JPH0996753A - レンズ駆動装置 - Google Patents
レンズ駆動装置Info
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- JPH0996753A JPH0996753A JP25281195A JP25281195A JPH0996753A JP H0996753 A JPH0996753 A JP H0996753A JP 25281195 A JP25281195 A JP 25281195A JP 25281195 A JP25281195 A JP 25281195A JP H0996753 A JPH0996753 A JP H0996753A
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- Japan
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- lens holding
- lead screw
- optical axis
- driving device
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Abstract
(57)【要約】
【課題】 レンズ保持枠を光軸方向にのみ移動可能にガ
イドするガイド軸と、駆動源の駆動力をレンズ保持枠に
伝達するリードスクリューとを具え、ガイド軸とリード
スクリューとの平行度が多少ずれたとしても駆動伝達で
きるレンズ駆動装置を提供する。 【解決手段】 レンズ保持枠3に光軸方向のガイド孔5
aとU字溝6とを設け、それらに嵌合するとともに、光
軸Xと平行なガイド軸1、2を設け、駆動源9の駆動時
に前記レンズ保持枠3がガイド軸1、2に沿って移動す
るレンズ駆動装置において、前記レンズ保持枠3に、ラ
ック部11を有する薄板状突起部8を一体に形成し、ラ
ック部11に駆動源9で駆動されるリードスクリュー1
0を弾性的に噛合係合した。
イドするガイド軸と、駆動源の駆動力をレンズ保持枠に
伝達するリードスクリューとを具え、ガイド軸とリード
スクリューとの平行度が多少ずれたとしても駆動伝達で
きるレンズ駆動装置を提供する。 【解決手段】 レンズ保持枠3に光軸方向のガイド孔5
aとU字溝6とを設け、それらに嵌合するとともに、光
軸Xと平行なガイド軸1、2を設け、駆動源9の駆動時
に前記レンズ保持枠3がガイド軸1、2に沿って移動す
るレンズ駆動装置において、前記レンズ保持枠3に、ラ
ック部11を有する薄板状突起部8を一体に形成し、ラ
ック部11に駆動源9で駆動されるリードスクリュー1
0を弾性的に噛合係合した。
Description
【0001】
【発明の属する技術分野】この発明はレンズを保持する
レンズ枠を光軸方向に移動させるためのレンズ駆動装置
に関する。
レンズ枠を光軸方向に移動させるためのレンズ駆動装置
に関する。
【0002】
【従来技術および解決しようとする課題】従来、固定レ
ンズ群、変倍レンズ群(焦点補正系レンズ群)、フォー
カシングレンズ群からなるリアフォーカス式の撮影レン
ズにあっては、図3および図4に示すようなレンズ駆動
装置が用いられている。
ンズ群、変倍レンズ群(焦点補正系レンズ群)、フォー
カシングレンズ群からなるリアフォーカス式の撮影レン
ズにあっては、図3および図4に示すようなレンズ駆動
装置が用いられている。
【0003】すなわち、図3に示すレンズ駆動装置にあ
っては、光軸Xと平行であるとともに、互いに平行とな
っている一対のガイド軸21、22を有し、このガイド
軸21、22のうちの一方のガイド軸21は、フォーカ
スレンズ保持枠23のスリーブ部24に設けたガイド孔
25を貫通して延びている。また、他方のガイド軸22
はフォーカスレンズ保持枠23に設けたU字溝26内を
挿通して延びており、これにより、フォーカスレンズ保
持枠23は、光軸方向に移動可能であるとともに、光軸
Xと直交する方向には回動不可能となっている。
っては、光軸Xと平行であるとともに、互いに平行とな
っている一対のガイド軸21、22を有し、このガイド
軸21、22のうちの一方のガイド軸21は、フォーカ
スレンズ保持枠23のスリーブ部24に設けたガイド孔
25を貫通して延びている。また、他方のガイド軸22
はフォーカスレンズ保持枠23に設けたU字溝26内を
挿通して延びており、これにより、フォーカスレンズ保
持枠23は、光軸方向に移動可能であるとともに、光軸
Xと直交する方向には回動不可能となっている。
【0004】さらに、フォーカスレンズ保持枠23に設
けたスリーブ部24には光軸方向を向く連結軸27が設
けられるとともに、この連結軸27には連結コマ28が
設けられている。この連結コマ28には、駆動源である
モータ29のリードスクリュー30と噛合うラック部3
1と、このラック部31との間に挟み込んだ状態でラッ
ク部31をリードスクリュー30に圧接させるための押
圧部32とが設けられている。
けたスリーブ部24には光軸方向を向く連結軸27が設
けられるとともに、この連結軸27には連結コマ28が
設けられている。この連結コマ28には、駆動源である
モータ29のリードスクリュー30と噛合うラック部3
1と、このラック部31との間に挟み込んだ状態でラッ
ク部31をリードスクリュー30に圧接させるための押
圧部32とが設けられている。
【0005】一方、前記連結コマ28のラック部31が
押圧された状態で噛合係合するリードスクリュー30が
軸部に形成された駆動用のモータ29はコ字状金具33
に取付けられている。
押圧された状態で噛合係合するリードスクリュー30が
軸部に形成された駆動用のモータ29はコ字状金具33
に取付けられている。
【0006】上記のように構成されたレンズ駆動装置に
あっては、駆動用のモータ29の回転時に、モータ29
の軸部のリードスクリュー30に噛合い連結している連
結コマ28、およびこの連結コマ28に連結軸27を介
して連結しているフォーカスレンズ保持枠23は、モー
タ29の回転方向および回転量に応じて一対のガイド軸
21、22に沿って移動する。すなわち、モータ29に
よって光軸方向に沿って移動するようになっている。
あっては、駆動用のモータ29の回転時に、モータ29
の軸部のリードスクリュー30に噛合い連結している連
結コマ28、およびこの連結コマ28に連結軸27を介
して連結しているフォーカスレンズ保持枠23は、モー
タ29の回転方向および回転量に応じて一対のガイド軸
21、22に沿って移動する。すなわち、モータ29に
よって光軸方向に沿って移動するようになっている。
【0007】また、図4に示すレンズ駆動装置にあって
は、前記のものと同様に光軸Xと平行であるとともに、
互いに平行となっている一対のガイド軸41、42を有
し、このガイド軸41、42のうちの一方のガイド軸4
1は、フォーカスレンズ保持枠43のスリーブ部44に
設けたガイド孔45を貫通して延びている。また、他方
のガイド軸42はフォーカスレンズ保持枠43に設けた
U字溝46内を挿通して延びており、これにより、フォ
ーカスレンズ保持枠43は、光軸方向に移動可能である
とともに、光軸Xと直交する方向には回動不可能となっ
ている。
は、前記のものと同様に光軸Xと平行であるとともに、
互いに平行となっている一対のガイド軸41、42を有
し、このガイド軸41、42のうちの一方のガイド軸4
1は、フォーカスレンズ保持枠43のスリーブ部44に
設けたガイド孔45を貫通して延びている。また、他方
のガイド軸42はフォーカスレンズ保持枠43に設けた
U字溝46内を挿通して延びており、これにより、フォ
ーカスレンズ保持枠43は、光軸方向に移動可能である
とともに、光軸Xと直交する方向には回動不可能となっ
ている。
【0008】さらに、フォーカスレンズ保持枠43には
板状突起部54が一体に設けられている。
板状突起部54が一体に設けられている。
【0009】一方、リードスクリュー50が軸部に形成
された駆動源であるモータ49はコ字状金具53に取付
けられており、さらに、コ字状金具53にはリードスク
リュー50と平行な連結軸47が設けられている。
された駆動源であるモータ49はコ字状金具53に取付
けられており、さらに、コ字状金具53にはリードスク
リュー50と平行な連結軸47が設けられている。
【0010】そして、この連結軸47には連結コマ48
が設けられ、連結コマ48には前記リードスクリュー5
0と噛合するラック部51と、このラック部51をリー
ドスクリュー50に圧接させるための押圧部52と、フ
ォーカスレンズ保持枠43に設けた板状突起部54を挟
み込むU溝部55とが設けられている。
が設けられ、連結コマ48には前記リードスクリュー5
0と噛合するラック部51と、このラック部51をリー
ドスクリュー50に圧接させるための押圧部52と、フ
ォーカスレンズ保持枠43に設けた板状突起部54を挟
み込むU溝部55とが設けられている。
【0011】上記のように構成されたレンズ駆動装置に
あっても駆動用のモータ49の回転時に、モータ49の
軸部のリードスクリュー50に噛合い連結している連結
コマ48が移動し、この移動時にこの連結コマ48に連
結しているフォーカスレンズ保持枠43を、モータ49
の回転方向および回転量に応じて一対のガイド軸41、
42に沿って移動する。すなわち、モータ49によって
光軸Xの方向に移動するようになっている。
あっても駆動用のモータ49の回転時に、モータ49の
軸部のリードスクリュー50に噛合い連結している連結
コマ48が移動し、この移動時にこの連結コマ48に連
結しているフォーカスレンズ保持枠43を、モータ49
の回転方向および回転量に応じて一対のガイド軸41、
42に沿って移動する。すなわち、モータ49によって
光軸Xの方向に移動するようになっている。
【0012】上記のように構成された従来のレンズ駆動
装置にあっては、いずれのものにあってもガイド軸とリ
ードスクリューとの平行度のずれを、連結コマによる挟
み込みや、連結コマとフォーカスレンズ保持枠との挟み
込みによって吸収するようにしているが、このために、
フォーカスレンズ保持枠とは別個に連結コマ、連結軸等
を製造しなければならず、製造コストがかかるという問
題点を有し、さらに、部品点数が多いことから、組立て
作業も煩雑となり、全体が高価になるという問題点を有
していた。
装置にあっては、いずれのものにあってもガイド軸とリ
ードスクリューとの平行度のずれを、連結コマによる挟
み込みや、連結コマとフォーカスレンズ保持枠との挟み
込みによって吸収するようにしているが、このために、
フォーカスレンズ保持枠とは別個に連結コマ、連結軸等
を製造しなければならず、製造コストがかかるという問
題点を有し、さらに、部品点数が多いことから、組立て
作業も煩雑となり、全体が高価になるという問題点を有
していた。
【0013】この発明は前記のような従来のもののもつ
問題点を解決して、簡単な構成でガイド軸とリードスク
リューとの平行度のずれを吸収するようにでき、しか
も、使用する部品点数を少なくして製造コストを低くす
るとともに、組立て作業を容易にして組立て工数も少な
くし、全体として安価なレンズ駆動装置を提供すること
を目的とする。
問題点を解決して、簡単な構成でガイド軸とリードスク
リューとの平行度のずれを吸収するようにでき、しか
も、使用する部品点数を少なくして製造コストを低くす
るとともに、組立て作業を容易にして組立て工数も少な
くし、全体として安価なレンズ駆動装置を提供すること
を目的とする。
【0014】
【課題を解決するための手段】上記の目的を達成するた
めにこの発明は、レンズ保持枠に光軸方向のガイド孔と
U字溝とを設け、それらに位置するとともに、光軸と平
行なガイド軸を設け、駆動源の駆動時に前記レンズ保持
枠がガイド軸に沿って移動するレンズ駆動装置におい
て、前記レンズ保持枠に、薄板状突起部を一体に形成す
るとともに、この薄板状突起部にラック部を形成し、こ
のラック部にリードスクリューを弾性的に噛合係合する
とともに、このリードスクリューを前記駆動源に駆動連
結したことを特徴とするレンズ駆動装置を構成したもの
である。そして、前記レンズ保持枠の材質を薄板状突起
部のみ潤滑性材料とした構成を有している。
めにこの発明は、レンズ保持枠に光軸方向のガイド孔と
U字溝とを設け、それらに位置するとともに、光軸と平
行なガイド軸を設け、駆動源の駆動時に前記レンズ保持
枠がガイド軸に沿って移動するレンズ駆動装置におい
て、前記レンズ保持枠に、薄板状突起部を一体に形成す
るとともに、この薄板状突起部にラック部を形成し、こ
のラック部にリードスクリューを弾性的に噛合係合する
とともに、このリードスクリューを前記駆動源に駆動連
結したことを特徴とするレンズ駆動装置を構成したもの
である。そして、前記レンズ保持枠の材質を薄板状突起
部のみ潤滑性材料とした構成を有している。
【0015】
【作用】この発明は、上記のように構成したので、駆動
源で駆動されるリードスクリューにレンズ保持枠に一体
的に形成した薄板状突起部に設けられたラック部が弾性
的に噛合係合しているので、リードスクリューとレンズ
保持枠を支持しているガイド軸との平行度が多少ずれた
状態で組立てられた場合であっても薄板状突起部が変位
して平行度のずれを吸収する。また、薄板状突起部を潤
滑性材料で形成した場合にはラック部の摩耗を減少させ
ることができて長期間の駆動を可能とする。
源で駆動されるリードスクリューにレンズ保持枠に一体
的に形成した薄板状突起部に設けられたラック部が弾性
的に噛合係合しているので、リードスクリューとレンズ
保持枠を支持しているガイド軸との平行度が多少ずれた
状態で組立てられた場合であっても薄板状突起部が変位
して平行度のずれを吸収する。また、薄板状突起部を潤
滑性材料で形成した場合にはラック部の摩耗を減少させ
ることができて長期間の駆動を可能とする。
【0016】
【発明の実施の形態】以下、図面に示すこの発明による
レンズ駆動装置を説明する。図1および図2にはこの発
明によるレンズ駆動装置が示されていて、光軸Xと平行
となっている一対のガイド軸1、2と、このガイド軸
1、2で支持されるフォーカスレンズ保持枠3と、コ字
状金具13に取付けられた駆動源であるパルスモータ9
とを具えている。
レンズ駆動装置を説明する。図1および図2にはこの発
明によるレンズ駆動装置が示されていて、光軸Xと平行
となっている一対のガイド軸1、2と、このガイド軸
1、2で支持されるフォーカスレンズ保持枠3と、コ字
状金具13に取付けられた駆動源であるパルスモータ9
とを具えている。
【0017】前記フォーカスレンズ保持枠3は、一方の
ガイド軸1が貫通するスリーブ部4を有している。すな
わち、このスリーブ部4は、光軸Xと直交する向きの突
起部4a、4bが光軸方向に対向した状態で一対設けら
れ、この両突起部4a、4bに中心軸線が光軸の方向の
ガイド孔5a、5bがそれぞれ穿設されている。
ガイド軸1が貫通するスリーブ部4を有している。すな
わち、このスリーブ部4は、光軸Xと直交する向きの突
起部4a、4bが光軸方向に対向した状態で一対設けら
れ、この両突起部4a、4bに中心軸線が光軸の方向の
ガイド孔5a、5bがそれぞれ穿設されている。
【0018】そして、一方の突起部4aには光軸Xと直
交する方向に弾発的に変位可能であるとともに、外面に
ラック部11が設けられている薄板状突起部8が一体に
設けられている。
交する方向に弾発的に変位可能であるとともに、外面に
ラック部11が設けられている薄板状突起部8が一体に
設けられている。
【0019】さらに、前記フォーカスレンズ保持枠3に
は、光軸Xに対して前記ガイド孔5aと反対側にU字溝
6が設けられ、このU字溝6内に他方のガイド軸2が挿
通し、これにより、フォーカスレンズ保持枠3はガイド
軸1、2に沿って光軸方向に移動可能であるとともに、
光軸Xと直交する方向には移動不可能となっている。
は、光軸Xに対して前記ガイド孔5aと反対側にU字溝
6が設けられ、このU字溝6内に他方のガイド軸2が挿
通し、これにより、フォーカスレンズ保持枠3はガイド
軸1、2に沿って光軸方向に移動可能であるとともに、
光軸Xと直交する方向には移動不可能となっている。
【0020】一方、コ字状金具13に取付けられたパル
スモータ9は、その軸部がラック部11と噛合係合する
リードスクリュー10に形成され、そして、コ字状金具
13は、パルスモータ9の軸部であるリードスクリュー
10が前記フォーカスレンズ保持枠3に設けたラック部
11を弾発的に押圧した状態(図2参照)で支持部(図
示せず)に取付けられている。なお、14、14はコ字
状金具13を支持部へ取付けるための取付け孔である。
スモータ9は、その軸部がラック部11と噛合係合する
リードスクリュー10に形成され、そして、コ字状金具
13は、パルスモータ9の軸部であるリードスクリュー
10が前記フォーカスレンズ保持枠3に設けたラック部
11を弾発的に押圧した状態(図2参照)で支持部(図
示せず)に取付けられている。なお、14、14はコ字
状金具13を支持部へ取付けるための取付け孔である。
【0021】上記のように構成したこの発明によるレン
ズ駆動装置にあっては、まず、パルスモータ9を起動し
てパルスモータ9の軸部であるリードスクリュー10を
回転させると、この回転は、リードスクリュー10に対
して押圧状態で噛合係合しているフォーカスレンズ保持
枠3のラック部11に伝達される。したがって、パルス
モータ9の回転方向および回転量に応じて、フォーカス
レンズ保持枠3は光軸方向に移動する。
ズ駆動装置にあっては、まず、パルスモータ9を起動し
てパルスモータ9の軸部であるリードスクリュー10を
回転させると、この回転は、リードスクリュー10に対
して押圧状態で噛合係合しているフォーカスレンズ保持
枠3のラック部11に伝達される。したがって、パルス
モータ9の回転方向および回転量に応じて、フォーカス
レンズ保持枠3は光軸方向に移動する。
【0022】この場合、ガイド軸1との平行度がずれた
状態でパルスモータ9の軸部であるリードスクリュー1
0が取付けられている場合であっても、フォーカスレン
ズ保持枠3に設けられた薄板状突起部8の外面に設けた
ラック部11がパルスモータ9のリードスクリュー10
と弾性的に噛合係合しているので多少の平行度のずれは
許容することができる。したがって、組立て作業も容易
となる。
状態でパルスモータ9の軸部であるリードスクリュー1
0が取付けられている場合であっても、フォーカスレン
ズ保持枠3に設けられた薄板状突起部8の外面に設けた
ラック部11がパルスモータ9のリードスクリュー10
と弾性的に噛合係合しているので多少の平行度のずれは
許容することができる。したがって、組立て作業も容易
となる。
【0023】上記のものにあっては、フォーカスレンズ
保持枠3を成形する際に外面にラック部11を有する薄
板状突起部8を同一材質で形成したり、あるいは、ラッ
ク部11の摩耗を考慮する際にはフォーカスレンズ保持
枠3をポリカーボネートのような高精度部品用成形材料
とし、薄板状突起部8をポリアセタールのような潤滑性
材料として一体に成形しても良い。
保持枠3を成形する際に外面にラック部11を有する薄
板状突起部8を同一材質で形成したり、あるいは、ラッ
ク部11の摩耗を考慮する際にはフォーカスレンズ保持
枠3をポリカーボネートのような高精度部品用成形材料
とし、薄板状突起部8をポリアセタールのような潤滑性
材料として一体に成形しても良い。
【0024】なお、前記実施例においてはフォーカスレ
ンズ保持枠3のスリーブ部4に設けた突起部4a、4b
のうちの一方の突起部4aに、外面にラック部11を有
する薄板状突起部8を設けたが、薄板状突起部8を設け
る部位は特に限定するものではない。
ンズ保持枠3のスリーブ部4に設けた突起部4a、4b
のうちの一方の突起部4aに、外面にラック部11を有
する薄板状突起部8を設けたが、薄板状突起部8を設け
る部位は特に限定するものではない。
【0025】さらに、ラック部11を薄板状突起部8の
内面に設け、薄板状突起部8を押し開いた状態でリード
スクリュー10と噛合係合させて、リードスクリュー1
0と弾性的に噛合係合するようにしても良い。
内面に設け、薄板状突起部8を押し開いた状態でリード
スクリュー10と噛合係合させて、リードスクリュー1
0と弾性的に噛合係合するようにしても良い。
【0026】また、リードスクリュー10でフォーカス
レンズ保持枠3を移動する場合について説明したが、光
軸方向に移動させるレンズ保持枠であればフォーカスレ
ンズに限定されるものではない。
レンズ保持枠3を移動する場合について説明したが、光
軸方向に移動させるレンズ保持枠であればフォーカスレ
ンズに限定されるものではない。
【0027】さらに、リードスクリュー10をパルスモ
ータ9の軸部に形成してリードスクリュー10と軸部と
が一体のものとして説明したが、これに限定することな
く、リードスクリュー10とパルスモータ9とを別体と
して駆動連結しても良く、パルスモータ9の駆動時にリ
ードスクリュー10が回転すれば良いものである。
ータ9の軸部に形成してリードスクリュー10と軸部と
が一体のものとして説明したが、これに限定することな
く、リードスクリュー10とパルスモータ9とを別体と
して駆動連結しても良く、パルスモータ9の駆動時にリ
ードスクリュー10が回転すれば良いものである。
【0028】
【発明の効果】この発明は上記のように、レンズ保持枠
の対向する部位に光軸方向のガイド孔とU字溝とを設
け、それらに位置するとともに、光軸と平行なガイド軸
を設け、駆動源の駆動時に前記レンズ保持枠がガイド軸
に沿って移動するレンズ駆動装置において、前記レンズ
保持枠に、薄板状突起部を一体に形成するとともに、こ
の薄板状突起部にラック部を形成し、このラック部にリ
ードスクリューを弾発的に噛合係合するとともに、この
リードスクリューを前記駆動源に駆動連結したことによ
り、従来のものと比較して部品点数が少なくできて製造
コストを低くでき、組立て作業時にあっても平行度が多
少ずれたとしても十分に作用することができるので組立
て工数を少なくでき、これにより全体として安価にでき
るという効果を有する。
の対向する部位に光軸方向のガイド孔とU字溝とを設
け、それらに位置するとともに、光軸と平行なガイド軸
を設け、駆動源の駆動時に前記レンズ保持枠がガイド軸
に沿って移動するレンズ駆動装置において、前記レンズ
保持枠に、薄板状突起部を一体に形成するとともに、こ
の薄板状突起部にラック部を形成し、このラック部にリ
ードスクリューを弾発的に噛合係合するとともに、この
リードスクリューを前記駆動源に駆動連結したことによ
り、従来のものと比較して部品点数が少なくできて製造
コストを低くでき、組立て作業時にあっても平行度が多
少ずれたとしても十分に作用することができるので組立
て工数を少なくでき、これにより全体として安価にでき
るという効果を有する。
【0029】そして、前記レンズ保持枠の材質を薄板状
突起部を潤滑性材料とした場合には、駆動源による回転
を伝達するリードスクリューに弾性的に噛合係合してい
る薄板状突起部のラック部の摩耗を防止することができ
て、耐久性を長時間に渡って確保することができるとい
う効果を有する。
突起部を潤滑性材料とした場合には、駆動源による回転
を伝達するリードスクリューに弾性的に噛合係合してい
る薄板状突起部のラック部の摩耗を防止することができ
て、耐久性を長時間に渡って確保することができるとい
う効果を有する。
【図1】この発明によるレンズ駆動装置を示す概略斜視
図である。
図である。
【図2】リードスクリューとレンズ保持枠に設けた薄板
状突起部のラック部とが弾性的に噛合係合している状態
を示す概略図である。
状突起部のラック部とが弾性的に噛合係合している状態
を示す概略図である。
【図3】従来のレンズ駆動装置を示す概略斜視図であ
る。
る。
【図4】従来の他のレンズ駆動装置を示す概略斜視図で
ある。
ある。
1、2、21、22、41、42……ガイド軸 3、23、43……フォーカスレンズ保持枠 4、24、44……スリーブ部 4a、4b……突起部 5a、5b、25、45……ガイド孔 6、26、46……U字溝 8……薄板状突起部 9、29、49……駆動源 10、30、50……リードスクリュー 11、31、51……ラック部 13、33、53……コ字状金具 14……取付け孔 27、47……連結軸 28、48……連結コマ 32、52……押圧部 54……板状突起部 55……U溝部 X……光軸
Claims (2)
- 【請求項1】 レンズ保持枠に光軸方向のガイド孔とU
字溝とを設け、それらに位置するとともに、光軸と平行
なガイド軸を設け、駆動源の駆動時に前記レンズ保持枠
がガイド軸に沿って移動するレンズ駆動装置において、
前記レンズ保持枠に、薄板状突起部を一体に形成すると
ともに、この薄板状突起部にラック部を形成し、該ラッ
ク部にリードスクリューを弾性的に噛合係合するととも
に、該リードスクリューを前記駆動源に駆動連結したこ
とを特徴とするレンズ駆動装置。 - 【請求項2】 前記レンズ保持枠の材質を薄板状突起部
を潤滑性材料とした請求項1記載のレンズ保持枠。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP25281195A JP3186543B2 (ja) | 1995-09-29 | 1995-09-29 | レンズ駆動装置 |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP25281195A JP3186543B2 (ja) | 1995-09-29 | 1995-09-29 | レンズ駆動装置 |
Publications (2)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JPH0996753A true JPH0996753A (ja) | 1997-04-08 |
JP3186543B2 JP3186543B2 (ja) | 2001-07-11 |
Family
ID=17242547
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP25281195A Expired - Fee Related JP3186543B2 (ja) | 1995-09-29 | 1995-09-29 | レンズ駆動装置 |
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JP (1) | JP3186543B2 (ja) |
Cited By (4)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
US6501604B2 (en) | 2001-03-23 | 2002-12-31 | Fuji Photo Optical Co., Ltd. | Lens driving apparatus |
JP2011059566A (ja) * | 2009-09-14 | 2011-03-24 | Tamron Co Ltd | 光学装置および撮像装置 |
JP2016051075A (ja) * | 2014-08-29 | 2016-04-11 | 日本電産コパル株式会社 | レンズ駆動装置及び光学装置 |
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-
1995
- 1995-09-29 JP JP25281195A patent/JP3186543B2/ja not_active Expired - Fee Related
Cited By (5)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
US6501604B2 (en) | 2001-03-23 | 2002-12-31 | Fuji Photo Optical Co., Ltd. | Lens driving apparatus |
JP2011059566A (ja) * | 2009-09-14 | 2011-03-24 | Tamron Co Ltd | 光学装置および撮像装置 |
JP2016051075A (ja) * | 2014-08-29 | 2016-04-11 | 日本電産コパル株式会社 | レンズ駆動装置及び光学装置 |
US11181715B2 (en) | 2016-06-10 | 2021-11-23 | Nikon Corporation | Lens barrel and image capturing device |
US11815654B2 (en) | 2016-06-10 | 2023-11-14 | Nikon Corporation | Lens barrel and image capturing device |
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Publication number | Publication date |
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JP3186543B2 (ja) | 2001-07-11 |
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