JP2880761B2 - カメラのズーミング装置 - Google Patents

カメラのズーミング装置

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Description

【発明の詳細な説明】 「技術分野」 本発明は、カメラのズーミング装置に関し、特にその
駆動モータの支持構造に関する。
「従来技術およびその問題点」 電動ズームレンズは、駆動モータの回転を動力伝達系
を介してズーミング部材、例えばカム環に伝達し、カム
環に設けたカム溝により、変倍レンズ群を光軸方向に移
動させてズーミングを行なう。動力伝達系としては従
来、ギヤ列が広く用いられており、ギヤ列を有する電動
ズームレンズでは、そのズーミング時に、ギヤ列の噛合
によるズーミング音(騒音)が避けられない。
「発明の目的」 本発明は、このズーミング音を低減させることを目的
とする。
「発明の概要」 本発明者は、ギヤ列を用いた従来のズーミング装置に
おけるズーミング音の発生箇所を検討した結果、駆動モ
ータの回転を伝達する初段のギヤ噛合部分、すなわち駆
動モータの回転軸のピニオンとこれに噛み合うギヤとの
噛合部分において騒音が大きいことを見出し、この初段
の噛合部分の音を低減できる装置を開発したものであ
る。
本発明は、駆動モータの回転を動力伝達系を介してカ
メラのズーミング部材に伝達するカメラのズーミング装
置において、動力伝達系内に、駆動モータの回転軸に設
けた原動ローラと、この原動ローラに摩擦接触する摩擦
ローラを介在させ、この摩擦ローラと同軸一体にギヤを
設けて、このギヤ以下の動力伝達系を、複数の構成ギヤ
の位置関係が固定されているギヤ列となし、駆動モータ
を、その回転軸に対して偏心した偏心軸を中心に回動可
能に、該モータの支持基板に取り付け、この駆動モータ
を、原動ローラが摩擦ローラに接近する方向に、偏心軸
を中心に回動付勢する手段を設けたことを特徴としてい
る。
この構成によると、動力伝達系内に、駆動モータの回
転軸に設けた原動ローラと、この原動ローラに摩擦接触
する摩擦ローラが介在しているために、最も騒音の大き
かった初段のギヤ噛合による騒音が発生しない。そして
この駆動モータは、その原動ローラが摩擦ローラに接近
する方向に回動付勢されるため、両者の間には滑りが発
生しにくく、かつ両ローラに摩耗が生じたとしても、確
実に動力を伝達することができる。この駆動モータに与
える付勢力は、原動ローラの回転が摩擦ローラに円滑に
伝達される範囲で、かつ該モータに有害な負荷が加わら
ないように定める。
なお本発明にいう「駆動モータ」は、減速機を有する
駆動モータを含むものであり、その出力軸(回転軸)に
原動ローラが設けられていればよい。
「発明の実施例」 以下図示実施例について本発明を説明する。第4図、
第5図は、本発明によるカメラのズーミング装置の実施
例を示す全体図である。光軸を中心に回動自在に支持さ
れたカムリング11は、前群用カム溝12、後群用カム溝13
およびストロボ用カム溝14を有している。前群用カム溝
12および後群用カム溝13には、それぞれ前群レンズおよ
び後群レンズ(ともに図示せず)に設けたピンが嵌ま
り、カムリング11の回転に伴い、これらレンズ群が光軸
方向に移動してズーミングがなされる。ストロボ用カム
溝14には、光軸方向ロッド16に案内された移動ブロック
17のピン18が嵌まっている。この移動ブロック17は、軸
19で枢着された連動レバー20を介して、ストロボ発光ブ
ロック21と連動し、このストロボ発光ブロック21を焦点
距離に応じた位置に移動させる。
このカムリング11の外周にはセクタギヤ22が固定され
ており、このセクタギヤ22にギヤボックス30の最終ギヤ
31が噛み合っている。本発明は、このギヤボックス30に
おける駆動モータ32の支持構造を要旨とするもので、第
1〜3図にその詳細を示す。
ギヤボックス30は、接続柱33によって一体にされた一
対の支持基板34を有する。駆動モータ32は、この一対の
支持基板34の一方に段付ビス35によって支持されてい
る。この段付ビス35は、駆動モータ32の回転軸に設けた
原動ローラ32aに対し、偏心した位置(図示例では上
側)にあり、その頭部35aに続けて、段部35bと雄ねじ部
35cを有する。段部35bは、支持基板34に設けた支持孔に
回動自在に嵌合し、雄ねじ部35cは、駆動モータ32に螺
合固定されていて、駆動モータ32は、この段付ビス35を
中心に回動できる。また段部35bの軸方向長さは、支持
基板34の板厚より厚く設定されていて、支持基板34と駆
動モータ32との間に形成される隙間s(第3図)には、
ゴム等の緩衝材(図示せず)が挿入される。このよう
に、駆動モータ32と支持基板34の間に隙間を形成する
と、駆動モータ32の振動騒音が支持基板34によって拡大
されるのを防止することができる。
支持基板34には、板ばね44の基部が固定されていて、
この板ばね44の先端押圧部44aが駆動モータ32に当接し
ている。この板ばね44は、駆動モータ32に段付ビス35を
中心とする第1図A方向の回転モーメントを与える作用
をする。
ギヤボックス30の支持基板34には、この駆動モータ32
の原動ローラ32aに摩擦接触する摩擦ローラ36aが支持さ
れている。従って、摩擦ローラ36aは、板ばね44によっ
て与えられる回転モーメントにより、原動ローラ32aと
常時強く摩擦接触する。
ギヤボックス30の一対の支持基板34にはさらに、この
摩擦ローラ36aと同軸一体の第一ギヤ第一ギヤ36b、第一
ギヤ36bと噛み合う第二ギヤ37a、この第二ギヤ37a、こ
の第二ギヤ37aと同軸一体の第三ギヤ37b、この第三ギヤ
37bと噛み合う第四ギヤ38a、この第四ギヤ38aと同軸一
体の第五ギヤ38b、この第五ギヤ38bに噛み合う第六ギヤ
39a、この第六ギヤ39aと同軸一体の第七ギヤ39b、およ
びこの第七ギヤ39bおよびセクタギヤ22に噛み合う上記
最終ギヤ31がそれぞれ支持されている。第四ギヤ38aの
回転はまた、分岐ギヤ40を介して、フォトインタラプタ
41のスリット円板42に伝達される。フォトインタラプタ
41は、スリット円板42のスリット42aの通過を検出して
セクタギヤ22の回転位置、つまり焦点距離を検出する。
上記構成の本装置は、駆動モータ32を正逆に駆動する
と、原動ローラ32aと摩擦接触する摩擦ローラ36aが回転
する。すると、摩擦ローラ36aと同軸一体の第一ギヤ36
b、第二ギヤ37a、・・・第七ギヤ39b、最終ギヤ31のギ
ヤ列が正逆に回転し、セクタギヤ22と一体のカムリング
11が正逆に回転して、ズーミングがなされる。
以上の本発明によると、駆動モータ32の初段の動力伝
達系に、原動ローラ32aと摩擦ローラ36aの摩擦接触系が
用いられているために、騒音の発生が非常に少ない。そ
して駆動モータ32は、板ばね44によって回転モーメント
が与えられ、この回転モーメントによって、原動ローラ
32aが摩擦ローラ36aに対して接近する傾向が与えられて
いる。このため、原動ローラ32aと摩擦ローラ36aとの間
に滑りが発生するおそれがなく、さらに、長期の使用に
よって両ローラが摩耗したとしても、確実に動力伝達が
なされる。そして両ローラ32aが摩耗したとしても、カ
ムリング11の回転位置(焦点距離)は、フォトインタラ
プタ41によって検出できるから、実用上の問題は何ら生
じない。
板ばね44によって与える回転モーメントは、大き過ぎ
ると、駆動モータ32に過大な負荷を与え、円滑な回転を
妨げるから、駆動モータ32の円滑な回転を妨げない範囲
で適当な大きさを設定する。
「発明の効果」 以上のように本発明によれば、駆動モータ回転により
ズーミング部材を駆動するカメラのズーミング装置にお
いて、駆動モータの回転軸に原動ローラを設け、この原
動ローラを摩擦ローラに摩擦接触させたから、従来のギ
ヤ列では騒音の大きかった初段の動力伝達部分における
騒音の発生を抑制し、ズーミング音を低レベルにするこ
とができる。そして駆動モータは、その原動ローラが摩
擦ローラに接近する方向に回動付勢されているために、
両ローラ間に生ずる滑りを最少にすることができ、かつ
両ローラが摩耗したとしても、確実に動力を伝達するこ
とができる。
【図面の簡単な説明】
第1図は本考案による駆動モータの支持構造を示す要部
の斜視図、 第2図はギヤボックスの拡大正面図、 第3図は同平面図、 第4図、第5図は、カメラのズーミング装置に本発明を
適用した正面図と平面図である。 11……カムリング、12……前群用カム溝、13……後群用
カム溝、14……ストロボ用カム溝、21……ストロボ発光
ブロック、22……セクタギヤ、30……ギヤボックス、21
……最終ギヤ、32……駆動モータ、32a……原動ロー
ラ、34……支持基板、35……段付ビス(偏心軸)、35a
……頭部、35b……段部、35c……雄ねじ部、36a……摩
擦ローラ、36b、37a、37b、38a、38b、39a、39b……ギ
ヤ、40……分岐ギヤ、41……フォトインタラプタ、42…
…スリット円板、42a……スリット、44……板ばね(回
動付勢手段)、44a……先端押圧部。

Claims (1)

    (57)【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】駆動モータの回転を動力伝達系を介してカ
    メラのズーミング部材に伝達するカメラのズーミング装
    置において、 上記動力伝達系内に、上記駆動モータの回転軸に設けた
    原動ローラと、この原動ローラに摩擦接触する摩擦ロー
    ラを介在させ、 この摩擦ローラと同軸一体にギヤを設けて、このギヤ以
    下の上記動力伝達系を、複数の構成ギヤの位置関係が固
    定されているギヤ列となし、 上記駆動モータを、その回転軸に対して偏心した偏心軸
    を中心に回動可能に、該モータの支持基板に取り付け、 この駆動モータを、上記原動ローラが摩擦ローラに接近
    する方向に、上記偏心軸を中心に回動付勢する手段を設
    けたことを特徴とするカメラのズーミング装置。
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