JP4075396B2 - 自動車用モールディング - Google Patents

自動車用モールディング Download PDF

Info

Publication number
JP4075396B2
JP4075396B2 JP2002036570A JP2002036570A JP4075396B2 JP 4075396 B2 JP4075396 B2 JP 4075396B2 JP 2002036570 A JP2002036570 A JP 2002036570A JP 2002036570 A JP2002036570 A JP 2002036570A JP 4075396 B2 JP4075396 B2 JP 4075396B2
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
ethylene
olefin
molding
polymer composition
weight
Prior art date
Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
Expired - Fee Related
Application number
JP2002036570A
Other languages
English (en)
Other versions
JP2003238751A (ja
Inventor
一之 中田
康久 細合
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Dow Mitsui Polychemicals Co Ltd
Original Assignee
Du Pont Mitsui Polychemicals Co Ltd
Priority date (The priority date is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the date listed.)
Filing date
Publication date
Application filed by Du Pont Mitsui Polychemicals Co Ltd filed Critical Du Pont Mitsui Polychemicals Co Ltd
Priority to JP2002036570A priority Critical patent/JP4075396B2/ja
Publication of JP2003238751A publication Critical patent/JP2003238751A/ja
Application granted granted Critical
Publication of JP4075396B2 publication Critical patent/JP4075396B2/ja
Anticipated expiration legal-status Critical
Expired - Fee Related legal-status Critical Current

Links

Images

Landscapes

  • Vehicle Interior And Exterior Ornaments, Soundproofing, And Insulation (AREA)
  • Manufacture Of Macromolecular Shaped Articles (AREA)
  • Compositions Of Macromolecular Compounds (AREA)

Description

【0001】
【発明の属する技術分野】
本発明は、サイドモール、ウィンドシールドモール、ベルトラインモールのような自動車用モールディング及びそれに用いられるモールディング材料に関する。さらに詳しくは、軽量で耐傷付き性、外観、耐ワックスリムーバー性、柔軟性、接着性、耐候性等が良好な非PVC系の自動車用モールディングに関する。
【0002】
【従来の技術】
近年、サイドモールやウィンドシールドモールのような自動車用モールディングにおいては、カーボンブラックを配合した黒色の軟質塩化ビニル樹脂(PVC)が多用されている。しかしながら軟質塩化ビニル樹脂においては、樹脂に配合されている液状可塑剤が経時的に表面に進出してくるため、表面が変色したり、低温での耐衝撃性が低下したりするという欠点を有している。加えて、燃費改善に向けた軽量化の動き、環境問題からの材料のリサイクル化あるいは焼却時の腐食性ガス発生防止などの要望から、PVC系材料からオレフィン系重合体材料への変換が強く求められるようになってきた。
【0003】
このようなPVC代替材料として、柔軟で耐熱性の優れたオレフィン系熱可塑性エラストマーの使用が考えられるが、金属芯材に対する接着性が乏しく、また耐傷付き性、光沢などにも劣るため、使用部位によっては単味で使用するには問題がある。また自動車の防錆ワックスを除去する場合に用いられるワックスリムーバー(灯油/温水の混合液)によって外観が損なわれる点、すなわち耐ワックスリムーバー性が良好でないという問題もある。また自動車用モールディングの外観要求が厳しく、この用途にはゲルブツの一層の低減が求められている。
【0004】
さらに自動車用モールディングの種類によっては、自動車の塗装面を傷付けないようにするため、モールディングの側端部により柔軟なリップ部を設けることが求められているが、生産性の点から、モールディング本体材料として、モールディング本体とリップ部を異型共押出しによって一体成形して層間接着性良好なモールディングが得ることが可能な材料であることも求められている。
【0005】
【発明が解決しようとする課題】
本発明者らはこのような現状に鑑み、耐傷付き性、外観、リップ材料との接着性に優れたオレフィン系重合体材料からなる自動車用モールディングを求めて、鋭意、検討を行った。その結果、オレフィン系熱可塑性エラストマーとエチレン系アイオノマー樹脂を特定割合にて溶融混練した特定のレベルまでゲルブツの減じられた重合体組成物を使用した自動車用モールディングが、とりわけ外観が優れ、上記のような諸要件を満足することを見出すに至り、本発明に到達した。したがって本発明の目的は、軽量で外観、耐傷付き性等が優れた自動車用モールディング及びそれに用いられるモールディング材料を提供することにある。
【0006】
【課題を解決するための手段】
すなわち本発明によれば、エチレン系アイオノマー樹脂(A)50〜90重量部及びオレフィン系熱可塑性エラストマー(B)50〜10重量部からなる重合体組成物を使用した自動車用モールディングであって、該重合体組成物の押出しシート(110mm幅、0.5mm厚み、1000mm長さ)における0.4mmを越えるゲルブツが1個以下、0.2〜0.4mmのゲルブツが5個以下である材料を少なくともその一部に使用した自動車用モールディングが提供される。
【0007】
本発明によればまた、エチレン系アイオノマー樹脂(A)50〜90重量部及びオレフィン系熱可塑性エラストマー(B)50〜10重量部からなる重合体組成物からなり、該重合体組成物の押出しシート(110mm幅、0.5mm厚み、1000mm長さ)における0.4mmを越えるゲルブツが1個以下、0.2〜0.4mmのゲルブツが5個以下であることを特徴とする自動車用モールディング材料が提供される。
【0008】
【発明の実施の形態】
本発明で使用されるエチレン系アイオノマー樹脂(A)は、エチレン・不飽和カルボン酸共重合体のカルボキシル基の少なくとも一部が金属イオンで中和されたものである。アイオノマー樹脂(A)のベースポリマーとなるエチレン・不飽和カルボン酸共重合体としては、耐傷付き性、耐衝撃性、接着性などを考慮すると、不飽和カルボン酸含量が1〜30重量%、とくに5〜25重量%のものを使用するのが好ましい。かかる共重合体は、エチレンと不飽和カルボン酸の二元共重合体のみならず、任意に他の単量体が共重合された多元共重合体であってもよい。しかしながらこのような他の単量体を多く含むものは一般に柔軟で融点が低く、組成物の耐傷付き性、耐熱変形性、耐ワックスリムーバー性などを損なうことがあるので、多元共重合体を使用する場合には、例えば、他の単量体含量が20重量%以下、とくに10重量%以下のものを使用するのが望ましい。ベースポリマーとなる上記共重合体は、高温、高圧下のラジカル共重合によって得ることができる。
【0009】
上記共重合体における不飽和カルボン酸としては、アクリル酸、メタクリル酸、エタクリル酸、フマル酸、マレイン酸、イタコン酸、無水マレイン酸、マレイン酸モノメチル、マレイン酸モノエチルなどを例示することができるが、とくに好ましいのは、アクリル酸又はメタクリル酸である。また上記他の単量体としては、酢酸ビニル、プロピオン酸ビニルのようなビニルエステル、アクリル酸メチル、アクリル酸エチル、アクリル酸nブチル、アクリル酸イソブチル、アクリル酸イソオクチル、メタクリル酸メチル、メタクリル酸イソブチル、マレイン酸ジエチルのような不飽和カルボン酸エステル、一酸化炭素などを例示することができる。とくに好適な他の単量体は、アクリル酸エステル又はメタクリル酸エステルである。
【0010】
アイオノマー樹脂(A)は、上記エチレン・不飽和カルボン酸共重合体のカルボキシル基の一部あるいは全部を金属イオンで中和することによって得られる。重合体組成物の加工性、耐傷付き性等を考慮すると、アイオノマー樹脂としては、金属イオンによる中和度が20〜90%、とくに30〜85%のものを使用するのが好ましい。
【0011】
アイオノマー樹脂における金属イオンとしては、リチウム、ナトリウム、カリウムなどのアルカリ金属、マグネシウム、カルシウムなどのアルカリ土類金属、亜鉛、銅、コバルト、ニッケル、クロム、鉛、マンガン、アルミニウムなどの典型金属及び遷移金属などから選ばれるものである。とくに好ましくはナトリウム、アルカリ土類金属あるいは亜鉛である。アイオノマー樹脂としてはまた、これら金属イオンを2種以上含むものを使用してもよい。これらアイオノマー樹脂(A)は、さらに有機アミン、例えば、n−へキシルアミン、ヘキサメチレンジアミン、1,3−ビスアミノメチルシクロヘキサン、メタキシレンジアミンなどで錯化合物を形成しているものであってもよい。
【0012】
アイオノマー樹脂(A)としてはまた、高温、高圧下のラジカル共重合によって得られるエチレン・不飽和カルボン酸エステル共重合体、例えばエチレン・アクリル酸エステル共重合体をけん化することによって得られるものを少なくとも一部に使用することができる。
【0013】
上記アイオノマー樹脂(A)としては、組成物の加工性、耐傷付き性、耐衝撃性等を考慮すると、190℃、2160g荷重におけるメルトフローレート(MFR)が0.1〜100g/10分、とくに0.5〜20g/10分のものを使用するのが好ましい。アイオノマー樹脂としてはまた、JIS A硬度が80〜98、とくに85〜95程度のものを使用するのが好ましい。
【0014】
本発明で使用されるオレフィン系熱可塑性エラストマー(B)は、オレフィン系共重合ゴムとオレフィン系プラスチックを必須成分とし、少なくともオレフィン共重合体ゴム成分が部分的にあるいは高度に架橋されているものであって、エラストマー的性質を有するものである。
【0015】
上記オレフィン共重合ゴムは、エチレン・プロピレン共重合ゴム、エチレン・1−ブテン共重合ゴム、エチレン・プロピレン・ポリエン共重合ゴムのようなオレフィンを主体とする非晶性ないし低結晶性の共重合体であって、過酸化物によって架橋できるものが好ましく、とくにエチレンを主成分とするエチレン・αーオレフィン共重合ゴム、とりわけエチレン・プロピレン共重合ゴムやエチレン・プロピレン・ポリエン共重合ゴムが好適である。上記エチレン・プロピレン・ポリエン共重合ゴムにおけるポリエンとしては、ジシクロペンタジエン、5−メチレン−2−ノルボルネン、5−エチリデン−2−ノルボルネン、1,4−ヘキサジエン、ジビニルベンゼンなどを例示することができる。
【0016】
上記過酸化物架橋型オレフィン共重合ゴムとして好適なエチレン・プロピレン共重合ゴムやエチレン・プロピレン・ポリエン共重合ゴムにおいては、エチレンとプロピレンの重合比率は、エチレン/プロピレンがモル比で50/50〜90/10、とくに55/45〜85/15のものが好ましい。またポリエンの含有量としては、共重合ゴムの沃素価が16以下となるような割合で存在しているものを使用するのが好ましい。共重合ゴムとしてはまた、ムーニー粘度ML1+4(100℃)が10〜180、とくに40〜120程度のものが望ましい。
【0017】
オレフィン系熱可塑性エラストマーを構成するオレフィン系プラスチック成分としては、1種又はそれ以上のオレフィンから種々の製法で製造される高結晶性の重合体もしくは共重合体であって、例えばエチレン、プロピレン、1−ブテン、1−ペンテン、1−ヘキセン、1−オクテン、1−デセン、4−メチル−1−ペンテンなどの重合体もしくは共重合体を挙げることができる。これらの中では、過酸化物分解型プラスチック、例えばポリプロピレン(少量の他のオレフィンとの共重合体を含む)と、ポリエチレン、とくに直鎖低密度ポリエチレンとから選ぶのが好ましく、とくにポリプロピレンを少なくとも一成分とするものが好ましい。
【0018】
オレフィン系熱可塑性エラストマーには、任意にポリイソブチレン、ブチルゴム、アタクチックポリプロピレン、プロピレンが主成分のプロピレン・エチレン共重合ゴムのような過酸化物分解型ゴムや鉱物油のような柔軟化剤が含まれていてもよい。この熱可塑性エラストマーの典型的な製法は、上記各成分に有機過酸化物を加え、動的に架橋する方法であり、このようにして得られる部分架橋物をそのままあるいはさらに結晶性オレフィン系プラスチックをブレンドした形で用いることができる。より具体的には、エチレン・α―オレフィン共重合ゴム100〜20重量部、オレフィン系プラスチックス0〜80重量部、過酸化物非架橋型ゴムと柔軟化剤の合計0〜100重量部からなる混合物を過酸化物の存在下に動的に架橋することによって得られる部分架橋ゴム組成物100〜30重量部とオレフィン系プラスチックス0〜70重量部とからなる混合物であって、最終混合物中100重量部当たりのオレフィン系プラスチックス成分が5〜70重量部となるように調製されたものを使用することができる。
【0019】
オレフィン系熱可塑性エラストマーは上記製法に限定されるものではなく、例えば部分架橋したエチレン・α―オレフィン共重合ゴムとオレフィン系プラスチックスを単純にブレンドしたタイプのものであってもよい。またさらに、無水マレイン酸のようなもので変性されたものであってもよい。
【0020】
オレフィン系熱可塑性エラストマーとしては、230℃、10kg荷重におけるMFRが1〜100g/10分、とくに5〜70g/10分程度のものを使用することが望ましい。またショアA硬度が45〜90、とくに50〜85程度のものを使用するのが好ましい。
【0021】
このような熱可塑性エラストマーとして、例えばミラストマー、サーモラン、サントプレン、住友TPE、グドマー、アクティマー、レオストマー、トリニティー、P.E.R、AMZELなどの商品名で市販されているものを使用することができ、これらは市場から容易に入手することができる。
【0022】
本発明の自動車用モールディング材料におけるアイオノマー樹脂(A)とオレフィン系熱可塑性エラストマー(B)の配合比率は、両者の合計量を100重量部とするときに、(A)が50〜90重量部、好ましくは50〜85重量部、一層好ましくは50〜75重量部に対し、(B)が50〜10重量部、好ましくは50〜15重量部、一層好ましくは50〜25重量部となる割合である。このような配合割合とすることにより、柔軟性、耐傷付き性、外観、耐ワックスリムーバー性等が良好な自動車用モールディングとすることができる。
【0023】
本発明の自動車用モールディング材料は、上記(A)と(B)の組成物からなり、該重合体組成物の押出しシート(110mm幅、0.5mm厚み、1000mm長さ)における0.4mmを越えるのゲルブツが1個以下、好ましくは0個、0.2〜0.4mmのゲルブツが5個以下、好ましくは4個以下である。このようなモールディング材料は、単に通常市販されているような(A)と(B)を溶融混合するのみでは得難く、重合条件の変更によるアイオノマー樹脂(A)のゲルブツ削減、再押出によるゲルブツのすりつぶし、加工時環境のクリーン化、アイオノマー樹脂(A)、オレフィン系エラストマー(B)、又はその混合物ををスクリーン濾過する等の処理を施すことによって得ることができる。
【0024】
本発明の自動車用モールディング材料においては、耐候性、寸法安定性、意匠性等を高めるため、上記アイオノマー樹脂(A)とオレフィン系熱可塑性エラストマー(B)に加え、両者の合計量100重量部当たり、カーボンブラックが1〜10重量部、とくに1.5〜8重量部となる割合で配合されていることが好ましい。カーボンブラックとしては、例えば粒径が5〜500nm程度のものが好適に使用される。
【0025】
本発明のモールディング材料にはまた、本発明の目的を損なわない範囲内において他の重合体や他の各種添加剤を配合することができる。このような他の重合体の例として、ポリエチレンやポリプロピレンなどのポリオレフィンやそのワックス、ナイロンやポリカーボネーとなどのエンジニアリングプラスチック、ポリアミド系エラストマー(TPAE)やスチレン系エラストマー(TPS)などの熱可塑性エラストマーなどの1種又は2種以上を挙げることができる。
【0026】
また上記他の添加剤の一例として、酸化防止剤、熱安定剤、光安定剤、紫外線吸収剤、顔料、染料、滑剤、ブロッキング防止剤、帯電防止剤、防黴剤、抗菌剤、難燃剤、難燃助剤、発泡剤、発泡助剤、無機充填剤、繊維強化材などを挙げることができる。カーボンブラックやこのような他の添加剤は、アイオノマー樹脂(A)とオレフィン系熱可塑性エラストマー(B)の溶融混合物に添加することができるし、またアイオノマー樹脂(A)とオレフィン系熱可塑性エラストマー(B)の溶融混合時に添加することもできる。さらには(A)と(B)の混合に先立ち、予め(A)と(B)のいずれか一方の成分あるいは両方の成分に添加しておいてもよい。
【0027】
上記添加剤においては、とりわけ長期の屋外使用に耐えるためには、酸化防止剤、光安定剤及び紫外線吸収剤から選ばれる少なくとも1種を配合することが望ましい。酸化防止剤としては、テトラキス[メチレン−3−(3,5−ジ−tert−ブチル−4−ヒドロキシフェニル)プロピオネート]メタンなどで代表されるヒンダードフェノール系酸化防止剤、光安定剤としては、ビス(2,2,6,6−テトラメチル−4−ピペリジニル)セバケートなどで代表されるヒンダードアミン系光安定剤、紫外線吸収剤としては、2−ヒドロキシ−4−n−オクトキシベンゾフェノンなどで代表されるベンゾフェノン系紫外線吸収剤や2−(2’−ヒドロキシ−5’−メチルフェニル)ベンゾトリアゾールなどで代表されるベンゾトリアゾール系紫外線吸収剤が好適に使用できる。これらの効果的な添加量は、アイオノマー樹脂(A)及びオレフィン系熱可塑性エラストマー(B)の合計100重量部に対し、それぞれ0.01〜5重量部、好ましくは0.1〜3重量部の範囲である。
【0028】
上記添加剤として使用可能な顔料の例としては、酸化チタン、亜鉛華、弁柄、群青、紺青、アゾ顔料、レーキ顔料、フタロシアニン顔料など、また無機充填剤としては、クレー、タルク、炭酸カルシウム、重質炭酸カルシウム、カオリン、けいそう土、シリカ、アツミナ、アスベスチ、グラファイト、ウィスカー、金属粉、ガラス球、ガラス繊維、カーボン繊維などを例示することができる。
【0029】
本発明のモールディング材料を使用することができる自動車用モールディングとしては、例えばサイドモール、ウィンドシールドモール、ベルトラインモール、ルーフモール、バンパーモール、ドアウィンドウ水切り、グラスチャンネル、ウェザーストリップなどである。このような自動車用モールディングは、上記モールディング材料層のみで構成されていてもよく、他の材料からなる層と複合して構成されていてもよい。例えば、ステンレス、亜鉛メッキ鋼板などの金属芯材上の少なくとも一部に上記モールディング材料が被覆されて形成されていてもよい。また本発明のモールディング材料層と他の熱可塑性重合体からなる層から構成されていてもよい。このような複合層からなる自動車用モールディングの場合は、本発明のモールディング材料の優れた特性を生かすためには、本発明のモールディング材料をモールディング本体として使用するかあるいは少なくとも一部の表面層を形成するような使用態様が好ましい。
【0030】
前記金属芯材への被覆においては、上記モールディング材料は金属芯材上に直接被覆されていてもよく、また適当な接着剤を介して被覆されていてもよい。このような目的に使用される接着剤として、例えばアイオノマー樹脂(A)のベース樹脂として紹介したエチレン・不飽和カルボン酸共重合体のような熱可塑性樹脂タイプ、エポキシ樹脂、ウレタン樹脂、シランカップリング剤系材料のような熱硬化性樹脂タイプのものを例示することができる。金属芯材と上記モールディング材料との層間接着力の信頼性を高めるためには、このような接着剤の使用が好ましい。
【0031】
また本発明の自動車モールディングにおいて、本発明のモールディング材料層と別の層を形成することができる熱可塑性重合体としては、熱可塑性樹脂あるいは熱可塑性エラストマーなどを例示することができる。より具体的には、熱可塑性樹脂としては、ポリエチレンやポリプロピレンなどのポリオレフィン、エチレン・酢酸ビニル共重合体、エチレン・(メタ)アクリル酸エステル共重合体、エチレン・不飽和カルボン酸共重合体などのエチレン・極性モノマー共重合体、ナイロン、ポリカーボネートなどのエンジニアリングプラスチックなどを例示することができる。また熱可塑性エラストマーとしては、上記重合体組成物の一方の成分であるオレフィン系エラストマー(TPO)、ポリアミド系エラストマー(TPAE)、スチレン系エラストマーなどを例示することができる。これらの中では、エチレン・極性モノマー共重合体やTPOの使用が好ましい。TPOとして具体的には、既に紹介した商品名のものを例示することができる
【0032】
これらの熱可塑性樹脂や熱可塑性エラストマーからなる層には、上記(A)及び(B)からなる上記重合体組成物層との熱融着性を高めるために、エチレン・不飽和カルボン酸共重合体を少量、例えば熱可塑性樹脂又は熱可塑性エラストマーに対して30重量%位まで配合することができる。このようなエチレン・不飽和カルボン酸共重合体としては、例えばアイオノマー樹脂(A)のベースポリマーとして紹介したものであって、190℃、2160g荷重におけるMFRが、0.1〜100g/10分、好ましくは0.2〜50g/10分のものを挙げることができる。
【0033】
上記自動車用モールディングにおいてはまた、上記のようなモールディング材料層、あるいはこれと他の材料層とからなるモールディング本体を形成し、その側端部に柔軟性樹脂からなるリップ部を設けてもよい。リップ部材料としては、上記モールディング材料を構成する重合体組成物より柔軟な材料であり、また上記重合体組成物と溶融接着性が優れ、しかも共押出可能な材料が好ましく、例えば、上記重合体組成物の一成分として例示したオレフィン系熱可塑性エラストマー(B)あるいはエチレン・不飽和エステル共重合体を挙げることができる。
【0034】
上記リップ部材料として使用可能なエチレン・不飽和エステル共重合体として具体的には、エチレンと、酢酸ビニル、あるいはアクリル酸メチル、アクリル酸エチル、アクリル酸nブチル、アクリル酸イソブチル、アクリル酸イソオクチル、メタクリル酸メチル、メタクリル酸イソブチルのような不飽和カルボン酸エステルなどの不飽和エステルとの共重合体であって、不飽和エステル含量が1〜40重量%、好ましくは5〜30重量%のものを例示することができる。かかるエチレン・不飽和エステル共重合体としてはまた、モールディング本体材料となる前記重合体組成物との熱融着性を高めるために、アクリル酸やメタクリル酸が少量、例えば10重量%以下程度共重合されたものであってもよい。エチレン・不飽和エステル共重合体としてはまた、190℃、2160g荷重におけるMFRが、0.1〜100g/10分、とくに0.2〜50g/10分のものが好ましい。このようなエチレン・不飽和エステル共重合体は、高温、高圧下のラジカル共重合によって得ることができる。
【0035】
上記リップ材料となるオレフィン系熱可塑性エラストマーあるいはエチレン・不飽和エステル共重合体には、モールディング本体材料となる前記重合体組成物との熱融着性を高めるために、エチレン・アクリル酸共重合体やエチレン・メタクリル酸共重合体のようなエチレン・不飽和カルボン酸共重合体を配合することができる。このようなエチレン・不飽和カルボン酸共重合体としては、例えばアイオノマー樹脂(A)のベースポリマーとして既に紹介したものであって、190℃、2160g荷重におけるMFRが、0.1〜100g/10分、好ましくは0.2〜50g/10分のものを挙げることができる。このようなエチレン・不飽和カルボン酸共重合体の配合量は、リップ材料として充分な柔軟性を維持する範囲内で決められるべきものであり、例えば全体の30重量%以下程度とされる。
【0036】
上記リップ材料にはまた、上記(A)と(B)とからなる重合体組成物に添加することが可能なカーボンブラックやその他添加剤を同様に配合することができる。
【0037】
本発明の自動車用モールディングの1例を第1図に示す。第1図(a)において、自動車用モールディング1は、金属芯材2と、それに被覆された(A)と(B)からなる重合体組成物層3からなる。第1図(b)において、自動車用モールディング4は、金属芯材5と、それに被覆された(A)と(B)からなる重合体組成物層6とからなるモールディング本体7と、その側縁部に共押出しによって形成された柔軟性樹脂からなるリップ部8からなる。同様に第1図(c)において、自動車用モールディング9は、金属芯材10と、それに被覆された(A)と(B)からなる重合体組成物層11とからなるモールディング本体12と、その側縁部に共押出しによって形成された柔軟性樹脂からなるリップ部13からなる。第1図(d)において、自動車用モールディング14は、金属芯材15と、それに被覆された(A)と(B)からなる重合体組成物層16とからなるモールディング本体17と、その側縁部に共押出しによって形成された柔軟性樹脂からなるリップ部18からなる。
【0038】
本発明の自動車用モールディングの他の例を第2図に示す。第2図(a)において、自動車用モールディング19は、(A)と(B)からなる重合体組成物からなるモールディング本体20と、その側縁部に共押出しによって形成された柔軟性樹脂からなる3箇所のリップ部21からなる。同様に第2図(b)において、自動車用モールディング22は、オレフィン系エラストマーからなるモールディング本体24と、それに被覆された(A)と(B)からなる重合体組成物で形成された表面層23と、モールディング本体の側縁部に共押出しによって形成された柔軟性樹脂からなるリップ部25からなる。第2図(c)において、自動車用モールディング26は、(A)と(B)からなる重合体組成物からなるモールディング本体27と、その側縁部に共押出しによって形成された柔軟性樹脂からなるリップ部28からなる。同様に第2図(d)において、自動車用モールディング29は、オレフィン系エラストマーからなるモールディング本体31と、それに被覆された(A)と(B)からなる重合体組成物で形成された2箇所の表面層30と、モールディング本体の側縁部に共押出しによって形成された柔軟性樹脂からなるリップ部32からなる
【0039】
【実施例】
次に実施例により本発明をさらに詳細に説明する。尚、実施例及び参考例で用いた原料及び得られた組成物の評価方法は、以下の通りである。
【0040】
1.使用原料
(1)アイオノマー樹脂(A)
アイオノマー1:エチレン・メタクリル酸共重合体(メタクリル酸含量8重量%)の亜鉛アイオノマー(中和度50%、MFR1g/10分(190℃、2160g荷重)、JIS A硬度96)
(2)オレフィン系熱可塑性エラストマー(B)
エラストマー1:商品名ミラストマー9020N(MFR12g/10分(230℃、10kg荷重))、三井化学(株)製
エラストマー2:商品名ミラストマー9070N(MFR20g/10分(230℃、2160g荷重))、三井化学(株)製
(3)添加剤
添加剤1:エチレン・酢酸ビニル共重合体ベースのカーボンブラックマスターバッチ
【0041】
2.評価方法
(1)MFR:JIS K6760準拠
測定温度190℃、荷重2160gで測定
(2)引張特性:JIS K−6760準拠
JIS3号試験片、引張速度200mm/分
(3)JIS A硬度:JIS K6301準拠
【0042】
(4)ゲルブツ数
圧縮比3.0のフルフライト型スクリューを備えた40mmφ単軸押出機を用い、150mm幅フィッシュテールダイから、表1の重合体組成物を溶融押出しして、110mm幅、0.5mm厚みのシートを成形した。長さ1000mmに切断したシート3枚を用意し、フィッシアイカウンターにより、それぞれの片面からフィッシュアイを以下の基準で測定し、その平均値を求めた。
0.4mm以上:フィッシュアイ(FE)としてカウントする
0.4〜0.2mm:スモールフィッシュアイ(SFE)としてカウントする
【0043】
(5)外観:
図2(a)に示す押出し多色成形自動車用モールを100本成形した際に、ゲルブツが原因で不良品と判定されたモールが40本未満であれば○、40〜60本であれば△、61本以上であれば×と判定した。
【0044】
[実施例1〜3]
表1の組成の重合体混合物を、押出機を用いて溶融押出し、押出機先端部に設けた200メッシュ以上のスクリーンを通過させて重合体組成物を得た。この重合体組成物を成形して得られたシートの評価結果を表1に示す。
【0045】
【表1】
Figure 0004075396
【0046】
【発明の効果】
本発明によれば、軽量で、耐傷付き性、外観、耐ワックスリムーバー性等に優れた自動車用モールディングを提供することができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】 自動車用モールディングの実施例を示す図面である。
【図2】 自動車用モールディングの他の実施例を示す図面である。
【符号の説明】
1 自動車用モールディング
2 金属芯材
3 重合体組成物層
4 自動車用モールディング
5 金属芯材
6 重合体組成物層
8 リップ
9 自動車用モールディング
10 金属芯材
11 重合体組成物層
13 リップ
14 自動車用モールディング
15 金属芯材
16 重合体組成物層
18 リップ部
19 自動車用モールディング
20 重合体組成物層
21 リップ部
22 自動車用モールディング
23 重合体組成物層
24 オレフィン系熱可塑性エラストマー層
25 リップ部
26 自動車用モールディング
27 重合体組成物層
28 リップ部
29 自動車用モールディング
30 重合体組成物層
31 オレフィン系熱可塑性エラストマー層
32 リップ部

Claims (6)

  1. エチレン系アイオノマー樹脂(A)50〜90重量部及びオレフィン系熱可塑性エラストマー(B)50〜10重量部からなる重合体組成物であり、(A)と(B)の混合物がスクリーン濾過を経たものである重合体組成物を使用した自動車用モールディングであって、該重合体組成物の押出しシート(110mm幅、0.5mm厚み、1000mm長さ)における0.4mmを越えるゲルブツが1個以下、0.2〜0.4mmのゲルブツが5個以下である該重合体組成物からなる材料を少なくともその一部に用いており、側縁部に軟質樹脂からなるリップ部が設けられている自動車用モールディング。
  2. 前記材料をモール本体又は表面層として使用した請求項1に記載の自動車用モールディング。
  3. 前記オレフィン系熱可塑性エラストマー(B)が、エチレン・α−オレフィン共重合ゴムとオレフィン系プラスチックを必須成分として含有し、前記エチレン・α−オレフィン共重合ゴムが部分的に又は高度に架橋されており、前記オレフィン系プラスチックの少なくとも一部が過酸化物分解型プラスチックである請求項1又は2に記載の自動車用モールディング。
  4. 前記重合体組成物に、(A)と(B)の合計量100重量部当たり、カーボンブラックが1〜10重量部配合されていることを特徴とする請求項1〜3のいずれかに記載の自動車用モールディング。
  5. 前記リップ部の軟質樹脂が、オレフィン系熱可塑性エラストマー又はエチレン・不飽和エステル共重合体である請求項1に記載の自動車用モールディング。
  6. 前記リップ部の軟質樹脂が、オレフィン系熱可塑性エラストマー又はエチレン・不飽和エステル共重合体とエチレン・不飽和カルボン酸共重合体の混合樹脂である請求項1に記載の自動車用モールディング。
JP2002036570A 2002-02-14 2002-02-14 自動車用モールディング Expired - Fee Related JP4075396B2 (ja)

Priority Applications (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP2002036570A JP4075396B2 (ja) 2002-02-14 2002-02-14 自動車用モールディング

Applications Claiming Priority (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP2002036570A JP4075396B2 (ja) 2002-02-14 2002-02-14 自動車用モールディング

Publications (2)

Publication Number Publication Date
JP2003238751A JP2003238751A (ja) 2003-08-27
JP4075396B2 true JP4075396B2 (ja) 2008-04-16

Family

ID=27778422

Family Applications (1)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP2002036570A Expired - Fee Related JP4075396B2 (ja) 2002-02-14 2002-02-14 自動車用モールディング

Country Status (1)

Country Link
JP (1) JP4075396B2 (ja)

Families Citing this family (2)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP4647436B2 (ja) * 2005-08-26 2011-03-09 株式会社イノアックコーポレーション 合成樹脂製モール
JP5361779B2 (ja) * 2010-03-30 2013-12-04 三井化学株式会社 熱可塑性エラストマー組成物および該組成物から得られる発泡体

Family Cites Families (7)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JPS6136347A (ja) * 1984-07-27 1986-02-21 Du Pont Mitsui Polychem Co Ltd 重合体組成物
JPH0818521B2 (ja) * 1990-10-31 1996-02-28 豊田合成株式会社 ウエザストリツプ
JP3168450B2 (ja) * 1995-09-29 2001-05-21 住友化学工業株式会社 熱可塑性エラストマー組成物の製造方法
JP3690767B2 (ja) * 1995-12-22 2005-08-31 三井化学株式会社 ポリプロピレン系樹脂組成物
JPH11209547A (ja) * 1998-01-29 1999-08-03 Mitsubishi Chem Mkv Co 塩化ビニル系樹脂組成物
JP2000141452A (ja) * 1998-11-12 2000-05-23 Mitsubishi Chemicals Corp ポリプロピレン系樹脂組成物の押出機
WO2000036008A1 (fr) * 1998-12-15 2000-06-22 Sekisui Chemical Co., Ltd. Composition de resine de polyolefine, procede de production de materiau de moulage en resine de polyolefine, resine de polyolefine moulee, bourrelets etanches, et leur procede de fabrication

Also Published As

Publication number Publication date
JP2003238751A (ja) 2003-08-27

Similar Documents

Publication Publication Date Title
US20070276092A1 (en) Thermoplastic Elastomer Composition, Method for Producing Same and Formed Article
KR100660494B1 (ko) 열가소성 엘라스토머 조성물
JPH10120845A (ja) 熱可塑性エラストマー組成物
JP3694789B2 (ja) 熱可塑性エラストマー組成物および成形品
JP3612374B2 (ja) ポリオレフィン系樹脂組成物
JP4075396B2 (ja) 自動車用モールディング
JP3606254B2 (ja) 熱融着用熱可塑性エラストマー組成物および成形品
JP2003192848A (ja) 耐油性熱可塑性エラストマー組成物および成形品
JPH11124440A (ja) 熱可塑性エラストマー
JP2001280555A (ja) 自動車冷却系用複層ホース
JP4705711B2 (ja) アイオノマー組成物及びその用途
JP2003237495A (ja) 自動車用モールディング
JP4725988B2 (ja) 自動車モール用材料及び自動車モール
JP2004131558A (ja) 自動車用モール
JP3073553B2 (ja) 樹脂組成物
JP3913383B2 (ja) 重合体組成物
JP4727083B2 (ja) 自動車用モールディング
JP3996456B2 (ja) 熱可塑性エラストマー組成物
JP3051208B2 (ja) 自動車用モールのリップ材料
JP3040539B2 (ja) 自動車用モール
JP3842226B2 (ja) 難燃性樹脂組成物
JP3910313B2 (ja) 表皮部材用樹脂組成物及びその積層体
JP3274181B2 (ja) 重合体組成物及びその製法
JP2687749B2 (ja) 車両用モール
JP2005133024A (ja) 熱可塑性エラストマー組成物

Legal Events

Date Code Title Description
A621 Written request for application examination

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A621

Effective date: 20050105

A977 Report on retrieval

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A971007

Effective date: 20050706

A131 Notification of reasons for refusal

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A131

Effective date: 20050719

A131 Notification of reasons for refusal

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A131

Effective date: 20051018

A521 Request for written amendment filed

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A523

Effective date: 20051216

A131 Notification of reasons for refusal

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A131

Effective date: 20060117

A521 Request for written amendment filed

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A523

Effective date: 20060320

A02 Decision of refusal

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A02

Effective date: 20060418

A521 Request for written amendment filed

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A523

Effective date: 20071212

A61 First payment of annual fees (during grant procedure)

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A61

Effective date: 20080121

R150 Certificate of patent or registration of utility model

Ref document number: 4075396

Country of ref document: JP

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R150

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R150

FPAY Renewal fee payment (event date is renewal date of database)

Free format text: PAYMENT UNTIL: 20110208

Year of fee payment: 3

FPAY Renewal fee payment (event date is renewal date of database)

Free format text: PAYMENT UNTIL: 20120208

Year of fee payment: 4

R250 Receipt of annual fees

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R250

FPAY Renewal fee payment (event date is renewal date of database)

Free format text: PAYMENT UNTIL: 20120208

Year of fee payment: 4

FPAY Renewal fee payment (event date is renewal date of database)

Free format text: PAYMENT UNTIL: 20130208

Year of fee payment: 5

R250 Receipt of annual fees

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R250

FPAY Renewal fee payment (event date is renewal date of database)

Free format text: PAYMENT UNTIL: 20140208

Year of fee payment: 6

R250 Receipt of annual fees

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R250

R250 Receipt of annual fees

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R250

R250 Receipt of annual fees

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R250

R250 Receipt of annual fees

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R250

R250 Receipt of annual fees

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R250

R250 Receipt of annual fees

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R250

R250 Receipt of annual fees

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R250

S533 Written request for registration of change of name

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R313533

R350 Written notification of registration of transfer

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R350

R250 Receipt of annual fees

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R250

R250 Receipt of annual fees

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R250

LAPS Cancellation because of no payment of annual fees