JP4008591B2 - ミシンの布地自動供給装置 - Google Patents

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Description

【0001】
【発明の属する技術分野】
この発明は、布把持手段に布を把持させて布供給位置から布のセット位置まで移動させた後、布のセット位置において布押え手段により布を押えるミシンの布地自動供給装置に関する。
【0002】
【従来の技術】
布把持手段に布を把持させて布供給位置から布のセット位置まで移動させた後、布のセット位置において布押え手段により布を押えるミシンの布地自動供給装置として、例えば、洋服のポケットを縫製する玉縁縫いミシンの布地自動供給装置がある。
玉縁縫いミシンの布地自動供給装置は、図6に示すように、ポケットの入り口を覆うフラップ(雨蓋とも云う)と呼ばれる布をフラップ受け皿(供給位置)P2から洋服の生地のポケット部がセットされたセット位置P3まで搬送して自動供給するものである。この布地自動供給装置は、フラップが載置されるフラップ受け皿P2、フラップを把持するフラップ把持手段P4、このフラップ把持手段P4をフラップ受け皿P2からセット位置P3まで移動させる移動手段(図示略)、並びに、供給されたフラップを洋服生地のポケット部があるセット位置P3で押えるフラップ押え手段P5等から構成される。
【0003】
上記フラップ把持手段P4は、フラップ以上の長さの把持部を有する一対の把持部材P41,P41と、これら一対の把持部材P41,P41のそれぞれを支持する一対の支持アームP42,P42とを備え、一対の支持アームP42,P42を開閉駆動することで一対の把持部材P41,P41を開閉させてフラップを把持する。
また、フラップ押え手段P5は、フラップ以上の長さの押え部材P51を上下方向に移動可能とし、押え部材P51を上昇させている間にフラップ把持手段P4にフラップを供給させ、その後、押え部材P51を下降させてフラップを押えるように構成されている。
【0004】
図7(a)〜(c)と図8(a)〜(b)には、上記の布地自動供給装置の動作パターンの流れ図を示す。図7は側方から眺めた図、図8は上面図である。
これらの図に示すように、従来の布地自動供給装置では、フラップFを供給する際、上昇した押え部材P51の下方を把持部材P41,P41がくぐるという動作がある(図7(a)〜(b)、図8(a)〜(b)参照)。そのため、把持部材P41,P41を支持する支持アームP42,P42は把持部材P41,P41の片側に設けられ、一方、押え部材P51を支持する押え支持アームP52は押え部材P51の逆側の一端部に設けられている。すなわち、このように構成しないと、押え部材P51の下を把持部材P41,P41がくぐる際に、支持アームP42,P42や押え支持アームP52が押え部材P51や把持部材P41,P41と当たってしまいうまく動作しない。
【0005】
【発明が解決しようとする課題】
しかしながら、上記従来の布地自動供給装置では、上述のように把持部材P41,P41や押え部材P51が片持ち支持であったため、次のような問題を生じさせた。すなわち、片持ち支持の場合、根元側では強い把持力や押え力が得られるものの、先端側にいくほど把持力や押え力が弱くなってフラップFを強固に固定できない。
そのため、フラップ把持手段P4側の問題としては、例えば、把持部材P41,P41が押え部材P51の下側をくぐる際に、セット位置P3にフラップFが擦れその摩擦力によりフラップFが引かれて把持部材P41,P41からずれてしまうという不具合を発生させた。
また、フラップ押え手段P5側の問題としては、例えば、縫製中の針の貫通抵抗によりフラップFが引かれて押え部材P51からフラップFがずれてしまうという不具合を発生させた。
【0006】
また、片持ち支持の把持部材P41,P41において、一対の把持部材P41,P41を先端側が狭くなるようにハの字状に配置し、把持した際に先端側の把持力を高めようとする構成もあったが、このような構成では把持する際に構成部品が捻れるため、構成部品の金属疲労を加速させ、また、安定した把持力が得られないといった問題があった。
【0007】
一方、従来の布地自動供給装置の中には、把持部材が片持ち支持でなくやや中央側を支持したものもある。例えば、特許公報第2624344号に開示のミシンの布地自動供給装置である。この布地自動供給装置は、把持部材のやや中央側を支持アームが支持するため、把持部材をフラップの供給位置からセット位置まで移動させる移動経路がやや複雑なものとなっている。
すなわち、図9に示すように、フラップ把持手段Q4を移動させる移動手段(図示略)は、把持部材Q41,Q41の長手方向に平行な一軸を中心とした揺動運動(図中矢印X方向)と、把持部材Q41,Q41の長手方向に平行な並行運動(図中矢印Y方向)との、両方の運動を行うものである。そして、把持部材Q41,Q41が押え部材Q51の正面からずれた状態で、上記揺動運動により把持部材Q41,Q41を押え部材Q51を超える位置まで移動させ、その後、上記並行運動により把持部材Q41,Q41を押え部材Q51の正面位置まで移動させることで、把持部材Q41,Q41に把持されたフラップFを押え部材Q51と押えテーブルQ32との間に搬送する。
【0008】
しかしながら、このように2つの運動を行う移動手段の構成は、1つの運動のみを行うものに較べて構成が複雑になり、製造コストの高騰を招いている。更に、把持部材Q41,Q41が矢印Y方向に並行運動する際に、把持部材Q41,Q41に把持されたフラップFが引っかかって押え部材31と押えテーブルQ32との間にうまく入り難いという問題もあった。
【0009】
この発明は、上記実状に鑑みてなされたもので、布の把持や押えが強固に行え、且つ、単純な構成により、布の供給が簡単に行え、製造コストの安いミシンの布地自動供給装置を提供することを目的としている。
【0010】
【課題を解決するための手段】
上記課題を解決するため、
請求項1記載の発明は、一方向に長い把持部を有した一対の把持部材を開閉させて布を把持する布把持手段と、
該布把持手段を布供給位置から布をセットするセット位置まで移動させる移動手段と、
一方向に長い押え部を有した押え部材により布をセット位置で押える布押え手段とを備え、
前記布把持手段に布を把持させて該布を布供給位置からセット位置まで移動させた後、前記布押え手段により布を押えるミシンの布地自動供給装置において、
前記布把持手段は、前記把持部の長手方向の中央側で前記一対の把持部材をそれぞれ支持する一対の支持アームを有し、該支持アームの開閉により前記把持部材を開閉させる一方、
前記布押え手段は、前記移動手段による把持部材の移動軌跡より前記支持アームの反対側に外れる位置と布のセット位置との間で前記押え部材を往復移動させる押え移動手段を備えた構成とした。
【0011】
この請求項1記載の発明によれば、布把持手段の把持部材が中央部分で支持されているので、把持部の一端から他端まで均等に力が掛かり、布を強固に把持することが出来る。従って、布をセット位置まで搬送する際に布把持手段からずれたりせず、布の供給位置を安定させることが出来る。
また、移動手段により布把持手段が供給位置からセット位置まで布を搬送する際、布押え手段の押え部材は、把持部材の移動軌跡より支持アームの反対側に外れる位置に待機し、搬送後にセット位置に移動して布を押えることが出来るので、支持アームが布把持手段の中央にあっても押え部材に当たることがなく、布の供給動作に支障をきたすことがない。
また、布把持手段を移動させる移動手段や布押え手段の押え移動手段は、複雑な運動(例えば任意の一軸を中心とした回動と軸に沿った並行動との複数方向への運動)を必要としないので、構成の単純化が図れて安価な構成とすることが出来る。
【0012】
請求項2記載の発明は、一方向に長い把持部を有した一対の把持部材を開閉させて布を把持する布把持手段と、
該布把持手段を布供給位置から布をセットするセット位置まで移動させる移動手段と、
一方向に長い押え部を有した押え部材により布をセット位置で押える布押え手段とを備え、
前記布把持手段に布を把持させて該布を布供給位置からセット位置まで移動させた後、前記布押え手段により布を押えるミシンの布地自動供給装置において、
前記布把持手段は、前記一対の把持部材をそれぞれ支持する一対の支持アームを有し、該支持アームの開閉により前記把持部材を開閉させる一方、
前記布押え手段は、
前記押え部材の両端側をそれぞれ支持する一対の押え支持アームと、
該押え支持アームを動かすことで、前記移動手段による把持部材の移動軌跡より前記支持アームの反対側に外れる位置と布のセット位置との間で前記押え部材を往復移動させる押え移動手段と
を備えた構成とした。
【0013】
この請求項2記載の発明によれば、布押え手段の押え部材が両端側で支持されているので、押え部の一端から他端まで均等に力が掛かり、布を強固に押えることが出来る。従って、縫製中の針の貫通抵抗により布が布押え手段からずれたりすることがなく、布の縫製を安定した状態で行うことが出来る。
また、移動手段により布把持手段が供給位置からセット位置まで布を搬送する際、布押え手段の押え部材は、把持部材の移動軌跡より支持アームの反対側に外れる位置に待機し、搬送後にセット位置に移動して布を押えることが出来るので、押え支持アームが布押え部材の両側にあっても把持部材の支持アームに当たることがなく、布の供給動作に支障をきたすことがない。
また、布把持手段を移動させる移動手段や布押え手段の押え移動手段は、複雑な運動(例えば任意の一軸を中心とした回動と軸に沿った並行動との複数方向への運動)を必要としないので、構成の単純化が図れて安価な構成とすることが出来る。
【0014】
請求項3記載の発明は、請求項1記載のミシンの布地自動供給装置において、
前記布押え手段は、前記押え部材の両端側をそれぞれ支持する一対の押え支持アームを備え、
前記押え移動手段が、該押え支持アームを動かすことで前記押え部材を移動させる構成とした。
この請求項3記載の発明によれば、請求項1記載の発明効果と請求項2記載の発明効果を合わせ持つことが出来る。
【0015】
また、請求項4記載の発明のように、請求項1〜3の何れか1項に記載のミシンの布地自動供給装置において、前記移動手段および前記押え移動手段は、任意の一軸に対してほぼ直交する方向のみに前記把持部材又は前記押え部材を移動させる構成でよい。
このような構成とすることで、例えば従来の技術で示した、任意の一軸を中心とした回動と軸に沿った並行動との複数方向への運動が必要な装置と比較して単純な構成となり、それにより、布の供給搬送中に布が引っかかったりせず布の供給搬送が簡単に行え、且つ、製造コストを安価にすることが出来る。
【0016】
ここで、上記の一軸に対してほぼ直交する方向の移動とは、例えば、一軸を中心とした回動又は揺動、一軸に直交する方向への並進動などである。
【0017】
【発明の実施の形態】
以下、この発明の実施の形態について、図1〜図5の図面を参照しながら説明する。
図1は、本発明の実施の形態の布地自動供給装置1を備えた玉縁縫いミシン100の全体像を示す斜視図である。
この玉縁縫いミシン100は、洋服のポケット部に玉縁縫いを行うミシンであり、洋服生地のポケット部にフラップ(雨蓋とも云う)を自動供給する布地自動供給装置1を備えている。
【0018】
図2には、布地自動供給装置1のフラップ把持機構2とフラップ押え機構3の拡大図を示す。
布地自動供給装置1は、供給するフラップFが載置されるフラップ受け皿4、フラップFを把持するフラップ把持機構(布把持手段)2、フラップ把持機構2をフラップ受け皿4から生地のポケット部がセットされている布押え位置(セット位置)8まで回動移動させる移動機構(移動手段)5、および、布押え位置8でフラップFを押えるフラップ押え機構3等から構成される。
【0019】
フラップ把持機構2は、フラップFの横幅より長い把持部を有する一対の把持部材21,21、これら把持部材21,21を長手方向の中央部分で支持する支持アーム22,22、および、これら支持アーム22,22を開閉駆動させる例えばエアーピストンなどの駆動装置23(図1)等から構成される。把持部材21,21は支持アーム22,22により中央部分を支持されており、把持部の一端側から他端側までほぼ均等に把持力が掛かる構成となっている。
移動機構5は、支点51を中心に回動アーム52を回動させてフラップ把持機構2をフラップ受け皿4から布押え位置8まで移動させる。また、移動機構5には、布押え位置8にあるフラップ把持機構2を上方に移動させる並進機構も備わっている。なお、後述のように、この並進機構は省略することも出来る。
【0020】
布押え位置8には、テーブル上のスライド板80の上に、ポケットの縫製に必要な玉布をセットするための玉布固定部材81や、洋服の布地を押える大押え82,83等が設けられている。フラップFは大押え83の上側で押さえられる。スライド板80と大押え82,83およびフラップ押え機構3は、縫製時に伴に矢印A方向にスライド移動して生地と玉布およびフラップ等を送り、ミシン針N,Nにより玉縁縫いが行われる。
【0021】
フラップ押え機構3は、フラップFの横幅より長い押え部を有する押え部材31、押え部材31を両端で支持する一対の押え支持アーム32,32、これら押え支持アーム32,32をシャフト34を中心に往復回動させる例えばモータ等の駆動装置33等から構成される。押え支持アーム32,32をシャフト34を中心に回動可能とする構成および上記駆動装置33により、押え移動手段が構成されている。この押え移動手段は、押え支持アーム32,32を、布押え位置から後方に大きな角度(例えば150度程度)まで回動させることが可能な構成となっており、最も後方まで回動させた場合、押え部材31は把持部材21,21の移動軌跡(図3(a)に2点鎖線で示す)よりも支持アーム22,22の反対側に外れる配置となる。
【0022】
この実施の形態の布地自動供給装置1は、上記のように構成され、次のように動作してフラップFをフラップ受け皿4から布押え位置8まで供給する。
図3は、布地自動供給装置1の動作パターンの流れを示す側面図、図4は、同動作パターンの流れを示す上面図である。図5は、布地自動供給装置によるフラップ供給後の布地の状態を示す縦断面図である。
先ず、フラップFを供給する前に、大押え82,83とミシンテーブルTのスライド板80との間に洋服の生地H1を挿入し、また、玉布固定部材81に玉布H2をセットする(図5参照)。そして、この状態でフラップFの供給を開始する。
フラップ受け皿4から布押え位置8までフラップFを供給するには、先ず、フラップFがフラップ受け皿4にある段階で、フラップ押え機構3の駆動装置33を作用させて押え部材31を後方に回動させておく(図3(a)、図4(a))。
【0023】
次いで、フラップFを把持した把持部材21,21を支点51を中心に回動させて布押え位置8まで移動させる。把持部材21,21が布押え位置8に移動すると、フラップFは大押え83上の所定位置に載置された状態となる。
フラップFが所定位置に載置されたら、フラップ押え機構3の駆動装置33を作用させて、押え部材31を布押え位置8の方向に回動させ、押え部材31の押え部と大押え83の間にフラップFを挟んで固定する。
フラップFが固定されたら、フラップ把持機構2の駆動装置を作用させて、一対の支持アーム22,22および把持部材21,21を開き、フラップFの把持を解く。
【0024】
その後、フラップ把持部材21,21を上昇させフラップ受け皿4の方へ回動させてフラップFの供給動作を完了する。なお、例えば、押え部材31の高さを短小に構成することで、フラップ把持部材21,21を元の位置に戻す動さに、フラップ把持部材21,21の上昇を含めないようにすることも可能である。また、フラップ把持部材21,21を元の位置に戻さずに、布押え位置8にある状態のまま縫製処理を遂行することも出来る。
フラップFが供給されたら、ミシンテーブルTのスライド板80と大押え82,83およびフラップ押え機構3を奥方(押え部材31の長手方向)に送り、ミシン針N,Nにより生地H1、玉布H2およびフラップFがまとめて縫製され、ポケットの玉縁縫いが行われる。
【0025】
以上のように、この実施の形態の布地自動供給装置1によれば、フラップ把持機構2の把持部材21,21が中央部分で支持されているので、従来の片持ち支持に比べてフラップFを強固に把持することが出来る。従って、フラップFがフラップ把持機構2からずれたりせず、フラップFの供給位置を安定させることが出来る。
また、フラップ押え機構3の押え部材31が両端側で支持されているので、フラップFを強固に押えることが出来る。従って、縫製中にフラップFがフラップ押え機構3からずれたりすることがなく、安定した状態で縫製を行うことが出来る。
【0026】
また、フラップ把持機構2を移動させる移動機構は、ほぼ支点51を中心とした回動運動のみを行う構成であり、把持部材21,21の長手方向の運動が必要ないので、フラップFの供給搬送中にフラップFが引っかかったりせずフラップFの供給搬送が簡単に行える。また、構成が単純なものとなるので、製造コストを安価にすることが出来る。
同様に、フラップ押え機構3の押え部材31の運動もシャフト34を中心とした回動運動のみであるので、単純な構成になり製造コストを安価にすることが出来る。
【0027】
なお、本発明は、この実施の形態の布地自動供給装置1に限られるものでなく、例えば、把持部材が支持される箇所は、把持部材の長手方向の完全な中央に限られず、端部でなく中央側であれば、完全な中央から長手方向にずれていても良い。また、押え部材の支持する箇所も、押え部材の完全な両端に限られず、両端から中央側にずれた位置であっても良い。その他、この実施の形態で具体的に示した細部構造等は、発明の主旨を逸脱しない範囲で適宜変更可能である。
【0028】
【発明の効果】
請求項1記載の発明によれば、布把持手段の把持部材が中央部分で支持されているので、布を強固に把持することが出来る。従って、布が布把持手段からずれたりせず、布の供給位置を安定させることが出来る。また、布把持手段を移動させる移動手段や布押え手段の押え移動手段は、複雑な運動を必要としないので、構成の単純化が図れて安価な構成を実現できる。
【0029】
請求項2記載の発明によれば、布押え手段の押え部材が両端側で支持されているので、布を強固に押えることが出来る。従って、縫製中に布が布押え手段からずれたりすることがなく、安定した状態で縫製を行うことが出来る。また、構成の単純化が図れて安価な構成を実現できる。
【0030】
請求項3記載の発明によれば、請求項1記載の発明効果と請求項2記載の発明効果とを合わせ持つことが出来る。
【0031】
請求項4記載の発明によれば、布把持手段を移動させる移動手段や布押え手段の押え移動手段が単純な構成になり、布の供給搬送中に布が引っかかったりせず供給搬送が簡単に行え、且つ、製造コストを安価にすることが出来る。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の実施の形態の布地自動供給装置を備えた玉縁縫いミシンの全体像を示す斜視図である。
【図2】図1の布地自動供給装置のフラップ把持機構とフラップ押え機構とを示す拡大図である。
【図3】同、布地自動供給装置の動作パターンの流れを示す側面図である。
【図4】同、布地自動供給装置の動作パターンの流れを示す上面図である。
【図5】同、布地自動供給装置によるフラップ供給後の布地の状態を示す縦断面図である。
【図6】従来の布地自動供給装置のフラップ把持機構とフラップ押え機構との一例を示す斜視図である。
【図7】図6の布地自動供給装置の動作パターンの流れを示す側面図である。
【図8】同、布地自動供給装置の動作パターンの流れを示す上面図である。
【図9】布把持部材のやや中央側に支持アームがある従来の布地自動供給装置の動作パターンの流れを示す上面図である。
【符号の説明】
1 布地自動供給装置
2 フラップ把持機構
3 フラップ押え機構
4 フラップ受け皿(布供給位置)
5 移動機構(移動手段)
8 布押え位置(セット位置)
21,21 把持部材
22,22 支持アーム
31 押え部材
32,32 押え支持アーム
81 玉布固定部材
82,83 大押え
F フラップ(供給される布)

Claims (4)

  1. 一方向に長い把持部を有した一対の把持部材を開閉させて布を把持する布把持手段と、
    該布把持手段を布供給位置から布をセットするセット位置まで移動させる移動手段と、
    一方向に長い押え部を有した押え部材により布をセット位置で押える布押え手段とを備え、
    前記布把持手段に布を把持させて該布を布供給位置からセット位置まで移動させた後、前記布押え手段により布を押えるミシンの布地自動供給装置において、
    前記布把持手段は、前記把持部の長手方向の中央側で前記一対の把持部材をそれぞれ支持する一対の支持アームを有し、該支持アームの開閉により前記把持部材を開閉させる一方、
    前記布押え手段は、前記移動手段による把持部材の移動軌跡より前記支持アームの反対側に外れる位置と布のセット位置との間で前記押え部材を往復移動させる押え移動手段を備えていることを特徴とするミシンの布地自動供給装置。
  2. 一方向に長い把持部を有した一対の把持部材を開閉させて布を把持する布把持手段と、
    該布把持手段を布供給位置から布をセットするセット位置まで移動させる移動手段と、
    一方向に長い押え部を有した押え部材により布をセット位置で押える布押え手段とを備え、
    前記布把持手段に布を把持させて該布を布供給位置からセット位置まで移動させた後、前記布押え手段により布を押えるミシンの布地自動供給装置において、
    前記布把持手段は、前記一対の把持部材をそれぞれ支持する一対の支持アームを有し、該支持アームの開閉により前記把持部材を開閉させる一方、
    前記布押え手段は、
    前記押え部材の両端側をそれぞれ支持する一対の押え支持アームと、
    該押え支持アームを動かすことで、前記移動手段による把持部材の移動軌跡より前記支持アームの反対側に外れる位置と布のセット位置との間で前記押え部材を往復移動させる押え移動手段と
    を備えていることを特徴とするミシンの布地自動供給装置。
  3. 前記布押え手段は、前記押え部材の両端側をそれぞれ支持する一対の押え支持アームを備え、
    前記押え移動手段が、該押え支持アームを動かすことで前記押え部材を移動させることを特徴とする請求項1記載のミシンの布地自動供給装置。
  4. 前記移動手段および前記押え移動手段は、それぞれ任意の一軸に対してほぼ直交する方向のみに前記把持部材又は押え部材を移動させる構成であることを特徴とする請求項1〜3の何れか1項に記載のミシンの布地自動供給装置。
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