JP2010187178A - 無線送信装置および無線送信方法 - Google Patents
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Abstract
【課題】送信動作の安定性を確保できる無線通信装置および無線通信方法を提供する。
【解決手段】この無線通信装置が、第1の信号から第2の信号と第3の信号とを減算して第2の信号を生成する加減算部と、前記第2の信号を変調して第4の信号を生成する変調部と、前記第4の信号を復調して前記第3の信号を生成する復調部と、前記第4の信号を送信する送信部と、を具備する。
【選択図】図1
【解決手段】この無線通信装置が、第1の信号から第2の信号と第3の信号とを減算して第2の信号を生成する加減算部と、前記第2の信号を変調して第4の信号を生成する変調部と、前記第4の信号を復調して前記第3の信号を生成する復調部と、前記第4の信号を送信する送信部と、を具備する。
【選択図】図1
Description
本発明は、フィードバックループを有する無線送信装置および無線送信方法に関する。
従来の無線送信装置では、例えば送信信号生成部と受信信号生成部とを備えたフィードバックループを用いたカーテシアンループ(Cartesian loop)がある。このカーテシアンループでは、安定した送信動作を確保するために、ループフィルタを配置する技術が開示されている(特許文献1参照)。
ここで、フィードバックループのRF(Radio Frequency)信号経路で群遅延一定の時間遅延が生じると、フィードバック信号となる受信信号生成部の出力信号が、周波数と遅延時間に比例した位相遅れを生じる。この結果、位相遅れの分だけ位相余裕が劣化して発振が発生するため、送信動作の安定性を確保するのが困難である。特にRF信号の帯域を広げていきユニティゲイン周波数が高くなると、時間遅延による位相遅れの影響が大きくなって、位相余裕の劣化量が大きくなるため、無線送信装置の広帯域化が困難であった。
本発明はこのような課題を解決するためになされたもので、送信動作の安定性を確保できる無線通信装置および無線通信方法を提供することを目的とする。
上記の課題を解決するために本発明の無線送信装置は、第1の信号から第2の信号と第3の信号とを減算して前記第2の信号を生成する加減算部と、前記加減算部によって生成された前記第2の信号を変調して第4の信号を生成する変調部と、前記第4の信号を復調して前記第3の信号を生成する復調部と、前記第4の信号を送信する送信部と、を具備することを特徴とする。
本発明の無線送信方法は、加減算部が、第1の信号から第2の信号と第3の信号とを減算して前記第2の信号を生成するステップと、変調部が、前記加減算部によって生成された前記第2の信号を変調して第4の信号を生成するステップと、復調部が、前記第4の信号を復調して前記第3の信号を生成するステップと、送信部が、前記第4の信号を送信するステップと、を含むことを特徴とする。
本発明によれば、送信動作の安定性を確保できる無線送信装置および無線送信方法を提供できる。
以下、本発明の実施の形態について図面を参照しながら説明する。
(第1の実施形態)
図1は本発明の第1の実施形態に係る無線送信装置1を表すブロック図である。無線送信装置1は、送信信号(送信RF信号)を生成して図示しないアンテナから放射する。
(第1の実施形態)
図1は本発明の第1の実施形態に係る無線送信装置1を表すブロック図である。無線送信装置1は、送信信号(送信RF信号)を生成して図示しないアンテナから放射する。
図1に示すように、この無線送信装置1は、減算器11、分岐器12、増幅部13、フィルタ14、変調部15、カプラ16、復調部17、加算器18を有する。なお、入力信号F1は、送信信号を生成するための信号(第1の信号)である。信号F2は分岐器12からフィードバックされた信号(第2の信号)である。信号F3は復調部17からフィードバックされた信号(第3の信号)である。信号F4は減算器11によって生成された合成信号(第2の信号)である。信号F5は変調部15によって生成された信号(第4の信号)である。信号F6は加算器18からフィードバックされた合成信号(第5の信号)である。
加算器18は、増幅部13からの信号F2と復調部17で生成された信号F3とを加算して信号F6を生成する。減算器11は、入力された信号F1と加算器18によって生成された信号F6とを減算して信号F4を生成する。これら加算器18、減算器11は、第1の信号から第2の信号と第3の信号とを減算して第2の信号を生成する加減算部として機能する。この加算器18は、前記第2の信号と前記第3の信号とを加算して第5の信号を生成する加算器として機能する。この減算器11は、前記加算器によって生成された前記第5の信号を、前記第1の信号から減算して前記第2の信号を生成する減算器として機能する。
分岐器12は、減算器11とフィルタ14間の信号経路に接続される。この分岐器12は、減算器11によって減算された信号F4を分岐する。この分岐器12の利得および増幅部13の利得の合計の利得(ループ利得)が0[dB]のときの周波数(ユニティゲイン周波数)は、分岐器12の利得、変調部15の利得、カプラ16の利得および復調部17の利得(この実施形態ではフィルタ14の利得も含む)の合計の利得(ループ利得)が0[dB]のときの周波数(ユニティゲイン周波数)よりも高い周波数にする。
分岐器12によって分岐された信号F4の一方は、増幅部13に入力される。また分岐器12によって分岐された信号F4の他方は、フィルタ14に入力される。なお、本実施形態では、分岐器12によって信号F4を分岐したが、たとえば減算器11が2つの出力ポートを有している場合には、この分岐器12を省略することが可能であり、部品点数を削減できる。
増幅部13は、分岐器12と加算器18間の信号経路に接続される。この増幅部13は、分岐器12によって分岐された信号F4を増幅して信号F2として出力する。増幅部13から出力された信号F2は、加算器18に入力される。
この分岐器12および増幅部13を含む信号経路は、信号F2を生成する第1のフィードバックループを構成する。また、分岐器12、フィルタ14、変調部15、カプラ16および復調部17を含む信号経路は、信号F3を生成する第2のフィードバックループを構成する。なお、本実施形態では、第1のフィードバックループのループ利得を0[dB]以上にするために、増幅部13を配置している。しかし、この第1のフィードバックループのループ利得を0[dB]に設定する場合には、増幅部13を省略することが可能である。この場合、信号F2の信号レベルは、信号F4の信号レベルと等しくなる。
フィルタ14は、分岐器12と変調部15間の信号経路に接続されるループフィルタである。このフィルタ14は、予め設定された通過周波数特性、例えば低域通過周波数特性で信号F4を通過させるローパスフィルタである。フィルタ14を通過した信号F4は、変調部15に入力される。
変調部15は、信号F4を周波数変調して高調波の信号(送信信号)F5を生成する。変調部15によって生成された信号F5は、カプラ16に入力される。この変調部15は、一般的な変調器151、ドライバアンプ152、電力増幅器153などを用いて、信号F4の変調および信号F5の増幅を行う。この電力増幅器を含む変調部15により発生する信号の歪みは、第1のフィードバックループによって抑圧される。この結果、この実施形態では、大きな歪み改善量が得られる。この変調器151は、前記加減算部によって生成された前記第4の信号を変調して第5の信号を生成する変調部として機能する。このドライバアンプ152と電力増幅器153は、信号F4を増幅する増幅部として機能する。なお、信号F5を送信するのに必要な出力電力を得るために、この電力増幅器153、またはドライバアンプ152と電力増幅器153をカプラ16の出力側(図示しないアンテナ側)に配置しても良い。
カプラ16は、変調部15によって生成された信号F5を分岐する。このカプラ16によって分岐された信号F5の一方は、復調部17に入力される。また、このカプラ16によって分岐された信号F5の他方は、図示しないアンテナを介して無線送信される。カプラ16およびアンテナは、第4の信号を送信する送信部として機能する。
復調部17は、信号F5を復調して信号F3を生成する。この信号F3は、周波数がフィルタ14の通過周波数特性で規定された周波数特性(振幅特性、位相特性)を有し(後述する図3参照)、加算器18に入力される。この復調部17は、復調器171のみから構成しても良い。また、復調部17は、入力される信号F5の信号レベルが大きい場合には、復調器171の他に減衰器を含んで構成しても良い。この結果、信号F5の信号レベルを適切なレベルに減衰することができる。復調部17は、前記変調部によって生成された前記第4の信号を復調して前記第3の信号を生成する復調部として機能する。
(無線送信装置1の動作)
図2は、無線送信装置1の動作手順の一例を表すフローチャートである。
図2は、無線送信装置1の動作手順の一例を表すフローチャートである。
無線送信装置1は、信号F1が入力されると(ステップS10)、この信号F1から、加算器18からの信号F6(増幅部13からの信号F2と復調部17からの信号F3とを加算した信号)を減算器11によって減算する(ステップS11)。次に、生成された信号F4を分岐器12によって分岐する(ステップS12)。さらに、この信号F4の一方を増幅部13で増幅して信号F2として出力する(ステップS13)。
次に、フィルタ14を通過した信号F4の他方を変調部15によって周波数変調して信号F5を生成する(ステップS14)。この生成された信号F5をカプラ16によって分岐し(ステップS15)、この分岐された信号F5を復調部17によって復調して信号F3を生成する(ステップS16)。
図3は、図1に示した信号F2、F3、F6のオープンループにおける振幅特性と位相特性を表す図である。
第2のフィードバックループを経由した信号に基づき、復調部17で生成された信号F3は、加算器18にフィードバックされる。この信号F3は、この第2のフィードバックループにおいて群遅延一定の時間遅延が生じると、その影響を受けて周波数と遅延時間に比例した位相遅れを生じる。このときの信号F3の振幅特性と位相特性は、図3に示す一点鎖線になる。なお、この第2のフィードバックループにフィルタ14が含まれない場合でも、図示しない寄生素子などにより振幅特性と位相特性は、図3とほぼ同様になる。この寄生素子とは、図1の回路ブロックの入力容量の他、配線部の寄生容量、配線部の寄生抵抗、配線部の寄生インダクタンスなどが含まれる(以下の実施形態においても同様)。
第2のフィードバックループを経由した信号に基づき、復調部17で生成された信号F3は、加算器18にフィードバックされる。この信号F3は、この第2のフィードバックループにおいて群遅延一定の時間遅延が生じると、その影響を受けて周波数と遅延時間に比例した位相遅れを生じる。このときの信号F3の振幅特性と位相特性は、図3に示す一点鎖線になる。なお、この第2のフィードバックループにフィルタ14が含まれない場合でも、図示しない寄生素子などにより振幅特性と位相特性は、図3とほぼ同様になる。この寄生素子とは、図1の回路ブロックの入力容量の他、配線部の寄生容量、配線部の寄生抵抗、配線部の寄生インダクタンスなどが含まれる(以下の実施形態においても同様)。
また、信号F2は、第1のフィードバックループを経由した信号であり、第2のフィードバックループを経由しない。このために信号F2は、この第2のフィードバックループによる時間遅延の影響を全く受けない。このときの信号F2の振幅特性および位相特性は、図3に示す点線になる。
また、このときの第1のフィードバックループが有するユニティゲイン周波数ω2を、第2のフィードバックループが有するユニティゲイン周波数ω3よりも高くする(以下の実施形態においても同様)。この結果、第1のフィードバックループの周波数が、第2のフィードバックループのユニティゲイン周波数ω3よりも高い周波数の範囲ω1では、第1のフィードバックループの分岐器12、増幅部13の各利得の合計が、第2フィードバックループの分岐器12、フィルタ14、変調部15、カプラ16、復調部17の各利得の合計よりも大きくなる。この結果、信号F6の振幅特性と位相特性は、図3に示すように、周波数の範囲ω1で信号F2の影響を受け、信号F2の振幅特性と位相特性に近似した特性になる。このため、信号F2の位相余裕が十分に確保されていれば、信号F3の位相にかかわらず、加算された信号F6に対して位相余裕を確保できる。なお、この実施形態では、図3の位相特性に示すように、ユニティゲイン周波数ω2付近で、信号F2の位相が90度付近となり、信号F2の位相余裕が十分に確保されている。
このように、この実施形態に係る無線送信装置1では、第1のフィードバックループで群遅延一定の時間遅延が生じても、信号F2の位相余裕が十分に確保されているので、信号F3の位相にかかわらず、送信動作の安定性を確保できる。
また、信号F3が経由する第2のフィードバックループ以外で位相遅れが生じ、信号F3の位相余裕が劣化する場合がある。この場合も、信号F2の位相余裕の十分な確保により、この位相遅れが発生する部分にかかわらず、加算された信号F6に対して位相余裕を確保できる。特に、送信信号の帯域を広げていきユニティゲイン周波数が高くなっても、信号F2の十分な位相余裕の確保により、信号F6に対して位相余裕を確保できる。この結果、無線送信装置の広帯域化が可能となる。また、ループフィルタを高次化し、第2のフィードバックループの位相余裕が減少しても、信号F2の十分な位相余裕の確保により、信号F6に対して位相余裕を確保できる。この結果、ループフィルタの高次化が可能となる。
(変形例1)
図4は、第1の実施形態の変形例1に係る無線送信装置2を表すブロック図である。第1の実施形態では、加算器と減算器を1つずつ、計2つ設けてフィードバックされた複数の信号を加減算したが、本発明はこれに限らない。
図4は、第1の実施形態の変形例1に係る無線送信装置2を表すブロック図である。第1の実施形態では、加算器と減算器を1つずつ、計2つ設けてフィードバックされた複数の信号を加減算したが、本発明はこれに限らない。
第1の実施形態の変形例1では、3つの入力端子を有する加減算器20を用い、増幅部13と復調部17とを加減算器20に接続させる。加減算器20は、入力信号F1から、信号F2と信号F3の加算値を減算して信号F4を生成する。
この変形例1でも、第1の実施形態と同様に、信号F2はフィルタ14、変調部15、カプラ16、復調部17を含む第2のフィードバックループを経由しない。このために信号F2は、この第2のフィードバックループによる時間遅延の影響を全く受けずに、その振幅特性および位相特性は、図3と同様になる。
この変形例1でも、第1の実施形態と同様に、信号F2はフィルタ14、変調部15、カプラ16、復調部17を含む第2のフィードバックループを経由しない。このために信号F2は、この第2のフィードバックループによる時間遅延の影響を全く受けずに、その振幅特性および位相特性は、図3と同様になる。
このように、この変形例1に係る無線送信装置2では、第1の実施形態と同様に、信号F2の位相余裕が十分に確保されているので、信号F3の位相にかかわらず、送信動作の安定性を確保できる。
また、この変形例1に係る無線送信装置2では、入力信号F1、信号F2および信号F3を1つの加減算器20で加減算して信号F4を生成する。この結果、加算器と減算器を1つにすることができ、部品点数および製作コストを削減できる。
(変形例2)
図5は、第1の実施形態の変形例2に係る無線送信装置3を表すブロック図である。第1の実施形態では、増幅部13を分岐器12と加算器18間の信号経路に接続させたが、本発明はこれに限らない。
図5は、第1の実施形態の変形例2に係る無線送信装置3を表すブロック図である。第1の実施形態では、増幅部13を分岐器12と加算器18間の信号経路に接続させたが、本発明はこれに限らない。
第1の実施形態の変形例2に係る無線送信装置3では、増幅部13を減算器11と分岐器12間の信号経路に接続させる。この増幅部13は、減算器11によって生成された信号F4を増幅する。変調部15は、フィルタ14を通過した信号F4を変調して信号F5を生成する。増幅部13および分岐部12を含む信号経路は、信号F2を生成する第1のフィードバックループを構成する。また、増幅部13、分岐部12、フィルタ14、変調部15、カプラ16および復調部17を含む信号経路は、信号F3を生成する第2のフィードバックループを構成する。
また、この無線送信装置3では、第1のフィードバックループの有するユニティゲイン周波数を、第2のフィードバックループの有するユニティゲイン周波数より高くする。信号F2は、第2のフィードバックループによる時間遅延の影響を全く受けずに、その振幅特性および位相特性は、図3とほぼ同様になる。
このように、この変形例2に係る無線送信装置3でも、第1の実施形態と同様に、信号F2の位相余裕が十分に確保されているので、信号F3の位相にかかわらず、送信動作の安定性を確保できる。
(第2の実施形態)
第1の実施形態では、第1のフィードバックループが有するユニティゲイン周波数は、増幅部13の利得によって大まかに規定される。しかし、このユニティゲイン周波数は、第2のフィードバックループが有するユニティゲイン周波数よりどの程度高いか明確ではない。
第1の実施形態では、第1のフィードバックループが有するユニティゲイン周波数は、増幅部13の利得によって大まかに規定される。しかし、このユニティゲイン周波数は、第2のフィードバックループが有するユニティゲイン周波数よりどの程度高いか明確ではない。
図6は、第2の実施形態に係る無線送信装置4を表すブロック図である。この第2の実施形態に係る無線送信装置4は、第1のフィードバックループが有するユニティゲイン周波数を特定するものである。
無線送信装置4では、分岐器12と加算器18間の信号経路にフィルタ19を接続する。フィルタ19は、前記第2の信号を、設定された通過周波数特性で通過させるフィルタ部として機能する。
無線送信装置4では、分岐器12と加算器18間の信号経路にフィルタ19を接続する。フィルタ19は、前記第2の信号を、設定された通過周波数特性で通過させるフィルタ部として機能する。
変調部15は、信号F4を変調して信号F5を生成する。加算部18、減算部11は、信号F1から、フィルタ19を通過した信号F2と、復調部17によって生成された信号F3と、を減算して信号F4を生成する。
分岐部12およびフィルタ19を含む信号経路は、信号F2を生成する第1のフィードバックループを構成する。また、分岐部12、フィルタ14、変調部15、カプラ16および復調部17を含む信号経路は、信号F3を生成する第2のフィードバックループを構成する。
分岐部12およびフィルタ19を含む信号経路は、信号F2を生成する第1のフィードバックループを構成する。また、分岐部12、フィルタ14、変調部15、カプラ16および復調部17を含む信号経路は、信号F3を生成する第2のフィードバックループを構成する。
このフィルタ19は、第1のフィードバックループが有するユニティゲイン周波数を、第2のフィードバックループが有するユニティゲイン周波数より所定値だけ高いユニティゲイン周波数を有するように、通過周波数特性を設定する。すなわち、分岐部12およびフィルタ19の各利得の合計が0[dB]のときの周波数(ユニティゲイン周波数)が、分岐部12、フィルタ14、変調部15、カプラ16および復調部17の各利得の合計が0[dB]のときの周波数(ユニティゲイン周波数)よりも高い値を有するように、このフィルタ19の通過周波数特性を設定する。このフィルタ19は、0[dB]以上の利得を持つもので、図1に示した増幅部13の増幅機能を有する。なお、フィルタ19は、低域通過周波数特性、高域通過周波数特性または帯域通過周波数特性のいずれかを有するものでよい。それぞれの通過周波数特性の場合を、以下に説明する。
(低域通過周波数特性の場合)
上述した寄生素子は、意図して配置された素子ではないので、素子値を正確に見積もることが困難である。また、ほぼ全ての部位が、寄生素子による影響をうけるので、これらを合成した周波数特性は複雑な特性となる。この結果、第1のフィードバックループの位相余裕が0度以下になり、安定性を確保できないことがある。
上述した寄生素子は、意図して配置された素子ではないので、素子値を正確に見積もることが困難である。また、ほぼ全ての部位が、寄生素子による影響をうけるので、これらを合成した周波数特性は複雑な特性となる。この結果、第1のフィードバックループの位相余裕が0度以下になり、安定性を確保できないことがある。
そこで、この第2の実施形態では、フィルタ19を低域通過周波数特性とすることで、信号F2の周波数特性をこの低域通過フィルタ19により決定する。この場合の信号F2、F3、F6の振幅特性および位相特性は、図3と同様の特性になる。すなわち、この実施形態では、寄生素子で決まる周波数特性に影響されずに、信号F2の振幅特性と位相特性が図3と同様になるように、フィルタ19の低域通過周波数特性を設定する。
このように、この第2の実施形態に係る無線送信装置4では、信号F2の振幅特性および位相特性が図3と同様の特性となるように、フィルタ19の低域通過周波数特性の設定する。この結果、寄生素子にかかわらず、第1のフィードバックループが有するユニティゲイン周波数を特定できる。さらに、信号F2の周波数帯域、位相余裕などが任意に設定できる。
(高域通過周波数特性の場合)
フィルタ19を高域通過周波数特性とした場合、低周波成分をカットして信号F2の利得を下げることで、信号F3に比べてフィルタ19を通過した信号F2の利得を十分に下げることができる(図7参照)。このとき、信号F3による変調部15の線形化の効果は、信号F2を生成する第1のフィードバックループを設けない場合とほぼ同一となる。
フィルタ19を高域通過周波数特性とした場合、低周波成分をカットして信号F2の利得を下げることで、信号F3に比べてフィルタ19を通過した信号F2の利得を十分に下げることができる(図7参照)。このとき、信号F3による変調部15の線形化の効果は、信号F2を生成する第1のフィードバックループを設けない場合とほぼ同一となる。
このように、この第2の実施形態に係る無線送信装置4では、フィルタ19を高域通過周波数特性とすることにより、信号F2の利得を下げることができる。この結果、信号F3により得られる線形化の効果が低下するのを防ぎ、送信動作の安定性を確保できる。
(帯域通過周波数特性の場合)
フィルタ19を帯域通過周波数特性とした場合、信号F2、F3、F6のオープンループにおける振幅特性と位相特性は、図8のようになる。この図8の振幅特性は、フィルタ19を低域通過周波数特性とした場合と高域通過周波数特性とした場合とを合わせた振幅特性に相当する。
フィルタ19を帯域通過周波数特性とした場合、信号F2、F3、F6のオープンループにおける振幅特性と位相特性は、図8のようになる。この図8の振幅特性は、フィルタ19を低域通過周波数特性とした場合と高域通過周波数特性とした場合とを合わせた振幅特性に相当する。
このように、この第2の実施形態に係る無線送信装置4では、フィルタ19を帯域通過周波数特性とすることにより、信号F2の位相余裕が十分に確保されるとともに、信号F3により得られる線形化の効果が低下するのを防ぎ、送信動作の安定性をさらに確保できる。
(第3の実施形態)
図9は、第3の実施形態に係る無線送信装置5を表すブロック図である。第3の実施形態では、フィルタ14を減算器11と分岐器12間の信号経路に接続させる。このフィルタ14は、前記第2の信号を、設定された通過周波数特性で通過させるフィルタ部として機能する。このフィルタ14は、減算器11によって生成された信号F4を低域通過周波数特性で通過させる。すなわち、この第3の実施形態では、信号F2を生成する第1のフィードバックループと、信号F3を生成する第2のフィードバックループとでフィルタ14を共用する。このフィルタ14は、0[dB]以上の利得を持つもので、図1に示した増幅部13の増幅機能を有する。
図9は、第3の実施形態に係る無線送信装置5を表すブロック図である。第3の実施形態では、フィルタ14を減算器11と分岐器12間の信号経路に接続させる。このフィルタ14は、前記第2の信号を、設定された通過周波数特性で通過させるフィルタ部として機能する。このフィルタ14は、減算器11によって生成された信号F4を低域通過周波数特性で通過させる。すなわち、この第3の実施形態では、信号F2を生成する第1のフィードバックループと、信号F3を生成する第2のフィードバックループとでフィルタ14を共用する。このフィルタ14は、0[dB]以上の利得を持つもので、図1に示した増幅部13の増幅機能を有する。
変調部15は、フィルタ14を通過した信号F2を変調して信号F5を生成する。加算部18、減算部11は、信号F1から、フィルタ14を通過した信号F2と、復調部17によって生成された信号F3と、を減算して信号F4を生成する。
この第3の実施形態では、フィルタ14および分岐器12を含む信号経路は、信号F2を生成する第1のフィードバックループを構成する。フィルタ14、分岐器12、変調部15、カプラ16および復調部17を含む信号経路は、信号F3を生成する第2のフィードバックループを構成する。ここで、フィルタ19の利得をAf[dB]、変調部15の利得をAt[dB]、カプラ16の利得をAc[dB]、復調部17の利得をAr[dB]とすると、第1のフィードバックループの利得は、Af[dB]となり、第2のフィードバックループの利得は、(Af+At+Ac+Ar)[dB]となる。なお、分岐器12は、第1および第2のフィードバックループで共用するので、ここでは省略する(第4の実施形態も同様)。
この第3の実施形態では、フィルタ14および分岐器12を含む信号経路は、信号F2を生成する第1のフィードバックループを構成する。フィルタ14、分岐器12、変調部15、カプラ16および復調部17を含む信号経路は、信号F3を生成する第2のフィードバックループを構成する。ここで、フィルタ19の利得をAf[dB]、変調部15の利得をAt[dB]、カプラ16の利得をAc[dB]、復調部17の利得をAr[dB]とすると、第1のフィードバックループの利得は、Af[dB]となり、第2のフィードバックループの利得は、(Af+At+Ac+Ar)[dB]となる。なお、分岐器12は、第1および第2のフィードバックループで共用するので、ここでは省略する(第4の実施形態も同様)。
そこで、(At+Ac+Ar)[dB]を0[dB]より大きい利得にすると、第2のフィードバックループの利得が第1のフィードバックループの利得よりも、(At+Ac+Ar)[dB]だけ大きくすることができる。この結果、第1および第2のフィードバックループの利得を別々に設定することができ、図3と同様に、信号F2の利得を信号F3の利得よりも低く設定することができる。
このように、第3の実施形態に係る無線送信装置5では、フィルタ14を第1および第2のフィードバックループで共用する。この結果、新たなフィルタを追加することなく、第1のフィードバックループにもフィルタを配置できる。
また、第3の実施形態に係る無線送信装置5では、変調部15の利得、カプラ16の利得および復調部17の利得の合計を0[dB]より大きくする。この結果、信号F2の利得を信号F3の利得よりも低く設定することができるので、信号F6の歪みを抑制でき、送信動作の安定性を確保できる。
(第4の実施形態)
第3の実施形態では、第1のフィードバックループを第2のフィードバックループの利得は、任意に設定できるが、2つのフィードバックループの周波数特性の差分は変調部15、カプラ16、復調部17の周波数特性のみで決定される。
本発明の第4の実施形態に係る無線送信装置6は、第1のフィードバックループと第2のフィードバックループの周波数特性の差分を任意に設定可能とするものである。
第3の実施形態では、第1のフィードバックループを第2のフィードバックループの利得は、任意に設定できるが、2つのフィードバックループの周波数特性の差分は変調部15、カプラ16、復調部17の周波数特性のみで決定される。
本発明の第4の実施形態に係る無線送信装置6は、第1のフィードバックループと第2のフィードバックループの周波数特性の差分を任意に設定可能とするものである。
図10は、第4の実施形態に係る無線送信装置6を表すブロック図である。この第4の実施形態では、減算器11と変調部15間の信号経路に2つのフィルタ14a,14bを直列に接続する。このフィルタ14a,14bは、0[dB]以上の利得を持つもので、図1に示した増幅部13の増幅機能を有する。フィルタ14aは、減算部11によって生成された信号F4を、設定された通過周波数特性の信号F2として通過させる。このフィルタ14aは、加減算部によって生成された前記第2の信号を、設定された通過周波数特性で通過させる第1のフィルタ部として機能する。フィルタ14bは、フィルタ14aを通過した信号F2を、設定された通過周波数特性の信号F7として通過させる。このフィルタ14bは、前記第1のフィルタ部を通過した前記第2の信号を、設定された通過周波数特性で通過させる第2のフィルタ部として機能する。
分岐器12は、フィルタ14aを通過した信号F2を分割する。変調部15がフィルタ14bを通過した信号F7を変調して、信号F5を生成する。
分岐器12は、フィルタ14aを通過した信号F2を分割する。変調部15がフィルタ14bを通過した信号F7を変調して、信号F5を生成する。
フィルタ14aおよび分岐器12を含む信号経路は、信号F2を生成する第1のフィードバックループを構成する。フィルタ14a,14b、分岐器12、変調部15、カプラ16および復調部17を含む信号経路は、信号F3を生成する第2のフィードバックループを構成する。ここで、フィルタ14aの利得をAfa[dB]、フィルタ14bの利得をAfb[dB]、変調部15の利得をAt[dB]、カプラ16の利得をAc[dB]、復調部17の利得をAr[dB]とすると、第1のフィードバックループの利得は、Afa[dB]となり、第2のフィードバックループの利得は、(Afa+Afb+At+Ac+Ar)[dB]となる。
そこで、(Afb+At+Ac+Ar)[dB]を0[dB]より大きい利得にすると、第2のフィードバックループの利得が第1のフィードバックループの利得よりも、(Afb+At+Ac+Ar)[dB]だけ大きくすることができる。この結果、第1および第2のフィードバックループの利得を別々に設定することができ、図3と同様に、信号F2の利得を信号F3の利得よりも低く設定することができる。
このように、第4の実施形態に係る無線送信装置6では、フィルタ14b、変調部15の利得、カプラ16の利得および復調部17の利得の合計を0[dB]より大きくする。この結果、信号F2の利得を信号F3の利得よりも低く設定することができるので、信号F6の歪みを抑制でき、送信動作の安定性を確保できる。
また、第1のフィードバックループの周波数特性は、フィルタ14aにより決定される。また、第2のフィードバックループの周波数特性は、フィルタ14a、フィルタ14b、変調部15、カプラ16、復調部17により決定される。これにより、フィルタ14a、フィルタ14bのフィルタ特性を適切に設計することにより、変調部15、カプラ16、復調部17の周波数特性にかかわらず2つのフィードバックループの周波数特性を任意に設定できる。
(第5の実施形態)
図11は、第5の実施形態に係る無線送信装置7を表すブロック図である。この第5の実施形態では、減算器11と分岐器12間の信号経路に、低域通過周波数特性を有するフィルタ14を接続する。フィルタ14は、減算部11によって生成された信号F4を、設定された通過周波数特性の信号F8(第2の信号)として通過させる。このフィルタ14は、加減算部によって生成された前記第2の信号を、設定された通過周波数特性で通過させる第1のフィルタ部として機能する。
分岐器12は、フィルタ14を通過した信号F8を分岐する。
図11は、第5の実施形態に係る無線送信装置7を表すブロック図である。この第5の実施形態では、減算器11と分岐器12間の信号経路に、低域通過周波数特性を有するフィルタ14を接続する。フィルタ14は、減算部11によって生成された信号F4を、設定された通過周波数特性の信号F8(第2の信号)として通過させる。このフィルタ14は、加減算部によって生成された前記第2の信号を、設定された通過周波数特性で通過させる第1のフィルタ部として機能する。
分岐器12は、フィルタ14を通過した信号F8を分岐する。
分岐器12と加算器18間の信号経路に、高域通過周波数特性を有するフィルタ19を接続する。フィルタ19および増幅部13は、フィルタ14を通過した信号F8の一方を、設定された通過周波数特性の信号F2として通過させる。このフィルタ19は、第1のフィルタ部を通過した前記第2の信号を、設定された通過周波数特性で通過させる第2のフィルタ部として機能する。
変調部15は、フィルタ14を通過した信号F8の他方を、変調して信号F5を生成する。
変調部15は、フィルタ14を通過した信号F8の他方を、変調して信号F5を生成する。
フィルタ14、分岐器12、フィルタ19および増幅部13を含む信号経路は、信号F2を生成する第1のフィードバックループを構成する。また、フィルタ14、分岐器12、変調部15、カプラ16および復調部17を含む信号経路は、信号F3を生成する第2のフィードバックループを構成する。
この第5の実施形態では、第1のフィードバックループに高域通過周波数特性を有するフィルタ19を含めることで、この第1のフィードバックループの周波数特性を帯域通過周波数特性とすることができる。この結果、信号F2は、図8と同様な振幅特性と位相特性を有して生成される。
このように、この第5の実施形態に係る無線送信装置7では、第1のフィードバックループの周波数特性を帯域通過周波数特性とすることにより、信号F2の位相余裕が十分に確保されるとともに、信号F3により得られる線形化の効果が低下するのを防ぎ、送信動作の安定性をさらに確保できる。
(第6の実施形態)
図12は、第6の実施形態に係る無線送信装置8を表すブロック図である。この第6の実施形態では、図1に示した無線送信装置を、変調部に直交変調器15aを有し、復調部に直交復調器17aを有したカーテシアンフィードバックループ機能に適用した例である。信号F1〜F4,F6は、Iチャンネル信号成分の信号F1a〜F4a,F6aと、Qチャンネル信号成分の信号F1b〜F4b,F6bとをそれぞれ有する。
図12は、第6の実施形態に係る無線送信装置8を表すブロック図である。この第6の実施形態では、図1に示した無線送信装置を、変調部に直交変調器15aを有し、復調部に直交復調器17aを有したカーテシアンフィードバックループ機能に適用した例である。信号F1〜F4,F6は、Iチャンネル信号成分の信号F1a〜F4a,F6aと、Qチャンネル信号成分の信号F1b〜F4b,F6bとをそれぞれ有する。
減算器11aは、Iチャンネル信号成分の信号F1aから信号F6aを減算し、減算器11bは、Qチャンネル信号成分の信号F1bから信号F6bを減算する。加算器18aは、Iチャンネル信号成分の信号F2aと信号F3a同士を加算し、加算器18bは、Qチャンネル信号成分の信号F2bと信号F3b同士を加算する。
直交変調器15aは、90度位相の異なるローカル信号と、フィルタ14を通過したIチャンネル信号成分の信号F1aおよびQチャンネル信号成分の信号F1bとをミキシングする2つのミキサ、ミキシングされた信号を加算する加算器、ドライバアンプ、電力増幅器などを用いることができる。また、第1の実施形態と同様に、この電力増幅器、またはドライバアンプと電力増幅器とをカプラ16の出力側(図示しないアンテナ側)に配置しても良い。
直交復調器17aは、信号F5を復調して信号F3を生成する。この直交復調器17aは、信号F5を分岐し、上述した90度位相の異なるローカル信号と分岐された信号F5とをミキシングすることによって、Iチャンネル信号成分の信号F3aと、Qチャンネル信号成分の信号F3bを復調する。
この第6の実施形態では、第1の実施形態と同様に、信号F2a,F2bは、信号F3a,F3bを生成する第2のフィードバックループを経由しない。このために信号F2a,F2bは、この第2のフィードバックループによる時間遅延の影響を全く受けずに、その振幅特性および位相特性は図3と同様になる。
このように、第6の実施形態に係る無線送信装置8では、直交変調器15a、直交復調器17aを有したカーテシアンフィードバックループにおいて、信号F2a,F2bを生成する第1のフィードバックループで群遅延一定の時間遅延が生じても、信号F2a,F2bの位相余裕が十分に確保されているので、送信動作の安定性を確保できる。
また、信号F3a,F3bが経由する第2のフィードバックループ以外で位相遅れが生じ、信号F3a,F3bの位相余裕が劣化する場合も、信号F2a,F2bの位相余裕の十分な確保により、加算された信号F6a,F6bに対して位相余裕を確保できる。特に、送信信号の帯域を広げていきユニティゲイン周波数が高くなっても、信号F2a,F2bの十分な位相余裕の確保により、信号F6a,F6bに対して位相余裕を確保できる。この結果、無線送信装置の広帯域化が可能となる。また、ループフィルタを高次化し、第2のフィードバックループの位相余裕が減少しても、信号F2の十分な位相余裕の確保により、信号F6a,F6bに対して位相余裕を確保できる。この結果、ループフィルタの高次化が可能となる。
(第7の実施形態)
図13は、第7の実施形態に係る無線送信装置9を表すブロック図である。この第7の実施形態では、図1に示した無線送信装置を、変調部にポーラ変調器15bを有し、復調部に振幅位相検出器17bを有したポーラ変調機能に適用した例である。信号F1〜F4,F6は、振幅信号成分の信号F1a〜F4a,F6aと、位相信号成分の信号F1b〜F4b,F6bとをそれぞれ有する。
図13は、第7の実施形態に係る無線送信装置9を表すブロック図である。この第7の実施形態では、図1に示した無線送信装置を、変調部にポーラ変調器15bを有し、復調部に振幅位相検出器17bを有したポーラ変調機能に適用した例である。信号F1〜F4,F6は、振幅信号成分の信号F1a〜F4a,F6aと、位相信号成分の信号F1b〜F4b,F6bとをそれぞれ有する。
減算器11aは、振幅信号成分の信号F1aから信号F6aを減算し、減算器11bは、位相信号成分の信号F1bから信号F6bを減算する。加算器18aは、振幅成分の信号F2aと信号F3a同士を加算し、加算器18bは、位相信号成分の信号F2bと信号F3b同士を加算する。
ポーラ変調器15bは、入力する位相信号成分の信号F4bで位相変調を行う電圧制御発振器、入力する振幅信号成分の信号F4aにより電力増幅器の包絡線を制御することで電圧制御発振器によって発振された信号の振幅変調を行う電力増幅器などを用いることができる。また、電力増幅器をドライバアンプと置き換え、電力増幅器をカプラ16の出力側(図示しないアンテナ側)に配置しても良い。
振幅位相検出器17bは、信号F5を復調して振幅信号成分の信号F3aと位相信号成分の信号F3bとを検出する。
振幅位相検出器17bは、信号F5を復調して振幅信号成分の信号F3aと位相信号成分の信号F3bとを検出する。
この第7の実施形態では、第1の実施形態と同様に、信号F2a,F2bは、信号F3a,F3bを生成する第2のフィードバックループを経由しない。このために信号F2a,F2bは、この第2のフィードバックループによる時間遅延の影響を全く受けずに、その振幅特性および位相特性は図3と同様になる。
このように、第7の実施形態に係る無線送信装置9では、ポーラ変調器15b、振幅位相検出器17bを有したポーラ変調において、信号F2a,F2bを生成する第1のフィードバックループで群遅延一定の時間遅延が生じても、信号F2a,F2bの位相余裕が十分に確保されているので、送信動作の安定性を確保できる。
また、信号F3a,F3bが経由する第2のフィードバックループ以外で位相遅れが生じ、信号F3a,F3bの位相余裕が劣化する場合も、信号F2a,F2bの位相余裕の十分な確保により、加算された信号F6a,F6bに対して位相余裕を確保できる。特に、送信信号の帯域を広げていきユニティゲイン周波数が高くなっても、信号F2a,F2bの十分な位相余裕の確保により、信号F6a,F6bに対して位相余裕を確保できる。この結果、無線送信装置の広帯域化が可能となる。また、ループフィルタを高次化し、第2のフィードバックループの位相余裕が減少しても、信号F2の十分な位相余裕の確保により、信号F6a,F6bに対して位相余裕を確保できる。この結果、ループフィルタの高次化が可能となる。
(第8の実施形態)
図14は、第8の実施形態に係る無線送信装置100を表すブロック図である。この第8の実施形態では、図1に示した無線送信装置を、デジタル・アナログ変換器21を含むフィードバックループ機能に適用した例である。信号F1,F6は、デジタル信号からなる。
図14は、第8の実施形態に係る無線送信装置100を表すブロック図である。この第8の実施形態では、図1に示した無線送信装置を、デジタル・アナログ変換器21を含むフィードバックループ機能に適用した例である。信号F1,F6は、デジタル信号からなる。
デジタル・アナログ変換器21は、減算器11によって減算された信号F4をアナログ信号に変換する。アナログ・デジタル変換器22は、分岐器12によって生成された信号F2をデジタル信号に変換する。アナログ・デジタル変換器23は、復調部17によって復調された信号F3をデジタル信号に変換する。
この第8の実施形態では、第1の実施形態と同様に、信号F2は、信号F3を生成する第2のフィードバックループを経由しない。このために信号Fは、この第2のフィードバックループによる時間遅延の影響を全く受けずに、その振幅特性および位相特性は図3と同様になる。
このように、第8の実施形態に係る無線送信装置100では、デジタル・アナログ変換器21を含むフィードバックループにおいて、信号F2を生成する第1のフィードバックループで群遅延一定の時間遅延が生じても、信号F2の位相余裕が十分に確保されているので、送信動作の安定性を確保できる。
また、信号F3が経由する第2のフィードバックループ以外で位相遅れが生じ、信号F3の位相余裕が劣化する場合も、信号F2の位相余裕の十分な確保により、加算された信号F6に対して位相余裕を確保できる。特に、送信信号の帯域を広げていきユニティゲイン周波数が高くなっても、信号F2の十分な位相余裕の確保により、信号F6に対して位相余裕を確保できる。この結果、無線送信装置の広帯域化が可能となる。また、ループフィルタを高次化し、第2のフィードバックループの位相余裕が減少しても、信号F2の十分な位相余裕の確保により、信号F6に対して位相余裕を確保できる。この結果、ループフィルタの高次化が可能となる。
(変形例1)
図15は、第8の実施形態の変形例1に係る無線送信装置110を表すブロック図である。この変形例1では、アナログ・デジタル変換器23を加算器18と減算器11間の信号経路に接続し、加算器18によって生成された信号F6をデジタル信号に変換する。
図15は、第8の実施形態の変形例1に係る無線送信装置110を表すブロック図である。この変形例1では、アナログ・デジタル変換器23を加算器18と減算器11間の信号経路に接続し、加算器18によって生成された信号F6をデジタル信号に変換する。
この変形例1に係る無線送信装置110では、アナログ・デジタル変換器23を加算器18と減算器11間の信号経路に接続する。この結果、アナログ・デジタル変換器を1つにすることができ、製作コストを削減できる。
(変形例2)
図16は、第8の実施形態の変形例2に係る無線送信装置120を表すブロック図である。この変形例2では、分岐器12、増幅部13を含む信号経路が構成する第1のフィードバックループを、デジタル信号の信号経路とする。フィルタ14、変調部15、カプラ16および復調部17を含む信号経路が構成する第2のフィードバックループを、アナログ信号の信号経路とする。
図16は、第8の実施形態の変形例2に係る無線送信装置120を表すブロック図である。この変形例2では、分岐器12、増幅部13を含む信号経路が構成する第1のフィードバックループを、デジタル信号の信号経路とする。フィルタ14、変調部15、カプラ16および復調部17を含む信号経路が構成する第2のフィードバックループを、アナログ信号の信号経路とする。
この場合、デジタル・アナログ変換器21は、分岐器12とフィルタ14間の信号経路に接続する。アナログ・デジタル変換器23は、復調部17と加算器18間の信号経路に接続する。
このように、第8の実施形態の変形例2に係る無線送信装置120では、従来の信号F3を生成する第2のフィードバックループと、本発明に係る信号F2を生成する第1のフィードバックループとを接続させる場合に、信号形式が異なっていても、信号形式を変換する変換器をこのループ間に配置するので、容易に接続できる。また、第1のフィードバックループがアナログ信号の信号経路で、第2のフィードバックループがデジタル信号の信号経路の場合も、上記と同様に、容易に接続できる。
また、第1のフィードバックループと第2のフィードバックループが別々のユニットに構成されている場合にも、両ループを容易に接続できる。さらに、この場合に、いずれかのユニットに故障が発生したときには、ユニット単位でループの交換ができ、交換時の煩雑さが低減できる。
なお、本願発明は、上記実施形態のみに限定されるものではなく、実施段階ではその要旨を逸脱しない範囲で構成要素を変形してもよい。また、上記実施形態に開示されている複数の構成要素を適宜組み合わせることにより、種々の発明を構成できる。例えば実施形態に示される全構成要素から幾つかの構成要素を削除してもよい。さらに、異なる実施形態にわたる構成要素を適宜組み合わせてもよい。
1〜9,100,110,120…無線送信装置、11,11a,11b…減算器、18,18a,18b…加算器、12…分岐部、13…増幅部、14,14a,14b,19…フィルタ、15…変調部、15a…直交変調器、15b…ポーラ変調器、16…カプラ、17…復調部、17a…直交復調器、17b…振幅位相検出器、20…加減算器、21…デジタル・アナログ変換器、22,23…アナログ・デジタル変換器、151…変調器、152…ドライバアンプ、153…電力増幅器、171…復調器、F1〜F8,F1a〜F4a,F1b〜F4b,F6a,F6b…信号、ω2,ω3…ユニティゲイン周波数。
Claims (19)
- 第1の信号から第2の信号と第3の信号とを減算して前記第2の信号を生成する加減算部と、
前記加減算部によって生成された前記第2の信号を変調して第4の信号を生成する変調部と、
前記第4の信号を復調して前記第3の信号を生成する復調部と、
前記第4の信号を送信する送信部と、
を具備することを特徴とする無線送信装置。 - 前記加減算部が、
前記第2の信号と前記第3の信号とを加算して第5の信号を生成する加算器と、
前記加算器によって生成された前記第5の信号を、前記第1の信号から減算して前記第2の信号を生成する減算器と、
を備えることを特徴とする請求項1記載の無線送信装置。 - 前記第2の信号を増幅する増幅部を、さらに具備し、
前記変調部が、前記加減算部によって生成された前記第2の信号を変調し、前記第5の信号を生成し、
前記加減算部が、前記第1の信号から、前記増幅部によって増幅された前記第2の信号と、前記復調部によって生成された前記第3の信号と、を減算して前記第2の信号を生成する
ことを特徴とする請求項1または2記載の無線送信装置。 - 前記増幅部の利得が0[dB]のときの周波数が、前記変調部および前記復調部の合計の利得が0[dB]のときの周波数よりも高い値を有する
ことを特徴とする請求項3記載の無線送信装置。 - 前記第2の信号を増幅する増幅部を、さらに具備し、
前記変調部が、前記増幅部によって増幅された前記第2の信号を変調して前記第4の信号を生成し、
前記加減算部が、前記第1の信号から、前記増幅部によって増幅された前記第2の信号と、前記復調部によって生成された前記第3の信号と、を減算して前記第2の信号を生成する
ことを特徴とする請求項1または2記載の無線送信装置。 - 前記増幅部の利得が0[dB]のときの周波数が、前記増幅部の利得、前記変調部の利得および前記復調部の利得の合計の利得が0[dB]のときの周波数よりも高い値を有する
ことを特徴とする請求項5記載の無線送信装置。 - 前記第2の信号を、設定された通過周波数特性で通過させるフィルタ部を、さらに具備し、
前記変調部が、前記加減算部によって生成された前記第2の信号を変調して前記第4の信号を生成し、
前記加減算部が、前記第1の信号から、前記フィルタ部を通過した前記第2の信号と、前記復調部によって生成された前記第3の信号と、を減算して前記第2の信号を生成する
ことを特徴とする請求項1または2記載の無線送信装置。 - 前記フィルタ部が、低域通過周波数特性、高域通過周波数特性および帯域通過周波数特性のいずれかを有する
ことを特徴とする請求項7記載の無線送信装置。 - 前記フィルタ部の利得が0[dB]のときの周波数が、前記変調部の利得および前記復調部の利得の合計の利得が0[dB]のときの周波数よりも高い値を有するように、このフィルタ部の通過周波数特性を設定する
ことを特徴とする請求項7または8記載の無線送信装置。 - 前記第2の信号を、設定された通過周波数特性で通過させるフィルタ部を、さらに具備し、
前記変調部が、前記フィルタ部を通過した前記第2の信号を変調して前記第4の信号を生成し、
前記加減算部が、前記第1の信号から、前記フィルタ部を通過した前記第2の信号と、前記復調部によって生成された前記第3の信号と、を減算して前記第2の信号を生成する
ことを特徴とする請求項1または2記載の無線送信装置。 - 前記変調部および前記復調部の各利得の合計が0[dB]より大きい
ことを特徴とする請求項10記載の無線送信装置。 - 前記フィルタ部が、0[dB]以上の利得を有する
ことを特徴とする請求項7乃至11のいずれか1項に記載の無線送信装置。 - 前記加減算部によって生成された前記第2の信号を、設定された通過周波数特性で通過させる第1のフィルタ部と、
前記第1のフィルタ部を通過した前記第2の信号を、設定された通過周波数特性で通過させる第2のフィルタ部と、をさらに具備し、
前記第2のフィルタ部、前記変調部および前記復調部の各利得の合計が0[dB]より大きく、
前記加減算部が、第1の信号から、前記第1のフィルタ部を通過した前記第2の信号と、前記復調部で生成された前記第3の信号とを減算して前記第2の信号を生成し、
前記変調部が前記第2のフィルタ部を通過した前記第2の信号を変調して前記第4の信号を生成する
ことを特徴とする請求項1または2記載の無線送信装置。 - 前記加減算部によって生成された前記第2の信号を、設定された通過周波数特性で通過させる第1のフィルタ部と、
前記第1のフィルタ部を通過した前記第2の信号を、設定された通過周波数特性で通過させる第2のフィルタ部と、をさらに具備し、
前記変調部が、前記第1のフィルタ部を通過した前記第2の信号を変調して前記第4の信号を生成する
ことを特徴とする請求項1または2記載の無線送信装置。 - 前記第1のフィルタ部が、前記加減算部によって生成された前記第2の信号を、設定された低域通過周波数特性で通過させ、
前記第2のフィルタ部が、前記第1のフィルタ部を通過した前記第2の信号を、設定された高域通過周波数特性で通過させる
ことを特徴とする請求項14記載の無線送信装置。 - 前記第1〜第3の信号が、Iチャンネル信号成分と、Qチャンネル信号成分とを有し、
前記変調部が、前記加減算部によってそれぞれ加減算された前記Iチャンネル信号成分と前記Qチャンネル信号成分とを有する前記第2の信号を変調して、前記第4の信号を生成する直交変調器を有し、
前記復調部が、前記変調部によって生成された前記第4の信号を復調して、前記Iチャンネル信号成分と前記Qチャンネル信号成分を有する前記第3の信号を生成する直交復調器を有する
ことを特徴とする請求項1または2記載の無線送信装置。 - 前記第1〜第3の信号が、振幅信号成分と、位相信号成分とを有し、
前記変調部が、前記加減算部によってそれぞれ加減算された前記振幅入力信号成分と前記位相入力信号を有する前記第2の信号を変調して、前記第4の信号を生成するポーラ変調器を有し、
前記復調部が、前記変調部によって生成された前記第4の信号から前記振幅信号成分と前記位相信号成分を有する前記第3の信号を検出する振幅位相検出器を有する
ことを特徴とする請求項1または2記載の無線送信装置。 - 前記第1の信号がデジタル信号を有し、
前記復調部によって復調された前記第3の信号をデジタル信号に変換する第1の変換部と、
前記加減算部によって加減算された前記第2の信号をアナログ信号に変換する第2の変換部と、
をさらに具備することを特徴とする請求項1または2記載の無線送信装置。 - 加減算部が、第1の信号から第2の信号と第3の信号とを減算して第2の信号を生成するステップと、
変調部が、前記加減算部によって生成された前記第2の信号を変調して第4の信号を生成するステップと、
復調部が、前記第4の信号を復調して前記第3の信号を生成するステップと、
送信部が、前記第4の信号を送信するステップと、
を含むことを特徴とする無線送信方法。
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