JPH05339436A - 熱可塑性エラストマー組成物 - Google Patents

熱可塑性エラストマー組成物

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JPH05339436A
JPH05339436A JP17503992A JP17503992A JPH05339436A JP H05339436 A JPH05339436 A JP H05339436A JP 17503992 A JP17503992 A JP 17503992A JP 17503992 A JP17503992 A JP 17503992A JP H05339436 A JPH05339436 A JP H05339436A
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JP
Japan
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parts
weight
thermoplastic elastomer
olefin
unsaturated carboxylic
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Withdrawn
Application number
JP17503992A
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English (en)
Inventor
Hideo Nakanishi
英雄 中西
Takesumi Nishio
武純 西尾
Takao Nomura
孝夫 野村
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
JSR Corp
Toyota Motor Corp
Original Assignee
Toyota Motor Corp
Japan Synthetic Rubber Co Ltd
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Publication date
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Abstract

(57)【要約】 【目的】 従来のオレフィン系熱可塑性エラストマー組
成物の特徴を兼ね備え、耐スクラッチ性と成形加工性の
バランスに優れた熱可塑性エラストマー組成物を得る。 【構成】 (A)オレフィン系共重合ゴム30〜90重
量部、(B)オレフィン系樹脂5〜65重量部、および
(C)エチレン−α,β−不飽和カルボン酸共重合樹脂
5〜65重量部〔ただし、(A)+(B)+(C)=1
00重量部〕、ならびに前記(A)〜(C)成分の合計
量100重量部に対し、(D)α,β−不飽和カルボン
酸の金属塩0.3〜80重量部、および(E)架橋剤
0.02〜5重量部を含有し、かつこれらの成分を加熱
混合することにより部分的に架橋されてなる熱可塑性エ
ラストマー組成物。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、熱可塑性エラストマー
組成物に関し、さらに詳細には耐スクラッチ性、成形加
工性、耐熱性、耐候性に優れた、オレフィン系共重合ゴ
ムおよびオレフィン系樹脂を主成分とする熱可塑性エラ
ストマー組成物に関する。
【0002】
【従来の技術】オレフィン系樹脂およびオレフィン系共
重合ゴムを主原料とし、架橋剤によって部分的に架橋さ
せたオレフィン系熱可塑性エラストマー組成物は、既に
公知である。この組成物は、耐熱性、耐候性、耐寒性、
成形加工性に優れ、しかも比較的安価な材料であること
から、特に自動車部品などの分野で、軽量化を主目的と
する金属部品の代替材料、部品寿命の向上、コストダウ
ンを主目的としたRIMウレタン部品の代替材料、加工
工程の簡素化、リサイクル性、コストダウンを主目的と
した加硫ゴムの代替材料、部品寿命の向上、汚染性改善
を主目的とした軟質ポリ塩化ビニルの代替材料などとし
て注目され、その需要も年々増加している。
【0003】しかしながら、オレフィン系熱可塑性エラ
ストマー組成物は、耐表面傷付性(耐スクラッチ性)が
劣り、耐スクラッチ性が必要とされる部品、例えばイン
ナーパネル、コンソールボックスの表皮材などへの採用
には問題が残されている。
【0004】
【発明が解決しようとする課題】本発明は、前記従来技
術の課題を背景になされたもので、従来のオレフィン系
熱可塑性エラストマー組成物の特徴を兼ね備え、耐スク
ラッチ性と成形加工性のバランスに優れた熱可塑性エラ
ストマー組成物を提供することを目的とする。
【0005】
【課題を解決するための手段】本発明は、(A)オレフ
ィン系共重合ゴム30〜90重量部、(B)オレフィン
系樹脂5〜65重量部、および(C)エチレン−α,β
−不飽和カルボン酸共重合樹脂5〜65重量部〔ただ
し、(A)+(B)+(C)=100重量部〕、ならび
に前記(A)〜(C)成分の合計量100重量部に対
し、(D)α,β−不飽和カルボン酸の金属塩0.3〜
80重量部、および(E)架橋剤0.02〜5重量部を
含有し、かつこれらの成分を加熱混合することにより部
分的に架橋されてなる熱可塑性エラストマー組成物を提
供するものである。
【0006】本発明の組成物に使用される(A)オレフ
ィン系共重合ゴムは、主たる構成成分が炭素数2〜8の
α−モノオレフィンである、本質的に無定形のランダム
共重合体、ブロック共重合体、変性重合体を総称するも
のであり、具体的にはエチレン−プロピレンゴム、エチ
レン−プロピレン−ジエンゴム、エチレン−ブテンゴ
ム、エチレン−ブテン−ジエンゴム、エチレン−アクリ
レートゴム、塩素化ポリエチレン、クロルスルホン化ポ
リエチレン、スチレン−ブタジエンゴムの水素添加物、
ニトリルゴムの水素添加物などが好ましいものの例とし
て挙げられる。また、(A)オレフィン系共重合ゴムの
分子中に適当量の不飽和二重結合を有するものは、架橋
効率の向上の点からさらに好ましいものの例であり、例
えば5−エチリデン−2−ノルボルネン、ジシクロペン
タジエン、1,4−ヘキサジエンなどのポリエン化合物
を共重合した、エチレン−プロピレン−ジエンゴム、エ
チレン−ブテン−ジエンゴム、あるいは水素添加を部分
的に止めた、スチレン−ブタジエンゴムの部分水素添加
物、ニトリルゴムの部分水素添加物、ブタジエン−アク
リレートゴムの部分水素添加物などが挙げられる。
【0007】なお、特に好ましい(A)オレフィン系共
重合ゴムは、適当量の不飽和二重結合を分子中に有し、
かつこれにナフテン油、パラフィン系鉱物油、好ましく
はパラフィン系鉱物油などのプロセス油あるいは可塑剤
を含有する油展したエチレン−プロピレン−ジエンゴ
ム、エチレン−ブテン−ジエンゴム、スチレン−ブタジ
エンゴムの部分水素添加物、ニトリルゴムの部分水素添
加物、ブタジエン−アクリレートゴムの部分水素添加物
であり、このような油展により、加工性、柔軟性がさら
に向上する。この場合、油展量は、通常、(A)オレフ
ィン系共重合ゴム100重量部あたり、150重量部以
下である。
【0008】また、この場合、(A)オレフィン系共重
合ゴムの分子中の不飽和二重結合量は特に限定されない
が、通常、ヨウ素価で60以下、好ましくは40以下で
あり、この範囲において流動性とゴム的性質が高度にバ
ランスした部分的に架橋された組成物が得られる。さら
に、(A)オレフィン系共重合ゴムが、その構成成分と
してエチレンとプロピレンを含む場合の組成割合は、エ
チレン/プロピレンのモル比で85/15〜20/8
0、好ましくは80/20〜30/70である。また、
(A)オレフィン系共重合ゴムが2種以上組み合わせて
用いられる場合、その過半数部以上がエチレン/プロピ
レンが80/20〜30/70のものが好ましい。これ
らの(A)オレフィン系共重合ゴムは、単独でまたは2
種以上を併用することができる。
【0009】さらに、(A)オレフィン系共重合ゴムの
ムーニー粘度(ML1+4 、100℃)は、通常、10〜
400のものが使用できる。(A)オレフィン系共重合
ゴムのムーニー粘度が10未満では、得られる組成物の
耐スクラッチ性が劣り、一方400を超えると他成分と
の分散性が悪化して、物性の低下、成形外観の悪化が起
こる。
【0010】次に、本発明の組成物に使用される(B)
オレフィン系樹脂は、プロピレンの単独重合体、プロピ
レンと少量のエチレンおよび/または炭素数4〜10の
α−オレフィンとのランダム、またはブロック共重合体
からなるポリプロピレン樹脂、および/または該ポリプ
ロピレン樹脂と、高密度から極低密度に至るポリエチレ
ン樹脂、4−メチル−ペンテン−1、または4−メチル
−ペンテン−1とエチレンおよび/または炭素数3〜1
0のα−オレフィンとのランダムまたはブロック共重合
体などからなるポリ4−メチル−ペンテン樹脂とのブレ
ンド物などが挙げられる。この際、ポリプロピレン樹脂
100重量部に対し、ポリエチレン樹脂および/または
ポリ4−メチル−ペンテン−1樹脂は、70重量部以下
の範囲で用いられる。これらの(B)オレフィン系樹脂
は、単独または2種以上併用してもよい。
【0011】本発明に使用される好ましい(B)オレフ
ィン系樹脂としては、プロピレンの単独重合体、あるい
はプロピレンと少量のエチレンおよび/または炭素数4
〜10のα−オレフィンとのランダムまたはブロック共
重合体からなるアイソタクティック・ポリプロピレン樹
脂である。これらの樹脂は結晶性である必要があり、具
体的にはn−デカン不溶分が50重量%以上、好ましく
は60重量%以上、さらに好ましくは70重量%以上の
ものである。ここで、n−デカン不溶分とは、アイソタ
クティック・ポリプロピレン樹脂5.0gを、n−デカ
ン150mlに150℃の温度で溶解させ、室温まで冷
却したのち、一昼夜放冷し、析出物(不溶分)を遠心分
離(23,000rpm、30分間)を2回実施して分
離し、析出物(不溶分)の重量パーセントで求められ
る。n−デカン不溶分が50重量%未満のものを用いる
と、得られる熱可塑性エラストマー組成物の耐スクラッ
チ性が損なわれる。なお、本発明に使用される(B)オ
レフィン系樹脂のメルトフローレート(MFR、AST
M D1238、230℃、2.16kg荷重)は、
0.1〜150g/10分、好ましくは0.2〜100
g/10分である。
【0012】次に、本発明の組成物に使用される(C)
エチレン−α,β−不飽和カルボン酸共重合樹脂は、エ
チレンと、炭素数3〜8のα,β−不飽和カルボン酸の
共重合体であって、カルボン酸基が重合体鎖中に無作為
に、または作為的に分布している共重合体である。好ま
しいα,β−不飽和カルボン酸は、α,β−エチレン性
不飽和カルボン酸であり、具体的にはアクリル酸または
メタクリル酸である。α,β−不飽和カルボン酸含量
は、該(C)共重合樹脂中にモノマー単位で0.2〜2
5モル%であり、0.2モル%未満では成形加工性が損
なわれ、25モル%を超えると他の成分との分散性が悪
化して物性の低下、成形外観が悪化することになる。な
お、(C)エチレン−α,β−不飽和カルボン酸共重合
樹脂のメルトインデックス(MI、ASTM D123
8、190℃、2.16kg荷重)は、0.1〜400
g/10分、好ましくは0.2〜300g/10分であ
る。
【0013】前記(A)オレフィン系共重合ゴムの配合
量は、(A)〜(C)成分100重量部中に、30〜9
0重量部、好ましくは40〜80重量部である。(A)
成分の配合量が30重量部未満では柔軟性が劣り、一方
90重量部を超えると、成形加工性が劣り好ましくな
い。また、(B)オレフィン系樹脂の熱可塑性エラスト
マー組成物における配合割合は、(A)〜(C)成分1
00重量部中に、5〜65重量部、好ましくは7〜55
重量部である。(B)成分の配合量が5重量部未満で
は、成形加工性が劣り、一方65重量部を超えると、柔
軟性が劣り好ましくない。さらに、(C)エチレン−
α,β−不飽和カルボン酸共重合樹脂の熱可塑性エラス
トマー組成物における配合割合は、(A)〜(C)成分
100重量部中に、5〜65重量部、好ましくは7〜5
5重量部である。(C)成分の配合量が5重量部未満で
は、耐スクラッチ性および成形加工性が劣り、一方65
重量部を超えると、柔軟性が劣り好ましくない。
【0014】次に、本発明に使用する(D)α,β−不
飽和カルボン酸の金属塩は、α,β−不飽和カルボン酸
を金属の酸化物、金属の塩化物、炭酸の金属塩などから
派生する金属イオンで中和したものである。この(D)
金属塩の基質をなすα,β−不飽和カルボン酸の例とし
ては、アクリル酸、メタクリル酸、エタクリル酸、クロ
トン酸、イソクロトン酸、フマル酸、マレイン酸、イタ
コン酸、シトラコン酸、テトラヒドロフタル酸などが挙
げられ、好ましくはアクリル酸、メタクリル酸、エタク
リル酸、クロトン酸、イソクロトン酸であり、さらに好
ましくはアクリル酸、メタクリル酸である。
【0015】また、前記に例示したα,β−不飽和カル
ボン酸を中和し、塩を形成する金属としては、例えばリ
チウム、ナトリウム、カリウム、セシウムなどの1価金
属、マグネシウム、カルシウム、ストロンチウム、バリ
ウム、銅、亜鉛などの2価金属、またはアルミニウム、
鉄などの3価金属、ケイ素、スズ、銅、亜鉛などの4価
の金属などが挙げられる。これらのうち、亜鉛、マグネ
シウム、カルシウム、カリウム、アルミニウムなどが好
ましい。本発明を実施するにあたり、これらのα,β−
不飽和カルボン酸の金属塩は、単独または2種以上を併
用することができる。前記に例示したα,β−不飽和カ
ルボン酸とそれを中和して塩を形成する金属の最も好ま
しい組み合わせは、ジアクリル酸亜鉛、ジメタクリル酸
亜鉛、ジアクリル酸マグネシウム、ジメタクリル酸マグ
ネシウムである。 (D)α,β−不飽和カルボン酸の金属塩は、あらかじ
め金属塩を形成させてから用いてもよく、あるいは金属
酸化物、金属塩化物、炭酸塩などの金属化合物と、α,
β−不飽和カルボン酸とを混合して用いてもよい。な
お、前者の方法で用いるα,β−不飽和カルボン酸の金
属塩や、後者の方法で用いる金属化合物は、通常、固体
で用いられることが多いが、より微粒子状であることが
好ましい。
【0016】(D)α,β−不飽和カルボン酸の金属塩
の使用量は、(A)〜(C)成分の合計量100重量部
に対して、0.3〜80重量部、好ましくは0.5〜7
0重量部の範囲で用いられる。(D)成分が0.3重量
部未満では、耐スクラッチ性の向上がなされず、一方8
0重量部を超えると、得られる組成物の成形外観が悪化
する。本発明で用いられる前記(C)エチレン−α,β
−不飽和カルボン共重合樹脂は、この(D)金属塩とア
イオノマー(イオン性架橋構造体)を形成し、耐スクラ
ッチ性の向上がなされるものと考えられる。
【0017】次に、本発明に使用される(E)架橋剤と
しては、通常のゴムの架橋に用いられる架橋剤が適用さ
れる。例えば、過酸化物、樹脂架橋剤、イオウ系架橋剤
などが挙げられる。好ましい(E)架橋剤としては、有
機過酸化物が挙げられる。有機過酸化物のなかでも好ん
で選択される種類としては、1分間半減期が150℃以
上であるものが好ましい。
【0018】この有機過酸化物の具体例としては、1,
3−ビス(t−ブチルパーオキシイソプロピル)ベンゼ
ン、2,5−ジメチル−2,5−ジ(t−ブチルパーオ
キシ)ヘキシン−3、2,5−ジメチル−2,5−ジ
(t−ブチルパーオキシ)ヘキサン、2,2′−ビス
(t−ブチルパーオキシ)p−ジイソプロピルベンゼ
ン、ジクミルパーオキサイド、ジt−ブチルパーオキサ
イド、t−ブチルパーオキシベンゾエート、1,1−ビ
ス(t−ブチルパーオキシ)−3,3,5−トリメチル
シクロヘキサン、2,4−ジクロルベンゾイルパーオキ
サイド、ベンゾイルパーオキサイド、p−クロルベンゾ
イルパーオキサイドなどが挙げられるが、より好適には
分解温度の高いものが選択使用される。例えば、1,3
−ビス(t−ブチルパーオキシイソプロピル)ベンゼ
ン、2,5−ジメチル−2,5−ジ(t−ブチルパーオ
キシ)ヘキシン−3、2,5−ジメチル−2,5−ジ
(t−ブチルパーオキシ)ヘキサンなどが、好ましい有
機過酸化物として挙げられる。
【0019】(E)架橋剤の添加方法としては、安定し
た物性を保持するために、例えばバッチ方式のバンバリ
ーミキサーを用いる場合には、架橋剤をオレフィン系共
重合ゴムとのマスターバッチで添加する。また、連続式
の押出機を用いる場合には、架橋剤をパラフィン系鉱物
油などで希釈分散させて添加することが好ましい。 (E)架橋剤の添加量は、前記(A)〜(C)成分の合
計量100重量部に対して、0.02〜5重量部、好ま
しくは0.05〜3重量部である。(E)架橋剤の添加
量が0.02重量部未満では、ゴム成分の架橋密度が低
く、耐スクラッチ性が劣り、一方5重量部を超えると、
ゴム成分の架橋密度が高くなり、組成物の流動性が損な
われ、成形外観が悪化する。
【0020】ゴム成分の架橋に際しては、得られる熱可
塑性エラストマー組成物の物性の影響のない範囲で、多
官能のビニルモノマーなどを架橋剤として併用すること
ができる。この架橋剤としては、例えばエチレン・ジメ
タクリレート、1,3−ブチレン・ジメタクリレート、
1,4−ブチレン・ジメタクリレート、1,6−ヘキサ
ンジオールジメタクリレート、ポリエチレングリコール
ジメタクリレート、1,4−ブタンジオールジアクリレ
ート、1,6−ヘキサンジオールジアクリレート、2,
2′−ビス(4−メタクリロイルジエトキシフェニル)
プロパン、トリメチロールプロパントリメタクリレー
ト、トリメチロールプロパントリアクリレート、ジビニ
ルベンゼン、N,N′−メチレンビスアクリルアミド、
p−キノンジオキシム、p,p′−ジベンゾイルキノン
ジオキシム、トリアリルイソシアヌレート、m−フェニ
レンビスマレイミドなどが挙げられる。なお、架橋剤の
使用量は、(E)架橋剤の添加量に対し、5モル%以下
の範囲で使用することが望ましい。
【0021】本発明の熱可塑性エラストマー組成物は、
耐スクラッチ性、成形加工性などの物性が損なわれない
範囲で、通常のゴムおよび樹脂に慣用の補助添加剤を使
用することができる。この補助添加剤としては、ポリイ
ソブチレン、ブチルゴムなどのゴム成分、カーボンブラ
ック、シリカなどの補強剤、クレー、タルク、炭酸カル
シウムなどの充填剤、そのほか鉱物油、可塑剤、熱安定
剤、加工助剤、着色剤、酸化防止剤、紫外線安定剤、滑
剤、離型剤、架橋助剤、難燃剤などである。
【0022】本発明の熱可塑性エラストマー組成物の製
造は、各成分の良好な分散、特に(D)α,β−不飽和
カルボン酸の金属塩およびおよび(E)架橋剤の良好な
分散が得られれば、いかなる方法を採用してもよいが、
通常、ゴム、樹脂工業に使用されるロールミル、バンバ
リーミキサー、加圧型ニーダーなどの密閉型混練機、一
軸押出機、二軸押出機などによって製造される。以下
に、本発明の熱可塑性エラストマー組成物の製造方法の
いくつかを例示するが、これらは本発明の組成物の製造
方法を制限するものではない。
【0023】(イ)ロールミルやバンバリーミキサー、
加圧型ニーダーなどの密閉型混練機(以下「密閉型混練
機」という)、あるいは一軸押出機や二軸押出機などの
押出機(以下「押出機」という)を用いて、(A)、
(B)、(C)成分および(D)成分を均一に溶融混合
すると同時に、(E)架橋剤にて部分的に架橋させる方
法。 (ロ)密閉型混練機で(A)、(B)、(C)成分およ
び(D)成分を溶融混合し、完全に均一混合した時点
で、(E)架橋剤を添加し、分散させながら部分的に架
橋させる方法。 (ハ)押出機で(A)、(B)、(C)成分および
(D)成分を溶融混合し、完全に均一混合された部所以
後で、(E)架橋剤を後添加し、分散させながら部分的
に架橋させる方法。 (ニ)密閉型混練機あるいは押出機を用い、(A)、
(B)、(C)成分および(D)成分を均一溶融混合し
ておき、一旦、冷却した混合物に(E)架橋剤を分散さ
せたのち、密閉型混練機あるいは押出機にて部分的に架
橋させる方法。 (ホ)前記(イ)〜(ニ)の各方法において、(B)オ
レフィン系樹脂を所定量のみ使用し、(A)、(C)成
分および(D)成分と溶融混合し、(E)架橋剤により
部分的に架橋させたのち、残りの(B)成分を添加混練
りする方法。
【0024】本発明の組成物の好ましい製造方法は、
(A)、(B)、(C)成分、および(D)成分を溶融
混合したのち、(E)架橋剤を分散させながら部分的に
架橋させる方法である。前記した製造方法のうちでは、
(イ)よりも、(ロ)〜(ニ)の方法が好ましい。な
お、前記の各製造方法において、混合温度(混練り温
度)は、最低限、(A)〜(C)成分がすべて溶融する
温度であり、通常、150〜280℃、好ましくは16
0〜250℃の範囲であることが望ましい。また、混合
時間(混練り時間)は、構成成分の種類、量および混練
り装置に依存するため一概に論じられないが、密閉型混
練り機を使用する場合には、通常、約3〜20分程度で
ある。
【0025】また、本発明の組成物を製造するに際し
て、「部分的に架橋させる」とは、組成物中の主に
(A)オレフィン系共重合ゴムが(E)架橋剤によって
少量の架橋が起こることを指称する。すなわち、架橋後
のゴム成分が、未架橋ゴムを溶解させる通常の溶剤に一
部不溶となる状態で架橋されないものであることを意味
する。具体的に「部分的に架橋」の程度は、(A)オレ
フィン系共重合ゴムのシクロヘキサンに不溶なゲル含量
(重量%)で示される。(B)オレフィン系樹脂、
(C)エチレン−α,β−不飽和カルボン酸共重合樹
脂、または金属イオンで部分的に中和された該共重合樹
脂、(D)α,β−不飽和カルボン酸の金属塩、および
(A)オレフィン系共重合ゴムの架橋された部分は、シ
クロヘキサンに不溶であり、未架橋オレフィン系共重合
ゴムおよび必要に応じて添加される伸展油のみが、可溶
であるという実験事実に基づき測定される。シクロヘキ
サンに不溶なゲル含量(重量%)は、組成物を細断し、
シクロヘキサンに23℃で48時間(試料0.25g、
シクロヘキサン100cc)浸漬後、80メッシュ金網
で不溶物をろ過し、不溶物の重量測定をして組成物の成
分比から計算により求めるものである。本発明の熱可塑
性エラストマー組成物においては、(A)オレフィン系
共重合ゴムのシクロヘキサンに不溶なゲル含量が60〜
97重量%の範囲で、耐スクラッチ性と成形加工性が高
度にバランスしたものとなる。
【0026】本発明の熱可塑性エラストマー組成物は、
その優れた耐スクラッチ性、成形加工性を活かして、従
来のオレフィン系熱可塑性エラストマー組成物が使用さ
れている自動車の内・外装部品、弱電部品のハウジング
などの部品、耐スクラッチ性の必要とされるレザーシー
ト製品などに使用することができる。
【0027】
【実施例】以下、実施例を挙げて本発明をさらに具体的
に説明するが、本発明はその主旨を越えない限り、以下
の実施例に限定されるものではない。なお、実施例中に
おける部および%は、特に断らない限り重量基準であ
る。また、実施例、比較例に使用した各成分は、以下の
とおりである。(A)オレフィン系共重合ゴム EPDM1;日本合成ゴム(株)製、EP98A〔伸展
油含有エチレン−プロピレン−エチリデンノルボルネン
共重合ゴム、ムーニー粘度(ML1+4 、100℃)=9
3、プロピレン含量=28%、ヨウ素価=15、パラフ
ィン系オイル=ゴム100部に対して75部含有〕 EPDM2;日本合成ゴム(株)製、EP51〔エチレ
ン−プロピレン−エチリデンノルボルネン共重合ゴム、
ムーニー粘度(ML1+4 、100℃)=38、プロピレ
ン含量=26%、ヨウ素価=19〕 EPDM3;日本合成ゴム(株)製、EP75F〔エチ
レン−プロピレン−ジシクロペンタジエン共重合ゴム、
ムーニー粘度(ML1+4 、100℃)=85、プロピレ
ン含量=30%、ヨウ素価=20〕
【0028】(B)オレフィン系樹脂 PP1;三菱油化(株)製、三菱ポリプロBC5C〔プ
ロピレン・エチレンブロックポリマー、MFR(230
℃、2.16kg荷重)=3.0g/10分、密度=
0.90g/cm3 、n−デカン不溶分=93.5%〕(C)エチレン−α,β−不飽和カルボン酸共重合樹脂 EAA;三菱油化(株)製、ユカロンA221M〔エチ
レン−アクリル酸共重合樹脂、アクリル酸含量=7.5
%、MI(190℃、2.16kg荷重)=7g/10
分、密度=0.94g/cm3 (D)α,β−不飽和カルボン酸の金属塩 (mAA)2 Zn;浅田化学(株)製、ジメタクリル酸
亜鉛 (mAA)2 Mg;浅田化学(株)製、ジメタクリル酸
マグネシウム(E)架橋剤(有機過酸化物) PO;日本油脂(株)製、パーブチルP−40〔1,3
−ビス(t−ブチルパーオキシイソプロピル)ベンゼ
ン〕
【0029】その他の成分 OIL;出光興産(株)製、ダイアナプロセスオイルP
W380(パラフィン系オイル) LDPE;三菱油化(株)製、三菱ポリエチYM61
〔低密度ポリエチレン、MI(190℃、2.16kg
荷重)=7g/10分、密度=0.93g/cm3 〕 EVA;三菱油化(株)製、ユカロンEVA10K〔エ
チレン−酢酸ビニル共重合樹脂、酢酸ビニル含量=6.
0%、MI(190℃、2.16kg荷重)=6g/1
0分、密度=0.92g/cm3
【0030】また、実施例および比較例における物性の
評価試験は、下記の方法により行った。JIS A硬度 JIS K6301に準拠して測定した。耐スクラッチ性 (株)東洋精機製作所製、テイバースクラッチテスター
試験機を用い、荷重を変更して引っ掻き試験を実施した
のち、傷の有無を目視判定し試料の表皮に傷が付いたり
破れたりするときの傷付き荷重(g)を求めた。荷重
は、100g以上の荷重の場合、50g間隔で変更し、
100g未満の荷重の場合10〜20g間隔で変更し測
定した。刃によるへこみ傷を指し、艶消し状に変化する
傷は無視した。
【0031】成形加工性 次の2方法により試料の表面外観を目視判定した。 ロールシート外観;6インチ電熱ロールを使用し、温
度200℃、前ロール20rpm、後ロール18rp
m、ニップ間隔1.5mmの条件で、試料を巻きつけ、
試料全体が均一な溶融状態になったのち、試料をロール
より切り出し冷却したのち、試料のシート表面肌の状態
を目視判定した。 押し出し外観;高化式フローテスター機を使用し、温
度200℃、荷重30kg、ノズル径1mmφ×2mm
の条件で、ノズルから押し出されたストランド表面の凹
凸を目視判定した。 なお、ロールシート外観、押し出し外観は、ともに
下記に示す評価点で表した。 5;非常に滑らかである。 4;滑らかではあるが、光沢がなく艶消しとなってい
る。 3;若干凹凸がある。 2;凹凸が大きく、多い。 1;凹凸が非常に大きく、多く、表面外観が悪い。
【0032】実施例1〜10、比較例1〜15 表1〜5に示す配合処方により、以下の手順に従い熱可
塑性エラストマー組成物を作製した。すなわち、160
℃に予熱したBRバンバリー型ラボプラストミル
〔(株)東洋精機製作所製、容量250cc〕に表1〜
5に示すオレフィン系共重合ゴムと、実施例2、実施例
5〜9、比較例2、比較例8〜11においては、さらに
プロセスオイルと、オレフィン系樹脂(比較例3におい
ては除く)、およびエチレン−α,β−不飽和カルボン
酸共重合樹脂(比較例1〜2、比較例6〜7においては
除く)、比較例6においては低密度ポリエチレン、また
比較例7においてはエチレン−酢酸ビニル共重合樹脂を
入れ、1分間混練りしたのち、α,β−不飽和カルボン
酸の金属塩(比較例8においては除く)を加え、オレフ
ィン系樹脂が溶融し、かつ添加成分が均一に分散するま
で、さらに混練りを続けた。各成分が完全に溶融し、均
一に混合されたのち、架橋剤(比較例10については除
く)を添加し、190℃まで昇温させながら約10分間
混練りを続け、熱可塑性エラストマー組成物を得た。
【0033】また、実施例10および比較例12〜13
については、上記で得た組成物にさらに低密度ポリエチ
レンを加え190℃で4分間混練りし、熱可塑性エラス
トマー組成物を得た。さらに、比較例14〜15につい
ては、オレフィン系共重合ゴムを架橋前または架橋剤と
α,β−不飽和カルボン酸の金属塩により、190℃ま
で昇温させながら約10分間混練りを続け、オレフィン
系共重合ゴムを部分的に架橋させたのち、該部分架橋物
にオレフィン系樹脂およびエチレン−α,β−不飽和カ
ルボン酸共重合樹脂、比較例14においては、α,β−
不飽和カルボン酸の金属塩を加え、各成分を完全に溶融
し、均一に混合させ熱可塑性エラストマー組成物を得
た。なお、BRバンバリー型ラボプラストミルのロータ
ー回転数は60rpmであった。得られた組成物を、6
インチロールでシート化し、冷却させた。成形加工性の
評価は、このシートを用いて実施した。JIS A硬度
および耐スクラッチ性の評価については、前記シートを
電熱プレス成形機(成形温度180℃、冷却温度30
℃、150kgf/cm2 の加圧)にて2mm厚のテス
トピースとし試験に供した。結果を表1〜5に示す。
【0034】表1〜2から明らかなように、本発明の組
成物は、いずれも耐スクラッチ性、および成形加工性に
優れている。これに対し、表3〜5から明らかなよう
に、比較例1〜2は、(C)成分を使用しない場合であ
り、耐スクラッチ性、および成形加工性が劣り好ましく
ない。比較例3は、(B)成分を使用しない場合であ
り、成形加工性が劣り好ましくない。比較例4は、
(C)成分の使用量が上限を超え、(A)成分の使用量
が下限を下回る場合であり、柔軟性、成形加工性が不充
分であり好ましくない。比較例5は、(B)成分の使用
量が上限を超え、(C)成分の使用量が下限を下回る場
合であり、柔軟性に劣り好ましくない。比較例6は、
(C)成分に代えて低密度ポリエチレンを使用した例で
あり、成形加工性に劣り、また耐スクラッチ性が不充分
であり好ましくない。
【0035】比較例7は、(C)成分に代えて、エチレ
ン−酢酸ビニル共重合樹脂を使用した例であり、耐スク
ラッチ性、成形加工性が劣り好ましくない。比較例8
は、(D)成分を使用しない場合であり、耐スクラッチ
性が劣り好ましくない。比較例9は、(D)成分の使用
量が上限を超えた場合であり、耐スクラッチ性が不充分
であり、成形加工性が劣り好ましくない。比較例10
は、(E)成分を使用しない場合であり、耐スクラッチ
性および成形加工性が劣り好ましくない。比較例11
は、(E)成分の使用量が上限を超えた場合であり、成
形加工性が非常に劣り好ましくない。比較例12〜13
は、比較例2の組成物にさらに低密度ポリエチレンを加
えた場合であり、耐スクラッチ性および成形加工性が劣
り好ましくない。比較例14〜15は、(B)成分およ
び(C)成分の不存在下に、(A)成分をあらかじめ部
分的に架橋させた場合であり、スクラッチ性に劣り、ま
た成形加工性が不充分であり好ましくない。
【0036】
【表1】
【0037】
【表2】
【0038】
【表3】
【0039】
【表4】
【0040】
【表5】
【0041】なお、表5中の< >内は、(A)成分の
部分下記処理後に混合したものである。
【0042】
【発明の効果】本発明の熱可塑性エラストマー組成物
は、従来のオレフィン系熱可塑性エラストマー組成物よ
りも耐スクラッチ性と成形加工性のバランスに優れ、自
動車の内・外装部品、弱電部品などに有用である。
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (51)Int.Cl.5 識別記号 庁内整理番号 FI 技術表示箇所 C08L 23/16 LCY 7107−4J 53/00 LLW 7142−4J LLY 7142−4J (72)発明者 野村 孝夫 愛知県豊田市トヨタ町1番地 トヨタ自動 車株式会社内

Claims (1)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 (A)オレフィン系共重合ゴム30〜9
    0重量部、(B)オレフィン系樹脂5〜65重量部、お
    よび(C)エチレン−α,β−不飽和カルボン酸共重合
    樹脂5〜65重量部〔ただし、(A)+(B)+(C)
    =100重量部〕、ならびに前記(A)〜(C)成分の
    合計量100重量部に対し、(D)α,β−不飽和カル
    ボン酸の金属塩0.3〜80重量部、および(E)架橋
    剤0.02〜5重量部を含有し、かつこれらの成分を加
    熱混合することにより部分的に架橋されてなる熱可塑性
    エラストマー組成物。
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Cited By (2)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
WO1999020681A1 (fr) * 1997-10-22 1999-04-29 Mitsubishi Chemical Corporation Elastomere thermoplastique
US6803398B1 (en) 1997-08-28 2004-10-12 Mitsui Chemicals, Inc. Thermoplastic olefin elastomer composition

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US6803398B1 (en) 1997-08-28 2004-10-12 Mitsui Chemicals, Inc. Thermoplastic olefin elastomer composition
WO1999020681A1 (fr) * 1997-10-22 1999-04-29 Mitsubishi Chemical Corporation Elastomere thermoplastique

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