JP2003000977A - 玉縁縫製用ミシンの袋布地供給装置 - Google Patents

玉縁縫製用ミシンの袋布地供給装置

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JP2003000977A
JP2003000977A JP2001193132A JP2001193132A JP2003000977A JP 2003000977 A JP2003000977 A JP 2003000977A JP 2001193132 A JP2001193132 A JP 2001193132A JP 2001193132 A JP2001193132 A JP 2001193132A JP 2003000977 A JP2003000977 A JP 2003000977A
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sewing
cloth
bag
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Yutaka Hirasawa
裕 平澤
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Juki Corp
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 作業性や安全性を容易に向上させることので
きる玉縁縫製用ミシンの袋布地供給装置を提供する。 【解決手段】 袋布地挟持体移動手段37の少なくとも
供給アーム56を袋布地載置板35より下方に配設す
る。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、玉縁縫製用ミシン
の縫製準備位置に袋布地を供給するのに好適な玉縁縫製
用ミシンの袋布地供給装置に関する。
【0002】
【従来の技術】一般に、背広、ジャケット、作業服など
のポケット口には前身頃などの身生地上に玉縁口布を用
いて玉縁あるいは割玉と称される飾り縫いによる玉縁縫
いが施されており、この玉縁縫いにと同時にフラップお
よびポケット袋となる袋布地を縫い付けることのできる
玉縁縫製用ミシンが知られている。
【0003】図15および図16はこのような従来の玉
縁縫製用ミシンの一例を示すもので、従来の玉縁縫製用
ミシン1は、2本の針Nを有する二本針ミシン2と、布
送り装置3と、玉縁口布供給装置4と、フラップ供給装
置6と、袋布地供給装置7とを有している。
【0004】前記布送り装置3は、先端部に背広服前身
頃などの身生地M上に玉縁口布K、フラップF、袋布地
Bを重ね合わせた状態で保持する一対の大押え8A,8
Bを具備しており、これらの大押え8A,8Bは、図示
しない布送りモータの駆動力をもって、ミシンテーブル
10上を、縫製準備位置P1、縫製位置P2およびコー
ナーメス位置P3との間で図15の矢印Yで示す縫製方
向に沿って往復移動可能に配設されている。詳しくは、
大押え8A,8Bは、図15にて想像線で示すように、
矢印Yの上流側且つオペレータが対峙する側である操作
側OSに位置する縫製準備位置P1で各布M、K、F、
Bがセットされ、続いて矢印Y方向へと移動し、二本針
ミシン2の針下に位置する縫製位置P2で各布同士が縫
い合わされ、さらに矢印Y方向へと移動し、図15にて
実線で示すように、矢印Yの下流側である奥側BSに位
置するコーナーメス位置P3で後述するコーナーメス2
4,24によって布に切り込みが入れられる。なお、大
押え8A,8Bは、図示しない押上げシリンダの駆動力
をもってミシンテーブル10に対して上下動可能に配設
されている。
【0005】また、各大押え8A,8Bには、玉縁口布
Kの折り込みに用いられる折込板11A,11Bと、玉
縁口布Kに重ね合わされるフラップFあるいは袋布地B
を大押え8A,8B上に保持する布クランプ12A,1
2Bとがそれぞれ設けられている。これらの折込板11
A,11Bおよび布クランプ12A,12Bは、それぞ
れの長手方向が縫製方向に沿って平行に配設されてい
る。そして、各折込板11A,11Bは、図示しないエ
アシリンダなどの折込板用駆動アクチュエータの駆動力
をもって、縫製方向に対して直交する方向に個別に移動
可能に配設されている。すなわち、各折込板11A,1
1Bは、後述する縫製準備位置P1に降下した玉縁口布
供給装置4のバインダ13に対して接離可能に形成され
ている。さらに、各布クランプ12A,12Bは、図示
しないエアシリンダなどの布クランプ駆動用アクチュエ
ータの駆動力をもって、個別に大押え8A,8B上に接
離可能に配設されている。
【0006】前記玉縁口布供給装置4は、玉縁口布Kを
縫製準備位置P1に供給するためのものであり、図16
に示すように、縫製準備位置P1の右側方に配設された
バインダ13と玉縁口布載置板14とを具備している。
そして、玉縁口布載置板14の上面には、玉縁口布Kが
オペレータによって所定の位置に位置決めされて載置さ
れるようになっている。また、バインダ13は、断面逆
T字形状をなしており、図示しない玉縁口布搬送体移動
手段によってその下面が玉縁口布載置板14の上面と対
向する位置と、縫製準備位置P1のミシンテーブル10
上面と対向する位置とに移動可能に配設されている。さ
らに、バインダ13は、図示しないエアシリンダなどの
バインダ駆動用アクチュエータの駆動力をもって、玉縁
口布載置板14上面と縫製準備位置P1のミシンテーブ
ル10上面とに上下動可能に配設されている。また、バ
インダ13の下面には、進退可能に設けられた図示しな
い支持針が設けられており、バインダ13は、玉縁口布
載置板14の上面に載置された玉縁口布Kを進出させた
支持針で刺し通して保持し、縫製準備位置P1のミシン
テーブル10上で支持針を後退させて玉縁口布Kから抜
いて解放することにより縫製準備位置P1に玉縁口布K
を供給する。
【0007】前記フラップ供給装置6は、フラップF、
詳しくはフラップFと向当布などと称される当布Pとを
重ねた状態で縫製準備位置P1に供給するためのもので
あり、縫製準備位置P1の左側方に配設されたフラップ
載置板16と開閉可能に形成された一対のフラップ挟持
体17とを具備している。そして、フラップ載置板16
の上面には、オペレータによってフラップF、詳しくは
フラップFと当布PとがフラップFを下にして所定の位
置に重ねて載置されるようになっている。また、一対の
フラップ挟持体17は、図示しないフラップ挟持体移動
手段によって移動可能に支持されており、フラップ載置
板16に載置された両布F、Pの縫製準備位置P1側に
位置する端部を挟持して縫製準備位置P1に供給できる
ように構成されている。
【0008】前記袋布地供給装置7は、袋布地Bを縫製
準備位置P1に供給するためのものであり、縫製準備位
置P1の右側方、詳しくは、玉縁口布供給装置4のさら
に右側に配設された袋布地載置板18と、一対の袋布地
挟持体19とを具備している。そして、袋布地載置板1
8は、縫製準備位置P1側に位置する端面の高さが高
く、縫製準備位置P1側の反対側に位置する端面の高さ
が低くなるように、内高に傾斜配置されており、この袋
布地載置板18の上面には、オペレータによって位置決
めされた袋布地Bが所定の位置に載置されるようになっ
ている。また、一対の袋布地挟持体19は、縫製方向に
延びる長尺の平板状に形成され、図16下方に示す一方
は、その長手方向の操作側OSに位置する一端が固定プ
レート20の先端部に支持されており、図16上方に示
す他方は、その長手方向の操作側OSに位置する一端が
固定プレート20に回動自在に支持された可動プレート
21の先端部に支持されいる。そして、可動プレート2
1の基端部を一部のみ図示するエアシリンダなどの開閉
用アクチュエータ22の駆動力をもって進退させること
で、固定プレート20に対して可動プレート21が接離
するように形成されており、これにより一対の袋布地挟
持体19が開閉動作するようになっている。さらに、固
定プレート20および可動プレート21は、図示しない
袋布地挟持体移動手段の回動可能に形成されている供給
アームの先端部に支持されており、袋布地載置板18に
載置された袋布地Bを縫製準備位置P1に供給できるよ
うに構成されている。この袋布地挟持体移動手段の供給
アームは、縫製準備位置P1の上方に袋布地挟持体19
を移動させるための回動支点が設けられている。すなわ
ち、袋布地挟持体移動手段の供給アームは、オペレータ
と対峙するように配設された回動支点を中心として垂直
平面上を揺動するように形成されている。
【0009】また、図15に示すように、二本針ミシン
2の2本の針Nの配設位置より縫製方向の下流側には、
センターメス23が昇降自在に配設されている。さらに
また、コーナーメス位置P3には、縫製方向に所定の間
隔をおいて2つのコーナーメス24が図示しないエアシ
リンダなどのアクチュエータの駆動力をもって昇降自在
に配設されている。なお、図15におけるコーナーメス
24は、上昇した状態を示している。
【0010】このような従来の玉縁縫製用ミシン1によ
りポケット口の縫製を行う場合には、ミシンテーブル1
0上の縫製準備位置P1に身生地Mをセットする。この
状態で、玉縁縫製用ミシン1を起動すると、布送り装置
3の大押え8A,8Bが操作側OS、すなわち縫製方向
の上流側に移動し、縫製準備位置P1に到達すると身生
地M上に降下する。ついで、玉縁口布Kを、縫製準備位
置P1の側方に配設されている玉縁口布載置板14の上
面の所定位置にセットして、図17に示すように、バイ
ンダ13が想像線で示す玉縁口布載置板14の上面に対
向する位置で玉縁口布載置板14に向かって上下動して
玉縁口布Kを受け取り保持し、続いて、縫製準備位置P
1の身生地M上面に対向する位置へと移動して降下する
ことによって、実線で示すように玉縁口布Kを身生地M
上に供給する。その後、大押え8A,8Bのそれぞれか
らバインダ13に向けて折込板11A,11Bが突出す
ることにより、玉縁口布Kが断面逆T字形状に折り曲げ
られる。ついで、フラップF、当布Pおよび袋布地Bの
それぞれを、縫製準備位置P1の側方に配設されている
フラップ載置板16および袋布地載置板18の上面の所
定位置にそれぞれセットすると、フラップ供給装置6と
袋布地供給装置7が起動し、バインダ13を挟んで左方
の大押え8A上にフラップFおよび当布P、右方の大押
え8B上に袋布地Bがそれぞれ供給される。その後、図
17に示すように、フラップFおよび当布Pが布クラン
プ12Aにより大押え8A上に保持され、袋布地Bが布
クランプ12Bにより大押え8B上に保持される。そし
て、フラップF、当布Pおよび袋布地Bが布クランプ1
2A,12Bによりそれぞれの大押え8A,8B上に保
持されると、フラップ挟持体17および袋布地挟持体1
9が開動作して各布F,P,Bが開放され、これによ
り、各布F,P,Bが大押え8A,8Bに受け渡され
る。この状態で大押え8A,8Bが奥側BSに向かって
移動して、各布M、K、F、P、Bが縫製位置P2に搬
送されると、二本針ミシン2が起動してバインダ13を
挟んで両側に玉縁縫いの縫い目が形成されるとともに、
センターメス23の下降によって、縫い目の間が切り開
かれて玉縁孔であるポケット口が形成される。そして、
縫製位置P2において縫い目およびポケット口の形成が
終了すると、さらに奥側BSに向かって移動することで
コーナーメス位置P3へ移動し、コーナーメス24の上
昇によってポケット口の縫製方向に沿った両端部に楔形
状などの所定形状の切込みを形成することにより玉縁縫
製用ミシン1による一連の縫製工程が終了する。なお、
玉縁縫製用ミシン1の各部の動作は、図示しない各部の
動作をつかさどる制御部により制御されている。また、
袋布地Bは、後工程で飾り縫いなどの簡単な方法で当布
Pと縫い合わされてポケット口を除く三辺が閉じられて
いる。
【0011】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら、前述し
た従来の玉縁縫製用ミシン1の袋布地供給装置7には各
種の問題点があった。
【0012】例えば、従来の袋布地供給装置7は、袋布
地挟持体19を移動させる袋布地挟持体移動手段の供給
アームおよび支持部材などが操作側OSに配置されオペ
レータと対峙しており、縫製に供する身生地Mを縫製準
備位置P1にセットする場合、袋布地挟持体移動手段が
オペレータの視界を遮ることになり作業性がよくないと
いう問題点があった。
【0013】また、従来の袋布地供給装置7は、供給ア
ームが縫製方向に対して直交する方向に移動する構成で
あるため、袋布地載置板18をバインダ13の側面に対
向するように配置する必要があり、作業性が悪いという
問題点があった。
【0014】さらに、縫製準備位置P1に移動した一対
の袋布地挟持体19がバインダ13と布クランプ12B
との間に位置し且つ袋布地挟持体19を開閉するための
固定プレート20に対する可動プレート21の回動支点
R1が袋布地挟持体19のほぼ直上に位置しているた
め、図18に示すように、袋布地挟持体19を開動作し
た場合に可動プレート20が布クランプ12Bに当接し
て開放隙間を十分に得ることができず、袋布地Bが一対
の袋布地挟持体19に引っかかり、大押え8Bに受け渡
すことができないという受け渡し不具合が生じるという
問題点があった。特に、厚物生地は袋布地挟持体19に
引っかかり易く、この問題が顕著であった。
【0015】またさらに、従来の袋布地供給装置7は、
図16に示すように、袋布地載置板18が、内高に傾斜
配置されているため、袋布地Bを袋布地載置板18上に
位置決めする際に、オペレータが横からのぞき込まなけ
ればならず作業性がよくないという問題点があった。
【0016】さらにまた、従来の袋布地供給装置7は、
袋布地Bを供給する際の安全対策が不十分であり、縫製
準備位置P1で作業している場合、オペレータが誤って
袋布地供給用足踏みスイッチを操作すると、袋布地Bを
挟持した一対の袋布地挟持体19の移動を阻止すること
ができず、一対の袋布地挟持体19の移動によってオペ
レータが外傷を負う危険性があるという問題点があっ
た。
【0017】そこで、作業性や安全性を容易に向上させ
ることのできる玉縁縫製用ミシンの袋布地供給装置が望
まれている。
【0018】本発明はこれらの点に鑑みてなされたもの
であり、作業性や安全性を容易に向上させることのでき
る玉縁縫製用ミシンの袋布地供給装置を提供することを
目的とする。
【0019】
【課題を解決するための手段】前述した目的を達成する
ため特許請求の範囲の請求項1に係る本発明の玉縁縫製
用ミシンの袋布地供給装置の特徴は、袋布地挟持体移動
手段の少なくとも供給アームが、袋布地載置板より下方
に配設されている点にある。そして、このような構成を
採用したことにより、身生地を縫製準備位置にセットし
たり、また、玉縁口布を玉縁口布載置板上にセットした
り、また、袋布地を袋布地載置板上にセットしたりする
など、縫製に供する布を所定の位置にセットする場合、
袋布地挟持体移動手段がオペレータの視界を遮るのを防
止するため、作業性を容易に向上することができる。
【0020】また、請求項2に係る本発明の玉縁縫製用
ミシンの袋布地供給装置の特徴は、袋布地挟持体移動手
段が、袋布地挟持体を挟持位置から縫製準備位置へと移
動する際に縫製方向の上流側から下流側に向かって移動
するように案内する点にある。そして、このような構成
を採用したことにより、袋布地載置板をオペレータに近
い操作側に設けることができるので、縫製に供する袋布
地を袋布地載置板に位置決めセットする際の作業性を容
易に向上させることができる。
【0021】また、請求項3に係る本発明の玉縁縫製用
ミシンの袋布地供給装置の特徴は、一対の袋布地挟持体
が、袋布地を下方から支持する固定アームと、この固定
アームに対して先端が上方から接離するように開閉可能
とされた可動アームとを有し、袋布地挟持体移動手段の
供給アームが、袋布地を挟持した袋布地挟持体の姿勢を
保持した状態で平行移動可能に形成されている点にあ
る。そして、このような構成を採用したことにより、袋
布地挟持体の可動アームを固定アームに対して上下に接
離して開閉するので可動アームが布クランプに干渉する
ことなく大きく開くことができるため、袋布地を大押え
へと確実に受け渡すことができる。
【0022】また、請求項4に係る本発明の玉縁縫製用
ミシンの袋布地供給装置の特徴は、請求項1ないし請求
項3のいずれか1項において、袋布地挟持体移動手段の
供給アームが、一対の短リンクおよび一対の長リンクを
具備する平行クランクを有している点にある。そして、
このような構成を採用したことにより、袋布地挟持体が
袋布地を挟持した姿勢を保持した状態で挟持位置から縫
製準備位置に確実に平行移動できる供給アームを簡単な
構成で容易に実現できる。
【0023】また、請求項5に係る本発明の玉縁縫製用
ミシンの袋布地供給装置の特徴は、請求項3において、
固定アームが、断面L字状に形成されている点にある。
そして、このような構成を採用したことにより、袋布地
の縫製準備位置側の端部がL字状に折曲されて端縁が上
方を向くので、袋布地を縫製準備位置へと供給した際に
袋布地の端縁が下方へと垂れて袋布地の下方へと折れ曲
がってしまうことがなく、端部の姿勢を保持して正常な
状態で袋布地を供給することができる。
【0024】また、請求項6に係る本発明の玉縁縫製用
ミシンの袋布地供給装置の特徴は、請求項1ないし請求
項5のいずれか1項において、袋布地載置板が、縫製準
備位置側に位置する端面の高さが低く、縫製準備位置側
の反対側に位置する端面の高さが高くなるように傾斜配
置されている点にある。そして、このような構成を採用
したことにより、袋布地載置板が外高に傾斜配置される
ため、袋布地載置板に載置する袋布地がオペレータから
見やすくなるので、袋布地載置板に袋布地を位置決めセ
ットする際の作業性を向上できる。
【0025】また、請求項7に係る本発明の玉縁縫製用
ミシンの袋布地供給装置の特徴は、請求項1ないし請求
項6のいずれか1項において、縫製準備位置に障害物が
有るか否かを検出する障害物検出手段が設けられている
点にある。そして、このような構成を採用したことによ
り、縫製準備位置に障害物が有るか否かを検出すること
ができるため、オペレータが縫製準備位置で作業してい
る場合には、袋布地を縫製準備位置に供給する動作の実
行を容易に阻止できるので、機械操作の安全性を高める
ことが容易にできる。
【0026】
【発明の実施の形態】以下、本発明を図面に示す実施形
態により説明する。なお、前述した従来のものと同一の
構成については図面中に同一の符号を付しその説明は省
略する。
【0027】本発明に係る玉縁縫製用ミシンの袋布地供
給装置を適用する玉縁縫製用ミシンについて図1により
説明する。
【0028】本実施形態の玉縁縫製用ミシン31は、身
生地Mに玉縁口布Kを縫い付ける際に、フラップFおよ
び袋布地Bを同時に縫い付けることのできるものであ
り、図1に示すように、前述した従来と同様の2本の針
Nを有する二本針ミシン2と、布送り装置3と、玉縁口
布供給装置4と、フラップ供給装置6(図16参照)
と、本発明の袋布地供給装置32とを有している。これ
らの二本針ミシン2、布送り装置3、玉縁口布供給装置
4、フラップ供給装置6および袋布地供給装置32は、
従来と同様にミシンテーブル10の上面に配設されてい
る。そして、玉縁縫製用ミシン31は、図1右側が、図
1の矢印Yで示す縫製方向の上流側且つ各種の操作およ
び作業を行うオペレータと対峙する操作側OSとされて
おり、図1左側が操作側OSに対して反対側に位置する
奥側BSとされている。また、袋布地供給装置32の操
作側OSにおけるミシンテーブル10の上面には、障害
物検出手段としての反射型光センサ33が配設されてい
る。また、図1に破線にて示すように、バインダ13の
操作側OSから見て右側の側面の操作側OS先端近傍に
は、バインダ13が縫製準備位置P1に位置した際に、
反射型光センサ33から照射される光を反射するための
反射部材34が配設されている。そして、反射型光セン
サ33は、後述する制御部81(図8)に電気的に接続
されており、袋布地Bを縫製準備位置P1に供給する動
作を実行する際に、縫製準備位置P1に障害物が有るか
否かを検出してその検出信号を制御部81に送出するこ
とができるようになっている。なお、反射型光センサ3
3を用いた動作制御については後述する。
【0029】前記二本針ミシン2、布送り装置3、玉縁
口布供給装置4およびフラップ供給装置6は、前述した
従来と同様のものが用いられており、その詳しい説明は
省略する。また、これらの装置は従来公知の各種のもの
から選択使用することができる。
【0030】前記袋布地供給装置32について図1から
図7により詳しく説明する。
【0031】前記袋布地供給装置32は、袋布地載置板
35に載置される袋布地Bを縫製準備位置P1に供給す
るためのものであり、図1に示すように、縫製準備位置
P1P1の右側方、詳しくは、玉縁口布供給装置4のさ
らに右側に配設されている。この袋布地供給装置32
は、図1から図3に示すように、袋布地載置板35と、
一対の袋布地挟持体36と、袋布地挟持体移動手段37
とを有している。
【0032】前記袋布地載置板35は、オペレータが袋
布地Bを位置決めして載置するためのものであり、図3
に示すように、矢印Yで示す縫製方向に沿う方向に長い
矩形状に形成されている。この袋布地載置板35は、図
2および図3に示すように、ミシンテーブル10の上面
に立設された取付ベース38の載置板取付部38aに、
角度調整可能にして取着されている。
【0033】具体的には、図4に詳示するように、取付
ベース38の操作側OSに位置する前面の右側に設けら
れている載置板取付部38aには、抱き締めブロック3
9が取着されており、この抱き締めブロック39には、
載置板角度調整軸40の奥側BSに位置する断面円形に
形成されている固定部40aが角度調整可能にして取着
されている。そして、載置板角度調整軸40は、その軸
方向が縫製方向に対して平行に延在するように配設され
ている。また、載置板角度調整軸40の中央部分は断面
四角状に形成されており、操作側OSから見て右側の側
面には、載置板支持プレート41の図4下方に位置する
基端部が取着されている。この載置板支持プレート41
の基端部の両端部は、図4上方に向かって延出された後
板厚方向に対して直交するように操作側OSから見て左
側に折曲形成されており、これらの先端部の上面によっ
て袋布地載置板35が下方から支持されている。
【0034】前記載置板支持プレート41の先端部に
は、袋布地載置板35の操作側OSから見て右側に位置
する後端側に形成されている2つの長孔42を上方から
通過する2つの固定ねじ43の先端がそれぞれ螺入され
ており、これにより載置板支持プレート41の先端部に
袋布地載置板35が上方から取着されている。さらに、
本実施形態の袋布地載置板35は、抱き締めブロック3
9に対する載置板角度調整軸40の取付角度を調節する
ことで、図2に示すように、図2左側に示す縫製準備位
置P1側に位置する左端面の高さが低く、図2右側に示
す縫製準備位置P1側の反対側に位置する右端面の高さ
より高くなるように、外高に傾斜配置されている。
【0035】前記袋布地載置板35の下面の操作側OS
から見て左側に位置する先端側(図3下側)には、袋布
地載置板35の上面に袋布地Bを載置する際の位置決め
に用いる位置決め板44が、その先端を縫製準備位置P
1側に突出するようにして取着されている。この位置決
め板44の上面の操作側OSから見て左側に位置する先
端側である縫製準備位置P1側の端面側には、位置決め
用の黒線44aが形成されており、袋布地Bの縫製準備
位置P1側の端縁を黒線44aに合わせることで位置決
めを容易に行うことができるようになっている。なお、
位置決め板44は、縫製に供する袋布地Bのサイズなど
によって複数のものから選択使用するとよい。
【0036】前記一対の袋布地挟持体36は、袋布地載
置板35に載置される袋布地Bを袋布地載置板35の縫
製準備位置P1側の近傍に設けられた挟持位置P4(図
2、図3)で挟持するためのものであり、縫製方向に延
びる長尺状に形成され、図2下方に示す一方が固定アー
ム36Aとされ、図2上方に示す他方が可動アーム36
Bとされている。そして、固定アーム36Aおよび可動
アーム36Bは、それぞれの長手方向が縫製方向に沿っ
て配設されている。
【0037】具体的には、図5および図6に詳示するよ
うに、固定アーム36Aは、ミシンテーブル10の上面
に平行に延在するとともに、その長手方向が縫製方向に
沿って配設されている平板状の基板部36Aaと、この
基板部36Aaの操作側OSから見て左端縁から板厚方
向に対して直交するように上方に向かって立設された垂
直部36Abとにより、全体として断面L字状に形成さ
れている。そして、基板部36Aaの上面には、袋布地
Bを挟持した際に、袋布地Bの抜け止めとして機能する
平板状に形成された緩衝部材45が図示しない両面テー
プあるいは接着剤などの接合部材によって固着されてい
る。この緩衝部材45としては、ゴム、樹脂、スポンジ
ゴム、スポンジ樹脂、フェルト、不織布などを単独もし
くは組み合わせたシートなどから布を傷めないようにし
つつ確実に保持するなどの設計コンセプトに応じて選択
使用することができる。本実施形態の緩衝部材45は、
ゴムシートにより形成され袋布地Bを傷めず且つ確実に
保持するようにされている。また、可動アーム36B
は、縫製方向に延びる長尺の平板状に形成されている。
なお、固定アーム36Aおよび可動アーム36Bの形状
は、袋布地Bを操作側OSから見てL字状に挟持できる
構成、例えば両者共に断面L字状としてもよい。
【0038】前記固定アーム36Aの操作側OSに位置
する基端部の下面には、固定アーム取付ブロック46の
上面が取着されており、この固定アーム取付ブロック4
6の操作側OSに位置する面には、アーム支持プレート
47の中間部分が取着されている。このアーム支持プレ
ート47の操作側OSから見て右側に位置する基端部
は、奥側BSに向かって板厚方向に折曲形成されてお
り、この基端部は、アーム固定ブロック48の操作側O
Sから見て左側に位置する面に取着されている。またア
ーム固定ブロック48は、後述する袋布地挟持体移動手
段37の一部を構成する移動リンク58Bの上面に取着
されている。
【0039】前記アーム支持プレート47の操作側OS
から見て左側に位置する先端部には、支持ピン49の先
端部が操作側OSから螺合されており、支持ピン49に
はベルクランク状に形成された可動アーム駆動プレート
50の中間部分が回転自在に支持されている。そして、
可動アーム駆動プレート50の上方に位置する上腕50
aの先端近傍の奥側BSに位置する面には、ブロック体
51を介して平板状に形成された可動アーム36Bの操
作側OSに位置する基端部が取着されている。また、可
動アーム駆動プレート50の下方に位置する下腕50b
の先端部側の操作側OSに位置する面には、開閉用アク
チュエータとしての開閉用エアシリンダ52の出力軸5
2aの先端に接続された連結駒53が回転自在に取着さ
れている。この開閉用エアシリンダ52は、シリンダ支
持プレート54の先端部にシリンダ支持ピン55によっ
て揺動可能に支持されている。また、開閉用エアシリン
ダ52は、後述する制御部81に電気的に接続されてお
り、制御部81から送出される制御指令に基づいて所定
のタイミングで駆動されるようになっている。なお、開
閉用アクチュエータとしては、油圧シリンダあるいは電
動シリンダを用いてもよい。さらに、シリンダ支持プレ
ート54は、アーム固定ブロック48の操作側OSから
見て右側に位置する面に取着されている。そして、開閉
用エアシリンダ52の出力軸52aを進退させることに
より、可動アーム36Bが支持ピン49を中心として回
動し、これにより、固定アーム36Aの基板部36Aa
上の緩衝部材45に対して可動アーム36Bの固定アー
ム36Aに対向する面が上方から接離するように開閉自
在に形成されている。
【0040】前記袋布地挟持体移動手段37は、一対の
袋布地挟持体36を挟持位置P4から縫製準備位置P1
へと移動させるためのものであり、図5に示すように、
袋布地挟持体36を移動させるための供給アーム56を
具備しており、この供給アーム56は、袋布地載置板3
5より下方に配設されている。
【0041】具体的には、図7に詳示するように、袋布
地挟持体移動手段37は、相互に平行に配設された四角
柱状で長さの長い一対の長リンク57と、これらの長リ
ンク57の長手方向の両端部に配設された長さの短い一
対の短リンク58とを有している。また、短リンク58
は、長リンク57の長手方向の奥側BSに配設された四
角柱状の固定リンク58Aと、長リンク57の長手方向
の操作側OSに配設されたL字状の移動リンク58Bと
により形成されている。さらに、固定リンク58Aは、
長リンク57の上方に配設される上固定リンク58Aa
と、長リンク57の下方に配設される下固定リンク58
Abとにより上下一対とされている。
【0042】前記長リンク57の長手方向の両端部近傍
には、上下方向に貫通する貫通孔57a,57bがそれ
ぞれ形成されており、長リンク57の奥側BSに位置す
る貫通孔57aには、第1支軸59の中間部分が止めね
じ60によって固定されている。また、上固定リンク5
8Aおよび下固定リンク58Aの操作側OSから見て左
右方向に位置する長手方向の両端部には、上下方向に貫
通する一対の貫通孔58cがそれぞれ形成されており、
これらの貫通孔58cには円筒状の軸受61が嵌合され
ている。そして、第1支軸59の長リンク57の上方に
突出される上端部が、上固定リンク58Aaの貫通孔5
8cに嵌合された軸受61によって回転自在に支持され
ており、第1支軸59の長リンク57の下方に突出され
る下端部が、下固定リンク58Abの貫通孔58cに嵌
合された軸受61によって回転自在に支持されている。
また、両第1支軸61には、2つのスラスト軸受62が
それぞれ装着されており、上固定リンク58Aaの下面
と長リンク57の上面との相互間、および、長リンク5
7の下面と下固定リンク58Abの上面との相互間に加
わる荷重を受けることができるようになっている。さら
に、上固定リンク58Aaおよび下固定リンク58Ab
の奥側BSに位置するそれぞれの面は、取付ベース38
の操作側OSから見て左側に位置するアーム取付部38
bに取着されたアーム支持プレート63に取着されてい
る。すなわち、上固定リンク58Aaおよび下固定リン
ク58Abは、それぞれの上面の傾斜角度が、前記袋布
地載置板35の上面とほぼ平行に延在するように取着さ
れている。
【0043】前記長リンク57の操作側OSの上下方向
に貫通する大径の貫通孔57bの両端には、鍔付き円筒
状に形成された鍔付き軸受64がそれぞれ装着されてい
る。そして、貫通孔57bに装着された鍔付き軸受64
の内周面には、鍔付きの第2支軸65がその鍔とは反対
の先端部を下方に向けて回転自在に装着されている。そ
して、両第2支軸65の先端部は、移動リンク58Bに
形成された上下方向に貫通する2つの固定孔58dにそ
れぞれ嵌合されており、両第2支軸65の先端部分を移
動リンク58Bの奥側BSに位置する面に螺入された第
2支軸用止めねじ66の先端部分に当接させることで、
両第2支軸66が移動リンク58Bに固定されている。
また、各固定孔58dの中心間隔は、上固定リンク58
Aおよび下固定リンク58Aのそれぞれに形成されてい
る2つの貫通孔58cの中心間隔と同一とされている。
さらに移動リンク58Bの操作側OSに位置する先端部
側の上面には、図6に示すように、前記アーム固定ブロ
ック48が取着されるようになっている。
【0044】前記一対の短リンク58および一対の長リ
ンク57により、本実施形態の袋布地Bを挟持した袋布
地挟持体36の姿勢を保持した状態で平行移動可能な供
給アーム56が構成されている。
【0045】なお、供給アーム56としては、袋布地B
を挟持した袋布地挟持体36の姿勢を保持した状態で平
行移動可能な構成、例えば平行なガイドレール上を袋布
地挟持体36がスライド移動する構成などであってもよ
いが、構成の簡潔さとコストが安価であるなどの理由に
より平行クランクを用いることが好ましい。この場合、
ガイドレールが供給アームを構成する。
【0046】前記一対の長リンク57のうちの操作側O
Sから見て右側に位置する長リンク57の長手方向の奥
側BSの下面には、球面軸受67の一端が取着されてお
り、この球面軸受67の他端は、供給アーム駆動用アク
チュエータとしての供給アーム駆動用エアシリンダ68
の出力軸68aの先端に接続されている。また、供給ア
ーム駆動用エアシリンダ68は、後述する制御部81に
電気的に接続されており、制御部81から送出される制
御指令に基づいて所定のタイミングで駆動されるように
なっている。なお、供給アーム駆動用アクチュエータと
しては、油圧シリンダあるいは電動シリンダを用いても
よい。そして、供給アーム駆動用エアシリンダ68は、
その出力軸68aを断面コ字状に形成されたシリンダ支
持プレート69の中間部分に挿通させた状態で取付ナッ
ト70によってシリンダ支持プレート69に固定されて
いる。また、シリンダ支持プレート69は、袋布地載置
板35の傾斜角度とほぼ同一角度で配設され、上下をア
ーム支持プレート63に固定されている一対の支持板7
1に袋布地載置板35に直交する軸線を中心に回動可能
に挟まれている。
【0047】これにより、供給アーム56および供給ア
ーム駆動用エアシリンダ68は、袋布地載置板35の下
方に配置される。
【0048】そして、供給アーム駆動用エアシリンダ6
8の出力軸68aを進退させることで、供給アーム56
の操作側OSに位置する移動リンク58Bを袋布地載置
板35の上面に沿って平行移動させて、袋布地挟持体3
6および開閉用エアシリンダ52を挟持位置P4から縫
製準備位置P1へと移動させることができるようになっ
ている。
【0049】つぎに、制御部81の一例について図8に
より説明する。
【0050】図8に示すように、袋布地供給装置32の
制御をつかさどる制御部81は、少なくともCPU82
と、適宜な容量のプログラムROM83a、RAM83
bなどにより形成されたメモリ83とを有している。そ
して、制御部81には、少なくとも反射型光センサ3
3、開閉用エアシリンダ52、供給アーム駆動用エアシ
リンダ68、操作パネル84、供給アーム駆動用エアシ
リンダ68の起動に用いる袋布地供給用足踏みスイッチ
85、図示しないミシン駆動モータ、布送りモータ、折
込板駆動用などの各種のアクチュエータなどが電気的に
接続されている。なお、反射型光センサ33は、図示し
ない光検知制御回路を介して制御部81に接続されてい
る。また、操作パネル86には、電源スイッチ、縫製開
始スイッチなどの各種のスイッチなどが配設されてい
る。
【0051】前記メモリ83のプログラムROM83a
には、少なくとも袋布地Bを縫製準備位置P1に供給す
る動作を実行する際に、縫製準備位置P1に障害物、例
えばオペレータの手などがある場合、袋布地供給装置3
2を停止、詳しくは袋布地供給用足踏みスイッチ85を
ON操作しても供給アーム駆動用エアシリンダ68を停
止状態に保持するプログラムが記憶されるようになって
いる。なお、縫製準備位置P1に障害物が有るか否か
は、反射部材34によって反射された反射光を反射型光
センサ33が受光したか否かの検出信号によって判別さ
れるようになっている。すなわち、反射型光センサ33
から照射される光の光路に障害物が有る場合には光が遮
断され、障害物がない場合には反射光を受光することが
できるので、この受光の有無の検出信号に基づいて障害
物の有無をあらわす検出信号を得、この検出信号が障害
物を「有」と判断した場合には、袋布地供給用足踏みス
イッチ85をON操作しても供給アーム駆動用エアシリ
ンダ68を停止状態に保持することができるようになっ
ている。
【0052】なお、メモリ83には、玉縁縫製用ミシン
31の各部の動作および動作順序を制御するプログラム
や、電源投入時のイニシャライズ動作を行うプログラム
や、縫製動作などに必要な各種のデータおよびプログラ
ムなども記憶されるようになっている。
【0053】さらにまた、本実施形態における玉縁口布
供給装置4の玉縁口布載置板14は、図2に示すよう
に、取付ベース38によって支持されている。
【0054】その他の構成は前述した従来の玉縁縫製用
ミシン1と同様とされているので、その詳しい説明は省
略する。
【0055】つぎに、前述した構成からなる本実施形態
の作用について説明する。
【0056】本実施形態の玉縁縫製用ミシン31による
袋布地Bの供給動作を除く動作は、従来の玉縁縫製用ミ
シン1と同様とされているので、その詳しい説明は省略
し、本発明の要旨にかかわる部分についてのみ説明す
る。
【0057】まず、本実施形態の玉縁縫製用ミシン31
の縫製開始までの動作について図9に示すフローチャー
トにより説明する。
【0058】図9に示すように、本実施形態の玉縁縫製
用ミシン31による縫製開始前までの動作は、ステップ
ST01において、身生地Mを位置決めセットすることに
より開始する。すなわち、オペレータによって、ミシン
テーブル10上の縫製準備位置P1の所定位置に身生地
Mを位置決めセットする。そして、この状態で、玉縁縫
製用ミシン31を起動することにより、布送り装置3の
大押え8A,8Bが操作側OS、すなわち縫製方向の上
流側に移動し、縫製準備位置P1に到達すると身生地M
上に降下する。これにより、身生地Mがミシンテーブル
10に押えられる。
【0059】ついで、ステップST02において、図示し
ない玉縁口布供給スイッチをON操作する。これにより
玉縁口布供給装置4が起動する。
【0060】ついで、ステップST03において、玉縁口
布Kを身生地Mの上に供給する。
【0061】すなわち、従来と同様に、玉縁口布載置板
14の上面の所定位置にセットされた玉縁口布Kは、バ
インダ13が玉縁口布載置板14の上面に対向する位置
で玉縁口布載置板14に向かって上下動して玉縁口布K
を受け取り保持し、続いて、縫製準備位置P1の身生地
M上面に対向する位置へと移動して降下することによっ
て身生地M上に供給される。これにより、縫製準備位置
P1において玉縁口布Kがバインダ13と身生地Mとの
間に挟持されることになる。
【0062】ついで、ステップST04において、玉縁口
布Kの操作側OSから見て左右に位置する両端を内側に
折り込む。この玉縁口布Kの折込は、従来と同様に、大
押え8A,8Bのそれぞれからバインダ13に向けて折
込板11A,11Bを突出させることにより行う。これ
により、玉縁口布Kが断面逆T字形状に折り曲げられ
る。
【0063】ついで、ステップST05において、袋布地
供給用足踏みスイッチ85をON操作する。
【0064】ついで、ステップST06において、反射型
光センサ33が反射光を受光したか否かを判断し、NO
(受光なし)の場合には、縫製準備位置P1にオペレー
タの手などの障害物が有ると判断し、前記ステップST
05に戻り、袋布地供給用足踏みスイッチ85を再度ON
操作するまで待機する。このように、反射型光センサ3
3が反射光を受光しない場合に、ステップST05に戻る
ことで安全性を向上させることができる。つまり、ステ
ップST06において障害物が有ると判断した場合、ステ
ップST05に戻らずに、ステップST06において反射光
の受光があるまで待機させる構成とした場合には、例え
ば反射型光センサ33から照射される光の光路を遮断し
ているオペレータの手が、反射型光センサ33の光路か
ら一旦離れてから光路上に復帰すると、袋布地供給装置
32の供給アーム駆動用エアシリンダ68が駆動するこ
とになるので、安全上あまり好ましくない。
【0065】このように、本実施形態においては、反射
型光センサ33が反射光を受光せずに障害物が有ると判
断した場合、袋布地供給用足踏みスイッチ85を再度O
N操作するまでは、供給アーム駆動用エアシリンダ68
を不動にできるので、袋布地Bを縫製準備位置P1に供
給する動作の実行を容易かつ確実に阻止できる。したが
って、機械操作の安全性を高めることが容易にできる。
【0066】前記ステップST06の判断がYES(受光
あり)の場合には、つぎのステップST07に進行し、袋
布地Bを操作側OSから見て右側に位置する大押え11
Bの上、詳しくは玉縁口布Kの折り重ねられた部位の上
に供給する。すなわち、挟持位置P4において一対の袋
布地挟持体36により袋布地Bを挟持してから、袋布地
挟持体移動手段37を駆動して一対の袋布地挟持体36
を縫製準備位置P1に移動する。これにより、袋布地載
置板35の上面に位置決めセットされた袋布地Bが縫製
準備位置P1に位置する玉縁口布Kの上に供給される。
【0067】ついで、ステップST08において、袋布地
Bを大押え11Bに受け渡して終了する。このステップ
ST08における袋布地Bの大押え11Bへの受け渡し
は、開閉用エアシリンダ52を駆動することで、可動ア
ーム36Bを固定アーム36Aから離間させて開状態と
し、袋布地挟持体36による袋布地Bの挟持状態を開放
するとともに、布クランプ12Bを袋布地Bを介して大
押え11Bに当接させることで、大押え11Bの上に袋
布地Bを押えることにより行う。これにより袋布地Bが
大押え11Bとともに移動可能となる。
【0068】なお、大押え11Bに対する袋布地Bの供
給と並行して大押え11Aに対するフラップFおよび当
布P(図17参照)の供給が行われる。
【0069】また、袋布地Bの大押え11Bへの受け渡
しが終了したら、従来と同様に、布送り装置3の大押え
8A,8Bが奥側BS、すなわち縫製方向の下流側に移
動し、縫製位置P2に到達するとミシンモータが起動し
て縫製を開始する。
【0070】つぎに、本実施形態の袋布地供給装置32
の動作について図2、図3、図10から図14により詳
しく説明する。
【0071】図2および図3に示すように、本実施形態
の袋布地供給装置32の袋布地Bを挟持する直前の待機
状態においては、供給アーム駆動用エアシリンダ68の
出力軸68aが後退端に位置して停止しており、長リン
ク57が第1支軸59を中心として上方から見て反時計
方向へ回動し、移動リンク58Bは、操作側OSからみ
て固定リンク58Aより右側に位置している。また、袋
布地挟持体36の固定アーム36Aおよび可動アーム3
6Bは、ともに挟持位置P4に位置しており、それぞれ
の長手方向が縫製方向に沿って平行に位置している。さ
らに、固定アーム36Aの基板部36Aaは、ミシンテ
ーブル10の上面にほぼ平行となるように水平に延在し
ており、固定アーム36Aの垂直部36Abの上端面
は、袋布地載置板35の上面のほぼ延長線上に位置して
いる。さらにまた、開閉用エアシリンダ52の出力軸5
2aが後退端に位置して停止しており、可動アーム駆動
プレート50が支持ピン49を中心として操作側OSか
ら見て反時計方向へ回動されており、可動アーム36B
は、固定アーム36Aから上方に離間した開状態を保持
している。
【0072】つぎに、オペレータが図2に想像線で示す
ように袋布地載置板35に袋布地Bを位置決めセットす
る。
【0073】ついで、図示しない操作スイッチをON操
作すると、開閉用エアシリンダ52の出力軸52aが前
進し、可動アーム駆動プレート50が支持ピン49を中
心として操作側OSから見て時計方向へ回動し、これに
より、袋布地供給装置32は、図10に示すように、一
対の袋布地挟持体36が袋布地Bを挟持した袋布地挟持
状態となる。
【0074】すなわち、開閉用エアシリンダ52の出力
軸52aの前進により可動アーム駆動プレート50が支
持ピン49を中心として操作側OSから見て時計方向へ
回動し、可動アーム36Bの固定アーム36Aと対峙す
る先端が袋布地Bを介して固定アーム36Aの基板部3
6Aaの上面に当接し、袋布地Bが一対の袋布地挟持体
36によってL字状に挟持される。この時、固定アーム
36Aの基板部36Aaに設けられた緩衝部材45が弾
性変形して可動アーム36Bの先端が固定アーム36A
の基板部36Aaに当接する際の衝撃を吸収するととも
に、異音の発生を防止するように働く。さらに、一対の
袋布地挟持体36が緩衝部材45を介して袋布地Bを挟
持することで、袋布地Bの脱落あるいはズレを確実に防
止できる。さらにまた、開閉用エアシリンダ52の出力
軸52aは前進端に位置した状態を保持する。
【0075】また、オペレータが袋布地載置板35に袋
布地Bをセットする場合、袋布地載置板35は、縫製準
備位置P1側に位置する端面の高さが縫製準備位置P1
側の反対側に位置する端面の高さより低くなるように外
高に傾斜配置されているので、袋布地載置板35に載置
する袋布地Bがオペレータから見やすくなる。その結
果、袋布地載置板35に袋布地Bを位置決めセットする
際の作業性を向上できる。
【0076】つぎに、図10に示す袋布地挟持状態にお
いて、オペレータが袋布地供給用足踏みスイッチ85を
ON操作すると、供給アーム駆動用エアシリンダ68の
出力軸68aが前進し、供給アーム56が第1支軸59
を中心として上方から見て時計方向へ回動し、これによ
り、袋布地供給装置32は、図11および図12に示す
ように、袋布地Bが縫製準備位置P1に供給された袋布
地供給状態となる。
【0077】すなわち、供給アーム駆動用エアシリンダ
68の出力軸68aの前進により、袋布地挟持体移動手
段37の平行クランクをなす供給アームの56の長リン
ク57が第1支軸59を中心として上方から見て時計方
向へ回動し、移動リンク58Bが縫製方向の上流側から
下流側、すなわち操作側OSからみて手前から奥に向か
って移動する。この時、供給アーム56の移動リンク5
8Bは、その長手方向を縫製方向に対して直交する方向
に保持した状態で袋布地載置板35の上面の傾斜角度を
保持して平行移動する。これにより、一対の袋布地挟持
体36を構成する固定アーム36Aおよび可動アーム3
6Bは、それぞれの長手方向を縫製方向に沿った状態
で、かつ、固定アーム36Aの基板部36Aaが水平状
態を保持した状態で平行移動する。よって、袋布地挟持
体36が袋布地Bを挟持した姿勢を保持した状態で挟持
位置P4から縫製準備位置P1に確実に平行移動する。
さらに、一対の短リンク58および一対の長リンク57
からなる平行リンクは、袋布地挟持体36が袋布地Bを
挟持した姿勢を保持した状態で挟持位置P4から縫製準
備位置P1に確実に平行移動できる供給アーム56を簡
単な構成で容易に実現でき、しかも安価なものとするこ
とができる。また、図12に示すように、布地挟持体3
6の操作側OSに位置する固定アーム取付ブロック4
6、アーム支持プレート47、可動アーム駆動プレート
50などの操作側OSから見て左側に位置する先端部
は、バインダ13の操作側OSに位置する端部の操作側
OSに位置する手前を通過する。
【0078】したがって、布地挟持体36が袋布地36
をL字状に挟持した姿勢を保ちながら挟持位置P4から
縫製準備位置P1に平行移動できるので、袋布地挟持体
36、詳しくは袋布地Bの姿勢が変化しない。また、袋
布地挟持体移動手段37は、挟持位置P4から縫製準備
位置P1へ向かう袋布地Bの供給経路を、図12に二点
鎖線矢印にて示すように、矢印Yにて示す縫製方向の上
流側から下流側、すなわち操作側OSから見て手前から
奥に向かって移動する。これにより、袋布地載置板35
をオペレータに近い操作側OSに設けることができるの
で、縫製に供する袋布地Bを袋布地載置板35に位置決
めセットする際の作業性を容易に向上させることができ
る。さらに、袋布地挟持体移動手段37は、平行クラン
クからなる供給アーム56によって、操作側OSから見
て手前から奥に向かう袋布地Bの供給経路を円弧状とな
るように形成されている。この平行クランクは、ガイド
レールなどの直動機構を用いる場合に比べて、袋布地挟
持体移動手段37の構成を簡単かつ安価にできる。
【0079】なお、オペレータが袋布地供給用足踏みス
イッチ85をON操作した時に、縫製準備位置P1にオ
ペレータの手などの障害物により反射型光センサ33が
反射光を受光していない場合には、前述したように、供
給アーム駆動用エアシリンダ68は不動とされており、
これにより、機械操作の安全性を高めることができるよ
うになっている。
【0080】また、図11および図12に示す袋布地供
給状態においては、供給アーム駆動用エアシリンダ68
の出力軸68aが前進端に位置した状態を保持してお
り、袋布地BをL字状に挟持している一対の袋布地挟持
体36の可動アーム36Bがミシンテーブル10上に降
下したバインダ13の右側に位置し、固定アーム36A
の基板部36Aaの下面が大押え8Bの上方に位置して
いる。
【0081】つぎに、図11および図12に示す袋布地
供給状態において、制御部81から送出される制御指令
により、図13に示すように、布クランプ12Bが袋布
地挟持体36の右側で袋布地Bを介して大押え8Bの上
面に当接され、布クランプ12Bによる袋布地保持状態
とされる。この時、図13左方に示す大押え8Aの上面
には、従来と同様に、フラップFおよび当布Pが供給さ
れて布クランプ12Aによって保持される(図17参
照)。
【0082】つぎに、図13に示す袋布地保持状態にお
いて、制御部81から送出される制御指令により、開閉
用エアシリンダ52の出力軸52aが後退し、可動アー
ム駆動プレート50が支持ピン49を中心として操作側
OSから見て反時計方向へ回動し、これにより、袋布地
供給装置32は、図14に示すように、一対の袋布地挟
持体36が縫製準備位置P1で袋布地Bを開放した袋布
地受け渡し状態となる。
【0083】この時、可動アーム36Bの回動支点とな
る支持ピン49の位置が、操作側OSから見て固定アー
ム36Aの左斜め上方に設けられているので、袋布地挟
持体36の開閉支点を袋布地挟持体36の側方に設ける
ことが容易にできる。その結果、袋布地Bを縫製準備位
置P1で受け渡す際に、袋布地挟持体36の可動アーム
36Bを他の部品と干渉することなく上方へ向けて容易
に回動できる。
【0084】また、固定アーム36Aが、断面L字状に
形成されているので、袋布地Bの縫製準備位置P1側の
端部がL字状に折曲されて端縁が上方を向くので、袋布
地Bを縫製準備位置P1へと供給した際に袋布地Bの端
縁が下方へと垂れて袋布地Bの下方へと折れ曲がってし
まうことがなく、端部の姿勢を保持して正常な状態で袋
布地Bを供給することができる。
【0085】また、供給アーム56が、袋布地載置板3
5より下方に配置されているので、身生地Mを縫製準備
位置P1にセットしたり、また、玉縁口布Kを玉縁口布
載置板14上にセットしたり、また、袋布地Bを袋布地
載置板35上にセットしたりするなど、縫製に供する布
を所定の位置にセットする場合、袋布地挟持体移動手段
37がオペレータの視界を遮るのを防止するから、作業
性を容易に向上することができる。特に、本実施形態に
おいては、供給アーム駆動用エアシリンダ68をも袋布
地載置板35の下方に配置されているので、さらに、各
種布セット時における作業性を向上することができる。
また、特に、本実施形態の供給アーム56は、少なくと
も各布をセットする時に、その大半が、袋布地載置板3
5の直下に配置される位置にあるから、セット時におけ
る視認性を容易に得ることができる。
【0086】また、本実施形態の袋布地供給装置32
は、反射型光センサ33が強固なミシンテーブル10上
に固着されるとともに袋布地載置板35のほぼ下方に配
置されているので、位置ずれがなく検出精度を高めるこ
とができるともに身生地Mのセット時に邪魔になること
がなく容易に身生地Mを縫製準備位置P1へとセットす
ることができる。
【0087】なお、本発明は、前記実施形態に限定され
るものではなく、必要に応じて種々変更することができ
る。
【0088】
【発明の効果】以上説明したように本発明に係る玉縁縫
製用ミシンの袋布地供給装置によれば、作業性や安全性
を容易かつ確実に向上させることができるなどの極めて
優れた効果を奏する。
【図面の簡単な説明】
【図1】 本発明に係る玉縁縫製用ミシンの袋布地供給
装置の実施形態を玉縁縫製用ミシンとともに示す要部の
外観斜視図
【図2】 図1の袋布地供給装置の待機状態における要
部の正面図
【図3】 図2の要部の平面図
【図4】 図1の袋布地供給装置の袋布地載置板の取付
状態を示す分解斜視図
【図5】 図1の袋布地供給装置の袋布地挟持体および
袋布地挟持体移動手段の要部の斜視図
【図6】 図1の袋布地供給装置の袋布地挟持体の要部
の分解斜視図
【図7】 図1の袋布地供給装置の袋布地挟持体移動手
段の要部の分解斜視図
【図8】 図1の袋布地供給装置の制御部の要部を示す
ブロック図
【図9】 図1における玉縁縫製用ミシンの縫製開始前
までの要部の動作を示すフローチャート
【図10】 図1の袋布地挟持状態の要部を示す図2と
同様の図
【図11】 図1の袋布地供給状態の要部を示す拡大正
面図
【図12】 図1の袋布地供給状態の要部を示す図3と
同様の図
【図13】 図1の実施形態における布クランプによる
袋布地保持状態を示す図11同様の図
【図14】 図1の袋布地供給装置の袋布地受け渡し状
態を示す図11と同様の図
【図15】 従来の玉縁縫製用ミシンの全体構成の要部
を示す外観斜視図
【図16】 図15の正面図
【図17】 従来の玉縁縫製用ミシンにおける袋布地供
給状態を示す図15と同様の図
【図18】 従来の玉縁縫製用ミシンにおける袋布地挟
持体の開動作に必要な開放隙間を十分に得ることができ
ない状態を説明する図15と同様の図
【符号の説明】
2 二本針ミシン 3 布送り装置 4 玉縁口布供給装置 6 フラップ供給装置 8A、8B 大押え 10 ミシンテーブル 11A、11B 折込板 12A、12B 布クランプ 13 バインダ 31 玉縁縫製用ミシン 32 袋布地供給装置 33 反射型光センサ 34 反射部材 35 袋布地載置板 36 袋布地挟持体 36A 固定アーム 36B 可動アーム 37 袋布地挟持体移動手段 38 取付ベース 46 固定アーム取付ブロック 47 アーム支持プレート 48 アーム固定ブロック 49 支持ピン 50 可動アーム駆動プレート 52 開閉用エアシリンダ 56 供給アーム 57 長リンク 58 短リンク 58A 固定リンク 58B 移動リンク 59 第1支軸 63 アーム支持プレート 65 第2支軸 68 供給アーム駆動用エアシリンダ 81 制御部 82 CPU 83 メモリ 85 袋布地供給用足踏みスイッチ M 身生地 K 玉縁口布 F フラップ P 当布 B 袋布地 P1 縫製準備位置 P2 縫製位置 P3 コーナーメス位置 P4 挟持位置 Y 縫製方向 OS 操作側 BS 奥側
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き Fターム(参考) 3B150 AA11 AA25 BA07 BA08 CC01 CE21 CE22 CE23 CE27 EH01 EH08 EH11 EH17 GD04 GF02 GF03 JA03 JA13 LA35 LA82 LB01 LB02 MA02 NA31 NA34 NA67 NA71 NA80 NB13 NC03 NC18 QA06 QA07

Claims (7)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 縫製準備位置の側方に配設され袋布地を
    載置可能な袋布地載置板と、前記袋布地載置板に載置さ
    れる袋布地を前記袋布地載置板の縫製準備位置側の近傍
    に設けられた挟持位置で挟持するための開閉可能な一対
    の袋布地挟持体と、前記袋布地挟持体を挟持位置から縫
    製準備位置へ移動させるための供給アームを具備する袋
    布地挟持体移動手段とを有し、前記袋布地載置板に載置
    される袋布地を縫製準備位置に供給可能な玉縁縫製用ミ
    シンの袋布地供給装置において、 前記袋布地挟持体移動手段の少なくとも供給アームが、
    前記袋布地載置板より下方に配設されていることを特徴
    とする玉縁縫製用ミシンの袋布地供給装置。
  2. 【請求項2】 縫製準備位置の側方に配設され袋布地を
    載置可能な袋布地載置板と、前記袋布地載置板に載置さ
    れる袋布地を前記袋布地載置板の縫製準備位置側の近傍
    に設けられた挟持位置で挟持するための開閉可能な一対
    の袋布地挟持体と、前記袋布地挟持体を挟持位置から縫
    製準備位置へ移動させるための供給アームを具備する袋
    布地挟持体移動手段とを有し、前記袋布地載置板に載置
    される袋布地を縫製準備位置に供給可能な玉縁縫製用ミ
    シンの袋布地供給装置において、 前記袋布地挟持体移動手段が、前記袋布地挟持体を挟持
    位置から縫製準備位置へと移動する際に縫製方向の上流
    側から下流側に向かって移動するように案内することを
    特徴とする玉縁縫製用ミシンの袋布地供給装置。
  3. 【請求項3】 身生地、玉縁口布、フラップおよび袋布
    地などの各布を縫製準備位置で保持し縫製方向に向かっ
    て移動する一対の大押えと、縫製準備位置にある前記一
    対の大押えの間に下降可能なバインダと、前記大押え上
    面に接離可能な布クランプとを備える玉縁縫製用ミシン
    であって、縫製準備位置の側方に配設され袋布地を載置
    可能な袋布地載置板と、前記袋布地載置板に載置される
    袋布地を前記袋布地載置板の縫製準備位置側の近傍に設
    けられた挟持位置で挟持するための開閉可能な一対の袋
    布地挟持体と、前記袋布地挟持体を挟持位置から縫製準
    備位置へ移動させるための供給アームを具備する袋布地
    挟持体移動手段とを有し、前記袋布地載置板に載置され
    る袋布地を縫製準備位置である大押えの上方且つバイン
    ダと布クランプの間に供給可能な玉縁縫製用ミシンの袋
    布地供給装置において、 前記一対の袋布地挟持体が、袋布地を下方から支持する
    固定アームと、この固定アームに対して先端が上方から
    接離するように開閉可能とされた可動アームとを有し、 前記袋布地挟持体移動手段の供給アームが、袋布地を挟
    持した前記袋布地挟持体の姿勢を保持した状態で平行移
    動可能に形成されていることを特徴とする玉縁縫製用ミ
    シンの袋布地供給装置。
  4. 【請求項4】 前記袋布地挟持体移動手段の供給アーム
    が、一対の短リンクおよび一対の長リンクを具備する平
    行クランクを有していることを特徴とする請求項1ない
    し請求項3のいずれか1項に記載の玉縁縫製用ミシンの
    袋布地供給装置。
  5. 【請求項5】 前記固定アームが、断面L字状に形成さ
    れていることを特徴とする請求項3に記載の玉縁縫製用
    ミシンの袋布地供給装置。
  6. 【請求項6】 前記袋布地載置板が、縫製準備位置側に
    位置する端面の高さが低く、縫製準備位置側の反対側に
    位置する端面の高さが高くなるように傾斜配置されてい
    ることを特徴とする請求項1ないし請求項5のいずれか
    1項に記載の玉縁縫製用ミシンの袋布地供給装置。
  7. 【請求項7】 縫製準備位置に障害物が有るか否かを検
    出する障害物検出手段が設けられていることを特徴とす
    る請求項1ないし請求項6のいずれか1項に記載の玉縁
    縫製用ミシンの袋布地供給装置。
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