JP3179788B2 - 半導体記憶装置 - Google Patents

半導体記憶装置

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JP3179788B2
JP3179788B2 JP00385991A JP385991A JP3179788B2 JP 3179788 B2 JP3179788 B2 JP 3179788B2 JP 00385991 A JP00385991 A JP 00385991A JP 385991 A JP385991 A JP 385991A JP 3179788 B2 JP3179788 B2 JP 3179788B2
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    • G11C7/1039Read-write modes for single port memories, i.e. having either a random port or a serial port using pipelining techniques, i.e. using latches between functional memory parts, e.g. row/column decoders, I/O buffers, sense amplifiers

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】この発明は半導体記憶装置に関
し、特にページモードにおけるパイプライン処理を行な
う半導体記憶装置に関するものである。
【0002】
【従来の技術】この明細書および図面を通じて“↓”は
負活性信号を意味し、“!”は反転信号を意味する。
【0003】図11は従来のダイナミック型半導体記憶装
置の構成を示すブロック図である。図において、ダイナ
ミック型半導体記憶装置は、行および列よりなるマトリ
ックス状に配列されたメモリセルを含むメモリセルアレ
イ1と、読出時にメモリセルアレイ1に含まれるビット
線の電位を所定電位に保持するプリチャージ回路2と、
ビット線対に現れた電位差を増幅するセンスアンプ3
と、読出または書込動作を制御するI/Oコントロール
4と、列アドレス情報に基づいて、所望のビット線対を
選択する列デコーダ5と、行アドレスに基づいて、所望
のワード線を選択する行デコーダ6と、列デコーダ5に
よって選択されたビット線対に読出されたデータを増幅
するプリアンプ7と、書込時に書込データを所望のビッ
ト線に接続するメモリセルに書込む書込ドライバ8と、
アドレスデータが入力されるアドレスバッファ9と、読
出時に読出されたデータを外部に出力する出力バッファ
10と、書込時に入力されたデータを取込む書込バッファ
11と、電源電位の1/2の電位を発生するための1/2
Vcc発生回路12と、RAS↓、CAS↓等の制御信号
に基づいて、所望のタイミング信号を発生するためのタ
イミング発生回路13と、アドレスバッファ9に入力され
た列アドレスをラッチするためのアドレスラッチ14と、
プリアンプ7によって増幅されたデータを出力するため
にラッチする出力データラッチ15とを含む。
【0004】図12は、図11のメモリセルアレイ1の一部
とその周辺回路を示した図である。図において、メモリ
セルアレイ1には複数のビット線対BLaおよびBLb
と、ビット線対に交差する方向にワード線X0 〜X3
配置されている。ビット線対とワード線との交点には、
1組のメモリセルトランジスタとキャパシタとからなる
メモリセルが形成されている。またビット線対に交差す
る方向にダミーワード線DX1 およびDX0 が配置さ
れ、ビット線対との交点には、1組のメモリトランジス
タとキャパシタとからなるダミーセルが形成されてい
る。ワード線およびダミーワード線は行デコーダ6に接
続される。ビット線の一方端部は、プリチャージ回路2
に接続され、プリチャージ回路にはイコライズ信号EQ
および読出時にビット線対を所定の電位に保持するため
に与えられる電位VBLが与えられる。
【0005】一方、ビット線の他方端部はセンスアンプ
3に接続され、さらにIOコントロール4に接続されて
いる。I/Oコントロール4において、プリアンプ7お
よび書込ドライバ8に接続するためのIOバスIOaお
よびIObが各々のビット線対の一方に接続される。I
Oバスとビット線対との間にはトランジスタQ5 および
6 が設けられ、それらのトランジスタのゲートは、列
デコーダ5に接続される。
【0006】以下簡単に、図12を参照してメモリセルの
読出動作について説明する。まず、入力された行アドレ
スに基づいて、行デコーダ6が所望のワード線を選択し
対応したワード線が所定の電位となる。これによって、
選択されたワード線とビット線対との交点に配置された
メモリセルが選択され、そのメモリセルに保持された情
報電荷が接続されたビット線対の一方に読出される。こ
のとき、選択されたメモリセルが接続されていないビッ
ト線対の一方に接続されているダミーセルに保持された
電位がそのビット線に読出され、ビット線対の各々のビ
ット線の電位に差異が生じる。この電位は、センスアン
プ3によって増幅される。次に、入力された列アドレス
情報に基づいて、列デコーダ5が所望のビット線対を選
択する。選択されたビット線対のI/Oコントロール4
に含まれるトランジスタQ5 およびQ6 がオンし、ビッ
ト線対に現れた電位はそれぞれデータバスIOaおよび
IObに伝えられ、プリアンプ7に伝達され、読出され
る。
【0007】次に、書込動作について簡単に説明する。
書込時には、列アドレス情報に基づいて、列デコーダ5
が所望のビット線対を選択する。選択されたビット線対
に接続されるI/Oコントロール4内のトランジスタQ
5 およびQ6 がオンとなり、データバスIOaおよびI
Obと、所望のビット線対とが接続されることになる。
そして、書込ドライバ8に与えられたデータが、データ
バスを介して所望のビット線対の各々のビット線に電位
として与えられる。次に入力された行アドレス情報によ
って行デコーダ6は所望のワード線を選択し所定の電位
とする。これによって、選択されたワード線と選択され
たビット線対の交点に形成されているメモリセルのメモ
リトランジスタがオンとなり、ビット線に現れた電位が
そのメモリセルのキャパシタに保持され書込動作が終了
する。
【0008】図13は、従来の半導体記憶装置において、
行アドレスの指定後の通常の読出サイクルでの各回路の
動作を時間との関連で説明した図であり、図の下側のタ
イミングチャートは、上側の関連図に対応した各信号の
変化を示している。
【0009】なお、図において、横軸には動作の経過時
間がとられ、縦軸には各構成回路の動作がとられてお
り、各信号は図11のブロック図にその一部が記載されて
いる。
【0010】列アドレスに対応したデータの読出は、選
択された行アドレスに対応するワード線に接続された複
数のメモリセルのデータが、センスアンプ3によって増
幅された後に行なわれる。
【0011】まず、列アドレスが、信号AL!の変化に
応答してアドレスバッファ9に取込まれ、ラッチされる
(0〜5ns)。次に、この列アドレスに対応した列デ
コーダ5内のデコーダ部分が動作し、I/Oコントロー
ル4のトランジスタをオンすることによって、ビット線
対に現れた電位差がプリアンプ7に伝達される。プリア
ンプ7の動作は、列デコーダ5によるデータの選択と同
時に動作し、ビット線の電位差として伝達された、選択
された列のデータを増幅して出力ラッチ15に伝達する
(5〜15ns)。
【0012】プリアンプ7から伝達されたデータは、出
力データラッチ15でラッチされる(15〜20ns)。
出力データラッチ15でラッチされた読出データは、出力
バッファ10を通して外部端子I/Oに出力される(20
〜35ns)。
【0013】このように通常の読出動作においては、列
アドレスがラッチされた後、読出されたデータが出力さ
れるまでの1サイクルが終了後、次に新たな列アドレス
データに基づいて読出動作を行なうものである。
【0014】図14は、図11の半導体記憶装置において行
アドレスの指定後の通常の書込サイクルでの各回路の動
作を時間との関連で説明した図である。
【0015】図において、列アドレスが、アドレスバッ
ファ9に入力されると、アドレスラッチ14によってラッ
チされる(0〜5ns)。同時に、I/O端子から入力
されたデータが書込バッファ11に入力され、データラッ
チ信号DL!2の“H”レベルに応答して、データラッ
チ16にラッチされる(0〜5ns)。
【0016】次に、ラッチされた列アドレスに基づい
て、列デコーダ内の所望の列が選択されI/Oコントロ
ール4の所望のトランジスタをオンする(5〜15n
s)。同時に、ラッチされている書込データは、書込ド
ライバ8によってデータバスに伝達され、選択されたビ
ット線を通して所望のメモリセルに情報電荷が書込まれ
る(5〜15ns)。
【0017】このように、通常の書込動作は、1の列ア
ドレスデータの入力から書込動作の終了を待って、次の
列アドレスデータが入力されて書込動作が行なわれるの
である。
【0018】以上、図13および図14で説明したように、
読出動作および書込動作は各構成回路の連続した動作の
つながりによって1サイクルが構成される。したがっ
て、これらの各構成回路の動作のつなぎに、ラッチ回路
を設けることによって、パイプライン処理を行なうこと
が可能である。ここで、半導体記憶装置におけるパイプ
ライン処理とは、読出/書込動作要求の処理の過程を、
複数の独立動作可能な小さな処理に分割し、流れ作業的
に複数の動作要求を処理していくことを意図するもので
ある。このようにパイプライン処理を定義すると、パイ
プライン化していない半導体記憶装置とは、読出/書込
動作を1つの処理として完了するごとに、次の要求を受
理可能な状態にすることを基本とする半導体記憶装置と
いうことができる。
【0019】したがって、パイプライン化されていない
半導体記憶装置では、半導体記憶装置に読出/書込要求
を投入してからその処理が完了するまでの時間(以降
「メモリアクセスタイム」と呼ぶ)と、メモリに読出/
書込要求を投入することができる時間間隔(以降「メモ
リサイクルタイム」と呼ぶ)とがほぼ等しいことにな
る。一方、パイプライン化されている半導体記憶装置
は、メモリサイクルタイムがメモリアクセスタイムより
短く、これによって、スループットがパイプライン化さ
れていない半導体記憶装置よりも大きくなり、結局高速
読出/書込動作が実現できることになる。特に、このパ
イプライン処理はダイナミック型半導体記憶装置におい
ては、ページモード処理においてこの処理を実施するこ
とによって、動作の高速性が実現され特に有用である。
【0020】ここで、図15のタイムチャートを参照し
て、ダイナミック型半導体記憶装置のページモードにつ
いて説明する。
【0021】まず、外部行アドレスストローブ信号RA
S↓が“H”レベルから“L”レベルに立下がると、こ
れをトリガーとして、行アドレスが取込まれる。次に、
列アドレスストローブ信号CAS↓が“H”レベルから
“L”レベルに立下がると、列アドレスデータとして入
力されているCol−1が取込まれる。そして、取込ま
れた行アドレスと列アドレスとによって指定されたメモ
リセルのデータがI/O端子を通してデータDout−
1として出力される。次に信号CAS↓が一旦“H”レ
ベルに戻った後再度“L”レベルになり活性状態とな
る。このとき列アドレス情報として入力されているアド
レス情報Col−2が取込まれ、同様にしてI/O端子
からデータDout−2として出力される。このように
して次々と信号CAS↓を変化させることによって、行
アドレスは保持されたまま、列アドレスだけを変化さ
せ、所望のメモリセルのデータが読出される。このよう
に、ページモード処理は、行アドレスで選択される1本
のワード線に接続されるメモリセルを、列アドレスを順
次変化させることによって、すなわち、I/Oコントロ
ールのゲートを切換えることによって次々に読出す動作
を意味することになる。
【0022】したがって、ダイナミック型半導体記憶装
置において、ページモードにおいて、パイプライン処理
を行なうことができれば、その読出等の高速化が図れ、
極めて有用である。
【0023】図16は図11の半導体記憶装置において、た
とえばページモード処理での、パイプライン処理によっ
て行なわれる読出動作の各回路の動作を時間との関連で
説明した図である。
【0024】まず、信号CAS↓が立下ると、これをト
リガーとして、信号AL!の変化に応答して外部列アド
レスAがアドレスバッファ9に取り込まれ、ラッチ14に
保持される(0〜5ns)。次に、ラッチ14にラッチさ
れた列アドレスに対応した列の読出が列のデコーダ5に
よって行なわれる(5〜15ns)。同時にプリアンプ
7が動作し(5〜15ns)、読出されたデータは、出
力ラッチ15にラッチされる(20〜25ns)。パイプ
ライン処理では、この出力ラッチによってラッチされる
と同時に、次の読出サイクルとして、信号AL!の変化
に応答して新たな列アドレスがアドレスバッファ9に取
り込まれ、ラッチ14にラッチされる(20〜25n
s)。そしてすでに出力ラッチ15に保持されている出力
データは出力バッファ10を通して外部へ出力されるが、
この動作と同時に、次のサイクルの列デコーダの動作と
プリアンプの動作とが並行して行なわれる(25〜35
ns)。このようにして、先の読出サイクルと、次の読
出サイクルとに一部重複動作部分を設けることによっ
て、メモリアクセスタイムTaに対してメモリサイクル
タイムTcを短縮することができる。
【0025】図17は図11の半導体記憶装置において、書
込動作にパイプライン処理を適用した場合の各回路の動
作を時間との関連で説明した図である。
【0026】図において、まず最初のサイクルで、外部
から列アドレスがアドレスバッファ9に入力されると、
信号AL!2の変化に応答して、ラッチ14に入力された
列アドレスが保持される(10〜15ns)。次のサイ
クルに入ると、前のサイクルでラッチされた列アドレス
に基づいて列デコーダ5が所望のビット線対を選択し
(20〜30ns)、一方、書込バッファ11を介してラ
ッチ16に保持されている書込データは、書込ドライバ8
によって書込まれる(20〜30ns)。これらの動作
と同時に、さらに次のサイクルの書込動作に対する、外
部からの列アドレスが信号AL!の変化に応答してアド
レスバッファ9に入力される。このように、書込動作に
おいてパイプライン処理を行なうことによって、書込動
作におけるメモリサイクルタイムTcを短縮させること
ができる。
【0027】図18は図11の半導体記憶装置において、書
込動作に別な方式のパイプライン処理を行なった場合の
各回路の動作を時間との関連で説明した図である。
【0028】このパイプライン処理においては、図17で
示したパイプライン処理とは異なり、列アドレス情報と
書込データとを信号AL!およびDL!の変化に応答し
てラッチ14およびラッチ16に保持するものである。そし
て次のサイクルで、先のサイクルで保持されている列ア
ドレス情報と書込データとに基づいて、列デコーダが動
作し、そして書込ドライバ8が動作することによって所
望のメモリセルに書込データが書込まれるものである。
【0029】このようにすることによっても、図に示す
ように書込動作におけるメモリサイクルタイムTcを短
縮することができる。
【0030】
【発明が解決しようとする課題】上記のような従来の半
導体記憶装置は、ページモードにおいて、パイプライン
処理を行なっている場合、書込動作または読出動作が各
々連続的に続いている場合は特に問題はない。しかしな
がら、書込動作と読出動作とが切換わったような動作サ
イクルが生じた場合に不具合が生じる。
【0031】図19は図11の半導体記憶装置において、パ
イプライン処理における書込動作から読出動作に動作サ
イクルが変化した場合の、各回路の動作を時間との関連
で説明した図である。
【0032】まず、外部の列アドレスと、外部のデータ
とがアドレスバッファ9および書込バッファ11を通して
取込まれ、各々のラッチ14およびラッチ16に保持される
(10〜15ns)。
【0033】図において、まず、外部の列アドレスと外
部のデータとがアドレスバッファ9および書込バッファ
11を通して取込まれ、各々のラッチ14およびラッチ16に
保持される(10〜15ns)。次のサイクルで、ラッ
チされた列アドレスと書込データとに基づいて、書込動
作が実行される。しかし、この場合さらに次のサイクル
では読出動作が行なわれるため、このサイクルにおい
て、次の読出動作のための準備動作が必要となる。すな
わち、読出動作用の列アドレスBがアドレスバッファ9
を介して入力されラッチ14でラッチされ、このラッチさ
れた列アドレスに基づいて、列デコーダおよびプリアン
プが動作される必要がある。しかしながら、まずこのサ
イクルにおいて書込のための列デコーダの動作が必要で
ある。したがって、20ns〜50nsのサイクルの間
に、列デコーダの動作が2回行なわれる必要がある。し
かし通常の半導体記憶装置においては、列デコーダは1
つしかないためこれらのデコーダ動作を同時に行なうこ
とは不可能である。したがって、書込動作から読出動作
に移ったときの最初の読出動作に必要なメモリサイクル
タイムTA2は、通常のパイプライン処理のメモリサイ
クルタイムTA1またはTA3と比べて長くならざるを
得ない。あるいは、このメモリサイクルタイムTA2の
遅延を避けるためには、一旦読出動作を中止する処理、
すなわち書込サイクル後の次のサイクルをダミーサイク
ルとして処理する等の必要がある。
【0034】したがって、書込動作と読出動作とが頻繁
に切換えられるような使用方法が用いられたときは、パ
イプライン処理を用いたとしても、切換時のメモリサイ
クルタイムを短縮することはできない。
【0035】この発明は上記のような課題を解決するた
めになされたもので、パイプライン処理において、書込
動作と読出動作とを切換えた場合であっても、メモリサ
イクルタイムの遅延を引起こさない半導体記憶装置を提
供することを目的とする。
【0036】
【課題を解決するための手段】この発明にかかる半導体
記憶装置は、行および列よりなるマトリックス状に配置
された複数のメモリセルを有し、指定された行内の、指
定された列に対応するメモリセルに対する情報の書込お
よび読出を、書込動作および読出動作が混在した場合で
あってもサイクルタイムの遅延を引き起こさずに実行す
半導体記憶装置であって、行アドレスを指定する行ア
ドレス指定手段と、列アドレスを入力する列アドレス入
力手段と、入力された列アドレスを保持する、別個に保
持動作が可能な複数の列アドレス保持手段と、複数の
アドレス保持手段によって保持された列アドレスをそれ
ぞれ指定する、各々が任意の列アドレスを指定可能な複
数の列アドレス指定手段と、指定された行および列アド
レスに対応するメモリセルに対して情報の書込または読
出動作を行う動作手段と、先行するサイクルにおいて、
行アドレス指定手段、第1の列アドレス保持手段および
第1の列アドレス指定手段によって指定された行および
列アドレスに基づく動作手段の読出または書込動作の少
なくとも一部と、後続するサイクルにおいて第2の列ア
ドレス保持手段が次の列アドレスを保持する動作とが時
間的にオーバラップするように行アドレス指定手段、複
数の列アドレス保持手段、複数の列アドレス指定手段お
よび動作手段を動作させる制御手段とを備えたものであ
る。
【0037】
【作用】この発明においては、先行するサイクルにおい
ては、入力された行アドレスおよび列アドレスに基づい
て、行アドレス指定手段、第1の列アドレス保持手段、
第1の列アドレス指定手段がメモリセルを指定し、対応
するメモリセルのデータの読出または書込が動作手段に
より行われる。このとき、後続するサイクルの列アドレ
スを保持する第2の列アドレス保持手段の動作が、先行
するサイクルの動作手段の動作の少なくとも一部と時間
的にオーバーラップするように、制御手段が各手段を制
御する。したがって、同じ行アドレス内の各列アドレス
によって指定される複数メモリセルに対する読出/書込
が前後のサイクルで互いにオーバーラップしながら交互
に行われる。また、複数の列アドレス指定手段はいずれ
も、任意の列アドレスを指定できるので、連続するアク
セスにおける列アドレスに対する制限はない。
【0038】
【実施例】図1はこの発明の一実施例によるダイナミッ
ク型半導体記憶装置の構成を示すブロック図である。
【0039】この図は先に図11で従来例として示した半
導体記憶装置のブロック図に対応したものであるので、
ここでは従来例と相違する点について主に説明する。
【0040】図において、アドレスバッファ9を介して
入力された列アドレスデータは、スイッチ回路SW1を
介してラッチA14aおよびラッチB14bに分岐して入力
される。スイッチ回路SW1はタイミング発生回路13に
よって発生された信号TSの入力に応答して、入力され
た列アドレスデータをラッチAまたはラッチBのいずれ
かに入力する。ラッチAに入力された列アドレスデータ
は、信号AL!2−1の信号の変化に応答して、列デコ
ーダA5aに入力される。ラッチBに入力された列アド
レスデータは、信号AL!2−2の変化に応答して、列
デコーダB5bに入力される。一方、I/O端子を通し
て入力された書込データは書込バッファ11を介して、ス
イッチ回路SW2に入力される。スイッチ回路SW2は
タイミング発生回路13によって出力されたタイミング信
号TS2 の入力に応答して、書込データを書込ドライバ
A8aまたは書込ドライバB8bに分岐させて入力させ
る。書込ドライバAまたは書込ドライバBから出力され
た書込データは、データバスIOAまたはIOBを介し
てI/OコントロールA4aまたはI/Oコントロール
B4bにそれぞれ入力される。また、読出動作において
I/OコントロールAまたはI/OコントロールBによ
って出力された読出データは、データバスIOAまたは
IOBを介してプリアンプA7aまたはプリアンプB7
bによって増幅され、スイッチ回路SW3に入力され
る。スイッチ回路SW3はタイミング発生回路13によっ
て発生されたタイミング信号TS3 の入力に応答して、
プリアンプAまたはプリアンプBから出力されたデータ
のいずれかを出力ラッチ15へ出力する。
【0041】このように、本願発明に係る半導体記憶装
置は、メモリセルアレイ1に対して、I/Oコントロー
ル、列デコーダ、プリアンプ、書込ドライバ、およびラ
ッチを各々2個ずつ有している。
【0042】図2は図1のメモリセルアレイ1の周辺回
路の構成を示す回路であって、従来例として示した図12
に対応するものである。
【0043】以下、従来例と異なる構成について主に説
明する。図において、メモリセルアレイ1、プリチャー
ジ回路2、およびセンスアンプ3の構成は従来例と同様
であるが、I/Oコントロールと列デコーダとは先に述
べたためにそれぞれ2個ずつ設けられている。したがっ
て同一サイクルにおいて、列デコーダAおよび列デコー
ダBに並行して列アドレスデータを入力することができ
る。そして、列デコーダAおよび列デコーダBはそれぞ
れI/OコントロールのトランジスタQ5 およびQ6
ゲートの電位を変化させるだけなので、各々の列デコー
ダに入力される列データは他の列デコーダの動作に影響
を与えることはない。
【0044】図3は図1のアドレスバッファ9の具体的
構成を示す回路図である。この回路構成は基本的には従
来例で示した半導体記憶装置のアドレスバッファ9と同
様である。
【0045】図において、外部アドレス信号Aiは、R
AS信号に関連した信号φRASの入力に応答してアド
レスバッファ9に取込まれる。そして、AL!信号に関
連した信号φAL!の変化に応答して、スイッチ回路S
W1にアドレスデータAiとして出力される。
【0046】図4は図1のラッチA14aまたはラッチB
14bの具体的構成を示す回路図である。
【0047】図において、スイッチ回路SW1から分岐
されて入力された列アドレスデータAiは、信号AL!
2−1(AL!2−2)の信号に関連した信号φAL!
2−1(φAL!2−2)の変化に応答して、ラッチA
(ラッチB)に保持されるとともに列デコーダAまたは
列デコーダBに列アドレス情報Ai−1(Ai−2)と
して出力される。
【0048】図5は図1のプリアンプAおよび書込ドラ
イバAまたはプリアンプBおよび書込ドライバBの具体
的構成を示す回路図である。
【0049】I/OコントロールAまたはI/Oコント
ロールBからデータバスIOAaおよびIOAbまたは
IOBaまたはIOBbを介してプリアンプA7aまた
はプリアンプB7bに入力された読出データは、信号P
AEに関連した信号φPAEの変化に応答して増幅さ
れ、スイッチ回路SW3に読出データRDとして出力さ
れる。
【0050】一方、スイッチ回路SW2から分岐された
書込データWDは書込ドライバA8aまたは書込ドライ
バB8bに入力され、信号Wに関連した信号φWの変化
に応答して取込まれ、データバスを介してI/Oコント
ロールA4bまたはI/OコントロールB4bに出力さ
れる。
【0051】図6は図1の書込バッファ11、出力バッフ
ァ10および出力ラッチ15の各々の具体的構成を示す回路
図である。
【0052】I/O端子から入力された書込データはR
AS↓信号に関連した信号φRAS↓の変化に応答して
書込バッファ11に取り込まれる。そして信号DL!に関
連した信号φDL!の変化に応答して保持された書込デ
ータは、スイッチ回路SW2に書込データWDとして出
力される。
【0053】一方、スイッチ回路SW3から出力された
読出データRDは、信号DOL!に関連した信号φDO
L!の変化に応答して出力ラッチ15に保持されたデータ
は、信号φOEの変化とともに出力バッファ10から端子
I/Oを通して外部へ読出データとして出力される。
【0054】図7はこの発明の一実施例による行アドレ
スの指定後の通常の読出サイクルでのパイプライン処理
における各回路の動作を時間との関連で説明した図であ
る。
【0055】この例においては、列アドレスデータが
A、B、CおよびDの順で順次指定され、対応する行ア
ドレスと列アドレスとで指定されたメモリセルの電荷情
報を読出すときの動作について説明されている。
【0056】まず外部信号CAS↓の立下りに応答し
て、信号AL!およびAL!2−1が立上るとそれに応
答して、外部列アドレスデータAがアドレスバッファ9
に取込まれ、同時にスイッチ回路SW1がラッチAを選
択するように切換わり、列アドレスデータAはラッチA
14aにラッチされる(0〜5ns)。次にラッチAに取
込まれた列アドレスデータAの値に基づいて列デコーダ
Aが動作し、所望のビット線対を選択する。その動作と
同時に、プリアンプA7aが動作し、所望の行アドレス
と列アドレスとによって指定されたメモリセルの電荷情
報が読出される(5〜15ns)。そして次のサイクル
では、プリアンプA7aによって読出されたデータが、
切換えられたスイッチ回路SW3を通して出力ラッチ15
に転送されそこでラッチされる(20〜25ns)。そ
して出力ラッチ15に保持された読出データは、出力バッ
ファ10の動作によりI/O端子を通じて外部へ読出され
る(20〜35ns)。
【0057】一方、列アドレスデータAに基づいて読出
されたデータが出力ラッチ15に転送されたときと同時
に、次の読出動作のための列アドレスデータBが同様に
アドレスバッファ9を通して取込まれる。今度はスイッ
チ回路SW1がラッチB14bを選択するように切換えら
れ、列アドレスデータBはラッチB14bに保持される
(20〜25ns)。以下同様に列アドレスBに基づい
て列デコーダBおよびI/OコントロールBが動作し、
行アドレスと列アドレスデータBに対応したメモリセル
のデータがプリアンプB7bおよびスイッチ回路SW3
を介して出力ラッチ15に読出される(25〜35n
s)。以下同様に列アドレスデータCおよびDに対応し
たメモリセルのデータについてもラッチ、列デコーダ、
I/Oコントロールおよびプリアンプが交互に切換わ
り、順次外部へ読出される。
【0058】本実施例では、メモリアクセスタイムTa
は0〜35nsであるのに対し、メモリサイクルタイム
Tcは0〜20nsとなっており、メモリサイクルはメ
モリアクセスタイムに対して大きく縮減されている。ま
たこの例ではラッチはラッチAとラッチBとして2つ設
けられているため、たとえば、列アドレスデータAはラ
ッチAには0〜40nsの間で保持されて有効であり、
列アドレスデータBは20〜60nsの間で有効であ
る。言換えれば、この列アドレスデータが有効である間
に、その列アドレスデータに対応する読出動作が行なわ
れていることになる。このようにラッチや列デコーダ等
を2つ設けることによって、通常の読出動作のパイプラ
イン処理においても、余裕をもった動作を実現すること
ができる。
【0059】第8図はこの発明の一実施例による行アド
レスの指定後の通常の書込サイクルでのパイプライン処
理における各回路の動作を時間との関連で説明した図で
ある。
【0060】まず外部信号CAS↓の立下りに応答し
て、信号AL!および信号AL!2−1の立上りに応答
して、外部列アドレスデータAがアドレスバッファ9お
よび切換えられたスイッチ回路SW1を介してラッチA
14aに取込まれ、そこで保持される(0〜5ns)。ラ
ッチAに保持された列アドレスデータAは後の列アドレ
スデータCの取込みまで、すなわち40nsの時刻まで
ラッチAに保持されていることになる。次に、外部信号
CAS↓の立下りに応答して同様に外部列アドレスデー
タBがアドレスバッファ9および切換えられたスイッチ
回路SW1を介してラッチB14bに取込まれ、そこで保
持される(20〜25ns)。ラッチBに保持された列
アドレスBは後の列アドレスDの取込みまで、すなわち
60nsの時刻までラッチBに保持されることになる。
【0061】列アドレスデータBの取込みと同時に、列
アドレスデータAに対応したメモリセルへの書込データ
が信号DL!の立上りに応答して書込バッファ11に取込
まれ、そこで保持される(20〜25ns)。続いて、
ラッチAに保持されている列アドレスデータAに基づい
て、列デコーダAが動作し、所望のI/Oコントロール
Aにおけるトランジスタをオンし、データバスと所定の
ビット線対とを電気的に接続する。この列デコーダAの
動作とともに、書込バッファ11に保持されている書込デ
ータは、スイッチ回路SW2を介して書込ドライバAに
よって増幅され、所定のメモリセルに情報電荷として書
込まれる(25〜35ns)。
【0062】列アドレスデータB以降に対応した書込デ
ータも、列アドレスデータAに対する書込データの処理
と同様に以降のサイクルで順次書込動作が実行される。
【0063】図9はこの発明の一実施例による行アドレ
スの指定後の動作として、読出動作と書込動作とが混在
したサイクルがパイプライン処理において行なわれた場
合の各回路の動作を時間との関連で説明した図である。
【0064】この例においては、外部列アドレスデータ
A、CおよびDが読出動作としてのアドレス情報であ
り、列アドレスデータAと列アドレスデータCとの間に
入力された列アドレスデータBが書込動作用に対応した
ものである場合を想定している。また、メモリサイクル
タイムとしてTC1(0〜20ns)、TC2(20〜
40ns)、TC3(40〜60ns)およびTC4
(60〜80ns)のサイクルで順次変化しているもの
として以下説明する。
【0065】まず、外部信号CAS↓の立下りに応答し
て、外部列アドレスデータAがアドレスバッファ9およ
び切換えられたスイッチ回路SW1を通してラッチAに
保持される(0〜5ns)。続いて、ラッチAに保持さ
れた列アドレスAに基づいて、列デコーダAおよびプリ
アンプAが動作する(5〜15ns)。次のサイクルT
C2に入ると、外部信号CAS↓の立下りに応答して、
外部列アドレスデータBがアドレスバッファ9および切
換えられたスイッチ回路SW1を通してラッチBにラッ
チされる(20〜25ns)。このとき、列アドレスデ
ータAに基づいて読出されたデータは、プリアンプA、
スイッチ回路SW3を通して出力ラッチ15に転送されそ
こで保持される(20〜25ns)。そして出力バッフ
ァ10が動作することによって列アドレスデータAに対応
したデータは、端子I/Oを介して外部へ出力される
(25〜35ns)。このとき、このサイクルTC2に
おいては、ラッチBに保持されている書込み用の列アド
レスデータBに基づいて、列デコーダBおよびプリアン
プBが動作することになる(25〜35ns)。
【0066】次のサイクルTC3に入ると、読出動作と
して列デコーダBおよびプリアンプBの動作によって読
出された列アドレスデータBに対応したメモリセルのデ
ータは、スイッチ回路SW3を介して出力ラッチ15に転
送されそこで保持される(40〜45ns)が、このサ
イクルにおいては、出力動作を制御する信号OEが低レ
ベルのままであるので、出力バッファ10は動作しない。
したがって、列アドレスデータBに対応したメモリセル
のデータは外部へ読出されることはない。そして、出力
ラッチ15の動作とともに、列アドレスデータBに対応し
たメモリセルへの書込動作のための書込データが外部書
込制御信号W!の立下りに応答して、書込バッファ11に
取込まれそこで保持される(40〜45ns)。そし
て、書込バッファ11に保持されたデータは、切換えられ
たスイッチ回路SW2を通して書込ドライバBに取込ま
れそこで増幅され、ラッチBに保持されている列アドレ
スデータBに基づいて動作する列デコーダBによって対
応したメモリセルに増幅された書込データが書込まれる
(45〜55ns)。この場合、列デコーダAおよびプ
リアンプAも動作しているが、その動作に用いるデータ
バスは書込動作に用いているデータバスとは異なってい
るため、読出動作におけるデータバスの電位の変化は書
込動作におけるデータバスの電位変化に影響を与えるこ
とはない。
【0067】またこのサイクルTC3においては、次の
読出動作用に外部列アドレスCがラッチAに保持されて
いる(40〜45ns)。
【0068】次のサイクルTC4においては、先のサイ
クルでラッチAに保持されている列アドレスデータCに
基づいて、読出動作が行なわれることになる。
【0069】このようにこの発明の一実施例によると、
読出動作と書込動作とが混在した場合であっても、メモ
リサイクルタイムはいずれも0〜20nsとなって、読
出動作または書込動作が続く場合のメモリサイクルタイ
ムと変わらない。
【0070】図10はこの発明の一実施例によるリード・
モデファイ・ライトサイクルのパイプライン処理におけ
る各回路の動作を時間との関連で説明した図である。
【0071】この例では、列アドレスデータAに対応す
るメモリセルの情報電荷を読出した後、このメモリセル
に新たなデータを入力した後、続いて列アドレスデータ
BおよびC以降の対応するメモリセルの読出動作を続け
るものである。
【0072】列アドレスAの読出動作を先に説明したよ
うに、0〜35nsの時刻における読出サイクルによっ
て実行されている。この例では、列アドレスデータAに
対応するデータの出力バッファ動作が終了した後、新た
なデータを書込むべく、40ns時から、書込データの
ラッチが行なわれる(40〜45ns)。すなわち、外
部書込制御信号W↓の立下がりに応答して、I/O端子
から書込データが書込バッファ11に取込まれそこで保
持される。続いて列デコーダAおよび書込ドライバAを
動作させることによって、列アドレスデータAに対応し
たメモリセルにデータが書込まれ、リード・モデファイ
・ライトサイクルが終了する。次に列アドレスデータB
に対応するメモリセルの読出動作に移るが、この列アド
レスBは20nsの時刻において、外部信号CAS↓の
立下がりに応答してラッチBに保持されている。そして
この保持された列アドレスデータBに基づいて、60n
s以降において、列アドレスデータBに対応したメモリ
セルの情報が読出される。
【0073】すなわち、リード・モデファイ・ライトサ
イクルとしては、20〜60ns期間を要するが、前サ
イクルや次のサイクルにおける読出動作に対し何ら影響
なく実行することが可能となる。
【0074】この場合、列アドレスのラッチの有効期間
は、リードサイクルからモデファイ・ライトサイクルの
終了まで必要であるので、0〜60nsの期間となって
いる。
【0075】なお、上記実施例ではダイナミック型半導
体記憶装置に本発明を適用しているが、他の記憶装置、
たとえばスタティック型半導体記憶装置(SRAM)、
EEPROM等の記憶装置にも同様に適用できる。
【0076】また、上記実施例では、ダイナミック型半
導体記憶装置のページモードでのパイプライン処理につ
いて本発明を適用しているが、ページモードに限らず、
ランダムな読出/書込動作に対してもこの発明の思想は
同様に適用できる。
【0077】さらに、上記実施例では、デコーダ等を2
つ設けているがこれらは3つ以上であっても適用可能で
あり、さらにこの発明の思想は、行デコーダを複数設け
ることにも適用することが可能である。
【0078】
【発明の効果】この発明においては、列アドレス保持手
段および列アドレス指定手段をそれぞれ複数個設けて
り、かつ列アドレス指定手段はいずれも任意の列アドレ
スを指定できるので、読出動作や書込動作が混在したよ
うな場合であっても、1つの行内へのアクセスであれば
列アドレスの値にかかわらずメモリサイクルタイムが短
縮でき、記憶処理動作の高速化が実現できる。
【図面の簡単な説明】
【図1】この発明の一実施例によるダイナミック型半導
体記憶装置の構成を示すブロック図である。
【図2】図1のメモリセルアレイ周りの周辺回路の具体
的構成を示す回路図である。
【図3】図1のアドレスバッファの具体的構成を示す回
路図である。
【図4】図1のラッチAまたはラッチBの具体的構成を
示す回路図である。
【図5】図1のプリアンプAおよび書込ドライバAまた
はプリアンプBおよび書込ドライバBの具体的構成を示
す回路図である。
【図6】図1の出力バッファ、書込バッファおよび出力
ラッチの具体的構成を示す回路図である。
【図7】この発明の一実施例による行アドレス指定後の
通常の読出サイクルでのパイプライン処理における各回
路の動作を時間との関連で説明した図である。
【図8】この発明の一実施例による行アドレス指定後の
通常の書込サイクルでのパイプライン処理における各回
路の動作を時間との関連で説明した図である。
【図9】この発明の一実施例による行アドレス指定後の
読出動作と書込動作とが混在したサイクルでのパイプラ
イン処理における各回路の動作を時間との関連で説明し
た図である。
【図10】この発明の一実施例による行アドレスの指定後
のリード・モデファイ・ライトサイクルでのパイプライ
ン処理における各回路の動作を時間との関連で説明した
図である。
【図11】従来のダイナミック型半導体記憶装置の構成を
示すブロック図である。
【図12】図11のメモリセルアレイの周辺回路の具体的構
成を示す回路図である。
【図13】従来のダイナミック型半導体記憶装置における
行アドレス指定後の通常の読出サイクルにおける各回路
の動作を時間との関連で説明した図である。
【図14】従来のダイナミック型半導体記憶装置における
行アドレス指定後の通常の書込サイクルでの各回路の動
作を時間との関連で説明した図である。
【図15】一般のダイナミック型半導体記憶装置における
ページモードにおける各信号の変化状況を示したタイミ
ングチャート図である。
【図16】従来のダイナミック型半導体記憶装置における
行アドレス指定後の通常の読出サイクルでのパイプライ
ン処理における各回路の動作を時間との関連で説明した
図である。
【図17】従来のダイナミック型半導体記憶装置における
行アドレス指定後の通常の書込サイクルでのパイプライ
ン処理における各回路の動作の一例を、時間との関連で
説明した図である。
【図18】従来のダイナミック型半導体記憶装置における
行アドレス指定後の通常の書込サイクルでのパイプライ
ン処理における各回路の動作の他の例を、時間との関連
で説明した図である。
【図19】従来のダイナミック型半導体記憶装置における
行アドレス指定後の書込サイクルと読出サイクルとが混
在した場合のパイプライン処理における各回路の動作を
時間との関連で説明した図である。
【符号の説明】
1 メモリセルアレイ 2 プリチャージ回路 3 センスアンプ 4a I/OコントロールA 4b I/OコントロールB 5a 列デコーダA 5b 列デコーダB 6 行デコーダ 7a プリアンプA 7b プリアンプB 8a 書込ドライバA 8b 書込ドライバB 9 アドレスバッファ 10 出力バッファ 11 書込バッファ 13 タイミング発生回路 SW1〜SW3 スイッチ回路

Claims (1)

    (57)【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 行および列よりなるマトリックス状に配
    置された複数のメモリセルを有し、指定された行内の、
    指定された列に対応するメモリセルに対する情報の書込
    および読出を、書込動作および読出動作が混在した場合
    であってもサイクルタイムの遅延を引き起こさずに実行
    する半導体記憶装置であって アドレスを指定する行アドレス指定手段と アドレスを入力する列アドレス入力手段と、 前記入力された列アドレスを保持する、別個に保持動作
    が可能な複数の列アドレス保持手段と、 前記複数の列アドレス保持手段によって保持された列ア
    ドレスをそれぞれ指定する、各々が任意の列アドレスを
    指定可能な複数の列アドレス指定手段と 定された行および列アドレスに対応するメモリセルに
    対して情報の書込または読出動作を行う動作手段と、先行するサイクルにおいて、 前記行アドレス指定手段
    第1の前記列アドレス保持手段および第1の前記列アド
    レス指定手段によって指定された行および列アドレスに
    基づ前記動作手段の読出または書込動作の少なくとも
    一部と、後続するサイクルにおいて第2の前記列アドレ
    ス保持手段が次の列アドレスを保持する動作とが時間的
    にオーバラップするように前記行アドレス指定手段、前
    記複数の列アドレス保持手段、前記複数の列アドレス指
    定手段および前記動作手段を動作させる制御手段とを備
    えた、半導体記憶装置。
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