JP3415766B2 - 被加工物にフラップを縫い付けるための自動縫い装置 - Google Patents
被加工物にフラップを縫い付けるための自動縫い装置Info
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- JP3415766B2 JP3415766B2 JP09757498A JP9757498A JP3415766B2 JP 3415766 B2 JP3415766 B2 JP 3415766B2 JP 09757498 A JP09757498 A JP 09757498A JP 9757498 A JP9757498 A JP 9757498A JP 3415766 B2 JP3415766 B2 JP 3415766B2
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- sewing
- clamp
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- D—TEXTILES; PAPER
- D05—SEWING; EMBROIDERING; TUFTING
- D05B—SEWING
- D05B39/00—Workpiece carriers
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- D—TEXTILES; PAPER
- D05—SEWING; EMBROIDERING; TUFTING
- D05B—SEWING
- D05B33/00—Devices incorporated in sewing machines for supplying or removing the work
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- Engineering & Computer Science (AREA)
- Textile Engineering (AREA)
- Sewing Machines And Sewing (AREA)
- Details Of Garments (AREA)
Description
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は被加工物にフラップ
を縫い付けるための自動縫い装置に関する。被加工物に
フラップを縫い付けるための自動縫い装置はドイツ連邦
共和国特許第4124164号公報(DE 4124164 C2、
米国特許第5272994号明細書に対応する)から公
知であり、これではポケット挟持プレートとフラップ挟
持プレートとを備えて構成される被加工物ホルダーが備
えられる。ガイド手段が個々の縫い作業の間での被加工
物ホルダーの搬送のために備えられている。ポケットの
近くでのシングルシーム(縫い目)によってフラップが
被加工物、例えばシャツパネルに縫い付けられる。この
ために、ポケットが縫い付けられた後に、フラップシー
ムがポケットに対して正しい位置となるように、フラッ
プはポケットの方に動かされる。この公知の自動縫い装
置は、ラフな、即ち、オープンな素材エッジを持たない
フラップに関して縫うことができるだけである。
を縫い付けるための自動縫い装置に関する。被加工物に
フラップを縫い付けるための自動縫い装置はドイツ連邦
共和国特許第4124164号公報(DE 4124164 C2、
米国特許第5272994号明細書に対応する)から公
知であり、これではポケット挟持プレートとフラップ挟
持プレートとを備えて構成される被加工物ホルダーが備
えられる。ガイド手段が個々の縫い作業の間での被加工
物ホルダーの搬送のために備えられている。ポケットの
近くでのシングルシーム(縫い目)によってフラップが
被加工物、例えばシャツパネルに縫い付けられる。この
ために、ポケットが縫い付けられた後に、フラップシー
ムがポケットに対して正しい位置となるように、フラッ
プはポケットの方に動かされる。この公知の自動縫い装
置は、ラフな、即ち、オープンな素材エッジを持たない
フラップに関して縫うことができるだけである。
【0002】
【従来の技術及び発明が解決しようとする課題】PFA
FF社のインフォメーションパンフレット「PFAFF Spec
ial Service 310-01 No.296-12-15815」は、シャツの前
部にフラップを施すことを教示する。この場合、フラッ
プは第1フラップシームによってシャツパネルに縫い付
けられる。そして当該フラップは第1フラップシームを
おおって折り畳まれ、その後に第2フラップシームが二
重フラップを通して縫われる。同様にこの場合、フラッ
プのエッジはフラップの下で開いた状態である。このエ
ッジがラフで、即ち、仕上げられていないならば、フラ
ップは洗濯の際に擦り切れがちになる。更にフラップに
関する縫い付けのこのやり方は、いびつになることなく
正しい位置でのフラップの縫い付けに時間的にかかるの
で、縫製者の手先の熟練を幾らか必要とし、コスト的に
高い。
FF社のインフォメーションパンフレット「PFAFF Spec
ial Service 310-01 No.296-12-15815」は、シャツの前
部にフラップを施すことを教示する。この場合、フラッ
プは第1フラップシームによってシャツパネルに縫い付
けられる。そして当該フラップは第1フラップシームを
おおって折り畳まれ、その後に第2フラップシームが二
重フラップを通して縫われる。同様にこの場合、フラッ
プのエッジはフラップの下で開いた状態である。このエ
ッジがラフで、即ち、仕上げられていないならば、フラ
ップは洗濯の際に擦り切れがちになる。更にフラップに
関する縫い付けのこのやり方は、いびつになることなく
正しい位置でのフラップの縫い付けに時間的にかかるの
で、縫製者の手先の熟練を幾らか必要とし、コスト的に
高い。
【0003】シャツの前部にフラップを縫い付けるため
の装置は、米国特許第5584258号明細書から公知
であり、これによってフラップは基本的に最初に記載し
た刊行物におけると同じようにして縫い付け可能であ
る。
の装置は、米国特許第5584258号明細書から公知
であり、これによってフラップは基本的に最初に記載し
た刊行物におけると同じようにして縫い付け可能であ
る。
【0004】本発明の目的は、手先の熟練の成果なしに
正しい位置を得ることが望まれる場合に、フラップが第
1フラップシームによって縫い付けられ、このシームを
おおって折り畳まれた後に第2フラップシームによって
固定されるようになった、被加工物にフラップを縫い付
けるための自動縫い装置を具現化することにある。
正しい位置を得ることが望まれる場合に、フラップが第
1フラップシームによって縫い付けられ、このシームを
おおって折り畳まれた後に第2フラップシームによって
固定されるようになった、被加工物にフラップを縫い付
けるための自動縫い装置を具現化することにある。
【0005】
【課題を解決するための手段】本発明によれば、この目
的は請求項1の特徴部分の記載構成によって達成され
る。本発明の要旨は、第1フラップシームを縫った後に
移しクランプを用いてフラップをこの第1フラップシー
ムをおおって折り、そして第2フラップシームを用いて
被加工物に固定することにある。フラップの取り扱いは
もっぱら機械による。請求項2によれば、フラップのエ
ッジが2つのフラップシームの間にあるように第2フラ
ップシームが位置きめされる。被加工物上にフラップを
据えるこのやり方は、フラップのシーム間に位置したエ
ッジが別の状況では擦り切れがちになるラフなエッジで
ある場合に特に有利である。
的は請求項1の特徴部分の記載構成によって達成され
る。本発明の要旨は、第1フラップシームを縫った後に
移しクランプを用いてフラップをこの第1フラップシー
ムをおおって折り、そして第2フラップシームを用いて
被加工物に固定することにある。フラップの取り扱いは
もっぱら機械による。請求項2によれば、フラップのエ
ッジが2つのフラップシームの間にあるように第2フラ
ップシームが位置きめされる。被加工物上にフラップを
据えるこのやり方は、フラップのシーム間に位置したエ
ッジが別の状況では擦り切れがちになるラフなエッジで
ある場合に特に有利である。
【0006】従属の請求項3〜10は多数の更に有利で
部分的に発明性に富む実施態様を示す。本発明の詳細は
図面に関連した例示的な実施形態の以下の記載から明ら
かとなろう。
部分的に発明性に富む実施態様を示す。本発明の詳細は
図面に関連した例示的な実施形態の以下の記載から明ら
かとなろう。
【0007】
【発明の実施の形態】図1及び図2に示された自動縫い
装置は、ミシン2を据え付け配置するスタンド1を有す
る。ミシンは従来通りにベースプレート(面板)3、ス
タンダード(基準部、垂直支柱)4及び上アーム5を備
えて構成されている。電気縫製駆動モータ7によって駆
動されるアームシャフト6は従来通りにミシン2のアー
ム5において動かされる。針9を備えた針棒8の駆動、
更にはベースプレート3に位置したルーパ10の駆動は
従来通りにアームシャフト6から得られる。糸レバー1
1と糸締め具12を介して針9は糸13を供給され、当
該糸は針9がステッチ孔14を通ってベースプレート内
に突っ込む際に従来通りにルーパ10によって掴まえら
れ、二糸本縫いシーム(two-thread lock-stitch seam)
を形成するために不図示の裏糸と連結する。
装置は、ミシン2を据え付け配置するスタンド1を有す
る。ミシンは従来通りにベースプレート(面板)3、ス
タンダード(基準部、垂直支柱)4及び上アーム5を備
えて構成されている。電気縫製駆動モータ7によって駆
動されるアームシャフト6は従来通りにミシン2のアー
ム5において動かされる。針9を備えた針棒8の駆動、
更にはベースプレート3に位置したルーパ10の駆動は
従来通りにアームシャフト6から得られる。糸レバー1
1と糸締め具12を介して針9は糸13を供給され、当
該糸は針9がステッチ孔14を通ってベースプレート内
に突っ込む際に従来通りにルーパ10によって掴まえら
れ、二糸本縫いシーム(two-thread lock-stitch seam)
を形成するために不図示の裏糸と連結する。
【0008】その上側が縫い面17を画定する支承プレ
ート16が、スタンド1上でその上側15の上方に配置
されている。この支承プレート16は少なくとも部分的
に、スタンド1上で支持部19によって保持された支持
プレート18上に支持される。当該支承プレート16は
またミシン2のベースプレート3に係止し、z方向(鉛
直方向)として定められた針9を備えた針棒8の走行路
の範囲内で、針9がルーパ10の方へ通過することを許
容するステッチ孔14を備えて構成される。
ート16が、スタンド1上でその上側15の上方に配置
されている。この支承プレート16は少なくとも部分的
に、スタンド1上で支持部19によって保持された支持
プレート18上に支持される。当該支承プレート16は
またミシン2のベースプレート3に係止し、z方向(鉛
直方向)として定められた針9を備えた針棒8の走行路
の範囲内で、針9がルーパ10の方へ通過することを許
容するステッチ孔14を備えて構成される。
【0009】互いに縫い合わされるべき被加工物21,
22,23のためのガイド手段20が支承プレート16
の上方に備えられる。オペレータ側24から見て、ミシ
ン2の後方に配置される。当該手段は垂直支持壁27を
介してスタンド1上でオペレータ側24と反対の当該ス
タンドの後方部分26において且つオペレータ側から見
て支承プレート16の後方で支持された上ベースプレー
ト25を有する。このベースプレート25の底側に、x
方向において互いに平行に延びる二本のガイドロッド2
8が配置されている。xキャリッジ29がこれらロッド
上に変位可能に支持されている。このxキャリッジ29
は、当該xキャリッジ29と固定装置33によってその
タイミングベルトが連結するタイミングベルト駆動装置
31を介してギヤモータ等の電動機30によって駆動さ
れる。
22,23のためのガイド手段20が支承プレート16
の上方に備えられる。オペレータ側24から見て、ミシ
ン2の後方に配置される。当該手段は垂直支持壁27を
介してスタンド1上でオペレータ側24と反対の当該ス
タンドの後方部分26において且つオペレータ側から見
て支承プレート16の後方で支持された上ベースプレー
ト25を有する。このベースプレート25の底側に、x
方向において互いに平行に延びる二本のガイドロッド2
8が配置されている。xキャリッジ29がこれらロッド
上に変位可能に支持されている。このxキャリッジ29
は、当該xキャリッジ29と固定装置33によってその
タイミングベルトが連結するタイミングベルト駆動装置
31を介してギヤモータ等の電動機30によって駆動さ
れる。
【0010】y方向、即ち、x方向に対して直角で互い
に平行に延在する別のガイドロッド34の対がxキャリ
ッジ29の底側に配置され、別のキャリッジ、即ち、y
方向での変位のためにこれらロッド対上で案内されるy
キャリッジ35を有する。両方のキャリッジ29,35
はそれぞれのガイドロッド28と34上で浮かんで案内
される。yキャリッジ35の駆動はタイミングベルト駆
動装置37を介してxキャリッジ29の後方部分26に
配置された(場合によっては同じくギヤモータである)
電動機36によってもたらされる。このタイミングベル
ト駆動装置37のタイミングベルト38は固定装置39
によってyキャリッジ35の底側に固定される。x方向
とy方向とは互いに直角をなし、z方向に対して直角を
なす。x方向、y方向、z方向は標準のデカルト座標系
を形成する。x方向とy方向とは縫い面17に平行に延
在する。x方向はミシン2のメイン縦方向に平行で、即
ち、アームシャフト6に平行である。
に平行に延在する別のガイドロッド34の対がxキャリ
ッジ29の底側に配置され、別のキャリッジ、即ち、y
方向での変位のためにこれらロッド対上で案内されるy
キャリッジ35を有する。両方のキャリッジ29,35
はそれぞれのガイドロッド28と34上で浮かんで案内
される。yキャリッジ35の駆動はタイミングベルト駆
動装置37を介してxキャリッジ29の後方部分26に
配置された(場合によっては同じくギヤモータである)
電動機36によってもたらされる。このタイミングベル
ト駆動装置37のタイミングベルト38は固定装置39
によってyキャリッジ35の底側に固定される。x方向
とy方向とは互いに直角をなし、z方向に対して直角を
なす。x方向、y方向、z方向は標準のデカルト座標系
を形成する。x方向とy方向とは縫い面17に平行に延
在する。x方向はミシン2のメイン縦方向に平行で、即
ち、アームシャフト6に平行である。
【0011】yキャリッジ35の底側に、被加工物ホル
ダ40がy方向に平行に延びる傾斜軸41回りに傾き可
能に支持される。このために、被加工物ホルダ40は移
しレバー42の端部に固定される一方、移しレバーの他
端は傾斜軸41上に支持される。移しレバー42は二度
直角に曲げられ、即ち、一方で被加工物ホルダ40から
y方向で後方部分26の方へ、他方で支承プレート16
から上方へz方向でyキャリッジ35の底側の方へ曲げ
られる。傾斜軸41と被加工物ホルダ40の間に、持ち
上げ押さえ駆動装置43が備えられ、一方で移しレバー
42と他方でyキャリッジ35と係合する。これは空気
作用で作動するピストンシリンダ駆動装置として通常通
りに設計されたリニア駆動装置である。上方から見て、
随伴する全てのコンポーネントを備える全体的なガイド
手段20は、支承プレート16の上方に配置され、即
ち、ミシン2に非常に接近して配置される。
ダ40がy方向に平行に延びる傾斜軸41回りに傾き可
能に支持される。このために、被加工物ホルダ40は移
しレバー42の端部に固定される一方、移しレバーの他
端は傾斜軸41上に支持される。移しレバー42は二度
直角に曲げられ、即ち、一方で被加工物ホルダ40から
y方向で後方部分26の方へ、他方で支承プレート16
から上方へz方向でyキャリッジ35の底側の方へ曲げ
られる。傾斜軸41と被加工物ホルダ40の間に、持ち
上げ押さえ駆動装置43が備えられ、一方で移しレバー
42と他方でyキャリッジ35と係合する。これは空気
作用で作動するピストンシリンダ駆動装置として通常通
りに設計されたリニア駆動装置である。上方から見て、
随伴する全てのコンポーネントを備える全体的なガイド
手段20は、支承プレート16の上方に配置され、即
ち、ミシン2に非常に接近して配置される。
【0012】ミシン2とガイド手段20とは、準備ステ
ーション44より前に置かれる。この準備ステーション
では第1被加工物21、例えばシャツ前部と切り取りポ
ケットである第2被加工物22とが縫製に必要な互いに
所定の位置におかれる。ポケットの半完成品は準備ステ
ーション44において折り畳み装置45によって折り畳
まれる。当該折り畳み装置45は、支承プレート16の
上方に配置され当該プレートを越えてスタンド1の後方
部分26に出っ張るカバー状のキャリア46を有する。
その後方端でキャリア46は、下方に延びるレバーアー
ム47を有する。このレバーアーム47への移行部の近
くで、キャリア46は、x方向に平行に延びスタンドの
範囲内で固定して支承アーム49にて支持された傾斜軸
48周りに傾斜可能に支持される。ポケットの半完成品
が下方の第1被加工品21をおおって曲げられこれに正
確におかれるようになる、第2被加工物22(切り取り
ポケット)を折り畳むのに必要な部分的にのみ示された
折り畳みツールは、支承プレート16を越えて自由に出
っ張るキャリア46内に収容される。そのような折り畳
み装置は一般的に公知であり、実際に市販されてもいる
ので、ここでは詳細に記載しない。例として、ドイツ連
邦共和国特許出願第3709264号公報(DE 3709264
A1、米国特許第4813362号に対応する)やドイ
ツ連邦共和国特許出願第3709251号公報(DE 370
9251 A1、米国特許第4785749号に対応する)を
挙げる。
ーション44より前に置かれる。この準備ステーション
では第1被加工物21、例えばシャツ前部と切り取りポ
ケットである第2被加工物22とが縫製に必要な互いに
所定の位置におかれる。ポケットの半完成品は準備ステ
ーション44において折り畳み装置45によって折り畳
まれる。当該折り畳み装置45は、支承プレート16の
上方に配置され当該プレートを越えてスタンド1の後方
部分26に出っ張るカバー状のキャリア46を有する。
その後方端でキャリア46は、下方に延びるレバーアー
ム47を有する。このレバーアーム47への移行部の近
くで、キャリア46は、x方向に平行に延びスタンドの
範囲内で固定して支承アーム49にて支持された傾斜軸
48周りに傾斜可能に支持される。ポケットの半完成品
が下方の第1被加工品21をおおって曲げられこれに正
確におかれるようになる、第2被加工物22(切り取り
ポケット)を折り畳むのに必要な部分的にのみ示された
折り畳みツールは、支承プレート16を越えて自由に出
っ張るキャリア46内に収容される。そのような折り畳
み装置は一般的に公知であり、実際に市販されてもいる
ので、ここでは詳細に記載しない。例として、ドイツ連
邦共和国特許出願第3709264号公報(DE 3709264
A1、米国特許第4813362号に対応する)やドイ
ツ連邦共和国特許出願第3709251号公報(DE 370
9251 A1、米国特許第4785749号に対応する)を
挙げる。
【0013】被加工物ホルダ40は、例えばほぼU形状
のスリット51を備えた移しプレート50を有して構成
される(図3)。その延長部は生ずべきシーム52の進
路に対応するものであり、そのプレートによって第2被
加工物22(ポケットの半完成品)は第1被加工物21
(シャツ前部)に固定されるようになる。移しプレート
50は中央軸線50aに対し鏡面対称に構成されるもの
なので、基本的に一方の側の記載で十分である。
のスリット51を備えた移しプレート50を有して構成
される(図3)。その延長部は生ずべきシーム52の進
路に対応するものであり、そのプレートによって第2被
加工物22(ポケットの半完成品)は第1被加工物21
(シャツ前部)に固定されるようになる。移しプレート
50は中央軸線50aに対し鏡面対称に構成されるもの
なので、基本的に一方の側の記載で十分である。
【0014】U形状のポケットフラップクランプ53が
移しプレート50に装着され、当該移しプレートの側方
部分に配設されたベアリング54周りにピボット回転可
能である。その側面に作用する挟持駆動装置によって、
上記クランプ53は移しプレート50のフラップ支持表
面56に押圧される。これら駆動装置55は、空気作用
により一方的に作動され空気作用作動に基づいてフラッ
プクランプ53の挟持バー57を支持表面56上に押圧
するピストンシリンダ駆動装置である(図4)。復帰ス
プリング59が、移しレバー42に装着された側方支持
部58に取り付けられる。側方支持部の各々に駆動装置
55が固定されている。当該駆動装置55が解放(放
圧)されると、上記スプリング59はフラップクランプ
53を上方に動かし、その挟持バー57が支持表面56
から離れて持ち上げられる。挟持バー57に平行で且つ
当該バーの近くで、スリットタイプの第1凹部60が上
記スリット51に向かう方向で移しプレート50に形成
されている。これに対し平行に、スリット形状をした別
の第2凹部61が同じく上記スリット51に向かう方向
で移しプレート50に形成されている。
移しプレート50に装着され、当該移しプレートの側方
部分に配設されたベアリング54周りにピボット回転可
能である。その側面に作用する挟持駆動装置によって、
上記クランプ53は移しプレート50のフラップ支持表
面56に押圧される。これら駆動装置55は、空気作用
により一方的に作動され空気作用作動に基づいてフラッ
プクランプ53の挟持バー57を支持表面56上に押圧
するピストンシリンダ駆動装置である(図4)。復帰ス
プリング59が、移しレバー42に装着された側方支持
部58に取り付けられる。側方支持部の各々に駆動装置
55が固定されている。当該駆動装置55が解放(放
圧)されると、上記スプリング59はフラップクランプ
53を上方に動かし、その挟持バー57が支持表面56
から離れて持ち上げられる。挟持バー57に平行で且つ
当該バーの近くで、スリットタイプの第1凹部60が上
記スリット51に向かう方向で移しプレート50に形成
されている。これに対し平行に、スリット形状をした別
の第2凹部61が同じく上記スリット51に向かう方向
で移しプレート50に形成されている。
【0015】移しプレート50は、移しプレート50を
挟持することで留められうるボルト62で移しレバー4
2と連結して、当該移しプレート50を移しレバー42
に位置合わせ調節させる。移しレバー42の両側で、ポ
ケットフラップホルダー64の支持アーム63は折れブ
ラケット65で固定される。支持部58と支持アーム6
3とは一体化したコンポーネントを構成する。回転変位
部材66は、回転変位駆動装置68が作用する平行連結
ロッド67で各支持アーム63に連接される。上記装置
は、空気作用により作動するピストンシリンダ駆動装置
である。そのシリンダ69はジョイント70で支持アー
ム63に連接される。そのピストンロッド71はレバー
72を介して平行連結ロッド67に連結される。シリン
ダ69に対するピストンロッド71の引き込み・引き出
しの動きで回転変位部材66は図6に概略的に示された
円弧切片73に回転する。図4は引き出されたピストン
ロッド71での回転変位部材66の位置を示し、図5は
シリンダ69内に引き込まれたピストンロッド71での
ものを示す。
挟持することで留められうるボルト62で移しレバー4
2と連結して、当該移しプレート50を移しレバー42
に位置合わせ調節させる。移しレバー42の両側で、ポ
ケットフラップホルダー64の支持アーム63は折れブ
ラケット65で固定される。支持部58と支持アーム6
3とは一体化したコンポーネントを構成する。回転変位
部材66は、回転変位駆動装置68が作用する平行連結
ロッド67で各支持アーム63に連接される。上記装置
は、空気作用により作動するピストンシリンダ駆動装置
である。そのシリンダ69はジョイント70で支持アー
ム63に連接される。そのピストンロッド71はレバー
72を介して平行連結ロッド67に連結される。シリン
ダ69に対するピストンロッド71の引き込み・引き出
しの動きで回転変位部材66は図6に概略的に示された
円弧切片73に回転する。図4は引き出されたピストン
ロッド71での回転変位部材66の位置を示し、図5は
シリンダ69内に引き込まれたピストンロッド71での
ものを示す。
【0016】図6において、引き込まれたピストンロッ
ド71での回転変位部材66の位置は実線で示され、ピ
ストンロッド71がその引き出し位置で回転変位部材6
6の位置は鎖線で示される。バー形状の移しクランプ7
4は2つの回転変位部材66の間に配設され、円弧切片
73に対応する円弧切片73aに沿った平行連結ロッド
67によって行われる既述の回転運動で、この移しクラ
ンプ74は第1凹部60での第1位置(図4参照)から
第2凹部61での第2位置(図5参照)に搬送される。
図4及び5に示されるように、移しクランプ74は、上
記第1及び第2位置で第1凹部60と第2凹部61を通
って下向きに支承プレート16に達する下方挟持エッジ
75を備えて構成される。
ド71での回転変位部材66の位置は実線で示され、ピ
ストンロッド71がその引き出し位置で回転変位部材6
6の位置は鎖線で示される。バー形状の移しクランプ7
4は2つの回転変位部材66の間に配設され、円弧切片
73に対応する円弧切片73aに沿った平行連結ロッド
67によって行われる既述の回転運動で、この移しクラ
ンプ74は第1凹部60での第1位置(図4参照)から
第2凹部61での第2位置(図5参照)に搬送される。
図4及び5に示されるように、移しクランプ74は、上
記第1及び第2位置で第1凹部60と第2凹部61を通
って下向きに支承プレート16に達する下方挟持エッジ
75を備えて構成される。
【0017】更に、固定クランプ76が2つの回転変位
部材66の間にピボット回転可能に収容される。当該固
定クランプ76は挟持エッジ78を有するバータイプの
クランプ77を備えて構成される。上記挟持エッジ78
は支持プレート16に向かう方向において上記第2凹部
61を通って伸びる。アングルレバー79を用いて、固
定クランプ76がピボットリンク80周りに回転変位部
材66上に取り付けられる。固定クランプ駆動装置82
は中間レバー81を介してアングルレバー79に作用す
る。この駆動装置はまた、空気作用で作動するピストン
シリンダ駆動装置である。それぞれのシリンダ83はピ
ボットリング84で回転変位部材66に連接され、その
ピストンロッド85は中間レバー81に作用する。ピス
トンロッド85がシリンダ81内に引き込むと、クラン
プ77は図4によれば第2凹部61に位置する。ピスト
ンロッド85の引き出し位置において、クランプ77は
図5によれば移しプレート50に対し上方に回転した位
置にある。固定クランプ駆動装置82を含む固定クラン
プ76は、回転変位部材66によって第2凹部61から
スリット51に向かう方向に、あるいはその逆に変位す
る。
部材66の間にピボット回転可能に収容される。当該固
定クランプ76は挟持エッジ78を有するバータイプの
クランプ77を備えて構成される。上記挟持エッジ78
は支持プレート16に向かう方向において上記第2凹部
61を通って伸びる。アングルレバー79を用いて、固
定クランプ76がピボットリンク80周りに回転変位部
材66上に取り付けられる。固定クランプ駆動装置82
は中間レバー81を介してアングルレバー79に作用す
る。この駆動装置はまた、空気作用で作動するピストン
シリンダ駆動装置である。それぞれのシリンダ83はピ
ボットリング84で回転変位部材66に連接され、その
ピストンロッド85は中間レバー81に作用する。ピス
トンロッド85がシリンダ81内に引き込むと、クラン
プ77は図4によれば第2凹部61に位置する。ピスト
ンロッド85の引き出し位置において、クランプ77は
図5によれば移しプレート50に対し上方に回転した位
置にある。固定クランプ駆動装置82を含む固定クラン
プ76は、回転変位部材66によって第2凹部61から
スリット51に向かう方向に、あるいはその逆に変位す
る。
【0018】準備ステーション44において、フラップ
たる第3の被加工物23、即ち、ポケットフラップは移
しプレート50のフラップ支持面56上に縫合前部片と
しておかれる。このために、フラップホルダ87を備え
て構成されるフラップ送り86はスタンド1に、好まし
くは支承プレート16の下側に取り付けられる。このフ
ラップホルダ87は支承プレート16の上方に配設さ
れ、支承プレート16の下側での摺動ベアリング89に
おける変位のためにU形状アーム88によって案内され
る。x方向のおいてフラップホルダ87と共にアーム8
8を変位するためのリニア駆動装置90もここに備えら
得る。フラップホルダ87は実質的にフラップクリップ
91を備えるシートからなり、これによってフラップホ
ルダ87に位置したフラップ23が送り動作中の所定位
置からの脱落を阻止される。
たる第3の被加工物23、即ち、ポケットフラップは移
しプレート50のフラップ支持面56上に縫合前部片と
しておかれる。このために、フラップホルダ87を備え
て構成されるフラップ送り86はスタンド1に、好まし
くは支承プレート16の下側に取り付けられる。このフ
ラップホルダ87は支承プレート16の上方に配設さ
れ、支承プレート16の下側での摺動ベアリング89に
おける変位のためにU形状アーム88によって案内され
る。x方向のおいてフラップホルダ87と共にアーム8
8を変位するためのリニア駆動装置90もここに備えら
得る。フラップホルダ87は実質的にフラップクリップ
91を備えるシートからなり、これによってフラップホ
ルダ87に位置したフラップ23が送り動作中の所定位
置からの脱落を阻止される。
【0019】フラップ23は第1被加工物21に縫い付
けられるべき個所の近くにラフエッジ92を有する。こ
の範囲でフラップ23はへり縫いされず、基本的に擦り
切れやすい。
けられるべき個所の近くにラフエッジ92を有する。こ
の範囲でフラップ23はへり縫いされず、基本的に擦り
切れやすい。
【0020】ミシン2の近くで、支承プレート16に対
して第1被加工物21を固定するための機構93が備え
られる。それは吸引機構であり、図2に示されるところ
によれば、吸引ボックス94が支承プレート16の下側
に備えられ、当該プレートの上側と支承プレート16で
の吸い上げ口95によって連結される。真空管96が吸
引源(図示せず)を収める吸引ボックス94に連結され
る。
して第1被加工物21を固定するための機構93が備え
られる。それは吸引機構であり、図2に示されるところ
によれば、吸引ボックス94が支承プレート16の下側
に備えられ、当該プレートの上側と支承プレート16で
の吸い上げ口95によって連結される。真空管96が吸
引源(図示せず)を収める吸引ボックス94に連結され
る。
【0021】詳述された駆動装置は、オペレータによっ
て入力される相応の命令に応じて当該駆動装置に必要な
コントロール命令を送るコントロールユニット99と連
結する。
て入力される相応の命令に応じて当該駆動装置に必要な
コントロール命令を送るコントロールユニット99と連
結する。
【0022】作動様式は次のようである。フラップ23
はオペレータによってフラップホルダ87に挿入され、
フラップクリップ91の下に固定される。フラップ23
はフラップホルダ87調節して係止される。そしてオペ
レータは第1被加工物21、例えばシャツパネルを支承
プレート16上において、当該支承プレートに備えられ
たマーク(図示せず)によって正確に調整する。更にオ
ペレータは第2被加工物22、即ち、ポケット半完成品
を折り畳み装置45内に挿入する。ここで当該第2被加
工物22は公知のように第1被加工物上で折り畳まれ位
置決めされる。この操作中、移しプレート50は準備ス
テーション44にない。
はオペレータによってフラップホルダ87に挿入され、
フラップクリップ91の下に固定される。フラップ23
はフラップホルダ87調節して係止される。そしてオペ
レータは第1被加工物21、例えばシャツパネルを支承
プレート16上において、当該支承プレートに備えられ
たマーク(図示せず)によって正確に調整する。更にオ
ペレータは第2被加工物22、即ち、ポケット半完成品
を折り畳み装置45内に挿入する。ここで当該第2被加
工物22は公知のように第1被加工物上で折り畳まれ位
置決めされる。この操作中、移しプレート50は準備ス
テーション44にない。
【0023】第2被加工物22と第1被加工物が相互に
位置決めされた後、移しプレート50は支承プレート1
6から持ち上げられた状態で準備ステーション44に動
かされ、支承プレート16に降下され、それによって2
つの被加工物21,22は互いに押される。フラップ2
3のフラップクランプ53の下への挿入に先立って、移
しクランプ74は図4に示された位置に、即ち、第1凹
部60内にある。回転変位駆動装置68のピストンロッ
ド71はシリンダ69から引き出される。固定クランプ
76は図5及び図8に示されたその上方位置にある。挟
持バー57はその上方位置(図8)にある。フラップ送
り86のリニア駆動装置90が作動して、それによって
フラップ23を備えたフラップホルダ87がポケットフ
ラップクランプ53とフラップ支持表面56の間に挿入
される。圧縮空気が挟持駆動装置55に入ると、その結
果として挟持バー57はフラップ23に押圧される。そ
してフラップクリップ91は解放され、リニア駆動装置
90が反対方向に作動して、その結果としてフラップホ
ルダ87は再び準備ステーション44から出る反対方向
に動かされる。フラップ23は挟持バー57によって保
持され、当該挟持バーとフラップ支持表面56の間に固
定される。この場合、移しクランプ74はフラップ23
の下に位置決めされ、即ち、フラップ23は移しクラン
プ74と重複し、第2凹部61内にまで延びる。ここに
は、そのラフエッジ92が位置する。
位置決めされた後、移しプレート50は支承プレート1
6から持ち上げられた状態で準備ステーション44に動
かされ、支承プレート16に降下され、それによって2
つの被加工物21,22は互いに押される。フラップ2
3のフラップクランプ53の下への挿入に先立って、移
しクランプ74は図4に示された位置に、即ち、第1凹
部60内にある。回転変位駆動装置68のピストンロッ
ド71はシリンダ69から引き出される。固定クランプ
76は図5及び図8に示されたその上方位置にある。挟
持バー57はその上方位置(図8)にある。フラップ送
り86のリニア駆動装置90が作動して、それによって
フラップ23を備えたフラップホルダ87がポケットフ
ラップクランプ53とフラップ支持表面56の間に挿入
される。圧縮空気が挟持駆動装置55に入ると、その結
果として挟持バー57はフラップ23に押圧される。そ
してフラップクリップ91は解放され、リニア駆動装置
90が反対方向に作動して、その結果としてフラップホ
ルダ87は再び準備ステーション44から出る反対方向
に動かされる。フラップ23は挟持バー57によって保
持され、当該挟持バーとフラップ支持表面56の間に固
定される。この場合、移しクランプ74はフラップ23
の下に位置決めされ、即ち、フラップ23は移しクラン
プ74と重複し、第2凹部61内にまで延びる。ここに
は、そのラフエッジ92が位置する。
【0024】電動機30と36の対応する作動によっ
て、3つの被加工物21,22,23を備えた移しプレ
ート50はミシン1の下に動かされ、ほぼU形状のシー
ム52が縫われ、それによって第2被加工物22、即
ち、ポケットが第1被加工物21に固定される。
て、3つの被加工物21,22,23を備えた移しプレ
ート50はミシン1の下に動かされ、ほぼU形状のシー
ム52が縫われ、それによって第2被加工物22、即
ち、ポケットが第1被加工物21に固定される。
【0025】シーム52が縫われ第1被加工物21,第
2被加工物22がミシン2の下で支承プレート16に動
かされた後に、被加工物21,22を固定するための機
構93が負圧によって作動し、被加工物ホルダ40が行
き詰まって、上記被加工物21,22が支承プレート1
6に固定される。駆動装置43と電動機36の相応する
作動によって、被加工物ホルダ40は、被加工物21,
22から離れて持ち上げられ、ポケット22の方へ、即
ち、マイナスのy方向に長さaだけ動かされ、そして被
加工物21,22上に再びおかれる。そうしてフラップ
23はポケット22に対して正しい位置にある。負圧は
切られ、機構93は元に戻る。
2被加工物22がミシン2の下で支承プレート16に動
かされた後に、被加工物21,22を固定するための機
構93が負圧によって作動し、被加工物ホルダ40が行
き詰まって、上記被加工物21,22が支承プレート1
6に固定される。駆動装置43と電動機36の相応する
作動によって、被加工物ホルダ40は、被加工物21,
22から離れて持ち上げられ、ポケット22の方へ、即
ち、マイナスのy方向に長さaだけ動かされ、そして被
加工物21,22上に再びおかれる。そうしてフラップ
23はポケット22に対して正しい位置にある。負圧は
切られ、機構93は元に戻る。
【0026】同時にか、それより前に、固定クランプ7
6が下方へ、図4に示された位置へ動くように固定クラ
ンプ駆動装置82が作動される。その挟持エッジ78が
フラップのラフエッジ92の近くで当該フラップ23を
第1被加工物21に押圧する。電動機30,36の相応
する作動によって、第1フラップシーム97が第2凹部
61に縫われる。そして固定クランプ76が上方へ、図
8に示されたその係合解除位置に動かされるように固定
クランプ駆動装置82が作動される。直後に、平行する
連結ロッド67が図4に示された位置から図5に示され
た位置へ動かされるように回転変位駆動装置68が作動
され、移しクランプ74が第1凹部60から第2凹部6
1へ、円弧切片73に対応する円弧切片73aにしたが
って動かされ、フラップ23を第1フラップシーム97
をおおって折り畳む。図5に示されるように、移しクラ
ンプ74の挟持エッジ75はフラップ23を第1フラッ
プシーム97の近くで第1被加工物21に押圧する。第
2フラップシーム98が縫われて、ラフエッジ92が第
1シーム97と当該第2シーム98の間に位置するよう
になる。結果として、ラフエッジ92が覆われる。この
プロセス中、固定クランプ76は図5に示されるように
係合解除されている。
6が下方へ、図4に示された位置へ動くように固定クラ
ンプ駆動装置82が作動される。その挟持エッジ78が
フラップのラフエッジ92の近くで当該フラップ23を
第1被加工物21に押圧する。電動機30,36の相応
する作動によって、第1フラップシーム97が第2凹部
61に縫われる。そして固定クランプ76が上方へ、図
8に示されたその係合解除位置に動かされるように固定
クランプ駆動装置82が作動される。直後に、平行する
連結ロッド67が図4に示された位置から図5に示され
た位置へ動かされるように回転変位駆動装置68が作動
され、移しクランプ74が第1凹部60から第2凹部6
1へ、円弧切片73に対応する円弧切片73aにしたが
って動かされ、フラップ23を第1フラップシーム97
をおおって折り畳む。図5に示されるように、移しクラ
ンプ74の挟持エッジ75はフラップ23を第1フラッ
プシーム97の近くで第1被加工物21に押圧する。第
2フラップシーム98が縫われて、ラフエッジ92が第
1シーム97と当該第2シーム98の間に位置するよう
になる。結果として、ラフエッジ92が覆われる。この
プロセス中、固定クランプ76は図5に示されるように
係合解除されている。
【0027】ラフエッジ92と第1フラップシーム97
の間の間隔が例えば5mmよりも大きいように装置が設
計されるならば、第2フラップシーム98は第3の被加
工物(フラップ)の2層を、そして第1被加工物(シャ
ツ前部)を突き通っている。
の間の間隔が例えば5mmよりも大きいように装置が設
計されるならば、第2フラップシーム98は第3の被加
工物(フラップ)の2層を、そして第1被加工物(シャ
ツ前部)を突き通っている。
【0028】フラップ23の取り扱いは、第2被加工物
222としてのポケットが縫い付けられることなしでも
可能である。例えば、ポケットフラップは時々、純粋な
装飾的理由から施されるものである。
222としてのポケットが縫い付けられることなしでも
可能である。例えば、ポケットフラップは時々、純粋な
装飾的理由から施されるものである。
【図1】部分的に内部を示す状態での本発明に係る自動
縫い装置の平面図である。
縫い装置の平面図である。
【図2】図1の線II-IIでの自動縫い装置を通る部分的
に断面の垂直図である。
に断面の垂直図である。
【図3】図1に比べて拡大したスケールでの自動縫い装
置の移しプレートの図である。
置の移しプレートの図である。
【図4】図2に比べて拡大したスケールでの図3の線IV
-IVでの移しプレートを通る横断面図である。
-IVでの移しプレートを通る横断面図である。
【図5】図4にしたがうが異なる作業位置での図であ
る。
る。
【図6】図4と図5の小さな組立部品の部分の図であ
る。
る。
【図7】図1の矢印VIIにしたがう供給の図である。
【図8】図示された縫い付けられるべきフラップの移し
プレートへの供給を示す図4に対応する断面図である。
プレートへの供給を示す図4に対応する断面図である。
2 ミシン
16 支承プレート
21 被加工物
23 フラップ
40 被加工物ホルダー
53 フラップクランプ
56 フラップ支持表面
61 第1凹部
74 移しクランプ
77 クランプ
97 第1フラップシーム
98 第2フラップシーム
─────────────────────────────────────────────────────
フロントページの続き
(58)調査した分野(Int.Cl.7,DB名)
D05B 1/00 - 97/12
Claims (10)
- 【請求項1】 ミシン(2)と、 被加工物(21)のための支承プレート(16)と、 被加工物(21)のための被加工物ホルダ(40)と、 当該被加工物ホルダ(40)のフラップ支持面(56)
にフラップ(23)を固定するための、被加工物ホルダ
(40)に連結したフラップクランプ(53)と、 フラップ(23)のエッジ(92)の近くに第1フラッ
プシームを縫い付けるための、被加工物ホルダ(40)
における第1凹部(61)と、 第1フラップシーム(97)の縫い中に上記ミシン
(2)に対し被加工物ホルダ(40)を案内するための
ユニットと、 第1フラップシーム(97)の縫い中に第1フラップシ
ームと上記エッジ(92)の間に上記フラップ(23)
を保持するため、上記凹部(61)に降ろされるべきク
ランプ(77)と、 第1フラップシーム(97)の縫い中に上記クランプ
(77)とフラップクランプ(53)の間で且つフラッ
プ(23)の下の第1位置にあり、第1フラップシーム
(97)の縫い後にフラップ(23)を有しながら第1
フラップシーム(97)を越えて動き、第2フラップシ
ーム(98)の縫い中にフラップ(23)を上記凹部
(61)に保持するため、フラップ(23)上の第2位
置に降下することが可能な移しクランプ(74)と、 第2フラップシーム(98)の縫い中に上記ミシン
(2)に対し被加工物ホルダ(40)を案内するための
ユニットとを備えて構成される、被加工物(21)にフ
ラップ(23)を縫い付けるための自動縫い装置。 - 【請求項2】 上記移しクランプ(74)の第2位置が
第1位置から見てフラップ(23)のエッジ(92)の
後方であって、第2フラップシーム(98)が移しクラ
ンプ(74)とフラップ(23)のエッジ(92)の間
で縫い付けられることを特徴とする請求項1に記載の自
動縫い装置。 - 【請求項3】 上記移しクランプ(74)が弧(73
a)に沿って第1位置から第2位置へ移動可能であるこ
とを特徴とする請求項1又は2に記載の自動縫い装置。 - 【請求項4】 上記第1位置で上記移しクランプ(7
4)が被加工物ホルダ(40)の別の凹部(60)に位
置することを特徴とする請求項1〜3のいずれか一項に
記載の自動縫い装置。 - 【請求項5】 上記移しクランプ(74)が、平行連結
ロッド(67)によって円弧切片(73,73a)に沿
って移動可能な回転変位部材(66)と連結しているこ
とを特徴とする請求項3に記載の自動縫い装置。 - 【請求項6】 上記回転変位部材(66)が駆動装置
(68)によって回転可能に変位可能であることを特徴
とする請求項5に記載の自動縫い装置。 - 【請求項7】 上記クランプ(77)が回転変位部材
(66)に回転可能に連接されていることを特徴とする
請求項5に記載の自動縫い装置。 - 【請求項8】 第1フラップシーム(97)の縫合前に
被加工物(21)にポケット(22)を縫い付けるため
のスリット(51)を上記被加工物ホルダ(40)が備
え、ポケット(22)が縫い付けられた後に当該ポケッ
ト(22)の方へ被加工物ホルダ(40)を変位するた
めの機構が備えられ、被加工物ホルダ(40)の変位中
に支承プレート(16)に被加工物(21)を固定する
ための機構が備えられることを特徴とする請求項1〜7
のいずれか一項に記載の自動縫い装置。 - 【請求項9】 支承プレート(16)に被加工物(2
1)を固定するための上記機構が支承プレート(16)
に形成された吸引機構であることを特徴とする請求項8
に記載の自動縫い装置。 - 【請求項10】 上記フラップ支持表面(56)とフラ
ップクランプ(53)の間に挿入されるべきフラップホ
ルダ(87)を有するフラップ送り(86)が備えられ
ることを特徴とする請求項1〜9のいずれか一項に記載
の自動縫い装置。
Applications Claiming Priority (2)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
DE19715340A DE19715340C2 (de) | 1997-04-12 | 1997-04-12 | Nähautomat zum Annähen einer Patte an einem Nähgutteil |
DE19715340:2 | 1997-04-12 |
Publications (2)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JPH10314473A JPH10314473A (ja) | 1998-12-02 |
JP3415766B2 true JP3415766B2 (ja) | 2003-06-09 |
Family
ID=7826351
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP09757498A Expired - Fee Related JP3415766B2 (ja) | 1997-04-12 | 1998-04-09 | 被加工物にフラップを縫い付けるための自動縫い装置 |
Country Status (4)
Country | Link |
---|---|
US (1) | US5924375A (ja) |
JP (1) | JP3415766B2 (ja) |
DE (1) | DE19715340C2 (ja) |
IT (1) | ITTO980299A1 (ja) |
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Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
DE19756350C1 (de) * | 1997-12-18 | 1999-02-11 | Pfaff Ag G M | Verfahren und Näheinheit zum Aufnähen einer Patte und einer Tasche auf ein Nähgutteil |
JP2001526918A (ja) * | 1997-12-18 | 2001-12-25 | ゲー エム パフ アクチエンゲゼルシャフト | 縫製物一部分にフラップとポケットを縫い付けるための方法および縫製ユニット |
WO2011138805A1 (en) * | 2010-05-06 | 2011-11-10 | Colzi S.R.L. | Method for the production of pockets for wallets and relative equipment. |
CN109594214B (zh) * | 2017-09-30 | 2021-04-23 | 杰克缝纫机股份有限公司 | 一种用于缝制带盖口袋的模板 |
CN114622352B (zh) * | 2022-03-17 | 2023-12-19 | 绍兴共明自动化设备有限公司 | 一种用于服饰制作的自动激光开袋机 |
WO2023206418A1 (en) * | 2022-04-29 | 2023-11-02 | Centre For Garment Production Limited | An adaptive fabric folding end-effector system |
Family Cites Families (9)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
US4337881A (en) * | 1979-03-01 | 1982-07-06 | Haggar Company | Apparatus for implanting pockets |
US4639964A (en) * | 1985-05-06 | 1987-02-03 | Usm Corporation | Automatic join and sew process for shoes |
DE3709251C2 (de) * | 1987-03-20 | 1995-08-31 | Duerkopp Adler Ag | Nähautomat |
DE3709264C2 (de) * | 1987-03-20 | 1995-11-16 | Duerkopp Adler Ag | Nähautomat |
DE3709210A1 (de) * | 1987-03-20 | 1988-09-29 | Kochs Adler Ag | Falteinrichtung fuer einen naehautomaten |
JP2844925B2 (ja) * | 1990-12-13 | 1999-01-13 | ブラザー工業株式会社 | ラベルセット可能な加工布折曲げ装置 |
DE4124164A1 (de) * | 1991-07-20 | 1993-01-21 | Duerkopp Adler Ag | Verfahren und naehautomat zum annaehen einer patte an einem naehgutteil |
US5584258A (en) * | 1994-12-23 | 1996-12-17 | Ideal Equipment Company, Ltd. | Semi-automatic pocket and pocket flap setter |
DE19705314C2 (de) * | 1997-02-13 | 1999-12-09 | Pfaff Ag G M | Verfahren und Nähautomat zum Annähen einer Patte mit roher Schlußkante und einer Tasche an ein Nähgutteil in einem Arbeitsgang |
-
1997
- 1997-04-12 DE DE19715340A patent/DE19715340C2/de not_active Expired - Fee Related
-
1998
- 1998-04-06 US US09/056,029 patent/US5924375A/en not_active Expired - Fee Related
- 1998-04-07 IT IT98TO000299A patent/ITTO980299A1/it unknown
- 1998-04-09 JP JP09757498A patent/JP3415766B2/ja not_active Expired - Fee Related
Also Published As
Publication number | Publication date |
---|---|
DE19715340C2 (de) | 1999-07-15 |
DE19715340A1 (de) | 1998-10-15 |
US5924375A (en) | 1999-07-20 |
JPH10314473A (ja) | 1998-12-02 |
ITTO980299A1 (it) | 1999-10-07 |
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Legal Events
Date | Code | Title | Description |
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LAPS | Cancellation because of no payment of annual fees |