JP2672322B2 - レンズ駆動装置 - Google Patents

レンズ駆動装置

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JP2672322B2
JP2672322B2 JP6907888A JP6907888A JP2672322B2 JP 2672322 B2 JP2672322 B2 JP 2672322B2 JP 6907888 A JP6907888 A JP 6907888A JP 6907888 A JP6907888 A JP 6907888A JP 2672322 B2 JP2672322 B2 JP 2672322B2
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Description

【発明の詳細な説明】 [産業上の利用分野] 本発明は、レンズ駆動装置、さらに詳しくは、オート
フォーカスレンズ,ズームレンズ等を駆動するためのレ
ンズ駆動装置に関する。
[従来の技術] 一般に、レンズ駆動装置としてヘリコイド式のレンズ
繰出機構が多く用いられている。例えば、実開昭61−11
138号公報に、駆動モータの駆動力をレンズ光軸と平行
した伝達軸に伝え、同伝達軸の先端に設けたピニオンの
回転により、同ピニオンと噛合したギアが形成されてい
るレンズ鏡胴を回動させる構成のレンズ駆動装置が提案
されているが、この公知の装置においても、レンズ鏡胴
に対するレンズ繰出しはヘリコイド機構により行われる
ものである。
[発明が解決しようとする課題] しかし、ヘリコイド機構によるレンズ繰出しはヘリコ
イド部での摩擦力による損失が大きく、高速のレンズ駆
動が困難であった。また、上記伝達軸を介してレンズ鏡
胴に駆動力を伝える構成では、レンズ鏡胴に偏った力が
かかるので、不要なモーメントが発生してしまい、レン
ズ移動が円滑に行われない。さらにヘリコイド式のレン
ズ繰出機構は装置が大型化してしまう等の欠点があっ
た。
本発明は、このような問題点に鑑み、小さなトルクで
も円滑で高速のレンズ移動が可能であるとともに、コン
パクトな構成のレンズ駆動装置を提供することを目的と
する。
[課題を解決するための手段および作用] 本発明のレンズ駆動装置においては、レンズの移動は
ガイド軸による案内されるようになっており、駆動源の
駆動変位量はガイド軸により回動自在に支持されたギア
等の変位量伝達手段を介してカム等の変位量変換エレメ
ントに伝達され、レンズを移動するための変位量に変換
される。
[実 施 例] 以下、本発明の一実施例としてオートフォーカスのた
めのレンズ駆動装置を説明する。
第1図〜第3図に示すように、このレンズ駆動装置で
は、フォーカスレンズ1を固定したレンズ枠2は、左右
の支持片2a,2bにおいてレンズ光軸0にそれぞれ平行し
て配設された主ガイド軸3,副ガイド軸4によって前後方
向に移動自在に支持されている。主ガイド軸3,副ガイド
軸4の後端は固定枠5に保持され、前端は固定枠に固定
された押え枠6に保持されている(第2図参照)。主ガ
イド軸3はレンズ枠2の支持片2aに設けた貫通孔に緊密
状態で高精度に嵌合しているのに対して、副ガイド軸4
はレンズ枠2の支持片2bに形成されたU字形溝2cに嵌合
してレンズ枠2の移動時の傾きを防止するようにしてい
る。主ガイド軸3の材質としては摩耗に強い硬質ステン
レス等が用いられる。
レンズ枠2の支持片2aと押え枠6との間にはコイルば
ね7が介挿されており、このコイルばね7の弾撥習性に
よりレンズ枠2は常時、後方へ移動する付勢力を与えら
れている。そして、この支持片2aの後面には、主ガイド
軸3にできるだけ近い位置で後方に突出したAFボス8が
一体に形成されている。
上記2つのガイド軸3,4間でレンズ枠2の後方にはAF
カム枠9が配置されている。このAFカム枠9の前面に
は、上記主ガイド軸3に近い位置で、角度θの範囲に亘
ってAFカム面9aが形成されている。このカム面9aは上記
レンズ枠2の支持片2aに形成されたAFボス8に対向して
いるので、上記コイルばね7の弾撥習性によりAFボス8
がカム面9aに押し付けられ、AFカム枠9は後方へ付勢さ
れている。また、上記副ガイド軸4に近い位置で、AFカ
ム枠9の外周には、同じく角度θの範囲に亘ってギア部
9bが形成されている。そして、このAFカム枠9の後端部
分はその外形に略等しい形状の固定枠5の凹部5a(第2,
3図参照)に嵌合しており、AFカム枠9はスラスト方向
およびラジアル方向に位置決めされている。
上記AFカム枠9のギア部9bにはギア10が噛合してい
る。このギア10は副ガイド軸4に嵌合して支持されてい
る。つまり、レンズ枠2を前後方向に案内するための副
ガイド軸4は、AFカム枠9を回転させるためのギア10の
支軸をも兼用している。このため、ギア10の支軸として
別に設ける必要がないので、その分だけ構成が簡単でコ
ンパクトなものになっている。
上記ギア10は、モータ11の出力軸に固定されたピニオ
ン12にギア13を介して噛合しており、モータ11の駆動力
を伝達されるようになっている。
ここで、モータ11を駆動すると、同モータ11の駆動力
はピニオン12を介してギア13に伝達され、さらにギア10
に伝えられるので、同ギア10に噛合したギア部9bを有す
るAFカム枠9は角度θの範囲で回動する。AFカム枠9が
回動すると、同カム枠9のAFカム面9aの、上記AFボス8
に対接している位置が変化するので、レンズ枠2はガイ
ド軸3,4に案内されて光軸方向に移動する。
今、第3図において、AFカム面9aの高さは左側が低
く、右側が高くなっているので、AFカム枠9が矢印aの
方向に回動するときレンズ枠2が前方へ繰り出され、AF
カム枠9が矢印bの方向に回動するときレンズ枠2が後
方へ繰り込まれる。このように、モータ11の駆動力をギ
ア系列により回動量として伝達されたAFカム枠9は、そ
のAFカム面9aとAFボス8によってレンズ枠2の光軸方向
の変位量に変換されることになる。そして、レンズ枠2
は前面ではコイルばね7が当接している支持片2aの主ガ
イド軸3の周囲位置が、後面ではAFボス8の位置が力を
受けているが、このように主ガイド軸3の近傍位置でレ
ンズ枠2が前後に移動する力をかけられていることによ
り、レンズ枠2に不要なモーメントが発生せず、したが
ってレンズ枠2はガタを生ずることなく円滑に移動でき
る。ヘリコイドが用いられていないので、モータ11とし
ては、ステッピングモータのようにトルクの小さいモー
タでも充分に高速でレンズ駆動が行われる。なお、コイ
ルばね7としては、レンズ枠2の繰出し量にかかわら
ず、レンズ枠2に対して一定の付勢力を与えるようなも
のが望ましい。
上述した実施例では、レンズ枠2と押え枠6との間に
介在させた弾撥習性のコイルばね7によりレンズ枠2を
後方へ付勢するようにしているが、このほか、例えば、
レンズ枠2と固定枠5との間に引っ張りばねを張架する
ことによりレンズ枠2を後方へ付勢するようにしてもよ
い。
また、上記コイルばね7を用いる代わりに、第4図に
示すように、押え枠5とレンズ枠2との間に、2つのマ
グネット16,17を互いに反発するN極同士またはS極同
士を対向させた状態で配置する構成としてもよい。
さらに、レンズ枠とAFカム枠の位置を入れ替え、AFカ
ム枠の後面に形成したAFカム面に、レンズ枠の前面に形
成したAFボスを押圧させる構成とすることもできる。
また、オートフォーカスのためのレンズ駆動に限るこ
となく、ズームレンズにおけるレンズ駆動にも適用でき
ること勿論である。
[発明の効果] 以上述べたように、本発明によれば、ヘリコイドによ
らず、駆動源の変位量は伝達手段を介して変換エレメン
トによりレンズに付与されているので、トルクの小さい
駆動源でも円滑で高速のレンズ駆動が可能であり、ま
た、変位量伝達手段の支持機構を特別に設けなくてもガ
イド軸でこれを兼ねることができるため、構成要素が少
なく、簡単でコンパクトな構成となり、製造も容易にな
りコストの低廉化を図ることができる。
【図面の簡単な説明】
第1図は、本発明の一実施例を示すレンズ駆動装置の斜
視図、 第2図は、上記第1図に示した装置の横断平面図、 第3図は、上記第2図中のIII−III線に沿った断面図、 第4図は、レンズ枠を付勢する手段の変形例を示した要
部の断面図である。 1……フォーカスレンズ 3……主ガイド軸 4……副ガイド軸 9……AFカム枠(変位量変換エレメント) 10……ギア(変位量伝達手段) 11……モータ(駆動源)

Claims (1)

    (57)【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】駆動源の駆動変位量をレンズを移動するた
    めの変位量に変換する変位量変換エレメントと、 上記レンズの移動を案内するガイド軸と、 このガイド軸により回動自在に支持され、上記駆動変位
    量を上記変位量変換エレメントに伝達する変位量伝達手
    段と、 を具備してなることを特徴とするレンズ駆動装置。
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