JP4075829B2 - 供給ローラユニット及び搬送装置 - Google Patents

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Description

本発明は、堆積状態で保持されているシート状の被搬送材のうち、最上位に載置されている被搬送材に当接し、回転することによってその最上位の被搬送材を他の被搬送材から分離して特定の搬送方向に搬送可能な供給ローラを備えた供給ローラユニット、及び、その供給ローラユニットを備えた搬送装置に関する。
従来より、堆積状態で保持されているシート状の被搬送材のうち、最上位に載置されている被搬送材に当接し、回転することによってその最上位の被搬送材を他の被搬送材から分離して特定の搬送方向に搬送可能な供給ローラと、駆動源が発生した駆動力を上記供給ローラに伝達し、上記供給ローラを回転させる駆動力伝達手段と、を備えた供給ローラユニットが考えられている。この種の供給ローラユニットでは、駆動源が発生した駆動力を駆動力伝達手段を介して上記供給ローラに伝達し、その供給ローラを回転させることによって、堆積状態で保持されている例えば記録紙等の被搬送材を、最上位に載置されているものから順次、例えばプリンタエンジン等に向けて搬送することができる。
また、この種の装置では、被搬送材を2枚以上重ねて搬送してしまういわゆる重送を防止する必要がある。そこで、供給ローラを偏心させて被搬送材に加わる押圧力を変化させたり(例えば特許文献1参照)、被搬送材の厚さに応じて2種類の押圧力を切り替えられるようにしたり(例えば特許文献2参照)、することが提案されている。
特開2000−302258号公報 特開2003−146454号公報
ところが、供給ローラが回転を開始する瞬間に、被搬送材には次のように大きな搬送力が加わることが分かっている。すなわち、供給ローラには、一般的にギヤ列などの駆動力伝達手段を介してモータ等の駆動源が発生する駆動力が伝達される。駆動源が駆動力の発生を開始した直後は、駆動力伝達手段における摩擦等のために供給ローラは回転せず、駆動力伝達手段に駆動力が蓄積される。そして、供給ローラが回転を開始した瞬間に、それまで蓄積されていた駆動力が瞬間的に供給ローラの回転力(すなわち被搬送材に加わる搬送力)として放出されるため、これが重送の原因となる場合があった。
従来の技術では、このような搬送開始時に加わる大きな搬送力に対して対策を講じることができなかった。もし、何らかの対策を施すとすれば、供給ローラの回転立ち上げ時間を長くして、上記蓄積された駆動力をゆっくりと放出させる程度である。しかしながら、供給ローラの回転立ち上げ時間を遅くすれば、被搬送材の全体としての搬送速度も低下し、プリンタなどの場合には、画像形成の高速化が図られている現状に逆行してしまうことになる。
そこで、本発明は、供給ローラが回転を開始する瞬間に被搬送材に大きな搬送力が加わるのを抑制して、被搬送材の重送を良好に防止することのできる供給ローラユニット、及び、その供給ローラユニットを備えた搬送装置の提供を目的としてなされた。
上記目的を達するためになされた本発明の供給ローラユニットは、堆積状態で保持されているシート状の被搬送材のうち、最上位に載置されている被搬送材に当接し、回転することによってその最上位の被搬送材を他の被搬送材から分離して特定の搬送方向に搬送可能な供給ローラと、駆動源が発生した駆動力を上記供給ローラに伝達し、上記供給ローラを回転させる駆動力伝達手段と、を備えた供給ローラユニットであって、上記供給ローラが、上記回転に伴って上記最上位の被搬送材上を上記搬送方向と逆の方向に自走可能に設けられ、その自走による上記供給ローラの変位を抑制する方向に、上記供給ローラに付勢力を付与する付勢手段と、上記堆積状態で保持されている被搬送材の上方でかつ上記供給ローラの回転軸よりも上記搬送方向と逆の方向に離れた位置に上記回転軸と平行に配設された揺動軸を、中心に揺動し、この揺動軸と反対側の端部で上記供給ローラの回転軸を支持するアームと、を備え、上記アームが、上記揺動軸と上記回転軸との間隔を伸縮可能に構成され、上記付勢手段が、上記揺動軸と上記回転軸との間隔を伸長する方向に付勢力を付与することを特徴とする。
このように構成された本発明では、供給ローラは、回転に伴って最上位の被搬送材上をその搬送方向と逆の方向に自走することができる。一方、付勢手段は、その自走による供給ローラの変位を抑制する方向に、供給ローラに付勢力を付与する。このため、供給ローラが回転を開始した瞬間、供給ローラは被搬送材上を自走し、その自走しようとする力が上記付勢手段の付勢力と拮抗した時点で自走を停止して被搬送材を搬送する。すなわち、本発明では、供給ローラが回転を開始する瞬間に発生した大きな力は、供給ローラ自身の自走によって和らげられた上で被搬送材に加えられ、被搬送材の重送を良好に防止することができる。
また、本発明のローラユニットは、上記堆積状態で保持されている被搬送材の上方でかつ上記供給ローラの回転軸よりも上記搬送方向と逆の方向に離れた位置に上記回転軸と平行に配設された揺動軸を、中心に揺動し、この揺動軸と反対側の端部で上記供給ローラの回転軸を支持するアームを、更に備えており、次のような更なる効果が生じる。
すなわち、この場合、アームの揺動軸が上記位置にあるので、供給ローラの回転によってアームには供給ローラを被搬送材に押圧する方向のモーメントが作用する。このため、被搬送材に適度な押圧力を加えながら、一層良好に搬送することができる。また、アームの揺動軸と供給ローラの回転軸とが平行に配設されているので、アームの揺動に関わらず、供給ローラは被搬送材に良好に当接することができる。
また、上記アーム、上記揺動軸と上記回転軸との間隔を伸縮可能に構成され、上記付勢手段が、上記揺動軸と上記回転軸との間隔を伸長する方向に付勢力を付与する。前述のように、上記揺動軸は供給ローラの回転軸よりも上記搬送方向と逆方向に離れた位置に配置されているので、この場合、付勢手段がアームを伸長させるように付与した付勢力は、供給ローラの自走による変位を抑制する方向に作用する。
このようにアームを伸縮可能とする場合、そのアームが、上記回転軸及び上記揺動軸と平行な屈曲軸を中心に屈曲可能に構成され、そのアームの屈曲または伸長により上記揺動軸と上記回転軸との間隔が伸縮するようにしてもよい。この場合、アームを伸縮させるための構成を極めて簡略化することができる。また、屈曲軸が上記回転軸及び揺動軸と平行であるので、アームの伸縮に関わらず、供給ローラは被搬送材に良好に当接することができる。
また、このような構成を採用した場合において、更に、上記駆動力伝達手段が、上記屈曲軸を中心に回転する第2の歯車と、該第2の歯車に噛み合って、上記駆動源が発生した駆動力を上記第2の歯車に伝達する第1の歯車と、上記第2の歯車に噛み合って、上記第2の歯車に伝達された駆動力を上記給紙ローラに向けて伝達する第3の歯車と、を備えてもよい。この場合、駆動源が発生した駆動力は、第1の歯車,第2の歯車,第3の歯車と順次経由して供給ローラに伝達される。また、第2の歯車は屈曲軸を中心に回転するので、アームの屈曲に関わらず良好に駆動力を伝達することができる。更に、この第2の歯車が第1,第3の歯車と噛み合って回転することにより、アーム屈曲させる力を作用させることが可能である。そこで、各歯車のギヤ比等を適宜設定すれば、アームの屈曲により供給ローラの回転軸が移動する速度と供給ローラが被搬送材上を自走する速度とを一致させ、被搬送材に加わる摩擦力を軽減することができる。
また、上記のようにアームを屈曲可能とした場合において、上記アームの屈曲量を規制する規制手段を、更に設けてもよい。この場合、アームが所定量屈曲した後はそれ以上アームが屈曲しないので、被搬送材を一層安定して搬送することができる。
更に、上記のようにアームを屈曲可能とした場合において、上記屈曲軸が1軸であり、かつ、当該屈曲軸から上記揺動軸に到る距離より、当該屈曲軸から上記回転軸に到る距離の方が長いと、次のような更なる効果が生じる。この場合、アームの屈曲による供給ローラの回転軸の変位が大きい。このため、アームの屈曲及び供給ローラの自走によって被搬送材に対する搬送力を調整する効果が一層良好に発揮される。
逆に、上記屈曲軸が1軸であり、かつ、当該屈曲軸から上記揺動軸に到る距離より、当該屈曲軸から上記回転軸に到る距離の方が短いと、アームの屈曲による供給ローラの回転軸の変位が小さい。このため、調整が容易になる。
また、上記のようにアームを屈曲可能とした場合において、上記アームが、上に凸に屈曲する場合、次のような更なる効果が生じる。この場合、アームが屈曲してもその屈曲軸近傍は被記録媒体表面から離れる方向へ移動するので、アームの屈曲軸近傍が被記録媒体に接触するのを一層良好に防止することができる。
更に、上記のようにアームを屈曲可能とした場合において、上記アームが、複数軸の上記屈曲軸を備えた場合、次のような更なる効果が生じる。この場合、各屈曲軸の間の長さを調整することによって様々なパラメータを調整することができ、細かい設定が可能となる。
また、上記のようにアームを有する場合において、上記駆動力伝達手段が、上記アームに回転可能に支持され、上記駆動源が発生した駆動力を伝達されて回転する太陽歯車と、該太陽歯車と常に噛み合い、上記太陽歯車の回転に伴って上記太陽歯車周囲を揺動可能な遊星歯車と、を備え、上記太陽歯車が所定方向に回転して上記遊星歯車が同方向に揺動したとき、上記遊星歯車が上記供給ローラに向けて上記駆動力を伝達し、上記太陽歯車が上記所定方向とは逆方向に回転して上記遊星歯車が同方向に揺動したとき、上記遊星歯車は上記供給ローラに向けて何等駆動力を伝達しないようにしてもよい。この場合、太陽歯車の回転方向によって、供給ローラに被搬送材を搬送させるための駆動力を伝達するモードと、駆動源から供給ローラに到る駆動力の伝達経路を途中で遮断するモードとに切り換えることができる。そして、後者のモードに切り換えた場合は、被搬送材が他の搬送手段によって搬送されるときに、供給ローラを自由に回転させることが可能となる。
また、この場合、上記アームは、上記太陽歯車の回転中心と同心円状の溝または穴を備え、この溝または穴内を上記遊星歯車の回転軸が移動するようにしてもよい。遊星歯車は、一般的に、太陽歯車と同心円状に揺動するアーム状の支持部材によって回転可能に支持されるが、この場合、上記アームに形成した溝または穴によって遊星歯車を支持することで同様の効果が得られる。このため、部品点数を減らして製造コストを低減することができる。
次に、本発明の搬送装置は、上記被搬送材を堆積状態で保持するトレイと、上記のいずれかに記載の供給ローラユニットと、を備えたことを特徴とする。このため、本発明の搬送装置では、供給ローラが回転を開始する瞬間に被搬送材に大きな搬送力が加わるのを抑制して、被搬送材の重送を良好に防止することができる。
また、この搬送装置において、上記トレイの上記搬送方向下流側に、上記被搬送材の端縁を押し付けることにより上記被搬送材を1枚ずつ分離する分離斜面が形成された場合、次のような更なる効果が生じる。このような搬送装置では、最上位の被搬送材が供給ローラと分離斜面との間で撓むことによって1枚ずつ分離して搬送される。このため、被搬送材の腰が強いほど、供給ローラと分離斜面との間隔が広いことが望ましい。本発明では、被搬送材の腰が強いほど供給ローラが自走する距離が長くなるので、上記供給ローラと分離斜面との間隔を、センサ等を使用することなく最適の値に調整することができる。
また、本発明の搬送装置において、上記トレイの上面の上記供給ローラと対向する位置に設けられ、最下位の上記被搬送材に摩擦力を付与することにより上記供給ローラと協働して上記被搬送材の分離を行う摩擦分離材と、常には上記摩擦分離材上に突出する方向に付勢され、上記摩擦分離材上から被搬送材がなくなり、更に上記供給ローラが上記摩擦分離材上を自走して上記摩擦分離材上から退去したとき、上記摩擦分離材上に突出して上記供給ローラと上記摩擦分離材との再接触を防止するストッパと、を設けてもよい。
この場合、摩擦分離材上に被搬送材が存在するときは、摩擦分離材は、最下位の上記被搬送材に摩擦力を付与することにより上記供給ローラによる上記被搬送材の分離を助ける。また、摩擦分離材上に被搬送材がなくなると、供給ローラが摩擦分離材と直接接触するので、供給ローラは摩擦分離上を自走して摩擦分離材上から退去する。すると、ストッパが摩擦分離材上に突出して供給ローラと摩擦分離材との再接触を防止する。
トレイ表面は一般的に摩擦分離材や被搬送材に比べて表面が滑り易いので、このストッパがないと、摩擦分離材上を自走してトレイ表面に到った供給ローラは付勢手段に押し返されて再び摩擦分離材に接触する。このように、供給ローラが何度も繰り返し摩擦分離材に接触すると、周期的な騒音が発生し、更に、供給ローラ、摩擦分離材の双方が磨耗してしまう。そこで、上記のようなストッパを設けることにより、騒音の発生を防止すると共に供給ローラ及び摩擦分離材の磨耗を防止することができる。
以下、本発明の好ましい実施の形態について、添付図面を参照して説明する。なお、以下の説明では、トレイとしての載置板11a(図2参照)を斜めに配設したいわゆる斜め給紙の給紙装置10(本発明の搬送装置に相当)を例にとって説明するが、トレイを水平に配設したいわゆる下給紙の搬送装置にも本発明が適用できることはいうまでもない。
図1は、本発明の一実施の形態である給紙装置10(図2参照)を搭載した多機能周辺装置1の外観斜視図である。この多機能周辺装置1は、ファクシミリ機能,プリンタ機能,スキャナ機能,コピー機能,及び,ビデオ機能などの各種の機能を備えている。
図1に示すように、多機能周辺装置1は、略箱状体に形成された装置本体2を備えており、この装置本体2の上面部には操作パネル3が配設されている。操作パネル3には、「0」〜「9」の数字ボタン3aや、スタートボタン3bなどの各種のボタンが設けられており、これらのボタンを押下することにより、各種の操作が行われる。操作パネル3の後部には、液晶ディスプレイ(LCD)4が設けられ、多機能周辺装置1の設定状態や各種の操作メッセージなどが必要に応じて表示される。
LCD4の後部には、ファクシミリ機能時に相手ファクシミリ装置へ送信されるファクシミリ原稿や、コピー機能時に複写されるコピー原稿が、積層載置可能な原稿載置部5が設けられている。この原稿載置部5に載置された各種の原稿は、装置本体2内部へ搬送され、スキャナ(図示せず)によって、その原稿の表面に描かれた画像が読み取られる。画像の読み取られた原稿は、更に搬送され、操作パネル3の下方に設けられた原稿排出部6に排出される。
原稿載置部5の後部には、複数枚の記録紙Pを積層状態で挿嵌するための空間である記録紙挿嵌部8が設けられている。記録紙挿嵌部8に挿嵌された記録紙Pは、後述する給紙装置10によって装置本体2内へ搬送され、プリンタエンジン(図示せず)によって画像が印刷された後、原稿排出部6の下方に設けられた記録紙排出部9から排出される。
図2は、多機能周辺装置1に搭載される給紙装置10の外観斜視図であり、図中の矢印Xは、記録紙Pの搬送方向を示している。なお、図2では、駆動源としての駆動モータ(図示せず)の回転力を伝達ユニット16の伝達ギヤ16aに伝達する連結ギヤ17〜21(図3参照)の図示を省略している。
図2に示すように、給紙装置10は、装置本体2の内部に収容される挿嵌部フレーム11と、挿嵌部カバー12とを備え、これらの各部材11,12によって、上記の記録紙挿嵌部8は、記録紙Pを挿嵌可能な空間に構成されている。挿嵌部フレーム11は、主に、載置板11aと、案内板11bと、一対の側壁板11c,11dとを備えており、これらの各部材11a〜11dを樹脂等で一体に形成したものである。載置板11aは、記録紙挿嵌部8に挿嵌された記録紙Pを支持するためのものであり、かかる記録紙Pを積層状態で載置可能に形成されている。
載置板11aは、挿嵌部フレーム11の後部(図2右側)に設けられ、この載置板11aの上端には、その載置板11aより更に上方へ向けて記録紙支持部材13が延設されている。記録紙支持部材13は、略コ字状の棒材で構成されており、記録紙Pの用紙長さが大きな場合には、記録紙挿嵌部8に挿嵌された記録紙Pの上側部分を保持して、その記録紙Pの上側部分の垂れ下がりを防止することができるのである。
載置板11aは、挿嵌部フレーム11の後部上側(図2右上側)から前部下側(図2左下側)へ向けて下降傾斜され、この載置板11aの下端には、後述の分離斜面11f(図5参照)が連接され、その先に案内板11bの一端(図2右側)が連設されている。案内板11bは、載置板11aに載置される記録紙Pをプリンタエンジン(図示せず)側へ案内するものであり、分離斜面11fとの連設部分(図2右側)からプリンタエンジン(図示せず)の配設側(図2左側)へ略水平に延設されている。よって、載置板11aに載置された記録紙Pは、案内板11bの上面に沿ってプリンタエンジンへ略水平状態で案内されるのである。また、載置板11a及び案内板11bの幅方向両端には、一対の側壁板11c,11dが立設されている。
一対の側壁板11c,11dは、所定の間隔を隔てて対向されており、載置板11aにおける側壁板11c,11d側には記録紙ガイド11a1,11a2がそれぞれ配置されている。記録紙ガイド11a1,11a2は、挿嵌部フレーム11に設けられるラック(図示せず)及びピニオン(図示せず)により連結されており、これらのラック及びピニオンにより連動して記録紙Pの用紙幅に対応するように載置板11aの幅方向へ移動可能に構成されている。よって、載置板11aに載置される記録紙Pは、一対の記録紙ガイド11a1,11a2の間に挿嵌され、載置板11aに載置されるのである。また、一対の側壁板11c,11dの対向面間には、載置板11aと所定の間隔を隔てて挿嵌部カバー12が挟持されており、この挿嵌部カバー12の幅方向両端は、側壁板11c,11dにそれぞれ取着されている。
これらの挿嵌部フレーム11の各部材11a〜11d及び挿嵌部カバー12で囲まれた空間には、上述した記録紙挿嵌部8が設けられており、この記録紙挿嵌部8には、記録紙Pを挿入可能な給紙口8aが設けられている。また、挿嵌部カバー12と案内板11bとの間には所定幅の隙間が設けられており、この隙間部分に記録紙挿嵌部8から記録紙Pを排出するための排出口8bが設けられている。この排出口8bは、記録紙挿嵌部8の内部と連通されており、記録紙挿嵌部8に挿嵌された記録紙Pが通過可能に形成されている。
側壁板11dにおける側壁板11cとの非対向面(図2手前側)には、後述する駆動軸15に回転力を伝達する伝達ユニット16が配設され、この伝達ユニット16より下側部分には、略円筒状の軸部11d1〜11d4が側壁板11cとの非対向面側(図2手前側)へ突出して設けられている。この各軸部11d1〜11d4は、次に述べる連結ギヤ17〜21を軸支するためのものであり、側壁板11dの下端側から伝達ユニット16側へ向けて、順に略1列状に突出されている。
図3は、給紙装置10の側面図であり、図中では、各連結ギヤ17〜21のピッチ円を1点鎖線で図示し、各連結ギヤ17〜21の外周に刻設されるギヤ歯の図示を省略している。図3に示すように、側壁板11dから突出される軸部11d1〜11d4には、樹脂等で平歯車状に形成された5つの連結ギヤ17〜21がそれぞれ回転可能に軸支されている。連結ギヤ17は、軸部11d1に軸支されており、上記駆動モータの回転軸に取着されたピニオンギヤ(図示せず)と噛み合うように形成されている。
連結ギヤ17には軸部11d2に軸支された連結ギヤ18が噛み合っており、この連結ギヤ18には、軸部11d3に軸支された連結ギヤ19が噛み合っている。連結ギヤ19には、軸部11d4に軸支された連結ギヤ20が噛み合っており、連結ギヤ20に同心状の連結ギヤ21が一体に形成されている。連結ギヤ21は、連結ギヤ20と共に軸部11d4に軸支されており、この連結ギヤ21は、伝達ユニット16の伝達ギヤ16aに噛み合っている。
駆動モータの回転軸の回転は、ピニオンギヤ、連結ギヤ17〜21を介して、伝達ギヤ16aへ伝達される。すなわち、駆動モータの回転軸が回転されると、その回転がピニオンギヤ、連結ギヤ17〜21の順に伝達され、これらのピニオンギヤ及び連結ギヤ17〜21が回転される。連結ギヤ21に伝達された回転は、連結ギヤ21に噛み合う伝達ギヤ16aに伝達される。更に、伝達ギヤ16aに伝達された回転は、伝達ユニット16を介して、駆動軸15に伝達され、その結果、駆動軸15が回転されるのである。
駆動軸15の両端部は、側壁板11c,11dによって回転可能に軸支(支持)されている。駆動軸15は、伝達ユニット16を介して伝達された駆動モータの回転を後述する給紙ローラユニット31へ伝達するための回転軸である。また、駆動軸15は、載置板11aと所定の間隔を隔てて平行に設置されており(図5参照)、この駆動軸15と載置板11aとの間に記録紙Pが挿嵌される。
駆動軸15における側壁板11d側の端部には、伝達ユニット16が配設されている。伝達ユニット16は、上記駆動モータが発生した駆動力を、駆動軸15に伝達するものであり、主に、伝達ギヤ16aと、伝達プレート16b,16cと、バネ保持板16fと、圧縮バネ部材16gとを備えている(図4参照)。ここで、図4を参照して、伝達ユニット16の詳細について説明する。
図4(a)は、伝達ユニット16の断面図であり、図4(b)は、図4(a)のVb−Vb線における断面図である。図4(a)に示すように、駆動軸15の一端部(図4(a)右側)には、フランジ15a、ボス15b、バネ保持部15c及びストッパ部15dが一体的に形成されている。
フランジ15aは、駆動軸15の軸芯と同心状の略円板状に形成されており、このフランジ15aの一側面(図4(a)右側)には、フランジストッパ面15a1が形成されている。フランジストッパ面15a1からはボス15bが延出されている。このボス15bは、図4(b)に示すように外周両側面が平面状かつ略平行に切り欠かれており、このため、ボス15bの断面形状は略印籠状に形成されている。
また、図4(a)に示すように、ボス15bの反フランジ15a側の端面には、略円柱状のバネ保持部15cが延出されている。このバネ保持部15cにおける反ボス15b側の端部にはストッパ部15dが外周方向へ突設されており、このストッパ部15dにおけるボス15bとの対向部分にはストッパ面15d1が形成されている。
伝達ユニット16の伝達ギヤ16aは樹脂等で形成された平歯車であり、その内周に駆動軸15のボス15bが回転可能に内包されている。伝達ギヤ16aの左右両側面には、不織布で形成された略円環シート状の摩擦シート16d,16eが周着されている。この摩擦シート16d,16eが周着された伝達ギヤ16aの左右両側には、樹脂等で略円環板状に形成された伝達プレート16b,16cが配設され、この伝達プレート16b,16cの内周には駆動軸15のボス15bが嵌合されている。
図4(b)に示すように、伝達プレート16b,16cの内周の形状は、駆動軸15のボス15bの外周形状に適合した略印籠状に形成されている。このように、伝達プレート16b,16cの内周形状をボス15bの外周形状に適合させることにより、伝達プレート16b,16cを、駆動軸15と一体となって回転させることができるのである。一方、伝達ギヤ16aは、その内周16a1の内径がボス15bの外径より若干大きな円形状に形成されており、駆動軸15のボス15bに対して空転することができる。
図4(a)に示すように、伝達プレート16cにおける反伝達ギヤ16a側には、バネ保持板16fと圧縮バネ部材16gとが配設されている。バネ保持板16fは、伝達プレート16cと共に、圧縮バネ部材16gを保持するためのものである。また、バネ保持板16fは、駆動軸15のバネ保持部15cに突設されるストッパ部15dと係合され、そのストッパ部15dのストッパ面15d1によって反伝達プレート16c側(図4(a)の右側)への移動が規制されている。
伝達プレート16cとバネ保持板16fとの間には、弾性的に圧縮変形された状態で圧縮バネ部材16gが配設されており、圧縮バネ部材16gの内周には駆動軸15のバネ保持部15cが貫通されている。このため、圧縮バネ部材16gの付勢力によって、摩擦シート16d,16eと伝達プレート16b,16cとが圧接される。そして、かかる圧接により、摩擦シート16d,16eと伝達プレート16b,16cとの当接面間に摩擦力を付与することができる。
よって、伝達ギヤ16aに伝達される回転力が摩擦シート16d,16eと伝達プレート16b,16cとの当接面間に生じる摩擦力よりも小さい場合には、この摩擦力を介して、伝達プレート16b,16cが伝達ギヤ16aと一体となって回転し、更に、駆動軸15がそれらと一体となって回転する。一方、伝達ギヤ16aに伝達される回転力が摩擦シート16d,16eと伝達プレート16b,16cとの当接面間に生じる摩擦力よりも大きい場合には、伝達ギヤ16aが駆動軸15に対して空転し、この空転により駆動軸15に伝達される回転力が制限される。
駆動軸15の軸方向略中央部には、給紙ローラユニット31が軸支されている。給紙ローラユニット31は、載置板11aに載置される記録紙Pを案内板11b側に搬送するものであり、次のように、駆動軸15の軸方向略中央に配設されるホルダ部材32,それに揺動自在に接続された支持部材33,及び給紙ローラ34を備えている。図5は、給紙ローラユニット31の構成を表す中央縦断面図である。なお、図5は、給紙ローラユニット31の中央断面を図3とは反対側の側面から見た図である。
ホルダ部材32は、駆動軸15に揺動自在に設けられ、駆動軸15と同軸状に設けられた図示しない捩りバネにより、時計回り方向に付勢されている。支持部材33は、回転軸35を介して給紙ローラ34を回転自在に支持し、揺動軸36を介してホルダ部材32に揺動自在に接続されている。また、ホルダ部材32には、支持部材33の揺動を規制するストッパ部32a,32bが形成され、ホルダ部材32と支持部材33との間には、その前端側に引きバネ37が配設されている。
このため、何等外力が加わらない場合、引きバネ37の作用により支持部材33が反時計回り方向に揺動して、前端側のストッパ部32aに当接することにより、駆動軸15,揺動軸36,回転軸35がほぼ一直線に配設される。すなわち、外力が加わらない状態では、給紙ローラユニット31は最も伸長した状態に保持される。なお、駆動軸15,揺動軸36,回転軸35は互いに平行に配設されており、ホルダ部材32の揺動や支持部材33の揺動に関わらず、給紙ローラ34は良好に記録紙Pに当接することができる。
揺動軸36には、更に、ギヤ41が回転自在に軸支され、給紙ローラ34と同心状に形成されたギヤ34aがそのギヤ41に噛み合っている。駆動軸15に伝達された上記回転力は、次に述べるギヤ42〜45を介してギヤ41に伝達され、更にギヤ34aを介して給紙ローラ34を給紙方向(反時計回り方向)に回転させる。なお、ギヤ34a,41〜45は、いずれも平歯車である。
太陽ギヤ42は、駆動軸15に同心状に固定され駆動軸15と一体に回転する。遊星ギヤ43は、駆動軸15に揺動自在に接続されたアーム46によって回転自在に支持され、太陽ギヤ42と常時噛み合っている。太陽ギヤ42が時計回り方向に回転するとそれに伴ってアーム46及び遊星ギヤ43も時計回り方向に揺動するが、このとき噛み合う位置にギヤ44が設けられ、ギヤ44の回転はギヤ45を介して前述のギヤ41に伝達される。
一方、載置板11aの表面には、給紙ローラ34と対向する位置に、コルクパッド51が設けられている。コルクパッド51には、中央にスリット(図示せず)が設けられ、そのスリットから出没自在なロックレバー52が、挿嵌部フレーム11の下端近傍に設けた揺動軸52aを中心に揺動可能に設けられている。更に、揺動軸52aには、ロックレバー52を突出方向に付勢する捩りバネ53が取り付けられている。なお、捩りバネ53の付勢力は、コルクパッド51上に記録紙Pが1枚でもあればロックレバー52が突出しない程度の強さである。
次に、このように構成された給紙ローラユニット31の動作に付いて説明する。給紙時には、太陽ギヤは時計回り方向に回転し、これによって遊星ギヤ43がギヤ44に噛み合い、ギヤ45,41,34aを介して給紙ローラ34には、給紙方向に回転させる回転力が伝達される。駆動直後は、給紙ローラ34が記録紙P上を自走する力と、ギヤ41,45の噛み合いによって発生する力とにより、図6に示すように、支持部材33はホルダ部材32に対して、引きバネ37の付勢力に抗して時計回り方向に揺動する。
こうして、給紙ローラ34が記録紙P上を自走しようとする力と引きバネ37の付勢力とが拮抗するか、或いは支持部材33がストッパ部32bに当接した時点で支持部材33の揺動が停止し、その後は給紙ローラ34の回転により記録紙Pが搬送される。
なお、分離斜面11fを備えた給紙装置10では、記録紙Pの端縁が分離斜面11fに押し付けられ、最上位の記録紙Pが給紙ローラ34と分離斜面11fとの間で撓むことにより、記録紙Pを1枚ずつ分離して搬送することが可能となる。このため、図6に示すように、記録紙Pの搬送が開始されるときの回転軸35と、載置板11a,分離斜面11fの連接部との距離Lは、記録紙Pの腰が強いほど長くなる。すなわち、給紙ローラ34と分離斜面11fとの距離Lを、センサ等を使用することなく記録紙Pの腰の強さに応じた最適値に調整することができるのである。
次に、装置本体2(図1参照)に内蔵されたプリンタエンジンにより記録紙Pが搬送されるようになると、駆動軸15を逆回転(反時計回り)させる制御がなされる。すると、図7に示すように、アーム46及び遊星ギヤ43は反時計回り方向に揺動し、遊星ギヤ43とギヤ44との噛み合いが解除される。このため、ギヤ44から給紙ローラ34に到る機構は自由に回転可能となり、記録紙Pがプリンタエンジンによって搬送されるに伴い、給紙ローラ34はいわゆる連れ回りをする。なお、アーム46には、揺動方向両側にストッパ46a,46aが形成されており、アーム46の上記反時計回り方向の揺動は、ストッパ46aがホルダ部材32の内壁面に当接することによって停止される。
こうして、給紙装置10は駆動軸15の正転,逆転を交互に繰り返すことによって記録紙Pを1枚ずつ分離して供給する。そして、全ての記録紙Pを給紙し終わると、給紙ローラ34はコルクパッド51と直接接触する。コルクパッド51の表面は極めて摩擦係数が大きいので、この状態で駆動軸15を正転させると給紙ローラ34はコルクパッド51上を自走してコルクパッド51上から完全に退去する。また、載置板11aの表面は極めて摩擦係数が小さいので、給紙ローラ34は載置板11a上を滑ってそれ以上自走しない。
給紙ローラ34がこのような位置まで自走すると、図8に示すように、ロックレバー52上に何も存在しなくなるので、捩りバネ53の付勢力によりロックレバー52が突出する。すると、支持部材33の下端とロックレバー52の上端とが当接し合うようになり、給紙ローラ34はコルクパッド51上へ戻らないようになる。このため、その後、給紙ローラ34が駆動され続けても、給紙ローラ34がコルクパッド51と繰り返し接触して周期的な騒音を発生したり、給紙ローラ34がコルクパッド51と擦れ合って磨耗したりするのを防止することができる。
このように、本実施の形態では、給紙ローラ34が回転を開始した瞬間、給紙ローラ34は記録紙Pを自走し、その自走しようとする力が引きバネ37の付勢力と拮抗した時点で自走を停止して記録紙Pを搬送する。このため、給紙ローラ34が回転を開始する瞬間に発生した大きな力は、給紙ローラ34自身の自走によって和らげられた上で記録紙Pに搬送力として加えられ、記録紙Pの重送を良好に防止することができる。
この原理を、図9のグラフを用いて更に詳しく説明する。給紙装置10では、給紙ローラ34と記録紙Pとの間にある一定の荷重(分離荷重min)を加えないと、最上位の記録紙Pをその下の記録紙Pから分離することができない。また、給紙ローラ34と記録紙Pとの間に加わる荷重が分離加重minよりも大きいある一定の荷重(分離荷重max)を超えると、重送が発生する。
一方、ホルダ部材32は、駆動軸15と同軸状に設けられた図示しない捩りバネにより、時計回り方向に付勢されているので、給紙ローラ34に回転力が伝達される以前から、給紙ローラ34と記録紙Pとの間にはある程度の荷重(初期荷重)が印加されている。そして、給紙ローラ34に回転力が伝達されると、給紙ローラユニット31には図5における時計回り方向のモーメントが作用するので、荷重は増大する。続いて、その荷重が分離加重minを超えると最上位の記録紙Pが分離され、荷重は更に増加した後、記録紙Pが搬送されるに伴って低下して分離加重minよりも小さい搬送荷重に収束する。
従来の装置では、給紙ローラユニット全体が剛体状であったため、上記荷重の変化は比較的単調で、荷重の最大値を分離加重maxのすぐ下に設定した高速給紙か、荷重の最大値を分離加重minのすぐ上に設定した低速給紙が選択されていた。この場合、前者では、記録紙Pの紙質の変化などによってすぐに重送が発生してしまい、後者では、最上位の記録紙Pが分離されるまでの時間(低速分離時間)が長くなって、画像形成の高速化が図られている現状に逆行してしまうことになる。
これに対して、本実施の形態では、給紙ローラユニット31を前述のように屈曲可能に構成し、給紙ローラ34が記録紙P上を自走可能としたので、荷重の増加が途中から緩やかになり、重送を防止しつつ分離時間を短縮することができる。また、本実施の形態では、給紙ローラ34の自走により上記距離L(図6参照)が伸びる。このため、図9に破線で示すように、分離加重minを軽減して分離荷重を一層短縮できる可能性もある。
このように、本実施の形態の給紙ローラユニット31では、重送を良好に防止しつつ、記録紙Pの搬送速度も確保することができる。また、給紙ローラユニット31では、ストッパ部32a,32bにより支持部材33の揺動量を規制しているので、記録紙Pを一層安定して搬送することができる。
以上、具体的な実施の形態を挙げて本発明を説明したが、本発明は上記実施の形態に何等限定されるものではなく、例えば以下ように、本発明の要旨を逸脱しない範囲で種々の形態で実施することができる。なお、以下の実施の形態では、トレイとしての載置板11aを水平に配設したいわゆる下給紙の実施の形態を説明するが、これらの実施の形態は、トレイとしての載置板11aを斜めに配設した前述のような斜め給紙の給紙装置10にも適用できることはいうまでもない。
図10に示す給紙ローラユニット131では、ギヤ44の回転軸を揺動軸136とし、その揺動軸136よりも先端側(給紙ローラ34側)の構成を支持する支持部材133を、その揺動軸136を中心に揺動するように構成している。この場合も、駆動軸15及び揺動軸136を支持するホルダ部材132には、支持部材133の揺動量を規制するストッパ部132a,132bが形成される。
この場合、給紙ローラユニット131の屈曲による回転軸35の変位が、前述の給紙ローラユニット31の場合よりも大きい。このため、給紙ローラユニット131の屈曲及び給紙ローラ34の自走によって記録紙Pに加わる荷重を調整する効果が、本実施の形態では一層良好に発揮される。逆に、給紙ローラユニット31のように支持部材33の方が短い場合は、給紙ローラユニット31の屈曲及び給紙ローラ34の自走によって生じる上記荷重の変化が少なく、調整が容易になる。
また、図11に示すように、前述のホルダ部材132及び揺動軸136と、給紙ローラユニット31と同様の支持部材33及び揺動軸36とを共に使用し、揺動軸136,36の間に揺動可能に接続された第2支持部材232によってギヤ44,45を支持してもよい。このように構成された給紙ローラユニット231は、揺動軸136,36の2軸で屈曲する。従って、駆動軸15,揺動軸136,揺動軸36,回転軸35の間の長さを調整することによって様々なパラメータを調整することができ、細かい設定が可能となる。
なお、図11の例では、ホルダ部材132の上面と支持部材33の上面との間に引きバネ37を配設しているが、ホルダ部材132の上面と第2支持部材232の上面との間、及び、第2支持部材232の上面と支持部材33の上面との間にそれぞれ引きバネを配設してもよい。この場合、それぞれの引きバネのバネ定数を調整することによってにより一層細かい設定が可能となる。
また更に、給紙ローラユニット31とほぼ同様の構成であっても、ストッパ部32a,32b等の構成を変更することにより、図12に示す給紙ローラユニット331のように、ホルダ部材32及び支持部材33が載置板11a方向に凸に屈曲するように構成してもよい。この場合、ホルダ部材32の上面と支持部材33の上面との間には、押しバネ337が配設される。但し、上記各実施の形態のように、載置板11aから離れる側に凸に屈曲するように構成した方が、給紙ローラユニットが記録紙Pに接触するのを一層良好に防止することができる。
給紙ローラユニットを伸縮させる構成としては、上記各実施の形態のように給紙ローラユニットを屈曲させる形態以外に、次のような形態も考えられる。図13に示す給紙ローラユニット431では、ホルダ部材432をシリンダ状に構成し、支持部材433をそれに挿入されるピストン状に構成することによって、駆動軸15と回転軸35との間隔を伸縮可能に構成している。また、ホルダ部材432の中空部底面と支持部材433の駆動軸15側端面との間には、押しバネ437を配設して、駆動軸15と回転軸35との間隔を伸長する方向に付勢力を付与している。
駆動軸15は、回転軸35から見て記録紙Pの搬送方向とは反対側に位置するので、押しバネ437による付勢力は給紙ローラ34の自走による変位を抑制する方向に作用する。なお、給紙ローラ34への駆動力の伝達は、ゴムベルトのように伸縮可能な部材を利用するとか、次の実施の形態のようにユニバーサルジョイントを利用するとかいった種々の方法が利用できる。このような構成を採用した場合でも、上記各実施の形態と同様の効果が生じる。但し、上記各実施の形態のように、給紙ローラユニットを屈曲・伸長させることによって伸縮させ、歯車を介して駆動力を伝達する場合、構成を一層簡略化することができる。
また、図14に示す給紙ローラユニット531のように、全てのギヤ41〜45及び給紙ローラ34を一体のホルダ部材532に回転自在に支持し、そのホルダ部材532の全体を載置板11aの表面に沿って平行移動可能に設けてもよい。なお、ホルダ部材532は、駆動軸15を介して押しバネ537によって分離斜面11f方向に付勢されている。また、給紙ローラユニット531では、遊星ギヤ43をアーム46で支持する代わりに、駆動軸15と同心の円弧状の穴532aをホルダ部材532の側面に穿設し、この穴532aに遊星ギヤ43の回転軸43aを嵌合させることによって支持している。
この場合も、駆動軸15及び太陽ギヤ42が時計回り方向に回転すると、遊星ギヤ43も同方向に揺動してギヤ44に噛み合い、ギヤ44,45,41,34aを介して給紙ローラ34を用紙搬送方向(反時計回り方向)に回転させることができる。
また、駆動軸15の両端は、図15に示すように平面視コの字型のフレーム561の対向する2辺によって上記のように平行移動可能に支持されている。そして、ホルダ部材532の図14における右側端面には穴532bが穿設され、そこから露出した駆動軸15とフレーム561との間には押しバネ537が配設されている。更に、本実施の形態の駆動軸15は、前述の伝達ユニット16との間にユニバーサルジョイント15eを備えており、これによって駆動軸15が平行移動しても回転力を伝達可能に構成されている。
このように構成された給紙ローラユニット531でも、押しバネ537の付勢力と給紙ローラ34が自走しようとする力とが拮抗するまで給紙ローラ34は記録紙P上を自走し、前述の各実施の形態と同様の効果が生じる。なお、図15(a)に示すように、給紙ローラ34が駆動されていない状態ではユニバーサルジョイント15eは駆動軸15と直線状に配設され、給紙ローラ34の上記自走に伴って、図15(b)に示すように斜めに変形する。
また、本実施の形態では、駆動軸15及び太陽ギヤ42が反時計回りに回転すると、遊星ギヤ43も穴532aに沿って同方向に揺動し、ギヤ44との噛み合いが外れる。このため、図16に示すように、ギヤ44から給紙ローラ34に到る機構は自由に回転可能となり、給紙ローラ34の連れ回りが可能となる。
このように、給紙ローラユニット531では、遊星ギヤ43をホルダ部材532に穿設された穴532aによって支持しているので、アーム46等を利用する場合に比べて部品点数を減らし、製造コストを低減することができる。なお、穴532aの代わりに、ホルダ部材532の内壁面に同様の表面形状を有する溝を形成しても、同様の効果が生じる。
更に、本発明は、堆積状態で保持されているシート状の被搬送材を搬送するための装置であれば、上記各実施の形態のようなプリンタ用の給紙装置に限らず、種々の装置に適用することができる。
なお、上記各実施の形態において、駆動軸15が揺動軸に、給紙ローラユニット31,131,231,331,431,及び531が供給ローラユニットに、ホルダ部材32,132,432及び支持部材33,133,232,433、もしくはホルダ部材532がアームに、ストッパ部32a,32b,132a,132bが規制手段に、給紙ローラ34が供給ローラに、揺動軸36,136が屈曲軸に、引きバネ37または押しバネ337,437,537が付勢手段に、ユニバーサルジョイント15e、駆動軸15、伝達ユニット16、ギヤ34a,41,44,45、太陽ギヤ42、及び遊星ギヤ43が駆動力伝達手段に、コルクパッド51が摩擦分離材に、ロックレバー52がストッパに、記録紙Pが被搬送材に、それぞれ相当する。
また、上記駆動力伝達手段の内、太陽ギヤ42が太陽歯車に、遊星ギヤ43が遊星歯車に、図5〜図8,図11,図12におけるギヤ41、及び、図10,図11におけるギヤ44が第2の歯車に、図5〜図8,図11,図12におけるギヤ45、及び、図10,図11における遊星ギヤ43が第1の歯車に、図5〜図8,図11,図12におけるギヤ34a、及び、図10,図11におけるギヤ45が第3の歯車に、それぞれ相当する。
本発明を適用した給紙装置を搭載した多機能周辺装置の外観斜視図である。 その多機能周辺装置に搭載される給紙装置の外観斜視図である。 その給紙装置の側面図である。 (a)は、伝達ユニット16の断面図であり、(b)は、(a)のVb−Vb線における断面図である。 上記給紙装置の給紙ローラユニットの中央縦断面図である。 その給紙ローラユニットの動作を表す説明図である。 その給紙ローラユニットの動作の続きを表す説明図である。 その給紙ローラユニットの動作の更に続きを表す説明図である。 その給紙ローラユニットの効果を表すグラフである。 その給紙ローラユニットの変形例を表す説明図である。 その給紙ローラユニットの更なる変形例を表す説明図である。 上記給紙ローラユニットの他の変形例を表す説明図である。 上記給紙ローラユニットの他の実施の形態を表す説明図である。 上記給紙ローラユニットの更に他の実施の形態を表す説明図である。 その給紙ローラユニットの駆動機構を表す斜視図である。 その給紙ローラユニットの動作を表す説明図である。
符号の説明
1…多機能周辺装置 2…装置本体 10…給紙装置 11…挿嵌部フレーム
11a…載置板 11b…案内板 11f…分離斜面 15…駆動軸
15e…ユニバーサルジョイント 16…伝達ユニット
31,131,231,331,431,531…給紙ローラユニット
32,132,432,532…ホルダ部材
32a,32b,132a,132b…ストッパ部
33,133,433…支持部材 34…給紙ローラ 35…回転軸
36,136…揺動軸 37…引きバネ 34a,41,44,45…ギヤ
42…太陽ギヤ 43…遊星ギヤ 43a…回転軸 46…アーム
46a…ストッパ 51…コルクパッド 52…ロックレバー 52a…揺動軸
53…捩りバネ 232…第2支持部材 337,437,537…押しバネ
532a…穴 P…記録紙

Claims (13)

  1. 堆積状態で保持されているシート状の被搬送材のうち、最上位に載置されている被搬送材に当接し、回転することによってその最上位の被搬送材を他の被搬送材から分離して特定の搬送方向に搬送可能な供給ローラと、
    駆動源が発生した駆動力を上記供給ローラに伝達し、上記供給ローラを回転させる駆動力伝達手段と、
    を備えた供給ローラユニットであって、
    上記供給ローラが、上記回転に伴って上記最上位の被搬送材上を上記搬送方向と逆の方向に自走可能に設けられ、
    その自走による上記供給ローラの変位を抑制する方向に、上記供給ローラに付勢力を付与する付勢手段
    上記堆積状態で保持されている被搬送材の上方でかつ上記供給ローラの回転軸よりも上記搬送方向と逆の方向に離れた位置に上記回転軸と平行に配設された揺動軸を、中心に揺動し、この揺動軸と反対側の端部で上記供給ローラの回転軸を支持するアームと、
    備え
    上記アームが、上記揺動軸と上記回転軸との間隔を伸縮可能に構成され、
    上記付勢手段が、上記揺動軸と上記回転軸との間隔を伸長する方向に付勢力を付与することを特徴とする供給ローラユニット。
  2. 上記アームが、上記回転軸及び上記揺動軸と平行な屈曲軸を中心に屈曲可能に構成され、そのアームの屈曲または伸長により上記揺動軸と上記回転軸との間隔が伸縮することを特徴とする請求項1記載の供給ローラユニット。
  3. 上記駆動力伝達手段が、
    上記屈曲軸を中心に回転する第2の歯車と、
    該第2の歯車に噛み合って、上記駆動源が発生した駆動力を上記第2の歯車に伝達する第1の歯車と、
    上記第2の歯車に噛み合って、上記第2の歯車に伝達された駆動力を上記給紙ローラに向けて伝達する第3の歯車と、
    を備えたことを特徴とする請求項2記載の供給ローラユニット。
  4. 上記アームの屈曲量を規制する規制手段を、
    更に備えたことを特徴とする請求項2または3記載の供給ローラユニット。
  5. 上記屈曲軸が1軸である請求項2〜4のいずれかに記載の供給ローラユニットにおいて、当該屈曲軸から上記揺動軸に到る距離より、当該屈曲軸から上記回転軸に到る距離の方が長いことを特徴とする供給ローラユニット
  6. 上記屈曲軸が1軸である請求項2〜4のいずれかに記載の供給ローラユニットにおいて、当該屈曲軸から上記揺動軸に到る距離より、当該屈曲軸から上記回転軸に到る距離の方が短いことを特徴とする供給ローラユニット
  7. 上記アームが、上に凸に屈曲することを特徴とする請求項2〜6のいずれかに記載の供給ローラユニット。
  8. 上記アームが、複数軸の上記屈曲軸を備えたことを特徴とする請求項2〜4,7のいずれかに記載の供給ローラユニット。
  9. 上記駆動力伝達手段が、
    上記アームに回転可能に支持され、上記駆動源が発生した駆動力を伝達されて回転する太陽歯車と、
    該太陽歯車と常に噛み合い、上記太陽歯車の回転に伴って上記太陽歯車周囲を揺動可能な遊星歯車と、
    を備え、上記太陽歯車が所定方向に回転して上記遊星歯車が同方向に揺動したとき、上記遊星歯車が上記供給ローラに向けて上記駆動力を伝達し、上記太陽歯車が上記所定方向とは逆方向に回転して上記遊星歯車が同方向に揺動したとき、上記遊星歯車は上記供給ローラに向けて何等駆動力を伝達しないことを特徴とする請求項1〜8のいずれかに記載の供給ローラユニット。
  10. 上記アームは、上記太陽歯車の回転中心と同心円状の溝または穴を備え、この溝または穴内を上記遊星歯車の回転軸が移動することを特徴とする請求項記載の供給ローラユニット。
  11. 上記被搬送材を堆積状態で保持するトレイと、
    請求項1〜10のいずれかに記載の供給ローラユニットと、
    を備えたことを特徴とする搬送装置
  12. 上記トレイの上記搬送方向下流側に、上記被搬送材の端縁を押し付けることにより上記被搬送材を1枚ずつ分離する分離斜面が形成されたことを特徴とする請求項11記載の搬送装置
  13. 上記トレイの上面の上記供給ローラと対向する位置に設けられ、最下位の上記被搬送材に摩擦力を付与することにより上記供給ローラと協働して上記被搬送材の分離を行う摩擦分離材と、
    常には上記摩擦分離材上に突出する方向に付勢され、上記摩擦分離材上から被搬送材がなくなり、更に上記供給ローラが上記摩擦分離材上を自走して上記摩擦分離材上から退去したとき、上記摩擦分離材上に突出して上記供給ローラと上記摩擦分離材との再接触を防止するストッパと、
    を備えたことを特徴とする請求項11または12記載の搬送装置
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