JPH059326A - オレフイン系エラストマー組成物の架橋発泡体の製造方法 - Google Patents
オレフイン系エラストマー組成物の架橋発泡体の製造方法Info
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- JPH059326A JPH059326A JP19100891A JP19100891A JPH059326A JP H059326 A JPH059326 A JP H059326A JP 19100891 A JP19100891 A JP 19100891A JP 19100891 A JP19100891 A JP 19100891A JP H059326 A JPH059326 A JP H059326A
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Abstract
(57)【要約】
【目的】 発泡剤が均一に分散し、ピンホールの数が少
なく、引張強度に優れるオレフィン系エラストマー組成
物の架橋発泡体を製造する方法を提供する。 【構成】 エチレン−プロピレン−ジエン共重合体ゴム
と、エチレン−酢酸ビニル共重合体とに発泡剤が大幅に
濃い状態となるようにして混練したマスターバッチ組成
物をあらかじめ製造しておき、それと結晶性ポリオレフ
ィン(又は結晶性ポリオレフィンと、エチレン−プロピ
レン−ジエン共重合体ゴムと、エチレン−酢酸ビニル共
重合体)とを所望の発泡倍率となるように混合して架橋
発泡体用組成物とし、この組成物から得られる成形体を
放射線架橋した後、加熱発泡する。
なく、引張強度に優れるオレフィン系エラストマー組成
物の架橋発泡体を製造する方法を提供する。 【構成】 エチレン−プロピレン−ジエン共重合体ゴム
と、エチレン−酢酸ビニル共重合体とに発泡剤が大幅に
濃い状態となるようにして混練したマスターバッチ組成
物をあらかじめ製造しておき、それと結晶性ポリオレフ
ィン(又は結晶性ポリオレフィンと、エチレン−プロピ
レン−ジエン共重合体ゴムと、エチレン−酢酸ビニル共
重合体)とを所望の発泡倍率となるように混合して架橋
発泡体用組成物とし、この組成物から得られる成形体を
放射線架橋した後、加熱発泡する。
Description
【0001】
【産業上の利用分野】本発明はオレフィン系エラストマ
ー組成物の架橋発泡体の製造方法に関し、特に発泡剤が
均一に分散し、ピンホールの数が少なく、引張破断強度
等の引張物性に優れたオレフィン系エラストマー組成物
の架橋発泡体を製造する方法に関する。
ー組成物の架橋発泡体の製造方法に関し、特に発泡剤が
均一に分散し、ピンホールの数が少なく、引張破断強度
等の引張物性に優れたオレフィン系エラストマー組成物
の架橋発泡体を製造する方法に関する。
【0002】
【従来の技術及び発明が解決しようとする課題】ポリオ
レフィン発泡体は機械的強度、柔軟性、風合い、耐熱
性、耐薬品性等に優れており、自動車の内装材、断熱
材、スポーツ用品や食品包装の緩衝材、その他消音材や
外装材等に広く利用されている。
レフィン発泡体は機械的強度、柔軟性、風合い、耐熱
性、耐薬品性等に優れており、自動車の内装材、断熱
材、スポーツ用品や食品包装の緩衝材、その他消音材や
外装材等に広く利用されている。
【0003】なかでもポリエチレン発泡体は融点が低い
分だけ柔軟性、風合い、伸び等に優れている。これに対
して、ポリプロピレン発泡体は引張強度や曲げ強度等の
機械的強度や耐熱性に優れているが、融点が高いために
発泡時に分子切断が相当進行し、発泡の気泡セルが大き
くかつ不均一になりやすい。しかも通常の発泡剤は約17
0 ℃程度で分解を開始するため、融点の高いポリプロピ
レン系の樹脂にはあまり適当とはいえず、しかも分解温
度の高い発泡剤は発生ガス量が少ないため、十分に高い
発泡倍率のものを得るためには、多量の発泡剤が必要で
あり、経済的でないという問題がある。また上述したよ
うなポリオレフィンの架橋発泡体は、柔軟性、弾性、伸
び等が必ずしも十分ではないという問題がある。
分だけ柔軟性、風合い、伸び等に優れている。これに対
して、ポリプロピレン発泡体は引張強度や曲げ強度等の
機械的強度や耐熱性に優れているが、融点が高いために
発泡時に分子切断が相当進行し、発泡の気泡セルが大き
くかつ不均一になりやすい。しかも通常の発泡剤は約17
0 ℃程度で分解を開始するため、融点の高いポリプロピ
レン系の樹脂にはあまり適当とはいえず、しかも分解温
度の高い発泡剤は発生ガス量が少ないため、十分に高い
発泡倍率のものを得るためには、多量の発泡剤が必要で
あり、経済的でないという問題がある。また上述したよ
うなポリオレフィンの架橋発泡体は、柔軟性、弾性、伸
び等が必ずしも十分ではないという問題がある。
【0004】そこで結晶性ポリオレフィンと、それ自身
ある程度の弾性を有するエチレン−プロピレン−ジエン
共重合体ゴムと、エチレン−酢酸ビニル共重合体との組
成物とすることにより上記欠点を解決することが考えら
れる。このようなオレフィン系エラストマー組成物の架
橋発泡体は、通常粉体である発泡剤を原料樹脂にドライ
ブレンドし、押し出し成形により原反シートとし、この
原反シートに放射線架橋を施し、加熱処理することによ
り製造している。
ある程度の弾性を有するエチレン−プロピレン−ジエン
共重合体ゴムと、エチレン−酢酸ビニル共重合体との組
成物とすることにより上記欠点を解決することが考えら
れる。このようなオレフィン系エラストマー組成物の架
橋発泡体は、通常粉体である発泡剤を原料樹脂にドライ
ブレンドし、押し出し成形により原反シートとし、この
原反シートに放射線架橋を施し、加熱処理することによ
り製造している。
【0005】しかしながら、上記のような方法では発泡
剤の分解を避けるため、十分な混練を行うのが困難であ
り、均一に発泡剤を分散させるのが困難であるという問
題がある。このように未発泡の成形体中に発泡剤の分散
不良の箇所が存在すると、発泡体中に大気泡あるいはピ
ンホール等が存在しやすくなり、発泡体の機械的物性も
低下しやすくなる。
剤の分解を避けるため、十分な混練を行うのが困難であ
り、均一に発泡剤を分散させるのが困難であるという問
題がある。このように未発泡の成形体中に発泡剤の分散
不良の箇所が存在すると、発泡体中に大気泡あるいはピ
ンホール等が存在しやすくなり、発泡体の機械的物性も
低下しやすくなる。
【0006】この対策として、発泡剤を大幅に濃い状態
となるようにして、樹脂成分と発泡剤とを混練したも
の、いわゆるマスターバッチをあらかじめ製造してお
き、それと樹脂成分とを所望の発泡倍率となるように混
合することが行われているが、必ずしも発泡剤の分散が
良好でなく、大気泡やピンホール、及びそれに伴う発泡
体の機械的物性の低下等の問題は解決されてはいない。
となるようにして、樹脂成分と発泡剤とを混練したも
の、いわゆるマスターバッチをあらかじめ製造してお
き、それと樹脂成分とを所望の発泡倍率となるように混
合することが行われているが、必ずしも発泡剤の分散が
良好でなく、大気泡やピンホール、及びそれに伴う発泡
体の機械的物性の低下等の問題は解決されてはいない。
【0007】したがって本発明の目的は、発泡剤が均一
に分散し、ピンホールの数が少なく、引張強度に優れる
オレフィン系エラストマー組成物の架橋発泡体を製造す
る方法を提供することである。
に分散し、ピンホールの数が少なく、引張強度に優れる
オレフィン系エラストマー組成物の架橋発泡体を製造す
る方法を提供することである。
【0008】
【課題を解決するための手段】上記課題に鑑み鋭意研究
の結果、本発明者らは、結晶性ポリオレフィンと、エチ
レン−プロピレン−ジエン共重合体ゴムと、エチレン−
酢酸ビニル共重合体とを樹脂成分とする架橋発泡体用樹
脂組成物において、まずエラストマー成分であるエチレ
ン−プロピレン−ジエン共重合体ゴム及びエチレン−酢
酸ビニル共重合体と発泡剤とのマスターバッチを製造
し、次いでこのマスターバッチと、結晶性ポリオレフィ
ンとの組成物とし、この組成物から得られる成形体を放
射線架橋した後加熱発泡すると、得られるオレフィン系
エラストマー組成物の架橋発泡体は、発泡剤が均一に分
散し、ピンホールの数が少なく、引張強度に優れている
ことを見出した。また本発明者らは、マスターバッチ
と、結晶性ポリオレフィンとを混練する際に、さらにエ
チレン−プロピレン−ジエン共重合体ゴムと、エチレン
−酢酸ビニル共重合体とを配合して得られる組成物の成
形体を放射線架橋した後加熱発泡することにより得られ
る架橋発泡体も、発泡剤が均一に分散し、ピンホールの
数が少なく、引張強度に優れていることを見出した。以
上に基づき本発明に想到した。
の結果、本発明者らは、結晶性ポリオレフィンと、エチ
レン−プロピレン−ジエン共重合体ゴムと、エチレン−
酢酸ビニル共重合体とを樹脂成分とする架橋発泡体用樹
脂組成物において、まずエラストマー成分であるエチレ
ン−プロピレン−ジエン共重合体ゴム及びエチレン−酢
酸ビニル共重合体と発泡剤とのマスターバッチを製造
し、次いでこのマスターバッチと、結晶性ポリオレフィ
ンとの組成物とし、この組成物から得られる成形体を放
射線架橋した後加熱発泡すると、得られるオレフィン系
エラストマー組成物の架橋発泡体は、発泡剤が均一に分
散し、ピンホールの数が少なく、引張強度に優れている
ことを見出した。また本発明者らは、マスターバッチ
と、結晶性ポリオレフィンとを混練する際に、さらにエ
チレン−プロピレン−ジエン共重合体ゴムと、エチレン
−酢酸ビニル共重合体とを配合して得られる組成物の成
形体を放射線架橋した後加熱発泡することにより得られ
る架橋発泡体も、発泡剤が均一に分散し、ピンホールの
数が少なく、引張強度に優れていることを見出した。以
上に基づき本発明に想到した。
【0009】すなわち、オレフィン系エラストマー組成
物の架橋発泡体を製造する本発明の第一の方法は、(A)
エチレン−プロピレン−ジエン共重合体ゴム30〜70重量
%と、エチレン−酢酸ビニル共重合体70〜30重量%とか
らなる樹脂成分100 重量部に対して、発泡剤10〜200 重
量部を配合し、前記発泡剤の分解温度未満の温度で混練
することにより発泡剤含有エラストマーマスターバッチ
組成物を製造し、(B)(a) 結晶性ポリオレフィン5〜80
重量%と、(b) 前記発泡剤含有エラストマーマスターバ
ッチ組成物20〜95重量%とを前記発泡剤の分解温度未満
の温度で混練することにより架橋発泡体用組成物を製造
し、(C) 前記組成物を成形した後架橋を行い、しかる後
発泡させることを特徴とする。
物の架橋発泡体を製造する本発明の第一の方法は、(A)
エチレン−プロピレン−ジエン共重合体ゴム30〜70重量
%と、エチレン−酢酸ビニル共重合体70〜30重量%とか
らなる樹脂成分100 重量部に対して、発泡剤10〜200 重
量部を配合し、前記発泡剤の分解温度未満の温度で混練
することにより発泡剤含有エラストマーマスターバッチ
組成物を製造し、(B)(a) 結晶性ポリオレフィン5〜80
重量%と、(b) 前記発泡剤含有エラストマーマスターバ
ッチ組成物20〜95重量%とを前記発泡剤の分解温度未満
の温度で混練することにより架橋発泡体用組成物を製造
し、(C) 前記組成物を成形した後架橋を行い、しかる後
発泡させることを特徴とする。
【0010】また、オレフィン系エラストマー組成物の
架橋発泡体を製造する本発明の第二の方法は、(A) エチ
レン−プロピレン−ジエン共重合体ゴム30〜70重量%
と、エチレン−酢酸ビニル共重合体70〜30重量%とから
なる樹脂成分100 重量部に対して、発泡剤10〜200 重量
部を配合し、前記発泡剤の分解温度未満の温度で混練す
ることにより発泡剤含有エラストマーマスターバッチ組
成物を製造し、(B) (a)結晶性ポリオレフィン5〜85重
量%と、(b) エチレン−プロピレン−ジエン共重合体ゴ
ム及び/又はエチレン−酢酸ビニル共重合体90重量%以
下 (ただし、それぞれの成分は70重量%以下) と、(c)
前記発泡剤含有エラストマーマスターバッチ組成物5〜
95重量%とを前記発泡剤の分解温度未満の温度で混練す
ることにより架橋発泡体用組成物を製造し、(C) 前記組
成物を成形した後架橋を行い、しかる後発泡させること
を特徴とする。
架橋発泡体を製造する本発明の第二の方法は、(A) エチ
レン−プロピレン−ジエン共重合体ゴム30〜70重量%
と、エチレン−酢酸ビニル共重合体70〜30重量%とから
なる樹脂成分100 重量部に対して、発泡剤10〜200 重量
部を配合し、前記発泡剤の分解温度未満の温度で混練す
ることにより発泡剤含有エラストマーマスターバッチ組
成物を製造し、(B) (a)結晶性ポリオレフィン5〜85重
量%と、(b) エチレン−プロピレン−ジエン共重合体ゴ
ム及び/又はエチレン−酢酸ビニル共重合体90重量%以
下 (ただし、それぞれの成分は70重量%以下) と、(c)
前記発泡剤含有エラストマーマスターバッチ組成物5〜
95重量%とを前記発泡剤の分解温度未満の温度で混練す
ることにより架橋発泡体用組成物を製造し、(C) 前記組
成物を成形した後架橋を行い、しかる後発泡させること
を特徴とする。
【0011】以下本発明を詳細に説明する。まず、原料
となる各種成分について説明する。本発明の方法におい
て、結晶性ポリオレフィンは、エチレン、プロピレン、
ブテン−1、ペンテン−1などのオレフィンの重合体で
あり、これらのオレフィンは単独重合体でも、2種以上
の共重合体であってもよい。上述したようなポリオレフ
ィンとしては、ポリエチレン、ポリプロピレン、ポリブ
テン等が挙げられ、ポリエチレン、ポリプロピレンが好
ましい。ポリエチレンとしては低密度ポリエチレン、高
密度ポリエチレン、線状低密度ポリエチレン、超高分子
量ポリエチレン等が挙げられる。またポリプロピレンと
してはプロピレンの単独重合体に限らず、プロピレン−
エチレンブロック共重合体、プロピレン−エチレンラン
ダム共重合体等も用いることができる。これらのうちで
は特に低密度ポリエチレンが好ましい。
となる各種成分について説明する。本発明の方法におい
て、結晶性ポリオレフィンは、エチレン、プロピレン、
ブテン−1、ペンテン−1などのオレフィンの重合体で
あり、これらのオレフィンは単独重合体でも、2種以上
の共重合体であってもよい。上述したようなポリオレフ
ィンとしては、ポリエチレン、ポリプロピレン、ポリブ
テン等が挙げられ、ポリエチレン、ポリプロピレンが好
ましい。ポリエチレンとしては低密度ポリエチレン、高
密度ポリエチレン、線状低密度ポリエチレン、超高分子
量ポリエチレン等が挙げられる。またポリプロピレンと
してはプロピレンの単独重合体に限らず、プロピレン−
エチレンブロック共重合体、プロピレン−エチレンラン
ダム共重合体等も用いることができる。これらのうちで
は特に低密度ポリエチレンが好ましい。
【0012】本発明の方法において低密度ポリエチレン
は、その密度は0.910 〜0.930 g/cm3 程度、好ましくは
0.915 〜0.925/cm3 のものである。このような低密度ポ
リエチレンのメルトインデックス (MI、190 ℃、2.16kg
荷重) は、0.3 〜70g/10 分が好ましく、特に3〜50g
/10 分が好ましい。
は、その密度は0.910 〜0.930 g/cm3 程度、好ましくは
0.915 〜0.925/cm3 のものである。このような低密度ポ
リエチレンのメルトインデックス (MI、190 ℃、2.16kg
荷重) は、0.3 〜70g/10 分が好ましく、特に3〜50g
/10 分が好ましい。
【0013】本発明の方法においてエチレン−プロピレ
ン−ジエン共重合体ゴム(EPDM) は、エチレンと、プロ
ピレンと、ジエンとからなる低結晶性のポリマーであ
り、エチレンの含有率が40〜70モル%、プロピレンの含
有率が30〜60モル%、及びジエンの含有率が1〜10モル
%であるのが好ましい。より好ましい範囲は、エチレン
が50〜60モル%、プロピレンが40〜50モル%、及びジエ
ンが3〜6モル%である。
ン−ジエン共重合体ゴム(EPDM) は、エチレンと、プロ
ピレンと、ジエンとからなる低結晶性のポリマーであ
り、エチレンの含有率が40〜70モル%、プロピレンの含
有率が30〜60モル%、及びジエンの含有率が1〜10モル
%であるのが好ましい。より好ましい範囲は、エチレン
が50〜60モル%、プロピレンが40〜50モル%、及びジエ
ンが3〜6モル%である。
【0014】上記ジエン成分としては、ジシクロペンタ
ジエン、1,4-ヘキサジエン、シクロオクタジエン、メチ
レンノルボルネン等の非共役ジエン、又はブタジエン、
イソプレン等の共役ジエンを使用することができる。
ジエン、1,4-ヘキサジエン、シクロオクタジエン、メチ
レンノルボルネン等の非共役ジエン、又はブタジエン、
イソプレン等の共役ジエンを使用することができる。
【0015】またムーニー粘度ML1+4 (100℃) は10〜10
0 の範囲内にあるのが好ましく、より好ましくは20〜80
である。さらにその密度は0.85〜0.90g/cm3にあるのが
好ましく、より好ましくは0.85〜0.88g/cm3 である。
0 の範囲内にあるのが好ましく、より好ましくは20〜80
である。さらにその密度は0.85〜0.90g/cm3にあるのが
好ましく、より好ましくは0.85〜0.88g/cm3 である。
【0016】上記エチレン−プロピレン−ジエン共重合
体(EPDM) は、基本的には上記の繰返し単位からなるも
のであるが、これらの共重合体の特性を損なわない範囲
内で、例えばブテン−1あるいは4−メチルペンテン−
1などの他のα−オレフィンを、10モル%以下の割合ま
で含んでもよい。
体(EPDM) は、基本的には上記の繰返し単位からなるも
のであるが、これらの共重合体の特性を損なわない範囲
内で、例えばブテン−1あるいは4−メチルペンテン−
1などの他のα−オレフィンを、10モル%以下の割合ま
で含んでもよい。
【0017】また本発明の方法においてエチレン−酢酸
ビニル共重合体(EVA)は、酢酸ビニルの含有率が6〜20
重量%、好ましくは8〜15重量%のエチレン系共重合体
である。このようなエチレン−酢酸ビニル共重合体(EV
A)のメルトインデックス (MI、190 ℃、2.16kg荷重)
は、1〜7g/10 分が好ましい。またその密度は0.920
〜0.940 g/cm3 程度である。
ビニル共重合体(EVA)は、酢酸ビニルの含有率が6〜20
重量%、好ましくは8〜15重量%のエチレン系共重合体
である。このようなエチレン−酢酸ビニル共重合体(EV
A)のメルトインデックス (MI、190 ℃、2.16kg荷重)
は、1〜7g/10 分が好ましい。またその密度は0.920
〜0.940 g/cm3 程度である。
【0018】本発明の方法において発泡剤としては、常
温では液体状または固体状であるが、ポリプロピレンの
溶融点以上に加熱されたときに分解または気化する化合
物で、シート化等の成形や架橋反応を実質的に妨害しな
いかぎり、任意のものが使用できるが、分解温度が 180
〜270 ℃の範囲のものが好ましい。その具体的な例とし
ては、アゾジカルボンアミド、アゾジカルボン酸金属
塩、ジニトロソペンタメチレンテトラミン、ヒドラゾジ
カルボンアミド、p-トルエンスルホニルセミカルバジ
ド、s-トリヒドラジノトリアジンなどが挙げられる。
温では液体状または固体状であるが、ポリプロピレンの
溶融点以上に加熱されたときに分解または気化する化合
物で、シート化等の成形や架橋反応を実質的に妨害しな
いかぎり、任意のものが使用できるが、分解温度が 180
〜270 ℃の範囲のものが好ましい。その具体的な例とし
ては、アゾジカルボンアミド、アゾジカルボン酸金属
塩、ジニトロソペンタメチレンテトラミン、ヒドラゾジ
カルボンアミド、p-トルエンスルホニルセミカルバジ
ド、s-トリヒドラジノトリアジンなどが挙げられる。
【0019】次に上述したような各成分を用いた本発明
のオレフィン系エラストマー組成物の架橋発泡体の製造
方法について説明する。
のオレフィン系エラストマー組成物の架橋発泡体の製造
方法について説明する。
【0020】まず、上記マスターバッチの樹脂成分のう
ちエラストマー成分 (エチレン−プロピレン−ジエン共
重合体ゴムと、エチレン−酢酸ビニル共重合体) に対し
て高濃度に発泡剤を添加して混練し、以下のように発泡
剤含有エラストマーマスターバッチ組成物を製造する。
ちエラストマー成分 (エチレン−プロピレン−ジエン共
重合体ゴムと、エチレン−酢酸ビニル共重合体) に対し
て高濃度に発泡剤を添加して混練し、以下のように発泡
剤含有エラストマーマスターバッチ組成物を製造する。
【0021】エチレン−プロピレン−ジエン共重合体ゴ
ムと、エチレン−酢酸ビニル共重合体との配合割合は、
エチレン−プロピレン−ジエン共重合体ゴムが30〜70重
量%、好ましくは50〜60重量%であり、エチレン−酢酸
ビニル共重合体が70〜30重量%、好ましくは50〜40重量
%である。エチレン−プロピレン−ジエン共重合体ゴム
が30重量%未満では(エチレン−酢酸ビニル共重合体が
70重量%を超えると)、得られる発泡体の伸び物性が低
下し、またエチレン−プロピレン−ジエン共重合体ゴム
が70重量%を超えると(エチレン−酢酸ビニル共重合体
が30重量%未満では)、成形性や混練効率が低下する。
ムと、エチレン−酢酸ビニル共重合体との配合割合は、
エチレン−プロピレン−ジエン共重合体ゴムが30〜70重
量%、好ましくは50〜60重量%であり、エチレン−酢酸
ビニル共重合体が70〜30重量%、好ましくは50〜40重量
%である。エチレン−プロピレン−ジエン共重合体ゴム
が30重量%未満では(エチレン−酢酸ビニル共重合体が
70重量%を超えると)、得られる発泡体の伸び物性が低
下し、またエチレン−プロピレン−ジエン共重合体ゴム
が70重量%を超えると(エチレン−酢酸ビニル共重合体
が30重量%未満では)、成形性や混練効率が低下する。
【0022】発泡剤の添加量は、上記エチレン−プロピ
レン−ジエン共重合体ゴムと、エチレン−酢酸ビニル共
重合体との合計 100重量部に対して、10〜200 重量部、
好ましくは20〜150 重量部である。マスターバッチ中の
発泡剤の含有量が10重量部未満では発泡が不十分とな
り、一方200 重量部を超えると均一に混合するのが困難
となる。
レン−ジエン共重合体ゴムと、エチレン−酢酸ビニル共
重合体との合計 100重量部に対して、10〜200 重量部、
好ましくは20〜150 重量部である。マスターバッチ中の
発泡剤の含有量が10重量部未満では発泡が不十分とな
り、一方200 重量部を超えると均一に混合するのが困難
となる。
【0023】なお、マスターバッチ中の発泡剤の含有量
は、所望とする発泡倍率と、後述する架橋発泡体用組成
物における樹脂成分の総量とに応じて適宜設定すればよ
いが、通常樹脂成分の総量を100 重量部として、1〜30
重量部となるような範囲で使用し、それぞれの種類や発
泡倍率によって任意に混合量を変えることができる。
は、所望とする発泡倍率と、後述する架橋発泡体用組成
物における樹脂成分の総量とに応じて適宜設定すればよ
いが、通常樹脂成分の総量を100 重量部として、1〜30
重量部となるような範囲で使用し、それぞれの種類や発
泡倍率によって任意に混合量を変えることができる。
【0024】次にこのようにして得られるマスターバッ
チと、結晶性ポリオレフィンとを混練することにより架
橋発泡体用組成物 (第一の架橋発泡体用組成物) を製造
する。この際、溶融混練の温度は発泡剤の分解温度未満
とする必要がある。好ましい溶融混練温度は130 〜160
℃である。
チと、結晶性ポリオレフィンとを混練することにより架
橋発泡体用組成物 (第一の架橋発泡体用組成物) を製造
する。この際、溶融混練の温度は発泡剤の分解温度未満
とする必要がある。好ましい溶融混練温度は130 〜160
℃である。
【0025】上記混練において、各種成分の配合割合は
(a) 結晶性ポリオレフィンが5〜80重量%、好ましくは
10〜70重量%であり、(b) 発泡剤含有エラストマーマス
ターバッチ組成物が20〜95重量%、好ましくは30〜90重
量%である。
(a) 結晶性ポリオレフィンが5〜80重量%、好ましくは
10〜70重量%であり、(b) 発泡剤含有エラストマーマス
ターバッチ組成物が20〜95重量%、好ましくは30〜90重
量%である。
【0026】本発明においては架橋発泡体組成物として
結晶性ポリオレフィンと、エチレン−プロピレン−ジエ
ン共重合体ゴム(EPDM) 及び/又はエチレン−酢酸ビニ
ル共重合体(EVA)と、発泡剤含有エラストマーマスター
バッチ組成物との組成物 (第二の架橋発泡体用組成物)
も用いることができる。
結晶性ポリオレフィンと、エチレン−プロピレン−ジエ
ン共重合体ゴム(EPDM) 及び/又はエチレン−酢酸ビニ
ル共重合体(EVA)と、発泡剤含有エラストマーマスター
バッチ組成物との組成物 (第二の架橋発泡体用組成物)
も用いることができる。
【0027】上記場合において各種成分の配合割合は
(a) 結晶性ポリオレフィンが5〜85重量%、好ましくは
10〜70重量%であり、(b) エチレン−プロピレン−ジエ
ン共重合体ゴム(EPDM) 及び/又はエチレン−酢酸ビニ
ル共重合体(EVA)が90重量%以下、好ましくは10〜65重
量%であり、(d) 発泡剤含有エラストマーマスターバッ
チ組成物が5〜95重量%である。
(a) 結晶性ポリオレフィンが5〜85重量%、好ましくは
10〜70重量%であり、(b) エチレン−プロピレン−ジエ
ン共重合体ゴム(EPDM) 及び/又はエチレン−酢酸ビニ
ル共重合体(EVA)が90重量%以下、好ましくは10〜65重
量%であり、(d) 発泡剤含有エラストマーマスターバッ
チ組成物が5〜95重量%である。
【0028】ただし、成分(b) のEPDMとEVAにつ
いては、それぞれ各成分単独での含有量は70重量%以下
であり、好ましくはEPDMが10〜50重量%、EVAが
35〜65重量%である。
いては、それぞれ各成分単独での含有量は70重量%以下
であり、好ましくはEPDMが10〜50重量%、EVAが
35〜65重量%である。
【0029】なお、本発明においては、上記混練の際に
上記成分の他に架橋反応を行うために過酸化物を添加す
ることができる。ただし架橋反応を電離放射線により行
う場合は有機過酸化物を使用しなくてもよい。有機過酸
化物を用いる場合は、分解温度が約150 ℃以上のものが
好ましく、具体的な例としてはメチルエチルケトンパー
オキシド(182℃) 、t-ブチルパーオキシイソプロピルカ
ーボネート(153℃) 、ジクミルパーオキシド(171℃) 、
クメンヒドロパーオキシド(255℃) 、2,5-ジメチル-2,5
- ジ(t-ブチルパ−オキシ) ヘキサン(179℃) 、2,5-ジ
メチル-2,5-ジ(t-ブチルパーオキシ) ヘキシン−3(193
℃) 、ジ-t-ブチルパーオキシフタレート(159℃) など
がある。これらの有機過酸化物は樹脂成分の総量 100重
量部に対して、0.01〜1.0 重量部、好ましくは0.05〜0.
5 重量部の割合で使用する。
上記成分の他に架橋反応を行うために過酸化物を添加す
ることができる。ただし架橋反応を電離放射線により行
う場合は有機過酸化物を使用しなくてもよい。有機過酸
化物を用いる場合は、分解温度が約150 ℃以上のものが
好ましく、具体的な例としてはメチルエチルケトンパー
オキシド(182℃) 、t-ブチルパーオキシイソプロピルカ
ーボネート(153℃) 、ジクミルパーオキシド(171℃) 、
クメンヒドロパーオキシド(255℃) 、2,5-ジメチル-2,5
- ジ(t-ブチルパ−オキシ) ヘキサン(179℃) 、2,5-ジ
メチル-2,5-ジ(t-ブチルパーオキシ) ヘキシン−3(193
℃) 、ジ-t-ブチルパーオキシフタレート(159℃) など
がある。これらの有機過酸化物は樹脂成分の総量 100重
量部に対して、0.01〜1.0 重量部、好ましくは0.05〜0.
5 重量部の割合で使用する。
【0030】また架橋反応をスムーズに効率良く行うた
めに、架橋助剤を添加するのが好ましい。本発明に使用
し得る架橋助剤の例としては、トリメチロールプロパン
トリメタクリレート、トリメチロールプロパントリアク
リレート、ペンタエリスリトールペンタアクリレート、
ジアリルフタレート、ジアリルマレエート等があり、こ
れらは1種又は2種以上を混合して使用することができ
る。上記架橋助剤の添加量は、樹脂成分の総量 100重量
部に対して、0.5〜5.0 重量部であり、好ましくは1.0
〜3.0 重量部である。
めに、架橋助剤を添加するのが好ましい。本発明に使用
し得る架橋助剤の例としては、トリメチロールプロパン
トリメタクリレート、トリメチロールプロパントリアク
リレート、ペンタエリスリトールペンタアクリレート、
ジアリルフタレート、ジアリルマレエート等があり、こ
れらは1種又は2種以上を混合して使用することができ
る。上記架橋助剤の添加量は、樹脂成分の総量 100重量
部に対して、0.5〜5.0 重量部であり、好ましくは1.0
〜3.0 重量部である。
【0031】その他にエラストマー組成物の架橋発泡体
の特性改良などの目的のために、他の各種配合剤、具体
的にはゴム性物質、他の樹脂、顔料、各種充填剤、難燃
性物質、酸化防止剤などを適宜混合することができる。
の特性改良などの目的のために、他の各種配合剤、具体
的にはゴム性物質、他の樹脂、顔料、各種充填剤、難燃
性物質、酸化防止剤などを適宜混合することができる。
【0032】次に、上述したような第一又は第二の架橋
発泡体用組成物を用いてエラストマー組成物の架橋発泡
体を製造する方法について説明する。まず上記組成のマ
スターバッチ用組成物を混練し、押出機等のダイスより
押し出す。この場合、発泡剤の分解を防ぐために、混練
温度を130 〜160 ℃とする。次にマスターバッチを結晶
性ポリオレフィン+エチレン−プロピレン−ジエン共重
合体ゴム+エチレン−酢酸ビニル共重合体に所定量配合
し、再度混練を行う。この際ダイスの温度を130 〜160
℃の範囲に制御するのが好ましい。押出しはTダイ等を
用いて、シート状成形体が得られるように行う。
発泡体用組成物を用いてエラストマー組成物の架橋発泡
体を製造する方法について説明する。まず上記組成のマ
スターバッチ用組成物を混練し、押出機等のダイスより
押し出す。この場合、発泡剤の分解を防ぐために、混練
温度を130 〜160 ℃とする。次にマスターバッチを結晶
性ポリオレフィン+エチレン−プロピレン−ジエン共重
合体ゴム+エチレン−酢酸ビニル共重合体に所定量配合
し、再度混練を行う。この際ダイスの温度を130 〜160
℃の範囲に制御するのが好ましい。押出しはTダイ等を
用いて、シート状成形体が得られるように行う。
【0033】このようにして得られた成形体に次いで架
橋を行うが、架橋構造の形成方法としては、前述のよう
に有機過酸化物を用いる方法の他、α線、β線(電子
線)、γ線等の電離放射線の照射による方法、加熱によ
る方法等従来から利用されている方法を採用することが
できる。これらの方法の中では電離放射線の照射による
方法が好ましく、特に電子線照射による架橋が最も好ま
しい。放射線の照射量は架橋助剤の種類や量、及び架橋
の度合い等により異なるが、一般に 0.1〜50Mrad、好ま
しくは1〜30Mradである。
橋を行うが、架橋構造の形成方法としては、前述のよう
に有機過酸化物を用いる方法の他、α線、β線(電子
線)、γ線等の電離放射線の照射による方法、加熱によ
る方法等従来から利用されている方法を採用することが
できる。これらの方法の中では電離放射線の照射による
方法が好ましく、特に電子線照射による架橋が最も好ま
しい。放射線の照射量は架橋助剤の種類や量、及び架橋
の度合い等により異なるが、一般に 0.1〜50Mrad、好ま
しくは1〜30Mradである。
【0034】このようにして架橋した架橋発泡体用組成
物の発泡は、樹脂成分の融点より高い温度、好ましくは
200 ℃以上、より好ましくは230 〜250 ℃の温度に加熱
することにより行うことができる。発泡に要する加熱時
間は通常1〜3分である。
物の発泡は、樹脂成分の融点より高い温度、好ましくは
200 ℃以上、より好ましくは230 〜250 ℃の温度に加熱
することにより行うことができる。発泡に要する加熱時
間は通常1〜3分である。
【0035】
【作用】本発明においては、まずエラストマー成分であ
るエチレン−プロピレン−ジエン共重合体ゴム及びエチ
レン−酢酸ビニル共重合体と発泡剤とのマスターバッチ
を製造し、次いでこのマスターバッチと、結晶性ポリオ
レフィン (又は結晶性ポリオレフィン及びエチレン−プ
ロピレン−ジエン共重合体ゴム及び/又はエチレン−酢
酸ビニル共重合体) とを、発泡剤の含有量が樹脂成分に
対して所望の倍率となるように配合することにより架橋
発泡用組成物とし、この組成物から得られる成形体放射
線架橋した後、加熱発泡することにより発泡体を製造し
ている。このような本発明の方法により得られる発泡体
は、ピンホールの数が少なく、引張強度、引張伸度等の
物性に優れている。
るエチレン−プロピレン−ジエン共重合体ゴム及びエチ
レン−酢酸ビニル共重合体と発泡剤とのマスターバッチ
を製造し、次いでこのマスターバッチと、結晶性ポリオ
レフィン (又は結晶性ポリオレフィン及びエチレン−プ
ロピレン−ジエン共重合体ゴム及び/又はエチレン−酢
酸ビニル共重合体) とを、発泡剤の含有量が樹脂成分に
対して所望の倍率となるように配合することにより架橋
発泡用組成物とし、この組成物から得られる成形体放射
線架橋した後、加熱発泡することにより発泡体を製造し
ている。このような本発明の方法により得られる発泡体
は、ピンホールの数が少なく、引張強度、引張伸度等の
物性に優れている。
【0036】このような効果が得られる理由は、結晶性
ポリオレフィンと、エチレン−プロピレン−ジエン共重
合体ゴムと、エチレン−酢酸ビニル共重合体とからなる
系において、まずエラストマー成分であるエチレン−プ
ロピレン−ジエン共重合体ゴム及びエチレン−酢酸ビニ
ル共重合体に対して予め発泡剤を高濃度で添加してマス
ターバッチを調製し、次いでそれを結晶性ポリオレフィ
ン (又は結晶性ポリオレフィン及びエチレン−プロピレ
ン−ジエン共重合体ゴム及び/又はエチレン−酢酸ビニ
ル共重合体) に対して配合しているので、発泡剤が組成
物全体に極めて良好に分散するためであると考えられ
る。
ポリオレフィンと、エチレン−プロピレン−ジエン共重
合体ゴムと、エチレン−酢酸ビニル共重合体とからなる
系において、まずエラストマー成分であるエチレン−プ
ロピレン−ジエン共重合体ゴム及びエチレン−酢酸ビニ
ル共重合体に対して予め発泡剤を高濃度で添加してマス
ターバッチを調製し、次いでそれを結晶性ポリオレフィ
ン (又は結晶性ポリオレフィン及びエチレン−プロピレ
ン−ジエン共重合体ゴム及び/又はエチレン−酢酸ビニ
ル共重合体) に対して配合しているので、発泡剤が組成
物全体に極めて良好に分散するためであると考えられ
る。
【0037】
【実施例】本発明を以下の具体的実施例によりさらに詳
細に説明する。なお、原料樹脂としては以下のものを使
用した。 [1] 低密度ポリエチレン LDPE:高圧法低密度ポリエチレン〔メルトインデッ
クス (MI、190 ℃、2.16kg荷重) 6g/10 分、密度0.92
3 g/cm3 〕 [2] エチレン−プロピレン−ジエン共重合体ゴム EPDM〔ムーニー粘度 ML 1+4 (100℃) 40、密度0.86
g/cm3 〕 [3] エチレン−酢酸ビニル共重合体 EVA〔メルトインデックス (MI、190 ℃、2.16kg荷
重) 2.5g/10 分、密度0.940 g/cm3 、酢酸ビニル含有
量18重量%〕
細に説明する。なお、原料樹脂としては以下のものを使
用した。 [1] 低密度ポリエチレン LDPE:高圧法低密度ポリエチレン〔メルトインデッ
クス (MI、190 ℃、2.16kg荷重) 6g/10 分、密度0.92
3 g/cm3 〕 [2] エチレン−プロピレン−ジエン共重合体ゴム EPDM〔ムーニー粘度 ML 1+4 (100℃) 40、密度0.86
g/cm3 〕 [3] エチレン−酢酸ビニル共重合体 EVA〔メルトインデックス (MI、190 ℃、2.16kg荷
重) 2.5g/10 分、密度0.940 g/cm3 、酢酸ビニル含有
量18重量%〕
【0038】合成例1 発泡剤含有エラストマーマスターバッチ組成物の製造
エチレン−プロピレン−ジエン共重合体ゴム(EPDM)40重
量部と、エチレン−酢酸ビニル共重合体(EVA)60重量部
とからなる熱可塑性オレフィン系エラストマー100 重量
部に対して、発泡剤 (アゾジカルボンアミド:ADCA) 10
0 重量部を配合し、押出機により、140 ℃で、3分間混
練し、発泡剤含有エラストマーマスターバッチ組成物(M
B)を製造した。
量部と、エチレン−酢酸ビニル共重合体(EVA)60重量部
とからなる熱可塑性オレフィン系エラストマー100 重量
部に対して、発泡剤 (アゾジカルボンアミド:ADCA) 10
0 重量部を配合し、押出機により、140 ℃で、3分間混
練し、発泡剤含有エラストマーマスターバッチ組成物(M
B)を製造した。
【0039】実施例1、2及び比較例1、2
低密度ポリエチレン (LDPE) と、エチレン−プロピレン
−ジエン共重合体ゴム(EPDM) と、エチレン−酢酸ビニ
ル共重合体(EVA)と、上述のようにして得られた発泡剤
含有エラストマーマスターバッチ組成物(MB)とを第1表
に示す割合とし、さらに上記各成分の合計100 重量部に
対して架橋助剤(トリメチロールプロパントリメタクリ
レート)3重量部と、酸化防止剤(Irganox 1010 、チバ
ガイイギー製) 0.5 重量部とを添加し、ヘンシェルミキ
サーにより500rpmで2分間混合した後、押出機 (50mm
φ、L/D =28、Tダイ付き)に供給し、押出温度170 ℃
で押し出し、厚さ1.0 mmのシートを作成した。
−ジエン共重合体ゴム(EPDM) と、エチレン−酢酸ビニ
ル共重合体(EVA)と、上述のようにして得られた発泡剤
含有エラストマーマスターバッチ組成物(MB)とを第1表
に示す割合とし、さらに上記各成分の合計100 重量部に
対して架橋助剤(トリメチロールプロパントリメタクリ
レート)3重量部と、酸化防止剤(Irganox 1010 、チバ
ガイイギー製) 0.5 重量部とを添加し、ヘンシェルミキ
サーにより500rpmで2分間混合した後、押出機 (50mm
φ、L/D =28、Tダイ付き)に供給し、押出温度170 ℃
で押し出し、厚さ1.0 mmのシートを作成した。
【0040】次にこのシートに、750kV 、2Mradの線量
の電子線を照射し、架橋を行った。なお、架橋したシー
トのゲル分率は約35重量%であった。その後 250℃のエ
アーオーブンに2分間入れて発泡剤を分解し、発泡させ
た。
の電子線を照射し、架橋を行った。なお、架橋したシー
トのゲル分率は約35重量%であった。その後 250℃のエ
アーオーブンに2分間入れて発泡剤を分解し、発泡させ
た。
【0041】このようにして得られた各架橋発泡シート
について、発泡倍率、引張破断強度、引張破断伸度及び
ピンホール数の測定を行った。結果を第2表に示す。
について、発泡倍率、引張破断強度、引張破断伸度及び
ピンホール数の測定を行った。結果を第2表に示す。
【0042】また、比較のために低密度ポリエチレン40
重量部と、エチレン−プロピレン−ジエン共重合体ゴム
24重量部と、エチレン−酢酸ビニル共重合体36重量部と
からなる熱可塑性オレフィン系エラストマー組成物100
重量部に対して、発泡剤5重量部又は10重量部を添加
し、一度に混合して溶融混練して得られた架橋発泡体組
成物から製造したそれぞれの発泡シートに対して、同様
にして発泡倍率、引張破断強度、引張破断伸度及びピン
ホール数の測定を行った。結果を第2表に示す。
重量部と、エチレン−プロピレン−ジエン共重合体ゴム
24重量部と、エチレン−酢酸ビニル共重合体36重量部と
からなる熱可塑性オレフィン系エラストマー組成物100
重量部に対して、発泡剤5重量部又は10重量部を添加
し、一度に混合して溶融混練して得られた架橋発泡体組
成物から製造したそれぞれの発泡シートに対して、同様
にして発泡倍率、引張破断強度、引張破断伸度及びピン
ホール数の測定を行った。結果を第2表に示す。
【0043】
第 1 表
組 成
(重量部) 実施例1 実施例2 比較例1 比較例2
LDPE 40 40 40 40
EPDM 20 16 24 24
EVA 30 24 36 36
MB 10 20 − −
発泡剤の含有量 5 10 5 10
【0044】
第 2 表
特 性 実施例1 実施例2 比較例1 比較例2
発泡倍率(1) 13 25 12 26
引張破断強度(2) 9.6 8.2 7.8 5.9
引張破断伸度(3) 600 530 380 340
ピンホール数(4) 0 0 10 13
【0045】(1) 単位は倍。
(2)JIS K6767に準拠し、測定した値である (単位kg/cm
2 ) 。 (3)JIS K6767に準拠し、測定した値である (単位%)。 (4) 発泡シート1m2 当りのピンホール (平均気泡径
(約100 μm) の5倍以上のセル径である気泡)の数を
カウントした (単位個) 。
2 ) 。 (3)JIS K6767に準拠し、測定した値である (単位%)。 (4) 発泡シート1m2 当りのピンホール (平均気泡径
(約100 μm) の5倍以上のセル径である気泡)の数を
カウントした (単位個) 。
【0046】第2表から明らかなように、本発明の方法
による実施例1及び2のオレフィン系エラストマー組成
物の架橋発泡体は、引張破断強度及び引張破断伸度の値
が、対応する各比較例の発泡体と比べて大きく、またピ
ンホールの数も大幅に減少していた。これは、本発明の
方法によって、発泡剤が極めて良好に分散されるためで
あると考えられる。
による実施例1及び2のオレフィン系エラストマー組成
物の架橋発泡体は、引張破断強度及び引張破断伸度の値
が、対応する各比較例の発泡体と比べて大きく、またピ
ンホールの数も大幅に減少していた。これは、本発明の
方法によって、発泡剤が極めて良好に分散されるためで
あると考えられる。
【0047】
【発明の効果】以上詳述した通り、本発明の第一の方法
においては、結晶性ポリオレフィンと、エチレン−プロ
ピレン−ジエン共重合体ゴムと、エチレン−酢酸ビニル
共重合体とを樹脂成分とする架橋発泡体用樹脂組成物に
おいて、まずエラストマー成分であるエチレン−プロピ
レン−ジエン共重合体ゴム及びエチレン−酢酸ビニル共
重合体と発泡剤とのマスターバッチを製造し、次いでこ
のマスターバッチと、結晶性ポリオレフィンとの組成物
とし、この組成物から得られる成形体を放射線架橋した
後加熱発泡しているので、得られるオレフィン系エラス
トマー組成物の架橋発泡体は、発泡剤が均一に分散し、
ピンホールの数が少なく、引張強度に優れている。
においては、結晶性ポリオレフィンと、エチレン−プロ
ピレン−ジエン共重合体ゴムと、エチレン−酢酸ビニル
共重合体とを樹脂成分とする架橋発泡体用樹脂組成物に
おいて、まずエラストマー成分であるエチレン−プロピ
レン−ジエン共重合体ゴム及びエチレン−酢酸ビニル共
重合体と発泡剤とのマスターバッチを製造し、次いでこ
のマスターバッチと、結晶性ポリオレフィンとの組成物
とし、この組成物から得られる成形体を放射線架橋した
後加熱発泡しているので、得られるオレフィン系エラス
トマー組成物の架橋発泡体は、発泡剤が均一に分散し、
ピンホールの数が少なく、引張強度に優れている。
【0048】また本発明の第二の方法においては、エラ
ストマー成分であるエチレン−プロピレン−ジエン共重
合体ゴム及びエチレン−酢酸ビニル共重合体と発泡剤と
のマスターバッチを製造し、次いでこのマスターバッチ
と、結晶性ポリオレフィンと、エチレン−プロピレン−
ジエン共重合体ゴムと、エチレン−酢酸ビニル共重合体
との組成物とし、この組成物から得られる成形体を放射
線架橋した後加熱発泡しているので、得られるオレフィ
ン系エラストマー組成物の架橋発泡体は、発泡剤が均一
に分散し、ピンホールの数が少なく、引張強度に優れて
いる。
ストマー成分であるエチレン−プロピレン−ジエン共重
合体ゴム及びエチレン−酢酸ビニル共重合体と発泡剤と
のマスターバッチを製造し、次いでこのマスターバッチ
と、結晶性ポリオレフィンと、エチレン−プロピレン−
ジエン共重合体ゴムと、エチレン−酢酸ビニル共重合体
との組成物とし、この組成物から得られる成形体を放射
線架橋した後加熱発泡しているので、得られるオレフィ
ン系エラストマー組成物の架橋発泡体は、発泡剤が均一
に分散し、ピンホールの数が少なく、引張強度に優れて
いる。
【0049】このような本発明の方法によるオレフィン
系エラストマー組成物の架橋発泡体は、自動車の内装材
やスポーツ用品、食品包装等の緩衝材、断熱材、消音
材、その他の外装材等に使用するのに好適である。
系エラストマー組成物の架橋発泡体は、自動車の内装材
やスポーツ用品、食品包装等の緩衝材、断熱材、消音
材、その他の外装材等に使用するのに好適である。
Claims (4)
- 【請求項1】 (A) エチレン−プロピレン−ジエン共重
合体ゴム30〜70重量%と、エチレン−酢酸ビニル共重合
体70〜30重量%とからなる樹脂成分100 重量部に対し
て、発泡剤10〜200重量部を配合し、前記発泡剤の分解
温度未満の温度で混練することにより発泡剤含有エラス
トマーマスターバッチ組成物を製造し、(B) (a) 結晶性
ポリオレフィン5〜80重量%と、(b) 前記発泡剤含有エ
ラストマーマスターバッチ組成物20〜95重量%とを前記
発泡剤の分解温度未満の温度で混練することにより架橋
発泡体用組成物を製造し、(C) 前記組成物を成形した後
架橋を行い、しかる後発泡させることを特徴とするオレ
フィン系エラストマー組成物の架橋発泡体の製造方法。 - 【請求項2】 (A) エチレン−プロピレン−ジエン共重
合体ゴム30〜70重量%と、エチレン−酢酸ビニル共重合
体70〜30重量%とからなる樹脂成分100 重量部に対し
て、発泡剤10〜200重量部を配合し、前記発泡剤の分解
温度未満の温度で混練することにより発泡剤含有エラス
トマーマスターバッチ組成物を製造し、(B) (a) 結晶性
ポリオレフィン5〜85重量%と、(b) エチレン−プロピ
レン−ジエン共重合体ゴム及び/又はエチレン−酢酸ビ
ニル共重合体90重量%以下 (ただし、それぞれの成分は
70重量%以下) と、(c)前記発泡剤含有エラストマーマ
スターバッチ組成物5〜95重量%とを前記発泡剤の分解
温度未満の温度で混練することにより架橋発泡体用組成
物を製造し、(C) 前記組成物を成形した後架橋を行い、
しかる後発泡させることを特徴とするオレフィン系エラ
ストマー組成物の架橋発泡体の製造方法。 - 【請求項3】 請求項1又は2に記載のオレフィン系エ
ラストマー組成物の架橋発泡体の製造方法において、架
橋発泡体用組成物全体を100 重量%として、前記発泡剤
の含有量が3.5 〜20重量%であることを特徴とするオレ
フィン系エラストマー組成物の架橋発泡体の製造方法。 - 【請求項4】 請求項1乃至3のいずれかに記載のオレ
フィン系エラストマー組成物の架橋発泡体の製造方法に
おいて、結晶性ポリオレフィンが低密度ポリエチレンで
あることを特徴とするオレフィン系エラストマー組成物
の架橋発泡体の製造方法。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP19100891A JPH059326A (ja) | 1991-07-05 | 1991-07-05 | オレフイン系エラストマー組成物の架橋発泡体の製造方法 |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP19100891A JPH059326A (ja) | 1991-07-05 | 1991-07-05 | オレフイン系エラストマー組成物の架橋発泡体の製造方法 |
Publications (1)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JPH059326A true JPH059326A (ja) | 1993-01-19 |
Family
ID=16267342
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP19100891A Pending JPH059326A (ja) | 1991-07-05 | 1991-07-05 | オレフイン系エラストマー組成物の架橋発泡体の製造方法 |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JPH059326A (ja) |
Cited By (4)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JPH06345885A (ja) * | 1993-06-07 | 1994-12-20 | Idemitsu Kosan Co Ltd | 環状オレフィン系樹脂の処理方法 |
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1991
- 1991-07-05 JP JP19100891A patent/JPH059326A/ja active Pending
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