JP4017683B2 - ラック駆動装置 - Google Patents

ラック駆動装置 Download PDF

Info

Publication number
JP4017683B2
JP4017683B2 JP14348695A JP14348695A JP4017683B2 JP 4017683 B2 JP4017683 B2 JP 4017683B2 JP 14348695 A JP14348695 A JP 14348695A JP 14348695 A JP14348695 A JP 14348695A JP 4017683 B2 JP4017683 B2 JP 4017683B2
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
rack
drive
tooth element
suspension tooth
drive gear
Prior art date
Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
Expired - Fee Related
Application number
JP14348695A
Other languages
English (en)
Other versions
JPH0842666A (ja
Inventor
カンメラー マンフレート
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Deutsche Thomson Brandt GmbH
Original Assignee
Deutsche Thomson Brandt GmbH
Priority date (The priority date is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the date listed.)
Filing date
Publication date
Application filed by Deutsche Thomson Brandt GmbH filed Critical Deutsche Thomson Brandt GmbH
Publication of JPH0842666A publication Critical patent/JPH0842666A/ja
Application granted granted Critical
Publication of JP4017683B2 publication Critical patent/JP4017683B2/ja
Anticipated expiration legal-status Critical
Expired - Fee Related legal-status Critical Current

Links

Images

Classifications

    • FMECHANICAL ENGINEERING; LIGHTING; HEATING; WEAPONS; BLASTING
    • F16ENGINEERING ELEMENTS AND UNITS; GENERAL MEASURES FOR PRODUCING AND MAINTAINING EFFECTIVE FUNCTIONING OF MACHINES OR INSTALLATIONS; THERMAL INSULATION IN GENERAL
    • F16HGEARING
    • F16H19/00Gearings comprising essentially only toothed gears or friction members and not capable of conveying indefinitely-continuing rotary motion
    • F16H19/02Gearings comprising essentially only toothed gears or friction members and not capable of conveying indefinitely-continuing rotary motion for interconverting rotary or oscillating motion and reciprocating motion
    • F16H19/04Gearings comprising essentially only toothed gears or friction members and not capable of conveying indefinitely-continuing rotary motion for interconverting rotary or oscillating motion and reciprocating motion comprising a rack
    • GPHYSICS
    • G11INFORMATION STORAGE
    • G11BINFORMATION STORAGE BASED ON RELATIVE MOVEMENT BETWEEN RECORD CARRIER AND TRANSDUCER
    • G11B17/00Guiding record carriers not specifically of filamentary or web form, or of supports therefor
    • G11B17/02Details
    • G11B17/04Feeding or guiding single record carrier to or from transducer unit
    • G11B17/0401Details
    • GPHYSICS
    • G11INFORMATION STORAGE
    • G11BINFORMATION STORAGE BASED ON RELATIVE MOVEMENT BETWEEN RECORD CARRIER AND TRANSDUCER
    • G11B21/00Head arrangements not specific to the method of recording or reproducing
    • G11B21/02Driving or moving of heads
    • G11B21/08Track changing or selecting during transducing operation
    • G11B21/081Access to indexed tracks or parts of continuous track
    • G11B21/083Access to indexed tracks or parts of continuous track on discs
    • YGENERAL TAGGING OF NEW TECHNOLOGICAL DEVELOPMENTS; GENERAL TAGGING OF CROSS-SECTIONAL TECHNOLOGIES SPANNING OVER SEVERAL SECTIONS OF THE IPC; TECHNICAL SUBJECTS COVERED BY FORMER USPC CROSS-REFERENCE ART COLLECTIONS [XRACs] AND DIGESTS
    • Y10TECHNICAL SUBJECTS COVERED BY FORMER USPC
    • Y10TTECHNICAL SUBJECTS COVERED BY FORMER US CLASSIFICATION
    • Y10T74/00Machine element or mechanism
    • Y10T74/18Mechanical movements
    • Y10T74/18568Reciprocating or oscillating to or from alternating rotary
    • Y10T74/188Reciprocating or oscillating to or from alternating rotary including spur gear
    • Y10T74/18808Reciprocating or oscillating to or from alternating rotary including spur gear with rack
    • YGENERAL TAGGING OF NEW TECHNOLOGICAL DEVELOPMENTS; GENERAL TAGGING OF CROSS-SECTIONAL TECHNOLOGIES SPANNING OVER SEVERAL SECTIONS OF THE IPC; TECHNICAL SUBJECTS COVERED BY FORMER USPC CROSS-REFERENCE ART COLLECTIONS [XRACs] AND DIGESTS
    • Y10TECHNICAL SUBJECTS COVERED BY FORMER USPC
    • Y10TTECHNICAL SUBJECTS COVERED BY FORMER US CLASSIFICATION
    • Y10T74/00Machine element or mechanism
    • Y10T74/19Gearing
    • Y10T74/19642Directly cooperating gears
    • Y10T74/1967Rack and pinion

Landscapes

  • Engineering & Computer Science (AREA)
  • General Engineering & Computer Science (AREA)
  • Mechanical Engineering (AREA)
  • Moving Of Heads (AREA)
  • Transmission Devices (AREA)
  • Gears, Cams (AREA)

Description

【0001】
【産業上の利用分野】
本発明は、ラックと駆動ギアとの間のバックラッシを補償する手段を有するラックドライブに係わり、設置スペースが小さく、成形を要する部位が少数であるにもかかわらず、ラックと駆動ギアとの間の遊びが小さくガタが少ないために高い位置決め精度を有し、また、摩擦が小さいラック駆動機構に関する。本発明は、特に、光学記録媒体の記録・再生装置の位置決め装置用に好適であるが、適用分野はこれに限定されるものではない。
【0002】
【従来の技術】
ラック駆動装置において、高い位置決め精度を実現し、ラックと駆動ギアとの間の遊び及びガタを低減するためには、公差を補償する手段が必要である。なぜならば、バックラッシは各部品の製造公差と、ラックの支持点と駆動ギアの支持点との間における公差の連鎖とによって生ずるからである。
【0003】
公差を補償する手段として、互いに弾性的に押圧された2つのラックを有するディスク再生装置がEP0356984A2の図18〜図21に開示されている。上記公知のラック装置は、走査・記録装置に固定されて2本のガイドロッド上をスライドする構成となっているため、ラックの歯面と案内面の平行誤差もまたラックと駆動ギアの間隔を変化させる。上記文献が開示するラック装置においては、平行に配設された2つのラック、すなわち2ピースラックの歯列がピニオンすなわち駆動ギアと噛み合う。そして、これら2つのラックがばねによって互いに押圧されるため、ピニオンすなわち駆動ギアの歯は遊びなしに配設される。
【0004】
上述のように上記公知のラック装置は、ばねによって互いに押圧される、第1のラックと第2のラックとを有している。第1のラックの両端部にはそれぞれT型開口が設けられ、中央部には2つのラックを互いに押圧するためのばねが配設される中央部開口が設けられている。T型開口には、第2のラックの係合突起を案内及び保持するためのくびれ部位が設けられている。第2のラックの係合突起は、第1のラックのT型開口に対応する位置に設けられている。さらに、第1のラックには、ピンが装着された突起が中央部開口に突出して設けられており、この突起によって付圧用ばねが保持される。
【0005】
第2のラックにも中央部開口とピンが装着され中央部開口に突出する突起とが設けられており、この突起によってバネが保持される。第2のラックは第1のラックと共に組み立てられ、バックラッシ補償機能を有するラック装置を構成する。この場合、第2のラックの係合突起は第1のラックのT型開口に貫通される。そして、2つのラックはばねによって互いに押圧される。ラック装置を駆動ギアすなわちピニオンと噛合させるためには、それぞれのラックの側面に設けられた歯は互いに整列されなければならない。このため、第2のラックが、ばねに抗して第1のラックに対して長手方向に変位する。すると、駆動ギアあるいは平歯車駆動装置すなわち駆動ピニオンの歯は、ばねによって互いに押圧される2つのラックの歯列によって挟持される。
【0006】
【発明が解決しようとする課題】
上述の如く上記従来のラック駆動装置においては、平歯車駆動装置の歯が、弾性的に押圧される歯列の間に挟持されることによって、ラックと駆動ギアとの間のバックラッシすなわちガタが低減される。しかし、その一方、摩擦損失が大きく、大きなパワーが必要になるという問題が生ずる。特に、主電源を用いずに稼働する携帯型装置のバッテリー寿命に対して不利となる。
【0007】
さらに、2つのラックとラック駆動装置の組み立てには大きなコストが必要である。ラックの支持点と駆動ピニオンの支持点との間に公差連鎖が生ずるために、バックラッシ補償の手段が備えられているにもかかわらず、各部品は精密に製造されなければならない。2つのラックが必要となる上、これらのラックは多くの成形部位と、複数の異なった形状とを有する。このため、製造コストが高くなり、また、複雑な形状の工具が必要となる。なお、T型開口、T型係合突起、突起、ピン及び中央の開口は成形される。
【0008】
本発明は上述の点に鑑みてなされたものであり、設置スペースが小さく、また、構成部品及び成形部位が少ないにもかかわらず、ラックと駆動ギアとの間のバックラッシが小さく、また、遊びやガタが少なくかつ摩擦が小さいために高い位置決め精度を有し、さらに、組み付け性の点、及び、成形部位数あるいは成形部位形状の点で従来の方法の有していた問題が解決されたラック駆動装置を提供することを目的とする。
【0009】
【課題を解決するための手段】
本発明によれば、上記の目的は、歯列に平行な案内開口を有するラックからなるサスペンション歯要素を備え、前記案内開口は前記ラックの駆動ピニオンのベアリングボルトによって案内され、好ましくは前記サスペンション歯要素が駆動ピンを介して可変的に位置決め可能な装置に連結され、前記サスペンション歯要素はアセタール樹脂から一体成形により製造されるラック駆動装置により実現される。
【0010】
サスペンション歯要素はバックラッシ補償のために用いられる。このサスペンション歯要素は、歯列に平行な案内開口を有するラックからなる。案内開口はラックの駆動ギアのベアリングボルトによって案内される。かかるラック駆動機構は光学記録媒体の記録・再生装置の走査・記録装置の制御用として好適である。
本発明はある面では、バックラッシが小さく、また、構成部品及び形成部位が少ないラック駆動装置を提供することである。このため、本ラック駆動装置はサスペンション歯要素の構成部品であるただ一つのラックのみを備えている。本ラック駆動装置はただ一つのラックしか備えていないにもかかわらず、ラックと駆動ギアとの間の遊び及びガタが少ないために高い位置決め精度を有し、また、摩擦も小さい。
【0011】
かかるラック駆動装置は、ラックの唯一の構成部品であるサスペンション歯要素が駆動ギアのシャフトすなわち支持点に直接案内されることにより実現される。これにより、ラックの支持点と駆動ギアの支持点との間の公差連鎖は低減され、ただ1つのラックすなわちサスペンション歯要素のみで、ラックと駆動ギアの間の遊びやガタが小さいことが保証される。
【0012】
駆動ギアの歯は挟持されないので、ラック駆動装置の摩擦は小さい。2つ目のラック及び2つのラックを押圧するためのばねは不要である。一つのラックすなわちサスペンション歯要素は少数の形成部位しか有せず、例えば良好な摺動特性を有するアセタール樹脂等から一体的に製造できる。
一つのラックのみが必要とされ、また、駆動ギアとラックは共通の支持点を有する。このため、駆動ギア及びラックの歯形として、例えばハイブリッド歯形等を用いることにより、回転方向のバックラッシをさらに低減することができる。2つのラックから構成されるラック装置の場合のような、ラックの歯列をばねに抗して変位させて駆動ギアと噛み合わせるといった組み立て作業は不要となる。
【0013】
サスペンション歯要素は歯列に平行な案内開口を有するラックから構成される。駆動ギアがサスペンション歯要素の歯と噛合することによりラック駆動装置が構成される。駆動ギアのベアリングボルトはラックとサスペンション歯要素の案内としても作用する。ラックすなわちサスペンション歯要素の案内開口は、駆動ギアとラックの噛合時には、ベアリングボルトによって支えられるように設けられている。これにより、駆動ギアとラックが離間されることを防ぎ、動作中すなわちラックと駆動ギア間の伝動中のバックラッシを防止している。
【0014】
ラックが駆動ギアのベアリングボルトによって支持され、2つのラックを互いに押圧しながら結合し変位させる手段を備えた2つのラックを有するラック装置を用いる必要がないため、ラック駆動装置の設置スペースを小さくすることができる。設置スペースを小さくすることができるので、光学記録媒体の携帯型記録・再生機の位置決め装置、例えば、走査・記録装置等の制御に適している。しかし、用途はこれらに限定されるものではない。
【0015】
ラックすなわちサスペンション歯要素はドライバーピンを介して、走査・記録装置(ピックアップとも称す)に連結されている。このため、従来はラック前面、ガイドロッド及び走査・記録装置の案内部間の平行度を高精度に保証する必要があったが、本発明のラック駆動装置においては、かかる平行度の保証は不要である。
【0016】
ドライバーピン及びドライバーピンが挿入される開口は、サスペンション歯要素あるいはピックアップに任意に設けることができる。これにより、ラックと走査・記録装置が柔軟に連結されるため、ラックと駆動ギアとの間のバックラッシはさらに低減される。このようにラックと走査・記録装置がピンで柔軟に連結されることは、ただ一つのラックを用いてバックラッシの小さいラック駆動装置を実現する上で有利にはたらく。さらに、かかる構成のラック駆動装置を記録再生装置に用いた場合、例えばピックアップの交換を、ピックアップをドライバーピンとベアリングシャフトから外すだけで手間をかけずに行えるなど、保守上においても有利である。つまり駆動装置すなわち伝動装置の一部を分解する必要がない。
【0017】
【実施例】
以下、本発明の実施例を図を参照しながら詳細に説明する。図1は光学記録媒体であるCDの記録再生装置用位置決め機構として用いられるラック駆動装置を示す。ラック駆動装置はサスペンション歯要素2から構成されている。サスペンション歯要素2は駆動ピニオン4と噛み合うように配設されている。サスペンション歯要素2は、好ましいことに、唯一の構成部品であるラック21から構成されている。図2はラック21を3方向から見た図を示す。図2に示すようにラック21は案内開口22を有している。
【0018】
バックラッシの補償手段を有するラック21を構成するサスペンション歯要素2は、好ましくは、良好な摺動特性を有する、例えばアセタール樹脂などの成形部品である。図2からわかるように、サスペンション歯要素2の成形部位は少数である。図2に示すようにラック21すなわちサスペンション歯要素2には、ラック21の歯列及び溝型の案内開口22と共にただ1つの開口部6が設けられている。開口部6には、図1に示すドライバーピン5が回転可能に挿着される。ドライバーピン5を介してラック21すなわちサスペンション歯要素2が走査・記録装置(ピックアップとも称す)に連結される。
【0019】
走査・記録装置すなわちピックアップは、案内部を有するガイドロッド7上をスライドするように配設され、ラック駆動装置によって位置決めが行われる。上述のように、ラック21すなわちサスペンション歯要素2とピックアップとは柔軟に連結されている。このため、従来の方法であればラック2の歯面とガイドロッド7及び走査記録装置の案内部との間の平行度を保証する必要があったが、本実施例のラック駆動装置によれば、かかる平行度の保証は不要である。このため、個々の部品への製作要求精度を緩和することができる。
【0020】
バックラッシが小さく、小型であるとともに構成部品及び成形部位が少ないにもかかわらず、遊びすなわちガタが小さく摩擦も小さいために高い位置決め精度を有し、また、組み立て性の点においても、また、成形部位の数や形状の点においても従来の方法が有していた問題を解決した本ラック駆動装置は、サスペンション歯要素2として設計されたただ一つのラック21に、好ましいことに駆動ギアすなわち駆動ピニオン4が装着された図1に示すベアリングボルト3によって案内される、溝型に形成された案内開口22を設けることにより実現されている。
【0021】
ラック2の歯列および溝型の案内開口22を備えてラック2を構成するサスペンション歯要素2を用いることにより、従来の平歯車を用いたラック駆動装置においてはラック装置内で累積していた公差連鎖が十分に低減される。このため、本発明のラック駆動装置においては、バックラッシは小さい。ラック駆動装置はただ一つのラック2から構成されるため構成部品や成形部位の数も少ない。ただ一つのラック2のみが備えられているので、組み立てコストもわずかである。
【0022】
ラック21が駆動ギアすなわち駆動ピニオン4のベアリングボルト3によって案内されるため、2つのラックを互いに押圧するとともに連結、変位させる手段は不要である。このため、ラック駆動装置の設置スペースは小さい。設置スペースが小さいため光学記録媒体の携帯型記録・再生機の位置決め装置、例えば、走査・記録装置の制御等に特に適している。しかし、このような用途のみに限定されるものではなく、高精度の位置決めを簡単な方法で行うことを目的とした全ての直動機構に適用できる。
【0023】
図3及び図4は公知の方法に関するものであり、公知技術として示している。この公知技術はEP0356984A2に開示されている。図3は本発明に関連して示されており、上記公報の図18と主要部分において対応している。一方、図4は上記公報の図19と対応している。このため、上記公知技術の参照記号を、図3及び図4においても使用している。初めに述べたように、上記公報の図18〜図20に示されるラック装置は、バックラッシを補償するために2つのラック81、82を有している。これらラック81、82は互いに弾性的に押圧されている。
【0024】
ラック装置は第1のラック81と第2のラック82から構成され、これらラック81、82はばね154によって互いに押圧されている。第1のラック81はその両端部にT型開口87を有すると共に中央部開口86bを有している。T型開口87はくびれ部を有しており係合突起89により第2のガイドロッド82を案内する。T型係合突起89は第2のラック82上の、第1のラック81のT型開口87に対応する位置に設けられている。
【0025】
さらに第1のラック81には四辺形のピン89aが装着された突起86が設けられている。突起86は中央部開口86bに突出して設けられており、ばね154が取り付けられる。第2のラック82にも中央部開口88bと四辺形のピン88aが装着され中央部開口88bに突出する突起88とが設けられている。バックラッシ補償機能を有する上記公知のラック装置を構成するために、図4に示す第2のラックが180°回転され、図3に示す第1のラックに組み付けられる。2つの係合突起89は共にT型開口87に貫通され、ラック81及82はばね154によって互いに押圧される。ラック配置を図21に示す駆動ギアすなわちピニオン59と噛合させるために、ラック81及び82の側面に設けられた歯81a,82aは互いに整列されなければならない。このため、第2のガイドロッド82は、ばね154に抗して第1のラック81に対して長手方向に変位される。
【0026】
第2のラック82は第1のラックのT型開口87のくびれ部のみで支持されているため、組み付け時に、第2のラック82が飛び出しやすい。このため、複雑な組み立て作業はさらに煩雑なものとなる。また、分解にも影響する。さらに、ラック81、82は、多くの成形部位を有している。なおT型開口87、T型係合突起89、突起86、88、四辺形突起86a,88a及び中央部開口86b及び88bを成形部位と称している。
【0027】
このように公知のラック配置は高い製造コストを必要とする。図5は公知のラック駆動装置すなわち伝動機構51を示す。伝動機構51は平歯車駆動装置として駆動ピニオン59を備える2つ一組のラック8から構成され、ピックアップに適用されている。本装置において駆動ピニオン59は、駆動モータ52のシャフトに固定されたギアホイール56、第1のギアホイール57及び第2のギアホイール58を介して駆動モータ52によって駆動される。これにより、ラック駆動装置の送り速度とモータの回転速度とを適合させている。
【0028】
図6はサスペンション歯要素2から構成されるラック駆動装置を示す。サスペンション歯要素を案内するベアリングボルト3は基板1に装着されている。基板1には、また、図1に示すようにガイドロッド7を介して走査記録装置が装着されている。走査記録装置は、図6に示すように、駆動ピン5を介してサスペンション歯要素2に連結されている。この結果、サスペンション歯要素2から構成されるラック駆動装置の物理的体積は小さい。また、このように体積が小さく、サスペンション歯要素2の構成部品として1つのラック21しか要しないにもかかわらず、本ラック駆動装置はバックラッシが小さいために高い位置決め精度を保証している。
【図面の簡単な説明】
【図1】光学記録媒体の記録・再生装置の位置決め装置用ラック駆動装置を示す図である。
【図2】サスペンション歯要素として設計されたラックの3方向から見た図である。
【図3】公知のラック装置の公知の第1のラックの斜視図である。
【図4】公知のラック装置の公知の第2のラックの斜視図である。
【図5】駆動ギアの歯に締着するために3列の歯を有する公知のラック装置を示す図である。
【図6】バックラッシ補償のためにサスペンション歯要素として設計されたラックを有するラック装置を示す図である。
【符号の説明】
2 サスペンション歯要素
3 ベアリングボルト
4 駆動ピニオン
5 ドライバーピン
6 開口部
7 ガイドロッド
21 ラック
22 案内開口

Claims (2)

  1. バックラッシ補償手段を備えたラック駆動装置であって、
    サスペンション歯要素(2)を有し、
    前記サスペンション歯要素(2)は、
    ラック(21)と、
    案内開口(22)と、を含み、
    前記ラック(21)は、該ラック(21)を駆動する駆動ピニオン(4)と係合するように構成され、
    前記案内開口(22)は、
    前記ラック(21)の歯列が設けられた面とは異なる、該歯列面と平行な面に形成されるとともに、
    前記ラック(21)が前記駆動ピニオン(4)によって駆動されているときに該駆動ピニオン(4)のベアリングボルト(3)上を案内されて、前記バックラッシ補償手段として機能するように構成され、
    前記案内開口(22)の幅は、前記駆動ピニオン(4)の直径より小さい、
    ことを特徴とするラック駆動装置。
  2. 光学記録媒体(CD)用の記録・再生装置において走査・記録ユニットを制御する位置決め装置であって、
    請求項1記載のラック駆動装置を有することを特徴とする位置決め装置。
JP14348695A 1994-06-21 1995-06-09 ラック駆動装置 Expired - Fee Related JP4017683B2 (ja)

Applications Claiming Priority (2)

Application Number Priority Date Filing Date Title
DE4421647A DE4421647A1 (de) 1994-06-21 1994-06-21 Zahnstangenantrieb
DE4421647:5 1994-06-21

Publications (2)

Publication Number Publication Date
JPH0842666A JPH0842666A (ja) 1996-02-16
JP4017683B2 true JP4017683B2 (ja) 2007-12-05

Family

ID=6521112

Family Applications (1)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP14348695A Expired - Fee Related JP4017683B2 (ja) 1994-06-21 1995-06-09 ラック駆動装置

Country Status (4)

Country Link
US (1) US5727422A (ja)
EP (1) EP0688975B1 (ja)
JP (1) JP4017683B2 (ja)
DE (2) DE4421647A1 (ja)

Families Citing this family (5)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JPH10283703A (ja) * 1997-04-02 1998-10-23 Mitsumi Electric Co Ltd ディスククランパ及び前記ディスククランパを備えたディスク駆動装置
JPH10283741A (ja) * 1997-04-03 1998-10-23 Mitsumi Electric Co Ltd ウォームギヤを用いたスライド送り機構
DE19753897A1 (de) * 1997-12-05 1999-06-10 Thomson Brandt Gmbh Kraftübertragungssystem mit einem Zahnrad und einer Zahnstange
JP3935422B2 (ja) * 2002-11-28 2007-06-20 オリオン電機株式会社 電子機器等の送り装置を構成するラックギア
US9488424B1 (en) * 2015-06-05 2016-11-08 Bravo Company Mfg, Inc. Charging handle with cog and spring

Family Cites Families (24)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
US489846A (en) * 1893-01-10 Transom-lifter
DE8426964U1 (de) * 1985-01-10 Gesellschaft für Steuerungstechnik mbH & Co, 6332 Ehringshausen Versteller für Steigungskabel, Zahnstangen od. dgl.
US315051A (en) * 1885-04-07 millee
US548801A (en) * 1895-10-29 Adjustable sight for firearms
US3004443A (en) * 1960-01-11 1961-10-17 Alfred W Gerrans Adjustable take-up mechanism
SU151667A1 (ru) * 1962-03-16 1962-11-30 А.К. Дмитриченко Машина дл очистки, разбраковки и плюсовки ткани в отделочном текстильном производстве
US3267751A (en) * 1963-07-01 1966-08-23 Ferro Mfg Corp Rack and pinion assembly
US3321984A (en) * 1963-09-25 1967-05-30 Nittka Karl Adjustable torque converter
US3377730A (en) * 1966-12-16 1968-04-16 Karl R. Lewis Bolt mechanism for bolt action type firearm and mechanism used therein for converting rotary motion to reciprocating and rotary motion
GB1362449A (en) * 1972-09-20 1974-08-07 Barker Nelson Ltd Mechanism for converting rotary motion into linear motion
US4078438A (en) * 1976-06-16 1978-03-14 Starbard Raymond Edward Power transmission unit
JPS5819415Y2 (ja) * 1978-03-22 1983-04-21 株式会社ニコン 精密駆動装置
DE7814098U1 (de) * 1978-05-10 1982-04-01 Werner Dold Feinbau, 7740 Triberg Kleingetriebe
IT1115129B (it) * 1979-04-03 1986-02-03 Werbetronic Ag Perfezionamento nei dispositivi di trasmissione a ingranaggi con cambiamento dell'uscita per ogni inversione di moto dell'organo motore
DE8426064U1 (de) * 1984-09-04 1985-06-13 Erich Schumm Gmbh, 7157 Murrhardt Kochgerät, insbesondere Grillgerät
KR900002353B1 (ko) * 1984-09-14 1990-04-12 니뽕 빅터 가부시끼 가이샤 이송 기구
JPH0684779B2 (ja) * 1985-11-27 1994-10-26 重雄 浜野 スライドとロックの簡易操作機構
US5032941A (en) * 1986-09-03 1991-07-16 Seiko Epson Corporation Magnetic head feeding device
US4766962A (en) * 1986-10-27 1988-08-30 J. I. Case Company Furrow forming apparatus for attachment to a tool bar
JPS6483969A (en) * 1987-09-24 1989-03-29 Chuichi Suzuki Both-sided inside linear reciprocating driving rotation mechanism
JPH01201877A (ja) * 1988-02-05 1989-08-14 Toshiba Corp 磁気記録再生装置のキャリッジ機構
CA1322249C (en) * 1988-08-30 1993-09-14 Taizo Isshiki Disc player
DE9110150U1 (ja) * 1991-08-16 1991-09-26 Jenoptik Carl Zeiss Jena Gmbh, O-6900 Jena, De
DE4231761C2 (de) * 1992-09-23 2003-08-21 Sram De Gmbh Schubstange für Schwenkbewegungen

Also Published As

Publication number Publication date
US5727422A (en) 1998-03-17
DE59505752D1 (de) 1999-06-02
DE4421647A1 (de) 1996-01-04
EP0688975B1 (de) 1999-04-28
EP0688975A1 (de) 1995-12-27
JPH0842666A (ja) 1996-02-16

Similar Documents

Publication Publication Date Title
EP1781450B1 (en) Actuator
JP4017683B2 (ja) ラック駆動装置
JP3686539B2 (ja) ピックアップ送り機構
US6053061A (en) Sliding feed mechanism having worm gear
JP2000187146A (ja) レンズ駆動機構
JP6974224B2 (ja) 電動式シートスライド装置のモータ取付構造
JPH0793920A (ja) ピックアップのフィード機構
JPH07151202A (ja) 駆動装置
JPH0996753A (ja) レンズ駆動装置
JPH05325202A (ja) 光ピックアップドライブ装置
JPH0633582Y2 (ja) ヘッド送り装置
KR920004423Y1 (ko) 브이티알의 카세트 하우징 및 핀치아암 구동장치
JPS63304476A (ja) 光ピックアップ駆動装置
JP2000251422A (ja) 光ピックアップ送り機構
KR970000916B1 (ko) 자동차용 멀티 콤팩트디스크 플레이어의 동력 절환장치
JP2632174B2 (ja) ディスク装置のキャリッジ駆動装置
US4306244A (en) Speed recording device
KR20040035554A (ko) 정보 기록 또는 재생 디바이스의 스캐닝 디바이스를 위한구동 시스템
JP3253191B2 (ja) 磁気記録再生装置
KR100690888B1 (ko) 디스크 재생기의 구동부 조립장치
JPH04251206A (ja) レンズ鏡筒
KR20050035949A (ko) 패널 구동장치
JP2002304860A (ja) 伝動機構
JP3070444B2 (ja) フレキシブル配線板の取付構造
JP3305845B2 (ja) カセット装填装置

Legal Events

Date Code Title Description
A131 Notification of reasons for refusal

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A131

Effective date: 20040914

A521 Request for written amendment filed

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A523

Effective date: 20041213

A02 Decision of refusal

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A02

Effective date: 20050315

A521 Request for written amendment filed

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A523

Effective date: 20050609

A911 Transfer to examiner for re-examination before appeal (zenchi)

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A911

Effective date: 20050616

A912 Re-examination (zenchi) completed and case transferred to appeal board

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A912

Effective date: 20050624

A521 Request for written amendment filed

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A523

Effective date: 20070808

A61 First payment of annual fees (during grant procedure)

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A61

Effective date: 20070919

R150 Certificate of patent or registration of utility model

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R150

FPAY Renewal fee payment (event date is renewal date of database)

Free format text: PAYMENT UNTIL: 20100928

Year of fee payment: 3

FPAY Renewal fee payment (event date is renewal date of database)

Free format text: PAYMENT UNTIL: 20110928

Year of fee payment: 4

FPAY Renewal fee payment (event date is renewal date of database)

Free format text: PAYMENT UNTIL: 20110928

Year of fee payment: 4

FPAY Renewal fee payment (event date is renewal date of database)

Free format text: PAYMENT UNTIL: 20120928

Year of fee payment: 5

FPAY Renewal fee payment (event date is renewal date of database)

Free format text: PAYMENT UNTIL: 20130928

Year of fee payment: 6

R250 Receipt of annual fees

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R250

LAPS Cancellation because of no payment of annual fees