JP3595689B2 - シート搬送装置及びこの装置を備えた画像形成装置 - Google Patents

シート搬送装置及びこの装置を備えた画像形成装置 Download PDF

Info

Publication number
JP3595689B2
JP3595689B2 JP22082498A JP22082498A JP3595689B2 JP 3595689 B2 JP3595689 B2 JP 3595689B2 JP 22082498 A JP22082498 A JP 22082498A JP 22082498 A JP22082498 A JP 22082498A JP 3595689 B2 JP3595689 B2 JP 3595689B2
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
sheet
receiving surface
supply roller
conveying
leading end
Prior art date
Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
Expired - Fee Related
Application number
JP22082498A
Other languages
English (en)
Other versions
JP2000053266A (ja
Inventor
明 黒田
乙矢 小杉山
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Canon Inc
Original Assignee
Canon Inc
Priority date (The priority date is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the date listed.)
Filing date
Publication date
Application filed by Canon Inc filed Critical Canon Inc
Priority to JP22082498A priority Critical patent/JP3595689B2/ja
Publication of JP2000053266A publication Critical patent/JP2000053266A/ja
Application granted granted Critical
Publication of JP3595689B2 publication Critical patent/JP3595689B2/ja
Anticipated expiration legal-status Critical
Expired - Fee Related legal-status Critical Current

Links

Images

Landscapes

  • Sheets, Magazines, And Separation Thereof (AREA)
  • Paper Feeding For Electrophotography (AREA)

Description

【0001】
【発明の属する技術分野】
本発明は、シートを搬送するシート搬送装置と、この装置を備えた、プリンタ、複写機、ファクシミリ等の画像形成装置とに関する。
【0002】
【従来の技術】
従来、プリンタ、複写機、ファクシミリ等の画像形成装置に備えられたシート搬送装置は、シートが積載されたシート積載手段から、シートを1枚ずつ確実に分離して搬送するようになっている。
【0003】
なお、画像形成装置とは、1枚ずつ搬送されてくるシートに対して所定の処理(例えば画像の形成、画像の読み取り等)を行うシート処理部を有している装置を総称して言う。また、シートには、紙、紙の代用品である薄い樹脂製のシート等を総称して言う。
【0004】
シート搬送装置には、種々の方式のものがあるが、その中で、斜面分離シート供給方式がある。
【0005】
以下、斜面分離シート供給方式のシート搬送装置について説明する。
【0006】
斜面分離シート供給方式は、シート積載手段であるシートカセットに積載されたシートの前端部をシートカセットのシート受け面である傾斜面7に鋭角に突き当てて、シートカセットに積載された1番上のシートのみ、撓ませて捌く方式である。このため、斜面分離シート供給方式は、シート供給ローラによって与えられる搬送力、もしくはシートの剛性をシートの動きに応じて変化させる構成を必要とする。
【0007】
図8には、積載された1番目のシートAと、2番目のシートBとに、シート供給ローラ2bの垂直荷重(以下、「シート圧」と称する)Nとシート供給ローラ2bの回転とによって生じる搬送力を示してある。
【0008】
図8中、μpはシートとシート供給ローラとの間の摩擦係数、μ及びμ’はシート同士間の摩擦係数を示す。これらの関係はμp>μ≧μ’に設定されている(μ’は継足もしくはパイル間の摩擦係数)。
【0009】
従って、1番目のシートAに働く搬送力N・(μp―μ)と、2番目のシートBに働く搬送力N・(μ―μ’)とは、N・(μp―μ)>N・(μ一μ’)の関係にある。
【0010】
各シートA、Bにおける、シート供給ローラ2bと傾斜面7との間の距離(自然長)を、Ll、L2とする。
【0011】
l番目のシートAのみ、撓ませるには、以下の2つの方法に大別される。
【0012】
1)シート圧変動方式
この方式は、シートに与えるシート圧Nを徐々に増していき、1番目のシートAが撓むと同時にシート圧が減衰する方式。
【0013】
図9を用いて説明する。シート供給ローラ2bが回転を開始した後、シート圧Nを徐々に(一次に)増加させると、1番目と2番目とのシートA,Bに対する搬送力が図9に示すように増加する。シートは傾斜面7からこの搬送力に応じた反力を受け、この反力がシートの耐力Prを超えた場合にシートが撓む。シート圧Nを増加していくと最初に1番目のシートが撓み始める。この時、シート圧Nを減ずることにより、2番目のシートの撓みが防止され、撓んだ1番目のシートのみ、パイルより捌かれ搬送されることになる。
【0014】
2)自然長変動方式
シート圧(N)一定で、図8におけるL1とL2を徐々に長くしていき、1番目のシートAが撓むと同時に自然長が減衰する方式。
【0015】
図10を用いて説明する。図8におけるLlとL2とがほぼ等しいとする。シート供供ローラ2bが回転を開始した後、シート供給ローラ2bを徐々にシートカセットの傾斜面7から遠ざけると、シートの耐力Prも(Ll)の自乗に反比例して徐々に低下する。シートの耐力Prが1番目のシートAの搬送力N・(μp―μ)を下回った時、1番目のシートAが撓む。この時、シート供給ローラ2bを傾斜面7に近づけ、耐力Prをそれ以上に低下させないことで2番目のシートBの撓みが防止され、撓んだ1番目のシートAのみ、パイルより捌かれ搬送されることになる。
【0016】
【発明が解決しようとする課題】
上述した斜面分離シート供給方式は、いずれにおいても簡単かつ安価な構成で種々の剛性のシートを確実に捌くことができるが、傾斜面7に突き当たるシートの前端部が変形している場合、より詳しくは、1番目のシートAと2番目のシートBの耐力が異なる場合には以下の問題が生じる。
【0017】
1)2番目のシートBの耐力が小さい場合
図11を用いて説明する。シートカセットに積載された2番目のシートBの搬送方向前端部Sa、すなわち、シートカセットの傾斜面7に突き当たる部分が、傾斜面7に沿つて搬送方向に上向きに湾曲(以下、「上カール」と称する)している場合、1番目のシートAが撓んだ時、同時に2番目のシートBも撓む恐れがある。すなわち、上カールにより2番目のシートBの耐力が1番目のシートAに比べ著しく低下するため、結果として1番目のシートAと2番目のシートBは、捌かれることなく同時に、重なって、シートカセットの上端から搬送される(重送)。
【0018】
2)1番目のシートの耐力が大きい場合
図12を用いて説明する。同様にシートカセットに積載された1番目のシートAが傾斜面7に沿つて搬送方向と逆側の下向きに湾曲(以下、「下カール」と称する)した場合にも1番目のシートAが撓んだ時、同時に2番目のシートBも撓んでしまう。これは下カールにより1番目のシートAの耐力が2番目のシートBに比べ著しく増加し、シート圧もしくは傾斜面7からの自然長を過剰に増加せざるを得なくなり、結果として2番目のシートBを撓ませてしまう。この場合も、上カールと同様に1番目のシートAと2番目のシートBが捌かれることなく同時に、重なって、シートカセットの上端から搬送される。
【0019】
また、画像形成装置は、上記シート搬送装置から、上カール、下カールによって、シートが重送されてくると、シートに画像を正確に形成することができない。
【0020】
(目的)
本発明は、シート積載手段に積載されたシートの先端部が変形しているとき、シートの変形を矯正して、シート搬送不良を起こすことなく、円滑にシートを搬送することのできるシート搬送装置と、この装置を備えた画像形成装置とを提供することを目的としている。
【0021】
【課題を解決するための手段】
上記、課題は、次のシート搬送装置によって解決される。
【0022】
複数枚のシートが積載され、且つ前記シートの搬送方向下流端に前記シートの先端を受け止めるシート受け面を備えたシート積載手段と、前記シートに接触し回転して前記シートを前記シート受け面に当接させて捌いて前記シート積載手段から送り出すシート供給ローラと、前記シート受け面と前記シート供給ローラとの間に位置して、前記シートの先端部を押えるシート押え手段と、を備え、前記シート押え手段が、前記シート供給ローラの回転軸に回転可能に設けられたアームと、該アームの遊端側に前記回転軸に平行に設けられた支持軸上のころとを備え、前記ころが前記シートの先端を押えるようになっている。
【0023】
前記シート受け面は、その上端側が下端側よりも、前記シートの搬送方向下流側に位置するように傾いた傾斜面である。
【0024】
前記シート供給ローラが、前記シート受け面に対して略平行に昇降可能である。
【0026】
前記シート供給ローラが、前記シート積載手段に積載された前記シートの上面に対して略平行に移動可能である。
【0031】
複数枚のシートが積載され、且つ前記シートの搬送方向下流端に前記シートの先端を受け止めるシート受け面を備えたシート積載手段と、前記シートに接触し回転して前記シートを前記シート受け面に当接させて捌いて前記シート積載手段から送り出すシート供給ローラと、前記シート受け面と前記シート供給ローラとの間に位置して、前記シートの先端部を押えるシート押え手段と、を備え、前記シート押え手段が、前記シート供給ローラの回転軸に同軸的に回転可能に設けられたアーム及び基端プーリと、前記アームの遊端側に設けられた遊端プーリと、前記基端プーリと前記遊端プーリとを掛け渡したベルトとを備え、前記ベルトが前記シートの先端を押えるようになっている。
【0032】
複数枚のシートが積載され、且つ前記シートの搬送方向下流端に前記シートの先端を受け止めるシート受け面を備えたシート積載手段と、前記シートに接触し回転して前記シートを前記シート受け面に当接させて捌いて前記シート積載手段から送り出すシート供給ローラと、前記シート受け面と前記シート供給ローラとの間に位置して、前記シートの先端部を押えるシート押え手段と、を備え、前記シート押え手段が、平板状のシート押え板であり、前記シート押え板の一部分が、前記シート積載手段に積載されたシートの積載量を確認することのできる位置に突出している。
【0033】
前記シート押え板が、前記シートの搬送方向と直交する方向の長さとほぼ同一である。
【0035】
複数枚のシートが積載され、且つ前記シートの搬送方向下流端に前記シートの先端を受け止めるシート受け面を備えたシート積載手段と、前記シートに接触し回転して前記シートを前記シート受け面に当接させて捌いて前記シート積載手段から送り出すシート供給ローラと、前記シート受け面と前記シート供給ローラとの間に位置して、前記シートの先端部を押えるシート押え手段と、を備え、前記シート受け面に前記シート押え手段の一部が入り込むための凹部が形成されている。
【0036】
上記課題は、次の画像形成装置によって解決される。
【0037】
上記いずれか1つのシート搬送装置と、前記シート搬送装置から搬送されてきたシートに画像を形成する画像形成部と、を備えている。
【0038】
(作用)
シート積載手段に積載された1番上のシートにシート押え手段が当接し、シートの変形を矯正する。シートは、シート供給ローラによって、シート積載手段のシート受け面に当接され、捌かれてシート積載手段から搬出される。シートは、変形が矯正されているため、1番目のシートと2番目のシートの耐力をより均一化され、上述した重送を防止して、1枚ずつ確実に捌かれて搬出される。
【0039】
シート受け面の上端側が、シートの搬送方向下流側に傾いた傾斜面であると、シートは円滑にシート積載手段から送り出される。
【0040】
シート供給ローラの押圧方向が、シート受け面とほぼ平行な方向であると、シートが少なくなっても、シート供給ローラは、シート受け面から所定の距離離れた、シートの前端部の所定の位置を押圧して、いつも最適な状態でシートを捌く。
【0041】
シート供給ローラが可動枠に移動可能に設けられていると、1番目のシートがシート受け面に当接して撓むまで、シートの剛性に応じて、シート供給ローラが移動して、シートを確実にシート積載手段から確実に送り出す。
【0042】
シート押え手段が、シートの搬送方向と直交する方向(幅方向)の長さとほぼ同一の押え板であると、シートの搬送方向の変形のみならず、シートの幅方向の変形も矯正することができる。
【0043】
シート押え手段が、押え板で且つ一部がシート積載手段に積載されたシートの積載量を確認することのできる位置に突出していると、シートの積載量を外部から判断できる。
【0044】
【発明の実施の形態】
以下、本発明の実施の形態を説明する。
【0045】
(シート搬送装置を備えた画像形成装置の構成)
先ず、シート搬送装置を備えた画像形成装置であるレーザービームプリンタを図1に基づいて説明する。
【0046】
図1は、シート搬送装置2を備えたレーザービームプリンタ1の概略構成を示す横断面図である。
【0047】
レーザービームプリンタ1は、シート搬送装置2、スキャナユニット3、画像形成部4、定着手段6等を備えている。
【0048】
シート搬送装置2は、上端側が下端側よりもシート搬送方向の下流側に傾いて、シートの先端を受け止めるシート受け面である傾斜面7を有するシートカセット(シート積載手段)2a、シートカセット2a内のシートSを1枚ずつ搬送するシート供給ローラ2b、及びシートカセット2aから送り出されたシートSを搬送する多数のローラ(2c,2d)等を備えている。
【0049】
スキャナユニット3は、画像情報に基づいた情報光を画像形成部4の電子写真感光体4aへ照射するようになっている。
【0050】
画像形成部4は、電子写真感光体4aに画像を形成するようになっており、電子写真感光体4aに形成された画像をシートSに転写する転写手段5を備えている。
【0051】
定着手段6は、転写された画像をシートSに定着するようになっている。
【0052】
通常、レーザビームプリンタ1の出力枚数は、予め決められており、本実施形態においては、搬送手段2(2c,2d)、転写手段5、定着手段6によって搬送されるシートSの搬送速度がほぼ同じ速度Pとなるように設定されている。
【0053】
なお、画像形成部4は、電子写真感光体4aと、少なくとも1つのプロセス手段を備え、画像形成装置1に着脱可能なプロセスカートリッジとしてユニット化されている。ここで、プロセス手段としては、例えば、電子写真感光体4aを帯電させる帯電手段、電子写真感光体4aに形成された潜像を現像する現像手段、電子写真感光体4aの表面に残留するトナーをクリーニングするためのクリーニング手段等がある。
【0054】
(シート搬送装置を備えた画像形成装置の作動状態)
図1において、レーザビームプリンタ1は、画像情報に基づいた情報光をスキャナユニット3から電子写真感光体4aへ照射して、電子写真感光体4aに潜像を形成し、この潜像を現像してトナー像を形成する。このトナー像の形成と同期して、シートSを、シートカセット2aからシート供給ローラ2b、中継ローラ対2c、及びレジストローラ対2dによって、画像形成部4へ搬送する。そして、電子写真感光体4aに形成してあるトナー像を転写手段5によってシートSに転写する。この像転写後のシートSを定着手段6に搬送し、転写トナー像をシートS上に定着する。この定着されたシートSは、搬出ローラ対2gによってシート排出トレイ24に排出される。
【0055】
(第1の実施形態のシート搬送装置)
図2は第1の実施形態のシート搬送装置の主要部の斜視図である。
【0056】
シートカセット2aには、上端側が下端側よりもシート搬送方向の下流側に位置するように傾いて、シートの先端を受け止める、例えば約70度傾いた傾斜面7が形成されている。
【0057】
シート供給ローラ2bのシートに接触する面(所謂、踏面)は、シートSを摩擦力により滑ることなく捕促できるように摩擦係数の大きな、例えば、EPDM(エチレンピロピレンゴム)等のゴム材で形成されている。シート供給ローラ−2bは、回転軸10の両端に1対一体に設けられ、駆動軸11の回転が不図示の方法(例えば、ベルト)により回転軸10に伝わることで、矢印B方向へ回転するようになっている。また、シート供給アーム9は、駆動軸11を中心に回転可能に支持されているため、シート供給ローラ2bはシートカセット2a内のシートの積載枚数に依らず1番目のシートに対し自重で、傾斜面7から距離Lの位置で当接することが出来るようになっている。
【0058】
また、シート供給ローラ2bは、駆動軸11よりシート搬送方向の下流側でシートに当接する位置にある。即ち、シート供給ローラ2bは、シートの剛性に応じて、1番目のシートの前端部が傾斜面に当たって撓むまでシートに対する垂直荷重(シート圧)を高められるようになっている。1番目のシートが撓み始め、傾斜面7を搬送される際には、シート供給ローラ2bの食い込みが解放されるため、1番目のシートに対するシート圧が急激に減衰する。これにより2番目のシートが1番目のシートとともに撓んで重送されることが防止される。
【0059】
シートカセット2a内のシート積載枚数によって、距離Lが大きく変動することは好ましくない。従って、シート供給ローラ2bのシート供給アーム9による回転半径はLの変動が少なくなるように大きしてある。シート押え手段である押圧片8は、回転軸10の両端に回転可能に1対支持されている。押圧片8は、シートカセット内の1番目のシートに当接し、傾斜面7に対するシートの変形を矯正するようになっている。押圧片8はシートの先端部を確実に矯正するため、傾斜面7とオーバーラップする位置にある。従って、傾斜面7には、干渉回避のための凹部7aが2箇所形成されている。
【0060】
なお、押圧片8は1対に限らず幾つであってよい。また、凹部7aは押圧片8の数に対応した数だけ形成されていればよい。
【0061】
第1実施形態のシート搬送装置は、次の利点がある。
【0062】
押圧片8によって、シートの前端部を矯正することにより、シートカセット2a内のシートの耐力を均一にすることができる。
【0063】
従って、先に説明したような、シートの耐力に起因する重送を防止することができる。
【0064】
更に、シートの耐力を一様に高める作用があり(Pr→Pr’)、図13に示すように|μp―μ|と|μ―μ’|が拮抗している場合の重送を防止する事ができる。すなわち、図13において1番目のシートが撓む際のシート圧による2番目のシートの搬送力とシートの耐力(Pr’)との差を十分にとることができる(D’>D)ため、1番目のシートの撓みと2番目のシートの撓みが同時に発生することはなくなる。従って、シートの表面性の荒いボンドシート等の重送を防止できるという利点が得られる。
【0065】
第1の実施形態による押圧片8は、自重によりシートに当接するが、ばね等の付勢部材を用いて付勢した場合も、また同様の利点が得られる。
【0066】
(第2の実施形態のシート搬送装置)
図3は、第2の実施形態のシート搬送装置の主要部の斜視図である。
【0067】
不図示の駆動系により駆動するシート供給ローラ2bは、シートカセット2a内に積載されたシートの面に対して平行移動可能にシート供給フレーム(可動枠)12に支持されている。また、シート供給ローラ2bは、シート供給フレーム12と、軸13との間に設けられた引張りばね14によって、常に、傾斜面7側に牽引されている。軸10は、シート供給フレーム12の両側にシートの面に平行に形成された長孔25(片方は図示省略)に移動可能に支持されている。
【0068】
シート供給フレーム12の両側面に回転自在に支持されたピニオン16,16と、シートカセット2aの傾斜面7と平行に形成されたラック15,15との案内により、シート供給フレーム12はシートS上面と傾斜面7との間を移動可能に構成されている。従つて、シート供給ローラ2bは、傾斜面7からほぼ一定の距離Lの位置で、1番目のシートに、シート供給ローラ2bの自重と、シート供給フレーム12の重量等によって接触している。
【0069】
シート供給ローラ2bは、矢印B方向に回転させられてシート上を傾斜面7から離れる方向に移動し、1番目のシートの前端部が傾斜面7に当たって撓むまでシートの剛性に応じて傾斜面7とシート供給ローラ2bとの間の距離Lを長くする。シートが撓み、シートが搬送される際には、シート供給ローラ2bは、引張りばね14に引っ張られ、搬送されるシートとほぼ一体に速やかに傾斜面7に接近されさせられ、距離Lを減少させて2番目のシートが撓んで重送されるのを防止する。
【0070】
軸13の両端には、傾斜面7に突き当たるシートの前端部の変形を矯正する1対の押圧片12aが回転自在に設けられている。この押圧片12aは、図2のシート押えと同様に、シートの積載枚数に関係なく1番目のシートに当接し、シートの先端部の変形を矯正するようになっている。押圧片12aは、シートの先端部を確実に矯正するため、傾斜面7とオーバーラップする位置にある。従って、傾斜面7には、干渉回避のための凹部7aが2箇所形成されている。
【0071】
なお、押圧片12aは1対に限らず幾つであってよい。また、凹部7aは押圧片12aの数に対応した数だけ形成されていればよい。
【0072】
第2の実施形態のシート搬送装置も第1の実施形態の搬送装置と同様な利点を有している他に、1番目のシートの前端部が傾斜面7に当たって撓むまで、シートの剛性に応じてシート供給ローラ2bが移動するようになっているため、シートを確実に分離させることができる利点を有している。
【0073】
(第3の実施形態のシート搬送装置)
図4は、第3の実施形態のシート搬送装置の主要部の斜視図である。
【0074】
シート押え手段であるシート押え板18は、搬送されるシートの幅方向略全域に亘ってシート前端部に載置され、シートの前端部を矯正できるようになっている。シート押え板18は、シートの先端部を確実に矯正するため、傾斜面7とオーバーラップする位置にある。従って、シート押え板18には、傾斜面7とオーバーラップする1対の突片18a,18aが突設され、傾斜面7には、干渉回避のため、凹部7aが2箇所形成されている。突片18aは、凹部7aに係合して、シート押え板18が、シートSの幅方向に移動しないように位置規制している。また、シート押え板18には、シート供給ローラ2bの逃げ部18bが切欠状に形成されている。
【0075】
第3の実施形態のシート搬送装置も、第1の実施形態と同様な利点を有している他に、シート押え板18が、シート搬送方向のシートの変形を矯正できるだけでなく、シートの幅方向の変形も矯正できるため、積載されたシートの耐力をより均一にして、シートの重送を確実に防止することができる。
【0076】
(第4の実施形態のシート搬送装置)
図5は、第4の実施形態のシート搬送装置の主要部の正面図である。
【0077】
シート押え手段26は、シート供給ローラ2bの回転軸10の両端に回転可能に支持された1対のアーム20と、1対のアーム20の遊端部間に回転軸10と平行に備えられた支持軸21と、支持軸21の両端部近くに設けられた回転自在な1対のころ19とで構成されている。ころ19は、シートの先端部に接触して、自重と、アーム20の重さとによって、シートの先端部の変形を矯正するようになっている。
【0078】
なお、図5は、正面図であるため、1対の部品の一方は他方に重なっており、図5には図示されていない。また、ころ19は1対に限らず幾つであってもよい。
【0079】
第4の実施形態のシート搬送装置も、第1の実施形態と同様な利点を有している。
【0080】
なお、ころ19は、シートの搬出速度とほぼ同じ回転速度でシート搬送方向に駆動されていてもよい。この場合においても、同様な利点がある。
【0081】
(第5の実施形態のシート搬送装置)
図6は、第5の実施形態のシート搬送装置の主要部の正面図である。
【0082】
シート押え手段27は、シート供給ローラ2bの回転軸10の両端に回転可能に設けられた1対のアーム28及び1対の基端プーリ29と、1対のアーム28の各遊端側に設けられた1対の遊端プーリ30と、基端プーリ29と遊端プーリ30とを掛け渡したゴム製の1対のベルト22とを備えている。ベルト22は、シートの先端部を押えて、シートの先端の変形を矯正し、シートがシートカセット2aから搬送されるとき、シートに追従回転するようになっている。1対の遊端プーリ30同士は、回転中心を共通の軸によって連結してあってもよい。
【0083】
なお、図6は、正面図であるため、1対の部品の一方は他方に重なっており、図6には図示されていない。
【0084】
また、ベルト22は1対に限らず幾つであってよい。また、アーム28、プーリ29,30は、ベルト22の数に対応した数だけ設ければよい。
【0085】
第5の実施形態のシート搬送装置も、第1の実施形態と同様な利点を有している。
【0086】
なお、ベルト22は、シートの搬出速度とほぼ同じ回転速度でシート搬送方向に駆動されていてもよい。この場合においても、同様な利点がある。
【0087】
(第6の実施形態のシート搬送装置)
図7は、第6の実施形態のシート搬送装置の主要部の斜視図である。
【0088】
第6実施形態のシート搬送装置は、第1実施形態のシート搬送装置における押圧片8の代わりにシート押え手段としてシート押え板17を回転軸10の両端に回動可能に設けた構成になっている。シート押え板17には、傾斜面7とオーバーラップする1対の突片17a,17aが突設され、傾斜面7には、干渉回避のため、凹部7aが2箇所形成されている。また、シート押え板17には、シート供給ローラ2bの逃げ部17bが切欠状に形成されている。
【0089】
シート押え板17は1番目のシートにシート幅方向全域で当接し、シートの前端部の変形を矯正するようになっている。シート押え板17の一部分には、シートの幅方向の領域外で傾斜面7より搬送方向下流側に突出する突片17cが設けられている。突片17cは、シートカセット2aの貫通孔2aaから突出している。
【0090】
第6の実施形態のシート搬送装置は、第1の実施形態のシート搬送装置と同様な利点を有している他に、シート押え板17が、常に、供給される1番面のシートに接触しているため、シートカセット2aがレーザービームプリンタ1に組まれた状態において、突片17cの位置を確認することによって、シートカセット2a内のシートの残存枚数が外部から確認することができる利点を有している。従って、シート押え板17は、シート残存枚数標示機能を備えている。
【0091】
なお、以上説明した第3乃至第6の各実施形態におけるシート供給ローラ2bの配置関係及び作用は、第1の実施形態のシート供給ローラ2bの配置関係及び作用は同様である。
【0092】
【発明の効果】
本発明のシート搬送装置は、次の効果を奏する。
【0093】
シートカセットのシート受け面を利用しシートの撓みによってシートを捌くシート供給方式のシート搬送装置において、積載されたシートの搬送方向前端部を矯正するシート押え手段をシート受け面とシート供給ローラとの間に設けることで、シートの変形に起因する重送を防止することができる。
【0094】
シート受け面の上端側を下端側よりもシートの搬送方向下流側に傾けた傾斜面にすると、シートを円滑に搬送することができる。
【0095】
シート供給ローラの押圧方向が、シート受け面とほぼ平行な方向であると、シートが少なくなっても、シート供給ローラは、シート受け面から所定の距離離れた、シートの前端部の所定の位置を押圧して、いつも最適な状態でシートを捌くことができる。
【0096】
また、シート押え手段を板状のシート押え板にして、その一部分がシート積載量を確認することのできる位置に突出していると、シート押え板はシートカセット内のシートの残量を表示することができ、シートの残量管理が容易になる。
【0097】
本発明の画像形成装置は、上記のシート搬送装置を備えているため、シート搬送装置からシートが円滑に送られてくるため、シートに画像を正確に形成することができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の実施形態のシート搬送装置が備えられる画像形成装置であるレーザービームプリンタの断面図である。
【図2】第1の実施形態のシート搬送装置の主要部の斜視図である。
【図3】第2の実施形態のシート搬送装置の主要部の斜視図である。
【図4】第3の実施形態のシート搬送装置の主要部の斜視図である。
【図5】第4の実施形態のシート搬送装置の主要部の正面図である。
【図6】第5の実施形態のシート搬送装置の主要部の正面図である。
【図7】第6の実施形態のシート搬送装置の主要部の斜視図である。
【図8】傾斜面を用いた斜面分離シート供給方式によるシート搬送装置におけるシートと傾斜面とにおける各力の作用状態図である。
【図9】斜面分離シート供給方式説明用のシート圧と搬送力の関係図である。
【図10】斜面分離シート供給方式説明用の自然長とシートの耐力との関係図である。
【図11】2番目のシートが上向きにカールしている状態の図である。
【図12】1番目のシートが下向きにカールしている状態の図である。
【図13】各実施形態の利点を説明するシート圧と搬送力の関係図である。
【符号の説明】
S シート
Sa シートの先端
1 レーザビームプリンタ(画像形成装置)
2 シート搬送装置
2a シートカセット(シート積載手段)
2b シート供給ローラ
4 画像形成部
7 シートカセットの傾斜面(シート受け面)
7a 凹部
8 押圧片(シート押え手段)
12 シート供給フレーム(可動枠)
12a 押圧片(シート押え手段)
15 ラック
16 ピニオン
17 シート押え板(シート押え手段)
17a 突片
17b 逃げ部
17c 突片
18 シート押え板(シート押え手段)
19 ころ(シート押え手段)
20 ころアーム(シート押え手段)
21 支持軸(シート押え手段)
22 ベルト(シート押え手段)
25 長孔
26 シート押え手段
27 シート押え手段
28 アーム(シート押え手段)
29 基端プーリ(シート押え手段)
30 遊端プーリ(シート押え手段)

Claims (11)

  1. 複数枚のシートが積載され、且つ前記シートの搬送方向下流端に前記シートの先端を受け止めるシート受け面を備えたシート積載手段と、
    前記シートに接触し回転して前記シートを前記シート受け面に当接させて捌いて前記シート積載手段から送り出すシート供給ローラと、
    前記シート受け面と前記シート供給ローラとの間に位置して、前記シートの先端部を押えるシート押え手段と、を備え
    前記シート押え手段が、前記シート供給ローラの回転軸に回転可能に設けられたアームと、該アームの遊端側に前記回転軸に平行に設けられた支持軸上のころとを備え、前記ころが前記シートの先端を押えることを特徴とするシート搬送装置。
  2. 前記シート受け面は、その上端側が下端側よりも、前記シートの搬送方向下流側に位置するように傾いた傾斜面であることを特徴とする請求項1に記載のシート搬送装置。
  3. 前記シート供給ローラが、前記シート受け面に対して略平行に昇降可能であることを特徴とする請求項1又は2に記載のシート搬送装置。
  4. 前記シート供給ローラが、前記シート積載手段に積載された前記シートの上面に対して略平行に移動可能であることを特徴とする請求項1又は2に記載のシート搬送装置。
  5. 複数枚のシートが積載され、且つ前記シートの搬送方向下流端に前記シートの先端を受け止めるシート受け面を備えたシート積載手段と、
    前記シートに接触し回転して前記シートを前記シート受け面に当接させて捌いて前記シート積載手段から送り出すシート供給ローラと、
    前記シート受け面と前記シート供給ローラとの間に位置して、前記シートの先端部を押えるシート押え手段と、を備え、
    前記シート押え手段が、前記シート供給ローラの回転軸に同軸的に回転可能に設けられたアーム及び基端プーリと、前記アームの遊端側に設けられた遊端プーリと、前記基端プーリと前記遊端プーリとを掛け渡したベルトとを備え、前記ベルトが前記シートの先端を押えることを特徴とするシート搬送装置。
  6. 前記シート受け面は、その上端側が下端側よりも、前記シート搬送方向下流側に位置するように傾いた傾斜面であることを特徴とする請求項5に記載のシート搬送装置。
  7. 複数枚のシートが積載され、且つ前記シートの搬送方向下流端に前記シートの先端を受け止めるシート受け面を備えたシート積載手段と、
    前記シートに接触し回転して前記シートを前記シート受け面に当接させて捌いて前記シート積載手段から送り出すシート供給ローラと、
    前記シート受け面と前記シート供給ローラとの間に位置して、前記シートの先端部を押えるシート押え手段と、を備え、
    前記シート押え手段が、平板状のシート押え板であり、前記シート押え板の一部分が、前記シート積載手段に積載されたシートの積載量を確認することのできる位置に突出していることを特徴とするシート搬送装置。
  8. 前記シート押え板が、前記シートの搬送方向と直交する方向の長さとほぼ同一である請求項に記載のシート搬送装置。
  9. 複数枚のシートが積載され、且つ前記シートの搬送方向下流端に前記シートの先端を受け止めるシート受け面を備えたシート積載手段と、
    前記シートに接触し回転して前記シートを前記シート受け面に当接させて捌いて前記シート積載手段から送り出すシート供給ローラと、
    前記シート受け面と前記シート供給ローラとの間に位置して、前記シートの先端部を押えるシート押え手段と、を備え、
    前記シート受け面に前記シート押え手段の一部が入り込むための凹部が形成されていることを特徴とするシート搬送装置。
  10. 前記シート受け面は、その上端側が下端側よりも、前記シート搬送方向下流側に位置するように傾いた傾斜面であることを特徴とする請求項9に記載のシート搬送装置。
  11. 請求項1乃至10のいずれか1項に記載のシート搬送装置と、
    前記シート搬送装置から搬送されてきたシートに画像を形成する画像形成部と、を備えたことを特徴とする画像形成装置。
JP22082498A 1998-08-04 1998-08-04 シート搬送装置及びこの装置を備えた画像形成装置 Expired - Fee Related JP3595689B2 (ja)

Priority Applications (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP22082498A JP3595689B2 (ja) 1998-08-04 1998-08-04 シート搬送装置及びこの装置を備えた画像形成装置

Applications Claiming Priority (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP22082498A JP3595689B2 (ja) 1998-08-04 1998-08-04 シート搬送装置及びこの装置を備えた画像形成装置

Publications (2)

Publication Number Publication Date
JP2000053266A JP2000053266A (ja) 2000-02-22
JP3595689B2 true JP3595689B2 (ja) 2004-12-02

Family

ID=16757135

Family Applications (1)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP22082498A Expired - Fee Related JP3595689B2 (ja) 1998-08-04 1998-08-04 シート搬送装置及びこの装置を備えた画像形成装置

Country Status (1)

Country Link
JP (1) JP3595689B2 (ja)

Families Citing this family (8)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP4075829B2 (ja) 2004-03-05 2008-04-16 ブラザー工業株式会社 供給ローラユニット及び搬送装置
JP2007070068A (ja) * 2005-09-07 2007-03-22 Seiko Epson Corp 給紙カセット誘導機構
JP4667311B2 (ja) * 2006-07-07 2011-04-13 キヤノン株式会社 給紙装置
US7810803B2 (en) * 2007-05-24 2010-10-12 Hewlett-Packard Development Company, L.P. Sheet constraint
JP5240440B2 (ja) * 2008-05-30 2013-07-17 セイコーエプソン株式会社 給送装置、記録装置
JP5510571B2 (ja) * 2013-02-15 2014-06-04 セイコーエプソン株式会社 給送装置、記録装置
JP6060885B2 (ja) 2013-12-11 2017-01-18 ブラザー工業株式会社 給送装置及び画像記録装置
JP6176173B2 (ja) * 2014-03-31 2017-08-09 ブラザー工業株式会社 給送装置及び画像記録装置

Also Published As

Publication number Publication date
JP2000053266A (ja) 2000-02-22

Similar Documents

Publication Publication Date Title
JP3208193B2 (ja) 画像形成装置のシート給送方法とそのシート給送方法を実施するシート給送装置
JP2966243B2 (ja) シート材給送装置及び画像形成装置
US8424867B2 (en) Sheet feeder and image forming apparatus including the same
JP2009203071A (ja) 給紙装置及び画像形成装置
US8002276B2 (en) Sheet conveyance device
JP3595689B2 (ja) シート搬送装置及びこの装置を備えた画像形成装置
JP2006315775A (ja) 画像形成装置
JPH09235041A (ja) 用紙搬送装置
JP4877924B2 (ja) 画像形成装置
JP2007022799A (ja) シート積載装置、及びこれを備えた画像形成装置
JP4736736B2 (ja) 画像形成装置
US20050001372A1 (en) Sheet feeding apparatus and image forming apparatus
JP4804080B2 (ja) シート搬送装置及び画像形成装置
JP4325590B2 (ja) 画像形成装置及び傾き調整方法
JP4569907B2 (ja) 媒体搬送装置及び画像形成装置
JP2001253595A (ja) 用紙搬送装置
JP5060332B2 (ja) 給紙装置及びこれを備えた画像形成装置
JPH11349167A (ja) シート材供給装置
JP3620770B2 (ja) 用紙搬送装置およびその用紙搬送装置を用いたファクシミリ装置
JPH07285705A (ja) 給紙装置
JP4239889B2 (ja) 用紙後処理装置
JP3559859B2 (ja) 分離給紙装置
JP2023179214A (ja) 給紙装置
JP3320198B2 (ja) シート積載装置及び画像形成装置
JP3918912B2 (ja) 用紙斜行矯正装置及び画像形成装置

Legal Events

Date Code Title Description
A977 Report on retrieval

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A971007

Effective date: 20040517

A131 Notification of reasons for refusal

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A131

Effective date: 20040601

A521 Written amendment

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A523

Effective date: 20040723

TRDD Decision of grant or rejection written
A01 Written decision to grant a patent or to grant a registration (utility model)

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A01

Effective date: 20040824

A61 First payment of annual fees (during grant procedure)

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A61

Effective date: 20040906

R150 Certificate of patent (=grant) or registration of utility model

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R150

FPAY Renewal fee payment (prs date is renewal date of database)

Free format text: PAYMENT UNTIL: 20070910

Year of fee payment: 3

FPAY Renewal fee payment (prs date is renewal date of database)

Free format text: PAYMENT UNTIL: 20080910

Year of fee payment: 4

FPAY Renewal fee payment (prs date is renewal date of database)

Free format text: PAYMENT UNTIL: 20090910

Year of fee payment: 5

FPAY Renewal fee payment (prs date is renewal date of database)

Free format text: PAYMENT UNTIL: 20090910

Year of fee payment: 5

FPAY Renewal fee payment (prs date is renewal date of database)

Free format text: PAYMENT UNTIL: 20100910

Year of fee payment: 6

FPAY Renewal fee payment (prs date is renewal date of database)

Free format text: PAYMENT UNTIL: 20100910

Year of fee payment: 6

FPAY Renewal fee payment (prs date is renewal date of database)

Free format text: PAYMENT UNTIL: 20110910

Year of fee payment: 7

FPAY Renewal fee payment (prs date is renewal date of database)

Free format text: PAYMENT UNTIL: 20110910

Year of fee payment: 7

FPAY Renewal fee payment (prs date is renewal date of database)

Free format text: PAYMENT UNTIL: 20120910

Year of fee payment: 8

FPAY Renewal fee payment (prs date is renewal date of database)

Free format text: PAYMENT UNTIL: 20120910

Year of fee payment: 8

FPAY Renewal fee payment (prs date is renewal date of database)

Free format text: PAYMENT UNTIL: 20130910

Year of fee payment: 9

LAPS Cancellation because of no payment of annual fees