JP3918912B2 - 用紙斜行矯正装置及び画像形成装置 - Google Patents
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Description
【発明の属する技術分野】
本発明は、プリンタや複写機等に代表される画像形成装置に係り、用紙斜行矯正装置及びそれを備えた画像形成装置に関するものである。
【0002】
【従来の技術】
従来、複写機やプリンタ等の画像形成装置に内蔵される搬送装置においては、用紙(カット紙)の斜め送り現象、一般にスキューと呼ばれる現象を補正するために用紙斜行矯正装置を備えている場合が多い。
【0003】
図3に用紙斜行矯正装置の模式図を示す。その構成は給紙装置と転写装置をつなぐ用紙搬送経路上において、転写装置の上流に設けられた用紙搬送経路を搬送されてきた用紙の先端を当接させ、用紙先端をローラのニップ線上にそろえるために配置した駆動側のローラ(以下レジストドライブローラ12e1と称する)と、同じく従動側のローラ(以下レジストアイドラローラ12e2と称する)と、そのさらに上流に設けられた用紙搬送経路上で用紙を搬送するための駆動側のローラ(以下タイミングドライブローラ12d1と称する)と、同じく従動側のローラ(以下タイミングアイドラローラ12d2と称する)と、タイミングドライブローラ12d1とタイミングアイドラローラ12d2の接触点19をシート22が通過したことを検出するセンサ21から構成されている。
【0004】
用紙斜行矯正装置では用紙22のスキューを補正するために、タイミングドライブローラ12d1とタイミングアイドラローラ12d2を図3に示す矢印の方向に回転させ、給紙装置から送り出した用紙22を停止したレジストドライブローラ12e1とレジストアイドラローラ12e2の接触点20に当接させた後、タイミングドライブローラ12d1とタイミングアイドラローラ12d2を図4に示す矢印の方向に回転させて用紙22を任意量送り込み、レジストドライブローラ12e1およびレジストアイドラローラ12e2とタイミングドライブローラ12d1およびタイミングアイドラローラ12d2との間にある、閉じる方向にばね反力を有するバッファペーパガイド16及びペーパガイド18に設けた第2開口部23で用紙を湾曲させ、レジストローラ対の接触点19に用紙22の先端がならう方向にバッファペーパガイド16のばね反力及び第2開口部23での用紙の湾曲による反発力で圧迫しながらレジストドライブローラ12e1とレジストアイドラローラ12e2を図4に示す矢印の方向に逆回転させることで、用紙22の先端を接触点20にならわせて用紙22のスキューを補正する。
【0005】
図5は、レジストローラ対の接触点20での用紙22の湾曲状態を示す模式図である。第2バッファ23での用紙の反発力により、用紙を第2開口部23と対向するレジストドライブローラ12e1に押し付けながら接触点20に滑り込ませて用紙22の先端を接触点20にならわせて用紙22のスキューを補正する。
【0006】
【発明が解決しようとする課題】
ところが、用紙先端にバリや変形がある場合には、レジストドライブローラ12e1の逆回転動作により用紙先端がレジストドライブローラ12e1の逆回転方向に引き戻される現象が発生する。この結果用紙先端はレジストローラ対12eの接触点20に均一に摺うことができないため必要なスキュー補正能力が得られなり、印刷画像に対して用紙が傾く印刷位置不良や用紙斜行検出装置がある場合にはシートスキュージャムを引き起こすという課題が発生する。
【0007】
本発明の目的は、上記従来技術の課題を解決し、先端にバリや変形がある用紙に対しても用紙先端をレジストローラ対のニップ線上に当接させ、良好なスキュー補正能力を有した画像形成装置を提供することにある。
【0008】
【課題を解決するための手段】
上記の目的は、転写装置の上流に設けられた正逆回転可能なレジストローラ対(12e1,12e2)と、前記レジストローラ対の上流に設けられたタイミングローラ対(12d1,12d2)と、前記タイミングローラ対と前記レジストローラ対との間のシート搬送路(17,18)に、前記レジストローラ対の接触点(20)に突き当てられたシートを、前記レジストローラ対を構成する一方のローラ側に盛り上がる方向へ湾曲させる第2開口部(23)と、前記第2開口部に対しシート搬送方向上流において、前記シートを前記湾曲方向とは反対方向へ湾曲させる第1開口部(16)とを具備し、停止した前記レジストローラ対の接触点に突き当てられたシートが前記第2開口部の内部に盛り上がりループを形成した後、前記レジストローラ対を逆転させて用紙の斜行を矯正する用紙斜行矯正装置において、前記レジストローラ対の接触点上流において、前記第2開口部と搬送面に対して反対側に配置されている前記レジストローラ対の一方のローラ(12e1)表面と、前記シート搬送路(17)に設けられた前記レジストローラ対の一方のローラの逃げ穴の縁をつなぐための用紙導入部材(24)を設けることにより達成される。
【0009】
【発明の実施の形態】
以下、本発明の一実施例を図面を用いて説明する。
【0010】
図2に示すように、画像形成装置システムは、画像形成装置1および用紙取扱装置2によって構成される。本実施例において、画像形成装置1としては、感光体を用い、周知の電子写真プロセスにより用紙上にトナー像を記録形成するレーザプリンタが例示されている。また、用紙取扱装置2としては、プリンタ1から排出された用紙をトレイ上に積み重ねて保持するスタッカが例示されている。
【0011】
プリンタ1において、3,4,5は用紙収容部であり、用紙を収容している。6は感光ドラムで、コントローラ(図示せず)からの信号に基づいて矢印の方向へ回転を始める。感光ドラム6が回転を開始すると、コロナ帯電器(図示せず)によって感光ドラム6表面は均一に帯電される。帯電した感光ドラム6には露光装置(図示せず)から出射されたレーザビームによって静電潜像が形成される。静電潜像は現像装置7の位置に到達するとトナーによって現像され、感光ドラム6上にトナー像として可視化される。こうして周知の電子写真プロセスにより形成されたトナー像は転写器8により用紙収容部3,4,5または後述する戻し路14から送り出されてきた用紙に転写される。9は定着装置であり、本実施例において定着装置は、互いに圧接させた熱ローラ9aと加圧ローラ9bとから構成されており、用紙に転写されたトナー像を定着させる。10aと10bはゲートで、搬送される用紙の方向を切り替える機能を有する。13は排出する用紙をスイッチバック反転させる反転器で用紙の排出方向を変換する機能を有する。
【0012】
なお、プリンタ1内に構成された用紙搬送路に関し、以下の説明においては、便宜上、シート収容部3,4,5−画像形成手段6,7,8−プリンタ1の用紙排出口11を連絡する用紙搬送路12を「送紙路」と呼ぶ。14は「戻し路」と呼ぶこととし、送紙路12からゲート10aにより分岐し、その終端を画像形成手段6,7,8に対し用紙搬送方向上流側の送紙路12に合流させて設けられている。15はゲート10aと10bの前段に設けられた搬送ローラ対である。
【0013】
なお、図2において、3a,4a,5aは用紙収容部3,4,5に収容された用紙を繰り出すピックローラ、3b,4b,5bは一般にフィードローラとリタードローラから構成されることで知られる給紙ローラ対である。給紙ローラ対3b,4b,5bは、ピックローラ3a,4a,5aによって繰り出された用紙が複数枚重なった状態で搬送されるのを防止しながら用紙を一枚ずつ送紙路12へ供給する機能を有する。
【0014】
12a,12b,12cは送紙路12内の用紙を搬送する搬送ローラ対、12eは感光ドラム6上に形成されたトナー像を用紙へ転写させるタイミングに同期させて、用紙の搬送を行うレジストローラ対である。12dはレジストローラ対12eに用紙を突き当てて用紙のスキューを補正するためのタイミングローラ対である。14a,14b,14c,14d,14e,14fは、戻し路14内の用紙を搬送する搬送ローラ対である。
次に、レジストローラ対12eの搬送路における用紙の搬送状態を図1を用いて説明する。図1はレジストローラ対12eの接触点20での用紙22の湾曲状態を示す模式図である。17はレジストドライブローラ12e1側のペーパガイド、18は第2開口部23を構成するペーパガイド、24はペーパガイド17に設けた、レジストドライブローラ12e1の逃げ穴の縁とレジストドライブローラ12e1の表面をつなぐためのシート導入部材である。用紙導入部材24は表面が滑らかで且つ可撓性のある材料でシート状であるため、ペーパガイド17のローラ逃げ穴の縁とレジストローラ対12eの接触点20間近のレジストドライブローラ12e1の表面を滑らかに覆うことができる。このため、第2開口部23での用紙の湾曲による反発力により用紙先端をレジストドライブローラ12e1側に押し付けた状態でレジストローラ対12eを逆回転させた場合にも、用紙先端は直接レジストドライブローラ12e1に接触しないために、例え用紙先端にバリや変形がある場合にも、逆回転動作によるシート先端がレジストドライブローラ12e1の逆回転方向に引き戻される現象は発生しない。
【0015】
【発明の効果】
以上説明したように本発明によれば、用紙先端にバリや変形がある場合にも、レジストドライブローラの逆回転動作により用紙先端がレジストドライブローラの逆回転方向に引き戻される現象が発生しないため、印刷画像に対して用紙が傾く印刷位置不良やシートスキュージャムを防止することができ、効果的なスキュー補正が可能になる。
【図面の簡単な説明】
【図1】 本発明の一実施例であるレジストローラ対部の模式図である。
【図2】 本発明の画像形成装置の全体の模式図である。
【図3】 従来の用紙斜行矯正装置を示す模式図である。
【図4】 従来の用紙斜行矯正装置を示す模式図である。
【図5】 従来の用紙斜行矯正装置を示す模式図である。
【符号の説明】
1…画像形成装置(プリンタ)、2…用紙取扱装置(スタッカ)、9…定着装置、9a…熱ローラ、9b…加圧ローラ、10a,10b…ゲート、11…排出口、12…送紙路、12d…タイミングローラ対、12d1…タイミングドライブローラ、12d2…タイミングアイドラ、12e…レジストローラ対、 12e1…レジストドライブローラ、12d2…レジストアイドラローラ、13…反転機、14…戻し路、15…搬送ローラ対、16…バッファペーパガイド、17…ペーパガイド、18…ペーパガイド、19…タイミングローラ対の接触点、20…レジストローラ対の接触点、21…シート通過検出センサ、22…シート、23…第2開口部、24…シート導入部材。
Claims (3)
- 転写装置の上流に設けられた正逆回転可能なレジストローラ対(12e1,12e2)と、
前記レジストローラ対の上流に設けられたタイミングローラ対(12d1,12d2)と、
前記タイミングローラ対と前記レジストローラ対との間のシート搬送路(17,18)に、前記レジストローラ対の接触点(20)に突き当てられたシートを、前記レジストローラ対を構成する一方のローラ側に盛り上がる方向へ湾曲させる第2開口部(23)と、
前記第2開口部に対しシート搬送方向上流において、前記シートを前記湾曲方向とは反対方向へ湾曲させる第1開口部(16)とを具備し、
停止した前記レジストローラ対の接触点に突き当てられたシートが前記第2開口部の内部に盛り上がりループを形成した後、前記レジストローラ対を逆転させて用紙の斜行を矯正する用紙斜行矯正装置において、
前記レジストローラ対の接触点上流において、前記第2開口部と搬送面に対して反対側に配置されている前記レジストローラ対の一方のローラ(12e1)表面と、前記シート搬送路(17)に設けられた前記レジストローラ対の一方のローラの逃げ穴の縁をつなぐための用紙導入部材(24)を設けたことを特徴とする用紙斜行矯正装置。 - 前記用紙導入部材をプラスティックまたは金属等の硬質で表面が滑らかでかつ可撓性材料のシート状部材で構成したことを特徴とする請求項1記載の用紙斜行矯正装置。
- 請求項1又は2記載の用紙斜行矯正装置を用いたことを特徴とする画像形成装置。
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