器、28はアンテナ、29は送信電力増幅器の出力信号の一部を分岐する方向性結合器、30は送信電力増幅器の出力信号を復調する復調部である。
予め、送信電力増幅器27の歪を補正するための歪補償係数の初期値を、メモリ23に記憶しておく。送信信号発生装置21より送信信号が発生すれば、アドレス発生部23は現在の送信信号と過去の送信信号に対応するアドレスAを発生し、該アドレスより歪補償係数を読み出して歪補償付与部24に入力する。歪補償付与部24は該歪補償係数を用いて送信信号に歪補償処理を施して出力する。変調部26は歪補償された送信信号を変調し、送信電力増幅器27は該変調された信号を増幅してアンテナ28より送信する。復調器30は方向性結合器29から入力する送信電力増幅器27の出力信号を復調して歪補償係数更新部25に入力し、歪補償係数更新部25は歪補償前の送信信号と復調信号の差が零となるように前記歪補償係数を更新し、アドレスAに記憶する。
(B)第1実施例
図2は本発明の第1実施例の構成図であり、歪補償方式として極座標系歪補償方式(ポーラループ方式)を採用した例であり、図1と同一部分には同一符号を付している。この第1実施例は、歪補償係数を現在の送信信号の電力p(t)、今回と前回の送信電力の差Δpの関数として求める例である。
図中、31はシリアル/パラレル変換器(S/P変換器)で、送信信号発生装置21から出力するシリアルデータを1ビットづつ交互に振り分けて同相成分信号(I信号)と直交成分信号(Q信号)の2系列に変換する。32は歪補償付与部24から出力する歪補償された直交信号(I信号、Q信号)をアナログに変換するDA変換器、33は復調器30から出力する直交復調信号(I′信号、Q′信号)をディジタルに変換するAD変換器である。
歪補償係数テーブル22には、現在の送信信号電力をp(t)、直前の送信電力をp(t−1)、その差分をΔp(=p(t)−p(t−1))とすれば、図3に示すように、p(t)とΔpの組み合わせに対応させて複素数の歪補償係数h(p(t),Δp)が記憶されている。
アドレス発生部23は、p(t)=I(t)+Q(t)により送信信号の電力値を演算する振幅−電力変換部23a、時間Δt前の電力値p(t−1)を出力する遅延回路23b、p(t),p(t−1)を入力され、p(t)を上位アドレス、Δp(=p(t)−p(t−1)を下位アドレスとするアドレスA(p(t),Δp))を発生するDSP等のアドレス演算部23c、時間Δt後にアドレスA(p(t),Δp))を出力する遅延回路23dを有している。
歪補償付与部24は、直交信号I+jQとアドレスA(p(t),Δp))から読み出された歪補償係数hn−1(p(t),Δp)との複素乗算を行って直交信号に歪補償処理を施す。アドレスA(p(t),Δp))に記憶されている歪補償係数h(p(t),Δp)をh+jhとすれば、歪補償付与部24は (I+jQ)×(h+jh) (1)
の演算を行い、歪補償を施した直交信号
(I・h−Q・h)+j(I・h+Q・h
を出力する。
歪補償係数更新部25は、歪補償前の直交信号と復調器(直交検波器)30から出力する復調信号の差が零となるようにLMSアルゴリズムあるいはRLSアルゴリズムを用いた適応信号処理によりアドレスA(p(t),Δp))から読み出された歪補償係数hn−1(p(t),Δp)を更新し(hn−1(p(t),Δp)→h(p(t),Δp))、該更新後の歪補償係数h(p(t),Δp)を元のアドレスA(p(t),Δp))に格納する。すなわち、歪補償係数更新部25において、遅延回路41はS/P変換部31から出力する直交信号を所定時間遅延し、減算器42は該直交信号x(t)(=I(t)+jQ(t))と帰還復調信号y(t)(=I(t)′+jQ(t)′)の誤差e(t)を出力し、回転演算部43は誤差信号e(t)に回転演算を施し、遅延回路44は歪補償係数hn−1(p(t),Δp)を所定時間遅延し、加算器45は回転演算結果と歪補償係数hn−1(p(t),Δp)を加算して歪補償係数を更新し(hn−1(p(t),Δp)→h(p(t),Δp))、更新後の歪補償係数h(p(t),Δp)をメモリアドレスA(p(t),Δp))に格納する。
全体の処理を説明すると、予め、p(t)とΔpの組み合わせに対応させて歪補償係数h(p(t),Δp)の初期値を歪補償係数テーブル22に記憶する。かかる状態において、送信信号発生装置21から送信信号が発生すれば、S/P変換器31は送信信号を同相成分信号(I信号)と直交成分信号(Q信号)の直交信号に変換し、アドレス発生部23と歪補償付与部24と歪補償係数更新部25に入力する。アドレス発生部23は、直交信号より送信信号の電力値p(t)を演算すると共に、今回と前回の電力値の差分Δpを演算し、p(t)を上位アドレス、Δpを下位アドレスとするアドレスA(p(t),Δp))を発生し、歪補償係数テーブル22より歪補償係数hn−1(p(t),Δp)を読み出して歪補償付与部24に入力する。歪補償付与部24は、(1)式の演算を行って直交信号に歪補償処理を施す。DA変換器32は歪補償された直交信号の各成分をアナログ信号に変換し、直交変調器26は歪補償された直交信号に直交変調を施し、送信電力増幅器27は該直交変調された信号を増幅してアンテナ28より送信する。
復調器(直交検波器)30は方向性結合器29から入力する送信電力増幅器27の出力信号を復調し、AD変換器33は復調信号の各成分をディジタル信号に変換して歪補償係数更新部25に入力する。歪補償係数更新部25は歪補償前の直交信号と復調信号の差が零となるように適応信号処理により歪補償係数を更新し(hn−1(p(t),Δp)→h(p(t),Δp))、該歪補償係数h(p(t),Δp)を遅延回路23dが示すアドレスA(p(t),Δp))に格納する。以後、上記動作が繰り返され、歪補償係数は一定値に収束する。
図4は本実施例における周波数スペクトラムFS3のシミュレーション結果であり、サイドローブが抑制されている。FS1は歪補償処理をしない場合のスペクトラム特性、FS2は従来の歪補償処理を施した場合における周波数スペクトラムである。
シミュレーションでは、W−CDMA方式に適用した場合のリニアライゼーションの効果を見るために、図5に示すように、送信信号として60コード(60チャンネル)多重信号を用い、コード多重信号のピーク値を13.5コードで抑圧し、コード多重信号をロールオフファクタα=0.22のルートナイキストフィルタでフィルタリングする。尚、チップ周波数は4.096Mbps、キャリアレートは64kbpsである。
又、シミュレーションで用いたアンプの正規化入力電力−利得特性を図6に示し、アンプの正規化入力電力−位相特性を図7に示す。入力電力−利得特性からわかるように−6dB近辺からアンプが飽和し始めている。このアンプのモデルを図8に示す。このモデルでは、入力包絡線信号の時間微分値νに応じた利得変動関数g(ν)を導入し、歪f(p)(pは送信電力)を受けた入力信号x(t)にg(ν)を乗算した信号y(t)がアンプから出力するもとしている。すなわち、アンプの歪は、p(=|x|),x′(t)に依存するものとしてシミュレーションを行っている。但し、利得変動関数g(ν)は次式で与えられ、rは利得変動係数であり、0.1である。
Figure 0004086133
(a)LMSアルゴリズムにより歪補償係数を更新する場合の実施例
図9はLMSアルゴリズムに基づく適応信号処理により歪補償係数を更新するように第1実施例の歪補償係数更新部25を実現した例である。図9の実施例において、図2の第1実施例と同一部分には同一符号を付しており、異なる点は、
(1)歪補償係数更新部25の回転演算部43をLMSアルゴリズムに従って係数更新するように構成した点、
(2)アドレス発生部23のDSP23cに替えて今回と前回の電力値の差分Δp(=p(t)−p(t−Δt))を演算する演算部23c′を設けている点、である。
回転演算部43において、43aは復調信号y(t)の共役複素信号y(t)を出力する共役複素信号出力部、43bは歪補償係数hn−1(p(t),Δp)とy(t)の乗算を行ってu(t)の共役複素信号u(t)を出力する乗算器、43cは誤差信号e(t)とu(t)の乗算を行う乗算器、43dはステップサイズパラメータμを乗算してμe(t)u(t)を出力する乗算器である。
歪補償係数更新部25は、以下のLMSアルゴリズムに従って歪補償係数を更新する。ただし、x,y,f,h,u,eは複素数である。
Figure 0004086133
すなわち、歪補償係数は、(3)式により更新され、更新後の歪補償係数h(p(t),△p)は更新前の歪補償係数hn−1(p(t),△p)に置き替わって歪補償係数テーブル22に格納される。
る。
(b)RLSアルゴリズムにより歪補償係数を更新する場合の実施例
図10はRLSアルゴリズムに基づく適応信号処理により歪補償係数を更新するように第1実施例の歪補償係数更新部25を実現した例である。図10の実施例において、図2の第1実施例と同一部分には同一符号を付しており、異なる点は、
(1)歪補償係数更新部の回転演算部43をRLSアルゴリズムに従って係数更新するように構成した点、
(2)アドレス発生部23のDSP23cに替えて今回と前回の電力値の差分Δp(=p(t)−p(t−Δt))を演算する演算部23c′を設けている点、である。
回転演算部43において、43a′は歪補償係数hn−1(p(t),△p)の共役複素信号hn−1 (p(t),△p)を出力する共役複素信号出力部、43b′は復調信号y(t)と信号hn−1 (p(t),△p)の乗算を行ってu(t)を出力する乗算器、43c′はu(t)の共役複素信号u(t)を出力する共役複素信号出力部、43d′P(t−1)と1/λの乗算を行う乗算部、43e′はT(t)=λ−1・P(t−1)・u(t)の演算を行う乗算器、43f′はu(t)・T(t−1)を演算して出力する乗算器、43g′は(v+u(t)・T(t))を演算して出力する加算器、43h′はK(t)=T(t)/(v+u(t)・T(t))を演算する除算器、43i′はT(t)の共役複素信号T(t)を出力する共役複素信号出力部、43j′はK(t)・T(t)を演算して出力する乗算器、43k′は
P(t)=λ−1・P(t−1)−K(t)・T(t)を演算する加算器、43m′はK(t)の共役複素信号K(t)を出力する共役複素信号出力部、43n′はe(t)・K(t)を演算して出力する乗算器である。
歪補償係数更新部25は、以下のRLSアルゴリズムに従って歪補償係数を更新する。ただし、x,y,f,h,u,e,K,P,Tは複素数である。
Figure 0004086133
すなわち、歪補償係数は、(4)式により更新され、更新後の歪補償係数h(p(t),△p)は更新前の歪補償係数hn−1(p(t),△p)に置き替わって歪補償係数テーブル22に格納される。RLSアルゴリズムはLMSアルゴリズムより収束特性が優れており、歪補償係数を高速に収束させることが可能である。
(c)第1変形例
第1実施例では、歪補償係数をp(t),Δpの関数とし、該歪補償係数を歪補償係数テーブル22のp(t),Δpに応じたアドレスA(p(t)、Δp)に記憶した。しかし、歪補償係数をp(t),P(t−1)の関数とし、歪補償係数テーブル22のP(t),P(t−1)に応じたアドレスA(p(t),p(t−1))に記憶するように構成することもできる。図11はかかる第1変形例の構成図であり、図2の第1実施例と異なる点は、
(1)アドレス発生部23よりDSP23cを除去し、p(t)を上位アドレス、p(t−1)を下位アドレスとするアドレスA(p(t),p(t−1))を発生し、遅延回路23dより所定時間Δt時間後にアドレスA(p(t),p(t−1))を発生する点、
(2)歪補償係数テーブル22を図12に示すように構成し、今回と前回の電力値P(t),P(t−1)に応じたアドレスA(p(t),p(t−1))に歪補償係数h(p(t),p(t−1))を記憶する点である。
予め、p(t)とp(t−1)の組み合わせに対応させて歪補償係数h(p(t),p(t−1))の初期値を歪補償係数テーブル22に記憶する。かかる状態において、送信信号発生装置21から送信信号が発生すれば、S/P変換器31は送信信号を同相成分信号(I信号)と直交成分信号(Q信号)の直交信号に変換し、アドレス発生部23と歪補償付与部24と歪補償係数更新部25に入力する。アドレス発生部23は、直交信号より送信信号の電力値p(t)を演算し、p(t)を上位アドレス、前回の電力p(t−1)を下位アドレスとするアドレスA(p(t),p(t−1))を発生し、歪補償係数テーブル22より歪補償係数hn−1(p(t),p(t−1))を読み出して歪補償付与部24に入力する。歪補償付与部24は、(1)式の演算を行って直交信号に歪補償処理を施す。DA変換器32は歪補償された直交信号の各成分をアナログ信号に変換し、直交変調器26は歪補償された直交信号に直交変調を施し、送信電力増幅器27は該直交変調された信号を増幅してアンテナ28より送信する。
復調器(直交検波器)30は方向性結合器29から入力する送信電力増幅器27の出力信号を復調し、AD変換器33は復調信号の各成分をディジタル信号に変換して歪補償係数更新部25に入力する。歪補償係数更新部25は歪補償前の直交信号と復調信号の差が零となるように適応信号処理により歪補償係数を更新し(hn−1(p(t),p(t−1))→h(p(t),p(t−1))、該歪補償係数h(p(t),p(t−1))を遅延回路23dが示すアドレスA(p(t),p(t−1))に格納する。以後、上記動作が繰り返され、歪補償係数は一定値に収束する。
(d)第2変形例
第1実施例では、歪補償係数をp(t),Δpの関数とし、該歪補償係数を歪補償係数テーブル22のp(t),Δpに応じたアドレスA(p(t)、Δp)に記憶した。しかし、歪補償係数を電力p(t)とその包絡線微分値p(t)′の関数とし、歪補償係数h(p(t),p(t)′)を歪補償係数テーブル22のP(t),P(t)′に応じたアドレスA(p(t),p(t)′)に記憶するように構成することもできる。図13はかかる第2変形例の構成図であり、図2の第1実施例と異なる点は、
(1)アドレス発生部23に、包絡線微分値を演算する演算部(DSPで構成)23fを設け、現在の送信信号の電力値p(t)を上位アドレス、微分値p(t)′を下位アドレスとするアドレスA(p(t),p(t)′)を発生し、遅延回路23dより所定時間Δt後にアドレスA(p(t),p(t)′)を発生する点、
(2)今回の電力値P(t)と微分値p(t)′とで特定される歪補償係数テーブル22のアドレスA(p(t),p(t)′)に歪補償係数h(p(t),p(t)′)を記憶する点である。
予め、p(t)とp(t)′の組み合わせに対応させて歪補償係数h(p(t),p(t)′)の初期値を歪補償係数テーブル22に記憶する。かかる状態において、送信信号発生装置21から送信信号が発生すれば、S/P変換器31は送信信号を同相成分信号(I信号)と直交成分信号(Q信号)の直交信号に変換し、アドレス発生部23と歪補償付与部24と歪補償係数更新部25に入力する。アドレス発生部23は、直交信号より送信信号の電力値p(t)を演算し、p(t)を上位アドレス、送信電力の包絡線微分値p(t)′を下位アドレスとするアドレスA(p(t),p(t)′)を発生し、歪補償係数テーブル22より歪補償係数hn−1(p(t),p(t)′)を読み出して歪補償付与部24に入力する。歪補償付与部24は、(1)式の演算を行って直交信号に歪補償処理を施す。DA変換器32は歪補償された直交信号の各成分をアナログ信号に変換し、直交変調器26は歪補償された直交信号に直交変調を施し、送信電力増幅器27は該直交変調された信号を増幅してアンテナ28より送信する。復調器(直交検波器)30は方向性結合器29から入力する送信電力増幅器27の出力信号を復調し、AD変換器33は復調信号の各成分をディジタル信号に変換して歪補償係数更新部25に入力する。歪補償係数更新部25は歪補償前の直交信号と復調信号の差が零となるように適応信号処理により歪補償係数を更新し(hn−1(p(t),p(t)′)→h(p(t),p(t)′)、該歪補償係数h(p(t),p(t)′)を遅延回路23dが示すアドレスA(p(t),p(t)′)に格納する。以後、上記動作が繰り返され、歪補償係数は一定値に収束する。
(e)第3変形例
第1実施例では、歪補償係数を今回と前回の電力値に基づいて決定しているが、今回と前回と前々回の電力値というように今回と過去の複数の送信信号の電力値に基づいて歪補償係数を決定することもできる。図14はかかる第3変形例の構成図であり、図2の第1実施例と異なる点は、
(1)アドレス発生部23よりDSP23cを除去し、替わりに、前回と前々回の電力値p(t−1),p(t−2)を記憶する遅延回路23b′を設け、p(t)を上位アドレス、p(t−1)を中位アドレス、p(t−2)を下位アドレスとするアドレスA(p(t),p(t−1),p(t−2))を発生し、遅延回路23dより所定時間Δt後にアドレスA(p(t),p(t−1),p(t−2))を発生する点、
(2)歪補償係数テーブル22を図15に示すように構成し、今回と前回及び前々回の電力値P(t),P(t−1),p(t−2)に応じたアドレスA(p(t),p(t−1),p(t−2))に歪補償係数h(p(t),p(t−1),p(t−2))を記憶する点である。
・第3変形例の別の構成
図16は第3変形例の別の構成図であり、図2の第1実施例と異なる点は、
(1)アドレス発生部23に、前回と前々回の電力値p(t−1),p(t−2)を記憶する遅延回路23b′、電力値p(t−1),p(t−2)に重み付けして合成(Σ=wp(t−1)+wp(t−2))する演算部23eを設けた点、
(2)今回の電力p(t)を上位アドレス、合成値を下位アドレスとするアドレスA(p(t),Σ))を発生し、遅延回路23dより所定時間Δt後にアドレスA(p(t),Σ)を発生する点、
(3)歪補償係数テーブル22の今回の電力値P(t)と合成値Σに応じたアドレスA(p(t),Σ)に歪補償係数h(p(t),Σ)を記憶する点である。
・第3変形例の別の構成
図17は第3変形例のさらに別の構成図であり、図2の第1実施例と異なる点は、
(1)アドレス発生部23よりDSP23cを除去し、替わりに、前回と前々回の電力値p(t−1),p(t−2)を記憶する遅延回路23b′、前回と今回の電力値の差Δpを演算する演算部23c′、前々回と前回の電力値の差Δp′を求める演算部23c″を設け、
(2)p(t)を上位アドレス、Δpを中位アドレス、Δp′を下位アドレスとするアドレスA(p(t),Δp,Δp′)を発生し、かつ、遅延回路23dより所定時間Δt後にアドレスA(p(t),p(t−1))を発生する点、
(3)歪補償係数テーブル22を図18に示すように構成し、p(t),Δp,Δp′に応じたアドレスA(p(t),Δp,Δp′)に歪補償係数h(p(t),Δp,Δp′)を記憶する点である。
(C)第2実施例
図19は本発明の第2実施例の構成図であり、歪補償方式として直交座標系歪補償方式(カルテジアンループ方式)を採用した例であり、図1と同一部分には同一符号を付している。この第2実施例では、歪補償係数を現在の送信信号振幅と、今回と前回の送信信号の振幅差の関数として求める。
図中、31はシリアル/パラレル変換器(S/P変換器)で、送信信号発生装置21から出力するシリアルデータを1ビットづつ交互に振り分けて同相成分信号(I信号)と直交成分信号(Q信号)の2系列に変換する。32は歪補償付与部24から出力する歪補償された直交信号(I信号、Q信号)をアナログに変換するDA変換器、33は直交検波器30から出力する直交復調信号(I′信号、Q′信号)をディジタルに変換するAD変換器、34は位相回転器であり、直交変調器26の出力と送信電力増幅器27の出力が入力され、増幅器で生じた位相回転を除去する。直交検波器30はこの位相回転が除去された信号を復調して出力する。
歪補償係数テーブル22は歪補償係数の実数部と虚数部のそれぞれに対応してテーブルを備えている。今回の送信信号の同相成分、直交成分の振幅をI(t),Q(t)、前回の送信信号の同相成分、直交成分の振幅をI(t−1),Q(t−1)、その差分をΔi(=I(t)−I(t−1))、Δq(Q(t)−Q(t−1))とすれば、実数部テーブルには図20(a)に示すようにI(t)とΔiの組み合わせに対応させて歪補償係数の実数部hi(I(t),Δi)が記憶され、虚数部テーブルには図20(b)に示すようにQ(t)とΔqの組み合わせに対応させて歪補償係数の虚数部hq(Q(t),Δq)が記憶されている。
アドレス発生部23において、遅延回路23g,23hはそれぞれ時間Δt前の振幅I(t−1),Q(t−1)を出力し、演算部23iはΔi=I(t−1)−I(t)を演算し、演算部23jはΔq=Q(t−1)−Q(t)を演算し、遅延回路23kはI(t),Q(t),Δi,Δqを所定時間Δt遅延する。I(t),Δiは実数部テーブルのアドレスAi(I(t),Δi))の上位アドレス、下位アドレスとなり、Q(t),Δqは虚数部テーブルのアドレスAq(Q(t),Δq))の上位アドレス、下位アドレスとなる。
歪補償付与部24は、同相成分用及び直交成分用の2つの加算器AD1,AD2を備え、直交信号の各成分I(t),Q(t)とアドレスAi(I(t),Δi))、Aq(Q(t),Δq)から読み出した歪補償係数hi(I(t),Δi),hq(Q(t),Δq)との加算を行って直交信号の各成分に歪補償処理を施す。すなわち、歪補償付与部24は
Figure 0004086133
を出力する。
歪補償係数更新部25は、歪補償前の直交信号と復調器(直交検波器)30から出力する復調信号の差が零となるようにアドレスAi(I(t),Δi))、Aq(Q(t),Δq)からそれぞれ読み出された歪補償係数hin−1(I(t),Δi),hqn−1(Q(t),Δq)を更新し(hin−1(I(t),Δi)→hi(I(t),Δi),hqn−1(Q(t),Δq)→hq(Q(t),Δq))、該更新後の歪補償係数hi(I(t),Δi),hq(Q(t),Δq)を元のアドレスAi(I(t),Δi))、Aq(Q(t),Δq)に格納する。
すなわち、歪補償係数更新部25において、遅延回路51はS/P変換部31から出力する直交信号を所定時間遅延し、減算器52a,52bは該直交信号x(t)(=I(t)+jQ(t))と帰還復調信号y(t)(=I(t)′+jQ(t)′)の同相成分及び直交成分の誤差ei(t)(=I(t)−I(t)′),eq(t)(=Q(t)−Q(t)′)を出力し、乗算部53a、53bは各誤差信号に定数Gを乗算し、遅延回路54は歪補償係数hin−1(I(t),Δi),hqn−1(Q(t),Δq)を所定時間遅延し、加算器55a,55bは次式
Figure 0004086133
の演算を実行して歪補償係数を更新し、更新後の歪補償係数hi(I(t),Δi),hq(Q(t),Δq)をそれぞれ元のアドレスAi(I(t),Δi))、Aq(Q(t),Δq)に格納する。
全体の処理を説明すると、予め、I(t)とΔiの組み合わせ、Q(t)とΔqの組み合わせにそれぞれ対応させて歪補償係数の実数部hi(I(t),Δi),虚数部hq(Q(t),Δq)の初期値を歪補償係数テーブル22の実数部テーブル、虚数部テーブルに記憶する。
かかる状態において、送信信号発生装置21から送信信号が発生すれば、S/P変換器31は送信信号を同相成分信号(I信号)と直交成分信号(Q信号)の直交信号に変換し、アドレス発生部23と歪補償付与部24と歪補償係数更新部25に入力する。アドレス発生部23は、直交信号より歪補償係数テーブル22の実数部テーブル、虚数部テーブルのアドレスAi(I(t),Δi))、Aq(Q(t),Δq)を発生し、各テーブルより歪補償係数hin−1(I(t),Δi),hqn−1(Q(t),Δq)を読み出して歪補償付与部24に入力する。歪補償付与部24は、(5)式の演算を行って直交信号に歪補償処理を施す。DA変換器32は歪補償された直交信号の各成分をアナログ信号に変換し、直交変調器26は歪補償された直交信号に直交変調を施し、送信電力増幅器27は該直交変調された信号を増幅してアンテナ28より送信する。
位相回転器34は送信電力増幅器27の出力信号より該増幅器で生じた位相回転を除去し、直交検波器30はこの位相回転が除去された信号を復調し、AD変換器33は復調信号の各成分をディジタル信号に変換し、歪補償係数更新部25に入力する。歪補償係数更新部25は歪補償前の直交信号と復調信号の各成分の差が零となるように歪補償係数を更新し更新後の歪補償係数hi(I(t),Δi),hq(Q(t),Δq)を元のアドレスAi(I(t),Δi))、Aq(Q(t),Δq)に格納する。。以後、上記動作が繰り返され、歪補償係数は一定値に収束する。
以上では、歪補償係数の同相成分をI(t),Δiの関数とするときに、直交成分をQ(t),Δqの関数とし、実数部テーブルのI(t),Δiに応じたアドレスに歪補償係数の実数部を記憶し、虚数部テーブルのQ(t),Δqに応じたアドレスに歪補償係数の虚数部を記憶した。しかし、歪補償係数の同相成分をI(t),I(t−1)の関数とすると共に、直交成分をQ(t),Q(t−1)の関数とし、実数部テーブルのI(t),I(t−1)に応じたアドレスに歪補償係数の実数部を記憶し、虚数部テーブルのQ(t),Q(t−1)に応じたアドレスに歪補償係数の虚数部を記憶するように構成することもできる。
(a)第2実施例の第1変形例
第2実施例では、歪補償係数が送信信号の振幅Q,Pと今回と前回の振幅差Δi、Δqの関数としたが、歪補償係数を今回と前回の振幅Q(t),I(t);I(t−1),Q(t−1)の関数として、歪補償係数テーブル22に今回と前回の振幅に応じた歪補償係数を記憶するように構成することもできる。図21はかかる変形例の構成図であり、第2実施例と異なる点は、
(1)アドレス変換部23が、I(t)を上位アドレス、I(t−1)を下位アドレスとする実数部テーブル用のアドレスAi(I(t),I(t−1))を出力すると共に、Q(t)を上位アドレス、Q(t−1)を下位アドレスとする虚数部テーブル用のアドレスAq(Q(t),Q(t−1))を出力する点、
(2)歪補償係数テーブル22の実数部テーブル、虚数部テーブルに今回と前回の振幅に応じた歪補償係数を記憶する、
点である。
以上本発明によれば、周波数非対称性歪を補償でき、十分な歪抑圧効果を発揮することができる。又、本発明によれば、デバイスが持つ個体差による歪補償効果のばらつきをなくすことができる。
【図面の簡単な説明】
図1は本発明の基本構成図である。
図2は本発明の第1実施例の構成図である。
図3は歪補償係数テーブルの説明図である。
図4は本発明の周波数スペクトラム特性図である。
図5はシミュレーションに用いた送信信号の特性図表である。
図6はアンプの振幅特性である。
図7はアンプの位相特性である。
図8はアンプのシミュレーションモデルである。
図9はLMSアルゴリズムに従って歪補償係数を更新する実施例である。
図10はRLSアルゴリズムに従って歪補償係数を更新する実施例である。
図11は第1実施例の第1変形例である。
図12は歪補償係数テーブルの説明図である。
図13は第1実施例の第2変形例である。
図14は第1実施例の第3変形例である。
図15は歪補償係数テーブルの説明図である。
図16は第3変形例の別の構成図である。
図17は第3変形例の更に別の構成図である。
図18は歪補償係数テーブルの説明図である。
図19は本発明の第2実施例の構成図である。
図20は第2実施例の歪補償係数テーブルの説明図である。
図21は第2実施例の第1変形例である。
図22は従来の送信装置の構成図である。
図23は送信電力増幅器の非直線性よる問題点の説明図である。
図24は従来のディジタル非線形歪補償機能を備えた送信装置の構成図である。
図25は歪補償部の機能構成図である。
図26は歪補償処理の説明図である。
図27は従来の送信装置の全体の構成図である。
図28は従来の周波数スペクトラム特性である。

Claims (4)

  1. 無線装置の送信電力増幅器の歪を補正する歪補償方法において、
    送信電力増幅器の歪を補正するための歪補償係数をメモリに記憶し、
    現在の送信信号と、現在及び前回送信した信号の差分との組み合わせに対応する歪補償係数を前記メモリから読み出し、該歪補償係数を用いて送信信号に歪補償処理を施し、
    歪補償処理を施された送信信号を送信電力増幅器で増幅して送信し、
    歪補償前の送信信号と送信増幅器の出力信号に基づいて前記歪補償係数を更新する、
    ことを特徴とする無線装置の歪補償方法。
  2. 無線装置の送信電力増幅器の歪を補正する歪補償方法において、
    送信電力増幅器の歪を補正するための現在の送信信号と過去の送信信号に応じた歪補償係数をメモリに記憶し、
    現在の送信信号の瞬時値と包絡線微分値の組み合わせに対応する歪補償係数を前記メモリから読み出し、該歪補償係数を用いて送信信号に歪補償処理を施し、
    歪補償処理を施された送信信号を送信電力増幅器で増幅して送信し、
    歪補償前の送信信号と送信増幅器の出力信号に基づいて前記歪補償係数を更新する、
    ことを特徴とする無線装置の歪補償方法。
  3. 無線装置の送信電力増幅器の歪を補正する歪補償装置において、
    送信電力増幅器の歪を補正するための歪補償係数を記憶するメモリ、
    現在及び前回送信した信号値の差分を演算する演算部、
    現在の送信信号と現在及び前回送信した信号値の差分との組み合わせに応じた歪補償係数を前記メモリから読み出し、該歪補償係数を用いて送信信号に歪補償処理を施して送信電力増幅器に入力する歪補償付与部、
    歪補償前の送信信号と送信増幅器の出力信号を用いて前記歪補償係数を更新して前記メモリに記憶する歪補償係数更新部、
    を有することを特徴とする歪補償装置。
  4. 無線装置の送信電力増幅器の歪を補正する歪補償装置において、
    送信電力増幅器の歪を補正するための現在の送信信号と過去の送信信号に応じた歪補償係数を記憶するメモリ、
    送信信号の包絡線微分値を算出する手段、
    現在の送信信号の瞬時値と包絡線微分値の組み合わせに対応する歪補償係数を前記メモリから読み出し、該歪補償係数を用いて送信信号に歪補償処理を施して送信電力増幅器に入力する歪補償付与部、
    歪補償前の送信信号と送信増幅器の出力信号を用いて前記歪補償係数を更新して前記メモリに記憶する歪補償係数更新部、
    を有することを特徴とする歪補償装置。
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