JPH11124440A - 熱可塑性エラストマー - Google Patents
熱可塑性エラストマーInfo
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- JPH11124440A JPH11124440A JP9289774A JP28977497A JPH11124440A JP H11124440 A JPH11124440 A JP H11124440A JP 9289774 A JP9289774 A JP 9289774A JP 28977497 A JP28977497 A JP 28977497A JP H11124440 A JPH11124440 A JP H11124440A
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Abstract
(57)【要約】
【課題】 シート成形性、熱成形性、耐低温脆性等に優
れると共に、耐油性に優れたポリオレフィン系熱可塑性
エラストマーを提供する。 【解決手段】 結晶性プロピレン系重合体樹脂(A)1
0〜80重量%、エチレンと極性基含有ビニル単量体と
の共重合体(B)50〜10重量%、および、プロピレ
ン含量が65〜90重量%のプロピレン・α−オレフィ
ン共重合体ゴム(C1)5〜100重量%とプロピレン
含量が15〜60重量%のオレフィン系共重合体ゴム
(C2)95〜0重量%からなる共重合体ゴム(C)5
0〜10重量%(但し、(A)、(B)および(C)成
分の総和は100重量%とする。)、さらに、必要に応
じて、ゴム用軟化剤(D)を前記(C)成分100重量
部に対して50〜400重量部含有する組成物を有機過
酸化物の存在下に動的に熱処理した架橋物からなる熱可
塑性エラストマー。
れると共に、耐油性に優れたポリオレフィン系熱可塑性
エラストマーを提供する。 【解決手段】 結晶性プロピレン系重合体樹脂(A)1
0〜80重量%、エチレンと極性基含有ビニル単量体と
の共重合体(B)50〜10重量%、および、プロピレ
ン含量が65〜90重量%のプロピレン・α−オレフィ
ン共重合体ゴム(C1)5〜100重量%とプロピレン
含量が15〜60重量%のオレフィン系共重合体ゴム
(C2)95〜0重量%からなる共重合体ゴム(C)5
0〜10重量%(但し、(A)、(B)および(C)成
分の総和は100重量%とする。)、さらに、必要に応
じて、ゴム用軟化剤(D)を前記(C)成分100重量
部に対して50〜400重量部含有する組成物を有機過
酸化物の存在下に動的に熱処理した架橋物からなる熱可
塑性エラストマー。
Description
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、ポリオレフィン系
熱可塑性エラストマーに関し、更に詳しくは、シート成
形性、熱成形性、耐低温脆性等に優れると共に、耐油性
に優れたポリオレフィン系熱可塑性エラストマーに関す
るものである。
熱可塑性エラストマーに関し、更に詳しくは、シート成
形性、熱成形性、耐低温脆性等に優れると共に、耐油性
に優れたポリオレフィン系熱可塑性エラストマーに関す
るものである。
【0002】
【従来の技術】従来、インストルメントパネル、ドアト
リム等自動車内装部品の表皮には、ポリ塩化ビニルを主
材とするシートが用いられてきたが、自動車部品の軽量
化、およびリサイクル性や易焼却性等の環境問題の要求
から、近年、ポリオレフィン系熱可塑性エラストマーが
注目され、実用に供され始めている。しかしながら、一
般的な従来のポリオレフィン系熱可塑性エラストマーは
鉱物油、油脂類等を吸収しやすく、例えば自動車内装部
品として使用する場合、耐油性が十分ではないと考えら
れる。
リム等自動車内装部品の表皮には、ポリ塩化ビニルを主
材とするシートが用いられてきたが、自動車部品の軽量
化、およびリサイクル性や易焼却性等の環境問題の要求
から、近年、ポリオレフィン系熱可塑性エラストマーが
注目され、実用に供され始めている。しかしながら、一
般的な従来のポリオレフィン系熱可塑性エラストマーは
鉱物油、油脂類等を吸収しやすく、例えば自動車内装部
品として使用する場合、耐油性が十分ではないと考えら
れる。
【0003】一方、結晶性プロピレン系重合体樹脂とオ
レフィン系共重合体ゴム、さらに、必要に応じてゴム用
軟化剤とからなる組成物を有機過酸化物の存在下に動的
に熱処理した架橋物からなる従来のポリオレフィン系熱
可塑性エラストマーに代えて、結晶性プロピレン系重合
体樹脂と、エチレンとアクリル酸エステルもしくはメタ
クリル酸エステルとの共重合体とからなる組成物を同様
に熱処理して架橋物としたポリオレフィン系熱可塑性エ
ラストマーが、耐油性を改良された材料として提案され
ている(特開平7−149964号公報参照)。しか
し、このポリオレフィン系熱可塑性エラストマーは、本
発明者等の検討によると、耐油性は改良されるものの、
従来のポリオレフィン系熱可塑性エラストマーが有する
シート成形性、熱成形性、および、耐低温脆性を犠牲に
するものであった。
レフィン系共重合体ゴム、さらに、必要に応じてゴム用
軟化剤とからなる組成物を有機過酸化物の存在下に動的
に熱処理した架橋物からなる従来のポリオレフィン系熱
可塑性エラストマーに代えて、結晶性プロピレン系重合
体樹脂と、エチレンとアクリル酸エステルもしくはメタ
クリル酸エステルとの共重合体とからなる組成物を同様
に熱処理して架橋物としたポリオレフィン系熱可塑性エ
ラストマーが、耐油性を改良された材料として提案され
ている(特開平7−149964号公報参照)。しか
し、このポリオレフィン系熱可塑性エラストマーは、本
発明者等の検討によると、耐油性は改良されるものの、
従来のポリオレフィン系熱可塑性エラストマーが有する
シート成形性、熱成形性、および、耐低温脆性を犠牲に
するものであった。
【0004】
【発明が解決しようとする課題】本発明者らは、前述の
従来技術に鑑み、従来のポリオレフィン系熱可塑性エラ
ストマーの有する特性を維持した上で、前述の如き耐油
性を改良すべく検討した結果、本発明に到達した。従っ
て、本発明は、シート成形性、熱成形性、耐低温脆性に
優れると共に、耐油性に優れたポリオレフィン系熱可塑
性エラストマーを提供することを目的とする。
従来技術に鑑み、従来のポリオレフィン系熱可塑性エラ
ストマーの有する特性を維持した上で、前述の如き耐油
性を改良すべく検討した結果、本発明に到達した。従っ
て、本発明は、シート成形性、熱成形性、耐低温脆性に
優れると共に、耐油性に優れたポリオレフィン系熱可塑
性エラストマーを提供することを目的とする。
【0005】即ち、本発明の要旨は、結晶性プロピレン
系重合体樹脂(A)10〜80重量%、エチレンと極性
基含有ビニル単量体との共重合体(B)50〜10重量
%、および、プロピレン含量が65〜90重量%のプロ
ピレン・α−オレフィン共重合体ゴム(C1)5〜10
0重量%とプロピレン含量が15〜60重量%のオレフ
ィン系共重合体ゴム(C2)95〜0重量%とからなる
共重合体ゴム(C)50〜10重量%(但し、(A)、
(B)および(C)成分の総和は100重量%とす
る。)、さらに、必要に応じて、ゴム用軟化剤(D)を
上記(C)成分100重量部に対して50〜400重量
部含有する組成物を有機過酸化物の存在下に動的に熱処
理した架橋物からなることを特徴とする熱可塑性エラス
トマー、に存する。
系重合体樹脂(A)10〜80重量%、エチレンと極性
基含有ビニル単量体との共重合体(B)50〜10重量
%、および、プロピレン含量が65〜90重量%のプロ
ピレン・α−オレフィン共重合体ゴム(C1)5〜10
0重量%とプロピレン含量が15〜60重量%のオレフ
ィン系共重合体ゴム(C2)95〜0重量%とからなる
共重合体ゴム(C)50〜10重量%(但し、(A)、
(B)および(C)成分の総和は100重量%とす
る。)、さらに、必要に応じて、ゴム用軟化剤(D)を
上記(C)成分100重量部に対して50〜400重量
部含有する組成物を有機過酸化物の存在下に動的に熱処
理した架橋物からなることを特徴とする熱可塑性エラス
トマー、に存する。
【0006】
【発明の実施の形態】本発明において、(A)成分の結
晶性プロピレン系重合体樹脂としては、具体的に、例え
ば、プロピレン単独重合体、プロピレン90重量%以上
とエチレン、ブテン−1、ヘキセン−1等の他のα−オ
レフィン10重量%以下とのプロピレン・α−オレフィ
ンランダム共重合体、プロピレン単独重合ブロック50
〜95重量%とプロピレン・α−オレフィン共重合ブロ
ック5〜50重量%からなり、プロピレン70重量%以
上と他のα−オレフィン30重量%以下とのプロピレン
・α−オレフィンブロック共重合体等を挙げることがで
きる。これら結晶性のプロピレン系重合体樹脂の結晶化
度は、耐油性の面からX線回折法で35%以上、さらに
は40〜80%であるものが好ましい。また、メルトフ
ローレート(MFR)は、ASTM D1238に準拠
した230℃、2.16kg荷重で0.01〜100g
/10分、さらには0.1〜80g/10分、特に0.
1〜20g/10分のものが好ましい。なお、本発明に
おける(A)成分としては、前記結晶性プロピレン系重
合体樹脂の2種以上を用いてもよい。
晶性プロピレン系重合体樹脂としては、具体的に、例え
ば、プロピレン単独重合体、プロピレン90重量%以上
とエチレン、ブテン−1、ヘキセン−1等の他のα−オ
レフィン10重量%以下とのプロピレン・α−オレフィ
ンランダム共重合体、プロピレン単独重合ブロック50
〜95重量%とプロピレン・α−オレフィン共重合ブロ
ック5〜50重量%からなり、プロピレン70重量%以
上と他のα−オレフィン30重量%以下とのプロピレン
・α−オレフィンブロック共重合体等を挙げることがで
きる。これら結晶性のプロピレン系重合体樹脂の結晶化
度は、耐油性の面からX線回折法で35%以上、さらに
は40〜80%であるものが好ましい。また、メルトフ
ローレート(MFR)は、ASTM D1238に準拠
した230℃、2.16kg荷重で0.01〜100g
/10分、さらには0.1〜80g/10分、特に0.
1〜20g/10分のものが好ましい。なお、本発明に
おける(A)成分としては、前記結晶性プロピレン系重
合体樹脂の2種以上を用いてもよい。
【0007】また、本発明において、(B)成分のエチ
レンと極性基含有ビニル単量体との共重合体における極
性基含有ビニル単量体の極性基としては、具体的に、例
えば、カルボニル基、カルボン酸基、カルボン酸無水物
基、エステル基、水酸基、ニトリル基、アミド基、アミ
ノ基、イミノ基、イミド基等が挙げられるが、中でも、
エチレンとの共重合性からエステル基が好ましい。特に
好ましい極性基含有ビニル単量体としては、具体的に
は、酢酸ビニル、アクリル酸エステル、メタクリル酸エ
ステル(ここで、エステルは、炭素数1〜12のアルコ
ールエステルである。)が挙げられ、共重合体として
は、具体的に、例えば、エチレン・酢酸ビニル共重合
体、エチレン・アクリル酸メチル共重合体、エチレン・
メタクリル酸メチル共重合体、エチレン・アクリル酸エ
チル共重合体、エチレン・メタクリル酸エチル共重合
体、エチレン・アクリル酸ブチル共重合体、エチレン・
メタクリル酸ブチル共重合体、エチレン・アクリル酸−
2−エチルヘキシル共重合体、エチレン・メタクリル酸
−2−エチルヘキシル共重合体等が挙げられる。なお、
これら共重合体は、少量のプロピレン等の他のα−オレ
フィンや2種以上の極性基含有ビニル単量体等を共重合
体成分として含有していてもよい。
レンと極性基含有ビニル単量体との共重合体における極
性基含有ビニル単量体の極性基としては、具体的に、例
えば、カルボニル基、カルボン酸基、カルボン酸無水物
基、エステル基、水酸基、ニトリル基、アミド基、アミ
ノ基、イミノ基、イミド基等が挙げられるが、中でも、
エチレンとの共重合性からエステル基が好ましい。特に
好ましい極性基含有ビニル単量体としては、具体的に
は、酢酸ビニル、アクリル酸エステル、メタクリル酸エ
ステル(ここで、エステルは、炭素数1〜12のアルコ
ールエステルである。)が挙げられ、共重合体として
は、具体的に、例えば、エチレン・酢酸ビニル共重合
体、エチレン・アクリル酸メチル共重合体、エチレン・
メタクリル酸メチル共重合体、エチレン・アクリル酸エ
チル共重合体、エチレン・メタクリル酸エチル共重合
体、エチレン・アクリル酸ブチル共重合体、エチレン・
メタクリル酸ブチル共重合体、エチレン・アクリル酸−
2−エチルヘキシル共重合体、エチレン・メタクリル酸
−2−エチルヘキシル共重合体等が挙げられる。なお、
これら共重合体は、少量のプロピレン等の他のα−オレ
フィンや2種以上の極性基含有ビニル単量体等を共重合
体成分として含有していてもよい。
【0008】これらエチレンと極性基含有ビニル単量体
との共重合体における極性基含有ビニル単量体単位の含
有量は、15〜60重量%、さらには15〜50重量
%、特に15〜35重量%であるのが好ましい。少な過
ぎると、熱可塑性エラストマーとしての耐油性の改良効
果が十分とならず、多過ぎると、耐低温脆性や機械的強
度が損なわれることとなる。また、これら共重合体の密
度は、0.90〜0.96g/cm3 、特に0.92〜
0.95g/cm3 を示すものが好ましく、メルトフロ
ーレート(MFR)はASTM D1238に準拠した
190℃、2.16kg荷重で0.1〜100g/10
分、特に0.2〜50g/10分のものが好ましい。な
お、本発明における(B)成分としては、前記エチレン
と極性基含有ビニル単量体との共重合体の2種以上を用
いてもよい。
との共重合体における極性基含有ビニル単量体単位の含
有量は、15〜60重量%、さらには15〜50重量
%、特に15〜35重量%であるのが好ましい。少な過
ぎると、熱可塑性エラストマーとしての耐油性の改良効
果が十分とならず、多過ぎると、耐低温脆性や機械的強
度が損なわれることとなる。また、これら共重合体の密
度は、0.90〜0.96g/cm3 、特に0.92〜
0.95g/cm3 を示すものが好ましく、メルトフロ
ーレート(MFR)はASTM D1238に準拠した
190℃、2.16kg荷重で0.1〜100g/10
分、特に0.2〜50g/10分のものが好ましい。な
お、本発明における(B)成分としては、前記エチレン
と極性基含有ビニル単量体との共重合体の2種以上を用
いてもよい。
【0009】また、本発明において、(C)成分として
用いられる共重合体ゴムは、プロピレン含量65〜90
重量%のプロピレン・α−オレフィン共重合体ゴム(C
1)を5〜100重量%含有するオレフィン系共重合体
ゴムである。このプロピレン・α−オレフィン共重合体
ゴム(C1)は、プロピレン含量が高いので、前述の
(A)成分である結晶性プロピレン系重合体樹脂との親
和性が高く、熱成形における均一延展性、シボ保持性を
向上させることができる。このプロピレン・α−オレフ
ィン共重合体ゴム(C1)としては、具体的には、プロ
ピレンを主成分とし、これとエチレン、ブテン−1、ヘ
キセン−1等のプロピレン以外の他のα−オレフィンと
の共重合体ゴムを挙げることができる。これらの中で
は、プロピレン・エチレン共重合体ゴムが好適である。
用いられる共重合体ゴムは、プロピレン含量65〜90
重量%のプロピレン・α−オレフィン共重合体ゴム(C
1)を5〜100重量%含有するオレフィン系共重合体
ゴムである。このプロピレン・α−オレフィン共重合体
ゴム(C1)は、プロピレン含量が高いので、前述の
(A)成分である結晶性プロピレン系重合体樹脂との親
和性が高く、熱成形における均一延展性、シボ保持性を
向上させることができる。このプロピレン・α−オレフ
ィン共重合体ゴム(C1)としては、具体的には、プロ
ピレンを主成分とし、これとエチレン、ブテン−1、ヘ
キセン−1等のプロピレン以外の他のα−オレフィンと
の共重合体ゴムを挙げることができる。これらの中で
は、プロピレン・エチレン共重合体ゴムが好適である。
【0010】該プロピレン・α−オレフィン共重合体ゴ
ム(C1)中のプロピレン含量は65〜90重量%であ
り、好ましくは66〜86重量%である。プロピレン含
量が少な過ぎると熱成形時における均一延展性、および
シボ形状保持性が十分でなく、一方、多過ぎるとゴム的
性質が失われる。また、ASTM D1646に準拠し
たムーニー粘度ML1+4 (100℃)は好ましくは10
〜200であり、より好ましくは20〜150である。
また、プロピレン・α−オレフィン共重合体ゴム(C
1)の(C)成分中の配合量は5〜100重量%であ
り、好ましくは10〜90重量%、さらに好ましくは1
0〜70重量%である。少な過ぎると熱成形時における
均一延展性、およびシボ形状保持性の改良効果が十分で
ない。
ム(C1)中のプロピレン含量は65〜90重量%であ
り、好ましくは66〜86重量%である。プロピレン含
量が少な過ぎると熱成形時における均一延展性、および
シボ形状保持性が十分でなく、一方、多過ぎるとゴム的
性質が失われる。また、ASTM D1646に準拠し
たムーニー粘度ML1+4 (100℃)は好ましくは10
〜200であり、より好ましくは20〜150である。
また、プロピレン・α−オレフィン共重合体ゴム(C
1)の(C)成分中の配合量は5〜100重量%であ
り、好ましくは10〜90重量%、さらに好ましくは1
0〜70重量%である。少な過ぎると熱成形時における
均一延展性、およびシボ形状保持性の改良効果が十分で
ない。
【0011】本発明においては、上記必須ゴム成分(C
1)の外にプロピレン含量が15〜60重量%のオレフ
ィン系共重合体ゴム(C2)を用いることができる。こ
の(C2)成分としては、具体的に、例えば、エチレン
・プロピレン共重合体ゴム、エチレン・ブテン−1共重
合体ゴム、エチレン・ヘキセン−1共重合体ゴム、エチ
レン・プロピレン・ブテン−1共重合体ゴム等の、エチ
レンと炭素数3〜12のα−オレフィンとの共重合体ゴ
ム、および、さらに、ジシクロペンタジエン、5−エチ
リデン−2−ノルボルネン、1,4−ヘキサジエン、
1,7−オクタジエン、7−メチル−1,6−オクタジ
エン、1,9−デカジエン等の非共役ジエンを共重合成
分として含有するもの等を挙げることができる。中で
も、エチレン・プロピレン共重合体ゴム、エチレン・プ
ロピレン・非共役ジエン共重合体ゴムが好ましく、エチ
レン・プロピレン・ジシクロペンタジエン共重合体ゴ
ム、エチレン・プロピレン・5−エチリデン−2−ノル
ボルネン共重合体ゴムが特に好ましい。
1)の外にプロピレン含量が15〜60重量%のオレフ
ィン系共重合体ゴム(C2)を用いることができる。こ
の(C2)成分としては、具体的に、例えば、エチレン
・プロピレン共重合体ゴム、エチレン・ブテン−1共重
合体ゴム、エチレン・ヘキセン−1共重合体ゴム、エチ
レン・プロピレン・ブテン−1共重合体ゴム等の、エチ
レンと炭素数3〜12のα−オレフィンとの共重合体ゴ
ム、および、さらに、ジシクロペンタジエン、5−エチ
リデン−2−ノルボルネン、1,4−ヘキサジエン、
1,7−オクタジエン、7−メチル−1,6−オクタジ
エン、1,9−デカジエン等の非共役ジエンを共重合成
分として含有するもの等を挙げることができる。中で
も、エチレン・プロピレン共重合体ゴム、エチレン・プ
ロピレン・非共役ジエン共重合体ゴムが好ましく、エチ
レン・プロピレン・ジシクロペンタジエン共重合体ゴ
ム、エチレン・プロピレン・5−エチリデン−2−ノル
ボルネン共重合体ゴムが特に好ましい。
【0012】エチレン・プロピレン共重合体ゴム、また
は、エチレン・プロピレン・非共役ジエン共重合体ゴム
におけるプロピレン含量はエチレンとプロピレンの合計
量に対して15〜60重量%が好ましく、特に20〜5
5重量%であるのが好ましい。これらのオレフィン系共
重合体ゴム(C2)のASTM D1646に準拠した
ムーニー粘度ML1+4 (100℃)は好ましくは10〜
500であり、より好ましくは20〜400である。ま
た、沃素価で表される不飽和度は20以下が好ましく、
より好ましくは18以下である。なお、本発明における
(C2)成分としては2種以上のオレフィン系共重合体
ゴムを用いても良い。
は、エチレン・プロピレン・非共役ジエン共重合体ゴム
におけるプロピレン含量はエチレンとプロピレンの合計
量に対して15〜60重量%が好ましく、特に20〜5
5重量%であるのが好ましい。これらのオレフィン系共
重合体ゴム(C2)のASTM D1646に準拠した
ムーニー粘度ML1+4 (100℃)は好ましくは10〜
500であり、より好ましくは20〜400である。ま
た、沃素価で表される不飽和度は20以下が好ましく、
より好ましくは18以下である。なお、本発明における
(C2)成分としては2種以上のオレフィン系共重合体
ゴムを用いても良い。
【0013】また、本発明において必要に応じて用いら
れる(D)成分のゴム用軟化剤は、通常、熱可塑性エラ
ストマーに加工性や柔軟性を付与するために配合される
ものであり、本発明においても用いるのが好ましい。ゴ
ム用軟化剤は、鉱物油系で高沸点の石油留分であり、一
般に、芳香族類、ナフテン類、およびパラフィン類の3
者の混合物であって、パラフィン鎖の炭素数が全炭素数
の50%以上を占めるパラフィン系と、ナフテン環の炭
素数が全炭素数中の30〜40%を占めるナフテン系
と、芳香族環の炭素数が全炭素数の30%以上を占める
芳香族系とに区分されているが、本発明においては、パ
ラフィン系のものが好ましく、その数平均分子量は、2
00〜2000、特に300〜1600のものが好まし
い。なお、本発明における(D)成分としては、前記の
ゴム用軟化剤の2種以上を用いてもよい。
れる(D)成分のゴム用軟化剤は、通常、熱可塑性エラ
ストマーに加工性や柔軟性を付与するために配合される
ものであり、本発明においても用いるのが好ましい。ゴ
ム用軟化剤は、鉱物油系で高沸点の石油留分であり、一
般に、芳香族類、ナフテン類、およびパラフィン類の3
者の混合物であって、パラフィン鎖の炭素数が全炭素数
の50%以上を占めるパラフィン系と、ナフテン環の炭
素数が全炭素数中の30〜40%を占めるナフテン系
と、芳香族環の炭素数が全炭素数の30%以上を占める
芳香族系とに区分されているが、本発明においては、パ
ラフィン系のものが好ましく、その数平均分子量は、2
00〜2000、特に300〜1600のものが好まし
い。なお、本発明における(D)成分としては、前記の
ゴム用軟化剤の2種以上を用いてもよい。
【0014】本発明における、前記結晶性プロピレン系
重合体樹脂(A)、前記エチレンと極性基含有ビニル単
量体との共重合体(B)、および、前記オレフィン系共
重合体ゴム(C)からなる組成物の各成分の組成比は、
(A)成分10〜80重量%、(B)成分50〜10重
量%、および(C)成分50〜10重量%であり、
(A)成分20〜70重量%、(B)成分40〜15重
量%、および(C)成分40〜10重量%であるのが好
ましく、(A)成分30〜60重量%、(B)成分40
〜15重量%、および(C)成分35〜10重量%であ
るのが特に好ましい。(但し、(A)、(B)、および
(C)の各成分の総和は100重量%とする。)
重合体樹脂(A)、前記エチレンと極性基含有ビニル単
量体との共重合体(B)、および、前記オレフィン系共
重合体ゴム(C)からなる組成物の各成分の組成比は、
(A)成分10〜80重量%、(B)成分50〜10重
量%、および(C)成分50〜10重量%であり、
(A)成分20〜70重量%、(B)成分40〜15重
量%、および(C)成分40〜10重量%であるのが好
ましく、(A)成分30〜60重量%、(B)成分40
〜15重量%、および(C)成分35〜10重量%であ
るのが特に好ましい。(但し、(A)、(B)、および
(C)の各成分の総和は100重量%とする。)
【0015】前記組成比において、(A)成分が少な過
ぎると熱可塑性エラストマーとしての成形性、機械的強
度が低下し、多過ぎると熱可塑性エラストマーとしての
硬度が高くなりすぎて柔軟な風合いが損なわれれると共
に、熱成形性が低下する。また、(B)成分が多過ぎる
と成形性、耐低温脆性が低下し、また少な過ぎると耐油
性の改良効果が認められない。また、(C)成分が多過
ぎると成形性が低下すると共に、耐油性の改良効果が低
減し、また少な過ぎると耐低温脆性、柔軟性が損なわれ
る。
ぎると熱可塑性エラストマーとしての成形性、機械的強
度が低下し、多過ぎると熱可塑性エラストマーとしての
硬度が高くなりすぎて柔軟な風合いが損なわれれると共
に、熱成形性が低下する。また、(B)成分が多過ぎる
と成形性、耐低温脆性が低下し、また少な過ぎると耐油
性の改良効果が認められない。また、(C)成分が多過
ぎると成形性が低下すると共に、耐油性の改良効果が低
減し、また少な過ぎると耐低温脆性、柔軟性が損なわれ
る。
【0016】本発明において、必要に応じて前記組成物
に配合するゴム用軟化剤(D)の配合量は、前記(C)
成分100重量部に対して、50〜400重量部であ
り、75〜350重量部であるのが好ましく、100〜
300重量部であるのが特に好ましい。前記配合量が少
な過ぎると組成物としての耐油性の改良効果が不足し、
多過ぎるとゴム用軟化剤がブリードアウトするという問
題が生じる。
に配合するゴム用軟化剤(D)の配合量は、前記(C)
成分100重量部に対して、50〜400重量部であ
り、75〜350重量部であるのが好ましく、100〜
300重量部であるのが特に好ましい。前記配合量が少
な過ぎると組成物としての耐油性の改良効果が不足し、
多過ぎるとゴム用軟化剤がブリードアウトするという問
題が生じる。
【0017】本発明においては、前記組成物を有機過酸
化物の存在下で動的に熱処理することにより架橋物とす
る。ここで、動的に熱処理するとは、ミキシングロー
ル、ニーダー、バンバリーミキサー、押出機等の混練機
を用いて、有機過酸化物の分解温度以上の温度で各成分
を溶融状態で混練することであり、通常150〜350
℃、好ましくは、160〜300℃の温度で0.2〜3
0分間、好ましくは0.5〜20分の時間行う。この動
的熱処理により組成物中の(B)成分と(C)成分にお
いて架橋反応が進行し、組成物は部分架橋物となるが、
本発明において、その架橋度は、組成物中の(B)成分
と(C)成分との合計量に対して、沸騰キシレンによる
10時間のソックスレー抽出後の不溶分として10〜9
9%、さらには15〜95%、特に20〜90%の範囲
が好ましい。架橋度が低いと、熱可塑性エラストマーと
しての機械的強度、耐熱性が不十分となり、また高光沢
となりすぎる。
化物の存在下で動的に熱処理することにより架橋物とす
る。ここで、動的に熱処理するとは、ミキシングロー
ル、ニーダー、バンバリーミキサー、押出機等の混練機
を用いて、有機過酸化物の分解温度以上の温度で各成分
を溶融状態で混練することであり、通常150〜350
℃、好ましくは、160〜300℃の温度で0.2〜3
0分間、好ましくは0.5〜20分の時間行う。この動
的熱処理により組成物中の(B)成分と(C)成分にお
いて架橋反応が進行し、組成物は部分架橋物となるが、
本発明において、その架橋度は、組成物中の(B)成分
と(C)成分との合計量に対して、沸騰キシレンによる
10時間のソックスレー抽出後の不溶分として10〜9
9%、さらには15〜95%、特に20〜90%の範囲
が好ましい。架橋度が低いと、熱可塑性エラストマーと
しての機械的強度、耐熱性が不十分となり、また高光沢
となりすぎる。
【0018】なお、ここで、用いられる有機過酸化物と
しては、脂肪族系、芳香族系のいずれも用いることがで
き、具体的に、例えば、ジ−t−ブチルパーオキシド、
2,5−ジメチル−2,5−ジ(t−ブチルパーオキ
シ)ヘキサン、2,5−ジメチル−2,5−ジ(t−ブ
チルパーオキシ)ヘキシン−3、2,5−ジメチル−
2,5−ジ(ベンゾイルパーオキシ)ヘキサン、ベンゾ
イルパーオキシド、t−ブチルパーオキシベンゾエー
ト、ジクミルパーオキシド、t−ブチルクミルパーオキ
シド、ジイソプロピルベンゼンヒドロパーオキシド等が
挙げられる。なお、これらの有機過酸化物は2種以上を
用いてもよい。有機過酸化物の使用量は、前記(A)、
(B)、および(C)の各成分の合計量100重量部に
対して、通常0.01〜10重量部、特に0.1〜5重
量部とするのが好ましい。
しては、脂肪族系、芳香族系のいずれも用いることがで
き、具体的に、例えば、ジ−t−ブチルパーオキシド、
2,5−ジメチル−2,5−ジ(t−ブチルパーオキ
シ)ヘキサン、2,5−ジメチル−2,5−ジ(t−ブ
チルパーオキシ)ヘキシン−3、2,5−ジメチル−
2,5−ジ(ベンゾイルパーオキシ)ヘキサン、ベンゾ
イルパーオキシド、t−ブチルパーオキシベンゾエー
ト、ジクミルパーオキシド、t−ブチルクミルパーオキ
シド、ジイソプロピルベンゼンヒドロパーオキシド等が
挙げられる。なお、これらの有機過酸化物は2種以上を
用いてもよい。有機過酸化物の使用量は、前記(A)、
(B)、および(C)の各成分の合計量100重量部に
対して、通常0.01〜10重量部、特に0.1〜5重
量部とするのが好ましい。
【0019】また、前記有機過酸化物と共に、必要に応
じて架橋助剤を併用できる。この架橋助剤としては、具
体的に、例えば、エチレングリコールジメタクリレー
ト、ポリエチレングリコールジメタクリレート、トリメ
チロールプロパントリアクリレート、トリメチロールプ
ロパントリメタクリレート等のアクリル系またはメタク
リル系多官能化合物やジビニルベンゼン、液状ポリブタ
ジエン等が挙げられる。架橋助剤の使用量は、前記
(A)、(B)、および(C)成分の合計量の100重
量部に対して、通常、10重量部以下、特に0.1〜5
重量部とするのが好ましい。
じて架橋助剤を併用できる。この架橋助剤としては、具
体的に、例えば、エチレングリコールジメタクリレー
ト、ポリエチレングリコールジメタクリレート、トリメ
チロールプロパントリアクリレート、トリメチロールプ
ロパントリメタクリレート等のアクリル系またはメタク
リル系多官能化合物やジビニルベンゼン、液状ポリブタ
ジエン等が挙げられる。架橋助剤の使用量は、前記
(A)、(B)、および(C)成分の合計量の100重
量部に対して、通常、10重量部以下、特に0.1〜5
重量部とするのが好ましい。
【0020】また、本発明においては上記熱可塑性エラ
ストマーの希釈剤として必要に応じて(E)成分のエチ
レンと極性基含有ビニル単量体との共重合体を配合する
ことができる。かかる(E)成分としては、前記(B)
成分の項に記載したエチレンと極性基含有ビニル単量体
との共重合体を用いることができる。また、(B)成分
の項に記載した好ましい成分は、この場合においても好
ましい成分として挙げることができる。(E)成分の配
合量は上記熱可塑性エラストマー100重量部に対して
10〜100重量部であり、10〜70重量部であるの
が好ましく、10〜50重量部であるのが特に好まし
い。当該配合量が多過ぎると柔軟性が損なわれる。
ストマーの希釈剤として必要に応じて(E)成分のエチ
レンと極性基含有ビニル単量体との共重合体を配合する
ことができる。かかる(E)成分としては、前記(B)
成分の項に記載したエチレンと極性基含有ビニル単量体
との共重合体を用いることができる。また、(B)成分
の項に記載した好ましい成分は、この場合においても好
ましい成分として挙げることができる。(E)成分の配
合量は上記熱可塑性エラストマー100重量部に対して
10〜100重量部であり、10〜70重量部であるの
が好ましく、10〜50重量部であるのが特に好まし
い。当該配合量が多過ぎると柔軟性が損なわれる。
【0021】本発明においては、動的熱処理前の組成物
の段階で、または組成物を動的熱処理して架橋物とした
段階で、前記成分以外の各種樹脂やゴム、ガラス繊維、
タルク、炭酸カルシウム、珪藻土、シリカ等の充填剤、
耐候安定剤、酸化防止剤、帯電防止剤、難燃剤、分散
剤、スリップ剤等の各種添加剤、カーボンブラック等の
顔料等を、必要に応じて配合することができる。なお、
本発明において、前記ゴム用軟化剤(D)の添加は、前
記(C)成分に予め配合しておく方法、前記組成物の段
階で配合する方法、組成物を動的熱処理して前記架橋物
とした段階で配合する方法、いずれの方法も採ることが
できる。
の段階で、または組成物を動的熱処理して架橋物とした
段階で、前記成分以外の各種樹脂やゴム、ガラス繊維、
タルク、炭酸カルシウム、珪藻土、シリカ等の充填剤、
耐候安定剤、酸化防止剤、帯電防止剤、難燃剤、分散
剤、スリップ剤等の各種添加剤、カーボンブラック等の
顔料等を、必要に応じて配合することができる。なお、
本発明において、前記ゴム用軟化剤(D)の添加は、前
記(C)成分に予め配合しておく方法、前記組成物の段
階で配合する方法、組成物を動的熱処理して前記架橋物
とした段階で配合する方法、いずれの方法も採ることが
できる。
【0022】
【実施例】以下、本発明を実施例によりさらに具体的に
説明するが、本発明はその要旨を越えない限り以下の実
施例によって限定されるものではない。 実施例1〜4、比較例1〜6 (A)成分、(B)成分、(C)成分、および(D)成
分として以下に記すものを用い、表1に示す組成比で、
有機過酸化物として2,5−ジメチル−2,5−ジ(t
−ブチルパーオキシ)ヘキサン(化薬アクゾ社製、「カ
ヤヘキサAD」)を(A)、(B)、および(C)成分
の合計量の100重量部に対して0.5重量部、架橋助
剤としてジビニルベンゼン(三共化成工業社製)を同じ
く1.0重量部用いて、ヘンシェルミキサーにて混合し
た後、二軸押出機(日本製鋼所社製、「TEX30」)
で、200℃、230rpmで40秒間溶融混練してポ
リオレフィン系熱可塑性エラストマーを製造した。 実施例5 上記実施例3の熱可塑性エラストマーに(E)成分を表
2に示す組成比で配合し、同じ二軸押出機で混練して熱
可塑性エラストマー組成物を製造した。
説明するが、本発明はその要旨を越えない限り以下の実
施例によって限定されるものではない。 実施例1〜4、比較例1〜6 (A)成分、(B)成分、(C)成分、および(D)成
分として以下に記すものを用い、表1に示す組成比で、
有機過酸化物として2,5−ジメチル−2,5−ジ(t
−ブチルパーオキシ)ヘキサン(化薬アクゾ社製、「カ
ヤヘキサAD」)を(A)、(B)、および(C)成分
の合計量の100重量部に対して0.5重量部、架橋助
剤としてジビニルベンゼン(三共化成工業社製)を同じ
く1.0重量部用いて、ヘンシェルミキサーにて混合し
た後、二軸押出機(日本製鋼所社製、「TEX30」)
で、200℃、230rpmで40秒間溶融混練してポ
リオレフィン系熱可塑性エラストマーを製造した。 実施例5 上記実施例3の熱可塑性エラストマーに(E)成分を表
2に示す組成比で配合し、同じ二軸押出機で混練して熱
可塑性エラストマー組成物を製造した。
【0023】(A)成分:結晶化度が60%、230℃
でのMFR0.7g/10分のプロピレン単独重合体
(PP) (B)成分:酢酸ビニル単位含有量28重量%、密度
0.941g/cm3 、190℃でのMFR6.0g/
10分、DSC法による融解終了温度71℃のエチレン
・酢酸ビニル共重合体(EVA) 酢酸ビニル単位含有量11重量%、密度0.926g/
cm3 、190℃でのMFR3.5g/10分、DSC
法による融解終了温度89℃のエチレン・酢酸ビニル共
重合体(EVA) アクリル酸メチル単位含有量20重量%、密度0.93
5g/cm3 、190℃でのMFRが6.0g/10
分、DSC法で測定される融解終了温度が87℃のエチ
レン・アクリル酸メチル共重合体(EMA)、およ
び、 アクリル酸メチル単位含有量53重量%、密度0.95
7g/cm3 、190℃でのMFRが3.0g/10分
のエチレン・アクリル酸メチル共重合体(EMA) (C)成分: (C1)成分:プロピレン含量70重量%、ムーニー粘
度ML1+4 (100℃)が70のエチレン・プロピレン
共重合体ゴム(EPM) (C2)成分:プロピレン含量28重量%、ムーニー粘
度ML1+4 (100℃)287(但し、ゴム100重量
部に対して75重量部のパラフィン系ゴム用軟化剤配合
物の測定値92からの換算値)、沃素価15のエチレン
・プロピレン・5−エチリデン−2−ノルボルネン共重
合体ゴム(EPDM) (D)成分:数平均分子量746、環分析0%のパラフ
ィン系ゴム用軟化剤(出光興産社製、「ダイアナプロセ
スオイルPW380」) (E)成分:アクリル酸メチル単位含有量20重量%、
密度0.935g/cm3 、190℃でのMFRが6.
0g/10分、DSC法で測定される融解終了温度が8
7℃のエチレン・アクリル酸メチル共重合体(EMA
)
でのMFR0.7g/10分のプロピレン単独重合体
(PP) (B)成分:酢酸ビニル単位含有量28重量%、密度
0.941g/cm3 、190℃でのMFR6.0g/
10分、DSC法による融解終了温度71℃のエチレン
・酢酸ビニル共重合体(EVA) 酢酸ビニル単位含有量11重量%、密度0.926g/
cm3 、190℃でのMFR3.5g/10分、DSC
法による融解終了温度89℃のエチレン・酢酸ビニル共
重合体(EVA) アクリル酸メチル単位含有量20重量%、密度0.93
5g/cm3 、190℃でのMFRが6.0g/10
分、DSC法で測定される融解終了温度が87℃のエチ
レン・アクリル酸メチル共重合体(EMA)、およ
び、 アクリル酸メチル単位含有量53重量%、密度0.95
7g/cm3 、190℃でのMFRが3.0g/10分
のエチレン・アクリル酸メチル共重合体(EMA) (C)成分: (C1)成分:プロピレン含量70重量%、ムーニー粘
度ML1+4 (100℃)が70のエチレン・プロピレン
共重合体ゴム(EPM) (C2)成分:プロピレン含量28重量%、ムーニー粘
度ML1+4 (100℃)287(但し、ゴム100重量
部に対して75重量部のパラフィン系ゴム用軟化剤配合
物の測定値92からの換算値)、沃素価15のエチレン
・プロピレン・5−エチリデン−2−ノルボルネン共重
合体ゴム(EPDM) (D)成分:数平均分子量746、環分析0%のパラフ
ィン系ゴム用軟化剤(出光興産社製、「ダイアナプロセ
スオイルPW380」) (E)成分:アクリル酸メチル単位含有量20重量%、
密度0.935g/cm3 、190℃でのMFRが6.
0g/10分、DSC法で測定される融解終了温度が8
7℃のエチレン・アクリル酸メチル共重合体(EMA
)
【0024】得られた熱可塑性エラストマーもしくは熱
可塑性エラストマー組成物のペレットを2mm厚に圧縮
成形し、JIS K7216に準拠して衝撃による耐低
温脆性試験を実施し、−30℃にて脆性破壊しないもの
を○、−30℃にて脆性破壊するものを×として評価し
た。また、JIS K6301に準拠して表面硬度(A
形)を測定し、さらに、柔軟な風合いを有するものを
○、柔軟性が不足するものを×として柔軟性を評価し
た。
可塑性エラストマー組成物のペレットを2mm厚に圧縮
成形し、JIS K7216に準拠して衝撃による耐低
温脆性試験を実施し、−30℃にて脆性破壊しないもの
を○、−30℃にて脆性破壊するものを×として評価し
た。また、JIS K6301に準拠して表面硬度(A
形)を測定し、さらに、柔軟な風合いを有するものを
○、柔軟性が不足するものを×として柔軟性を評価し
た。
【0025】さらに、得られた熱可塑性エラストマーも
しくは熱可塑性エラストマー組成物を、コートハンガー
Tダイおよびフルフライトスクリューを装着したスクリ
ュー径45mm、圧縮比L/D28の押出機(武蔵野機
械製)で220℃でシート状に押出し、シボ付け用ロー
ル(30℃)と圧着ロール間で、一方の面に平均シボ深
さ100μmのエンボス加工を施すと共に、他方の面に
ポリプロピレン樹脂発泡シート(東レ社製「PPAM2
5020」を引き取り速度2m/分で積層した後、さら
に、発泡シート表面にポリプロピレンを押出しラミネー
トして熱可塑性エラストマー層の厚さ0.35mmの3
層積層シートを製造した。このとき、熱可塑性エラスト
マーのシート成形性を評価し、延展性がありシート成形
性良好なものを○、延展性がない等の理由によりシート
成形性不良のものを×として評価した。
しくは熱可塑性エラストマー組成物を、コートハンガー
Tダイおよびフルフライトスクリューを装着したスクリ
ュー径45mm、圧縮比L/D28の押出機(武蔵野機
械製)で220℃でシート状に押出し、シボ付け用ロー
ル(30℃)と圧着ロール間で、一方の面に平均シボ深
さ100μmのエンボス加工を施すと共に、他方の面に
ポリプロピレン樹脂発泡シート(東レ社製「PPAM2
5020」を引き取り速度2m/分で積層した後、さら
に、発泡シート表面にポリプロピレンを押出しラミネー
トして熱可塑性エラストマー層の厚さ0.35mmの3
層積層シートを製造した。このとき、熱可塑性エラスト
マーのシート成形性を評価し、延展性がありシート成形
性良好なものを○、延展性がない等の理由によりシート
成形性不良のものを×として評価した。
【0026】さらに、得られた3層積層シートを、赤外
線ヒーターにより表面温度が100〜130℃になるよ
うに加熱した後、真空成形機(浅野研究所社製)にて下
面面積130cm2 、上面面積40cm2 、高さ5.5
cmの四角錐台を有する雄金型にて雄引き真空成形を行
い、熱成形品を製造した。得られた熱成形品について、
熱可塑性エラストマー層に破れ箇所が全く認められない
ものを○、破れ箇所が認められるものを×として熱成形
性を評価した。また、得られた熱成形品の、四角錐台上
面のシボ深さを表面粗さ計(東京精密社製「サーフコム
570A」)にて測定し、熱成形後の10点平均粗さの
熱成形前の10点平均粗さに対する割合をRz残率
(%)として求め、Rz残率が40%以上のものを○、
40%未満のものを×としてシボ形状保持性を評価し
た。
線ヒーターにより表面温度が100〜130℃になるよ
うに加熱した後、真空成形機(浅野研究所社製)にて下
面面積130cm2 、上面面積40cm2 、高さ5.5
cmの四角錐台を有する雄金型にて雄引き真空成形を行
い、熱成形品を製造した。得られた熱成形品について、
熱可塑性エラストマー層に破れ箇所が全く認められない
ものを○、破れ箇所が認められるものを×として熱成形
性を評価した。また、得られた熱成形品の、四角錐台上
面のシボ深さを表面粗さ計(東京精密社製「サーフコム
570A」)にて測定し、熱成形後の10点平均粗さの
熱成形前の10点平均粗さに対する割合をRz残率
(%)として求め、Rz残率が40%以上のものを○、
40%未満のものを×としてシボ形状保持性を評価し
た。
【0027】また、得られた熱成形品の四角錐台上面を
切り出し、JIS K6301に準拠してJIS3号オ
イルに100℃で22時間浸漬した後、熱可塑性エラス
トマー層表面にベタツキ、変形等の異常が認めらないも
のを○、ベタツキ、変形等の異常が認められるが軽微な
ものを△、ベタツキの発生等の異常が顕著に認められる
ものを×としてその外観変化を評価した。
切り出し、JIS K6301に準拠してJIS3号オ
イルに100℃で22時間浸漬した後、熱可塑性エラス
トマー層表面にベタツキ、変形等の異常が認めらないも
のを○、ベタツキ、変形等の異常が認められるが軽微な
ものを△、ベタツキの発生等の異常が顕著に認められる
ものを×としてその外観変化を評価した。
【0028】さらに、得られた熱成形品の四角錐台上面
からエラストマー層を剥離し、同様の浸漬試験を行い重
量変化率を測定した。以上の耐低温脆性、硬度、柔軟
性、シート成形性、熱成形性、および外観変化と重量増
加率による耐油性の評価結果を表1および表2に示し
た。
からエラストマー層を剥離し、同様の浸漬試験を行い重
量変化率を測定した。以上の耐低温脆性、硬度、柔軟
性、シート成形性、熱成形性、および外観変化と重量増
加率による耐油性の評価結果を表1および表2に示し
た。
【0029】
【表1】
【0030】
【表2】
【0031】
【発明の効果】本発明によれば、シート成形性、熱成形
性、耐低温脆性等に優れると共に、耐油性に優れ、従っ
て、例えばインストルメントパネル、ドアトリム、コン
ソールボックス、天井材シート、ハンドルパッド等の自
動車内装部品の表皮材や、椅子用レザーシート、鞄用表
皮材等の好適なポリオレフィン系熱可塑性エラストマー
を提供することができる。
性、耐低温脆性等に優れると共に、耐油性に優れ、従っ
て、例えばインストルメントパネル、ドアトリム、コン
ソールボックス、天井材シート、ハンドルパッド等の自
動車内装部品の表皮材や、椅子用レザーシート、鞄用表
皮材等の好適なポリオレフィン系熱可塑性エラストマー
を提供することができる。
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (51)Int.Cl.6 識別記号 FI C08L 23/16 C08L 23/16 //(C08F 210/02 218:08) (C08F 210/02 220:10) (72)発明者 小 津 孝 弘 三重県四日市市東邦町1番地 三菱化学株 式会社四日市事業所内 (72)発明者 今 野 哲 郎 三重県四日市市東邦町1番地 三菱化学株 式会社四日市事業所内 (72)発明者 柴 藤 啓 介 三重県四日市市東邦町1番地 三菱化学株 式会社四日市事業所内 (72)発明者 大 井 重 和 三重県四日市市東邦町1番地 三菱化学株 式会社四日市事業所内 (72)発明者 加 古 慈 愛知県豊田市トヨタ町1番地 トヨタ自動 車株式会社内 (72)発明者 野 村 孝 夫 愛知県豊田市トヨタ町1番地 トヨタ自動 車株式会社内 (72)発明者 西 村 秀 雄 愛知県豊田市トヨタ町1番地 トヨタ自動 車株式会社内 (72)発明者 鵜 飼 順 三 愛知県豊田市トヨタ町1番地 トヨタ自動 車株式会社内 (72)発明者 中 村 直 義 静岡県浜松市東町1876番地 共和レザー株 式会社内 (72)発明者 山 本 雄 二 静岡県浜松市東町1876番地 共和レザー株 式会社内 (72)発明者 堀 江 隆 静岡県浜松市東町1876番地 共和レザー株 式会社内
Claims (6)
- 【請求項1】結晶性プロピレン系重合体樹脂(A)10
〜80重量%、エチレンと極性基含有ビニル単量体との
共重合体(B)50〜10重量%、および、プロピレン
含量が65〜90重量%のプロピレン・α−オレフィン
共重合体ゴム(C1)5〜100重量%とプロピレン含
量が15〜60重量%のオレフィン系共重合体ゴム(C
2)95〜0重量%とからなる共重合体ゴム(C)50
〜10重量%(但し、(A)、(B)および(C)成分
の総和は100重量%とする。)からなる組成物を有機
過酸化物の存在下に動的に熱処理した架橋物からなるこ
とを特徴とする熱可塑性エラストマー。 - 【請求項2】結晶性プロピレン系重合体樹脂(A)10
〜80重量%、エチレンと極性基含有ビニル単量体との
共重合体(B)50〜10重量%、および、プロピレン
含量が65〜90重量%のプロピレン・α−オレフィン
共重合体ゴム(C1)5〜100重量%とプロピレン含
量が15〜60重量%のオレフィン系共重合体ゴム(C
2)95〜0重量%とからなる共重合体ゴム(C)50
〜10重量%(但し、(A)、(B)および(C)成分
の総和は100重量%とする。)、および、ゴム用軟化
剤(D)を上記(C)成分100重量部に対して50〜
400重量部含有する組成物を有機過酸化物の存在下に
動的に熱処理した架橋物からなることを特徴とする熱可
塑性エラストマー。 - 【請求項3】共重合体(B)における極性基含有ビニル
単量体が、酢酸ビニル、アクリル酸エステル、およびメ
タクリル酸エステルからなる群より選ばれた少なくとも
1種である、請求項1または2に記載の熱可塑性エラス
トマー。 - 【請求項4】共重合体(B)における極性基含有ビニル
単量体単位の含有量が、該共重合体中15〜60重量%
である、請求項1〜3のいずれかに記載の熱可塑性エラ
ストマー。 - 【請求項5】共重合体(B)における極性基含有ビニル
単量体単位の含有量が、該共重合体中15〜35重量%
である、請求項1〜3のいずれかに記載の熱可塑性エラ
ストマー。 - 【請求項6】請求項1〜5のいずれかに記載の熱可塑性
エラストマー100重量部にエチレンと極性基含有ビニ
ル単量体との共重合体(E)を10〜100重量部配合
してなることを特徴とする熱可塑性エラストマー組成
物。
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-
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- 1998-10-21 EP EP98950320A patent/EP0947541A4/en not_active Withdrawn
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