JP4736736B2 - 画像形成装置 - Google Patents

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Description

本発明は紙曲がりを補正することによってコピー生産性の向上や騒音防止が可能な画像形成装置に関する。
複写機やレーザープリンタといった画像形成装置は、一般にトナーによって現像された画像を担持する像担持体と、像担持体より搬送路の上流側にある1対のレジストローラ及び、レジストローラより搬送路の上流に設けられた用紙を検知するための検知手段を有している。
給紙装置から給紙され搬送路を搬送されてきた用紙は、検知手段が用紙の先端を検知してから一定時間が経過したところで一旦停止する。この間に用紙の先端はレジストローラのニップ部に突き当たり、レジストローラとその上流側にあるループ作成ローラとの間にループと呼ばれる用紙のたわみが形成される。このようなループを作成することでレジストローラに突き当たった用紙先端の紙曲がりが補正され、用紙に画像を転写するときの転写位置のずれを防止できる。
また、レジストローラと、その上流側に第1検知手段、レジストローラより下流側に第2検知手段と、を有し、用紙を一旦レジストローラに突き当てて紙曲がりを補正した後に、第2センサが用紙先端を検知するまでレジストローラを駆動して用紙を搬送するものがある(例えば特許文献1を参照)。
特開平7−261485号(段落0012,0013,図1)
一般にループの大きさは機種毎でかつ給紙トレイ毎に予め設定されており、個々の機械の給紙トレイ毎の設定はされていない。その結果、設定されるループの大きさは、個々の機械又は用紙が必要とするループの大きさのバラツキを吸収するために大きくなる傾向がある。ループの大きさが大きいほどループ作成にかかる時間が長くなり、コピー生産性への障害となる。また、ループが大きいと、ループ作成時に用紙が搬送路に衝突することがあり、これが騒音発生の要因となっている。
特許文献1は、用紙の厚さの違いによる転写位置のずれを防止するものであるが、紙曲がりを補正するためのループの大きさを個々の機械毎又は用紙の種類毎には設定していないため、コピー生産性や騒音に関する対策はなされていない。
そこで、本発明は紙曲がりを補正することによってコピー生産性の向上や騒音防止が可能な画像形成装置の提供を目的とする。
上記課題を達成するために、本発明の画像形成装置は、レジストローラと、用紙の搬送方向に対して前記レジストローラよりも上流側にあり、前記レジストローラのニップ部に用紙の先端を突き当てて該用紙にループを形成するループ作成ローラと、前記レジストローラと前記ループ作成ローラとの間における、前記搬送方向に対して交差する方向に沿って複数設けられた、用紙を検知する検知手段と、複数の前記検知手段の検知タイミングから複数枚分の用紙の曲がり量の平均値である曲がり量平均値を算出し、該曲がり量平均値を基に補正量を求め、かつ該補正量を基に前記ループ作成ローラが作成する用紙のループの大きさを補正する第1補正動作を行う制御部と、を有することを特徴としている。
また、用紙にトナー画像を形成する画像形成部を有し、前記制御部は、前記画像形成部が画像形成を所定枚数行う毎に、前記第1補正動作を行うこととしたり、画像形成装置からの出し入れが可能であり、用紙を収容する給紙トレイを有し、前記制御部は、前記画像形成装置に前記給紙トレイが入れられてから、最初に搬送される用紙に対して前記第1補正動作を行うこととしたり、前記制御部は、前記複数枚分の用紙の次以降に搬送されてくる用紙に対して、前記補正量を基に前記ループ作成ローラが作成するループの大きさの補正を行う構成としたり、前記搬送方向と交差する方向に沿って複数設けられた、用紙を検知する確認用検知手段と、前記制御部により前記第1補正動作が行われた用紙において、複数の前記確認用検知手段の検知タイミングから曲がり量を算出し、該曲がり量が予め定められた許容範囲内にあるかどうかの判断を行う補正確認手段と、を有し、前記制御部は、前記補正確認手段により前記曲がり量が前記許容範囲内にないと判断された場合には、新たな複数枚分の用紙を用いて前記第1補正動作を再度行うこととしたり、前記検知手段は前記確認用検知手段を兼ねている構成としたり、前記制御部は、前記曲がり量が前記許容範囲内に入るまで、新たな複数枚分の用紙を用いて前記第1補正動作を繰り返し行うこととしたり、前記制御部は、複数の前記検知手段の検知タイミングから一枚分の用紙の曲がり量を算出し、該一枚分の用紙の曲がり量から補正量を求め、かつ該補正量を基に前記ループ作成ローラが作成する用紙のループの大きさを補正する第2補正動作を行い、前記搬送方向と交差する方向に沿って複数設けられた、用紙を検知する確認用検知手段と、前記制御部により前記第2補正動作が行われた用紙において、複数の前記確認用検知手段の検知タイミングから曲がり量を算出し、該曲がり量が予め定められた許容範囲内にあるかどうかの判断を行う補正確認手段と、を有し、前記制御部は、前記補正確認手段により前記曲がり量が前記許容範囲内にないと所定の回数判断された場合には、次に搬送されてくる用紙から前記第1補正動作を行う構成としたり、前記制御部は、前記補正量を適用した後の前記ループの大きさが予め決められた上限値を超えている場合には、前記補正量を基に前記ループ作成ローラが作成する用紙のループの大きさの補正を行わないこととすることもできる。
本発明の画像形成装置によれば、用紙を搬送する搬送手段と、用紙の搬送方向に対して交差するように複数設けられた、用紙を検知する検知手段と、複数の前記検知手段の検知タイミングから用紙の曲がり量を算出する算出手段と、該算出手段が算出した曲がり量を基に補正量を求め、該補正量を基に前記搬送手段の補正を行う補正手段と、該補正手段によって用紙の曲がり量が補正されたかどうかを確認するために、用紙の搬送方向に直交するように設けられた複数の確認用検知手段と、該確認用検知手段の検知タイミングから曲がり量を算出し、曲がり量が許容範囲にない場合に、前記補正手段による補正を行う補正確認手段と、を有する構成とすることで、用紙のループの大きさを適切なものにでき、搬送時間を最小にすることができるので、コピー生産性の向上が可能であり、また、必要以上に大きなループを形成することがないため、ループ解消時に発生する騒音を低減できる。
また、前記補正手段は、前記算出手段が算出した所定枚数の曲がり量の平均値を算出し、該平均値から補正量を求め、該補正量を次以降の用紙搬送に対して適用する場合には、より適切なループの大きさを設定することが可能となる。
さらに、前記検知手段は前記確認用検知手段を兼ね、補正量を適用した後に搬送された用紙の後端を検知し、前記補正確認手段は前記検知手段が検知した検知タイミングから得た曲がり量が許容範囲にあるかどうかの判断を行う様にした場合は、検知手段の数が少なくできコストを抑えられる。
以下、本発明の実施の形態を添付図面を参照して説明する。図1は本発明の実施形態である画像形成装置の全体構成図である。この画像形成装置100は、画像入力部である自動原稿搬送装置10と画像読取部20、画像形成部30、給紙部40、定着装置50及び排紙部60を有している。画像形成装置100の本体上部には画像読取部20と、さらにその上に自動原稿搬送装置10が搭載されている。
自動原稿搬送装置10により搬送される原稿はスリットガラス17上を通過する時に画像読取部20によって原稿画像が読み取られる。画像読取部20のCCDセンサ27は、読み取った原稿の光画像を電子画像データに変換する。変換された電子画像データは、アナログ処理、A/D変換、シェーディング補正、画像圧縮処理等を行われた後、ディジタル化した画像情報として画像形成部30へ送られる。
画像形成部30は、表面に静電潜像が形成されるドラム状の像担持体1を中央に有しており、像担持体1の外周面に沿って画像形成動作順に、この像担持体1の表面をほぼ一様に帯電する帯電装置31、露光装置32、現像装置33、転写分離装置34及びクリーニング装置35が配設されている。
画像形成部30の露光装置32では、ディジタル化された画像情報データをもとに、半導体レーザを電気的に変調し、コリメータレンズを通して多面体反射鏡36(ポリゴンミラー)と補正レンズ群によって副走査を行なう。さらに像担持体1を回転させることで主走査が行われ、原稿画像の静電潜像が像担持体1上に再現される。
露光に先立ち、像担持体1上には、帯電装置31のコロナ放電により所定の表面電荷が付与されているが、レーザ光の照射により露光部分の電荷が露光量に応じて減じられ、結果として画像情報に応じた静電潜像がそれぞれの像担持体1上に形成される。静電潜像は、現像装置33から供給された現像剤により現像されてトナー画像となる。
画像形成装置100本体の下部には、画像形成部30に用紙Pを供給する給紙部40が設けられている。給紙部40は大容量の給紙トレイ49を有し、用紙Pを収容する給紙トレイ49の底部には持ち上げ手段により上方向に持ち上げられる可動板42が配置されている。可動板42は給紙開始信号を受けて、用紙Pの最上部が上限検知センサで限定される上限位置にくるまで上昇する。
給紙部40には給紙装置41が設けられている。給紙装置41は給紙トレイ49に載置される用紙Pを最上部から吸引して搬送路37へ送り出す吸引送出手段43と、吸引送出手段43の用紙搬送方向下流側に配置され、摩擦ローラにより用紙Pの捌きを行なって用紙Pを一枚ずつ搬送路37へ送り込む分離給送手段44とを主要素として構成される。
吸引送出手段43により吸引された用紙Pは吸引送出手段43の吸引ベルト搬送により給紙トレイ49から排出され、一対のローラを有する分離給送手段44により一枚ずつ分離されて搬送路37に送り出された後、中間ローラ及びレジストローラ38等の搬送手段によって搬送されて画像形成部30に送られる。像担持体1の表面上に形成されたトナー画像は転写分離装置34において用紙上に一括転写され、転写された未定着トナー画像は定着装置50によって用紙Pに加熱定着された後、排紙ローラ61にガイドされて装置外に排出される。
上記構成の画像形成装置100には、レジストローラ38よりも上流側、すなわち図の下方側に検知手段70が設けられている。
図2はレジストローラ周辺の構成を示す側面図である。検知手段70は発光部と受光部とを有する反射型フォトセンサであり、反射光の強弱によって用紙Pの有無を検知するようになっている。検知手段70は、検知手段取付部材71に取り付けられており、検知手段取付部材71の先端に設けられた湾曲部72に一対のレジストローラ38のうちの一方が収められている。検知手段取付部材71は、レジストローラ38から検知手段70までの距離を一定にするための位置決めを行うものである。また、図2の検知手段70は用紙Pの斜め送りを補正した後に正しく補正されたかどうかを確認するための、確認用検知手段も兼ねている。本発明は、上記のような構成の他、確認用検知手段を検知手段70とは別に、レジストローラ38と像担持体1との間に配置し、レジストローラ38が画像形成部30へ搬送してくる用紙Pの先端を検知することで確認を行うような構成にしてもよい。
検知手段取付部材71よりも搬送路の上流側、すなわち図2の下方には一対のループ作成ローラ73が取り付けられている。用紙Pはループ作成ローラ73のニップ部N1を通過する。用紙Pの先端が検知手段70の前を通ると、検知手段70が用紙Pの先端を検知して、その時点から所定の時間が経過した後に搬送を一旦停止する。検知手段70が用紙Pの先端を検知してから用紙Pの搬送が停止するまでの間に、用紙Pの先端はレジストローラ38のニップ部N2に当接し、レジストローラ38とループ作成ローラ73との間に仮想線で示したようなループと呼ばれるたわみが形成される。また、検知手段取付部材71に対向する位置にはループの大きさを規制する規制部材74が設けられている。
図3は検知手段の取り付け位置を示す平面図である。図3において、用紙Pは下方から上方へ、すなわち矢印Aで示す方向へ搬送されており、検知手段70は用紙Pの搬送方向に対して直交するように2つ配置されている。図3では用紙Pの左端側には第1検知手段701が、右端側には第2検知手段702が配置されている。
なお、本発明は複数の検知手段が用紙の搬送方向と交差する方向に沿って配置されていればよく、図3の構成以外に、2つの第1,第2検知手段701,702が右側又は左側に寄せて配置されていたり、3つ以上の検知手段70が配置されているような構成も可能である。
図4は本発明の画像形成装置のブロック図である。全体制御部80は画像形成装置100の各装置を協調して動作するように制御するものである。画像処理部81は画像読取部20が読み取った電子画像データに、アナログ処理、A/D変換、シェーディング補正、画像圧縮処理等を行い、ディジタル化した画像情報に変換するものである。
算出手段82は、検知手段70が用紙端を検知した時の検知タイミングのずれから、用紙Pの曲がり量を算出する。
図5は用紙の曲がり量を示す図である。実線は紙曲がりが起きていない状態の用紙Pであり、仮想線が紙曲がりが発生した状態の用紙Pを表す。Wは用紙Pの幅を表し、Sは用紙のずれ幅を表している。ここで、用紙Pの曲がり量は、用紙幅Wに対するずれ幅Sの百分率として表す。すなわち、S/W×100となる。たとえば、用紙幅Wが100mmでずれ幅Sが1mmとすると、曲がり量は1%となる。用紙幅Wは用紙Pのサイズと向きが分かれば特定でき、ずれ幅Sは検知手段70が用紙端を検知するタイミングのずれから求めることができる。
図4に戻り、補正手段83は算出手段82が算出した曲がり量を基に補正量を求め、その補正量を適用した後のループの大きさを駆動制御手段85に設定するものである。ここで補正量とは、現在設定されているループの大きさをどれだけ増減するかを示す数値のことを言う。たとえば曲がり量が大きい用紙Pの場合には、ループの大きさを現在設定されているループの大きさよりも大きくすれば良い。また、ループの大きさの変更は、検知手段70が用紙端を検知してからループ作成ローラ73を一旦停止させるまでの時間を変えることで行うことができる。ループの大きさを大きくするためにはこの時間を長くすればよい。
補正確認手段84は、補正手段83が設定したループの大きさで正しく補正ができているかどうかを確認するものである。具体的には、補正手段83がループの大きさを設定した後に搬送されてきた用紙Pの後端を2つの検知手段70に検知させ、その検知タイミングが予め決められた許容範囲内に入っているかどうかを判断する。もし許容範囲に入っていない場合には、補正手段83によって再度の補正が行われる。
駆動制御手段85は、補正手段83により設定されたループの大きさを用いて、ループ作成ローラ73の駆動・停止を制御するものである。
図6は、用紙が曲がった状態で搬送されている状態を示す図であり、(a)は第1検知手段701が用紙を検知した状態を表し、(b)は第2検知手段702が用紙を検知した状態を表す。図6のように用紙Pが右に曲がった状態、すなわち左端が右端よりも先行した状態で搬送されると、図6(a)に示すように、左側にある第1検知手段701が用紙Pの先端を検知する。それから少し遅れて図6(b)のように右側にある第2検知手段702が用紙Pの先端を検知する。
図7は検知手段が斜め送りの用紙を検知した状態を示す図である。図6に示した右に曲がった状態の用紙Pが搬送されてくると、最初に左側の第1検知手段701がONになる(図7(a))。算出手段82は、第1検知手段701がONになった時刻を記憶する。そのまま用紙Pが搬送されると、右側にある第2検知手段702がONになる(図7(b))ので、算出手段82は第2検知手段702がONになった時刻を記憶する。そして算出手段82は、第2検知手段702がONになった時刻から第1検知手段701がONになった時刻を引く。これによって、第1検知手段701がONになってから第2検知手段702がONになるまでの時間Tを求めることができる。この時間Tと用紙Pの搬送速度の積を求めることでずれ幅Sを求めることができる。
図8は、用紙の紙曲がりを補正する処理を示したフローチャートである。このフローチャートは、画像形成をM枚行うごとに全体制御部80によって起動される。ここでMとは、1000枚や2000枚といった予め設定された画像形成枚数を表す。本発明は、このように所定枚数ごとに補正処理を実行してもよいし、用紙Pを補給又は交換する目的で給紙装置41から給紙トレイ49を出し入れしてから、最初に搬送された用紙Pに対して行うようなかたちでも良い。
図8のフローチャートが実行されると、まず、給紙装置41から搬送されたM枚目の用紙Pについて第1,第2検知手段701,702が用紙先端を検知する。算出手段82は、第1,第2検知手段701,702がそれぞれ用紙Pを検知した時間の差である時間Tを基に、用紙Pの曲がり量を算出する(S01)。
曲がり量を求めたら、補正手段83は算出手段82が求めた用紙Pの曲がり量を基に、補正量を求める(S02)。補正量は、所定の数式によって算出しても良いし、曲がり量に対する補正量を格納した表を補正手段83内に設け、そこから算出手段82によって算出された曲がり量に該当する補正量を探し出すこととしてもよい。
補正量を求めたら、補正手段83は、その補正量を適用した後のループの大きさが、予め決められた上限値を超えていないかどうかを判断する(S03)。ループの大きさが所定の上限値よりも大きくなると、ループ作成ローラ73が作成した用紙Pのループ部分が、規制部材74に当接し、用紙Pの座屈等の原因となるためであり、ループの大きさが上限を超えていた場合には補正を行わずに補正処理が終了する。
ループの大きさが上限を超えていない場合、補正手段83は、求めた補正量を適用した新しいループの大きさを駆動制御手段85に設定する(S04)。ここで設定したループの大きさは次の画像形成処理から適用される。
次の用紙P、すなわちM+1枚目の用紙Pが搬送されてきたら、ループ作成ローラ73は補正量によって補正されたループの大きさに従ってループを作成する。その後、レジストローラ38がM+1枚目の用紙Pを画像形成部30へ搬送しているときに、第1,第2検知手段701,702がM+1枚目の用紙Pの後端を検知する(S05)。
算出手段82は第1,第2検知手段701,702が用紙Pの後端を検知したタイミングから用紙Pの曲がり量を算出し、補正確認手段84は算出された曲がり量が許容範囲内にあるかどうかを判断する(S06)。
曲がり量が許容範囲であれば補正処理は終了となり、次のM枚目までは補正を行わない。逆に曲がり量が許容範囲外であれば、S01に戻り、S05で算出された曲がり量を基に補正量を決定し、次以降に搬送されてくる用紙Pに対して適用する。この処理を曲がり量が許容範囲にはいるまで繰り返す。
図9は、用紙の紙曲がりを補正する処理の第2実施例を示したフローチャートである。第2実施例は、図8の実施例と同様に予め設定された画像形成枚数M毎に実行される。補正処理が実行されると、算出手段82は、第1,第2検知手段701,702の検知タイミングのずれである時間Tから曲がり量を算出し、それを所定画像形成枚数であるK枚分積算し平均値を求める(S11)。算出手段82は、算出されたK枚分の曲がり量の平均値を補正手段83に渡す。補正手段83は与えられた曲がり量から補正量を求め(S12)、求めた補正量を適用した新しいループの大きさが上限を超えているかどうか判断する(S13)。ループの大きさが所定の範囲内にあれば、求めた補正量を適用した新しいループの大きさを駆動制御手段85に設定する(S14)。用紙Pの曲がり量は用紙P毎にバラツキがあるため、用紙P1枚の曲がり量を基に補正するよりも、複数枚の曲がり量の平均値を基に補正した方がより正確な補正が可能となる。
M+K枚目の用紙Pに画像形成処理を行う時、第1,第2検知手段701,702は用紙Pの後端を検知して、補正確認手段84はその検知タイミングから曲がり量を算出する(S15)。算出した曲がり量が予め定められた許容範囲に入っていれば(S16)、補正処理は終了し、許容範囲外であればS11に戻り補正手段83により補正量を求め補正を行う。
図10は、用紙の紙曲がりを補正する処理の第3実施例を示したフローチャートである。S21からS26までは、図8のS01からS06と同じく、予め設定された画像形成枚数M枚目の用紙Pの曲がり量から補正値を算出し、M+1枚目の搬送に適用する処理となっている。S26で補正確認手段84がM+1枚目の用紙Pの曲がり量が許容範囲にないと判断した場合、今回S26で判断した用紙PがM+Q枚目でなければ、S21に戻り再度補正量を求める(S27)。M+Q枚目であったなら、1枚ずつの補正では許容範囲に入らないと判断し、次に搬送されてくる用紙PからL枚分の曲がり量の平均値を算出し(S28)、算出された平均値から補正手段83が補正量を求め(S29)、補正量を適用した新しいループの大きさを駆動制御手段85に設定する(S30)。ここでQは、補正が許容範囲に入っていない場合に補正処理を何回行うかを示す数であり、LはQ枚以内に許容範囲に入らなかった場合に平均値を求めるために必要な画像形成枚数を示しており、いずれも補正確認手段84に予め格納されている。これらの値は、図示しない入力手段から変更できるようにしてもよい。
なお、本発明の画像形成装置は、上記した実施の形態に限定されるものではなく、本発明の要旨を逸脱しない範囲内において種々変更を加え得ることは勿論である。
本発明の実施形態である画像形成装置の全体構成図である。 レジストローラ周辺の構成図である。 検知手段の取り付け位置を示す図である。 本発明の画像形成装置のブロック図である。 用紙の曲がり量を示す図である。 用紙が曲がった状態で搬送されている状態を示す図であり、(a)は第1検知手段が用紙を検知した状態を表し、(b)は第2検知手段が用紙を検知した状態を表す。 検知手段が斜め送りの用紙を検知した状態を示す図である。 用紙の紙曲がりを補正する処理を示したフローチャートである。 用紙の紙曲がりを補正する処理の第2実施例を示したフローチャートである。 用紙の紙曲がりを補正する処理の第3実施例を示したフローチャートである。
符号の説明
38 レジストローラ
70 検知手段
73 ループ作成ローラ
82 算出手段
83 補正手段
84 補正確認手段
100 画像形成装置
N2 ニップ部
P 用紙

Claims (9)

  1. レジストローラと、
    用紙の搬送方向に対して前記レジストローラよりも上流側にあり、前記レジストローラのニップ部に用紙の先端を突き当てて該用紙にループを形成するループ作成ローラと、
    前記レジストローラと前記ループ作成ローラとの間における、前記搬送方向に対して交差する方向に沿って複数設けられた、用紙を検知する検知手段と、
    複数の前記検知手段の検知タイミングから複数枚分の用紙の曲がり量の平均値である曲がり量平均値を算出し、該曲がり量平均値を基に補正量を求め、かつ該補正量を基に前記ループ作成ローラが作成する用紙のループの大きさを補正する第1補正動作を行う制御部と、を有することを特徴とする画像形成装置。
  2. 用紙にトナー画像を形成する画像形成部を有し、
    前記制御部は、前記画像形成部が画像形成を所定枚数行う毎に、前記第1補正動作を行うことを特徴とする請求項1に記載の画像形成装置。
  3. 画像形成装置からの出し入れが可能であり、用紙を収容する給紙トレイを有し、前記制御部は、前記画像形成装置に前記給紙トレイが入れられてから、最初に搬送される用紙に対して前記第1補正動作を行うことを特徴とする請求項1又は2に記載の画像形成装置。
  4. 前記制御部は、前記複数枚分の用紙の次以降に搬送されてくる用紙に対して、前記補正量を基に前記ループ作成ローラが作成するループの大きさの補正を行うことを特徴とする請求項1から3のいずれか1項に記載の画像形成装置。
  5. 前記搬送方向と交差する方向に沿って複数設けられた、用紙を検知する確認用検知手段と、
    前記制御部により前記第1補正動作が行われた用紙において、複数の前記確認用検知手段の検知タイミングから曲がり量を算出し、該曲がり量が予め定められた許容範囲内にあるかどうかの判断を行う補正確認手段と、を有し、
    前記制御部は、前記補正確認手段により前記曲がり量が前記許容範囲内にないと判断された場合には、新たな複数枚分の用紙を用いて前記第1補正動作を再度行う
    ことを特徴とする請求項1から4のいずれか1項に記載の画像形成装置。
  6. 前記検知手段は前記確認用検知手段を兼ねていることを特徴とする請求項に記載の画像形成装置。
  7. 前記制御部は、前記曲がり量が前記許容範囲内に入るまで、新たな複数枚分の用紙を用いて前記第1補正動作を繰り返し行うことを特徴とする請求項5または6に記載の画像形成装置。
  8. 前記制御部は、複数の前記検知手段の検知タイミングから一枚分の用紙の曲がり量を算出し、該一枚分の用紙の曲がり量から補正量を求め、かつ該補正量を基に前記ループ作成ローラが作成する用紙のループの大きさを補正する第2補正動作を行い、
    前記搬送方向と交差する方向に沿って複数設けられた、用紙を検知する確認用検知手段と、
    前記制御部により前記第2補正動作が行われた用紙において、複数の前記確認用検知手段の検知タイミングから曲がり量を算出し、該曲がり量が予め定められた許容範囲内にあるかどうかの判断を行う補正確認手段と、を有し、
    前記制御部は、前記補正確認手段により前記曲がり量が前記許容範囲内にないと所定の回数判断された場合には、次に搬送されてくる用紙から前記第1補正動作を行う
    ことを特徴とする請求項1に記載の画痩形成装置。
  9. 前記制御部は、前記補正量を適用した後の前記ループの大きさが予め決められた上限値を超えている場合には、前記補正量を基に前記ループ作成ローラが作成する用紙のループの大きさの補正を行わないことを特徴とする請求項1〜8のいずれかに記載の画像形成装置。
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