JP4084428B2 - 半導体記憶装置 - Google Patents
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Description
【発明の属する技術分野】
本発明は、パイプライン動作を行う装置に関し、特にパイプライン動作を行うメモリに関する。
【0002】
【従来の技術】
情報化社会の根幹をなすメモリとしてDRAM(Dynamic Random Access Memory)は、高集積度化が可能であるために広く用いられている。このDRAMのデータ読み出し/書き込みの速度を向上させるために、例えば、通常のDRAMにはページモードを設ける等の工夫がされている。また高速なデータ転送を可能にするDRAMの一種として、クロック周波数と同期してデータの読み出し/書き込みを行うSDRAM(Synchronous DRAM)がある。
【0003】
図21(A)に従来のDRAMのページモードにおけるデータ読み出しのタイミングチャートを示し、図21(B)にSDRAMのバーストモード時のデータ読み出しのタイミングチャートを示す。
図21(A)に示されるようにDRAMのページモードに於ては、あるローアドレス(RA1)が入力されてから次のローアドレス(RA2)が入力されるまでの1サイクルの間に、複数のコラムアドレス(CA1、CA2、CA3、CA4)が入力される。これによって、同一のローアドレスに格納されているデータであるならば、例えば20ns程度の時間間隔で、図のQ1、Q2、Q3、Q4のようにデータを取り出すことが出来る。従って、データアドレスが連続している場合やデータアドレスが同一のローアドレスを有する場合に、ページモードを有効に活用することが出来る。
【0004】
また図21(B)に示されるようにSDRAMに於ては、あるローアドレス(RA1)が入力されてから次のローアドレス(RA2)が入力されるまでの1サイクルの間に、初期コラムアドレス(CA1)がクロック(CLK)と同期して入力され、引き続くコラムアドレスがメモリ内部で生成される。これによって、同一のローアドレスに格納されているデータであるならば、クロックと同期して高速に連続してQ1、Q2、Q3、Q4のようにデータを取り出すことが出来る。従って、DRAMのページモードの場合と同様に、データアドレスが連続している場合やデータアドレスが同一のローアドレスを有する場合に、高速なデータ読み出しを行うことが出来る。
【0005】
【発明が解決しようとする課題】
図21(A)のDRAMページモード及び図21(B)のSDRAMに於て、ローアドレスを順次入力できる1サイクルの時間は、通常のモードで動作しているDRAMのものと同じである。従って、同一のローアドレスからではなくランダムにデータを取り出す場合には、DRAMのページモード或いはSDRAMを用いても、通常のモードのDRAMと同程度のデータ読み出し速度しか得られない。
【0006】
DRAMに於てはローアドレスの1サイクルの時間内に、ビット線(コラムアドレス)をプリチャージして待機状態にし、ワード線(ローアドレス)を選択してセンスアンプにデータを読み込み、ビット線を選択してデータを読みだすという一連の動作を行う必要がある。これによりロー・アクセス動作の周期は、通常100ns程度を有する。このようにDRAMに於ては、毎回データを読みだす前にビット線をプリチャージしておく必要があるため、データをランダムに連続して読みだすことは困難である。
【0007】
これを解決するための方法としては、例えばメモリを複数のバンク化する方法が挙げられる。これは原理的には同一のメモリチップを複数個用意するのと同様である。N個のバンクを用意すれば、ランダムにデータをアクセスする場合、(N−1)/Nの確率で前回アクセスしたのとは別のバンクにアクセスすることになる。前回アクセスしたバンクを除く各バンクはビット線がプリチャージされた待機状態にあるので、順次別のバンクをアクセスしていけば連続的にデータ読み出し/書き込みを行うことが出来る。
【0008】
しかしながらメモリバンク方式に於ては、一つの独立したメモリが必要とする制御回路一式を各バンクに対して設ける必要がある。従って、バンクの数を増やすことはチップ面積の増加につながる。
従って本発明は、チップ面積の増加をもたらすことなく複数の同一動作を行うメモリブロックを用意することによって、高速なアドレスアクセスを可能にするメモリを提供することを目的とする。
【0009】
【課題を解決するための手段】
請求項1の発明の装置は、マトリックス状に配置されたメモリセルからなるメモリアレイと、ローアドレスで指定されたワード線を選択するワード線ドライバと、選択ワード線のアドレスを記憶するロー・アドレス・レジスタ回路と、選択ワード線に含まれるメモリセルのデータをラッチするセンスアンプ回路を含む複数のブロックと、複数のコマンド/アドレス入力にそれぞれ対応する複数のブロックを順次選択する制御手段と、前記複数のブロックに対し共通に設けられ該複数のブロックの各々に接続されている双方向バスと、前記複数のブロックに対し共通に設けられ、コラムアドレスに応答して前記センスアンプ回路を選択し、前記双方向バスを介してデータを転送するデータ転送/コラムデコーダを含み、前記制御手段により順次選択した複数のブロックにおいて、ワード線選択、データ読み出し、及びプリチャージの動作を該データ読み出しが重ならないように順番に実行させ、並列に動作する複数のブロックから連続してデータを読み出すことを特徴とする。
【0010】
従って、ブロックを選択するための制御回路を複数のブロックに対し共通に設けるので各ブロックに複雑な制御機構を設けることなく、更に、あるブロックがある動作を実行している間に、その動作を既に終了した他のブロックがその動作の次の動作を実行することにより、ブロック全体として所定の動作をパイプライン的に高速に実行することが出来る。
【0011】
請求項2の発明に於ては、請求項1記載の装置に於て、前記制御手段は、ブロックを一つずつ順次選択する手段を含み、前記選択されたブロックの各々は、選択されると前記動作を前記の順序で実行する手段を含むことを特徴とする。
【0012】
従って、各ブロックが所定の順序で動作を実行する手段を含むことにより、制御手段は各ブロックを順次選択するだけで、パイプライン動作を実現することが出来る。請求項3の発明に於ては、請求項1記載の装置に於て、前記制御手段は、前記選択されたブロックの各々に対し、前記動作の各々を前記の順序で実行することを指示する手段を含むことを特徴とする。
【0013】
従って、各ブロックは指定された動作を実行するだけで、パイプライン動作を実現することが出来る。請求項4の発明に於ては、請求項1記載の装置に於て、外部との信号入出力のための入出力手段を更に含むことを特徴とする。
【0014】
従って、メモリに対するデータの読み書きを、パイプライン動作によって高速に実行することが出来る。請求項5の発明に於ては、請求項4記載の装置に於て、前記制御手段は、前記連続してデータを読み出す動作が乱れる条件を保持しており、該条件が検出されたときにはブロックの選択を待つことを特徴とする。
【0015】
従って、パイプライン動作が乱れたときでも選択されたブロックの動作を遅らせて実行することにより、全ての動作を漏れなく要求されたとおりに実行することが出来る。請求項6の発明に於ては、請求項4記載の装置に於て、前記制御手段は、前記連続してデータを読み出す動作が乱れる条件を保持しており、該条件が検出されたときには該条件の原因となる前記選択されたブロックの前記動作を実行させずに後続の処理を続けることを特徴とする。
【0016】
従って、パイプライン動作を乱すような動作を省略することによって、パイプライン動作を途切らすことなく実行可能となる。請求項7の発明に於ては、請求項4記載の装置に於て、前記制御手段は、前記連続してデータを読み出す動作が乱れる条件を保持しており、該条件が検出されたときには該条件の原因となる前記選択されたブロックの前記動作の実行を待たせることを特徴とする。
【0017】
従って、パイプライン動作を乱すような動作が試みられた時は、その動作を省略してパイプライン動作を途切れなく実行すると共に、実行不可能な命令が与えられたことを通知することができる。請求項8の発明に於ては、請求項4記載の装置に於て、前記制御手段及び前記複数のブロックの同期をとるためのストローブ信号を受け取る同期制御回路を更に含むことを特徴とする。
【0018】
従って、ストローブ信号入力によってメモリ装置を同期させて使用することが出来る。請求項9の発明に於ては、請求項8記載の装置に於て、前記入出力手段は、前記ストローブ信号によって前記信号入出力を同期させる信号入力回路及び出力回路を更に含むことを特徴とする。
【0019】
従って、ストローブ信号入力によってメモリ外部装置とのインターフェースの性能を向上することが出来る。請求項10の発明に於ては、請求項9記載の装置に於て、前記同期制御回路は、前記ストローブ信号以外に少なくとも一つの信号を受け取り、前記信号入力回路は少なくとも一つの信号及び該ストローブ信号を用いて信号入力を非多重化することを特徴とする。
【0020】
従って、あるブロックに対する命令を時分割多重して与えることが出来るので、限られた本数の入出力ピンを有効に使うことが出来る。
請求項11の発明に於ては、請求項10記載の装置に於て、前記非多重化の1サイクルは、前記ストローブ信号のN(自然数)サイクルであることを特徴とする。
【0021】
従って、あるブロックに対する命令を時分割多重して与えることが出来るので、限られた本数の入出力ピンを有効に使うことが出来る。
請求項12の発明に於ては、請求項11記載の装置に於て、前記複数のブロックが前記動作の一つから次の一つに移行するのは前記ストローブ信号のサイクルのN回に一回であることを特徴とする。
【0022】
従って、外部からのデータ入力系列に同期してブロックを逐次切り替えていることが出来る。請求項13の発明に於ては、請求項9記載の装置に於て、前記同期制御回路は、前記ストローブ信号以外に少なくとも一つの信号を受け取り、前記出力回路は少なくとも一つの信号及び該ストローブ信号を用いて信号出力をパラレルデータからシリアルデータに多重化することを特徴とする。
【0023】
従って、データ出力を高速に行うことができる。
請求項14の発明に於ては、請求項13記載の装置に於て、前記多重化の1サイクルは、前記ストローブ信号のNサイクルであることを特徴とする。
従って、各ブロックからN個のデータを並列に読み出して、パラレル−シリアル変換を実行することによりデータ出力を高速に行うことができる。
【0024】
請求項15の発明に於ては、請求項10乃至14記載の装置に於て、2つのフリップフロップ間のデータ転送を前記ストローブ信号から生成した信号により制御して、前記入出力手段、前記複数のブロック、及び前記制御手段を同期させる内部クロックを生成する内部クロック生成器を更に含むことを特徴とする。
【0025】
従って、ストローブ信号を基にして入出力インターフェースを制御すると共に、内部回路を制御する内部クロックを生成することが出来る。請求項16の発明に於ては、請求項4記載の装置に於て、入力回路は、前記複数のブロックの一つを指定するブロックアドレスを受け取ることを特徴とする。
【0026】
従って、ブロックアドレス、ローアドレス、及びコラムアドレスを一つのアドレス空間にまとめて、外部から自由にアクセスすることが出来る。請求項17の発明に於ては、請求項4記載の装置に於て、前記制御手段はブロックの一つを選択するときに、選択されたブロックに選択ワード線のアドレスを供給することを特徴とする。
【0027】
従って、各ブロックは選択されたローアドレスを記憶することが出来るので、他のブロックに対するローアドレス指定の際に選択されたローアドレスが上書きされることがない。請求項18の発明に於ては、請求項17記載の装置に於て、前記選択されたブロックは、選択された一つのローに含まれる前記メモリセルのデータを前記センスアンプ回路に取り込む動作を行うブロックと、選択された一つのコラムの該センスアンプ回路に対してデータ読み書きの動作を行うブロックと、プリチャージ動作を行うブロックを含むことを特徴とする。
【0028】
従って、ロー選択及びセンスアンプ取り込みの動作と、データ読み書きの動作と、プリチャージ動作をパイプライン化することにより、連続的にデータ読み書きを行うことが出来る。
請求項19の発明に於ては、請求項17記載の装置に於て、前記選択されたブロックは、一つのローが選択された状態のブロックと、前記メモリセルにデータを書き込む動作を行うブロックと、プリチャージ動作を行うブロックを含むことを特徴とする。
【0029】
従って、ロー選択の動作とデータ書き込みの動作とをパイプライン化することにより、連続的にデータ書き込みを行うことが出来る。請求項20の発明に於ては、請求項17記載の装置に於て、前記双方向バスと対応する前記センスアンプ回路とを接続する直列に配列された複数のMOSスイッチを含み、該センスアンプ回路をデータ読み書きのために選択したときに該MOSスイッチをONすることを特徴とする。
【0030】
従って、ブロック撰択及びコラム撰択を上記MOSスイッチの各々に割り当てることにより、選択されたブロックの選択されたコラムにアクセスすることが出来る。請求項21の発明のメモリ装置は、アドレス入力及びデータ入出力のための入力回路及びデータ入出力回路と、各々がマトリクス状のメモリアレイを備えた同一で複数のブロックと、該ブロックの状態を制御する制御信号を生成し、複数のブロックを順次選択して動作実行させる制御回路と、該ブロックに該制御信号を供給する制御線と、前記入力回路からのアドレス入力を受け、該ブロックの一つを選択するためのアドレスをデコードするアドレスデコーダと、該ブロックの一つを該アドレスにより選択するためのアドレス線と、前記複数のブロックに対し共通に設けられ、該複数のブロックと前記データ入出力回路との間でデータを伝送するため該複数のブロックの各々に接続されている双方向バスと、該ブロックの各々に設けられ該ブロックの状態を記憶する状態記憶ラッチと、該複数のブロックに対し共通に設けられ、コラムアドレスに応答してビット線を選択し、前記双方向バスを介してデータを転送するデータ転送/コラムデコーダを含み、前記制御回路により順次選択した複数のブロックにおいて、ワード線選択、データ読み出し、及びプリチャージの動作を該データ読み出しが重ならないように順番に実行させ、並列に動作する複数のブロックから連続してデータを読み出すことを特徴とする。
【0031】
従って、制御線及びアドレス線によって各回路ブロックに異なる動作を同時に実行させることが可能となり、回路ブロックに対するデータ読み書きをパイプライン的に実行することが可能となる。請求項22の発明のメモリは、複数のブロックであって、その各々が複数のワード線と複数のビット線を含むマトリックス状のメモリアレイと、ローアドレスで指定されたワード線を選択するワード線ドライバと、選択されたワード線のアドレスを記憶するロー・アドレス・レジスタ回路と、選択されたワード線に含まれるメモリセルのデータをラッチするセンスアンプ回路を含む複数のブロックと、複数のブロックを順次選択して、特定のワード線を選択する状態か、前記センスアンプ回路を介してメモリセルのデータを読み出す状態か、プリチャージ動作を選択する状態かを制御する制御回路と、該複数のブロックの中から特定のブロックを選択して前記センスアンプ回路のデータを読み出すために、該複数のブロックに対し共通に設けられ該複数のブロックの各々に接続されている双方向バスと、該複数のブロックに対し共通に設けられ、コラムアドレスに応答して前記ビット線を選択し、前記双方向バスを介してデータを転送するデータ転送/コラムデコーダを含み、該複数のブロックの中から第1のブロックを選択して該第1のブロックの前記センスアンプ回路のデータを読み出す動作と、該複数のブロックの中から第2のブロックを選択して該第2のブロックの特定のワード線を選択する動作と、第3のブロックを選択して該第3のブロックのビット線をプリチャージする動作とを並行して実行し、前記制御回路により順次選択した複数のブロックにおいて、ワード線選択、データ読み出し、及びプリチャージの動作を該データ読み出しが重ならないように順番に実行させ、並列に動作する複数のブロックから連続してデータを読み出すことを特徴とする。
【0032】
請求項23の発明に於ては、請求項22記載のメモリに於て、前記ワード線を撰択する動作と、該ワード線に含まれる前記メモリセルのデータを読み出す動作と、プリチャージ動作とをクロックに同期して所定のタイミングで実行するように制御する同期制御回路を更に含むことを特徴とする。
【0033】
請求項24の発明のメモリは、複数のブロックであって、その各々が複数のワード線と複数のビット線を含むマトリックス状のメモリアレイと、ローアドレスで指定されたワード線を選択するワード線ドライバと、選択されたワード線のアドレスを記憶するロー・アドレス・レジスタ回路と、選択されたワード線に繋がれたメモリセルのデータをラッチするセンスアンプ回路と、そのブロックが特定のワード線を選択する状態か、センスアンプを介してメモリセルのデータを読み出す状態か、プリチャージ動作を選択する状態かを制御する制御回路を含む複数のブロックと、該複数のブロックの中から特定のブロックを選択して前記センスアンプ回路のデータを読み出すために、該複数のブロックに対し共通に設けられ該複数のブロックの各々に接続されている双方向バスと、該複数のブロックに対し共通に設けられ、コラムアドレスに応答して前記ビット線を選択し、前記双方向バスを介してデータを転送するデータ転送/コラムデコーダを含み、該複数のブロックの中から第1のブロックを選択して該第1のブロックの前記センスアンプ回路のデータを読み出す動作と、該複数のブロックの中から第2のブロックを選択して該第2のブロックの特定のワード線を選択する動作と、第3のブロックを選択して該第3のブロックのビット線をプリチャージする動作とを並行して実行し、複数のブロックにおいて、ワード線選択、データ読み出し、及びプリチャージの動作を該データ読み出しが重ならないように順番に実行することにより、並列に動作する複数のブロックから連続してデータを読み出すことを特徴とする。
【0034】
請求項25の発明に於ては、請求項24記載のメモリに於て、前記制御回路は、前記ワード線を撰択する動作と、該ワード線に含まれる前記メモリセルのデータを読み出す動作と、プリチャージ動作とをクロックに同期して所定のタイミングで実行するように制御することを特徴とする。
【0035】
請求項26のメモリは、複数のブロックであって、その各々が複数のワード線と複数のビット線を含むマトリックス状のメモリアレイと、ローアドレスで指定されたワード線を選択するワード線ドライバと、選択されたワード線のアドレスを記憶するロー・アドレス・レジスタ回路と、選択されたワード線に繋がれたメモリセルのデータをラッチするセンスアンプ回路を含む複数のブロックと、該複数のブロックの中から特定のブロックを選択して前記センスアンプ回路のデータを読み出すために、該複数のブロックに対し共通に設けられ該複数のブロックの各々に接続されている双方向バスと、該複数のブロックに対し共通に設けられ、コラムアドレスに応答して前記ビット線を選択し、前記双方向バスを介してデータを転送するデータ転送/コラムデコーダと、該複数のブロックの中から第1のブロックを選択して該第1のブロックの前記センスアンプ回路のデータを読み出す動作を制御する第1の制御回路と、該複数のブロックの中から第2のブロックを選択して該第2のブロックの特定のワード線を選択する動作を制御する第2の制御回路と、該複数のブロックの中から第3のブロックを選択してビット線をプリチャージする動作を制御する第3の制御回路を含み、順次選択した複数のブロックにおいて、ワード線選択、データ読み出し、及びプリチャージの動作を該データ読み出しが重ならないように順番に実行させることにより、並列に動作する複数のブロックから連続してデータを読み出すことを特徴とする。
【0036】
請求項27の発明に於ては、請求項26記載のメモリに於て、前記第1の制御回路、前記第2の制御回路、及び前記第3の制御回路は、クロックに同期して所定のタイミングで連続して動作されることを特徴とする。請求項28の発明のメモリは、複数のブロックであって、その各々が複数のワード線と複数のビット線を含むマトリックス状のメモリアレイと、ローアドレスで指定されたワード線を選択するワード線ドライバと、選択されたワード線のアドレスを記憶するロー・アドレス・レジスタ回路と、選択されたワード線に繋がれたメモリセルのデータをラッチするセンスアンプ回路を含む複数のブロックと、複数のブロックを順次選択して、ブロックが特定のワード線を選択する状態か、前記センスアンプ回路を介してメモリセルのデータを読み出す或いは書き込む状態か、プリチャージ動作を選択する状態かを制御する制御回路と、該複数のブロックの中から特定のブロックを選択して前記センスアンプ回路のデータを読み出す或いは書き込むために、該複数のブロックに対し共通に設けられ該複数のブロックの各々に接続されている双方向バスと、該複数のブロックに対し共通に設けられ、コラムアドレスに応答して前記ビット線を選択し、前記双方向バスを介してデータを転送するデータ転送/コラムデコーダを含み、該複数のブロックの中から第1のブロックを選択して該第1のブロックの前記センスアンプ回路のデータを読み出す或いは書き込む動作と、該複数のブロックの中から第2のブロックを選択して該第2のブロックの特定のワード線を選択する動作と、第3のブロックを選択して該第3のブロックのビット線をプリチャージする動作とを並行して実行し、前記制御回路により順次選択した複数のブロックにおいて、ワード線選択、データ読み出し又は書き込み、及びプリチャージの動作を該データ読み出し又はデータ書き込みが重ならないように順番に実行させ、並列に動作する複数のブロックから連続してデータを読み出すことを特徴とする。
【0037】
請求項29の発明に於ては、請求項28記載のメモリに於て、前記ワード線を撰択する動作と、該ワード線に繋がれた前記メモリセルのデータを読み出す或いは書き込む動作と、プリチャージ動作とをクロックに同期して所定のタイミングで実行するように制御する同期制御回路を更に含むことを特徴とする。
【0038】
請求項30の発明のメモリは、複数のブロックであって、その各々が複数のワード線と複数のビット線を含むマトリックス状のメモリアレイと、ローアドレスで指定されたワード線を選択するワード線ドライバと、選択されたワード線のアドレスを記憶するロー・アドレス・レジスタ回路と、選択されたワード線に繋がれたメモリセルのデータをラッチするセンスアンプ回路と、そのブロックが特定のワード線を選択する状態か、センスアンプを介してメモリセルのデータを読み出す或いは書き込む状態か、プリチャージ動作を選択する状態かを制御する制御回路を含む複数のブロックと、該複数のブロックの中から特定のブロックを選択して前記センスアンプ回路のデータを読み出す或いは書き込むために、該複数のブロックに対し共通に設けられ該複数のブロックの各々に接続されている双方向バスと、該複数のブロックに対し共通に設けられ、コラムアドレスに応答して前記ビット線を選択し、前記双方向バスを介してデータを転送するデータ転送/コラムデコーダを含み、該複数のブロックの中から第1のブロックを選択して該第1のブロックの前記センスアンプ回路を介してデータを読み出す或いは書き込む動作と、該複数のブロックの中から第2のブロックを選択して該第2のブロックの特定のワード線を選択する動作と、第3のブロックを選択して該第3のブロックのビット線をプリチャージする動作とを並行して実行し、複数のブロックにおいて、ワード線選択、データ読み出し、及びプリチャージの動作を該データ読み出しが重ならないように順番に実行することにより、並列に動作する複数のブロックから連続してデータを読み出すことを特徴とする。
【0039】
請求項31の発明に於ては、請求項30記載のメモリに於て、前記制御回路は、前記ワード線を撰択する動作と、該ワード線に繋がれた前記メモリセルのデータを読み出す或いは書き込む動作と、プリチャージ動作とをクロックに同期して所定のタイミングで実行するように制御することを特徴とする。
【0040】
請求項32の発明のメモリは、複数のブロックであって、その各々が複数のワード線と複数のビット線を含むマトリックス状のメモリアレイと、ローアドレスで指定されたワード線を選択するワード線ドライバと、選択されたワード線のアドレスを記憶するロー・アドレス・レジスタ回路と、選択されたワード線に繋がれたメモリセルのデータをラッチするセンスアンプ回路を含む複数のブロックと、該複数のブロックの中から特定のブロックを選択して前記センスアンプ回路のデータを読み出す或いは書き込むために、該複数のブロックに対し共通に設けられ該複数のブロックの各々に接続されている双方向バスと、該複数のブロックに対し共通に設けられ、コラムアドレスに応答して前記ビット線を選択し、前記双方向バスを介してデータを転送するデータ転送/コラムデコーダと、該複数のブロックの中から第1のブロックを選択して該第1のブロックの前記センスアンプ回路のデータを読み出す或いは書き込む動作を制御する第1の制御回路と、該複数のブロックの中から第2のブロックを選択して該第2のブロックの特定のワード線を選択する動作を制御する第2の制御回路と、該複数のブロックの中から第3のブロックを選択してビット線のプリチャージ動作を制御する第3の制御回路を含み、順次選択した複数のブロックにおいて、ワード線選択、データ読み出し、及びプリチャージの動作を該データ読み出しが重ならないように順番に実行させることにより、並列に動作する複数のブロックから連続してデータを読み出すことを特徴とする。
【0041】
請求項33の発明に於ては、請求項32記載のメモリに於て、前記第1の制御回路、前記第2の制御回路、及び前記第3の制御回路は、クロックに同期して所定のタイミングで連続して動作されることを特徴とする。
【0051】
請求項34の発明に於ては、請求項22、24、26、28、30、及び32のいずれか一項記載のメモリにおいて、前記ワード線を撰択する動作と、該ワード線に繋がれた前記メモリセルのデータを読み出す動作と、前記ビット線をプリチャージする動作とを、クロックに同期して所定のタイミングで実行するように制御する同期制御回路を更に含むことを特徴とする。
【0052】
【発明の実施の形態】
以下に本発明の原理及び実施例を添付の図面を用いて説明する。
図1(A)及び(B)は本発明の原理によるパイプライン動作装置の構成を示すブロック図である。
【0053】
図1(A)に示される本発明の原理によるパイプライン動作装置は、制御装置1、複数のブロック2、及び制御装置1と各ブロックとを接続する制御線3を含む。複数のブロック2の各々は、M個の異なった動作A1、A2、・・・、AMを所定の順序で実行することが出来る。制御装置1は、制御線3を介して複数のブロック2のうちの一つを選択する。選択されたブロック2は、M個の動作を所定の順序で実行する。各動作の実行に要する時間を1サイクルとして、制御装置1は、複数のブロック2のうちで動作していないブロック2を各サイクル毎に一つずつ選択する。選択されたブロック2のM個の動作はMサイクルで終了するので、選択されて同時に動作している複数のブロック2の数はM個になる。
【0054】
これにより例えばAMの動作は、各サイクルに於て、複数のブロック2のうちのどれか一つによって必ず実行されていることになる。従って、AMを実行するためにはその前のA1、・・・、AM−1のM−1個の動作を行う必要があるにも関わらず、複数のブロック2全体としては1サイクル毎にAMの動作を行うことが可能となる。つまり複数のブロック2全体でパイプライン的な動作を実行可能となる。
【0055】
図1(B)に示されるのは、図1(A)に示される本発明の原理によるパイプライン動作装置の変形である。図1(B)のパイプライン動作装置は、制御装置1A、複数のブロック2A、及び制御装置1Aと各々のブロックとを接続するM本(図では3本)の制御線3Aを含む。複数のブロック2Aの各々は、制御線の本数に一致する個数の異なった動作A1、A2、・・・、AMを実行することが出来る。制御装置1Aは、制御線の複数の群(A1、A2、・・・、AM)の各々の群について、複数のブロック2Aのうちの一つを選択し、選択されたブロック2Aに、制御線によって決められたM個の動作のうちの所定の一つを指定する。これにより選択されたブロック2Aは指定された動作を実行する。指定された動作の実行に要する時間を1サイクルとして、制御装置1Aは、この選択されたブロック2Aに対して各サイクルに於てM本の制御線のうち1本を選択して一つずつ動作を指定することにより、所定の順序でM個の動作を実行させる。更に、制御装置1Aは、複数のブロック2Aのうちで動作していないブロック2Aを各サイクル毎に一つずつ新たに選択して、既に選択されているブロック2Aと同様に、所定の順序でM個の動作を実行させる。選択されたブロック2AのM個の動作はMサイクルで終了するので、選択されて同時に動作している複数のブロック2Aの数はM個になる。
【0056】
従って図1(A)の場合と同様に、例えばAMの動作は、各サイクルに於て、複数のブロック2Aのうちのどれか一つによって必ず実行されていることになる。従って、AMを実行するためにはその前のA1、・・・、AM−1のM−1個の動作を行う必要があるにも関わらず、複数のブロック2A全体としては1サイクル毎にAMの動作を行うことが可能となる。つまり複数のブロック2A全体でパイプライン的な動作を実行可能となる。
【0057】
図1(A)に於ては、各ブロック2はM個の動作を所定の順序で実行する機能を有している必要があるが、ブロック2と制御装置1の間の配線の本数は図1(B)の場合に比べて少ない。図1(B)に於ては、各ブロック2Aは指定された動作を実行するだけで良いため図1(A)のブロック2よりも簡単な構成となるが、ブロック2Aと制御装置1Aの間の配線が複雑になる。なお図1(A)のブロック2に含まれる所定の順序でM個の動作を実行する機能は、図1(B)の制御装置1Aに含まれるM個の動作を所定の順序で各ブロック2Aに実行させる機能と本質的には同一である。従って図1(A)及び1(B)の違いは、この所定の順序でM個の動作を実行する機能を、各ブロックに配置するか或いは制御装置に集約するかの違いである
図2は、本発明の原理をDRAMに応用した実施例の構成図である。図2に示されるDRAMの実施例は、図1(A)に対応する構成となっているが、図1(B)に対応する構成に変形することは容易である。本発明の原理によるDRAMは、大略、入力回路10、同期制御回路20、データ入出力回路30、グローバル・ロー・スケジューラー41、リフレッシュ・アドレス・カウンタ42、リード/ライト・スケジューラー43、コラム・スケジューラー44、バースト・アドレス・カウンタ45、データ転送/コラム・デコーダ46、及び複数のブロック50を含む。図2において、グローバル・ロー・スケジューラー41が図1(A)の制御装置1と対応している。
【0058】
入力回路10は、DRAMの複数の入力端子IN(図2では1つのみ図示)から入力された入力信号を受け取り、データ読み出し/書き込みのアドレスに関するアドレスデータ、及び各ブロック50に与える命令に関するコマンドデータを入力信号から抽出する回路である。入力回路10は、入力信号を一時的に格納する入力信号バッファ11、アドレス・レジスタ12、アドレス・プレデコーダ13、コマンド・レジスタ14、コマンド・デコーダ15、及びモードレジスタ16とモード・デコーダ17を含む。
【0059】
アドレス・レジスタ12は、入力信号バッファ11より供給された入力信号を受け取り、読み出し/書き込みアドレスを入力信号から抽出して格納する。アドレス・プレデコーダ13は、アドレス・レジスタ12から供給されたアドレスをデコードする。コマンド・レジスタ14は、入力信号バッファ11より供給された入力信号を受け取り、各ブロック50の動作を指定するコマンドを入力信号から抽出して格納する。コマンド・プレデコーダ15は、コマンド・レジスタ14から供給されたコマンドをデコードする。モードレジスタ16は、通常のDRAM同様に動作レイテンシーやリフレッシュモード等を指定するために、モード設定データを格納するレジスタである。モード・デコーダ17は、モード・レジスタ16から供給されたモードをデコードする。
【0060】
入力回路10から送出されるアドレス、モード、及びコマンドは、グローバル・ロー・スケジューラー41、リード/ライト・スケジューラー43、及びコラム・スケジューラー44の各々に供給される。これら、41、43、44は、後述する複数のブロックに対し共通に設けられている。
【0061】
同期制御回路20は、DRAMのストローブ入力端子Strobeから入力されるストローブ信号と、制御信号入力端子CTRLから入力される制御信号(後述するフラグ信号を含む)とを基にして、内部クロックを生成する回路である。同期制御回路20は、ストローブ信号を一時的に格納するストローブ・バッファ21、制御信号を一時的に格納する制御信号バッファ22、及び内部クロック生成器23を含む。内部クロック生成器23は、ストローブ信号と制御信号とを基にして後述するような内部クロックを生成する。生成された内部クロックは、グローバル・ロー・スケジューラー41、入力回路10、リード/ライト・スケジューラー43、コラム・スケジューラー44、及びデータ入出力回路30の各々に供給される。
【0062】
データ入出力回路30は、DRAMのデータ入出力端子D/Qから入力或いは出力される信号のための回路である。データ入出力回路30は、データ入出力端子D/Qに対するデータ入出力のために一時的に入出力データを格納する入出力バッファ31、及び内部回路に対するデータ転送のために、内部クロック及び読み出し/書き出しのタイミングに基づいて入出力データを格納する入出力レジスタ32を含む。
【0063】
ブロック50の各々は、データを格納するメモリセル配列、各種ドライバ、ローアドレスを格納するレジスタ、及び各種動作を所定の順序で実行するよう制御する回路を含むデータ記憶部である。ブロック50の各々は、当該ブロックに於ける各動作を所定の順序で実行するためのローカル・ロー・スケジューラー51、供給されたローアドレスを格納するローアドレス・レジスタ52、そのローアドレスで指定されたワード線を選択するワード線ドライバ53及び54、センスアンプを駆動するセンスアンプ・ドライバ55、メモリアレー56及び57、及びセンスアンプ58よりなる。各ブロック50のセンスアンプ58には、複数の共通の双方向バス60が接続されており、この双方向バス60がセンスアンプ58とデータ転送/コラム・デコーダ46間のデータ転送を行う。
【0064】
尚、従来のSDRAMに搭載された複数のバンクは、それぞれデータ転送/コラムデコーダ46を有していたが、本発明では複数のブロック50に対し共通の双方向バス60とデータ転送/コラムデコーダ46を設けている。本発明におけるブロックと従来のSDRAMのバンクとの違いの一つはこの点にある。本発明はこれによりチップ面積の縮小を図っている。
【0065】
リフレッシュ・アドレス・カウンタ42は、各ブロック50のリフレッシュ動作をする際にローアドレスを順次与えるものであり、生成されたローアドレスはグローバル・ロー・スケジューラー41に供給される。バースト・アドレス・カウンタ45は、バーストモードで同一のローアドレスから連続したコラムアドレスのデータを読みだす際のコラムアドレスを順次与えるものであり、生成されたコラムアドレスはコラム・スケジューラー44に供給される。
【0066】
グローバル・ロー・スケジューラー41は、入力回路10からアドレス及びコマンド、同期制御回路20から内部クロックを受け取り、各ブロック50に対するローアドレスのスケジューリングを行う。即ち、グローバル・ロー・スケジューラー41は、受け取ったアドレスに含まれるブロックアドレスとローアドレスを抽出し、ブロックアドレスに示されるブロック50を選択し、ローアドレスに示されるワード線を選択するようにそのブロック50に指示する。また受け取ったコマンドに応じて、プリチャージ、リフレッシュ等の動作をするように、選択されたブロック50に指示を与える。これらの指示は後述するように、コマンド及び内部クロックに応じて行われる。
【0067】
コラム・スケジューラー44は、入力回路10からアドレス及びコマンド、同期制御回路20から内部クロックを受け取り、各ブロック50に対するコラムアドレスのスケジューリングを行う。即ち、コラム・スケジューラー44は、受け取ったアドレスに含まれるコラムアドレスを抽出し、データ転送/コラム・デコーダ46に供給する。このタイミングは、コマンド及び内部クロックに応じて決定される。これによりデータ転送/コラム・デコーダ46は、データ読み出し/書き込みの際に、コラムアドレスに対応するビット線のセンスアンプを選択することが出来る。
【0068】
リード/ライト・スケジューラー43は、入力回路10からアドレス及びコマンド、同期制御回路20から内部クロックを受け取り、各ブロック50に対するデータ読み出し/書き込みのスケジューリングを行う。即ち、リード/ライト・スケジューラー43は、受け取ったアドレスからブロックアドレスを抽出し、ブロックアドレスに示されるブロック50を選択し、そのブロック50のセンスアンプ・ドライバ55を駆動する。このタイミングは、コマンド及び内部クロックに応じて決定される。またリード/ライト・スケジューラー43は、データ転送/コラム・デコーダ46に対してデータ読み出し/書き込みのタイミングを与える。
【0069】
図3は、本発明の実施例によるDRAMの各ブロックのスケジューリングの一例を示す。図3に示されるように、グローバル・ロー・スケジューラー41(図2)によって選択されたブロック50(図2)は、クロック(ストローブ)信号の4サイクルの間に一つのコマンドを実行することが出来る。各ブロックは、クロックの4サイクル毎に状態が切り替わるように動作する。図2はバースト長が2である場合の例を示し、一度に4ビットのデータがパラレルに読み出されて出力時にシリアルデータに変換され、それが一度のブロックアクセスに対して2回行われる。
【0070】
図2及び図3に於て、各ブロックは最初待機状態にある。まずグローバル・ロー・スケジューラー41によってあるブロック50が選択されると、選択されたブロック50のローカル・ロー・スケジューラー51は、Select/Boost命令により最初のタイミングでワード線を選択し、クロックの4サイクル後である次のタイミングで選択されたワード線に繋がれたメモリ・セルのデータをセンスアンプ58に取り込む。更に次のタイミングで、Read命令によりデータが読み出される。この場合はバースト長が2であるので、データ読み出しは2度連続して行われ、クロックの8サイクルの間に8ビットのデータが順次取り出されデータ出力10〜17として外部へ出力される。ローカル・ロー・スケジューラー51はRead命令の後にはPrecharge 命令を実行する。これによりビット線がプリチャージされ、選択されたブロック50は待機状態に戻る。
【0071】
グローバル・ロー・スケジューラー41は、このようなブロック50の一つを、図3に示されるように2タイミング(8クロック)ごとに順次選択する。これにより、まずあるタイミングで1番目のブロック50がSelect/Boost命令を実行する。2タイミング後に1番目のブロック50がRead命令を実行すると同時に、2番目のブロック50が選択されSelect/Boost命令を実行する。更に2タイミング後に、1番目のブロック50がPrecharge 命令、2番目のブロック50がRead命令、3番目のブロック50がSelect/Boost命令を同時に実行する。このようにして、異なるブロック50が順次Select/Boost命令、Read命令、及びPrecharge 命令を実行していくことにより、各ブロック50がパイプラインのように動作して、連続してデータを取り出すことが可能となる。
【0072】
ここで再度図3のチャートに戻ると、Read−1とRead−2の命令のセットは、任意の時点において、複数のブロックのうち1つのみが実行している。これは、図2において、双方向バス60及びデータ転送/コラムデコーダ46が複数のブロック50に対し共通に設けられていることによる。即ち、ある時点において同時に複数のブロックが読み出し動作を行うと、60、46の競合が生じてしまい正常な動作が保証されない。従って、図3において、ブロック1〜5は並列的に動作しているが、Read動作については、ある時点において1つのブロックのみ動作が許される。逆に、複数のブロックにおいて競合の生じない動作(例えばスタンバイ動作)については、複数のブロックが同時に動作することも可能である。勿論読み出すデータのアドレスによっては、同一のブロックに連続してアクセスする場合が存在し、この場合は連続したパイプライン動作は乱されることになる。
【0073】
図3に示される各ブロックのスケジューリングは、データを読み出す場合について説明されたが、データをDRAMに書き込む場合も同一のスケジュールで命令を実行すればよい。但しRead命令の代わりにWrite 命令を与えて、センスアンプ58を介してメモリアレー56或いは57にデータを書き込むことになる。なおデータ書き込みの際には、Select/Boost命令はワード線を選択するだけでよく、データをセンスアンプ58に取り込まなくても良い。
【0074】
各ブロック50に於ては、ブロック選択時に提供されたローアドレスに対応してワード線が選択される。しかしあるブロック50に於て読み込まれたローアドレスが、データ読み出し完了前に、他のブロック50に対する選択時のローアドレスによって書き換えられてしまっては支障がある。従って各ブロック50は、自分用のローアドレスを格納しておくラッチであるロー・アドレス・レジスター52を必要とする。このラッチは、デコードされたアドレスを格納するようにワード線毎に設けられてもよいし、或いはデコード前のアドレスを格納するPredecode レジスタとして設けられてもよい。或いは、両者の中間表現であるアドレスを格納するレジスタとして設けられてもよい。
【0075】
本発明によるDRAMチップには、16ビットよりなるコマンド/アドレス入力が外部より図2のIN端子に与えられる。このコマンド/アドレス入力は、チップのCTRL端子(図2)へ入力されるフラグ信号Flag-0がHIGHの時に入力されるものであり、フラグ信号Flag-0がHIGHの間にストローブ信号に同期して、非多重化され4通りの内容に切り替えられる。
【0076】
図4は、チップへのコマンド/アドレス入力の4通りの内容を示す。図4(A)に示されるように、ストローブ信号(Strobe)の最初のサイクルの時には、コマンド/アドレス入力は、デバイスID、バンクアドレス、及びコマンドを示す。ストローブ信号の第2番目のサイクルの時には、コマンド/アドレス入力は、ローアドレスとブロックアドレスを示す。また、ストローブ信号が第3番目のサイクルの時には、コマンド/アドレス入力は、コラムアドレスを示す。ストローブ信号が最後の第4番目のサイクルの時のコマンド/アドレス入力は現時点では使用されない。
【0077】
図4(B)は、第1のサイクルに於けるコマンド/アドレス入力に於て、ビット8からビット15に指定されるコマンドの詳細を示す。図4(B)に示されるように、例えば、ビット1が1の場合はリフレッシュ動作を指定し、ビット2が1の場合はワード線撰択を指定し、ビット4からビット6でバースト長を指定する等である。このようにビットパターンによって指定されたコマンドが、あるブロック50に対する動作を規定する。即ち、図4(A)のコマンド/アドレス入力に示されるように、デバイスIDが指定するデバイスのバンクアドレスが指定するバンクのブロックアドレスが指定するブロック50に対して、上記ビットパターンによって指定されたコマンドが供給される。これによって各ブロックは、例えば16バースト動作或いは8バースト動作等を指定する供給されたコマンドに基づいて、所定のタイミングでSelect命令、Read/boost命令、Precharge 命令等を実行する。
【0078】
図5は、チップへのコマンド/アドレス入力とFlag-0入力との関係を示すタイムチャートである。図5に示されるようなタイミングで、チップへのストローブ信号入力に対して、Flag-0の信号及びコマンド/アドレス入力をチップに与える。これによって、図4(A)に示されるように入力ストローブの4サイクルで構成される一つのコマンド/アドレス入力が、フラグ信号Flag-0の立ち上がりを開始のタイミングとしてチップに取り込まれる。なお入力ストローブ信号の本来の1/2サイクルを本発明では1サイクルとしてこの動作が行われる。また図5に於て、コマンド/アドレス入力はフラグ入力に対してストローブの1サイクル分遅れているが、これは、フラグ信号をコマンド/アドレス入力より時間的に先に入力する必要があるためである。
【0079】
図6は、上述のように4サイクルで与えられる入力を、各々のサイクルで分離するための信号入力回路を示す。図6に於て、ノードINはコマンド/アドレス入力の1ビットに相当する。即ちノードINには、図5に示されるように、入力ストローブ信号に同期して4サイクルで一つのコマンド/アドレス入力が与えられる。
【0080】
図6の入力回路は、入力バッファ部100A及び100B及び入力レジスタ101A乃至101Dを含む。入力バッファ部100A及び100Bは、ノードSTRに与えられたストローブ信号が立ち上がるときに、ノードINに与えられたデータを保持する(ノードENABLEはアクティブ)。従って、入力バッファ部100Aは、ノードINに与えられた入力信号をストローブ信号Strobeの立ち上がりで保持し、入力バッファ部100Bは、ノードINに与えられた入力信号を反転ストローブ信号/Strobeの立ち上がりで保持する。即ち、入力バッファ部100Aは、ストローブ信号Strobeの奇数サイクルで入力された信号を保持し、入力バッファ部100Bは、ストローブ信号Strobeの偶数サイクルで入力された信号を保持する。なおここでストローブ信号Strobeは図5に示されるように、奇数サイクルでHIGHになり、偶数サイクルでLOWになるものとする。
【0081】
入力レジスタ101A、101B、101C、及び101Dは、図5に示される内部クロックΦ1、Φ2、Φ3、及びΦ4の各々をストローブ入力として受け取り、入力バッファ部100A及び100Bによって保持されている信号をラッチする。なお入力レジスタ101A乃至101Dの各々は、ストローブ入力がHIGHになるときに入力データをラッチする。即ち、図5に示されるように、奇数サイクルのコマンド/アドレス入力をΦ1及びΦ3によって入力レジスタ101A及び101Bに取り込み、偶数サイクルのコマンド/アドレス入力をΦ2及びΦ4によって入力レジスタ101C及び101Dに取り込むことになる。
【0082】
なおΦ4は、DRAMチップの内部回路の動作スタートを指示する信号でもある。つまりこの信号が出力されたときに、グローバル・ロー・スケジューラー41等の内部回路の動作が開始される。
図7は、本発明によるDRAMチップ内部で用いられる内部クロックΦ1、Φ2、Φ3、及びΦ4を生成する内部クロック生成回路の回路図である。図8は、図7の回路図に示された各点における信号を示したタイムチャートである。
【0083】
図7の内部クロック生成回路は、入力バッファ部100、ストローブバッファ101、及び1/2分周器102を含む。入力バッファ部100は、図6の入力バッファ部100A及び100Bと同一の回路であり、Enable信号がHIGHのときにストローブ信号Strobeの立ち上がりで入力信号(この場合はFlag-0)をラッチする回路である。この入力バッファ部100については、公知の技術の範囲内であるので詳細な説明を省略する。図8に示されるように、入力バッファ部100の出力であるA信号は、Flag-0信号をストローブ信号Strobeの立ち上がりで保持した信号となっている。
【0084】
1/2分周器102は、A信号及びストローブ信号Strobeを入力として、図8に示されるようなΦ1、Φ2、Φ3、及びΦ4の内部クロックを生成する。図7に示されるように、1/2分周器102は、NAND回路110乃至117、AND回路118及び119、及びインバータ120を含む。
【0085】
1/2分周器102に於て、入力A信号がLOWの場合、NAND回路111の出力であるB点における信号は常にHIGHとなる。従ってNAND回路110はストローブ信号入力に対するインバータとして動作し、ストローブ信号が反転された信号がΦ1出力として得られる。またNAND回路115の出力であるE点における信号も常にHIGHとなる。従ってNAND回路114は、インバータ120によって反転されたストローブ信号に対するインバータとして動作し、ストローブ信号が元の位相に戻って信号Φ2として出力される。またAND回路118の一方の入力であるA信号がLOWであるから、C点における信号は必ずLOWになり、NAND回路113の出力であるΦ3信号はHIGHを保つ。同様に、AND回路119の一方の入力であるA信号がLOWであるから、D点における信号は必ずLOWになり、NAND回路117の出力であるΦ4信号はHIGHを保つ。
【0086】
1/2分周器102において入力A信号がHIGHの場合、AND回路118及び119は、もう一方の信号を変化させずに通過させることになるので無視することが出来る。この時、NAND回路111及び112はフリップフロップFF1として動作し、またNAND回路115及び116はフリップフロップFF2として動作する。以下に、A信号がHIGHの場合のΦ1乃至Φ4の動作を説明する。
【0087】
まずΦ1乃至Φ4の元となる信号B、C、D、及びEが、図8のような信号波形となることを説明する。A信号がHIGHとなった直後(サイクル6)、FF1の2つの入力であるNAND114出力(Φ2)及びNAND117出力(Φ4)は共にHIGHであり、どちらかがLOWに代わらないかぎり、FF1の出力であるB信号及びC信号は変化しない。ここでNAND114出力(Φ2)は、ストローブ信号がLOWとなった時にLOWとなる。これにより、B信号はLOWとなりC信号はHIGHとなる。FF1がこの状態になると、HIGHである方のFF1入力であるNAND117出力(Φ4)がLOWにならない限り、FF1の状態は変化しない。
【0088】
信号AがHIGHとなった直後(サイクル6)、FF2の2つの入力であるNAND110出力(Φ1)及びNAND113出力(Φ3)は各々LOW及びHIGHであり、HIGHである方のNAND113出力(Φ3)がLOWに代わらないかぎり、FF2の出力であるD信号及びE信号は変化しない。NAND113出力(Φ3)がLOWに代わるのは、C信号がHIGHとなりかつストローブ信号がHIGHとなる時である。このときNAND110の出力(Φ1)もHIGHとなっているので、D信号及びE信号は各々HIGH及びLOWとなる。従って、図8に示されるように、B信号及びC信号より1サイクル遅れて、D信号及びE信号は変化する。FF2がこの状態になると、HIGHである方のFF2入力であるNAND110出力(Φ1)がLOWにならない限り、FF1の状態は変化しない。
【0089】
FF1の状態変化を引き起こすためには、上述のように、FF1の一方の入力であるNAND117出力(Φ4)がLOWになる必要がある。このNAND117出力(Φ4)がLOWになるのは、D信号がこのときHIGHであるからストローブ信号がLOWとなるタイミング(サイクル9)である。このときFF1のもう一方の入力であるNAND114出力(Φ2)はHIGHであるから、FF1の状態は反転してB信号及びC信号はHIGH及びLOWとなる。
【0090】
FF2の状態変化を引き起こすためには、上述のように、FF2の一方の入力であるNAND110出力(Φ1)がLOWになる必要がある。このNAND110出力(Φ1)がLOWになるのは、B信号がこのときHIGHであるからストローブ信号がHIGHとなるタイミング(サイクル10)である。このときFF2のもう一方の入力であるNAND113出力(Φ3)はHIGHであるから、FF1の状態は反転してD信号及びE信号はLOW及びHIGHとなる。
【0091】
D信号及びE信号がLOW及びHIGHとなりFF2が元の状態に戻ったときに、A信号は既にLOWに戻っている。その後A信号が再びHIGHになれば、上述と同様の動作を繰り返すことになる。もしA信号がHIGHのままであれば、サイクル11に於てB信号及びC信号が反転し、サイクル12に於てE信号及びD信号が反転して上述と同様の動作を繰り返す。従って、A信号がHIGHのままであるときは、Φ1乃至Φ4は互いに入れ違いに4サイクル毎にLOWとなる信号となる。
【0092】
以上に説明されたコマンド/アドレス入力、その入力の非多重化、内部クロックの生成方法等を踏まえたうえで、図2のグローバル・ロー・スケジューラー41、コラム・スケジューラー44、及びローカル・ロー・スケジューラー51の構成及び動作について以下に詳細に説明する。
【0093】
まず最初に、上記グローバル・ロー・スケジューラー41、コラム・スケジューラー44、及びローカル・ロー・スケジューラー51の動作の同期をとる内部クロックΨ1について説明する。図9は、内部クロックΨ1及びその反転信号である/Ψ1を示すタイムチャートである。前述したように、グローバル・ロー・スケジューラー41等の動作は、図5に示されるΦ4を開始信号として開始される。図9に示されるように、Ψ1は、Φ4がLOWに変化した次のサイクルから2サイクル毎にHIGH及びLOWを繰り返す信号である。
【0094】
本実施例においては、各ブロック50は4サイクル毎に動作状態を遷移するので、Ψ1は動作状態遷移のタイミングに一致した周期を有するクロック信号となっている。このΨ1を内部クロックとして用いて、グローバル・ロー・スケジューラー41、コラム・スケジューラー44、及びローカル・ロー・スケジューラー51を動作させる。なおこのΨ1は、ストローブ信号StrobeとΦ4(或いはΦ3等)を用いて公知の技術の範囲内で容易に生成することが出来るので、Ψ1を生成する回路については説明を省略する。
【0095】
図10及び図11は、グローバル・ロー・スケジューラー41の回路構成を示す図である。図10は、各ブロック50を選択すると共に、選択されたブロック50にバーストのタイプ等を指定する部分を示す。また図11は、選択されたブロック50に於てどのローアドレスを選択するかを指定する部分を示す。
【0096】
図10に示されるように、グローバル・ロー・スケジューラー41は、複数のモード選択回路200、複数のブロック選択用マスタースレーブ(MS)201、複数のコマンド用マスタースレーブ(MS)202、オートプリチャージ用のマスタスレーブ203及び204、デコード部205、ドライブ部206、及び信号出力タイミング用マスタスレーブ(MS)207を含む。
【0097】
モード選択回路200は、図2のモード・デコーダ17からのデコードされたリフレッシュモード信号及び通常モード信号等、及びアドレス・デコーダ13からのブロック50選択用のアドレス信号X9、/X9、・・・、X11、及び/X11を受け取る。更にモード選択回路200は、リフレッシュ・アドレス・カウンター42から、リフレッシュ時のブロック50を選択するアドレス信号X9C、X10C、及びX11Cを受け取る。モード選択回路200の各々は、NMOSトランジスタ211乃至214及びインバータ215を含む。これにより例えばX9が入力されるモード選択回路200は、リフレッシュ信号がONの時にはX9C及びインバータ215によって反転された/X9CをMS201に供給し、通常モード信号がONの時には、X9及び/X9をMS201に供給する。
【0098】
MS201は、内部クロックΨ1及びその反転信号である/Ψ1をクロックとして、供給されたデータをラッチする。MS201からの出力信号であるブロック50を選択する信号は、デコード部205に供給される。
デコード部205は、複数のNAND回路221及び複数のNAND回路223、更に複数のインバータ222及び複数のインバータ224を含む。これによりデコード部205は、信号出力タイミング用MS207からのSelect信号を受け取り、このSelect信号がHIGHのときに選択されたブロック50に対する選択信号を出力する。例えば、(X9、X10、X11)=(1、1、0)であった場合、3番目のブロック50に供給される選択信号のみがHIGHとなる。
【0099】
コマンド用MS202の各々は、バーストのタイプを指定する信号或いは強制的プリチャージを指定する信号等を、コマンド・デコーダ15から受け取りラッチする。このラッチされた信号を、複数のインバータ231で構成されたドライブ部206を介して、各ブロック50に送出する。
【0100】
オートプリチャージ用のMS203は、オートプリチャージを指定する信号をコマンド・デコーダ15から受け取りラッチする。このラッチされた信号は、MS204で更にラッチされてタイミング調整された後、ドライブ部206を介して各ブロックに送出される。
【0101】
信号出力選択用MS243は、ブロック50の選択を指示する信号であるSelect信号が入力されると、その信号をΨ1の最初の立ち上がりタイミングでラッチする。従って、デコード部205は、動作開始の最初の1サイクルでブロック50を撰択する信号を出力する。
【0102】
以上のようにしてグローバル・ロー・スケジューラー41は、各ブロック50の選択信号、及び各ブロックに対する動作指定用のコマンドを供給する。
図11に示されるように、グローバル・ロー・スケジューラー41は更に、ローアドレス用のモード選択回路200、ローアドレス選択用MS240、デコード部241、ローアドレス選択用のゲート部242を含む。
【0103】
ローアドレス用モード選択回路200は、図10のモード選択回路200と同一のものであり、モードを指定する信号と、ローアドレスを指定するアドレス信号であるX0乃至X8及び/X0乃至/X8と、リフレッシュ・アドレス・カウンター42からのアドレス信号であるX0C乃至X8Cを受け取り、指定されたモードに合った適切なアドレス信号を選択する。ローアドレス選択用MS240は、ローアドレス用モード選択回路200からの信号を、内部クロックΨ1及び/Ψ1を用いてラッチする。デコード部241は、図10のデコード部205と同様のものであり、ローアドレス選択用MS240からのアドレス信号をデコードして出力する。この出力はSelect信号が入力されてから1サイクルの間出力される。ゲート部242は、Select信号が入力されてから1サイクルの間、ローアドレスの最上位ビットであるX8及びその反転信号である/X8を出力する。
【0104】
以上のようにしてグローバル・ロー・スケジューラー41は、各ブロック50の選択信号と各ブロックに対する動作指定用のコマンドとに加えて、選択されたブロック50にローアドレスを供給する。
図12は、コラム・スケジューラー44の回路構成を示す図である。図12のコラム・スケジューラー44は、コラムアドレス用のモード選択回路200、コラムアドレス選択用MS240、デコード部241、コラムアドレス選択用のゲート部242、及び信号出力タイミング用MS207を含む。コラム・スケジューラー44の構成は、図11に示されるグローバル・ロー・スケジューラー41のローアドレス選択部分の構成と同一である。但し、入力アドレス信号がローアドレス信号ではなく、アドレス・プレデコーダー13からのコラムアドレス信号Y0乃至Y6及び/Y0乃至/Y6と、バースト・アドレス・カウンター45からのコラムアドレス信号Y0C乃至Y6Cとである点が唯一異なる。回路構成及びその動作は図11と同一であので、その説明は省略する。
【0105】
図13は、ローカル・ロー・スケジューラー51の回路構成を示す図である。図13に示されるように、ローカル・ロー・スケジューラー51は、不当入力判断部401、ワード線選択部402、リード信号生成部403、プリチャージ信号生成部404、プリチャージモード動作部405、及びマスタースレーブ(MS)406乃至409を含む。
【0106】
マスタースレーブ(MS)406乃至409は、18バースト、8バースト、4バースト、或いは強制バーストかを指定する信号を受け取り、それらの信号をラッチする回路である。MS406乃至409の出力は、リード信号生成部403、プリチャージ信号生成部404、及びプリチャージモード動作部405に於て用いられる。
【0107】
不当入力判断部401は、NAND回路421及び422と、インバータ423及び424を含む。不当入力判断部401は、同一のブロック50を連続してアクセスする等のパイプライン動作が乱れる条件を検出して、不当入力がなされたことを示す信号を出力する回路である。図13には、プリチャージ動作中に再びそのブロック50が選択された時に、不当入力信号を出力する回路を一例として示す。
【0108】
不当入力判断部401は、当該ブロック50の選択を示すブロック選択信号を、図10及び図11のグローバル・ロー・スケジューラー41から受け取る。内部発生されたプリチャージ動作時にONであるプリチャージ信号とブロック選択信号とは、NAND回路421に入力される。従って、NAND回路421の出力は、プリチャージ動作時にブロック選択がなされたときにのみLOWとなり、不当入力がなされた旨を示すことが出来る。この出力信号に基づいて、グローバル・ロー・スケジューラー41にブロック撰択を待たせたり、或いは当該ブロックの選択を無視させる等の処置を取らせることができる。
【0109】
不当入力判断部401に於て、NAND回路422は、インバータ423からのプリチャージ信号の反転信号とブロック選択信号とを受け取る。従ってNAND回路422の出力に接続されたインバータ424は、プリチャージ動作を行っていない時のみ、ブロック選択信号をワード線選択部402に供給する。
【0110】
ワード線選択部402は、Ψ1の1番目のサイクル以降でHIGHとなるブロック撰択信号が入力されると、Ψ1の最初の2サイクル(ストローブ信号Strobeの8サイクルに相当する)期間、ワード線選択信号を出力してワード線(ローアドレス)の選択を行う。ワード線選択部402は、マスタースレーブ(MS)431及び432、NOR回路433、及びインバータ434を含む。マスタースレーブ(MS)431及び432は、Ψ1(及び/Ψ1)に基づいて、各サイクル毎にブロック選択信号を右にシフトするシフトレジスタを構成する。従って、MS431及び432の出力を受け取るNOR回路433は、最初の2サイクルの間LOWとなる。更に、インバータ434によって、最初の2サイクルの間HIGHになるワード線選択信号を出力する。
【0111】
ここでワード線選択信号を最初の2サイクルの間HIGHとするのは、図3のスケジュールに示されるように、ワード線選択動作(Select動作)及びセンスアンプ58へのデータ取り込み動作(Boost 動作)に、2サイクルを要するからである。
【0112】
リード信号生成部403は、2番目のサイクルでHIGHとなる信号をワード線選択部402から受け取り、バーストのタイプに応じて3番目のサイクルから所定の期間リード信号を供給する回路である。リード信号生成部403は、マスタースレーブ(MS)441乃至444、NAND回路445乃至450、NOR回路451、インバータ452乃至454、及びNOR回路445を含む。
【0113】
MS441は2番目のサイクルでHIGHとなる信号を受け取り、3番目のサイクルでHIGHとなる信号を生成する。この3番目のサイクルでHIGHとなる信号は、NAND回路446、449、及び450に供給される。
まず説明のために3番目のサイクルより以前の状態を考えると、これらのNAND回路446、449、及び450の出力は、MS441の出力がLOWであるから必ずHIGHである。従ってインバータ452の出力はLOWであり、またMS442の出力はLOWであるから、NOR回路451の出力はHIGHである。更に、MS443及び444の出力はLOWであるからインバータ453及び454の出力はHIGHであり、NAND回路447及び448の出力は共にLOWである。従って、NOR回路455の出力はHIGHである。つまり3番目のサイクルより以前の状態では、NAND回路445の2入力が共にHIGHであり、リード信号生成部403の出力はLOWである。この条件が崩れてリード信号生成部403の出力がHIGHになるのは、これらの2入力のいずれか一方がLOWとなるときである。
【0114】
3番目のサイクルに於ては、16バーストが指定されている場合はNAND回路446の出力がLOWになり、8バーストが指定されている場合はNAND回路449の出力がLOWになり、また4バーストが指定されている場合はNAND回路450の出力がLOWになる。従っていずれの場合においても、3番目のサイクルに於てはリード信号がHIGHとなる。
【0115】
4バーストが指定されている場合は、NAND回路448の出力が3番目のサイクルでHIGHになり、それがMS461に読み込まれてリード信号生成回路403の動作は終了する。即ち、リード信号生成回路403は、3番目のサイクルでのみリード信号を出力する。
【0116】
8バーストが指定されている場合は、NAND回路447の出力が3番目のサイクルでHIGHになるので、MS444の出力は4番目のサイクルでHIGHになる。MS444の出力は、インバータ454を介してNAND回路448の出力をHIGHにする。従ってNOR回路455の出力がLOWとなるので、4番目のサイクルに於て、リード信号生成回路403はHIGH信号を出力する。NAND回路448のHIGH出力は、MS461に読み込まれてリード信号生成回路403の動作が終了する。即ち、リード信号生成回路403は、3番目のサイクル及び4番目のサイクルでリード信号を出力する。
【0117】
16バーストが指定されている場合は、インバータ452の出力が3番目のサイクルでHIGHになるので、MS442の出力は4番目のサイクルでHIGHとなる。従ってNOR回路451の出力がLOWとなり、4番目のサイクルにおいて、リード信号生成回路403はHIGH信号を出力する。MS442のHIGH出力によって、MS443は5番目のタイミングでHIGHとなる。MS443のHIGH出力によって、NAND回路447の出力がHIGHになる。これによりNOR回路455の出力がLOWとなり、5番目のサイクルで、リード信号生成回路403はHIGH信号を出力する。またNAND回路447のHIGH出力はMS444に読み込まれ、MS444の出力は6番目のサイクルでHIGHになる。MS444の出力は、インバータ454を介してNAND回路448の出力をHIGHにする。従ってNOR回路455の出力がLOWとなるので、6番目のサイクルに於て、リード信号生成回路403はHIGH信号を出力する。NAND回路448のHIGH出力は、MS461に読み込まれてリード信号生成回路403の動作が終了する。即ち、リード信号生成回路403は、3番目、4番目、5番目、及び6番目のサイクルでリード信号を出力する。
【0118】
プリチャージ信号生成部404は、プリチャージモード時に所定のタイミングでプリチャージ信号を生成する。所定のタイミングでMS461の入力に現われたHIGH信号は、1サイクル後にMS461にラッチされてMS461の出力がHIGHになる。MS461の出力を受け取るNAND回路464は、もう一方の入力にプリチャージモード動作部405の出力を受け取る。両者がHIGHのとき、NAND回路464の出力はLOWとなる。従ってNAND回路463の出力がHIGHとなり、プリチャージ信号生成部404の出力はHIGHとなる。NAND回路463のHIGH出力はMS462に取り込まれて、次のサイクルに於ても、プリチャージ信号生成部404の出力はHIGHとなる。
【0119】
即ち、4バーストの時には4番目及び5番目のサイクルでプリチャージ動作を行い、8バーストの時には5番目及び6番目のサイクルでプリチャージ動作を行い、16バーストの時には7番目及び8番目のサイクルでプリチャージ動作を行る。
【0120】
プリチャージモード動作部405は、プリチャージモードを指定された場合にプリチャージ動作を行うための回路である。プリチャージモード動作部405は、マスタースレーブ471乃至477、NAND回路478乃至482、及びインバータ483乃至485を含む。MS471乃至473は入力されたプリチャージ信号を順次右にシフトするシフトレジスタである。従ってMS473の出力は、3番目のサイクルでHIGHとなる。
【0121】
4バーストが指定されている場合には、3番目のサイクルにおいてNAND回路480の出力がLOWとなり、従って、NAND回路482の出力がHIGHとなる。これによりMS477の出力は、4番目のサイクルでHIGHとなる。MS477の出力は、プリチャージ信号発生部404のNAND回路464に供給される。MS477の出力が4番目のサイクルでHIGHとなった時、このNAND回路464のもう一方の入力もHIGHとなるため、NAND回路464の出力はLOWとなる。結果として、プリチャージ信号生成部404の出力は4番目のサイクルでHIGHとなる。
【0122】
8バーストが指定されている場合には、3番目のサイクルにおいてNAND回路479の出力がLOWとなり、従って、NAND回路481の出力がHIGHとなる。これによりMS476の出力は、4番目のサイクルでHIGHとなる。MS476の出力は、インバータ485及びNAND回路482を介してMS477に供給される。従ってMS477の出力は、5番目のサイクルでHIGHとなる。従って5番目のサイクルで、プリチャージ信号生成部404の出力はHIGHとなる。
【0123】
16バーストが指定されている場合には、3番目のサイクルにおいてNAND回路478の出力がLOWとなり、従って、インバータ483の出力がHIGHとなる。これによりMS474の出力は、4番目のサイクルでHIGHとなる。その後、5番目のサイクルでMS475の出力がHIGHとなる。MS475の出力は、インバータ484及びNAND回路481を介してMS476に供給される。従ってMS476の出力は、6番目のサイクルでHIGHとなる。MS476の出力は、インバータ485及びNAND回路482を介してMS477に供給される。従ってMS477の出力は、7番目のサイクルでHIGHとなる。従って7番目のサイクルで、プリチャージ信号生成部404の出力はHIGHとなる。
【0124】
このようにしてローカル・ロー・スケジューラー51は、当該ブロック50が選択されたときに、ワード線撰択、データ読み出し、及びプリチャージの各動作を順次実行することが出来る。また指定されたバーストのタイプやプリチャージのタイプに従って、上記動作のタイミングを適宜制御することが出来る。
【0125】
なお図13のローカル・ロー・スケジューラー51の回路図は、一例に過ぎず様々な変形が考えられる。またデータ書き込みもデータ読み込みと同様のタイミングで実行出来ることは明白である。またこのローカル・ロー・スケジューラー51の機能をグローバル・ロー・スケジューラー41に含めて、図1(B)の形態で本発明によるDRAMを実現することも出来る。この変形は、ローカル・ロー・スケジューラー51の回路をそのままグローバル・ロー・スケジューラー41に含めて、各ブロック50に対して各動作命令を与えることが出来るような制御配線を設ければよく、容易であるので詳細な説明を省略する。
【0126】
図14は、データ読み出し/書き込みの際に、選択されたブロックの選択されたコラムのセンスアンプ58をアクセスするための回路図を示す。図14に示される回路は、2つのPMOSトランジスタ500及び501と2つのNMOSトランジスタ502及び503とよりなるセンスアンプ58と、4つのNMOSトランジスタ504乃至507を含む。またこの回路は更に、一対のビット線BIT及び/BIT、及び一対のデータバス線DB及び/DB(双方向バス60)を含む。
【0127】
図14に於て、ブロック選択信号及びコラム選択信号が共にHIGHとなると、直列に配置されたNMOSトランジスタ504及び505、及びNMOSトランジスタ506及び507が導通する。ことによりセンスアンプ58からのデータをデータバス線DB及び/DBに読みだすこと、及びデータバスDB及び/DBからセンスアンプ58を介してデータを書き込むことが可能となる。
【0128】
図15は、出力におけるパラレル−シリアル変換を実行する回路及びタイムチャートを示す。図3の各ブロックのスケジューリングの説明において述べたように、本発明によるDRAMの実施例に於ては、一回のデータ読み出しで4ビットのデータが並列に読み出され、出力時にシリアルデータに変換される。図15(A)の回路は、本発明によるDRAMのチップに於て、4ビットのパラレルデータをシリアルデータに変換してチップ外部に取り出すためのインターフェース回路である。
【0129】
図15(A)の出力回路は、3状態バッファ520と出力バッファ521を含む。3状態バッファ520の各々は、4ビット並列のデータバスからのデータを受け取り、また図15(B)に示されるように、Φ3を開始トリガーとする内部クロックH、I、J、及びKを入力される。内部クロックH、I、J、及びKは、例えば、図7の回路の1/2分周器102と同一構成の回路にA信号の代わりにΦ3を入力すれば、Φ1、Φ2、Φ3、及びΦ4の代わりに得ることが出来る。
【0130】
3状態バッファ520は、入力された内部クロックがHIGHの時には、NAND回路524の出力がHIGH及びNOR回路525の出力がLOWとなり、トランジスタ522及び523がOFFになる。従って、この状態では、3状態バッファ520の出力は浮遊状態にある。また入力された内部クロックがLOWの時には、データバスのデータをそのまま出力する。出力バッファ521は、入力されたストローブ信号と同相であるストローブ信号によって、入力されたデータを保持するバッファである。従ってこの出力回路に於ては、3状態バッファ520は、図15(B)に示される内部クロックH、I、J、及びKがLOWになるタイミングで順次データを出力し、そのデータが出力バッファ521を介して順次外部に出力される。
【0131】
図15(A)の出力回路は、例えば本発明によるDRAMの出力ピン数が16であるならば、16個用意される。同様にDRAMの入力ピン数が16であるならば、図6の入力回路は16個用意される。
図16は、本発明によるDRAMチップ内部のブロックの割当の一例を示す。図16に示されるように、一つのブロック(ページブロック)は、64ビットに相当する一つのワード線(ローアドレス)が512本集まって構成される。更にこのブロックが32個集まって1Mのメモリを構成する。チップが16ピン出力であるならば、このメモリが16個集まって一つのチップを構成する。
【0132】
以上に説明された本発明によるDRAMの実施例は、従来のSDRAMに適用することもできる。バースト長が1でありCAS−レイテンシが1の場合のスケジューリングの例を図17に示す。
各ブロックは最初待機状態にある。まずグローバル・ロー・スケジューラー41によってあるブロック50が選択されると、選択されたブロック50のローカル・ロー・スケジューラー53は、Select/Boost命令により内部クロックΨ1の最初のサイクルでワード線を選択し、Ψ1の次のサイクルで選択されたワード線に繋がれたメモリ・セルのデータをセンスアンプ58に取り込む。更に次のサイクルで、Read命令によりデータが読み出される。この場合はバースト長が1であるのでデータ読み出しは1度だけ行われ、ストローブ信号の4サイクルの間に4ビットのデータが順次取り出される。ローカル・ロー・スケジューラー51はRead命令の後にはPrecharge 命令を実行する。これによりビット線がプリチャージされ、選択されたブロック50は待機状態に戻る。
【0133】
図18は、本発明の原理をDRAMに応用した第2の実施例の構成図である。図18に示されるDRAMの第2の実施例は、図1(B)に対応する構成となっている。図18に於て、図2と同一の構成要素は同一の番号で参照され、その説明は省略される。
【0134】
図18の本発明の第2の実施例のDRAMは、グローバル・ロー・スケジューラー41A及び複数のブロック50Aを含む。グローバル・ロー・スケジューラー41Aは、グローバル・ロー・スケジューラー・デコーダ65、セレクト部61、リード/ライト部62、プリチャージ部63、及びローアドレス信号部64を含む。また各ブロック50Aは、図2のローカル・ロー・スケジューラー51とローアドレス・レジスタ52の代わりに、命令/選択ローラッチ部51Aを含む。
【0135】
グローバル・ロー・スケジューラー41Aは、図2の入力回路10からアドレス、モード、及びコマンドを受け取る。更にグローバル・ロー・スケジューラー41Aは、内部クロック生成器23から内部クロックを受け取り、各ブロック50Aに対するスケジューリングを行う。即ち、受け取ったコマンドに応じて、選択されたブロック50Aに対してワード線撰択、リード/ライト、及びプリチャージ等の指令を各々与える。これによって、プリチャージ、リフレッシュ等の動作を選択されたブロック50Aに逐次実行させる。
【0136】
グローバル・ロー・スケジューラー41Aのグローバル・ロー・スケジューラー・デコーダ65は、受け取ったコマンド及びモードをデコードして、セレクト部61、リード/ライト部62、プリチャージ部63、及びローアドレス信号部64に各々適当なデコード信号を与える。ローアドレス信号部64は、特定のブロック50Aの特定のローアドレスを選択するために、ローアドレスを指定するアドレス信号を生成する。セレクト部61、リード/ライト部62、及びプリチャージ部63は、ワード線選択信号、リード/ライト信号、及びプリチャージ信号を所定のタイミングで生成して選択されたブロック50Aに供給する。これらのセレクト部61、リード/ライト部62、及びプリチャージ部63は、図13に示されるローカル・ロー・スケジューラー51の回路と同様の構成で実現することが出来る。ローアドレス信号部64は、図11に示されるローアドレス信号生成用の回路と同様の構成で実現することが出来る。
【0137】
選択されたブロック50Aは、グローバル・ロー・スケジューラー41Aから供給されるローアドレス信号に基づき選択するワード線を決定して、更に、ワード線選択信号、リード/ライト信号、及びプリチャージ信号に応じた動作を実行する。これらのローアドレス信号、ワード線選択信号、リード/ライト信号、及びプリチャージ信号は、命令/選択ローラッチ部51Aに格納される。
【0138】
図19は、ブロック50Aの命令/選択ローラッチ部51A周辺の回路構成を示す。
図19に示されるように本実施例に於ては、ワード線選択信号、リード/ライト信号、及びプリチャージ信号の各命令に対して、4ビットのアドレス信号(実際には補数表現も含めて8本の信号線)が割り当てられる。即ち、ワード線選択信号にX9乃至X12の4ビットのアドレス信号、リード/ライト信号にもX9乃至X12の4ビットのアドレス信号、更に、プリチャージ信号にもX9乃至X12の4ビットのアドレス信号が割り当てられる。これによって、例えばワード線選択信号の4ビットのアドレス信号を用いて、選択された一つのブロック50Aに対してワード線撰択を指定することが出来る。
【0139】
つまり本実施例に於ては、デコード前のアドレス信号を用いてブロック50Aを選択するのであり、図1(B)のように各命令に対して各ブロックに一本ずつ選択用の制御線が供給されているのではない。このような構成を用いることによって本実施例は、図1(B)の構成と原理的には同一であるが、制御線の配線数を減らすことが出来る。
【0140】
図19に於て、あるブロック50Aの命令/選択ローラッチ部51Aは、選択されたローを示すローアドレス信号を受け取ると共に、各命令に対応するアドレス信号をΨ1信号に同期して取り込む。命令/選択ローラッチ部51Aは、ワード線選択信号ラッチ部600及び601、リード信号ラッチ部602、プリチャージ信号ラッチ部603、及び複数の選択ワード線ラッチ部604を含む。
【0141】
ワード線選択信号ラッチ部600は、ワード線選択信号をラッチするマスタースレーブ(MS)611及び612を含む。ワード線選択信号ラッチ部601は、ワード線選択信号をラッチするマスタースレーブ(MS)621及び622を含む。リード信号ラッチ部602は、リード信号をラッチするマスタースレーブ(MS)631を含む。プリチャージ信号ラッチ部603は、プリチャージ信号をラッチするマスタースレーブ(MS)641及び642を含む。選択ワード線ラッチ部604の各々は、対応するワード線が選択された時に選択を示すデータを格納する。上記のMS以外のインバータ、NAND回路、NOR回路、NMOSトランジスタ、PMOSトランジスタ等の素子の個々の動作は容易であるので説明を省略し、全体の論理回路的な動作のみを後述する。
【0142】
VPPと示されたゲートは、HIGHレベルがVppレベルになるようにレベル変換機能を有したゲートであり、図18のワード線ドライバ53及び54の部分に相当する。またPSA、VPR、NSA信号を出力する部分は、図18のセンスアンプドライバ55に相当する。図19に於て、ワード線を選択するためのWS信号は、メモリアレー56及び57(図20)に供給される。
【0143】
図20は、ブロック50Aのメモリアレー56及び57、並びにセンスアンプ58を示す。図19の図面右側から出力されるWS等の各信号は、図20の各部に入力される。
図20に於て、メモリアレー56及び57は、複数のメモリセル650、プリチャージ用の複数のNMOSトランジスタ651、トランスファーゲートである複数のNMOSトランジスタ652を含む。UBEQ信号或いはDBEQ信号がHIGHになった時に(CBEQ信号もHIGH)、NMOSトランジスタ651がONになり、ビット線BL1、/BL2、・・・、がプリチャージされる。またUBLT信号或いはDBLT信号がHIGHとなった時に、NMOSトランジスタ652がONになり、ビット線がセンスアンプ58と接続される。またセンスアンプ58は、図14に示された回路構成と同一の構成であるので説明を省略する。
【0144】
図19及び図20を参照して、ワード線選択信号ラッチ部600の出力であるUSEL信号は、ブロックの上半分(メモリアレー56)のワード線の選択を指令する。またワード線選択信号ラッチ部601の出力であるDSEL信号は、ブロックの下半分(メモリアレー57)のワード線の選択を指令する。X0X1は、X0アドレスとX1アドレスのプリデコード信号であり本来は4本あるが、図面の簡略化のために図19には2本のみが示されている。同様にX2X3X4やX5X6X7もまたプリデコード信号を表す。これらによって、ブロックの上半分では、2の8乗分(256本)のワード線から1本が選ばれることになる。
【0145】
USELがHIGHレベルの間、ワード線が1本選択されるが、この信号は同時にUBEQ(上半分用のビット線プリチャージ信号)をLOWレベルとし、プリチャージを終了させ、UBLT(上半分用ビット線トランスファーゲート用信号)をHIGHレベルとして、ビット線をセンスアンプ58に繋げる。
【0146】
この時、DSELがLOWレベルとなり、ブロックの下側からはワード線を選ばず、DBEQ(下半分用のビット線プリチャージ信号)をHIGHレベルとしてプリチャージを実行し、DBLT(下半分用ビット線トランスファーゲート用信号)をLOWレベルとしてビット線をセンスアンプ58から切り離す。
【0147】
更に、USELがHIGHレベルになった1サイクル後には、SEL信号がHIGHになる。従って、PSA/NSA対(センスアンプの制御線)がアクティブレベルになり、メモリセル650のデータをセンスアンプ58に取り込むことが出来る。
【0148】
読み出し或いは書き込みに時は、リード信号ラッチ部602の出力であるリード信号ReadがHIGHになる。従って、このリード信号とコラムアドレス(Y0)との論理和である信号RYO、或いは対応するR/YOのいずれかがHIGHになる。この時、CLS線(コラム撰択線)がHIGHになったコラムに繋がる2個のセンスアンプ58の一方がデータバス対DB1及び/DB1に繋がる。これによりセンスアンプ58のデータを読み出したり、センスアンプ58にデータを書き込んだりできる。
【0149】
選択されたワード線を非選択にするには、プリチャージ用プリデコード信号によりブロックを選び直す。これにより、USEL、DSEL、READ、及びSELの各信号がLOWレベルとなり、ワード線を非選択レベルにすると共にプリチャージ動作を開始する。
【0150】
【発明の効果】
請求項1の発明の装置に於ては、ブロックを選択するための制御回路を複数のブロックに対し共通に設けるので各ブロックに複雑な制御機構を設けることなく、更に、あるブロックがある動作を実行している間に、その動作を既に終了した他のブロックがその動作の次の動作を実行することにより、ブロック全体として所定の動作をパイプライン的に高速に実行することが出来る。
【0151】
請求項2の発明に於ては、各ブロックが所定の順序で動作を実行する手段を含むことにより、制御手段は各ブロックを順次選択するだけで、パイプライン動作を実現することが出来る。
請求項3の発明に於ては、各ブロックは指定された動作を実行するだけで、パイプライン動作を実現することが出来る。
【0152】
請求項4の発明に於ては、メモリに対するデータの読み書きを、パイプライン動作によって高速に実行することが出来る。
請求項5の発明に於ては、パイプライン動作が乱れたときでも選択されたブロックの動作を遅らせて実行することにより、全ての動作を漏れなく要求されたとおりに実行することが出来る。
【0153】
請求項6の発明に於ては、パイプライン動作を乱すような動作を省略することによって、パイプライン動作を途切らすことなく実行可能となる。
請求項7の発明に於ては、パイプライン動作を乱すような動作が試みられた時は、その動作を省略してパイプライン動作を途切れなく実行すると共に、実行不可能な命令が与えられたことを通知することができる。
【0154】
請求項8の発明に於ては、ストローブ信号入力によってメモリ装置を同期させて使用することが出来る。
請求項9の発明に於ては、ストローブ信号入力によってメモリ外部装置とのインターフェースの性能を向上することが出来る。
【0155】
請求項10の発明に於ては、あるブロックに対する命令を時分割多重して与えることが出来るので、限られた本数の入出力ピンを有効に使うことが出来る。
請求項11の発明に於ては、あるブロックに対する命令を時分割多重して与えることが出来るので、限られた本数の入出力ピンを有効に使うことが出来る。
【0156】
請求項12の発明に於ては、外部からのデータ入力系列に同期してブロックを逐次切り替えていることが出来る。
請求項13の発明に於ては、データ出力を高速に行うことができる。
請求項14の発明に於ては、各ブロックからN個のデータを並列に読み出して、パラレル−シリアル変換を実行することによりデータ出力を高速に行うことができる。
【0157】
請求項15の発明に於ては、ストローブ信号を基にして入出力インターフェースを制御すると共に、内部回路を制御する内部クロックを生成することが出来る。
請求項16の発明に於ては、ブロックアドレス、ローアドレス、及びコラムアドレスを一つのアドレス空間にまとめて、外部から自由にアクセスすることが出来る。
【0158】
請求項17の発明に於ては、各ブロックは選択されたローアドレスを記憶することが出来るので、他のブロックに対するローアドレス指定の際に選択されたローアドレスが上書きされることがない。
請求項18の発明に於ては、ロー選択及びセンスアンプ取り込みの動作と、データ読み書きの動作と、プリチャージ動作をパイプライン化することにより、連続的にデータ読み書きを行うことが出来る。
【0159】
請求項19の発明に於ては、ロー選択の動作とデータ書き込みの動作とをパイプライン化することにより、連続的にデータ書き込みを行うことが出来る。
請求項20の発明に於ては、ブロック撰択及びコラム撰択を上記MOSスイッチの各々に割り当てることにより、選択されたブロックの選択されたコラムにアクセスすることが出来る。
【0160】
請求項21の発明のメモリ装置は、制御線及びアドレス線によって各回路ブロックに異なる動作を同時に実行させることが可能となり、回路ブロックに対するデータ読み書きをパイプライン的に実行することが可能となる。
請求項22乃至請求項27のメモリは、複数のブロックの中から第1のブロックを選択して該第1のブロックのセンスアンプのデータを読み出す動作と、複数のブロックの中から第2のブロックを選択して第2のブロックの特定のワード線を選択する動作とを平行して実行することが出来るので、パイプライン的な動作が可能となる。
【0161】
請求項28乃至請求項33のメモリは、複数のブロックの中から第1のブロックを選択して該第1のブロックのセンスアンプのデータを読み出す或いは書き込む動作と、複数のブロックの中から第2のブロックを選択して第2のブロックの特定のワード線を選択する動作とを平行して実行することが出来るので、パイプライン的な動作が可能となる。
【0164】
請求項34のメモリは、センスアンプのデータを読み出す或いは書き込む動作と、特定のワード線を選択する動作と、ビット線をプリチャージする動作とを平行して実行することが出来るので、パイプライン的な動作が可能となる。
【図面の簡単な説明】
【図1】(A)及び(B)は、本発明の原理によるパイプライン動作装置の構成を示すブロック図である。
【図2】本発明によるDRAMの第1の実施例の構成を示すブロック図である。
【図3】本発明によるDRAMの各ブロックに対するスケジューリングを示す図である。
【図4】本発明によるDRAMのコマンド入力を示す図である。
【図5】本発明によるDRAMに於て、入力されたコマンド/アドレスの読み込みを説明するためのタイムチャートである。
【図6】本発明によるDRAMに於て、入力されたコマンド/アドレスのマルチプレックスを行う回路のブロック図である。
【図7】本発明によるDRAMに於て、入力されたフラグ信号及びストローブ信号から内部クロックを生成する回路の回路図である。
【図8】図7の内部クロック生成回路の動作を説明するためのタイムチャートである。
【図9】本発明によるDRAMに於て用いられる内部クロックを示すタイムチャートである。
【図10】本発明によるDRAMに於て用いられるグローバル・ロー・スケジューラーの構成を示す回路図である。
【図11】本発明によるDRAMに於て用いられるグローバル・ロー・スケジューラーの構成を示す回路図である。
【図12】本発明によるDRAMに於て用いられるコラム・スケジューラーの構成を示す回路図である。
【図13】本発明によるDRAMに於て用いられるローカル・ロー・スケジューラーの構成を示す回路図である。
【図14】本発明によるDRAMに於て用いられるセンスアンプとデータバスとの間の接続を示す回路図である。
【図15】(A)は、本発明によるDRAMに於て用いられる出力回路の回路図であり、(B)は、この出力回路で用いられる内部クロックを示すタイムチャートである。
【図16】本発明によるDRAMに於けるブロックの分割を示す概念図である。
【図17】本発明によるDRAMに於て、バースト長が1の場合の各ブロックのスケジューリングを示すタイムチャートである。
【図18】本発明によるDRAMの第2の実施例の構成を示すブロック図である。
【図19】本発明によるDRAMの第2の実施例に於いて各ブロックに設けられた命令/選択ローラッチ部周辺の構成を示す回路図である。
【図20】本発明によるDRAMの第2の実施例に於いて各ブロックに設けられたメモリアレー及びセンスアンプの構成を示す回路図である。
【図21】(A)は、従来のDRAMに於けるページモードの動作を示すタイムチャートであり、(B)は、従来のSDRAMにおけるデータ読み出し動作を示すタイムチャートである。
【符号の説明】
1、1A 制御装置
2、2A ブロック
3、3A 制御線
10 入力回路10
11 バッファ
12 アドレス・レジスタ
13 アドレス・プレデコーダ
14 コマンド・レジスタ
15 コマンド・デコーダ
16 モードレジスタ
17 モード・デコーダ
20 同期制御回路
21 ストローブ・バッファ
22 制御信号バッファ
23 内部クロック生成器
30 データ入出力回路
31 入出力バッファ
32 入出力レジスタ
41、41A グローバル・ロー・スケジューラー
42 リフレッシュ・アドレス・カウンタ
43 リード/ライト・スケジューラー
44 コラム・スケジューラー
45 バースト・アドレス・カウンタ
46 データ転送/コラム・デコーダ
50、50A ブロック
51 ローカル・ロー・スケジューラー
51A 命令/選択ローラッチ部
52 ローアドレス・レジスタ
53、54 ワード線ドライバ
55 センスアンプ・ドライバ
56、57 メモリアレー
58 センスアンプ
60 双方向バス
61 セレクト部
62 リード/ライト部
63 プリチャージ部
64 ローアドレス信号部
65 グローバル・ロー・スケジューラー・デコーダ
100A、100B 入力バッファ部
101 ストローブバッファ
101A、101B、101C、101D 入力レジスタ
102 1/2分周器
200 モード選択回路
205 デコード部
241 デコード部
401 不当入力判断部
402 ワード線選択部
403 リード信号生成部
404 プリチャージ信号生成部
405 プリチャージモード動作部
504、505、506、507 NMOSトランジスタ
520 3状態バッファ
521 出力バッファ
600、601 ワード線選択信号ラッチ部
602 リード信号ラッチ部
603 プリチャージ信号ラッチ部
604 選択ワード線ラッチ部
650 メモリセル
651 プリチャージ用NMOSトランジスタ
652 トランスファーゲート
Claims (34)
- マトリックス状に配置されたメモリセルからなるメモリアレイと、ローアドレスで指定されたワード線を選択するワード線ドライバと、選択ワード線のアドレスを記憶するロー・アドレス・レジスタ回路と、選択ワード線に含まれるメモリセルのデータをラッチするセンスアンプ回路を含む複数のブロックと、
複数のコマンド/アドレス入力にそれぞれ対応する複数のブロックを順次選択する制御手段と、
前記複数のブロックに対し共通に設けられ該複数のブロックの各々に接続されている双方向バスと、
前記複数のブロックに対し共通に設けられ、コラムアドレスに応答して前記センスアンプ回路を選択し、前記双方向バスを介してデータを転送するデータ転送/コラムデコーダ
を含み、前記制御手段により順次選択した複数のブロックにおいて、ワード線選択、データ読み出し、及びプリチャージの動作を該データ読み出しが重ならないように順番に実行させ、並列に動作する複数のブロックから連続してデータを読み出すことを特徴とする装置。 - 前記制御手段は、ブロックを一つずつ順次選択する手段を含み、前記選択されたブロックの各々は、選択されると前記動作を前記の順序で実行する手段を含むことを特徴とする請求項1記載の装置。
- 前記制御手段は、前記選択されたブロックの各々に対し、前記動作の各々を前記の順序で実行することを指示する手段を含むことを特徴とする請求項1記載の装置。
- 外部との信号入出力のための入出力手段を更に含むことを特徴とする請求項1記載の装置。
- 前記制御手段は、前記連続してデータを読み出す動作が乱れる条件を保持しており、該条件が検出されたときにはブロックの選択を待つことを特徴とする請求項4記載の装置。
- 前記制御手段は、前記連続してデータを読み出す動作が乱れる条件を保持しており、該条件が検出されたときには該条件の原因となる前記選択されたブロックの前記動作を実行させずに後続の処理を続けることを特徴とする請求項4記載の装置。
- 前記制御手段は、前記連続してデータを読み出す動作が乱れる条件を保持しており、該条件が検出されたときには該条件の原因となる前記選択されたブロックの前記動作の実行を待たせることを特徴とする請求項4記載の装置。
- 前記制御手段及び前記複数のブロックの同期をとるためのストローブ信号を受け取る同期制御回路を更に含むことを特徴とする請求項4記載の装置。
- 前記入出力手段は、前記ストローブ信号によって前記信号入出力を同期させる信号入力回路及び出力回路を更に含むことを特徴とする請求項8記載の装置。
- 前記同期制御回路は、前記ストローブ信号以外に少なくとも一つの信号を受け取り、前記信号入力回路は少なくとも一つの信号及び該ストローブ信号を用いて信号入力を非多重化することを特徴とする請求項9記載の装置。
- 前記非多重化の1サイクルは、前記ストローブ信号のN(自然数)サイクルであることを特徴とする請求項10記載の装置。
- 前記複数のブロックが前記動作の一つから次の一つに移行するのは前記ストローブ信号のサイクルのN回に一回であることを特徴とする請求項11記載の装置。
- 前記同期制御回路は、前記ストローブ信号以外に少なくとも一つの信号を受け取り、前記出力回路は少なくとも一つの信号及び該ストローブ信号を用いて信号出力をパラレルデータからシリアルデータに多重化することを特徴とする請求項9記載の装置。
- 前記多重化の1サイクルは、前記ストローブ信号のNサイクルであることを特徴とする請求項13記載の装置。
- 2つのフリップフロップ間のデータ転送を前記ストローブ信号から生成した信号により制御して、前記入出力手段、前記複数のブロック、及び前記制御手段を同期させる内部クロックを生成する内部クロック生成器を更に含むことを特徴とする請求項10乃至14記載の装置。
- 入力回路は、前記複数のブロックの一つを指定するブロックアドレスを受け取ることを特徴とする請求項4記載の装置。
- 前記制御手段はブロックの一つを選択するときに、選択されたブロックに選択ワード線のアドレスを供給することを特徴とする請求項4記載の装置。
- 前記選択されたブロックは、選択された一つのローに含まれる前記メモリセルのデータを前記センスアンプ回路に取り込む動作を行うブロックと、選択された一つのコラムの該センスアンプ回路に対してデータ読み書きの動作を行うブロックと、プリチャージ動作を行うブロックを含むことを特徴とする請求項17記載の装置。
- 前記選択されたブロックは、一つのローが選択された状態のブロックと、前記メモリセルにデータを書き込む動作を行うブロックと、プリチャージ動作を行うブロックを含むことを特徴とする請求項17記載の装置。
- 前記双方向バスと対応する前記センスアンプ回路とを接続する直列に配列された複数のMOSスイッチを含み、該センスアンプ回路をデータ読み書きのために選択したときに該MOSスイッチをONすることを特徴とする請求項17記載の装置。
- アドレス入力及びデータ入出力のための入力回路及びデータ入出力回路と、
各々がマトリクス状のメモリアレイを備えた同一で複数のブロックと、
該ブロックの状態を制御する制御信号を生成し、複数のブロックを順次選択して動作実行させる制御回路と、
該ブロックに該制御信号を供給する制御線と、
前記入力回路からのアドレス入力を受け、該ブロックの一つを選択するためのアドレスをデコードするアドレスデコーダと、
該ブロックの一つを該アドレスにより選択するためのアドレス線と、
前記複数のブロックに対し共通に設けられ、該複数のブロックと前記データ入出力回路との間でデータを伝送するため該複数のブロックの各々に接続されている双方向バスと、
該ブロックの各々に設けられ該ブロックの状態を記憶する状態記憶ラッチと、
該複数のブロックに対し共通に設けられ、コラムアドレスに応答してビット線を選択し、前記双方向バスを介してデータを転送するデータ転送/コラムデコーダ
を含み、前記制御回路により順次選択した複数のブロックにおいて、ワード線選択、データ読み出し、及びプリチャージの動作を該データ読み出しが重ならないように順番に実行させ、並列に動作する複数のブロックから連続してデータを読み出すことを特徴とするメモリ装置。 - 複数のブロックであって、その各々が複数のワード線と複数のビット線を含むマトリックス状のメモリアレイと、ローアドレスで指定されたワード線を選択するワード線ドライバと、選択されたワード線のアドレスを記憶するロー・アドレス・レジスタ回路と、選択されたワード線に含まれるメモリセルのデータをラッチするセンスアンプ回路を含む複数のブロックと、
複数のブロックを順次選択して、特定のワード線を選択する状態か、前記センスアンプ回路を介してメモリセルのデータを読み出す状態か、プリチャージ動作を選択する状態かを制御する制御回路と、
該複数のブロックの中から特定のブロックを選択して前記センスアンプ回路のデータを読み出すために、該複数のブロックに対し共通に設けられ該複数のブロックの各々に接続されている双方向バスと、
該複数のブロックに対し共通に設けられ、コラムアドレスに応答して前記ビット線を選択し、前記双方向バスを介してデータを転送するデータ転送/コラムデコーダ
を含み、該複数のブロックの中から第1のブロックを選択して該第1のブロックの前記センスアンプ回路のデータを読み出す動作と、該複数のブロックの中から第2のブロックを選択して該第2のブロックの特定のワード線を選択する動作と、第3のブロックを選択して該第3のブロックのビット線をプリチャージする動作とを並行して実行し、前記制御回路により順次選択した複数のブロックにおいて、ワード線選択、データ読み出し、及びプリチャージの動作を該データ読み出しが重ならないように順番に実行させ、並列に動作する複数のブロックから連続してデータを読み出すことを特徴とするメモリ。 - 前記ワード線を撰択する動作と、該ワード線に含まれる前記メモリセルのデータを読み出す動作と、プリチャージ動作とをクロックに同期して所定のタイミングで実行するように制御する同期制御回路を更に含むことを特徴とする請求項22記載のメモリ。
- 複数のブロックであって、その各々が複数のワード線と複数のビット線を含むマトリックス状のメモリアレイと、ローアドレスで指定されたワード線を選択するワード線ドライバと、選択されたワード線のアドレスを記憶するロー・アドレス・レジスタ回路と、選択されたワード線に繋がれたメモリセルのデータをラッチするセンスアンプ回路と、そのブロックが特定のワード線を選択する状態か、センスアンプを介してメモリセルのデータを読み出す状態か、プリチャージ動作を選択する状態かを制御する制御回路を含む複数のブロックと、
該複数のブロックの中から特定のブロックを選択して前記センスアンプ回路のデータを読み出すために、該複数のブロックに対し共通に設けられ該複数のブロックの各々に接続されている双方向バスと、
該複数のブロックに対し共通に設けられ、コラムアドレスに応答して前記ビット線を選択し、前記双方向バスを介してデータを転送するデータ転送/コラムデコーダ
を含み、該複数のブロックの中から第1のブロックを選択して該第1のブロックの前記センスアンプ回路のデータを読み出す動作と、該複数のブロックの中から第2のブロックを選択して該第2のブロックの特定のワード線を選択する動作と、第3のブロックを選択して該第3のブロックのビット線をプリチャージする動作とを並行して実行し、複数のブロックにおいて、ワード線選択、データ読み出し、及びプリチャージの動作を該データ読み出しが重ならないように順番に実行することにより、並列に動作する複数のブロックから連続してデータを読み出すことを特徴とするメモリ。 - 前記制御回路は、前記ワード線を撰択する動作と、該ワード線に含まれる前記メモリセルのデータを読み出す動作と、プリチャージ動作とをクロックに同期して所定のタイミングで実行するように制御することを特徴とする請求項24記載のメモリ。
- 複数のブロックであって、その各々が複数のワード線と複数のビット線を含むマトリックス状のメモリアレイと、ローアドレスで指定されたワード線を選択するワード線ドライバと、選択されたワード線のアドレスを記憶するロー・アドレス・レジスタ回路と、選択されたワード線に繋がれたメモリセルのデータをラッチするセンスアンプ回路を含む複数のブロックと、
該複数のブロックの中から特定のブロックを選択して前記センスアンプ回路のデータを読み出すために、該複数のブロックに対し共通に設けられ該複数のブロックの各々に接続されている双方向バスと、
該複数のブロックに対し共通に設けられ、コラムアドレスに応答して前記ビット線を選択し、前記双方向バスを介してデータを転送するデータ転送/コラムデコーダと、
該複数のブロックの中から第1のブロックを選択して該第1のブロックの前記センスアンプ回路のデータを読み出す動作を制御する第1の制御回路と、
該複数のブロックの中から第2のブロックを選択して該第2のブロックの特定のワード線を選択する動作を制御する第2の制御回路と、
該複数のブロックの中から第3のブロックを選択してビット線をプリチャージする動作を制御する第3の制御回路
を含み、順次選択した複数のブロックにおいて、ワード線選択、データ読み出し、及びプリチャージの動作を該データ読み出しが重ならないように順番に実行させることにより、並列に動作する複数のブロックから連続してデータを読み出すことを特徴とするメモリ。 - 前記第1の制御回路、前記第2の制御回路、及び前記第3の制御回路は、クロックに同期して所定のタイミングで連続して動作されることを特徴とする請求項26記載のメモリ。
- 複数のブロックであって、その各々が複数のワード線と複数のビット線を含むマトリックス状のメモリアレイと、ローアドレスで指定されたワード線を選択するワード線ドライバと、選択されたワード線のアドレスを記憶するロー・アドレス・レジスタ回路と、選択されたワード線に繋がれたメモリセルのデータをラッチするセンスアンプ回路を含む複数のブロックと、
複数のブロックを順次選択して、ブロックが特定のワード線を選択する状態か、前記センスアンプ回路を介してメモリセルのデータを読み出す或いは書き込む状態か、プリチャージ動作を選択する状態かを制御する制御回路と、
該複数のブロックの中から特定のブロックを選択して前記センスアンプ回路のデータを読み出す或いは書き込むために、該複数のブロックに対し共通に設けられ該複数のブロックの各々に接続されている双方向バスと、
該複数のブロックに対し共通に設けられ、コラムアドレスに応答して前記ビット線を選択し、前記双方向バスを介してデータを転送するデータ転送/コラムデコーダ
を含み、該複数のブロックの中から第1のブロックを選択して該第1のブロックの前記センスアンプ回路のデータを読み出す或いは書き込む動作と、該複数のブロックの中から第2のブロックを選択して該第2のブロックの特定のワード線を選択する動作と、第3のブロックを選択して該第3のブロックのビット線をプリチャージする動作とを並行して実行し、前記制御回路により順次選択した複数のブロックにおいて、ワード線選択、データ読み出し又は書き込み、及びプリチャージの動作を該データ読み出し又はデータ書き込みが重ならないように順番に実行させ、並列に動作する複数のブロックから連続してデータを読み出すことを特徴とするメモリ。 - 前記ワード線を撰択する動作と、該ワード線に繋がれた前記メモリセルのデータを読み出す或いは書き込む動作と、プリチャージ動作とをクロックに同期して所定のタイミングで実行するように制御する同期制御回路を更に含むことを特徴とする請求項28記載のメモリ。
- 複数のブロックであって、その各々が複数のワード線と複数のビット線を含むマトリックス状のメモリアレイと、ローアドレスで指定されたワード線を選択するワード線ドライバと、選択されたワード線のアドレスを記憶するロー・アドレス・レジスタ回路と、選択されたワード線に繋がれたメモリセルのデータをラッチするセンスアンプ回路と、そのブロックが特定のワード線を選択する状態か、センスアンプを介してメモリセルのデータを読み出す或いは書き込む状態か、プリチャージ動作を選択する状態かを制御する制御回路を含む複数のブロックと、
該複数のブロックの中から特定のブロックを選択して前記センスアンプ回路のデータを読み出す或いは書き込むために、該複数のブロックに対し共通に設けられ該複数のブロックの各々に接続されている双方向バスと、
該複数のブロックに対し共通に設けられ、コラムアドレスに応答して前記ビット線を選択し、前記双方向バスを介してデータを転送するデータ転送/コラムデコーダ
を含み、該複数のブロックの中から第1のブロックを選択して該第1のブロックの前記センスアンプ回路を介してデータを読み出す或いは書き込む動作と、該複数のブロックの中から第2のブロックを選択して該第2のブロックの特定のワード線を選択する動作と、第3のブロックを選択して該第3のブロックのビット線をプリチャージする動作とを並行して実行し、複数のブロックにおいて、ワード線選択、データ読み出し、及びプリチャージの動作を該データ読み出しが重ならないように順番に実行することにより、並列に動作する複数のブロックから連続してデータを読み出すことを特徴とするメモリ。 - 前記制御回路は、前記ワード線を撰択する動作と、該ワード線に繋がれた前記メモリセルのデータを読み出す或いは書き込む動作と、プリチャージ動作とをクロックに同期して所定のタイミングで実行するように制御することを特徴とする請求項30記載のメモリ。
- 複数のブロックであって、その各々が複数のワード線と複数のビット線を含むマトリックス状のメモリアレイと、ローアドレスで指定されたワード線を選択するワード線ドライバと、選択されたワード線のアドレスを記憶するロー・アドレス・レジスタ回路と、選択されたワード線に繋がれたメモリセルのデータをラッチするセンスアンプ回路を含む複数のブロックと、
該複数のブロックの中から特定のブロックを選択して前記センスアンプ回路のデータを読み出す或いは書き込むために、該複数のブロックに対し共通に設けられ該複数のブロックの各々に接続されている双方向バスと、
該複数のブロックに対し共通に設けられ、コラムアドレスに応答して前記ビット線を選択し、前記双方向バスを介してデータを転送するデータ転送/コラムデコーダと、
該複数のブロックの中から第1のブロックを選択して該第1のブロックの前記センスアンプ回路のデータを読み出す或いは書き込む動作を制御する第1の制御回路と、
該複数のブロックの中から第2のブロックを選択して該第2のブロックの特定のワード線を選択する動作を制御する第2の制御回路と、
該複数のブロックの中から第3のブロックを選択してビット線のプリチャージ動作を制御する第3の制御回路
を含み、順次選択した複数のブロックにおいて、ワード線選択、データ読み出し、及びプリチャージの動作を該データ読み出しが重ならないように順番に実行させることにより、並列に動作する複数のブロックから連続してデータを読み出すことを特徴とするメモリ。 - 前記第1の制御回路、前記第2の制御回路、及び前記第3の制御回路は、クロックに同期して所定のタイミングで連続して動作されることを特徴とする請求項32記載のメモリ。
- 前記ワード線を撰択する動作と、該ワード線に繋がれた前記メモリセルのデータを読み出す動作と、前記ビット線をプリチャージする動作とを、クロックに同期して所定のタイミングで実行するように制御する同期制御回路を更に含むことを特徴とする請求項22、24、26、28、30、及び32のいずれか一項記載のメモリ。
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