JPH10112734A - 受信機 - Google Patents

受信機

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JPH10112734A
JPH10112734A JP26589196A JP26589196A JPH10112734A JP H10112734 A JPH10112734 A JP H10112734A JP 26589196 A JP26589196 A JP 26589196A JP 26589196 A JP26589196 A JP 26589196A JP H10112734 A JPH10112734 A JP H10112734A
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local
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Yoshishige Yoshikawa
Yoshio Horiike
良雄 堀池
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Matsushita Electric Industrial Co Ltd
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 ローカル信号の周波数ずれの影響と、2次歪
成分の発生とを同時に抑制できる周波数変換手段を備え
た受信機を提供する。 【解決手段】 第1ローカル信号源4を変調用信号源5
により周波数変調し、高周波信号3と第1ローカル信号
6とを第1ミキサ7によりミキシングして周波数拡散さ
れた第1中間周波信号8を生成する。第2ローカル信号
源9により第1中間周波信号8の中心周波数にほぼ等し
い周波数の第2ローカル信号を発生し、第2ミキサ13
および第3ミキサ14により第1中間周波信号8とミキ
シングして第2中間周波信号15と第3中間周波信号1
6とを生成し、キャンセル手段20により前記周波数変
調をキャンセルして、復調手段21によりベースバンド
信号に復調する。周波数拡散により第1ローカル信号の
周波数ずれの影響を抑制し、無変調の第2ローカル信号
を用いて2次歪の発生を抑制する。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、選択呼出受信機、
コードレスリモコン、およびコードレス電話機などの無
線通信装置に係わり、高周波信号の復調にホモダイン方
式、すなわち直接変換受信方式を用いた受信機に関す
る。
【0002】
【従来の技術】以下、従来の受信機について図面を参照
しながら説明する。直接変換受信方式の受信機(以下、
直接変換受信機と称す)は、ヘテロダイン方式と比較し
て多くの利点を備えている。ヘテロダイン方式では、受
信した高周波信号を中間周波信号に変換し、その中間周
波信号を復調するので、周波数変換時に発生するイメー
ジ周波信号を除去するために急峻な特性を備えたフィル
タが必要である。通常、このフィルタとしてセラミック
フィルタまたは水晶フィルタなどが使用されるが、これ
らのフィルタはコストが高く、形状も大きい。
【0003】一方、直接変換受信機は、受信した高周波
信号をベースバンド信号とほぼ同じ周波数領域の低周波
信号に変換するため、周波数変換時に発生するイメージ
周波信号はローパス特性の能動フィルタなどで除去すれ
ばよく、セラミックフィルタや水晶フィルタなどは不要
になり、前記能動フィルタはIC化も容易であるので、
直接変換受信機は低コスト、かつ小型に実現することが
できる。
【0004】図6は従来の直接変換受信機の構成を示す
ブロック図である。図において、101は高周波信号入
力端子、102は高周波信号、103はローカル信号
源、104はローカル信号源103のローカル信号を周
波数変調するための変調用信号源、105は90度移相
器、106は周波数変換用の第1ミキサ、107は周波
数変換用の第2ミキサ、108は第1ミキサ106が出
力する第1中間周波信号、109は第2ミキサ107が
出力する第2中間周波信号、110は第1中間周波信号
108および第2中間周波信号109を増幅するアン
プ、111は第1中間周波信号108および第2中間周
波信号109に含まれる直流成分を阻止するコンデン
サ、112は第1ミキサ106および第2ミキサ107
が出力するイメージ周波信号を阻止するとともに、隣接
チャンネルの高周波信号の被変換成分を阻止するローパ
スフィルタ、113はローカル信号源103が変調用信
号源104により周波数変調された影響をキャンセルす
るキャンセル手段、114は第1中間周波信号108お
よび第2中間周波信号109を用いてベースバンド信号
に復調する復調手段、115は復調したデータを出力す
る復調データ出力端子である。
【0005】上記構成においてその動作を説明する。ま
ず、ローカル信号源103のローカル信号が周波数変調
されていない場合について説明する。なお、キャンセル
手段113については前記ローカル信号が周波数変調さ
れる場合に説明する。高周波信号入力端子101から入
力された高周波信号102は2分岐され、第1ミキサ1
06と第2ミキサ107とに入力される。また、ローカ
ル信号源103の出力は第1ミキサ106に入力される
とともに、90度移相器105を介して第2ミキサ10
7に入力される。したがって、第1ミキサ106と第2
ミキサ107のローカル信号の位相差は90度である。
また、ローカル信号源103の周波数は高周波信号10
2の中心周波数と同じに設定されている。そのため、高
周波信号102は第1ミキサ106で低周波の第1中間
周波信号108に変換され、また同様に、第2ミキサ1
07で高周波信号102は低周波の第2中間周波信号1
09に変換される。このとき、第1ミキサ106および
第2ミキサ107の入力端に漏洩したローカル信号が同
じローカル信号でミキシングされることにより直流成分
が発生する。
【0006】第1中間周波信号108はアンプ110で
増幅されたのちコンデンサ111で直流成分が除去さ
れ、ローパスフィルタ112へ入力され、同様に、第2
中間周波信号109は、アンプ110で増幅されたのち
コンデンサ111で直流成分が除去され、ローパスフィ
ルタ112へ入力される。ローパスフィルタ112によ
り、イメージ周波信号を取り除いたのち、復調手段11
4に入力されてベースバンド信号に復調され、その復調
データは復調データ出力端子115から出力される。
【0007】このように、直接変換受信機ではローカル
信号の周波数を高周波信号102の中心周波数と同じに
設定しているため、ローカル信号と高周波信号102と
は同一周波数帯域にあってローカル信号漏れが大きくな
り易く、第1ミキサ106および第2ミキサ107の出
力に発生する直流成分が大きくなる。また、ローパスフ
ィルタ112には能動フィルタがよく用いられるが、こ
の能動フィルタは受動フィルタに比べてS/N特性が劣
るため、十分な信号レベルで入力する必要がある。した
がって、第1ミキサ106、第2ミキサ107、および
アンプ110には比較的大きな利得が必要であり、それ
に対応してアンプ110の出力における直流成分のレベ
ルが大きくなる。以上の理由で、ローパスフィルタ11
2の前段、またはアンプ110の前段にコンデンサ11
1を挿入し、直流成分を取り除いている。
【0008】しかし、コンデンサ111に入力される第
1中間周波信号108および第2中間周波信号109の
直流成分には必要な情報も含まれている。したがって、
コンデンサ111により直流成分を取り除いた後の信号
は情報の一部を失っていることになり、その信号を用い
てベースバンド信号に復調したのでは十分な復調データ
が得られない。この状態は、とくに高周波信号102の
周波数変調の周波数偏移が小さい場合、すなわち変調指
数が小さいときに問題になる。また、高周波信号102
が2値FSK信号のように中心周波数付近にスペクトラ
ムのピークを持たない変調信号である場合、直流成分を
取り除いた情報欠損の影響は小さいが、ローカル信号源
103の周波数が高周波信号102の中心周波数に対し
てずれた場合には影響が大きくなり、この周波数ずれが
高周波信号102の周波数偏移量と同程度のときには影
響が深刻なものとなる。この周波数ずれの影響を抑制す
るためにローカル信号源103のローカル信号を周波数
変調する手段を用いることができる。
【0009】以下、ローカル信号源103を周波数変調
することによりローカル信号の周波数ずれの影響を抑制
する処理について、図面を参照しながら説明する。図7
は図6に示した構成の一部を示すブロック図である。こ
こでは、高周波信号102が2値FSK信号である場合
について考える。なお、簡単のために第1ミキサ106
側のみについて説明するが、第2ミキサ107側につい
ても同様である。図において、116は2値FSK信号
源である。2値FSK信号源116から入力した高周波
信号102とローカル信号源103から供給されるロー
カル信号とが第1ミキサ106に入力される。ここで、
2値FSK信号源116の中心周波数とローカル信号源
103の中心周波数とは同じに設定されているため、高
周波信号102は第1ミキサ106により低周波の第1
中間周波信号108に変換され、コンデンサ111に入
力される。
【0010】図8は2値FSK信号のスペクトラムを模
式的に示す特性図である。ここで、図8(a)は2値F
SK信号の代表的なスペクトラムを示す。この場合、中
心周波数f0近傍のレベルはピークレベルより15dB
低くなっている。
【0011】まず、図7において、ローカル信号源10
3から周波数f0の無変調信号が出力される場合を考え
る。この場合、2値FSK信号源116からの高周波信
号102は第1ミキサ106で中心周波数が0Hzの第1
中間周波信号108に変換されるが、スペクトラムの形
状は変わらない。この第1中間周波信号108はコンデ
ンサ111を通ることによって図8(a)の(ア)に示
した領域の周波数成分が取り除かれる。たとえば、コン
デンサ111によって0〜300Hzの周波数成分が取り
除かれる。したがって、コンデンサ111を通過する信
号は情報が一部分失われている。ローカル信号源103
の周波数がずれて、f1またはf2となったときには、図
8(a)の(イ)に示した領域の周波数成分が取り除か
れる。この場合には失われる情報が大きいために復調が
困難となる。
【0012】つぎに、ローカル信号源103を周波数変
調した場合を考える。2値FSK信号源116の高周波
信号102はローカル信号源103のローカル信号とミ
キシングされることにより、スペクトラムが周波数拡散
される。すなわち、第1ミキサ106の出力は図8
(b)に示したようになる。図8(a)と比較してわか
るように、スペクトラムの急峻なピークがなくなり、平
坦な形となっている。コンデンサ111によって失われ
る周波数成分は、ローカル信号源103の中心周波数が
f0のときには図8(b)の(ア)で示した領域、f1に
ずれたときには(イ)で示した領域である。いずれの場
合も図8(a)の(イ)に比べて、失われる情報量が小
さいことがわかる。したがって、この信号を用いてベー
スバンド信号に復調することが可能になる。
【0013】なお、コンデンサ111の出力は変調用信
号源104によるスペクトラムの周波数拡散の効果が含
まれているので、そのまま復調したのでは元の情報が得
られない。したがって、この周波数拡散した効果を除去
するキャンセル手段113を設ける必要がある。この周
波数拡散の効果は第1中間周波信号が変調用信号源5に
より余分な周波数変調を受けていることと同じであり、
キャンセル手段113により前記周波数変調をキャンセ
ルしてから復調手段114により復調が行われる。
【0014】なお、第1ミキサ106と第2ミキサ10
7とにより直交周波数変換しているが、これは第1中間
周波信号と第2中間周波信号との位相差が90度とな
り、またイメージ周波信号についてもそれぞれの間の位
相差が90度となることを利用し、キャンセル手段11
3におけるキャンセル処理やイメージ周波信号のキャン
セル処理などに活用することができる。
【0015】
【発明が解決しようとする課題】このような従来の受信
機は、周波数変調したローカル信号によりミキサで直接
に低周波の中間周波信号に変換するとき、ミキサで発生
する高周波信号およびローカル信号の2次歪成分が前記
中間周波信号と共存するようになる。たとえば、高周波
信号が振幅変調されている場合には、その振幅変調の変
調周波数の2次歪成分が中間周波信号の中に含まれ、こ
の新たな2次歪成分により受信妨害を受けるようにな
る。この不要な2次歪成分は、たとえば、バランス型ミ
キサを用いることによりキャンセルすることができる
が、上記のキャンセル処理を確実にするためにはミキサ
の各部を正確に調整する必要があり、経時変化などを考
慮するとミキサの調整を自動制御する必要がある。この
場合、ミキサに入力するローカル信号として周波数変調
された信号を用いるのは望ましくない。バランス型ミキ
サは原理的にはローカル信号の変動についても2次歪成
分をキャンセルするが、ローカル信号に周波数変化があ
る場合には、バランスの状態をローカル信号の周波数変
化および振幅変化に対して常に良好に保つのことが困難
であり、ローカル信号の変動が新たな2次歪成分を発生
するためである。このように、周波数変調したローカル
信号を用いて周波数ずれの影響を抑える処理と、2次歪
成分をキャンセルする処理とを同時に完全に実行するこ
とは困難である。
【0016】本発明は上記の課題を解決するもので、周
波数変調したローカル信号を用いてローカル信号の周波
数ずれによる特性劣化を改善しながら、不要な2次歪成
分も抑制できる直接変換受信方式の受信機を提供するこ
とを目的とする。
【0017】
【課題を解決するための手段】本発明は上記の目的を達
成するために、周波数変調した第1ローカル信号を用い
る第1ミキサと、固定周波数の第2ローカル信号を用い
る直接変換の第2ミキサおよび第3ミキサとを設け、前
記第1ミキサにより高周波信号を第1中間周波信号に変
換し、さらに、前記第1中間周波信号を第2ミキサおよ
び第3ミキサとにより第2中間周波信号および第3中間
周波信号に変換し、前記第2中間周波信号および前記第
3中間周波信号を復調してベースバンド信号に復調する
ようにした受信機である。
【0018】これにより、第1ミキサでは周波数変調し
たローカル信号により周波数拡散した第1中間周波を求
めてローカル信号の周波数ずれによる特性劣化を抑え、
かつ第2ミキサでは固定周波数のローカル信号として2
次歪成分を確実にキャンセルする。したがって、ローカ
ル信号の周波数ずれによる特性劣化の抑制と、2次歪成
分のキャンセルとを同時に安定して実現する。
【0019】
【発明の実施の形態】第1周波数変換手段は、入力した
高周波信号のスペクトラムを周波数拡散する手段を意味
し、所定の周波数で周波数変調した第1ローカル信号と
高周波信号とを入力して周波数拡散された第1中間周波
信号を生成する手段であり、第1周波数変換手段および
第1ローカル信号源は通常手段で実現される。
【0020】第2周波数変換手段および第3周波数変換
手段は、前記第1中間周波信号を互いに直交する第2中
間周波信号および第3中間周波信号に変換する手段を意
味し、第2ローカル信号は前記第1中間周波信号の中心
周波数にほぼ等しい周波数とする。この段における2次
歪成分の発生を小さく抑制するためにバランス型ミキサ
を用いるが、これらミキサおよび第2ローカル信号源は
通常手段で実現される。
【0021】キャンセル手段は第2中間周波信号および
第3中間周波信号が第1周波数変換手段において周波数
拡散で受けた周波数変調を相殺する手段を意味し、周波
数変調された第3ローカル信号で周波数変換して逆周波
数変調しながら低周波信号に直接変換するキャンセル手
段、または復調後に変調周波数成分をフィルタで除去す
るキャンセル手段、または復調後に変調周波数成分を減
算して除去するキャンセル手段により実現できる。な
お、逆周波数変調によるキャンセル手段では第2周波数
変換手段および第3周波数変換手段では直接変換とせ
ず、第2中間周波信号および第3中間周波信号を、周波
数変調された第3ローカル信号と第4ミキサおよび第5
ミキサとによる直交周波数変換で逆周波数変換しながら
低周波信号に直接変換するとともに、加算器により第4
ミキサと第5ミキサのそれぞれが出力する低周波信号を
加算しながら、イメージ周波数信号をキャンセルする。
この場合、第3ローカル信号の変調には第1ローカル信
号の変調用信号を用いて、第1ローカル信号の変調と第
3ローカル信号の変調との同一性を確保している。ま
た、減算によるキャンセル手段では第1ローカル信号の
変調用信号を減算に用いて信号の同一性を確保してい
る。
【0022】以下、実施例について説明する。 (実施例1)以下、本発明の受信機の第1の実施例につ
いて図面を参照しながら説明する。図1は本実施例の構
成を示すブロック図である。図において、1は高周波信
号入力端子、2はイメージ周波信号を除去する高周波フ
ィルタ、3は高周波信号、4は第1ローカル信号源、5
は第1ローカル信号源4を周波数変調するための変調用
信号源、6は第1ローカル信号源4が出力する第1ロー
カル信号、7は第1ミキサ、8は第1ミキサ7が出力す
る第1中間周波信号、9は第2ローカル信号源、10は
90度移相器、11は第2ローカル信号源9が出力する
第2ローカル信号、12は90度移相器10を経由した
第3ローカル信号、13は第2ミキサ、14は第3ミキ
サ、15は第2ミキサ13が出力する第2中間周波信
号、16は第3ミキサ14が出力する第3中間周波信
号、17は第2中間周波信号15および第3中間周波信
号16を増幅するアンプ、18は第2中間周波信号15
および第3中間周波信号16に含まれる直流成分を阻止
するコンデンサ、19はローパスフィルタ、20はキャ
ンセル手段、21は復調手段である。なお、第2ミキサ
13および第3ミキサ14は、発生する2次歪成分をで
きるだけ小さくするようにバランス型ミキサとしてい
る。本実施例が従来例と異なる点は、周波数変調された
第1ローカル信号を用いる第1ミキサと、無変調の第2
ローカル信号を用いる第2および第3のミキサとを備え
たことにある。
【0023】上記構成においてその動作を説明する。高
周波信号入力端子1から高周波信号3が高周波フィルタ
2を通って第1ミキサ7に入力される。なお、高周波フ
ィルタ2はイメージ周波信号を抑制するために設けてい
る。また、第1ローカル信号源4が出力する第1ローカ
ル信号6としては正弦波を用いることもできるが、他の
波形の信号を用いてもよく、また、変調用信号源5の周
波数および振幅も任意に設定できる。ただし、効果的に
スペクトラムを拡散するためには高周波信号の変調周波
数および周波数偏移量に対応した最適値がある。第1ミ
キサ7から第1中間周波信号8が出力され、第2ミキサ
13と第3ミキサ14とに入力される。一方、第2ロー
カル信号源9の出力は第2ローカル信号11と第3ロー
カル信号12とに2分岐されて、それぞれ第2ミキサ1
3および第3ミキサ14に入力されるが、第3ローカル
信号12は90度移相器10で移相されているため、第
2ローカル信号11と第3ローカル信号12との位相差
は90度である。
【0024】ここで、第2ローカル信号源9の中心周波
数は第1中間周波信号8の中心周波数と同じに設定され
ており、したがって、第1中間周波信号8は第2ミキサ
13および第3ミキサ14により、それぞれ低周波の第
2中間周波信号15と第3中間周波信号16とに変換さ
れる。このとき、周波数変調された第1ローカル信号6
は第1ミキサ7に注入され、周波数拡散によって第1ロ
ーカル信号6の周波数ずれの影響を少なくし、一方、第
2ミキサ13および第3ミキサでは固定周波数の第2ロ
ーカル信号11および第3ローカル信号12と、バラン
ス型の第2ミキサ13および第3ミキサ14とを用い
て、発生する2次歪のキャンセルを確実にしながら直接
変換を行っている。なお、第1ミキサ7で発生する2次
歪は第1中間周波信号の帯域に入らないので、その影響
はほとんどない。
【0025】第2中間周波信号15と第3中間周波信号
16はそれぞれアンプ17、コンデンサ18、およびロ
ーパスフィルタ19を経由してキャンセル手段20に入
力される。このローパスフィルタ19はイメージ周波信
号を除去するとともに、隣接チャンネルの成分を除去す
るために挿入されている。また、キャンセル手段20
は、周波数変調された第1ローカル信号6でミキシング
した効果を取り除くために設けられている。変調用信号
源5の信号内容はあらじめわかっているので、上記ミキ
シングによる周波数変調の効果をキャンセルするように
キャンセル手段20を設定できる。なお、キャンセル手
段20は、基本的には逆周波数変調により実現できる。
キャンセル手段20の出力は復調手段21へ入力され、
ベースバンド信号に復調される。
【0026】以上のように本実施例によれば、第1ミキ
サ7において周波数変調した第1ローカル信号6を用い
て周波数拡散することによりローカル信号の周波数ずれ
による特性劣化を抑えるとともに、バランス型の第2ミ
キサ13および第3ミキサ14と、無変調の第2ローカ
ル信号11および第3ローカル信号12とを用いて2次
歪成分を確実にキャンセルすることができる。
【0027】なお、実施例では第2ローカル信号源9の
周波数を第1中間周波信号の中心周波数に等しく設定し
たが、ほぼ等しい設定でもよいことは言うまでもない。
【0028】(実施例2)以下、本発明の受信機の第2
の実施例について図面を参照しながら説明する。図2は
本実施例の構成を示すブロック図である。なお、図1と
同じ構成要素には同一番号を付与して詳細な説明を省略
する。図において、23は第3ローカル信号源、24は
90度移相器、25は第4ローカル信号、26は第5ロ
ーカル信号、27は第4ミキサ、28は第5ミキサ、2
9は加算器である。本実施例は、実施例1におけるキャ
ンセル手段20を、第3ローカル信号源23、第4ミキ
サ27、および第5ミキサ28を用いて実現している。
【0029】上記構成においてその動作を説明する。高
周波信号3は第1ミキサ7に入力され、変調用信号源5
により周波数変調された第1ローカル信号6とミキシン
グされ、さらに第2ミキサ13と第3ミキサ14とにお
いて、それぞれ第2ローカル信号11と第3ローカル信
号12によりミキシングされ、第2中間周波信号15と
第3中間周波信号16とを得ているのは実施例1と同様
である。第2中間周波信号15と第3中間周波信号16
は、それぞれ第4ミキサ27と第5ミキサ28に入力さ
れる。また、第3ローカル信号源23は、変調用信号源
5からの信号により周波数変調されている。ここで、第
3ローカル信号源23の中心周波数は数KHzないし数十K
Hz程度に設定される。この第3ローカル信号源23の出
力は第4ローカル信号25と第5ローカル信号26に2
分岐されて、それぞれ第4ミキサ27と第5ミキサ28
に入力される。ここで、90度移相器24により第4ロ
ーカル信号25と第5ローカル信号26の位相差が90
度に設定されている。
【0030】第1ローカル信号源4と第3ローカル信号
源23はともに変調用信号源5により同一の周波数変調
を受けている。したがって、第1中間周波信号8は第1
ミキサ7により周波数変調を受けたが、第4ミキサ27
および第5ミキサ28では第4ローカル信号25および
第5ローカル信号26が前記周波数変調をキャンセルす
るように周波数偏移する。このように、第3ローカル信
号源23、第4ミキサ27、および第5ミキサ28によ
り、第1ローカル信号源4を周波数変調した効果をキャ
ンセルすることができる。
【0031】このとき、90度移相器24により第4ロ
ーカル信号25と第5ローカル信号26との位相差を9
0度に設定し、かつ第2中間周波信号15と第3中間周
波信号16とは90度の位相差を有しているため、第4
ミキサ27が出力する第4中間周波信号と第5ミキサ2
8が出力する第5中間周波信号とは同位相になるので加
算器29で互いに加算され、また、それぞれが出力する
イメージ周波信号は互いに逆位相になるので加算器29
によりキャンセルされる。これは直交周波数変調の動作
と同じである。加算器29の出力は復調手段21に入力
されてベースバンド信号に復調される。
【0032】以上のように本実施例によれば、キャンセ
ル手段20を第4ミキサ27および第5ミキサ28と周
波数変調された第3ローカル信号源23とで構成すると
ともに、第3ローカル信号源23を第1ミキサ7で周波
数拡散に用いた同じ変調用信号源5の変調用信号で変調
し、第4ミキサ27と第5ミキサ28とで周波数変換し
ながら逆変調することことにより、第1ミキサ7で受け
た周波数拡散のための周波数変調を正確にキャンセルす
ることができる。
【0033】(実施例3)以下、本発明の受信機の第3
の実施例について図面を参照しながら説明する。図3は
本実施例の構成を示すブロック図である。なお、図1お
よび図2と同じ構成要素には同一番号を付与して詳細な
説明を省略する。図において、31は、復調手段21の
出力信号から変調用信号源5で周波数変調した変調周波
数成分を減衰するバンドエリミネーションフィルタであ
る。バンドエリミネーションフィルタ31の出力は変調
周波数成分が除去されたベースバンド信号であり、復調
データとして出力される。本実施例では、キャンセル手
段をフィルタのみで構成できるため、構成を簡単にでき
ると言う利点がある。
【0034】なお、本実施例ではフィルタとしてバンド
エリミネーションフィルタを用いたが、ローパスフィル
タ、バンドパスフィルタなどを用いることもできる。
【0035】(実施例4)以下、本発明の受信機の第4
の実施例について図面を参照しながら説明する。図4は
本実施例の構成を示すブロック図である。なお、図3と
同じ構成要素には同一番号を付与して詳細な説明を省略
する。図において、30は減算器である。本実施例が実
施例3と異なる点は、バンドエリミネーションフィルタ
31に代えて減算器30を用いたことにある。
【0036】上記構成において、復調手段21の出力信
号には変調用信号源5の変調周波数成分が含まれている
が、減算器30により変調用信号源5の変調用信号を用
いて減算し、前記変調周波数成分をキャンセルしてい
る。
【0037】以上のように本実施例によれば、復調手段
21の出力に含まれた変調周波数成分を変調用信号源5
の変調用信号で減算器30により減算してキャンセルし
ているため、キャンセル処理を正確に行うことができる
とともに、減算器30は汎用のオペアンプなどで容易に
構成できるため、回路構成を簡単化することができる。
【0038】(実施例5)以下、本発明の受信機の第5
の実施例について図面を参照しながら説明する。図5は
本実施例の構成を示すブロック図である。なお、図1と
同じ構成要素には同一番号を付与して詳細な説明を省略
する。図において、32は水晶発振器、33は逓倍器、
34は周波数シンセサイザである。本実施例は、図1に
おける第1ローカル信号源4を水晶発振器32で構成す
るとともに、第2ローカル信号源9を周波数シンセサイ
ザ34で構成している。水晶発振器32は温度による周
波数変動が少ないと言う利点があるが、本実施例におい
ては、さらに有利な点がある。すなわち、水晶発振器3
2に容量可変ダイオードなどを用い、変調用信号源5の
変調用信号により前記容量可変ダイオードの容量を可変
することにより、水晶発振器32を容易に周波数変調す
ることができる。この方法によれば、変調周波数によら
ず確実に周波数変調を行うことができると言う利点があ
る。もし、第1ローカル信号源4を周波数シンセサイザ
で構成した場合、変調周波数が周波数シンセサイザのP
LLループ帯域にあり、PLL回路は周波数変調をキャ
ンセルするように動作するために十分な周波数変調をか
けることができず、低い変調周波数による周波数変調が
困難である。水晶発振器32にはそのような欠点がな
い。
【0039】第1ローカル信号源の周波数変調が変調用
信号源5の信号により正確に行われないときには、後段
のキャンセル手段20におけるキャンセル処理も確実に
行うことができない。本実施例では第1ローカル信号源
4としての水晶発振器32を正確に周波数変調できるの
で、キャンセル手段20でのキャンセル処理を確実に行
うことができる。水晶発振器32の出力は逓倍器33に
よって逓倍され、第1ミキサ7に入力される。さらに、
本実施例では、第2ローカル信号源9を周波数シンセサ
イザ34により構成している。周波数シンセサイザ34
の発振周波数を変えることによって受信する高周波信号
のチャンネルを選択することができる。ここで、周波数
シンセサイザ34は、水晶発振器32の周波数変調とは
全く独立に動作することができるため、周波数変調に影
響を与えないことも利点である。
【0040】以上のように本実施例によれば、第1ロー
カル信号源として水晶発振器32を用いることにより安
定な周波数と確実な周波数変調とを可能とし、実施例1
と同じ効果を得るとともに、第2ローカル信号源として
周波数シンセサイザ34を用いることにより、第2ロー
カル信号の周波数を任意に変更することができ、高周波
信号のチャンネル選択に供することができる。
【0041】なお、上記水晶発振器32は他の任意の発
振器で置き換え得ることは言うまでもない。
【0042】
【発明の効果】以上の説明から明らかなように、本発明
は、所定の周波数で周波数変調された第1ローカル信号
源と高周波信号とを第1ミキサでミキシングして第1中
間周波信号を生成し、前記第1中間周波信号を第2ミキ
サおよび第3ミキサと無変調の第2ローカル信号および
第3ローカル信号とにより第2中間周波信号および第3
中間周波信号に変換したのち、キャンセル手段により前
記所定の周波数成分をキャンセルすることにより、第1
ミキサで周波数拡散してローカル信号の周波数ずれとコ
ンデンサによる直流成分阻止とによる情報欠損の復調へ
の影響を抑え、かつ第2ミキサおよび第3ミキサでは無
変調の第2ローカル信号および第3ローカル信号を用い
て2次歪成分を確実に抑制するので、変調指数が小さい
高周波信号の場合や、ローカル信号源の周波数がずれた
場合でも確実に復調することができるとともに、2次歪
の発生を確実にキャンセルすることができる。
【0043】また、第1ローカル信号源を水晶発振器で
構成して周波数変調し、第2ローカル信号源を周波数シ
ンセサイザで構成することにより、第1ローカル信号を
変調周波数に依らず正確に周波数変調できるので、キャ
ンセル処理もまた確実に実行することができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の受信機の実施例1の構成を示すブロッ
ク図
【図2】本発明の受信機の実施例2の構成を示すブロッ
ク図
【図3】本発明の受信機の実施例3の構成を示すブロッ
ク図
【図4】本発明の受信機の実施例4の構成を示すブロッ
ク図
【図5】本発明の受信機の実施例5の構成を示すブロッ
ク図
【図6】従来の受信機の構成を示すブロック図
【図7】同従来例の原理を示すブロック図
【図8】(a),(b)は2値FSK信号のスペクトラ
ムを示す図
【符号の説明】
1 高周波信号入力端子 2 高周波フィルタ 3 高周波信号 4 第1ローカル信号源 5 変調用信号源 7 第1ミキサ(第1周波数変換手段) 8 第1中間周波信号 9 第2ローカル信号源 10 90度移相器 13 第2ミキサ(第2周波数変換手段) 14 第3ミキサ(第3周波数変換手段) 15 第2中間周波信号 16 第3中間周波信号 17 アンプ 18 コンデンサ 19 ローパスフィルタ 20 キャンセル手段 21 復調手段 22 復調データ出力端子 23 第3ローカル信号源 24 90度移相器 25 第4ローカル信号 26 第5ローカル信号 27 第4ミキサ(第4周波数変換手段) 28 第5ミキサ(第5周波数変換手段) 29 加算器 30 減算器 31 バンドエリミネーションフィルタ 32 水晶発振器 33 逓倍器 34 周波数シンセサイザ

Claims (2)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 所定の周波数で周波数変調された第1ロ
    ーカル信号を出力する第1ローカル信号源と、前記第1
    ローカル信号と受信した高周波信号とをミキシングして
    第1中間周波信号を出力する第1周波数変換手段と、前
    記第1中間周波信号の中心周波数にほぼ等しい周波数の
    第2ローカル信号を出力する第2ローカル信号源と、前
    記第1中間周波信号と前記第2ローカル信号とをミキシ
    ングして第2中間周波信号を出力する第2周波数変換手
    段と、前記第1中間周波信号と前記第2ローカル信号と
    をミキシングして前記第2中間周波信号に直交する第3
    中間周波信号を出力する第3周波数変換手段と、前記第
    2中間周波信号と前記第3中間周波信号とを用いて復調
    する復調手段と、前記復調手段の前段または後段に前記
    所定の周波数の成分をキャンセルするキャンセル手段と
    を備えた受信機。
  2. 【請求項2】 周波数変調可能で中心周波数が固定の発
    振器で構成された第1ローカル信号源と、周波数シンセ
    サイザで構成された第2ローカル信号源とを備えた請求
    項1記載の受信機。
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