JPS602075B2 - 加工片案内装置 - Google Patents

Description

【発明の詳細な説明】 本発明は、特に、ズボンの切断片をそれらの綾部が正確
に整列されるようにミシンで一緒に縫合するための加工
片案内装置に関するものである。

一緒に縫合されるべき切断片を縫合ステーションへ進め
るために、緑部案内定規を使用することは知られている
。この縁部案内定規は、横方向に配設され、その実質的
に垂直な案内表面に沿って切断片がそれらの縁部が正し
く整列されるように手または例えば圧縮空気によって案
内される。このような縁部案内定規には、その定規にほ
ぼ直角に接合し且つ案内される切断片の少なくとも縁部
領域を覆い且つそれら切断片を分離するプレートが設け
られる。このようにすることにより、各切断片がよりよ
く確実に案内され「各切断片が定規の垂直表面にのり上
るようなことが確実に防止される。定規とこのようなプ
レートとからなる自己案内緑部案内装置もまた最近考え
られ知られている。この自己案内縁部案内装置において
は、各切断片は、横方向に向いた移動部品例えばドイツ
国実用新案第７３３０５０５号による非駆動斜め調整案
内ローラによって案内表面に対して押圧され、操作者は
縫合するのに適当な方法で各切断片を縫合ステーション
に位置させるだけでよい。これにより、例えばズボンの
切断片の脚部分が自己案内に従って縫合されるようにな
るが、これはズボンの側部継目がウエストバンドおよび
ポケット領域にて縫合される時には可能でない。ここで
「とりわけｔプレートの下に配置されえないすでに固定
されたポケットの突出し部については難しい。しかしな
がら「脚部領域を縫合する時には自動案内のために前述
したプレートが再び必要とされる。ドイツ国実用新案第
７３１９３６２号もこは〜加工片を案内し分離するため
に空気圧力により回動し去られてプレートがウエストバ
ンドおよびポケット領域において側部継目を縫合する間
に不作動＆燈へ移動されうるようにし、一方、その後に
脚部領域を総合するためにプレートが再びその作動位置
へ戻るように回動させられるようなプレートを備えた加
工片案内装置が開示されている。従って、ズボンの切断
片のポケット部分の領域こおいてなんら問題なく手によ
って切断片を案内することができ、一方、脚部分は前述
の自己案内動作によって縫合されうる。それ故に、特に
効果的で且つ経済的な方法で脚部分の側部継目を縫合す
ることができるが、ウエストバンドおよびポケット領域
を縫合する時には不経済な取扱い期間がでてきてしまつ
。従って、本発明の目的は、ズボンの切断片の側部継目
の縫合を合理化しそのためになおも必要な取扱い期間を
短縮するようにすることである。

本発明によれば、上述した目的を達成するために、特許
請求の範囲に記載のような特殊な構成の加工片案内装置
が提供される。次に添付図面に基づいて本発明の実施例
について本発明を詳細に説明する。

加工片案内装置は「綾部案内定規および上方プレ−トー
、中央プレート２および下方プレート３からなっている
。

この実施例においては、縁部案内定規は第１列４および
第２列５からなっており、各列は等しいまたは同様の構
成の４つの案内ピンを備えている。第１列の案内ピン４
は、ミシン９の保持アングル６に固定され、例えばねじ
込まれている。第２列の案内ピン５は、後でより詳細に
説明するキャリッジ１０の上部に取り付けられている。
案内ピンの第１列および第２列４および５の２列は整列
している。キャリッジ‘川ま一点鎖線で示した総合ステ
ーション領域の位置とその縫合ステーションより所定の
距離だけ前で実線で示した位置との間で移動されうる。
案内ピンの２つの例４および５は、キャリッジ１０が縫
合ステーション領域にある時に等間隔に配列される８つ
のピンからなる綾部案内定規を構成する。ミシン９の総
合ステーションは送り装置７および針孔８によって示さ
れている。ミシン９は、よく知られた工業的設計の通常
の構成のミシンである。第２図に最もよく示されている
ように、キャリツジＩＱカバープレート１１を備えてい
る。このカバープレート１１の下には」前述した上方プ
レート１、中央プレート２および下方プレート３がある
間隔を置いて重ね合せて配列されている。カバープレー
トｉｌおよびプレート’から３は金属シートから切り出
されたものであるとよい。下方プレート３およびカバー
プレート１１は、ピン列５の４つの案内ピンによって一
緒にねじ止めされており、それによって作動部品を受入
れたりそれらの取付けおよび固定手段として作用しうる
２重フレームが構成されている。下方プレート３は縫合
テーブル上にて滑動しうる。カバープレート１１は通常
の滑動スリーブ材料で形成された猪勤スリーブ１２を担
持している。この滑敷スリーブ１２によりキャリッジー
川ま案内ロッド１３に沿って移動されうる。この実施例
では、案内ロッド１３はミシン９に対してほぼ直角をな
しており、その両端が通常のホルダ（図示していない）
を用いて縫合テーブルに固定されている。カバープレー
ト１１には、ローレット切りされた２つの設定ノブ１４
および１４０が配設されている。これらのノプ１４およ
び１４０は、布の厚さの変化に対してプレート１から３
の間の隙間を適合させるように上方プレートーと中央プ
レート２との間の相対距離を調節するためのものである
。この調節機構として既知の手段が使用される。設定ノ
ブ１４および１４０の各々は、カバープレート１１の下
のねじ穴（図示していない）へねじ込まれて、その調節
量に応じた量だけスプリング偏橋プレート１および２の
それぞれを下方へ押圧しうるものである。設定ノブの一
方１４またはｉ４０‘ま上方プレートーに接触し、他方
のノブがプレート１の開□（図には見えていない）を通
して中央プレート２に接触している。キャリッジ１０は
、係脱自在の布クランプ１５を担持している。

この実施例では、この布クランプ１５は圧縮空気シリン
ダであり、そのピストンロッド１６は、上方プレート１
の開ロ１００を通して中央プレート２にて下降されうる
。従って、プレートー，２および３の間に挿入された切
断部分をクランブしたり、またはそのクランプを解除す
ることによりそれらの切断部分を自由に通過させるよう
にすることができる。最初に、キャリッジ１０の最も右
側端の位贋（第１図にて実線で示された）は、通常の止
め部材（図示していない）によって定められている。

キャリッジ１０の右側端の位置からの縫合ステーション
の距離は、ズボンの切断片のウエストバンドおよびポケ
ット領域の延長部に対応していなければならない。そし
て、キヤリツジ１０‘まこの固定位置に残される。ここ
で操作者は、縫合するために適当な方法でその切断片を
縫合ステーションに位置させ、それらの切断片をプレー
ト１とプレート２またはプレート２とプレート３との間
に挿入する。案内ピンの列５は制限および接触縁として
作用し、従って、ズボンの切断片のウエストバンドおよ
びポケット領域は、縫合ステーションとキャリッジ１０
との間に配置され、縫合する準備ができる。そして「布
クランプ１５は通常の圧縮空気弁（図示していない）の
動作により作動される。ピストン１６は、上方プレート
亀の開ロー００を通して下降され、２つの挿入切断片を
クランプする。このプロセス中、スプリング偏椅された
中央プレート２は下方プレート３に対して押圧され、一
方、下方切断片がクランプされ、両方のプレートがプレ
ートー，２および３の間に固定される。ここで、ミシン
９がスイッチオンされ、送り装置７が通常の仕方で布を
進め始める。

キャリツジ１川ま、プレート１，２および３と共に移動
される。何故ならば、布クランプ１５が挿入された布と
キヤリッジ１０との間に作動結合を確立しているからで
ある。切断片は、ウエストバンドおよびポケット領域に
て一緒に総合される。このプロセス中、綾部案内定規お
よび縫合ステーション領域において作動する付加的な補
助手段により、縫合されるべき材料を案内するよう操作
者を補助するようにしてもよい。側部継目がウエストバ
ンドおよびポケット領域にて縫合された時、キャリツジ
１川まプレート１，２および３と共に縫合ステーション
領域において一点鎖線で示した最も左側端の位置にくる
。この取扱い時間は、縫合すべき脚部領域に対してその
部分をプレート間に挿入する必要がない点において、前
述した公知の装置による場合の取扱い時間より短い。実
際に、脚部分は布クランプ１５がクランプを解かれ布切
断片が解万される時、なんら中断することなく前述の自
己案内動作によって縫合されうる。縁部案内定規の方へ
向いた移動部品を形成するのにドイツ国実用新案第７３
３０５０５号に開示された斜めローラを利用する時には
、前述した実用新案の実施例において設けられたように
、縫合ステーション領域に取り付ける代りに、キャリッ
ジ１０自体にこれらの斜めローラを取り付けることもで
きる。

ウエストバンドおよびポケット領域における切断片を案
内するための補助手段として、案内ロッド１３は縫合材
料支持体と平行な平面において回動しうるように設計さ
れるとよい。

このような回動は、縫合ステーションに面した案内ロッ
ド１３の端部に配設された垂直軸のまわりに行なわれる
のが好ましい。このようにして回動されるキャリッジの
移動軌跡は切断片の緑パターンに適合したものであり、
従って、ウエストバンドおよびポケット領域が総合され
る時にある特定の自己案内動作がなされる。縫合ステー
ションの方へのキャリッジ１０の移動または総合送りと
同期した別個の駆動手段によって行なわれうる。

従って、切断片とキャリッジ１０との間の駆動要素とし
て作動するキャリッジ１０上の布クランプ１５はもはや
必要でなくなる。布クランプ１５は、切断片の取扱いを
難しくしたり障害となる突出し部分を保持するために例
えば上に曲げられたポケットバッグまたは他の突出部分
をクランプするのに有効に使用される。

本発明による加工片案内装置は、特にズボンを作製中に
取扱いを難しくする部分があるために複雑な縫合作業と
なる作業サイクルを合理化することができ、比較的に低
価格で大中に自動化された布案内を行なえるようにする
ことができる。

【図面の簡単な説明】

添付図面の第１図は本発明による加工片案内装置および
ミシンの縫合ステーションの頂面図、第２図はキャリッ
ジに配設これ切断片を案内し分離するためのプレートの
斜視図である。 １…・・・上方プレート、２・・・…中央プレ−ト、３
・・・・・・下方プレート、４・…・・案内ピンの第１
の列、５…・・・案内ピンの第２の列、６・・・・・・
保持アングル、７…・・・送り装置、８…・・・針孔、
９……ミシン、１０……キヤリツジ、１１……カバープ
レート、１２……滑動スリーブ、１３・”…案内ロッド
、１４，１４０……設定ノブ、１５……布クランプ、１
６……ピストン、１００……閉口。 ＦＩＧ．ｌＦＩＧ．２

Claims (1)

【特許請求の範囲】
1. １ 切断片持にズボン用切断片をミシン上で前記切断片
   の縁部から均等な距離のところで縫合わせるための、実
   質的に垂直に配置されている１個の縁部案内定規と、前
   記切断片を分離し且つ案内するための前記縁部案内定規
   に実質的に直角に結合されている複数個のプレートと、
   案内ロツドに沿って水平方向に移動可能な滑動部材とか
   らなる加工片案内装置において、プレート１，２，３を
   担持しているキヤリジ１０が前記プレート１，２，３の
   頂部に垂直に配置された布クランプ１５を備え、該布ク
   ランプ１５は前記プレート２，３と協働する空気シリン
   ダであって該空気シリンダのピストンロツド１６を上部
   プレート１の開口１００を通して中央プレート２に向け
   て下降させることができ、前記切断片の１つの片を前記
   プレート２，３の間に挿入して位置決めした後、前記ピ
   ストンロツド１６が下降させられて前記切断片が前記プ
   レート１，２，３の助けを得て布クランプ１５によって
   締着され、ミシン９の送り装置７が前記切断片を移動さ
   せるとその結果としてキヤリジ１０もまた縫合点に向か
   う方向へ移動させられ、縫合作動の完了後に前記布クラ
   ンプ１５が該布クランプの空気シリンダを解除すること
   によって開放され、その結果前記切断片は該切断片が締
   着位置において固着された後で取出可能となることを特
   徴とする加工片案内装置。