JP3917774B2 - 給紙装置 - Google Patents

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Description

【0001】
【発明の属する技術分野】
本発明は、FAX、プリンタ、複写機等の画像形成装置における給紙装置に関する。
【0002】
【従来の技術】
従来、FAX、プリンタ、複写機等の画像形成装置における給紙装置として、特開平8−12106号公報に開示されているように、転写紙を積載した底板を上下動させる加圧レバーと、加圧レバーを駆動するモータと、モータと加圧レバーとの間に設けられたトルクリミッタを備える給紙装置が公知である。
【0003】
このようなトルクリミッタは、例えば、入力ギアと出力ギアとの間に、摩擦パッドを挟み、これらを圧縮スプリングによって加圧し、摩擦パッドの摩擦力により、トルクを出している。この場合、摩擦パッドの摩擦係数と圧縮スプリングの加圧力とにより、トルクが決定する。
【0004】
【発明が解決しようとする課題】
しかし、上述の技術では、摩擦パッドを摩擦させながら使用することにより、摩擦パッドの表面の磨耗や表面粗さの変化、熱や酸化等による表面の組成変化により、摩擦係数は経時により小さくなり、摩擦パッドの厚さが薄くなる。摩擦パッドの厚さが薄くなると、圧縮スプリングの設定長は、初期よりも長くなり加圧力が低下する。即ち、公報に開示されている技術のように、底板の上下動をトルクリミッタを介して行うと、トルクリミッタがどんどん劣化してしまってトルクリミッタのトルクが低下してしまう。トルクリミッタのトルクが低下すると、転写紙と給紙ローラとの間の加圧力が低下してしまい、不給紙等が発生し、給紙性能が安定しないという課題があった。
【0005】
そこで、本発明は、給紙性能を安定にできる給紙装置を提供することを目的とする。
【0006】
【課題を解決するための手段】
請求項1に記載の発明は、転写紙を給紙する給紙ローラと、転写紙を積載する底板と、底板を給紙ローラに向けて加圧する加圧レバーの回転軸に設けられている第1ギアと、モータと、第1ギアとモータとの間に設けられモータからの駆動力を第一ギアに伝達するギア群と、ギア群の一部のギアに設けられたトルクリミッタと、加圧レバーの回転軸を中心に本体に収納される第1の位置と給紙可能な第2の位置とに回動可能な手差し台とを備える給紙装置であって、
手差し台の回転軸には、ギア群からの駆動力を第1ギアに伝達する第2ギアが設けられ、手差し台が第1の位置に位置しているときには、ギア群と第2ギアとの歯合が解除され、第2の位置に位置しているときには、ギア群と第2ギアとが歯合することを特徴とする。
【0007】
この請求項1に記載の発明では、給紙するときには、手差し台を第2の位置に回動させて、ギア群と第2ギアとを歯合させる。この状態でモータを駆動すると、モータからの駆動力が、ギア群及び第2ギアを介して第1ギアに伝達され、底板は、加圧レバーの加圧により給紙ローラに向けて移動する。そして、底板の転写紙が給紙ローラに加圧され、転写紙は給紙ローラにより給紙される。
【0008】
給紙終了後、手差し台を第1の位置に回動させると、ギア群と第2ギアとの歯合が解除されるので、底板は自重により初期の位置に戻る。底板を初期の位置に戻すとき、或いは手差し台を使用していないときに、トルクリミッタを作動させなくても良く、トルクリミッタへの負荷を低減することができるので、トルクリミッタの無駄な消耗を防止でき、経時で安定したトルクを得ることができる。従って、給紙性能を安定にできる。
【0019】
【発明の実施の形態】
以下、添付図面を参照しながら第1実施の形態を詳細に説明する。図1は、第1実施の形態にかかる給紙装置を概略的に示す構成図である。図1に示すように、給紙装置1は、FAX、プリンタ、複写機等の画像形成装置に設けられており、転写紙を積載する底板3と、底板3とともに転写紙を積載する手差し台5と、転写紙を給紙する給紙ローラ7と、駆動部9とを有している。
【0020】
底板3には、手差し台5とともに転写紙が積載され、実線で示す初期の位置と、破線で示す転写紙を給紙ローラ7に押圧する位置に揺動可能である。底板3が初期の位置に位置しているときは、ストッパ10により支持されている。底板3は、図2に示す加圧レバー11により、初期の位置から給紙ローラ3に向けて移動される。加圧レバー11は、後述する駆動部9駆動力を受ける第1ギア15が取り付けられた回転軸13にねじにより固定されており、底板3を給紙ローラ7に向けて加圧する。
【0021】
手差し台5は、加圧レバー11の回転軸15を支点に回動可能に支持されており、転写紙の幅方向を規制するサイドフェンス17と、取っ手19と、第1ギア15に歯合する第2ギア21とを有している。手差し台7を使用しないとき、手差し台7は、図中実線で示すように、本体に収納させれる第1の位置に位置しており、使用するときは、一点鎖線で示す第2の位置に位置している。
【0022】
手差し台5が第1の位置に位置しているときは、後述する駆動部9の端末ギア47と、第2ギア21との歯合が解除されており、第2の位置に位置しているときは、端末ギア47と第2ギア21とが歯合する。この第2ギア21と端末ギア47との歯合で、後述するメインモータ31からの駆動力が第1ギア15に伝達され、これにより加圧レバー11が底板3を揺動させる。
【0023】
給紙ローラ7は、底板3に積載された転写紙の最上紙に当接して、この最上紙を本体に給紙するようになっている。給紙ローラ7には、転写紙の重送を防止する分離パッド23が圧接されており、転写紙は転写ローラ7と分離パッド23に狭持されて一枚ずつ給紙される。
【0024】
給紙ローラ7の軸25には、給紙ローラ7の回転を間欠に駆動する間欠手段27が設けられている。間欠手段27は、後述する駆動部9の伝達ギア37と歯合する給紙ローラ用ギア29と、給紙ローラ用ギアに設けられる電磁クラッチ(図示せず)とを有している。電磁クラッチへの通電がONのとき、電磁クラッチは給紙ローラ用ギア29と軸25とを連結し、給紙ローラ7はメインモータ31からの駆動力により回転するようになっており、電磁クラッチへの通電がOFFのときは、連結を解除して給紙ローラ7が回転しないようになっている。
【0025】
駆動部9は、正逆回転可能なメインモータ31と、ギア群33とを有している。ギア群33は、メインモータ31からの駆動力を給紙ローラ7や底板3に伝達している。メインモータ31の駆動力は、アイドラギア35及び伝達ギア37を介して給紙ローラ用ギア27に伝達される。また、メインモータ31からの駆動力は、アイドラギア35、伝達ギア37、一部のギア39、アイドラギア41、43、45、端末ギア47、第2ギア21を介して第1ギア15に伝達される。一つのメインモータ31により、給紙ローラ7の回転及び底板3の駆動をすることができ、部品点数の削減が図れる。
【0026】
ギア群33の一部のギア39は、図3の(a)に示すように、伝達ギア37の下流側で伝達ギア37と歯合する入力ギア39aと、アイドラギア41と歯合する出力ギア39bと、入力及び出力ギア39a、39bの間に設けられた円筒部材53と、トルクリミッタ51とを有している。円筒部材53は、一部のギア39の軸に対してから回りするようになっており、入力側の円筒部材53aと出力側の円筒部材53bとは別体に構成されている。入力側の円筒部材53aは入力ギア39aと一体に構成され、出力側の円筒部材53bは出力ギア39bと一体に構成されている。
【0027】
トルクリミッタ51は、円筒部材53の周囲に設けられたコイルスプリング55と、入力ギア39aに設けられたストッパ部材57とを有しており、トルクリミッタ51は、ある所定のトルク以上のトルクを下流側のギアに伝達しないようになっている。ストッパ部材57は、本実施の形態では、樹脂により構成されており、コイルスプリング55の回転を阻止している。
【0028】
図3の(b)に示すように、一部のギア39が矢印A方向に回転したとき(メインモータ31が正回転したとき)、コイルスプリング55とストッパ部材57との係止が解除され、コイルスプリング55が緩む。このときのコイルスプリング55と円筒部材53との摩擦力により、トルクが発生するようになっている。一方、一部のギア39が矢印B方向に回転したとき(メインモータ31が逆回転したとき)、コイルスプリング55とストッパ部材57とが係止することにより、コイルスプリング55が縮んで円筒部材53をロックし、入力及び出力ギア39a、39bは一体に回転する。トルクリミッタ51は、コイルスプリング55の締め付け力を利用するいわゆるスプリングクラッチであり、構成が簡単である。
【0029】
なお、トルクリミッタ51の出力トルクは、円筒部材53の外形寸法や、コイルスプリング55の内径寸法、巻き数等によって決定される。また、一部のギア39は、樹脂であっても、スチールであっても良いが、スチールで構成し、且つコイルスプリング55との接触面にグリス等の潤滑剤を塗布して潤滑を良くするタイプが耐久性にも優れている。
【0030】
次に、上述した構成に基づき本実施の形態の作用を説明する。
【0031】
給紙するときには、第1の位置に位置している(本体に収納されている)手差し台5を開けて、第2の位置に向けて(図1の矢印C参照)回動する。手差し台5が第2の位置に位置すると、手差し台5の第2ギア21が、図1に一点鎖線で示す位置に位置し、ギア群33の端末ギア47と歯合する。この状態で、手差し台5に転写紙をセットする。
【0032】
給紙開始信号により、メインモータ31が矢印A方向に回転すると、ギア群33がメインモータ31と同期して一斉に回転を始める。これにより、メインモータ31の駆動力が、端末ギア47、第2ギア21を介して第1ギア15に伝達され、底板3が給紙ローラ7に向けて上昇する。底板3の上昇により、手差し台5及び底板3に積載されている転写紙が、給紙ローラ7に加圧される。
【0033】
このとき、転写紙の給紙ローラ7への加圧力が所定の値に達すると、トルクリミッタ51のトルクリミッタ機能が動作し、それ以上の加圧力が作用せず、加圧力が一定に保たれる。なお、本実施の形態では、転写紙の給紙ローラ7への加圧力は、200gf〜300gf程度になるように、トルクリミッタ51のトルクを設定している。
【0034】
次に、間欠手段27の電磁クラッチへの通電をONにして、給紙ローラ用ギア29と軸25とを連結し、メインモータ31からの駆動を伝達ギア37を介して、給紙ローラ用ギア29に伝達することにより、給紙ローラ7を回転させる。これにより、底板3に積載された転写紙の最上紙が送り出され、分離パッド(フリクションパッド)23により一枚ずつ分離されて給紙される。
【0035】
本実施の形態では、伝達ギア37が、一部のギア39よりもメインモータ31側(上流側)に位置していることにより、トルクリミッタ51は間欠手段27にトルクを作用しなくても良いので、トルクリミッタ51の容量を小さくできる。また、間欠手段27の負荷トルクは、トルクリミッタ51からの底板3を上昇させるためのトルクを負うことがなく、給紙ローラ7を回転させるだけの負荷トルクだけで良いので、間欠手段27の負担を減少することができる。
【0036】
即ち、伝達ギア37が一部のギア39よりも第1ギア15側(下流側)に位置している場合、トルクリミッタ51のトルクは給紙ローラ用ギア29にも作用してしまうので、トルクリミッタ51のトルクを、給紙ローラ7を回転させるためのトルクの分まで見込まなければならず、トルクリミッタ51の容量が大きくなってしまう。また、間欠手段27においても、給紙ローラ7を回転させるトルクだけでなく、底板3を上昇させるためのトルクも作用するので、大きなトルクが必要となり、電磁クラッチの連結時間が長くなったり、ばらつきが生じてしまい、転写紙の給紙が遅くなってしまう。しかも、連結時間の長期化により、電磁クラッチから熱が発生してしまう場合があり、この場合、冷却手段を設けなければならず、装置が大型になってしまう。
【0037】
従って、本実施の形態のように、一部のギア39よりも上流側に伝達ギア37を設ける構成、換言すれば、トルクリミッタ51よりも下流側に、間欠手段27を設けないようにすれば、上述の不都合を防止できる。なお、本実施の形態では、一部のギア39よりも上流側に伝達ギア37を設けたが、これに限定されるものではなく、トルクリミッタ51のトルクが給紙ローラ用ギア29に作用しない構成であれば良い。
【0038】
給紙終了後、手差し台5を第1の位置に戻すと(手差し台5を閉めると)、端末ギア47と第2ギア21との歯合が解除される。これにより、加圧レバー11の第1ギア15がフリーになるので、底板3は自重により初期の位置(図1中実線の位置)に戻る。
【0039】
底板3が初期の位置に戻るとき、或いは手差し台5を使用していないとき、トルクリミッタ51を作動しなくても良く、トルクリミッタ51への負荷を低減することができる。従って、トルクリミッタ51の無駄な消耗を防止でき、トルクリミッタが劣化しにくいので、経時で安定したトルクを得ることができ、給紙性能を安定にできる。
【0040】
なお、給紙終了後、手差し台5を第1の位置に戻さずに、底板3を初期の位置に戻したいときには、底板3を手で押し下げる必要があるが、この場合であっても、トルクリミッタ51による加圧力程度(本実施の形態では、略200gf〜300gf)の小さな力で押し下げれば済む。
【0041】
次に、第2実施の形態を説明するが、その説明にあたり上述の部分と同様な部分には、同一の符号を付しその説明を省略する。
【0042】
図4は、第2実施の形態にかかる給紙装置1を概略的に示す構成図である。図4に示すように、第2実施の形態では、手差し台5及び加圧レバー11の回転軸13に設けられた第1ギア15は、常にギア群33のアイドラギア45と歯合しており、ギア群33にあそび手段が設けられていることが上述の実施の形態と異なる。また、第2実施の形態のメインモータ31は、給紙終了後、所定の角度だけ逆回転(矢印B方向)するようになっている。
【0043】
あそび手段61は、図5に示すように、回転軸13に圧入されたスプリングピン63と、第1ギア15の凹部15aに形成された突起65とを有している。メインモータ31が正回転したとき(矢印A方向に回転したとき)、スプリングピン63と突起65とが係止して、メインモータ31からの駆動力を加圧レバー11に伝達することにより、底板3を給紙ローラ7に向けて上昇させるようになっている。
【0044】
一方、メインモータ31が逆回転したとき(矢印B方向に回転したとき)、スプリングピン63と突起65との係止が解除されて、第1ギア15と回転軸13との間には、略1回転分あそびが生じるようになっている。
【0045】
給紙するときには、メインモータ31が正回転して、底板3を給紙ローラ7に向けて上昇させる。底板の転写紙の給紙ローラ7に対する加圧力が所定の値に達すると、一部のギア39のトルクリミッタ51が作用し、加圧力が一定に保たれ、転写紙は給紙される。
【0046】
給紙終了後、メインモータ31が、逆回転すると、あそび手段61により、第1ギア15と回転軸との間にあそびが生じることにより、底板3は、自重により初期の位置に戻り、所定の角度だけ逆回転したメインモータ31が停止する。
【0047】
底板3は自重により初期の位置に戻ることにより、上述の実施の形態と同様に、トルクリミッタ51の無駄な消耗を防止でき、トルクリミッタ51が劣化し難くなるので、給紙性能が安定する。
【0048】
また、本実施の形態のトルクリミッタは、いわゆるスプリングクラッチであり、一方向にしか使用できず、従来においては、底板3を初期の位置に戻すとき(トルクリミッタ51が作用していないとき)、メインモータ31の逆回転により、第1ギア15や底板3に過大な負荷がかかることがあったが、本実施の形態では、あそび手段61により、底板3が自重で初期の位置に戻るので、第1ギア15や底板3に過大な負荷がかかるのを防止することができる。
【0049】
なお、メインモータ31の逆回転の角度は、回転軸15が略一回転する分に相当する角度以内であるのが好ましく、この場合、底板3が初期の位置に戻ったときには、既にメインモータ31の逆回転が停止しており、第1ギア15や底板3への負荷がより低減される。回転軸15の回転が一回転を超えると、底板3がストッパ10を押圧してしまい、第1ギア15や底板3に負荷がかかってしまうからである。
【0050】
本発明は、上述の実施の形態に限定されず、その要旨を逸脱しない範囲内において、種々の変形が可能である。
【0051】
例えば、本実施の形態では、一つのメインモータ31で給紙ローラ7の回転及び底板3の駆動を行っているが、複数のモータで、給紙ローラ7と底板3とを駆動しても良い。
【0052】
また、あそび手段61は、メインモータ31から第1ギア15にまで連なるギア群31のどこにでも設けることができる。
【0053】
更に、第2実施の形態は、手差し台5を用いるいわゆる手差しによる給紙装置であったが、例えば、給紙カセット、給紙トレイ等を用いる給紙装置に適用しても同様の作用効果を得る。
【0054】
【発明の効果】
請求項1に記載の発明では、底板を初期の位置に戻すとき、或いは手差し台を使用していないときに、トルクリミッタを作動させなくても良く、トルクリミッタへの負荷を低減することができる。また、トルクリミッタの無駄な消耗を防止でき、トルクリミッタが劣化しにくいので、経時で安定したトルクを得ることができ、給紙性能を安定にできる。
【図面の簡単な説明】
【図1】第1実施の形態にかかる給紙装置を概略的に示す構成図である。
【図2】加圧レバーを示す平面図である。
【図3】(a)スプリングクラッチの構成を示す側面図であり、(b)は一部のギアを概略的に示す平面図である。
【図4】第2実施の形態にかかる給紙装置を概略的に示す構成図である。
【図5】(a)は加圧レバーの回転軸と第1ギアとの連結を説明する図であり、(b)はあそび手段の構成を示す平面図である。
【符号の説明】
1 給紙装置
3 底板
5 手差し台
7 給紙ローラ
11 加圧レバー
13 回転軸
15 第1ギア
21 第2ギア
27 間欠手段
31 メインモータ
33 ギア群
37 伝達ギア
39 一部のギア
39a 入力ギア
39b 出力ギア
51 トルクリミッタ
53 円筒部材
55 コイルスプリング
57 ストッパ部材
61 あそび手段

Claims (1)

  1. 転写紙を給紙する給紙ローラと、転写紙を積載する底板と、底板を給紙ローラに向けて加圧する加圧レバーの回転軸に設けられている第1ギアと、モータと、第1ギアとモータとの間に設けられモータからの駆動力を第一ギアに伝達するギア群と、ギア群の一部のギアに設けられたトルクリミッタと、加圧レバーの回転軸を中心に本体に収納される第1の位置と給紙可能な第2の位置とに回動可能な手差し台とを備える給紙装置であって、手差し台の回転軸には、ギア群からの駆動力を第1ギアに伝達する第2ギアが設けられ、手差し台が第1の位置に位置しているときには、ギア群と第2ギアとの歯合が解除され、第2の位置に位置しているときには、ギア群と第2ギアとが歯合することを特徴とする給紙装置。
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